DRESSがお届けする新着記事一覧 (67/112)
9月に入り、秋の装いが強くなってきたけれど、気温はまだ夏。そんなとき、ファッションはちょっと困りもの。夏の気温に合わせたいけど、秋の気分を楽しみたい。そんなとき、私が頼りにしている小物たちをご紹介します。■万能なサーキュラースカートは秋色を選んでまずは、どんなコーデも叶う、万能なサーキュラースカートを。サーキュラースカートのような生地の面積が広いアイテムで秋色を選ぶことにより、コーデに秋感を出すことができます。裏地がないので夏から秋へ移り変わる時期にぴったりです。■トップスは秋カラーとマッチする縦ストライプを高い気温に合わせてトップスはノースリーブを選びました。黒の縦ストライプを選んだのは少しだけ秋感を出すため。ただの白だと少し夏っぽくなりすぎてしまうのです。ストライプの縦ラインで細見え効果も期待できます。■小物は秋カラーのものを選んで今回の小物はバッグのファーが特徴。思い切り秋色を出してみました。さらに、流行りのチェック柄のパンプスも合わせています。実はこれ、トップスの縦ストライプとも合わせているんですよ。「秋小物が主役のコーデ」いかがでしたでしょうか?服が夏物でも小物で秋っぽさを出すことは可能です。夏から秋に変わる気候とあわせて、コーデも少しづつ秋色にしたいですね。シャツ / RyuRyuスカート / UNIQLOパンプス / AmiAmi
2018年09月06日街を歩いていて目を惹くあの人。なぜその人にひかれるのか、そこに感じられるのは背後にあるライフスタイル。あの人ならきっと…そんな素敵な生活を妄想してみた。先日、電車の中で見かけた素敵なひと。シンプルな装いに髪の毛が見えないほどにぐるりと潔く巻かれたスカーフ。それがなんとも彼女らしい色合いで、使い込んだその質感から、彼女が生活の中でこのスカーフを愛用していることが感じられる。マイスタンダートである一枚の美しい布を、さまざまなシーンで使う。なんて素敵なことだろう。そう、たとえば日差しが強い時に頭から被って日よけにしたり、逆に寒いときは大きく広げて肩から纏う。スカーフは小さく畳めるから、帽子や上着を持ち歩くよりスマートだ。また、友人に手土産を持って行くときは、スカーフの端を結んでサブバッグにする。適当な紙袋に入れるくらいなら、この方がずっと素敵だし、帰りも空の紙袋を持ってガサガサしなくてもいい。帰宅後は玄関のお気に入りスペースにさっとかけて見せる収納に。纏うのに飽きたら、額に入れてアートとして楽しむのはどうだろう。職人さんがこだわって作った上質なスカーフは広げても一枚絵のように「見せる」力がある。なんて妄想をしながら、未だ運命のスカーフに出会えていない自分に気づく。まずはここからだ。お気に入りのビンテージショップで出会いを待つしかないか。それとも祖母の秘密の倉庫を物色させてもらおうか。そんなことを考えながら年末の帰省の計画を立ててみた。
2018年09月05日暑さが和らぐ9月。夏感漂うアイテムは少しずつ片付けて、秋アイテムを登場させる時期ですね。ベーシックな洋服を好む私にとっては、小物の存在がとても大きく、昔から靴・バッグ・ストールに目がありません。おしゃれ好きな女性なら、頭の中にはもう既に秋のコーディネートが浮かんでいるはずですが、気温はまだ高め。上手にシフトチェンジしてゆくのがベストでしょう。SLOBE IENAのコンビネゾンは、オールシーズン使える素材感で、インナーを変えて着まわしを楽しめる便利な1枚。夏は半袖やフレンチスリーブのトップスを合わせ、秋になったら長袖に変えて。ピンストライプで、大人っぽく着こなせるのも高ポイントです。深いVラインが印象的なうえ、ウエスト切り替えも高めですっきり見えるこのアイテムに、上品なネイビーカラーのベロア素材のバッグをプラスして秋顔に。アクセサリーは、ちょっぴりデコラティブなシルバーブレスレットをオンして、全体的に色味を抑えたコーデに仕上げました。投入する秋小物は1点で十分ですが、主張できるものをチョイスするのがおすすめ。トレンドを意識しながら手に取ることが、マイスタイルを格上げするコツだと思います。Tシャツ:SLOBE IENAコンビネゾン:SLOBE IENAバッグ:arronブレスレット:PHILIPPE AUDIBERTバレエシューズ:HIRICA
2018年09月05日9月に入ってもまだ暑さの残る日が続いています。とはいえ、長く続いた猛暑日のせいで、夏物を着ることに食傷気味になりつつある今の時期。秋らしいカラーの夏服にレオパードの小物を取り入れると、季節感のある着こなしに近づけます。ノースリーブのカットソーにクロップド丈のフレアパンツ。夏によくしていた服装ですが、黒×キャメルの秋らしい色合わせに、レオパード柄のベルトとパンプスをプラスしてみました。所々にレオパード柄を散らしたことによって、ごくシンプルなコーディネートもぐっとおしゃれに秋らしくなります。TOPS// LEPSIMBOTTOM// ROPEBAG// BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWSSHOES// NANO・UNIVERSEこちらはバッグのみレオパードを取り入れたパターンです。白×黒のモノトーンスタイルも、レオパードを1点投入するだけで夏っぽさが払拭され、涼しさはキープしつつも秋らしく洗練されたコーデに近づけます。TOPS// NO BRANDBOTTOM// NETSTARBAG// ROSE BUDSHOES// SESTO奇抜で派手な印象の強いレオパード柄ですが、バッグや靴、ベルトなどの小物でポイント使いすれば、品を損なうことなく簡単に全体のイメージを変えられます。少ない面積でも絶大な威力のあるレオパード。夏から秋へシフトする今の季節、少量取り入れることで、夏アイテムを秋らしく洗練されたコーデにアップデートできます。毎年助けられている柄でもあります。
2018年09月04日9月に入り、サンダルを片付けました。それでもまだまだ気温も高く、湿気の多いこの時期。肌触りの良い半袖Tシャツを身に着けたい気分。春のはじめに購入したUniqlo UのTシャツが、9月の始まりに重宝することに気づきました。今年のトレンドは「ヴィンテージレトロ」。70年代を思い出すようなアイテムが、旬コーデを考えるのに役立ちそうです。Uniqlo UのクルーネックT(パープル)は渋めカラーなので、ヴィンテージレトロな雰囲気を楽しめるチェック柄との相性が抜群。今回はそんな季節にぴったりなスカートコーデとパンツコーデをご紹介します。◼︎GUのチェック柄スカートで品良く仕上げる昨年、GUで購入したチェック柄スカートが、今年の秋冬コーデでも活躍しそうな予感。グレーベースのチェック柄タイトスカートはUniqlo Uのパープルカラーとの相性が抜群です。渋めな色合いが、品の良いバランスでマッチして、秋っぽさを増してくれます。バッグはスウェードフラップのZARAのバッグを合わせました。Tシャツコーデでもスウェード素材が入るだけで、一気に秋を感じる装いに。◼︎UNIQLOのスマートアンクルパンツで品良く仕上げるグレンチェック柄のUNIQLOスマートアンクルパンツを合わせました。きちんと感を添えてくれるグレンチェック柄は、オフィスカジュアルスタイルにもおすすめです。Uniqlo UのパープルTシャツは華美なパープルではないので、ジャケットとも品良く合わせられます。朝晩すこし涼しくなったとき、ジャケットを羽織るとTシャツスタイルコーデの幅が広がります。今年も引き続き人気のダブルボタンジャケットを選びました。ダブルボタンジャケットはヴィンテージ感を出せるので、旬コーデを楽しみたい日にとてもおすすめなアイテムです。もちろんシンプルなテーラードジャケットでも、ノーカラージャケットでも素敵な印象に。◼︎シンプルT×チェック柄ボトムスが今秋の王道コーデ今年の秋ファッションは、ボトムスにボリュームのあるアイテムがとても多いです。ボリュームといっても、厚手というだけでなく、・大きめのチェック柄・色が大胆なチェック柄・カラフルな柄のアインメトリープリーツスカート・ビスチェ付きのタイトスカート・ハイウエストビッグベルト付きのフレアースカートetc.サイズ感のボリュームだけでなく、デザインが大胆でパッと目を引くデザインがとても多いです。ショップのスタイリング提案を見ると、トップスもビッグトレーナーなどボリュームのあるアイテムをコーディネートしていることが多いのですが、そのコーディネートは上級者向け。華奢なモデルさんのように、絶妙なバランスを手に入れるのは、なかなか難しいように感じます。そんなときにおすすめなのが、ボトムスはボリュームのあるものを、トップスはシンプルTを選んで、シンプル×ボリュームのバランスで魅せること。これならボトムスを主役級にできますし、スタイルアップ効果も味方にできます。Uniqlo UのTシャツは9月も超万能。品の良い秋っぽコーデを楽しんでくださいね。
