通常は伸ばさない線を長く書き、隣にあるへんやつくりを突き刺すような文字は「異常接筆」と呼ばれ、クセの強い性格を表します。
この文字を書く人はトラブルメーカーになりやすく、いわゆる「空気が読めない」行動をしやすいといえます。怖いもの知らずで、どこまでも自分の信念を貫くタイプ。そのため、思わぬところで強硬手段に出るなど、組織の輪を乱す可能性があるでしょう。
この筆跡は、ラグビー選手やプロレス選手など、敵に立ち向かう勇気と精神力のある人にも見られるものです。つまり、そのくらい強いメンタルを持っている人ともいえます。この筆跡を持つ人とは、適度な距離感で付き合うのが吉。どうしても深く関わる必要がある場合、こちらで指揮をとれる状態で仕事を任せるのが良いでしょう。
■筆跡をコミュニケーションに役立ててみよう
今回紹介した文字の特徴が自分自身に当てはまった場合は、筆跡を改善してみましょう。筆跡を変えることで、徐々に性格も変わっていきます。
以前、筆者が筆跡分析をした人で、周囲とのトラブルが増えて悩んでいた方がいました。トラブルの原因となっていた性格を表わす筆跡を改善したところ、徐々に考え方が変わり、人間関係の衝突がなくなったというケースもあります。