「GReeeeN」の名曲「キセキ」誕生にまつわる秘話をベースに描く『キセキ ーあの日のソビトー』。その大ヒット御礼舞台挨拶が、2月12日(土)、MOVIX仙台にて行われ、プロデューサーを務めるジン役の松坂桃李と「グリーンボーイズ」のリーダー・ヒデ役の菅田将暉、同じく「グリーンボーイズ」ナビを演じる横浜流星、クニ役の成田凌、ソウ役の杉野遥亮と兼重淳監督が登壇した。本作は、“歯医者”と“歌手”という、2つの夢を追いかける本当にあったキセキの青春物語。異色すぎる2つの夢を全力で追いかける兄弟とその家族、そして仲間たちの青春ドラマを描きだすのは、松坂さん、菅田さんら、いま日本で最も注目を集める人気若手俳優たちだ。公開3週目(2月11日時点)にして、8.5億を突破する大ヒットとなっている本作。公開館数172スクリーンながらも興行収入10億円超えが確実視されている。今回、投票で劇場にキャストを呼ぶ「キセキを呼ぼうキャンペーン」で見事1位に輝いたMOVIX仙台にて、大ヒット御礼舞台挨拶を実施。満席の会場が「道」を合唱する中、客席を合間をぬってキャスト陣が登場すると、会場は割れんばかりの大きな歓声に包まれた。まずは、松坂さんが「本当に仙台の皆さん有難うございますッ。4万5,000票、凄まじいですね」と挨拶すると、鮮やかな真黄緑のスーツ姿の菅田さんは「今日はグリーンでなく、ずんだカラーです。“ずんだまさき”です」とユーモアたっぷり。「本日は最後まで楽しんでいきましょう!」(横浜さん)、「4万5,000強票を代表して、今日ここにいる運のいいみなさん、その票分楽しんでいきましょう」(成田さん)、「今日は寒い中足を運んでいただき、有難うございます!短い時間ですが楽しい時間を過ごしましょう」(杉野さん)とそれぞれ挨拶し、兼重監督も「仙台の皆さん呼んでいただき、有難うございます!」と感謝を示した。菅田さん、成田さんは仙台で気に入ったものを聞かれると、「ずんだシェイクがめちゃくちゃ美味しくて、芸名変えようと思った」とご満悦。監督は、映画の反響について「40年ぶりに幼馴染から家族で見ましたよと連絡がきました」と感慨深い様子だった。また、ご当地キャラの「ねこまさむね」くんから、さらなるヒット祈願の贈り物も。正座をしたキャスト陣に、触れると“キセキが起こる”といわれる愛刀が注入される展開に!最後はなぜか“喝”を受けた杉野さんだけ、斬られる効果音が発生し、「超痛かった~」と苦笑いの杉野さん。最後に、菅田さんは「ずっと『グリーンボーイズ』として『道』を歌いたいと思っていて、今日初めてみんなで歌えて、いい最後になったと思いました」と語り、松坂さんも「心から感謝しています。今日ここで一旦、舞台挨拶が終わりますが、皆さんの応援と愛情の支えで、ここ仙台で(舞台挨拶が)できたことを嬉しく思います」と、最後のチーム集結を締めくくった。『キセキ ーあの日のソビトー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キセキ -あの日のソビト- 2017年1月28日より全国東宝系にて公開(C) 2017「キセキ -あの日のソビト-」製作委員会
2017年02月13日東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは、3月17日(金)までの期間、学生限定のリーズナブルな「キャンパスデーパスポート」を販売中だ。この期間、「キャンパスデーパスポート」でパークを満喫する“春キャン”世代のゲストが、数多く来園しているそう。“春キャン”世代が東京ディズニーランドに来園する目的のひとつが、パーク内での写真映えするスポットでの撮影と、インスタグラムなどのSNSでのシェア。定番のシンデレラ城の前や、ギャグとユーモアがいっぱいの街トゥーンタウンでは、多くの“春キャン”学生たちがフォトジェニックな写真を撮影している姿を、連日のように見ることができる。最近では、“春キャン”期間限定で販売している「リトルグリーンまん×9」をシェアして食べるグループも多いそう。また、今年は友だちを誘って自分たちだけの思い出が作れちゃうスマートフォンの専用サイト「おさそい春キャン」が初登場していて、舞浜に着く前からパークの計画で盛り上がれるコンテンツも話題に。パークの穴場スポットで同じポーズを決めるグループや、洋服やカチューシャ、小物をおそろいでコーデするグループも。ちなみに今後のパークでは、3月1日(水)以降、おそろいでコーディネートできるカラフルな蝶ネクタイの販売がスタート。大好きなディズニーキャラクターたちの色がモチーフとなった蝶ネクタイとなっていて、何人かで身に付けて、春のパークを大満喫してみて!■蝶ネクタイ 各800 円販売店舗:・東京ディズニーランド タウンセンターファッション・東京ディズニーシー スチームボート・ミッキーズ発売日:2017年3月1日(水)※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2017年02月13日現在大ヒット公開中の映画『相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』の公開を記念して、2月13日(月)よる7時から「ぶっちゃけ寺&Qさま!!豪華2本立て3時間スペシャル」にて「Qさま!!」と「相棒」がコラボ!水谷豊と反町隆史が“見届け人”として本番組に緊急出演することが分かった。インテリ芸能人たちが教科書問題に挑み、その学力を競う人気番組「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」。「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」と3時間スペシャルで贈る今回は、「ジャーナリストが選んだこの100年で日本を変えた10人vs世界を変えた10人」をクイズテーマに、白熱の戦いを繰り広げる。この日、いつものように出場者が事前テストの成績をもとにらせん階段に並び、予選Aブロックの戦いがスタートし、クイズバトルが繰り広げられる中、突如スタジオに「相棒」×「Qさま!!」の完全コラボスぺシャルドラマが!そしてVTRが終わると、「相棒」の世界観さながらの、杉下右京と冠城亘に扮した水谷さんと反町さんが登場。2人がスタジオにやってくることを知らされていなかった解答者からは驚きと歓声が巻き起こる。今回番組のために撮影されたスペシャルドラマは、右京&亘からのクイズの出題やヒントを、お馴染みの「特命係」「花の里」「サイバーセキュリティー課」など実際の相棒のセットで特別に収録。ここでしか見られないスペシャルな映像となっている。水谷さんと反町さんは、予選A・Bブロック、そして決勝の3ラウンドでトップになる人を真剣予想。豪華ゲストが登場し勝者を予想するのは、これまではなかったこと。果たして、2人は誰を指名するのか?さらに特別ルールで、“杉下右京の下剋上チャンス”も。水谷さんが、劇中に登場する木製の名札を模したくじ引きで、上位3名のうち1人を指名。下位3名とクイズで対決し、負ければ彼らに上位の座を奪われてしまうというものだ。そのほか、反町さんが「冠城亘のチャンス問題」として、自身のプライベート写真からクイズを出題。正解者は3段アップの嬉しい特典をゲット。また番組では、反町さんが「地方ロケに行ったときに水谷さんに関して不思議に思ったこと」といった「相棒」にまつわるエピソードも続々披露。人気番組との夢のコラボをお楽しみに。「ぶっちゃけ寺&Qさま!!豪華2本立て3時間SP」は2月13日(月)19時~テレビ朝日にて放送。『相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断 2017年2月11日より丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017「相棒-劇場版IV-」パートナーズ
2017年02月13日生田斗真を主演に桐谷健太、ミムラ、田中美佐子、門脇麦ら豪華キャストを迎えた5年ぶりの最新作『彼らが本気で編むときは、』が、まもなく2月25日(土)より全国公開される荻上直子監督。荻上作品といえば、『かもめ食堂』ではフィンランドを舞台に小さな食堂を営む女性の物語を、『めがね』では海辺の民宿に泊まる人々との交流を描くなど、ミニマムで独特な世界観の中で描かれる人間ドラマが秀逸だ。そんな“荻上ワールド”ともいえる世界観は、女性を中心に多くのファンを魅了し続けている。今回は、この世界観にずっとひたっていたくなる“荻上ワールド”の3つの魅力に注目した。■桐谷健太も思わず“本気食い”!?魅惑のご飯たち例えば、『かもめ食堂』では出来立てホヤホヤのおにぎり、『めがね』では素朴で優しい和朝食と、“荻上ワールド”を語る上でまず欠かせないのが、劇中に登場するおいしそうなご飯の数々!目にもうれしいご飯は、もちろん最新作にも次々と登場する。物語は、優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコ(生田さん)と、彼女の心の美しさに惹かれ、全てを受け入れる恋人のマキオ(桐谷さん)、そして2人の前に現れた愛を知らない孤独な少女トモ(柿原りんか)という、桜の季節に出会った3人がそれぞれの幸せを見つけるまでを描いている。食事のシーンではほとんどが、母親が家出をし1人きりになった小学生のトモと、叔父のマキオ、その恋人リンコの3人一緒に食卓を囲む。何品も並ぶ晩ご飯を始め、リンコがトモに手作りしたキャラ弁、3人でお花見に行ったときの、色とりどりなおにぎりが並んだ豪華なお弁当など、おいしそうなご飯がずらり。そんな本作の料理を手掛けるのは荻上組にはお馴染みの人気フードスタイリスト・飯島奈美。“家族”が重要なキーワードのひとつである本作で、食卓を彩るリンコの美しい手料理は、孤独なトモの心を温め、家庭の団らんや安らぎを感じるひとときを与える重要なアイテムに。撮影現場では桐谷さんが、テスト段階から「めっちゃおいしい! これが僕の今日のお昼ご飯です」と思わず“本気食い”を見せた料理の数々は必見。■荻上監督の“ネコ好き”がここにも! オシャレすぎるこだわりのインテリアたちまた、こだわりのインテリアの数々も、まさに荻上作品ならでは。3人で共同生活を送ることになるリンコとマキオの部屋は、ブラウンと木目を基調とした大人のカップルの落ち着きが感じられる、シックでおしゃれな部屋に仕上げられている。なかでも、荻上監督の“ネコ好き”が高じて、部屋のいたるところにはネコグッズが隠されているとか!その数は1個や2個という程度のものではなく、あちこちに散りばめられており、『めがね』『レンタネコ』も手掛けた美術担当スタッフの強いこだわりが感じられる部屋に。オシャレな部屋のコーディネートとインテリアの数々は、思わずマネしたくなること間違いなし。■“荻上ワールド”全開の美しいロケーション『かもめ食堂』ではフィンランドのヘルシンキ、『めがね』でも鹿児島と沖縄の間に位置する与論島が舞台となっており、荻上作品といえば“美しい風景”をイメージする人も多いはず。本作でも、満開の桜の木の下でリンコ手作りのお弁当を広げながら3人でピクニックするシーンを始め、リンコの同僚・佑香(門脇さん)の白無垢の挙式シーンなど、思わず目を奪われるような美しい風景の中で人間ドラマが繰り広げられていく。そんな本作を観終えたあとには、「さすが荻上監督」と唯一無二の世界観に惚れること間違いなし。初心者も、荻上ファンも必見の“荻上ワールド”全開な本作を楽しみにしていて。『彼らが本気で編むときは、』は2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼らが本気で編むときは、 2017年2月25日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか(C) 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
