cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2019/2206)
『イカとクジラ』などで知られる俳優のジェフ・ダニエルズが、『ジム・キャリーはMr.ダマー』の続編となる『Dumb&Dumber 2』(原作)の撮影を来年初めにも開始する予定だと明かした。ニュー・ライン社とワーナー・ブラザースが「続編制作への情熱を欠いている」ことに対して「とてもイライラしていた」というジムが続編への出演を降りた後、ジェフは同作がお蔵入りになったと語っていた。しかし今回、ジムは出演に関して考え直したようで、1作目でメガホンを取ったボビー&ピーター・ファレリー兄弟が脚本を書き終えるのを待っているとジェフが明かした。「今年中には完成できる予定のはずだったんだけど、脚本がまだなんだ。ジムは出演したがっているよ。僕もやりたいし、ファレリー兄弟もこの続編を撮りたがっているのさ。だから、みんな来年の初めには撮影を開始できればと思っているんだ」。2003年には1994年のオリジナル作の前日譚として『新 Mr.ダマー ハリーとロイド、コンビ結成!』が公開されたものの、オリジナル作に出演したキャストはキャストは登場していなかったため、今年初めにもピーターは、ボビーと共に同作の“初めての正式な続編”を制作することを発表していた。ジムがラスベガスのマジシャンを演じ、スティーヴ・カレルやスティーヴ・ブシェミらと共演した新作コメディー作品『The Incredible Burt Wonderstone』(原題)は、来年全米にて公開予定だ。一方のジェフは、『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家アーロン・ソーキンが久々にTVドラマ作品に復帰することで注目を集めている「The Newsroom」(原題)に出演中だ。■関連作品:ソーシャル・ネットワーク 2011年1月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.
2012年08月07日「“映画音楽”で語り合う」をコンセプトに、作曲家・坂本龍一が主催する「坂本龍一 Selections スコラ映画祭」が8月6日(月)よりスタートし、『リリー・シュシュのすべて』や『花とアリス』などで知られる岩井俊二監督が初日を飾るスペシャルゲストとして登壇。映画音楽の魅力について、予定されていた時間を超えるディープなトークを繰り広げた。坂本龍一の総合監修で、TV放送、公開講座、各種イベントなどへ展開している音楽全集「commmons:schola」(コモンズ・スコラ)のうち、第10巻「映画音楽“FilmMusic”」で選曲された楽曲が使われている名画が特集上映される本映画祭。「YMO」での音楽活動のほか、『戦場のメリークリスマス』を始め、村上春樹の短編小説を映画化した『トニー滝谷』や三池崇史監督作『一命』など、数多くの映画に楽曲を提供していることで知られる坂本さんだが、「もちろん僕も子供の頃から映画が好きでしたが、まさか自分が携わることになるとは思ってもいませんでした(笑)」との語る。そんな坂本さんの音楽から、岩井監督は多大な影響を受けているようで、「坂本さんの『戦場のメリークリスマス』のインパクトはすごかったです。革命的でした。当時、20歳くらいで学生映画を作っていましたが、将来のことは何も考えてなかったです」と若かりし日の思い出を明かした。さらに、「当時は、自分たちで作った映画に好きな曲を(無許可で)どんどん勝手に入れていってましたが、そういう意味では坂本さんの曲にも相当お世話になりました(笑)」とのカミングアウトもあり、会場を沸かせた。そして、話題はそれぞれのライフワークへ。「音楽には音楽のテンポと文法があるので、なるべく映画と一致させようとは思うんですけど、音楽が勝手に盛り上がってしまうこともあります。でも、音楽としては正解でも、映画音楽としてはダメなものもあるんですよね」と映画音楽の奥深さと難しさを坂本さんが語れば、岩井監督は「僕の場合は、音楽の癖に映像の癖を合わせてみようかなと思ったりします。以前、プロデュースした作品で音楽が良かったのでそれに合わせて、最初は5秒だったシーンを40秒にしたこともあります」と知られざるこだわりを明かした。すると、胸に秘めた不満を思い出した坂本さんは「こんな優しい映画監督は世の中にいないですよ!大概の監督は、映像と同じで音楽も“切ればいい”と思ってるからね(笑)」と漏らし、「これからは、岩井監督と仕事したいです」と監督に熱烈なラブコールを贈っていた。その後も、岩井監督がプロデュースを手がける中山美穂&向井理主演の『新しい靴を買わなくちゃ』(10月6日公開)の音楽制作に坂本さんが携わった話なども飛び出し、最後まで熱いトークを交わしていた。「坂本龍一 Selections スコラ映画祭」開催期間:8月10日(金)まで会場:アカデミーヒルズ六本木(東京・六本木)公式サイト:特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会ヴァンパイア 2012年9月15日よりシネマライズほか全国にて公開© 2011 Rockwell Eyes, Inc. All Rights Reserved.
2012年08月07日ナタリー・ポートマンがついに挙式した。「US Weekly」誌によれば、カリフォルニアのビッグ・サーで4日(現地時間)夜、ナタリーは振付師のベンジャミン・ミルピエとユダヤ式の家庭的な結婚式を挙げたという。ユダヤ教徒の結婚式で用いる覆い・フッパーの下で行われた式には、60人のゲストが参列したようだ。ナタリーがアカデミー主演女優賞を獲得した『ブラック・スワン』で知り合った2人は2010年12月に婚約し、昨年6月には息子のアレフが誕生している。先日、2人の友人は挙式がビッグ・サーで行われるだろうと明かしていた。「ナタリーとベンジャミンは、(カリフォルニアの)ビッグ・サーで結婚するつもりです。そこはナタリーのお気に入りの場所の一つで、ナタリーは休暇を取りたいときは、ロサンゼルスから逃げるようにビッグ・サーに行っているんです」。さらに別の関係者は「今度の結婚式は、2人の親友と家族だけのこじんまりしたものになります。とてもリラックスした感じになるでしょうね。2人は特に招待状は送っていませんし、ナタリーはウエディングドレスすら買わないでしょうね」と話していた。■関連作品:ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.
2012年08月07日『エイリアン』、『グラディエーター』など幾多の金字塔を打ち建ててきたリドリー・スコット監督が“人類誕生の謎”に挑んだ3Dミステリー大作『プロメテウス』。本作の公開に先駆けて、東京・銀座線旧表参道ホームに『プロメテウス』特別仕様のプラットホームが期間限定で出没するという。「人類はどこから来たのか?」という永遠なる謎を解き明かす重大なヒントを手に入れ、未知の惑星を訪れた科学者チームの運命を描く本作。公開を目前に控える8月6日(月)、東京メトロ銀座線上、表参道・渋谷間に姿を現したのが、車内の乗客だけが目撃できる『プロメテウス』特製のミステリー・ステーション。銀座線車内をざわつかせたこの謎の駅は、同作の配給元である20世紀FOX映画の発案で実現した、使用しなくなったホームを広告として用いる初の試みだそう。発端は今年5月、本作のフランス公開時に、パリの地下鉄メトロ9号線のストラスブール=サン=ドニ駅とレピュブリック駅との間に出現した『プロメテウス』駅。地下鉄の窓からぼんやり外を眺めているとふいに“謎の駅”が現れるという意表を突いた試みが話題となり、同国では初登場1位の大ヒットスタートを記録した。これに続けとばかりに、「日本でもぜひこの驚愕のプロモーションを!」と約半年前に企画が立ち上がったとのこと。まず、同様のことができる「使用しなくなった駅」を探すところからスタートしたこの企画。担当者は「まず、このようなスペースが見つかるとは思っていなかったので、現在使用されていない“旧表参道駅ホーム”にたどり着いたときには、“最高の場所が見つかった!!”と思いました」と当時をふり返る。その後、関係各所との調整を経て、実現にゴーサインが出たのが実施開始日の約1か月前。通常、製作に3か月かかる巨大オブジェを、開始に間に合わせるため3週間で完成させるべく、製作スタッフは急ピッチで邁進。限られた時間を利用して設置が行われ、8月6日(月)始発時、旧表参道駅ホームに総製作費2,000万円の『プロメテウス』ミステリー・ステーションが登場したというわけだ。東京の中心部に突如出現した謎の駅は青く照らし出され、写真で見る限りかなりの迫力がありそうだが…、実際に目撃しないことには始まらない。ミステリー・ステーションを見られるのは今月12日(日)終電まで。ぜひこの機会に銀座線に乗車して、“衝撃の真実”をその目で確かめてみて!『プロメテウス』は8月24日(金)より全国にて公開。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年08月07日『JUNO/ジュノ』、『インセプション』の女優エレン・ペイジが、Twitter上でファンとおぼしき人物から「殺す」と脅迫されていたことが明らかになった。芸能サイト「TMZ.com」によると、ロサンゼルス市警察がTwitter社に、エレンに対する脅迫ツイートを投稿した2つのアカウントの持ち主についての情報提供を求めているという。