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令和初のお正月映画として、最高にハッピーで心温まる、誰もが心の一本に挙げてしまうに違いないシニカルラブコメディ『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』が2020年1月3日(金)より公開される。この度、アレクサンダー・スカルスガルドが見事なコメディアンっぷりを披露している本編映像が公開された。本作は、現代社会を映し出した男女逆転シンデレラストーリーだ。女性の活躍が目覚ましい現代において、シンデレラストーリーを夢見るのはもはや女性だけではない。そんななか、『プリティ・ウーマン』の男女逆転版ともいえる話題作が誕生した。国務長官のシャーロットを演じるのは、オスカー女優のシャーリーズ・セロン。これまでのイメージを覆し、コメディエンヌとしての才能を開花させている。一方、“高嶺の花”であるシャーロットに憧れを抱く、うだつの上がらないジャーナリストのフレッドを演じるのは、『40歳の童貞男』や『ソーセージ・パーティー』で知られる人気コメディ俳優のセス・ローゲン。ふたりは製作にも名を連ねるだけでなく、5年にわたって脚本の練り直しにも参加してきたほどこの企画に惚れ込んでいる。公開された本編映像では、主人公フレッドの恋敵役の、アレクサンダー・スカルスガルド演じるカナダ首相のジェームズ・スチュワートが登場。若くてハンサムで才能溢れる彼の一挙手一投足は世界中から注目され、美人アメリカ国務長官として人気のシャーロットと2ショットになった暁には必ずパパラッチに追われてしまう。これは、そんなふたりのデートシーンを切り取ったものとなっている。外でパパラッチが待機しているにも関わらず、バーで世論調査の愚痴を言い合うシャーロットとスチュワート。文句を言いながらも世間のイメージを気にし、仕事用の笑い方を身に付けたと披露してみせるスチュワートを、シャーロットは「素敵ね」と優しく慰める。それに気をよくしたジェームズは「このあとだが、飲み直さないか?」とシャーロットを部屋に誘い、奇妙な笑い声を発する……。身長194センチメートルという抜群のスタイルに甘いマスクを持つスカルスガルドだが、本作では見事なコメディ俳優っぷりを見せている。実は、映像中のイメージダウンするような笑い方から、音を立ててすするカキの“嫌~”な食べ方まで、すべてがスカルスガルドのアドリブ。完璧なルックスのスチュワートだが、仕草ひとつでイケメンから急に“残念なイケメン”へと降格してしまうことを体現し、人間は見た目だけではないことを証明している。監督を務めたジョナサン・レヴィンはスカルスガルドについて、「彼の役はコメディ要素が豊富だったので、彼の出演シーンは急な変更が多かったんだ。シャーリーズとカキを食べるシーンはほとんど撮影現場で思いついた案でできてるんだよ。彼はデート中も支持率に操られる政治ロボットでしかなかった、というアイディアでふたりのアドリブに任せたんだ。アレクサンダーは役どころをつかんでいてもう最高だったよ!」と語っている。ルックスは完璧、地位もお金もあるのにどこか残念なスチュワートと、ルックスはパッとせずで服のセンスも職もないフレッドの、どちらがシャーロットの心を射止めるのか。『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』2020 年1月3日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほかにて全国公開
2019年12月20日世界中のファンが期待と不安の入り混じったまま公開を待っていた超大作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』がついに本日から世界各地で一斉に公開となる。120年ほどの映画の歴史の中で、最も成功したシリーズは何か?多くの人がおそらく『スター・ウォーズ』(以下、SW)を思い浮かべるのではないだろうか。1977年にアメリカで公開された『SW』は、全世界で驚異的なヒットを記録し、映画の作り方やビジネス、ファン文化の在り方にまで大きな影響をもたらした。この映画がなければ、現在の映画界はかなり違った姿になっていたことは間違いない。そんな巨大なシリーズがついに完結する。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から始まる最後の三部作の主人公レイは、辺境の星で孤独に暮らしていた女性だ。彼女はいなくなった両親が帰ってくるのをずっと待っていたが、あるきっかけから反乱勢力に加わり、帝国軍の残党によって結成された新たな悪の勢力“ファースト・オーダー”と戦うことに。その中で彼女は自分の中に不思議な力“フォース”が覚醒するのを感じ、ジェダイ騎士ルーク・スカイウォーカーの下で修行を積む。そんな彼女に対峙するのはファースト・オーダーの戦士カイロ・レン。