2018年09月03日毎月くる生理によって、心身ともに不調が現れることや悩みを相談できる場が少ないなど、生理週間を快適に過ごすことができない人も多いのではないでしょうか。女性の生理週間に合わせてライフスタイルを提案するブランド「EMILY WEEK(エミリーウィーク)」は、柿沼あき子さんがアパレルブランドを展開するベイクルーズの社内新規事業提案コンテストで立ち上げました。天然素材で作られるショーツやホルモンバランスの変化に合わせてブレンドされたアロマグッズなど、サニタリーライフをポジティブに変えていくアイテムが揃います。そのような商品を通して、「生理をタブー視せずに自分の身体と向き合ってほしい」とブランドに込められた想いを話してくださいました。■世界共通にある女性の悩みをサポートしたい――「EMILY WEEK」というブランドを立ち上げられたのは、どのようなことがきっかけだったのでしょうか。ベイクルーズの新規事業提案コンテストにおいて、女性の生理をポジティブに変えていきたいと思い、生理週間を軸としてアイテムを揃えるセレクトショップの提案をしました。前職はWEBの企業で働いていたのですが、やはり長時間労働になると「生理が辛くて……」と同僚からの悩みを耳にすることや、女性同士でさえもあまり話さないテーマであると実感していました。でも1カ月の中で一回くる生理週間をネガティブに過ごすことは残念ですし、女性にとっては世界共通の悩みでもあるので、少しでもポジティブな意識に変えていけたらと。――男性社員の方も含めて周りからの反響はいかがでしたか。選考にあたり男性役員にプレゼンをするのですが、PMS(月経前症候群)をはじめ女性ホルモンによるバイオリズムが日常生活にまで影響を及ぼすことなど、「知らなかった」と理解を示してくれました。ベイクルーズではお客さまが女性の7割を占めているからこそ、「ファッションの力で外見だけでなく、内面的な部分もポジティブになるようサポートしたい」との想いを応援していただけたことは、嬉しかったですね。――柿沼さんご自身も10代の頃からPMSに悩まされていらっしゃったとか。生理前になると過呼吸のような症状と貧血になることが多く、学生の頃から本当に憂鬱でした。身体に不調があるのかなと思い、産婦人科に通いましたが異常はなく……それが後からPMSであると知りました。少しでもそんな生理週間を良くしたくて、あるとき「布ナプキン」を使ってみたんです。そしたら、肌触りがとても気持ちよく安心感があり、すごく解放された気分になりました。――女性の生理用品と言えば、紙ナプキンがまだまだ主流です。自分も紙ナプキンを使うことが固定観念のようにありましたが、それ以降ほかのサニタリーアイテムもいろいろと試すようになって。新しいアイテムを試したい気持ちから、今まで見ないようにしてきた生理が少しずつポジティブなものに変わっていきました。同時に「あらゆる選択肢から、自分の身体にあった生理期間中のスタイルを見つけることができたら、毎月楽しく過ごすことができるんじゃないか」と考え始めたんです。(写真左から)女性ホルモンのバイオリズムを4つのWEEKに分けて時期ごとにブレンドされた精油と、リニューアルしたロールオン2種類。イライラを鎮静したりリラックスしたりと、ブルーな日こそ香りの力を借りて。「HONEY & HERB」とEMILY WEEKのオリジナルブレンドハーブティー。花束をイメージして作られたティーバッグは、「気持ちが沈んでしまうときも、お茶を入れる時間が癒しとなるように」と考案したもの。■女性ホルモンのバイオリズムに寄り添った商品を――そのような経験も踏まえて生まれた「EMILY WEEK」ですが、女性ホルモンのバイオリズムを4つの時期に分けて、商品の提案をされているところがユニークですね。生理週間だけに着目するのではなく、女性ホルモンのバイオリズムに寄り添った商品をセレクトしています。「RESET(月経期)」は生理に関するアイテムを中心に、「ACTIVE(月経後1週目)」はダイエットやスポーツのアイテム、体の調子がだんだんと下り坂になる「NEUTRAL(月経後2週目)」は眠りが深くなるものを、PMSの症状が出やすくなる「BALANCE(月経後3週目)」は幸福感を得られる香りや素材にフォーカスしたアイテムを取り扱っています。ベイクルーズはファッションカンパニーなのでファッションに特化したアイテム――体を締め付けない下着や心地よい素材を使ったルームウェアなどは今後も増やしていく予定です。ファッションの力で気持ちよく過ごせる商品のラインナップを心がけています。女性ホルモンのバイオリズムを4つの周期に分けた図。(画像提供:EMILY WEEK)――期間限定で青山の路面店にオープンされましたが、生理週間に着目した新しいショップとして話題となりました。プレスリリースやSNSでご覧になられた地方からのお客さまも多くいらっしゃいました。また、カップルでお店に来られて、男性が彼女の悩みを聞いてプレゼントされた方まで!今まで生理用品はドラッグストアで購入する機会が多い中で、洋服を買うときと同じようにサニタリーアイテムを選べるお店は、日本だとまだ珍しいものなんだなと実感しました。――海外と日本のサニタリー事情の違いはありますか。海外では「生理をポジティブにしよう」と、生理用品だけではなく概念自体をチェンジする動きがあるほか、NYのブランド「THINX(シンクス)」はトランスジェンダーの方も意識した経血吸収下着を生み出して注目されています。日本だとサニタリーアイテムのデザインが、ファンシーで可愛らしいか、またはベージュや黒の味気ない色合いが多く、身につけてテンションが上がるものが主でした。けれど私は、スタイリッシュでミニマムなアイテムを作りたいと思ったんです。肌が敏感になりやすい時期だからこそ、コットンやシルクなどの天然繊維の素材でバックアップして、おしゃれで心地よさを感じられるデザインに重点を置いています。■私たちの世代から選択肢を広げていくこと――EMILY WEEKは来月に一周年を迎えられますが、今後の展開を教えてください。9月で一周年を迎えることもあり、9月14日~9月30日までアトレ恵比寿にてポップアップを開催します。新商品や限定アイテムを置く予定なので、ぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです。生理用品や生理に対する意識は主に、母から娘に伝わるものだから母親世代の選択肢が変わらない限り娘世代も変わりにくいもの。だからこそ、私たちの世代で生理をポジティブに捉えて、より選択肢の幅を広げていきたいですね。これからも女性がもっと生理や女性特有の悩みについて相談しやすい環境や快適に過ごせるアイテムを、EMILY WEEKが提供していければと思っています。柿沼あき子さんプロフィール「EMILY WEEK(エミリーウィーク)」ブランドコンセプター。2017年9月にベイクルーズの新規事業提案コンテストで同ブランドを事業化。生理週間を軸とした女性のバイオリズムに寄り添うライフデザインを提案。
2018年09月03日ステラ・マッカートニーの「ファラベラ」というバッグが大好きで、いくつかコレクションしています。中でもこの起毛素材のファラベラは、グレイの本体のモコモコとした素材感と、ゴールドのチェーンのクールなコントラストが、秋冬ならでは。毎年秋になるとさっそく使い始めることにしています。今年はチェック柄がトレンド。それも見慣れた正統派チェックというより、大きく派手なチェックが目につきます。ZARAで見つけたブリティッシュテイストのハイウエストパンツでさっそく取り入れてみました。エッジの効いたファラベラバッグを加えることで、トラッドっぽくなりすぎずにまとめることができます。とはいえまだまだ暑いので、トップスは定番の白シャツで。季節が進んだらデニムシャツをシャツオンシャツにしてレイヤードしてみようと思っています。バッグ:ステラ・マッカートニーパンツ:ZARA白シャツ:コム・デ・ギャルソンPLAYデニムシャツ:ステラ・マッカートニー
2018年09月03日こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。まだまだ残暑が厳しいこの季節、キッチンに立つのも面倒だなあという方も、少なくないのではないでしょうか。さらに育児や家事に追われて、気づいたらスーパーが閉まってた!なんてこともありますよね。疲れて何もしたくないけど、簡単なものを作りたい……。今回はそんなときにぴったりな、コンビニ食材を使って、レンジで5分加熱するだけで作れる「鳥キムチ丼」をご紹介します!包丁もまな板もコンロも封印。疲労感MAXのときでも作れる限界レシピです!※限界レシピとは、疲れ切って体力の限界を迎えた人たちでも作ることができるお手軽レシピのこと。■鳥キムチ丼材料(1人分)サラダチキン(ほぐし)100gカット野菜1袋(100g)キムチ100g温泉卵1個ごはん1膳白いりごまあれば塩コショウ少々作り方1、ボウルにカット野菜、サラダチキン、キムチを入れ、ふんわりとラップをかけたら、600wの電子レンジで5分加熱する。味が足りないようであれば、塩コショウで味を調える。2、丼にご飯を盛り「1」をかけたら、温泉卵をのせ、白いりごまをふる。材料をボウルに入れて、レンジで加熱するだけで簡単に作ることができました。とろ〜り温泉卵を絡ませて召し上がれ!今回は、サラダチキンを使っていますが、ツナ缶や豚肉などアレンジも可能。忙しい日でも野菜やたんぱく質をしっかり摂れるメニューです。毎日忙しい皆様の生活に、ぜひお役立てください!
