cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2034/2206)
そのトレードマークであるブロンドヘアを刈り上げ、元気あふれる溌剌とした青年から寡黙さの中に純情を秘めた大人の男性へ――。ニコラス・スパークス原作の珠玉ラブストーリー『一枚のめぐり逢い』でザック・エフロンは、見違えるような変貌を遂げている。彼が演じる男・ローガンは、ある一枚の写真を手にしたことで、死と隣り合わせの戦場を生き抜く。その写真に写る、後に彼と愛を交わすことになるヒロイン・ベスを演じるのは、テイラー・シリング。大胆なラブシーンにも挑戦した2人に、直撃した。「不安を感じていなければ、その役をやるべきじゃない」『きみに読む物語』、『親愛なるきみへ』などの原作者として知られる純愛ストーリーの名手、ニコラス・スパークスの作品の中でも高い人気を誇る恋愛小説の映画化。この大抜擢にザックは「興奮したよ!」と当時の心境を明かす。ザック:スコット(・ヒックス監督)が作品に関わっているのを知っていたからね。彼の作品を知るために、彼の映画を観はじめたんだ。最初は海兵隊を演じることにとても不安を感じていて、「僕はこの役に向いていない」と思い(オファーに対して)首を横に振っていたんだ。その後、スコットの映画を観て、彼が多くの異なる役者たちをそれまで彼らがやったことのない“ジャーニー”に連れていっていることを知った。それで『シャイン』を観て、こういったフィルムメーカーと仕事ができるのは、僕のキャリアにとってラッキーなことだということに気づいた。不安を感じていなければ、その役をやるべきじゃない。そういうことに気づいたときに、これが自分の役だと感じたんだ。撮影開始前の数か月、さらに撮影中にわたる厳しい訓練と食事制限で9キロ以上の体重を増やし、肉体改造を行ったザック。さらに、ローガンの背負う深い傷を理解するため、彼はスコット監督と共に海兵隊基地を尋ねたのだとか。ザック:そのとき初めて、心に響くものを感じた。彼(ローガン)がどんな人間で、いかに軍隊にいる人たちや兵士たちが僕らと違う種族だということを知ってね。彼らは本当の男たちなんだ、僕と同じ年齢のね。そのとき僕は23歳だったけど、その年齢で既に3、4回戦場に行っていたんだ。彼らと一緒にいたりその環境に浸ることで、彼らの特徴を拾うことができたよ。この映画のために僕を鍛えてくれたのがネイビー・シールズ(海軍の特殊部隊)だった。彼の名前もローガンっていうんだ(笑)。一度心を開くとそういった話をしてくれてとても助かったよ。ザックとテイラー、2人の絆を深めたあるモノニコラス・スパークスが生み出す物語の魅力として外せないのが、アメリカ郊外の美しき原風景。本作も、美しい木々や川に恵まれたルイジアナ州・ニューオーリンズでオールロケが行われた。どうやらそこではザックとテイラーの思い出の料理があったようで…。テイラー:アリゲーター(アメリカ地域に生息するワニ)を食べたわね。ザック:そうだったね。君は食べたことはなかったんだよね?僕はその前に食べたことはあったけど。テイラー:なかったわ。チキンみたいだったわ。ザック:美味しいソースが上にかかっていて、揚げてあるんだ。揚げてバターがかかっているんだ。テイラー:最高だったわ!それが(ザックに与えられた)任務だったの。私にアリゲーターを食べさせるね(笑)。「同じ釜の飯を食った」よろしく、同じ「珍味」を分け合ったことで絆を深めた(?)様子の2人。今回、2人はうっとりしてしまうほどの大胆なラブシーンにも挑戦しているが、そんな共有体験も功を奏したようだ。初めてのラブシーンについての感想は、「とても良かったよ(笑)」とザック。ザック:台詞は全くなかったしね(笑)。テイラー:そうね、なかったわね。そのときまで3か月くらいかしら?ずっと一緒に仕事をしていたから、お互いがとても楽に感じていたの。私たちは既に心が通じあっていたし、アリゲーターを一緒に食べていたしね(笑)。とても楽しかったわ。ザック:そのシーンをやる上で長い間かけて気持ちを作っていくんだ。毎日それに近づく感じでね。それはナーバスになるべきもの。でも、それを実際にやるときにはもう緊張は感じない。テイラー:そうなの。ザックはとても紳士で、私にとってやりやすくしてくれたわ。現場全体がとても素敵でパーフェクトだった。ほとんど1テイクだったと思うけど、2回やったかしら?ザック:僕ははっきり覚えてないな。僕が覚えているのは…忘れて。覚えていないよ(笑)。どうやら素顔は3つ年上のおねえさま、テイラーに一枚もっていかれている様子のザックだが、初めての本格的な大人のラブストーリーを経て、ますます逞しい大人の男へと成長していることは劇中の彼の表情を見れば明らかだ。ザック:今回演じたローガンにはいままでとは違うリアルな誠実さがあった。そして彼はいつも正しいことをする。ミュージカル・シアターのようなものから始めた僕にとって、今回のようなキャラクターを演じるのは大きな変化だよ。彼を演じるのは楽しかったよ。いつもに比べてユーモアは少なかったけどね。25歳ザック、今後のさらなる野望本作に続き、今年のカンヌ映画祭でも揃って登場したニコール・キッドマンとの共演作『The Paperboy』(原題)でも、年の差の恋愛に挑戦。さらに、自らの製作会社のもとで既に複数のプロジェクトを進行するなど、ザックの進化は止まることを知らない。新たなる理想の男性像を体現した25歳の、今後の野望とは――。ザック:ニコールとの仕事は驚くべきだったね。ずっと現場で彼女と一緒にいて、一緒にシーンを演じるのはシュールだった。でも彼女は本当に素敵だった。映画はとてもクールな感じだよ。それから僕は毎日、製作会社で働いているよ。昨日は4つの素晴らしいミーティングをした。よく分からないけど、奇妙な感じだよ。だってまだこれから出てくる新しい監督や、自分がファンだった素晴らしい監督と会って話すことができるんだからね。僕はアクションでも恋愛ものでも、ちゃんと地に足が着いた題材が好きなんだ。だから、例えば脚本家たちと物語を自分たちが思うように作り上げたり、自分たちと同じ考えを持つ人たちを見つけていくんだ。ただ座って完璧な役が来るのを待ってるのよりずっと楽しいよ。とても難しいけど、そうやって自分たちでチャンスを作っていくのは楽しいね。『一枚のめぐり逢い』は6月16日(土)より全国にて公開。特集:再発見、恋するキモチ© Stephan Schraps/Getty Images■関連作品:The Paperboy (原題)一枚のめぐり逢い 2012年6月16日より全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年06月05日6月3日(現地時間)、カリフォルニア州ユニバーサルシティのギブソン・アンフィシアターで「MTVムービー・アワード2012」が開催され、ジョニー・デップが「MTVジェネレーション」賞を受賞した。長年にわたる映画界への貢献を表彰するもので、これまでにトム・クルーズやサンドラ・ブロック、リース・ウィザースプーンらが受賞している。「エアロスミス」のスティーヴン・タイラー(フロントマン)とジョー・ペリー(ギタリスト)に紹介されてステージに登場したジョニーは、これまでのキャリアをふり返る映像を見終えると、「このクリップを見れば、僕には絶対どこかおかしなところがあるのが分かるね」と語った。長々とスピーチする代わりにジョニーはそのままロックバンド「ザ・ブラック・キーズ」のライブ・パフォーマンスに参加。「Gold on the Ceiling」、「Lonely Boy」の2曲でギターを演奏し、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。今回のアワードでは、全米で大ヒットした『ハンガー・ゲーム』が最優秀女優賞、男優賞を含む最多4部門受賞、根強い人気を誇る『トワイライト』、『ハリー・ポッター』の両シリーズ最新作も健闘した。特に最優秀映画賞に輝いた『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』はシリーズ第1作『トワイライト~初恋~』から連続受賞。主演を務め、実生活でもカップルのロバート・パティンソンとクリステン・スチュワートが「ベスト・キス」賞を受賞。ロブ様の欠席によりひとりで登壇したクリステンは、受賞カップル恒例のキスの相手がいないことに気づいて「どうしたらいいの?テイラー、テイラー・ロートナー。助けに来てよ」と『トワイライト』のジェイコブ役のテイラーに呼びかけて笑いを誘った。シリーズ最終作を迎えた『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は「ベスト・キャスト」賞、ハリー・ポッターが「ベスト・ヒーロー」賞に輝いた。MTVムービー・アワード受賞結果一覧最優秀映画賞『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』最優秀女優賞ジェニファー・ローレンス(『ハンガー・ゲーム』)最優秀男優賞ジョシュ・ハッチャーソン(『ハンガー・ゲーム』)最優秀新人賞シャイリーン・ウッドリー(『ファミリー・ツリー』)最優秀コメディ演技賞メリッサ・マッカーシー『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』ベスト・キャスト賞『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』最優秀変身賞エリザベス・バンク(『ハンガー・ゲーム』)ベスト・ファイト賞ジェニファー・ローレンス&ジョシュ・ハッチャーソン VS アレクサンダー・ルドウィグ(『ハンガー・ゲーム』)ベスト・ヒーロー賞ハリー・ポッター『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』ベスト・キス賞ロバート・パティンソン&クリステン・スチュワート(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』)最もショッキングな場面賞『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』最優秀クズ賞ジェニファー・アニストン(『モンスター上司』)最優秀音楽賞「「パーティー・ロック・アンセム」LMFAO(『21 Jump Street (原題)』)MTVジェネレーション賞ジョニー・デップ(text:Yuki Tominaga)© ロイター/アフロ■関連作品:ラム・ダイアリー 2012年6月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 GK Films, LLC. All Rights Reserved.ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2 2012年12月、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年06月05日真実の物語ほど、人々の心を揺さぶるものはない。そしてそれが映画という形をとると、その感動は一層増し、多くの人にの元に届けられる。夏休みが近づき大作が目立つこの時期、3本のリアル・ストーリーを描いた映画が話題を呼んでいる。『ソウル・サーファー』の主人公は、ハワイでプロサーファーを目指す13歳の少女、ベサニー・ハミルトン。2003年秋、練習中にサメに襲われ、片腕を失うという悲惨な事故に遭った彼女が、そのわずか2か月後には奇跡の大会復帰を果たすという奇跡の実話を映画化している。プロデューサーが映画化についてベサニーにアプローチしたのは事故が起きた半年後。ベサニー役には「セックス・アンド・ザ・シティ」のスピンオフTVシリーズでヒロインのキャリーを演じることでもいま注目の若手女優、アナソフィア・ロブが抜擢された。アナソフィアはサーフィンはもちろん水泳、ウェイトトレーニング、ストレッチなど徹底的なトレーニングを積み、現在もプロサーファーとして活躍しているベサニー本人にも教わった。