2017年10月13日 11:04
西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第六十四回目。
大人のデートといえば、仕事終わりに食事というのが大抵のパターンであります。
しかし先日、私はこれまでにないパターンのデートをしました。
二人で行ったので、一応デートと書いてみましたが、甘い雰囲気などは一切なく、しいて言えば部活動に近かったように思います。なぜなら私たちが向かった先は住宅街にある古いバッティング・センターだったからです。
当日、バイクで迎えに来てくれたY君は、家から出てきた私を見て「西山さん、ウケますね。何で家にバットあるんですか?」と爆笑。
「いや、そこ笑うとこじゃないから」私の手には、小学4年生の時に母に買ってもらったミズノのバットが大切に握られていました。グリップには小学生の私の文字で『西山』と記されています。
そんな子ども用のバットを手にしているのに、アラフォーおばさんはヤンキースの帽子をかぶってやる気まんまん。今でも草野球をやっているというY君ももちろんバット持参だったのですが、二人してバットを持ってバイクに乗ってるってもう完全に暴走族ですよね。
この時点でデート指数がガタ落ちです。
「先にメシ行きましょう」とまずY君が連れて行ってくれたのは古いちゃんぽん屋。