2018年09月02日はじめまして、格闘家の青木真也と申します。女性の格闘技が盛り上がりを見せるなか、彼女たちの魅力を伝えていけたらと思っています。良いものは性別関係なく良いはずだし、必ず伝わるはずだと信念を持って書いていきますので、よろしくお願いします。第1回目で取り上げるのはSARAMIという女性の格闘家です。本名、高野聡美。SARAMIは格闘技者として優れています。というのも、彼女は格闘技者として必要なものすべてを備えているから。練習への姿勢はもちろん、肉体の強さや闘志、人を惹きつける表現者としての力。彼女は僕の盟友であり、国内トップファイターである北岡悟選手が運営する格闘技道場「パンクラスイズム横浜」に所属しています。北岡悟選手への想いも重なって、初回からエモい文章になりそうです。1.女性ではなく、一格闘家として闘ういつからそうなったのか定かではありませんが、女子格闘技大会では主催者の意向で選手が水着で計量をするのが定番になっています。水着で計量すればメディアで話題になるのは当然わかります。ただ、「セクシー」「色っぽい」といった「女性」を売りにして盛り上げるのは長続きしないし、フェアではありません。むしろ試合そのものが話題になるようにしてほしいし、それこそが選手へのリスペクトだと思っています。SARAMI選手は水着で計量をしません。ここに「私は格闘技者である」とのプライドを感じるし、僕はその姿を見て格好いいと感じます。彼女はインタビューなどで、「自分は他の女子格闘技選手と違う」と吐き出すことがあります。これは優秀な格闘技者であるのだけれども、まだ結果が出ていないことからあふれる悔しさを表現していると思います。では、何が違うのかと聞かれれば、その違いを答えられるのは少数でしょう。彼女の技術力の高さや取り組みをわかる目を持った人間は、当然だけれども少ない。どうしても女性性を強調した選手に注目が行くことになるからです。ただ、そんな彼女の葛藤が僕には魅力的に映ります。SARAMIは表現者としても魅力的です。格闘技選手として女を売りにすることはないSARAMIだけれども、普段の彼女は服やヘアメイクに気を使っている女性です。いつもは素敵な女性ですが、格闘技に女性らしさを持ち込まないところがフェアですし、格闘技者として尊敬を持って接することができます。2.女子格闘技ではなく、格闘技に取り組んでいる北岡悟選手は「彼女には女子格闘技ではなく格闘技をさせている」と公言しています。彼が求める格闘技は、並の男子選手では続かないくらいハードなものです。というと、「女子格闘技ではなく格闘技」という言葉の重みをわかっていただけるでしょうか。女子格闘技というとどうしても柔らかいイメージがありますし、技量や取り組みが伴わない選手もいます。彼はSARAMI選手に対して、男子選手と同じ格闘技を伝えていますし、男子選手と同じ練習体系にしています。「女子だから」と特別扱いしないところに女子格闘技、彼女へのリスペクトを感じています。彼女の取り組みもすごいのです。彼女は地元・富山で格闘技を始めて、強くなりたいという一心で上京してきました。だからこそ格闘技にかける想いも人一倍強いし、練習への取り組み方にも圧倒されます。男子選手に混ざり、彼らと遜色のない練習をします。その中で北岡悟選手が投げかけるアドバイスが男子選手と変わらず、それを受け止め、実践する様が心地よいのです。格闘技者としての尊敬を感じます。3.運命に抗う強さがある2018年3月10日、格闘技団体「JEWELS」アトム級タイトルマッチにSARAMI選手は挑戦しました。北岡悟選手がジム開設後、初のタイトルマッチをしたのがSARAMIでした。彼女の初戴冠したい気持ち、北岡悟選手のジムに初のチャンピオンベルトを持ち帰りたい、という気持ちはSARAMIも応援していた僕も一緒だったと思います。試合は1Rにダウンをとるものの、追い上げられて判定負け。運命がはじめから決まっているものだとしても、それを受け入れず戦う姿は魅力的に映ります。この試合が終わっても、彼女は運命に抗うことを続けています。いつか必ずベルトを掴んでほしいし、掴めると信じています。■楽しみながら闘い続けてほしい女子格闘技の世界で、選手活動を生業にしている選手は、数えるほどしかいません(男子も大して変わりませんが)。彼女も例に漏れず、他に仕事を持ってやっています。スポンサーがいるわけでもないし、スポンサーに気に入られるほど器用にもなれないはずです。仕事をしている時間を練習時間に充てたいと考えるのは当然ですし、彼女が師事する北岡選手は選手活動を生業としています。それに憧れるのは当然のこと。ここまで格闘技が好きで探求しているのであれば、格闘技で生きていってほしいと心から思うし、僕自身も業界を厚くしていかねばと感じています。これから彼女の歩む格闘技人生がどのようなものになるか誰にもわかりません。わからないから不安なのだろうし、わからないから楽しいのだと思います。望むものが手に入らなかったとしても、厳しい結果になったとしても、納得して闘いを終えてほしいし、楽しかったと心から感じて闘いを終えてほしいです。格闘技に携わったすべての人がやってよかった、楽しかったと思ってくれることを心から望んでいます。写真/SARAMI選手に提供いただきました。
2018年09月01日ここしばらく、ファッションのメインストリームはシンプル&ナチュラル。プレーンなデザインの上質なアイテムをさりげなく着こなすことがおしゃれ、という風潮を強く感じます。ファッション誌をめくっても、街を歩いても、ミニマムファッションを素敵に着こなす大人がぐっと増えたような。私自身も以前と比べるとシンプルなアイテムを手に取る機会が増えました。洋服の数をずいぶん減らした結果、プレーンなシャツやデニム、Tシャツなどを着回すことが多くなったのです。でも、もともとはエッジのきいたアイテムが大好き!シンプルファッション全盛期の今でも、たまにはこんなロックテイスト満載のコーディネートを楽しんでいます。今回のテーマ「エッジィなトップスが主役のコーデ」で、真っ先に頭に浮かんだのがこのピンクベージュのシースルーシャツ。薄手の素材に刺繍、包みボタンと、ディテールはフェミニンな要素たっぷりだけれど、なぜかロックな着こなしが似合う不思議な1枚です。シャツの個性を際立たせるべく、他のアイテムの色合いは控えめに。ボトムにはいつものデニムをラフに合わせて。スタッズがたっぷりついた、ロックテイストのバッグ。個性的なデザインは、アクサセリーの役割も担ってくれます。シャツの袖は短めで、手首が出るデザイン。定番のバングルで、手元に大人っぽさをプラスします。シャツ(MIHARA YASUHIRO)デニム(EDWIN)バッグサンダルバングル(HERMES)
2018年09月01日◼︎ZARAの黒ブラウスで、凛とした人に大人の黒ブラウスをさらっと1枚で着たくなる日があります。黒ブラウスは「大人」「クール」「スタイリッシュ」というキーワードがぴったり。日頃、大人スイートな雰囲気を楽しむワードローブが多いわたしにとって、黒トップスはいつもと違う「凛」としたイメージに近づけるファッションです。そんなとき、ボトムスに合わせたいのは異素材のアイテム。例えば、夏ならリネンワイドパンツ、冬ならウールのワイドパンツを選びます。ungridのリネンワイドパンツは、シルエットがゆったりしているので、大人っぽい黒ブラウスにもよく合います。オフショルダーで肩を大胆に出した日でも、ナチュラルな雰囲気のリネン素材は、品良く親しみやすいスタイリングに仕上げてくれます。黒ブラウスの日は、CHANELの赤いリップも欠かせません。黒×赤で大人の表情になれるから。◼︎「わたしらしい」を楽しむカラーを添えて黒ブラウスのスタイリングの仕上げは、「わたしらしい」小物を添えること。CHANELのチェーンバッグにお気に入りの大ぶりイヤリング。小物の色は「わたしらしい」色で統一させることがポイントです。今回わたしはピンク系で統一させました。ブルー系の小物で統一するとさらにスタイリッシュに、イエロー系で統一させればヘルシーな雰囲気になります。黒ブラウスを選ぶことで、どんなカラーを添えて仕上げるか。そんな楽しみ方も広がります。凛とした表情を作りたい日は、大人っぽさを演出できる黒ブラウスを選んで。いつもとは一味違う「新しいわたし」がきっと見つかります。トップス//ZARAパンツ//ungridバッグ//CHANELシューズ//CHANELイヤリング//H&M
2018年08月31日RMK何度でも触れてたしかめたくなるようななめらかで上質な肌に仕上げるRMKのプレストパウダー2種のパウダーがかなえる、きめ細やかなシルク肌。やわらかで弾力性のある球状パウダーと、光沢感を生み出す板状パウダーを配合。形の異なるパウダーを組み合わせることで、シルクのヴェール肌が完成します。まとうたびによみがえる透明感。くすみやテカリを抑えて、つけたての美しさが持続。顔のフィルムにフィットして、均一な仕上がりをかなえるブラシをセットしたスタイリッシュなコンパクトで、つけている姿まで美しく。RMK シルクフィット フェイスパウダー 全3色 各¥5,000※9月7日発売。お問い合わせ先/RMK Divisionフリーダイヤル 0120 - 988 -271ピンと張るハリ感・ふっくら満ちるうるおい。年代を超えて、美しさを底上げするマルチフェーズなリフトセラムが誕生!年齢によって変化する肌悩みに着目し、それぞれの肌状態に応じてアプローチする、エイジングケア*1 リフトセラム。その年齢の、その人の肌に濃密なうるおいとハリを与え、ハリ印象を支えていく。どんな年代でも、今、そしてこれからの美しさを託したくなる、マルチフェーズ対応美容液です。「ピンとハリ肌ヴェール」「ぎゅっと満ちるうるおい」「はね返すようなハリ弾力」「ふんわり明るくみせるソフトフォーカス効果*2」4つの包括アプローチを一本でケア。なめらかなテクスチャーで心地よく肌に広がり、ピンとはね返すようなハリ弾力を実現します。*1年齢に合わせたうるおい・ハリのお手入れのこと。*2乳白色の美容液のヴェールによる。カネボウ リフト セラム(医薬部外品)全2 種 50ml ¥20,000、30ml ¥13,500※9月7日発売。お問い合わせ先/カネボウインターナショナルDiv.フリーダイヤル 0120-518-520 FIORE肌内部の滞りを一掃。巡りを促し、すっきりとリフレッシュ。いつでもどこでも手軽に使える部分用ボディバームくすみやむくみが気になるとき、なんとなく肌が疲れているとき、首や肩が重たいとき、気分をすっきりと切り替えたいとき…。首筋や耳うしろ、鎖骨下の滞りやすいリンパのターミナルを刺激して、いつでも巡りよくリフレッシュできるスティックタイプの部分用ボディバームが登場!程よい硬さのあるバームで、滞りの気になる部分をほぐしていくような手ごたえのあるテクスチュア。肌の温度でじんわり溶けて美容成分が浸透。ベタつきのない後肌です。いつでもどこでも心地よいリフレッシュ効果が得られます。インフィオレ フレシュール スティックバーム ¥2,300※9月17日発売。お問い合わせ先/インフィオレフリーダイヤル 0120-559-887 RUBINSTEIN未知なるブラシが実現するエレガントな広がり目もとの存在感を引き出すマスカラが新登場!上品なボリュームと心地よい軽さを同時に実現するために、シアバター、ホホババターとワックスをブレンドした“ボリューム&ケア コンプレックス”を配合。日中の乾燥などの外的ダメージからまつげを守りながら、ボリュームを与えます。史上初、“しなやかブラシ軸”をもつ未体験のフレキシブルネックを採用。無意識のうちに、まつげに密着する“しなやかブラシ軸”で、誰でも簡単にまつげが美しく広がり、ワイドな目もとに仕上げます。使いやすさと優しい使い心地は未体験のしなやかさで、いっそう際立つまなざしへ。ラッシュ クイーン フェリン エレガンス ¥5,300※9月21日発売。お問い合わせ先/ヘレナ ルビンスタインTel.03-6911-8287大切なあの人に......、自分へのご褒美に......、新ハンドケアシリーズのスぺシャルキットを限定発売!SHIGETAから、厳選配合したエッセンシャルオイルが効果的に作用し、ハリとうるおいのある美しい手肌に導く、新ハンドケアシリーズのスペシャルキット「Thank you my hands 」が数量限定で登場!毎日の家事やデスクワーク、スマートフォンの使いすぎによって、現代人の手は血行不良や筋肉のコリなど、乾燥や肌荒れ以外のトラブルも抱えています。顔と同じように年齢が出やすく、人の目にも触れやすい手肌や指先を植物の力で優しくケア。いつも頑張っている自分や大切な人の手肌のために「Thank you my hands」を贈りませんか?「Thank you my hands」¥3,500(セット内容)ハーバリズム ハンドクリーム 20mlハーバリズム ネイルオイル 6mlハーバリズム ハンドウォッシュ 50ml(非売品)※9月26日数量限定発売。お問い合わせ先/SHIGET A Japanフリーダイヤル 0120-945-995
