平安貴族から学ぶ!恋愛で苦しむあなたに贈る百人一首・4選
平安時代の貴族恋愛は、現代とはまったく違う様式。でも、意外と現代と通ずるものがあるのはご存知ですか?
実は、平安時代の和歌には現代の恋愛におけるヒントがたくさん隠されているんです。
そこで今回は、現代の恋愛に悩む女子たちにヒントをくれる1000年前の和歌をご紹介しましょう。
■1.筑波嶺のみねより落つるみなの川恋ぞつもりてふちとなりぬる (微かな想いでさえも積り積もって、今は貴女のことがとても愛おしく感じている)
この和歌を詠んだのは、宮中において様々な問題を起こしたため、若くして天皇を引退させられたと伝えられている陽成院です。
平安時代、貴族の間で恋愛結婚をするのは非常に珍しいことであり、陽成院も例にならって親に決められた相手との結婚をしました。
最初は好きでもなんでもなかった相手といるうちに、いつの間にか相手のことが愛おしく感じられるようになった、という和歌です。
同じ空間で同じ時間を共有していたり、度々目にする相手を意識し始めてしまうことってありますよね。陽成院もそんな気持ちになり、お嫁さんのことをいつしか愛するようになったのでしょう。
片思いをしている方も、大切な人がいる方も、同じ時間や空間を多く共有することから仲を深めていってはいかがでしょうか?
■2.なげきつつひとりぬる夜の 明くる間はいかに久しきものとかは知る (私が待つ間浮気してるあなたには、ひとりで寝る夜の長さも悲しさもわからないわ)