強力なフォースを持ちジェダイ騎士になるも、自身の怒りや恐れを制御できずに暗黒面に堕ちてしまったアナキン・スカイウォーカー=ダース・ベイダーを祖父に持つカイロは、迷いや不安を制御できない若者で、孤独や苦痛を力に変えることで憧れの祖父ベイダーに近づこうとしている。ちなみにアナキンとルークは親子の関係。つまり、最後の三部作はアナキンの道を追うカイロ・レンと、ルークからジェダイの教えや道を継いだレイの物語でもある。なぜか両者はお互いに“通じ合うもの”を感じているが、それは一体なぜなのか……最終作で明らかになるのかもしれない。本作は三部作の完結編にして、スカイウォーカーの一族の物語を描いてきた9部作の最終章。『スター・ウォーズ』シリーズはすでに多数の派生作品を生み出しており、この映画が最後になることはないが、40余年に渡って続いてきた壮大なサーガの結末は全世界から注目を集めている。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より公開
2019年12月20日「シュルレアリスム」とは、20世紀美術を語る上で、欠かすことのできない美術運動のひとつ。フランスの詩人アンドレ・ブルトンが、第1次世界大戦の戦禍をくぐり抜けたあと、理性を中心とする近代的な考え方を批判し、精神分析学の影響を受けて「無意識」の世界に「超現実」を求めた芸術運動のことだ。1919年にブルトンは友人の詩人フィリップ・スーポーとともに、理性によるコントロールを受けない「思考の書き取り(自動記述、オートマティスム)」という手法を核とした詩の運動として活動をスタート。1924年の『シュルレアリスム宣言』を発表し、運動を本格的にスタート、詩だけでなく、絵画をはじめ写真や映画など視覚芸術の分野へと拡大していった。シュルレアリスムが誕生してから今年で100年。箱根・ポーラ美術館にて開催されている『シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の「シュール」』は、西洋で起こったシュルレアリスム運動から、どのようにシュルレアリスム絵画が生まれたのか、さらに日本で「シュール」と呼ばれる独自の表現が生まれることになったのか、その展開を紐解いていくのが狙いだ。この100年の間に、シュルレアリスムは日本にも大きな影響を及ぼし、1930年代には「超現実主義」という訳語のもと、最新の前衛芸術として一大ブームを巻き起こした。しかし日本では、本家シュルレアリスムが求めた「無意識」という本来の目的を離れ、現実離れした奇抜で幻想的な芸術として受け入れられ、独自の表現方法として「シュール」という感覚が生まれ、今に至る。ポーラ美術館( )
2019年12月20日佐藤健主演『るろうに剣心』シリーズの最終章が、『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』のタイトルでそれぞれ7月3日(金)と8月7日(金)に公開されることが決定。あわせてティザービジュアルが公開された。和月伸宏の原作コミックを大友啓史監督が実写映画化したアクション大作『るろうに剣心』シリーズ。2012年8月25日公開の『るろうに剣心』(最終興行収入30.1億円)、2014年8月1日公開の『るろうに剣心京都大火編』(最終興行収入52.2億円)、同年9月13日公開の『るろうに剣心伝説の最期編』(最終興行収入43.5億円)、シリーズ累計の興行収入は125億円以上、観客動員数は980万人を突破している。『るろうに剣心最終章 The Final』では中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、武器や軍艦を送り込み志々雄真実を操っていた、シリーズ最恐の敵・縁(えにし)の戦いを壮絶なアクションとドラマで描く。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心(佐藤健)だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀を持ち穏やかな生活を送っていた。最狂の敵・志々雄真実(藤原竜也)が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心たちは、神谷道場で平和に暮らしていた。しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。今回公開されたティザービジュアルは、目を閉じ逆刃刀を手にする剣心の姿が切り取られている。撮影は、2019年5月まで約7カ月以上に渡り続き、完成は2020年を予定している。『るろうに剣心最終章 The Final』2020年7月3日(金)公開『るろうに剣心最終章 The Beginning』2020年8月7日(金)公開