2017年02月13日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて4月21日(金)、いよいよオープンすることになるパークの大人気キャラクター、ミニオンの新エリア「ミニオン・パーク」の全貌が判明するとともに、同エリアに誕生するハイブリッド5Kの映像が楽しめる新ライドアトラクション、「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」のイメージビジュアルも初公開となった。「ミニオン・パーク」にはミニオンたちがプロデュースしたショップやフードカート、ストリートショーなどが続々と登場する。エリア内は倉庫を改造したお菓子工場とミニオン御用達ブティックが建ち並ぶダウンタウンのEAST SIDE、ショッピング・ゾーンのWEST SIDEに分かれ、中央奥にグルー邸となる「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」で構成する。この「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」の映像は、直径20メートル超えの巨大ナノシーム・ドームスクリーンに投影され、世界最新鋭高性能レーザープロジェクションシステムを使ったハイブリッド5Kの映像はミニオンの素肌まで鮮明に見え、目に映る全ての世界が現実に起こっているような錯覚に陥るという。3D眼鏡を使わずに立体的な奥行を体感できる色鮮やかな映像は想像をはるかに超える臨場感で、圧倒的な空間に包まれるという。「ミニオン・パーク」の前では、ミニオンたちがオープンをお祝いするストリートショー「ミニオン・ハチャメチャ・タイム」が新たに登場する。また、WEST SIDEの「ミニオン・マーケットプレース」は8種類の施設が連なるショッピング・ゾーンで、ゲストはミニオンの世界を楽しみながら買い物を楽しめるという。そして、ミニオンの大好物のバナナを飛ばして遊ぶゲーム・プレース「バナナ・カバナ」や、クッキー・マシンで作る絶品サンドが楽しめる「デリシャス・ミー!ザ・クッキー・キッチン」のほか、ミニオンらしい愉快なアクシデントを写真に収めることが出来る「デリシャス・ミー!フォト・オポチュニティ」なども誕生。大人も子どももハチャメチャに楽しめる「ミニオン・パーク」に期待!画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパンDespicable Me, Minion Made and all related marks and characters are trademarks and copyrights of Universal Studios. Licensed by Universal Studios Licensing LLC. AllRights Reserved.(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2017年02月13日山本美月と「Hey! Say! JUMP」の伊野尾慧がW主演を務め、累計発行部数1,300万部を超える上田美和の人気コミックを実写化する映画『ピーチガール』。この度、“世界の歌姫”カーリー・レイ・ジェプセンが歌う本作の主題歌が挿入された予告編が到着。また、追加キャストとして本仮屋ユイカ、水上剣星、升毅、菊池桃子らが参加することも明らかになった。元水泳部の安達もも(山本美月)は、日焼けした色黒の肌や、塩素で色が抜けた赤い髪というギャル風な外見のせいで、周囲から「遊んでる」と誤解されてしまうが、中身は超ピュアな女子高生。ももには、とーじ(真剣佑)という中学時代からずっと片想いをしている相手がいた。ところが入学早々、学校一のモテ王子・カイリ(伊野尾慧)にとある勘違いから一方的にキスをされ学校中のうわさに。一方、もものクラスメイトの沙絵(永野芽郁)は、色白で男ウケ抜群。でもその本性は、ももの欲しがるものを何でも手に入れなくては気が済まない最強最悪の小悪魔!ももがとーじを好きと知るや、横取りすべく巧みな作戦で次々とももを罠にかける。そんなももの絶体絶命のピンチを救ってくれたのは、もものピュアな内面を好きになったカイリだった。全くタイプの違う2人の間で気持ちが激しく揺れ動くもも。果たしてももが最後に選ぶのは――?恋愛映画初主演の山本さんと、本作が映画初出演にして初主演となる伊野尾さんが初共演する本作は、見た目と本当の自分とのギャップに悩むヒロインが、自分の気持ちに素直になり、勇気を出して一歩踏み出していく、前向きでパワフルなストーリー。最後の最後まで先の読めない、波乱だらけの恋模様がノンストップで繰り広げられる。見た目は派手だけど中身は超ピュアな女子高生・ももを山本さん、学校一のモテ王子・カイリ役を伊野尾さんが演じるほか、とーじ役に真剣佑、さえ役に永野芽郁といま旬な俳優陣が集結している。今回解禁されたのは、先日発表されたカーリーの主題歌「コール・ミー・メイビー」と共に、ももがカイリととーじ2人の間で揺れる、乙女心をくすぐられるポイントで溢れている予告編。また、山本さんの顔面白塗り姿や、伊野尾さんのウィンクや可愛すぎる女装、そして永野さんの女優根性伝わる白目むき出しの演技など、コミカルなシーンも満載!さらに、スピーディーに展開されていく映像の最後には、山本さんと伊野尾さんの胸キュン必至のキス寸前シーンも収められている。なお公式Webサイトでは、本ビジュアルも解禁。また、映像解禁とともに、フレッシュな主要キャスト4人の脇を固める追加キャストとして本仮屋さん、水上さん、升さん、菊池さんらが参加することも発表。本作を支える豪華な顔ぶれが揃った。『ピーチガール』は5月20日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月13日第59回グラミー賞授賞式が12日(現地時間)、ロサンゼルスで開催され、ピアニストの内田光子が最優秀クラシック・ヴォーカル・アルバム(ソロ)賞を受賞した。対象作はドイツのソプラノ歌手、ドロテア・レシュマンの伴奏を務めたライブアルバム「シューマン:リーダークライス、女の愛と生涯/ベルク:初期の7つの歌」。内田さんは2011年に最優秀器楽ソリスト演奏賞を受賞していて、これが2度目のグラミー賞受賞となる。『レヴェナント:蘇りし者』で、アルヴァ・ノトと共に候補になっていた坂本龍一は惜しくも受賞を逃した。『ラスト・エンペラー』(デヴィッド・バーン、コン・スーと共作)に続く2度目の受賞はならなかった。『レヴェナント:蘇りし者』は昨年のアカデミー賞で作曲賞候補にもなっていた。このときも受賞は『ヘイトフル・エイト』のエンニオ・モリコーネに譲ったが、今回グラミー賞に輝いたのは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のジョン・ウィリアムズだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年02月13日神木隆之介をはじめ、佐々木蔵之介、高橋一生など、出演者とビジュアル写真が発表されるたびに、大きな注目を集めている『3月のライオン』。中でも異色の存在感を放っているのが、特殊メイクを施し、人気キャラの二海堂晴信を演じている染谷将太である。今年も人気漫画の実写化作品が目白押しの邦画界。漫画原作となると、常に原作ファンを中心に賛否の声が上がるのが常識だが、その中にあって『3月のライオン』は新たなニュースが報じられるたびに、ファンの期待を高めている稀有な作品と言える。「ハチミツとクローバー」でも知られる羽海野チカの大人気漫画を『るろうに剣心』の実写映画を大ヒットに導いた大友啓史監督の手で前後編の二部作で映画化する本作。高校生にしてプロ棋士として戦う桐山零が、周囲の人々との出会いや対局を通じ、成長していくさまを激しくも優しく描き出す。本作の実写化に対し、ポジティブな反応が多いことの大きな要因と言えるのがキャスティングの妙である。悩める若き主人公・桐山零役の神木隆之介、零の心を優しく解きほぐしていく川本家の3姉妹の長女・あかり役の倉科カナ、零が対戦するA級棋士・島田役の佐々木蔵之介らは、映画化が発表される前からネット上などでの「もし実写化するなら?」という人気投票でも上位(というか1位)にいた面々であり、「漫画そのまま」「ぴったり」といった声を集めている。そのほか、零の義理の姉・香子を有村架純、零の担任教師・林田を人気絶頂の高橋一生、ある因縁から零が打倒を誓う棋士・後藤を伊藤英明が演じるなど、意外性を持たせつつも「なるほど」「そうきたか!」と思わせる配役が、映画への期待と信頼に繋がっていると言える。そんな中、大きな話題を呼んでいるのが、零の“心友”を自称する人気キャラ・二海堂を染谷将太が特殊メイクを施して演じているということ。零に何かと干渉し、ウザがられつつも、同世代の棋士として零が心を許している数少ない存在であり、その熱さ(ウザさ?)が持ち味の人気キャラ。実は、難病と闘いながら将棋に向き合っており、そのためにややぽっちゃりとした体形だが、ビジュアルも含めこの二海堂を体現できる俳優は誰か?大友監督、プロデューサー陣はかなり、頭を悩ませたそう。撮影時の現場で取材した大友監督の言葉を借りるなら、「同じ漫画原作でも本作の登場人物たちは「『るろうに剣心』のように“キャラクター化”できない」。もちろん、『るろうに剣心』の人物造形が簡単だったわけではない!が、本作は零たちが暮らすのが東京の下町であることからもわかるように、あくまでも現代の日常の中に生きる人々として、かつ原作の造形を踏まえて成り立たせなくてはならないのだ。大友監督は「最初は、二海堂役をやる俳優さんには、本当に太ってもらわないと無理かなと思ったんです。でも、既に撮影開始の時期は差し迫っていましたからね、俳優にとっては太ったりする時間が既にない段階でのオファーだったんですよ(苦笑)」と当時の苦悩を明かす。ではどうすべきか?決断が迫る中で、特殊造形(メイク)の専門スタッフとの出会いを経て、普通の体型の俳優の顔(主に頬)と体を特殊メイクによって太らせることを決めた。特殊メイクで頬周りの肉をつけるということは、場合によっては表情を出しにくくなるというリスクもあった。「だから、目の表情の勝負だなと思ったんです。そう考えたとき、染谷くんは面白いなと。目も大きいですし。彼は一件、クールな芝居をする印象があるけど、『るろ剣』のときの志々雄(藤原竜也/目以外の部分は包帯が巻かれ、ほとんど顔の見えない状態で演技している)と同じで、こういう形でやることで、逆にのびのびと芝居ができるんじゃないか?と。彼のいままでの演技を見て、家でまじまじと彼の写真を見て『イケる!』と思いました」と染谷将太による二海堂の“勝算”を口にした。近年、数々の話題作に出演している染谷。情熱的で明るい役柄がないわけではないが(『海賊とよばれた男』)、“死んだ魚の目”と冗談交じりで評されるような、どこか闇や翳りを抱えた役柄の印象が強いのは事実。そんな彼が、本作では、その“目”の力で、イメージとは正反対の暑苦しさ(?)を体現している。ビジュアルを見ると、最初は驚きが勝るかもしれないが、動き、話す姿を見ると、しっかりと物語に溶け込んで、見事にウザ暑苦しくも憎めない二海堂がそこにおり、“特殊メイク”“染谷将太”という言葉が頭から消えていく。