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「赤ずきん」、「眠れる森の美女」、「白雪姫」…。いま海外では童話を実写映画化する動きが盛んなようだ。アマンダ・サイフリッド主演のダーク・ファンタジー『赤ずきん』が今年6月に劇場公開されたのを始め、ここ日本でも今後続々と童話のリメイク作品が公開される。特に、いま海外で注目を集めているのが斬新な脚色を加え、新たなストーリーが展開する「白雪姫」を原作とする2つのファンタジー作品だ。まず1本目は『Snow White and the Huntsman』(原題)。主演に、ヴァンパイアと人間の少女の恋を描いた人気シリーズ『トワイライト』でヴァンパイアに恋するベラを演じ、一躍スターとなったクリステン・スチュワート。本作でクリステンが演じるのは、なんと“闘う白雪姫”。継母に虐げられ、王子様の助けを待つだけの、これまでのか弱いイメージとは真逆のヒロインとして描かれている。そのほかのキャスト陣も豪華な面々で、白雪姫を甘言で惑わし毒林檎を食べさせる魔女役にはハリウッドきっての大女優、シャーリーズ・セロン。そして物語のキーパーソンとも言える狩人役には、浅野忠信のハリウッド進出作として話題を呼んだ『マイティ・ソー』で傍若無人な荒くれ神様・ソー役に大抜擢され、スターダムの階段を駆け上がるのクリス・ヘムズワース。スパイク・ジョーンズらも所属する映像プロダクション「MJZ」に所属する映像作家のルパート・サンダースが初監督を務める。映画界では無名のルパート監督だが、これまでに「NIKE」を始め、トヨタやギネスビールなどのグローバル企業のCMを手掛けてきた大物監督。CM業界で培ったスタイリッシュな映像に期待が寄せられている。一方、ポップミュージック界の伝説的シンガー、フィル・コリンズの娘、リリー・コリンズが主演を務めることで話題を呼んでいるのが来年公開される、「白雪姫」を原作としたもうひとつの映画『The Brothers Grimm:Snow White』(原題)。こちらは、ディズニー作品などで知られる従来の「白雪姫」よりさらにファンタジーの濃度を高め、SF調に仕上げた作品になっている。そして、注目の共演者だが、こちらのキャスト陣も『Snow White and the Huntsman』に負けず劣らずの華やかさ!リリー演じる白雪姫をこれでもかといじめぬく継母役には、『食べて、祈って、恋をして』で自由に人生を生きる女性を演じ、多くの女性から賞賛を集めたジュリア・ロバーツが、そして白雪姫を熱い口づけで目覚めさせる王子役として、今年1月に公開された『ソーシャル・ネットワーク』でウィンクルボス兄弟の2役を1人で演じ、クリント・イーストウッド監督とレオナルド・ディカプリオの最強タッグで話題の『J・エドガー』(原題)への出演も決定しているアーミー・ハマーが参戦。監督は今年11月に公開されるギリシャ神話の神々の戦いを描いたアクション大作『インモータルズ神々の戦い』のターセム・シン監督。独自の映像美がファンタジー作品との融合で真価を発揮するのでは、と期待せずにはいられない。「Entertainment Weekly」誌など一部の海外誌では、『Snow White and the Huntsman』は3部作になる可能性もあると報じており、2012年は“白雪姫旋風”が起こること必至?同じ「白雪姫」をモチーフにしながらも、全く違うタイプの白雪姫を描いた両作。独特の脚色で、“闘う白雪姫”と“神秘性を増した白雪姫”。日本公開が決定したのちには、2つの白雪姫を見比べてみるのも面白いのでは?『Snow White and the Huntsman』は2012年6月1日より、『The Brothers Grimm:Snow White』は2012年3月16日より全米公開予定。写真は『Snow White and the Huntsman』の撮影中の様子。© Splash/AFLO■関連作品:The Brothers Grimm:Snow White (原題)Snow White and the Huntsman (原題)
2011年09月30日現在放送中のNHK大河ドラマ「江 〜姫たちの戦国〜」が9月30日(金)、スタジオでの撮影最終日を迎え、主演の上野樹里に共演の向井理、水川あさみがNHKのスタジオでの最後の撮影に臨んだ。浅井長政の三女として数奇な運命を送った江の生涯を通して信長の勃興から豊臣家の滅亡、徳川による天下の安定までの戦国の世の流れを描いた本作。この日、乗馬姿で出かける江(上野さん)と夫の秀忠(向井さん)を、江の姉の常高院(=初/水川さん)が見送るという最終回(11月27日放送「希望」)のワンシーンの撮影が行われ、スタジオ内での撮影は全て終了した。水川さんにとってはこの日が本当の撮影最終日。「水川さん、オールアップです」という声がかかると、上野さん、向井さんとがっしりと抱擁。上野さんから花束を受け取り、さらにこのために駆けつけた乳母役の女優さんから花を手渡されると驚きつつも満面の笑みを浮かべた。1年にわたって大河ドラマに出演し「本当にこれで終わったという実感があるようなないような…不思議な感じです(笑)。12歳くらいからの初の一生を演じましたが、ここまでやれたのはスタッフのおかげ。達成感でいっぱいです。やってきてよかった」と充実した表情。話しながらこみ上げるものを我慢できずに「ヤバい、ヤバい」と声を詰まらせる一幕も。「樹里ちゃんありがとう」と“妹”への感謝を口にした。上野さんと向井さんは、この後もロケ撮影が残っているが、スタジオでの撮影はこの日が最後。向井さんは半年ほどの参加となったが「たくさんのスタッフで成り立っているということを痛感しました。また戻って来られるように頑張りたい」と語ると共に「今日で終わりとなるスタッフもいますが、ありがとうございました」とスタッフをねぎらった。上野さんも通い慣れたスタジオのセットとお別れとなるが、この1年をふり返り「全てが不安で、最初にセットを見たときに、高さがあって恐れ多くて震えてました。『こんなところで芝居できない!』って言って、リハーサルでやった動きをひとりでやったりしてましたが、いまでは自然になりました」と別れを惜しんだ。数日後に行われる長野でのロケでいよいよ最終日を迎えるが「秀忠と2人でのロケが残ってますが、気持ちよく締めたいです」とフィナーレに向けて意気込みを語った。■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』原作者・葉田甲太×峯田和伸 ガチ対談!向井理、総立ちの客席と深作監督のメッセージに感激し絶句向井理インタビュー引き算の演技で魅せた“ヒーローじゃない主人公”向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”
2011年09月30日世にエッセイ漫画はあふれているが、うつ病になった自身の夫(=ツレ)の闘病生活を赤裸々に、そしてユーモアたっぷりに描いた漫画というのは当時斬新だった。漫画家・細川貂々が「ツレがうつになりまして。」(以下「ツレうつ」/幻冬舎文庫刊)を上梓したのは2006年。それから5年、ツレのうつ病発症からは7年目を迎えたが、「本を出した当時はうつ自体が何なのか分からない人もいたけど、いまは知らない人はいない」(貂々さん)という言葉の通り、うつへの認知度は飛躍的に変化したと言える。貂々さんのエッセイシリーズを宮崎あおい&堺雅人のコンビで映画化した『ツレがうつになりまして。』がまもなく公開、さらに最新刊となるエッセイ「7年目のツレがうつになりまして。」(幻冬舎文庫刊)も先日刊行された。原作者の立場から貂々さんは映画をどのように観たのか?そして改めてこの7年をふり返ってもらった。うつをきっかけに考え方が前向きに変化完成した映画を観て「感動して泣いてしまった」と貂々さん。実は、映画ではあえて原作のエピソードが変更されている部分もあるのだが、そうした描写も踏まえて「すごく嬉しかった。私がやりたかったことを実現してもらえた」と明かす。「お団子頭にすることもそうだし、古い日本家屋に住むのも夢だったんです。イグちゃん(※ペットのイグアナ)にあんなに立派な小屋を作ってあげることもできた。ツレが自殺未遂をするシーンがあるんですが、実際には私はその場にはいなくて、後からツレの日記を読んで知ったんです。(宮崎)あおいさんがその場にいる姿を見て『やっとここにいられた』という気持ちになりました。あおいさんがラスト近くで『描きたいことがこんな近くにあったんだ』というところは号泣で、そこから先は最後まで泣き続けてました」。映画の中の晴子(宮崎さん)も原作の中の貂々さんも、不安を抱えピンチに陥りつつも、笑顔で前向きにツレを支え続ける。なぜ支え続けられたのか?という問いに「私にとっては『支えた』という意識はないんです。結果的にそうなっただけ」と言うが…。「理由があるとすれば『この人を逃したら、独りになっちゃう』という意識を互いに持っていたからかな…。自分のことをちゃんと相手にしてくれるのはこの人しかいないっていう意識がきっと強かったんです」。闘病生活の中で様々な苦労があったことは映画を観ても原作を読んでも分かる。一方で、語弊があるかもしれないが、貂々さんがうつ病のツレの言動や様子を“面白がっていた”ようにも見えるが…。そう尋ねると貂々さんはクスリといたずらっぽい笑みを浮かべた。「いや、本当に面白いんですよ(笑)。本人は大真面目なんですけど、傍から見てると言ってることもやってることも可笑しいんです。布団にくるまってツレがシクシク泣いてるときも、『大丈夫?』と言いつつ『カメフトンだ』って思ってフフって笑ってました(笑)」。さらに、闘病生活を通じて、貂々さん自身の生き方にも変化が生じたと明かす。「やっぱり考え方が変わったというのが何より大きいですね。以前は本当にマイナス思考だったんですが、何事も前向きに考えるようになったことで乗り越えられた部分は多いと思います。そうやって変われたからこそ、いまはツレがうつになって良かったと思えるんです」。変化は心境だけではない。この7年の間にイグアナのイグは天に召されたが、貂々さんとツレの間には新たな命が誕生した。「いま、子育てでの私とツレの関係は、私がパパで向こうがママです。息子が体調崩して病院に行っても、ツレの方が『ああでこうで…』って病状を説明してて『お母さんはいかがですか?』って聞かれても『夫に任せてありますので』って感じ(笑)。ただ、ツレがうつになる前は私がツレに頼っておぶさりっきりでしたが、いまは、向こうも私におぶさってくれるようになりましたね」。「篤姫」のファンの2人。宮崎さんと堺さんが演じることを聞いて…映画の中での宮崎さんと堺さんを見て、自分たちの姿が描かれているはずなのに「自分の家のことと思えず、うちもこういう夫婦だったらいいなと思った(笑)」と貂々さん。撮影中には宮崎さん、堺さんと言葉を交わす機会もあったそう。「あおいさんはとってもかわいくて、真正面から顔を見られませんでした(笑)。堺さんは本当に気さくで『あれ、貂々さん来てたの?』って昔からの知り合いみたいに気さくに声を掛けてくださるんです。でも2人とも撮影になるとパッと切り替わって違う人物になりきってて、役者さんてすごいなと思いました。実は、私もツレも『篤姫』のファンだったので、最初におふたりが演じると聞いたときは飛び上がって喜びました。特にツレは、うつが一番ひどかったときに、(堺さんが出演していた)『新選組!』にハマって、(堺さんが演じた)山南さんに感情移入して泣いてたので、『山南さんが僕を…』って感動してました」。原作の中のコミカルな印象とは裏腹に穏やかで優しい笑みと丁寧な語り口が印象的な貂々さん。エッセイの中で、なぜか初対面の人の長〜い愚痴に付き合わされる姿がたびたび描かれるがそれも納得!インタビューしているこちらが話を聞いてほしい、と思ってしまうような温かさにあふれていた。(photo/text:Naoki Kurozu)特集「あなたならどうする?『ツレがうつになりまして』」■関連作品:ツレがうつになりまして。 2011年10月8日より公開© 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会■関連記事:宮崎あおい、堺雅人と「とことん夫婦役を演じ続けるのも面白そう」堺雅人、17歳の設定は「ハードル高かった」あなたならどうする?『ツレがうつになりまして。』プレス&ポスターを5名様プレゼントあなたなら、どうする?『ツレがうつになりまして。』独占試写会に20組40名様ご招待堺雅人、戦国の“剣聖”を演じ「鹿嶋が育てた祈りの剣を見てほしい」
2011年09月30日世界各国で喝采を浴びたフランスの傑作サスペンス『すべて彼女のために』を、名匠ポール・ハギスが主演にラッセル・クロウを迎えて完全リメイクした『スリーデイズ』。先週末より劇場にて公開中の本作より、主人公・ジョンと心通わせていくヒロイン・ニコルを好演したセクシー女優、オリヴィア・ワイルドからシネマカフェ独占でコメント映像が到着した。殺人罪で捕らえられた妻の潔白を信じ、家族を守るため、そして愛する妻のため、彼女の脱獄計画に命懸けで挑む男・ジョンの決死の物語。限られた時間の中で展開するスリリングなサスペンスと共に、丹念な家族の心理描写が観る者の心を惹きつける。オリヴィアは自身が演じたニコルという女性の存在を「象徴的な存在なの。“世の中は自分に関係なく動いてる”っていうことのね」と説明する。失意の底にいるジョンにとって、彼女は脱獄計画とは無関係の場所にいる、心の拠りどころとなっていく。今回、ラッセルとの初共演を果たしたオリヴィアはさらに、「脚本を読んで、(ジョン役が)ラッセルにピッタリだと思ったわ。実際、彼の演技を見たら完全に役になりきってた。信じられないほどすごかったわ。ジョンが抱えている深い苦悩を見事に表現してたの。彼のそばであの演技を見られたのは、本当に素晴らしい経験だった。女優として彼との共演は夢が叶ったようなものよ」と先輩俳優に対する称賛の言葉を惜しまない。ラッセルを相手に、ブレのない演技で主人公とは対照的な存在感を発揮しているオリヴィア。本作以降も、10月に公開を迎える『カウボーイ&エイリアン』でダニエル・クレイグとハリソン・フォードの2人に負けず劣らずのかっこよさを見せつけているほか、ジェイク・ギレンホール&アマンダ・サイフリッド共演の『In Time』(原題)では母親役に挑戦したりと、今後も出演作が続々と控えている注目のひとりだ。まずは、彼女の口から語られる本作の見どころをチェックしてみては?『スリーデイズ』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:スリーデイズ 2011年9月23日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.■関連記事:本格派サスペンス『スリーデイズ』夫婦・カップル限定試写会に45組90名様ご招待2作連続でハリウッドリメイク進行中あのオスカー監督も認めたフランスの才能に注目