2019年12月20日2016年に公開され、異例のロングランを達成するとともに、多くの賞を受賞したアニメーション映画『この世界の片隅に』。こうの史代の同名漫画作品を原作に、監督・脚本を片渕須直が務め、主人公すずの声をのん、音楽をコトリンゴが担当し、日本が戦争のただ中にあった時代の広島県を舞台にした人間ドラマを描く作品だ。公開後、片渕監督は場面を付け足した新しいバージョンの製作を決め、この度ついに完成。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』として本日より公開された。追加された映像には、独立した新たなエピソードや新しいキャラクターが登場したりと、新鮮な印象が与えられる。さらに興味深いのは、もともとある物語の意味に変化を与えたり、物語の裏に隠されていた謎が明かされる部分だ。本作はその意味で、ただエピソードを付け加えたものではなく、まったく別の新作と言って間違いないだろう。超ロングラン公開を果たした『この世界の片隅に』を経て、片渕監督が新たに描きたかったものは何なのか。劇場で目に焼き付けてほしい。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』公開中
2019年12月20日ゲスの極み乙女。が本日12月20日、大阪フェスティバルホールで「ONEMAN TOUR 2019 『変人大集合』」の千秋楽を行う。今年、結成7周年とメジャーデビュー5周年を迎えたゲスの極み乙女。。それぞれを記念したライブでもオーディエンスを盛り上げ、これからの活動にも期待が集まっている。現在、彼らが行っている「ONEMAN TOUR 2019 『変人大集合』」は東京と大阪・フェスティバルホールの2カ所を舞台に開催されるツアー。すでに終了した東京国際フォーラム ホールAの公演はボーカル&ギターの川谷絵音の誕生日ということもあり、遊び心のあるステージが繰り広られた。それを経た本日の公演がツアー最終公演となる。ゲスの極み乙女。にとっての今年の集大成を現場で目撃してほしい。■公演情報「東阪ONEMAN TOUR 2019『変人大集合』」12月20日(金)大阪フェスティバルホール開場18:00/開演19:00
2019年12月20日2020年1月10日(金)より全国公開されるポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』。この度、11月のポン・ジュノ監督来日時に、13年振り、2度目の対談が実現した漫画家・浦沢直樹による描き下ろしコラボイラストが公開された。本作で描かれるのは、全員失業中の貧しい一家とIT企業を経営する裕福な社長一家という、相反するふたつの家族の出会いから、想像を遥かに超える展開へと加速していく物語。すでに韓国で動員数1,000万人を突破し、フランスでも動員160万人突破、全米でも今年の外国映画興行収入第1位になるなど、各国で動員記録を塗り替える爆発的な盛り上がりをみせている。先日発表となったゴールデングローブ賞では、監督賞、脚本賞、外国語映画賞の3部門に異例のノミネートを果たし、オスカー前哨戦でも作品賞受賞を重ね、第92回アカデミー賞での受賞も有力視されている。日本カルチャーに造詣が深く、漫画家を目指していた経歴もあるポン・ジュノ監督。そんな監督が、かねてからファンだと公言しているのが『MONSTER』『20世紀少年』、現在も『あさドラ!』が好評連載中の日本を代表する漫画家の浦沢だ。監督は浦沢の漫画を読みながら、シナリオをよく書いているという。2006年の『グエムル-漢江の怪物-』公開時に対談を果たしたふたりが、久しぶりの再会を果たし、お互いの作品の制作秘話を語り合った。気になるイラストでは、“半地下”に住む貧しいキム一家を演じたソン・ガンホ、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・へジンの4人が脚本を読んでいる場面。対談で監督から飛び出した「出演者に台本を渡して、今ごろ読んでいるだろうなあと考える時が一番イヤな時間」というマル秘エピソードを聞かされた浦沢が、台本を読んでいる4人の姿を描き下ろしたもの。特に「ソン・ガンホさんが読んでいる時が……分かるわ〜〜〜」と、自分が丹精込めた脚本が審査されているかのような監督の気持ちを察した言葉が添えられ、日韓を代表するクリエイターの共感が述べられた貴重なイラストとなっている。本イラストは、劇場で販売される映画公式パンフレットに掲載される予定だ。また、浦沢とポン・ジュノ監督による対談記事は、朝日新聞(12/18朝刊)に掲載されている。『パラサイト 半地下の家族』2020年1月10日(金)より全国公開
2019年12月19日アレキサンダー・スカルスガルドとビル・スカルスガルドが『The Northman』で共演することになった。10世紀のアイスランドを舞台にしたバイキングのリベンジ物で、監督は『ウィッチ』のロバート・エガース。『ウィッチ』に主演したアニヤ・テイラー=ジョイ、エガースの最新作『The Lighthouse』に出演したウィレム・デフォー、またニコール・キッドマン、クレス・バンクも出演が決まっているようだ。アレキサンダーとビルは、スウェーデンの名優ステラン・スカルスガルドの息子。アレキサンダーは1月日本公開の『ロングショット 僕と彼女のありえない関係』、ビルはこの秋のヒット作『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり』に出演している。文=猿渡由紀
