女性自身がお届けする新着記事一覧 (69/893)
羽田空港で発生した日本航空と海上保安庁の航空機が衝突・炎上した事故をきっかけに、旅客機での“ペットの扱い”についてSNSを中心に議論が起こっている。1月2日に発生したこの事故では、日本航空の旅客機の乗客・乗員379人は全員が脱出したものの、海上保安庁の機体に乗っていた6人については5人の死亡が確認され、機長1名が重傷を負った。さらに、「Smart FLASH」の報道によると、旅客機の貨物室には2匹のペットが預けられていたといい、どちらも救出はできなかったという。この報道を受け1月3日にXを更新したのが、大の愛猫家として知られるメンタリストのDAIGO(37)。ペットの救出ができなかったことを報じたSmartFLASHのニュースを引用し、次のようにつづり、日本の旅客機におけるペットの扱いを批判した。《本当にペットはかわいそうだし、飼い主はやりきれないだろう。そもそもペットを貨物室に預けなければいけない決まりにしている日本の航空会社が終わってる。海外なら家族同然に膝の上に乗せたり、ペットの席を取れるようになっている国も多い》さらに続く投稿で今回の事故については《※今回の現場のスタッフの方々を批判してるわけではないです、対応は本当に素晴らしいと思います》とフォロー。一方で、《小さな子供抱き抱えて避難できるわけだから、ペットが膝の上にいて、ケージ抱えて避難はできると思うんですよね。飼い主にとっては子供と同じくらい大事な家族ですから。やりきれないだろうなぁ…》と、機内に持ち込めるペットであれば、緊急脱出も可能ではないかと指摘した。ただし、現実問題ペットの緊急脱出のハードルは高いようだ。国内の旅客機でもスターフライヤー社では、これまでも一部の便を対象として小型の犬・猫のペットと機内に搭乗できるサービスが提供されてきたが、緊急脱出の場合にはペットを残して脱出することになるという。亡くなったペットに対しては同情の声が相次ぐ一方、DaiGoの“航空会社”批判には厳しい声が寄せられている。《一人の犠牲者を出さずに済んだ航空会社が終わってるのか、、、うーん、、、》《あの状況でも冷静に対応して乗客を守ってくださったJALの方々を『終わってる』と批評するのがメンタリストの仕事なんすか?》《終わってるという言い方は違うでしょ日本の航空会社だから乗客助かったんじゃないの》さらに、《手荷物も持てないのにペットのかご持てるわけないのにな。避難口だって一個しか空いてないんだから、人命優先に決まってる》《ペットは助かっても、その分避難が遅れたり混乱が起きて死者が出るのも困るでしょうし…そんなに簡単な問題ではないかと…》と、手荷物扱いだったとしても緊急時にペットを連れて脱出するのは難しいとの指摘も。また、アレルギーなど、体質的に動物が苦手な人もいるという声も上がっていた。さまざまな立場の人がいるなか、ペットの“移動”問題は一筋縄で解決することは難しそうだ。
2024年01月04日「何も言えない」12月31日に生出演した『アッパレやってまーす!~土曜日です~』(MBSラジオ)で、極楽とんぼ・加藤浩次(54)の質問にこう返したのは、スピードワゴン・小沢一敬(50)。小沢が“言えない”としたのは、当然12月27日発売の「週刊文春」で報じられたダウンタウン・松本人志(60)の性加害報道についてのことだ。記事によると、’15年に松本は東京・六本木の高級ホテルで行われた飲み会で、訪れた女性に対して“ゲーム”と称して性的な行為を迫ったと、被害を受けたという女性が告発。小沢は女性を集める“アテンド役”を務めていたという。松本の所属事務所である吉本興業は報道に対し、声明を発表し、完全否定した上で、《法的措置を検討していく予定》と全面対決の姿勢。いっぽう、小沢の所属事務所であるホリプロコムは各メディアの問い合わせに対して、27日に「私どもからお話しすることはございません」と煮えきらない回答を見せた。松本の“性加害報道”の真偽は現時点では定かではないが、小沢を取り巻く状況は少しずつ悪くなっているようだ。1月3日放送の『言葉にできない、そんな夜。』(NHK Eテレ)のスペシャル番組で司会を務める予定だったが、2日に放送を見合わせることが発表された。見合わせの理由について、公式サイトでは「編成上の都合」としているが、今後の放送予定は「未定です」としている。また奇しくも報道直前の12月20日、『アッパレやってまーす!水曜日』(MBSラジオ)でケンドーコバヤシ(51)が、小沢のことを「すげーいい人」と前置きした上で、主催する誕生日会について「誕生日会だけは行かん方がいいよ。なんか、芸能界の闇みたいな感じやから」と共演したアイドルに“忠告”していた。さらに、3日に放送された今年で30回目を迎える『さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP』(TBS系)に出演したことも波紋を呼んでいる。司会の明石家さんま(68)が52年ぶりに母校の中学校に凱旋し、悩める後輩たちの人生相談を受けるという企画。さんまとプレイベートでも親しいという小沢が、仕切り役として、甲斐甲斐しくロケを回していた。ただ、小沢がさんまに凱旋を依頼しにいく企画冒頭部分では画面右下に「2023年11月30日」と収録した日付のテロップが出ており、松本の性加害報道前の収録であることが示されていた。それでも報道内容やケンドーコバヤシが暴露した誕生日会のことなどから、小沢の出演に“拒否反応”を示す視聴者が少なくないようだ。ネット上にはこんな声が並んだ。《小沢にモザイクかけないと》《小沢が胡散臭くて気持ち悪く見えるようになっちゃった、、》《テレビにスピードワゴン小沢が出てきていやああああああああああ!!!!って絶叫しながらチャンネル変えた》《さんまさんのめちゃくちゃ楽しみにしてたのに小沢いるから楽しめないわ。うまくカット出来なかったのかな?》この“甘くない”状況を小沢は切り抜けることができるのか。
2024年01月04日テレビやYouTube上での“毒舌”が度々話題になることも多い霜降り明星の粗品(30)。新年早々、フィギュアスケートの羽生結弦選手(29)への“イジり”が物議を醸している。注目を浴びているのは、元日に放送された大喜利の王者を決める『フットンダ王決定戦2024』(日本テレビ系)内での発言。毎年恒例となっているこの番組で、粗品は一昨年、昨年と2連覇しており、今年も”優勝候補”として決勝に進出。決勝戦では最初に、占い師になりきり「お客さんを一瞬で食いつかせる占いの導入を考えてください」というテーマが与えられた。これに粗品は「あなた、さては、最近の羽生結弦のことをうさんくさく思ってますよね?」と回答。昨年結婚から105日で離婚を発表した羽生選手を揶揄した内容に、会場からは笑いがあがっていたものの、ポイントは獲得ならず。さらに「TikTokがね~、キショいから」と続け、TikTok上で話題を集めたANAの制服を着て羽生がダンスを踊った動画に毒づいた。こうした粗品の突っ込んだ発言に「面白い」という声もあがる一方で、国民的な大スターである羽生を「キショい」と言い放ったことに《羽生くんはANAさんに言われたとおり一生懸命踊っただけだと思いますけどね。一生懸命を笑うのはどうかと思いますけどね》などと批判が集まることに。粗品の毒舌の“被害者”は羽生だけではない。昨年10月に放送された『オールスター感謝祭2023秋』(TBS系)で、俳優の志尊淳(28)がミニゲームに挑戦した際に、「トランプ、すべれ!すべれ!前半2人は速かったのになあ!」と猛烈にやじり、MCの今田耕司(57)も思わずこれには注意。他にも、生配信内でメンバーが脱退したKing&Princeに対して「あんな今のキンプリなんか誰も見いひんから」、YouTubeで講談師の神田伯山に対して「顔キモい」などと発言し、例を挙げればキリがない。有吉弘行をはじめ、毒舌キャラで成功を収めているタレントは数多く存在するが、このような粗品の発言を“笑えない”と感じる人も少なくないようだ。今回の羽生へのイジりなども含めて、最近の粗品についてネット上ではこんな声が。《イジりってこの人の場合ただの悪口に聞こえるし、言ってやったってドヤってる感じがまたなんともサムい》《ナイツ塙や爆笑太田は毒舌だと思うけど、粗品はテクニックもなくただの悪口でしかないので胸糞悪い。ただの力不足》《ただの悪口で、面白くもなんともない 愛のあるいじりではない》「実力派として人気を集めている以上、“笑えない”イジリばかりを繰り返していると好感度が下がってくるのは必至。ひねくれキャラとはいえどもテレビに出演するには好感度は大切でしょうから、このままの勢いで毒舌を続けているとキャスティングを危ぶむ番組も出てくるかもしれません」(テレビ局関係者)過激路線を続ける粗品だが、勝算が見えているということなのだろうかー―。
2024年01月04日「フリーの女子アナはガツガツしている方が多いのですが、彼女はまったく違いました。おっとりとした性格ながら、真面目で芯が通っていて、アナウンサー業を誇りに思っていましたね。安住さんが彼女に惚れ込んだのも無理はありません」(西島さんの知人)1月1日、TBSの安住紳一郎アナ(50)が結婚することが明らかに。お相手は元フリーアナウンサーの西島まどかさん(38)だ。「2人とも北海道出身です。約15年前に羽田空港で安住アナから西島さんに声をかけたそうです。もともと西島さんは07年に宝くじ『幸運の女神』に選ばれて芸能界デビュー。09年に『競馬中継』(BSフジ)、14年から『夕焼け酒場』(BS-TBS)にレギュラー出演していました。『夕焼け酒場』では各地の居酒屋を巡り、笑顔で店主との会話を盛り上げ、“居酒屋の女神”と呼ばれて人気でしたが、21年12月末の放送を最後に降板。その日に自らのSNSを通じて年内での電撃引退を発表し、番組スタッフも驚いていました。このときにはすでに安住アナとの結婚を視野に入れていたのでしょう」(TBS関係者)■理想のタイプは「家庭的な倹約家」22年6月、安住アナは深夜のラジオ番組で珍しく自身の結婚について語っていた。「できることならば結婚はしようと思っているんです。家庭を持つというのを経験してみたい。少し仕事が落ち着いたら、必ずすると決めています」人気アナランキング殿堂入りの安住アナだが、熱愛報道はほとんどない。制作関係者は言う。「アナウンサーとして生涯現役を目指し、局内でトップの座を目標としてきました。19年には2階級特進で局次長待遇となり、翌年に局長待遇に。さらに23年7月には役員待遇にまで昇進しました。趣味は貯金でたまに公営ギャンブルをするぐらいで、女遊びとは無縁の人。以前、好きな女性のタイプを聞いたら『とにかく派手な人は苦手。家庭的で倹約家の人がいい』と話していました」西島さんは安住アナの“理想の女性”だったようだ。「彼女はフリーアナ時代に『局アナの方は高倍率を勝ち抜く才能があるからうらやましい』と率直に話しており、安住アナを心から尊敬していました。芸能界引退にあたりインスタを削除。いわゆる“におわせ”を嫌ったのも、安住アナを全面的に支える決意表明だったのでしょう。かつて西島秀俊さんが3年の交際を経て結婚した際、16歳年下の一般女性が容姿端麗で性格も完璧、非の打ちどころがない“プロ彼女”と報じられました。引退して徹底的に陰から支え、彼の仕事も全力でバックアップできる安住アナの新妻こそ、秀俊さんの妻をしのぐ、最強の“プロ彼女”でしょう」(前出の知人)安住アナにとって新妻は文字どおり“幸運の女神”だった!