両アカウントからは今年6月、エレンに「これからエレン・ペイジを殺す。彼女は死んでいる」といった内容の脅迫メッセージが何度も送りつけられた。エレンは『バトルシップ』のアレクサンダー・スカルスガルドと交際のうわさがあるが、どうも脅迫者はそれが気に入らないようで、「エレン・ペイジ、もしアレクサンダーとのデートを続けるなら、来年中に公の場で殺してやる…。クラブにいるとき、試合観戦中、レストラン、サインをしてるときかもね」と書き込んだが、つぶやきはその後消去されている。ロサンゼルス市警によると、6月14日(現地時間)にエレンの新作『To Rome With Love』(原題)をプレミア上映した「LAフィルム・フェスティバル」の主催者にも事前に「映画祭に行ってエレンを殺す」と宣言する電話がかかってきたという。幸い、何事も起きなかったが、恐怖を感じたエレンはロサンゼルス市警に届けを出し、捜査は現在も続いているという。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2012年08月07日韓流人気男性ユニット「SS501」の“マンネ(末っ子)”の愛称で親しまれるキム・ヒョンジュンが来日し、8月3日(金)、1年4か月ぶりとなる待望の2枚目のソロアルバム「ESCAPE」(8月8日発売)、そして初出演にして初主演ドラマ「輝ける彼女」のDVD発売を記念したハイタッチ会に登場!会場のZEPP TOKYOは詰め掛けた1,500人ものファンで埋め尽くされ、黄色い歓声が響き渡った。この日のライヴを皮切りに、全国5か所(東京・福岡・大阪・名古屋・札幌)にわたる初のZEPPツアーを敢行中のヒョンジュンは「みなさん、こんにちは!僕に会いたかったですか!?」と元気よく挨拶。既に熱気に包まれた会場のボルテージが一気に上昇する中、「デビューして8年目になります。少し余裕もできました」と爽やかな笑顔を見せ、アップテンポな曲からバラードまで、甘いフェイスと完璧なパフォーマンスで集まったファンを魅了した。この日はヒョンジュンの25歳の誕生日とあって、ライヴの中盤にはサプライズで特製バースデイケーキがステージに運ばれ、観客によるバースデイソングの大合唱でヒョンジュンをお祝い。さらにファン1,500名が一斉にクラッカーを鳴らすと、「ありがとうございます!でも、一体いつ練習したんですか!?みんなとお祝いできて嬉しい。これからも良い歌を作っていきたい」と驚きの入り混じった表情で喜びを爆発させていた。その後、「輝ける彼女」のDVD発売を記念して、購入者限定でハイタッチ会が行われ、約1,000人に及ぶファンが長蛇の列を作っていた。劇中では、礼儀知らずで超ワガママのトップスター・カンミン役で、一人の女性を巡り恋の火花を散らせるという役どころだが、素顔のヒョンジュンはとても“いいひと”。ライヴ後で疲れきっているにも関わらず、大興奮のファンの長蛇の列にも終始笑顔でハイタッチし、最後まで全力投球で日本のファンを喜ばせていた。「輝ける彼女DVD−SET」(6枚組)価格:19,950円(税込)発売中※レンタル中発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント「輝ける彼女」DVD公式サイト:■関連作品:輝ける彼女 [海外TVドラマ]
2012年08月06日ジョージ・クルーニーが愛車をオークションに出した。ジョージは今回、スーダンへの支援金を集める目的で、その額12万5,000ドル(約977万円)にまでのぼると臆されている愛車の「テスラ・シグネチャー・100ロードスター」をオークションに出品する。同車は今月19日(現地時間)にロサンゼルスのペブルビーチ・コンクールデレガンスで「グッディング&カンパニー」の主催による競売にかけられる予定。同社の創立者で社長のデヴィッド・グッディング氏は「ジョージ・クルーニーのテスラ・シグネチャー・100ロードスターをペブルビーチで披露することができて弊社一同喜んでおります。セレブによる独占オーナー、歴史的価値、レアな限定エディション、そして慈善目的という全ての素晴らしい要素を備えており、モダン・カーのコレクターにとってはまたとない絶好の機会となるでしょう」と語っている。今回オークションで得られた収益は、ジョージが活動家ジョン・プレンダーガストと共同設立した団体「Satellite Sentinel Project」に寄付されることになり、スーダンで「伝えられている残虐行為」の証拠としてサテライト写真を撮り、同国をモニタリングする費用に使われるという。スーダンでの人道的危機に以前から警鐘を鳴らしているジョージは、今年3月にはワシントンにあるスーダン大使館前で同国での人権侵害に抗議した際に、自身の父親や議員らと共に逮捕されているものの、100ドル(約7,800円)の保釈金で即日釈放されている。
2012年08月06日「クランクアップを迎えて『おつかれさまでした』って声をかけられたとき、思わずワンワン泣いちゃったんですよ」――。それは東出昌大というひとりの俳優が誕生した瞬間だった。10代の頃からモデルとして活躍し、3度にわたってパリコレのランウェイを歩くなど世界の舞台で戦ってきた。そんな彼が23歳にして俳優に転身し、初めて臨んだのが映画『桐島、部活やめるってよ』である。初めての演技の中で24歳のルーキーは何を感じ、何を手にしたのか?映画の公開を前に胸の内を語ってくれた。俳優としての道、その“覚悟”「小説すばる新人賞」を受賞した朝井リョウのデビュー小説を映画化した本作。学校の人気者・桐島がバレー部を退部したといううわさが校内を駆け巡り、友人、カノジョ、果ては桐島と全く接点のなかった者まで様々な視点で青春が切り取られていく。東出さんが演じたのは桐島の親友の宏樹。多くの役がオーディションとワークショップで決まったが、中でも宏樹は最も多くの候補者が集められた役でもあった。そんなこととはつゆ知らず、当時まだモデル事務所に所属していた東出さんは軽い気持ちでオーディションに足を運んだという。「最初からあきらめていたというのも変ですが、『まさか自分が役者なんて』という気持ちが強かったんです。マネージャーが先方に『東出は芝居をしたことないし、できないですよ』と伝えていたくらいで、そんなやりとりがあった後だったので興味を持っていただけるとも思ってなかったんです」。1次選考で吉田大八監督と初めて顔を合わせ「すごく面白い方で、この人と仕事ができたらいいなぁと思った」と言うが、それでもまだ「まさか」という気持ちの方が勝っていた。だが選考が進むにつれて自身の中での気持ちが変化していくのをひしひしと感じていた。「モデルの場合、オーディションはあっても2次までなんです。だから3次選考に呼ばれたと聞いて『マジで?これはもしかするかも…いやいやいや!』って感じでしたが(笑)、だんだん躍起になっていき、その次になると『ここまで来たからには絶対に受かりたい』という気持ちになってました。そこで、また次があることを聞かされて、その頃にはほかの俳優のみなさんとのセリフのやりとりもあったりして、ハードルがどんどん上がっていくんです。意地もあったし、やりがいも感じたし、できないことも増えていったけどそれを面白いって感じるようになってましたね」。最終選考が終わったとき、吉田監督に改めて「これから役者一本で腹を括れるか?」と俳優の道に進む“覚悟”を問われたという。「別室に呼ばれて監督に『どうだった?』と聞かれて素直に『精一杯でした』と答えたんです。『いま、宏樹役を東出くんで考えてる』と言われたんですが、宏樹は原作でも中心人物の一人だったし出番も多い。現場に入ってから心が折れて『やっぱりできません』というわけにはいかないので、あのとき監督は覚悟を決めて『できます』と言える人にしか役は与えられないと最後に確認したんだ思います」。その言葉通り、“元パリコレのモデル”という肩書もプライドもかなぐり捨てて、撮影を通じて「とにかくできることは全てやろうという気持ち」で喰らいついていった。「監督からは『(宏樹がつるむ)帰宅部のみんなで一緒にご飯に行ってこい』と指令が出されたんですが、そういうところで『俺、今回が本当に初めてで』と最初から自分を全てさらけ出したんです。みんな年下ですが、本当にしっかりしてるし『いいものを作ろう』っていう情熱が伝わってくるんです。だから恥ずかしいとかそういう気持ちを抱くことなく『芝居ってどうしたらいいの?どういう風に考えてどう役作りしていくの?』ってどんどん聞いて、台本の読み方を教えてもらうところから始まり、勧められたことは全てやりました」。宏樹はかわいい彼女と陽気なクラスメイトに囲まれた“上”のグループの学生。放課後は帰宅部の仲間とバスケに興じるなどワイワイと高校生活を過ごしつつも、心のどこかに自分でもよく分からない不安やいら立ちを募らせている。それは映画のクライマックスでの映画部の前田(神木隆之介)とのシーンへと帰結していく――。東出さんはかつて高校時代に自身が感じた感情を引き出しつつ、宏樹の内面を作り上げていったと明かす。「僕自身、どちらかというとうるさいグループで『お前なんて悩みないだろ』って思われてたかもしれないけど、確実にモヤモヤした気持ちは抱えてました。モデルの仕事をしてはいたけどそれで一生とは思ってなくて、漠然と大学行くのかなとか。そういうときに美術部や軽音部の連中から『美大に行く』『音楽で生きていく』なんて話を聞かされると雷に打たれたような衝撃を受けたり。