2018年08月31日「エッジィなトップス」と聞いて私が思い浮かべるのは「カッコいい女性」「大人の女性」。ぽっちゃりな私にはちょっと難しいかも……?と思っていました。でも手持ち服に1枚だけ、「エッジィなトップス」があったのを思い出しました。今回は「かっこいい女性」「大人の女性」コーデが苦手な私が、らしく見えるように考えたコーデをご紹介します。■プチプラでもサテン生地なら高見えに私の手持ちアイテムの中で唯一「エッジィ」と言えるトップスはこちら。GUの「サテンスタンドカラーブラウス」。店頭で見て「カッコいい!」「素敵!」と思って購入しました。さらさらとしたサテン生地で光沢があり、色が黒なのも手伝って、とてもプチプラには見えません。■ロングスカートを合わせて大人の女性に何を合わせようか迷いましたが、今回は思い切り大人っぽくするためにロングスカートを合わせました。トップスが黒なのでスカートは白を。身長が高くてぽっちゃり体型の私は、上下黒だと迫力が出てしまうのです。それに白のロングスカートなら、脚長&細見え効果が期待できます。■小物も黒でまとめてモノトーンに小物類も黒でまとめてモノトーンコーデにしました。さらに少しだけドレッシーな要素も入れて大人の女性を演出。「エッジィなトップス」のコーデ、いかがでしたでしょうか。今回はトップスの力を借りて、いつもよりちょっと背伸びしてみました。秋は結婚式など、少しドレッシーなコーデが増える季節。プチプラアイテムでも素敵なコーデは叶います。トップス / GUスカート / aquagarageパンプス / SESTO
2018年08月30日こんにちは。田中里奈です。今月のテーマは、「最近の私流スキンケア」。私は今、絶賛“腸活”にハマっています! スキンケアにもダイエットにも効いている実感があるので、皆さんにもご紹介させてください。旅先に持っていくサプリたち。腸活系のサプリやプロバイオティクスも入っています。■体重が増えたことで、腸の異変が発覚!腸活を始めたのは、今年の春です。きっかけは、体重が急に増えたこと。あまり食べないようにしていても全然痩せず、数日間ジュースだけを飲んで体内をクレンジングする「ジュースクレンズ」を試したところ、臓器全体が停止しているような感覚があり、たまたま友人に紹介してもらった「腸もみサロン」に駆け込みました。すると、「こんなに腸が固くなってしまっている人初めて!」とサロンの方に驚かれてしまいました。どんなに食事に気をつけても、小腸から栄養素が吸収できていない状態になっていたのですね。そこからは、身体について自分でも詳しく勉強しました。腸内環境が悪くなると、血流も悪くなり、リンパも滞るし、子宮も冷えるし、代謝も悪くなる。“幸せホルモン”と言われるセロトニンや免疫も分泌されにくくなるなど、いいことがひとつもないと知りました。逆に、腸が良くなりさえすれば、色々な不調が一気によくなる可能性がある。そこで、「食べないダイエットより、表面的なスキンケアより、腸活だな!」と自分的インナーケアブームが始まったのです(笑)。■毎日発酵食品を食べ始めたら……そうして3カ月ほど前から、腸にいい食生活をスタート。心がけているのは、毎日発酵食品を摂ることです。納豆や味噌の他にも、ワカメ、もずく、山芋などトロトロ・ネバネバしたものは積極的に食べています。併せて、「酵素ジュース+腸もみ」を続けていたところ、冷たかったお腹が1カ月ほどで温かくなり、体重が多少増えてもスッと戻りやすくなりました。ちゃんとカサのあるものを食べるようになりましたし、偏りのない食生活が習慣になってきました。海外旅行中でも、発酵食品は可能な限り、食べるようにしています。以前は旅行に行くと簡単に体重が増えていたし、むくみもひどかったのですが、最近は戻りやすくなり、体調の回復も早いです。腸をよくするだけで、スキンケアはもちろん、体の全部がよくなる感覚がありますね。最近は「血流」にも注目していて、血を増やす食べ物も摂るようにしています。■心が元気だからと、体の声を聞かずにいた体の内側は目に見えませんが、実は一番大事で、ケアが必要な場所なんだな……と気づけたことは、今年の大きな収穫です。同時に、これまでまったくと言っていいほど、自分の体と向き合ってこなかったことを反省しました。心が元気すぎて、体を酷使していたというか、いつも体に無理を強いていて、しんどいときでも、体には「まだいける!」「もう少しだからがんばってね」という声がけしかしてこなかったな、と。毎月、韓国へ買い付けに行く仕事のときなどは、毎回24時間体制。気力で押しきっていましたが、今は「ありがとう」という気持ちで、できるだけ体を労わる時間を意識しています。癒しの大切さもわかりましたね。体を癒すと、心もさらにポジティブに変換することを知りました。体や自分を大事にしていると、身の回りの人を大事にしたい思いが増して、もっともっと優しくできる。体のケアを始めたことで、いい気づきの連鎖が起こっています。昔から「私はいいからと、何でも他の人を優先して自分自身のことを後回しにしてしまっていたのですが、今は「自分の体を自分がケアせずして、誰がしてあげられるんだろう」と思えています。自分がいろいろな意味で自分自身を大切にすることの大切さを改めて感じています。体とは一生の付き合いですし、小さな不調のサインもないがしろにせず、常に心と体のバランスが取れている状態を目指したいですね。構成/外山ゆひら画像/Shutterstock
2018年08月30日私の中でエッジィなトップスというのは、”女性らしさ”より”モード”という要素の方が強く、その理由はパリジェンヌを彷彿させるアイテムだから。そう思っています。今回選んだのは、グラフィカルなフラワープリントブラウス。スリーブ上部がファスナー仕様で、開けて着ると肩が見えるデザインになっていて、ドレープがきれいに出ます。レーヨン素材特有の落ち感があり、フェミニンさも備わっているのが特徴。落ちつきのある配色ですが存在感があって、コーデに迷ったときにも便利なアイテムです。エッジィなトップスを選んだ日は、パリジェンヌのようにIシルエットでまとめるのがお約束。彼女たちの大定番であるブラックスキニーに、パンプスを合わせてシックな装いに。もちろんバレエシューズなど、フラットシューズを合わせるのもいいけれど、少しでもスタイルアップを狙いたいなら、ヒール靴をチョイスするのがおすすめです。黒が主役のコーデですが、プリント柄やバッグのゴールドチェーン効果で、重苦しい印象を回避することが可能に。とはいえ、パリジェンヌファッションならば、やはり赤を足したいところ。そんなときは、気軽に取り入れることができるネイルをプラスして。レザーブレスレットの黒と赤のコントラストで、より印象的な手元になるはずです。秋に向けてエッジィなトップスを手に入れたら、フレンチシックな着こなしにも注目してみてくださいね。ブラウス:COMPTOIR DES COTONNIERSデニム:ZARAバッグ:GERARD DARELブレスレット:COMPTOIR DES COTONNIERSネイル:O.P.Iパンプス:JONAK
2018年08月29日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。ベストセラー小説を原作にした映画は多いですが、映画を観たあと原作小説を読むのも楽しいですね。【シネマの時間】第38回は、”ティーンエイジノワールとして、マーク・トウェインやJ.D.サリンジャーと並ぶ傑作” と絶賛されたアメリカの新進作家サム・マイソンによるベストセラーノベル『November Criminals』を映画化した話題の『クリミナル・タウン』をピックアップ!メガホンを取ったのは、『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』『ヒッチコック』で高い評価を受けた実力派のサーシャ・ガバシ監督が演出を手がけ、どこまでもクールな視点で、アメリカの首都=犯罪の首都と化したワシントンD.C.の光と陰の実態を10代の甘酸っぱい青春と共に巧みに描き出しています。主人公アディソン役は、ハリウッド『ベイビー・ドライバー』で大ブレイクを果たしたアンセル・エルゴートがナイーブで傷つきやすく真っ直ぐな主人公を、ヒロインのフィービー役は、『(500)日のサマー』『ヒューゴの不思議な発明』などで、若手トップ女優の地位を確立したクロエ・グレース・モレッツが魅力的に演じています。さらに、アメリカワシントンD.C.の学園生活の様子やそれぞれの親子関係も繊細に丁寧に描かれ、愛する我が子がさまざまな問題に遭遇したときの親としてのあり方なども大変興味深く、老若男女どの世代の方々が観ても楽しめる映画です。ハリウッドの最旬キャストで贈る衝撃のクライム・サスペンス・青春映画。ぜひ、映画館でお楽しみください!■映画『クリミナル・タウン』あらすじーーワシントンを舞台に事件の真相解明に挑む高校生の姿を描くクライムサスペンス!政治の街ワシントンD.C.は、上流中産階級の人々が暮らすアメリカのシンボルタウンであると同時に、殺人件数・襲撃、強盗件数がトップとされる犯罪の街。そのワシントンD.C.にある公立高校の卒業を控えたアディソン・シャクト(アンセル・エルゴート)は、趣味は読書とデヴィッド・ボウイを聞くこと、VHSでビデオ日記をつけるといった父とふたり暮らしの高校生。その日、幼馴染のフィービー(クロエ・グレース)から、「大学に進学する前に心許せる相手に処女を捨てたいの」と爆弾発言され、初めてふたりで親密な時間を過ごすのですが、その直後に親友である優等生のケビンが、バイト先のコーヒーショップで銃殺されたという知らせを聞きます。警察とメディアは「チンピラの黒人少年が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたのだろう」と、早々に調査を終結しようとします。しかし、アディソンはあの文学好きの優等生のケビンが、チンピラと言われ麻薬に関わって殺されたなんて信じられない……と納得がいきません。優等生のケビンが、なぜ殺されなければならなかったのか?親友の名誉を取り戻すためアディソンは、校内や各所に「事件の目撃情報求む」と、張り紙をしたりとフィービーと共に犯人捜しに乗り出します。しかし、証言を取り合おうとしない警察や、大学への推薦状を餌に操作を牽制する学校、「深入りするな」と脅しをかけてくる同級生など、なぜか街中が目を背ける雰囲気に。ひるまずに捜査を続けるふたりは、ケビンのバイト仲間、担当したカウンセラー、両親などに会いますが、肝心の両親が「息子は、この街に殺された……」と口をつぐむのでした。まるで街全体がこの事件をなかったかのように処理するさまに違和感を拭えないふたり。食い違う人物像、不可解な行動。危険を感じたフィービーが、調査を止めようと訴えるのをよそに、アディソンは事件の核心へと近づいていきます。しかしそれは、ワシントンD.C.の巨大な闇を突く、最も危険な捜査だったのです。やがて明かされる残酷な真実とは……!?ワシントンD.C.に根強く存在する格差と人種差別、高校生たちの間に広がるドラッグなど、今日のアメリカの10代の青春と絡めて鮮やかに社会問題を浮き彫りにしています。映画『クリミナル・タウン』作品紹介映画『クリミナル・タウン』は、2018年8月25日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!公式HP:監督:サーシャ・ガバシ原作:サム・マンソン「クリミナル・タウン」(ハヤカワ文庫2018年7月5日発売)原題:November Criminals脚本:スティーブン・ナイト、サーシャ・ガバシ製作総指揮:アンガス・サザーランド、タンニャ・タワージョ、マリンディ・フィックル製作:ベス・オニール、エリカ・オールド、アラ・ケシシアン、ビル・ジョンソン、ジム・セイベル、マーク・ビエンストック撮影:ミハイ・マライメア・Jr.美術:カート・ビーチ衣装:ジュリー・ワイス編集:マーティン・ペンサ音楽:デビッド・ノーランド音楽監修:ローラ・カッツ字幕翻訳:牧野琴子製作国:アメリカ製作年:2017年映倫区分:G上映時間:86分配給:ギャガ・プラス© 2016 NOVEMBER CRIMINALS HOLDINGS, LLC映画『クリミナル・タウン』キャストアンセル・エルゴート=アディソンクロエ・グレース・モレッツ=フィービーデヴィッド・ストラザーン=テオ・シャクトキャサリン・キーナー=フィオナ【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年08月28日毎日の洋服選びで、シャツやパンツのバランスは考えても、インナーはあまり気にしていない、なんてことはありませんか?