特殊造形はもちろん、衣装やメイク、そして風景の力をも借りて、登場人物たちになりきっている俳優陣たちの演技にぜひご期待あれ!『3月のライオン』【前編】は3月18日(土)より、【後編】は4月22日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月13日お笑いタレント「ピース」として活躍する中、自身初の長編小説「火花」で153回芥川賞を受賞し、小説家としても活動する又吉直樹。この度、又吉さん待望の小説第2作「劇場」が、3月7日(火)発売の文芸誌「新潮」4月号(新潮社)にて掲載&発表されることが明らかになった。芥川賞を受賞した「火花」は、単行本253万部、文庫30万部で累計283万部の大ベストセラーとなり、また昨年は動画配信サービス「Netflix」にて林遣都、波岡一喜、門脇麦、小林薫、染谷将太ら豪華キャストを迎えドラマ化。現在も配信中となっており、さらに2月26日(日)よりNHK総合でも放送されることが決定され、いまもなお各メディアを巻き込んでの社会現象となっている。そんな異例のヒットとなった「火花」に続き、今回掲載される第2作「劇場」は、なんと“恋愛小説”。原稿用紙300枚の長編で、初の恋愛小説に挑戦する。また本作の発表に先駆け、執筆中の又吉さんに密着取材したNHKスペシャル「又吉直樹第二作への苦闘」(仮)が放送されることも決定している。NHKスペシャル「又吉直樹第二作への苦闘」(仮)は2月26日(日)21時~NHK総合にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月13日“イヤミスの女王”湊かなえの「リバース」が、主演に人気俳優の藤原竜也を迎え、「夜行観覧車」「Nのために」などを手掛けた制作陣が再集結し、TBS4月期放送の金曜ドラマ枠にて映像化されることが決定した。深瀬和久(藤原竜也)は有名大学を卒業しながらも地味で、つまらない程普通の人生を送ってきた。物語は彼の恋人・美穂子(戸田恵梨香)のもとに「深瀬和久は人殺しだ」という告発文が届いたところから始まる。そのとき、深瀬は心の奥底にずっと封印していた親友・広沢由樹(小池徹平)の死と向き合うときが来たと直感するのだった。10年前の冬、大学のゼミ仲間、谷原康生(市原隼人)、浅見康介(玉森裕太)、村井隆明(三浦貴大)と、村井の妹・明日香(門脇麦)で行ったスノボ旅行中に不審な事故死を遂げた広沢。しかし、この事故には隠された大きな“秘密”があった。この秘密を共有した谷原、浅見、村井にも告発文が送られ、彼らにも次々と事件が襲いかかる。深瀬は大事な人を守るために、10年前の事件の真相と向き合うことを決意する。10年前の隠された罪と真相、脅迫犯の正体とは――!?原作は、今年デビュー10周年を迎え、数々の賞に輝いた人気ベストセラー作家・湊氏の同名小説。女性主人公の多い湊かなえ作品では新鮮な男性が主人公の物語だ。タイトルは英語で「逆」「反転」の意味を持ち、同時に rebirth=「再生」「復活」を表している。このドラマは、視聴者の目線を毎回「リバース」させ、事件や事故の真実を「反転」させるミステリーであり、また亡くなった親友・広沢を軸に登場人物たちが友情や絆を「再生」させていく上質な人間ドラマ。さらに、若者の目線だけでなく、あの日これは事故ではないと直感した刑事・小笠原の見る「偽り」と「真実」、息子の死を未だ受け入れられない母の「葛藤」と「赦し」という親目線の反転と再生も描いていく。主人公・深瀬和久を演じるのは、『カイジ』シリーズや『デスノート』、『僕だけがいない街』など圧巻の演技力と唯一無二の存在感でジャンル問わず多くの作品で活躍する藤原さん。これまでダークヒーローや個性的なキャラクターなど、力強くカッコいい役柄が多かった藤原さんだが、今回演じるのはつまらないほど普通で地味な冴えない男だ。初めての湊作品ということで、「とても楽しみにしています」と期待を語る藤原さん。「(雪山でのクランクインという)壮大なスケールで撮影初日を迎えるわけですから、しっかりとした世界観を皆さんに、金曜日にお届けします!」と意気込んだ。さらに、深瀬の恋人でヒロイン・美穂子役を戸田恵梨香。深瀬のゼミ仲間として浅見康介役に「Kis-My-Ft2」の玉森裕太、広沢由樹役に小池徹平、村井隆明役に三浦貴大、谷原康生役に市原隼人。村井の妹で谷原の妻・明日香役に門脇麦と豪華キャストが集結。そのほかYOU、志賀廣太郎、片平なぎさ、武田鉄矢と円熟な大人の顔ぶれが、物語にさらなる色を加えるべく勢揃いした。藤原さんとは、『デスノート』以来10年ぶりの共演となる戸田さんは、「藤原さんは頭が良くて切れる男のイメージが多い中、今回の少しなよっとして頼りなさげで、女性目線で見て可愛らしいと思う役が珍しいと思うので、実際に撮影するのがすごく楽しみ」と撮影が待ち遠しいと話し、湊作品原作のドラマの大ファンだと言う小池さんは、「脚本を読んで本当に面白いと思える作品で、次が気になって目が離せない作品になると思います」とコメント。市原さんは「どんな展開になっていくのか僕もわかりませんが、皆さんにとって抱きしめて放したくなくなるような時間をお届けできたら」と意気込みを語っている。なお、本作では原作の結末後の世界も描き、ドラマオリジナルのストーリーをお届け。原作を読んだ方もそうでない方も楽しめる作品となっているようだ。金曜ドラマ「リバース」は4月よりTBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月13日映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の完成披露試写会に、映画の中でチアダンス部「JETS」部員を演じた広瀬すず、中条あやみ、山崎紘菜、富田望生、福原遥、部を全米大会へと導く鬼コーチ役を演じた天海祐希が出席した。2009年に福井商業高校の「JETS」が全米チアダンス選手権を制した実話を映画化。サッカー部の好きな男子を応援したいという動機でチアダンを始めたヒロイン・ひかりをはじめ、個性派の部員たちが一丸となって全米制覇まで突き進むさまを描く。「JETS」の5人は満員の観客の大歓声を浴びてレッドカーペットを歩いて登壇!富田さんは自撮り棒を手に声援を送るファンとの撮影を楽しんでいたが、時折、広瀬さん、中条さん、山崎さん、福原さんも撮影に加わる。映画では、素人同然の1年生の頃から3年生までの3年感が描かれるが、広瀬さんは「1か月半ほどでギュッと撮影したので、目まぐるしかったです」と述懐。「その中にいろんな人の想い、切なさがあり、“楽しい”ということが、笑うだけの楽しいじゃない現場でした」と充実した表情を見せる。映画の元となった実話については「夢のような奇跡のお話だなと思いました。3年の努力、(実際の)初代JETSのみなさんが見ていた景色が見られるのか?同じ情熱でひかりとして生きられるのか?不安もありました」とも明かす。映画の中で、ひかりたちが“夢ノート”をつけていることにちなんで、この日、広瀬さんらは自らの夢を発表!福原さんは「楽しく仕事ができて、幸せな日々を過ごすこと」。富田さんは「痩せること!いや、嘘です(笑)」とおどけつつ「みんなとまだ踊りたいです!」と「JETS」への強い愛着を口にする。山崎さんは「主演を張れる女優になること。天海さん然り、すず然り、主演を張る女優さんは芝居の力だけでなく、作品を背負う人間力、器がある。そうなりたいです」と力強く語る。中条さんは「誰かの心に残る女優になりたい」。そして広瀬さんは「みんなのようにしっかりした夢はないけど、目標として自分の中にあるのは、ぶれないこと。意志は強いほうだけど、流されやすいところもあるし自分に甘いので(笑)。意志を持ってぶれずにいたいです」と語った。そんな5人について天海さんは「これからの芸能界を背負って立つ女優たち。みんな根性あるから。応援してます!」とエールを送った。『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は3月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~ 2017年3月24日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
2017年02月12日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの5番目のオフィシャルホテルである「ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」では、2月11日(土)~3月16日(木)の期間、“気の合うお友だちと過ごすお泊まりパーティ♪”をテーマに、豪華な館内装飾や豊富なスペシャルメニューなど、バレンタインの季節にぴったりの演出の数々を用意してゲストを出迎える。ちょっぴり贅沢なバレンタイン女子会が楽しめそうだ。館内の「N.Y.(ニューヨーク)ロビー」には、絶好のフォトスポットになりそうなゴージャスなバレンタインチェアが登場する。ピンクやレッドなどカラフルに変化する映像がクリスタルに照射されゴージャスに輝くチェアは、SNSなどで映えそうなフォトスポットに。ホテル3階のブッフェダイニング「アーカラ」では、お腹の空き具合に合わせてチョイスがOKな「選べる2price!ディナーブッフェ」を提供する。パーク帰りに軽い夕食を楽しみたい場合は、「プチブッフェ」(一名2,000円)がおすすめ。一方、贅沢気分お食事を楽しみたいゲストには、「グラン ブッフェ」(一名4,350円)。ライブキッチンで提供する国産牛のローストビーフやトリュフソースのオムレツ、シーフードソテーといったシェフのパフォーマンスメニューに加え、にぎり寿司やスイーツコーナーも食べ放題となっている。また、客室は6名まで一緒に宿泊可能な部屋をリーズナブルに用意。ちょっぴり飲み過ぎても安心で、時間を気にせずパーティー気分で楽しめる。冬も吹き飛ぶような一時を、「ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で、過ごしてみて。(C) & (R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2017年02月12日妻夫木聡ら豪華キャストが出演し、日本から唯一の長編実写作品として、第73回ベネチア国際映画祭「オリゾンティ・コンペティション部門」で正式上映された話題作『愚行録』。この度、本作に出演する中村倫也の登場シーンを収めた特別映像が到着した。エリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そして可愛い一人娘の田向一家。絵に描いたように幸せな家族を襲った一家惨殺事件は迷宮入りしたまま1年が過ぎた。週刊誌の記者である田中は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。ところが、関係者たちの証言から浮かび上がってきたのは、理想的と思われた夫婦の見た目からはかけ離れた実像、そして証言者たち自らの思いもよらない姿であった。その一方で、田中も問題を抱えている。妹の光子が育児放棄の疑いで逮捕されていたのだ――。本作は、貫井徳郎の第135回直木賞候補作「愚行録」の映画化。日常で交わす何気ない会話や人のウワサ話、人間関係における秘められた羨望、嫉妬、見栄、駆け引き…無意識に積み重ねられる愚行の数々には、観る者自身の生き方が問われ、極限まで人間性が試される。誰が真の被害者で誰が加害者なのか?SNSに翻弄され、本音が見えない現代社会に一石を投じる未だかつてない戦慄の群像ミステリー。