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ひなたぼっこ、みたいな人だ。彼がいるだけで、周りがぽかぽかと温かくなる。不要な威圧感や緊張感を人に与えない。坂口健太郎の周りには、野の上でまどろむようなのどかな時間が流れている。なぜ坂口健太郎はこんなにも健やかでいられるのか。その言葉から見えてくるのは、何かと息苦しい令和の時代に必要な“他者と自分との距離の置き方”だった。どんな名優でも勝てない唯一のもの坂口健太郎が演じる役は、どこか彼の持っている空気がそのまま溶け込んでいるような印象がある。役の性格が、彼本人に似ているとか、そういうことではない。坂口健太郎という肉体を通して演じることで、役の人間らしさが膨らむ。その演技スタイルは、若き日に受けたある演出家の薫陶があった。「『かもめ』という舞台をやるとき、演出の熊林(弘高)さんに聞いたんです。『かもめ』の時代背景を調べたり、僕が演じるトレープレフという役をこれまでやってきた役者さんのお芝居を見て勉強しておいたほうがいいですかって。そしたら熊林さんが、どちらでもいいですと。勉強してきたら勉強したあなたの芝居になるし、勉強しなかったらしなかったあなたの芝居になる。そのどちらがいいとは言えない、と」まだ俳優デビューから3年目の若手にそう告げて、名演出家は続けた。「ただ、少なくともこれまでトレープレフを演じてきた数々の名優に今のあなたが芝居で勝つことはできません。じゃあ、そんな名優が唯一あなたに勝てないところはどこか。それは、あなたが演じるということです。誰もあなたには勝てないんだから、あなたはあなたのままやりなさい、と言ってもらって、なるほどそうなんだなと。芝居を続けていく上で、あの言葉は今でも時々思い出すくらい大切なものになっています」自分がその役を演じる意味を見つける。坂口健太郎はいくつもの役とそんなふうに寄り添いながら演じてきた。11月14日(木)より世界配信されるNetflixシリーズ『さよならのつづき』で演じた成瀬和正も、坂口健太郎という器に注ぎ込むことで命を得た。脚本は、岡田惠和。共に主演を務めるのは、有村架純。坂口にとって縁の深い布陣だけに、撮影に入る前段階から作品づくりに深く関わる機会があったという。「まだ台本になる前――プロットの段階だったんですけど、こういうストーリーを想定していますというのを聞いて。僕と架純ちゃんから意見を伝えさせてもらいました。実は、初期段階では僕とミキさんが結婚していなかったり、逆に結婚して子どももいる世界線もあったんですよ。ただ、子どもがいるとちょっと難しくなるんじゃないかとか、結婚していないと好きになってはいけない人に心臓が動いてしまう切なさが薄まるんじゃないかとか、そういう話をいろいろとさせてもらいました」心臓に息づく知らない誰かを演じる難しさ妻・ミキ(中村ゆり)とささやかな生活を送る大学職員の成瀬和正。幼少の頃から体が弱い成瀬は、自分の人生の「終わり」をかすかに感じていた。そんな中、心臓移植手術が成功し、成瀬の人生に思いがけない「つづき」が訪れる。だがその心臓は、さえ子(有村架純)の亡くなった恋人・雄介(生田斗真)のものだった。性格も生い立ちも別人。だけど、その体には愛した人の心臓が息づいている。さえ子と成瀬の関係は、いつしか他の誰も踏み込むことのできない特別なものとなっていく。「成瀬の中でどんどん雄介のパーセンテージが大きくなっていく。でも、時々成瀬に戻ることもあって。今、雄介が何パーセントかなんてことは説明のしようがないから、もう感覚でやるしかないんですよね。撮り終わった今も、正直まだ何が正解だったのかわかっていないところがあって。架純ちゃんに聞いたり、監督に聞いたり。次はもうちょっと雄介を出してみようかって、何パターンか撮ったりもしました」その一つが、雄介の親友・健吾(奥野瑛太)と対面する場面だ。「そこで成瀬は心臓がさえ子を求めているのか、それとも自分自身が求めているのかわからないと吐露するんですけど、監督からオッケーが出たあとに、僕からもう1回やらせてほしいとお願いしました。普段、自分からこっちのパターンを撮ってもいいですかと言うことって僕はあんまりなくて。それくらい正解が何かわからなかった。でもきっとどれも間違いではないと思うんです。ただ、いろんなパターンを試せれば、その中から監督に選んでもらったものが正解だったんだと納得できる。きっと一つのパターンしかやってなかったら、同じ演技でも最終的な自分の受け止め方は違ったんじゃないかな」愛する夫の心が、少しずつ別の女性へと傾いているかもしれない。妻・ミキの胸中はそんな猜疑心にかき乱される。脚本について話し合う中で、坂口はミキのためにこんな提案をした。「詳しくは言えないんですけど、8話に雪の道のシーンがあって。もともとあのシーンは台本にはなかったんです。だけど、ここで成瀬とミキのシーンが見たいという話を僕のほうからしました。そうでないと、ミキが救われないなと。特に成瀬の台詞があるわけじゃないんですけど、あそこはすごく大事なシーンになったんじゃないかと思います」雄介の心臓を宿した成瀬は、突然今まで弾いたことのなかったピアノが弾けるようになる。かつてドラマ『ごめん、愛してる』でピアニスト役を演じた坂口だが、本作のために約1年前から練習に取り組んだ。「(『ごめん、愛してる』で演じた)サトルのときはめちゃくちゃ難しかったんですよ。指が全然追いつかなくて。でも、そのイライラしてくる感覚が、思うようにピアノが弾けないサトルの苛立ちと重なるところがあったから、うまくそれを使えたんですけど、今回はまた別。雄介の心臓によって成瀬は急にピアノが弾けるようになる。そのことに戸惑いこそすれ、弾けない苛立ちとはまったく無縁で。正直、弾きながら自分と共鳴する部分があるかと言ったらあんまりなかったです。なので、いつもピアノの練習に行くときは、途中から違う曲を練習していました(笑)」ちなみに、こっそり弾いていたのは坂本龍一の『戦場のメリークリスマス』だったそう。「まずスタジオに行ったら、この作品で使う『I WANT YOU BACK』を弾いて。20分くらいしたら、先生にお願いして『戦メリ』を教えてもらっていました。でも、得意なのはやっぱり『I WANT YOU BACK』かな。『戦メリ』はある程度弾けるようになったんですけど、まだ人に聴かせられるようなレベルじゃないです(笑)」対人関係も、自分の悩みも、重要なのは距離感心臓移植によって、自分の中にもう一人の記憶を持つようになった成瀬。自分の中に別の誰かがいる、という意味では役を演じる俳優も似たところがあるのかもしれない。「確かに。考えたこともなかったな。でも、そこで言うと僕は役が抜けるのがめちゃくちゃ早いんですよ。なんだったら、その日の役も寝たらすぐなくなるくらいで。何年か前に同じ期間に作品がいくつか重なったことがあって。午前中はこの役で、午後は別の作品の違う役、みたいな状況が続いたんですね。そこに対応しようと思ったら、役を残す余裕がなかった。それに慣れたせいなのか、あるいはもともと切り替えが得意だったからかわからないですけど、役が残ることがあまりない。新陳代謝のスピードが早いんです。もちろんカメラが回ったら役になりますけど、なんならその直前まではわりと自分でいることが多いかもしれないです」「代謝」という言葉を坂口はよく使う。たとえば、劇中ではコーヒーがキーアイテムとなっている。コーヒーのように自分をリラックスさせているものは何かと聞くと、「僕は普段からあんまりストレスが溜まることがない」と前置きを入れた上で、こんな話をしてくれた。「たぶんストレスの代謝がいいんです。その代謝を上げてくれているのが、人との会話。誰かとご飯を食べながら、なんでもない話をしているうちに、気づいたら胸に生えていたチクチクが溶けている。だから僕は人と会ってる時間が好きなんだろうなと思います」自らのストレスで自家中毒を起こさない。坂口健太郎がいつも朗らかな空気をまとっているのは、ガス抜きの方法をちゃんと身につけているから。必然的に、坂口の周りは時の流れがちょっと穏やかだ。でもそれも、ちょっとした空気の澱みに敏感な坂口の気質によるところが大きい。「やっぱり現場ってしんどいことも多いから、僕は現場で働く人たちにできるだけ楽しみを見つけながら働いてほしいなと思っているんですね。だからちょっと摩擦が起きてるなと感じるところを見つけたら、あえてちょっとバカなふりをするじゃないですけど、みんなが近寄りがたいよねと線を引いてるところに、まるで知らない顔をしてポンッて入っちゃう。それで、ちょっとでも空気が良くなればいいなって。特に僕もキャリアを積んで、現場での自分の声というものが強くなっているのを感じているからこそ、そういう影響力をプラスの方で活用していきたいなって心がけていますね」坂口の美徳は、こうした明るさがまるで押しつけがましくないところだ。自己愛の強さは自他共に認めるところだが、決してナルシズムは感じないし、人を疲れさせるような過剰なポジティブ信仰もない。他者への尊重が、坂口のマインドにある。「それは僕があきらめが早いからかもしれない。たとえばすごく悩んでいる人がいたとして、共感はできても、その人の悩みを完全に理解することは無理。だから、僕から『こうしたほうがいいんじゃない?』とも言わないし、言うことをあきらめているところはありますね」つまり、距離感のとり方が絶妙なのだ。程よい車間距離をとり、近視眼的にならない。執着とも、依存とも、勝手な期待とも遠い場所から、坂口は優しい眼差しで他者を見つめている。「悩んでいる人って、どうしても視界が狭くなって、頭を抱えている問題に近づきすぎてしまう。そういうときに僕みたいな人間が外から『なんでもいいんじゃない?』というスタンスで声をかけることができたら、その人もふっと我に返るというか、悩みと距離を置ける気がするんです。そういう声かけができる人間であれたらいいなと思うし、そんなふうに人と関わっていけるのが僕の理想でもあります」決して他者の悩みを軽視しているわけではない。むしろその逆。みんなそれぞれ苦しいことがあるとわかっているから、息をつける場所をつくりたいと願っている。彼が健やかなのは、行き場のないモヤモヤとの上手な付き合い方を、ちゃんと心得ているからだ。「僕もしんどいなと思うことはあるし、ミスすることもあります。そういうのって、そのときはすごく大変な悩みでも、時間が空くと大したことなかったりするんですよね。実際、5年前に悩んでいたことを、今も悩み続けていることってあんまりない。だから、悩んだときはその物事とちょっと距離を置いてみる。距離が離れると、つっかえ棒がパタンと落ちるように、胸につかえていたものが軽くなることってあると思います」坂口健太郎を動かすモチベーション俳優デビューから10年。ヒット作を積み上げ、俳優としての基盤を築き上げてなお、精力的に活動し続けている。特にこの1年は海外のファンと接する機会も増え、活躍の場は国内にとどまらない。けれど、不思議なくらい坂口健太郎からは野心や欲を感じない。人気とか、名誉とか、そうしたわかりやすいモチベーションとは別の何かをエンジンにして動いているようにさえ見える。「昔、あるオーディションで『坂口くんは普通だね』と言ってもらったことがあって。その普通さが新鮮だったそうなんです。それを言われてから、この普通な感じは自分の強みなのかなって。もちろんどの作品にも真剣に取り組みますけど、肩の力を入れすぎないようと思っているところはあるかもしれないです」だから、モチベーションのベクトルも自分には向けない。坂口健太郎を動かすのは、他者だ。「自分の欲みたいなものは、原動力にはならないですね。それよりも、今話したみたいに、みんなの働く環境が良くなるなら、ちょっと頑張ってみようとか、そっちの方が自分には合ってるというか。この作品に出演を決めたのも、エグゼクティブプロデューサーの岡野(真紀子)さんから作品に対する想いを聞いて、そのエネルギーにほだされたとことが大きかったです。台本を読んだときの最初の感覚とかも大事なんですけど、今の僕にとってはそれよりも誰とやるか。旗を振る人の熱量に、じゃあ僕も頑張ってみようかと触発されるんです」.自分のためよりも、誰かのために。揺るぎない自己愛を持ちながら、決して利己的にはならず、どこまでも献身的。坂口健太郎にひなたぼっこのような温かさを感じるのは、彼の笑顔が誰かを楽しい気持ちにさせるためのものだからかもしれない。Netflixシリーズ『さよならのつづき』11月14日(木)より全国配信★「BOYSぴあ編集部」Xアカウントをフォロー&リポストで、坂口さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】①BOYSぴあ編集部( @boys__pia() )のXアカウントをフォロー。②該当ポストを応募締め切りまでにリポストしてください。【応募締め切り】2024年11月25日(月) 23:59まで#坂口健太郎() さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】①本アカウント( @boys__pia() )をフォロー②本投稿をリポスト※応募締め切り:2024年11月25日(月) までインタビューはこちら! @kentaro_s_711() #さよならのつづき() #さよつづ() pic.twitter.com/e2dXY7TdVQ()— BOYSぴあ編集部 (@boys__pia) November 11, 2024()【注意事項】※当選者の方には11月26日(火) 以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。取材・文/横川良明、撮影/友野雄スタイリスト/壽村 太一(COZEN inc)ヘアメイク/廣瀬瑠美
2024年11月11日『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が長く温めてきた自信作、『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』が11月22日(金) にいよいよ全国公開される。気弱で真面目な税務署員(内野聖陽)と強気で頭脳明晰な詐欺師(岡田将生)、この相容れないふたりが、意外な事情でタッグを組み、大企業の巨悪社長に罠をしかけるさまは、圧巻にして痛快!コンゲームの旨味が凝縮された展開にワクワクさせてくれる映画です。『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』詐欺や騙し合いをテーマにした犯罪サスペンス、いわゆるコンゲーム映画のおもしろいところは、「嘘」を「本当」だとターゲットに思わせるためのトリッキーな仕掛けとその巧妙さ。 長澤まさみ主演の『コンフィデンスマンJP』や、この夏話題になったNetflix『地面師たち』もそうだけれど、変装や演技だけでなく、犯罪技術の専門家たちが知識やスキルを活かして、とんでもない偽造をほどこしたりする。"インポッシブル"な悪事を"ポッシブブル"にしてしまうある種の爽快感が醍醐味なのだ。そのあたり、この映画もコンゲームの王道をいっている。主人公は、マジメに税務署づとめをしてきた、どちらかというと“事なかれ主義”の熊沢(内野聖陽)。彼はある日、正義感の人一倍つよい部下・望月(川栄李奈)が巨大企業の社長・橘(小澤征悦)の脱税疑惑をあばくため暴走し始めたのを止めようとして、理不尽なトラブルに巻き込まれ、堪忍ならない事実を知ってしまう。さらに追い打ちをかけるような出来事が。家族にせがまれ、車を買い替えようとして、巧妙な詐欺に引っ掛かってしまったのだ。親友の刑事(皆川猿時)に助けられて、犯人・氷室(岡田将生)を捜しだすが、その氷室が、大胆な提案をしてきた──。「橘社長が脱税した10億円を、本人から徴収してあげる。だから見逃して」というなんとも悪魔的な誘い。方法は土地取引詐欺、いわゆる“地面師”をやるという……。かくして、税務署員とイケメン天才詐欺師+クセ強の仲間たちの大がかりなミッションが始まる。ここからがスリリングで面白い。詐欺チームとして集められたのは、どんなキャラにも完璧に成りきる・白石(森川葵)、メカニックを知り尽くした偽造の達人・丸(上川周作)、当たり屋の村井(後藤剛範)、これに、橘に恨みを持つ闇金業者の五十嵐(真矢ミキ)とそのクレイジーな娘・薫(鈴木聖奈)。それぞれに見せ場があるが、“ワイルド・スピード”森川葵の七変化ぶり、連続テレビ小説『虎に翼』にも出演した大人計画・上川周作のとぼけた職人技が、なかなか刺激的。犯行グループ以外のキャストも絶妙。ターゲットとなる橘役・小澤征悦の悪人ぶり。税務署長役・吹越満のうさんくささ。熊沢の親友で刑事の皆川猿時や神野三鈴といった顔ぶれ、みな、うまい。原作は、あの “マブリー”ことマ・ドンソクが税務署員に扮した韓国ドラマ『元カレは天才詐欺師 38師機動隊』。上田慎一郎監督は、『カメラを止めるな!』(2017) が公開される前に伊藤主税プロデューサーから勧められて観て、「滅茶苦茶面白かった」ととびついたそうだ。おそらくその時「自分ならさらに面白くできる」と考えたにちがいない。プロデューサーの狙いはドンピシャ。監督と、テレビ『相棒』シリーズも手がけた脚本家・岩下悠子が、プロットから作り変えた。脚本執筆に1〜2年、コロナ禍による趨勢の変化にもぶち当たり、なんと14稿まで改稿し、完成させたそうだ。“カメ止め”のあっと驚くどんでん返しや、あえてのチープな作りなど、上田慎一郎監督は奇抜なアイデアがウリだと見ていたけれど、今作は正統派で仕上げられたウェルメードなサスペンス。適度にツッコミどころもあり、そのあたりは、観終わってああじゃこうじゃいう愉しみも用意されて?いるのかな。サブタイトルの「公務員と7人の詐欺師」は、西部を舞台にした詐欺師もの『テキサスの五人の仲間』をほうふつとさせるとか、『オーシャンズ11』みたいなところもあるな……とか、映画好きの心を駆り立て、さまざまな記憶を思い起こさせてくれる作品です。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】渡辺祥子さん(映画評論家)「…………詐欺と友情の物語⁉ の誕生だ。」渡辺祥子さんの水先案内をもっと見る()中川右介さん(作家、編集者)「……こういう映画の常として、観客も作り手に騙されるので、ご用心……」中川右介さんの水先案内をもっと見る()(C)2024アングリースクワッド製作委員会
2024年11月11日Dragon AshとThe BONEZの2組によるスプリット・ツアー『Straight Up Tour』の追加公演が12月30日(日)東京・Zepp Hanedaで開催されることが決定した。ロックシーンをそれぞれのフィールドで開拓してきたDragon AshとThe BONEZがタッグを組んだStraight Upプロジェクトで、The BONEZにDragon Ashのボーカル・KjをフィーチャーしたThe BONEZ「Straight Up feat. Kj」を配信リリース。そして、The BONEZのボーカル・JESSEをフィーチャーしたDragon Ash「Straight Up feat. JESSE」を配信リリース。両楽曲を引っさげたスプリット・ツアー『Straight Up Tour』が全国9公演で開催。ツアーは、各会場ソールドアウトとなり、本ツアーを締めくくる追加公演が行われることとなった。チケットは、11月19日(火)23:00まで先行抽選受付中。また、The BONEZ×Dragon Ashで、初のTHE FIRST TAKEに出演。両バンド全員でのパフォーマンスによる「Straight Up feat. Kj」を公開している。THE FIRST TAKE「Straight Up feat. Kj」<ライブ情報>The BONEZ × Dragon Ash『Straight Up』 Tour 追加公演12月30日(日)東京・Zepp Haneda (Tokyo)開場18:00 / 開演 19:00【チケット情報】1Fスタンディング 7,500円(税込/ドリンク代別)2F指定席 8,000円(税込・ドリンク代別)学割1Fスタンディング 4,900円(税込/ドリンク代別)2F指定席 5,400円(税込/ドリンク代別)先行受付:11月19日(火)23:00まで<リリース情報>Dragon Ashシングル『Straight Up feat. JESSE』配信中配信URL: BONEZシングル「Straight Up feat. Kj」配信中配信URL: 『Straight Up』特設サイト ()Dragon Ash オフィシャルサイト: BONEZ オフィシャルサイト:
2024年11月11日2010年4月の開館以降、40本の企画展を開催してきた東京・丸の内の三菱一号館美術館。2023年4月から設備メンテナンスのために休館していた同館が、コレクションを代表するトゥールーズ=ロートレックの作品群と、現代フランスを代表するアーティストのソフィ・カルの作品を紹介する再開館記念展を、11月23日(土)から2025年1月26日(日)まで開催する。主に19世紀後半から20世紀前半の近代美術をテーマに企画展を開催してきた同館だが、美術館とは、時代の変化に応じて常にその活動を見直す必要があるとの考えから、現代美術家との協働にも取り組んでいる。今年、高松宮殿下記念世界文化賞の受賞が話題となったカルの招聘は、実は2020年の開館10周年記念展のために予定されていたという。だが、世界的な感染症の蔓延により、プロジェクトは延期。今回は、そのカルを招いての待望の展覧会となる。アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《エルドラド、アリスティド・ブリュアン》、1892年、リトグラフ/紙、三菱一号館美術館蔵展覧会名にある「不在」は、カルが提案したテーマだ。1953年にパリで生まれたカルは、自身と家族や恋人、あるいは他者との関わりを、写真や映像とテキストを組み合わせて作品化してきた。「不在」や「喪失」についての考察を自身の重要なテーマとしている。一方、同館のコレクションの核をなすロートレックは、1864年に伯爵家に生まれ、パリの街を舞台に活躍し、ポスターを芸術へと高めた画家。そのロートレックは、「不在」と表裏一体の関係にある「存在」について、「人間だけが存在する。風景は添え物に過ぎないし、それ以上のものではない」という興味深い言葉を残しており、その言葉通り、生涯にわたって人間を凝視し、その心理にまで踏み込んで「存在」それ自体に迫る作品を描き続けた。とはいえ、その彼が描いた人々も今では「不在」となり、作品のみが「存在」するとも言えるのだろう。アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《54号室の女船客》、1896年、リトグラフ/紙、三菱一号館美術館蔵同展は、館のコレクションに、フランス国立図書館から借用した版画も加えた136点のロートレック作品を、この「不在」と「存在」という視点から、改めて見直す興味深い試みとなる。一方、カルは、自身や家族の死にまつわる作品をはじめ、テキストと写真を融合して構成した代表的なシリーズを出品する。また、同館が誇るルドンの大作《グラン・ブーケ(大きな花束)》に着想を得たカルが2020年に制作した作品が、ついに今回初公開される。19世紀末の画家と21世紀のアートシーンを牽引する作家、ふたりの競演が楽しみだ。<開催概要>「再開館記念『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」会期:2024年11月23日(土)~ 2025年1月26日(日)会場:三菱一号館美術館時間:10:00~18:00、金曜と会期最終週平日、第2水曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(11月25日、12月30日、1月13日、1月20日は開館)、12月31日(火)、1月1日(水)料金:一般2,300円、大学1,300円、高校1,000円展覧会サイト:
2024年11月11日11月8日から10日にかけての週末、北米のボックスオフィスでは『ヴェノム:ザ・ラストダンス』が3週連続で首位を獲得した。2位はこの週末にデビューした『The Best Christmas Pageant Ever』。3位はやはり初登場のヒュー・グラント主演作『Heretic』。4位はドリームワークス・アニメーションの『野生の島のロズ』、5位はホラー映画『Smile 2』だった。次の週末は、日本より1週遅れて『レッド・ワン』が北米公開になる。『ヴェノム:ザ・ラストダンス』公開中(C)2024 CTMG. (C) & TM 2024 MARVEL. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2024年11月11日佐藤流司が主演を務める舞台『私立探偵 濱マイク』シリーズの第2弾が、2025年2月6日(木) より東京・サンシャイン劇場、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール、愛知・ウインクあいちで上演される。『私立探偵 濱マイク』は、原作・林海象、主演・永瀬正敏で人気を博した映画シリーズとして知られている。2021年には朗読劇、2022年には舞台第1弾が上演されており、映画公開30年となる2025年、『私立探偵 濱マイク-遥かな時代の階段を-』として舞台第2弾が上演される運びとなった。主人公の濱マイクは佐藤が続投するほか、脚本・演出は西田大輔、劇中曲は田井モトヨシが手がける。公演の最新情報は公式サイトで随時公開される。【あらすじ】横浜・黄金町のとある映画館の2階に探偵・濱マイクの事務所はある。彼のところに来る依頼は冴えないものばかりだった。そんな折、幼いマイクと茜の兄妹を捨てて姿をくらました母親・リリーが、この町に戻って来たという噂をキャッチしたマイクは、茜に内緒で母親に会いに行く。母としての名乗りを茜にしたいと言うリリーにマイクは憤慨した。一方、町では“川”の利権を巡る抗争が勃発していた。川は警察もヤクザも手を出すことの出来ない“白い男”によって仕切られており、それを侵そうとする者はその一味によって消されてしまうのだった。そして、また犠牲者が出た。犯人が分かっていながら証拠が掴めない伊勢佐木署の中山は、マイクを威して白い男とつながりのあると見られる茜の同級生の京子の母親・幸子を見張らせる。しかし、マイクによって白い男とのつながりが露見してしまった彼女は、溺死に見せかけられて殺されてしまった。マイクも命を狙われるが、マイクの本当の父親は白い男だとリリーから聞いた彼は、危険を顧みず、伝説の娼婦メリーに案内されて、白い男の潜むアジトへと乗り込んで行く。真相を詰問するマイクに、白い男は言葉を濁す。ふたりの対決はロシアンルーレットで決着がつけられた。白い男は倒れ、アジトにはその部下・杉本の悲痛な叫び声がこだまするのであった。<公演情報>舞台『私立探偵 濱マイク-遥かな時代の階段を-』原作:林海象脚本・演出:西田大輔主演:佐藤流司日程:2025年2月会場:東京・サンシャイン劇場、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール、愛知・ウインクあいち※続報は近日公開公式サイト:
2024年11月11日11月9日東京・世田谷パブリックシアターにて舞台『そのいのち』が開幕。舞台写真とキャストコメントが到着した。本作は、佐藤二朗がミュージシャンの中村佳穂の楽曲「そのいのち」にインスパイアされ執筆した新作戯曲。介護ヘルパーとして働く山田里見(宮沢りえ)と、彼女の雇い主で障がいを持った相馬花とその夫・和清(佐藤二朗)は穏やかな日々を過ごしていたが、あることをきっかけにその穏やかな関係が徐々に狂い始めていく。「持つ者」と「持たざる者」の間にある埋めようのない「溝」が描かれる。演出は堤泰之が務める。<キャスト・スタッフ コメント>■堤泰之(演出)宮沢りえと佐藤二朗の演技は、言わずもがな濃密で複雑です。上甲にかと佳山明は、障がいのある女性をとことんリアルに演じます。本間剛と今藤洋子は、作品に軽やかさを与えてくれます。負けじと子役たちも必死で喰らいついています。そして生きたウサギはマイペースでエサを食べるのです。役者、スタッフ、介護士の方々、子役たちの親御さん、いきものがかり等々、とにかく総力戦です。近年稀にみる総力戦であります。■宮沢りえ『いのち』とは何か、『愛』とは何か、稽古中向き合い続けました。はっきりとした輪郭を帯びない、とてつもなく大きなものを出来るだけ掴みたい。誠実に、心の密度を大切に、本番に挑みたいと思います。■佐藤二朗筋ジストロフィーと共生する上甲にか。脳性麻痺の後遺症を抱える佳山明。このふたりの女優と共に歩めたことは、座組全員の誇りです。ふたりの女優が成し遂げんとすることの向こう側に、ふたりの女優が開けんとする未踏の扉の向こう側に、目映い光が射すことを、心から願う。■佳山明たくさんお世話になり、そしてご迷惑をおかけしてしまったスタッフの方々、俳優の皆様とともに公演初日を迎えることが出来まして、大変ありがたく光栄に思います。観てくださるお客様と一緒に物語の世界を旅しながら、ほんのわずかでも灯りとなりますよう精進してまいります。よろしくお願いいたします。■上甲にか本日、初日を迎えられたことを奇跡のように感じています。舞台『そのいのち』に関わる全ての方々に御礼申し上げます。この座組は、生きている人の力を本気で信じています。私は、相馬花として全力で生き抜きます。舞台『そのいのち』、どうぞお願いいたします。<公演情報>舞台『そのいのち』脚本:佐藤二朗演出:堤泰之舞台『そのいのち』ビジュアル出演:宮沢りえ、佳山明/上甲にか(Wキャスト)、鈴木楽/工藤凌士(Wキャスト)、福田学人/徐斌(Wキャスト)、日高響/尾形蓮音(Wキャスト)、今藤洋子、本間剛、佐藤二朗【東京公演】日程:2024年11月9日(土)~17日(日)会場:世田谷パブリックシアター【兵庫公演】日程:2024年11月22日(金) ~24日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール【宮城公演】日程:2024年11月28日(木)会場:東京エレクトロンホール宮城チケット情報:()公式サイト:
2024年11月11日吉沢亮が主演を務める映画『ババンババンバンバンパイア』の第2弾キャストとキャラクタービジュアルが公開された。原作は、「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の奥嶋ひろまさによる同名コミック。銭湯で働く主人公・森蘭丸(吉沢)の正体は450歳のバンパイア。究極の味わいである「18歳童貞の血」を求める蘭丸は、銭湯の一人息子であるピュアボーイ・立野李仁(板垣李光人)の純潔を見守る日々だったが、ある日李仁がクラスメイトの篠塚葵(原菜乃華)にひと目惚れしてしまう。李仁の“初恋”が成就してしまえば、童貞喪失の危機が訪れてしまうため、彼の純潔を守るべく、あらゆる手を使い初恋を阻止しようと、蘭丸による決死の大作戦が始まる――。このたび第2弾キャストとして、蘭丸に対して積年の恨みを抱えているバンパイアで蘭丸の兄・森長可(もりながよし)役で眞栄田郷敦、高校教師として李仁と葵の担任をする裏で、夜はバンパイアハンターとして蘭丸を長年追い続ける坂本梅太郎役で満島真之介、葵の兄で不良たちをまとめる仲間想いな脳筋番長・フランケンこと篠塚健役で関口メンディーの出演が決定。長可を演じた眞栄田は「作品全体の良いスパイスになっていると思うので是非多くの方に楽しんで観ていただきたいです」とコメントしており、浜崎慎治監督と話し合いながら全力でコメディシーンを演じたことも明かしている。坂本を演じた満島は「坂本先生はとても面白いキャラクターで幅広く表現できる役なので、僕自身すごく楽しんで演じられました。時々垣間見える坂本のこってり濃厚なクセが愛されるポイントになればうれしいですね」と個性が強いキャラクターであることを明かし、本作にとっての魅力のひとつだと語っている。フランケンを演じた関口は原作ファンとのことで、「肉体派のキャラクターなので普段のトレーニング方法を調整して撮影に挑みました」と役作りに関してコメントを寄せた。またキャラクタービジュアルには、金髪ヘアにピアス、黒のロングコートという怪しげな出で立ちの長可、銃を構え眼鏡の奥から鋭い目線を送る坂本、タンクトップ姿で自慢の筋肉を見せつけるフランケンといった個性豊かなキャラクターたちが映し出されている。■眞栄田郷敦 コメント全文台本を読んでいる時から面白い作品になると思っていました。元々コメディ作品を演じる吉沢さんのお芝居が好きだったので今回コメディ作品でご一緒出来たことがうれしいですし、撮影もとても楽しかったです。僕が演じた森長可は他のキャラクターと違ってシリアスな部分も多いのですが、浜崎監督とも話し合いながらコメディパートも全力で演じたのでそのギャップを楽しんでいただけたらうれしいです。作品全体の良いスパイスになっていると思うので是非多くの方に楽しんで観ていただきたいです。■満島真之介 コメント全文本当に楽しい撮影現場でした。坂本先生はとても面白いキャラクターで幅広く表現できる役なので、僕自身すごく楽しんで演じられましたし、吉沢くんが蘭丸を演じられると聞いた時から、テンション爆上がり!とことん愛情を注ごうと決めていました。時々垣間見える坂本のこってり濃厚なクセが愛されるポイントになればうれしいですね。最高の原作!最高のチーム!美しい吉沢亮!もう、たまらん。この映画を見てたくさんの方が笑顔になる未来を想像すると血がたぎります。みなさんも血行を良くして公開の日をお待ちくださいね。■関口メンディー コメント全文原作が大好きだったのでこの作品に携わることが出来てとてもうれしいです。僕が演じたフランケンは肉体派のキャラクターなので普段のトレーニング方法を調整して撮影に挑みました。フランケンの真っ直ぐさ、純粋さを表現できるように1シーン1シーン集中して表現したので完成がすごく楽しみです。吉沢さんと板垣さんと銭湯の湯舟に浸かるシーンの撮影はお芝居とはいえとても楽しかったですし、色んなお話しも出来たのが印象的で本当に楽しい現場でした。笑いあり、アクションあり、恋愛要素ありのエンターテイメントてんこ盛りで確実にハッピーになれる映画だと思うので是非この映画を劇場でご覧いただき日頃のことを忘れて楽しんでいただきたいです。<作品情報>映画『ババンババンバンバンパイア』2025年2月14日(金) 公開公式サイト:「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 (C)奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022
2024年11月11日ミュージカル『グラウンドホッグ・デー』の初日前会見が11月10日、会場となる東京国際フォーラム ホールCで行われ、主演の桐山照史(WEST.)、共演する咲妃みゆ、戸塚純貴、豊原江理佳、川久保拓司、演出の福田雄一が取材に応じた。桐山は「桐山照史の人生史上一番のミュージカルができたと思うんです」と自信を示していた。本作は、1993年にアメリカで公開された映画『Groundhog Day(邦題:恋はデジャ・ブ)』を原作としたコメディミュージカル。2016年夏にロンドンのオールド・ヴィック劇場で世界初演され、翌年春からニューヨークのブロードウェイでも上演。キャストのパフォーマンスはもちろん、スピード感あふれる演出やアイディアに富んだ舞台装置など迫力満点のステージは大勢の観客を魅了した。天気予報士フィル・コナーズ役を演じる主演の桐山照史(WEST.)桐山が演じるのは、タイムループの中に閉じ込められ、毎年2月2日に行われるお祭りの日「グラウンドホッグ・デー」を永遠に繰り返すことになった天気予報士のフィル。繰り返す日常の中で、内面にも変化が生まれ、新たな一歩を踏み出す役どころだ。福田氏とは初タッグで「ずっとご一緒したいと思っていた。稽古初日から福田節をいっぱい感じた」と喜びの声。桐山の起用は、福田氏のたっての希望だったといい「でも、接点がないから、ずっと嘘だと思っていた。誰か先輩が降りた役が、回ってきたのかと(笑)」と当初は戸惑いも。左から)咲妃みゆ、桐山照史(WEST.)、戸塚純貴一方、福田氏は「違うの、俺は本当にファン歴長いの。『真夜中のパン屋さん』(2013年放送)から、ずっとこの子は絶対に面白いと思っていた」と告白し、「フィルはすごく難しい役。最初はすごくイヤな奴なんですけど、いい人間に変わっていくし、笑いもちゃんと作らないといけない」と起用の理由を説明していた。劇中では、桐山がタップダンスを披露しており、「福田さんの息子さんの響志君(福田響志)が、タップがお上手なのでいろいろ教えてもらった」。タップダンスは福田氏の“無茶ぶり”だといい、「ブロードウェイ版にはないんですが、桐山君がやれば、カッコいいし、面白い」と話していた。ヒロイン・リタ役でコメディに初挑戦する咲妃みゆ咲妃は、フィルと共に同じ日を繰り返しながら、彼の心を溶かす存在である明るく知的なヒロイン・リタ役で、コメディに初挑戦。こちらも「福田さんの作品に出演することが、長年の夢だった」といい、「コメディは初めてなので、たくさんの壁に直面すると思ったが、それをも上回るご一緒したいという気持ちが強かった」と強い意気込み。「稽古ですごく面白いことをしてくれるんですよ。僕は何も言っていないのに」(福田氏)、「カンパニーの皆さんの挑戦心と闘志に感化された」(咲妃)と、稽古の様子を振り返っていた。ミュージカル『グラウンドホッグ・デー』初日前会見より『グラウンドホッグ・デー』は、東京国際フォーラム ホールCにて2024年11月11日(月)から22日(金)まで上演。東京公演に続き、2024年11月27日(水) から12月1日(日) に大阪・新歌舞伎座、12月5日(木) から8日(日) に愛知・御園座で上演される。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>ミュージカル『グラウンドホッグ・デー』脚本:ダニー・ルービン音楽・歌詞:ティム・ミンチン演出:福田雄一翻訳・訳詞:福田響志出演:桐山照史咲妃みゆ戸塚純貴豊原江理佳川久保拓司家塚敦子井上花菜 岡田誠可知寛子ぎたろー小山侑紀坂元宏旬高橋卓士竹内真里茶谷健太常住富大伯鞘麗名堀江慎也横山敬横山達夫高山裕生田中真由【東京公演】2024年11月11日(月)~22日(金)会場:東京国際フォーラム ホールC【大阪公演】2024年11月27日(水)~12月1日(日)会場:新歌舞伎座【愛知公演】日程:2024年12月5日(木)~8日(日)会場:御園座チケット情報:()公式サイト:
2024年11月11日2024年12月3日(火) に開幕する東京・歌舞伎座「十二月大歌舞伎」。その第一部で上演される『あらしのよるに』に出演する中村獅童、尾上菊之助が、11月8日にそろって取材会に登場、舞台への思いを明かした。きむらゆういちによる絵本『あらしのよるに』は、国内外で多くの読者の心を掴み、今年発刊30年を迎える名作。狼のがぶと山羊のめいという、“食べるもの”と“食べられるもの”の友情の物語は、2015年、獅童主演で京都・南座で新作歌舞伎として上演、その後たびたび再演を重ねてきたが、歌舞伎座での上演は8年ぶり。獅童とこの物語との出会いは、2002年にNHK教育テレビで放送された「てれび絵本『あらしのよるに』」でのことだ。絵本「あらしのよるに」原作イラスト ©あべ弘士『あらしのよるに』シリーズ(講談社)「読み聞かせで、全動物の声を演じました。その時母(故・小川陽子さん、2013年没)と、“これは歌舞伎にできるね”なんて話をしていたんです。その後、さあ南座で何かを、となったとき、せっかくだからあのとき母と話していた『あらしのよるに』をやらせていただけたら、と始まったのがこの作品です。要するに、自分が企画を立ち上げたつもりでいたのです。が、実はその初日前日、松竹の方に呼ばれて、“2002年に獅童さんのお母さまが、いつか獅童が責任興行を打てる役者になったらと、手書きの企画書を持ってこられた”というんです。母が亡くなったあとに少しは親孝行できるかなという気持ちでしたが、またもや母に助けられました」(獅童)母親への思いを語る中村獅童そんな大切な思いが詰まった作品。今回は長男の中村陽喜(6歳)、次男の中村夏幹(4歳)も出演、獅童は「初演当時は生まれてもいなかったので、思ってもみなかった」と感慨深げだ。さらに、「『自分は自分らしく、自分を信じて生きていく。そうすればあなたを信じてくれる友達ができる、仲間ができる』という台詞がある。かぶは、いじめられっ子で誰にも相手にされなくて、ちょっと気が弱くてお人好しの狼ですが、めいと出会うことによって成長していく。“自分らしく自分を信じて”。それは20代の頃、歌舞伎でまだまだお役がつかない頃に母に言われていたこと。どれだけ未来に向かって歩んでいくうえでの心の支え、勇気になったか」と振り返る。「私がこの世から去ったあとも、作品として生き続けてほしい。こうしたストーリーが多くの方たちに愛される時代になれば──偉そうな言い方になってしまいますが、もっといい時代になるのでは、という思いも込めています」。『あらしのよるに』がぶ=中村獅童スチール写真(撮影:加藤孝)『あらしのよるに』がぶ=中村獅童スチール写真(撮影:加藤孝)山羊のめい役で本作に初めてのぞむ菊之助は、獅童とは10年近く共演の機会がなく、会話をすることもほとんどなかったというが、昨年3月に共演した『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』で急接近。獅童からの『あらしのよるに』出演の話を快諾、舞台のこと、歌舞伎の未来のことなど、多くを語り合う仲に。長らく共演の機会がなく、『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』で急接近したという「『ファイナルファンタジーX』以来、獅童さんは私が出演している地方の劇場にも来てくださったり食事をご一緒させていただいたりして、いろんな話をしています。ふたりの関係性、普段話していることが舞台に活かされていくのではないかと思っています。「何としてもお力になりたい」と話す尾上菊之助この作品には、獅童さんの思いの強さが込められている。話を聞かせていただいて、何としてもお力になりたい、この作品の魅力を届けたいという思いは、さらに強くなりました。狼と山羊で食うか食われるかの関係ですけれど、それがどのようにして仲良くなっていくのか、丁寧に作っていけたら」(菊之助)『あらしのよるに』めい=尾上菊之助スチール写真(撮影:加藤孝)『あらしのよるに』めい=尾上菊之助スチール写真(撮影:加藤孝)めい役の白い衣裳をまとったスチール写真の菊之助は、まさに純粋無垢で、ファタジーの雰囲気を湛える。「愛くるしくて、美味しそうに見えないと」と笑ってみせるが、食べられるかもしれない狼に近寄っていくめいというキャラクターを、「芯の強さみたいなものがないと成立しない」と捉え、「一番大事なことは、いかに共通点を見つけるか」とも。「ふたりとも幼い頃に両親を亡くしたとか、お互いに雷が嫌いとか、 “風のうた”が好きとか、そういったお互いの共通点を見つけていって、自分らしく、信念を持って生きることができれば、乗り越えられない壁も、もしかしたら乗り越えられるかもしれない。人と人との交わりが難しくなっていく時代に、とてもふさわしい作品ではないかと感じます」。10年後、20年後、30年後の歌舞伎も視野に入れて「この作品を見た子供たちがやがて成人して、また歌舞伎に戻ってきてくれれば嬉しい」と話す中村獅童新作歌舞伎であっても、表現はあくまでも古典歌舞伎の技法で、とこだわった獅童。「音楽で言えば長唄であり、義太夫であり、演技でいえば、踊りがあって、立ち回りがある。古典の歌舞伎の要素が凝縮されたものづくりです。でも、この作品の義太夫の語りは非常にわかりやすい。絵本の中の言葉ですから。きっと、義太夫というのは役柄の心情を語っているんだな、ということがよくわかります」とアピール。「この作品を見た子供たちがやがて成人して、また歌舞伎に戻ってきてくれれば嬉しい。今日明日のことももちろん大事ですが、我々は10年後、20年後、30年後の歌舞伎も視野に入れておかないといけない」。「虚と実の間に真実がある」と語る尾上菊之助また、作品の魅力について尋ねられた菊之助は、「子供から大人まで愛される作品をつくるという獅童さんの考えから作られた素晴らしい作品。古典に取り組む中で感じているのは、虚と実の間に真実があるということ。狼と山羊のふたりに本当に友情があるのかというと、現実の世界では虚となってしまうけれど、虚実の間の友情、分断されていたふたりがこれから未来に向かって歩いていくこと──。そこに、普遍的な、大事なテーマが隠れていると感じています」と答えた。歌舞伎座「十二月大歌舞伎」仮チラシ初音ミク出演で話題となった『超歌舞伎』で獅童が共演を重ねてきた、澤村國矢の二代目澤村精四郎襲名披露公演でもある。國矢の活躍を受け、獅童が望み、訴えたというそのステップアップが『あらしのよるに』で披露され、「特別な思い」と打ち明ける獅童。「國矢さんは今度、幹部になる。チャンスがあればいい役をやりたい、と思っているお弟子さんは他にも大勢いらっしゃる。大切なものは守りつつ、我々の時代で変えていくところは変えていきたい」と、伝統と革新の大切さを強調した。菊之助も、「國矢さんの精進、それから心意気ですね。若い頃から研鑽を積まれて、基礎の土台をしっかり作られてきた。師匠の背中を見て、師匠のようになりたいという憧れ、舞台に対する思いをもって精進するからこそ、お客さまに応えることができる。私も刺激を受けますし、歌舞伎界全体として、精進を怠らず、前に進んでいこうという気持ちになります」と言葉に力を込める。取材・文:加藤智子<公演情報>「十二月大歌舞伎」【第一部】11:00~『あらしのよるに』二代目澤村精四郎襲名披露【第二部】15:00~一、『加賀鳶本郷木戸前勢揃いより赤門捕物まで』二、『鷺娘』【第三部】18:20~一、『舞鶴雪月花上の巻さくら/中の巻松虫/下の巻雪達磨』二、『天守物語』2024年12月3日(火)~12月26日(木)※11日(火)、19日(木)休演※21日(土)第一部は貸切(幕見席は営業)※下記日程は学校団体来観第一部:4日(水)・5日(木)・6日(金)・12日(木)・18日(水)・20日(金)・23日(月)・24日(火)第三部:4日(水)・10日(火)会場:東京・歌舞伎座チケット情報(11月14日より発売):()公式サイト:
2024年11月11日堂本光一が主演と作・構成・演出を手がける『Endless SHOCK』のファイナル公演が11月8日、東京・帝国劇場で開幕した。堂本が21歳より24年間毎年上演し続けて、全日程即日完売してきた大人気のオリジナルミュージカル。同日、ゲネプロ(最終舞台稽古)と会見が行われた。4月から始まった2024年ツアーもついにファイナル公演を迎える2000年11月の『MILLENNIUM SHOCK』から始まった『SHOCK』シリーズは、NYを舞台に、エンターテイナーのコウイチとその仲間たちが“Show must go on”という言葉の意味を問い続け駆け抜ける姿を描く物語。2005年には『Endless SHOCK』というタイトルになり、脚本・演出にも堂本が関与。このシリーズで堂本が積み上げている代役なし・単独主演記録2100回という数字は、国内演劇においてダントツの一位だ。だが『SHOCK』がホームグラウンドとして使用してきた帝国劇場が来年2月より建替えのため休館になることもあり、当シリーズも今年の公演をもって幕を閉じることが決定。4・5月の同所から始まった今期ツアーも、この11月の帝国劇場公演がラストとなる。『Endless SHOCK』ファイナル公演ゲネプロのカーテンコールにて行われた開幕記念会見より堂本も「地方公演を経て帝劇に戻ってきました。地方公演をやっている最中は、まだ最後ということをまったく意識できずにいたし、それで良かったのだと思いますが、帝劇に戻ってきたら、稽古をしていても『この稽古場も最後なんだ』、小屋入りしてからも『この場当たりも最後なんだ』と、一つひとつ、ひしひしと最後を感じてきています」と少々しんみり。とはいえ「僕にとっては、初日も中日も千秋楽も関係ない。いつも通り、ひとつの公演にかけていく。その時にしか観られない方のために全力を尽くしていきたい」という、堂本らしい言葉も。前田美波里一方でまわりの人々は“ラスト公演”を意識しているようで「やっぱり(最後の)11月が来てしまったんですね……。切ない思いでいっぱいです」話すのは共演の前田美波里。堂本との共演で思い出深いことを問われ「一緒に踊れること。この年齢になっても、こんな素敵な王子さまと毎日踊れるんですよ!」と笑顔で語ったところで、堂本から「もうすぐ僕、46歳なのに王子ですか? 早く王様になりたいです(笑)」との返しが。しかし前田は「王様は、『SHOCK』を卒業してからにしてください、まだ王子でいて、私のために!」とリクエスト。カンパニーのあたたかい雰囲気も垣間見られた瞬間だった。前田美波里から「まだ王子でいて」と懇願される堂本光一帝劇ファイナル公演で堂本光一演じる主演の幼なじみであり、ライバルとなっていく役を務める上田竜也(左)前田美波里演じるオーナーの娘リカ役をWキャストで演じる中村麗乃(左/乃木坂46)と綺咲愛里(右)作品が掲げる“Show must go on”というテーマも、震災やコロナ禍なども経て、24年の間で大きく意味合いが変わっていった。改めてこの言葉の意義を問われると、堂本は「時代とともに、この言葉も受け取る側にとって変わっていく部分もたくさんあった。ストーリーの中で、ライバル役のタツヤが『コウイチは消えることを知りながらも走り続けている』と言います。何のために走り続けるのか。『SHOCK』も今月で最後ですが、たぶん千秋楽まで「もっとこうしよう、もっと良くしていこう」とやっていくのだと思う。それは何のためなのか……、やっぱり幕が開いたらそこにお客さまがいる。振り返ればこんなにも素晴らしい仲間たちがいて、オーケストラピットには素晴らしい音楽家の皆さんがいて、袖にはたくさんのスタッフがいる。その皆さんのために頑張ろうということが、すべてなんじゃないかなと思います」と話した。さらに『SHOCK』には欠かせない振付師のトラヴィス・ペイン、ステイシー・ウォーカーも来日していることも明かし、「ふたりは、自分がステージに立つことへの自信をくれた人たち。そんなふたりが最後だということで来てくださったのがとても嬉しい」と笑顔で話していた。公演は11月29日(金)まで、帝国劇場にて。取材・文・撮影:平野祥恵<公演情報>『Endless SHOCK』作・構成・演出・主演:堂本光一【東京11月公演】2024年11月8日(金)~11月29日(金)会場:帝国劇場出演:上田竜也福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、松尾龍、松浦銀志、石川直、綺崎愛理・中村麗乃(Wキャスト)前田美波里※11月公演に出演を予定していた尾崎龍星は、体調不良のため休演。代わって松浦銀志が出演。【東京4・5月公演】※『Endless SHOCK』『Endless SHOCK Eternal』同時上演2024年4月11日(木)~5月31日(金)※公演終了会場:帝国劇場出演:佐藤勝利越岡裕貴、松崎祐介、高田翔、寺西拓人、松尾龍、尾崎龍星、石川直、中村麗乃前田美波里・島田歌穂(Wキャスト)【大阪公演】2024年7月26日(金)〜8月18日(日)※公演終了会場:梅田芸術劇場メインホール出演:中山優馬林翔太、室龍太、高田翔、原嘉孝、松尾龍、尾崎龍星、綺崎愛理島田歌穂【福岡公演】2024年9月1日(日)~9月29日(日)※公演終了会場:博多座出演:佐藤勝利福田悠太、辰巳雄大、室龍太、高田翔、松尾龍、尾崎龍星、綺崎愛理前田美波里公式サイト:
2024年11月11日待望のフルアルバム『ERA』をリリースし、そのリリースツアーも盛況で終えた「さとうもか」が、過去最大規模のワンマンツアー『OUR VOYAGE 2025』の開催を発表した。1月12日(日)東京・恵比寿TimeOut Café & Diner公演を皮切りに13公演を弾き語り形式で周り、4月2日(水)東京・恵比寿LIQUIDROOMでのツアーファイナルのみを地元岡山の盟友である、バンド「スピーチバルーン」を率いたバンドセット形式で開催する。チケットオフィシャル先行は11月10日(日)からスタート。【ライブ情報】さとうもか『OUR VOYAGE 2025』2025年1月12日(日)東京・TimeOut Café & Diner1月19日(日)大阪・EL NAGUE1月20日(月)京都・SOLE CAFÉ1月24日(金)北海道・都市型水族館 AOAO SAPPORO ※FREE LIVE1月26日(日)仙台・SENDAI KOFFEE CO.2月9日(日)新潟・mahorama2月16日(日)金沢・もっきりや2月22日(土)埼玉・amist3月1日(土)静岡・DAIDAI3月2日(日)名古屋・金山ブラジルコーヒー3月9日(日)福岡・FOOLS GOLD3月15日(土)岡山・BLUE BLUES3月16日(日)広島・ref.4月2日(水)東京・恵比寿LIQUIDROOM ※バンドセット【チケット情報】◾️OFFICIAL先行()さとうもか lit.link(リットリンク):
2024年11月10日同名の映画(邦題は『恋はデジャ・ブ』/1993)を原作に、2016年にロンドンで初演されてオリヴィエ賞に輝き、2017年にはブロードウェイにも進出して高い評価を得たミュージカル『グラウンドホッグ・デー』。その後各国で上演され、2023年にはロンドンで早くも再演された人気作が、明日11月11日(月)に東京国際フォーラム ホールCにて日本初演の幕を開ける。演出を手掛けるのは、舞台・映像を問わず、数々のコメディ作品を世に送り出している福田雄一。主演とヒロイン役は、福田とは初タッグとなる桐山照史と咲妃みゆがそれぞれ務め、“福田組”常連の戸塚純貴と川久保拓司らが脇を固める。表題の「グラウンドホッグ・デー」とは、アメリカやカナダで毎年2月2日に行われている、春の到来を予想する行事のこと。桐山演じるテレビの人気天気予報士フィルが、ペンシルベニア州の小さな田舎町で行われるこの行事を実況中継するため、アソシエイト・プロデューサーのリタ(咲妃)、カメラマンのラリー(川久保)と共にこの町にやってくるところから物語が始まる。ミュージカル『グラウンドホッグ・デー』出演者(上段左から)桐山照史、咲妃みゆ(下段左から)戸塚純貴、豊原江理佳、川久保拓司傲慢で自己中心的なフィルは、退屈な田舎町での仕事に文句タラタラ。そっけなく中継を済ませて町を後にしようとした時、吹雪が町を襲って道路が閉鎖され、やむなくもう一泊することになる。夜が明けると、ラジオDJは前日と同じようにグラウンドホッグ・デーの到来を告げ、町でも前日と同じように、民宿のおばさんや高校時代の同級生ネッド(戸塚)に遭遇。フィルはタイムループに巻き込まれ、同じ1日を永遠に繰り返すことになってしまったのだ。この特権を利用しようと、ある時はナンシー(豊原江理佳)と一夜限りの遊びを楽しんだり、ある時はリタを口説いてみたりと、大暴れするフィルだったが――?原作映画と同じダニー・ルービンが脚本を、『マチルダ』のティム・ミンチンが音楽を手掛けた世界的ヒット作を、福田とキャスト陣が日本版としてどう生まれ変わらせるかに注目が集まる。文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『グラウンドホッグ・デー』脚本:ダニー・ルービン音楽・歌詞:ティム・ミンチン演出:福田雄一翻訳・訳詞:福田響志出演:桐山照史咲妃みゆ戸塚純貴豊原江理佳川久保拓司家塚敦子井上花菜 岡田誠可知寛子ぎたろー小山侑紀坂元宏旬高橋卓士竹内真里茶谷健太常住富大伯鞘麗名堀江慎也横山敬横山達夫高山裕生田中真由【東京公演】2024年11月11日(月)~22日(金)会場:東京国際フォーラム ホールC【大阪公演】2024年11月27日(水)~12月1日(日)会場:新歌舞伎座【愛知公演】日程:2024年12月5日(木)~8日(日)会場:御園座チケット情報:()公式サイト:
2024年11月10日毎年、多くのファンが楽しみにしている「やよい軒」の期間限定メニュー「かきフライシリーズ」が、10月3日(木) より今年も登場!寒い季節にぴったりのアツアツでジューシーなかきフライを、店内での食事やテイクアウトで楽しめます。そんな「かきフライシリーズ」の中から今回は『3種類のメニュー』を実食レポートします!やよい軒「かきフライシリーズ」のラインナップ【やよい軒 かきフライシリーズ】「かきフライシリーズ」の中から今回は店内とテイクアウトどちらも注文しました。やよい軒の「かきフライシリーズ」では、定番の「かきフライ定食」から豪華な「かきフライ御膳」まで、さまざまなメニューが揃っています。◼︎かきフライ定食(4個):1,060円(6個1,360円)◼︎かきフライミックス定食:990円◼︎かきフライ御膳:1,190円◼︎かきフライ(単品):450円かきフライ(4個)の定食やミックス定食はテイクアウトもできるので、自宅でも美味しいかきフライメニューを楽しむことができますよ〜。1. かきフライ定食(4個)1,060円【やよい軒 かきフライシリーズ】カキフライ好きはこれ!「かきフライ定食(4個)1,060円(税込)」です。「かきフライシリーズ」の中でも特に人気が高く、かきフライを堪能したい人向けの定食メニュー「かきフライ定食(4個)1,060円(税込)」です。衣はサクサクとした食感が特徴で、揚げたての状態で提供されるため、牡蠣の旨味がぎゅっと詰まったジューシーな味わいが楽しめます。■大粒のかきフライが盛り沢山【やよい軒 かきフライシリーズ】大粒のかきフライが4個贅沢に使用されてます。大粒のかきフライが4個贅沢に使用されていて、ご飯やお味噌汁、キャベツの千切りなどがバランスよく盛り付けられています。ご飯はおかわり自由なので、ボリューム満点のかきフライと一緒にモリモリ食べ進められて大満足間違いなし。【やよい軒 かきフライシリーズ】タルタルソースととんかつソースが添えられており、一口ごとに違った味わいが楽しめます。さらに、タルタルソースととんかつソースが添えられており、違った味わいが楽しめます。またレモンを絞ることでさっぱりさせることもできるので、最後の一口まで美味しく食べ進めることができました。アツアツのかきフライは、噛むほどに牡蠣の旨みが伝わってきます。外はカリッと、中はふっくらとした仕上がりにお米を食べる手が止まりませんでした。かきフライ定食は4個入りと6個入りがあるので、食べたい個数で選べるのも嬉しいですよね!2. 豪華なセット「かきフライ御膳」1,190円【やよい軒 かきフライシリーズ】彩豊かな盛り付け「かきフライ御膳 1,190円(税込)」です。「かきフライ御膳 1,190円(税込)」は、シリーズの中でも特に贅沢なセットです。ご飯、お味噌汁、そして4種小鉢もセットになっていて、彩り豊かな食事が味わえるのが嬉しいですね。■小鉢で少しずつ味わえる贅沢メニュー【やよい軒 かきフライシリーズ】牛肉のすき焼き小鉢など4種の小鉢を豪華に楽しめます。かきフライに加え、「蒸し鶏と海藻のさっぱり和え、サバの塩焼、牛肉のすき焼き」の3種の小鉢を豪華に楽しめるセットになっており、日本の伝統的な和食スタイルでかきフライを楽しむことができます。【やよい軒 かきフライシリーズ】一度に多彩な味を楽しみたい方には特におすすめです。牛肉のすき焼きの味わいやフライのサクサク食感のバランスが取れていて、一度に多彩な味を楽しみたい方には特におすすめです。かきフライ御膳は、少し贅沢な気分を味わいたいときにぴったりなメニューでした!3. テイクアウトにも!「かきフライミックス定食」990円【やよい軒 かきフライシリーズ】テイクアウトもできる「かきフライミックスごはん・みそ汁付 990円(税込)」です。テイクアウトの「かきフライミックス定食 990円(税込)」は、かきフライに加えて人気フライも一緒に楽しめるお得なセットです。今回こちらのメニューをテイクアウトしました。【やよい軒 かきフライシリーズ】かきフライに加え、人気のエビフライ・アジフライなどバラエティ豊かです。かきフライだけでなく、エビフライ・アジフライなど人気の揚げ物がミックスされており、一度にいくつもの味を楽しむことができます。かきフライのジューシーさに加え、エビとアジの風味が加わる事で満足度がさらに高まります。アジフライは身がふっくらとして食べごたえがあり、エビはぷりっと食感にこれこれ!と頷く美味しさです。やよい軒の「かきフライシリーズ」は、シンプルなかきフライから豪華な和食セットまで、幅広い楽しみ方ができるのが魅力でした。シンプルにかきフライの魅力を味わいたいなら「かきフライ定食(4個)」、さまざまなおかずとの組み合わせを楽しみたいなら「かきフライミックス定食」、豪華な和食セットで贅沢に楽しみたいなら「かきフライ御膳」と楽しみ方は様々です!文=やまもとありさ『やよい軒』と『大戸屋』の生姜焼き定食をガチ比較!テイクアウトでどっちが美味しい?()『ビーフステーキ』まで【食べ放題】って豪華すぎん…?やっぱりニラックス、最高だ()【肉1.5倍に増量!!】ほっかほか亭の「ごちそうすき焼き弁当」&「すき焼き鍋」正直レポート!()
2024年11月10日L’Arc~en~Cielのリーダーでありベーシストのtetsuyaが自ら率いるラルクのコピーバンドLike~an~Angelが10月3日(木)に開催した『Like〜an〜Angel CLUB CIRCUIT 2024 L’Arclassic』のファイナル公演の模様が11月10日(日)にU-NEXTで独占配信される。L’Arc~en-Cielのコピーバンドという肩書きを飛び越え、自立したバンドへと成長しているLike~an~Angel。いまライクのなかで、いったいどんなことが起こっているのか。コピーバンドとしてスタートしたときはどうだったのか。今回はtetsuya(B)を筆頭にjekyll(Vo/事前にメールで取材),reno(G),saki(G),hibiki(Dr)に集まってもらい、初のメンバー全員での鼎施。5人5様の視点から繰り広げられるライクに対する思い、その変化を絶妙なトークを交えながら語ってもらった。このトークを踏まえて、U-NEXTで配信されるライクのツアーファイナルのライヴ映像を見てほしい。全国ツアー『Like〜an〜Angel CLUB CIRCUIT 2024 L’Arclassic』を終えて――まずは、ライク初の全国ツアー『Like〜an〜Angel CLUB CIRCUIT 2024 L’Arclassic』、終わってみての手応えを聞かせて下さい。jekyll1日2公演ツアー、僕にとってはどちらも初の試みで正直とても緊張しました。体調管理をより一層徹底して挑んだツアーだったのですが、最終的にはみなさんの温かい声援やサポートが、そんな僕を大きく後押ししてくれたので、心から感謝しています。saki自分は、ライクに参加したのは野音からなんですが。なんか、こんなにバンドっぽくなるとは思っていなかったので、そこに1番びっくりしました。福岡は、まだそんなに。tetsuyaコロナ禍みたいな感じだったから(笑)。sakiお客さんと探り合いみたいな感じだんです。でも大阪、名古屋、東京とすごくステージでのおしゃべりも増えて、それとともにバンド感も増していったんですよ。hibiki僕も同じですね。僕は一番最初から参加させてもらっていまして。そのときからtetsuyaさんは「サポートメンバーじゃないから」と言って下さってたんですけど。とはいえ、tetsuyaさんのプロジェクトというところからスタートしたものだし。一緒にやるのも初めましてだし。ましてやラルクの曲を演奏する訳だから、どんなテンション感でこっちはいけばいいのか。最初は探り探りで始まって。その後に野音をやって。そのときも「メンバーだから」とおっしゃってくれてたんですけど。今回、ツアーで全国をみんなで回っていっぱいライヴをして、打ち上げをして。「メンバーだから」というのをみんなで実感していくツアーだったと思いました。あんなにrenoさんと一緒に前に出るとか思ってもいなかったし(このツアーでhibikiとrenoによる漫談ユニット“REMEMBER ME”誕生)。reno俺もそんなこと思ってなかったよ(笑)。hibikiそういうのも含め“これぞバンド”というのを実感したツアーでした。reno僕は1番最初は参加して、野音は出られなかったんですが。今回、まずバンド化していった第1弾として、みんなでアー写を撮ったんですけど。そのとき、tetsuyaさんがバンド感を意識してくれてるんだという思いになりました。そこからご飯にメンバーで行ったりして。今回はリハーサルの段階からみんなで作ってる感じがあって。僕が1番最初に参加させてもらったときとは違うライクの姿が、すでにそこにはあったんですね。それで、ステージを重ねていくなかでMCの流れが生まれたり。大阪あたりから、ようやくメンバーそれぞれが自分の立ち位置をつかんでいって、名古屋、ファイナルまでいい感じでバンドとして育っていけた。単発だったらあのバンド感まではまだいけなかったと思います。tetsuyaツアーで、1日2ステージあるとどんどん改善してどんどんブラッシュアップできるからね。さっきreno君が言ってた食事会なんて、reno君は野音に参加しないのに野音のキックオフミーティングにも来て、一緒に食事してましたからね(笑)。renoそうです、そうです!tetsuyaアー写を撮った日も5人だけで食事に行ったんですよ。――tetsuyaのおごりで?reno、hibiki、sakiごちそうさまでございます!!――ヒューヒュー!(一同大ウケ/ツアーで流行った掛け合い)tetsuya使い方あってる(笑)。あと、バーベキューもやったしね。ご飯一緒に食べながらコミュニケーションとってというのは大きかったと思います。でも、名古屋でなんであんな急にね?hibiki盛り上がりがすごくなったんだろうって思いますよね。saki始まる前から声や手拍子がすごく大きくて。