2024年01月04日《明けましておめでとう御座います今年は愛と想像力で全力で邁進して行きます皆様よろしくお願い申し上げます》1月2日、自らのInstagramでこう新年の抱負を綴ったのは人気シェフ・鳥羽周作氏(45)。昨年6月に報じられた広末涼子(43)とのW不倫が世間を騒がせたが、今年も注目を集めそうな予感だ。元日の1日にはスポニチアネックスで、鳥羽シェフと広末が年内に再婚する意思を固めたと報じられたばかり。記事によれば、2人は周囲に「2024年は2人が人生を共にするスタートにしたい」と語っているという。さらに「早ければこの夏にもゴールインする」とまで、伝えられている。真偽の程は定かではないが、W不倫騒動によって計り知れない代償を負った2人。広末は無期限の活動自粛を余儀なくされ、鳥羽シェフは数々の仕事を失う羽目に。さらに広末だけでなく、鳥羽シェフも配偶者と離婚する結末を迎えたという。「広末さんは昨年7月に、元夫のキャンドル・ジュンさん(49)との離婚を発表。子供3人の親権は、広末さんが持つことに。鳥羽さんも昨年12月末に『週刊文春』で、長年連れ添った妻との離婚が11月上旬に成立したと報じられました。鳥羽さんにも2人の子供がいますが、親権は妻に渡ったようです。いっぽう休業中の広末さんには、復帰作へのオファーが相次いでいると聞きました。所属事務所の社長は彼女に、“鳥羽氏とキッパリ別れるのか、それとも再婚するのかをはっきりさせてからでないと、仕事に復帰させることはできない”と伝えているそうです。しかし再婚報道が事実であれば、イメージ回復はいっそう遠のくでしょう」(芸能プロダクション関係者)騒動が沈静化しかけていたと思いきや、新年早々に飛び出た再婚報道。にもかかわらず、直後に「今年は愛と想像力で」と“意味深”な投稿をした鳥羽シェフ。この表現に広末との関係を思い起こした人も少なくないようで、ネットでは冷ややかな声が上がっている。《一連の騒動で少しは冷静になれたかと思ったら、未だに舞い上がったままなんだね。今年はやっと結婚できる!って感じなのかね》《どうぞお幸せに。二人が愛で満ちていれば他は見えないというか、どうでも良いのでしょう。中学生同士の初恋か。そっとしておいてあげましょう》《二つの家族を不幸にしといて、貴男の言う事や、やることには何も響かないし、お店にも行きたいとも思いません》《不倫して離婚してすぐの人が、愛と想像力で邁進って…》そんな鳥羽シェフの“KY”な言動は、これまでもあった。「W不倫が報じられた直後、Xであるユーザーが広末さんの美貌を称えていました。鳥羽さんはその投稿に“いいね”するなど、煽るような言動を繰り返してきたのです。キャンドルさんに“誠意のある謝罪を受けていない”と暴露されていましたが、東スポの取材に言いたい放題ぶちまけて大炎上。鳥羽さんはキャンドルさん詫びるどころか、『抹殺された方がいいですよ』『俺の方がまだ純愛でまともじゃないすか』と悪態をついていました。東スポの記者には“ミシュラン内定”も示唆し、「『あいつは不倫したけど料理やらせたらやべーよ』でいいじゃん」と自負していたそうです。しかし、4年連続1つ星を獲得していたレストラン『sio』は、『ミシュランガイド東京2024』には選出されませんでした。一部報道によれば、不倫騒動とは無関係だといいますが……。鳥羽さんが投稿した新年の抱負の真意はわかりません。ただネットニュースもよくチェックしているようですから、広末さんとの再婚報道を把握している可能性は十分にあり得るでしょう」(週刊誌記者)鳥羽シェフが広末との再婚を発表する日は訪れるだろうか、それともーー。
2024年01月04日1月1日に放送された『有吉弘行のプライベートジェット爆食ツアー!日本全国 芸能人の勝負差し入れフェス2024』(フジテレビ系)での、Snow Man・宮舘涼太(30)の発言が話題を呼んでいる。番組は、MCを務める有吉弘行(49)らがプライベートジェットで日本を横断し、各地に設置された差し入れフェス会場にて、芸能人おすすめの差し入れグルメを堪能するという内容。関西ブロック編には、SnowManの深澤辰哉(31)・佐久間大介(31)・宮舘の3人とハラミちゃん、フワちゃんが登場し、会場となる神戸・メリケンパークオリエンタルホテルに設置された会場にて、芸能人の“勝負差し入れグルメ”を堪能した。そこで宮舘は、1月19日より放送がスタートする『大奥』(フジテレビ)の撮影現場に、約40万円分の差し入れを購入。平成ノブシコブシの吉村崇(43)に“別班”と任命されたフワちゃんとともに、京都の撮影現場に向かうことになった。ロケバスに乗り込んだものの、事態が飲み込めていなかった様子のフワちゃん。「え、今から行くっていうところにいるの?」と尋ねると、宮舘は「だからフワちゃんも(出演キャスト)に会うんだよ」と説明。すると、フワちゃんは興奮ぎみに「え、あたし亀梨に会えんの?」とドラマの主演を務めている亀梨和也(37)を呼び捨てにした上で喜びをあらわに。これにすかさず宮舘はこう釘を刺した。「いや、“くん”ね」ドラマでは亀梨のライバル役を演じており、憧れている先輩に亀梨の名をあげている宮舘。このフワちゃんへの返しに、ファンからは称賛する声が寄せられていた。《「あたし亀梨に会えんの?」に対して「いや君ね」の宮舘さんとても痺れましたね》《亀梨くん呼び捨てにキレる宮舘さん好き》《キャラだから?許せるの?番組だから?舘様さすがです友達じゃないんだから(怒)しかありませんね》《亀梨って呼び捨てしたフワちゃんに「(亀梨)“くん“ね」っていう宮舘さんめちゃくちゃ可愛かったね》《ドラマ現場に差し入れに行く車の中で、フワちゃんにすかさず亀梨“くん“ねって訂正する宮舘くんがめっちゃ刺さった。。》
2024年01月03日新年を迎えたばかりの1月1日に、最大震度7の地震によって甚大な被害を受けた能登半島。現在も余震が続いており、3日時点で64人の死亡が明らかになった。被災地では3万3000人以上の人々が、避難生活を余儀なくされているという。食料や水などの物資不足も深刻化するなか、国や地方自治体は支援活動や復旧作業を急いでいる。民間企業も義援金募集を開始するなど支援の輪が広がるなか、声を上げた人物が。それは私人逮捕系YouTuber・煉獄コロアキこと杉田一明氏(41)。1月2日に更新したXで、《あけましておめでとうございます今年もよろしくお願いします》と新年の挨拶をした同氏。その上で、被災地支援の意向をこう綴った。《年末年始は風邪ひいてダウンしてたけどなんとか復活石川能登地震支援行こうかな車で行くか!》コメント欄であるユーザーから“一緒に被災地の犯罪行為をパトロールしよう”と誘われると、杉田氏は《支援行きましょう!震災に乗っかり犯罪行為もするヤカラ私人逮捕しましょう》とやる気満々で返信。被災地での“私人逮捕”を仄めかしたのだった。杉田氏といえば、昨年9月に帝国劇場付近にいた10代女性を無許可で撮影。アイドルグループのチケットを不正転売したと決めつける動画を投稿し、11月に名誉毀損の疑いで逮捕されていた。さらに翌12月上旬には、昨年9月に東京都葛飾区の路上で50代男性を数人で不法に拘束するなどした疑いで再逮捕も。昨年12月22日には釈放されたようで、Xで《ただいま!俺は弱い人間だから留置所では何度も泣いたし何度も死のうと思った…》と報告していたが……。杉田氏には自らの素行を悪びれる様子はなく、昨年12月25日には《留置所を出所して思うこと俺は11月13日に逮捕され全てを失った。特に仕事、案件、LINE、女、家を失ったのはかなり痛い》と不満をあらわに。さらに大晦日の31日にも、《2023は年煉獄コロアキが主役の年でした来年も主役になります!!️》(原文ママ)と綴っていた。そんな杉田氏の被災地入りを警戒する人も少なくなく、コメント欄には制止する声が寄せられている。《今行くのは支援ではなくただの迷惑行為なのでおやめください》《頼みますからやめて下さい。自分勝手な人たちの行動が被災地に来ている災害救助隊の邪魔になったりします。現地の状況がはっきりわかりボランティア要請が出てからお願い致します》《私人逮捕しに行くのなんか、迷惑でしかないのでやめた方がいいです。今は寄付だけにしといた方がいいと思います》元迷惑系YouTuber・へずまりゅうこと原田将大氏(32)も、1日に被災地への物資搬送を宣言。3日には《石川に到着。これから物資を配っていく》と、倒壊した建物を背景に自撮り写真を投稿していた。これから杉田氏も原田氏に続くのか、果たしてーー。
2024年01月03日《今、NHK紅白の楽屋を出るところ、このあと22時過ぎから仲間たちと生出演、Endless RainとRusty Nailを演奏します、みてね!》12月31日午後9自前、Xにこう綴ったのは、X JAPANのYOSHIKI。この日、YOSHIKIは『第74回NHK紅白歌合戦』に特別企画で出場。パフォーマンス前に、昨年10月に大腸がんで亡くなったX JAPANのベーシスト・HEATHさん(享年55)を追悼し、「hide、ベースのTAIJI、今回HEATHが旅立ってしまって。自分はなんでまだ生きているんだろう、生きてていいのかと、そんなふうに思ってるんだけど…こうやって素晴らしい仲間たちが集まってくれて」と声を震わせながらコメント。そして、X JAPANの名曲「Endless Rain」をピアノを弾きながら熱唱。さらにドラムに移って披露した「Rusty Nail」では、X JAPANのPATA(58)をはじめ、HYDE(54)や清春(55)、松岡充(52)といった総勢11名のバンドマンが参加し、年末にふさわしい華々しいパフォーマンスとなった。渾身のステージに、SNS上では《YOSHIKIさんカッコ良すぎます》《YOSHIKIの紅白のメンツえぐくて笑ったw こんなに豪華でいいんですかい?》と称賛の声が。そのいっぽう、こんな声も。《hydeはラルクで見たい。 Xの曲はToshlで聴きたい。 叶わぬ夢なのかな。。。》《紅白のYOSHIKIパート…メンバー豪華ではあったけど内容が内容だけにやっぱりToshlでやってほしかったな…あの二人はもうダメなんだろうか》《あのメンツでToshlが歌わないのはやっぱり寂しいものがあるなー》《Toshlがいないのが悲しい》そう、今回のステージにX JAPANのボーカル・Toshl(58)の姿はなかった――。幼稚園の頃からの幼馴染であるYOSHIKIとToshl。ともにロックバンド「KISS」のファンであったことがきっかけでバンドを結成し、’89年に前身バンド「X」でメジャーデビュー。すぐさま人気に火がつき、’92年にはX JAPANに改め、海外進出も視野に入れて活動することに。しかし、’97年にバンドは解散した。当時、Toshlの洗脳騒動があり、そのことによってメンバーの関係性が悪化し、解散を選んだといわれている。「解散の翌年にはギタリストのhideさん(享年33)が急逝したこともあって、X JAPANの復活は絶望視されていました。ところが’07年に奇跡的に再結成を果たし、’10年にはToshlさんが自身を自己啓発団体と決別したと会見で語りました。そのため、ファンの多くは『これでX JAPANは安泰』と安堵したのです」(音楽関係者)しかし’18年以降、X JAPANは再び活動休止状態となっている。メンバー本人たちの口からその理由は明らかにされていないが、一部ではYOSHIKIとToshlの不仲説が報じられており、’20年にはToshlが自身のInstagramからX JAPAN関連の投稿をすべて削除している。「’22年12月、ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合)でYOSHIKIさんに密着する様子が放送されましたが、番組内でToshlさんの映像は全く流れませんでした。その理由は、ToshIさんの事務所から使用許可が下りなかったからだといいます。またToshlさんは新ユニットを結成し、’23年1月に『叫 SAKEBE』という楽曲をテレビで披露しましたが、同曲はYOSHIKIさんへの怒りを込めたような楽曲として話題に。YOSHIKIさんもHYDEさん、SUGIZOさん、MIYAVIさんとバンド『THE LAST ROCK STARS』を新たに結成し、精力的に活動しています」(前出・音楽関係者)最後までX JAPANの再始動を望んでいたというYOSHIKIはHEATHさんのお別れ会で、遺族から「いつかメモリアルコンサートをやっていただきたい」「それはYOSHIKIさんにすべてお願いしたい」と言われたことを明かしている。HEATHさんの願いが叶う日が来ることを願うばかりだ。
2024年01月03日大みそかに放送された『第74回NHK紅白歌合戦』。世界中でブレイクしているガールズグループのNewJeansやANO、YOASOBIが大ヒットした「アイドル」を披露するなど、旬なアーティストが多数出演したのだが――。1月2日、平均世帯視聴率が判明し、第1部は29.0%、第2部が31.9%だったと各メディアが報じた(数字はビデオリサーチ調べ)。’89年に2部制が導入されたが、1部が30%を割り込むのは初、第2部も’21年の34.3%を下回りワーストに。個人視聴率も関東、関西ともに両部ワーストを記録したという。ジャニー喜多川氏による性加害問題を受けて、例年数組は出場していた旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMANT)の所属タレントを出場させない方針を打ち出したNHK。旧ジャニーズのタレントが1組も出場しないのは、’79年以来となる。大きな方針転換を決断した末に、ワーストという不名誉な結果を記録した今回の『紅白』。いっぽう、欠場を余儀なくされた旧ジャニーズ事務所のグループはというと――。「僕たちを必要としていない人がいるのも当たり前。曇っている目ではなくて、心の底から僕達をみたいと思ってくれる皆さんのために感謝を伝えることができたらと思ったのがこの配信のきっかけでした。悔いの無いように生きて2024年、僕達をみたいと思ってくれる皆さんを笑顔にしたい」こう語ったのは、Snow Manの目黒蓮(26)。これは12月31日から元日にかけてYouTubeで生配信された「Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!~」の中でのコメントだ。31日午後8時半からのライブパート終盤で、目黒をはじめメンバーそれぞれが2023年の総括と2024年への意気込みを語っていた。紅白に出場できないだけでなく、大みそか恒例の年越しイベント「ジャニーズカウントダウンライブ」も開催されなかったSnow Man。異例の年越しとなったが、目黒はこの生配信ライブに凄まじい意気込みを見せていた。紅白の出場者が発表される直前の11月11日に生配信の開催を発表した際、Instagramのストーリーズで目黒はこう綴っていた。《9人とみんなで最高の大晦日にしようね!絶対後悔させないよ俺らを正解にする》「性加害問題によって紅白に出場できないことは目黒さんをはじめ、Snow Manメンバーは“仕方ない”と納得しており、もしオファーがあったとしても辞退するつもりだったといいます。しかし、紅白が“裏番組”となったなか、『俺らを正解』にと目黒さんが綴ったことで、“紅白への絶縁宣言”と捉えるファンも多数でてくることに。またメンバー間で話し合った結果、現時点では紅白には来年以降も出場しないスタンスだと聞いています」(音楽関係者)紅白に“決別宣言”を送ってまで望んだ大みそかの生配信。結果はというと、開始直後から100万人を超える視聴者が集まり、前半のライブパートでは133万人以上に。これまでYouTubeライブ最大同時接続数の日本記録だった手越祐也の132万人を超え、記録を更新することとなった。ピンチをチャンスに変え、偉業を達成したSnow Man。紅白にとっては皮肉な結末となってしまった――。