2019年12月19日こどもたちが定期的にコンサートホールに行く習慣を身につけ、生活の中にクラシック音楽を取り入れてもらいたいという願いを込めてスタートした“日本で初めてのこどものためのオーケストラ定期演奏会”「こども定期演奏会」が大人気だ。そして待望の2020シーズン年間4公演セット券が発売された(12月16日一般発売)。2020年シーズンは『音楽世界めぐり』のテーマの下、2020年4月12日(日)、7月5日(日)、9月6日(日)、12月13日(日)の4回にわたって開催される。2019年シーズンからは毎回日曜日開催となり、より多くのこどもたちが音楽に親しみ楽しめるようになったという。2020年のテーマ『音楽世界めぐり』では、「ヨーロッパI」、「ヨーロッパII」、「アメリカ」、「ロシア」のテーマを設け、それぞれの国で生み出された作品や、地域にまつわる楽曲でこどもたちを音楽の世界旅行に連れだす。フル編成のオーケストラによる本格的な演奏と各回の指揮者とソリストの分かりやすいトークによって、お馴染みの曲も初めての曲も楽しく聴けるこのコンサートは、子どもだけでなく大人の方にもおすすめだ。2020年度の指揮者は、2014年から連続出演の飯森範親(2020年4月~東京交響楽団特別客演指揮者)と、2019年シーズンから続いて出演する下野竜也のほか、川瀬賢太郎、原田慶太楼が登場。ソリストは服部百音(ヴァイオリン)、上野耕平(アルト・サクソフォーン)、奥田 弦(ピアノ)がそれぞれ出演し、各楽器、パートが活躍し世界の音楽を身近に体感できるプログラムが楽しめそう。開演前のプレトークでは、こども定期演奏会やクラシック音楽の魅力について、更に詳しく案内されるのも楽しみの1つ。さらには、様々な形でこどもたちが「参加できる」こともこの演奏会の特長だ。オーケストラの一員として演奏する「こども奏者」、2020年度シーズンのテーマ曲のメロディーや2021年シーズンのチラシの絵も、こどもたちから募集を行っている。4公演セットの年間会員券をご購入者には、特典として「サントリーホール内ロビー・ツアー」、「楽器体験」、「サントリーホールのスタッフ(お客様案内係)体験」、「指揮者や楽団員との交流会」などのイベントへの参加にも応募できる。この素敵なチャンス逃すことなかれ!●出演<4公演とも>管弦楽:東京交響楽団Tokyo Symphony Orchestra司会:坪井直樹(テレビ朝日アナウンサー)Naoki Tsuboi, MC●第73回「ヨーロッパI」【日時】2020年4月12日(日)11:00開演 (10:30開場 10:40~プレトーク)【出演】指揮:下野竜也Tatsuya Shimono, Conductorヴァイオリン:服部百音Moné Hattori, Violin *【曲目】「こども定期演奏会2020」テーマ曲Theme Music of “Subscription Concert for Children”スメタナ:オペラ『売られた花嫁』序曲Bedřich Smetana: Overture to Prodaná nevěstaモーツァルト:ヴァイオリン協奏第5番 イ長調 K. 219「トルコ風」より 第3楽章 *Wolfgang Amadeus Mozart: The Third Movement from Violin Concerto No. 5 in A Major, K. 219, “Turkish” *グリーグ:『ペール・ギュント』組曲 第1番 作品46 より「朝」Edvard Grieg: “Morning Mood” from Peer Gynt Suite No. 1, Op. 46ヤン・ヴァン゠デル゠ロースト(中原達彦 編曲):『カンタベリー・コラール』Jan Van der Roost (arr. Tatsuhiko Nakahara): Canterbury Choraleベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」より 第3・4楽章Ludwig van Beethoven: The Third and Fourth Movements from Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67●第74回「ヨーロッパII」【日時】2020年7月5日(日)11:00開演 (10:30開場 10:40~プレトーク)【出演】指揮:川瀬賢太郎Kentaro Kawase, Conductorアルト・サクソフォーン:上野耕平Kohei Ueno, Alto Saxophone *【曲目】「こども定期演奏会2020」テーマ曲Theme