お客さんとの相乗効果でいいライヴになったのかなと。tetsuya回数を重ねていくうちに、お客さんが僕だけを見るんじゃなくて、他のメンバーを見てるなっていうのがだんだん分かるようになって。そこも、このツアーですごく変わったなと思った。L’Arclassicをやる中で「ライクらしさ」が生まれた――次はセットリストに関しての質問です。今回演奏した曲のなかで難しかった曲、気持ちよくやれた曲、バンドが1番はっちゃける曲といえば?jekyll僕は、特に「Inner Core」は複雑なリズムが特徴的で、何度も練習を重ねました。「Bravery」は全編通して難易度が高くて、最後まで気が抜けませんでしたね。「砂時計」は歌ってて曲の世界に引き込まれるような感覚がありました。メンバー全員が一番楽しんでやっているのは「GOOD LUCK MY WAY」ですね!saki「いばらの涙」は個人的にはすごく楽しかったです。名古屋公演から「いばらの涙」が変わったとみなさんがたくさん言ってくださったので、それも嬉しかったです。「瞳の住人」は緊張しました。hibiki僕はjekyllと同じで「Inner Core」が難しかったです。構成、途中のポリリズムっぽいセクションが難しいんですよ。ライヴではyukihiroさん、sakuraさんの音源、さらにライヴ映像で叩いているフレーズをどう消化して、なおかつそこに自分の叩き方を入れるかというのを意識してるんですけど。1番最初、代官山UNITでやった1stライヴはただコピーするだけだったんです。でも、さっきバンドになっていったっていうところでいうと「いばらの涙」、「GOOD LUCK MY WAY」。この2曲は、楽曲へのリスペクトは崩さずに、あそこまで激しくやったことでお客さんも盛り上がってくれたし、バンドとしても全員の意識も変わっていった感じがしましたね。「瞳の住人」は僕めちゃくちゃ好きで、いつもカラオケで歌ってるんで、カラオケのごとく、全部歌いながら叩きました(一同笑)。renoイントロがギターだけで始まる曲を弾くことが多かったんで、「風の行方」とか「砂時計」はイントロが曲の象徴的なものになるので、細かい音色とかタイム間まで自分なりにちゃんと集中して、事故のないように弾きました。だけど「GOOD LUCK MY WAY」とかは、みんなで作っていった感じで、もうそろそろ解放していいかな、ここは出しちゃっていいよね、みたいなところで、原曲のフレーズっぽくは弾くんですけど、もうね、後ろで「おりゃ~」ってドコドコやっちゃってるんで(一同笑)。そっちがいくなら俺もいかせてもらうよっていうので、“ライクらしさ”が生まれていったのかな。L’Arclassicがライクらしさに変わった。それを、お客さんは「楽しい」と感じてくれたのかなって思いました。――ラルクをやりながらライクらしさが誕生するって。tetsuya嬉しいですね。両方の住人としては。――「瞳の住人」じゃなく(笑)。tetsuyaでもね、「GOOD LUCK MY WAY」は1stライヴの。hibiki2部から。tetsuya「これはスゴい」と思ってて。最近は「いばらの涙」。凄いことになってますから。reno歯止めがきかなくなりました(笑)。tetsuya演奏しててもくるんですよ。うわ~って。renoライヴを観に来た知り合いに「いばらの涙」を演奏してるときのメンバーの気迫。ステージから出るオーラみたいなのが凄かったっていわれたんですよ。だから、伝わってるんだと思いました。バンド内のこの感じが。ライヴ前にバナナ5本!? ツアー中のいまだから話せるエピソード――次はツアー中についての質問です。ツアー中、いまだから話せるエピソードがあったら教えて下さい。jekyllステージでは、僕とrenoさんがアクリルのドラム遮音パネルを鏡代わりにして髪を直すのが恒例となってました。そのrenoさんにセクシーポーズを要求したら、危うく殺されかけました(笑)。あと、大阪公演の本番前にhibikiがうどんを3杯食べてたのは衝撃でしたね。僕はバナナを5本食べたんですけど。そうしたら本番中にお腹が苦しくなってしまい、それを隠すためにいつもより深く頭を下げて歌ってたことはナイショです(微笑)。tetsuyaバナナの食べ過ぎって(笑)。でもね、うどんはすっごく美味しかったんですよ。お弁当食べてたあと、僕もうどんを1杯食べました。まだ食べたかった。hibiki僕、お弁当3つ食べてたんで、3杯まででしたね。reno凄いわ(笑)。でね、さっきの鏡はjekyllも途中からやりだしたんですよ。今回すごく盛り上がる曲が多いから汗もかくし髪も乱れるんで、髪の毛整えたいなと思って横を見たら、ドラムのクリアパネルに自分の顔が映ってて。それを見ながら整えだしたのが始りなんですけど。最初、hibiki君的には「renoさんとよく目が合うな」と思ってたらしい(一同笑)。hibikiライヴ中にすげーこっち見てて目が合うから、それだけでこっちはテンション上がってたんですよ。だけど「なんか違う」というのに気づいて。これ、絶対言ってやろうと思って、それで福岡の2部かな?MCで言ったんですよ。renoそこからですね。MCが。hibiki2人のラフなトークが始まっていったのは。renoそうそう。それで、僕がクリアパネルで髪の毛整えてたら、jekyllもそれにのっかってきた日の終演後かな。昔、自分がやっていたViViDというバンドのインディーズ時代の写真をスマホで見せて、アイツが俺のことをいじってきたんですね。そうしたら、次のライヴでそこでやってたセクシーポーズをMCでjekyllが求めてきたから、俺はもうやらざるを得なくなったんですよ。それで、jekyllに「お前、これ覚えとけよ!」というのを英語で何ていうんだろうってとっさに考えて。振り絞って出てきたのが“REMEMBER ME”だったんです。覚えとけよ、じゃなく、俺のこと覚えてる?って(一同爆笑)。tetsuyaそこからrenoとhibikiの“REMEMBER ME”が。reno生まれたんです。tetsuya次はグッズも作りたいなと考えてるんですよ。hibikiめちゃくちゃ面白いですよね。マイクスタンド付きのアクスタとか。tetsuyaみんなでMC回せるのっていいことだと思うから。いまはファンもそういうところを期待してると思うし。最高じゃないですか。笑いあり、涙ありで。ラルクの楽曲を知らなくても楽しめるコンサートができると思う。我々がステージ上で楽しんでるのを見てもらって。それを見て、さらにお客さんも楽しい気持ちになる。いいと思いますね。空き時間にやっていたこと「朝5時起きで練習」!――では次の質問はツアー中の空き時間の過ごし方についてです。空き時間に欠かさずやっていたことがあったら教えて下さい。jekyll終演後、ホテルに戻ったら歌の練習をして。ライヴでミスなくパフォーマンスできるように、空いてる時間は基本的にすべての曲を復習するようなスケジュールを組んでいました。saki朝、復習でつるっと弾くのはやってました。hibikiあんなに入り(時間が)早いのに「全部弾いてきた」って言ってましたもんね?sakiセットリストは全部弾いてます。5時ぐらいに起きて。tetsuya、reno、hibikiえぇーーっ!!tetsuya僕もやってるんですけど、5時か……。5時は無理やな。hibiki僕が欠かさずやってたのは、いろんなご飯屋さんに行くこと。前日の現場から夜中、現地に入って、夜中ラーメン屋に並んだりしてました。renoできないと不安になるから、僕はルーティーンはあえて作らないようにしてるんです。その分、リハの時間に自分の立ち位置に立ったとき。その場その場で今日はどう挑もうかというテーマ、課題を決める。それがルーティーンといえばルーティーンですかね。tetsuya僕もツアー中、すっごいベースを練習するんですけど。でも5時起にはちょっと……びっくりした。悔しいな。負けた(笑)。reno楽屋でも「tetsuyaさんいない?」って思って探すと、本当に会場の端っこの真っ暗なところから光ってるライトが見えるんですよ。よーく見ると、そこでtetsuyaさんが黙々とベースを弾いてるんですよ。ラルクであるご本人でも、こんなにしっかり練習するだというのを見ちゃうと、こっちも身が引き締まりますよね。hibikiたしかに。どの会場でも絶対弾いてましたもんね。tetsuyaホテルでもずっと弾いてるから。でも、5時起きには負けた。カッコいい。僕も見習わないといけないなと思いました。全員ヒューヒュー(笑)。reno今日2度目のヒューヒュー出ました!!本当に“言霊”ってあって、言った通りになるから――では、ここからはこのバンドの発起人であるtetsuyaさんについての質問です。tetsuyaさんに言われた言葉、行動で印象に残っていること、感銘を受けたことあったら教えてください。jekyll感銘を受けたのは仕事に対する姿勢ですね。つねに目標を持っていて、全力でそれに取り組んでいるんです。1度これをやると決めたら、実現に向けて努力するところは凄いなと思います。けれども、演奏をはじめると心から音楽を楽しんでて、笑顔になる。その表情を見ると、こちらまで幸せな気持ちになります。saki私、めちゃくちゃ人見知りなんですね。東京公演の1部が終わったときに、tetsuyaさんから「僕はみんなを見るために下手にいるんだけどsakiさんとは目が合わないね」といわれて。そのときに、私は人見知りだから、メンバーの顔を見たりするのは苦手なで照れちゃうんですというのを伝えたんです(苦笑)。tetsuya意外でしょ?――ステージで、お客さんに向かって“ヒューヒュー”の正式なポーズを見せたり、かわいいポーズをメンバーにレクチャーしたりするのは平気なんですか?sakiお客さんに向かってパフォーマンスするのは、なんとも思わないんです。けど、メンバーに向かって「イェー!」とかやると、素になるというか。だから、ドラムセット見ながら「(うつむき加減で)ウッス」みたいな感じになっちゃうんですよ(苦笑)。tetsuya他のメンバーとは目が合うのに、俺は見てるんだけど、全然こっち見てくれないというのを話したら「人見知りなんです」っていうから、じゃあガンガンこっちから行こうと決めて。saki東京の2部では本当にガンガンきていただいたんですよ。気を遣っていただいてありがたいなと思いました(照笑)。tetsuyaあとね、女性だからファンに対してもあったと思うんです。ステージ上で目を合わせて2人でニコニコしてたら、なんなのあの2人とか思われるのかなとか。そういう気遣いも。sakiありました。そういうのもあったからrenoさんとも。renoなんとなく向かい合ってはいるんだけど、全然目は合ってなかったんですよ!(一同大爆笑)俺はすっごい見てるのに。sakiいい笑顔で見てくれるんですけど、私は目を合わさないように少し下を見てて。女性男性関係なく、苦手なんです。人見知りが本当に激しいんです(大苦笑)。それで、hibikiさんにも敬語で話すのを止めてくれといわれたんですけど。hibikiいまも「hibikiさん」って言いましたよ?(笑)sakiそういう風にいわれるので、このツアー中、頑張ってため口で話すようにするのを目標にしてたんですけど、まだできなくて。そこは心残りではあるので、4月までには克服したいと思います。――hibikiさんはいかがですか?hibikiいっぱいあるんですけど。僕、めちゃめちゃ緊張するんですけど。初めての現場とか、特にそうなんですね。そのことを1stライヴの直前にtetsuyaさんに言ったら「緊張するって言わないほうがいいよ」といわれまして。そこから口にしないように意識しだしたら、今回のツアー、まったく緊張しなかったですし。他の現場も緊張しなくなったんですよ。あのtetsuyaさんのひと言で、すごい変われたんですよ。tetsuyaよかったじゃん!本当に“言霊”ってあって、言った通りになるからね。「幸せ!」って言葉にすると、本当に幸せを感じるから。hibiki本当にあのアドバイスで僕は助かったんですよ。あと、これもtetsuyaさんが最初から言ってくださってることなんですが。Sakuraさん、yukihiroさんをどういうスタンスで再現すればいいのか、最初はいろいろ相談してたんですが、tetsuyaさんは「好きにやっていいよ」と言ってくださってたんですね。とはいえ、最初からあの「いばらの涙」まではできなかったんですよ。でも、ちょっとずつ我を出し始めて。今回のツアーで、これぞライクというプレイが生まれたのは、tetsuyaさんが最初にああいう言葉をかけてくれたからこそだなと思ってます。あと、ラルクのUNDERGROUNDツアー(<L’Arc~en~CielARENA TOUR 2024 UNDERGROUND>)を僕、2回に観に行ったんですけど。今回のライクのツアーでは、その2本のライヴではまったく見たことないようなtetsuyaさんの表情を見たんです。一番印象に残ってるのは「いばらの涙」。ラスサビ前に一瞬ブレイクするとき、こっちを見たときの顔が、これから戦争に行くのかというぐらいの気迫を感じる表情で。それを見たときはめちゃくちゃアガりましたね!tetsuyaそんな自分を引き出してくれたのが嬉しい(笑顔)。reno僕はいろんな現場で、瞬時に自分の立ち位置を見つけるのが得意なほうなんですけど。1stライヴはラルクのtetsuyaさんがメイン、自分は出しゃばらないようにと思って空気を読んでたんです。だけど、それこそ野音のキックオフミーティングの食事会に自分を呼んでくださったり。「renoがいてくれてよかった」みたいなことを、飲んでるときにぽろっとい言ってくださったりして。それが自分はすごく嬉しかったんですよ。自分の存在意義が感じられて。俺はここで俺らしくいていいのかなと思って。じゃあ自分はライクの一員として、tetsuyaさんが思ってることも自分だったらメンバーにもっとフランクにいえるから、これは自分の勝手な判断なんですけど、そういう立ち回りが僕の立ち位置だと考えたんです。そうしたら、自分がなんか解き放たれて。特に今回のツアーでは、僕はポジション的にtetsuyaさんが弾いてるのを見ながら全体を見渡せるところにいたので、より自分らしく立ち回ることができました。tetsuyaのメンバーへの思い――tetsuyaはこのようなメンバーたちに対して、いま改めてどんな風に思っているのか聞かせて下さい。まずjekyllさん。tetsuyajekyllの存在がなかったら成立しなかったバンドだと思ってます。彼は本当にやさしいし、真面目だし、努力家だし。Jekyllってね、hydeのモノマネをしてる訳じゃないんですよ。普通に歌ってああいう歌声になるんです。hydeの声に似てる、似てない関係なく、上手なヴォーカリストなんですよ。だって、日本語話せないのにあの歌詞すべて暗記して歌ってるんですよ?凄いでしょ?彼との出会いも、間に1~2人ぐらいしか入ってないのに、俺はjekyllとつながったの。それも凄くないですか?なんか、運命的なものも感じますね。それで、初めてzoomでミーティングしたときに、こういうバンドをやりたいんだけどってオファーしたら「その期待を裏切らないように頑張る」と言ってくれて。それでいまですから。凄いなと思います。――sakiさんは?tetsuyasakiさんも運命的なんですよ。僕はそもそも5人、ツインギターでやる構想なんて最初はなかったんですね。だけど、次の野音はreno君がダメってなって。僕はreno君含め、固定のメンバーでライクをやりたいと思ってたから、毎回メンバーが変わるんだって思われるのが嫌だったんですよ。これでreno君の代わりに違うギタリストが1人入って、他のメンバーは前と一緒だったら、その人だけが注目されて、今後はこのギタリストになるのかなって思われそうじゃないですか。そういうのが嫌で、みんなの注目を分散するために野音はギタリストを2人にしたんですね。――野音のツインギター構想の裏にはそんな狙いがあったのですね。tetsuyaはい。それでsakiさんを見つけて。女性メンバーとかまったく考えてなかったんだけど「いいな」と思ったギタリストがsakiさんで、女性だったというだけなんです。――えっと。ということは、renoさんのスケジュールがとれて、renoさんが野音のステージに出ていたら?tetsuyasakiさんを探すという行動はとっていなかった。reno(sakiさんを見ながらドヤ顔で)ある意味俺に感謝だよ。tetsuyaだから、運命的な出会いなんですよ。でね、1stライヴの映像をみんなで観るっていう企画を生配信しながらやったとき。コメント欄でギターに関してすっごいマニアックな質問をしてくる人が1人いたの!それがsakiさん(笑)。その時点で野音はすでにオファーしてたから、いろいろ聞きたいことがあったんでしょうね。sakiはい。連絡先はお互い知ってたんですけど、直接聞くのは恥ずかしいなと思って。renoそこですでに人見知り発動してたんだ(笑)。――ではhibikiさんは?tetsuyaネットで見つけて「めちゃくちゃ上手だなと!」と思って。上手だし、気持ちよかったの!すっごい楽しそうにドラム叩くから、パフォーマンスで魅了するという意味でもすっごくいいなと。もちろん演奏はちゃんとやらなきゃいけないというのあるけど。まず楽しむことが重要で。僕は、オリンピックの競技じゃないんだから、ミスがどうのこうのじゃなく、エンターテインメントとしての楽しさをみんなと共有することが大事なんだと言ってるんだけど。そういう意味で、魅せるドラムを叩いてたから。彼は。テクニック的なことをもちろんクリアした上で。だから、すごくいいなと思った。なので、いまこうしてhibiki君と一緒にできるのは本当に光栄なことだと思ってるし。嬉しい。――では最後に、renoさんは?tetsuyaここは落とした方がいいの?(笑)reno君は唯一紹介なんですよ。岸(利至/TETSUYA&The Juciy-Bananasの一員であり、TETSUYAソロもサポート)君に、こういうことをやろうと思うんだけど誰かいいギタリストはいないかなって相談して。数日後に「reno君はどう?」って連絡がきたんです。そこからは自分で調べて。ViViDは、バンドの存在は知ってて。曲を聴いてみたら、僕が好きな感じの曲が多くて。reno君はカッコいいし、タッパもあった。ラルクでken(Gt)ちゃんは一番背が高いからね。ViViDの後のソロの楽曲もチェックして。テクニック的なところは全く問題ないのが分かったんでオファーをして。それで、一緒にやってみたら人間性も素晴らしくて。ムードメーカなんですよ。彼は。あと、jekyllとの相性が素晴らしくいいの!jekyllもreno君がいないと寂しいんだと思う。本当に仲いいよね?reno言葉は全然しゃべれないんだけど、動物的な波長が近いんだと思います(笑)。tetsuya本当にね、奇跡的に集まったこの5人が凄くいいの。頭の中で想像してもこんなバンドは作れないと思うから、僕は本当に嬉しい。言いたいこと言いあえるし。だから、メンバーには最初から僕が言ってたように、ライクは自分のバンドだと思ってもらいたいし。みんなからも、僕だけを注目されるのは嫌なんです。もうバンドだから。ライクは。メンバー全員を見て欲しいと思ってます。――そんなライクは2025年4月26日には東京・EX THEATER ROPPONGIでのライヴが決定しています。このライヴに向けての抱負を聞かせて下さい。jekyllまさにライクとして本当のスタートを切る瞬間だと感じています。その新しい道がどんなものになるのか、ぜひ楽しみにしていて下さい。sakiこのツアーでバンドとして固まったと思うので、次はどんな風にライクを見せていけるのか、しっかり準備して挑みたいなと思ってます。ため口と、目を合わせるのも頑張ります(微笑)。hibikiこれまでは「ラルクの曲を聴きたい」とか「tetsuyaさんがベースを弾いてる姿を近くで見たい」というのを目的として来る人が多かったと思うんです。でも、今回のツアーでメンバーそれぞれのキャラ、このバンドの雰囲気、ライクが演奏するラルクの楽曲を楽しんでもらえたと思うんで、EX THEATERからはもちろんラルクの曲は演奏するんですけど、ライクというバンド自体を観たい。そういう感覚で来てもらえるようなライヴにしたいと思います。renotetsuyaさん以外のメンバーからすると、たしかにここまではhibiki君が言ってたような理由でご祝儀で来てくださるかたが多かったと思うんです。そこから、今回のツアーで「ライクってこういうバンドなんだ」というのを知ってもらって。それを分かった上で次のチケットは応募して下さったと思うんで。2025年、このEX THEATERからは、もちろんラルクの曲はリスペクトを込めながら演奏するんですけど、さらにバンドとしてどう見せるのか。ライクらしさというのを頭っから全開で出していく。そういう意気込みでライヴリハーサルから挑みたいと思います。tetsuyaEX THEATER、楽しみですね。楽しみだし、みんなの想像を超えるようなことやりたいと思ってるから、そのリアクションが楽しみ。renoいまからドキドキわくわくですね。――えっ!!なんですか?tetsuyaライヴに来て下さい!これ観たらヤバいと思う。本当に。Like〜an〜Angel CLUB CIRCUIT 2024 L’Arclassic【配信詳細】ライヴ配信:11月10日(日)19:30~ライヴ終了まで見逃し配信:配信準備完了次第~11月24日(日)23:59まで【出演】Like~an~AngelVo.jekyllG.renoG.sakiB.tetsuyaDr.hibiki【配信公演】10月3日東京都・Spotify O-EAST 公演(取材・文/東條祥恵)