2024年01月03日昨年、数々の過激な言動が物議を醸したお笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(30)。2024年もセーブするつもりはないようで……。コンビで「M-1グランプリ2018」、ピンで「R-1グランプリ2019」でそれぞれ優勝を果たし、多数のレギュラー番組やCMを抱える若手芸人トップの売れっ子の粗品。切れ味鋭いツッコミが持ち味だが、最近は“トガりすぎて”いるようだ。昨年8月にはレギュラーを務める音楽番組の生配信で2人組になったKing&Princeについて「あ、キンプリな。キンプリなんか呼ぶか!おい~!」「あんな今のキンプリなんか誰も見いひんから」とバッサリ。直前に熱愛報道が飛び出したなにわ男子の西畑大吾についても「西畑大吾?女装してきてもらわなアカン」とイジった。また、昨年10月放送の『オールスター感謝祭’23秋』(TBS系)では、自身の離婚をイジってきたモデルの近藤千尋に対して「黙れタコ!黙れタコ!」「なんやアイツ」とアンサー。さらには、「おもんない芸人の嫁!おもんない芸人の嫁!」と近藤の夫であるジャングルポケット・太田博久までにも毒を吐いた。こうした毒舌ぶりを一部から“攻めてる”と評価する声があるものの、“失礼すぎ”“胸糞悪い”と批判も噴出。しかし、粗品は意に介してないようで、謝罪などは行っていない。そして、その姿勢は今年も変わらないようだ。粗品は元日深夜に放送された『フットンダ王決定戦2024』(日本テレビ系)に出演。人気芸人たちが大喜利でバトルし、誰が一番おもしろいかを決める番組だ。一昨年と昨年の王者である粗品は、危なげなく予選を勝ち上がり決勝戦に進出。決勝戦最初のお題は「お客さんを一瞬で食いつかせる占いの導入を考えてください」というもの。すると、粗品は仰々しい口調でフリップに書かれた答えをこう読み上げた。「あなた、さては、最近の羽生結弦のことをうさんくさく思ってますよね?」結婚から105日で離婚した羽生結弦(29)のTikTokでのダンス動画をイジった答えに、会場の観覧者からは笑いが漏れたものの、ポイントは獲得ならず。残念そうな表情を見せながら、粗品は「TikTokがね~、キショいから」と追撃までしていた。続く回答でも、「正直に答えてほしいんですが、あなたスピードワゴン小沢に呼ばれて飲み会行ってましたよね?」と先日、「週刊文春」が報じた松本人志の“性加害報道”までイジった粗品。この答えもポイント獲得ならず、「忖度か」と毒づいていた。国民的スターや大先輩を容赦なくイジった粗品。視聴者からは、驚きの声が。《正月の朝だからって最近の羽生結弦は胡散臭いだの松ちゃんの文春いじりの後「忖度か…」だの言いたい放題の粗品さん》《羽生結弦とか スピードワゴン小沢とか… 粗品さんの解答 攻めてるなぁ?》《粗品今年もすごいとこ攻めるな 羽生結弦と松本出したあとの小言も込みでおもろすぎっしょ笑》《粗品さん、羽生結弦をぶっ込んで来たw》今年も舌禍を招かないことを祈るばかりだが……。
2024年01月02日1月1日、人気YouTuberのHIKAKIN(34)が結婚を発表した。祝福の声が上がるなか、過去の投稿や発言がSNSで大きな話題となっている。元日の深夜0時3分に、薔薇の花束を抱えた白のタキシード姿の自身の写真と共に《ヒカキン、結婚しました》とXに投稿したHIKAKIN。さらにYouTubeでも、動画で結婚を報告した。しかし、それはただの結婚報告ではなく、雪山やジェットコースターなど100のシチュエーションでHIKAKINが「結婚しました!」と報告するという彼らしい動画となっている。また動画の最後では、10000リットルのスライムプールで溺れながら結婚報告。その後、スライムでビチョビチョになった姿で金屏風の前に立ち、「30代の一般女性の方と2024年の1月1日に入籍いたしました」と明かし、お相手について「YouTuberという特殊な職業の僕を理解してくれて、身近でサポートしてくれています」と語った。さらに「お相手が一般のかたということもあり、今後は動画に出る予定はありませんが、結婚しても変わらず頑張っていきますので、これからも温かく見守っていただけたらと思います」と呼びかけるシーンもあった。新春早々の結婚発表に、Xではファンから《HIKAKINさん!新年あけましてそしてご結婚おめでとうございます》《新年早々おめでたい!!》といった祝福の声が相次いでいる。そんななか現在、HIKAKINがかつてXに投稿したポストが注目を集めている。’12年4月29日に、こう綴っていた。《35歳くらいで結婚できたらいいなー。なんて思う》また’14年7月8日、YouTubeにアップした“9年ぶりにコカ・コーラレモンを飲む”という動画で「次またね、9年後とかいったらね、僕は34歳」「やーば34歳。どうなっているんだろうね」と語った上で、「結婚してね、子供一人くらいいたらいいけどな」と話していた。HIKAKINは、今年4月21日で35歳を迎える。そのため「35歳で結婚宣言」の“伏線回収”がSNSで話題となり、Xではこんな声が上がっている。《伏線回収アツすぎだろこれ… 》《キセキの様な伏線回収しちゃうHIKAKINエンタメの帝王やなぁ》《これぞ神による10年越しの伏線回収》《伏線回収すごっ HIKAKINさん、ご結婚おめでとうございます》
2024年01月02日《紅白歌合戦ありがとうございました!最高の思い出となりました!そしてあけましておめでとうございます!!本年も最高の1年となりますように!》1月1日深夜、自らのXにそう綴ったのは浜辺美波(23)。12月31日の大みそかに生放送された『第74回NHK紅白歌合戦』で初の司会を務め、大役を見事果たした。同じく2年連続で司会を務めた橋本環奈(24)も、同日朝にXを更新。《遅く寝たのにすぐ目が覚めちゃいました。笑まだ紅白の余韻が、、至らない所も多々あったとは思いますが、2年も司会を務めさせて頂けて、こんなに楽しい大晦日を過ごせて本当に幸せでした!》と、興奮冷めやらぬ気持ちを綴っていた。橋本以外の浜辺、有吉弘行(49)、高瀬耕造アナウンサー(48)が初司会を担った今回の「紅白」。経験者である橋本は、明るい笑顔とハキハキとした口調で円滑な進行ぶりを見せていた。三山ひろし(43)の「けん玉チャレンジ」ではハプニングが起き、まさかの失敗という結果に。会場が騒然とするも、橋本はその空気を断ち切るように「続いては!」「続いていきたいと思います!」と軌道修正。浜辺も初司会とは思えぬ落ち着いた口調や、堂々とした司会ぶりが印象的だった。バランス感覚の良い人気女優2人の司会は、視聴者にも好評だったようでSNSでは絶賛する声が続々。《とにかく橋本環奈ちゃんと浜辺美波ちゃんの司会の安定ぶりがすごかった》《橋本環奈も浜辺美波もすげえな。完璧に司会をこなしていて、ただの若手女優じゃないよな》だがそのいっぽうで、あるパフォーマンスが“放送事故”だとして波紋を呼んでいた。注目が集まったのは、特別企画「ディズニー100周年スペシャルメドレー」のコーナー。ディズニーファンの橋本と浜辺が、『白雪姫』(’37年)の挿入歌「いつか王子様が」をデュエットした時のこと。2人でコーナーを紹介した流れで、そのままメインステージで歌唱した。『白雪姫』の映像を背景に、笑顔で向き合って歌い始めた2人。およそ1分間にわたって歌声を披露したが……。なんと彼女らの音程が、会場に流れた演奏と合っていなかったというのだ。そのためSNSでは《かなり破壊力があります》《凄い音程外れたのが聞こえたと思ったら橋本環奈と浜辺美波だった》《まあ、けん玉以上に橋本環奈の生歌にヒヤヒヤしたよね》と、驚く声が相次いでいた。いっぽうで司会をしながらも、歌唱や出演アーティストとのコラボなどで忙しく駆け回っていた橋本と浜辺。それだけに多忙や疲労を心配する声もあり、《この歌の手番は浜辺美波ちゃんにとって最大の山場だったね これはもう疲れちゃってもしかたない》《緊張してるのか??》との声もあった。とはいえ、ディズニーコーナーでは司会をしながら歌唱に移ったため、彼女らが音を確認するインイヤーモニターを装着していなかった可能性もあるだろう。そうした生放送の状況を配慮する声や、飾らない歌唱ぶりに“むしろ好感を抱いた”という声も寄せられている。《浜辺美波の歌、逆に親近感わくわ》《橋本環奈と浜辺美波の歌微笑ましかった》《紅白の橋本環奈と浜辺美波の歌 ちょっとなーとは思ったけど、リズムがずれちゃったのはイヤモニつけてなかったからな気はする》《明らかイヤモニつけてなかったから自分の歌声聞こえないせいで音程もリズムも取りづらいだろうに 歌手じゃないのにあんな歌えるのすごいと思ったよ》“放送事故”のイメージを払拭するほどの奮闘ぶりを見せた橋本と浜辺。いつかまた、紅白のステージに再来することを期待したい!
2024年01月01日「偉大な先輩方の背中を追いかけてやってみましたけど、まだまだ遠いなと思いました。少しずつゆっくり頑張っていきたいと思います」噛みしめるようにこう語ったのは、有吉弘行(49)。大みそかの風物詩『第74回NHK紅白歌合戦』で初めて司会を務めた有吉は、大トリ・MISIA(45)を紹介する前に感慨深そうに初司会への思いを口にした。殊勝なコメントを見せた有吉だが、『紅白』司会は初めてながら、これまで数々のバラエティ番組でMCを務めてきた手腕をいかんなく発揮し、ネットでは「有吉さんの出すぎない司会大変良い」「有吉さんの司会最高でした」と称賛が相次いだ。歴史を振り返っても、黒柳徹子(90)、中居正広(51)、内村光良(59)といった日本を代表するタレントだけが務めることのできる『紅白』司会。レジェンドたちと肩を並べ、今やテレビで見ない日はない有吉だが、決してずっと順風満帆だったわけではない。‘94年に「猿岩石」のボケ担当としてデビューすると、『進め!電波少年』(日本テレビ系)でのヒッチハイク旅企画で人気に火がつき、’96年に発売したデビュー・シングル「白い雲のように」がミリオンセラーを記録するなど、芸歴3年目で大ブレイク。しかし、その栄光は長く続かず、仕事が激減し月収がゼロになることも。芸能界の容赦ない厳しさを見せつけられた有吉だが、救いの手を差し伸べる人物が。所属事務所・太田プロの大先輩であるダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(享年61)だ。「事務所の芸人間の繋がりが希薄なことに危機感を抱いた上島さんは、先輩後輩問わず声をかけ、都内の居酒屋で飲み会を開催。この会は『竜兵会』と呼ばれ、有吉さんも毎日のように参加して、ご飯やお酒をごちそうに。当時はお金がなかったので、帰る際にもらうタクシー代を使わずに、生活費にまわしていたといいます。『竜兵会』は基本的に“無礼講”で、後輩が先輩に何を言っても面白ければ怒られることはなかったそうです。そこで、有吉さんは上島さんや松村邦洋さんといった先輩たちにツッコんだり、イジったりして、“面白い!”と仲間内で評判に。“毒舌キャラ”の下地は『竜兵会』で作られたと言ってもいいでしょう」(芸能関係者)「竜兵会」での活躍が評判を呼び、徐々に仕事も増えていくことに。そして、’07年8月の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で品川庄司の品川祐(51)に言い放った「おしゃべりクソ野郎」が大ウケし、このことから“毒舌キャラ”として再ブレイクを果たす。その後の活躍ぶりは誰もが知るところだろう。何本ものレギュラー番組やCMを抱える“トップ芸人”に返り咲いた有吉だが、上島さんへの恩は決して忘れなかった。「不遇時代はほぼ毎日のように一緒に過ごしており、上島さんは『何でお前は面白いのに売れないんだろう』『月30万やるから、仕事せずにいつも俺のそばにいてくれ』などと有吉さんを励まし続けたそうです。踏みとどまれたのは、上島さんの支えがあったからでしょう。番組でイジられることも多い上島さんですが、有吉さんはそうした恩から『上島さんのことを馬鹿にされると怒りのスイッチが入る』と語っていました。また夏目三久さんと結婚した際は真っ先に報告し、上島さんが還暦を迎えた際は高級時計をプレゼントするなど、恩人として慕い続けていました」(前出・芸能関係者)固い絆で強く結ばれた2人。しかし、’22年5月11日、上島さんは61歳という若さで突如この世から去ってしまう。普段は決して人前で涙を見せない有吉だが、訃報直後のパーソナリティを務めるラジオ番組では声を震わせて上島さんへの思いを語っていた。有吉は22年の『第73回NHK紅白歌合戦』に純烈とダチョウ倶楽部とともにゲスト出演し、「白い雲のように」を熱唱。そして、今年ついに司会を務めた。司会就任について、有吉は「NHK首都圏ナビ」のインタビューでこう語っている。《司会に選ばれたときはすごく驚いたけれど、去年のことがあって、不思議な縁だなと思ったんですね。僕が何かいいこととか、うれしいことがあったら、必ず上島さんが電話をかけてきてくれていたので、電話が震えるたびに、上島さんから電話がかかってきたんじゃないかなと思って、結構ね、何回か確認したりとかして、ちょっと不思議な感じでしたね。きっとまた『いいぞいいぞ、大丈夫だろう』って言ってくださっていると思うので、本当にもう真面目に頑張ります》大役を立派に勤め上げた有吉。上島さんはこれからもずっと見守り続けていることだろうー―。
