そのため、皮膚に栄養を届ける血流のはたらきが悪くなり、皮膚本来のターンオーバーが遅れてしまいます。皮膚細胞に対する赤血球の酸素供給も落ちるため、酸化した静脈血が皮膚の薄いところに透けてクマになったり、くすみとしても認識されがちです。
爪や髪の毛も皮膚の付属器官なので、同様にダメージが出やすくなります。
■2.内臓型冷え性
原因:自律神経失調・冷たい飲食・不規則な生活
内臓温が低下しているタイプで、自覚のない場合が多いです。特に女性は卵巣や子宮などの臓器をもつため、下腹部のうっ血を起こしやすく、男性よりも内臓が冷えやすいともいわれています。
内臓温の低下で基礎代謝が悪くなり痩せにくくなるのはもちろん、全身の血流低下によるターンオーバーの遅れやメラニン排出の滞り、シミやニキビ跡の色素沈着にも影響している可能性があります。
さらに、消化機能や肝機能の低下から、皮膚の再生やハリの維持に重要なコラーゲンやエラスチンも合成されにくくなります。■3.血管拡張型冷え性
原因・自律神経失調・エアコン依存・静電気
屋内外で起こる体感温度差によって自律神経の働きが乱れ、末梢血管の収縮がうまく機能しないタイプです。