それはまさに宏樹と前田のやりとりですよね。限界に近づいていた宏樹が、カッコつけつつも最後の最後で心の声に正直になった結果があのシーンなのかな、と思うとすごく理解できました」。俳優業は「マイペース」、女性には「甘えさせてほしい」オーディションで覚悟を固めた東出さんだが撮影、そしてクランクアップ時の“号泣”を経て、俳優を一生の仕事とするという思いはますます強くなっているようだ。「これまで仕事のことで泣いたことなんてなかったし、ましてや23歳(当時)にもなって自分がそんな反応を示すなんて思ってなかったんですが…(苦笑)。その後、ロケ地の高知から東京に戻って年が明けてもふと『あぁ、もう『桐島』の撮影はないんだな』という思いがよぎってポカンとしてしまうこともあって…。それだけこの仕事にのめり込んでたんだなというのを改めて強く感じました。理想の役者像ですか?人間性を伴った俳優でありたいと思っています。身近なところでいいから幸せになって、それが反映されるような役者になれたらいいですね」。最後に映画ともこれまでの話とも全く関係のない自身の恋愛観についての質問を投げかけると、少しだけ頬を緩めつつこんな答えを返してくれた。「俳優の仕事って“勉強”という一言で片づけちゃうけど、釣りに行ったり慣れないボウリングをやったり、寄席や演劇に行くことも読書も全てが仕事なんですよね。だからそういう部分を理解してもらえないと付き合えないかなと思います。あと良くも悪くもマイペースでないとやっていけない部分もあると思うので柔軟に甘えさせてくださる方がいいですね(笑)」。(photo/text:Naoki Kurozu)特集:年下のカレ■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年08月06日トム・ヒドルストンが世界で最もホットな俳優に選ばれた。日本でも今月14日(火)公開予定のアクション大作『アベンジャーズ』にロキ役で出演しているトムだが、同作で共演したクリス・ヘムズワースやロバート・ダウニーJr.を差し置いて「Total Film」誌の選ぶ最もホットな俳優に選出され、同時に『アベンジャーズ』も「最もホットな映画」に輝いている。同誌の24万人以上の読者による投票を得て、クリスチャン・ベイルやライアン・ゴズリングを上回っての1位選出となったトムは「本当にびっくりだよ。僕に投票してくれたみんなにありがとうって言いたいな。こんな素晴らしいノミネート陣に肩を並べるだけで光栄なのに、1位に選ばれるなんてすごいおまけだよ。俳優は自分を見てくれる観客なしには俳優とは言えないから、僕の周りにいてくれるファンのみんなが僕の仕事に信頼を置いてくれているっていうことは、僕にとって大きな自信の源だよ」と喜びを語った。『アベンジャーズ』は最もホットな映画のタイトルと同時に、「最もホットなシーン」にも選ばれ、さらに監督を務めたジョス・ウェドンも「最もホットな監督」に輝いている。一方、ピーター・ジャクソン監督の最新作で、12月14日(金)より日本公開予定の『ホビット 思いがけない冒険』は、「今年最も期待の高い作品」と「最もホットな予告編」に選出されている。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURESアベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.
2012年08月06日第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門で国際アートシアター連盟賞を受賞したヤン・ヨンヒ監督の最新作『かぞくのくに』が8月4日(土)、東京・テアトル新宿で封切られ、ヨンヒ監督を始め、出演する安藤サクラと井浦新の3人が初日舞台挨拶を行った。50年代から始まった北朝鮮への帰国事業を題材に、ヨンヒ監督がオリジナル脚本を手がけた初のフィクション映画。自身の実体験がベースになっており「兄に会えなくなるのと引き換えに、この映画が世に出た」と複雑な胸中を明かし、「いまでもサクラちゃんは、私の“分身”に思えて仕方ない。サクラちゃんがお兄ちゃんと一緒にいてくれる感じ」と目を細めていた。病気治療のために25年ぶりに北朝鮮から一時帰国することを許された兄・ソンホ(井浦さん)と、彼を日本で迎える妹・リエ(安藤さん)や家族たち、日本に残った友人らの再会を通し、時間と距離が引き裂いた“かぞく”の実像を浮き彫りにしていく。「監督の強い思いから生まれた作品なので、世界中の人に届いてほしい」(安藤さん)、「公開初日を迎えて、ようやく作品が完成しました。心に何かが残れば幸い」(井浦さん)。撮影初日は、2人が演じる兄妹の距離感が上手く掴めなかったと言い、ヨンヒ監督は「2週間の撮影は模索、模索の連続だった」とふり返った。それでも「サクラちゃんが『リエはずっとお兄ちゃんを見ていれば、いいんですよね』って言ってくれて、私自身も『そういう映画だよな』と思えるようになった」とヨンヒ監督。実際の演出も「のびのび演じてほしかったので、具体的な動きやしゃべり方の指示はせず、たくさん私の思い出話をしました。2人もそこからエキスを吸い取ってくれて、本当の兄妹になってくれた」とあくまで自然体だったのだとか。「決して規模の大きな作品ではないが、スタッフやキャスト、そして宣伝スタッフのみなさんなど初日を迎えるまでにたくさんの人たちの苦労があった。本当に頭が下がる思い」と思わず涙ぐむヨンヒ監督。それだけに「物語の背景にある問題を“分かる”に越したことはないですが、これは授業ではなくあくまで映画。だから、登場人物たちの怒りや悔しさといったものを“感じて”もらえれば」と挨拶にも熱がこもっていた。『かぞくのくに』は全国にて公開中。■関連作品:かぞくのくに 2012年8月4日より東京・テアトル新宿、大阪・テアトル梅田ほか全国にて公開© 2011 Star Sands, Inc.
2012年08月06日2009年の発表以来、アニメ化、コミック化され話題を集めてきた綾辻行人のホラー小説を実写映画化した『アナザー Another』が8月4日(土)に公開初日を迎え、W主演の山崎賢人&橋本愛が袴田吉彦、加藤あい、古澤健監督と共に舞台挨拶に登壇した。榊原恒一が転校した地方の中学校では、不可解な死の連鎖から逃れるためにクラスの1人を“いないもの”としていた。しかし、何も知らない恒一は、謎の美少女・見崎鳴が気になりルールを破ってしまう…。浴衣姿で登壇したキャスト一同は怖かったシーンをふり返り、まずは山崎さんが「久保寺先生が死ぬシーンはグロテスクですよね。好きです(笑)」とニヤリ。逆に、「グロテスクなシーンは目を背けてしまった」という橋本さんは、「水野君にフライパンで襲われて爆発するシーン。本当に『死ぬのかな?』と思って怖かったです」と、撮影現場での怖かったシーンを挙げた。そして、大のホラーファンだという袴田さんは、「よくできてるなと思いましたね。特に衝撃的だったのは、最初の生徒が亡くなるシーン。あんな風に死ぬなんて、ちょっとビックリしましたね」と絶賛。古澤監督を「あれは“死のピタゴラスイッチ”と呼んでます。袴田さん(の心)は捕まえたぞ」とニンマリさせた。一方、ホラーが苦手だという加藤さんは「鳴ちゃんが人間なのかどうなのか分からなくて。愛ちゃん自身も、話せばほんわかしていてユニークな感じだけど、黙っていると美少女のお化けみたいな雰囲気があるので…。とにかく鳴ちゃんが怖かったです」と言葉を選びながらコメント。その言葉に、橋本さんは「私、“ホラー顔”ですよね。分かります…」と自ら同意して笑いを誘った。また、ロンドンオリンピックでバドミントン女子ダブルスのフジカキペア(藤井瑞季選手&垣岩令佳選手)が、同日夜に決勝戦に臨むことから、藤井選手と同じ熊本県出身でバドミントン経験者の橋本さんは、藤井選手が翌5日に誕生日を迎えることを知らされると、「同郷のよしみがあるとは思わなくてビックリしました。明日が誕生日じゃなくても(金メダルを)獲ってほしいです。いろいろな意味で『おめでとう』と言えるように頑張ってほしいです」とエール。同じくエールを求められた山崎さんも「誕生日だし、金メダルを獲れたら思い出にも残ると思うので頑張ってほしいです」と応援したが、古澤監督から「思い出というレベルじゃないと思うよ(笑)」とツッコまれ、会場は爆笑に包まれていた。『アナザー Another』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:アナザーAnother 2012年8月4日より全国東宝系にて公開© 2012 映画『Another アナザー』製作委員会