2024年01月01日《先の見えない不安に駆られることもある現代で、私たちは新しい年をどう生きていくべきか、美輪明宏さんにアドバイスをもらいました——》’23年も、国内外で気になる出来事がたくさんありました。世界的な事象でいうと、やはりロシアとウクライナ、そしてイスラエルとハマスの戦争です。アジアでも東シナ海周辺の緊張感が増してきています。まるで第二次世界大戦が始まる前と似たような状況にも思えるのです。私は先の戦争を経験しています。戦争のない平和のありがたみを身に染みて感じます。だから他人ごととは思えません。戦争の歴史は、古代から何千年以上も繰り返されています。つまり、人間は同じ過ちを何度も何度も繰り返す生き物なのです。そもそも世界中の人々が、すべて同じ思想や価値観で生きているわけではありません。しかし、いつの時代にも愚かな指導者が現れ、“我こそが正義だ”と、1つの価値観を武力で正当化しようとする。そこで犠牲になるのは、いつも罪なき民たちです。それでも人間は戦争を何度も繰り返すのです。みなさん、地球全体がお花畑だと想像してみてください。日本の国花は「菊」ですね。アメリカは「バラ」、オランダは「チューリップ」、フランスは「ユリ」、ロシアは「ヒマワリ」です。国花はそれぞれ国によって違います。花にはたくさんの品種があり、動物や昆虫も、さまざまな種類がいます。人間も同じ。それなのに、異なる思想や価値観を否定し、1種類にしようという発想自体が無理なことなのです。国によって考え方も意見も異なるのですから。それは、身近な職場の同僚や友人、夫婦関係においても同じことが言えます。所属する組織の違い、男女の違いがあることから、自分自身が不安や葛藤、苦しみ、悲しみなどで悩むことがあるでしょう。人生を過ごすなかで、夫や妻、上司や仲間の考え方に疑問を感じたり、ときには自分の生き方や性格がだんだん嫌になってくることもある。そういうときは“人は人、自分は自分”と考えることができれば、腹も立ちません。さまざまな価値観があって当たり前。そう思って生きるべきなのです。人は不幸の数ばかりかぞえます。自分の容姿や欠点を気にして、それをコンプレックスにする。そして他人に対しても、自分と同じような欠点がないかと粗探しする。つまり、《人は不幸の数はかぞえるが幸せの数はかぞえない》。でも、冷静に考えてみてください。まず、元気でいられる。そして見える、聞こえる、喋れる、歩ける、飲める、住む家だってある。本来、不幸の数より、幸せの数のほうが多いはずです。そのことを見失っていませんか?ふだん当たり前に思っていることが、どれだけ幸せなことか。感謝すべきことがどれだけあるか、一度数えてみることです。すると、“なんてつまらないことでイライラしていたんだろう”“私は不幸じゃない”と、気づけるはずです。幸せの数をかぞえる人生に切り替えることで、嫌なことや辛いことがあっても、明るく穏やかに過ごせるようになるでしょう。悲観ばかりせず、身の回りにある幸せを見つめ直して、前向きな気持ちで’24年を迎えてください。
2024年01月01日ダウンタウン・松本人志(60)に“性加害疑惑”が報じられ、まもなく1週間が経とうとしている。今田耕司(57)やほんこん(60)、フリーアナウンサーの古舘伊知郎(69)など、芸人や著名人も報道への見解を語り始めた。疑惑を報じた「週刊文春」によれば、時期は8年前の2015年。松本はスピードワゴン・小沢一敬(50)に女性を集めさせ、東京・六本木の超高級ホテルで飲み会を開催。“ゲーム”と称して、参加女性に性行為を迫ったという。しかし松本が所属する吉本興業は、報道を真っ向から否定。法的措置の検討を示すなど、“全面対決”の様相を呈している。世間の関心が高まるなか、にわかに注目を集めている人物が。それは、オリエンタルラジオ・中田敦彦(41)。現時点で松本の疑惑に何らかの発言をしているわけではないが、“匂わせ”の雰囲気を醸し出しているというのだ。中田といえば今年5月下旬に、自らのYouTubeチャンネルで松本を猛批判。松本がお笑い賞レースの審査員をやりすぎていると指摘し、「松本さんが『面白い』って言うか言わないかで新人のキャリアが変わる」「業界のタメにならない」などと反発。その上で「松本人志さん以外の価値観を持つ人たちにそのハンドルを渡すことで、お笑い界に新しい価値観や新しいスターができる土壌を作ることがお笑い界全体への貢献になる」と、考えを述べていた。お笑い界“トップ”への大胆な「提言」は物議を醸し、相方の藤森慎吾(40)はじめトミーズ雅(64)や上沼恵美子(68)といった大御所も苦言を呈す事態に。松本もXに《テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん連絡待ってる!》と宛名を特定せず呼びかけていたため、“中田へのメッセージでは”と憶測を呼んでいた。後に藤森との対談で、「愛ゆえに提言しているわけですから。クレイジーラブ」と語っていた中田。“松本愛”が強いことから、現在取り沙汰されている松本の疑惑にも一部ファンからは見解を求められているようで……。12月17日にYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』へ投稿された動画で、自民党派閥のパーティー券をめぐる“裏金疑惑”を解説していた中田。しかしコメント欄には動画内容の感想だけでなく、こんな声が寄せられていた。《引退するする詐欺かまってちゃんこと、「吉本の裸の王様」のやりたい放題の闇について解説願います》《あっちゃんネットワークでしっかり裏取り&ネタ固めて…… 松本人志氏への第2提言~待ってます》《松本アウト〜》《松本人志の件の動画も楽しみにしています》《松本人志に関して、中田さんの言ってることは正しかった! 芸能界が中田さんに謝罪すべきだ!》さらに注目すべきは、中田のチャンネルがこれらのコメントに“いいね”を返しているのだ。寄せられているコメントは現在までに700件を超えるが、中田はその全てに“いいね”を返してはいない。そのため、コメントを選んで意図的に“いいね”している可能性も伺える。そんな中田は、28日にサブチャンネル『中田敦彦のトーク』に投稿された動画で2024年の抱負を語っていた。冒頭で今年を振り返り、「スキャンダルめいたものや炎上めいたものが、いっぱいありましたよね」とコメント。中田は“誰もがネット発信できる現代になった”とし、「ある意味何もかも明らかにできちゃうじゃないですか」と切り出した。続けて「(トラブルになった)片方が有名人だっていうだけで、“有名人に対して怒ってる”というのを誰もが影響力持って言えちゃう時代でもあると思う」「誰もが影響力っていう大きな爆弾を持っているような時代」と、世相を論じていた。松本の疑惑に関するコメントに、“いいね”をしていた中田。これは松本を追求する「提言2」の“予告”なのか、果たしてーー。
2023年12月31日「大丈夫。シャンシャンは素敵なお母さんになると思います」日本パンダ保護協会事務局長の斉鳴さんが、パンダファンに向けて心強いコメントをくれた。臥龍中国パンダ保護研究センターの技術力は大変優れているという。12月13日に『シャンシャンの中国だより』(朝日新聞出版)を発売した日本パンダ保護協会の事務局長・斉鳴さんに、パンダの繁殖活動について、そして、日本パンダ保護協会の里親制度についてなど、気になることを独占インタビュー。日中友好30周年にあたる2002年に設立された日本パンダ保護協会は、人とパンダの「共存関係の構築」と「自然環境の保護」を目指すボランティア団体。事務局長の斉さんは、パンダの里親制度を通して、日本のパンダファンと中国へ行ったり、中国でのシャンシャンおよびほかのパンダや基地の様子を現地からのスタッフの情報をもとにSNSで発信したりしている。ーーまずはパンダの魅力を教えてください。もちろんかわいいし、中国のシンボルでもあり宝でもある存在なのですが、2002年に日本パンダ保護協会の事務局長になり、日本のパンダファンの方々に会って大変驚きました。パンダ愛がとても深くて大きなものだったからです。私も小さいころから父親に動物園へ連れていってもらって、パンダを見て「かわいいな」とは思っていましたが、中国ではパンダが動物園にいるのが当たり前という感覚でした。日本に来て、日本人のパンダや動物に対する優しい心や温かな気持ちを知りました。特にシャンシャンへの愛は特別ですよね。ーー日本パンダ保護協会には里親制度があって、里親になると中国のパンダに会いにいけると聞きました。はい、コロナ禍で行けなくなってから現在に至りますが、それまでは年に2回くらいのペースで会いに行っていましたね。その時も日本のファンの方々は、観光は一切せずに、『パンダだけを見たい』と主張されたりして、施設の人もびっくりしていました。里親さんは世界各国にいらっしゃって、アメリカやオーストラリアの方々は観光もしますので、しないのは日本人だけ。臥龍基地なんて昔は道路が整備されていなかったので、渋滞などすると最大で8時間もかかってしまうような遠い場所。それでも会いに行っていたんです。日本人はパンダ愛に溢れていますよね。ーー里親ツアーはどんな内容なのでしょうか?パンダは大体、3月か4月頃、交尾、妊娠して夏頃出産します。夏に生まれた子が公開されるのが半年後くらいですが、見られるのはガラス越しです。その頃、里親になったパンダに会いに行きます。コロナの前までは、施設の中で一緒に遊んだり、スタッフの説明の後は基本的に自由行動でしたが、今はパンダに近づいたり抱っこをすることもできないので、一頭だけパンダを外に出してもらって、里親さんたちが少し離れた所に座って一緒に写真を撮ったりしました。あとはパンダ団子を作ったり、竹を植えたり、飼育体験をしたりします。コロナの前までは、2〜3月にパンダ幼稚園の入園の時期に合わせて会いに行っていました。昔は里親になった子を抱っこして一緒に参加していましたが、とてもかわいかったですね。かつては何十頭も入園していました。今は抱っこすることができないので入園式を見届ける感じです。残念ですね。ーー中国でのパンダの楽しみ方を教えてください。赤ちゃんパンダがとってもかわいいんです。ミルクの時間に行くと最高です。みんな並んで一生懸命ミルクを飲んでいて、強い子は隣の子のミルクまで飲みたがったりするから取り合いになっていたり。急いで飲み過ぎてあごからミルクを垂らしている子がいたりしてめちゃくちゃかわいいんです。あごのミルクを拭いてもらっているときの、無防備な感じもたまらないですよ(笑)。ーー繁殖活動はどんな感じなのでしょうか?臥龍研究センターの技術はとても優れていて、何年も続けて子供を産んでいるパンダもいるくらいです。だからシャンシャンも大丈夫だと思いますよ。今年(2023年)1月に発情しているし、来年以降、素敵なお母さんになると思います。臥龍研究センターの繁殖方針としては、まずパンダを良く観察すること。発情するか、その傾向はあるか、そして、個々のパンダの習性や生態もちゃんと調べます。発情すると、雌パンダを真ん中の檻に入れて、その前後の檻に雄パンダを入れます。檻の上にはスタッフがいて、下の様子をしっかり見ています。雌パンダがどちらの雄パンダと相性が良さそうか、パンダの行動及びスタッフの長年の経験で判断します。どちらともダメだったら違う雄パンダと入れ替えます。どちらかと相性が良かったら、扉を開けて交尾させますが、交尾が終わったらすぐに檻に戻します。交尾後にケンカを始めてしまうケースもあるので注意が必要です。もし、ケンカになってしまったら、檻の上にいるスタッフが長い棒で制御します。棒の先にはりんごがついていますが、ケンカが始まってしまったらりんごの効力はないかもしれません(笑)。ーーシャンシャンに子供が生まれたら親子観覧はできるのでしょうか?シャンシャンは母親のシンシンと1年半近く暮らしていましたが、中国ではもっと短くなるケースもあると思います。上野でシンシンママと仲良く過ごしていたように、シャンシャンと子供がほのぼのと幸せに生活しているところを見せてくれたらいいいですね。シンシンとの愛情たっぷりの母娘生活だったように、シャンシャンと子供の暮らしもぜひ、見てみたいものだが、それは神のみぞ知るところ。まずはシャンシャンが素敵なパートナーと出会えるように祈るばかり。
2023年12月31日新型コロナ感染症が季節性インフルエンザと同じ5類となり、劇場にもかつての賑わいが戻った。しかし、歌舞伎界では、昨年報じられた市川中車(58)の性加害報道に引き続き、5月に市川猿之助(48)がパワハラ疑惑を報じられた直後に両親への自殺ほう助で逮捕、7月には尾上菊之助(46)の不倫報道など、今年もスキャンダルが絶えなかった。女性問題が「芸の肥やし」で済まされた時代はとうに過ぎ、定期的に不祥事やスキャンダルが報じられる歌舞伎俳優への世間の目は厳しくなるばかり。果たして、これまでの行いからどの歌舞伎俳優が世間からの支持が薄いのか。そこで本誌は、男女500人を対象にこれまで不祥事やスキャンダルを起こした中で最も「引退してほしい」歌舞伎俳優についてのアンケートを実施。クロス・マーケティングの「QiQUMO」を利用した。結果をランキング形式で発表する。まず、第3位にランクインしたのは、市川中車。歌舞伎役者としての経歴は浅いが、香川照之の名で『半沢直樹』(TBS系)や『坂の上の雲』(NHK)といった数多くの人気作に出演。俳優業だけでなく、趣味の昆虫好きを活かし「カマキリ先生」としてNHKの教育番組に出演していることから、子どもからお年寄りまで幅広い層に認知されていた。しかし、’22年8月に「週刊新潮」によって、19年にホステスの女性への性加害を行っていた疑惑が報じられる。加えてその後掲載された、香川が笑みを浮かべながら女性の髪を掴んでいた写真も衝撃を与え、不快感を示す人が多かった。「女性を物のような扱いをしているのが許せない」「報道が事実ならば人として最低だし許せないので、もう顔を見たくない」「性加害は犯罪、不倫等とは全く次元が違う。気持ち悪いし不愉快」性加害報道後は出演していた番組を降板していたものの、今年8月に「歌舞伎」と「昆虫」に注力していくことを発表。しかし、これにも「子供の頃から歌舞伎をやっていたわけではないから、不祥事を起こせば続けて行くのは無理がある」と難色を示す意見も寄せられていた。続いて、第2位に選ばれたのは、市川團十郎(46)。新之助時代に隠し子の発覚、海老蔵時代には飲食店でトラブルになり暴行被害に遭うなど、数々の問題を起こしてきた團十郎。妻の小林麻央さん(享年34)を’17年に亡くして以降はシングルファザーとして子育てに奮闘する様子を見せているが、昨年には複数の女性との多重交際や義姉の國光真耶から告発を受けるなど、團十郎襲名前にも関わらずトラブルが噴出した。また女性関係だけでなく、父としての良識が疑われるような行動も。今年6月に本誌は、車での登下校が基本的に禁止されている長男の学校に車で乗り付け、他の保護者からクレームが来ていることを報じている。なにかと“お騒がせ”な團十郎に、あまり良いイメージをもっていない人は多いようだ。「問題が多い印象があるから」「女問題だけでなく色々問題がありすぎ」「なんだかんだで結局素行が悪そうなところが好かない」「トラブルが何度も報じられているが、歌舞伎界が特に問題にしないことに違和感がある」そんな團十郎を抑えて、1位に選ばれたのは市川猿之助。女方から立役まで幅広くこなす歌舞伎役者として手堅い評価を受けながら、叔父から「スーパー歌舞伎」を受け継ぎ『ワンピース』といった革新的な話題作も生み出すなど歌舞伎界に貢献。また『半沢直樹』(TBS系)や『鎌倉殿の13人』(NHK)などの現代劇にも多数出演しており、歌舞伎ファン以外からの認知度も高かった。しかし、今年5月に両親の自殺を幇助したとして逮捕され、11月に懲役3年・執行猶予5年の判決が下された。動機については、自身のパワハラ報道がきっかけで「歌舞伎の仕事はもうできない」という思いを抱き、心中を図ろうとしたと報じられている。この事件に大きなショックを受けた人は多いようで、復帰に対し厳しい意見が相次いだ。「行った行為があまりにも酷すぎるから」「事件が衝撃的で俳優に対するイメージが悪い」「どんなに辛い事が有っても、両親を満ち連れに自殺しようとするなど、有り得ない」「あれだけの事件を起こしておいて表舞台に立つのはいかがなものかと思う」裁判中に読み上げられた供述調書で「許されるなら歌舞伎に関わり舞台に立ちたい」と語っており、復帰を望む意向を示しているという猿之助。しかし、起こした事件の内容や大きさから、復帰しても今まで同じように見ることが難しいと感じている人も多いようだ。「見ても楽しめなさそう」「どんな理由があれ命を大切にできない人間に歌舞伎を演じてほしくないから」「人が亡くなっているから。その人が出演している作品を心から楽しめないから」また、「休んでほしいから」「一度きちんとメンタルケアをしてから出直すべきだと思います」と猿之助の体調面を心配する声もあった。旧ジャニーズ事務所の性加害問題や宝塚歌劇団のいじめ疑惑など、意識改革を求められている芸能界。歌舞伎界も例外ではないようだ。