2011年09月30日ハリウッド随一の人気を誇るジョニー・デップが『パイレーツ・オブ・カリビアン』の製作チームと組んで贈るアニメーション・アドベンチャー『ランゴ』が10月22日(土)より公開となる。まるでジョニーの生き写しのような、カリスマ性を発揮する主人公のカメレオンだが、その茶目っ気たっぷりな姿が一足早く楽しめる、貴重な本編の一部がシネマカフェ先行で解禁となった。水槽という温室の中で生きてきたお調子者のカメレオン・ランゴ。ドライブ中のアクシデントで砂漠のど真ん中に投げ出されてしまった彼はやっとたどり着いたダートという街で、無敵のカウボーイになりきり嘘八百を並べ、一躍みんなのヒーローとなるのだが、そこには思わぬ罠があった――。今回届いた映像の冒頭では、自信満々の様子で飄々と喋り続けるランゴ。だが、上空から怪しい、黒い影が近づくと一転、その表情は一気に硬直。その影の正体とは、街のみんなから恐れられる、天敵の鷹!鷹の何十分の一の大きさのランゴは、慌てて簡易トイレに飛び込むのだが…。果たして彼は、最強の敵から無事に逃げ切れるのか…!?コミカルなタッチでランゴが逃げ惑う姿は、自由奔放で英雄気取りのジャック・スパロウが、さも楽しんでいるかのように敵に追いかけられている姿にも重なって見えてくる(?)この名シーン。ランゴのキャラクターを始め、『パイレーツ』に通ずる魅力が随所に散りばめられている本作。クスリと笑える、その世界観をぜひこの映像から楽しんでみて。『ランゴ』は10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ランゴ 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:自分探しの旅へ!『ランゴ』サボテンコップ5名様プレゼントジョニー・デップファン集合!シネマカフェ独占『ランゴ』試写会に40組80名様をご招待ジョニー・デップがカメレオンに!?『ランゴ』試写会に30組60名様をご招待ジョニー・デップ最新作が予算問題で製作中断カメレオンがあの海賊に見えてくる…?ジョニーが命を吹き込んだ『ランゴ』予告編
2011年09月30日大ヒットラブストーリー『きみに読む物語』(’04)で一躍脚光を浴びて以来、『ラースと、その彼女』(’07)や『ブルーバレンタイン』(’10)など、作品ごとに全く異なる存在感を放ってきたライアン・ゴズリングが、いま熱い。インディペンデント映画を中心にキャリアを積み重ねてきた彼だが、既に全米で公開されている作品も含め、今年から来年にかけて出演作が4本も続いている。最近では年上のエヴァ・メンデスとのディズニーランドでのロマンスを報じられるなど、いまハリウッドで一番のモテ男と言ってもいい、そんな彼の“胸きゅん”ポイントが満載のラインナップをここで少しだけご紹介!まず一本目にご紹介するのは、11月に日本での公開を控えるロマンスコメディ『ラブ・アゲイン』。本作でライアンが演じるのは、ラブドールに恋をする青年とも朝から酒を飲む夫とも真逆の男。妻に離婚を切り出され、人生の路頭に迷う40代の生真面目男・カルを“モテ男”へとコーディネイトしていく脂ののったプレイボーイ、ジェイコブをセクシーに演じ上げている。その見事に絞られた肉体美と、カクテルがとってもお似合いのスタイリッシュな着こなしは、女性だけでなく男性も参考にしたくなる?主演のスティーヴ・カレルとのコメディ要素たっぷりの掛け合いからも目が離せない。次なる注目作は、本年度カンヌ国際映画祭で見事監督賞(ニコラス・ウィンディング・レフン監督)に輝いたバイオレンス・アクション『Drive』(原題)。プレイボーイから一転、本作のライアンは、昼は映画のドライブ・スタントマン、夜は強盗の逃亡を手助けする運転手という2つの顔を持つ男に変身。ある事件をきっかけにマフィアの犯罪に巻き込まれていく。華麗なドライブ・テクニックが魅力のアクションにスリルを感じると共に、元夫の出所により危険に見舞われる恋人のシングルマザー(キャリー・マリガン)を守る姿が女子の心をつかみそうな一作。カンヌ映画祭で行われたプレミア上映では、モンブランのブルーのスーツをばっちり着こなしていたライアンだが、劇中はワイルドな革ジャン姿を披露。先日、全米で封切られた本作は初登場3位という好成績を記録中だ。『Drive』の公開から間もなく、来る10月に全米公開を迎えるのが、オスカー候補の呼び声も高いジョージ・クルーニー監督作『THE IDES OF MARCH』(原題)だ。こちらは、ジョージが演じる大統領候補入りを目論むオハイオ州知事の政治スキャンダルをめぐる諜報戦を描いたスリルサスペンス。ジョージの指揮の下、ライアンは州知事をホワイトハウスへと導こうとする彼のスポークスマンを熱演している。ジョージ、ライアンのほかにフィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアメッティら一癖ある男同士の攻防ドラマの末、ライアン演じる主人公が最後に出す答えは何なのか…。ヴェネチア国際映画祭で初上映した後、トロント映画祭でも上映され高評価を集めた本作とあって、今後の賞レースへの参戦にも注目が集まる。そして、最後にご紹介するのは現在撮影真っ只中の『The Gangster Squad』(原題)。40年代から50年代にかけてアメリカ・ロサンゼルス一帯を掌握していた実在のギャング、ミッキー・コーエンとロサンゼルス警察の抗争を描いた一作。ショーン・ペン、ジョシュ・ブローリンという名だたる俳優たちとの競演で、ライアンはコーエンを追跡する正義感に満ちあふれた若き刑事を演じる。舞台が1940年代とあって、本作ではクラシックなスーツ姿を見せており、『ラブ・アゲイン』に続き恋人役でエマ・ストーンズと再共演を果たしている。30代に突入し、この先も『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督と再タッグ作でエヴァ・メンデス共演の『The Place Beyond the Pines』など多数の出演作が控えており、そのめざましい活躍から目が離せないライアン。スーツからカジュアルまで、作品ごとに男の色気漂わせる、伊達男ファッションも楽しみなところ。さて、あなたが気になる作品は?© Moreau Cyril© Splash/AFLO© Everett Collection/AFLO■関連作品:ラブ・アゲイン 2011年11月19日より全国にて公開© 2011 - Warner Bros.ブルーバレンタイン 2011年4月23日より新宿バルト9、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2010 HAMILTON FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:『ブルーバレンタイン』で検証、結婚に求めるもの。意外な男女の「理想」の違いは?ライアン・ゴスリング、7歳年上のエヴァ・メンデスとディズニーランドでデート恋愛と結婚はどう違う?『ブルーバレンタイン』マスコミ用プレスを25名様プレゼント女性が結婚に望むのは?アンケート発表!男性には厳しい?意外な現実志向が…愛の奥深さに触れる『ブルーバレンタイン』女性限定試写会に35組70名様ご招待
2011年09月30日16歳の年の差をものともせず、おしどり夫婦として知られるデミ・ムーアとアシュトン・カッチャーに破局説が浮上している。「The New York Post」紙によると、ゴシップサイト「Radar Online」にアシュトンとの不倫関係を暴露した23歳の女性が登場したのがきっかけだという。24日に6度目の結婚記念日を迎えた夫妻だが、アシュトンは前日23日にサンディエゴのクラブでこの女性と知り合い、関係を持ったという。クラブに居合わせた客は「アシュトンは結婚記念日を祝っているようには見えなかった」と語っている。アシュトンは現在、チャーリー・シーンの降板を受けてTVシリーズ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」で主演を務めている。撮影地はロサンゼルスだが、デミはニューヨークに滞在しており別居状態が続いている。デミは自身のTwitter上で24日、古代ギリシアの哲学者・エピクテトスの言葉を引用し「男性の過ちに傷つけられた時は、自分自身を省みて、自らの欠陥を学べ。そうすれば、怒りを忘れられる」という意味深な言葉をつぶやいたが、結婚記念日やアシュトンについては一切つぶやいていない。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/アフロ■関連作品:チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ [海外TVドラマ]ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:アシュトンはやさぐれ、ボン・ジョヴィは思わぬ一撃に…『ニューイヤーズ・イブ』予告編サラ・ジェシカとアビゲイルの“母娘”シーン画像が到着!ジョン・ボン・ジョヴィ&ヒラリー・スワンクが日本にメッセージ!ついにスタート!波乱含みのチャーリー・シーンのトーク・ライブC・シーンが日本の津波被災者救済に寄付。T・クルーズらも寄付を呼びかける姿が
2011年09月30日好きなことをビジネスにする──言葉にすることは簡単だが、実行に移すとなると難しいものだ。特に映画業界となると、映画ビジネスに興味を持ってはいるけれど、なかなか第一歩が踏み出せずにいるという声も多い。そこで、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』、『少林サッカー』、『アフタースクール』などをヒットに導いた、元株式会社クロックワークス代表取締役の酒匂暢彦氏(現株式会社チャンス イン代表取締役)による新しいプロジェクト「PRODUCER’S LABO」を取材!映画業界で働くためのビジネス・ノウハウを身につけることのできる新しい映画学校について、主催者である酒匂氏に話を聞いた。──別所哲也(俳優)、行定勲(監督)、ビル・コン(プロデューサー)など、名だたる業界関係者から期待のコメントが届いていることからも、PRODUCER’S LABOの注目度の高さが伺えます。そもそもPRODUCER’S LABOを開校しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?これまでにも映画学校などで講義をしたことはあるんですが、2時間程度の講義では通り一遍の話しかできなくて、消化不良だったんです。映画業界はこういう業界なんだ、映画ビジネスはこういうものなんだ、と教えるのに2時間では足りない。学生はもちろん、転職して映画業界に入ろうと思っている人に、どうやったらこの業界に入れるのか、役に立つスキルを得られるのか、自分自身が経験したこと──会社(クロックワークス)を立ち上げて、配給・制作、映画の買い付けなど、一通りやってきた映画業界での経験を要約して伝えられたら…という思いがPRODUCER’S LABOのスタートでした。──映画について学ぶ大学・専門学校は数多くありますが、それらとPRODUCER’S LABOの大きな違いは、ビジネスに直結しているということなんですね。私自身は映画学校の出身ではないので、既存する学校でどんなことを学べるのか正確に把握はしていませんが、はっきりと言えるのは、いわゆる映画論や過去の方法論は、実ビジネスにおいて通用しません。学問として映画を学ぶことと映画ビジネスは違うんです。例えば、映画を作るにしてもどうやって企画を立てるのか、その企画をどう制作するのか、お金はどうやって集めるのか、契約はどうするのか…ビジネスに必要なことは、残念ながら学校では教えてくれない。ですから、実ビジネスに即したものを教えたいんです。企画・買い付け・資金集め、制作・配給・宣伝・回収の方法を学ぶことができ、しかも優秀な人材であればそのまま採用ということもあるでしょう。長らく人材不足と言われている映画ビジネス界の即戦力になってほしいんです。──実際に映画ビジネスで成功を収めている人たちが講師を務めることや、カリキュラムにある体験型学習というものも魅力的です。買い付け体験や英語実習も別メニューで考えています。体験型学習が必要だと思うのは、やはり自分自身の経験によるものですね。私がこの業界に入って、最初に映画の買い付けをするとなったときに、通訳を介して臨みましたが、(会話が)ちぐはぐで。経験したからこそ分かったことですが、映画ビジネスに必要な単語は100とか200。必要なのはベーシックな英会話ではなく、業界特有の必要最小限の英語です。海外の映画祭のマーケットに行くと、へたくそな英語の人はたくさんいるわけですよ(笑)。そこでも、流暢に英語を話すことよりも映画を買ったり売ったりするための情報を持っている方が断然大切だと実感しました。けれど、英語ひとつとっても実際に現場にいないと分からないことが多い。それをこの学校で教えたいんです。映画の契約書が分厚いのは何故なのか?なども分かりやすく教えます。私が日本ビクターから転職し、どうやってクロックワークスを作ったのか、クロックワークスでヒット作を世に送り出すために何をしたのかなども、講義のときは必ず話すことなので、PRODUCER’S LABOでも話したいと思います。──酒匂さんの歩んできた映画ビジネスの道を知るだけでも、相当なビジネス知識を得られそうです!また、現在の映画界に必要なもの、必要な人材は?映画はコンテンツビジネスですから、いいコンテンツ(作品)を提供しなければ当然お客さんは来ない。今年の夏の興行から分かることは──ヒットした映画は『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』、『オーズ・電王・オールライダーレッツゴー仮面ライダー』、『カーズ2』…洋画も邦画もシリーズものばかり。一から新しいものを作る能力が日本も世界も著しく落ちているということですね。ですから、新たに面白いものを生み出せる可能性を持った人たちを業界に呼び込まないとダメなんです。突出した面白さのない同じような映画ばかりが作られる背景には、DVDが売れなくなってしまったり、レンタルDVDの価格競争も影響しています。採算を取るために原作・キャスト・ジャンルがコンサバになり、本当に面白いものに投資する余裕が会社にないんです。良い映画がないと嘆くのではなくて、良い企画をどう立ち上げるか、そこに力を注ぐべきなんです。──最後に、シネマカフェ読者に向けてメッセージをお願いします。PRODUCER’S LABOに興味を持って、実際に来てもらえる生徒さんには、社会人、学生、アルバイト…様々な人がいると思います。みんな多かれ少なかれ悩んでいるはず。PRODUCER’S LABOはそういう人たちの意見交換の場でもありたいと思っています。映画業界で働きたいという思いは確かに大切だけれど、就職活動は並行してできるので、映画ビジネスの世界がどういうものなのか、試しにこの学校に来てみるのもひとつです。受講料は決して安くはないので、投資した分、道をひらくお手伝いができたらなと。もちろん、別所哲也さんや浅野忠信さんといったスペシャルコーチを始め、製作プロデューサーコース、宣伝プロデューサーコース、クリエイターコースの各コースに、映画を何本も手がけてなおかつヒットさせた人たち──私自身が話を聞いてみたいと思う講師陣が揃っています!(photo/text:Rie Shintani)
