家庭内で感じた男女の不平等。どうやって対話すれば?
パートナー間の関係改善を目的としたカウンセリングを行う“カップルセラピスト”はお二人の関係をどう見るのでしょうか?
家族療法・短期療法(ブリーフセラピー)を専門とし、これまで病院や教育現場などにおいて家族間の様々な課題解決をサポートしているカップルセラピストの福田さんに話を聞きました。
カップルセラピストからの言葉
パートをしながら、家事育児をほぼワンオペでこなしてこられたのですね。
そしておそらく、夫さんに強くは言えず、不公平感を抱えながら日々頑張ってこられたのかなと思いました。
そうした頑張りや我慢により、カップルの関係や家族の生活が保たれてきた側面があるにせよ、傷つきやフラストレーションでしんどくなっていないかが心配です。対人関係においては、“I’m OK.You’re OK.”というアサーション、すなわち、自分と相手の双方を尊重した自己主張が望ましいとされています。
自分が感情的にすっきりできても、相手をただ傷つけるようなやり方ではよくありませんし、相手を立てていても、自分がひたすら苦しくなるようなやり方でもやはりよくありません。
ご自身が、家事育児で疲弊しきったり、不公平感を覚えたりしたときに、どのような自己主張になっているか。