◇食べる数は年齢分?数え年分?
節分に食べる豆は、数え年、つまり満年齢にプラス1した数を食べるのが一般的です。
昔の日本では、生まれた年を1歳として、誕生日に関係なく、新年を迎えるたびに全員が同時に年を取ると考えられていました。
また、節分は「季節を分ける」が原義で、冬が終わって春が始まる「立春」の前日にあたります。
江戸時代の頃は立春から1年が始まるとされていたため、節分の翌日から始まる新たな年の分も含めて、満年齢プラス1年の数え年分だけ豆を食べるのが一般的だったようです。
とはいえ、最近では数え年ではなく満年齢の分だけ食べる人も増えたため、厳密な正解はありません。
そのため、来年の無病息災を願って食べるのであれば、満年齢でも数え年でもどちらでも問題ないというのが結論でしょう。
◇節分の豆が年齢分食べられない場合は?
中には、年の数だけ豆を食べるのが難しいこともありますよね。
子どもの頃は喜んで食べていたものの、「年を重ねるにつれて年齢分の豆を食べるのがつらくなってきた……」なんて人もいるのではないでしょうか。
そんな時は「福茶」を飲むのがおすすめです。福茶とは、湯呑みに福豆を入れた状態で作るお茶のこと。