2023年12月31日「文春オンライン」によって性加害疑惑が報道され、その言動が注目されているダウンタウン・松本人志(60)。所属事務所の吉本興業は「当該事実は一切ない」と主張し法的措置も辞さない構えを見せている。松本と同様に注目を浴びているのが、スピードワゴンの小沢一敬(50)。報道によると、性加害が行われた飲み会に女性たちを集めるアテンド役を務めていたうえ、「ゲーム」と称し女性と松本を密室に誘導したとされている。これに小沢の所属事務所は「私どもからお話しすることはございません」と発表。小沢のSNSなども更新がストップしており、12月30日時点ではノーコメントを貫いている。そんななか、報道のわずか4日前の12月22日に小沢のYouTubeチャンネル「スピードワゴン小沢のオザワ倶楽部」にアップされた動画に注目が集まっている。動画のタイトルは“キックの2024年大予言「ジャニーズ問題」「●●沈没」「訴訟ブーム」”で、占い師のキック氏が来年起こることを占うという内容だった。過去に「台湾カステラ」と「昆虫食」のブームを的中させているというキック氏。2024年からはこれまで20年続いた「土の時代」が終わり「火の時代」が到来するといい、小沢も火の星を持っているという。さらに、火の時代について「より高いところの太陽だったり、情熱だったり、芸術だったり、高次元の精神性とかで太陽がバーッと照らすような事態になるんで、一つもう全てが明らかになってくるという時代です」と、独自の解釈を展開。そして、「隠されていたものが全部表に出てくるし、隠れられない。もう『お天道様が見てる時代』みたいになっちゃうんです」と予言した。またキック氏は「プライバシーなし時代」とも表現し、「変な話、誰とセックスしてるかも全部ばれちゃいます」と力説。これに小沢は「いやーん」と嫌がるような反応しつつも「ある意味、やましくない人間にとっては楽かもね」とコメント。しかし、キック氏は「でもそもそもが陰と陽があっての人間ですから」と神妙な面持ちを見せていた。続いてキック氏は「さらなる温暖化」と「熱狂的株式ブーム」がくると予想。そして「超訴訟社会。これ、裁判とか争うっていう意味がある」と続けていた。この一連のキック氏と小沢のやりとりがSNS上で拡散されると、注目を集めることに。《予言されてるやん……》《未来は予知されとったんか……》《すべて明らかになってる。。w》《なんかリアルすぎる予言やな(汗)良くわかんないけどww》未だ松本、小沢らからの説明がなく真偽が明らかにされていない今回の疑惑。今年も残すところわずかだが、来年には“予言的中”となってしまうのか、それともーー。
2023年12月31日【中編】小林幸子圧巻の“ラスボス衣装“のきっかけは「あがり症対策」だったより続く天才少女と呼ばれた10歳での鮮烈デビュー、見る者すべてを圧倒するド派手な衣装で“大晦日の風物詩”となった時代を経て、近年ではインターネットの世界で新境地を切り拓き、いまや親子3世代から幅広く支持される歌手・小林幸子さん(70)。古希を迎え、2024年にはデビュー60周年を控える。長年、出場を続けた『NHK紅白歌合戦』では、ド派手な衣装が話題をさらい、いつしか彼女の歌と大掛かりな豪華衣装は年末の風物詩にもなった。26歳で初出場して以来、33年連続で出場してきたが、’12年の大晦日。NHKホールに小林さんの姿はなかった。その年、小林さんの事務所スタッフ2人が退社すると、小林さんへのバッシング報道が相次いだ。イメージが大きく毀損したなかでの紅白“落選”だった。そのとき抱いた率直な思いを聞きたかった。「悲しかったのか、悔しかったのか、また絶対出てやるなのか、二度と出てやるもんかなのか、どんな感情に?」と記者が問うと、にっこりほほ笑み、こう言った。「それ全部。そのときの気持ちに全部入ってます。それぐらい、一言では表現できない気持ちだった」大きなショックを受けたことは間違いないだろう。そして、打ちひしがれた彼女を支えたのが、前年に結ばれた8歳年下の夫・明男さんだった。だが、バッシング報道のなかには「騒動の元凶は夫」と言わんばかりの記事もあった。「主人は本当に戦友。彼がいなかったら私、ちょっと精神的に参ってたかもしれない。彼ひとりが悪い人みたいな書き方もされていたのに彼、『真実は一つ、時間がたてば必ずわかってもらえる』と、泰然としてるんです。そんな主人がいてくれて、どれほど救われたか」小林さんが「とにかく明るい人」と言う夫・明男さんは再生医療に関わる事業を手掛けている。「若いころ、苦労したからかとても自立していて。夫は料理などの家事を自分がすることをまったくいとわないんです。そして、とても優しいの。先日、歯痛で私の頰が腫れたときは、夜中に湿布を買いに走ってくれたんですよ」なにより、歌手・小林幸子のいちばんの理解者でもある。「私が新しいことを始めようとすると、誰よりも喜んでくれて。『面白いねぇ』って応援してくれます」紅白の連続出場が途絶えた小林さんが見つけた“新境地”はインターネットの世界。踏み込む勇気をくれたのも、明男さんだった。「ニコニコ動画からの出演依頼が来たとき私、躊躇したんです。なにしろ、インターネットといちばん遠い世界で生きてきましたから。そんなとき、主人が教えてくれた言葉に、私はハッとしたんです」このとき、明男さんが伝えたのが「思い込みを捨て、思いつきを拾う」という言葉だった。「主人が手掛ける再生医療は、従来の医療の常識との闘いなんだそうです。柔軟にものごとを捉えないことには前に進めない世界。主人に教えられたその言葉を聞いて、私も思ったんです。つまらない思い込みを捨てられたら、新しい自分が見つかるんじゃないかって」果たして一歩を踏み出した小林さんは「ラスボス」という新しい自分を手に入れた。ボカロ曲を歌い、子どもたちから「サチリン」と呼ばれるようにもなった。最近ではYouTubeで自らのチャンネルを開設し、「YouTuBBA!!(ユーチューババア)」を自称している。窮地を脱し、前を向いて新境地を切り拓いた背景には、愛する夫の支えがあった。そしてーー。「私ね、雑草みたいな生命力があるんです。悔しさをバネにできるんです。悔しさほど、すごいエネルギーを与えてくれるもの、ないです。でもそのエネルギーを『もう一度紅白に』なんてことに使う気はありません。目指してるのは、もうそんなところじゃないから」ちなみに、今年の大晦日、小林さんはどう過ごす予定なのか。「大晦日?ラスベガスです(笑)」23年11月に開催したコンサートのステージでは、観客との間にこんなやりとりがあった。「来年で芸能生活60年。この先、どれぐらい歌っていけるかわかりませんが、せめてあと5年……」ここで客席から「もっと!」と声が上がる。「うれしいじゃございませんか、それじゃ、あと10年ーー」今度は「まだまだ!」の声。「うわ、うれしい。わかりました、私、決めました。あと50年は歌ってまいります!」 デビュー60周年の節目の年も、歌手・小林幸子は進化を続けていく。
2023年12月31日歌手・小林幸子さん(70)のデビューはわずか10歳のとき。デビュー曲は20万枚を売り上げ、「天才少女歌手」ともてはやされるなど、歌手人生は上々の滑り出しだった。しかし、その後は不遇の時代も経験。デビューから『NHK紅白歌合戦』に初出場をはたすまでの奮闘を振り返ってもらった。小林幸子さんは’53年、新潟で精肉店を営む両親のもと、3姉妹の末っ子として生まれた。歌手デビューのきっかけは9歳のとき。父親が娘の名前で勝手に、素人のど自慢番組に応募していたのだ。その番組で見事勝ち抜き、大会の審査員長を務めていた“昭和の大作曲家”古賀政男から声がかかった。これが、小林さんの芸能人生の出発点だった。「もし、9歳の自分にいまの私が声をかけるなら?『ここから、いろいろ大変だよ』かな(苦笑)。でも『けっこう楽しいぞ』って付け加えるかもしれませんね」’64年、10歳になった小林さんは単身上京。同年6月にリリースした古賀作曲のデビュー曲『ウソツキ鴎』は大ヒットを記録。しかし、人気は長く続かなかった。小林さんは「2曲目以降はまったく売れずで」とこぼす。いっぽう、小林さんのデビューと同じ6月、実家が惨事におそわれる。新潟地震が発生したのだ。「幸い家族もお店も被害は少なく無事でした。でも、本当に大変になるのは、そのあと。復興の名のもと、大きなスーパーマーケットがどんどん進出してきたんです。うちみたいな小さな商店のお客さん、みんな持っていかれちゃって」やがて、父母は店をたたみ上京することを決意。東京で改めて家族5人の暮らしがスタートした。しかし、父は新しい仕事をなかなか見つけられず、気付けば末娘が一家の大黒柱に。このとき、小林さんはまだ15歳。「家族の生活費を稼ぐため、私は年齢を18歳と偽って、全国のキャバレーを回り、歌いました」嫌な思いを毎晩のように味わった。舞台で歌っていると「引っ込め」「歌はいいから酌をしろ」と酔客の心ない言葉が飛んだ。ビールを掛けられたこともある。「一生懸命、歌ってたら『うるさい!』と怒鳴られたりね(苦笑)。でも、嫌なことばかりでもないんです。ときにはチップをいただいたり、『レコード100枚買ってやる』なんて気前のいいお客さんも」忘れられない光景がある。「大きなお店になると、託児所が併設されていて。そう、お子さんのいるホステスさんが少なくないの。彼女たち、酔っ払ったお客さんを見送ったあと『ごめんね、遅くなって』と泣いて待つ子どものもとに駆け寄ってーー。これ、思い出すたび、なぜか涙が出てくるの。いつの時代も、生きてくため必死に頑張るお母さん、いるんですよ」目元を拭いながら、小林さんは続ける。「そうやって苦労して、生きる女性たちの人生を垣間見られたことが、もしかしたら私の歌に、深みを与えてくれたかもしれないと思ってるんです。それに、その時代、演歌だけじゃ食べていけなくて。いろんなジャンルの歌を歌いました。そんな経験も、いまの私の中で生きていると思うんです」ヒット曲には恵まれないまま25歳に。そして、’78年の大晦日。彼女の姿は伊豆の温泉街にあった。このとき、小林さんは「これで最後」と思っていたシングルのレコーディングも済ませていた。年が明けて’79年の1月。新春ショーを続ける小林さんのもとに、当時の所属事務所のスタッフから1本の電話が入る。告げられたのは、にわかには信じ難い言葉だった。「さっちゃんの曲が、有線でリクエスト1位になってるらしいよ!」早速、教えられた関西の有線放送の事業所に電話を入れた。「すみません、いま、そちらでリクエスト1位の曲はなんですか?」電話に出た女性は「少しお待ちください」と言うと、何やら紙の資料をめくる音が聞こえてきた。そして、数秒後……。「ああ、『おもいで酒』ですね」小林さんが「これで最後」と覚悟を決めてリリースしたばかりのシングル、そのB面の曲名だった。それでも、まだ信じられない。「あの、歌ってるのは誰ですか?」 「えーっと、小林幸子ですね」小林さんは「思わず、受話器を二度見しましたよ」と振り返った。次第に全国的にリクエストが増えていき、レコードが売れ始めた。すると、今度はテレビ。これまで見るばかりだった人気の歌番組から、出演オファーが届くように。「15年、まったく売れない間は神様っていないって思ってたけど、やっぱりいたんだ、私のことちゃんと見ててくれてたんだ、そう思いました」最終的に『おもいで酒』は200万枚のメガヒットを記録。この年、小林さんは第21回日本レコード大賞で最優秀歌唱賞を受賞し、念願だった紅白歌合戦に初出場を果たす。「このときの紅組司会は水前寺清子さん。水前寺さんと私は同期、デビューが同じ’64年なんです」同期の司会者は、小林さんをこう言って紹介した。「さっちゃんは、紅白はずっと見るものだと思ってきました。でも、違います。今夜、初出場歌手として立派に歌います。頑張り屋のさっちゃんに、どうか拍手を!」頭を深々と下げた小林さん。鳴り響く万雷の拍手が聞こえてくる。「それで顔を上げたら1階席、2階席、3階席……NHKホール全体のお客さんが『おめでとう!』と。あの光景は忘れられません」26歳で初出場して以来、紅白には33年連続で出場。見る者を圧倒する。ド派手な衣装は年末の風物詩ともなった。古希を迎えた今でも、ボーカロイド曲に果敢にチャレンジするなど活動の幅を広げ、「ラスボス」「サチリン」のニックネームで若い世代からも支持を集めている。「まだまだ歌っていないジャンルもあると思っていて。常々思ってるのは『時間が足りないな』ってことなんです」歌手・小林幸子の進化はまだまだ止まらない。【中編】小林幸子圧巻の“ラスボス衣装“のきっかけは「あがり症対策」だったへ続く