2012年08月06日ロンドン五輪の開会式を演出した『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督が、『アンストッパブル』のロザリオ・ドーソンと交際していることが明らかになった。ボイル監督は55歳、ロザリオは33歳と22歳の年齢差カップルだ。ロザリオはボイル監督の新作『Trance』(原題)に出演しているが、昨年9月に行われた撮影をきっかけに恋に落ちたという。ロザリオは先月27日(現地時間)に行われたオリンピックの開会式にも出席、自身のTwitter上で「ロンドン2012オリンピックの開会式に参加できるなんて、素晴らしく光栄なことだわ」とつぶやいた。その後、2人はイギリス南部のブライトンで休暇中。手をつなぎ、キスしているところを写真に撮られている。ボイル監督は長年交際していた恋人との間に3人の子供をもうけたが、2002年に破局。一方のロザリオはフランスのDJマシュー・シュレイヤーと交際していたが、遠距離ですれ違い生活が続き、昨年破局している。(text:Yuki Tominaga)© Press Association/AFLO■関連作品:127時間 2011年6月18日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012年08月06日信じられないような実話から生まれる映画があるならば、映画から生まれるストーリーもまたある。奇しくも同日に劇場公開を迎える『トガニ幼き瞳の告発』と『あの日 あの時 愛の記憶』。時代背景も国も異なる2作だが、その底辺に流れる“実話”の力に、心震わせずにはいられない。人が誰かを愛するとき、守ろうとするときに踏み出す一歩の力の大きさを、2作から読み解いていく。ドイツで誕生した『あの日 あの時 愛の記憶』で描かれるのは、運命によって引き裂かれ、運命によって再び手繰り寄せられた一組の男女の時を超えたラブストーリー。1944年、ポーランドの強制収容所で出会い、情熱的な恋に落ちたユダヤ人のハンナと政治犯のトマシュは、決死の覚悟で収容所からの脱走を成功させる。だが、安息の地にたどり着いたのも束の間、彼は祖国のためハンナを置いて抵抗運動の任務に向かい、そのまま2人はお互いが命を落としたという致命的な誤解から生き別れとなってしまう。それから32年のときを経て、アメリカで家族と暮らしていたハンナはある日突然、テレビから聞こえてきた声に気づく。その声の人物こそが、亡くなったと知らされたトマシュだったのだ。2つの時代を交互に行き来しながら、最愛の人と別れたハンナの喪失感、そして彼が生きていることを知った後の感情の揺れを繊細なタッチで描く本作。この奇跡的な別れと再会の物語が観る者の心を揺さぶるのは、これが実話から生まれたものだから。実在のモデルとなったシーラとイエジーは劇中同様、テレビでの出演がきっかけとなり、39年の月日を経て再会を果たし、その後生涯の友人であったという。そして彼らのこの実話は、映画が公開された後にも海を越え、たちまちメディアで報じられるまでとなった。本作が衝撃のラブストーリーであるならば、この作品は目を覆いたくなるような衝撃の真実を映し出した一作。韓国のポータルサイトでの連載からの小説の出版化を経て、本国の世論を巻き込んで映画化に至った『トガニ幼き瞳の告発』。とある田舎町の聴覚障害学校で日常的に行われていた教師による生徒への暴行、性的虐待という何とも残忍な問題を公にした事件が題材となっている。常軌を逸した事実に直面した新任教師のカン・イノ(コン・ユ)は、怒りを糧に真実を暴くことを決意するのだが…。「現実はフィクションよりさらにフィクションのようなことが沢山起こっていると思う」と語るのは、本作でメガホンを握った韓国の気鋭、ファン・ドンヒョク監督。「実際に起きた(『トガニ』の)事件は本当に信じられないことで、悲しいし、まだ解決されていない問題の話だったのですが、実話を映画化することによって社会的に意味があると思いましたし、もしかすると映画を通じて現実に何かを影響を与えることができるかもしれない、と思っていました」と言う。そして、それは実際に現実となった。本作は公開されるや460万人以上を動員し、国民の怒りは政府をも動かし、さらに新たな法律を生み問題の学校を廃校にまで追い込んだのである。「映画では観客が主人公や登場人物に同化、感情移入し、劇中の事件を感じることができる。感情の共感の深さ、追体験することで没頭させる力がほかの媒体よりも強かったのではないかと思います」。それまでにもこの事件を報じていたテレビ番組や小説以上の“人を動かす力”を映画が証明した。ちなみに、約4か月間にも及ぶ撮影の中で監督が最も苦労したと明かすのは、コン・ユが校長室の前で鉢を手に、怒りに身を投じていくクライマックスのシーン。怒りが彼を突き動かす瞬間、そしてコン・ユの並々ならぬ熱を感じさせるこの瞬間にきっとあなたも心揺さぶられるはず。映画を突き動かす原動力、そして映画が突き動かす力をこの2作からぜひ感じ取ってほしい。『トガニ幼き瞳の告発』は8月4日(土)よりシネマライズほか全国にて公開。『あの日 あの時 愛の記憶』は同日より銀座テアトルシネマほか全国にて公開。■関連作品:あの日 あの時 愛の記憶 2012年8月4日より銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2011 MediaPark Film- und Fernsehproduktions GmbHトガニ 幼き瞳の告発 2012年8月4日よりシネマライズ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
2012年08月03日シリーズ最終章『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の公開を前に、スマホ向け放送局NOTTVで「係長 青島俊作」の第2弾「係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!」が独占放送されることになり、8月3日(金)、都内で完成記念試写会が行われ、主演を務める織田裕二を始め、共演する夏帆と長瀬国博監督が出席した。主人公はもちろん湾岸署刑事課強行犯係係長・青島俊作(織田さん)。徹夜続きのある日、湾岸署管内のなぎさ商店街の会長が殴打される傷害事件が発生するが、次々と“被疑者”が自首してくるという前代未聞の事態に…。彼らを取り調べる青島は、事件の背景に商店街全体の地上げ問題があると気づく。ちなみに物語の舞台は、9月1日(土)に放送されるスペシャルドラマ「踊る大捜査線 THE TV SPECIAL」の1か月前、9月7日(金)に全国公開される『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の2か月前の出来事という設定になっている。織田さんは「普段の『踊る』って人も物もあふれた豪華な作品。でも今回は取調室という原点に立ち返り『怖い、逃げ場がない』と思うと同時に、すごくやりがいがあった。これは挑戦状ですもんね、すぐ火がつきました」と“密室劇”に闘志満々だったのだとか。長瀬監督も「見どころは被疑者と織田さんの絶妙な“間”ですね。青島=サラリーマン刑事という原点に戻ることもできた」とアピールした。一方、夏帆さんは事件の第一発見者である商店街のマドンナ的存在を演じ、『踊る』シリーズに初参加。「小さい頃から見ていたので、まさか自分が参加できるなんて。台本に“青島”って書いてあるだけで感動しましたし、現場で織田さんにお会いして“あっ、本物だ!”って興奮し、それに緊張もしましたね」とふり返る。これに対し織田さんは「それ、初めて参加されるキャストのみなさんからよく言われますね」と照れくさそうな表情。どうやら“青島あるある”のようだ。そんな織田さんにとって、今年は劇場版完結をもって“ラストダンス”を迎える記念すべき年。青島俊作という邦画界きってのアイコンを15年演じ続け「本当に演じることができて良かった役。まるで部活のような感覚だったし、何より演じ続けることで、ファンのみなさんに育てていただいた“一体感”を味わうことができた。もちろん、寂しさはありますが、ぜひ最後まで楽しんでほしい」と感無量の面持ちだった。「係長青島俊作2事件はまたまた取調室で起きている!」は8月末よりNOTTVで放送(全10話)。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年08月03日3部作シリーズの“終焉”を描く『ダークナイト ライジング』。クリスチャン・ベイル扮する、街の平和を守るべく暗躍する“バットマン”の物語に幕が下ろされる中、シリーズを通してこの男を陰で支えてきた男たち、アルフレッド役のマイケル・ケインとルーシャス・フォックス役のモーガン・フリーマンの名優2人による貴重なインタビュー映像が到着!8年前の悪夢以来、戦意を喪失し表舞台から姿を消していた“バットマン”ことブルース・ウェイン。最愛の人を失った深い悲しみ、そして戦うことの意味を見失った彼の心の葛藤の旅が本作では描かれるが、そんな彼をわが息子のように見守り、背中を押してきたのがこの2人である。ブルースが戦うための武器や最新テクノロジーを積み込んだマシンの開発者であり、ウェイン社を支えるルーシャス(モーガン)。そして先代よりウェイン家に仕え、バットマン誕生の立役者でもある執事・アルフレッド。本作では、最強の敵・ベインの出現により最大の危機を迎えるブルースにどのような助言を与えるのか?シリーズ開始から7年、その撮影現場は「居心地のいい場所。最初から撮影が楽しみだった」と語るモーガン。だが、最初のうちはクリストファー・ノーラン監督との間もぎこちなかったそうで、回を重ねるごとに「2回目でイメージが分かってきて、3作目では何の説明もいらなかった」とシリーズを通して築いてきた絆を、少し寂しそうに明かす。その横で静かに頷くマイケルもまた、ノーラン監督の才能をまるで自分のことのように誇らしげに語る。特に本シリーズが単なるヒーロー・アクションではなく、ゴッサム・シティの正義を守ろうとするブルースらの内面の葛藤をしっかりと描いている人間ドラマであることに感服する。