デコルテが綺麗にキマっているのに、ブラ紐が見えていたらちょっと残念。1枚でさらっと着こなしたいノースリーブワンピースから、水色やベージュのブラ紐がチラ見するのももったいないです。スタイリングを美しくキメるために、お化粧品の下地のようにインナーも洋服によって変えることが大事です。ここでは、洋服を美しくヘルシー見えさせるプチプラ優秀アイテムをご紹介します。◼︎UNIQLOリブレースブラタンクトップのカーキを指名買いデコルテが出るボートネックのカットソーを着る日、必ず選ぶのは「リブレースブラタンクトップ」。抜襟でシャツをゆったり楽しみたい日やノースリーブの日なども、リブレースブラタンクトップが活躍してくれます。たとえば、UNIQLOで購入できるリブレースブラタンクトップは1990円と手軽な上に、背中も広くあいているので、背中が出る洋服のときにも大活躍です。色は白、グレー、ピンク、ラベンダー、グレー、ネイビー、黒、カーキの7色展開。中でも迷わず選んだのがカーキです。どの色もそれぞれ良さがあります。今回は白シャツにも合うインナー、そしてちらっと見えても「ヘルシー見え」する色はカーキだと思い、セレクトしました。愛用しているUNIQLOのメンズリネンシャツはLサイズ。ゆったりしたシルエットで着こなしたいシャツスタイルは、どうしてもインナーが見えるリスクがあります。シャツが白色なので透けることもあります。せっかくの白シャツなのに、びっくりするような派手色のインナーは避けたいもの。カーキは透けすぎず、でも肩のレースがチラッと見えて、おしゃれに見せられますよ。GUのデニムと、GUCCIのシューズとバッグでコーディネートしました。シンプルなスタイリングですが、カーキが加わることでこなれ感も添えられます。◼︎洋服を選ぶように、インナーも選んでみる洋服を選ぶときに一緒に選びたいインナー。色やデザインで使い分けるのをおすすめしています。デコルテが美しく見えるトップスデコルテが美しく見えることから愛用しているUNIQLOのバレエネックT。肩にかけて広くあいているので、ブラ紐が見えやすい1枚です。だからこそ合わせるのは見えてもOKなレースインナー(ネットで購入)。太めの肩レース紐なので、見えても品良く可愛らしくキマります。黒ワンピース、黒ノースリーブトップスを着るときも、合わせるのはこのインナーです。こなれ感を出したいきれいめシャツGUのストライプシャツを着る日、カシュクールのシルエットを楽しんだり、抜襟にして着るときインナーが見えたりすることがあります。見えるか?見えないか?もし1%でも見える可能性があるのなら、インナーには気を使いたいもの。ストライプシャツやドット柄シャツなどをきちんと感だけでなく、こなれ感を添えてスタイリングしたいとき、GUのブラフィールレーシートップスを愛用しています。シャツにレースを添えることでこなれて見えます。◼︎たかがインナー、されどインナー初対面の人や大切な人との時間を良い方向へ持って行きたいときは特に、だらしない印象を与えたくないもの。自分自身は見えない部分だからこそ、気にならないかもしれませんが、相手からはよく見えるのがインナーです。わたしが好きなヘルシーなコーディネートは、艶っぽくありながらも狙いすぎていないバランスを保ったもの。インナー選びの参考になりましたら嬉しいです。UNIQLOのカーキカラーはこの秋、カーキのVネックニットやカーキのシャツにも重宝しそう。ヘルシーで品の良い素敵なスタイリングを楽しんでくださいね。
2018年08月28日今回のテーマは「エッジイなトップスのコーデ」。「エッジの効いた」という言葉はよく耳にしますが、斬新で個性的な、クールな、というイメージを漠然と持っていました。”エッジ”とは、刃物の刃を意味するそうなので、「先鋭的である」とか「光る刃のように個性が際立っている」アイテムを使って、私なりにコーデを組んでみました。上下ネイビーで揃えたコーデはノーブルで清潔感があり、好感も持たれやすいため、仕事や学校行事などにも活用できます。そのため、前から見ると「先鋭的で個性的なファッション」とは程遠いイメージですが、このトップスのバックスタイルはガラッと雰囲気が変わり、大きなハトメとリボンが大胆で目を惹くデザインになっています。リボン自体は甘めのモチーフですが、シルバーの大きなハトメがまさにエッジイな要素を含んだパーツなので、シンプルな中にも甘さとシャープさが共存したトップスです。シンプルな服にスタッズなどエッジの効いたアクセサリーや靴を合わせることはあっても、服で取り入れることはなかなか難しく、手持ちの服の中からやっと見つけたのがこの1枚でした。昨年同じトップスに同色のマキシスカートと合わせ、ワンピース風に着ていたこともあります。エッジの効いたトップスもリボンの甘さが加わることによって、フェミニンなテイストに寄せることができ、オールマイティーに使えるアイテムになります。いつもはシンプル派、辛口派の方も、エッジイな中にも甘さをプラスした「モード可愛い」服をときどき楽しんでみては。TOPS// SENSE OF PLACEBOTTOM// Doux ArchivesBAG// ZARASHOES// SESTO
2018年08月28日白シャツというのは、どんなに大切に着ても黄ばんでしまうので、基本消耗品。私は普段、スタンダードな作りでどんなボトムスとも相性のいい、「PLAY コム・デ・ギャルソン」の白シャツを定番にしています。今年の夏に一目惚れした「コム・デ・ギャルソンジュンヤワタナベ(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)」の白シャツは、定番のPLAYとは真逆のデザイン白シャツ。私にとっては贅沢なシャツですが、いつもの白シャツとはまた違った満足感が味わえる、大切な一着となりました。このシャツの特徴は、身ごろと袖にたっぷりと施されたプリーツ加工。程よく空気をはらんだように上半身を包み込んでくれます。構築的に計算されたパターンの素晴らしさ、作り手の技術力の高さを感じて、思わず背筋が伸びる気がしました。このシャツ1枚で、ドレスを着たような十分な存在感がありますから、色は抑えてモードなモノトーンコーデに。バッグも靴も白×黒のバイカラーになっていて、シックな配色ながら、ただの地味に終わらないアクセントになってくれます。白シャツ:コム・デ・ギャルソンジュンヤワタナベパンツ:AP STUDIOシューズ:ジミーチュウバッグ:コム・デ・ギャルソン
2018年08月27日ここ数年は「盛り袖」などの甘めなトップスが全盛で大流行中。だが、大人の女性ほどエッジの効いたトップスを着る方が逆に女らしさがでる、と私は思っている。「媚びないトップス」。このキーワードでアイテムを選んでコーデを組み立てていくと、不思議なことに、自分自身がニュートラルな状態になる。そこから自分自身の中に生息する女性らしさに自分で気づくのだ。エッジィなトップスはそのきっかけになるアイテム。もう何年も大切に着ているグーコミューンの麻のシャツ。フランダースリネン100%の柔らかな生地のシャツ。じゃぶじゃぶ洗っているうちにどんどん柔らかくなり、最高の肌触りに。赤みのない濃いネイビー色、シンプルなデザイン。糖度0%で辛口なシャツ。パンツに合わせることが多い。このシャツを着るときはエッジィな雰囲気を生かし、必ず全体を辛口にまとめる。女度はゼロに等しいコーデ、と自分で思っているが、なぜか夫をはじめとして、仕事仲間の男性からも「似合っている」「今日の恰好いいね」と褒められることが多いシャツだ。媚びない、けれど着心地良く着ている自分自身の精神状態がいい、という状態がなんとなく表面に現れるからではないかと思う。日本の素敵な大人の女性たちに、ここでひとつ提案。もう無理に「大人可愛い」を目指さなくてもいい。「大人辛口コーデ」に思いっきり舵を切ろう!紺のリネンシャツ:グーコミューンホワイトデニム:YANUKサンダル:GJGモードエジャコモベルト:INEDバッグ:ADMJ
2018年08月26日◼︎前作『マンマ・ミーア!』とは?DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、全世界で異例のロングランとなった舞台を2008年に映画化し、当時のミュージカル映画の興行収入記録を塗り替えた『マンマ・ミーア!』の続編『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』です。前作では、ギリシャのカロカイリ島を舞台に、小さなリゾートホテルを経営するシングルマザーのドナ(メリル・ストリープ)と、その娘ソフィ(アマンダ・セイフライド)を主人公に、ソフィの結婚式前日から当日までが描かれました。「結婚式でパパとヴァージンロードを歩く!」という夢を叶えるために、ドナの日記をこっそり読んで自分の父親の可能性のあるハリー(コリン・ファース)とビル(ステラン・スカルスガルド)とサム(ピアース・ブロスナン)の3人に結婚式の招待状を送ったソフィ。元カレたちとの再会にママのドナも大パニックで……!というのが前作までのストーリーです。続編となる本作では、その10年後のソフィと、大学を卒業したばかりの若き日のドナと3人のパパの間に本当は何があったのかが描かれます!◼︎『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』のストーリーエーゲ海に浮かぶ、ギリシャのカロカイリ島。ソフィ(アマンダ・セイフライド)は、母・ドナ(メリル・ストリープ)との夢だったホテルのオープニングパーティーの準備に駆け回っていた。母との夢を叶えたソフィだったが、NYでホテルビジネスを学んでいるソフィの夫・スカイとの間にはかつてない危機が訪れていた。スカイが、NYで働かないかと誘われたのだ。そんな中、自分が妊娠していることに気づいたソフィは、思わずひとりで自分を身ごもった若き日の母に思いをはせるのだった。時はさかのぼりーー。オックスフォード大学を卒業したばかりの若き日のドナ(リリー・ジェームズ)は、自分を見つけるために広い世界へと旅立つことを決意する。親友のロージーとターニャに見送られ、まずはパリへと飛び立ったドナは、宿泊先のホテルで若き日のハリーと、ギリシャのカロカイリ島で若き日のビルとサムと出会ったのだった。そして現在ーー。ホテルのオープニングパーティーに駆けつけた母の親友、ロージーとターニャにホテルの見どころを案内していたソフィだったが、突然、島を嵐が襲う。果たしてソフィはパーティーを成功させることができるのか?そしてスカイとの愛の行方は……?◼︎若き日のドナと、3人のパパとの恋模様に注目!前作のファンにとって嬉しいのは、何と言っても若き日のドナと、サム・ハリー・ビルの3人との間に本当は何があったのかが、描かれることでしょう。父親の経営する銀行を継ぐために訪れたパリの宿泊先でドナと出会った、エリートのハリー。ギリシャのカロカイリ島へのフェリーに乗り遅れてしまったドナをヨットに乗せた、遊び人のビル。カロカイリ島で突然激しい嵐に襲われ、助けを求めて飛び出したドナと出会った、建築家のサム。果たして、ドナと彼ら3人の間にはどんなドラマがあったのでしょうか?◼︎若き日ドナを演じるリリー・ジェームズが可愛い!本作で、その可憐な魅力を爆発させているのが、映画『シンデレラ』で一躍若手スターの仲間入りを果たしたリリー・ジェームズです。歌って踊るリリー自身のその可愛さはもちろんのこと、リリーが身につける衣装の可愛さも見逃せません!「マンマ・ミーア」「SOS」「ダンシング・クイーン」など、ABBAの名曲に彩られた本作。観るものすべてを最高にハッピーにしてくれるミュージカル映画『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は、8/24(金)より公開です!ぜひ劇場の大スクリーンでチェックしてみてくださいね!◼︎『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』公開情報『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』8月24日(金)全国ロードショー脚本・監督:オル・パーカー出演:アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、リリー・ジェームズ、メリル・ストリープ配給:東宝東和上映時間:114分公式サイト:© 2018 Universal Pictures. All rights reserved.