2023年12月31日【前編】小林幸子10歳で歌手デビュー、不遇の15年を経てつかんだダブルミリオンから続く天才少女と呼ばれた10歳での鮮烈デビュー、見る者すべてを圧倒するド派手な衣装で“大晦日の風物詩”となった時代を経て、近年ではインターネットの世界で新境地を切り拓き、いまや親子3世代から幅広く支持される歌手に。先日、古希を迎え、2024年には歌手活動60周年の節目を控える今もなお、貪欲に新しいスタイルを模索し、ステージで躍動し続ける小林幸子さん。79年、『おもいで酒』のヒットをきっかけに『NHK紅白歌合戦』初出場をはたすと、以降も『もしかしてPARTII』『雪椿』などヒットを連発。紅白の出場も続いた。「最初の紅白は、白いドレスでした。『二度と出られないかも』、そう思って歌ったワンコーラス目は落ち着いて歌えたのに『また来年もここで歌いたい』、そう思った瞬間、極度に緊張してしまい、自分でもちゃんと歌えてるのかわからなくなった。元来、あがり症なんです」’80年はブルーのドレスで『とまり木』を、緊張したまま歌った。’81年は『迷い鳥』。翼が広がるような衣装を纏っていた。「パーッと羽を広げたら、審査員の方が手をたたいて喜んでくれるのが見えた。その瞬間、スーッと緊張が解けるのがわかったんです。平常心に戻れた。それで『あ、この手があるんだ』と思ったんです」翌年以降、小林さんは「クレオパトラ」や「十二単」など、どんどん衣装に凝るように。そう、最初は自分の緊張を和らげるための豪華衣装だったのだ。「そんなとき、亡くなられた市川猿翁さん(当時は三代目猿之助)のスーパー歌舞伎を拝見して。あまりの素晴らしさに私、ダメもとで猿翁さんを訪ねて『コスチュームデザイナーの方を紹介してください』とお願いしたんです。そうしたら、拍子抜けするぐらい快く『いいですよ』って。そこからです、衣装がどんどん大仕掛けになっていくのは。最初のころはね、それでもまだ歩けたんですよ(笑)。それが、徐々に歩けなくなって、背負うようになって、高いところに登るようになって。NHKホールのステージいっぱいっていうのもあった、あれはおかしかったな(笑)」最近では、このド派手衣装が「ゲームに出てくるボスキャラのよう」であることから「ラスボスとよばれたり、ボーカロイド曲を歌い上げることで小学生から「サチリン」と呼ばれるなど、若い世代からも支持を集めている。デビュー60周年を前に、なお歌へのチャレンジ精神が衰えることはない。「ボカロ曲ってね、そもそもは人間が歌うようにできてないんです。突然3オクターブも音程が上下したり、ノーブレスで何十小節も歌わないといけなかったり。でも、機械が歌えて私が歌えないのは悔しいから、頑張って歌ってますけどね(笑)。でも、60年も歌ってきたのに、まだまだ歌っていないジャンルもあると思っていて。常々思ってるのは『時間が足りないな』ってことなんです」はつらつと語る小林さんだが、ド派手衣装を長年着用してきた“ツケ”に悩まされてもいる。 「頸椎がダメなんです。頭にかぶるパーツが重たいんです。それを装着して、昼夜2回の1カ月公演なんてことを続けてきたので。頸椎の3番目のところが潰れてしまってるんですって」それでも、「私、仕事断らないから」と笑う小林さんのスケジュールは、『おもいで酒』が大ヒットしていたころと同じぐらい、仕事の予定で埋まっている。「これだけは自慢だから書いておいてください。私、自分の体調不良で仕事をキャンセルしたこと、60年間でいっぺんもないんです」歌手・小林幸子は2024年もステージで躍動し続ける。【後編】小林幸子デビュー60周年むかえる“ラスボス“の「大晦日の予定」へ続く
2023年12月31日12月29日放送の『全力!脱力タイムズ年末SP』(フジテレビ系)で、約3年半ぶりに全国地上波復帰を果たしたアンジャッシュ・渡部建(51)。突然の登場に驚いた視聴者も多かったようで、ネットでは《大爆笑でした!》《やっぱり不愉快でした》と賛否真っ二つになっている。渡部が登場したのは、番組終盤のコーナー。まず、覆面を被ったTKO・木本武宏(52)と木下隆行(51)扮するお笑いコンビ「THEコンプライアンス」が登場。ひと通り“自虐ネタ”を披露するも、出演者らに「鋭いツッコミが足りない」と指摘を受けることに。ツッコミ担当を入れるべく、司会のくりぃむしちゅー・有田哲平(52)が“元芸人の番組スタッフ”を呼びに席を立ち去った。ほどなくして、有田に引っ張られるように黒い覆面を被った人物が登場。この人物こそが、渡部だったのだ。自己紹介もなくTKOに加わる形でトリオ漫才が始まり、木下が「どつくぞ!」と言ったその瞬間。渡部は声を張り上げ、「お前が言うな、それ!」「お前さ、それやって、どんだけの人に迷惑かけた?」と切り込んだ。ゲストのサンドウィッチマン・伊達みきお(49)は黒い覆面人物の正体を察したようで、驚きながら「ウソ?!」「なんちゅう3人だよ!」と大絶叫。なおも“自虐ネタ”の漫才は続き、渡部は「謝罪会見はしどろもどろになって、なんぼなんだよ!」「ここに俺らが立ててることを、ありがたく思わなきゃダメ!」と声量を上げてツッコミを入れていた。
2023年12月31日年の瀬に波紋を広げるダウンタウン・松本人志(60)の“性加害疑惑”。芸能人たちも、報道に対する私見を明らかにしつつある。疑惑を報道した「文春オンライン」によると、’15年に松本やスピードワゴン・小沢一敬(50)が東京・六本木の超高級ホテルで飲み会を開催。松本らは“ゲーム”と称して、飲み会に参加した女性に性的な行為を迫ったという。松本が所属する吉本興業は、公式サイトを通じて「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」と報道を全面的に否定している。芸能界の大スターに関する疑惑とあって、周囲の芸人やテレビ番組なども“完全スルー”は難しい様子。お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明(52)は12月28日深夜に放送された「おぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ)で、疑惑の真偽は不明としながらも、松本がM-1決勝の前々日に文春の直撃を受けていたことを指摘。そのうえで、「あのM-1であの感じ出せんだよ。あれはすごいな、もうシロだなと思った」と、M-1での態度が堂々としているので、疑惑は嘘なのではないかとの私見を呈した。松本と旧知の仲である今田耕司(57)は、12月29日に放送された『ワイドナショー年末SP』(フジテレビ系)に出演し、「僕が知ってる松本さんと小沢君がとても言うとは思えない」と松本を擁護。自身は記事に書かれているような、松本の素行を目撃したことはないとした。このように松本をフォローする芸人が多いなか、“意味深投稿”をした後輩芸人が。ウーマンラッシュアワーの村本大輔(42)だ。村本は、12月29日にXを更新し、次のように呟いた。《年老いたとはいえ王には王の相応しい終わり方がある》《終わり方に興味がある結局、上岡龍太郎の終わり方を目指すも誰も上岡龍太郎になれず》松本に対するコメントであるかは定かではないが、“王”という言葉からお笑い界のトップに君臨する松本を連想した人も多いようだ。さまざまな感想が飛び交っている。《結構すごい事言ってる》《松本の事かいなあ》《芸人としての松本人志が面白いことは間違いない。あまりジタバタせずに、このままフェードアウトしてほしい》「スタンダップコメディをやりたい」と来年の頭から渡米するという村本。しばし距離を置くことになる日本のお笑い界にどのような思いを抱いているのだろうかーー。
2023年12月30日「M-1グランプリ2023」で、見事優勝を果たしたお笑いコンビ・令和ロマン。初出場にして芸歴最年少ながら、昨年の「M-1」で準優勝に終わり今年の大本命と目されていた「さや香」など歴戦の猛者を打ち破った。その快挙の陰には、令和ロマンの“緻密な戦略”が隠されていた。優勝するには、1stラウンドと最終決戦で計2本のネタを披露する必要があり、これまでの傾向を見ると、多くの漫才師は最大の関門である準決勝を突破したネタをどちらかに持ってくると言われている。しかし、令和ロマンは、今回披露した2本のネタいずれにも、準決勝のネタを使わなかったのだ。決勝終了後に生配信された「M-1グランプリ2023 イブより熱い大反省会!」(Lemino)の中で、ボケの高比良くるま(29)は、用意したネタについてこう語っている。「M-1側にはネタを全部で4本提出してたから、もし順番が違えば、(前のコンビが)しゃべくり漫才であればコントに、コントならしゃべくりにしようかなとか、といろいろ考えていました」準決勝のネタを決勝で披露しなかった前提について、お笑い評論家のラリー遠田氏は「ウケる傾向が違う」と指摘する。「準決勝の会場にいるお客さんは、わざわざライブに足を運ぶほどの熱心なお笑いファンなので、客層としてはちょっとマニアックなんです。だから準決勝の会場では、万人ウケするようなネタよりも、新しさのあるネタの方がウケやすい傾向にあります。でも、決勝はゴールデンタイムのテレビ番組であり、お客さんも盛り上げようとする気持ちが強いので、万人ウケするネタの方がウケやすい。審査員の方々も、その場のお客さんにどれくらい伝わっているか、ウケているかというのは1つの判断基準にはしているでしょう」(以下カッコ内はラリー氏の発言)その上で、令和ロマンのネタ選びの戦略をこう分析する。「1stラウンドのネタは、彼らの持ちネタの中でもわかりやすく伝わりやすいものでした。最初にくるまさんがケムリさんの髭ともみ上げがつながっていることをイジって、そこでお客さんの心をつかみました。その後も、くるまさんが客席に向かって語りかけたりして、お客さんを巻き込んでいきました。最終決戦のネタはコント漫才でしたが、1stラウンドで自分たちがどういう芸人なのかというのが伝わっていたので、最初からお客さんの心をつかんでいました。彼らは戦略的にこの2本のネタを選んでいたと思います」出順や現場の空気を見た上で、“最適解”を選び栄冠を手にした令和ロマンだが、4本のネタを用意することは、決して容易ではない。「そもそも『M-1』で勝てるようなネタを作るのはものすごく難しくて、普通の芸人であれば1年に1本か2本できるかどうか、というようなものです。準決勝と決勝で違うネタを披露するのであれば、強いネタ3本が必要になりますが、それを用意するのは相当難しい。だから、普通は何とか2本のネタを仕上げて、準決勝と決勝では同じネタをやるものなんです。令和ロマンは用意した4本の中からどのネタをやるのかは直前まで決めていなかったそうですが、そのことを聞いたほかの芸人も驚いていました。やろうと思ってもなかなかできることではないからです」そこには、初出場ならではのアドバンテージもあったようだ。「かつて決勝でやったネタをもう一度使うことはできないので、何度も決勝に進出しているオズワルド、真空ジェシカ、ロングコートダディなどは、その度にネタを消費していくことになってしまう。でも、令和ロマンは初めての決勝だったので、これまでに作ったすべてのネタの中からネタ選びをすることができたのがよかったのだと思います」あまり制約がない通常の舞台での漫才と、4分の尺におさめることが求められる「M-1」の漫才は性質が大きく異なる。それゆえ、競技に喩えられることも多い「M-1」だが、今後こうした“競技化”はますます加速していくことになりそうだ。「『M-1』では、決勝の舞台で審査員から評価されて優勝することが最終的なゴールなので、普段ライブや営業でやっているネタとは作り方が根本的に違う。『M-1』で勝つためには『M-1』用の漫才を作らないといけない。点数を落とさないための細部の調整が求められるので、採点競技であるフィギュアスケートなどと似ているところがあるかもしれません。この『M-1』というものを目指して、みんなが戦略を立てて、試行錯誤することによって、漫才のレベルが上がったり、今までになかった新しい形の漫才ができたりしてきたのだと思います」もうすでに来年に向けて多くの芸人が戦略を立てていることだろう。果たして、来年の『M-1』を“攻略”する漫才師はーー。
2023年12月30日ダウンタウン・松本人志(60)の“性加害疑惑”が波紋を呼んでいる。動向に注目が集まるなか、12月29日放送の『ワイドナショー年末ゴールデン生放送SP』(フジテレビ系)がこの件を取り上げた。なかでも指原莉乃(31)が語った私見が、“バランスが取れている”と注目を浴びている。松本の“性加害疑惑”は、26日配信の「文春オンライン」及び27日発売の週刊文春で報じられた。記事によれば、’15年に松本やスピードワゴン・小沢一敬(50)が東京・六本木の超高級ホテルで飲み会を開催。松本らは“ゲーム”と称して、飲み会に参加した女性に性的な行為を迫ったという。しかし松本が所属する吉本興業は、公式サイトを通じて報道を全面的に否定。文春の取材方法に抗議するとともに法的措置を検討する意向を示し、双方の主張が真っ向から対立する形となった。■田村淳は“静観”の構え、今田耕司は松本に寄り添う“擁護”の姿勢番組開始の’13年10月から今年3月の卒業まで、松本がコメンテーターとして出演していた『ワイドナショー』。29日の放送回では、松本の疑惑が真っ先に取り上げられた。まずロンドンブーツ1号2号の田村淳(50)は、「いまの段階で僕たちがコメントすることは、実はなにもなくて」とコメント。いっぽうで、松本が本番組の出演者だったこと、今回の報道がなされている事実から「ここで報じることには意味がある」と述べた。また文春と吉本興業の主張が相反することから、「真実がどうかわからないなか、被害者とされる人、松本さん、スピードワゴンの小沢に対してコメントすることは今の段階では僕はできない」と“静観”する構えを見せた。次に意見を求められた今田耕司(57)は、「記事は読ましてもらいましたけど、かなり記者の思いも入っているというか。小説を読んでるみたいな、女性のインタビューをそのまま記事にしているのか、表現とかもすごいですけど」と驚きの表情。そう前置きした上で、記事内に書かれていた松本の発言は「聞いたことがない」と主張。「合コンをしたことも何度もありますから。そこでそういう発言をしていたのは、僕は生で見て聞いたことはないです」とも強調し、“擁護”とも取れる姿勢を見せていた。■称賛を集める指原、過去には松本人志の「お得意の体を使って」にも猛反論コメンテーターたちの緊張感も伝わってくるような場面だったが、そんな流れに一歩踏み込んだのが指原だった。はじめに指原は、「本人たち以外が“やったやってない”という話をしたり、“女性がついていったのが悪いんじゃないか”という話をネットが今しているじゃないですか。それがそもそも、一種のセカンドレイプなんじゃないか」と問題提起。続けて「そういうのが早くなくなればいいな」「“やったやってない”は、そこ(裁判など)でお話しするべき」と、自らの考えを述べた。松本の報道をめぐっては、一部ネット上で「8年前のことを蒸し返すな」「金目当て」など“被害者叩き”とも取れる書き込みも散見されている。指原はそうした風潮も懸念していたようで、言い添えるようにこう警鐘を鳴らしたのだった。「“8年前のこと”っていうニュアンスも、私はすごくよくない風に感じます。時間が経っても同じように扱うべきだと思うので、被害者とされる方に常に寄り添ってもらえるような雰囲気になったらいいのになと思います」そんな指原といえば、本番組で共演していた松本にも臆することなく意見を述べてきた。「’19年1月放送の『ワイドナショー』で、NGT48の元メンバー・山口真帆さん(28)が暴行被害を受けた事件を取り上げました。当時HKT48を卒業すると発表していた指原さんに、ある共演者が“引退するなら運営のトップに立てば”と提案する一幕が。その意見に対して、指原さんは『偉い人が仕切っても何もできない状況じゃないですか。ただ、私が(トップに)立っても何もできないとは思う』とコメント。すると隣に座っていた松本さんが、『それはお得意の体を使って何かするとかさ、そういう……』と“枕営業”を仄めかすように促したのです。指原さんはその場で、呆れたように『何言ってるんですか!ヤバ』と反論。その2日後にはXを更新し、《松本さんが干されますように》と絵文字を添えてイジっていました。松本さんのコメントはネットで炎上していましたが、指原さんの対応力で沈静化された形でした」(テレビ誌ライター)どのような状況であっても、忖度することなく自分の意見を伝えてきた指原。言葉を選びながらもネットに孕む危険性を指摘した彼女に、SNSやニュースサイトのコメント欄では称賛の声が上がっている。《さっしーは番組で松本人志が悪いとは言っていない。今世の中の松本人志擁護派が言っていることはほぼ内容がセカンドレイプということを端的に伝えてくれた》《指原は、芸能人が腫れ物に触るような物言いしかしていない中、正論(松本を擁護も批難もしてはいないが)を堂々と述べているところはさすがと思う》《指原さんのこの言葉は、松本さんの事が本当か嘘かとかとは関係ないと思いますよ。「年数が経ってる事は関係ない」って全ての性加害告白に対する意見だと思います》