Music of “Subscription Concert for Children”ボッケリーニ(ベリオ 編曲):『マドリードの夜警隊の行進』G. 324Luigi Boccherini (arr. Luciano Berio): La musica notturna delle strade di Madrid, G. 324ビゼー(山中淳史 編曲):『カルメン・ファンタジー』 *Georges Bizet (arr. Atsushi Yamanaka): Carmen Fantasy *ビゼー:『アルルの女』第2組曲 より「ファランドール」 *Georges Bizet: “Farandole” from L’arlésienne Suite No. 2 *ロッシーニ:オペラ『セビリャの理髪師』序曲Gioachino Rossini: Overture to Il barbiere di Sivigliaレスピーギ:交響詩『ローマの松』より「ジャニコロの松」「アッピア街道の松」Ottorino Respighi: “I pini del Gianicolo,” “I pini della via Appia” from Pini di Roma●第75回「アメリカ」【日時】2020年9月6日(日)11:00開演 (10:30開場 10:40~プレトーク)【出演】指揮:原田慶太楼Keitaro Harada, Conductorピアノ:奥田 弦Gen Okuda, Piano *【曲目】「こども定期演奏会2020」テーマ曲Theme Music of “Subscription Concert for Children”ジョプリン:『エンターテイナー』Scott Joplin: The Entertainerジョプリン:『メイプル・リーフ・ラグ』Scott Joplin: Maple Leaf Ragガーシュウィン:『ラプソディー・イン・ブルー』 *George Gershwin: Rhapsody in Blue *アンダーソン:『タイプライター』Leroy Anderson: The Typewriterアンダーソン:『サンドペーパー・バレエ』Leroy Anderson: Sandpaper Balletライヒ:『クラッピング・ミュージック』Steve Reich: Clapping Musicバーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』より「マンボ」Leonard Bernstein: “Mambo” from West Side Story●第76回「ロシア」【日時】2020年12月13日(日)11:00開演 (10:30開場 10:40~プレトーク)【出演】指揮:飯森範親Norichika Iimori, Conductorこども奏者 *【曲目】「こども定期演奏会2020」テーマ曲Theme Music of “Subscription Concert for Children”チャイコフスキー:バレエ音楽『眠れる森の美女』作品66 より「ワルツ」Pyotr Ilyich Tchaikovsky: “Waltz” from The Sleeping Beauty, Op. 66チャイコフスキー:バレエ音楽『白鳥の湖』作品20 より「情景」「4羽の白鳥の踊り」「終曲」Pyotr Ilyich Tchaikovsky: “Scene,” “Dance of the Little Four Swans,” and “Finale” from Swan Lake, Op. 20チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』作品71 より「行進曲」「金平糖の精の踊り」「中国の踊り」Pyotr Ilyich Tchaikovsky: “March,” “Dance of the Sugar Plum Fairies,” and “Chinese Dance” from The Nutcracker, Op. 71プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』作品64 より「モンタギュー家とキャピュレット家」 *こども奏者と共演Serge Prokofiev: “Montagues and Capulets” from Romeo and Juliet, Op. 64ショスタコーヴィチ:祝典序曲 作品96Dmitry Shostakovich: Festive Overture, Op. 96【年間会員限定特典イベント】年間4公演セットの会員券をご購入の方が応募できます。(1)サントリーホール内ロビー・ツアー【第73回 4月12日終演後 ※約30分間】★ロビーに隠されたいろいろな工夫や秘密の目印をお教えします。※当日申込制、開場中・休憩中にロビーにて受付<定員40名 >(2)サントリーホールのスタッフになってみよう!