2011年09月29日出会った頃のトキメキやお互いに夢中でしょうがない気持ちは、時間が経つと色褪せてしまうもの…?ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズという実力派俳優を主演に迎え、変わりゆく男女の感情をリアルに映し出したラブストーリー『ブルーバレンタイン』がDVD&ブルーレイリリースとなった。これを記念して、シネマカフェでは男女の「恋愛と結婚観」についての本音を探るべくアンケートを実施。恋人と結婚相手に求めるものは違う?結婚に求める一番大切なものは?気になる結果をご紹介します。主人公のディーンとシンディは、幼い娘と3人で暮らす夫婦。妻のシンディは長年の勉強の末に得た資格で看護師として忙しく働く一方、夫のディーンは朝からお酒を飲みながらペンキ塗り。夫に自分の能力をもっと発揮してほしいと願うシンディと、仕事よりも家族一緒に過ごすことを大事にするディーンのすれ違う思いはどんどん深まるばかりで…。結婚している方でも独身の方でも、恋愛を経験したことのある人なら誰しもが一度は問うたことがあるのが、恋愛の「継続」。本作は観る者に、そんな恋愛における永遠の問いを投げかける。その中でも考えざるを得ないのが、恋愛と結婚の違いだ。ずばり「恋人と結婚相手、求めるものは違う?」と聞いてみたところ、女性の8割、男性の7割が「はい」と回答したが、では恋愛に望むものとそこから一歩ステップを踏んだ結婚に望むもの、何が違うのか?「恋人に求める一番大事なもの」では、男女共に圧倒的多数が「優しさ」と答え、次に「同じ価値観」が続いた。一方、「結婚相手に求めるもの」という問いについては、女性の4割近くが「同じ価値観」を挙げ、他の要素との大差を見せる一方で、男性サイドは「同じ価値観」と「家族との時間」、「愛情」がほぼ同率の票を集め、結婚における男女間の優先順位の違いが、意外な形となって表れた。男女の意識の違いはほかにも見られた。結婚生活において、相手に経済的な安定を求めるのか、家族との時間を求めるのか。女性はほぼ半数ずつに意見が分かれるなか、男性の回答を見てみると、経済的な面を支えるのは自分、相手(妻)に対しては「収入は少なくても家族想い」でいてほしいという意見が7割にのぼった。少し前には男性が家庭内の仕事や育児を担う“イクメン”という言葉が浸透したが、とは言え、家庭内での相手に求める役割についての男女の意識の違いはやはり拭えないものがあるのか…。こうした点をふまえると、劇中のディーンとシンディの“すれ違い”をどう捉えるのか、男女間はもちろん、受け止め方が千差万別なのが興味深いところ。ここまで恋愛と結婚についての男女の意識の違いにふれてきたが、相反して、男女の意見が合致したことが一つある。「女性と男性、どちらがロマンチストか?」という質問には、男女共に「男性」との回答が多数にのぼったのだ。自他共に認める、というところだが、少なからずこの結果はディーンとシンディの関係を表しているようにも。現実を見据え“諦め”を感じさせるシンディと、諦められないディーン。2人の愛の行く末をどう受け止めるか、恋愛の秋にぴったりの本作を題材に、じっくりと気の置けない存在の人と語り合ってみるのはいかが?『ブルーバレンタイン』DVD&ブルーレイは発売中。この秋、語りたくなる!『ブルーバレンタイン』で女子会トーク■関連作品:ブルーバレンタイン 2011年4月23日より新宿バルト9、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2010 HAMILTON FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ライアン・ゴスリング、7歳年上のエヴァ・メンデスとディズニーランドでデート恋愛と結婚はどう違う?『ブルーバレンタイン』マスコミ用プレスを25名様プレゼント女性が結婚に望むのは?アンケート発表!男性には厳しい?意外な現実志向が…愛の奥深さに触れる『ブルーバレンタイン』女性限定試写会に35組70名様ご招待【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ホワイト編〜
2011年09月29日伊坂幸太郎のデビュー作を舞台化した「オーデュボンの祈り」の公開稽古が9月29日(木)、東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで行われ、主演の吉沢悠を始め、筒井道隆、河原雅彦、石井正則、小林隆、武藤晃子、小泉深雪、寺地美穂、町田マリー、春海四方、玉木玲央、陰山泰のキャスト総勢12名と演出を務めるラサール石井が出席した。コンビニ強盗を起こした男性、反対のことしか喋らない元画家、殺人を許された男、地面の音を聞く男、人語を話し未来を語る案山子らの物語が少しずつ交錯。150年前より外界との交流を絶ち、鎖国状態にある島でそれぞれの運命が動き出す。明日からいよいよ東京公演の開幕となるが、「だいぶバタバタしています」とラサールさんは苦笑い。「ついこないだまで感触は豆腐を握っているようだったんですが、いまはこねたソバ、明日には野球の軟球くらいになっていると思います」と手応えを明かす。吉沢さんは「ラサールさんのビジョンがあり、みなさんの意見も取り入れつつ作り上げていってます」と現場の様子を明かした。ほぼ出ずっぱりで、セリフの量も膨大ということだが「原作を読んだ方も『どうやって舞台に?』と期待されていると思いますが、演劇的な表現を楽しんでほしい」と自信をのぞかせた。キャストの意見を取り入れつつということで、現場での変更もかなり多いようで筒井さんは「楽しんでやってます。結構、変更が多いのでそれに対応しきれず…(苦笑)。何とかご要望にそえられるようにしたいです」と意気込みを語った。東京、北海道、大阪に続き、伊坂さんの故郷であり、物語の舞台からもほど近い仙台での公演も行われる。キャストなどの概要が決定した後に、現地の受け入れの意向も確認した上で「『行きたいね』、『行こう』ということになった」(ラサールさん)という。改めてラサールさんは「ことさらに(震災を)意識する必要はないですが、とはいえ、観る側もやる側も意識せずにはいられないと思います」と語り、作品で掲げられる“future(未来)”という言葉に触れ「未来に向かって祈る、希望を持つということを伝えられたら」と思いを明かした。「オーデュボンの祈り」東京公演は9月30日(金)から10月12日(水)まで世田谷パブリックシアターにて。北海道公演は札幌市教育文化会館にて10月19日(水)、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて10月22日(土)、23日(日)、宮城公演は10月25日(火)、電力ホールにて開催。
2011年09月29日敏腕弁護士・イーライがある日突然、見始めた幻覚の“お告げ”に従い、弱者救済のために奔走するハートウォーミング・ドラマ「弁護士イーライのふしぎな日常」。今回も、製作総指揮兼脚本家のマーク・グッゲンハイムさんにお話を聞いていきます。このドラマの中で何と言っても魅力的なのは、“お告げ”にふり回されながらも弁護士として精一杯頑張るイーライのトホホなキャラクター。『トレインスポッティング』などで知られるイギリス人俳優であり、アンジェリーナ・ジョリーの元夫でもあるジョニー・リー・ミラーがイーライをチャーミングに演じています。いまやイーライにしか見えない!と思えるほどハマリ役のジョニーですが、彼の起用秘話をグッゲンハイムさんに聞きました。「イーライを演じる主演俳優の起用には相当気を遣い、キャスティングに半年もかけたんだ。これは通常の3倍くらいの長さだね。第1話を制作するにあたり、僕たちは1,000人以上の俳優をオーディションしたけど、なかでもキャスティング・ディレクターが最もプッシュしていたのがジョニーだった。その後、ジョニーに会うことができたのだけど、“はじめまして”の握手をしたときから言葉にしがたいほどの存在感を感じたよ。イーライを演じるのにぴったりのエネルギーを彼から感じたんだ」。また、「弁護士イーライのふしぎな日常」には豪華なゲスト出演者も登場。注目すべきは、シーズン2にイーライのセラピスト役で登場するシガニー・ウィーバー、さらにはイーライと恋に落ちる女性役で登場するケイティ・ホームズです。「脚本を執筆していたときは、イーライのセラピストを誰が演じるかを想定してはいなかった。ただし、誰か有名なハリウッドスターに演じてもらいたいなと考えていて、1人目に思いついたのがシガニーだったのだけど、オファーをしてみたら快諾してくれたんだ。ケイティに関しては、もうひとりの製作総指揮であるグレッグ・バーランティが『ドーソンズ・クリーク』で一緒に仕事をしていたから話が早かった。アイディアを持ちかけたら、すぐに引き受けてくれたよ」。ちなみに、ケイティ・ホームズが撮影に参加したときには、こんなハプニングが起きたのだそう。「ケイティの撮影がセットではなくロケで行われることもあり、僕たちはパパラッチをすごく警戒していたのだけど、初めのうちは予想に反してパパラッチはそんなにいなかった。でも、その後、トム・クルーズがケイティの撮影を見学しがてら遊びに来て、彼を追いかけていたパパラッチたちもそのまま現場にくっついて来てしまったんだ。結局、パパラッチに囲まれての撮影になったね」。撮影にまつわるハプニングも、トホホな事態を招いてしまいがちなイーライにピッタリ?ケイティ演じる女性グレイスとイーライのロマンスのゆくえにも注目の「弁護士イーライのふしぎな日常」。本当に面白いドラマですので、ぜひぜひご覧になってください。(text:Hikaru Watanabe)<セル>「弁護士イーライのふしぎな日常Vol.1」 [DVD]価格:1,575円(税込)発売日:10月8日(土)「弁護士イーライのふしぎな日常コレクターズ BOX Part1」 [DVD]価格:9,450円(税込)発売日:10月19日(水)「弁護士イーライのふしぎな日常コレクターズ BOX Part2」 [DVD]価格:10,500円(税込)発売日:11月16日(水)<レンタル>vol.1〜310月8日(土)開始vol.4〜610月19日(水)開始Vol.7〜911月2日(水)開始Vol.10〜1211月16日(水)開始発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン© ABC Studios.■関連作品:弁護士イーライのふしぎな日常 [海外TVドラマ]© ABC Studios.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.208「弁護士イーライ」のあれこれに迫る!第2回シネマカフェ的海外ドラマvol.207「弁護士イーライ」のあれこれに迫る!第1回悪徳弁護士がお告げで更生?「弁護士イーライのふしぎな日常」第1話を無料配信
2011年09月29日こんな竹内結子は見たことがない。なのになぜか最も彼女“らしい”作品、役柄に思えてくる。7年、60億キロという果てしない旅路を経て地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトに携わった人々のドラマを綴った映画『はやぶさ/HAYABUSA』。竹内さんはしゃれっ気のないメガネにノーメイク、はっきり言ってダサダサの色気も何もあったもんではない広報スタッフ・恵を演じている。当然だが劇中、恋愛的な要素はカケラほども出てこない。だが、この作品で彼女が見せる笑顔はこれまでのどんな作品の笑顔よりもかわいく、彼女が去りゆく仲間のために流す涙は、これまで演じてきたどんな別れのシーンの涙よりも美しい。どのような思いでこの作品に参加したのか?公開を前に話を聞いた。「ひとりの女性として共感できる部分が多くありました」ファッショナブルという言葉からは程遠い恵の外見は「本当にこれが竹内結子?」と思わせる。そんな一歩間違えば怪しい腐女子のような恵の内にあり、時に見え隠れする“熱さ”は間違いなく竹内結子自身の中に存在するものなのだ。恵が自分の疑問をあらゆる言葉を使って説明しようとする姿や、子供の問いに誰より自分が夢中になって答えるさまは、インタビューで己の中を巡る考えを思案顔でまとめつつ、訥々と語る竹内さんの姿と重なる。「確かに(笑)。自分のしたいことや好きなことについては熱く語る方なので、そこは似てるかもしれないですね。私自身、20歳を過ぎたあたりから仕事をする上で『何のためにやっているのか?』とか『この先どうなるのか?どうすべきなのか?』と考えていたことがあったんです。なので恵が自らの進路に迷う感覚について、ひとりの女性として共感できる部分が多くありました」。撮影中はJAXA(宇宙航空研究開発機構)に通う日々。「JAXAの入講証をもらえたのが嬉しかったです」と無邪気な笑顔を見せる一方で、実際にプロジェクトに参加した人々やJAXAのスタッフに話を聞く中でこんな話も。「プロジェクトのメンバーでもこのチームは(探査機の)打ち上げまで、とか役割が決まってるんです。ある方が『自分の役割が終わった人はすることがないんですよ』とサラッとおっしゃってるのを聞いたときは『そういう現実もあるのか』と思いました。ある意味、パーツのように必要な技術や知識のために集まった人たちなんですよね。でもプロジェクトが終わったら解散しちゃうのには寂しさも感じました。作品づくりの現場と似てるところがありますね」。こういう言い方は怒られるかもしれないが、「はやぶさ」プロジェクトと聞くと、男たちの熱いドラマをイメージしてしまうところがある。もちろん実際に女性の研究者やスタッフも従事していたわけで、恵の存在が異色というわけではないのだが、この映画の主人公が女性という点に意外な思いを抱いたのも事実だ。こちらのそんな言葉に竹内さんも「確かに“男のロマン”的な雰囲気が強いですよね」と笑いつつ「ただ…」と続ける。「正直、女性だからどうのって意識は持ちませんでしたよ。一人の人間として入っていったときに、男だ女だという感覚よりも“好きだから”研究を続けているという人たちなのだと強く感じたんです。キャラクターとしても、性別を意識するようなものが求められる設定ではありませんでしたしね。時に研究を続ける行為そのものが困難になるジャンルで、それでも続けていこうと思える時点で性別なんて部分は越えてるのかなとも思います」。“継続”することの大切さ、難しさ――劇中、思い悩む恵が発する「目指したものの近くにいるけど、ただうろついてるだけかも…」という言葉はまさにこうした研究者たちの思いをストレートに表していると言える。「いち研究員として、恵を通じて何かを伝えたかったというのはあります。一生懸命勉強して、夢や希望があって『こういうことできたらいいな』、『叶うといいな』、『もっと知りたい』って思って続けていくんですけど、ここまで来て何にもなれていない自分にすごく不安を感じている。結果を出さないと誰も評価してくれなくて、そのために努力するんだけど『何のために…』っていう思いに迫られて…というのは誰もが持っているのかな、と」。7年という歳月は生まれた子供が小学校に入学するまでの時間と同じである。「7年前にいま、こうしているなんて思わなかった。過ぎてしまえばあっという間ですが、やっている最中は…」と竹内さん。ここでも彼女は“継続”がいかに大変かつ重要であるかということを自らの仕事に置き換え、プロジェクトに従事したメンバーの偉大さを口にする。「きっと長かったと思います。成し遂げるまでに諦めてしまったかもしれないし、諦めざるを得なかったかもしれない――それでも完了するまで興味を失うことなく気持ちを維持するって本当に難しいことだと思います。映画もそうですが、撮影からクランクアップまで『面白いものになるといいな。みんなで頑張ろう』っていう気持ちを一日一日、最後の一瞬まで持って立っていられるかと言うと、本当に難しい(苦笑)。それが7年…この人たちはいったいどんな気持ちでいたんだろう?と改めて思います」。2時間20分の映画の中で彼女が見せる笑顔や涙の美しさは、彼女がこの7年に真摯に向き合ったことを証明している。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子、映画『はやぶさ』をメガネフェチに猛アピール!奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!
