2017年4月28日 12:00
西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第五十二目。
欧米、南米の若者の奔放さに驚愕しながらも、おばさんは若者に負けじとレッツダンス!
ズンドコ、ズンドコしばらく踊っていて、私はこれまでに考えたこともなかったクラブでのルールに気がつきました。
それは知らない男の子と2秒以上目を合わせたらいけないということ。
大袈裟ではなく、2秒以上目を合わせるとこちらが誘っていると思われるのです。
そして、踊りながら寄ってきて、私の腰に手を回すと「ヘイ、ベイビー」的な言葉を耳元で囁くのです。
彼らは、私が無視すると「お前から誘ってきたんだろ!?」と不満そうに両手を広げます。
そんな中、無視しても拒否してもしつこく私の身体に手を回してくる男がいました。
いい加減キレるぞ、ゴラッ!と思った次の瞬間、私の手首をつかみ、しつこい男から引き離すように自分のもとへと私を抱き寄せたのはアンドレ!ではなく、先週もコラムに登場したオスカル!
ああ、胸キュンだよ!
「ありがとう、オスカル」
「いや、マユコと踊りたかったから」
ああ、これはまさしく恋の予感!
しかしこの時、すでに午前3時。
普段ならむしろ起きる時間に近い。
20代の彼らと違ってアラフォーの睡魔は嵐のようにすさまじく、おばさんは抗うことができませでした。