主人公・週刊誌の記者である田中役を妻夫木さんが演じるほか、田中の妹・光子役を満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村さん、眞島秀和ら豪華キャストが集結している。中村さんが演じるのは、殺害された田向の妻(旧姓:夏原)友季恵(松本若菜)と同じ大学の同級生だった尾形孝之役。妻夫木さん扮する週刊誌記者の田中が取材する証言者の1人だ。そして今回到着したのは、そんな尾形の証言映像。田中が殺された夫婦の妻・夏原友季恵の大学時代の様子を聞こうと尋ねると、尾形は「女って基本、自分の話を聞いてもらいたがるじゃないですか」と切り出し、「でも夏原さんはちゃんとこっちの話を聞いてくれるんですよね。場の空気をちゃんと読んで必要以上に目立たないし」と夏原をベタ褒め。そして次には、夏原と大学同期であり、また尾形の元カノでもあった宮村淳子にも取材をしてきた田中に、自分のことを気にしていなかったかを確認。過去の女性はいまでも自分のことを気にしているんじゃないか、そんな淡い期待を膨らませる“男の愚かな一面”を覗かせるセリフだ。また聞いてもいないのに淳子から夏原へと心が移ったことを暴露し、さらなる愚行が露呈されている映像となっている。本作で中村さんは、20代前半の大学生役から30代半ばの少し疲れた社会人となった尾形を演じ分けており、大学生時代はまだ世間を知らないあどけなさを出しつつ、社会人の尾形はいろいろと経験をしてきたうえで、何かを諦めたような空気感を出す熱演ぶりにも注目してみて。『愚行録』は2月18日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月12日木村拓哉が演じる職人外科医・沖田一光と、彼を取り巻く医師・看護師たちが繰り広げる「愛しい人の命」「たったひとつの人生」を巡るヒューマンラブストーリー「A LIFE~愛しき人~」の第5話が2月12日(日)今夜放送となる。木村さんのほか、舞台となる「壇上記念病院」の院長の娘で過去に沖田と恋人関係だった壇上深冬に竹内結子、沖田の幼馴染みで親友ながら深冬と結婚するため沖田を海外に追い出した副院長の壇上壮大に浅野忠信、心臓血管外科医の井川颯太に松山ケンイチ、家庭の事情で医者の夢をあきらめた一流オペナース・柴田由紀に木村文乃、院内で沖田と対立する医師の羽村圭吾に及川光博、壮大の愛人で病院の顧問弁護士を務める榊原実梨に菜々緒、「壇上記念病院」の院長・壇上虎之助に柄本明といった豪華キャストが集結。虎之助の手術のため帰国した沖田は、かつての恋人・深冬が脳腫瘍であることを壮大から告げられ、その手術を懇願され「壇上記念病院」に残ることになった。「家族の手術はできない」と沖田に深冬の執刀を頼んだ壮大だったが、2人の仲が再び親密になっていくことに嫉妬を覚える。一方、医者に負けない知識を持つオペナースの由紀は“職人外科医”としての沖田の姿に惹かれていき、由紀に好意を持っていた井川もまた沖田に羨望と嫉妬を抱く。そんななかでも深冬の脳腫瘍は進行、しかし沖田もまた深冬に病状を告知できずにいた…というのがこれまでの物語。今夜放送の5話ではついに深冬が倒れることに。壮大は深冬が倒れても手術の方法が未だ見つけられないでいる沖田を責めるが、それでも沖田を頼るしかない状況に苛立つ。一方で関東医師会の事故調査委員に選ばれた羽村は調査対象に心臓外科の権威、山本の名前があることに驚く。山本は羽村と壮大の学生時代の恩師で羽村は山本の手術の腕に心酔していた。そんなとき、山本の患者が壇上記念病院を受診、羽村に気を遣って井川は沖田に担当を頼む…というストーリーが展開する。今回、心臓外科の権威・山本輝彦役で武田鉄矢がゲスト出演。TBSのドラマに出演するのは「天皇の料理番」以来となる武田さんだが、壮大役の浅野さんとは「3年B組金八先生」パート3で共演経験があるそうで、再びの“師弟共演”にも注目だ。「A LIFE~愛しき人~」第5話は2月12日(日)21時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年02月12日劇場版最新作『相棒 -劇場版IV-』の公開を記念して2週にわたって『相棒』劇場版を放送する企画の第2弾として、2月12日(日)今夜は「日曜洋画劇場」枠で『相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』が放送される。「相棒」シリーズ初の劇場版となった本作。2008年5月1日に公開されると大ヒット、翌月には公開時と同規模の約300スクリーンでのロングランも決定。大きな話題をさらった。東京郊外の巨大なテレビ塔で、「f6」という暗号めいた記号とともに元ニュースキャスター・仲島の遺体が発見される。一方、警視庁特命係の右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は小包爆弾のターゲットとなった衆議院議員・雛子(木村佳乃)の警備を命じられる。予告どおり雛子は爆発物で襲われるがなんとか難を逃れ海外視察へと出発。しかし襲撃現場には「d4」という記号が残されていた。右京と薫は会員制のSNSで「処刑リスト」という掲示板を発見、仲島と雛子の事件が予告されていたことを知る。掲示板には2週間前に事故死した判事の名前も残されており、その現場には「e4」という記号が。右京は暗号がチェスの手を示す棋譜記号であると確信し、一連の事件には関連があると推理する。捜査一課がなかなか犯人に近づけないなかで、右京は独自に捜査を始め「処刑リスト」を管理者から乗っ取ったという謎の人物と真剣勝負へ。ついに「チェックメイト」に持ち込むがゲーム終了と同時に驚愕の事実が発覚する…という物語。主人公の杉下右京を水谷豊が、そしてその相棒である亀山薫を寺脇康文が演じるほか、鈴木砂羽、川原和久、六角精児、岸部一徳、西村雅彦、原田龍二、松下由樹、津川雅彦、本仮屋ユイカ、柏原崇、有森裕子、岸谷五朗、平幹二朗、西田敏行と錚々たるキャストが集結。『探偵ミタライの事件簿星籠の海』などの和泉聖治監督がメガホンを取ってよりスケールアップした“相棒”ワールドが展開される。なお劇場版最新作『相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』は現在全国公開中。7年前に英国日本領事館で起こった集団毒殺事件と少女誘拐、日本国内に秘密裡に持ち込まれた化学物質、そして東京のど真ん中で行われる世界的なスポーツ大会の凱旋パレード。それらの点と点を、杉下右京が持ち前の推理と洞察力によって線で結んだとき、『相棒』史上最も衝撃的で悲痛なクライマックスがおとずれる――。反町隆史、仲間由紀恵、石坂浩二、そして“元相棒”の及川光博、“元鑑識”六角さんといったシリーズの人気キャラクター総集結で特命係と国際犯罪組織の戦いを圧倒的な映像で描く。日曜洋画劇場『相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』は2月12日(日)21時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2017年02月12日上田晋也、藤木直人、森泉の3人が旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る「おしゃれイズム」の2月12日(日)放送回に、映画『きょうのキラ君』で主演を務める俳優の中川大志がゲストとして登場する。現在18歳で高校3年生の中川さんは小学生の頃にスカウトされ芸能界入り、2011年には連続テレビ小説「おひさま」で田中圭扮する須藤春樹の幼少時代を演じたほか、大きな話題となったドラマ「家政婦のミタ」、さらに大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」に出演。ティーン向けファッション誌「ニコラ」でメンズモデルとしてもデビュー、一気に活躍の場を広げた。翌年の2012年には大河ドラマ「平清盛」で源頼朝の少年時代を演じたほか、その後も「水球ヤンキース」「地獄先生ぬ~べ~」といった話題作にコンスタントに出演、2015年に入るとMBS系「監獄学園-プリズンスクール-」とフジテレビ系「南くんの恋人~my little lover」、映画『青鬼 ver2.0』『通学シリーズ通学途中』と立て続けに主演作が放送、公開され一躍注目される。昨年も大河ドラマ「真田丸」の豊臣秀頼役をはじめ、『全員、片想い』などで活躍、次世代若手俳優のエースと目される存在に成長した。今回はそんな中川さんのプライベートを大公開。自宅のコレクションを紹介するほか、激辛ラーメンが大好きだという中川さんの激辛に涙する姿(?)。通販好きだという一面や独特のこだわりなどが明かされる。また3作もの大河ドラマに出演経験のある中川さんが大河の裏話も披露してくれる。今回のゲスト、中川さんの映画主演最新作となる『きょうのキラ君』は2月25日(土)より全国にて公開。「近キョリ恋愛」のみきもと凜が描く大ヒット少女コミックを原作に、中川さんとモデル・女優と多方面で活躍する飯豊まりえのW主演で映画化した本作。誰もが憧れるクラスの人気者“キラ”(中川大志)に恋をした“ニノ”(飯豊まりえ)。他人と関わることが苦手なニノだったが、キラの秘密を知ったことから2人は急接近!初めての気持ちにとまどいながら、ある重大な“秘密”を抱えたキラを笑顔にしようと奮闘するニノの初めての恋の行方は―?同級生の矢部、キラの幼馴染の澪も加わって、かけがえのない“365日”がはじまった。キラ君、あなたとずっと一緒にいたい――という“キュン泣き”ラブストーリーになっている。キャストには“キラ”こと吉良ゆいじ役に中川さん、他人と関わることが苦手な“ニノ”こと岡村ニノン役に飯豊さん、そして葉山奨之、平祐奈らが出演。監督は『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』『海月姫』『L・DK』などを手掛けてきた川村泰祐がメガホンを取る。4月15日(土)からは平祐奈とのW主演による『ReLIFE リライフ』も公開も控える中川さん。今年大ブレイク確実なフレッシュイケメンの魅力がほとばしる「おしゃれイズム」は2月12日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年02月12日2016年カンヌ国際映画祭を席巻し、韓国では成人映画(R19指定)のオープニング記録を更新するなど大ヒットとなったパク・チャヌク監督の最新作『お嬢さん』。パク監督といえば、約3年8か月ぶりの来日で日本を代表する女優・真木よう子とも対面を果たしていたが、“復讐”や“狂気”、“残酷なバイオレンス”“究極のエロス”などで知られる、世界中の映画人が嫉妬する異才にして鬼才。その魅力を、徹底解剖してみた。本作『お嬢さん』は、「このミステリーがすごい!」第1位のサラ・ウォーターズによる長編小説「荊の城」を原作に、舞台を1939年の日本統治下の朝鮮半島に移して映画化。複数の登場人物の視点で描かれる騙し合いと過激なエロスが、息を飲むような美しい映像で綴られ、韓国のみならずフランスやアメリカなどでも大ヒット。外国映画として全米で映画賞を次々と受賞している。アジアの枠をも軽々と飛び越える映画監督パク・チャヌク。その魅力とは何だろうか?■いま、アジアで最も評価される映画監督2000年に製作されたイ・ビョンホン&ソン・ガンホ共演『JSA』が国内の賞を総なめにし、当時のソウルでの動員記録を塗り替え、国内全域では583万人を突破、社会現象を巻き起こした。