また撮影は実際、ベサニーが幼い頃から親しんでいたハワイのサーフィンスポットで行われ、本人が自身役のスタントとして出演しているというリアリティへの徹底ぶり。ガールズムービーでもサーフィンムービーでも終わらない、ヒューマンドラマとして見事描かれている。『幸せへのキセキ』は「買った家に荒れ果てた動物園が付いてきた」というまるでフィクションのような実話を基にした一本。イギリスのジャーナリストのベンジャミン・ミーは、経営は全くの未経験ながらも動物園を買い取り、妻の悲しい死を含む多くの試練を乗り越えて、2007年の7月に動物園を再オープンさせる。彼はオープン後、自らの経験を新聞のコラムとして掲載。その後、ドキュメンタリーとしてテレビ放映され、さらにこの物語をまとめた本はイギリスでベストセラーとなった。そして、映画のプロデューサーがこの本に目を止めたことが映画化のきっかけとなったのだ。映画ではマット・デイモンがベンジャミン・ミーを演じている。これら真実のストーリーに、より一層リアリティを与えているのは、監督や俳優たちの実体験だろう。実生活でも父親であるデニス・クエイドは、「僕は『ソウル・サーファー』がベサニーの栄光のストーリーであると同時に、家族が苦境を乗り越えるストーリーであることに強く惹かれたんだ」と、役のオファーを即決。母親役のヘレン・ハントも同じ。「娘のベサニーには、どんなに暗闇に包まれた時期でも、何が真実なのか、自分自身で見出してほしいと思っているの。私が共鳴したのは、それこそまさに私が自分の娘に対して思っていることだからよ」。一方、『幸せへのキセキ』の監督として白羽の矢が立てられたキャメロン・クロウは、実は過去にオリジナル脚本以外の作品を作ったことがない。それでもプロデューサーは、「彼も子供を持つ父親なので、共感してもらえるものがあるのではないかと思った」とその思惑を明かす。そしてクロウ監督にとって、意外にも「ベンジャミンの話を伝えることは、自分が作ったほかの映画と同じくらい私的なもの」となったのだった。主演のマット・デイモンも私生活で4人の子供を持つ父親という体験は、役に大いに生かされたようだ。時には映画化されることによって、意外にも見過ごしていた奇跡や、局地的にしか知られていなかった真実の物語を教わることもある。「こんなすごい話が実際あったのか!」と驚かされることもしばしば。『だれもがクジラを愛してる。』は1988年10月に起きた、アラスカ氷海に3頭のクジラが閉じ込められるという事件にインスパイアされている。この事件は最初ローカル・ニュースとして報道されたが、全米、そして世界へ報道され、世界中の報道陣が救出現場に押し寄せ、自然保護活動団体から石油採掘業者、ホワイトハウス、冷戦中だったソ連までをも巻き込む一大事件となった。映画の原作となっているのは、当時、取材に関わったジャーナリストの著書。全編アラスカ州内で撮影を敢行し、地元民も大勢エキストラとして参加している。ドリュー・バリモア演じる主人公のレイチェル・クレーマーは、「グリーンピース」のアラスカ州支部責任者のシンディ・ローリーがモデルとなっており、この他にも実際に活動してる人物をモデルにしたキャラクターが多数出演している。映画が伝えてくれる、リアル・ストーリー。フィクションでは成し得ない、記憶に残る感動がそこにはある。特集:『ソウル・サーファー』リアル・ヒロインに会いたい!■関連作品:だれもがクジラを愛してる。 2012年7月14日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS.All Rights Reserved.幸せへのキセキ 2012年6月8日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.ソウル・サーファー 2012年6月9日より全国にて公開© 2011 Enticing Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2012年06月04日BBCで放映されたドラマ「SHERLOCK/シャーロック」でシャーロック・ホームズを演じ、2010年には英国アカデミー賞テレビ主演男優賞にノミネート、『戦火の馬』、『裏切りのサーカス』など話題作への出演が続く俳優ベネディクト・カンバーバッチが、『SHAME−シェイム−』のスティーヴ・マックイーン監督作『Twelve Years a Slave』(原題)に出演することが明らかとなった。ソロモン・ノーサップによる同名自伝小説を映画化した本作は、ソロモンが1841年にワシントンで誘拐され、奴隷として売られ厳しい労働を強いられるものの、12年後に妻に自身の過酷な状況を伝える機会を得て救出されるという話だ。キウェテル・イジョフォーが主人公のソロモンを演じ、残酷な奴隷主にポール・ダノが扮する同作品では、役柄は決まっていないものの、ブラッド・ピットとマイケル・ファスベンダーの出演が既に決定しているという。「Variety」誌によると、今回同作への出演が決まったベネディクトが演じるのはソロモンを奴隷として買うプランテーション農園主で、ソロモンのエンジニアとしての技量に感嘆し、後に彼と絆を結ぶという役どころのようだ。マックイーン監督は米・ニューオリンズで、6月後半から同作の撮影をスタートさせる予定だという。■関連作品:SHAME−シェイム− 2012年3月10日よりシネクイント、シネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2011 New Amsterdam Film Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film InstituteTwelve Years a Slave (原題)
2012年06月04日エマ・ストーンが人気コメディドラマ「iCarly」に出演するようだ。アメリカで最終シーズンを迎えるミランダ・コスグローヴ主演の同ドラマの1エピソードで、エマは劇中番組の元気いっぱいのファンの役でカメオ出演するという。年内に放送されるこのエピソードでは、ミランダ演じるカーリーとその仲間たちがジェリー・トレイナー扮するスペンサーに友達を探そうとする姿が描かれることになっており、その道中でエマのキャラクターが登場するようだ。5シーズンを経て今年11月に放送終了を迎える同番組。その最終エピソードは今月にも撮影される。これまでもミシェル・オバマ大統領夫人やジム・パーソンズなどを始めとした著名人がゲスト出演を果たしており、今後もエマのほか、コメディアンで俳優のジミー・ファロンらの登場が予定されている。エマは今月30日(土)から日本公開される『アメイジング・スパイダーマン』にヒロイン役で出演を果たしており、これに先駆けて来日することも決定している。■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年06月04日クリスチャン・ベールが「バットマン」の4作目に「ぜひチャレンジしたい」と話しているようだ。日本でも7月28日(土)より公開予定の『ダークナイト ライジング』で前2作に続きバットマンことブルース・ウェインを演じているクリスチャン。シリーズ3作目となる本作はクリストファー・ノーラン監督がメガホンを取る最後の作品と見られているものの、クリスチャンとしては将来的にバットマンを再び演じる選択肢は排除していないという。「僕の理解としては今回のものが最後の作品になるってことだよ。それが適切だ。妥当な結末だと思うよ。でもね…もし監督のクリスが新しい脚本を持ってきて『どう?別のストーリーがあるんだ』って言ってきたら、ぜひ第4作目にチャレンジしてみたいよ」とコメント。とは言うものの、肝心のクリストファーが絶対に第4作目はあり得ないと示唆し、今回の3作目がバットマンのストーリーの「終焉」になると「EMPIRE Magazine」誌に明言している。「そもそも僕がバットマン映画に引き込まれたのは、ブルース・ウェインのストーリーがあるからで、彼の子供の頃から始まるストーリーに生身のキャラクターを感じたからなんだ。ブルースはジェームズ・ボンドのような完全に出来上がったキャラクターではないので、幼少期から悲惨な経験を重ねて驚くべき人物になるまでの彼の旅路を我々は追いかけているんだよ。その過程は、私にとっては3部作なんだ。だから、明らかに今回の3作目がブルースのストーリーの“終焉”なんだ」と述懐している。クリストファーと共に脚本を執筆する弟のジョナサン・ローランも「これが正しい終わり方なんだ。全てをぶっ壊してね!」と畳み掛けている。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年06月04日5月29日(火)に老衰のため逝去した新藤兼人監督(享年100歳)の通夜と告別式が6月2日(土)と3日(日)に増上寺(東京・芝公園)にて行われ、監督の作品に出演した俳優陣や後進の映画監督など多くの映画関係者が参列した。増上寺の光摂殿に設置されたやや丸みを帯びたシルエットの祭壇は、監督の代表作『裸の島』の舞台である広島県・三原市の宿祢島(すくねじま)をイメージしたもの。その中央に飾られた遺影は遺作となった『一枚のハガキ』の撮影現場でのワンショットで、会場には今年1月に亡くなった音楽家の林光さんの手による『一枚のハガキ』ほか、数々の新藤作品を彩った音楽が流された。2日(土)の通夜で弔辞に立ったのは『午後の遺言状』、『墨東綺譚』など数多くの作品に出演した津川雅彦。「僕の最後のラブレター」と語るこの弔辞で、津川さんは先日、監督が亡くなった直後に送った「おめでとう」という言葉を撤回。死の直前まで監督がうわごとで映画の撮影の話をしていたということに触れ「先生の執念に参りました!降参です」と語り、「先生、愛してます」と思いをストレートに伝えた。『墨東綺譚』撮影中に80歳の誕生日を迎えたが、それ以来、監督は新作を撮るごとに「これが最後」と語っていたという。「みんな騙されてるけど、『みなさん、さよなら。これでおしまい』と仰ってから6本も撮った。狼少年みたいなものだけど、とうとう本当になっちゃった…」と寂しそうに語っていた。『三文役者』に主演した竹中直人は、報道陣の呼びかけに足を止め「深い感謝の思いを伝え、『三文役者』の思い出を語りました。優しい素敵なお顔をされてました」と語った。この日は関係者およそ1,000人が参列。豊川悦司、竹中直人、奥田瑛二、川上麻衣子、安藤サクラ、平田満、原田大二郎、渡辺大らも弔問に足を運んだ。翌3日(日)の告別式では『生きたい』、『ふくろう』、『石内尋常高等小学校花は散れども』、『一枚のハガキ』という晩年の4作に出演した柄本明が弔辞を読んだ。主演作『石内尋常高等小学校 花は散れども』では、小津安二郎の名作『東京物語』の撮影も行われた旅館で同窓会のシーンが撮影されたが、豊川さんなど主要キャストを前に、新藤監督は「車椅子から立ち上がって深々と頭を下げて『監督の新藤です。今日からよろしくお願いします』と仰った」(柄本さん)という。このときの感動を柄本さんは「『映画だな、僕たちはいま映画の中にいる!』と思った忘れられない奇跡の瞬間」だったと明かした。さらに『一枚のハガキ』の衣装合わせの席では、新藤監督は柄本さんに熱く役の説明をしながら、オナラを連発したとか。「何とめでたいことか。何と素晴らしいものか。人間生きていると仕事もするけど、オナラもするんですね」とユーモアたっぷりに巨匠との思い出を語った。柄本さんに続き、新藤組の助監督を長年務めた神山征二郎監督、終戦直後の『待ちぼうけの女』から新藤作品を観続けてきた映画評論家の佐藤忠男氏が弔辞を読み上げたほか、ロンドンでの舞台公演のために出席が叶わなかった大竹しのぶから弔電が届けられた。この日は大杉漣、六平直政、伊藤歩、麿赤兒、山田洋次監督らが出席したほか、人気子役の芦田愛菜の姿も。2人はこの春に行なわれたブルーリボン賞の授賞式で監督賞と新人賞受賞者として初めて顔を合わせ、新藤監督は「2年後、彼女の熱演にびっくりするでしょう」と次回作での愛菜ちゃんの起用に意欲をのぞかせていた。残念ながら愛菜ちゃん主演による新藤監督の50作目は幻となってしまったが、愛菜ちゃんは献花台に花を捧げ、最後の別れを告げた。そして午後1時過ぎに、新藤組の演出部、制作部のスタッフと原田大二郎、林隆三らに抱えられて棺は霊柩車へ。多くの涙と祈りに見送られての出棺となった。棺には監督が愛用した原稿用紙に、妻で1994年に亡くなった女優の乙羽信子さんが監督のために削り、監督が大切に持っていたという原稿執筆用の鉛筆、そして100歳の誕生日の折に送られたという寄せ書きが納められた。尚、新藤監督は2002年に文化勲章を受章しており、また『一枚のハガキ』は天皇陛下も試写会に足をお運びになったが、監督の逝去を受け宮内庁より遺族に電話があり、天皇皇后両陛下によるお悔やみの言葉が伝えられたという。■関連作品:一枚のハガキ 2011年8月6日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2011「一枚のハガキ」近代映画協会/渡辺商事/プランダス