「普通の作品(アクション大作)なら、人間はただの“オマケ”だ。アクションや特殊効果のつなぎでしかない。でも、クリスには本物の人間を描く才能があるんだ」。そして、話題は本作で描かれるシリーズの“結末”へ。「観客はハラハラしながら“結末”を見守ることになる」(モーガン)、「汗びっしょりになるよ」(マイケル)と幾多の映画に出演してきた2人でも、そのラストには驚愕せずにいられなかった様子。長らく携わってきたシリーズからの卒業を迎え、哀愁ムードが漂う2人だが、その偉業を誇らしげに語る姿は本シリーズが見事に“完結”したことを感じさせる。こちらの映像から名優たちの万感の思いに耳を傾けてみて。『ダークナイト ライジング』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY特集:この夏アツイ!男たち■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年08月03日アイスランド出身の女性アーティスト、ビョークが英国プロデューサーのデイビッド・アッテンボローとタッグを組み、音楽ドキュメンタリー『Attenborough and Bjork:The Nature of Music』(原題)を製作することが決定した。同作は音楽の進化や人間と音楽の関係、今後テクノロジーがいかにその関係に影響を及ぼすのかといったテーマを追究した作品になるとのこと。監督を務めるのはルイーズ・フーパー、製作は『Katy Perry:Part of Me』(原題)や英ポップバンド「ブラー」のPVで定評があるパルス・フィルムズ社が担当。英チャンネル4で放送される。本作の製作総指揮を務めるルーカス・オチョア氏は、本作について「ビョークの革新的な音楽プロジェクト(である2011年の「バイオフィリア」)に端を発した企画」と言い、我々としてはビョークとこのドキュメンタリーを製作することができてとても興奮しています。ビョークはポップ・カルチャーにおいて最もアイコニックな存在で、ほかのどのアーティストもしないような斬新なことを試みる存在なんです」と作品への意気込みを語る。オチョア氏が言う通り、ビョークによるマルチメディア・プロジェクト「バイオフィリア」が強く影響しているという同作では、コトドリやヨシキリなどの鳥のさえずりやシロナガスクジラの鳴き声を織り交ぜて自然界における音楽の存在を表現するものになるようだ。ビョークとプロデューサーのアッテンボロー氏は昨年、3年ぶりの彼女のイギリス公演「マンチェスター・インターナショナル・フェスティバル」が開催された際に、同氏がイントロダクションやナレーションを担当するという形でコラボを実現している。ビョークは子供の頃に見たアッテンボロー氏によるザ・ローリング・ストーンズへのインタビュー映像を見て以来、彼を「私のロックスター」と高く評価しているとか。
2012年08月03日全米でのシリーズ歴代最高のヒットに続き、日本でも先日劇場公開を迎え初日興収1億円突破という好スタートを切った人気アニメーションシリーズ最新作『マダガスカル3』。主人公のライオン・アレックスら人気キャラクターたちと肩を並べて、ファンから高い人気を集めているのが、「発明」「戦闘」「変装」をこなすバイプレイヤーのペンギンズ。このたび何と彼らを主人公にしたスピンオフ映画が2015年に製作されることが決定!すっかり大物ぶりを発揮している彼らが本作をナビゲートする特別映像「ペンギンズに聞け!」が到着した。ニューヨークの動物園を飛び出したライオンのアレックスら動物たちの珍騒動を描く本シリーズ。最新作では、ヨーロッパで指名手配となった一味が新しい仲間と共にサーカス一座でドタバタ劇を繰り広げる。もちろん本作でも大活躍を見せる、スーパー頭脳派集団のペンギンズ。「ペンギンズに不可能はない」と言わんばかりに、自分たちを主役にしたDVDデビューを果たしたかと思えば、今回スピンオフ映画の製作までちゃっかり決定させてしまった。まさに“飛ぶ鳥を落とす勢い”の彼らだが、こちらの映像では隊長がしっかりと本作の見どころをナビゲート!…のはずが、「うっそぴょ~ん」と百獣の王・ライオンまでをおちょくる余裕を見せつけるあたりは、さすがの一言に尽きる。シリーズ第一作目では、ニューヨークの動物園で観衆に愛想を振りまく一方で、脱走計画を企てていたペンギンズ。これこそがアレックスたちの壮大な冒険のきっかけともなるのだが、ペンギンに関する番組・記事の執筆・出演・監修などを手がけているペンギン会議研究員・上田一生氏は彼らについてこう解説する。「元々、ペンギンは野生動物です。動物園から脱出すれば、かなり自由かつ奔放に行動するに違いありません」と彼らの“過激な活躍”もうなずける回答。本作冒頭で“ギャンブル三昧の休暇”を過ごそうとモンテカルロのカジノへ向かう彼らの行動も納得?さらに、「ペンギンの動きは俊敏で集団行動も得意です。また、何と言っても知的な作戦遂行能力に優れています」と太鼓判。本作でも隊長を筆頭に、コワルスキー、リコ、新人らチームは得意とする集団行動と頭脳プレーで大活躍!劇場に足を運ぶ前に、こちらの映像でそんな彼らのスマートなナビゲートを楽しんでみては?『マダガスカル3』は全国にて公開中。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マダガスカル3 2012年8月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2012年08月03日人が旅に出たくなるときってどんなときだろう?季節ごとの休暇を使って旅に出る人もいれば、思い立ってすぐにふらりと出かけてしまう人もいる。観光、癒し、趣味…人が旅に出る目的は様々。もちろん仕事で異国を訪れることも立派な旅のひとつ。たまたま観た映画の舞台となっている国や街が気になって、映画のロケ地を巡りたくなることだってある。そう、映画と旅は意外と密接な関係にあって、あのカフェに行ってあの料理を食べてみたい!あの歴史的建造物を、あの風光明媚な景色を自分の目で見てみたい!など、映画のワンシーンがきっかけで旅の計画が始まることも多かったりする。そして、旅先の拠点となるホテルも映画と密接な関係だったりするわけで──。たとえば、特集「一度は泊まりたい映画の中の有名ホテル30」でも紹介されているように、ニューヨーク観光なら『セックス・アンド・ザ・シティ2』に出てくる「ザ エンパイア ホテル」、パリ観光なら『ダ・ヴィンチ・コード』の「ホテル リッツ パリ」という具合に、ホテルを選ぶだけでも楽しさはぐんと広がる。旅する前からワクワクして、実際に訪れてドキドキして。そんな素敵なホテルが登場して旅に出たいと思わせてくれる映画がまたひとつ誕生した。それは、世界で最も美しい島と言われ、“カリブ海の真珠”と呼ばれるキューバの首都・ハバナを舞台にした『セブン・デイズ・イン・ハバナ』。7人の監督が描き出す、独立した7つのエピソードからなるアンソロジー映画だ。描かれるのは、月曜日から日曜日までの7日間の出来事。ツーリストの視線とその街で暮らす人々の日常がバランスよく組み込まれていることで、観光地としてのハバナ、生活する土地としてのハバナの2つの側面を体験できる。現実と寓話が混ざり合ったような、何とも不思議な物語でもあるのだ。とある女性と出会い忘れられない一夜を経験した青年、著名映画監督とタクシー運転手との友情、キューバ人の歌姫とスペイン人の実業家の情熱的な恋…など多種多様の人間模様が語られ、いつの間にかまるで自分自身がハバナで1週間を過ごしているような、そんな感覚にさせてくれる。そして、美しい街並と共に監督たちが選んだホテルももちろん泊まりたくなるホテルばかり!ベニチオ・デル・トロの監督デビュー作となった「ユマ/月曜日」、世界三大映画祭全てにおいて監督賞に輝いているサラエボ出身のエミール・クストリッツァ監督が著名な監督役で出演している「ジャム・セッション/火曜日」の2つのエピソードには、「ナショナル デ キューバ(Hotel Nacional de Cuba)」が登場する。旧市街と新市街を結ぶ海岸に沿ったマレコン通りに位置する老舗で、キューバのランドマーク的存在でもある人気のあるホテルだ。また、『アナとオットー』などで知られるスペインの鬼才フリオ・メデム監督作の「セシリアの誘惑/水曜日」に出てくる「ホテル ハバナ リビエラ(Hotel Habana Riviera)」もオーシャンビューが魅力的。文豪アーネスト・ヘミングウェイがこよなく愛した街であるように、世界で活躍する7人の監督たちがハバナという街を舞台に映画を撮りたくなったように、映画を観た人の旅心はきっとくすぐられるはず。美しい海や自然はもちろん、世界遺産に登録されている旧市街地などの歴史に触れる旅、そして映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でも知られるラテン音楽などの文化に触れる旅をしに、いざハバナへ!(text:Rie Shintani)特集「一度は泊まりたい映画の中の有名ホテル30」■関連作品:セブン・デイズ・イン・ハバナ 2012年8月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© FullHouse/MorenaFilmsセックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc.