その年の第51回ベルリン国際映画祭コンペティション部門にも出品され、パク・チャヌクの名を一躍世界に知らしめた。日本の漫画を映画化した『オールド・ボーイ』(’03)が第57回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、審査員特別グランプリを受賞。授賞式の際、審査委員長のクエンティン・タランティーノから「できればパルム・ドール(最高賞)を授与したかった」と激賞されたほど。6年後に発表されたヴァンパイア映画『渇き』(’09)でも、第62回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞し、カンヌ常連の地位を確立。さらにはミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマンらを迎えた『イノセント・ガーデン』(’13)で、ハリウッドへの進出を果たし、現在もアジア映画界のトップを走り続けている。■同じテーマで三部作をつくるのがお好き!?パク監督の“復讐三部作”として知られるのが、『復讐者に憐れみを』(’02)、『オールド・ボーイ』、『親切なクムジャさん』(’05)だ。徹底的なまでに“復讐”をテーマに製作を続け、“復讐三部作のパク・チャヌク”として国内外から高い評価を受けている。続けて『サイボーグでも大丈夫』(’06)、『渇き』、『イノセント・ガーデン』と“人間ではない存在の何か三部作”を製作し、ついつい(?)3本くくりでエキセントリックな映画を撮りがちな監督で知られている。■「虐殺器官」の実写化監督に決定!デビューからわずか2年で早逝した伊藤計劃の処女作「虐殺器官」は“ゼロ年代最高のフィクション”と称えられ、発売から10年近く経つ現在も、多くのSFファンから人気の高い1作。日本では満を持してのアニメ映画が現在公開中だ。かねてより実写化を切望されていた本作は、パク監督の起用が決まった情報が解禁されるや、「日本映画にはできない過激な表現に期待が高まる」「パク監督の『虐殺器官』、いまこそプロジェクトに止まらず突撃してほしい、本当に頼む、本当に頼みます」とSNS上でファンから歓喜の声が!世界中を魅了してきたその映像表現を、多くのファンが待ち望んでいる。■正直カメラなんて関係ないね!全編iPhoneで映画を制作2001年に公開された『ナイト・フィッシング/Night Fishing』(英題)は制作費わずか約1,105万円で撮影されたが、驚くべきはその撮影方法。なんと全編、iPhone4で撮影されたのだ。当時の取材で監督は「制限はいっぱいあったけど、映画の新しいスタイルへのアプローチになったと思うよ」とこの試みについて語っており、次世代の監督たちに良い影響を与えられればと、今後も同様の製作を続けるつもりだという。■伊の高級スーツブランドとコラボし、ローマ国際映画祭に挑戦!2014年に世界的に有名なイタリアのスーツブランド「エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)」とコラボし、『A Rose Reborn』という題名のショートフィルムを製作した。香港のスター俳優ダニエル・ウーと、リメイク版『ベン・ハー』に抜擢された英国人俳優ジャック・ヒューストンが出演し、脚本をパク監督と日本人女優の藤谷文子が務めた本作は、上海国際ファッションウィークのクロージングイベントを始め、釜山国際映画祭とローマ国際映画祭でも上映された。■“復讐”にはまずハサミ!?見ているだけで痛いパク・チャヌク映画パク監督の代表作『オールド・ボーイ』といえば、チェ・ミンシクが金づちを構えるビジュアルが印象的だが、実は監督の作品の中で“ハサミ”が登場するシーンがやたらと多い。“復讐三部作”に続き、『渇き』『イノセント・ガーデン』でもハサミを使った演出が多く登場し、監督作品の中でもキーアイテムとなっている!『お嬢さん』では、果たしてどんなものが登場するのか…。■興味ないから大ヒットホラー映画のリメイク権も蹴っちゃう!アメリカのスプラッター映画の金字塔『死霊のはらわた』が、2013年にリメイクされた。メガホンをとったのは、『ドント・ブリーズ』をスマッシュヒットさせたフェデ・アルバレス監督だ。実は同作は当初、パク・チャヌクにオファーが来ていたという。前作の監督で、リメイク版ではプロデューサーを務めたサム・ライミによると、確かにパク・チャヌクにオファーをかけたとのことだが、当時監督は多忙を極めており、また“作品に気持ちが向かなかった”とか…。やたらとハサミを使いたがるが、電動チェーンソーには興味が湧かなかったのかもしれない!?『お嬢さん』は3月3日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:お嬢さん 2017年3月3日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVED
2017年02月12日miwaと坂口健太郎が2月12日(日)、映画『君と100回目の恋』のヒット御礼舞台挨拶に臨んだ。本作で2人は互いを想い合う幼なじみを演じており、坂口さん演じる陸は、時間を遡ることができる不思議なレコードを使って、miwaさん演じる葵海のある運命を変えようと奮闘する。劇中、身長差のある2人が脚立を使ってキスするシーンは“キャタチュー”という言葉でキャスト陣もプロモーション時からプッシュしてきたが、この日、映画を観終えた観客からも「キャタチューがよかった」という感想が聞かれ、miwaさんも坂口さんも嬉しそう。またmiwaさんが歌う歌とその歌詞が、物語とマッチしているという感想にmiwaさんは満面の笑みを浮かべ、坂口さんも「2人の物語のような歌詞になっていて僕も大好きです」とうなずいた。また、別の観客からの「2人が一緒に歌うシーンはドッと来ました。これから、この歌を聴くたびに思い出すことになると思う」という言葉にmiwaさんは「これからもツアーで歌い続けていくので、映画を思い出していただけると嬉しいです」と語り、坂口さんは「ライヴで歌ったら、映画を観た人は『ウワー』ってなるでしょうね。僕もライヴ行きます!!」とノリノリで語っていた。また坂口さん自身は、お気に入りのシーンやセリフについて「陸は葵海や友達に壁を持っていたんですけど、バンドのみんなとケンカして、その後、戻って陸が頭を下げると直哉(竜星涼)から『やっと観れた。お前のカッコ悪いところ』と言われるシーン。お芝居なのに言われてグッときました」と明かした。この日は、タイトルの「100回」にちなんで、スタッフからmiwaさんには大好物のおにぎり100個、坂口さんには同じく大好物のゆで卵100個がプレゼントされた。miwaさんは「100個握ってくれたんだ!!愛を感じます!給食みたい(笑)」と感激。坂口さんも「1日3個食べても3か月かかりますね…。『君100』を思い出しながら食べて、糧にしたいです!」と笑顔で語っていた。『君と100回目の恋』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:君と100回目の恋 2017年2月4日より全国にて公開(C) 2017「君と100回目の恋」製作委員会
2017年02月12日俳優としての人気はもちろんのこと、最近ではバラエティ番組での体を張ったパフォーマンスが話題となり、活動の幅とファン層を広げている俳優・斎藤工。この度、彼の新たな魅力が詰まった2作品が3月2日(木)より開催される「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」にて最速上映されることが決定。斎藤さん自身も本映画祭で舞台挨拶に登壇するという。『高台家の人々』『シン・ゴジラ』『映画妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』など幅広い役柄で活躍する斎藤さんの、次なる活躍の場として注目されているのが映画監督。かねてより映画好きとしても知られる斎藤さんだが、今回、『blank13』で満を持して「齊藤工」名義で長編映画監督デビュー。本作は、13年間失踪していた余命わずかな父親をめぐる実話を基にした家族の物語で、高橋一生を主演迎え、リリー・フランキー、松岡茉優など豪華キャストが出演することでも話題だ。さらに彼の飛躍はとどまるところを知らず、新進気鋭のアニメーション作家・秦俊子が手掛けた人形アニメーション『パカリアン』では、声優にも挑戦。物語は、地球に不時着したロメロスが、人間の脅威に怯えながらも戦って難を逃れようとする姿を、キュートな人形で描いた独特なトーンのアニメーション。 斎藤さんが演じるのは、アルパカにそっくりな容姿をした宇宙人調査員・ロメロス役。まさかの役柄に、どんな演技を披露しているのが気になるところだ。この2作品は、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」で最速上映が決定しており、斎藤さんも映画祭での舞台挨拶が予定されている。斎藤さんはこれまでも“ゆうばり映画祭”に参加したことがあり、思い入れも相当なもの。斎藤さんを堪能するのにぴったりな本映画祭で、どこよりも早く、斎藤さんゆかりの注目作品をチェックしてみて。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」は3月2日(木)~6日(月)の期間で開催。(cinemacafe.net)
2017年02月12日『アリス・イン・ワンダーランド』『チャーリーとチョコレート工場』などで常に世界中を魅了するティム・バートン監督が贈る、現在公開中の最新作『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』。この度、主人公ジェイクを演じるエイサ・バターフィールドが、“恋愛”について語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。フロリダで生まれ育ったジェイクは、周囲になじめない孤独な少年。そんな彼の唯一の理解者である祖父が謎めいた死を遂げた。祖父の遺言に従って小さな島を訪れたジェイクは、森の奥で古めかしい屋敷を発見。そこには、美しくも厳格なミス・ペレグリンと空中浮遊能力を持った少女や、いたずら好きな透明人間の男の子、常に一緒に行動する無口な双子、後頭部に鋭い歯を持つキュートな女の子など、まさに“キミョかわいい”(=奇妙でかわいい)少年少女たちが住んでいた。やがて彼らと心を通わせ、夢のような時間を過ごしたジェイクは、自らに宿った、ある“力”に気づき、屋敷に迫る恐るべき脅威に立ち向かっていくのだった…。本作は、2011年に出版されニューヨーク・タイムズのベストセラー・リストのトップに何年も居座り続けたランサム・リグズの小説「ハヤブサが守る家」を原作に、同じ一日を繰り返し、永遠に年をとらない子どもたちが暮らす秘密の屋敷を舞台にしたファンタジー。幼い頃から夢見がちだったため周囲から、“変っている”と見なされ、人とは違う個性の尊さを誰よりも知っているバートン監督にしか描けない“奇妙なこどもたち”の物語だ。主人公・ジェイクを務めたのは、マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』で脚光を浴び、アカデミー賞11部門にノミネートされた『エンダーのゲーム』でクリティックス・チョイス賞ヤング・アクター賞に2度ノミネートされた次世代の若き英国男子エイサ。また、本作の日本語吹き替え版では、大人気声優の宮野真守がジェイク役を担当していることでも話題となっている。そんなエイサが今回演じるジェイクは、周囲になじめない孤独な少年。しかし本編では、なんと恋に落ちるという。到着したインタビューでは、本作に惹かれた理由などが語られる中、奇妙なこどもたちの中で空中浮揚能力を持つエマと「物語の中で友情は恋へと発展する」と2人の恋愛も語る。別のインタビューでエマを演じたエラ・パーネルが「彼女は失恋を経験し、何年も経てやっと乗り越えたと思ったときに、ジェイクが現れ、世界を救える別の人にまた恋をしてしまうの」と語っていることから、内気なジェイクと失恋を経たエマが育む恋の行方が気になるところ。さらに、先日の舞台挨拶では宮野さんも「ジェイクとエマのくっつくか、くっつかないかの恋心にもキュンキュンします」と2人の恋にときめいたことを明かしていた。また映像では、恋愛や作品についてだけでなく、撮影や共演者について語るエイサにも注目。「共演者みんながすごく親しい友人になった。きっとこれから一生友だちでいられると思う」と話しており、エイサにとっても特別な作品になったようだ。ジェイクとエマの恋愛やバートン監督が創り出す世界観など、魅力いっぱいの本作。ぜひ劇場へ行ってその魅力に浸ってみてはいかがだろうか?『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 2017年2月3日より全国にて公開(C) 2016 Twentieth Century Fox