2012年06月04日NHKで放送された人気ドラマの劇場版『外事警察 その男に騙されるな』が6月2日(土)に公開を迎え、主演の渡部篤郎を始め、真木よう子、尾野真千子、堀切園健太郎監督が舞台挨拶に登壇した。外国人によるテロを未然に防ぐことを任務とする警視庁公安部外事課の面々の、日の目を見ることはない活動を描く本作。朝鮮半島から流出したウランを利用した核テロの危機に、“公安の魔物”と称される住本(渡部さん)が立ち向かう。1回目の上映後の舞台挨拶となったが、決して爽快とは言えないストーリーの作品とあって渡部さんは「朝から大丈夫でしたか?」と少し心配そう。観客が力強く頷く様子を見てホッとした様子で、「大変な思いをして作ったので、みなさんに観ていただけて満足です」と笑顔を見せた。撮影は昨年のうちに終了したが公開までの間、渡部さんはプロモーションキャンペーンに奔走。この日も朝のうちにTV番組に出演し、その足で劇場に来場したが「慣れないバラエティにもひとりで出ました。来週も大阪にキャンペーンでひとりで伺います」と少々お疲れ気味の様子だった。真木さんは、捜査に協力する民間人の女性の役で、娘との生活を守るために夫を裏切らなくてはいけないつらい役どころを演じたが、もし自分が同じ立場に立ったら?という問いに、苦渋の表情を浮かべ「夫への裏切りですからねぇ…。でも娘を助けるためなら(演じた)果織と同じことをするんじゃないかなと思います」と語った。その真木さんとドラマに続いての出演となる尾野さんの“女の戦い”も本作の見どころだが、この日の舞台上でも“延長戦”が勃発!?尾野さんが2回目の共演となる真木さんについて「すごく素敵な方ですよ。さらに大人になった真木さんが見れました」と持ち上げつつ「現場では見ての通りですが…」と思わせぶりな言葉で口火を切ると、真木さんが「(現場で)ケンカばっかりしてました」と応戦。さらに「(尾野さんは)関西のオッサンみたいな感じ」と語り会場を沸かせた。だが「このメンバーの中で一番裏切りそうな人は?」というお題が出されると、2人は迷わず渡部さんを指さすなど共闘する場面も。「住本の印象が強い」(真木さん)、「っていうか、普段からそうですから。良い方ですけどムチャぶりとかしてくるし」(尾野さん)など、さっきまで静かに火花を散らしていた2人の矛先が突如、自分に向けられ渡部さんは苦笑いを浮かべていた。なお、本作では韓国でのロケも行われたが、この秋より韓国で公開されることも正式に決定。渡部さんは「『KARA』に会います!」とおどけつつ、「作品に参加した韓国人の俳優さんやスタッフのみなさんも喜んでくれると思います。嬉しいです」と喜びを語った。『外事警察 その男に騙されるな』は全国にて公開中。■関連作品:外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会
2012年06月04日“カリスマ”サラ・ジェシカ・パーカーが演じた「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリーの高校時代の役を射止めただけあって、アナソフィア・ロブはまばゆいばかりの輝きを放っている。『チャーリーとチョコレート工場』(’05)でガムを噛んで全身真っ青になってしまう少女を演じたのは11歳のとき。その後、14歳で主演作『テラビシアにかける橋』(’07)を携えて来日したときは“大人びた空気をまとった少女”といった印象だったが、18歳となったいま、若々しさの中に風格さえも漂わせる。当然ながら若きファッションアイコンとして注目を浴びるが、女優としての実力もピカイチ!それを証明しているのがまもなく公開となる映画『ソウル・サーファー』である。左腕を失いながらも再びサーフボードを手に海へと向かう実在のサーファーの役に、彼女はどのように向き合っていったのか?次世代のハリウッドを牽引するであろうヒロインに話を聞いた。「ねえ、これは本当に起こったことなの?」彼女が演じたのは、いまもなお現役のプロサーファーとして活躍するベサニー・ハミルトン。天賦の才をもって生まれ、幼い頃からサーフィンに慣れ親しんできた彼女だったが13歳のとき、サーフィン中にサメに襲われ左腕を失ってしまう。映画では家族や周囲の愛に支えられながら、彼女が再び頂点を目指す姿が描かれる。最初に脚本を読んでアナソフィアが感じたのは、本作が実話であることの重みだった。「エージェントから脚本が届いて、L.A.での仕事へ向かう機内で読んだんだけど、本当に感動したわ。それから監督のショーン(・マクナマラ)と会ったんだけど、脚本はあまりに衝撃的でベサニーが実際に経験したことだなんて信じられず『ねえ、これは本当に起こったことなの?』って聞かずにいられなかったわ」。ベサニーの人間性を自然に演じられる女優として抜擢されたが、実はベサニー本人もアナソフィアこそがこの役にふさわしいと考えていたという。「監督にそのことを教えてもらったときは『ワオ!』って思ったわ。本当に光栄だったし、引き受けることに決めた大きな理由のひとつね。彼女のためにこの役を演じようって決めたの」。当然、アナソフィア自身も劇中で実際にサーフィンを操っている。撮影前からフィジカルとメンタルの両面でトレーニングを積んできた。その内容を聞いてみると、確かに彼女が単に美しくスタイリッシュでキレイな洋服が似合うだけの女優でないことが分かるはずだ。「1日に約4時間、半分くらいは泳いで、残りはストレッチや筋肉トレーニングに費やしたわ。それからベサニーが受けているのと同じ心のトレーニングも受けたのよ。それから、身体機能と効率を高めるための食事制限。でもドーナツだけは我慢できないわ(笑)。撮影現場で目に入ったらついつい食べちゃうの。実際にサーフィンを始めたのは撮影の1か月くらい前ね。週に6日の撮影があって、その合間にフィジカルトレーニングと並行してサーフィンの練習もするのはハードだったわ。出番が多いから大変だったけど、それでも楽しんでやれたわね」。ベサニー本人と過ごした貴重な時間こうしたサーフィンの経験は、ベサニーという役柄に同化する大きな助けにもなったようだ。海へと向き合う瞬間の心の内をこう語る。「誰にも言わなかったけど、正直言って最初はすごく恐怖心があったわ。水の中に何かいるんじゃないかって気がしたの。でも、ベサニーが恐れていないなら私も大丈夫なはずって思うようにしたわ。何度も波にのまれたけど、海を知るにつれて、怖くなくなっていく。そうして気軽に海に入れるようになったの。最後には心が穏やかになって、余計なことは考えずに波を見極めたり、周囲に気を配ったり集中して海に向き合えるようになったわ。そうやって波を待ち続けて、その積み重ねの上で幸運にも波に乗ることができたときは、本当に最高の瞬間よ」。ハワイではベサニー本人と対面し、一緒にサーフィンをした。ベサニー役を演じる上でこの経験に勝るリサーチはなかったとアナソフィアは言葉に力を込める。「ハワイで最初に4日間一緒に過ごし、その後、撮影が始まってから1週間ほど生活を共にしたの。彼女は私のどんな質問にも答えてくれるし、腕のことも包み隠さずに話してくれたわ。できる限りリアルに演じたいっていう思いもあったけど、同時にどこまで踏み込んでいいのか迷いもあったわ。もしかしたら触れられたくないことがあるかもしれないって。でも、会って一緒に過ごしてみたら、それが全く杞憂だったって分かったの。パドリングでみんなに追いつくのだけは困難だけど、それ以外は全くみんなと変わらないのよ。有名人になったことにはいまだに慣れないって言ってたわ。でも180センチもあって見事な金髪でその上、左腕がないから、どうしても目立っちゃうの。脚本を読み込んで考えをまとめて、ハワイに来てからもみんなで話し合ったけど、やっぱり彼女と一緒に過ごせたことが何より大きかったわね」。この新星を輝かせているのはスポットライトやカメラのフラッシュだけではない。何度も波に打ち付けられ、もがきながらも前へと進んで行く姿にこそ、見る者を惹きつける彼女の美しさが隠されている。© ロイター/AFLO特集:ハリウッドニューセレブ特集:『ソウル・サーファー』リアル・ヒロインに会いたい!■関連作品:ソウル・サーファー 2012年6月9日より全国にて公開© 2011 Enticing Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2012年06月04日2011年の年間ベストセラー第1位を記録した東川篤哉原作の本格ミステリー小説を「嵐」の櫻井翔と北川景子を迎えて実写ドラマ化した「謎解きはディナーのあとで」。昨年10月よりフジテレビ系列にて放送され最高視聴率18.1%という記録を叩き出した本作がこのほど映画化されることが決定した。世界有数の大企業の令嬢である新人刑事・麗子が遭遇する難解な事件を、慇懃無礼な毒舌執事・影山が概要を聞いただけで見事に推理し、解決に導いていくというユニークな設定が話題を呼び、そのあまりの人気ぶりから今年3月にはスペシャルドラマも放映された本作。特に、北川さん扮する“お嬢様”麗子の推理力のなさを「お嬢様の目は節穴でございますか?」、「お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」などという暴言スレスレの毒舌で指摘しながらスラスラと謎を解いてしまう、櫻井さん扮する毒舌執事・影山は、そのツンデレキャラで多くの女性を魅了した。映画版となる本作でも、影山と麗子のコンビの見事な掛け合いはもちろん健在。シンガポール行きの超豪華客船「プリンセス・レイコ号」に舞台を移し、何と乗客3,000人の中から真犯人を探し当てるという壮大なスケールで推理劇が展開する。また、彼らを取り囲む豪華ゲストキャストたちの乗船も決定した。麗子の上司刑事・風祭役の椎名桔平に加え、プリンセス・レイコ号の客室支配人に中村雅俊、船内のステージシンガーに桜庭ななみ、豪華客船の舵をとる船長に鹿賀丈史。そして福引で乗船チケットを手に入れた下町の珍客に、宮沢りえが扮する。そのほかにも映画監督役に竹中直人、船の見習いコックに要潤、ギャンブル好きな社長に生瀬勝久など、撮影舞台だけでなく登場キャストもより一層豪華になってのカムバックとなる。待望の映画化について櫻井さんは「連続ドラマ、スペシャルドラマを経ての映画化と、再び影山を演じられること、一つの役を長く、何度も演じられる機会は多くはないため、とても嬉しく思っております」とその喜びを語る。今回、実際にアジア最大の豪華客船である「スーパースター・ヴァーゴ号」内での撮影、シリーズ初となるシンガポールロケが敢行されるということで「ずっと行きたいと思っていたシンガポールでの撮影。そして豪華客船での撮影と、仕事とはいえ、胸を躍らせています(笑)」と、その胸中を明かした。一方、北川さんは「スタッフの方々と再会し、『作品に帰ってきた!』という感じです。元々の良さは活かしつつ、映画として新しい風が吹き込まれる気がします!スケールアップした『謎解き』をぜひ楽しみにしていてください」と自信の程をのぞかせた。麗子、影山、風祭のお馴染みの3人が映画版ではどのような形でスクリーンを駆け回ることになるのか?5月末にクランクインを迎えたばかりの本作は、7月末にクランクアップ予定。映画『謎解きはディナーのあとで』は2013年、全国東宝系にて公開予定。■関連作品:謎解きはディナーのあとで 2013年、全国東宝系にて公開
