あのコの恋愛事情ーネイルサロンのないしょ話 #いつまでも狩られたい願望 編
「もう若くないって思う時もあるのに、誘われると嬉しくなっちゃう自分に驚いちゃって。これきっと、70歳になっても80歳になっても狩りの獲物になることに喜びを感じちゃうんだと思うのよ。でもね、逃げるふりして、追いつかれない程度にハンターに追われるのって楽しくない?ハンターもだんだんヨレヨレになってきてさ、ヨレヨレのハンターに合わせて、よぼよぼ楽しみながら逃げようと思って。」
ちなみに、狩られたい願望はあれど、獲物として仕留められる気はさらさらないそうで「自分が獲物なんだ」と感じて逃げることに喜びを感じるらしい。いくら歳を重ねたからって、いくら結婚したからって獲物にすらならないのは寂しい。獲物じゃなくなった瞬間に、その辺に落ちている石や葉と同じ「物体」になってしまう感覚。「女性」として狩りの対象になり続けたいってことなのであろう。
「だからといって、女はね、いくつになっても簡単に仕留められたらダメよ。安売りはダメ。
自分で選んで”この人なら”て思う人に仕留められないと。好きな人が作った罠があったらね、まるで気付かないフリをしながら、うっかりした様子で自分から罠にはまるの。喜んで罠にはまるなんて絶対ダメよ?相手に”仕留めた!”て思わせないとダメ。