2011年09月29日『ゴーストライター』が日本で好評上映中のロマン・ポランスキー監督が27日、スイスのチューリッヒ映画祭に出席、2年前に受け取るはずだった生涯功労賞を受賞した。ポランスキーは2009年9月、授賞式出席のためにスイスに入国した際、1977年にアメリカで起こした少女淫行事件の容疑で拘束され、昨年7月まで自宅軟禁生活を送っていた。温かい拍手に包まれて登壇したポランスキーは「もらえないより、遅れる方がいい」とコメントして会場を湧かせた後、「とても感動しています」と語った。映画祭では彼自身が半生を語るドキュメンタリー映画『Roman Polanski: A Film Memoir』(原題)が上映され、母国ポーランドにナチスが侵攻した第二次世界大戦中の過酷な体験について語ると同時に、ポランスキーは77年の被害者の少女にも言及した。ローラン・ブーズロー監督による同作はポランスキーが一昨年の収監生活の後、スイスの別荘で自宅軟禁生活を送っていたときに撮られたもの。77年、当時13歳だった被害者についてポランスキーは「彼女は二重の被害者です。私とプレスの被害者です」と語り、初めての公の謝罪の言葉として受け止められている。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:ゴーストライター 2011年8月27日、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2010 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞『ゴーストライター』試写会に10組20名様ご招待
2011年09月29日みなさん、こんにちは!秋の季節を楽しんでいますか?秋といえば、ここアメリカでは新しいTVドラマシリーズやお気に入りのドラマの新シーズンが始まる季節。とっても楽しみです!これに先立ち、先日私はAXNチャンネルのお仕事でエミー賞のレッドカーペットを取材する機会があったのですが、そこではスティーヴ・カレル(「The Office」)やジョシュ・チャールズ(「グッド・ワイフ 彼女の評決」)、「マッドメン」のキャスト陣などお気に入りの俳優たちにインタビューすることができました。この一大イベントでみなさんに会えたことは、それは素晴らしい経験になりました。その中でも私が特に感動したのは、「Friday Night Lights」のカイル・チャンドラーが「ドラマ・シリーズ」部門の主演男優賞に選ばれたこと。これまで見てきたドラマの中でも1番に挙げたいこのドラマ、シーズン5をもって終了することをとても残念に思っていたのですが、彼の素晴らしい演技に称賛が贈られてとても嬉しいです。さて、ここで気になる新作ドラマを少しだけご紹介したいと思うのですが、まず人気シリーズの「マッドメン」と「グッド・ワイフ 彼女の評決」は今回のシーズンで大きな変化があるとのこと。何がどう変わるのか、そのヒントを探るべくキャスト陣に問いただしてみたのですが、トップシークレットとのことでみな同様に口を閉ざし教えてくれませんでした…。また、新しく開始したドラマでいま気になっているのは「バフィー 〜恋する十字架〜」でもおなじみのサラ・ミシェル・ゲラーの主演ドラマ「Ringer」です。本作は「ゴシップガール」や「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などを放送するCWで始まったばかりのサスペンス・スリラー。詳しくは見てからのお楽しみですが、少しだけ明かすと、サラは2役、つまり双子の姉妹をひとりで演じます。ここまでの2エピソードにはすっかり釘づけになってしまったのですが、これは要チェックですよ!もう一作品、私がいま気に入っているのがABCで放送中の「Revenge」です。「ブラザーズ&シスターズ」でもおなじみのエミリー・ヴァンキャンプの主演作で、彼女が演じるヒロイン、エミリー・ソーンが彼女の一家を離散に追い込み人生をめちゃくちゃにした人々への復讐を果たすため、ハンプトンズの町に戻ってくるところから物語が始まります。既にパイロット版が公開になりましたが反響も大きく、これからおもしろくなりそうです。最後に、私のお気に入りドラマに正式に新しい“ボス”がやって来ます!そう、私が話しているのは大人気シリーズ「The Office」のこと。放送開始以来、スティーヴ・カレルが主人公マイケル・スコット役を務めてきましたが、前シーズンをもって彼は同番組を降板。その代わりに新しいCEOとしてジェームズ・スペーダー、そして新しいマネージャー(ボス)役にエド・ヘルムズ(『ハングオーバー』シリーズ)が参戦しました。この先もペンシルベニア州・スクリントンに構える“オフィス”から楽しいドラマが繰り広げられそうです。お気に入りのドラマを見つけて、この秋を楽しみたいですね!(text:Lisle Wilkerson)(英語原文)HI readers! I hope that you are all enjoying the fall season! And with that, of course, comes all the new tv shows and new seasons of our favorite tv shows!! yayyyyy! tanoshimiiii!But before I go into that, I had the wonderful opportunity to work with AXN channel for the Emmys about a week ago, hosting the red carpet.And I had a great time! I got to interview one of my favorite actors, Steve Carell ("The Office"), along with Josh Charles (one of my favorite characters from "The Good Wife"), as well as some of the cast from "Mad Men". It was a wonderful experience to get to see everyone on the big day. One of my favorite parts of the night was when Kyle Chandler( "Friday Night Lights") won Outstanding Actor for a Drama Series. I must tell you that the show "Friday Night Lights" is probably one of the BEST shows that I have seen on television in a very long time, so I was very disappointed to hear that it was ending after 5 seasons. But I am very glad that he was recognized for his amazing work in the show.NOW...some of the shows that you will want to look out for...first of all, from what I understand BOTH "Mad Men" and "The Good Wife" have some major changes prepared for us in this next season.I tried getting some hints from them as to WHAT exactly some of the changes would be, but unfortunately both casts have to keep things TOP SECRET.Now one of my favorite new shows SO far is actually a show which features Sarah Michelle Gellar (also known as "Buffy the Vampire Slayer"). The name of the show is Ringer, and it is a suspense/thriller show currently being shown on The CW (home to "Gossip Girl", "The Vampire Diaries" etc.)I don’t really want to go into many details, but basically Sarah plays TWO people in this show....twin sisters. And so far what has happened in the first two episodes is pretty riveting! So I highly recommend keeping your eye and ears out for this one!Another show that I am enjoying is on ABC, called "Revenge", and features Emily VanCamp (actress from "Brothers and Sisters") as Emily Thorne, a woman who comes back to The Hamptons to get revenge on the people that tear her family apart and ruin her life. So far there has been one action-packed pilot episode and it is looking to be a pretty interesting show with many twists and turns.Finally one of my favorite shows officially has a new boss! Yes, I am talking about hit tv series "The Office", which featured Steve Carrel as Michael Scott until he decided to leave the show at the end of the last season. Well, they now have a new C.E.O. (James Spader) AND a new manager/boss, Ed Helms. And it looks like the fun will be continuing for our favorite office in Scranton, Pennsylvania.Let the fun and games begin!!!© Newscom/AFLO■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights ReservedThe Office [海外TVドラマ]グッド・ワイフ 彼女の評決 [海外TVドラマ]Friday Night Lights [海外TVドラマ]バフィー 〜恋する十字架〜 [海外TVドラマ]© (2000) Twentieth Century Fox Film Corporation.Ringer [海外TVドラマ]© CBS Studios IncRevenge [海外TVドラマ]ヴァンパイア・ダイアリーズ [海外TVドラマ]ブラザーズ&シスターズ [海外TVドラマ]ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 2011年7月1日より丸の内ピカデリーほかにて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】アメリカ経済危機も、映画市場はシリーズ作品で好調!?ジェニファー・ロペス、新恋人はハリウッドのモテ男?あなたと家族の物語「ブラザーズ&シスターズ」ティーポールスティックプレゼント【ハリウッドより愛をこめて】エミー賞候補作を徹底分析!「マッドメン」のV4は?シネマカフェ的海外ドラマvol.203押さえておくべき!イケメン特集 第1回
2011年09月28日3月11日に発生した東日本大震災により甚大な被害を受けた福島県いわき市。地震と津波による被害に加え、原発事故により様々な制限を強いられているこの地で、長い間親しまれてきた大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」が被災者を勇気づけるべく、46年ぶりの全国キャラバン「フラガール 全国きずなキャラバン」を復活させた。その道のりを4か月にわたり追い続けたドキュメンタリー『がんばっぺ フラガール!〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜』の予告編がシネマカフェ先行で到着した。2006年に公開された映画『フラガール』では、炭鉱閉山に伴う新たなビジネスとして設立された常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の創設時の様子が描かれ、多くの感動をもたらした。スパリゾートハワイアンズは今回の震災を受け、非難住民に一部施設を提供しながら営業再開に向けて動き出したが、この状況は奇しくも映画で描かれた危機的な状況と重なるものでもある。今回、彼らの姿を4か月間にわたり追い続けたのは、数多くのドキュメンタリーや映画に携わってきた小林正樹。音楽では、『フラガール』に引き続き、祖母が福島県出身で自身も積極的な支援活動を行っているジェイク・シマブクロが担当しているほか、仙台出身のアーティスト・Rakeが主題歌「100万回の『I love you』」で本作を応援。さらに、『フラガール』でお世話になった方々のために役に立ちたいという思いのもと、蒼井優がナレーションとして参加している。自身や家族が被災しながらも踊り続けることを決意し、全国キャラバンへと向かうフラガールたちを始め、ハワイアンズの人々や被災者のひたむきに生きる姿は、きっと観る者に勇気を与えてくれるはず。『がんばっぺ フラガール!〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜』は10月29日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:がんばっぺ フラガール!〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜 2011年10月29日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 「がんばっぺ フラガール!」製作委員会(ジェイ・シネカノン、Yahoo! JAPAN他)