2012年08月03日2009年に公開され記録的なヒットを樹立した『ONE PIECEFILMSTRONGWORLD』から早3年、国内はもとより世界中が待ち望んだ劇場版『ONE PIECE』シリーズ最新作『ONE PIECE FILM Z』が今冬、公開を迎える。このほど篠原涼子と香川照之がこの話題作のゲスト声優として参加することが発表された。原作者の尾田栄一郎による総合プロデュースの下、舞台や映画、テレビにラジオまで多岐にわたり活躍する超売れっ子作家・鈴木おさむが脚本を担当する本作。劇場版シリーズでは初めて「新世界」編に突入し、全海賊抹殺を企む首謀者にして伝説の元海軍大将・ゼットとモンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の壮絶なバトルが繰り広げられる。今回、篠原さんと香川さんが演じるのは、元海軍大将・ゼットの最強の部下たち。今年2月の第2子の出産後初の映画出演作にして初の声優挑戦となる篠原さんは「モドモドの実」の能力者でセクシーな女性科学者・アインを、今年6月に愛息子と共に歌舞伎俳優としても第一歩を踏み出した香川さんは、「モサモサの実」の能力者で無口な忍者風海軍・ビンズを演じる。篠原さんは「アニメの声優をさせていただくのは初めてのことで、私にとってはこのお仕事がまさしく“新世界”です。ルフィたちがワクワクドキドキな冒険をするように、私もこの“新世界”を楽しんで冒険したいと思っております」と新たなるチャレンジに意気込む。一方の香川さんは、「息子が『ワンピース』のファンで、願ったり叶ったりのことで嬉しく思っております。これを機に私もワンピース博士目指して頑張ります!」とパパの顔を覗かせる。出産直後の声優初挑戦に歌舞伎界入りと、“新世界”に突入する本作に最適の2人の活躍に期待!『ONE PIECE FILM Zワンピースフィルムゼット』は12月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:ONE PIECE FILM Zワンピースフィルムゼット 2012年12月15日より全国にて公開© 尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会
2012年08月03日自伝的コミックを自ら映画化した『ペルセポリス』で、2007年カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた女流監督、マルジャン・サトラピが再び自身のコミックを原作に、フランスを代表する俳優マチュー・アマルリックを主演に迎えて贈る可笑しくも切ないラブストーリー『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』が今秋、日本公開となる。これに先駆けて、本作の切なくも美しい予告編映像がいち早くシネマカフェに到着!マチューが演じるのは、聴く者全てが涙する天才バイオリニスト、ナセル・アリ・カーン。質素なアパートで、教師である厳格な妻と2人の幼い子供たちと暮らしていた彼だが、愛用のバイオリンを失い、もはや人生は意味がないものと悟り、人生を閉じる決心をする。最期の8日間、彼はそれまでの人生を追体験し、生涯でただ一人愛した若き日の恋人との別れに想いを馳せる――。コミック「鶏のプラム煮」(小学館集英社プロダクション刊)を原作に、リアルとファンタジーを行き来する可笑しくも切ない愛の物語。『潜水服は蝶の夢を見る』などで高い評価を集めるフランス随一の演技派マチュー・アマルリックを筆頭に、『ブルーベルベット』のイザベラ・ロッセリーニ、『そして僕は恋をする』のキアラ・マストロヤンニらヨーロッパが誇る永遠のミューズが物語に艶やかな華を添える。主人公・ナセルが紡ぐ美しいバイオリンの音色と共に幕を開けるこちらの予告編。何よりもバイオリンを愛する芸術家のナセルだが、現実の世界は彼の理想とは異なるものだった。大切なバイオリンを破壊され、夫婦関係も冷め切ったものになり、死ぬ決意をしたナセルが思い出すのが、かつて叶わなかった恋。美しき女性との出会いから燃えるような恋愛期間、そして2人が離れ離れになってしまうまでが美しい色彩とメロディで綴られている。豊満な胸に体を埋める“ミニ”ナセルの姿や、口から出したタバコの煙がモクモクと窓から這い出るシーンなど、ナセルの頭の中の世界が観る者に不思議な魔法をかける。記憶の糸をたどれば誰でも「叶わなかった恋」、「大好きだった人」が心の中に思い浮かぶはず。そんな全ての大人に贈る甘酸っぱい物語のファンタジックで味わい深い世界を一足先に覗いてみては?ジャン・ピエール・ジュネ(『ミックマック』)やミシェル・ゴンドリー(『エターナル・サンシャイン』)、ウディ・アレン(『ミッドナイト・イン・パリ』)の世界観を愛する人はきっとこの乙女ゴコロをくすぐる、めくるめく世界の虜になるはず。『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』は11月10日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ミッドナイト・イン・パリ 2012年5月26日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開Photo by Roger Arpajou -(C) 2011 Mediaproduccion, S.L.U., Versatil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~ 2012年11月10日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© Copyright 2011Celluloid Dreams Productions-TheManipulators-uFilm Studio 37-Le PacteArte France Cinéma- ZDF/Arte-Lorette Productions-Film(s)
2012年08月03日歌手のテイラー・スウィフトが、ケネディ家の御曹司と交際していることが発覚した。22歳のテイラーが交際中なのは、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの政権下で司法長官を務めた弟ロバート・ケネディの孫にあたる18歳のコナー・ケネディで、先日2人でロマンティックな週末を過ごしているのを目撃されているが、2人の共通の友人はテイラーがロバートの関係を真剣に考えていると「People」誌に明かした。「2人は少しだけですがデートを重ねています。テイラーはロバートに心を奪われたようですね」。またテイラーはコナーの近くにいたいため、マサチューセッツ州ハイアニスポートにあるケネディ家の隣の物件をすでに押さえているという。先日テイラーはケネディ家と共に、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子で、コナーとは従兄弟にあたるパトリック・シュワルツェネッガーと米独立記念日を過ごしているのを報道され、パトリックとの交際がうわさされていた。しかし先週末になってテイラーがコナーと腕を組んで歩く姿が目撃されており、さらに先月29日(現地時間)にはケネディ一家と共に教会での日曜礼拝にも参加している。一方のコナーだが、父親のロバート・ケネディJr.が母親・メアリーと泥沼の離婚劇を繰り広げており、11歳から18歳までの4人の子どもの親権を父親が獲得したのを受け、5月16日(現地時間)には母・メアリーがニューヨークにある自宅近くの納屋で首吊り自殺をしているのが見つかっている。■関連作品:ロラックスおじさんの秘密の種 2012年10月6日よりTOHO シネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2012年08月03日ドリュー・バリモアが新作『The End』(原題)で監督業に復帰することになった。2009年に『ローラーガールズ・ダイアリー』で監督デビューを果たしたドリューだが、アーロン・エリ・コレティ(「HEROES/ヒーローズ」シリーズ)が脚本を担当する同作は、世界の終末を前にした人々の運命を描く群像劇になる模様だ。「The Hollywood Reporter」紙が報じるには、地球最後の日まで自分の番組の放送を続けることを決心したロンドンのラジオDJや、東京では妻と赤ん坊に会おうと奔走するある男性が、アメリカでは世界の終わりにどちらの家族に会いに行くべきかで喧嘩をするティーンエイジャーのカップルといった世界各地の人間模様が描かれるようだ。ドリューは本作だけではなくロマンティック・コメディ作品『How to be Single』(原題)でも監督を務めるほか、スリラー作品『Heist Society』(原題)のプロデュースも手掛ける予定だ。■関連作品:HEROES/ヒーローズ [海外TVドラマ]ローラーガールズ・ダイアリー 2010年5月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 BABE RUTHLESS PRODUCTIONS, LLC All Rights Reserved.
2012年08月03日恋人、クリステン・スチュワートの浮気発覚で傷心のロバート・パティンソン。沈黙を守り、姿をくらましている彼はどうやらリース・ウィザースプーンの所有する農場に滞在しているらしい。ロバートとリースは『恋人たちのパレード』で共演して以来の友人。リースがカリフォルニア州オーハイに所有する農場で、ひとりで過ごしているという。関係者は「ロバートはいま混乱していて、いろいろな疑問が頭に渦巻いている状態です」と明かす。主演映画『スノーホワイト』のルパート・サンダース監督との浮気を認めたクリステンと仲直りして再スタートを切るのか、このまま別れてしまうのか、まだ決断できずにいるロバートだが、クリステンの関係者は「彼女は何としても関係を修復したいのです。彼女はいまそのことだけを考えています」と語る。クリステンはロバートにメールや電話攻勢をかけているという。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2 2012年12月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.恋人たちのパレード 2012年2月25日よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開© 2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.スノーホワイト 2012年6月15日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. All Rights Reserved.