【第74回 7月5日】★コンサートを支えるロビーのレセプショニスト(案内人)としてのお仕事体験をすることができます。※開演中はコンサートを聴くことができます。<定員10名>(3)オーケストラの楽器を体験してみよう【第75回 9月6日】★オーケストラで使われている楽器の中からヴァイオリン、チェロ、フルート、トランペットを東京交響楽団のメンバーの指導で実際に鳴らしてみましょう。<定員90名>(4)飯森さんと楽団員を囲んでお話をしよう【第76回 12月13日】★コンサートを終えた指揮者の飯森さんやオーケストラのメンバーとお話をすることができます。指揮者やオーケストラのメンバーへの質問も受け付けます。<定員100名>※(2)~(4)は4月12日の公演にご来場の年間会員のみご応募いただけます。いずれも希望者多数の場合は抽選となります。《こどもも大人も大満足!コンサート以外のお楽しみ》■とっておきのお話が聞けるプレトーク【毎回10:40~】《応募型特別企画》■テーマ曲を作ろう(応募期間 2020年1月4日~2月1日)★いただいた応募作品の中から1曲をオーケストラに編曲して来年のオープニング・テーマとして演奏します。■こども奏者になろう!【第76回 12月13日】(2020年8月23日 オーディション開催予定)★オーケストラに参加して、プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』より「モンタギュー家とキャピュレット家」を一緒に演奏しましょう。■チラシの絵を描こう!(応募締切 2020年9月5日必着)★こども定期演奏会のチラシはみんなから応募をしてもらったイラストを使って作っています。次のシーズンのイラストを描いてみましょう。<※詳しい応募方法は「こども定期演奏会ネット」をご覧ください>【会場】サントリーホール 大ホール【主催】公益財団法人 東京交響楽団、サントリーホール【特別協賛】バークレイズ証券株式会社【後援】東京都教育委員会、港区教育委員会【チケット料金】年間会員券12,000円(4公演分/全席指定・税込)、1回券3,500円(全席指定・税込)※小学1年生から入場できます。チケットはお一人様1枚ご用意ください。【チケット発売】<年間会員券>2019年12月16日(月)10時~一般発売<1回券>2020年2月25日(火)10時~3月2日(月)先行発売2020年3月3日(火)10時~一般発売※先行発売期間中はサントリーホール窓口での販売はございません。※先行発売は「東響会員(サポート会員、TOKYO SYMPHONY VISAカード会員、定期会員)」「サントリーホール・メンバーズ・クラブ会員」「現こども定期演奏会年間会員」が対象でサントリーホールチケットセンター、サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB、TOKYO SYMPHONYチケットセンターのみのお取扱いとなります。【チケット取り扱い】サントリーホールチケットセンター0570-55-0017(10:00~18:00休館日除く)サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB SYMPHONY チケットセンター044-520-1511(平日10:00~18:00)TOKYO SYMPHONYオンラインチケット (1回券のみ)チケットぴあ0570-02-9999【Pコード:年間会員券168-273、4/12= 168-373、7/5= 168-374、9/6= 168-375、12/13= 168-376】イープラスeplus.jpローソンチケット0570-000-407【Lコード:年間会員券33007、1回券33151】※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL= )【プロフィール】<全公演>■管弦楽:東京交響楽団Tokyo Symphony Orchestra1946年創立。サントリーホールで定期演奏会を行うほか、川崎市、新潟市、八王子市と提携し、演奏会やアウトリーチ活動を展開している。文部大臣賞、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞、サントリー音楽賞等を受賞。新国立劇場では毎年オペラ・バレエ公演を担当。海外公演も多く、2016 年創立 70周年を記念しウィーン楽友協会を含むヨーロッパ 5カ国で公演を行なったほか、18年8月には日中平和友好条約締結40 周年記念の上海・杭州公演を行い、日中の文化交流の役割を果たした。1970年代から青少年のための演奏会を開催し、2001年から続く「こども定期演奏会」のこども奏者出演者からはプロの演奏家も育っている。■司会:坪井直樹(テレビ朝日アナウンサー)Naoki Tsuboi, MC (Announcer of TV Asahi)1969年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒。93年アナウンサーとしてテレビ朝日入社。報道番組を主に担当し、現在は早朝番組「グッド!モーニング」(月~金)メインキャスター。母親が小学校の音楽教師だった影響もあり、幼い頃にクラシック音楽が好きになり、高校・大学時代は慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラに所属しヴァイオリンを弾く。これまで全日本大学オーケストラコンクールや「徹子の部屋」コンサート、各ファミリーコンサートや音楽祭などの司会を数多く務める。2人の息子を持つ父親でもある。<4月12日(日)>■指揮:下野竜也Tatsuya Shimono, Conductor鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール、01年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、チェコフィルハーモニー管、シュトゥットガルト放送響、シリコンバレー響など国際舞台での活躍が目覚ましい。読売日本交響楽団正指揮者、首席客演指揮者を経て、現在は、広島交響楽団音楽総監督、広島ウインドオーケストラ音楽監督、京都市交響楽団常任首席客演指揮者(20年3月まで)。太鼓芸能集団「鼓童」ミュージックアドバイザー。京都市立芸術大学、東京音楽大学、東京藝術大学にて後進の指導にあたる。公式ホームページ ■ヴァイオリン:服部百音Moné Hattori, Violin5歳よりヴァイオリンを始め、8歳でオーケストラと初共演。2009年リピンスキ・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールのJr.部門で史上最年少第1位及び特別賞、その後もヨーロッパ各国で開催される数々のコンクールでグランプリを受賞。16年デビューCDを発表。17年第27回新日鉄住金音楽賞、岩谷時子《Foundation for Youth》、18年第5回アリオン桐朋音楽賞、第1回服部真二音楽賞を受賞。N響、読響、日フィル、東響、東フィルなど多数の国内、そして海外オーケストラとの共演を行っている。使用楽器は上野製薬株式会社より貸与されているピエトロ・グァルネリ。現在ザハール・ブロンアカデミー並びに桐朋学園大学SDに在籍中。19年度ロームミュージックファンデーション奨学生。<7月5日(日)>■指揮:川瀬賢太郎 Kentaro Kawase, Conductor1984年東京生まれ。2007年東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲指揮専攻(指揮)を卒業。これまでに指揮を広上淳一など各氏に師事。06年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)に入賞、以後各地のオーケストラから次々に招きを受ける。海外においてもイル・ド・フランス国立響などと共演。オペラにおいても、細川俊夫作曲「班女」モーツァルト作曲「フィガロの結婚」などを指揮、目覚ましい活躍を遂げている。名古屋フィル正指揮者、神奈川フィル常任指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢常任客演指揮者、八王子ユースオーケストラ音楽監督、三重県いなべ市親善大使。東京音楽大学作曲指揮専攻(指揮)特任講師。■アルト・サクソフォーン:上野耕平 Kohei Ueno, Alto Saxophone8歳から吹奏楽部でサクソフォンを始め、東京藝術大学器楽科を卒業。2018年第28回出光音楽賞受賞。第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門において、史上最年少で第1位ならびに特別大賞を受賞。2014年第6回アドルフ・サックス国際コンクールにおいて、第2位を受賞。2016年のB→C公演では、全曲無伴奏で挑戦し高評価を得るなどデビュー以来、常に新たなプログラムにも挑戦し、メディアにも積極的に出演し、サクソフォーンの可能性を最大限に伝えている。最新CD「アドルフに告ぐII」を12/21にリリース予定。音楽以外にも鉄道と車をこよなく愛し、深く追求し続けている。Official HP: <9月6日(日)>■指揮:原田慶太楼Keitaro Harada, Conductorアメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心に目覚しい活躍を続けている期待の俊英。シンシナティ交響楽団、アリゾナ・オペラのアソシエイト・コンダクターをつとめ、2020年シーズンから、アメリカジョージア州サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽&芸術監督に就任予定。10年タングルウッド音楽祭で小澤征爾フェロー賞、13年ブルーノ・ワルター指揮者プレビュー賞、14~16年米国ショルティ財団キャリア支援賞を連続受賞。