2011年09月28日純粋無垢なヒロインから口を開けば悪態ばかりの女刑事まで、作品ごとに全く違うタイプの役柄を華麗に演じ分ける戸田恵梨香。まもなく公開の『DOG×POLICE 純白の絆』では、2時間に満たない1本の映画の中で、近寄りがたいオーラを漂わせる女性警察官から、弱さと脆さを抱え、キュートな一面ものぞかせるヒロインまで異なる表情を見せてくれる。一見、冷酷で強さを感じさせつつも、思わずホロリとさせられる意外なかわいらしさ…つまりは俗に言うところの“ツンデレ”である。警備犬と呼ばれる犬たちと警官の絆、大迫力のアクション&爆破シーンが大きな見どころの本作だが、これらに負けず劣らずの魅力として戸田さんのツンデレっぷりに一票!公開を前に本人を直撃。自身の役どころについて、撮影について語ってもらった。「互いを尊重し、求め合う。その関係が素敵」戸田さんが演じた水野夏希は国内No.1とも言われる警備犬のブランドとコンビを組む、自他共に認めるトップのハンドラー。自分に厳しく、強い意志と使命感を持つが、そこには同じく警察官だった父親に関わるある思いが…。戸田さんは演じる上でまず「女性らしさをなくしていった」と役作りを明かす。「夏希はあまり感情を露わにするのではなく、内に秘めた情熱が美しいと台本を読んで感じました。眉毛を太くして髪を黒くし、前髪を作りました。最初は『パッツンだよ〜』と違和感ありましたけど(苦笑)、ファッションには興味がない女性というところから作っていきました」。だが市原隼人演じる新米・早川との出会い、そして警察の威信をかけた連続爆破犯の捜査で相棒・ブランドに怪我を負わせてしまったことをきっかけに彼女にある変化が訪れる。「夏希は最初、早川について『彼にはここは合ってないと思います』とバッサリ斬る。そこが面白くて私としては爆笑でした。向井(時任三郎)に教育係を命じられて、『うーん』とか言いつつも、早川が目を覚まして努力する姿を見て『変わったな』って感心してる。なんだかんだ言って、やることはやってるんですよ。そこがすごくかわいい(笑)。ブランドを傷つけた責任から、心が折れそうになるけど、早川が現れたことで、出来ることを全うしようと考え直す。そこから感情を露わにして素直に行動していきますが、その変化が台本を読んでて面白かったので大事にしたかったんです。早川と夏希はすごくいいコンビで、最初は夏希の方が立場が上だけど、ブランドが怪我して、夏希が自分をコントロールできなくなって初めて感情を露わにしたところを早川に見られる。(早川は)それを笑うのではなく『ここにいてくれよ、先生』と言ってくれて、その瞬間から2人は同じ位置に立って、互いを尊重し、助け合い求め合うんです。その関係性がすごく素敵です」。自分に素直になることで得た、覚悟の瞬間この2人がどうなるのかは最後まで観てのお楽しみ。戸田さん自身は水野とのこんな共通点を明かす。「自分の意志を持ってるけど、反対されたり、(気持ちを)落とされたときに『自分は間違ってるんじゃないか?』、『自分はこのままでいいんだろうか?』と一瞬、折れそうになるところとかは似てますね」。ではツンデレな感じは?「仕事のときはデレデレはしないようにしてます(笑)」。ということはやはり、仕事中は“強い女”を装いつつ、プライベートでは…とツンデレ談義はこのへんにしておこう。水野も早川も仕事で壁に直面する中で、自らの仕事に対する覚悟を固めていくが、戸田さん自身、仕事をする中で“女優”として覚悟を決めた瞬間が幾度となくあったという。「最初に東京に出てくるとき、私自身はあまりお芝居をする気はなかったんですが、父親に『お前、東京行け』と言われたんです。『自分でやろうと思って決めたことだろ?ダメになったらすぐ帰ってくればいい』と言われて『確かにそうだ。頑張ろうかな』というのが最初でした。それから初めてしっかりとお芝居をやらせてもらえるようになったとき、あまりの自分の出来なさに『ダメだな』と折れました。連ドラ(『エンジン』)をやらせてもらったけど、演出を受けても全然理解できない自分がいたんです。『もっとテンポよく。間を詰めて』と言われてもただ早口になったり…。知識も何もない中でやられて、精神的に落ちてしまいました」。そんなとき、あるボイストレーナーとの出会いが彼女を変えた。「東京に出てきたときは『良い子でいなきゃ』とか『頭悪いから自分はダメだ』、『でも、ちゃんとしなきゃ』とかばっかり考えてた。そのボイストレーナーに『自分を取り繕っている』と言われたんです。『恵梨香ちゃんがそんなに壁を作ってたら稽古できない』と。そのときは1時間以上、泣き続けました。先生が『素直でいい、良い子じゃなくていいんだよ』と受け入れてくれたことでガチガチに固まっていた自分が解けて『頑張ろう』って覚悟を決めたんです」。そこからの快進撃は見ての通り。「素直に」という言葉そのままに、インタビューのわずかな時間でも素の彼女が透けて見える。いたずらっぽい笑みを浮かべつつ、爆破シーンをふり返る。「私がクランクインする前に、冒頭の爆破シーンの撮影が広島であったんですが、プロデューサーがわざわざ映像を送ってくれてびっくりしました。ここまで爆破シーンがある現場は経験がなかったので、新鮮で面白かったです。神戸での撮影で、早川が爆破物を処理機に入れた瞬間に爆破するというシーンがあったんですが、すごく近くで見てたのでいろんな破片とかが飛んでくるんですよ!『うわぁ、すっごい』って興奮しましたよ。もっと爆破させてくれって思ってました(笑)」。そう笑う姿はツンデレというより小悪魔か?そんな彼女の華麗なる(?)変身や同じくらいの体重の犬との奮闘をたっぷりと堪能してほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:SPEC〜天 (仮題) 2012年春、全国東宝系にて公開DOG×POLICE純白の絆 2011年10月1日より全国東宝系にて公開© 2011「DOG×POLICE」製作委員会■関連記事:戸田恵梨香&加瀬亮の『SPEC』映画版に栗山千明が参戦で三角関係勃発?戸田恵梨香、客席からの「エリカ様」コールに困惑新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設戸田恵梨香&加瀬亮「SPEC」映画化決定!スペシャルドラマと合わせて謎が明らかに戸田恵梨香、40キロの犬に引きずられるも共演陣は心配どころか爆笑!
2011年09月28日現在パートナーのブラッド・ピットが新作『World War Z』(原題)の撮影のため、家族そろってイギリスに滞在中のアンジェリーナ・ジョリー。26日には子供たち4人(6歳のザハラ、5歳のシャイロ、双子で3歳のヴィヴィアンとノックス)を連れて、ロンドンにあるシンガーのグウェン・ステファニーの家に遊びに行った。グウェンと夫のギャヴィン・ロスデイルには5歳と3歳の息子がいるので、アンジーの子供たちとちょうどいい遊び相手。夜になり、プリムローズ・ヒルにあるグウェンの家から帰るときは、グウェンと長男のキングストンが見送った。笑顔で楽しそうなキングストンに対して、シャイロをはじめアンジーの子供たちはちょっと仏頂面。どこへ行くにもついてくるパパラッチに辟易しているようだ。ちなみにこの日は次男のパックス共々、アンジーたちとは別行動だった長男のマドックスは数日前、サリー州ハンプシャーでアンジーが飛行機操縦レッスンを受けるのに同行していた。イギリス生活を満喫しているブランジェリーナ一家だが、まだしばらくイギリス滞在は続きそう。アンジーが『127時間』のダニー・ボイル監督の新作へ出演が決まったと大衆紙「The Sun」が報じているが、そのため半年間滞在を延長し、子供たちも地元の学校に通い始めているという。交互に映画の撮影をこなしながら、子育てをするのがブランジェリーナ流。今度はアンジーに代わって、ブラッドが子供たちを連れてロンドンの街のあちこちに出没することになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?東京国際映画祭を若者にアピール!イケメン3人衆「TIFF BOYS」結成ブラピ最新作がご当地オークランドでプレミア上映。松井秀喜選手も参加ブラッド・ピット、南仏の自宅防犯のため元イギリス陸軍特殊部隊チームを雇うブランジェリーナにG・クルーニー、マドンナなどトロントに豪華スター集結!
2011年09月28日映画『夜明けの街で』の完成披露試写会が9月27日(火)、映画の舞台となった横浜の「パシフィコ横浜」で開催され、岸谷五朗、深田恭子、木村多江、若松節朗監督が舞台挨拶に登壇。冒頭には久保田利伸がサプライズでエンディングテーマ「声にできない」を披露し、会場は熱狂に包まれた。さらに、舞台挨拶ではこの日が誕生日の岸谷さんのために“本妻”木村さんと“愛人”深田さんからそれぞれバースデイケーキが届けられたが、岸谷さんの選択は…?東野圭吾にとって初のラブストーリーとなった同名ベストセラーを映画化した本作。エリートサラリーマンと派遣社員の女性の不倫愛を中心に、15年前に起こった時効直前の殺人事件の謎が紐解かれていく。ステージの幕が開いて最初に久保田さんが登場すると、何も知らされていなかった客席からは驚きと喜びの歓声が。久保田さんは「カーテンが厳かに開いて、失敗しちゃいけないと緊張しました」とふり返ったが、数年前から思い描いていたという「声にできない」を熱唱。観客はその歌声に酔いしれた。横浜を舞台にした作品の完成披露を横浜で迎え、岸谷さんは「現実に働いているのは東京で、(妻役の)多江さんが待っているのも東京で、横浜には虚構の世界を求めているわけですが、ぴったりの海や夜景があって、演技の面でもすごく助けられました」としみじみ。岸谷さんの愛人役を演じた深田さんは「(横浜は)恋人たちが特別な気持ちになれる場所なんだなと感じました。すごく楽しい街ですが、その中で大桟橋はポツンと寂しさを感じるんです。そんな不思議な魅力がありました」と明かした。一方、貞淑な妻を演じた木村さんは「まさか横浜でダンナさんが浮気してるとは思わず、そこでレッドカーペットを歩くことになるとは…」と苦笑交じりで語り、会場の笑いを誘った。深田さんは「岸谷さんも(主人公)渡部も熱い人間味あふれるところが魅力的です」と共演の感想を語ったが、木村さんは岸谷さんとのシーンが深田さんよりも先に撮影されたことを明かし「そこでいかに幸せに演じるかで、後になって岸谷さんが苦しむことを分かっていたので、楽しく、尽くしました」とニヤリ。岸谷さんは「苦しかったです」と心情を明かした。この日が岸谷さんの誕生日だと明かされ「47ちゃいになりました(笑)!」と岸谷さんがおどけると、会場からは祝福の拍手がわき起こったが、深田さんはおもむろに岸谷さんの方に向き直り「私、ケーキを用意しました」。さらに木村さんも「私も用意しました」と語り、2つの種類の違うケーキが岸谷さんの前に運び込まれた。さてさてどちらを選ぶのか…?岸谷さんは「映画の中で散々苦しんだので、両方持って帰ります」と語り、冷や汗をぬぐっていた。『夜明けの街で』は10月8日(土)より全国にて公開。■関連作品:夜明けの街で 2011年10月8日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「夜明けの街で」製作委員会■関連記事:深田恭子が映画『夜明けの街で』で新境地!「不倫は映画の中だけで楽しんで」東野圭吾、初ラブストーリー『夜明けの街で』予告到着久保田利伸が切なく歌い上げる
2011年09月27日阿部寛とミムラ、2人の年齢差は19。だがスクリーンの中で2人は、全く年齢による遠慮や気兼ねを感じさせない太陽のように明るく、やさしく、そしてエネルギーにあふれた夫婦の姿を見事に演じている。沖縄で若者たちのために、私財を投じて無料の音楽スタジオを設立し、2009年にがんで亡くなった仲宗根陽さん。子供たちに正面から向き合い、全力でぶつかっていった彼の姿を描いた本作で、2人はどのような思いで夫婦を演じたのか?役柄に込めた思いを語ってもらった。熱演ではなく、憑依?「台本のセリフを超えたい」(阿部さん)実在の人物を演じるにあたって阿部さん、ミムラさんを驚かせ、そして悩ませたのが陽さんという人物のスケールの大きさ。「事実は小説より奇なり」とい言葉を体現したような彼の生き方を阿部さんは「2時間で収まるサイズじゃない」と評し、ミムラさんも「普通の人が5年に1回あるかないかっていうエピソードを週に1回体験してる」と頷く。阿部さんは陽さんの魅力として彼が持つ“眼差し”を挙げてこう語る。「生前の陽さんのインタビューと、若者たちのライヴを見守っている姿を映した映像が残ってるんですが、そのときの様子がいまも目に焼きついて離れない。仁王のようにも菩薩のようにも見える、何とも言えない人間を超越したような目をしてるんです。この目が人を惹きつけるんだな、僕にはこの目はできないと感服しました。演じる上ではとにかくぶれずにやりきろうという気持ちでした。自分がこの人とこの人の家族を守らなければとも思いましたし、この人が伝えたかったことは何なのか?考えに考え抜いてやらなければという意地もありました」。当初は台本に描かれた陽さんをシンプルに力強く演じようと考えていたという阿部さん。彼の家族や周囲の人々への取材を通じて感じた思いは「見えない部分で出していければ」と考えていたそうだが、撮影が進む中である思いが阿部さんの心に染みこんでいく――。「後半に差し掛かって『もっと、もっと』と思う中で『台本のセリフを超えたい』と考えるようになりましたね。それにはもう“乗っける”しかないのかな、と。“何か”が乗っかって入って来てくれないかなという思いで、陽さんのお墓参りに行ったりもしました。特に最後、陽さんが亡くなるシーンは誠心誠意やりたいという一心でした」。この陽さんを支える妻とはどんな女性なのか?ミムラさんはまず「対等にケンカができる関係」を念頭に置いて妻の美智子をイメージしていったという。「これだけのエネルギーとエピソードを持っている人の奥さんということで、同じだけのエネルギーがなければきっと横にはいられなかっただろうと。だから彼を止めるシーンではしっかりと止められなくてはいけないと思ったんです」。あえて陽さんの奥さんに話を聞くのではなく、阿部さんが演じる陽の姿から美智子というキャラクター、そして夫婦の関係性を作り上げていった。「絶対にただ優しいだけの人ではないとは分かるんですが、なかなか想像がつかなくて…。