2018年08月26日夏場は白パンツにお世話になる機会が多いです。ちょっときちんと見せたいとき、きれいめな印象でまとめたいときには、白パンツを使ったコーディネートに頼るのが近道。シンプルなアンクルパンツなら、オンオフ問わずさまざまなシーンで使えるのも魅力です。今回のテーマは「1枚あれば大活躍。白パンツのコーデ」。白パンツを激しく愛用している私。いくつものパターンが浮かびますが、今回はトップスにも白を使った全身白コーデをご紹介します。ふわっとしたシースルー素材のトップスは、ワンピースとしても使えるロング丈。といっても、かなり透け感が強く、腕周りの空きも深いので、1枚で着るのは難しい。そこで、インナーに白のキャミソール、ボトムスに白のアンクルパンツを合わせて、ベースは白のワントーンでまとめます。白のアンクルパンツはウエストゴムの楽ちんタイプ。ラフに着こなせるシルエットのパンツでも、白を選べばどこか洗練されたイメージになるので便利です。真っ白コーデにオンするのは、カラフルなストールとエナメルパンプス。ストールにもブルー系のカラーが使われているので、パンプスの強い色だけが浮くことはありません。ストールに存在感があるので、アクセサリーはシンプルなネックレスをひとつだけ。白パンツは穿くだけでちょっとした緊張感をまとえる不思議なアイテム。単純に汚したくなくて、デニムのときよりも気を使いますが、その分普段よりほんの少しだけ所作が丁寧になり、気持ちが引き締まるところもお気に入りの理由かもしれません。カットソーアンクルパンツパンプス(AmiAmi)ストール(YARNZ)バッグ(Chloe)
2018年08月25日もう何年も愛用しているのに、生地感も劣化することなく、穿き心地の良いUNIQLOのアンクルパンツ。白パンツはどんなトップスでも万能に合わせられるのでとても重宝します。リネン素材、ハイウエスト、ドレープワイドなど、素材やシルエットそれぞれの良さがシンプルに楽しめるのも、白パンツの魅力といえます。シルエットが綺麗なアンクルパンツ。ファンの多さにも納得です。そして、シンプルベーシックなので「わたし好み」におしゃれエッセンスを添えられるのも嬉しい。今回はZARAで購入したツイード素材のラメトップスを投入した、CHANEL流上品コーデをご紹介します。◼︎ZARAのツイードトップスで上品にシンプルな白パンツだからこそ、トップスは華やかに「わたしらしく」仕上げたい土曜日。わたしは迷わずZARAのツイードトップスを選びます。CHANELといえばレースや刺繍、タテ糸とヨコ糸が美しく並ぶツイード。そんなCHANELを想わせてくれるツイードトップスは、着るだけでエレガントなイメージが叶います。さらにツイード部分が短めなので、白パンツと合わせるとレース部分が透けます。それによる脚長効果を味方にしながら、レースの大人っぽさと艶っぽさを魅せることができます。◼︎ココ・シャネルの名言のようにファッションを楽しむCHANEL流上品コーデの仕上げは、お気に入りのイヤリングです。H&Mで購入した大きく揺れる大ぶりイヤリングは、ツイードの上品さに華やかさを添えてくれます。CHANELのコレクションでも、毎回とても素敵なピアスやイヤリングが発表されています。ココ・シャネルの有名な言葉に「女性が少しも身なりを整えずに街へ出てはだめよ。その日、運命の人と出会うかもしれないじゃない。だからできるだけ可愛くあるべきだわ」があります。いつの日だってアクセサリーを楽しむ心の余裕や楽しみは、そばに置いておきたいものです。もう何年もファッションの仕上げにイヤリングをプラスするのが習慣です。シンプルな白パンツとお気に入りのアイテムで素敵な土曜日を。トップス//ZARAパンツ//UNIQLOバッグ//ZARAシューズ//CHANELイヤリング//H&M
2018年08月24日■秋冬のトレンド「ベイクドカラー」今年の秋冬注目を浴びている「ベイクドカラー」。ベイクド=「焼く」という意味の、少し焦がしたようなテイストのカラーのことです。「くすんだ」「スモーキーな」色合いを意味しています。秋を代表するブラウンやこっくりとしたグリーンやボルドーなどの原色も、少しくすませスモーキーなニュアンスを出すと、ベイクドカラーに。■女性らしいボルドーカラー秋の代表的カラーのひとつ、ボルドー。こっくりとした深い色合いで、とても女性らしいカラーですが、少しくすんだニュアンスのベイクドカラーのボルドーを選ぶとフェミニンさが軽減され、今年らしいこなれた雰囲気で着こなすことができます。トップスは上質なSOLOTEX生地を使用した、くすんだボルドーのカットソー。SOLOTEXとはソフトな風合いで形態回復機能に優れた着心地抜群のポリエステル繊維のことです。暑い日も快適な着心地ながら、くすんだボルドーカラーが秋らしさを演出してくれるトップスです。この日ボトムに選んだのはスミ黒のフレアースカート。黒とグレーの中間のような色で、コルセットがついた少々ミリタリー調のデザインの辛口スカートです。きれいめな印象のボルドーには、あえて辛口のボトムスを合わせて、甘×辛ミックスのテイストを楽しみます。■最旬カラーのダークグリーン深みのあるダークグリーンはこの秋注目のカラー。クラシカルでノスタルジックな雰囲気もあり、秋冬にぴったりなカラーです。この日着ているトップスも、少しくすんだベイクドカラーのグリーンです。胸元のカットワークレースが上品な印象のブラウスも、スモーキーなダークグリーンをチョイスすれば、秋らしい落ち着いた雰囲気に。ボトムも黒のテーパードパンツでシックな装いにしました。■優雅で気品ある印象のパープル季節を問わず人気のパープル。コーディネートに取り入れるだけで何となくおしゃれに見えるのは、パープルの持つ神秘的なイメージのおかげかもしれません。夏はビビッドなパープルが主流でしたが、これからの季節に取り入れるなら、ビビッド+スモーキーなテイストのパープルが秋らしくておすすめです。この日選んだのは、パープルのノースリーブのニット。しなやかで通気性の良いリブ編みのニットなので、暑さの残る晩夏でも快適な着心地です。ボトムスにはブラウンのハイウエストのワイドパンツを合わせました。こちらのパンツもベイクドカラーのブラウン。テラコッタ寄りの少々焦がしたニュアンスのブラウンです。ベイクドカラー同士の組み合わせは、より秋らしい雰囲気を醸し出せます。レオパード柄のベルトやパンプスも、秋の装いに一役買ってくれています。■ベイクドカラーで快適さと季節感を両方手に入れてそろそろ秋服にシフトし始める時期。暑い日は1枚で着て涼しくシンプルスタイルで、少し肌寒くなってきたらカーディガンやジャケットを羽織ってインナーとして、幅広く長いスパンで着回せるトップスをご紹介しました。夏物のファイナルセールで秋らしいベイクドカラーのアイテムを購入しておくと、今から秋口まで着られますよ。涼しい素材やデザインのアイテムも秋らしいカラーのものを選んで、秋のおしゃれを快適に先取りしてみましょう。
2018年08月24日■LAカジュアルのお手本は「一点豪華主義」――平さんはLAカジュアルなスタイリングを得意としていますが、大人の女性はどのようなところを取り入れたら良いでしょうか。夏こそLAのファッションをお手本にすると、タウンライクなカジュアルを作ることができます。コーディネートの基本は、「一点豪華主義」です!インパクトがあるプリントのTシャツや柄のトップスを選んで、ボトムスはダメージデニムを履くことに抵抗があればマムデニム(お腹がすっぽり隠れるハイウエストのジーンズ)を合わせるだけ。または、デザイン性のあるスカートを取り入れて、手持ちのシンプルなノースリーブや無地のTシャツを合わせればOKです。そして、「色を楽しむ」ことだと思います。柄×派手色だと難易度が高いですが、色の濃淡で組み合わせれば簡単にできますよ。例えば、ベーシックカラーのベージュに、オレンジやイエローを合わせるなど。トップスかボトムスどちらかに、ハッキリした色を持ってくるとよりLA風になります。あとは、古着やヴィンテージアイテムを合わせてみてください。手持ちになければ長年愛用していて着古しているアイテムでも良いです。ひとつ取り入れるだけで、コーデのアクセントになりますよ。(右から)Levi’s501のデニムはヴィンテージ、「birthdeath」で購入したレオパードシャツは古着、ウエストポーチはあえてメンズライクなアイテムを「BEAMS」で購入、ブラックミュールは「CHARLES&KEITH」で手頃なプライスが◎/その他本人私物。(平みなみさん提供)――現地の女性たちの着こなしを教えてください。LAはファッション雑誌の撮影でよく訪れるのですが、ヘルシーでいながらセクシーさも合わせもつ女性が多いように感じます。健康的に日焼けを楽しみながらオーガニックフードを好んでワークアウトも忘れない!といった意識の高さを実感しますね。それはファッションの着こなしにも現れていて、現地の女性たちからは「惜しみなく肌を出す潔さ」のようなものを感じます。自分の体型を臆せずに、二の腕や脚をパーンと見せている。自分の体のどのパーツを見せたら、スタイルが良く見えるかをわかって着こなしています。だから、洋服で覆って隠すのではなく、自分の一番細いパーツを見つけてそこは絶対に出すことを意識してみてください。そういった視点が着こなしにおける「抜け感」となりますから。■頑張りすぎないゆるアイテムは小物でプラスする――LAカジュアルに外せない小物使いを教えてください。わかりやすくフレンチカジュアルの鉄板イメージで「マリンキャップ・バレエシューズ・カゴバッグ」と比較すると、LAは「ベースボールキャップ・ビーチサンダル・布バッグ」になるでしょうか。