誰からも好かれるのではなく、たった一人だけに深く愛されたい。
一生同じ相手と添い遂げる。私もそうであればとよく憧れます。
しかしあの有名なドイツの哲学者ニーチェは、『人間的な、あまりに人間的な』においてこのように記しています。
「自分を愛してくれるのはたった一人だけでいいというが、そのたった一人は多くの人の中にいる」と。
たった一人の恋人は、元々、どこにでもいる人の中の一人
確かに言われてみればその通りです。たった一人に愛されたいと思って恋人作りをしようとしたとしましょう。状況や場所はどこでもいいです。
職場でもいいし、街中でもいいです。何かしらのイベント会場でもいいでしょう。とにかくその中で恋人を作ろうとしたとします。すると出会うかもしれないたった一人の恋人は、その場所の多くの人の中の一人ということになります。
この状況のことを言っているのでしょう。とても当たり前なことですね。さらにニーチェはこう続けています。「みんなから好かれようとしない自分を誰が愛してくるのだろうか」とも。
多くの人に好かれるからたった一人に出会える
そのような多くの人が集まる場所で恋人を作ろうとします。