2012年06月04日女優の木村佳乃がゲスト声優として出演する『それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島』のアフレコの模様が6月4日(月)、報道陣に公開された。原因不明の寒さのために自慢のバナナの木が枯れ、変わり果てたバナナ島を元通りにするためにアンパンマンと仲間たちが奮闘する本作。木村さんは元気いっぱいのバナナ島の女王・バンナの声を担当している。着ぐるみのアンパンマンとバイキンマンと一緒に仲良くスタジオに姿を現した木村さん。この日はバンナが初めてアンパンマンと出会い、アンパンを分けてもらうシーンの収録を公開した。バンナについて「男勝りでちょっと素直じゃなくて、最初はなかなかアンパンマンに心を許せない」と語る通り、出会ったばかりのアンパンマンに少し警戒するような態度を見せるバンナを声色で表現した。最初に今回の声優のオファーが届いたときは「歴史ある作品で子供たちにも大人気なので純粋に嬉しかった」と語る木村さん。特に「3歳の姪っ子が『アンパンマン』が大好き」ということで「喜ぶ顔を想像して嬉しくなった」と喜びを語った。木村さん自身の娘さんは生後約半年ということで、まだ『アンパンマン』を楽しむには小さすぎるようだが、声優に決まってから大きなアンパンマンの人形がプレゼントされたそうで「お気に入りで、なめなめ噛み噛みしてます(笑)。子供って丸いものが好きなので、鼻のところとかペロペロ舐めて遊んでます」と明かした。子供が少し大きくなったらこの映画を「必ず見せます!」と語り、「アンパンマンのように優しくて勇気があり、人のことを思いやれる女の子になってほしい」と母の願いを口にした。『それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島』は7月7日(土)より全国にて公開。■関連作品:それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島 2012年7月7日より全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2012
2012年06月04日ドリュー・バリモアが2日(現地時間)、今年1月に婚約を発表したアート・ディーラーのウィル・コペルマン氏とカリフォルニア州サンタバーバラのモンテシートの自宅で挙式した。式はラビが執り行い、今年3月にリース・ウィザースプーンの結婚式も手がけたセレブご用達のウェディング・プランナーがプロデュースしたセレモニーは「クラシックでシンプルなガーデン・ウェディングでした」と、関係者は「People.com」に語った。ウェディング・ドレスはコペルマン氏の父、アーロンさんがかつてCEOを務めた「シャネル」製だという。式にはリース・ウィザースプーン&ジム・トス夫妻、『2番目のキス』でドリューと共演し、彼女が監督・出演した『ローラーガールズ・ダイアリー』にも出演したジミー・ファロン&ナンシー・ジュヴォネン夫妻が出席。ナンシーはドリューの製作会社「フラワー・フィルムズ」のパートナーでもある。そしてドリューの親友で、ウェディング・ドレスのフィッティングにも同伴したキャメロン・ディアスももちろん出席。彼らの多くは前夜にモンテシートの高級ホテル、サン・イシドロ・ランチで行われたディナー・パーティにも参加していた。現在、ドリューは妊娠中。2度の離婚経験がある彼女は最近まで、あまり家庭を持つことに興味がない様子だったが、いまは違うようだ。彼女の知人はこう語る。「周囲に『やっと、静かで家庭的な生活を送る心の準備ができた』と話しています」。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/アフロ■関連作品:だれもがクジラを愛してる。 2012年7月14日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS.All Rights Reserved.
2012年06月04日世界が注目する巨匠リドリー・スコットの最新作、3Dエピック・ミステリー超大作『プロメテウス』の公開に先駆け、5月31日(現地時間)、エリザベス女王陛下即位60周年記念に沸くロンドンにてワールド・プレミアが開催された。いままで一切ストーリーが明かされず、全貌が謎に包まれたままだった本作の初披露とあって、会場には約1,500名にものぼる大勢のファンが集結!リドリー・スコット監督を筆頭に、主演のノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダー、ガイ・ピアースらが大歓声に迎えられた。「人類はどこから来たのか?」という人類史上最大の謎を解き明かす重大なヒントを手に入れ、未知の惑星を訪れた科学者チームの運命を描く本作。スコット監督自らのアイディアを基に、前人未踏の宇宙の彼方に眠る驚愕の真実に迫る。至る所に国旗が飾られているロンドンの中心街レスター・スクウェアに敷き詰められたブルーカーペットでは、駆けつけた報道陣への取材と撮影ののち、ファンサービスに終始していた一同。満を持しての新作の晴れの日を迎え、スコット監督は「映画作りはとても楽しかったから、仕上げるのは惜しい気がした。こういう映画を作るときは一つの世界を一から作りだすようなものだから、全てのものや人に思い入れがあって、終わってしまうと寂しい気がするものだ」と興奮と哀愁入り交じる胸の内を明かした。『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』での演技が監督の目に止まり、主演に抜擢されたノオミは、人類の謎に挑む考古学者であり科学者を熱演。「彼女はリドリー・スコットの映画に登場するヒロイン像だと思うわ。私にとって彼女はアイコン的存在ね。演じるのは楽しかったわ」といい、完成した映画については「これは本当に大作映画だと思うわ」と自信をうかがわせた。スコット監督に「彼は優れた俳優というだけでなくコメディアンでもある」と絶賛されたマイケルは、本作で何とロボット役に挑戦。役作りについて聞かれると「台本を持って電子レンジとかトースターとかに向き合って練習した。午後のお茶のときに、そういう家電たちと輪になって向かい合うんだ。会話は一方通行だけどね」とお茶目な一面を見せた。謎の多い本作の完成はキャスト自身も大いに驚かせたようで、シャーリーズが「エンディングは知っているし、台本も読んだし、実際に出演もしているのに、びっくりして肘を椅子の金属部分にぶつけた瞬間が4回はあったわ。ものすごく大きな痣になったの」と語れば、ガイも「思っていたよりもずっと感情に訴えるものだった。キャラクター同士の人間関係に大いに気持ちが揺さぶられた」とその感動を表した。注目は、開けてはならない“パンドラの箱”の中身であるが、「映画のエンディングについては教えられないわ。もし何か言ったら私はスナイパーに殺されちゃうだろうから」(シャーリーズ)としっかりとお口にチャックも欠かさなかった。この日はほかに、テリー・ギリアム監督やサルマ・ハエック、トム・ハーディら錚々たるゲストたちが姿を現し、会場をさらに盛り上げていた。『プロメテウス』は8月24日(金)より全国にて公開。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年06月04日「ハリー・ポッター」、「トワイライト」シリーズに続く大ベストセラーの映画化として全米で社会現象を巻き起こしているアクション大作『ハンガー・ゲーム』が今秋、日本でも公開となる。3部作からなる同シリーズの第2弾『Catching Fire』(原題)のキーパーソンとなるフィニク・オダイル役を巡ってテイラー・キッチュ、ギャレット・ヘドランド、アーミー・ハマーらが火花を散らしているようだ。『ジョン・カーター』、『バトルシップ』と話題作への出演が続くテイラー、『トロン:レガシー』で主演に抜擢され、今年のカンヌ映画祭に出品された『On The Road』(原題)ではクリステン・スチュワートと夫婦を演じたギャレット、そして『ソーシャル・ネットワーク』で双子の兄弟を一人二役で見事に演じ、『J・エドガー』ではディカプリオと共演を果たしているアーミー。ルックスだけでなく、実力も十二分に備わっているこの3人が狙う役柄・フィニクは、本作で重要な役割を担うキャラクターで、劇中の「第65回ハンガー・ゲーム」の優勝者という設定である。「E!ニュース」によれば、同作の製作を担当するライオンズゲート社は、フィニック役に3人のうちの誰か、または別の新人を起用するのかまだ決めかねているものの近日中には起用俳優を決定する見込みだという。しかし、同社は詳しいコメントを避けており「新作に関して、弊社はフィニック・オダイル役のキャスティングについて出回っているうわさへのいかなる言明やコメントを現時点では避けさせていただきます。正式にキャスティングが決定した際に、みなさまに改めて発表いたします」とだけ語っている。第1作のゲイリー・ロス監督に代わってフランシス・ローレンスがメガホンを取る本作は、来年11月の公開を目指して今秋にもクランクイン。今年の9月28日(金)に公開される第1作にも出演するジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワースらも続投する見込みとなっている。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで人気・知名度共に急上昇中のテイラーだが、ギャレット、アーミーも要注目の次世代スターだ。果たして、この3人のうち見事フィニク役を射止めるのは誰か?はたまた全くの新人がフィニク役を手にすることとなるのか?続報を待ちたい。『ハンガー・ゲーム』は9月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ソーシャル・ネットワーク 2011年1月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.On The Road (原題)トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.バトルシップ 2012年4月13日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ジョン・カーター 2012年4月13日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年06月01日2006年に公開されるや否や、瞬く間に働く女性たちの絶大な支持を得て大ヒットを記録した『プラダを着た悪魔』。その原作本の著者であるローレン・ワイズバーガーが続編となる小説を2013年に発売予定であることが明かされた。おしゃれに無頓着なジャーナリスト志望の主人公・アンディことアンドレアが、たまたま受かった一流ファッション誌の編集部で悪魔のような上司に振り回されながらも前向きに成長していく姿を描いた『プラダを着た悪魔』。メリル・ストリープが米「VOGUE」誌の“鬼”編集長ことアナ・ウィンターをモデルにしたミランダを演じ、そのアシスタントであるアンドレア役をアン・ハサウェイがキュートに演じ、一躍脚光を浴びた。公開当時、劇中に登場する数々の美しいファッションが女性たちの心を虜にし、一方でメリル扮する辣腕編集長の凄みと華やかな世界の壮絶な舞台裏に圧倒されたものだ。