・・・実家のある町を歩いているのですが、空間がゆがんだみたいに、よく遊んだ公園や道路の感じが妙に違います。子供の頃に両親と暮らしていた祖父の家の前から町に向かって歩くと、見覚えのない商店街や学校があったり、町の大きさが変わったりと雰囲気も微妙に違っています。しかし、祖父の家と、その前を通る道や方角だけは子供の頃のままです。両親と離れて暮らし始めてから、度々こんな夢を見続けています。
ある女性の夢ですが、数年を経ても、このような夢を見続けているそうで、しかも夢を見るたびに町のイメージが変わっていくのだそうです。
町のイメージが夢を見るたびに変わるのは、夢を見た時の境遇や環境の変化、それから年齢を重ねていく状況に伴うものです。注意をしたいのは、そこに登場する家族や身内、友人や知人のイメージです。夢における彼らは、現在の人間関係を象徴し、彼らとの結びつきや対人環境の変化を反映します。
では町にまつわるいくつかのシンボルをご紹介します。
■見知らぬ町の夢
見知らぬ町に住んでいる夢は、現在の環境・境遇から生じる生活上の違和感や変化を象徴します。町のイメージに違和感があればあるほど、生活リズムの乱れ、生活サイクルの変化などを反映します。