『無理だ』と行き詰まったときに、阿部さんに頼ろうって思ったんです(笑)。私は陽さんについて、エネルギーだけでなく『おれは動かんぞ』という確固たる信念が風貌からも感じられる人をイメージしてたんです。だから阿部さんが陽役って聞いて、ピッタリだと思いました。それで、阿部さんに肩を借りる形で2人の関係性を築いていきました。陽さんのやろうとしていることも、問題も全部分かってて『あなた、これどうすんの!?』ってハードルを出せればと。実際に奥さんに聞いたら、おふたりはよくケンカをされてたそうで、周りも『あの夫婦のケンカはすごいよ』っておっしゃってたそうなんです(笑)」。若き日をふり返れば「かっこつけても無駄なんだって思えた」(ミムラさん)映画の中で2人は若者たちを導く立場にあるわけだが、もちろんかつては、劇中の若者たちの側の立場で青春を過ごし、進むべき道を模索していたのだ。映画を観ると、陽さんのような人がそばにいてくれたらと思わずにいられないが、2人にも若い頃、周囲の大人が自分に向き合い、掛けてくれた言葉に人生を大きな影響を受けたという経験があるという。阿部さんは俳優としての自らを確立する過程でのある忘れられない経験を明かしてくれた。「僕は『メンズノンノ』という雑誌が世の注目を集めたことで、苦労せずにこの世界に入ったんです。しばらくして自分には俳優として何の実力もないってことに気づいたんですが、どういう手段を取ったらいいかさえも分からずにいました。そんなとき、あるカメラマンさんから『自分の身は自分で守らなくちゃダメだよ』と言われたんです。その意味は何だろう?って考えたとき、他人がどうこう言っても、役を演じる上で自分の感性でその役を守らなければ他に守ってくれる人はいないんだっていう考えに至った。そこから役作りをすることが徐々にではありますが楽しくなっていきました。それから、つか(こうへい)先生に声を掛けてもらったときも、半ば強制的にオーディションに参加させられたんですが、自分の中には『飛び込みたい』という意識も『行きたくない』って気持ちもあったんです。そうしたら、つか先生が僕の芝居にならない芝居を見て『おぉ、いいな』と褒めてくれた。たとえ嘘でもその瞬間にモヤモヤしたものが消えていきました。信じてくれる大人がいるということは、すごく大きなことだなと、それによって越えられるハードルはいくつもある。今回の陽さんと重なる部分がありました」。ミムラさんも「私も自らこの世界に入ったわけではなくて」と苦笑を浮かべつつ若かりし頃に思いをはせる。「あるCMが決まって、『勉強して来い!』って送り込まれたんですが、いま考えてもあのときの自分は、中途半端で自分本位でダメダメで、迷惑のかけ倒しでした(苦笑)。自分でも『向いてない』って思いながらやってたんですが、打ち上げの席である技術スタッフの方が『おれたちは現場の人間だから、(キャストが)悩んだり、一生懸命やったりというのを全て見てるよ』と言ってくださったんです。そのとき、私は『怖い』って思っちゃったんです。私の失態や見栄を張ってるのとか全部見抜かれてるんだって。優しい言葉で力みを取ってくれたんですが、私には逆に聞こえていた時期があって(笑)、でもこの人たちの前でかっこつけても無駄なんだって思えた。いま思うと両方の意味で取っていて良かった、余計に心に響いたな、と思います。事細かに説明された言葉じゃなくて、実感のこもったひと言を、時間が経って実感できることがあるんです」。本作だけでなく、『奇跡』、『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』など、阿部さんは若者たちを導こうとする役柄を演じることが多くなっているようにも思えるが…。阿部さんなりに若い世代に何かを伝えたいという思いがあるのでは?「若い俳優は周りに多いですが、とはいえ彼らは同じ職場でプロとして同じ舞台に立ってる。困ったことがあれば支えようとは思ってます。たまに一緒に食事に行ったら、昔、自分が経験したことをお節介で話しますがそれを受信するかどうかは彼ら次第。もうすでにプロですから、僕としては彼らの邪魔をしないように、より光り輝かせてやりたいとは思ってます」。2人の若者たちへの本物の思いをスクリーンを通じて感じてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」夫婦の絆を確かめる『天国からのエール』夫婦限定試写会に25組50名様ご招待
2011年09月27日映画『ツレがうつになりまして。』完成披露試写会が9月27日(火)に開催され、上映前にペニンシュラ東京(東京・有楽町)内のチャペルにて行われた会見に宮崎あおいと堺雅人が出席した。細川貂々のベストセラーとなった人気コミックエッセイを映画化。突然、うつになった会社員の夫(=ツレ/堺さん)と彼を支える漫画家の妻・晴子(宮崎さん)が病に向き合い、少しずつ成長していく姿が優しく描き出される。教会でのイベントとなったが、宮崎さんは劇中に登場する教会のシーンが最も印象に残っているそう。こちらのシーンの撮影には原作者の貂々さん夫婦も参加しており、「難しいシーンでしたが不思議と心に残ってます」と笑顔。堺さんも「ご家族を目の前に演じるというのはグッとくるものがありました」と頷いた。NHK大河ドラマ「篤姫」に続いての夫婦役での共演となったが「『篤姫』のときから信頼しているので、遠慮なく何でもできるし、普段から一緒にいるときでも変な気を遣わなくていいから楽です」と宮崎さんが言えば、堺さんも「全幅の信頼を置いています。誰かの真似ではなく我々だからこその夫婦になったと思う」と語り、特に「ケンカのシーンをリハーサルしたのが面白かったです」と述懐した。また共演するなら?という問いに堺さんは「2回夫婦を演じたので、違う役をやりたい気持ちもありますが、ここまで来たらずっと夫婦を演じ続けたい気もします(笑)。僕がボンヤリした役であおいちゃんがエキセントリックな役だったら?とか考えても楽しいですね」と想像を膨らませた。宮崎さんも「とことん夫婦をやるというのもなかなかいないし、新しくて面白いかも」と笑顔を見せていた。また、今回演じた夫婦像については「2人の幸せの形を探しながら、頑張れないときは頑張らないで上手なバランスを見つけた素敵な夫婦」(宮崎さん)、「100点に近づけるのではなく、自分たちなりの100点を見つけようとする。それはすごく大事で勇気がいるし、美しいこと」(堺さん)とそれぞれ魅力を明かした。『ツレがうつになりまして。』は10月8日(土)より全国にて公開。■関連作品:ツレがうつになりまして。 2011年10月8日より公開© 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会■関連記事:堺雅人、17歳の設定は「ハードル高かった」あなたならどうする?『ツレがうつになりまして。』プレス&ポスターを5名様プレゼントあなたなら、どうする?『ツレがうつになりまして。』独占試写会に20組40名様ご招待堺雅人、戦国の“剣聖”を演じ「鹿嶋が育てた祈りの剣を見てほしい」堺雅人、未婚にして「家事を積極的に手伝ってくれそう俳優」ランキング1位に君臨!
2011年09月27日高倉健が6年ぶりに主演を務める新作映画『あなたへ』で、このほど高倉さんと共演する豪華キャスト陣が決定した。北陸の刑務所の指導技官が、亡き愛妻の生前の真意を知るため、九州まで車で旅をする、心温まるロードムービー。出発点である富山県を始め、旅情あふれるロケ地での撮影を敢行し、高倉さん扮する主人公・英二と道中に出会う人々との心の交流が描かれる。今回発表されたキャストには、高倉さんの出演作ではおなじみの面々からフレッシュな若手まで豪華俳優陣が結集した。英二の妻・洋子役で高倉さんと夫婦を演じるのは、『ホタル』(’01)でも夫婦役で高倉さんと共演した田中裕子。高倉さんと田中さんはこれが3度目の共演となるが、田中さんは「1985年の『夜叉』、2001年の『ホタル』、そして今年『あなたへ』で、降旗(康男)監督のもと高倉さんと共演させていただけることを心から嬉しく思います」と喜びのコメントを寄せている。また、英二が道中に出会う面々も個性豊か。イカ飯の販売員・南原役には、『南極物語』(’83)以来の高倉さんとの共演となる佐藤浩市、南原の同僚で先輩社員の田宮役に草なぎ剛。九州で食堂を営む濱崎多恵子・奈緒子の母娘役に余貴美子と綾瀬はるか、奈緒子の婚約者で漁師の卓也役に三浦貴大、卓也の祖父である漁師・吾郎役には高倉さんと多くの作品で共演してきた名脇役、大滝秀治が扮している。さらに、英二が務める富山刑務所の総務部長の塚本和夫とその妻・久美子には長塚京三、原田美枝子。道中に出会う警官役には浅野忠信が扮しており、それぞれから日本映画界きっての大御所俳優との共演に向けての喜びと感激の言葉が寄せられている。佐藤さんは「約30年ぶりに高倉さんとご一緒できることの喜びと緊張に、交感神経と副交感神経のバランスが取れなくなりそうです。『何だ、小僧のときと何にも変わってないじゃないか』と思われぬよう現場を努めさせていただきます!」との意気込み。高倉さんと初共演を果たす面々からも、気合の入ったコメントが。「ご覧になって下さったみなさんに気持ちが伝わる映画にしたいです。高倉健さんを始め、素晴らしい役者さんたちとお芝居をご一緒できることがいまからとても幸せで、ワクワクドキドキしています。一生懸命、頑張ります!!」(草なぎさん)、「仕事をする前からこんなにワクワクすることは滅多にありません。高倉健さんとお仕事をするということは、俳優にとって刺激的なことです。心を込めて撮影に臨もうと思います」(余さん)、「脚本を読み、主人公が旅をする中で様々な人と出会い、寂しい心に少しほっこりと温もりを感じるような物語でした。先輩方にご迷惑をかけぬよう、主人公、そして観客のみなさまにほっこりするような気持ちを伝えられるように一生懸命与えていただいた役を演じたいです」(綾瀬さん)。そして、1985年の『夜叉』以来となる高倉さんとの共演でどのような絡みを見せてくれるのかが楽しみなのがビートたけし。自称・元中学教師の杉野輝夫という役どころも興味深いところ。「『夜叉』以来、四半世紀ぶりに高倉健さんと一緒にお仕事できるということで、とても楽しみにしております」と語っている。一同との共演について、高倉さんからは「個性あふれる素敵な俳優のみなさんと共演できることをとても幸せに思います。お一人お一人との出会いを大切にしながら、お芝居を通い合わせることを楽しみにしています」との温かな言葉。御年80歳の名優と個性あふれる俳優陣が織りなす化学変化に期待が寄せられる。『あなたへ』は2012年秋、全国東宝系にて公開予定。■関連作品:あなたへ 2012年秋、全国東宝系にて公開© 2012「あなたへ」製作委員会■関連記事:80歳高倉健、6年ぶりの映画は妻を亡くした男のロードムービー!
2011年09月27日来年のNHK大河ドラマ「平清盛」で岡田将生が演じる源頼朝の姿が初めて公開された。物語の語り部でもある頼朝を演じての岡田さんのコメントも到着した。武士の棟梁として平家一門の栄華と繁栄を築いた平清盛(松山ケンイチ)の生涯を全50回で描き出す本作。頼朝は、清盛と覇権を争い敗れ去った源義朝を父に持つ源氏の正統な後継者。父が敗れた際になぜか清盛は頼朝を殺さずに罪人として伊豆に流す。尊大な父の憎き仇・清盛を倒すことを夢見て頼朝は鍛錬を重ね、39歳で鎌倉にて決起。やがて壇ノ浦で平家を打ち滅ぼし、源氏の棟梁として幕府を興す。1月8日(日)の第1回目の放送では、まず誰よりも最初に頼朝が映し出される。平家を滅ぼして歓喜する兵たちを見ながら頼朝は「平清盛とはいかなる男だったのか?」、「私はあの男に本当に勝ったのだろうか…」と自らに問いかける。そこから頼朝の目線で、創成期の武士たちの物語、そして武士として初めてこの国の覇権を握った清盛という男の偉大さが綴られていく。今回、初めての大河ドラマ出演となった岡田さん。実際に参加してみての感想を尋ねると「まず、ロケの規模の大きさにビックリして、本当に凄いなあと思いました。かつらも衣裳もすごく凝っていて、気持ちが上がって、役にすんなり入れました。すんなり入れた分、思っていたより緊張せず楽しんでやれました」と手応えをつかんだ様子だ。第1回放送で誰よりも早く登場することになるが「台本を読んだ時点でそのことを知り、とても恐縮しています」とも。決起の時点で39歳、平家滅亡のときにはすでに40歳を超えているため、今回、解禁となった写真でも頼朝は白髪交じり。凛々しさとどこか憂いを感じさせる表情が印象的な岡田版・頼朝。史上最年少で務めるナレーションにも期待したい。「平清盛」は2012年1月8日(土)よりNHKにて全50回で放送。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生&榮倉奈々、トロフィーの重みで受賞を実感!『アントキノイノチ』モントリオールで高評価岡田将生は仏語でスピーチ決めた!ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!冒頭でいきなり全裸…?岡田将生の様々な表情に注目の『アントキノイノチ』予告編榮倉奈々、岡田将生は「小学生」!?「もう22歳なんですけど」と本人苦笑
2011年09月27日マーベル・コミックのヒーローたちが一堂に会する『アベンジャーズ』(来夏公開予定)の撮影中、ロバート・ダウニー・Jr.が誤って共演のスカーレット・ヨハンソンにパンチをお見舞いするアクシデントが発生していたことが明らかになった。それはロバートがアイアンマンのコスチュームを着用し、謎のスパイ・ナターシャを演じるスカーレット・ヨハンソンと出番を待っているときのことだった。彼がハイテクを駆使したコスチュームに付いているボタンの1つを押したところ、アームが突然動き出し、スカーレットの顔に当たってしまったのだ。「ロバートはアームの動きを制御するスイッチを押したんです。急にアームは後方に動いて、かわいそうにスカーレットは強烈なパンチを食らいました」と目撃者は「Tne National Enquirer」誌に語る。「不意をつかれて彼女はバランスを失い、2人が立っていた場所から転げ落ちてしまいました」。コスチューム着用中のロバートはほとんど身動きがとれず、立ち尽くしたまま「大変だ、本当にすまない!」と何度もスカーレットに謝っていたそうだ。幸い彼女に怪我はなく、笑ってロバートを許したという。映画『アベンジャーズ』(原題)はすでに撮影終了し、現在はポストプロダクション中。全米では来年5月、日本では8月に公開予定。(text:Yuki Tominaga)© Globe Photos/AFLO■関連作品:アベンジャーズ (原題) 2012年8月、公開■関連記事:スカーレット・ヨハンソン、盗まれたヌード画像の削除をウェブサイトに要求スカーレット・ヨハンソン、海兵隊員からダンスパーティに同伴のお誘いへの返事は?