世界有数のファッション雑誌である「VOGUE」で編集長のアシスタントとして働いていた経歴を持つ著者・ローレンの実体験に基づいて描かれているということも話題となりベストセラーを記録した前作の発売から約10年ぶりとなる続編「Revenge Wears Prada:The Devil Returns」では、タイトルからも分かる通り、“復讐”がテーマとなるようだ。鬼編集長・ミランダの元を離れてから8年後の設定で、アンディはファッション業界を飛び出し、かつてはライバルだったエミリーと共にブライダル誌の編集部で働いているということまでは明らかにされている。しかし、テーマが復讐ということからもミランダの登場は必然だろう。再びあの地獄のような日々が舞い戻ってくるのか、それとも…?これと同時進行で、既に映画化の続編の話も進められているとの報道も。再び日本に“プラダ旋風”が巻き起こる日も近い?「プラダを着た悪魔」[DVD]発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン定価:3,990円(税込)発売中©2005-2006 Twentieth Century Fox Film Corporation■関連作品:プラダを着た悪魔 2006年11月18日より日比谷スカラ座ほか全国にて公開©2006 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年06月01日『インディ・ジョーンズ』のハリソン・フォードに『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズ然り、自らの体を駆使してスタントなしでアクションに挑戦するハリウッドスターは少なくない。幾多いるアクション・スターが時代ごとに誕生してきたが、そこに新たなる一人の男が名乗りを上げた。弱冠20歳、初主演作『ミッシング ID』で正真正銘のアクション・スターとして新たな花を開かせたテイラー・ロートナー。大ブレイクを果たした『トワイライト』シリーズを経て挑戦した本作について、彼は「超クールだよ」と語る。マット・デイモンの代表作となった『ボーン』シリーズのプロデュースチームが、新たなプロジェクトとして手がける本作。テイラーは、ある日見つけた「行方不明者サイト」でいままでの自分の人生が全て偽りだったことを知り、突然追われる身となるごく平凡な高校生・ネイサンを演じる。「ネイサンは友達とつるんだり、パーティしたり、親と口論したり、女の子のことで悩んだり、典型的なティーンエイジャーだよ。そんな彼が突然人生がひっくり返るような事態に巻き込まれて、その状況に順応しながら最終的には全く違う人間へと成長していくんだ」。「脚本を初めて読んだときは、まるで本のようにページをめくるのが止められなかった。主人公の性格にも魅力を感じたし、彼が物語の中でたどっていく全ての展開がいいと思ったよ」という本作は自身にとって「肉体的にも精神的にもチャレンジだった」とという。かねてからアクションに挑戦してみたいと話していたテイラーにとって、本作はまたとない夢の挑戦の舞台となった。「クレイジーなスタントをする機会がたくさんあったよ。PNCパーク(野球場)で大きなガラスの板の上を滑り下りたり、パルクールの技で壁から飛び降りたりしたんだ。格闘シーンもあったよ、自宅の裏庭で父親とすごいボクシングをするシーンとかね。特に格闘シーンの振り付けはたくさん練習したよ。かなりいい感じだった。とにかく作るのが楽しかったよ」。空手の世界ジュニアチャンピオンという輝かしい経歴をもっているテイラーは、本作でほぼ全てのシーンをスタントでこなした。これには共演のリリー・コリンズも「彼はとても大胆な男なの。とても自信に満ちていて強い意志があって、最終的にネイサンがたどり着く姿は彼そのものよ」と惚れこむのも仕方ない。本領発揮できるアクションの世界にどっぷりと浸かりつつ「それだけではない、さらに深みがある」と見どころを語るテイラー。「いろいろと詰まった彼の旅の過程を最初から最後まで見るのはとても感動的なんだ」という主人公・ネイサンのたくましく成長する姿は、まさしく『トワイライト』シリーズを経て、新境地で花開かせた彼の姿にぴたりと重なる。憧れの俳優に囲まれた今回の現場も刺激の連続となったようだ。「ベネット医師を演じるシガーニ―・ウィーヴァーがこの役を演じることを知ったときは『ほんとに!?』って感じで、あのシガーニー・ウィーヴァーと共演することができるなんて信じられなかった。彼女と一週間共に過ごして楽しかったよ。シガーニーはとにかく優雅で、一緒に仕事をするには最高の女性だった。彼女からはたくさんのことを学んだよ。一緒に働けたことを光栄に思う」。主人公・ネイサンの旅路を介して、一回りも二回りもたくましくなっていく彼の表情の変化にもぜひ注目してほしいところ。今後もコメディ作品『Grown ups 2』(原題)でアダム・サンドラーと共演、さらにアクション・スリラー『Tracers』(原題)で主演に抜擢されるなど、また新たなジャンルに挑んでいくテイラー。彼の冒険はまだまだ続く。■関連作品:ミッシング ID 2012年6月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
2012年06月01日『カールじいさんの空飛ぶ家』などの傑作アニメを手がけるディズニー/ピクサーが初めて女性を主人公にして描いた注目のファンタジー・アニメーション『メリダとおそろしの森』。このたび、本作の日本版エンディングソングをミュージシャン・坂本美雨が担当することが明らかとなった。自由を愛するあまり王家の伝統を疎ましく思う王女・メリダはある日、怪しげな鬼火に導かれ、森の魔女の元へと辿り着く。メリダは「自分の運命を変えてほしい」と懇願するが、太古より人間が森の魔法を使うことはタブーとされていた。魔女が呪文を唱えたとき、恐るべき呪いが王国にかけられてしまう――。坂本さんが手がける本作の日本語版エンディングソング「いにしえの子守歌」は、メリダと母親の王妃・エリノアが2人で歌う子守歌をイメージして作られた。森の魔法のせいで熊に姿を変えられたエリノアと、母親を助けようとするメリダがお互いの絆を確かめ合う、重要なシーンでもこの曲が使用されている。大きな愛で娘を包み込む母親の温かな気持ちを表現した歌詞を、母親と娘、両方の役柄を演じながら坂本さんがクリアな歌声で歌い上げる。“教授”の愛称で親しまれる「YMO」の坂本龍一を父に、矢野顕子さんを母に持ち、ミュージシャンとして幅広く活躍する坂本さんがハリウッド映画の曲を歌うのは今回が初めて。『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』が大好きで、ピクサー映画やピクサーの物作りを以前から尊敬しているということで、「大好きなディズニー/ピクサー映画にこういった形で関われることが何よりも嬉しいし、歌手になってから子守歌を歌いたいとずっと思っていた」と喜びを隠せない様子。収録の際には「懐かしい景色や匂いが蘇る美しい曲。愛しい人を一心に想う気持ちで歌いました」といい、「無邪気な子供に戻った気持ちと見守る母の気持ちの歌い分けは、子供になった自分とのデュエットという不思議な体験でした」と新たな境地をふり返った。実際、母と子を歌い分けたその歌声は実の母である矢野顕子譲りの伸びやかで神秘的、それでいてコケティッシュな魅力を放ち、まるで本物の親子デュエットのようにも聴こえる。透き通るような歌声で紡がれる“母と娘”の愛情。坂本さんの曲を聴いた本国・アメリカのディズニー/ピクサーの音楽担当責任者も大絶賛したという、その神秘的な歌声が作品にさらなる深みを与えてくれることだろう。『メリダとおそろしの森』は7月21日(土)より全国にて公開。■関連作品:メリダとおそろしの森 2012年7月21日より全国にて公開© Disney/Pixar All Rights Reserved.
2012年06月01日先日、閉幕したカンヌ国際映画祭にも参加していた人気俳優、ザック・エフロン主演で贈る珠玉ラブストーリー『一枚のめぐり逢い』のTVスポット映像が放送開始に先駆けて、シネマカフェに到着!実は、こちらのTVスポットでは、選ばれた一般の人々もCMデビューを果たしている。ザック扮する軍人・ローガンが偶然、戦場で拾ったある一枚の写真から運命の女性との出会いを果たし、障害を乗り越えていく姿を描いたラブストーリー。「ハイスクール・ミュージカル」や『ニューイヤーズ・イブ』などで爽やかな好青年を演じ、日本でも女性から圧倒的な支持を得てきたザックが肉体を鍛え上げ、ワイルドな魅力でこれまで見せたことのない大胆なラブシーンにも挑戦していることでも話題を呼んだ。こちらのTVスポット映像の放送に先立ち、4月末より始まった『一枚のめぐり逢い』のFacebookキャンペーン企画「あなたの運命を変えた一枚」フォトコンテストでは、本作にちなんで一般の方から「運命を変えた写真」を大募集。結婚や出産、家族やかけがえのない仲間たちの写真など、数多くの思いでの写真が寄せられた。その中から選ばれた“奇跡の記録”が、運命に導かれたローガン&べス(テイラー・シリング)の2人を祝福するように、今回放送されるTVスポット映像の冒頭を飾る。そして、浮かび上がる「人は人生に一度、運命の人に出逢う」という言葉。これだけでじーんと心動かされる人もいるのでは?こちらの映像は6月2日(土)よりTV放送開始される。ひと足早くチェックしてみて!『一枚のめぐり逢い』は6月16日(土)より全国にて公開。「あなたの運命と変えた一枚」フォトコンテスト実施期間:6月下旬まで(予定)キャンペーンページ:キャンペーンページ:※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY特集:再発見、恋するキモチ■関連作品:一枚のめぐり逢い 2012年6月16日より全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年06月01日『マリリン 7日間の恋』で伝説の女優マリリン・モンローを可憐に演じ上げたミシェル・ウィリアムズがまた新たな顔を見せる、女性必見のラブストーリー『テイク・ディス・ワルツ』がこの夏公開となる。本作で、愛する夫と別の男性の間で揺れ動く妻を演じているミシェル。その繊細な女心をうかがわせるポスター・ビジュアルが到着した。『マリリン 7日間の恋』ではスターの色気と華やかさ、その裏にある繊細な顔を見事に演じ、3度目のアカデミー賞候補となったミシェル。この先もサム・ライミ監督による『オズの魔法使い』のリメイク作で北の魔女・グリンダ役に抜擢されるなど、その可憐な魅力が作り手はもちろん、映画ファンを魅了してやまない女優の一人である。彼女が『マリリン』の前に臨んだのが本作『テイク・ディス・ワルツ』。幼い少女のまま大人になったような、あどけなさと不思議な色気が混在した魅力で、どこか危なげな主人公・マーゴに息を吹き込んだ。「しあわせに鈍感なんじゃない。さみしさに敏感なだけ。」ミシェル扮するマーゴの女心を端的に表す、このキャッチコピー。結婚して5年目。子供はいないが、夫・ルー(セス・ローゲン/写真左)といつまでも恋人同士のように仲睦まじく、何ひとつ不満のない夫婦生活を送るマーゴだが、ある日仕事で訪れた島で出会った一人の男性が彼女の心を揺り動かす。そこで出会ったダニエルという一人の青年に強く惹かれる何かを感じてしまうマーゴ。そして、束の間の楽しい時間の後、偶然にも彼が自分たちの家の真向かいに住んでいることを知り、マーゴの心を激しい動揺が襲う――。弾けるような恋愛時期から、愛情深い家庭生活に突入した若い夫婦の変わりゆく感情を静かに描くのは、女優・監督として活躍するサラ・ポーリー(『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』)。家庭的な温かさが漂うこちらのポスターからも決して大げさではない、ごく普通の夫婦の間に芽生えるドラマの身近さが感じられる。本能とモラルの間で揺れ動くマーゴのどうしようもない感情…。きっと身にしみる女性も多いのでは?『テイク・ディス・ワルツ』は8月、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。■関連作品:テイク・ディス・ワルツ 2012年8月、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開
