源氏に対して冷たい態度を取ってしまうのも、不安や寂しさ故のこと。
その証拠に、比較的自由に仕える主人を決めることの出来た当時、彼女の元には数多くの者が仕えていました。
本当に冷たい人だったのならそんなに多くの人が仕えることはなかったでしょう。
身分も性別も関係なく慕われていた葵の上。
その姿からは裏表のないおおらかさ、そして"品格"がうかがえます。
生きている間に彼女のそんな魅力に気がつけなかった源氏はまだまだお子様だったのでしょうね。
妻にしたいと思わせる!葵の上的"品格ある女"とは
そもそも葵の上は帝へ嫁入りさせる為に幼い頃より英才教育を受けていた姫君です。
そんな超お嬢様の葵の上が、つけ上がることなく多くの人々から慕われる品格を身に付けることが出来たのは、彼女が"思いやり"の心を持っていたからでしょう。
自分を慕う人々への感謝と、彼らを守る責任感が葵の上の"品格"なのです。この"品格"は今も昔も良妻の必須アイテムと言えます。
周りへの気配りと自身の役割への責任感を兼ね備えた女性なら安心して家庭を任せることが出来ますよね。
葵の上的"品格ある女"になる為に
では、品格とはどのようにしたら身につくものなのでしょうか?
葵の上のように超お嬢様である必要はありませんが、身につけたいからと言って突然身につけられるものでもありません。