2024年11月10日ワークマンの新作ウェア「レディース高撥水シェルワンピースコート」をレビュー!名前の通り撥水加工で高機能なだけでなく、スピンドルで自由にシルエットを調節でき、一枚でワンピースとしてもコートとしても楽しめる2way仕様です。実際に着てみて、詳しいデザインなどを紹介します。【ワークマン】レディース高撥水シェルワンピースコート:3,900円(税込)今回レビューする「レディース高撥水シェルワンピースコート」のカラー・サイズ・素材は下記の通りです。・カラー:ブラック、ダークグリーン、グレージュ・サイズ:M、L、LL・素材:ポリエステル100%筆者はブラックのLLサイズを購入しました。このワンピースコートはインナーに羽織ってワンピースとして着るのも良し、羽織ってコートのように着るのも良しと、2通りのコーディネートが楽しめるのが最大の魅力です♪ウエスト部分にはスピンドルがあり、腰の中央あたりに左右2つの調整用コードが付いています。これを引っ張ることで、自分好みにウエストのフィット感を調節できますよ。ゆるめてゆったり着ても、絞ってAラインワンピのように着てもOK!コーデの幅が広がります。実際に着てみましたが、とても軽い着心地でした!筆者は蛍光イエローのシェルジャケットとの重ね着が気に入りました。水や汚れを弾きやすい撥水加工!UVカット機能も撥水加工がされていて、水や汚れをしっかり弾いてくれるのも嬉しいポイント!実際に水をたっぷりかけてみたところ、驚くほどスルッと流れ落ちました。これなら急な雨でも安心です。また、アウトドアや外出に嬉しいUVカット機能も付いていますよ。ワークマンの高撥水シェルワンピースコートは、一枚でいろいろなスタイリングが楽しめるだけでなく、撥水加工やUVカットなど、普段使いに嬉しい機能も充実しています。おしゃれで機能的なアイテムとして、ぜひチェックしてみてください!※価格はセールなどで変動する場合があります。※商品入れ替えや売り切れの場合はご容赦願います。※デザイン・種類数等は変更となる場合があります。文=くわばらなっとう【ワークマン】軽くて滑りにくい!脅威の「5cm防水スニーカー」で歩いたり走ったりしてみた()【ワークマン】コスパ最強780円!「ディズニーデザイン新作」が絶対買うべきやつだった!【実物レポ】()【無印良品】究極に安くて軽い「1500円スニーカー」の実力は? “日本一長い商店街”歩いてみた!()
2024年11月10日山﨑賢人が主演を務める『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』の第6話が、本日11月10日(日) 22時よりWOWOWで放送・配信される。このたび第6話の場面写真16点が公開された。野田サトルによる漫画『ゴールデンカムイ』を原作とした本作は、明治末期の北海道を舞台に描く、アイヌの埋蔵金を巡るミステリーであり、魅力的なキャラクターたちが相まみえる冒険活劇。映画版の主要キャストが続投するほか、新キャストとして池内博之、高橋メアリージュン、桜井ユキ、塩野瑛久、中川大志、北村一輝らが名を連ねた。第6話には、剥製職人の江渡貝弥作がいよいよ登場。剥製作りの腕前は確かだが、彼の家には深い闇があるそうで、彼の才能と鶴見中尉(玉木宏)の謀略が、埋蔵金のありかを示す刺青囚人争奪戦に混乱を起こすことになる。そんな江渡貝役に挑んだのは、俳優の古川雄輝。今回、江渡貝役のために10kg減量、体脂肪率を10%以下に落とし腹筋を鍛え抜いたという。また、江渡貝と鶴見のやり取りも大きな見どころで、特に曲作りから振り付け、セリフ合わせなどかなりの時間をかけて撮影したふたりのダンスシーンにも注目だ。さらに、江渡貝がファッションショーのシーンで身につける独特な衣装は、特殊造形チームによる力作。細部まで飾り込まれた江渡貝邸の室内インテリアも見どころで、撮影現場に訪れた原作者の野田も「原作以上の作り込みに感動した」と言うほどの出来映えとなっている。後半には、炭坑を舞台にした攻防も描かれる。この撮影にあたり、美術チームが手作りでトロッコやレールを準備。炭鉱内でのチェイスシーンは、止め撮りではなく、実際に制作したレールの上でトロッコを走らせて撮影しており、臨場感あふれるシーンに仕上がった。本作のエンディングテーマは各話異なるアーティストで、第6話は神はサイコロを振らないが担当。今回エンディングを飾る彼らの新曲「火花」について、「何度死にかけても生に食らいつく、不死身の杉元に自分自身を重ね合わせました。杉元や僕だけでなく、この世界に生きるものすべてが何かと戦いながら生きていて。打ちひしがれたり、生きる気力や希望すらも喪失してしまった時、己の魂に火を灯すための着火剤としてこの曲を書きました」とコメントを寄せた。さらに、『「連続ドラマW ゴールデンカムイ」最終話目前ッ!!応援上映&トークイベント』の開催が急遽決定。最終話の放送・配信を目前に控えた、11月26日(火) 夕刻より都内某所で行われる予定で、当日は本作の第1話を応援上映形式で鑑賞できるほか、本作のプロデューサーが登壇し、視聴者からの質問に答える。本イベントの招待については、番組公式Xで募集を受け付ける。【第6話予告】『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』【WOWOW】<番組情報>『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』毎週日曜日午後10時よりWOWOW独占放送・配信(全9話)公式サイト:野田サトル/集英社(c)2024 WOWOW
2024年11月10日冬のイベント・お出かけスポットと言えば、やっぱり外せないのが「イルミネーション」。長崎・佐世保の「ハウステンボス」、栃木・足利の「あしかがフラワーパーク」、北海道・札幌の「さっぽろホワイトイルミネーション」は、日本三大イルミネーションとも言われています。そのうちのひとつ、2022年3月には全国ランキング第1位にも選ばれた「あしかがフラワーパーク」では、2024年10月18日(金)~2025年2月16日(日) の期間、500万球を超えるイルミネーションイベント「光の花の庭~Flower Fantasy2024-25」を開催中なんです!フラワーパークならではのイルミネーションから、今年の新作&リニューアルしたイルミネーションまで! シーズンによって変わるテーマにも注目です。フラワーパークならでは!花をイメージしたイルミネーション「あしかがフラワーパークと言えば藤!」という人も多いのではないでしょうか?あしかがフラワーパークでは、シンボルである大藤の「咲き始め~満開~舞い散るまでのストーリー」を再現したイルミネーションが登場します。壮大で神秘的な空間演出は、まさに圧巻~!また、バラ園をイメージしたイルミネーションは、まさにコンセプトである「光の花の庭」を表現した人気スポットのひとつです。四季折々の花が咲き乱れる日本の美しい四季をあらわした作品「日本の四季『こころの故郷』」もおすすめ。石庭に映し出されるプロジェクションマッピングも必見です。今年の新作&リニューアルにも注目【あしかがフラワーパーク「光の花の庭」】「スノーワールド」が新作エリアとして登場今年は、「スノーワールド」が新作エリアとして登場! 25メートルものイルミネーションタワーとともに、光が演出する冬の幻想的な世界観を楽しめます。さらに「フラワーキャッスル」がリニューアル。光の花畑に童話に出てくるようなお城が登場する人気スポットです。光の花火による壮大な演出を堪能できます。秋限定のプログラムも!お城の中には入ることもできるんですよ♪ 花々で彩られたお城の内部にも注目です。あしかがフラワーパークでは、季節ごとにテーマが変わり、それぞれの季節でのイルミネーションが楽しめます。11月中旬まで開催されているのが「光と花のコラボレーション」。期間限定でアメジストセージがライトアップされ、光と花の共演が楽しめます。11月下旬~12月下旬はクリスマス限定の特別プログラムが登場! そして1月1日~2月16日は、「ニューイヤーイルミネーション」と題し、新年らしいイルミネーションが登場予定です。冬に咲くボタンや、梅などの花々のライトアップもぜひお楽しみください。まさに「光の花の庭」にいるかのようなフォトジェニックな空間演出は、あしかがフラワーパークならでは! 今年は秋冬のおでかけに、日本屈指のイルミネーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。【イベント情報】あしかがフラワーパーク「光の花の庭~Flower Fantasy2024-25」開催期間:2024年10月18日(金)~2025年2月16日(日)開催時間:15:30~20:30(土日祝日は21:00まで)※点灯は16:30~17:00頃※2024年11月1日(金)~2025年1月5日(日) は平日 21:00、土日祝日 21:30まで営業入園料金:大人 1,400円、子供 700円(子供は4歳~小学生まで)休園日:期間中は2024年12月31日(火) のみ文=伊東ししゃも都心から約1時間のアウトドアリゾート!「さがみ湖MORIMORI」で遊び尽くしてみた()行く前に必見!【ディズニー・クリスマス】の「注目ポイント&おすすめグッズ」をざっくりチェック♪()【銀座・築地】エリアに徒歩圏内!新オープンの『三井ガーデンホテル銀座築地』がスゴい!大浴場や最上階レストランも必見♪()
2024年11月09日L’Arc~en~Cielのリーダーでありベーシストのtetsuyaが自ら率いるラルクのコピーバンドLike~an~Angelが10月3日(木)に開催した「Like〜an〜Angel CLUB CIRCUIT 2024 L’Arclassic」のファイナル公演の模様が11月10日(日)にU-NEXTで独占配信される。本体のL’Arc~en~Cielは3年ぶりに新曲「YOUGATTARUN」を配信リリースに続いて、2025年に東京ドーム2daysを行なうことを発表。ソロでは12月から恒例のBillboard Live Tourを。そして初のツアーのなかで急成長を遂げ、いまやコピーバンドという肩書きを飛び出す勢いでバンド化していっているLike~an~Angelは、2025年にはEX THEATER ROPPONGIでワンマンライヴを開催。そのすべての中心人物となっているのが、このtetsuyaだ。彼がどのような思いで、これらをクリエーションしていっているのか。ライクのツアーでの変貌も含め、話を聞いた。それぞれの活動がそれぞれに影響を与えている。そのほうがうまく回っていくんです。――tetsuyaさんのなかでL’Arc~en~Ciel、Like~an~Angel、ソロのTETSUYA。3つそれぞれアウトプットの仕方に違いはあるんですか?tetsuya細かくいうと、TETSUYAはバンド(形態)とアコースティックがあるので3.5になるんですけど(笑)。でも、結局どれも同じ1人の人間がやってるので、じつはそこまで分けて考えられてはいないのかもしれないです。――あまり区別はないということ?tetsuyaどれもやってることは同じでクリエイティブですから。この世にないものを作って、それを残すという。それが、僕の生まれてきた使命だと思ってますから。――考え方としては、ラルクから始まり、自分のクリエイティブなものを世に出す場所がどんどん増えていったという感覚ですか?tetsuyaうん。だから、あとはタイミングなんです。このタイミングでできたからこれはラルクで出すとか。そんな感じです。――楽曲のことですね。ライヴ活動でいうと、2025年はラルク、次はライクとツアーを行なって、このあと年末にはソロのライヴが控えています。tetsuyaさん的には、こうしてプロジェクトの活動がどんどん続いていくほうがいいバランスなのですか?tetsuyaうん。それぞれの活動がそれぞれの活動に影響を与えていくから、そのほうがうまく回っていくんですよ。――そのお話が出たから聞いちゃいますけど、まずラルクの2024年のツアー<L’Arc~en~Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND>は今まであまりライヴで披露しなかった曲にスポットをあてるというテーマを掲げて行なったツアーでした。しかもこのツアー、tetsuyaさんがステージの演出を担当されてましたよね?tetsuyaはい。でも大元のマスタープランのアイデアはhydeです。UNDERGROUNDというタイトルでシングル曲はやらないぐらいの感じで、マニアックな曲をやろうという元のアイデアはhydeで。それを僕が引き継いで。セットリストを考えるところから、ライヴ全体を3部構成にするところ…全部頑張りましたけど。ーーマスタープランはhydeさんだとしても、この前年にライクでは日比谷野音ワンマンをやったじゃないですか?そのときのタイトルが<Like~an~Angel PARALLEL WORLD 2023>。UNDERGROUNDツアーのラルクとこのライク、tetsuyaさんのなかではパラレルワールドのようにつながっていたのではないかと思ったんですが。tetsuyaはい。日比谷で試せるなと思ったからいろいろ試してました。その実証実験があってのラルクでした。――すごい!活動がこうして連鎖していってるのですね。tetsuyaそれこそ、いま出してるラルクの最新アー写見ました?あの写真のメンバーの首から下がブルブルブルってなってるところも(ライクの)PARALLEL WORLDのロゴのブルブルからきてるし。全部がこうやってつながって、うまく回っていってるんです。――ブルブルは意識してつなげていったんですか?tetsuyaそれがね、無意識!意識してない中での偶然だから。この世のなかの出来事、すべて関係していきますから。ラルクの新曲「YOU GOTTA RUN」そして東京ドーム――さきほどラルクのお話が出ましたが、新アー写に続いて、3年ぶりの新曲「YOU GOTTA RUN」(テレビ東京系アニメ『BAYBLADE X』)が配信リリースされましたね。tetsuya(突然)夕方に僕、ランニングしてるんですよ。最近。――えっ?あ、はい…。tetsuyaいや、これマジで本当なの(微笑)。本当にランニングしてるの!朝だと日焼けしちゃうんで、夕方。暗くなってからランニングしてるんだけど。それは、ガッツ(ラルクのステージディレクター)が最近シュってなって痩せてたから「何やってるの?」って聞いたら「毎日走ってます」っていってて。じゃあ俺も走ろうかなと思って走り出したの。それで、今回ラルクの曲をレコーディングして、歌詞がhydeからあがってきました。見たら“ゆうがたらん(YOU GOTTA RUN)”って。なんでhyde、俺のマイブーム知ってるんやって。――なるほど!そういうオチ(笑)。tetsuyaここもつながってるでしょ?(笑)――たしかに。ちなみにどのくらいの距離を走ってるんですか?tetsuya距離は分からないけど、時間でいうと30分ぐらい。意外とそれ以上は時間をとるのが難しい。忙しいからね。僕は、ジムに2時間も3時間も行くのは無理。――「YOU GATTA RUN」はいつ頃作った曲なのですか?tetsuya原型は結構前。もう何年か前には作ってて。それは、いまのとは全然形が違ってて、テンポも遅かったんですよ。元々はミディアムテンポで。ちょっとアメリカンでけだるい感じのロックだったんです。そうしたら、今回のタイアップのお話しをいただいて。先方に曲を提出したら「もう少しテンポを上げてやってもらえないか」という話がきまして。それと同時に、ただ単にテンポをあげただけのデモが戻ってきたんですね。それを聴いてみたら「なくはないな」と思って。ただ、テンポを上げるのであれば、アレンジはいろいろ微調整しなきゃなというのはあったので、それでテンポとアレンジを変えたのがいまの形です。――曲中、tetsuyaが歌っている“Burn it out!”,”Shout it out!”などのコーラスも曲を作っている段階から。tetsuya最初から全部ありました。ああいうコーラスとか、(主メロを)追っかけるメロディーがないと僕の曲っぽくならない。あれが入ることによって”ラルク!“って感じになるから。――ですね!そうして、この新曲に続いて、2025年1月18日、19日の2日間に渡って<L’Arc~en~Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION-hyde誕生祭->を東京ドームで開催することも発表されました。tetsuya個人的にはもっとたくさん動きたいんですよ。――ラルクとして?tetsuyaうん。これも、本来はもう少し色々なプランがあったんですけど、なかなか意見がまとまらないし。まとめるのにも時間がかかるからね。ラルクは。それで、東京ドームはとれてたんで、今回はこのタイミングで東京ドームをやる意味も含めて、hydeから「自分から言うのもなんなんだけど“hyde誕生祭”っていうのはどうかな?」というアイデアが出たので、それでいくことになりました。――前回、ラルクのツアーはtetsuyaさんがステージの総合演出も担当されていました。あれは実際やってみてどうだったんですか?tetsuya大変だけど向いてるなと思ったし、実際向いてると思います。これも、これまでのライクとかを含め、自分で演出をやるようになって。色々そういうものがあったからこそ、ラルクにつながったの。――なぜこれまでラルクの演出はやらなかったんですか?tetsuyaラルクに関しては、別に誰が演出を担当するとか、決まりはなかったんだけど。ずっとバンドを長くやるなかで、僕はやっぱりヴォーカリストが1番進行しやすい形。ライヴのテーマなり、セットリスト、演出的なことも含めて、ヴォーカリストがやりたいことを具現化するのがいいと思ってたんですね。とくに、僕もソロ活動をやり始めて、ヴォーカリストになってみたら余計にそう思うようになったんです。やっぱり歌って、自分の声、体が楽器なので、例えば「頭のところの曲順はいいけど、あの曲とこの曲をつなげてそこに持ってくるのはツラいな」とか「ここは歌っててやりにくいな」とかあるんですよ。ヴォーカリスト的には。ライヴ全体を支配するのはヴォーカリストだと思うので、そこも踏まえて、ヴォーカリストがやりたいようにするのがいいと思ってたんです。だから、これまではずっとhydeに任せてたんですよね。――そんな明確な理由がtetsuyaさんのなかにはあったのですね。tetsuyaうん。別に僕はそんなにライヴに対してこうしたい、ああしたいという意見は元々なかったし。僕が興味があること。僕が得意なことは映像の編集のほうなんですよ。大体、ラルクでライヴをやると、ツアーのファイナルや単発公演も映像化されるじゃないですか?その映像をどう撮るかとかという事前の打ち合わせや、撮った映像をどう編集するかっていうところにはすごく興味があるから、そういうところは、僕は監督と一緒に話をしたり。スタジオでの編集作業にも立ち会ってきたんですよ。――そうなんですね!tetsuyaうん。編集作業に立ち会って、家で観たときに、飽きないような作りの編集にしていくんですけど。スタジオで編集作業をするときに「この曲はこういう照明だったんだ」とか「後ろにこんな映像が流れてたんだ」みたいなことに初めて気づくことも多いし。編集していくなかで「ここは間が長すぎたから短くしたほうがいいな」とか、いろいろ気づくの。「この映像、なんかよくなかったな」とか「オープニングの映像があれなのに、曲中に統一感がないな」とか。そういうものを映像編集で体験してたから、ラルクで今回ライブの総合演出をやったときも、それがリアルタイムでライヴを演出するというのに変わっただけで。別に違うことをやってるという感覚は僕の中にはなかったんですよ。これまでやってたことがすごく役に立ちましたね。――そこも、これまでtetsuyaさんがやってきたこととちゃんとつながってたんですね。tetsuyaうん。だから、すんなりできたし。やってみて楽しかったし、自分には向いてるなと思いました。楽しいけど、大変は大変ですよ。毎回ライヴが終わったら、1本分のステージ映像をスタッフと見る訳ですから。それをチェックして、ダメなところを全部修正してブラッシュアップを繰り返していくんです。――次の日にライヴがあるときも。tetsuya僕は楽屋に残ってチェックをしてるんです。事前に小さい映像でチェックしたものでも、実際ステージに大画面で映し出されるといまいち伝わりにくいなってもあるから。そういうものがあったら映像を作り直したり。ここの照明は変えた方がいいからこうしようとか、毎回やってました。――今回もステージ演出はtetsuyaさんが?tetsuya“ hyde誕生祭”なのでhydeですね。――ライヴで新曲は聴けそうですか?tetsuya「YOU GATTA RUN」でしょ?やりますよ。もちろん。ソロライヴ<TETSUYA Billboard Live Tour 2024>――ラルクの前に12月からはソロライヴ<TETSUYA Billboard Live Tour 2024>も開催されます。tetsuyaいつもよりもちょっと今回は早めなんですよね。12月に入ったらすぐに始まりますから。まだ僕、ライクロス状態なんですが(笑)準備しないとね。ライヴはそんなに新しいことをやる感じではなく、恒例な感じで。Billboard自体がああいう特別な非日常的な空間なので、それを僕も楽しみたいし、ファンのみんなにも楽しんでもらいたいなと思ってます。――いつもはクリスマスシーズン中開催なので、ファンの方々も衣装や小物までクリスマス仕様にしていらっていますが。今回そこはどうしましょうか。tetsuyaハロウィンが終わったら世の中クリスマスでしょ?だから、いつものようにクリスマス仕様でいいんじゃないですか。――いつもの椅子のメンバーに、新しい椅子が加わる予定は?tetsuyaないです。僕、椅子はいっぱい持ってるんですけど、前回と同じメンバーだと思います。譜面台も。――BillboardLiveTour、ファンの方々にはどんな風に楽しんでもらいたいですか?tetsuya12月って、1年のうちでも1番街がキラキラして、気持ちもわくわくする季節だと思うんで。そんな特別な空気感のなか、みんなおしゃれして、ドレスアップして、Billboardに集まってくれたら嬉しいな。――このツアーで2024年のtetsuyaさんのライヴ活動はフィニッシュ。そうして2025年が開けると。tetsuyaラルクの東京ドーム。そのあとは4月26日にEX THEATER ROPPONGIでライクのワンマンですね!