2012年06月01日先日まさかの復縁説が出た、別居中のデミ・ムーア&アシュトン・カッチャー夫妻だが、やはり元のさやに戻ることはなさそうだ。アシュトンの度重なる浮気が原因で、昨年11月に破局を発表した夫妻だが、その後デミが薬物中毒でリハビリ施設に入っていたこともあり、離婚の手続きは進んでいない。さらに先週、2人が信奉するカバラのラビの誕生パーティに揃って出席、仲睦まじい様子を見せたことから、よりを戻したのではないかと言われていた。だが、「People」誌にはこのうわさを否定する関係者がコメントを寄せている。「アシュトンがコーヒーの入った紙コップをデミに手渡したり、何度か微笑み合ったりして、確かに仲良さそうにしていました」。だが、それはあくまでも、友好的に別れた元カップルとしてのものだという。2人はパーティにも別々に到着していた。同関係者は「いまは落ち着いて、比較的良い状態ですが、アシュトンもデミも元のさやに収まろうとは思っていません。デミの娘たちとはとても良い関係なので、付き合いは続けていくつもりのようですが、夫婦間にはあまりに多くの問題が山積みです。2人は今後どういう関係を築いていくか、模索中なのです」と語っている。(text:Yuki Tominaga)© FameFlynet/アフロ
2012年06月01日日本中を一世風靡し、TVドラマシリーズから3回にわたる映画化、さらにスピンオフ映画まで、15年の歳月にわたりファンを歓喜させてきた大人気刑事ドラマシリーズ『踊る大捜査線』。その待望の最新作にして完結作『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が9月7日(金)より公開される。ファイナルを飾る注目の犯人役を、「SMAP」の香取慎吾が務めることがこのほど決定した!国民的グループ・SMAPの一員として、役者として数多くの作品に携わってきた香取さん。今年は主演を務めた人気TV番組の映画化『LOVE まさお君が行く!』の公開も控えている。長年大ファンだったという『踊る』シリーズへの待望の出演で、彼が演じるのは織田裕二扮する青島と対決を繰り広げる犯人。これまで小泉今日子や岡村隆史(ナインティナイン)など、強烈な印象を放ってきた犯人役だが、今回の犯人は、極端にセリフが少なく、台本にも彼の感情がほとんど書かれていないとのこと。香取さんはその快活なイメージを封印することになるのか?クライマックスには「これは正義だ!」というセリフを言い放つ彼だが、その言葉が意味するもとは…。香取さんと織田さんの共演は、1998年に放送されたTVドラマ「恋はあせらず」以来、実に14年ぶり。香取さんは「ファンのひとりとして『踊る』の世界に入れる夢が叶いました。いつかは出演したいと思っていましたが、(SMAPの)稲垣(吾郎)くんが出演したときに自分の出演はないなと思いました。自分の持つ力を出しきって、織田さんと勝負したい。織田さんに負けません。お楽しみに!」と込み上げる興奮を口にする。本作の撮影は4月下旬にクランクアップしており、8月中旬に完成予定。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日(金)より全国東宝系にて公開。■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© フジテレビジョン
2012年06月01日早いもので、気づけばもう6月。6月と言うと真っ先に思い浮かぶのが、純白のドレスに身を包んだ“ジューンブライド”。結婚式は人生における一大イベント、そして女子が一番美しく輝く日でもある。世界でたったひとりの誰かのプリンセスになれる特別な日だからこそ、思い出に残る式にしたいのが女心というもの。そして、いざ挙式を決めた花嫁が最も頭を悩ませるもののひとつが、ウェディングドレス選び!そこで、シネマカフェではいま旬のセレブたちの結婚式の様子をご紹介。もしかしたらあなたの思い描く理想の結婚式のヒントが見つかるかも?まず最初にご紹介したいのが、スーパーモデル、ケイト・モスと英ロックバンド「ザ・キルズ」のフロントマン、ジェイミー・ヒンスのお洒落カップル。ケイトが着ているヴィンテージ風のウェディングドレスは、ジョン・ガリアーノがデザインしたもの。一般的なウェディングドレスと言うとボリュームのあるドレスが思い浮かぶが、透け感のある刺繍の施された生地で細身シルエットのドレスは、クラシカルでありながら洗練されている。もちろん、旦那様ジェイミーもただのタキシードのはずがなく「イヴ・サンローラン」の爽やかなライトブルーのタキシードにサングラスという出で立ち。ロックフェス常連のバンドマン、ジェイミー&ケイトのカップルならでは?2人の結婚式は週末3日間にわたりロックフェス風に行われたそう。次は少し雰囲気を変えて、キュートな結婚スタイルを。フランスの映画監督ソフィア・コッポラとロックバンド「フェニックス」のボーカリスト、トーマス・マーズのカップルだ。イタリア南部で行われた2人の結婚式の80人近くにのぼるゲストリストには、ジョニー・デップやジョージ・ルーカスの名前もあったそう。さすがは巨匠フランシス・コッポラの愛娘!『ヴァージン・スーサイズ』や『マリー・アントワネット』に代表される自身の作品の世界観同様、ガーリーなドレスをチョイスしたソフィア。アズディン・アライアがデザインした薄紫の膝上シフォンドレスというロマンティックなスタイルはウェディングドレスにしてはかなりカジュアルだが、肩の力が抜けたようなこんなナチュラルなウェディングにも憧れてしまう。そして最後は、ゴージャスなウェディング!世界の歌姫マライア・キャリーと、歌手で俳優のニック・キャノンのカップルは2人とも純白スタイルで統一(写真)。既に結婚4年目となるマライアたちが5回目となる“再結婚式”を挙げた場所は、なんとパリのエッフェル塔!マライアはグラマラスなボディを強調するマーメイドラインのドレスを見事に着こなした。さすがにエッフェル塔での挙式はハードルが高そうだが、結婚10年目、20年目といった節目の年に“再結婚式”を挙げてお互いの愛を改めて誓い合うというのも素敵かもしれない。映画の中にもロマンティックな結婚シーンが数多くあるが、まもなく公開される映画『君への誓い』でも参考にしたい、一風変わった手作りのウェディングスタイルが。こちらでは、新婦に扮するレイチェル・マクアダムスが春らしいピンクのシフォンドレスをキュートに着こなしているのでご注目を。百人いれば百通りのウェディングスタイルがあるが、あなたの理想とするスタイルは?迷い中という方は、ぜひセレブたちの個性が光るスタイルを参考にしてみてはいかが?© KCS/AFLO■関連作品:君への誓い 2012年6月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開SOMEWHERE 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC
2012年05月31日オープニングで華々しく1位登場を飾った『ダーク・シャドウ』。あらゆる二枚目キャラ、そしてスパイスの効いたキャラを自らのものにしてきた不動のトップスター、ジョニー・デップが、本作では恋焦がれた末に手に入れたヴァンパイア・バーバナス役でこれ以上ないハマリぶりを見せている。子供の頃から夢中になっていたオリジナルTVシリーズの映画化を実現するべく、自ら製作にも名を連ねた彼の意気込みが十二分に感じられる本作だが、実際の現場ではどんな顔を見せていたのだろうか?シネマカフェだけに届いたジョニーのコメントと彼を取り囲む美女たちの証言から、これぞ“超一流男”の魅力を検証!子供の頃から「バーバナス・コリンズというキャラクターに本当に執着していたんだ」と少年のように目を輝かせて、本作の製作のきっかけを明かすジョニー。「映画化するときには、キャラクターのもつ雰囲気を持ち込みたかったんだ。一方で、オリジナルのTVシリーズとタイトルは同じだけど、全く違う観点から描いているんだ。シリーズの見どころや世界観を描きながらも、そこにあるリアリティを表現しているしメロドラマとリアリティの境目を絶妙に描き出しているんだよ」と、1,200話以上にも及ぶTVドラマから生み出した、新生『ダーク・シャドウ』へのこだわりを見せる。200数十年前のお屋敷や衣裳にふんだんに見られるゴシック美から、バーバナスが眠りから覚めた後の70年代アメリカ(バーバナスはマクドナルドの前の工事現場から出現!)のレトロポップな衣裳や小物、そして音楽まで細部にわたるティム・バートン監督とジョニーのこだわりが観る者を楽しませてくれる。「200年間も閉じ込められていたお上品な男が1972年の世界に蘇ってくる。しかもそこは美的には人類史上最悪の時代だった。ところが、あの時代は子供も大人も、変なヤツも、トロール人形も、マクラメ編みのフクロウも、ラバランプも、ペット・ロックも受け入れてしまうような時代だったんだ。これは面白いだろうと思ったんだよ。このヴァンパイアが200年の眠りから19世紀後半の世界に蘇って、あの時代にクソ真面目に向き合う姿がね」と笑うジョニー。「このトーン、クオリティ、ユーモア、それに奇抜さはティムなしではあり得ない。彼は天才さ。フィルムメーカーという範囲を超えて作家性のある、真の意味のビジョナリーやアーティストだよ」と友への称賛も忘れない。周りをつい笑わせてしまう突飛な行動と言動をクソ真面目な顔でのけてしまうジョニー。顔面白塗りのヴァンパイア・メイクを作り上げるためには、毎日何時間も耐えなければならなかったが、それも当然のようにやってのけていたそう。彼のクールな顔の下にある情熱は、周りの女優たちをもたちまち夢中にさせた。「彼はとても熱心な人。それが彼の瞳にも表れているわ。静かにしていたかと思うと、まるで稲妻のように光る人なの。とても強烈よ。リスクも厭わない勇敢な人だわ」(エヴァ・グリーン)「私がいままで出会った中で世界一クールで謙虚な人よ。驚くほど優しい人だわ。しかも演技も文句なしで超一流よ」(クロエ・グレース・モレッツ)ミシェル・ファイファーに至っては「彼は現在活躍している役者の中でも最も才能のある人のひとりよ」と手放しでジョニーの才能を崇める。「私もずっと昔からファンで、いつか共演してみたいと思っていたの。まさか実現するとは思ってなかったからすごくラッキーな気分よ。彼は驚くほど共演者たちにも親切で、役作りも完璧で、とても協力的な人よ」。愛すべきわが子孫の繁栄のために大奮闘するバーバナスよろしく、俳優として、クリエイターとして、現場で絶大なリーダーシップを発揮していた様子のジョニー。ただひとり、彼と共演を重ねてきたヘレナ・ボナム=カーターは「ほとんどの場合、あの2人(ジョニーとバートン監督)が何を話しているのか、私にはさっぱり分からないのよ」と違った視点で明かす。「お互いのことを深く尊敬しているし、よく理解しているから。他人を過度に分析したりしないし、2人ともそんな必要はないのよ」。ときに猛烈に求愛されたり、ときに変人と思われつつも深く慕われたり…。多くの愛に包まれたバーバナスの愛されキャラは、そんなジョニーの少年らしい情熱と紳士的な優しさと愛があってこそ成り立っているようにも。まだ観ていない方はぜひ、この深い愛と共に稀代の“超一流男”の条件を読み取ってみて。『ダーク・シャドウ』は全国にて公開中。::ティム・バートン監督インタビュー::『ダーク・シャドウ』キャスト&監督独占会見レポート■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2012年05月31日美しいベースラインを奏でるような独特の低音とリズムで渡部篤郎は語る。思わず聴き入ってしまいたくなるが、そうもいかない。油断しているとスパッとこちらを一刀両断にするような鋭さをもその声に忍ばせている。どこまでが役柄でどこからが素の“渡部篤郎”なのか?