キャップは日本でもトレンドになっているので抵抗はないかと思いますが、ビーチサンダルは難しいですよね。トングタイプやビジュー付きのものなら、少し上品に合わせられると思います。あとは、ローカットのスニーカーも良いですね。おすすめは、ヴァンズ(VANS)のオールドスクールです。そして、LAは夏でも涼しければショートブーツを履きます!私もキャミや花柄のワンピースに辛さをプラスしたくて、ちょうど8月中旬ぐらいから取り入れていますよ。ローヒールのサイドゴアが一足あれば、シーズンレスで着用できるのでこちらもおすすめです。LAだとカッチとしたバッグを持つ人は見かけなくて、ネットバッグやハンドルが長めの巾着をゆるっと手首に引っ掛けて持ちますね。布バッグでも持ち手が長いものであれば、合わせやすいと思います。(右から)「GENERAL STORE」で購入したコットンメッシュバッグ、「Homeyland」のキャップ、サイドゴアのブーツ、パンチの効いたレオパードの「VANS」スニーカー/その他本人私物。(平みなみさん提供)■真夏でもレイヤードスタイルを楽しむ平みなみさん――着こなし方のポイントはありますか。真夏でもレイヤードスタイルを楽しむことだと思います。例えば、Tシャツ×キャミワンピース、キャミソール×オーバーサイズのシャツ、サマーニット×タンクトップ……どれも共通していることは、体にピタっとフィットするものに、ゆるっとしたアイテムの組み合わせです。どちらか一方に、柄ものか明るい色を投入すると、より洗練した印象になると思います。日本だと電車や室内外の温度差があるので、レイヤードスタイルを楽しみながら冷房対策にもなりますよね。先ほど、ヴィンテージアイテムをおすすめしましたが、Tシャツやキャミソールこそ古着を取り入れてみてください。製造の年代によって色々なロゴやプリントのTシャツがありますし、海外の可愛いネグリジェのキャミソールも見つけることができます。一枚合わせるだけで、着こなしのアクセントになってこなれた印象になりますよ!取材・Text/AKIKOPhoto/小林航平平みなみさんプロフィールスタイリストKOSEI MATSUDA氏に師事のあと独立。ファッション雑誌やWEBマガジンを中心に活躍中。LAカジュアルをベースにしたエッジの効くスタイリングに定評あり。リアルクローズの中にモードさを取り入れたミックス力で、同性からのファンが多い。
2018年08月23日ぽっちゃり女子にとって白パンツは本当に難しい。ただでさえパンツは脚のラインを拾ってしまうのに、膨張色の白はちょっと太めに見えてしまうから。でも、白の特徴を逆手にとることで、逆に細見えさせることも可能です。今回はそんな白パンツコーデをご紹介します。■UNIQLOのスマートスタイルアンクルパンツを選んだ理由今回選んだのはUNIQLOの「スマートスタイルアンクルパンツ」。一見細見のパンツですが、腰回りと太ももが気持ちゆったりめに作られていて、ぽっちゃり体型の私でも穿けるんです。細みタイプのパンツなので細見えするのもポイント。私が持っている数少ない細みタイプのパンツです。■トップスも思い切って白を。でもただの白ではありません着やせを狙うなら「黒」が王道ですが、ここはあえて「白」をチョイス。でも、ただの白だと「白」×「白」でぼんやりした印象になってしまうので、黒ストライプが入った白シャツを選びました。全体的に白のコーデですが、縦ラインの錯覚効果と黒ラインの引き締め効果で、体型がすっきり見える効果が期待できます。■小物類も全体的に白をベースにするけれど……バッグはコーデと同じく白をベースに黒のアクセントが入ったものを選びました。しかし、パンプスは白ではなく薄いラベンダーを。全体的に白コーデなのに足元に黒を持ってきてしまうと、一気に重たい印象になってしまうからです。かといって白を合わせると、今度はトップスの黒ストライプシャツだけ浮いてしまう危険性があります。そこで、薄ラベンダーの登場。コーデの邪魔をしない薄い色で、黒ほど重くないカラーを選びました。ちょっとテクニックが必要な白パンツコーデ。いろいろ工夫してみるのも楽しいですよ。シャツ / RyuRyuパンツ / UNIQLOパンプス / SESTOバッグ / ZAKKA BOX
2018年08月23日◼︎ベストセラーミステリーが映画化!DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、「クローズド・ノート」や「犯人に告ぐ」の作者・雫井脩介(しずくい・しゅうすけ)のベストセラーを映画化した『検察側の罪人』です。時効廃止以前の殺人事件や、捜査機関によって生み出される冤罪など、司法制度が抱える問題点に切り込み「正義とは何か」を描いた原作小説は、社会派ミステリーの最高傑作と評されました。そんな原作小説の映画化にあたり、『クライマーズ・ハイ』や『関ヶ原』で知られ、『日本のいちばん長い日』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した原田眞人監督が、監督と脚本をつとめました。◼︎『検察側の罪人』のストーリー都内で、老夫婦の強盗殺人事件が発生した。東京地検刑事部のエリート検事・最上(木村拓哉)は、刑事部に配属されてきた駆け出しの検事・沖野(二宮和也)とこの事件を担当することとなる。被疑者のひとりは、過去の未解決殺人事件の重要参考人・松倉だった。沖野は、検察事務次官の橘(吉高由里子)と、松倉を自白させるべく取り調べに力を入れるが、松倉は犯行を否認し続け、一向に手応えが得られなかった。同じ頃、最上は、大学時代からの親友・丹野(平岳大)が窮地に立たされていることを知る。義父である政界の大物議員・高島進の秘書を務めている丹野が、収賄事件の参考人として、近く東京地検の取り調べを受ける予定となったのだ。老夫婦の強盗殺人事件は、松倉の犯行を強く疑う最上に警察が同調し、捜査方針は「松倉犯人説」へと傾倒しはじめていた。この事件の被疑者として、松倉の名前が上がったことに激しく動揺していた最上を知る沖野は、捜査が進むにつれて、最上は松倉を犯人に仕立て上げようとしているのではないかと疑問を抱いていた。さらには、闇社会のブローカー・諏訪部(松重豊)も、最上の立てた捜査方針に有利となる証拠集めのため、影で動いているようで……。そんな中、事件の捜査過程で、新たに弓岡(大倉孝二)という男が被疑者として浮上する。居酒屋で酔った弓岡が、犯行をほのめかすような自慢話をしていたという目撃証言が出たのだ。果たして、事件の真犯人は一体誰なのか――?最上を師と仰ぐ沖野だったが、やがて二人は互いの正義をかけて対立することになり……。◼︎見どころは主演ふたりの演技合戦本作の見どころは、何と言ってもエリート検察官・最上を演じた木村拓哉と、若き検察官・沖野を演じた二宮和也の演技合戦でしょう。木村拓哉演じる最上は、冒頭の新任検事研修の場面から、圧倒的なオーラとカリスマ性を感じさせます。そんな最上が、物語の後半につれ、自身の弱さや迷いを露呈していく様は、あまりに繊細で1秒たりとも目を離すことができません。また、入庁時の研修担当検事であった最上の言葉に感銘を受け、自らを「最上流正義の継承者」と称するほど最上に心酔している沖野が、検事として急成長していく様も必見です。特に見逃せないのは、沖野が老夫婦の強盗殺人事件の被疑者・松倉を追い詰める取り調べの場面です。己の感情に飲み込まれることなく相手の出方を見定めつつも、松倉に言葉の刃を突きつける豹変ぶりに、思わず息を呑みます。最上と沖野、そんなふたりが互いの正義を賭け、ついに激突するシーンは、同じ事務所の先輩・後輩であるということを思い出させないほどの迫力に溢れています。日本のトップスターの座に長年君臨してきた木村拓哉と、嵐の中でも演技派で知られる二宮和也ーーふたりの鬼気迫る熱演を、人気アイドル同士の共演と見逃してしまうのはあまりにもったいありません。気になる事件の行方は、ぜひスクリーンで確認してみてくださいね!◼︎『検察側の罪人』公開情報『検察側の罪人』8月24日(金)全国東宝系にて公開監督・脚本:原田眞人『クライマーズ・ハイ』『日本のいちばん長い日』原作:雫井脩介「検察側の罪人」(文春文庫刊)出演:木村拓哉、二宮和也、吉高由里子、大倉孝二、八嶋智人、松重豊、山﨑努配給:東宝上映時間:123分公式サイト:©2018 TOHO/JStorm
