相手に「見下されている」と感じると、すぐ縁を切ってしまいます…!

「下にみられてるって感じたらすぐ絶縁してしまいます。」と題する男性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。

上から目線が嫌でならないというトピ主さん。「いくら好きな女性でも、相手が自分を下にみているって分かったらすぐ嫌いになってしまう」と人付き合いでの傾向を語り、自分はおかしいのか、それくらいで関わりを断とうとするのは自分の器が小さいだけなのか……と問いかけています。

目次

・“惚れた弱み”を握られたくないならば……
・自分の性格や「望む恋愛の形」を考えてみよう
・見下されないコツは、早めに「不快」を示すこと

相手に「見下されている」と感じると、すぐ縁を切ってしまいます…!

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“惚れた弱み”を握られたくないならば……

のちの投稿では、そう思うに至った今回の経緯もつづられています。トピ主さんには社内に“恋愛未満”の女性がおり、周囲に勘づかれそうになった際に、彼女から「今度その人たちに相談したら(関係を)切る!」「今度言ったら忠告無視したってことだから怒るよ」といったメールが来たそうです。さらに、同僚に対しても「なんなのあいつ!」などと罵っていたことを伝え聞いたのだとか。

こうしたことから、トピ主さんは「彼女は自分を軽んじてる、下に見ている」と感じ、「切られるくらいなら自ら去った方が傷が深くならずに済む」「もう関わりたくない」という心境になっているようです。

下に見ているかはさておき、確かに彼女の言動はちょっと横柄な印象を受けますね。
元々の性格が全く関係ないとは言いませんが、おそらくトピ主さんが自分を好きなことを自覚しているからこその言動なのでしょう。「多少横柄に振る舞ってもトピ主さんは怒らない、許してくれる」と感じているのかもしれません。

これは恋愛で起こりやすい力関係のせいだと思います。相手への想いが強い側にはどうしても“惚れた弱み”が生まれやすく、対等なはずなのに、表面的に少し上下関係を感じるような場面が出てきやすいのですね。

そのように適当にあしらわれたり振り回されたり、あるいは一方的に甘えられたりするのが嫌で、誰かを本気で好きになることや、“惚れた者負け”になる状況を絶対的に避ける人もいます。トピ主さんも今後は、「自分が相手を好きな気持ちと同じくらいか、それ以上に自分を好きになってくれる相手」との恋愛を選んでいけば、見下されるなどと感じる機会は確実に減ることでしょう。

自分の性格や「望む恋愛の形」を考えてみよう

しかしながら、そのような場合、恋愛ならではの高揚感が少ないのも事実。「相手の気持ちや態度がどうあれ、自分が相手のことを好きなんだ!」という状況のほうが、心に湧き立つ感情や振り向いてくれた喜びは大きいからです。
相手が自分の思いどおりにならないからこそ、より相手を好きになってしまう……ということも珍しくありません。

ということで、あとは選択次第。恋愛感情は完璧にコントロールできないものですが、その相手との関係を先に進めるかどうかは、自分の考えで選択が可能です。今後の恋愛で、トピ主さんは今回のように「多少傷つくリスクがあっても、胸が高鳴るような幸福感や喜びを感じられる関係」を望むのか。もしくは、「恋愛の高揚感は少なくとも、互いに平穏に思いやりあえる関係」や「相手が自分を強く想ってくれる、不安のない関係」を望むのか。

これは人としての向き不向きもあり、どちらが良い悪いとか、幸せ不幸せという話ではありません。世の中には、「好きな人がいること」が生きるエネルギーになるタイプもおり、そういった人は傷つくリスクがあっても、主体的な恋愛をしたほうが満足度も幸福度も高いでしょう。

逆に、そこまで恋愛体質ではないならば、あるいは早々に結婚を望むのであれば、一概には言えませんが、後者のような関係のほうがうまくいきやすい傾向はあるように思います。


見下されないコツは、早めに「不快」を示すこと

投稿では、恋愛以外の人間関係についても触れられています。「人に見下されないようにしたい」「怒り散らすような人と関わりたくない」と思うのであれば、面倒でも嫌われるのが怖くても、その都度「不快だ」ときちんと表明する癖をつけるのがおすすめです。

落ち着いて「そういうのは不快だから、やめてほしい」と言葉にできればベストですが、どうしても言えないときは、表情で不快さを伝える、黙り込む、その場から離れるなど、どうにかして「不快に感じていること」を相手に発信していきましょう。

嫌なことをされると、誰でも即絶縁しがち……とのことですが、自分から“捨てる”関係に執着がないのであれば、それは個々の自由です。器が小さいか大きいかもすべて主観的な意見ですので、気にすることはないでしょう。ただし、上記のように早めに意思表示をしていけば、絶縁にまで至らずに済むケースは増えると思います。

限界に至る前に意思表示をする癖を付けていくと、周囲との関係性にも変化が起きることが期待できます。「傍若無人な言動がエスカレートする前に止めてあげたほうが、自分にも相手のためにもいいはず」などと考えてみるのも一案です。
周囲に気持ちのいい人間関係が増えていくといいですね。応援しています。
(外山ゆひら)

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