それとも全てが演技なのか?彼が演じる役柄は常にそんな疑問を観る者に抱かせる。『外事警察 その男に騙されるな』で演じた警察官・住本健司もまた例外ではないだろう。冷静沈着、明晰にして残酷、そして純粋――“公安が生んだ魔物”と称されるこの男にどのように同化していったのか?映画の公開を前に話を聞いた。“魔物”と呼ばれる男の“正義”「決して気持ちいいだけではないですよ。爽快という感覚はほとんどないですね」――。住本を演じているときの偽らざる心情である。それはそうだろう。テロ防止のためとはいえ、協力者の弱みを握り金で転ばせ、仲間や家族にさえも秘密で任務を遂行する。決して観客の共感を得られるキャラクターとは言えない。だが渡部さん自身は演じる上でこの“魔物”の行動や信念を「納得し、理解することはできた」とも。「それはこの役に限らず全ての作品でそうです。役を引き受けるからにはそこに葛藤があってはいけないと思っています。もちろん、僕が同じ考え方や価値観を持っているかといえば違うし、そこは違っていてもいい。ただ、その人物の生き方に納得ができなければ演じることはできないと思っています」。今回の住本で言うと「警察官であること」が何より彼の“正義”の根本だと渡部さんは分析。なぜ彼はそこまでできるのか?という問いかけに「そこまでしないと守れないから」と即答する。「全てはテロ事件を未然に防ぐためですから。警察官の任務というのは基本的に国や人々を犯罪から守ること。そういう意味で住本は僕がイメージする警察官そのままの姿ですね」。なぜそこまで?という問いは渡部さん自身にも向けられるべきものだろう。任務のために国家に殉じる男、果てしないほどの孤独を背負った男、救いようのない悪意に染まった男…見ていて心が痛くなるような重荷を課せられた人物を次々と演じてきた。観る側がこんなにつらいのだから、演じている本人はつらくないはずはないと思うのだが…。しかし、先の言葉通り「爽快ではない」とその苦労を認めながらも、そうした過程が決して“ストレス”ではないと言い切る。「何を持ってストレスと言うか分かりませんがやっぱり好きですから、演じることが。お芝居としては大変ですよ。でも基本的に『好き』とか『幸せ』という思いがありますから。だからやっていられるんだと思います」。少しぶっきらぼうに発せられた「好き」という短い言葉がずしりと響く。ドラマ「青春の門」に主演したのが22歳のとき。それから20年以上の時が流れたが「意識という意味では、基本的には若い頃と何も変わってないですよ」と頷く。「結局、俳優はお客さまにどう届けるか?どう受け取られるかで評価されるものだと思っています。だから僕がいま『こうなりました。こう変わりました』と考えてもしょうがないので考えませんね。いまも新しい現場に行けば『明日どうしようか?』『このシーンどうしようか?』ということの繰り返し。正直、自分の演技がどう変わっていったかということは分からないですね」。一方で「演じることの難しさはますます感じている」とも語る。「分かってくれば分かってくるほどにね(笑)。若い頃はやったような気持ちになっていたし、自己満足で終わっていたことも多かったと思う。いまはようやくそうじゃなくなってきて、難しいけれどそれが楽しいと感じる。理想は『よーいスタート!』という声が掛かる瞬間、芝居がしたくてしょうがないって気持ちになっていること。いつスタートの声が掛かるかが自分の中でハッキリ分かっていて、自然にモチベーションを上げてスッと芝居に入っていけたら一番いいね」。「住本のような生意気さもしっかりと持ち合わせている」インタビューが進むにつれて、少しずつ言葉数が増えていく。ちなみに「昔はこういうインタビューであまり答えられなかった」のだとか。「ある意味で真面目だから抽象的な質問には答えられなかったんですよ、当時は。『俳優とは?』など、大きすぎることを聞かれたりすると。でも伊丹(十三)監督が『答えられなければ、答えなくていい。それより伝えたいことを伝えなさい』と仰ってくださったんです」。いま、こうして伝えようとするようになったのは“大人”になったということ?恐る恐るそんな無礼な問いをぶつけると、しれっと「というか大人ですからね」という答えが返ってきた。だが、石橋凌や遠藤憲一ら年上の男優陣との共演シーンに話が及ぶと、たちまちこんな一面をのぞかせる。「凌さんや遠藤さんは俳優の先輩であり、劇中の住本と有賀(石橋さん)や倉田(遠藤さん)との関係性と同じなんですよね。なので、普段からの関係性や雰囲気をそのまま芝居に反映させていました。実際、住本のような生意気さは僕もしっかりと持ち合わせるし、凌さんも遠藤さんもその辺をわかってくれていますからね(笑)」。“満面の”でも“爽やかな”でもない。どうにも人を惹きつけずにはいられない、いたずらっぽい笑みをほんの一瞬浮かべ、静かにインタビュールームを後にした。(photo/text:Naoki Kurozu)stylist:Minori Nakamura/hairmake:TOYO(BELLO)■関連作品:外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会
2012年05月31日先日、歓喜の中閉幕を迎えたカンヌ国際映画祭。その公式スポンサーである高級宝飾ブランド「ショパール」が主催する「ショパール・トロフィー 2012」授賞式パーティーが、5月18日(現地時間)にカンヌのホテル・マルチネスの最上階テラスで行われ、今後最も活躍が期待される若手俳優に授ける「ショパール・トロフィー賞」が『ファミリー・ツリー』のシャイリーン・ウッドリーと『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラーの2人に贈られた。2001年より国際映画界の新しい才能を奨励することを目的に、その年の“映画界の新星”となる女優・男優それぞれ一人ずつを選び、その功績を称える同賞。今年はショパール主催のもと、アメリカのエンターテインメント雑誌「Variety」誌も共同で参加。過去の受賞者には、フランスが誇る実力派女優オドレイ・トトゥやマリオン・コティヤール、最近では『ミッドナイト・イン・パリ』のレア・セドゥなど、映画界の第一線で活躍する錚々たる顔ぶれが並ぶ。授賞式には、シャイリーンは太ももまでスリットが効いた黒のドレスに「ジェイソン・ウー」のサンダルを合わせた大人セクシースタイル、エズラは長髪にハットでパンキッシュな雰囲気な中にタキシードでしめ、個性が光るパーティスタイルで登場。現在、シャイリーンは20歳、エズラは19歳とまさにこれからの活躍が楽しみな2人。シャイリーンは本年度アカデミー賞で脚本賞を受賞した『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニー演じるちょっとダメな父親に反抗しながらも支えるしっかり者の娘・アレックスを演じ、映画初出演とは思えぬ繊細な演技でナショナル・ボード・オブ・レビュー助演女優賞授賞を始め、各国の映画祭で多くの賞賛を浴びた。一方、エズラは『少年は残酷な弓を射る』で母親に恨みを持ち、遂には家族を破滅へと追いやる悪魔のような少年を熱演。その過激すぎる内容が世界中で賛否両論の大論争を繰り広げる中、妖艶で危険な美貌と複雑な心情を見事に演じ上げるさまが多くの女性を虜にし、映画人たちの間にも強い印象を残している。授賞式のプレゼンターとして若き才能を祝福したのは、今年カンヌでハイチ支援のチャリティ・イベントを開催したショーン・ペン。ショーンからそれぞれトロフィーを手渡される際も、2人は堂々とした立ち振る舞いで大物の予感をさせた。今後、エズラはエマ・ワトソンとの共演作『The Perks of Being a Wallflower』(原題)、さらにミア・ワシコウスカ主演の『ボヴァリー夫人』への出演も決定している。『ファミリー・ツリー』はTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開中、『少年は残酷な弓を射る』は6月30日(土)よりTOHOシネマズ シャンテにて公開。(Photo by ショパール)特集:特集:第65回カンヌ国際映画祭特集:ハリウッドニューセレブ■関連作品:少年は残酷な弓を射る 2012年6月30日よりTOHOシネマズ シャンテにて公開© UK Film Council / BBC / Independent Film Productions 2010ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox
2012年05月31日切ない過去を持つヒロインが美貌と知性を活かし、緻密な復讐劇を展開させていく「リベンジ」。その日本放送を記念し、主演女優のエミリー・ヴァンキャンプが来日!数話にわたってゲスト出演する真田広之さん共々、インタビューに応じていただきました。「リベンジ」のヒロイン、エミリー・ソーン(演じるエミリーと同じ役名!)は幼い頃、無実の罪で投獄された父親と離れ離れになった身。父親を陥れた張本人が地元の実力者、グレイソン夫妻だと知ったエミリーは、美しい女性へと成長を遂げたいま、素性を隠して一家に近づき、怒涛の復讐計画を遂行し始めます。…というストーリーラインだけを追うと、ヒロインとは言え少し近づきがたい印象かも?演じるエミリーも「一番気をつけた点はそこなの」と認めます。「クリエイターのマイク・ケリーや第1話の監督を務めたフィリップ・ノイス(映画『パトリオット・ゲーム』や『ソルト』の名監督)と一緒に、エミリー・ソーンの過去や現在の気持ちについてじっくり話し合ったわ。彼女は復讐心に駆られて悪事にも手を染めていくわけだから、視聴者に嫌われるかどうか微妙なラインの上にいると思う。どうすれば視聴者がエミリーを応援したくなるか、製作陣も私もその点を十分考える必要があった。この物語の鍵は“エミリーの過去に何があったのか?”。だから、私たちはフラッシュバックで彼女の過去を描きつつ、キャラクターに深みを与えていくことにしたの」。そんなエミリー・ソーンの復讐劇に協力するのが真田さん!謎の日本人投資家・タケダ役で、第9話から登場します。「LOST」でも謎深きキャラクターを演じ、鮮烈な印象を放っていた真田さんは「僕はなぜか“謎の~”とつくキャラクターを演じることが多くて…」とちょっと苦笑い?「タケダは何らかの理由でエミリー・ソーンの父親に関係する人物。エミリーは『復讐をするならタケダを頼りなさい』という父の遺言に従うんです。ただ、その経緯や彼自身の背景についてはいまのところ劇中で語られていなくて、自分で想像するしかない。今後の展開によっていろいろな方向に進む可能性のあるキャラクターですから、何か1つに限定した役作りはしないよう心がけました。タケダの過去や未来がどう判明しようと成立するよう、ある程度ののりしろを付けてキャラクターを作り込む必要があったんです」。実は、このタケダさんはエミリー・ソーンに武術を教え込むお師匠様。美しいだけでなく、強さも備えたエミリーが誕生したのは、どうやら彼の導きによるところが大きいようです。インタビュー後編では、エミリー・ソーンとタケダ、そしてエミリー・ヴァンキャンプと真田広之さんの関係をクローズアップ!また、この「リベンジ」には素敵男子も多数登場。そこで、エミリーにはシネマカフェ読者のために“オススメ男子”も訊きましたのでお楽しみに。真田さんも答えてくれた…かも!?(text:Hikaru Watanabe)「リベンジ」無料BSチャンネル Dlifeにて放送中【吹替え版】毎週土曜21:00~【字幕版】毎週金曜23:00~© ABC Studios■関連作品:リベンジ [海外TVドラマ]