2017年02月12日『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を獲得した国民的女優ナタリー・ポートマンが主演する『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』。この度、日本でも今週公開となる映画『たかが世界の終わり』を手掛ける若き天才監督督グザヴィエ・ドランから、本作を絶賛するコメントが到着した。1963年11月22日、夫であるジョン・F・ケネディ大統領が目の前で銃弾に倒れ、ジャッキーことジャクリーン・ケネディの人生は一変した。しかし、彼女には愛する夫の死を悲しむ時間などなかった。夫の名が後世に残るかどうかは自分にかかっている。そう気付いたジャッキーは、最後の使命に身を投じる。ケネディ大統領を一番近くで見続け、彼を 伝説にした妻・ジャッキー。24歳で未来の大統領と結婚、31歳でホワイトハウスに入り、34歳で未亡人となったファーストレディの「最後の使命」とは――?第89回アカデミー賞にて3部門(主演女優賞、衣装デザイン賞、作曲賞)でのノミネートを果たした本作は、いまもなお高い人気を誇る世紀のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディのJFK暗殺後の知られざる姿を描いたもの。主人公のジャッキーことジャクリーン・ケネディ役には、近年女優業以外にも監督、脚本家としても活躍する才能高き女優ナタリー。ジャッキーの独特のハスキーボイスとアクセントを完璧にマスターし、強さと弱さをあわせ持つ後期で繊細な魂をドラマティックに演じ切っており、メディアからも「過去最高の演技」と絶賛され、本年度の賞レースを席巻、現在までに16受賞・24ノミネートを果たしており、2度目のオスカー獲得に期待がかかる。そして今回、「最近の映画でこれほどエクスタシーを感じたものはほかにない!」と本作に対する熱いラブコールを寄せたのは、20歳という若さで監督デビューを果たした『マイ・マザー』が大きな話題となり、その後も『わたしはロランス』『Mommy/マミー』などを発表してきたドラン監督。昨年は史上最年少の若さでカンヌ映画祭の審査員も務めるなど世界から注目を集めている。また、彼のツイッターやインスタグラムでも、数回に渡り本作を紹介。主演のナタリーに対しては、「その優れた美学と感性をもって、これまでの彼女自身の限界を超えた最高の演技を見せてくれた!歩き方から声の抑揚、そして笑い方から静止する動作にいたるまで、彼女は現代における演技の技法を新しく塗り替えたんだ」と彼女の演技に心から魅了された模様。なお、ドラン監督の次回作『The Death and Life of John F. Donovan』(原作)には、ナタリーの出演も決まっており、絶賛する彼がどんな演出を施すのか、こちらも気になるところだ。『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』は3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 Jackie Productions Limited
2017年02月12日十和田市現代美術館では、3月11日(土)~5月28日(日)の期間、村上隆キュレーションによる陶芸展「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」を開催する。アーティストとしてだけでなく、コレクター、キュレーター、ギャラリストとしての顔を持つ村上隆が、近年興味を持っているのが日本の陶芸。利休にはじまる茶の湯、柳宗悦を中心とした民藝運動、デパート陶芸からクラフトフェアまで、多様に展開する陶芸の世界から、日本の価値と美のありようを組み上げる村上隆の頭の中の陶芸史を初公開。2016年1月30日~4月3日まで、横浜美術館で開催された「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」は、約400点もの現代陶芸が出品され、そのスケールの大きさからも話題を呼んだ。本展では、村上コレクションから、青木亮、安藤雅信、村田森、小嶋亜創らの現代陶芸作家の作品に加え、奈良美智、小出ナオキ、青島千穂、大谷工作室、ガブリエル・オロスコ、ローズマリー・トロッケル、クララ・クリスタローヴァらの現代美術作家による陶芸作品など、28作家、約300点を展示する。本展に寄せて村上隆は次のようにコメントを発表している。「まさにいま、陶芸の世界は、アニメ・マンガと同じように、国外へ羽ばたく方向性の模索が始まった過渡期だと思います。(中略)今回チョイスするのは、僕が画商やコレクターとしての立場から、深いコミュニケーションを果たした作家さんたちです。海を渡っていく陶芸、もしくは日本の陶芸の引力圏内に残って更に深度を深めようとする陶芸。そういった変節点にある陶芸作品の未来の発展形を妄想してもらいたいと思います」(2016年12月 村上隆)昨年の横浜美術館での展覧会に続き、注目が集まる本展。ぜひ美術館に足を運んで鑑賞したい。(text:cinemacafe.net)
2017年02月12日伝説のバンド「THE BLUE HEARTS」の楽曲を、6人の人気クリエイターが映像化した『ブルーハーツが聴こえる』。当初2015年夏に公開予定だったが、製作幹事会社の解散によって、一時は公開中止のピンチに陥っていた本作を“救った”のが、クラウドファンディングサイト「Makuake」だ。飯塚健、下山天、井口昇、清水崇、李相日、そして工藤伸一という“ブルハ世代”の映像作家が、同バンドの楽曲を自由な解釈で映像化し、バラエティ豊かな6つの短編を作り上げた本作。取材に応じた工藤監督は「各々が違った素材の生地を持ち寄り、ブルーハーツへの思いという糸で縫い合わせたパッチワークのような作品になった。作り手がそうだったように、観客にも自由な解釈で受け取ってほしい」とユニークな構成に手応えを示す。2013年に企画が立ち上がり、バンド結成30周年を迎える2015年の夏に公開される予定だった本作。工藤監督は企画段階から関わり、バンドの代表曲「情熱の薔薇」から着想を得た『ジョウネツノバラ』(永瀬正敏、水原希子出演)の演出を担当した。しかし、完成目前だった2015年3月というタイミングで、製作幹事会社の解散を知らされる。まさに寝耳に水。6作品の制作プロダクションがそれぞれ異なっていたことも、事態を複雑化させた。「お蔵入りという言葉が一瞬過りました。すぐに、それまで面識がなかった各制作プロダクションのプロデューサーが一堂に会し、今後の対策を検討したんです。僕自身も(劇場公開に向けた)スポンサー探しに奔走したり…。企画段階ならまだしも、すでに完成している作品に手を差し伸べるのは、戦略的にも難しいこと。何かきっかけが必要だなと思っていたとき、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭での特別上映の提案があったんです」(工藤監督)2016年2月に開催された同映画祭での上映には、映画ファンに加えて、熱心な「THE BLUE HEARTS」ファンが多数駆けつけ、立ち見でも入場出来ない程の大盛況。6作品の1つである『ラブレター』(井口監督)に出演する俳優・斎藤工の働きかけも奏功し、SNSを中心に、本作の公開を待ち望む声が一気に拡散していった。「ちょうどクラウドファンディングの注目度が上がっていたタイミング。僕らもその力を信じてみようと動き出したんです」(工藤監督)結成30周年での映画上映こそ逃したが、2016年12月から、クラウドファンディングサイト「Makuake」で劇場上映のための資金調達がスタート。支援者には各作品エンドロールへの名前のクレジット、先行試写会に招待といった特典が用意され、予想を上回るペースで目標金額を達成し、念願の劇場公開が決定した。現在は1,200万円を超える資金を集めており支援は2月15日まで支援受け付け中だ。「支援者の皆さんから届くメッセージを読むと、本当に涙がこぼれそうになります。作品を愛する方々の力に助けられ、どんどんフィールドが広がり、1人でも多くの人に見てもらえる環境作りができる。それって、THE BLUE HEARTSというバンドが、ファンの力によって大きな存在になっていった過程に共通しているように思えるんです。モノづくりの場を確立し、発表する手段として、クラウドファンディングには未来を感じています」(工藤監督)工藤監督が手がけた『ジョウネツノバラ』は、ある男女が織りなす異様にして、ピュアな愛の形を描く26分の短編。「THE BLUE HEARTS」の楽曲をモチーフにしながら、エンドロールに流れる「情熱の薔薇」を除くと、セリフも劇伴もないのが特徴だ。原案、脚本を手がけるのは永瀬正敏さん本人。工藤監督とは以前から映像作品でのコラボレーションを重ねてきた信頼関係があり、脚本は「20稿以上練り上げて、完成させた」という。「情報過多の時代ですし、観る人が想像を膨らます映画が減ってきていると思うんです。初稿ではセリフがあったんですが、永瀬さんと意見を交換しながら、登場人物の感情をシンプルに表現する事で、結果的にセリフに頼らない力強い作品になりました。僕自身、相米慎二監督作品の大ファンなので、(代表作『ションベン・ライダー』でデビューした)永瀬さんと、映画の現場でご一緒できて本当に光栄でした」(工藤監督)(photo / text:Ryo Uchida)