2012年08月03日『ボーン・アイデンティティ』に始まるマット・デイモン主演で世界的ヒットを記録した人気シリーズの最新版となる『ボーン・レガシー』。本作で新たに主演に迎えられたジェレミー・レナーが初の来日を果たし、8月2日(木)に都内で行われた舞台挨拶に登壇した。前シリーズではマット演じるジェイソン・ボーンが“造られた”国家レベルの極秘計画「トレッドストーン計画」と、そのアップグレード版となる「ブラックブライアー計画」の謎が解き明かされていったが、本作はその裏で同時に進行していた新たな機密プログラムがテーマ。「アウトカム計画」と呼ばれるそのプログラムの“最高傑作”であるアーロン・クロス(ジェレミー)に国家の魔の手が忍び寄る…。ジェレミーは、劇中の冷静沈着なキャラクターとは正反対に「コンバンハー!」と覚えたての日本語を叫びながらハイテンションで登場。カンニングペーパーを片手に自己紹介も日本語で行ない喝采を浴びた。昨夜、日本に着いたばかりでこの日もガッチリと取材が組まれているため「空港とホテルの部屋と自分のまぶたの裏側しか見てないよ…」とボヤくが、「今夜は夜の街に繰り出すつもり。できることなら日本の庭園を見たいし、カラオケにも行きたいね」と笑顔で語った。この日は特別ゲストとして、アーロンと行動を共にする女医で、レイチェル・ワイズが演じたマルタの日本後吹替え版ボイスキャストを務めた松雪泰子も登壇。松雪さんは「ハリウッド映画の舞台挨拶に出る機会はないので緊張してます」と語るも、“生”ジェレミーを目の前にし「とっても素敵でドキドキしてます。映画のクールなアーロンもいいですが、ご本人の方がもっと素敵です」とウットリ。ジェレミーも「松雪さんは美し過ぎるので、声だけじゃもったいないですね」とご機嫌だった。本作の見どころでもあり、ジェレミーにとって「もっともプレッシャーだった」というのが走りアリ、組手での戦いアリの激しいアクションシーン。ジェレミーは「幸運なことに『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』、『Hansel and Gretel:Witch Hunters』(原題)、『アベンジャーズ』と前の3作がアクションだったのでその全てが準備となりました。『アベンジャーズ』の撮影からは3週間しか空いてなかったんですが、毎日戦うという奇妙な日々でしたね」とふり返る。松雪さんは「強いところも魅力ですが、精神的な強さもより魅力的です」と絶賛するが、もし続編のオファーが届いたらどんな役をやりたいか?という問いに「アクションが大好きなので激しいのをやってみたい!アーロンを狙う最強の刺客で」と“強い女”を希望。ジェレミーも「彼女にならボコボコにされてもいいです(笑)」と共演を受け入れ、客席は笑いに包まれた。『ボーン・レガシー』は9月28日(金)より全国にて公開。■関連作品:ボーン・レガシー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
2012年08月02日ヒュー・ジャックマンとリー・ダニエルズ監督が、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの暗殺事件の映画化でタッグを組むことになった。2年前にも公民権運動を題材にした作品『Selma』(原題)の製作に取り組んでいた2人だが、同作がお蔵入りになってしまった結果、今度は公民権運動のリーダーであるキング牧師に照準を合わせたようだ。ミレニアム・フィルムズ社が製作と資金調達を担当することになったものの、配給会社は未定。本作でヒューはキング牧師を暗殺したとされるジェームズ・アール・レイの弁護士、ウィリアム・ペッパーを演じる予定で、ウィリアムの孤独な戦いを描いた作品になるそうだ。ヒューは、コメディ作品『Butter』(原題)でジェニファー・ガーナーやアリシア・シルヴァーストーンと共演するほか、日本でも12月28日(金)より公開される人気ミュージカルの映画化『レ・ミゼラブル』にジャン・バルジャン役で出演しており、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、ラッセル・クロウらと共演するなど新作が目白押しだ。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開
2012年08月02日「この役が大好きなの。再び演じられてこの上なく嬉しい」。嬉々として魔性のスパイ、ブラック・ウィドウを演じることの楽しさを語るスカーレット・ヨハンソン。ロバート・ダウニーJr.率いる『アイアンマン2』に続き、最強のヒーロー映画『アベンジャーズ』の戦士のひとりとして召集された彼女本人が語る本作の魅力とは?メンズの中で紅一点、戦う彼女のセクシー・アクションとインタビューを凝縮した特別映像がどこよりも早くシネマカフェに到着!『アイアンマン2』ではロバート扮するアイアンマンことトニー・スタークの新たな秘書として採用された彼女。オリンピック選手並みの運動能力を誇り、幅広い武術を体得した世界最高峰の暗殺者として、魔性の活躍を見せていた。そんな彼女に今回、与えられたミッションは、つらい過去のために戦うことを頑なに拒否するハルクことブルース・バナーを、地球を守るべく“アベンジャーズ”に召集すること。まさに、地球最強の男たちを集めていく基点ともなる女性なのだ。冒頭からいきなりセクシーなアクロバティックで観る者を惹きつける彼女だが、その話術も実に冴えたもの。果たして、彼女はどんな方法でブルースを説得するのか?さらに、何やらワケありなホークアイ(クリント・バートン)との息の合った戦いぶりや、気の知れた仲であるアイアンマンにも「彼女はチームに欠かせない」と言わしめるところを見るかぎり、“地球は女で回っている”と思えなくもない?スカーレットが魅せるアクションはもちろん、男たちを動かす彼女の交渉テクニックもぜひ注目してほしい。こちらの映像では、そんなブラック・ウィドウの魅力に加えて、地球最強のヒーローが集結していく過程、そこから始まる“パーティ”(アイアンマン曰く)の一部が垣間見れる。ぜひ、映画鑑賞前に見どころを予習してみて。『アベンジャーズ』は8月14日(火)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.
2012年08月02日「なりきる」というのとは違う。「魂をすくい取る」とでも表現すべきだろうか?井浦新は自らが演じる人物に真摯に向き合い、映画の中を生きる。「政治や思想ではなく、そうやって生きるに至った人物そのものに興味がある」という本人の言葉通り、革命を信じ内ゲバを繰り広げた極左の活動家から自衛隊の決起を呼びかけ割腹自殺を遂げた三島由紀夫、旧日本軍の軍人に怨霊伝説で後世にその名を記憶される悲劇の帝まで、イデオロギーや時代を超えて様々な人物を演じてきた。そんな彼が最新作『かぞくのくに』で演じるのは、70年代に家族と別れ北朝鮮に移住し、25年を経て病気療養のために日本に一時帰国をすることになったひとりの“異邦人”。在日コリアン2世であるヤン・ヨンヒ監督自身の体験を基にした本作で井浦さんは何を感じ、伝えようとしたのか?「答えを提示するのではなく、もっと生々しく感じてもらえるような芝居をしたい」いま現在も解決されることなく日本と北朝鮮の間にある種々の問題や現実が、前提として本作に横たわっていることは間違いないが、映画の中心を貫いているのはタイトルにもあるように、ある在日コリアンの“家族”の物語である。井浦さんは意外性を感じながら脚本を読み進めたという。「最初に監督自身と(北朝鮮に渡った)お兄さんの体験を基にしたお話と聞いていたのですが、正直、もっと政治に寄った物語なのかなと思っていましたが、読んでみたら、そうした政治的な部分は、見事に“背景”としてキッチリ収まっていて、ある家族の苦悩や在り方がしっかりと描かれていた。とは言ってもこの家族の姿を通じて、様々な問題がものすごい力を持ってあふれ出てくるのを感じました。やはり実話だからこその力を感じたし、そこに自分が参加したいという気持ちが湧いてきました」。25年ぶりに生まれ育った日本の地を踏み、家族や友人、かつての恋人と再会を果たすソンホ。井浦さんは淡々と静かな佇まいで彼を演じるが、その静けさが彼の存在感を際立たせ、声なき彼の心の叫びを見る者の胸に響かせる。「まさにその点は最も意識してやった部分です。物語自体に力があるからこそ、大げさに何かを表現するような演技は絶対にしないと決めていました。悲しい出来事を悲しく表現するのではなく、見る人に答えを提示するのでもなく、もっと生々しく感じてもらえるような芝居がしたかったんです」。安藤サクラとしか築き得なかった兄妹の関係特に感じてほしいのはソンホと家族との心の距離。映画で描かれるのはほんの数日の物語だが、そのわずかな時間の流れの中で決して劇的にではなく、少しずつその距離は変化していく。「共演者のみなさん(父:津嘉山正種、母:宮崎美子、妹:安藤サクラ)とは、事前の打ち合わせは全くないままにテストに臨んで、そこでそれぞれが考えてきたことを積み重ねて“家族”を作っていきました。やはりこれは個人ではなく家族で紡いでいく物語。みんなで距離感を探りながら自然に生まれてきたお芝居だと思います」。映画は幼い頃に別れた兄・ソンホを見つめる妹のリエの目線で描かれる。国家の命令でリエに日本での諜報部員になることを持ちかけるソンホ。彼女に自由に生きることを託すソンホ。2人の関係性を表現する上でのヤン監督との会話とリエ役の安藤サクラの存在の大きさについてこう語る。「何より考えたのは、ソンホにとってリエはどういう存在なのか?ということ。その答えは監督との話の中にありました。こちらから『お兄さんのことをどう思ってたんですか?』とは尋ねませんでしたが、監督がお兄さんについて語るときの顔が本当に嬉しそうだったんです。そんな妹をどんな思いでお兄さんは見ていたんだろうと考えながら作り上げていきました。妹に諜報員になるようにと言うなんて、ソンホのような男ならそこには苦しみしかなかっただろうし、言った後で悔いる気持ちも湧いてきたと思う。キッパリと彼女が断ってくれたことに救われもしただろうし、それを経て彼女への心の開き方もまた変わっていったと思う。そうやってワンシーンごとに積み重ね、築き上げていきましたが、それはサクラさんとでなければできなかったでしょうね。決してやりやすいだけじゃないんです。むしろやりづらかったりもするんだけど(笑)、その先に独自のソンホとリエの関係性を作れると確信しながら探っていきました」。宿題は増えていく。