「今までのナプキンと全く違う」「生活が変わった」過多月経専用ナプキンにチェックシートをつけ、婦人科受診を啓蒙する新プロジェクトに迫る
「生理は約40年つきあっていくもの。それにずっと悩み続けるのは、もったいないと思うんです」
昼でも夜用ナプキンを常用する、
100円玉より大きいレバー状の血の塊がでる……。
こうした通常より生理の経血量が多くなる“過多月経”の女性が、昔に比べて増加傾向にあります。
しかし、他の人と生理を比べることがないため、多くの女性は自分の経血量を「普通だ」と思い、適切な治療を受けずにいます。
エリエールの挑戦
この課題に対し、女性たちにとって身近な「生理用品」を通して早期の婦人科受診を啓蒙する大王製紙株式会社とランドリーボックスのプロジェクトを取材しました。
過多月経が増えているワケ
過多月経の要因には、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患や貧血、ホルモン異常があるとされ、子宮筋腫は30歳以上の女性の20〜30%にみられると言われています。(※1)
また昔と現代では「生涯の月経回数」が大きく異なるため、疾患のリスクが高まっています。
昔の女性は、初潮が遅く出産回数も多かったため、生涯の月経回数は50〜100回でした。
一方で現代女性は、初潮が早くなり、初産までの期間は長く出産回数も少ないため、月経回数は450回にまで増加。