2012年05月31日5月27日(現地時間)、ヴィゴ・モーテンセンがワシントンD.C.の空港でサッカー観戦中にエキサイトしすぎて大声をあげ、警備員に取り押さえられていたことが明らかになった。ヴィゴはダレス国際空港で搭乗を待つ間、持参のPCでサッカーのアルゼンチン・リーグの試合を観戦していたが、ご贔屓のチーム、サン・ロレンソがゴールを決めた瞬間、歓喜の雄叫びをあげて周囲を驚かせ、空港警備員から職務質問を受けたという。アルゼンチンで育ち、大のサッカー・ファンのヴィゴはサン・ロレンソの公式サイトにコラムを執筆しており、自身で今回の出来事について「『ゴーーーール!』と魂の叫びをあげて、そこらじゅうをジャンプした。まるで旅行客とスーツケースの間を怯えたシカが跳ね回ってるみたいだっただろう。みんな、なぜ僕が何度も『ピピ!(選手の愛称)』と叫んでるのか分からずにいた。僕が洩らしたか、ケガでもしたかと思っているようだった」と報告。サン・ロレンソがリーグ残留をかけて、ニューウェルズ・オールドボーイズと対戦する大事な試合だったことから、ヴィゴの応援にも熱が入りすぎたようだ。ロスタイムの4分間が告げられたとき、空港のヴィゴは警備員に「どうなさいましたか?」と腕をつかまれ、パスポートや搭乗券の提示を求められたという。警備員に状況を説明する間も「彼らの肩越しに何とかラップトップ(ノートパソコン)の画面を見ようと躍起になっていた」そうだ。サン・ロレンソは3対2で勝利し、「歓喜の叫びをあげたかったが、いまは止めておいた方が良さそうだと思った」と綴るヴィゴ。また大声を出したら、今度は搭乗させず、空港からも叩き出すと警告されて解放されたそうだ。(text:Yuki Tominaga)© KCS/アフロ■関連作品:On The Road (原題)
2012年05月31日「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズで、ファッショナブルなキャリアガールとして世界中の女性たちの熱い支持を得たサラ・ジェシカ・パーカー。最新作『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』ではこれまたキュートな、育児に結婚に仕事に忙しく奮闘するワーキングマザーを演じている。人生をハッピーに満たすものは何?結婚?仕事?「この映画は、多くの女性たちの日常そのもの」「この作品で描かれているのは女性の心の葛藤よ。社会の中で様々な顔を持つ女性たちは、家庭と仕事の両立という難題と常に戦っているの。この映画のテーマは決して特別なものではなく、多くの女性たちの日常そのものだと思うわ」。そう、サラもその一人。ダグラス・マクグラス監督が「この映画はサラ自身の物語」と話すように、彼女自身も女優業のかたわら3人の子供を育てるワーキングマザーだ。常に同時進行する仕事と子育て。実際、本作の撮影中のある日、サラが浮かない顔をしていたので監督が声をかけると、「子供の一人が熱を出しちゃって…」と。ワーキングマザーならば、誰もが経験あるのでは…?「良き母であり、愛と敬意にあふれる献身的な妻でありながら、キャリアでの成功も手に入れたいと願う、ケイトのような女性は珍しくない。彼女は仕事に情熱を感じ、働くことで充実感を得ているわ。自分のキャリアのために家庭がおろそかになることに対してとても罪悪感を抱いているけど、彼女の人生において仕事は明らかに重要な位置を占めているの。そういう映画のテーマに、ごく自然に共感することができたわ」。たとえサラほどのセレブ女優でも、母親業は休みなし。世のワーキングマザーと同じ悩みを身近に感じているからこそ、観客は大いに共感できるのだろう。そんな彼女について、女性共演者たちは――。「サラみたいな女性は本当に完璧に見えるわ。子供たちのいる温かい家庭を持っていて、キャリア上の夢も見事に実現している。現代を生きる女性は何事にも妥協することなく、全てを手に出来るのだと世に示してるわ」(オリヴィア・マン)、「サラはまさにケイト役にピッタリの女優だわ。だって彼女も“超人”でしょ(笑)?それにすごく温かくて好感の持てる女性だし、何事にも全身全霊でぶつかっていく人よ。そうやってもがきながら成功を手にしてるの」(クリスティナ・ヘンドリックス)、「彼女は優しくて本当に素敵な女性よ。しかも早朝でもすっごくオシャレなんだから!」(ビジー・フィリップス)と、共演者たちにとってもサラは憧れの存在!意外かもしれないが、本作は決してガールズムービーでは終わらない。結婚の酸いも甘いも描き、ワーキングマザーを妻に持つ夫の苦悩や、一緒に働く上司や部下の心情も描いているからこそ、ケイトにリアリティがあるのだ。「彼ら抜きでは物語を語れないという点では男性も共感できるはずよ。グレッグ・キニアとピアース・ブロスナンはガールズムービーには出ない俳優でしょ(笑)?これは夫婦や恋人たちが一緒に観られる映画よ」。ちなみにケイトの“デキる”上司、ジャックを演じているのが、5代目ジェームズ・ボンドことピアース・ブロスナン。撮影中、サラは彼に『007』シリーズの撮影秘話について毎日のように質問攻めにしていたとか…。サラ=ニューヨーク!「世界で一番刺激的でゴージャスな街」「SATC」ファンにとって、本作のもうひとつの楽しみは舞台として登場するニューヨーク。ケイトにとってもやはりニューヨークは特別な街である。「ニューヨークはケイトの頭の中で駆け巡る“やることリスト”作りを忘れさせてくれるの。そこでは仕事に集中できるし、世界で一番刺激的でゴージャスな街だから、いろんな素敵なレストランにも行けるわ。しかもジャックと共に過ごすのは全然苦にならない。彼はエレガントで知的だし、ケイトのプロとしての才能を高く評価してくれる。もちろん、ケイトは自分自身が楽しいと、家庭から離れていることに対しての罪悪感が増すばかりなんだけどね」。ここで撮影裏話。物語の舞台はボストンとニューヨークだが、実はほとんどの撮影はニューヨークで行われている。マンションが立ち並ぶ緑豊かなブルックリンハイツのストリートはレディ一家が暮らすボストンのバックベイ地区に、マディソンスクエアを望む20世紀初頭の建築が風格を感じさせる立派なオフィスはケイトのボストンの職場となっている。こんなところに注目しながら観るのも面白い。女性は人生に選択肢が多いが、それらを両立するのは簡単ではない。それをこなすサラはやっぱり憧れ。とりあえず、手抜きがちの早朝のオシャレから見習いましょうか…。© Mirrorpix/AFLO■関連作品:ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ) 2012年6月2日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開■関連記事:サラ・ジェシカが完璧なキャリアウーマンに!『ケイト・レディが完璧な理由』試写会に10組20名様ご招待「CHANEL and JAPAN」パーティーに、ヴァネッサ・パラディ、水原希子ら来場サラ・ジェシカが“パーフェクト”ママに!働くママ&パパに贈る最新主演作、公開!
2012年05月30日山田洋次監督の最新作『東京家族』の製作報告会見が5月30日(水)、東京・成城の東宝スタジオで行われ、山田監督を始め、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が出席した。同日、日本最高齢の映画監督だった新藤兼人監督(享年100歳)が亡くなったことが報じられ、山田監督は「仰ぎ見る先輩がいなくなるのはさみしいこと。地を這う思いで映画を作り、スクリーンから“肉声”が聞こえてくるような監督だった」と追悼の意を表した。山田監督にとって81作目のメガホンにして、監督生活50周年を記念した『東京家族』。当初は2011年4月のクランクインを予定していたが、東日本大震災の発生を受けて、山田監督の意向で撮影が延期されていた。小津安二郎の『東京家族』(1953)にオマージュを捧げ、震災後の2012年5月の東京を舞台に、老夫婦と次男坊の絆を通して、観る者に普遍的な家族愛を問いかける。山田監督は「延期は正しかった。3.11は無視できない大惨事だし、もしあのまま製作を始めたら、とても後悔していたはず」と述懐し、「日本という国がこの先どうなるのか…。作品の最後に提示できればと思った。本質的には人間喜劇」と確かな手応えを感じている様子だ。実力派俳優が顔を揃える本作だが、意外にも蒼井さんを除き“山田組”には初参加。主人公の老夫婦を演じる橋爪さんと吉行さんは「思いもよらない大役」(橋爪さん)、「大緊張の毎日」(吉行さん)とそれぞれふり返る。次男を演じる妻夫木さんは、山田組への参加を先輩俳優の永瀬正敏に報告したと言い「永瀬さんから『良かったな、勉強になるぞ』とメールをいただいた。大切にしたのはフィーリング」と満足そうな笑顔を見せた。一方、山田組に関しては“先輩”にあたる蒼井さんは「私だけロケ参加が1か月遅かったんですが、その間にすっかり抜かされていて、焦りました(笑)」と苦笑しきり。演じるヒロインの紀子は、往年の大女優である原節子が演じた役柄とあって「紀子は、私には重過ぎる名前。意識してしまうと家から出られなくなるので、新鮮な気持ちを心がけた。寛大な心で受け止めてください」と控えめなアピールながら、やはり自信をのぞかせた。『東京家族』は2013年1月、全国にて公開。■関連作品:東京家族■関連記事:山田洋次監督が「第二の故郷」柴又を練り歩き!『東京家族』製作は来年春に再開
2012年05月30日演劇ユニット「TEAM NACS」の大泉洋、森崎博之、安田顕、戸次重幸、音尾琢真が5月30日(水)、3年ぶりの本公演「WARRIOR~唄い続ける侍ロマン」の東京公演開幕を前に記者会見に臨んだ。侍たちが覇権争いを繰り広げる戦国時代。織田信長(戸次さん)とその部下の柴田勝家(森崎さん)、豊臣秀吉(音尾さん)に明智光秀(大泉さん)、同盟者の徳川家康(安田さん)がそれぞれの思いを胸に波乱の世を渡り歩いていく様を描く。全国18都市を巡る今回の全国公演も、この日からの東京公演(6月10日まで)でいよいよ最後を迎えるが「大河ドラマのようで迫力があると言っていただいてます」(音尾さん)、「初めて行く街での熱狂がすごかった。アンコールも福山雅治でも出てくるんじゃないかっていうくらい(笑)」(大泉さん)とそれぞれに手応えを感じているよう。演出を兼任する森崎さんは「僕らは北海道のローカル劇団。それがみなさんのおかげで全国で59公演もできるようになった。この東京公演でも全てを余すことなく発揮したい」と意気込みを明かした。メンバーはそれぞれ劇中の衣裳で登場したが、一際目立つのは裏地が真っ赤なマントを羽織った信長役の戸次さん。大泉さんから「TVに出るからってカッコつけてる。目も濃いし」と突っ込まれていたが「役のモチーフは京本政樹さん(笑)」、「秋葉原からやって来ました」とおどけていた。“裏切り者”の光秀を演じる大泉さんに裏切られた経験は?とメンバーに尋ねると戸次さんは「ひとりで勝手に東京に行ったことですかね」とすっかり“全国区”となった大泉さんを見やり、少し悲しげに明かしたが、大泉さんは「みんなで決めたことだろ?」と思わぬ身内の“裏切り”コメントに怒り心頭の様子。森崎さんの「彼は裏切りはしないけど、嘘はつく」という微妙なフォロー(?)に、「裏切っていいならとっくに(劇団を)辞めてるよ!」とまで語り、「次の公演は未定ですからね。これが『TEAM NACS』の事実上の休業宣言になるかも。またいつかお会いできたらいいですが…」と東京公演開幕を前に解散まで示唆する事態に…。マスコミ陣からは地元・北海道での人気の高さについて「日本ハム(ファイターズ/本拠地・札幌)より人気が高いのでは?」という声も。過去に何度も何気ない些細な発言が意図せずしてニュースのトップを飾る“舌禍事件”を経験している大泉さんは、「そんなこと(自分たちが肯定したと)記事にされたらたまらんからハッキリ言っときます。日本ハムの方が人気あります!」となぜか公演とは無関係のプロ野球チームを声高にアピールするハメになっていた。「WARRIOR~唄い続ける侍ロマン」は赤坂ACTシアターにて5月30日(金)より6月10日(日)まで上演。公式サイト:■関連作品:グッモーエビアン! 2012年12月、テアトル新宿ほか全国にて公開© 2012『グッモーエビアン!』製作委員会■関連記事:麻生久美子、出産後初の母親役はパンクロッカー!『グッモーエビアン!』特報解禁
2012年05月30日