「ツライ」と思えるようになって楽しくなってきた冒頭でも触れたが、政治的な右左やフィクション、実話を問わずここ数年、多様な役柄を演じてきた。巡り合せもあるが役の振れ幅という点で、これほど両極端な立場の役柄をこの短い期間に演じられる俳優はそうはいないだろう。「芝居を通じて歴史上の事件を追体験することはできても、その人物そのものになることなんてできないし、ましてやその人の気持ちを僕が分かることなんて絶対にできないと思ってます。それでもその人が感じたものと近い何かを感じることはできるのでは?という思いもあって、人間そのものへの興味が尽きないです」。「ここ数年でやっと、自分がやってみたいと思っていた表現方法や求めていた役柄と出会えるようになった」とも。その過程で自身が変わっていっていることも感じており、変化それ自体を楽しんでいるようにも見える。「こうやって自分の言葉で語るようになったのも本当に最近のことです。これまでは役柄や作品どころか自分の仕事についてさえも自分の考えを語ってきてなかったですから。何で俳優をやってるのかと尋ねられたら『何となく』でしかなかったです。もちろん、そのときにできる最高の状態で仕事に向き合ってきていたと思います。でも本当に役者が楽しいと感じられるようになったのはこの数年で、きっかけを与えてくれたのは若松(孝二/『実録・連合赤軍−あさま山荘への道程』)監督で、課題を生み出してくれたのが是枝(裕和/『ワンダフルライフ』)監督です。決して何かが分かったというわけではないし、楽しいと言っても血ヘドを吐きそうなくらいツラいのが楽しいって意味ですよ(笑)。どんどん迷宮入りするし、やればやるほど分からなくなるし、宿題は増えていく。それをちゃんと『ツラい』って思えるようになって、やっと楽しくなってきました」。今回の役柄さながら、静謐さの中に確かな熱を感じさせてくれる口調だった。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:かぞくのくに 2012年8月4日より東京・テアトル新宿、大阪・テアトル梅田ほか全国にて公開© 2011 Star Sands, Inc.11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち 2012年6月2日より全国にて公開
2012年08月02日ニューヨークへの留学を終え、先日帰国したばかりのタレント・マリエが8月2日(木)に都内で行われた映画『マリリン 7日間の恋』のDVD発売記念イベントに登場した。マリエさんは昨年9月よりニューヨークの大学でファッションデザインを専攻。途中、日本とアメリカを行き来しながら予定の科目を無事に修了し、2週間ほど前に正式に帰国した。マリリン・モンローの知られざる英国での恋を描いた本作。留学先のニューヨークでもかなり話題になっていたそうで、マリエさんはマリリンの代表作『お熱いのがお好き』なども鑑賞したそう。「切なく、キュンとするようなかわいらしい恋が描かれてますね」と語ると共に、さすがファッションについて学んだだけあって「男性のファッションがカッコいい!ぜひ男性にああいう格好をしてほしいですね」と独自の見どころポイントを明かした。母国を離れて英国へと撮影に赴くマリリンの心情については、留学した当初の自分を重ねるところもあったよう。「留学して電気やガスをどうやって通すんだろう?どこに電話すればいいのかと思いました。すべてゼロからのスタートで不安がありました」とふり返る。マリリンのように異国での恋は?という質問には「向こうはゲイの方ばかりで。かっこいい方は多いんですが…。5階建てのアパートで上も下もゲイのカップルでした」、「まったく何もなかったと言えばウソになりますが、続くようなもの、(日本に)持って帰りたいと思うほどのものはなかった」とちょっぴり残念そう。その分、恋愛願望が高まっているよう。「いろんなものにガマンしきれなくなっているので、期待しててください(笑)!」と報道陣に“恋愛解禁”を宣言。「知らない世界を見せてくれる人がいい。あと、ちゃんとお金を持っていてほしい…私が出すのはもうイヤ」と理想を明かす。1年ほど芸能界を離れている間に多くの女優やタレントが結婚、妊娠、出産を迎えたが「私がいない間に何が起こったの?という感じです」と驚きを口にする。マリエさんがいない間に続々と新たな女性タレントがテレビ進出を果たしているが、「みんなかわいい後輩で嬉しいです。私のイスもとっておいてほしい(笑)」と生き残りをアピールした。留学中も時折、日本のお笑いやバラエティ番組も相当、恋しかったようで「スギちゃんに会いたいです!」と今年、大ブレイクを果たしたワイルドな男との対面を熱望。「みなさんは飽きてるかもしれませんが(笑)、私にはまだ通用しますから!」と相変わらずのストレートな物言いで笑いを誘っていた。『マリリン 7日間の恋』DVD&ブルーレイは8月3日(金)より発売開始。『マリリン 7日間の恋』[Blu-ray]価格:4,935円(税込)『マリリン 7日間の恋』[DVD]価格:3,990円(税込)発売元:カルチュア・パブリッシャーズ/販売元:角川書店発売日:8月3日(金)※同日レンタル開始公式サイト:© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
2012年08月02日エマ・ストーンがキャメロン・クロウ監督(『幸せへのキセキ』)の新作ロマンティック・コメディ作品に出演することになった。ソニー・ピクチャーズ製作でタイトル未定の同作で、エマは監督と脚本を兼任するキャメロンと初めてタッグを組むことになる。「Deadline.com」の報道によれば、同作はトム・クルーズ主演作『ザ・エージェント』(’96)や『あの頃ペニー・レインと』(’00)に似たラブストーリーになる模様だという。『ノーカントリー』(’07)で製作を務めたスコット・ルーディンがプロデューサーを担当する本作は、『エリザベスタウン』(’05)でメガホンを取った後、キャメロン監督が計画していた『Deep Tiki』(原題)という作品の焼き直しになるともうわさされている。エマと言えば、『アメイジング・スパイダーマン』で共演し「映画の撮影セットで出会った瞬間に恋に落ちた」というアンドリュー・ガーフィールドとの熱愛が注目されている。「アンドリューとの共演は素晴らしかったわ。お互いセットに入った瞬間に恋に落ちたの。そういう関係を築けて最高だわ。どうやら私は魅力的な男性たちとしか仕事をしないようね」と「BANG Showbiz」に語っているが、果たして新作では誰とラブストーリーを繰り広げることになるのか?■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.幸せへのキセキ 2012年6月8日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2012年08月02日海外ドラマのスターたちに直撃するインタビュー・シリーズの第6弾。今回は美貌の殺し屋・ニキータが活躍する「NIKITA/ニキータ」の主演女優、マギー・Qに話を聞きました。リュック・ベッソン監督のフランス映画『ニキータ』に発想を得て、殺し屋を養育する政府の秘密組織・ディヴィジョンと組織壊滅を目指す主人公・ニキータの攻防が描かれていく「NIKITA/ニキータ」。かつては自分が所属していたディヴィジョンに対し、ニキータが数々の妨害工作を仕掛けてきたシーズン1も十分スリリングでしたが、マギーは「シーズン2はさらにダークな展開になっていくわよ。私自身、これまでに出演した映画やドラマの中で最も複雑な演技を求められたわ。ニキータの過去が明かされるエピソードでは、演じる私自身も精神的に追い詰められたもの」と語ります。これまでの物語では、“リベンジ・アクション”としての側面が強調されてきた「NIKITA/ニキータ」。ディヴィジョンに最愛の男性を殺されたことがニキータの行動の源になっていることを思えばそれも納得ですが、シーズン2はより繊細な物語へと変化しているようです。「シリーズが始まった頃は復讐(revenge)の物語として進行していたけど、いまはむしろ贖罪(redemption)の物語になっていると思う。復讐に燃えるニキータは徐々に進化し、人を許す心を学んでいくの。復讐は何も生まないことを知り始めているのね。そして、今度は殺し屋時代の自分が犯した罪と向き合う。そんなニキータの繊細な心の揺れを表現するのはすごく楽しいわ。物語の展開に納得がいかないときは、私の控え室に脚本家を閉じ込めて書き変えさせているの!いえ、これは冗談(笑)。でも、自分の意見を主張しようと日々頑張っているのは確かね。男性スタッフが多い『NIKITA/ニキータ』の現場において、ニキータの心の代弁者になれるよう、女性ならではの視点で意見を主張するのも私の役目だから」。「NIKITA/ニキータ」が単なるアクションドラマではなく、ひとりの女性の物語として共感を集めている裏には強い意志を持つマギーの努力と配慮が!「そうしないと、アクションだらけのドラマになっちゃうでしょう?もちろん、銃をぶっ放したり、敵を倒したりするのも好きだけどね」と微笑むマギーに、女性視聴者なら絶対に気になっている“あのこと”を聞いてみました。ディヴィジョン時代の上官にして現在の恋人・マイケルとの関係はどうなる!?シーズン1では敵対関係から一変、ラブラブの恋人同士となりましたが…。「シーズン2のニキータとマイケルは大人の問題にぶちあたる。“浮気したわね!”“いや、してないよ!”なんて子供じみた問題じゃなく(笑)、2人の前に過去の出来事や様々なしがらみが立ちはだかるの。だから彼らは問題に立ち向かわなくてはならないのだけど、そのことで関係がぎくしゃくしたりもする。でも、きっと2人は困難を乗り越え、美しく強い絆を取り戻すと期待していいわ。たぶんね。安心した(笑)?」インタビュー後編では、マギー自身のキャリアや美しさの秘密に迫ります!(text:Hikaru Watanabe)「NIKITA / ニキータ<セカンド・シーズン>」<レンタル>vol.1~68月8日(水)DVDレンタル開始※同日オンデマンド配信開始vol.7~119月5日(水)DVDレンタル開始<セル>「NIKITA / ニキータ<セカンド・シーズン>コンプリート・ボックス」[Blu-ray]価格:17,000円(税込)「NIKITA / ニキータ<セカンド・シーズン>」[DVD]価格:15,000円(税込)発売日:9月5日(水)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連作品:NIKITA/ニキータ [海外TVドラマ]
2012年08月02日