2023年12月30日10月8日から中国でも一般公開されたシャンシャン。その約8カ月前、返還された直後に碧峰峡基地から配信された写真や動画では痩せたように見えて、心配の声があがっていたが、一般公開されたシャンシャンは上野にいるときのようにまん丸顔で食欲旺盛だった。その元気な姿にファンたちも一安心したようだ。その後、11月初めには毎日パンダこと高氏貴博さんと日本のメディア関係者たちがシャンシャンを訪問。聞き覚えのある日本語をたくさん耳にしたシャンシャンは、日本にいたころを思い出したようで、上野にいた当時のように、急に荒ぶってみたり、木登りを始めたり、さらにはガラス越しにファンとハイタッチしたりして、再会した人たちを喜ばせていた。最近では、シャンシャンのいる庭に小鳥が迷い込み、優しく手を差し伸べて遊ぶようなしぐさがSNSで話題に。「上野で友達だったカラスのカタロウみたいだ」「もしかしてカタロウが姿を変えてシャンシャンに会いに来たのでは?」などと、楽しい妄想話でファンたちは盛り上がった。そんなシャンシャンに「一度は会いに行かないと」と年末年始、中国へ行く人が急増している。なかには1カ月も滞在して、シャンシャンとクリスマスを過ごした人や、あまりのかわいさに、1カ月後にまた弾丸ツアーで会いに行くという人も……。ファンはみんなシャンシャンに会うと幸せホルモンが溢れ出てくるようだ。中国に行くのが難しくても、SNSやWEBサイトからお気に入りの画像をダウンロードして待ち受けにしたり、シャンシャンの本を部屋に飾ったりして、幸せ気分を味わうこともできる。いつも心にシャンシャンの笑顔を。
2023年12月30日2023年も残すところあと数日。今年の芸能界もいろんなニュースが飛び交った。そこで今回はコラムニストのおおしまりえさんと2023年の印象に残った芸能ニュースを振り返りながら、芸能トレンドを分析。また2024年に起こるかもしれない芸能スクープを予想していく。■ジャニーズ事務所の性加害が露呈!忖度解禁の時代が到来今年もっとも世間を賑わせた芸能ニュースといえば、やはりジャニー喜多川氏(享年87)の性加害報道でしょう。これにより、「ジャニーズ事務所」は運営体制や社名を変更。今後は被害者救済に努めると宣言しています。ジャニー喜多川氏の性加害は、ファンの間でも噂されていました。それが当人の死後、令和になって当事者から告発されたわけです。こうした“社会における膿”のようなものが、今年は多数明るみになった印象です。たとえば、宝塚歌劇のパワハラ疑惑などもそうでしょう。また今まさに報じられているダウンタウン松本人志さん(60)の報道も、過去の“秘密”が告発されたという内容でした。都内の超高級ホテルで飲み会を開き、“ゲーム”と称して性的な行為を参加女性に迫っていたというもの。週刊文春の記事に対して、吉本興業側は全否定。法的措置を検討していると発表しており、今後の行方に注目が集まっています。ある種のクリーン化が進む背景には文春砲や暴露系インフルエンサーなど、暴露する場の多様化によるところが大きいでしょう。誰もが告発できる時代になり、また人々も暴露報道に敏感になった。その結果として悪いものを悪いと誰もが言える空気や制度が、2023年はより整ったといえそうです。■芸能人のイメージ確保がさらに困難になっている理由2023年も多数の不倫報道がありました。それを見ていると、「芸能人のイメージ確保」の難しさについて考えることが増えました。今や、多くの芸能人が何かしらのSNSツールを使用しています。それによってファンとの距離感を近づけ、より発言力を持つ人がいました。その一方でSNSというナマの情報によって自身が透けてしまい、トラブル時にイメージが崩れてしまうといった弊害も感じます。例えば年内離婚が噂されるタレントのMEGUMIさん(42)と、夫で「Dragon Ash」のKjこと降谷建志(44)さんの離婚疑惑報道です。降谷さん側は別居報道後にInstagramを更新。自身の不倫が原因だったと報じられているなか、「(別居や離婚は)チームの出した決断」と表現。その結果、《自分が原因のくせにダサい!》と批判を浴びることとなりました。“ミュージシャンなのにプライベートがダサい”という批判は、アーティストとしてのイメージにも傷をつけます。こうした個人の発言が人間性を透けさせることとなり、イメージ悪化につながるケースは多数あるように思います。今や芸能人とSNSは切っても切れない関係ではあるものの、“出し方”のお作法について今一度考える時がきているのかもしれません。■SNSを駆使したバトルは、今後も芸能界を賑わすのか?SNSでイメージダウンをする人がいれば、巧みに使って印象操作に励むケースも今年はいくつかありました。1つは、元AKB48でタレントの篠田麻里子さん(37)の離婚騒動です。亀裂の原因として篠田さんの不倫が疑われたことなどが伝えられ、夫婦喧嘩の音声がSNSになぜか流出。篠田さんは不倫の事実を否定していましたが、最終的には離婚。シンママタレントとして活動再開しているものの、復活への道はいまだ険しいものとなっています。いったい誰がどこから流出させたのか謎が残りますが、タレントのイメージが崩れたという意味ではインパクトは絶大だったといえるでしょう。他にも格闘家の才賀紀左衛門さん(34)と事実婚女性の泥沼トラブルが話題となりました。関係が悪化すると、双方がブログで相手の不満を暴露。次第に女性側はメディアへの取材で具体的なDVやモラハラについて語るように。それに伴って才賀さん側の評判も低下しており、女性側の情報発信の効果を実感する結果となりました。■2024年2大トレンド…個人の活動は限界?ここまで2023年の芸能ニュースから、注目の流れを3つピックアップしてみました。これを踏まえ、2024年の芸能界のトレンドを2つ予想してみたいと思います。・個人の時代に活動限界をむかえる人1つは、「個人事務所から芸能事務所への回帰が進むかもしれないこと」です。数年前から、世の中ではフリーランスなどの「個人活動」がブームです。芸能界でも事務所独立をして個人で活動する人が増え、その流れは今も続いています。しかしこうした流れと並行し、今後は個人の活動にやっぱり限界を感じ、事務所所属に戻る人も一定数増え始めるのではないでしょうか。個人で活動すると取り分は増えるものの、調整や交渉など対応すべきことは多く、人により向き不向きがあります。こうしたバランス感覚は芸能人としての知名度とは別軸であり、やってみたら「やっぱり所属したほうが自分の力が発揮できる」と感じる人がそろそろ出てきてもおかしくありません。・「SNS辞めタレント」が出始める2023年の芸能ニュースを読み解く際、SNSとのつながりは切っても切れないものとなっています。そんななか、2024年はSNSから距離を取る俳優やタレントが出始めると予想します。たとえばタレントで女優の田中みな実さん(37)はSNSの活動を当初から一時的なものとし、短期的に人気を博しました。しかし現在は宣言どおり、アカウントを削除しています。こうした戦略的に期間限定の露出にとどめたり、スタッフによる公式運用に留めたりするなど、今後は芸能人の誰もがSNSの活動を常時行うのではなく、運用方法に幅が出るのではと考えます。そもそもSNSとは、個人の活動においてプラスに働く人と、あまり恩恵がない人に分かれます。たとえば告知の必要な芸人さんにとってSNS運用は重要ですが、神秘性も大切なアーティストの方などはプライベート投稿がプラスにならないこともあります。こうしたイメージ戦略とSNSの使い方が、2024年はさらに練られていくことでしょう。2023年も残すところあとわずか。年末年始はビックカップルの結婚や離婚、はたまた特大スクープが多数発せられる時期です。最後まで香ばしい報道を待ちつつ、2023年を締めくくりたいと思います。(文:おおしまりえ)
2023年12月30日「北海道の牛乳を毎日飲ませていただいているおかげで、中学3年間で身長が約40cm伸びました」12月21日に行われたイベントで、こう成長ぶりを明かしたのは俳優の寺田心(15)。3歳から芸能活動を開始し、7歳の時に出演したCMで大ブレイクした寺田も今ではもう中学3年生に。最近では、12月公開のアニメ映画『屋根裏のラジャー』で主演声優を務めるなど、俳優としても目覚ましい成長をとげている。そんな寺田のように、昨今の芸能界では、子役出身俳優たちの活躍が目立っている。“まいんちゃん”として名を馳せた福原遥(25)は昨年放送のNHK朝ドラ『舞いあがれ!』のヒロインを務め、芦田愛菜(19)は来年1月スタートの日曜劇場『さよならマエストロ〜父と私のアッパシオナート〜』(TBS系)で西島秀俊とW主演を務めるなど、その活躍をあげればキリがない。しのぎを削る子役出身俳優たちの中で、最も演技力に定評があるのは誰なのか。そこで本誌は、10代後半から20代前半の子役出身俳優を対象に「演技がうまい/イマイチだと思う」俳優について調査。対象は15歳以上の500人で、クロス・マーケティングのQiQUMOを利用した。本記事では、「演技がうまい」子役出身俳優のランキング結果を紹介するまず第3位に選ばれたのは、鈴木福(19)。1歳で芸能界入りした筋金入りの鈴木は、わずか2歳にして子役としてドラマデビューし、’11年の『マルモのおきて』(フジテレビ系)で人気を決定的なものに。その後もドラマ『一休さん』(12年・フジテレビ系)や映画『KAPPEI』(22年)など数々の話題作に出演。最近では、『仮面ライダーギーツ』(22〜23年・テレビ朝日系)の仮面ライダージーン役も話題を集めた。今年4月からは大学進学を果たし、『ZIP!』(日本テレビ系)の木曜パーソナリティも務めるなど、バラエティ番組にも活躍の場を広げている。代表作での演技やマルチな活躍を評価する声が相次いだ。「マルマルモリモリが印象的」「ジーンとして,仮面ライダージーンとして,私たちに感動を与えてくれたから」「器用さがある」続いて2位に選ばれたのは、浜辺美波(23)。‘11年の『第7回東宝シンデレラオーディション』でニュージェネレーション賞を受賞し、芸能界へ。同年公開の映画『アリと恋文』で早くも主演を果たすなど、デビュー当初から才能の片鱗を見せていた。’17年の映画『君の膵臓をたべたい』での演技が評判を呼び、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、一気に注目女優に。その後は毎年のように主演作品が公開され、今年はついにNHK朝ドラ『らんまん』で主人公の妻を演じ、さらに大ヒット公開中の映画『ゴジラ-1.0』にも出演するなど、若手を代表する女優に。様々な作品で、どんな役柄でも自分のものにする高い演技力を評価する声が多かった。「様々なドラマに出演していて、いろんな役を演じているたか」「ドラマなどで感情が動かされる場面がたくさんあるため」「ドラマでの役に応じた話し方が使い分けられていて役のキャラの特徴を掴んだ演技ができていて、とてもナチュラルな演技だから」「シン仮面ライダー、ゴジラ-1.0と印象深い演技が続いたから」そんな浜辺に2倍以上の票数を集め、1位に輝いたのは芦田愛菜。3歳から芸能活動を始めた芦田は、6歳で出演したドラマ『Mother』(日本テレビ系)での母親からネグレクトを受ける少女の演技が絶賛されることに。第3位に選ばれた鈴木と出演した『マルモのおきて』ではゴールデン帯の連続ドラマ史上最年少で主演を果たすという快挙も達成した。10代前半から主演作品が相次いで作られる圧倒的な売れっ子ぶりで、’19年11月に行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」に出席し、和装で祝詞を述べるという大役も務めるなど、日本を代表する子役出身俳優といえるだろう。子役時代から今にいたるまで、女優として常に成長し続けていることを評価する声が相次いだ。「役への理解力がずば抜けてるから」「子役の頃から仕事をしているので子役の頃も上手だったけど、より上手になっていると思う」「なにやらせてもバランスが良い」「皆よりセリフ読みも、表情も全て上手くて完璧だと思ったから」「子役からずっとやってきているからなのか回りと比べても演技がうまいと思う」横綱相撲を見せつけた芦田。この牙城を崩せる俳優は現れるのかーー。