2011年09月27日「僕たちは世界を変えることができない」。一見、ネガティブに思えるこの言葉で結びつけられた2人の男が初めて顔を合わせた。「銀杏BOYZ」のボーカル峯田和伸と、医学生時代にふとした思いつきからカンボジアに学校を建設し、向井理の初主演映画の原作となる本を執筆した葉田甲太。確かに世界を変えることはできないかもしれない。だが彼らは、確実に人の心を動かし、いや心だけでなく実際に人を動かし、自らの思いを“形”に残している。年齢も歩んできた道も違うが、隠すことなく自らをさらけ出して生きているところに共通点がある。そんな2人が互いの思い、自らの活動や表現、生き方についてガチンコで熱く語り合った。「世界を変えることはできない」という言葉に込めた思い元々、「僕たちは世界を変えることができない」というのは「銀杏BOYZ」の楽曲およびメンバーの活動を追ったドキュメンタリーDVDのタイトル。中学時代から峯田さんの大ファンであった葉田さんが自らの活動を綴った本の題名として借用したのだ。――そもそも、峯田さんはどのような思いでわざわざこんなネガティブなタイトルを?峯田:実は僕自身、あまり分かってなくて(笑)、メンバーと「タイトルどうしよう?」って話して、適当にいくつか言ったうちのひとつなんです。意味は分からないけど、何とでもとれる。なぜか引っかかって…まあDVDはタイトルと関係なく下ネタ満載なんだけど(笑)。でも引っかかるということは何かが良いんだろうな、と。いろんな人に意味を聞かれるけど、みんな深読みし過ぎなところもあって。いろんな状況がこの言葉の意味や見方を変えてくれるようなところはあるんだなと感じてます。この言葉がある“場所”は変わらないけれど、状況がこの言葉の捉え方を変えてくれる。そういういろんな捉え方ができる言葉は好きですね。葉田:タイトル、借用してすみません。僕自身、すごく深くあれこれ考えてました(笑)。ただ、僕が本のタイトルに選んだのは、僕のやってきた活動は相手がいてこその活動で、自分が幸せだと思うことを相手に押し付けてはいけない。僕らではなく、当事者の人たちが「変える」ものなんだという意味で、自分に対して調子に乗るなよっていう気持ちが9割です。残りの1割は、乱暴な言い方ですが、世界が変わらなくてもいいんじゃないかって思い。変える必要はないんじゃないかと。峯田:最初に映画の話を聞く前に、本屋で積まれているのを見たんですよ。「なんかこのタイトル、見たことあるなぁ」って(笑)。あぁタイトルが一緒だと気づいてやっぱりこの言葉が引っ掛かった人がいたんだと思いましたよ。葉田:高校の頃とかずっと「銀杏」聴いてて、「恋と退屈」(峯田さんの著書)読んだら一言では言い表せない感情があって…峯田さんてカッコ悪いところも全部出すからカッコ良いんです。峯田:僕はカッコ悪いことをカッコ悪いって思ってなくて、もちろんカッコ良いとも絶対に思ってないんだけど。これやったらマズいとか、これ書いたらヤバいとか、そういう気持ちがないんだよね。葉田:一般論で言うところのカッコ良いとかカッコ悪いっていう価値観を(峯田さんに)崩されましたね。共感、ボランティア、さらけ出すということ葉田:僕はこの本を書く上で「何かを伝える」とか「共感してほしい」とかそういう思いはなかったんです。だから出版者の人にも怒られて(笑)、経験も実績も知識もない中で「何ができるのか?」って考えたとき、「こうあるべき」とか「こうしろ」じゃなくて「僕はこう思いました。どう思いますか?」としか言えなかったんです。峯田:海外でなくても日本国内でも世の中にはいろんな問題があるけど、海外に行ってボランティアをやる人はいる。僕はボランティアの経験ないんだけど、どういう思いでカンボジアに行ったの?葉田:郵便局でたまたま見たパンフレットがカンボジアだったというだけで、それが日本だったら日本で活動してましたね。いつも「何となく」と言ってます。ただ、“誰か”が悲しんでるだけじゃ人は動かないと僕は思っていて、その誰かが知っている“あの人”になれば動くのかなと。縁があって現地に行ったことで、カンボジアは僕にとって“誰か”じゃなくて“あの人”になったんです。峯田:すごく良いことしてると思うけど、日本に帰って気持ちが落ちて、デリヘルを呼んだとかまで書いたのはなんで(笑)?正直、そういう部分があるからこそ僕は信頼して読めたんだよね。これがボランティアやって子供と遊んでってだけなら、「ウソくせぇ」って思ってた。――葉田さんは抵抗はなかったんですか?やましいことがなくても自己満足だとか偽善だとか言って足を引っ張る人たちがいる中で、あえてここまでさらけ出すことに。葉田:いや、全部出したくなかったんですよ、デリヘルのエピソードだって(苦笑)。でも書かざるを得なかったんです。峯田:なんで?葉田:書かなきゃ勝負できなかったんですよね、やっぱり。それ以外、自分にはないと思ったんです。峯田:うん。そこ書かなきゃ植村直己さんは超えられないよね(笑)。椎名誠さんは書いてないですからね。書いてほしい!まあ、書きゃいいってもんじゃないけど。よく書いたよ!葉田:「深夜特急」にもないですね(笑)。でもオカンは泣いてましたけどね。「何でそんなこと書くの?」って(苦笑)。シラフのままじゃ書けなくて、梅酒飲んで気づいたら出来上がってた感じ。ちょっと脱線しますけど、僕は“ボランティア”って好きじゃないんです。勝手にやればいいものだと思ってて。語弊があるかもしれないですが、“自分探し”とか言ってカッコつけて、恋愛してそこから逃げてボランティアにすり替えたりってすごく多い。それは違うなって思ってて…。峯田:まぁ僕がボランティアをやるとしたらまず間違いなく女の子狙いですね(笑)。――葉田さんはいま、エイズ問題や建設された学校の維持に携わってますが、葉田さん自身の中でどういう位置づけでやってらっしゃるんですか?葉田:出会った人が泣いていたり悲しんでいるから、僕の勝手な“エゴ”で笑ってほしいと思ってやってるのかな。それを何て呼ぶのか、いまだに僕にも分からない。友達が悲しい顔してるから笑顔になってほしいっていうのはボランティアとは言わないですよね?峯田:僕だったら絶対ヤッてますね。葉田:いや、そんなこと聞いてないですから(笑)!批判を受け止めるということ葉田:峯田さんも昔、TVでデリヘル呼びまくってるって言ってましたけど…。峯田:TVで言ってた?まあ…いろんな弊害はありましたけど(苦笑)。でもこうなると何言ってもネタか本当か分からなくなってるからね。葉田:批判やネット上でのバッシングとかもあると思いますが、峯田さんはどういう気持ちでそれを受け止めるんですか?峯田:評論家の声もネットの声も含めて、別にいいかなと思ってる。言ってもらった方が良くないですか?さっきの本と一緒でキレイごとだけでなく、いろんなことを含めて作品として面白いんだから。褒められるだけだと気持ち悪い。世に出した以上は嫌ってる人も含めて両方いないとね。葉田:僕は毎回、ヘコんでました。だから峯田さんのその言葉聞けて良かったです。峯田:あんまり考えてないからね。お母さんに怒られたらヘコむけど、それ以外はどうでもいいの。葉田:お母さんに怒られることあるんですか?峯田:あるある。「最近、お金遣い荒いよ」とか。うちはお母さんが通帳持ってるから。――葉田さんは医師として勤務しながらカンボジアのために活動し、本も執筆されていますけど、どうやって両立されてるんですか?カンボジアに学校を建てた後で、医師になるという現実を前に虚脱感とかはなかったんですか?葉田:情けないんですが僕、マザコンなんですよ。子供の頃、病院で母親に医者になって治してあげるって言ったら喜んでくれて、それで何とかなれました(笑)。やってく中でバランスがとれるようになりましたね。右脳と左脳みたいなもので、医者の自分と表現する自分は全く別人格なんです。医者のときはロジカルに、書いたりするときはエモーショナルに、本書いたりするだけじゃ酒ばかり飲んでダメになる。2つでバランスとってます。だから、峯田さんのように表現してお金稼いでいる人はすごいなと尊敬してます。峯田:いやいや、カンボジアの前に僕を助けてほしいです。今度、診てください(笑)!この後もここでは書けないような彼女についての話や、デリヘルの話などで大いに盛り上がる2人。世界を変えようなどとはこれっぽっちも思ってもいない、ただ自らの道を進む似た者同士の男たちの激し過ぎる初対面だった。(photo/text:Naoki Kurozu)「僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.」(小学館文庫刊)定価:500円(税込)発売中「それでも運命にイエスという。 」(小学館文庫刊)定価:500円(税込)10月6日発売銀杏BOYZ ドキュメンタリーDVD「僕たちは世界を変えることができない」 (初恋妄℃学園)定価:3,990円(税込)発売中『僕たちは世界を変えることができない。』3連続インタビュー 松坂桃李インタビュー:: 向井理インタビュー■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理、総立ちの客席と深作監督のメッセージに感激し絶句向井理インタビュー引き算の演技で魅せた“ヒーローじゃない主人公”向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?