2017年02月12日ディズニー・アニメを通じて奇跡を起した家族のドキュメンタリー『ぼくと魔法の言葉たち』が、先日発表になったアニメ映画賞の最高峰、アニー賞にて特別業績賞(Special Achievement Award)を受賞。授賞式では、監督のロジャー・ロス・ウィリアムズと主人公のオーウェン・サスカインド本人がスピーチを行った。3歳になる直前、自閉症スペクトラムと診断され、7歳ごろまで家族ともコミュニケーションがとれなくなったオーウェン。だが、ある日、父のロンはオーウェンが発する意味をなさないモゴモゴとした言葉が、オーウェンが毎日擦り切れるほど観ていたディズニー・アニメ『リトル・マーメイド』に登場するセリフだと気づく。意を決した父は、彼が大好きなディズニー・キャラクターであるオウムのイアーゴになりきって、身を隠して語りかける。5年ぶりの息子の言葉にこみ上げる涙をこらえながら、イアーゴとしての会話を続ける父…。月日は流れ、大学に進学したオーウェンは大好きなディズニー・アニメを鑑賞する「ディズニークラブ」を発足し、ガールフレンドもでき、大人への道を歩き始める。大学卒業後は、両親のもとを離れサポートつきケアハウスでの念願のひとり暮らしをはじめることに。家族をはじめとした周囲のあたたかいサポートを受けながら、少しずつ社会との関わりを広げていくオーウェンは、フランスで行われる自閉症会議のスピーチを頼まれ、戸惑うが…。ディズニー・アニメーションから言葉や人間関係を学び、家族をはじめとした周囲の人々とのコミュニケーションを取り戻したオーウェンの奇跡のドキュメンタリーとなる本作。第89回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にもノミネートされているなか、去る2月5日には “アニメ界のアカデミー賞”といわれるアニー賞で特別業績賞を受賞した。授賞式に登壇したウィリアムズ監督は、「アニー賞をありがとう。信じられない名誉です。これはとても重要なことです。なぜならアニメーションによってオーウェンは言葉を取り戻したからです。オーウェン、この賞はきみとサスカインド一家のおかげです。あなた方がしてくれたことのおかげです。本当に信じられないほど光栄です」とコメント。そして、オーウェンの堂々としたスピーチには、会場から拍手が沸き起った。「ぼくはみなさんを愛しているし、ここにいられてとても幸せです。もうひとつ言わせて!とても誇らしい気分です。なぜならぼくは、あなたたちクリエイターが生み出したディズニー・キャラクターたちの中で生きて、夢を叶えてもらったからです。おかげでぼくは世界とのバランスを取り、彼らはいま、ぼくの中で生きています。だからこんなに素敵なディズニー・キャラクターを生んでくれて、ぼくの夢を叶えてくれてありがとう。イェーイ!」劇中には、映画に感銘を受けたディズニー社から異例の使用許諾を受け、『リトル・マーメイド』『ピーター・パン』『ライオン・キング』『アラジン』『ジャングル・ブック』『ピノキオ』『美女と野獣』『ダンボ』など、数多くの名作が登場。それに加えて、パリのMAC GUFF(マック・ガフ)社の気鋭のアニメーターたちが、オーウェン自作の物語をアニメ化したオリジナル・アニメーションも登場する。これは「迷子の脇役たちの国」というタイトルのオーウェン自身が制作していたストーリーを元にしたもので、「オーウェンが作った敵役のキャラクターは彼自身が生活の中で直面している困難を反映しているようでした。オーウェンにとって自分自身の物語を描いた伝記、あるいはドラマを書いているようなものだったので、私はぜひこれをアニメにしてスクリーンに描きたいと強く思ったのです」と、ウィリアムズ監督は語っている。『ぼくと魔法の言葉たち』は4月上旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月12日2003年のTVドラマ化、2011年の韓国映画化に続き、名作コミック「きみはペット」が再び実写化。キャリアウーマンが年下の男子をペットに!?という設定が連載終了から12年経ったいまも鮮烈な物語の中で、志尊淳が演じるのはタイトルにもなっている“ペット”。年上の“スミレちゃん”に飼われると志尊さんの出会いは、小学生の頃だったという。「母親がドラマを観ていて、小学生だった僕も一緒に観ていました。子どもだったから細かくは憶えていないんですけど、やっぱりモモが印象深くて。今回の役が決まったときも、原作より先にドラマを観返しました。『おお、これをやるのか…』って、改めて思いましたね(笑)。もちろん、母にも報告しましたよ。モモというキャラクターを、自分の息子が演じることに驚いていました。いまは楽しみにしてくれていますし、きっと何回も観るんでしょうね…。ちょっと照れ臭いですけど、感想を早く聞きたい気持ちもあります。母は映画やドラマが大好きで、僕の出演作も1つの作品として観てくれるので」。「感想を早く聞きたい気持ち」は役を演じ切った自信の表れでもある。撮影が行われたのは昨年。よく知られたキャラクターだけに「プレッシャーはもちろんありました」と明かすが、それより強いのは「自分ができる最大限のモモを演じられれば」という思いだった。「感情をきちんと表現することで、実写らしいリアリティのあるモモになった気がします。スミレちゃんに飼われるペットではあるけど、可愛いだけじゃない、媚びないモモを作れたんじゃないかなって。それに、物語が進むにつれ、モモ自身がどんどん変わっていくんです。いわゆる男らしさというものが後半になるほど増しますし、本心をさらけ出すシーンも出てくる。芝居の感じ方が身体にも表れてきて、体重を5kgほど落ちてきました。モモの変化を、顔つきや体つきで表現したかったんです」。「ナチュラルに、直感を大事に演じる」。これもリアルなモモを演じる上で欠かせないポイントとなったそうだが、劇中に登場する数々の胸キュンシーンを「ナチュラルに」演じるのは難しいのでは?こう訊ねると、「僕も壁ドンや顎クイは勢いだと思っています(笑)!」と頼もしい返事が。「ぎこちなくやると、おかしくなってしまいますから。でも、口についたミートソースを食べてあげるなんて、なかなかないシチュエーションもあって。キスをして、『キスじゃないよ。甘噛み』なんて言う台詞もあるし。台本には『チョコを食べる』と書かれていたシーンが、撮影現場に行ったら『腕をつかんで、顎クイして、キス』みたいな流れになることも。指についた血を舐めてあげたりもしましたね。そういうのが詰まっているんです(笑)」。甘噛みから指をペロリまで、さすがは“ご主人様とペット”。ただし、やはり2人の間にはリアルな感情の流れがあり、「だからこそ、いい関係なんですよね」と語る。「スミレちゃんもモモも、モノローグが多くて、気持ちを相手に伝えることが少ないんです。でも、互いのことはしっかり想っている。相手の心情を空気感で読み取る部分もありますし、通じ合えている部分もありますし。もちろん、その中には駆け引きもあるんですが、いい関係ですよね。ただ、複雑だなとも思います。モモはスミレちゃんの恋を応援する立場にもなりますから。“この人の笑顔を守りたいから自分にうそをつく”って難しい」。モモにとってのスミレちゃんはご主人様であり、いつしか恋心を抱く相手でもあり。才色兼備のキャリアウーマンだが不器用でもあるスミレちゃんの魅力は、完成した本編を観て再認識する部分も大きかったという。「モモを演じているときは家にいるスミレちゃんとのシーンが多くて、キャリアウーマンのスミレちゃんを目にすることがあまりなかったので。そのギャップを感じることもなかったんですが、完成版を見たとき、一気に引き込まれましたね。見たときにぐっときました。僕、完璧な人は苦手なんです。ちょっとドジな部分がある人の方が魅力的に感じる。可愛い一面を発見できるような女性はいいですよね。スミレちゃんの場合は、母性もいいんですが、こういう女の子の可愛い一面を感じさせてくれる部分がすごく好きです。」。それにしても、今年の志尊さんは出演作が目白押し状態。「きみはペット」に始まり、『サバイバルファミリー』『帝一の國』『覆面系ノイズ』などの映画が公開。主演舞台「春のめざめ」も5月に控えている。「たくさんの作品が世に出るということは、僕を目にしてもらえる機会も多いということ。チャンスだと思いますし、印象に残る俳優にならなきゃいけないというプレッシャーもあります。でも、どの仕事にも全力を尽くすスタンスは、仕事を始めた頃から持ち続けてきたもの。今後もその信念はブレずに意識してやっていきたい。出会う作品のどれもが、素晴らしいものばかりですから。いまは仕事が一番楽しいです」。3月5日で22歳。表情に精悍さが増してきた。「最近、『昔の方が可愛かったのに』って言われる機会が増えました(笑)。はじめはからかわれてるのかな、と思いましたが、自分が少し男らしく、大人になれたという評価を頂けるようになったのかな、と思っています。自分でいうのは恥ずかしいですが。志尊淳という人間を、もっとたくさんの方に“役者として面白い”と、思っていただけるように成長していきたいですね」。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)
2017年02月11日大人気の2.5次元舞台の主役クラス俳優が勢揃いして、高校の競泳部の青春を描いた大ヒットコミックをドラマ化する「男水!」の第4話が2月11日(土)今夜放送される。また3月11日(土)に最終回直前イベントが開催されることが決定した。原作は白泉社の花とゆめ「花LaLaonline」連載中の木内たつやによる同名コミック。物語は都立東ヶ丘高校の弱小男子水泳部の料理男子、カナヅチ、おネエなどさまざまなキャラの男子たちと強豪・龍峰高校の水泳部の男子たちが繰り広げる“ゆる×ガチ”青春部活ストーリーになっている。主人公の東ヶ丘高校男子水泳部・榊秀平を「仮面ライダー鎧武」、ミュージカル「薄桜鬼」などの松田凌が、水泳部のエース・篠塚大樹を「青の祓魔師」京都紅蓮篇などで人気の宮崎秋人が、ライバルの龍峰高校・藤川礼央をミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンなどの安西慎太郎がそれぞれ演じるほか、赤澤燈(小金井晴美役)、佐藤永典(滝結太役)、神永圭佑(原田ダニエル役)、廣瀬智紀(臨時コーチ川崎亮也役)、小澤廉(平光希役)、黒羽麻璃央(仁科譽役)、池岡亮介(神宮一虎役)らが出演。今夜放送の第4話では川崎のセッティングにより、東ヶ丘高校が龍峰高校と合同記録会を行うことになり、秀平たちは緊張しながら憧れの龍峰高校のプールにやって来る。秀平は平と背泳ぎで、大樹は礼央とバタフライで、滝は仁科と自由形で一緒に泳ぐことになるが…というストーリー。今後5月には舞台版の公演も控えている「男水!」だが、3月11日(土)には“最終回直前イベント”が、よみうりランド 日テレらんらんホールにて開催決定。登壇者は松田さん、宮崎さん、安西さん、赤澤さん、佐藤さん、小澤さん、池岡さん、神永さん、廣瀬さんが予定。キャストが撮影秘話や映像を見ながらふり返りトークを展開するほか、来場者も楽しめるバラエティコーナーやプレゼント抽選会、キャラクターソングミニライブなどの内容が予定されている。詳細は公式サイトで随時発表となる。「男水!」第4話は2月11日(土)今夜24時55分~日本テレビで放送。(笠緒)