2023年12月30日岸田内閣の支持率低下が著しい。2023年12月8~11日の時事通信の世論調査では内閣支持率が17.1%、毎日新聞においては12月16日、17日の調査で16%と、ついに10%台にまで内閣支持率が落ち込んでしまったのだ。「マイナンバーカードの利用時に不具合が続出し、『紙の健康保険証を廃止する』とした政府方針が国民の不安を煽ったことで、2023年6月ごろから各社の世論調査で、岸田政権の内閣支持率は下降が始まりました。9月に内閣改造で巻き返しを図ったものの不発、その後は『一人4万円の定額減税』や『低所得者への7万円給付』などの“アメ”をぶら下げましたが、『焼け石に水』の状態でした」(全国紙政治部記者)そして年末にかけて、いわゆる政治資金パーティーをめぐる裏金問題という、政策以外のスキャンダルが追い打ちをかけ「内閣支持率は危険水域」(前出・全国紙政治部記者)に陥っているのだ。就任直後から「聞く力」があると評価されてきた岸田首相だったが、内閣として打ち出してきた政策は、本当に国民の声を聞いてのものだったのだろうか?本誌は、2023年に岸田政権が掲げた政策の中から主なものを7つ挙げ、「いちばんイラッとした岸田政権の政策」を選んでその理由を記してもらうアンケートを、全国の20代以上の男女を対象に緊急実施した。【1】低所得者世帯への7万円給付岸田首相は、物価高騰などへの対策として、住民税非課税世帯への7万円給付を年内に行うとしていた。しかし年末年始に支給が間に合う自治体は全国の2割弱という状況だ。住民税非課税世帯とは、生活保護法による生活扶助を受けている人や、障害者、未成年者、ひとり親などで、前年の世帯全員の合計所得金額が135万円以下の人などが該当する。この給付に対して、アンケートでは「イラッとした」政策の第2位となる81票を集めた。コメントは以下のとおり。《納税者を無視しているように思う》(46歳男性)《低所得者ばかり支援されている。私はギリギリ低所得ではないのでいつも対象外》(44歳女性)《不公平》(35歳男性)一部の人のみを7万円給付の対象としていることが、給付を受けられない人からすれば、不公平に感じられるのかもしれない。【2】防衛費増額2位とは1票差で「イラッとした」政策の第3位となった防衛費増額。政府は、2023年度から5年間の防衛力整備の水準を、現行の計画の1.6倍にあたる43兆円程度として進めている。その初年度である2023年度は、前年度から1兆4千192億円の増額となった。前年度からの増額は例年500億円程度だったことを考えると、かなり跳ね上がったことになる。「イラッとした」というアンケートの回答を見てみよう。《国民の生活のほうがよっぽど大変なのに、そちらに金を増やしてる場合か》(61歳男性)《防衛費増額より物価高などに充てるべき》(52歳男性)《他に使うべきとこがある》(52歳女性)予算の枠を増やすのは「防衛費ではない」という声は根強いようだ。一方で防衛費の増額に「イラッとする」という声は、違う角度からも……。《アメリカにおんぶにだっこ状態は良くない。防衛費にももっと自主性がほしい》(75歳女性)《アメリカの機嫌取りで国民を見ていない》(60歳男性)1960年に現在の日米同盟が締結されて以降、防衛費に関して、常にアメリカの意向が強く反映されているという見方は多い。対米政策において岸田首相の「聞く力」が存分に発揮されてしまっている可能性も十分にある。【3】紙の健康保険証の廃止岸田政権の支持率を大きく下落させた「紙の健康保険証の廃止」は、「イラッとした」政策アンケートでも91票を獲得し、第1位となった。12月22日に政府は現行の「紙の健康保険証」の廃止時期を盛り込んだ政令を閣議決定。これにより2024年12月2日に現行の健康保険証は廃止となり、この日以後、基本的にはマイナンバーカードを保険証として使用することになる。しかしながらマイナンバーカードを保険証として使用した人の医療データに、別人のものが間違って紐づけられてしまうなどのミスが相次いで発覚したのは記憶に新しいところ。その人にどんな病気があって、どんな薬を処方されているかといった個人情報が、マイナンバーカードと一体化した保険証によって流出してしまうのではないか、などの不安を、多くの人が抱く結果となった。今回のアンケートで、紙の健康保険証の廃止に「イラッとした」と答えた人の理由は以下のとおり。《なんでペーパーレスでないとダメなのか》(79歳男性)《様々な理由でマイナンバーカードを作れない人もいると思うので、紙の保険証は残したほうがいいと思います。マイナンバーカードに保険証を紐付けするのは情報漏洩が心配です》(64歳女性)《マイナンバーカードの強制加入に違和感がある。個人情報をコントロールされているようで、情報漏洩も含め不安に感じる》(55歳男性)紙の保険証を持ち続けたい人や、マイナカードとの紐付けに抵抗のある人が、少なくないことがわかった。これに対して政府は、2024年12月の廃止後も、最大1年間は紙の保険証が使用可能だとし、マイナ保険証がない人には、資格確認書を発行する予定だとしている。一方、医療機関側で業務に支障が出ているという声もあった。《医療機関に勤めているが、余計な仕事が増えたうえに、マイナンバーカードだと目視で番号を確認したりできない》(39歳女性)医療現場ではすでに、本来の仕事ではない作業が増えたりしているなかで、2024年12月、本当に紙の保険証は廃止されてしまうのだろうか。【4】少子化支援金1兆円の徴収年3.6兆円もの少子化対策を盛り込んだ「こども未来戦略」が2023年12月22日に閣議決定。児童手当の拡充や、多子世帯の大学などの授業料無償化といった施策の、財源のひとつが創設される支援金であり、医療保険料と併せて約1兆円規模が、新たに徴収されると予想されている。ただ現段階で政府は、国民に実質的な負担が生じないようにするとしており、先が見えない状況でもある。今回の「イラッとした」政策アンケートでは4位。その回答理由を見てみよう。《逆に少子化を推進するような政策を打ち出している》(50歳女性)《本当の少子化解消の道筋にならない手法だから》(54歳男性)《少子化対策の重要性は理解できますが、その予算確保に向けては規定予算の見直しなど、安易に国民の負担増を招くことのないようにすべき》(72歳男性)《一般国民は、今も節約しながら何とか生活している。それでもまた、医療保険の保険料から徴収されるとはどういうことか》(63歳女性)《子どもがいない世帯には得がない》(47歳女性)近年の少子化を巡る問題で、子どもの出生数とともに際立ってきているのが、婚姻数の激減であるといわれている。子どもがいる世帯への支援のために、子どもがいない、あるいはこれから子どもを持とうとしている人に負担を強いるのは、少子化対策に逆行する策であり、政府の少子化施策の矛先が違うと考えている人も多いことが、今回のアンケート回答から見て取れる。【5】一人4万円の定額減税岸田首相が宣言した「一人4万円の定額減税」。2024年6月に始めることが発表されたが、アンケート実施段階では半年も先のことであり、実感に乏しいようだ。内閣支持率の上昇にもほとんど効果がみられなかったようである。今回の「イラッとした」政策では5位となったアンケートの回答理由を見てみよう。《何の足しにもならない。やった感を出すためだけにやるのだろう》(62歳女性)《ただのバラマキ給付金だから》(39歳男性)《増税前のバラマキ》(70歳男性)《たかが4万円の減税ぐらいでは何も変わらない》(58歳女性)定額減税をエサとして「増税」があるという意識を持つ人が多いのかもしれない。なかには多くの人が思わずウンウンと頷いてしまうような回答も。《全く国民を理解できていない》(35歳男性)【6】賃上げ政策2023年の春闘では、記録的な物価高が根底にあるためか、賃上げに踏み切る会社が多かったという。経団連の集計によれば3.99%の賃上げ率で、31年ぶりの水準だというが、果たしてその実感が国民にあるかというと……。「イラッとした政策」6位のアンケート回答を見てみよう。《結局給料は上がらないから》(41歳女性)《実際に賃上げされていないから。その割に全体的には賃上げが進んでいて、増税の話が浮かんでいるから》(38歳男性)2023年は「賃上げ」に喜ぶどころか「値上げ」に苦しむ日々の連続だったという声が多かった。【7】電気・ガス代補助金2022年1月から始まったガソリン代への補助に加え、2023年1月からは電気・ガス料金の補助を政府は開始。一般家庭の場合、電気代が1kwhあたり7円、ガス代が1㎡あたり30円の補助金額で、当初2023年10月までの予定だったが、物価高が続いていることにより、11月以降も延長された。だが補助金額は半分に減額されている。今回の「イラッした」政策アンケートでは一番回答数が少なかったが、それぞれの回答理由を見てみよう。《地域によって暑すぎる(寒すぎる)時期のいちばん電気代やガス代が高い時期に減額するなら納得できるが、何でもない時期(秋や春)に減額されてもなぁと思った》(47歳女性)《補助金出すくらいなら単純に(値段を)下げれば良いと思う》(21歳女性)やはり、庶民が何に苦しんでいるのか、理解されていないという声が多い。最後に、アンケートに提示した7つの政策以外への回答も紹介しておこう。《国民からお金を取るな、政治家の給料を減額しろ》(54歳女性)《自分たちの給料はすぐ上げるのに国民の所得税減税は来年ってどうかと思う。反対に減らしてもいいぐらいだと思う。いろいろ特権もあり給料もらいすぎ。それでも足りないというのは何も考えず人の金だからザルみたいに使っているからでは? もうちょっとカチッとできる人がいないのかな》(65歳女性)これらはどちらも岸田首相の政策というより、政治家、国会議員全体に対する苦言。岸田首相が眼鏡越しに何かを訴えても、われわれは「聞く力」ならぬ「聞く気力」も出ないといった感に陥っているのかもしれない。だが、無関心がいちばん怖いところ。放っておくと、その間にどんな法律が閣議決定されるかわからない。期待できずとも、2024年も政治家と政策に注視を続けなければならない。【2023年「いちばんイラッとした岸田政権の政策」ランキング順位】1位:紙の健康保険証の廃止…91票2位:低所得者世帯への7万円給付…81票3位:防衛費増額…80票4位:少子化支援金1兆円の徴収…71票5位:一人4万円の定額減税…66票6位:賃上げ政策…60票7位:電気・ガス代補助金…10票【調査概要】実施期間:2023年12月19日調査対象:20歳以上の男女500人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』などを使用)
2023年12月30日発足から2年経つも、ここ3カ月の内閣支持率が最低を更新し続けている岸田政権。不支持が加速した背景には、経済対策のグダグダぶりをはじめ、国民が物価高で苦境にあえぐなか自民党派閥の政治資金パーティーによる“裏金疑惑”が大きく影響している。NHKが12月に行った世論調査によると、支持しない理由に「実行力がないから」「人柄が信頼できないから」と岸田首相の政治手腕を疑問視する声も多い。こうした声を受けてか、12月22日放送の『よんチャンTV』(MBSテレビ)内で元自民党政調会長の亀井静香氏は、次回以降の選挙について「自民党は女性の党首でないと選挙できないな。上川(陽子)か高市(早苗)かどっちかがなるよ」と発言するなど、日本初の女性総理の機運も高まっている。果たして、同性から最も「初の女性総理になってほしい」と支持を集めている政治家は誰なのだろうか。そこで本誌は、20歳以上の女性500人を対象に「総理になってほしい女性政治家」のアンケート調査を実施。クロス・マーケティングの「QiQUMO」を利用した。その結果を、ランキング形式で発表する。まず、3位に選ばれたのは、自民党の高市早苗(62)衆院議員。高市氏は、テレビ朝日のキャスターを務めたのち、’93年の衆院選で初当選。’06年の第一次安倍内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣し、その後の第二次安倍内閣では女性初の総務大臣に就任。’21年には自民党総裁選に出馬したものの落選し、現在の岸田内閣では、内閣府特命担当大臣と経済安全保障担当大臣を兼任している。目標とする政治家として、マーガレット・サッチャーの名を挙げている高市氏。“鉄の女”を踏襲しているようで、直近では、自身が発足した経済勉強会に党内から批判があがったことに対し、Xで《現職閣僚が担務外の政策を同僚議員と一緒に勉強する事の何が悪いのか、意味が分からん》と真っ向から反論。このような毅然とした態度に、好感をもつ女性は多いようだ。「はっきりとした変わらぬ主張や精神に共感している、唯一無二の保守の女性政治家だと思うから」「自分の意見を言えてまわりを引っ張っていける力を持っていそうな人だから」「とても賢くしっかりとした政治家としてのスタンスを持っている」「政治の知識が有り、ブレがない所」また、安倍内閣のもとで長くキャリアを積んだ経験から「安倍元首相の後継者」としての呼び声も高く、「高市さんは、女性とか関係なしに、安倍総理の思想を受け継ぎ、日本を大事に、リードしてくれると思っているので、ぜひなってほしい」と、期待を寄せる声もあった。続いて、2位に選ばれたのは田中眞紀子氏(79)。「日本列島改造論」を唱え、高度経済成長を支えた父・田中角栄さんの背中を追って、’93年に衆院選挙に初当選し政界入り。翌年いきなり村山富市内閣で初入閣を果たし、’01年の小泉内閣では女性初の外務大臣を務めた。しかし、’02年に秘書給与流用疑惑の責任をとる形で議員辞職し、’03年には自民党を離党。09年には夫ともに民主党に移り、野田内閣では文科相を務めるも、過激な言動などから地元の支持を失い12年の衆院選挙で大敗。’14年の衆議院議員総選挙への立候補を見送って以来、表舞台からは姿を消し、政界からは事実上引退している。そんな田中氏だが、今年12月8日に突如永田町で記者会見を行い「皆様聞こえますかこのドラ声が。11年ぶりに永田町の土を踏みました。相変わらず空気がきなくさい」と“眞紀子節”を見せた。政治資金問題が騒がれるなか“帰還”したこともあって、以前のような発言力を期待する声が多く寄せられていた。「古株の政治家にも物怖じしたり忖度しなそう」「相手が誰であろうと、言いたいことはバシッと言ってくれそうだから」「田中眞紀子は歯にきせぬハッキリ物事を言うので今の平和ボケしてる政治家に喝を入れて欲しい」また、浮世離れした感覚を持つ政治家が多いことから、田中氏が政界から一旦引退していることをあげて「統率力がありそうだから。経験もあり、現在は議員の座を退いていることから、一般庶民の生活も生身で観察出来ていそう」と庶民感覚を期待する声もあった。そんな田中氏を抑え、1位に選ばれたのは都民ファーストの会の小池百合子氏(71)。アラビア語通訳者からニュースキャスターに転身し、’92年の参院選で当選。小泉内閣で環境大臣などを務めたのち、’06年に発足した第一次安倍内閣では女性初の防衛大臣に就任。また、’08年には女性として初めて自民党総裁選にも出馬し、’16年には女性初の東京都知事に就任し、’20年に再選を果たした。ほかの女性政治家と比較して“女性初”の実績が多い小池氏だけに、その手腕を期待する声が多かった。「都知事になってる人だから、総理大臣にもなる力があると思うから」「都知事としても経験があり以前は衆議院議員もしていた政治家経験が他の人よりも長くいろいろな政策を打ち出していることに期待がもてる」「リーダーシップがあるし、都政である程度の成果も上げていると思う」また、コロナ禍での小池氏の対応を評価する声も多い。東京オリンピック・パラリンピックの開催や外出の自粛要請など世論が大きく分かれるような問題に数多く直面していたが、「コロナ対策で頑張った」「コロナ禍の大変な時もよく働いていたから」などと、おおむね肯定的に捉えられているよう。首相になってその経験を生かしてほしいという声が多く寄せられていた。「東京都知事の実績を活かして 頑張ってもらいたいから」「大都市の東京都を上手にまとめ、新しいアイデアやリーダーシップがあると感じています。しがらみに引きずられる事の無い決断力や行動力に期待を持ちます」「コロナ禍で都民のために奮闘していた姿が印象に残ったので」岸田首相は解散時期について明言はしていないが、年明け近くに行われるという見方もある。果たして、このなかから”女性初”の総理大臣が誕生するのか――。
2023年12月30日