2011年09月26日ショーン・ペンが、2009年7月からイランで禁固刑となっていたアメリカ人男性2人の釈放に尽力していたことが明らかになった。イランでハイキング中に逮捕された2人のアメリカ人男性はその後拘束され、スパイ罪で禁固8年の判決を受けていた。ロイター通信によれば、ペンはベネズエラを訪問し、同国のチャベス大統領からイランへの仲介を頼んだという。ペンは数年前から雑誌の取材や映画の企画などを通じて、ベネズエラおよびチャベス大統領と親交を深めている。「ペンはこの件にとても深く関わっています。数か月前に首都・カラカスを訪れてチャベス氏にこの問題を伝え、その後も熱心に取り組み続けました」と情報提供者は語る。ペンから話を聞いたチャベス大統領は「アメリカの友人」から働き掛けられたとして、イランのアハマディネジャド大統領とこの問題について協議した。ともに29歳のアメリカ人青年は21日、100万ドルの保釈金を支払って解放された。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ツリー・オブ・ライフ 2011年8月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Cottonwood Pictures, LLC. All Rights Reservedフェア・ゲーム 2011年10月29日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:イラク戦争に隠された真実とは…?『フェア・ゲーム』試写会に15組30名様ご招待アンジェリーナ・ジョリー、「子供たちに普通の観光旅行をさせたい」S・ペン、『ツリー・オブ・ライフ』で「どう演じるべきだったか、いまも考えている」ブラッド・ピット動画インタビュー到着!寡作の名匠の驚きの演出法を絶賛ブラッド・ピット、アメリカにおける同性婚支持を改めて表明
2011年09月26日市川海老蔵主演の映画『一命』の完成披露試写会が9月26日(月)、都内で開催され、海老蔵さんをはじめ共演の瑛太、満島ひかり、三池崇史監督が出席。7月の復帰公演をのぞいて、久々に公の場に姿を見せた海老蔵さんは、ファンに対して一連の騒動に対する謝罪すると共に今後の精進を誓った。『切腹』というタイトルでかつて映画化された「異聞浪人記」(講談社文庫刊)の一編を三池監督が3Dで再び映画化。武士として生きることの悲哀、武士道の残酷さを描き出す。タキシード姿で登場した海老蔵さんに、熱心なファンからは「11代目!」、「成田屋」と掛け声が飛ぶ。7月の復帰公演の際に記者会見などは行われなかったこともあり、海老蔵さんが公演以外でファンや報道陣の前に姿を現すのは、昨年の暴行を受けた事件の際の記者会見以来。「三池監督の下でスタッフ・キャストがひとつになって作った映画」と作品について語ると共に「私事ですが…」と前置きして、「みなさんに心配をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。多くのご叱咤と声援をいただき感謝しております。新たな気持ちで精進していく覚悟です」と語った。瑛太さん演じる千々岩求女のある凄惨なシーンが、カンヌ国際映画祭で上映された際も注目を集めたが、瑛太さんは「席を立たれる方もいたようで…。メガネを外していただければボンヤリしていいんじゃないかと」と語ったが、三池監督から「ちゃんと見て!」とお声がかかると慌てて「そうですね。ちゃんと見てください」と呼びかけ、会場の笑いを誘った。満島さんは時代劇初挑戦となったが「所作が大変でした」とふり返る。「初日の撮影で監督から『もう少しIQを上げて』と言われました(苦笑)。裁縫のシーンがあり、祖母の家に行って縫う練習をしました」と苦労を明かした。映画になぞらえて「命を懸けて守りたいものは?」という質問に三池監督は「大阪で暮らす年取った父親と母親」、満島さんは「生まれながらに持っている本能」と回答。瑛太さんと海老蔵さんは、それぞれ撮影と前後して第一子に恵まれたが、「家族です」(瑛太さん)、「ありきたりですが家族と歌舞伎」(海老蔵さん)と答え、会場からは温かい拍手がわき起こった。『一命』は10月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:一命 2011年10月15日より全国にて公開© 2011映画「一命」製作委員会■関連記事:キャスト&監督登壇『一命』舞台挨拶付き完成披露試写会に10組20名様ご招待満島ひかりの“初”母親姿が解禁!泣く赤ん坊のために海老蔵が歌舞伎を披露!【カンヌレポート番外編】カンヌに華をそえる!スターたちのファッションチェック【カンヌレポート7】瑛太、初カンヌに緊張監督は時代劇に3D起用理由を説明海老蔵&瑛太出演の『一命』カンヌ出品!ブラピ主演作ほか強敵とコンペで激突
2011年09月26日少しずつ秋の気配が深まってきましたが、この9月、10月から異動や転職で新天地での仕事を始めるという人も多いのでは?子供の頃、新学期や転校先での新しいクラスにドキドキさせられたものだが、大人になってもそれは同じ。部署の雰囲気は?と緊張してしまうもの。特にサラリーマンにとって重要なのは上司!上司のタイプによって新天地で仕事のやり方が180度変わってしまうなんてことも…。そこでランキング企画「シネマカフェゴコロランキング5」では、男優、女優を対象に“理想の上司”をテーマにランキングを実施。その結果を大発表!女性からの圧倒的な支持を集め、栄えある理想の上司No.1に輝いたのは藤木直人。2シーズンにわたって放送された、綾瀬はるか主演の人気ドラマ「ホタルノヒカリ」(日本テレビ)の“ぶちょお”をイメージして理想の上司と考えた人がかなりの割合でいるよう。「あんな上司が会社にいたら、毎日出勤が楽しいと思います。まさに理想的です」(20代・男性)、「大人で誠実なのに、キュートな部分も持ち合わせています。実際、高野ぶちょおが上司なら、無我夢中で仕事します(笑)」(40代・女性)など温かく、そして時に厳しく部下に接する藤木“ぶちょお”を推す声が多く寄せられた。ちなみに「ホタルノヒカリ」だけでなく榮倉奈々主演の「泣かないと決めた日」(フジテレビ)で藤木さんが演じた、一見クールで厳しいが実は思いやりにあふれた統括マネージャーの姿を理想とする人も。どちらにも共通しているのは厳しさと優しさをきちんと使い分け、部下思いである点。世の管理職のみなさま、ドラマをぜひ参考に!続いて2位にランクインしたのは堤真一。映画が今年完結した『SP』はもちろん、働く男を演じることが多い堤さんだが、その背中に憧れる部下が多数!「スラリとした立ち姿や厳しい表情に似合う低い声などいわゆるデキる上司の要素を持ってますが、そんな“見た目”だけじゃなく、大人の男性として背負うべき何かをしっかり表現できる説得力ある演技力も理想的上司だなぁと思います」(50代・男性)など男性からの支持が高かったのが特徴と言える。キリリと引き締まった表情で働く姿を見ると「この人の下で仕事がしたい!」と思うのも納得。3位には唯一の女性。ドラマ「BOSS」や「離婚弁護士」(ともにフジテレビ)で働くカッコいい女性像を見事にを体現した天海祐希が入った。「後輩のことをよく見てくれそうだし、厳しい中にも愛をもって接してくれそうだから」(30代・女性)、「あれだけ分かりやすく仕事の指示ができて、注意してほめて、切り替えができる上司だと仕事のやりがいが持てそう。尊敬できる上司の理想です」(50代・男性)との声が。続く4位には「よく話を聞いて的確に判断してくれそう」(40代・男性)、「頼りになりそう」(30代・女性)と多くの支持を集めた渡辺謙。『沈まぬ太陽』を始め、正義感と信念を持って仕事をする姿が多くの人の心に強い印象を残しており、働く男の理想と言えそう。来年公開される小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡の帰還を描いた『はやぶさ遥かなる帰還』では、責任者であるプロジェクト・マネージャー役を演じており、読者から寄せられたイメージ通りの姿を見せてくれそう。そして5位にはまもなく『天国からのエール』が公開となる阿部寛がランクイン。こちらの作品では若者たちを導く、父親のような存在を演じているが、その姿勢や言動は普通の会社で部下たちを相手にしても同じように通じるものばかり。以前、大河ドラマ「天地人」で上杉謙信を演じたときの姿が理想の上司像として強く印象に残っているという人も多いようで男女の隔たりなく高い支持を集めた。さてあなたは誰の背中に付いていく?そして実際に上司の立場にあるあなたは誰をモデルにして頼られる上司を目指す――?あなたの理想の上司は?1位:藤木直人2位:堤真一3位:天海祐希4位:渡辺謙5位:阿部寛次回の「シネマカフェゴコロランキング5」のテーマは「駆け引きが上手そうな俳優」。こちらも是非、応募ください。「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会シャンハイ 2011年8月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 TWC Asian Film Fund, LLC. All rights reserved.薔薇とサムライ 2011年6月25日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2011, VILLAGE INC.SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム ホタルノヒカリ 2012年、全国にて公開予定© 映画「ホタルノヒカリ」製作委員会■関連記事:阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」『SP』出演陣再集結!松尾諭が岡田准一のクランクアップでの大号泣の思い出明かす渡辺謙が主催の『はやぶさ』打ち上げパーティで江口洋介ら豪華共演陣が明らかに!
2011年09月26日レオナルド・ディカプリオがクリント・イーストウッド監督とのタッグでFBIの初代長官の半生を演じる『J・エドガー』(原題)が来年1月に公開されることが決定。これまで3度にわたってオスカー候補に名を連ねてきたレオの悲願のアカデミー賞受賞に期待がかかる。1924年にアメリカ連邦捜査局(FBI)の初代長官に任命され、1972年に亡くなるまで半世紀近くにわたってアメリカの法の番人の長として君臨したジョン・エドガー・フーバー。彼の禁断の半生をイーストウッドが描き出す。フーバー氏はカルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8代の大統領に仕え、FBIを現在のような巨大な影響力を持つ組織へと発展させた。長官として比類なき権力を誇る彼は、歴代の大統領からさえも畏怖と非難と崇拝の対象として見られたという。その一方で、彼にはそのキャリア、そして人生さえも失いかねないある秘密が…。最も恐れられ、アメリカを支配した男の全てが暴き出される。今回、解禁となった劇中の写真では、人々とマイクに囲まれた公聴会のような場面で険しい表情で答弁するレオの姿が。いわゆる純粋な正義の味方とは言い切れない複雑な内面を持った主人公の半生を、レオはどのように演じきったのか?『ギルバート・グレイプ』でのアカデミー賞助演男優賞ノミネート以来、『アビエイター』、『ブラッド・ダイヤモンド』と主演男優賞候補に名を連ねてきたが、巨匠イーストウッドとのコンビで悲願のオスカー獲得なるか?また、『21グラム』のナオミ・ワッツが長年、フーバーの秘書を務めたヘレン・ガンディーに扮し、彼の過保護な母親をジュディ・デンチが演じるなど、共演陣にも実力派俳優が並ぶ。劇中、FBIのイメージを覆す事件として伝説の飛行士・リンドバーグの息子の誘拐事件が描かれるが、『かぞくはじめました』のジョシュ・ルーカスがリンドバーグ役を好演している。脚本を手がけるのは、同性愛者の公民権獲得と地位向上に尽力した政治家ハーヴィー・ミルクの半生を描いた『ミルク』でアカデミー脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラック。撮影、美術、衣裳などのスタッフにはイーストウッド作品の常連が顔を揃えている。誰もが知るFBIを作り上げた男の素顔とは――?全米では11月9日より公開となり、先述のレオはもちろんのこと、作品賞や監督賞などでもオスカーの期待が高まる。『J・エドガー』(原題)は2012年1月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:J・エドガー (原題) 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2011年09月26日映画『僕たちは世界を変えることができない。』が9月23日(金・祝)、公開を迎え、都内劇場で行われた舞台挨拶に向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝が登壇した。満員の観客のスタンディングオベーションとこの日は欠席した深作健太監督からのメッセージに向井さんは感激し、言葉をつまらせる一幕も。「グッときちゃいました」と思いを明かした。実話に基づき、偶然目にしたパンフレットがきっかけでカンボジアに学校を建てるための活動を開始した学生たちの奮闘、青春を瑞々しく描き出した本作。エンドロールが終わると、劇場は拍手で包まれ、観客は総立ちに。そこに向井さんら4人が登場すると割れんばかりの大歓声がわき起こった。めったに見られない映画館でのスタンディングオベーションに向井さんも驚いた様子。「想像していませんでした。多くの人の心に届いてほしいという思いでしたので嬉しいです」と笑顔を見せた。松坂さんもこの光景に「鳥肌が立った」と語り、「この映画に出られて本当に良かったと心から思います」とホッとした表情を見せた。深作監督は新作の撮影でマレーシアにいるため、舞台挨拶は欠席したが、代わりに事前に録音された生声のメッセージが流された。キャスト一人一人に対しての思いが込められたメッセージに会場は深い感動に包まれた。特に「いままでに見たことのない熱さとリーダーとしての責任感を見せてくれた」と讃えられた向井さんは、マイクを手に絶句。「僕たちは前に立たせてもらう仕事をしてますが、カメラの後ろにはもっと多くのスタッフがいる」と言葉をつまらせながら仲間たちへの感謝を口にした。松坂さんも「監督に『おつかれさまでした』と言ってもらえて、この作品が僕にとって代表作なんだという思いがわいてきた。またみなさんと一緒に仕事ができるように頑張りたいと思います」と思いを語った。柄本さんも「深作監督の作品が好きだったので声を掛けていただいたとき、すぐに『やりたい』と言った」と明かし、改めて監督への感謝の思いを語った。窪田さんも「監督の声を聞いて、向こう(カンボジア)で辛かったことや4人でワイワイやったこと、歌ったことなどが鮮明に甦ってきました。“運命”という言葉で片付けてはいけないけど、縁のようなものを感じます」と語った。向井さんは「俳優部部長」(深作監督)として「よくやってこれたな、と思います。みんな真面目で、誰にも負けないくらい(作品に)向き合ってきた」とここにはいないキャストも含め、改めて苦楽を共にした仲間たちをねぎらった。『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』は全国にて公開中。『僕たちは世界を変えることができない。』3連続インタビュー■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理インタビュー引き算の演技で魅せた“ヒーローじゃない主人公”向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら
2011年09月24日映画『モテキ』が9月23日(金・祝)に公開を迎え、主演の森山未來をはじめ長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子に大根仁監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。久保ミツロウの人気漫画を原作に昨年、テレビ東京で放送されたドラマを久保さんと大根監督によるオリジナルストーリーで映画化。草食系のサエない男子・幸世が2度目のモテ期を迎え、美女たちに翻弄されるさまが描かれる。ドラマ、映画と幸世を演じてきた森山さん。これで終わることへの寂しさを問われると「ない」とアッサリ。「これですっぱりと(幸世と)手が切れればと思います。2度と僕の目の前に現れないでいただきたい」と映画公開初日に幸世との決別を宣言した。大根監督も「僕もこの幸世という男は大嫌いですから。これだけ感情移入されない主人公も珍しいですね」と森山さんに同意。今回の映画版に際し「元カノ(ドラマ)を今カノ(映画)が超えられるか?脚本で苦労した」と明かしたが、一方で美女たちに囲まれた撮影に関しては「毎日、入れ替わり立ちかわり、かわいい女の子が僕のいうことを聞きにやって来てくれて楽しくてしょうがなかった」とご機嫌だった。女優陣にはそれぞれにモテるためのテクニックを明かしてもらったが、長澤さんは「この映画から学んだのは、笑顔でいることはモテるためのポイントということ」とニッコリ。さらに監督に促されて、劇中で披露する「ここでドロンさせていただきます!」というやり取りを再現。このセリフの後に、手裏剣を投げる動作が加わるのだが、これは実は普段から長澤さんが得意としているネタなのだとか。長澤さんの“生ドロン”に会場はメロメロだった。麻生さんは「重たい女をやらせてもらいました」と挨拶。実は、麻生さんが演じたるみ子は女子からかなり高い支持を受けているという。それを聞いて麻生さんは「ウソ(笑)?重いですけど…」と自虐気味に語り笑いを誘った。仲さんは、一見ハデかわのアゲ嬢だが、二面性のある愛を好演。自らの役を「お持ち帰りしてみたら失敗したっていう男の人の話をよく聞きますが、そのパターンですよね」とバッサリ。モテる女について「めんどくさいことをちゃんとやる人がモテるんだと思います。私はめんどくさがりだからやりません(笑)」とサバサバと語っていた。ドS女の唐木役の真木さんは客席からの「蹴られたい!」という歓声に「本当ですか?」と驚いた表情。大根監督とは「週刊真木よう子」に続いての仕事となったが、監督から「あのとき(『週刊真木よう子』の撮影時)は、常に唐木のように僕に接していました」と暴露され、低い声で「やめてください」とピシャリ。真木さん、麻生さんらは長澤さんの“殺しの笑顔”を絶賛。真木さんが初対面をふり返り「初めてガッツリと見たとき、『(恋に)落ちるな、これは』と思いました」と言えば、麻生さんも「しゃべってて楽しいし、笑顔に特別感がある」とベタ褒め。長澤さんは恐縮しつつ「本当のモテキが来ているのか分かりませんが…」と複雑そうな笑顔を浮かべていた。『モテキ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:モテキ 2011年9月23日より全国東宝系にて公開© 2011映画「モテキ」製作委員会■関連記事:森山未來インタビューわずかに成長?“中二病”主人公にけじめの決別宣言!長澤まさみ「大人にならないと演じられない役」に嬉し恥ずかし『モテキ』でPerfumeが映画初出演!森山未來が4人目のPerfumeメンバーに?新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設『モテキ』新キャスト発表豪華女優陣のハッピ姿に森山未來は「目のやり場に困る」
2011年09月24日