予想を超えて育っているLike~an~Angelのツアーを終えて――ライクの話が出たので、ここからはLike~an~Angelの話を聞いていきたいと思います。これは私の勝手な想像なのですが、ライクはいま、コピーバンドという範疇を超えて、バンドになってきているんじゃないかと感じているのですが。tetsuyaそうなんです!僕が予想していた以上、それを超えて育ってるんですよ。――そうなるきっかけはあったのですか?tetsuyaツアー(Like~an~Angel「CLUB CIRCUIT 2024 L’Arclassic」)中に火がついたんです。初日の福岡は「まだコロナ禍で声出されへんのやな」って思うぐらいお客さんが大人しい感じで、静かだったんですね。大阪は福岡よりも盛り上がりましたけど、まだ大人しかったんですね。それが、名古屋で急に!「今日なんかあった?」って、こっちがびっくりするぐらい盛り上がって。もちろんその後の東京も凄かったんですけど、きっかけは名古屋だったんですよ。もうね、開演前からお客さんがノッてて。しかも、それが裏拍とりながらだったから「名古屋やるじゃん」って俺らもなって。――そうして名古屋で火がついていった、と。tetsuya僕がやってるサタキン(ニコニコにて配信中のてっちゃんねる「TETSUYA SATURDAY KING RADIO」のこと)という番組で、僕が福岡公演の感想をいったんですよ。「まだコロナ禍で声出されへんみたいな感じだったから、もうちょっと声を出して欲しいよね」みたいなことを多分話したんですよ。それが配信された直後にやったのが名古屋だったから、そういうのもあって火がついたんだと思います。――そうして火がついてしまったライクの今後。tetsuyaさんのなかで、構想はすでにあるのですか?tetsuyaまだいえません(微笑)。――その表情からは、すごい構想が待ち構えていそうな予感が…。tetsuyaあるけど、まだいえない(笑顔)。もう、僕もびっくりするぐらい、彼らはすごいから。いや、本当に。このツアーで、みんな考えてることが同じだったんだなって思いました。すごくいいチームなんですよ。今回ね、ツアーは福岡から始まって。2週間ぐらい空いて大阪、名古屋、東京だったんですけど。その2週間の間にバーベキューをやったんですよ。メンバーで。メンバーとガッツとゆーやん(管原祐也)さんとで。ゆーやんさんというのはサタキンの放送作家さんで、僕が頼りにしているブレーンの1人なんです。Like~an~Angelを始める前、僕がこの構想を打ち明けたとき「めっちゃいいっすね、それ!」といってくれたのがゆーやんさんなんです。jekyllの映像をラルクの映像を作ってるスタッフに見せてもらって。「めっちゃくちゃhydeやん!」って話になって「俺には昔からラルクのコピーバンドをやりたいという構想があって。jekyllをヴォーカルでコピーバンドやるのどうかな?」っていう話をゆーやんさんにしたら、ゆーやんさんはすでに彼の存在を知ってたの!――え?jekyllの存在を?tetsuyaそう!それで「絶対にそれは面白からやろうよ」っていう話になり、ゆーやんさんはjekyllの存在を知っていたのに自分がそのアイデアを思いつかなかった事に悔しがってました。――そんな方々も含め、メンバーみんなでバーベキューをやったと。tetsuyaうん。jekyllの家で。ーーえっ?海外ですか?tetsuyaううん。日本。彼は普段は海外に住んでるんで、僕、用意したんですよ。家を。ツアーで1カ月ぐらい日本にいることになってたから、その間ホテル暮らしもなんだからと思って、家を用意したんですね、僕が持ってる物件の1つを、jekyllの家として。――tetsuyaさんは王子様ですか(笑)。やることがカッコよすぎ!tetsuyaそこはリビングが広くて屋上もあって、庭も広い家だったからjekyllは「1人だと広すぎて寂しい」っていってたんですね。それで「じゃあバーベキューやろう」っていってみんなで集まって。ゆーやんさんはキャンパーで料理も上手だから、キャンプ飯を作ってもらって。――そこで、さらにバンドとしての意識がみんなのなかで高まっていった。tetsuyaそうですね。結構みんな、いいたいことをいいあって。酔った勢いでいいすぎやろうっていうことまでいって、喧嘩してるメンバーもいましたからね。俺は「喧嘩してもいいけど仲悪くならないでねって」って言ってました(微笑)。――いいエピソードですね。1本のツアーのなかで、こうしてライクが1つのバンドとして急激に固まっていった訳ですね。tetsuyaうん。だから、もう(L’Arc~en~Cielの)コピーバンドとかいらなと思ってます。本当に想像していた以上に、ライクが転がっていってて、いま楽しいです。自分でシミュレーションして、思い描いていたものはもうすべてクリアしちゃったんで。ライクは。いまはその先をいっちゃってるんですよ。――予想外のスピードでバンド感が高まっていったということですね。tetsuyaうん、そうですね。ここまでは俺も想像できなかった。でも、元々僕はバンドにしたいっていう思いがひと一倍強かったから、メンバーのことを“サポート”とか呼ばれるのも嫌で。僕自身はライク始めたときから、一緒に“バンド”をやってるという感覚でやってきてて。それが、みんな同じ考えでいてくれてたんだなということを、今回ツアーを回りながら感じられたのは嬉しかったですね。それで、ファイナルの東京公演は僕の誕生日当日だったじゃないですか?公演後、プライベートな打ち上げで、メンバーからもらった僕へのサプライズプレゼントが凄すぎて。もう、本当に「凄いな~。このメンバーでよかったな」と思いました。僕もまったく想像できないような、想像を絶するプレゼントをメンバーからもらったので、めちゃくちゃ感動して。改めて「凄いな、このメンバー」って思いになりましたね。(次回はそんなライクのメンバーたちが大集結!tetsuyaとともにライクについて、シークレットエピソードを明かしながら熱い鼎談を繰り広げます)Like〜an〜Angel CLUB CIRCUIT 2024 L’Arclassic【配信詳細】ライヴ配信:11月10日(日)19:30~ライヴ終了まで見逃し配信:配信準備完了次第~11月24日(日)23:59まで【出演】Like~an~AngelVo.jekyllG.renoG.sakiB.tetsuyaDr.hibiki【配信公演】10月3日東京都・Spotify O-EAST 公演(取材・文/東條祥恵)
2024年11月09日Text:谷岡正浩Photo:小境勝巳1年半という長い時間をかけて、100本と追加公演を巡ったツアー『素晴らしい世界』の国内公演の終着点として辿り着いた両国国技館での〈番外篇〉。その〈番外篇〉を中心に、彼が歩んできた2年弱、107本の道のりが見える映像作品が完成した。すでに多くの観客から絶賛の声が上がっている映画『素晴らしい世界は何処に』の公開に続いて、11月6日(水)にはLIVE Blu-ray & DVD作品『素晴らしい世界 in 両国国技館』がリリースされる。あのとき、あの場所で森山直太朗が見つけた“答え”とは何だったのか? そして、彼が抱えていた“空白”とは? 長く、かけがえのない季節を通り過ぎた森山直太朗が今思うこと。根源的な部分と共鳴しながら〈番外篇〉までの長い旅を続けてきた――1年半をかけて100本に及ぶツアーとそのハイライトとなったNHKホールでの〈前篇・中篇・後篇〉をへて、両国国技館での〈番外篇〉を開催するというアイデアはどのようなきっかけで生まれたのでしょうか?実は、〈番外篇〉云々の前に、両国国技館でやりたいということが先だったんですよ。『素晴らしい世界』とは関係なく。シンプルに、いつかあのセンターステージでやってみたいっていうのが夢だったんです。それはだから、ツアーで100本回ってみたいっていう、漠然とした夢と同じレベルのものとしてあって、いつか広いところのセンターステージに立って舞台をやってみたかった。で、今回100本の夢が叶ったから、その勢いでスタッフに提案してみたんですよ。そしたら、いろいろな話の流れで、『素晴らしい世界』の国内公演の終着点としては見えるんじゃないかっていうことになって、僕自身も、ああそうかと。NHKホールで行った〈前篇・中篇・後篇〉は101本目に当たるライブだったんですけど、その時点ではそこが終わりだったんです。でも、僕のこれまでの活動を辿っていくと、実は終わりはまだその先にあるんだよっていう裏切りも森山直太朗らしいなと思ったんです。それもこれも、『素晴らしい世界』という言葉が持っている受け皿としての大きさがあったからこそ、物語をつなげていけたんですよね。ということで、〈前篇・中篇・後篇〉の先にあるもの、それは〈番外篇〉しかないよね、はみ出ちゃったんだからっていうことになりました。さらにその、はみ出ちゃった中にアジアやアメリカといった、海外公演も含まれることで、両国国技館とワシントン、上海、台北にまではみ出ちゃった〈番外篇〉としてまとめることでしっくりくるものがありました。――なるほど。となると、〈前篇・中篇・後篇〉ですべてを出し切って曝け出した後に、さらに何を見せるのか? ということを『素晴らしい世界』という物語の文脈の中で考えなければいけないという難しさがあったのではないかと想像しますが、そのあたりはいかがですか?これ、面白いもので、ここでやってみたいっていう衝動の方が勝っちゃうんですよ。そうなると、なんでもできるんです。その場所でやりたいという気持ちやそこへ向かうプロセス、どうしてここでやるのかといった必然性、そこに、その場所の持つ磁場の強さが合わさって、どんどん純度を高めていくと舞台では奇跡が起こるんですよね。そしてそれは、どうしても両国国技館でなければならなかったんです。武道館でもなかったし、他のどんな場所でもなかった。両国国技館と森山直太朗というのを合わせると、髷を結っている自分の姿が見えてくるっていうくらい見えるものがあったんですよ(笑)。何か景色が広がるっていう感覚が、舞台を作る上で自分の中ではすごく大切で、だから質問されたように、確かにすべてを出し切った後ではあったんですけど、両国国技館という場所だったからこそ僕自身が見える景色、また、見せられるものがあると思ったので、そこはまったく心配していなかったです。告白してしまえば、やるって決めた時点で何の勝算もありませんでした。でも、100本ツアーを決めたときだって勝算はありませんでしたから。これが今までの自分だったら、両国国技館でやるっていうことに対して、「いやいや......」みたいな反応を示されたら「そうだよね」ってすぐに翻してたと思うんですけど、『素晴らしい世界』という名の下に100本ツアーをやったという確かな実感が、「でもね」って言えるだけの強さというか、自然な力学として自分を前に進められたんですよね。なぜなら、自分はなぜこれをやりたいのか? という衝動を探す旅が100本ツアーだったし、その終着点が両国国技館を含めた〈番外篇〉だったので、そこまで描き切らないと終わることにならないから。で、結局この旅は終わらないものなんだっていうのを〈番外篇〉で思い知らされることになるんですけどね。自分がどうして生まれてきたのか? っていう、考えたって答えの見つかりようもない問いと同じで、だからこそそういう根源的な部分と共鳴しながら〈番外篇〉までの長い旅を続けてきた......そういうイメージでした。――答えが出ない問いだからこそ、問い続けなければいけないという基本原則に立ち返ると、映像作品(映画/Blu-ray & DVD)として『素晴らしい世界』が残るというのは、とても意味のあることだと思います。そうですね。あのとき感じたものが、それが答えではなかったにせよ、また年月が過ぎれば全然違う感じ方をするでしょうし、だけどひとまずこの地点で区切りをつけるという意味で映像作品に残すことは僕自身にとっても必要だと思いました。――先ほど、両国国技館の場の力ということをおっしゃいました。実際にステージに立った感覚はいかがでしたか?もう感覚的には3年前くらいの遠い記憶になっちゃってるんですけど(笑)、安心感があったというのはすごくよく覚えているんですよね。本当に自分の前世は力士だったんじゃないか? って思うくらい(笑)。実際、本番の2週間くらい前に風邪をこじらせてしまって、リハもあまりできない状態で本番に臨むことになったんですよ。こんなに時間をかけて用意してきたのにっていう自分に対しての情けなさとか、本番で声が出なかったらどうしようっていう不安とか、結構ピンチな状態だったんですけど、いざ両国国技館のステージに立ったら、ピタッと咳が止まって、スコンと腹から声が出たんですよ。本当に角力の神様がいるんだって思いました。そういうのも含めて、不思議な力を感じる空間でしたね。だから、両国国技館ってどんな場所でしたか? って聞かれたら、パワースポットでしたっていうのが一番端的に的を射た答えですね(笑)。『素晴らしい世界』の〈後篇〉に参加してくれたヴァイオリニストの須原杏ちゃんが両国国技館を見に来てくれて、僕にこんなことを言ったんですよ。「この両国国技館の舞台のために、これまでの101本があったんだと思った」って。それはすごくうれしかったし、一方で、国技館での『素晴らしい世界』のパフォーマンスの後に、「ああ、答えはなかったんだ」っていう場所に辿り着いたっていう、どう理解したらいいのか分からない感覚がずっとあって。つまり、ここまで長い時間をかけて回ってきて、結局得られたものは、答えなんてないという答え、というのはあまりにも酷だなっていう感覚と、同時に、もう探さなくていいんだっていう安堵の両方があったんですよね。そして、ある意味で執着を手放せたことで、表現者としては最もいい状態になれたんだなって思ったんです。それが、杏ちゃんの「このためにやってきたんだね」っていう言葉の真理なのかなって今は思います。映像作品でしか辿り着けなかった結論がそこにはある――最後の台北公演を記録した映像の中(LIVE Blu-ray & DVD Disc 2に収録)で、「空白」とおっしゃっていたのが印象的でした。その「空白」は直太朗さんがずっと抱えていたものなのでしょうか?今、僕はデビューして22年が経ったんですけど、最初の12年くらいですかね、自分のやりたいことを飲み込んで、なんとかバランスをとりながらやってきたという感覚があるんです。それは誰のせいとかではなくて、単純に自分が臆病だったから。外から見たらそれは何の問題もないようには見えてるんです、きっと。環境的にも。でも、自分の根っこにある魂みたいなものが、「もうこれ以上舞台になんて立てないよ」っていう悲鳴をあげて、それがどんどん大きくなっていったんです。じゃあやめればいいじゃないかと。だけど、舞台に立ちたかったんです。もう無理だっていうところまで行って、そこで最後の最後に残っていたのは、やっぱり舞台に立ちたいっていう気持ちだったんですよね。そこに気づけたんです。だから、ある視点から見た僕は、がむしゃらに突っ走っている森山直太朗に見えたかもしれないけど、少し視点を変えて見てみたら、それは自分じゃない自分を許容していた時間だったんです。それを「空白」という表現で語りました。あるいは、僕がまだ8歳くらいの頃、父と母とひとつ屋根の下で暮らしていた時間、そこから40年くらい経って、父の死の間際に病院でまた3人一緒になる......それまでの長い時間は「空白」と言ってもいいかもしれないですね。映画ではそのときの音声が使われていましたけど、病院で父と母と僕が一緒にいるって気づいた瞬間、ホラー映画かなって思いました(笑)。「うわ、みんなでいる!」って。そこの、家族という視点だけで切り取ってみたら、僕は40年もの間、ずっと来ないバスを待ち続けている幼いままの自分がいるわけですよね。でもその空白があったからこそ、また視点を変えて見れば、僕は曲を書けたんだと思うから、一概に「空白」とは何か? という答えも実はないんですよね。でも、僕の中にあるふたつの「空白」......つまり、表現者としてのものと家族のものと、そのふたつがリンクしているのが『素晴らしい世界』という旅だったような気がしています。最後に父の死が含まれているということも。両国国技館で「素晴らしい世界」を歌った後に感じた、「もう探さなくていいんだ」っていうひとつの結論と、父の死に際して3人でまた一緒に過ごせたけど、それまでの40年という空白が決して無きものにはなってないという現実が、複雑な模様で入り混じっているというか......決してハッピーエンドという感じではなかったじゃないですか? 特に映画は。人が何かの真実に辿り着くためには、自分の中に潜んでいる深い闇にじっと目を凝らさなきゃいけないんだっていう厳しい現実と、でもどこかで「良かったね」っていう思いが交錯している、その複雑さを色にするなら真っ白なんですよね。だから、最後は白い世界で終わりたかったんです。そこに、見ている人の様々な思いや問いをどんな色でもいいから垂らしてほしい......そんなふうに思いました。――森山直太朗というひとりの人物が抱えている空白は、視点によってそれが空白かそうじゃないかが変わるというのはとても面白いですね。そうなんですよ。その空白こそが一方で自身のアイデンティティになっているっていうことなんですよね。Blu-ray & DVDのブックレットに寄せた文章の中でこんなことを書いているんです。それは......自分がなぜ音楽を始めたのか? ということへの洞察です。母親が音楽をやっているがために僕は愛情を奪われたように感じていたから、音楽を毛嫌いし遠ざけていたはずなのに、なぜ音楽を選んだのか? 振り返って考えてみたら、父と母の唯一の共通言語が音楽だったんですよ。音楽を通して知り合った彼らが、別れたとしても......それがどんなにきつい別れ方だったとしても......僕が音楽をやっているっていうことが、何かふたりのつながりになるんじゃないかって、そういう思いが心の奥の方にはあったんですよね。あるいはそうやって、僕自身が父と母の存在を肯定的に捉えたかったのかもしれない。だから結局僕は感謝しているんですよ。僕のこの境遇に。普通の視点から見たら、おそらく幼い頃に僕を取り巻いていた世界というのは、ある意味で理不尽なものだったと思うんです。でも、僕が音楽を始めることによって、それを僕自身のアイデンティティにすることができた。そこが、人の人生っていうものを考えたときに、面白いし、めんどくさい部分ですよね。だから、「よかったでしょ」って、もし母親に言われたら、それはそれで腹が立つんですけど(笑)。――ははは。音楽をやることでしか自分を証明できない、そういう関係だから、たとえば音楽番組なんかで良子さんと僕がふたり並んで歌っている、とかよりも、今回の映画で父の死に際でようやく40年ぶりに3人が揃ったっていう方が望んだ共演の形なんですよ、あれは。――すさまじいですね(笑)。ですよね(笑)。だって、幸せな家庭だと思われちゃうと嫌だもん。――どうして自分が音楽を始めたのか? という根源的な問いの螺旋の中で、そこに父と母との関係というものが大きく関わっていることが改めて分かったと。では、直太朗さんにとっての音楽というのは何を指すものなんでしょうか?曲を作ったり、レコーディングしてCDを作ったりっていうのは、僕にとっては音楽のための手段なんです。では、僕にとって音楽とは何か? と聞かれたら、それは舞台表現なんです。僕は舞台を、空間を作りたいんです。そこでこの音を響かせたら、どんな世界になるんだろう? っていうことが本能的な興味としてあって、それを満たしていたいんですよね。もしかしたらそれは、音楽じゃなくてもよかったのかもしれない。でも、先ほど言ったように、僕には僕だけの空白があって、それが僕を音楽に向かわせる力には逆らえなかったので。と、今はこうしてはっきりと言うことができるんですけどね。でも『素晴らしい世界』という名で107本のツアーを回る2年前だったら、こんなふうには答えられていなかったと思いますね。――取材している時点において、映画『素晴らしい世界は何処に』が順次公開中で、そして11月6日(水)にはLIVE Blu-ray & DVD作品『素晴らしい世界 in 両国国技館』がリリースされます。映像作品にした意義をどのように感じていらっしゃいますか?つまりそれは、映像作品でしか辿り着けなかった結論がそこにはある、ということですね。もちろんその場でそれを感じていたことは間違いないんでしょうけど、映像にすることでより鮮明に可視化できたということはあると思います。それが実は不思議な体験だったんですよね。記録を記憶として残すということは映像作品の重要な役割で、それはこれまでも当然やってきたんですけど、でも今回の場合、実際の舞台は終わったのに、映像を見ながら「まだ知らないことがあったんだ」っていう感覚になるのは初めてですね。だから、自分の存在を超えて、多くの人に見てもらいたいって思う自分がいるんですよね。承認欲求なんかとはまた全然違う次元で、ものすごく安直な言い方なのかもしれないんですけど、この映像作品をきっかけに、見た人がそれぞれの中にある何かを考えるきっかけになってほしいんですよね。僕は「空白」と表現しましたけど、たぶん誰もの中に、ずっと放置してきている何かはあるはずなんです。それって、取り出して向き合うのはきついから、ついつい見ないふりをして放置してしまうんですけど、だんだん悪臭を放ちだすんですよ。そうするともっとキツくなっていく。そこに、僕がそうだったように、この映像作品を通して向き合えるきっかけになるんじゃないかな? そうなればいいな? 芸術やエンタテインメントの存在意義ってまさにそこにあるんじゃないかな......そんなふうに思います。<リリース情報>森山直太朗20th アニバーサリーツアー『素晴らしい世界』in 両国国技館2024年11月6日(水) リリース●初回生産限定盤Blu-ray(2枚組):9,900円(税込)●初回生産限定盤DVD(3枚組):9,570円(税込)※Blu-rayはDolby Atmos仕様【Blu-ray収録内容】■Disc1森山直太朗 20th アニバーサリーツアー『素晴らしい世界』in 両国国技館1. 生きてることが辛いなら2. 青い瞳の恋人さん3. 花4. ラクダのラッパ5. papa6. アルデバラン7. することないから8. 愛し君へ9. 生きとし生ける物へ10. 君のスゴさを君は知らない11. すぐそこにNEW DAYS12. Nonstop Rollin’ DOSA13. boku14. あの海に架かる虹を君は見たか15. バイバイ16. 素晴らしい世界17. さくらEN-1. ロマンティークEN-2. どこもかしこも駐車場■Disc2森山直太朗20th アニバーサリーツアー『素晴らしい世界』ドキュメンタリー「素晴らしい世界史」【DVD収録内容】■Disc1森山直太朗 20th アニバーサリーツアー『素晴らしい世界』in 両国国技館1. 生きてることが辛いなら2. 青い瞳の恋人さん3. 花4. ラクダのラッパ5. papa6. アルデバラン7. することないから8. 愛し君へ9. 生きとし生ける物へ■Disc210. 君のスゴさを君は知らない11. すぐそこにNEW DAYS12. Nonstop Rollin’ DOSA13. boku14. あの海に架かる虹を君は見たか15. バイバイ16. 素晴らしい世界17. さくらEN-1. ロマンティークEN-2. どこもかしこも駐車場■Disc3森山直太朗20th アニバーサリーツアー『素晴らしい世界』ドキュメンタリー「素晴らしい世界史」<配信情報>「森山直太朗20th アニバーサリーツアー『素晴らしい世界』in 両国国技館」ライブ音源2024年11月6日(水) 配信リリース(16曲)【収録曲】01. 生きてることが辛いなら(Live at 両国国技館 2024)02. 青い瞳の恋人さん(Live at 両国国技館 2024)03. 花(Live at 両国国技館 2024)04. ラクダのラッパ(Live at 両国国技館 2024)05. papa(Live at 両国国技館 2024)06. アルデバラン(Live at 両国国技館 2024)07. することないから(Live at 両国国技館 2024)08. 愛し君へ(Live at 両国国技館 2024)09. 生きとし生ける物へ(Live at 両国国技館 2024)10. 君のスゴさを君は知らない(Live at 両国国技館 2024)11. すぐそこに NEW DAYS(Live at 両国国技館 2024)12. boku(Live at 両国国技館 2024)13. 素晴らしい世界(Live at 両国国技館 2024)14. さくら(Live at 両国国技館 2024)15. ロマンティーク(Live at 両国国技館 2024)16. どこもかしこも駐車場(Live at 両国国技館 2024)特設サイト:森山直太朗 公式サイト:
2024年11月09日ドトールコーヒーとサンリオの人気キャラクター「クロミ」がコラボした「福袋2025」が、2024年12月26日(木)より、ドトールコーヒーショップにて発売されることを受けて、2024年10月25日(金)より順次店頭にて同商品の予約受付がスタートしました。ドトール×クロミ限定グッズ付き福袋!ドトールとクロミのコラボによる「オリジナルバッグセット」2種類や、ドリップカフェセット、コーヒー豆セットが登場。すべてのセットには、ドトールの新ユニフォームを着たクロミのオリジナルグッズが付いており、ここでしか手に入らないアイテムになっています。福袋の種類と内容◼︎「クロミ オリジナルバッグセット」・価格:10,000円 / 5,500円・内容:限定キルティングバッグやコーヒーチケット、オリジナルグッズ付き◼︎新春限定セット「ドリップカフェセット」・価格:2,300円 / 4,300円 / 6,200円 / 8,000円・内容:ドリップカフェのセット、選べるブレンド(マイルド、ゴールデンモカ、ロイヤルクリスタル、ブルーマウンテン)◼︎新春限定セット「コーヒー豆セット」・価格:2,000円 / 3,800円 / 5,500円・内容:コーヒー豆のセットとコーヒーチケット付き※セットにより、商品の種類や入数が異なります。詳細は、特設ページを確認してください。クロミデザインのオリジナルグッズも♪◼︎クロミ オリジナルぬいぐるみ・サイズ:約W250×H300×D150mm・ドトールユニフォームを着たクロミのぬいぐるみ◼︎クロミ オリジナルマスコットチャーム・サイズ:約W100×H130×D65mm・バッグに付けて持ち運べる手のひらサイズのマスコット◼︎クロミ オリジナルキルティングバッグ・サイズ:約W300×H410×D120mm・A4サイズが入る大容量の軽量バッグで、内ポケット付き◼︎クロミ オリジナルキルティングポーチ・サイズ:約W200×H125×D55mm・小物収納に便利なキルティングポーチまた、全セット共通で「オリジナルジッパーバッグ」「ミニタオル」「A5クリアファイル」のいずれか1つがランダムで付属します。コーヒーとチケット◼︎ドミニカンブレンド ドリップカフェドミニカ共和国バラオナ地区で栽培された、コーヒーの原種の一つとされるティピカ種を含むコーヒー豆をブレンド。ベリーや、チョコレートをまとったレーズンのような凝縮された甘味、スムースな口当たりと広がる余韻を楽しむことができます。◼︎コーヒーチケット全国のドトールコーヒーショップで、ブレンドコーヒー(S)、アメリカンコーヒー(S)、アイスコーヒー(S)のいずれかと引き換えができます(有効期間:2024年12月26日~2025年5月31日)。※各店舗メニューに応じた最小サイズでの引き換えとなります。※セットには利用不可。※追加料金によるサイズアップ不可。※追加料金によるドリンク変更不可。※他の特典・割引券などと併用不可。※換金不可。※画像はイメージです。※オリジナルグッズはなくなり次第終了です。「福袋2025」販売概要◼︎価格帯:2,000円〜10,000円の9種類◼︎予約期間:2024年10月25日(金)~12月25日(水)◼︎販売・引き渡し期間:2024年12月26日(木)~2025年1月13日(月・祝)※予約時に商品代金を支払います。※割引率、割引額は、各商品1袋販売時の合計価格との比較。※店舗により予約可能な商品が異なります。※数量限定のため在庫が無くなり次第販売を終了。(C)’24 SANRIO CO., LTD. APPR. NO. L653715刺繍入り“すみっコぐらしトートバッグ”が大人可愛い♪「すみっコぐらし×珈琲館 ハッピーバッグ」が数量限定で販売!()【ミスド】激かわコラボ!"ポケモンすぎる"ドーナツ&オリジナルグッズが大集結してるよ〜()【これは欲しい】スタバで売ってる「激かわ冬アイテム」デザインが良過ぎて思わず買いたくなる♪(画像あり)()
2024年11月09日上田慎一郎監督最新作『アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師』の本編映像が公開された。上田監督が『カメラを止めるな!』公開前から準備していた渾身のプロジェクトである本作。ソ・イングク、スヨン、マ・ドンソクの共演で日本でも話題を呼んだ韓国ドラマ『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』を原作に、上田監督が存分にオリジナリティを加えている。税務署に務めるマジメな公務員・熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師・氷室マコト(岡田将生)が企てた巧妙な詐欺に引っかかり、大金をだまし取られてしまう。親友の刑事の助けで氷室を突きとめた熊沢だったが、観念した氷室から「おじさんが追ってる権力者を詐欺にかけ、脱税した10億円を徴収してあげる。だから見逃して」と持ちかけられる。犯罪の片棒は担げないと葛藤する熊沢だったが、自らが抱える“ある復讐”のためにも氷室と手を組むことを決意。タッグを組んだふたりはクセ者ぞろいのアウトローたち、「どんな役にもなれる元役者」「強靭な肉体の当たり屋」「特殊な偽造のプロ」「母と娘の闇金親子」を集め、詐欺師集団《アングリースクワッド》を結成。脱税王から大金を騙し取る方法を、所有者に成りすまして土地を売る地面師詐欺に設定し、綿密&大胆な計画を練り上げ、チームは壮大な税金徴収ミッションに挑むが、その先には“裏”を読み合う壮絶な騙し合いバトルが待ち受けていた――。このたび公開されたのは、熊沢が10億円もの脱税疑惑がある巨大企業の社長・橘大和(小澤征悦)に頭からワインをかけられるという衝撃的な本編映像。熊沢はのらりくらり日々の業務をこなしていたが、ある日、部下の望月(川栄李奈)とともに橘に接触。使命感に燃える望月が橘に脱税疑惑に関して詰め寄ると、橘に「暴力を振るわれた」とでっち上げられる。そんな中、熊沢は高級クラブに呼び出され、足を運ぶとそこには橘が。心の底では納得のいかないまま橘に謝罪するが、橘は「庶民が平和に生きるコツ、知ってますか?怒りを持たないことです」と、“庶民が俺に逆らうな”と言わんばかりのセリフとともに、頭を下げる熊沢に上から赤ワインをかけるという衝撃的な行動に出る。熊沢を試すように「笑って顔上げられるか?」と言う橘に、熊沢は歯を食いしばって笑顔で耐え抜く。橘はそんな熊沢を見て鼻で笑って「うん、合格。じゃあお帰りを」と吐き捨てる。今まで権力を利用し、このように散々悪行を隠蔽してきたであろう脱税王・橘の残酷さと恐ろしさが垣間見えるシーンとなっている。映画『アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師』本編映像<作品情報>映画『アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師』11月22日(金) 公開公式サイト:アングリースクワッド製作委員会
2024年11月09日Keishi Tanakaが、来年1月29日(水)に6枚目のフルアルバム『Like A Diary』をリリース。併せて、今作のリリースを記念したバンドセットによるワンマンツアー『Like A Diary” Release Tour』を東名阪で開催することも決定した。アルバム『Like A Diary』は、デジタルとCDでリリースされるが、収録楽曲などの詳細は後日発表されるとのこと。本作のリリースを記念したバンドセットによるワンマンツアー 『Like A Diary” Release Tour』は、東名阪にて開催。2月2日(日)大阪・難波Yogibo HOLY MOUNTAIN、2月7日(金)愛知・名古屋 Shangri-La、3月28日(金)に東京・渋谷 WWW Xの3会場で開催され、オフィシャル先行受付は11月9日(土)10:00より開始される。現在は、全国10箇所の弾き語りツアー 『ROOMS 2024 AUTUMN TOUR』 を開催中。<リリース情報>6th アルバム『Like A Diary』2025年1月29日(水)リリース3,300円 (税込)※詳細は後日発表<ライブ情報>Keishi Tanaka 『Like A Diary” Release Tour』2025年2月2日(日)大阪・難波Yogibo HOLY MOUNTAIN開場17:30 / 開演 18:002025年2月7日 (金) 愛知・名古屋Shangri-La開場 18:30 / 開演 19:002025年3月28日 (金) 東京・渋谷 WWW X開場 18:00 / 開演 19:00【チケット情報】前売 4,500円 / 当日 5,000円※ドリンク代別途必要オフィシャル先行受付期間: 11月9日(土) 10:00~11月17日 (日) 23:59()その他ライブ情報:()Keishi Tanakaオフィシャルサイト:
2024年11月08日Mrs. GREEN APPLEのフロントマン大森元貴が、2021年2月にリリースしたソロデビューEP『French』に収録された楽曲「メメント・モリ」。その楽曲とリリックビデオの世界観を基にした絵本『メメント・モリ』の朗読劇公演が、2024年12月14日(土)・15日(日) 埼玉・ところざわサクラタウン ジャパンパビリオン ホールAにて開催されることが決定した。出演は、映画『夜明けのすべて』や連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、舞台『千と千尋の神隠し』などの俳優業をはじめアーティスト活動や執筆業、ナレーターなどあらゆる分野で活躍する上白石萌音。“死”というものに寄り添い、そして、その先には優しく温かい世界が広がっているという、大森元貴の死生観が映し出された本作を、上白石の語りと音楽と映像で届ける。併せて、大森、リリックビデオでタッグを組み、作品の世界観を絵本として作り上げたイラストレーターの大谷たらふ、上白石のコメントが到着した。■大森元貴 コメントメメント・モリという楽曲は、僕にとって自分を抱きしめてあげるための大切な存在です。死の先は未知数であり、また、今生きているということを常に大切に思うことも簡単なことではありません。出会いと別れが人生にはあり、そんなことに疲弊する日もあります。そして自分もこの世界とお別れする日がいつか来ます。難しいことはよくわからないけど、死というものが別れなのかはじまりなのか、漠然とした恐怖や不安ではなく、なにか温かいものとして感じられるといいなと思い、生まれ、そして絵本になりました。たくさんの方に愛していただいた、そのお話がこの度「朗読劇」になります。表現がさまざまな形に変わり、また届いていく、作家として本望です。この方なら間違いないであろうという、上白石萌音さんにお願いできる運びとなりました。彼女の「言葉」というものに対する真摯な姿勢にメメント・モリをお任せできると確信しております。こどもも大人も読める絵本を、そしてその世界観がさらなる広がりを見せた朗読劇を、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。■大谷たらふ コメント朗読劇化決定おめでとうございます!『メメント・モリ』絵本の絵が描けたことはずっと私の宝物です。大切な人が傍にいる人にもいない人にも光になるような、世代を越えて語り合える作品だと思います。楽曲と絵本と舞台ではきっと違う時間の流れ方を感じられるはずですし、この舞台を通して時間を越えて再び大切な人と繋がり直すような体験ができたら嬉しいです。どんな朗読劇になるのかとても楽しみです!■上白石萌音 コメントはじめて楽曲を聴いた時、寂しさや不安が温かく包まれ、最後の一文に心臓を掴まれました。その感覚が作品を読み込むほどに強まっています。深い思慮と感性で紡がれた言葉と音、それと同じ体温で息をしているような絵。原作が持つやさしい余白はそのままに、行間を豊かに膨ませた脚本がとても素敵です。音楽と合わさることでどう色づくのか今から楽しみです。“ボク”の新しい出発に立ち会えることをとても幸せに思います。リスペクトを込めて大切に務めさせていただきます!<公演情報>朗読劇『メメント・モリ』2024年12月14日(土)昼の部:開場 13:00 / 開演 13:30夜の部:開場 16:30 / 開演 17:002024年12月15日(日)昼の部:開場 11:30 / 開演 12:00夜の部:開場 15:30 / 開演 16:00※公演日時は変更となる場合がございます。会場:埼玉・ところざわサクラタウン ジャパンパビリオン ホール A演出・脚本:鈴木勝秀音楽監督:大嶋吾郎出演:上白石萌音演奏:大嶋吾郎、栗山梢原作:絵本『メメント・モリ』(文:大森元貴 / 絵:大谷たらふ)原案:楽曲「メメント・モリ」(作詞・作曲:大森元貴)「メメント・モリ」Official Lyric Video【チケット】一般チケット:8,800円(税込 / 全席指定)親子ペア席:13,800円(税込 / 全席指定)※未就学児のご入場は不可。※親子ペア席は一般発売より発売予定。■公式HP 一次先行2024年11月9日(土) 11:00~11月17日(日) 23:59()■プレイガイド先行11月18日(月) 11:00~11月24日(日) 23:59■一般販売12月7日(土) 10:00~公式サイト:
2024年11月08日シンガーの武藤彩未が、「サーフサイド・メモリー」を11月10日(水)先行配信リリース。12月10日(火)にリリースする10周年記念アルバム『Memorial HOTEL』に収録される楽曲で、作曲に林哲司、作詞に売野雅勇という最強タッグを迎え、時代を超えたシティポップが誕生した。林哲司作曲、売野雅勇作詞の「DANG DANG 気になる」を武藤彩未がカバーリリースし、その後、林哲司作曲活動50周年ライブに出演したことをきっかけにこの楽曲の制作が決定。 思い人との過去となってしまった思い出を壊さないように回想する主人公の心を持ち前の表現力で歌い上げ、透き通るような歌声で表現される物語は、聴者の頭の中で鮮明に再生され、聞くたびに主人公の心に思いを馳せることができる一曲だ。【売野雅勇コメント】林哲司さんのメロディに導かれるままに、真夏と真冬の思い出が交差する海岸の物語を書きました。こうした系統の作品が、僕と林哲司さんには暗黙の了解事項のように存在します。稲垣潤一さんの『思い出のビーチクラブ』や『P.S.抱きしめたい』、めいちゃんの『Don’t Stop The Showtime』、ジャッキー・リンの『Strangers Dream』など。荻野目洋子さんの『ビーチボーイズを止めないで』など。今回の『サーフサイド・メモリー』では、雪の降る海岸のシーンを聴きながら、夢の中の記憶のように、“初めて描く風景”なのにこれまで何千回も書いたみたいな気持ちになりました。それが彼女の声から届く郷愁だったのです。美しいメロディで永遠の生命を与えられ、記憶の水底に語りかける声に、あなたも気づくかも知れません。甘く懐かしく、武藤彩未さんは、そんな魂のノスタルジアで胸をしめつける表現を、生まれながらに持たされた稀有のヴォーカリストなのかもしれないと、不意に誰もが気づく。僕とあなたのように。【林哲司コメント】昭和歌謡ポップスが好きだという彩未さんのリクエストに応え、‘あの頃’を意識して書いてみました。その昭和のフレーバーをベースに、現代のEDMのエッセンスを加えてブレンドしたサウンドを泳ぐ、彩未さんの歌がとてもせつなくチャーミングです。売野雅勇さんと私が同調した世界で、武藤彩未がまぶしく輝いています。【武藤彩未コメント】林哲司さんと売野雅勇さんの名曲たちをたくさん聞いたり、カバーさせていただいてきました。そんな私が、今回は"武藤彩未"の曲として歌えて、本当に夢のようです。最初に林さんのデモを聴かせていただいた時からものすごく心ときめいて、そこに情景の浮かぶ売野さんの歌詞がのっかり歌詞の物語の主人公として、歌いながら幸せを噛み締めていました。私のテーマであるレトロポップを感じてもらえる、そして楽曲の魅力を最大限に表現することができ、古き良き楽曲になったと思います。<リリース情報>先行配信「サーフサイド・メモリー」11月10日(日)リリース配信サイト:アルバム『Memorial HOTEL』12月10日(火)リリース◾️Memorial HOTEL <通常盤>◾️Memorial HOTEL <タワーレコード限定盤><ライブ情報>武藤彩未 10th Anniversary Live12月30日(月)神奈川・SUPERNOVA KAWASAKIゲスト:川嶋あいチケット代:特典付き7,100円、一般6,100円()武藤彩未 オフィシャルサイト:
2024年11月08日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)とシス・カンパニーによるチェーホフ四大戯曲上演シリーズ「KERA meets CHEKHOV」。その最終章となる『桜の園』が12月、ついにその幕を開ける。19世紀末のロシアを舞台に、ある貴族の栄華の最後のひとしずくを描いた傑作。これまで『かもめ』『三人姉妹』『ワーニャ伯父さん』と真っ向からチェーホフと対峙してきたKERAが、遺作である『桜の園』をいかにして舞台上に上げるのか。稽古開始から数日のある日、KERAに現在の構想をたっぷりと聞かせてもらった。チェーホフは人物を相対的に描き出す、非常に革新的な作家――チェーホフの四大戯曲上演シリーズ「KERA meets CHEKHOV」もついに最終章です。KERAさんがこれほどチェーホフ作品に惹かれる理由とは?一本目は恐々でしたよ。100年以上前に書かれたものなのでもう古典と言っていいと思いますが、そんなものを自分が演出できるのだろうかと。でも、考えてみると、古典でこんなにも人物を相対的に書いている作品ってほかにない。例えばシェイクスピアなら、その人がなにを考えているのか台詞を聞けばわかりますよね。ところがチェーホフの場合、言っていることと考えていることの間には大きな乖離がある。そういう意味ですごく革新的な作家だと思いますし、普段自分の書くものに近いんです。独特の情感があるというのもチェーホフならではだと思います。――中でも『桜の園』という作品にはどんな魅力を感じますか?やっぱり遺作ですからね。自分自身の死期を悟っていたからなのか、これまでの三作(チェーホフの発表順に『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』)に比べると、明確なゴールが設けられていると思うんです。桜の園が競売にかけられる、8月22日に向かって物語が進んでいきますから。そこが『桜の園』の特別なところかなと。あと『三人姉妹』あたりから、この人のボードヴィル性を感じるんですよね。『三人姉妹』でフリーキーな奇人たちがポツポツと出没し始め、『桜の園』ではもう奇人ぞろい(笑)。そこは演出する上で少し難しいところでもあると思います。「チェーホフなのに」ではなく「チェーホフだから」に――演出だけでなく上演台本もKERAさんが手がけられていますが、執筆に当たって意識したこと、心がけたことは?僕が戯曲を読んで面白いと思ったことを、そのままやりたいと思っています。近年のチェーホフ上演って「いかに壊すか」みたいなものが多いように感じますけど、あくまで僕はオーソドックスに。だから壊そうとも、引き寄せようともせず、なるべくチェーホフと握手が出来るようなものを書いたつもり。ある意味、新劇的と言ってもいいかもしれませんね。自分の上演歴の中にあっては非常に真っ当というか、ザ・演劇みたいなものにはなると思います。岸田國士の戯曲をやった時もそうですが、「岸田國士なのに」みたいなことはあまり考えない。それよりも「岸田國士だから」、「チェーホフだから」といった考え方。――『桜の園』についてチェーホフは“喜劇”と謳っています。その喜劇性についてKERAさんはどう考えていますか?KERA meets CHEKHOV『桜の園』ビジュアルチェーホフは、ことさら悲劇的に上演されることを回避したくて、予防線を張っただけなんじゃないかと思うんですけどね。どうなんでしょうね。一方で、必死に笑わそうと腐心している上演を観ると、ちょっと辛いなと思うんです。だってクスクス以上の、爆笑に次ぐ爆笑みたいなものにはなり得ない戯曲ですよこれは。そういう意味で言えば喜劇ではないのかなと。ただ構造だけ見ると、「このままじゃ桜の園が売れちゃうよ」と散々言われつつも、聞く耳を持たないラネーフスカヤと兄のガーエフが、結局なんの策も練らないままに桜の園が売られてしまうって話。その極端な愚かさは、これまで僕が書いてきたナンセンスに極めて近いものがあって。そういう点では喜劇的な構造だなと思います。完全無欠な天海祐希に、極めてダメな人を演じてもらう面白さ――現在、どんなことを意識して稽古を進められていますか?先ほども言ったように、チェーホフの台詞は字面通りの意味ではほとんど捉えられないですから、「状態」や「そこに漂う空気」を探るために、本読みにはいつもより時間をかけるようにしています。チェーホフをやる時はいつもそうですね。今回で言えば三日半本読みをやって立ち稽古に入り、一幕から固めていって、最後までいったら急ぎ足でなんとかもう一周して通し、みたいな感じ。みんなで考えながら作っています。そういえば昨日山中(崇)が、宇野重吉さんの「チェーホフの『桜の園』について」という、『桜の園』をやる人間にとってはバイブルみたいな本を持っていたんです。そうしたら半分ぐらいの人が持っていて。その日に代役で呼ばれていた人まで読んでいた。僕も2020年の公演(※緊急事態宣言により全公演中止)の時はもっと勉強していて、同じ本を持ち歩いていました。でも中止のショックでもう見たくないと思って片づけたら、どこに置いたのかわからなくなってしまって(笑)。だからってわけでもないですが、今回は過去のデータを探ったり、ほかの人の解釈を参考にしたり、そういった根掘り葉掘りみたいなことはあまりせずに稽古を進めようと思っています。――桜の園の女主人・ラネーフスカヤを演じるのが、今お話に挙がった天海さんですね。天海さんは隙のない、完全無欠に近い人を演じることが多いと思うんです。ところが今回演じてもらうラネーフスカヤは極めてダメな人で(笑)、弱くて悠長で、うまく生きられない人間を天海さんにやってもらう面白さはあると思います。本読み初日に話したのは、声のトーンについて。もともと低音でしゃべることが多い方ですから、肝心な台詞とかは、そういう発声のほうが気持ちは乗せやすいと思うんです。でもそこをあえて低音ばかりでやらず、高音も駆使してもらいたいなと。なるべく広い声域を使って台詞を発して欲しいと伝えました。KERA meets CHEKHOV『桜の園』キャスト。上段左から)天海祐希(ラネーフスカヤ役)、井上芳雄(トロフィーモフ役) 大原櫻子(アーニャ役)、緒川たまき(シャルロッタ役)、峯村リエ(ワーリャ役)、池谷のぶえ(ドゥニャーシャ役)下段左から)荒川良々(ロパーヒン役)、鈴木浩介(ヤーシャ役)、山中崇(エピホードフ役)、藤田秀世(ピーシチク役)、山崎一(ガーエフ役)、浅野和之(フィールス役)――ほかにも豪華なキャストが集う注目作です。公演を楽しみにされている方々に、改めてメッセージをお願いします。かなり面白い芝居だと思うんですよね。ただディズニーランドのような、ボォッとしててもいろんなものを与えてくれるような面白さではなく、舞台を覗き見て、そこで能動的に感じていただくことによって生まれる面白さ。かといって難解ではなく、クスクス笑えるし、きっと共感もできるはずです。そこで生きているのは我々と同じ、浅はかで、隙だらけの、ダメな人間ばかり(笑)。そんな人たちが右往左往するさまを、楽しんで見てもらえたらと思います。取材・文:野上瑠美子<公演情報>KERA meets CHEKHOV Vol.4/4『桜の園』作:アントン・チェーホフ上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチキャスト:天海祐希井上芳雄大原櫻子荒川良々池谷のぶえ峯村リエ藤田秀世山中崇鈴木浩介緒川たまき山崎一浅野和之ほか【東京公演】2024年12月8日(日)~12月27日(金)会場:世田谷パブリックシアター【大阪公演】2025年1月6日(月)~1月13日(月・祝)会場:SkyシアターMBS【福岡公演】2025年1月18日(土)~1月26日(日)会場:キャナルシティ劇場チケット情報:()公式サイト:【シリーズ上演記録】KERA meets CHEKHOV vol.1/4『かもめ』2013年9月4日(水)〜9月28日(土)東京:Bunkamuraシアターコクーン2013年10月4日(金)〜10月9日(水)大阪:シアターBRAVA!出演:生田斗真・蒼井優・野村萬斎・大竹しのぶ山崎一・梅沢昌代・中山祐一朗・西尾まり・浅野和之・小野武彦山森大輔・中川浩行・長友郁真・頼経明子KERA meets CHEKHOV vol.2/4『三人姉妹』2015年2月7日(土)〜3月1日(日)東京:Bunkamuraシアターコクーン2015年3月5日(木)〜3月15日(日)大阪:シアターBRAVA!出演:余貴美子・宮沢りえ・蒼井優・山崎一・神野三鈴・段田安則・堤真一今井朋彦・近藤公園・遠山俊也・猪俣三四郎・塚本幸男・福井裕子・赤堀雅秋KERA meets CHEKHOV vol.3/4『ワーニャ伯父さん』2017年8月27日(日)〜9月26日(火)東京:新国立劇場小劇場出演:段田安則・宮沢りえ・黒木華・山崎一横田栄司・水野あや・遠山俊也・立石涼子・小野武彦<ギター演奏>伏見蛍
2024年11月08日9月27日の大阪・サンケイホールブリーゼを皮切りに、全国17カ所を巡演中の舞台『裸足で散歩』。ついに15カ所目となる銀座 博品館劇場での東京公演が開幕。舞台写真とともに加藤和樹、高田夏帆、福本伸一、松尾貴史、戸田恵子のコメントが到着した。ブロードウェイを代表する喜劇作家、ニール・サイモンが1963年に発表した本作。1960年代のニューヨークを舞台に、冬本番の2月に古いアパートの最上階に引っ越してきた新婚夫婦が繰り広げるラブコメディーだ。再演となる本公演の演出は、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』の脚本・作詞や、2025年上演予定の舞台『刀剣乱舞 十口伝 あまねく刻の遙へ』の脚本・演出を手掛ける元吉庸泰が、前作に続き務める。真面目で少し融通が利かないところもあるが、とにかく妻コリーを愛している新米弁護士ポール・ブラッター役を演じるのは、ミュージカルからストレートプレイまで幅広く活躍する加藤和樹。自由奔放だけどしっかりしているところもあり、夫ポールのことが大好きな新妻コリー・ブラッター役は、前作が初舞台で、現在は音楽活動にも力を入れる高田夏帆が演じる。また、真面目に仕事をしているだけなのになぜか変なことに巻き込まれてしまう電話会社の男役には、劇団ラッパ屋の旗揚げメンバーのひとりでもある実力派俳優の福本伸一が今回新たに参加。さらに、一風変わった住人ヴィクター・ヴェラスコを怪しくも憎めないキャラクターとして演じるのは、第56回紀伊國屋演劇賞個人賞に加え、第29回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞している松尾貴史、自由奔放な娘とは正反対で保守的な性格で若い夫婦を温かく見守るコリーの母バンクス夫人役には、演劇人としてだけでなく声優としてもファンから支持される戸田恵子が、前作から続いて集結した。<キャスト コメント>■加藤和樹:ポール・ブラッター 役大阪から始まったこの公演もいよいよ東京、博品館劇場での公演が始まります。北は北海道、南は宮崎・大分まで巡って、素敵なお客様との出会いがたくさんありました。あたたかい拍手で出迎えてくれて、笑顔で客席を出ていかれる姿に元気をもらいました。東京でもたくさんのお客様に喜んでもらえるよう、キャスト・スタッフ一同力を合わせて頑張りますので、ぜひ劇場にお越しください。お待ちしております。■高田夏帆:コリー・ブラッター 役初日の大阪でがはがは笑ってくれるお客さんを感じやっと最後の稽古が終わった気がしました。どこの劇場でも温かい空気の中背中を押されて前に進む。感謝をお芝居で返したいなといつもいつも思いました。2週間滞在した北海道では大自然に充電されて力が漲っていく不思議。コリーの力になっていきました。同時に銀座博品館へと何かを調整していく自分も。博品館を意識せざるを得ない。でもこれまでで気付いた事と稽古で積み上げてきたもの、それを忘れなかったら大丈夫。受け取る愛も渡す愛も増し増し。うまくいかなくたってわからなくなったって愛する事だけは諦めない!コリーの不器用な愛が今年も皆様に届きますように。■福本伸一:電話会社の男 役9月27日に大阪サンケイブリーゼで開幕し、それから北は北海道、南は九州まで14カ所で公演を行いました。ひとつひとつの劇場に特色があり、お客様の空気感もその地域によって違い、俳優としてとても貴重な経験をさせていただきました。このツアーは人生の宝物です。そしていよいよ東京公演の開幕です。これまでに廻った地方の劇場よりもお客様との距離はより近くなり、お芝居ももっと生っぽくなります。ドキドキです。ちょっと不憫な電話会社の男として(笑)お客様に沢山の笑いと笑顔をお届けできたらいいなと思います。■松尾貴史:ヴィクター・ヴェラスコ 役「こんなに盛り上がるのはすごい」「ここで拍手をいただけるとは」など、各地で上演するにあたっては、一度に限られたお客さんと私たちの一期一会が強く感じられます。しかしそれは、公演数の多い東京などでの公演も、実は毎回が同じことで、それを際立たせて気づかせてくれる貴重な機会でもあります。ご覧くださる皆さんのエネルギーを受け取る場面や瞬間の違いが実に面白く、興味深いのです。演じ手も毎回が新鮮で、お客さんにも新鮮に感じていただけるように気張り続けます。■戸田恵子:バンクス夫人 役久しぶりにハードな地方公演!特に北海道のバス移動、おばちゃんはヘロヘロでしたが、待ってくれているお客様の温かい反応に救われました!ツアーを重ねていきますと本当に各地で反応がまちまちで、演じ手としてもそれが楽しみだったりします。とにかく温かい!東京公演は如実に都会の反応と申しましょうか、いつもクールですよね。これから寒くなっていく季節の中で、少しでもハートウォーミングになりますよう努めます。<公演情報>『裸足で散歩』作:ニール・サイモン翻訳:福田響志演出:元吉庸泰【出演】ポール・ブラッター役:加藤和樹コリー・ブラッター役:高田夏帆電話会社の男役:福本伸一ヴィクター・ヴェラスコ役:松尾貴史バンクス夫人役:戸田恵子<公演日程>※終了分は割愛【東京】11月8日(金)~11月19日(火)銀座 博品館劇場【愛知】11月21日(木)ウインクあいち 大ホール【香川】11月23日(土・祝)サンポートホール高松 大ホールチケット情報:()オフィシャルサイト:
2024年11月08日『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』『アンティゴネ』という3つのギリシャ悲劇を再構築し、「一つの国が没落していく姿」を描く『テーバイ』が、11月7日より新国立劇場 小劇場にて開幕した。『朝日選書ギリシャ悲劇』『ギリシャ劇大全』などを著書に持つ、ギリシャ悲劇研究家の山形治江と、『テーバイ』の構成・上演台本・演出を務める船岩祐太が、ギリシャ悲劇を解説する。ギリシャ悲劇はお祭りの期間にしか観られない、演劇コンテストだった船岩まずはギリシャ悲劇にあまりなじみのない方々に向けて、ギリシャ悲劇とはどういったものなのかを簡単に教えていただけますでしょうか?山形ギリシャ悲劇は、今から約2400年前、紀元前5世紀くらいに都市国家アテネで上演されました。場所は、アクロポリスの丘の斜面にあるディオニュソス劇場です。オーガナイズするのは国家ですが、実際にお金を出し、演技をするのは市民です。題材は、神話伝説。酒の神のディオニュソス、別名バッカスへの奉納行事として上演されました。現代的な感覚では、演劇は毎日でも観られると思われるかもしれませんが、当時は奉納行事でしたので、お祭りの期間しか観られません。そして、その上演方法は、演劇コンテストでした。国家の中で委員会のようなものができて、応募された中から優秀者3名が選び出され、その3名がそれぞれ4本の劇を上演して優勝を競うという形でした。もちろん、審査員も市民です。ギリシャ悲劇の題材はギリシャ神話ですが、上演されたのはアテネだけですので、正確にいうと“アテネ劇”でした。ギリシャ神話と現存しているギリシャ悲劇は、題材的には同じものです。もともとアテネ以外の地方にあったギリシャ神話が第一の素材となり、三大悲劇作家と呼ばれる詩人たちが作品を描いて、神話となって現代まで伝わっています。ただ、一つだけ違いをあげるとすれば、ギリシャ劇はアテネで上演されていたものなので、目線が全てアテネを中心としているということです。アテネ出身の英雄が出てくると盛り上がる。そこが神話とは違うところです。3本の悲劇と1本のサテュロス劇からなる演劇コンテスト船岩演劇コンテストとはどういったものなのですか?山形先ほど選ばれた優秀者3名がそれぞれ4本上演すると言いましたが、その4本とは、3本の悲劇と1本のサテュロス劇です。サテュロスは、半身半獣の神で、ディオニュソスの取り巻きの酒好きなちょっとエッチな神様です(笑)。なので、サテュロス劇とは、酔ってはエッチなことをしてしまうという滑稽な劇を指します。つまり、3本は非常に真面目な、人生のことを扱った作品を上演し、その後に少し息抜きとなる短くて軽い劇を観て終わる。その4本で競いました。コンテストになってはいますが、選ぶのは一般市民で、もちろん市民は演劇評論家でもありません。毎年、輪番制で選ばれた部族の代表が観て投票します。投票されたものを全て開票するのではなく、その中からたまたま引いたいくつかの票で決めていたので、必ずしも良いものが選ばれていたのかは分かりません。評価と今、我々が考える出来は必ずしも同じではないのです。ギリシャ悲劇はコロスから始まった船岩ギリシャ悲劇にはコロスが登場するというのが大きな特徴の一つです。コロスはどのような成り立ちで登場するようになったのでしょうか?山形そもそもギリシャ悲劇はコロスから始まったものです。ギリシャ劇の成り立ちは諸説ありますが、祭礼で酒を飲んで騒いだことが始まりだと言われています。村祭りにたくさんの人が集まり、合唱舞踊として歌って踊っていたのですが、その内容がギリシャ神話だったのです。そしてあるとき、トリップしたように「我こそはディオニュソスだ」と言い出す人が出てきた。そうすると、みんなが面白がって「なんのためにここに?」と尋ね、言い出した人は「自分の信仰を伝えるために」と返す。最初に「我こそは」と言った人が最初の俳優です。その俳優の周りの人たち、つまりコロスがまた何かを聞いて、それに対して俳優が応える。一人のカリスマ的な俳優とそれを取り巻くコロス。そうした形式からギリシャ悲劇は出来上がっていきました。ただ、劇を作っていくうちに一人対マスの話がつまらなくなってきたのでしょう。アイスキュロスが俳優を2人立てたことで、今度は俳優同士の会話になり、それを取り巻くコロスという構図に変化しました。さらに物語を複雑にしていくうちに俳優が3人になる。そうすると、必然的にコロスの出番やセリフが激減しました。ただ、非常に興味深いのは、エウリピデスの作品などはコロスのセリフが非常に少なくなったことで、幕間の合唱舞踊の歌詞や踊りに力を入れ、結果として演出された作品としてはとてもおもしろいのです。今回上演される『テーバイ』にはコロスは登場しませんよね?船岩今回は全面的にカットさせていただきました。その替わり、コロスが担う要素をさまざまな登場人物に割り当てて挿入しています。そうすることによって、主要な登場人物のストーリーラインをはっきりさせることができるのではないかと考えました。そして、それぞれのコロス的な登場人物に対して、人格を付与することによって、それぞれの関係性が生まれ、それが物語そのもの、あるいは主要な登場人物の成り行きに膨らみを持たせることができるのではないかと思ったのです。山形コロスには「合唱舞踊団」という音楽的な要素や踊りの要素と物語の解説をし、劇の最初から最後までを見届ける目撃証人のような立場もあります。コロスを全てカットするということは、見届け人は登場しないということですか?船岩全編を通して見届けるというより、各シーンで見届ける役割を担う登場人物はいます。コロスという存在が担った劇的な効果を合唱や舞踊ではなく、関係性、あるいは対話の中で同じような効果を持つ膨らみができないかというのが今回の構成のミソです。山形今回の作品は、『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』『アンティゴネ』という3本のギリシャ悲劇を再構築していますよね。『オイディプス王』と『アンティゴネ』はとても有名でファンが多いのでわかるのですが、『コロノスのオイディプス』も取り入れたことに非常に驚きました。『コロノスのオイディプス』は日本どころかギリシャでもあまり上演されていないのではないかと思います。どうしてこの作品を選ばれたのですか?船岩『コロノスのオイディプス』を上演することでアンティゴネというキャラタクターが持つ多義性を生かせるのではないかとまず考えました。ただ、『コロノスのオイディプス』を足しただけでは難しい。そうすると、オイディプスの物語の始まりがあった方がいいのではないかと。それで、実際に並べてみたら、人間の形相を表せるようになったのではないかなと思います。山形三部作を一気に観られるというのはすごくお得ですね。テーバイ王家の物語がこれ一本観れば分かるわけですから。脚本をお書きになるときに、オイディプスが関係するその他3本の作品の要素も取り入れられているので、すごくおもしろいと思います。ギリシャ悲劇を観たことがある方は、原作と設定が違うという感想も持つかもしれませんが、6作を全て読むと神話の素材が入っていて、脚本家が創作したものではないと分かります。原作から逸脱するような会話はしないので、非常に見事だと思います。文:嶋田真己<公演情報>『テーバイ』原作:ソポクレス 『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』(高津春繁 翻訳による)、『アンティゴネ』(呉茂一 翻訳による)構成・上演台本・演出:船岩祐太出演:植本純米 / 加藤理恵 / 今井朋彦久保酎吉 / 池田有希子 / 木戸邑弥高川裕也 / 藤波瞬平 / 國松卓 / 小山あずさ日程:2024年11月7日(木)~11月24日(日)会場:東京・新国立劇場 小劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年11月08日忌野清志郎によく似ている人物“ZERRY”率いる4人組の覆面バンド「THE TIMERS」。衝撃のデビューから35周年。11月6日リリース『THE TIMERS 35周年祝賀記念品』(3LP, 3CD)の発売を記念して、ブランド設立30周年を迎えたNEIGHBORHOODより、THE TIMERSとしては史上初となる限定コラボ・ショートスリーブTシャツの予約販売が開始された。アルバムのカバーアートと袖口にNEIGHBORHOOD のCIロゴをプリント。コットン天竺のオリジナルボディーを使用したジョイントワークアイテム。NEIGHBORHOOD のオンラインストアとUNIVERSAL MUSIC STOREでの限定販売。<商品概要>NH X THE TIMERS . TEE SS12,000円(税抜)カラー:BLACK / WHITEサイズ:XS〜XXL⚫︎NEIGHBORHOOD オンラインストア11月10日(日)23:59予約終了⚫︎UNIVERSAL MUSIC STORE11月8日(金)12:00〜予定数終了まで TIMERS 公式サイト
2024年11月08日シンガーソングライター・小林柊矢が11月15日(金)に配信シングル「恋なんて feat. 足立佳奈」をリリースする。併せて、ジャケット写真も公開された。初のフィーチャリングとして、シンガーソングライター・足立佳奈が参加。テレビ朝日系バラエティ番組「あざとくて何が悪いの?」のドラマ企画「あざと連ドラ」第11弾『あざといは恋愛対象外?』の主題歌に決定している。【小林柊矢コメント】恋愛って、両親に教わるものでも、教科書に書いてあるわけでもない。一体みんなはどこで知らぬ間に身につけて、上手に恋愛をしているんだろうと疑問に思うんです。自分とはもうずっと無関係だと思っていた、遠ざけていた“恋”という未知な存在を、ある人に出逢って少しずつ受け入れ、実感していく。恋なんて見えないからと、時には突き放したり、時には自分に都合のいい物語を作り上げてしまったり。不器用ながらも必死に自分なりの恋を見つけようとしている二人を描きました。主人公はこの感情を“好き”なんだと認められるのか。「恋なんて」の意味は果たしてなんだったのか。皆さんの初々しい恋の記憶と照らし合わせて聴いてください。<リリース情報>デジタル・シングル「恋なんて feat. 足立佳奈」11月15日(金)リリース配信リンク:<ライブ情報>小林柊矢 one-man LIVE 2024 『チューニング』12月22日(日)東京・代官山UNIT開場 16:00 / 開演17:00【チケット情報】5,500円(税込)※ドリンク代別途600円必要小林柊矢オフィシャルサイト:
2024年11月08日