2018年08月23日尾野真千子さんは一つひとつ丁寧に言葉を選ぶ人。じっくり考えながら話すときは、時折目を伏せて、ゆっくりと口を開く。家族の話になると、表情がふわりとやわらかくなった。尾野さんが声の出演をした『サムライエッグ』は、たまごアレルギーを持った少年シュンとその家族が懸命に生きる姿を描く人間ドラマ。実話を元に作られている。■新しい挑戦をしたかったデビュー作『萌の朱雀』(河瀨直美監督、1997年)で第10回シンガポール国際映画祭主演女優賞、同監督と再びタッグを組んだ『殯の森』(同、2007年)ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞するなど、高い演技力が評価されてきた尾野さん。以後、『そして父になる』(是枝裕和監督、2013年)、『きみはいい子』(呉美保監督、2015年)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(廣木隆一監督、2017年)など、数々の話題作で輝く演技を残してきた。一方、声の出演はほとんどない。新しい挑戦ができること、作品が好きなジャンルだったこともあり、オファーが来たときは楽しみしかなかった。ただ、収録中は声だけで表現することの困難さも感じたという。「普段のお芝居では、自分の生身を出して役を作ることが多いです。ちょっとした動きでも気持ちを伝えることができます。でも、声だけとなると、身体の動きで伝えることはできません。どう表現していいのかわからなくて、はじめのうちは苦戦しましたね」■大切な両親と3人の姉過去に出演した作品で、ママ役を演じたことがある。その経験を思い出しながら、今まで通り自然に役を演じる気持ちで取り組むと、戸惑うことは少なくなった。「細かいことは気にせずやっていました。声は尾野真千子そのものですしね」温かい笑みを浮かべて、現場をふわっと和ませる。今回演じたママと実のお母さんとで、重なるところがあるかと尋ねると、ひとつ息を吐いて話し始めた。「私もね、子どものころ、体が弱かったんですよ。小児喘息や肺炎になって入院したときは、母につきっきりになってもらって。今回ママ役を演じてみて、当時のことを思い出しました。母におぶってもらって病院へ向かっているとき、『私、がんばるね』と言ったのは覚えています(笑)。お母さんを独り占めにしている申し訳なさと姉たちが怒るんじゃないかっていう気持ちがあって、皆そんなに気にしてないのに、子どもながらに気を遣っていました」打ち明け話をするかのように、そっと話してくれた。4人姉妹の末っ子として生まれた尾野さんは、「それなりに怒られて、褒められてきて、幸せな親子です」と家族のことを語る。母と姉妹とのグループLINEを作り、1日に1回はやりとりをする。娘たちから贈られたiPadで、母もLINEを使いこなしている。尾野さんが出演する作品を必ず初日に観にいく母からは、「今日行ってくるね」「良かった」といった短いテキストが送られてくる。■家族の存在が走り続ける原動力年に一度、尾野家の恒例行事がある。尾野さんと両親、姉ひとり、その家族とで旅行に行くという。けっこうな人数での移動になるため、バスを一台貸し切る。今年は年始に飛騨山脈を訪れた。「遠足みたいですね」と伝えると、「超楽しい。ふふっ。私たち娘が当時部活をやっていて、あまり家族で旅行に行けなかったので、今そのときのぶんを楽しんでいます」と目を輝かせる様子がかわいい。女優活動は今年で21年目。芯の強さや人間味あふれる演技に定評があり、主演としても脇を固める女優としても、欠かせない存在になった尾野さん。どうしてここまで走ってこられて、今もスピードをゆるめることなく走り続けられるのか。尾野さんは即答する。「親孝行したくてね」。「芝居がしたい」「売れっ子になりたい」。そんな思いだけで、高校卒業後、奈良から上京。映画界で知らない人はいない賞をとったからといって、最初から順風満帆な女優人生を歩んでいたわけではなかった。財政的にピンチのときは、母がお小遣いや地元でとれた野菜を送ってくれて、それでなんとか生きていた時期があったという。「そうやって支えられる中で、親が喜ぶ作品にどうにか出演できないものだろうかと考えるようになったし、出演したら喜んでもらえるし、だんだん家族孝行みたいになってくるんですよね。たとえば母は、作品を観て何年か経ったころに『お母さん、あの作品好きやったわ』なんて感想をくれます。そういうのを聞くと、がんばってきて良かったなって思えます。今も仕事をする原動力は、家族孝行をしたいっていう気持ち。お給料が入ったら家族のために何かできないかなと考えて、私は余ったお金で自由をもらう。そこは長い間、変わらないですね」■「肝が据わりすぎた自分が怖い(笑)」キャリアを積み重ねてきて、変わってきたこともある。駆け出しのころは、たまに行く現場での待ち時間、どこか居心地の悪さを感じたり、よそ者感を実感したりと、葛藤があったという。「1〜2シーンの出番しかない状況だと、溶け込めていない気がするし、周りは親切にしてくださっても、自分のなかで『1シーンだけ』という思いが強いから、早く帰りたい……って思ってました。芝居中はそういうことを考えないんですけど、芝居に入る前後は気持ちが揺れていましたね」主演でも、そうでなくても、たくさんの作品に出演することで、自信というベールを1枚ずつ積み重ねてきた。「今はとりあえず突っ込んでこう、と(笑)。肝が据わりすぎて、自分でも怖いと感じることがあります。だんだん変わってきましたよ」最後はそっと優しく付け加えるように言う声は、しなやかな強さを感じさせる。当時よりもかなり分厚くなった自信のベールが、尾野さんをふわりと覆っている。「今は自分が現場にいる意味を発生させたい。極論、1シーンの出演であっても、どうにかそこに尾野真千子がいた痕跡を残したい」。穏やかに語りながらも、言葉には力があふれていた。ときに見る者の心をえぐる演技をする尾野さんという女優の芯にふれた気がした。「ホント、なにくそなんですよね。ずっとなにくそと思ってがんばってきて、それが重なって、今強くなった自分があるんじゃないかな」変わらないことと変わったこと。女優としての経験をこの先さらに積むなかで、どんな変化を見せてくれるのか。現場で全員と目を合わせ、「ありがとうございました」と丁寧に礼を言い、かろやかに去っていった尾野さんの凛とした後ろ姿が今でも残っている。■作品情報映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』の『サムライエッグ』2018年8月24日(金)より全国公開出演:尾野真千子、篠原湊大、坂口健太郎監督・脚本:百瀬義行音楽:島田昌典配給:東宝(C)2018 STUDIO PONOCText/池田園子Photo/タカハシアキラ
2018年08月23日8月も後半になり、秋のおしゃれが気になる時期ですが、日中はまだまだ暑いのでノースリーブトップスが活躍中。今回はフェミニンな素材感のノースリーブブラウスに、UNIQLOの白のアンクルパンツを合わせて、レディな雰囲気に仕上げました。ネイビー×白って、爽やかで夏感たっぷりですよね。だけど季節は徐々に移り変わっているわけで、真夏感やコーデのマンネリを防ぐためにも秋のエッセンスを加えたいところ。まず足元はサンダルからグレイッシュカラーのパンプスにチェンジ。スエード素材で秋感をプラスし、ストールはグラデーションを意識してグレーをセレクトしました。季節を先取れる色やアイテムを2点ほど加えるだけで、夏スタイルが秋スタイルに近づくわけです。グレーの他、キャメルカラーのアイテムでも良いですね。白のアンクルパンツはUNIQLOのもの。毎シーズンチェックしていますが、少しずつマイナーチェンジされていて、穿きやすくなっていますし、透け感が気にならないのもポイントです。センタープレスですっきり見えること、ウエスト後部がゴム仕様になっていることも人気の理由だと思います。もう少し涼しくなったら、ロングカーディガンを羽織って白の配分を少なくするといいですし、同時にバッグも秋仕様にすると◯です。今の時期は、夏アイテムと秋アイテムをどう組み合わせるかがカギになりそうですね。ブラウス:Spick and Spanパンツ:UNIQLOバッグ:Caterina bertiniストール:MERCIサングラス:CHANEL時計:HERMESパンプス:neue diffusion
2018年08月22日気温の変化が激しい毎日ですね。9月の気候も読めないな、と思いながらも、秋ファッションのスタイリングをご案内する時期。だからといって、長袖のニットはまだ早いし、夏のお気に入りアイテムを9月の前半までは粘って楽しみたいところ。でも、さすがに肩出しワンピースで外を歩くのも気がひける。そんな微妙な9月前半に頼りたくなるのは、気軽にさらっと羽織れるジャケットです。この時期に合わせたいブラックワンピースとのコーデをご紹介します。◼︎夏は1枚で着たいブラックワンピース今の季節、サラッと1枚で着たいワンピースは、ゆるっとしたシルエットがフェミニンなブラックワンピース。裾がアシンメトリーになっているので、ヒラヒラと揺れるシルエットが嬉しい1枚です。フューシャピンクのアクセントが入った帽子はH&Mで買ったもの。これで夏ファッションを仕上げるのがお気に入りです。ロングワンピースは存在感があって、大人の雰囲気を楽しめる最強アイテム。しかも涼しい!おかげで、この夏はとにかくヘビロテしました。◼︎秋はカッコよく着たいブラックワンピースワンピースにカーディガンを羽織ると間違いなく合いますし、温度調節もお手の物。しかも、かさばらないので、バッグに1枚カーディガンをプラスしておくと大変便利です。ですが、いつもよりおしゃれな雰囲気を楽しみたい日は、カーディガンではなくショート丈ジャケットがおすすめです。わたしが愛用しているのはZARAのライダースジャケット。着丈が短いので、ロングワンピースにも重たくならずに羽織ることができます。夏に愛用している黒のロングワンピースも、ライダースジャケットを羽織るだけで、秋の雰囲気に早変わりします。シューズはサンダルを片づけ、スウェード素材パンプスを選ぶことがおすすめです。バッグもファー素材を添えるだけで、素敵な秋ファッションに仕上がります。◼︎ZARAショート丈ライダースジャケットがおすすめ毎年必ずZARAの店頭に並ぶ、ショート丈のライダースジャケット。レザー風のものなら、4990円くらいで楽しめるアイテムが多いです。好きなデザイン!と思ったときは「買い」です。ショート丈だからこそ、夏に楽しむワンピースにも合わせやすいからです。着丈が長いものはトップスのボリュームが重たくなり、上半身が重たく見えてしまいます。ショート丈を選ぶだけで、夏のワンピースにも、秋のスカートにも、冬のコートのインナーにも、春の花柄ワンピースにも万能に着回すことが叶います。2018年の夏コーデもまだまだ楽しみながら、昨年よりもっと素敵な秋ファッションを準備したいものですね。
2018年08月22日