2017年02月11日ラッセ・ハルストレム監督の実写版『くるみ割り人形』の製作が、2018年の公開に向けて進んでいます。キャストは金平糖の精役にキーラ・ナイトレイ、人形使いのドロッセルマイヤー役にモーガン・フリーマン、少女クララ役にマッケンジー・フォイという魅力的なメンバー。公開前にストーリーを確認しておきたいと思っていたら、このタイミングで英国ロイヤル・バレエの「くるみ割り人形」が映画館で上映されると聞き、“映画館でバレエ鑑賞”を初体験してきました。「くるみ割り人形」のタイトルはよく耳にしますし、何と言ってもチャイコフスキーの音楽が有名です。しかし、日本ではほかのポピュラーなバレエの演目「シンデレラ」、「ロミオとジュリエット」などと比べると、詳しい内容はあまり知られていないかもしれません。私も「くるみ割り人形をもらった少女クララが、人形と一緒にねずみの王様と戦った後に不思議なお菓子の国への冒険へ繰り出す」というざっくりとした知識しかなく不安だったのですが、「英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン2016/17」の『くるみ割り人形』は、そんな初心者を置き去りにしない構成で作られています。バレエの舞台を見に行ってみたいけど、初めの一歩が踏み出せない…そんな人に自信を持ってオススメしたいのが“映画館でバレエ”という鑑賞スタイルです。■至れり尽くせりの解説付き&舞台裏が覗ける!映画館でバレエ鑑賞といえば、文字通り、バレエの開幕から閉幕までを撮影したものを見るというイメージがあるのでは?ところが、この『くるみ割り人形』では、練習風景、キャストや伝説的振付師ピーター・ライト(なんと90歳!)へのインタビュー(物語の解説もアリ)、バレリーナたちがトゥシューズの扱いにどんな工夫をしているかなどの裏話が第1幕と第2幕それぞれの前に流れ、演目に興味や親近感を沸かせます。物語の流れを聞いた直後に実際のバレエを見られるので、内容も理解しやすいのです。■特等席を独り占め!ダンサーの表情や光る汗までをも堪能4階建ての円形観客席を有する世界最高のレベルを誇る名門歌劇場「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」。この劇場でわずか2か月前に上演された「くるみ割り人形」を、素晴らしいカメラワークにより、特等席で見ているかのようなゴージャス感に浸れます。オペラグラスなしに、ダンサーの豊かな表情、息づかい、汗まで目に出来るのは、“映画館でバレエ鑑賞”の最大のメリットでしょう。映画2本分のわずかな価格(特別料金:一般3,600円、学生2,500円)で極上のひとときを味わえるのもポイントです。■“体力大賞”は金平糖の精&王子!日本人ダンサーも出演見どころは、挙げたらきりがないほどたくさんありますが、中でも思わず息を止めて見入ってしまうのは、第2幕の金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ。たとえバレエの初心者であっても「ものすごく高度で、ものすごく体力を消耗する踊り」のオンパレードだというのが一目瞭然です。ペア、王子、金平糖の精、ペアの順で間髪を入れずにハードな踊りが続くのですが、ツラそう、大変そうなネガティブなイメージは一切にじませず、気品高く優雅に観客を魅了するプロ意識の高さ!王子役のフェデリコ・ボネッリも金平糖の精役のローレン・カスバートソンも、踊りだけでなくビジュアルもパーフェクトな美しさで、目を楽しませてくれます。アラビアン・ダンサーとして出演している日本人の平野亮一さんも、ミステリアスかつ力強い踊りで会場を盛り上げます。「くるみ割り人形」はクリスマスのお話なので時期は少しずれていますが、クリスマスのお祭りムードはいつ見てもワクワクするもの。今年のクリスマスに舞台のバレエ「くるみ割り人形」を見ることを目標に、映画館で予習するのもいいかもしれませんね。「英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン2016/17」は、現在公開中の『くるみ割り人形』を含め、バレエは『眠れる森の美女』など5本、オペラは『蝶々夫人』など3本が今後公開されます。それぞれ上映期間はわずか1週間で1日1回と限られているので、お見逃しなく!(Hiromi Kaku)
2017年02月11日『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされているライアン・ゴズリングと『グラディエーター』で同賞に輝いたラッセル・クロウが、W主演で凸凹コンビを演じる『ナイス・ガイズ!』。この2人に加え、『スパイダーマン:ホームカミング』にも出演するハリウッドの新ヒロイン、アンガーリー・ライスら個性豊かなキャラクターたちが、劇中ではそれぞれこだわりのファッションを披露。キャラクターのパーソナリティも見えてくる70’Sファッションに注目した。本作で活躍するのは、ある少女の失踪事件を捜査することになった腕っ節の強い示談屋ヒーリー(ラッセル・クロウ)とシングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)、半ば強引にそれに加わるマーチのキュートな13歳の娘ホリー(アンガーリー・ライス)という3人。失踪した少女の捜索を進めるうちに、1本の映画にまつわる事件へと繋がり、やがてアメリカ国家を揺るがす巨大な陰謀に巻き込まれていく姿を、外れなき笑いとハイテンションなアクションで描いていく。舞台となるのは、アメリカで空前のディスコブームが起こった1977年のロサンゼルスだ。ヒーリーとマーチは当時流行した大きな襟のジャケットや光沢素材のシャツを身に着けているが、ヒーリーは元軍人らしい規律正しさを残しつつ、洗練を省いたヴィンテージモノが多い。それでいて似通ったコーディネートが多く、オシャレなのか無頓着なのか、紙一重といったところか。一方のマーチは、全てにおいてダメダメでだらしない生活をごまかすためか(?)清潔感あるセットアップで、場面によってパターンも様々。パリっとしたスーツの着こなしだけでなく、大ケガした腕のギブス(ヒーリーにやられた)が通るよう袖に切り込みを入れたり、スーツがよれよれになったりとコミカルで細かな変化も楽しめる。2人ともアロハシャツを粋に着こなすところはさすが。さらに注目は、昨年末発表された英「GLAMOUR」誌による恒例の「セクシーな男100人」の第8位に輝いたマット・ボマーが演じる、最凶の殺し屋“ジョン・ボーイ”。常に3ボタンのスリーピース・スーツという、フォーマルなスタイルでその冷酷さを引き立てる。「ホワイトカラー」や『マジック・マイク』で知られるマットが、前髪を下ろしている姿はファンには新鮮かもしれない。一方の女性陣は、70年代後半はファッション・アイコンだったジェーン・バーキンの影響でジーンズを履く女性が増えた時代。好奇心いっぱいのホリーも、ベルボトムのジーンズやオーバーオール、刺しゅう入りのGジャンなど当時のティーンズカジュアルの流行を体現。そのほか、3人が潜入するパーティやモーターショーといった場面でも、当時を代表するレインボーモチーフやサイケデリックカラー、フォークロア調のドレスを着用する女性たち、さらには目にした誰もが驚く大胆なボディペイントまで登場し、ぞれぞれファッションへのこだわりが存分に発揮されている。インテリアや音楽、車に至るまで、色彩豊かな時代の雰囲気が見事に再現されているので、70年代カルチャー好きはもちろん、当時の刺激的な時代性を楽しむこともできそうだ。『ナイスガイズ!』は2月18日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイスガイズ! 2017年2月18日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2016 NICE GUYS, LLC
2017年02月11日突然、電気が消滅した世界を舞台にしたヒューマンコメディ『サバイバルファミリー』の初日舞台挨拶が2月11日(土・祝)、都内で行われ、小日向文世、深津絵里、泉澤祐希、葵わかな、時任三郎、藤原紀香、大野拓朗、志尊淳、矢口史靖監督が登壇した。亭主関白で口先だけの父親(小日向さん)、天然な専業主婦(深津さん)、無口な長男(泉澤さん)、スマホ命の長女(葵さん)の4人家族が、電気消滅によって交通機関や電話、ガス、水道まで完全にストップし、廃墟と化した東京からの脱出を試みる。主演を務める小日向さんは、「ブタにふり落とされて、肋骨のヒビが癒されぬまま、水温7度の天竜川に無理やり入らされ(笑)あれから1年以上が経って、やっと皆さんにご覧いただける」と感無量の面持ち。妻役で共演する深津さんは、「今日という日を迎えるために、数々のサバイバルを乗り越えた」としみじみ語り、「こんなキュートな63歳はどこにもいません。一生かわいい人でいてください。ずっと大好きです」と小日向さんの労をねぎらった。この日の舞台挨拶で最も饒舌(じょうぜつ)だったのは矢口監督で、特に藤原さんに対し、“言いたいこと”が山積していた様子。「藤原さんが現場に来る日に限って、雨が降るんです」と雨女ぶりを明かすと、藤原さんは「乾季のケニアに行ったときも、洪水になるくらい雨が降っちゃって…。動物たちや現地の人が喜んでいた。それに中国で撮影をしたときも、雨が降り『祝福の雨だから、いいんだよ』って言われた」とどこまでもポジティブシンキング。負けじと矢口監督は、「藤原さんは天然なところもある」と暴露し、藤原さんが自身で提案したセリフ変更を、本番ですっかり忘れていたというエピソードを披露。さすがの藤原さんも「いや、台本が練りに練られていたので…。すみません」と釈明すると、矢口監督は「いまさら何ですか!」と怒り心頭(?)だった。『サバイバルファミリー』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サバイバルファミリー 2017年2月11日より全国東宝系にて公開(C) 2017フジテレビジョン東宝電通アルタミラピクチャーズ
2017年02月11日藤子・F・不二雄の人気ヒーローコミック「中年スーパーマン左江内氏」を堤真一主演、福田雄一脚本・演出でドラマ化した「スーパーサラリーマン左江内氏」の第5話が、女優の本田翼をゲストに迎えて2月11日(土)今夜放送される。本作は日本テレビの連続ドラマ初出演となる堤さん演じる、平凡な妻子あるサラリーマンで中間管理職(係長)の主人公・左江内(さえない)さんが、ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けたことから、半ばいやいやスーパースーツを着て平和を守っていくことになるという物語。堤さんをはじめ、左江内さんの“鬼嫁”円子に小泉今日子、左江内さんの娘・はね子に元「AKB48」島崎遥香、左江内が解決した事件を結果的に手柄にする刑事・小池にムロツヨシ、小池といつも一緒にいるお巡りさんの刈野に中村倫也、左江内さんの上司・簑島には高橋克実、左江内さんの同僚役で賀来賢人、早見あかりらが出演するほか、毎回様々な職業で左江内さんの前に現れる謎の人物、米倉には佐藤二朗、左江内さんにスーパースーツを託したほか前回放送の4話では“コピーロボット”まで貸してくれた老人に笹野高史といったキャスト。また脚本・演出を手がける福田監督は「勇者ヨシヒコ」や『HK/変態仮面』シリーズなどでみせる独特のテンポやノリがファンから熱い支持を受けている。主演の堤さんはじめ大半のキャストがこれまでの福田作品に出演経験がある“福田組”ということもあって、本作でも“福田演出”が巻き起こす笑いが多くの視聴者を熱狂させている。そして今夜放送の第5話にはゲストとして本田さんが出演。「1話を見て、『福田監督らしさがさく裂しているな!』と、出演するのをすごく楽しみにしていました」という本田さん。ゲストとしてドラマ出演するのはほぼ初めてという本田さんの今回の役柄は左江内さんと同じ会社の総務課に勤務する女性社員・藤崎。左江内さんのことを好きな後輩社員という役どころだということで、どんな波乱が巻き起こるのかお楽しみに。第5話では簑島(高橋さん)から総務課の藤崎という女性社員との関係で悩んでいると相談を持ちかけられた左江内さん。ある日藤崎から食事に誘われた簑島は、彼女と居酒屋で飲み、酔っ払ってふと目を覚ますとホテルで「また連れて行ってくださいね」と書かれた藤崎からの置き手紙が残されていたといい、穏便に済ませたい簑島が「藤崎を説得してほしい」と左江内に頼む…というストーリーが展開。「スーパーサラリーマン左江内氏」第5話は2月11日(土)21時~日本テレビにて放送。(笠緒)
2017年02月11日