また保険診療は治療を目的としているため、患者さんの審美的要求は全く満たしてくれません。
保険診療でも、金属のかぶせものではなく白い歯に仕上げることもできますが、使える部位と色が限られています。また耐久性に劣る素材が使われているため長持ちしなかったり、変色しやすく細菌が繁殖しやすかったりして、2次う蝕(かぶせ物の下や周囲にふたたびむし歯ができること)や歯周病にもなりやすい、という面も。
■3.自費(自由)診療とは?
一方、自費診療だと治療や材料に制限がないため、最新の最適な治療を受けることが可能です。治療や材料、薬剤などのあらゆるものが、日々研究され進化をとげています。そんな最新の治療を受けられるのが自費治療のメリットです。
また色の種類が豊富なため、より自分の歯に近い自然な被せ物を入れることが可能で、審美的にも非常に優れています。さらに、白い歯のかぶせものはセラミックという素材でできているため、変色することがないので、長い期間使用できます。
たしかに自費診療を受ける場合、患者さんの金銭的な負担は増えてしまいます。しかし、歯が人に与える印象は意外と大きいもの。質や耐久性、審美的観点などトータルに考えると、お金をかけるだけの価値があると言えるでしょう。