1985年東京生まれ。インターラーケン芸術高校音楽科において、指揮をF.フェネルに師事。指揮法をロシアのサンクトペテルブルクで学び、2006年21歳のときにモスクワ交響楽団を指揮してデビュー。オーケストラやオペラのほか、室内楽、バレエ、ポップスやジャズ、そして教育的プログラムにも積極的に携わっている。@KHconductor(Twitter、Facebook)|| kharada.com()■ピアノ:奥田 弦Gen Okuda, Piano2001年生まれ。3歳の時におもちゃのピアノで遊び始め5歳で作曲を始める。ほぼ独習で演奏法を身につける。7歳でソロコンサート開催。11年10歳で史上最年少ピアニストとしてポニーキャニオンよりCDデビューしジャズジャパンアワード2011ニュースター部門獲得。12歳で史上最年少作曲家としてジャスラック登録。『題名のない音楽会』ピアノ大喜利優勝。SHOW出演やオーケストラ共演も果たす。番組テーマやCM、アニメ楽曲提供等ジャンルを超えて活躍中。Eテレ「ムジカ・ピッコリーノ」レオ役でレギュラー出演。18歳にしてコンサート11年目。「奥田弦ジャズワールド」全国で開催。CDアルバム「奥田弦」「ボナペティ!」「奥田弦とゆかいな学校ジャズ・ピアノ」の3枚をリリース。Official HP: Twitter: @OkudaGen<12月13日(日)>■指揮:飯森範親Norichika Iimori, Conductor桐朋学園大学指揮科卒業。ベルリン、ミュンヘンで研鑚を積み、これまでにフランクフルト放送響、ケルン放送響、チェコ・フィル、モスクワ放送響等に客演。2001年、ドイツ・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督(GMD)に着任し、日本ツアーも成功に導いた。国内では1994年以来、東京交響楽団と密接な関係を続け、現在は正指揮者。2006年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞、07年より山形交響楽団音楽監督、19年シーズンより同楽団芸術総監督に就任。14年シーズンより日本センチュリー交響楽団首席指揮者。20年1月より東京佼成ウインドオーケストラ首席客演指揮者に就任。サントリーホールこども定期演奏会オフィシャル・ホームページ
2019年12月19日12月16日、丸の内TOEIにて『仮面ライダー令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の完成披露舞台挨拶が開催。『仮面ライダーゼロワン』から高橋文哉、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵、『仮面ライダージオウ』から奥野壮、押田岳、大幡しえりが登場し、さらに劇場版ゲストの生駒里奈と和田聰宏も登壇した。平成最後の仮面ライダーとなった『仮面ライダージオウ』と、令和に誕生した『仮面ライダーゼロワン』。今作では、人工知能・AIが導入された未来を描く『ゼロワン』の舞台にジオウが復活し、AIによる人類の支配を防ぐために共闘する。舞台挨拶はまずそれぞれの挨拶からスタート。仮面ライダージオウ/常磐ソウゴ役の奥野が、「祝え!祝えと言っている。あれ?ウォズは?」とこの日登壇しなかった従者のウォズ(渡邊圭祐)を呼んだり、仮面ライダーゲイツ/明光院ゲイツ役の押田が滅亡迅雷.netのセリフをマネようとしたり、仮面ライダーの先輩として舞台挨拶にも慣れた姿を見せ、会場を沸かせた。続いて、映画の公開を今週末に控えた今の気持ちを尋ねられると、仮面ライダーゼロワン/飛電或人役の高橋は「ついに僕たちの映画が皆さんのところに届くんだなとワクワクしている気持ちでいっぱいです」と話し、仮面ライダーバルカン/不破諫役の岡田は「アクションが大迫力で、ストーリーも笑いあり、涙ありで仮面ライダーの枠にとらわれない映画ということでワクワクしています」とアピール。そんな後輩ライダーたちとの共演について、奥野は「文哉くんと乃愛ちゃんくらいしか共演がなかったのですが、現場に誠実に向き合っていて、お芝居好きなんだろうな、楽しいんだろうなと思いながら、見守らせていただく立場というか。楽しませていただいたので、一緒に面白い映画を作れてよかったなと思いました」と撮影を振り返った。一方、滅亡迅雷.netの滅(砂川脩弥)、迅(中川大輔)との共演が多かったという押田は、ふたりが目つきの悪い役どころということから最初は仲良くなれるか心配だったと話しながらも、「現場に入ったらふたりとも気さくな方で楽しく一緒にアクションを思い切りやってきたので、ぜひそこをみていただきたい」と見どころを語った。続く、ツクヨミ役の大幡は『仮面ライダービルド』のキャストと共演した昨年の作品を思い返しながら「イズちゃん(鶴嶋)と共演するシーンでいっぱい喋れるかなって不安だったんですけど、現場でも帰るときもいろいろお話できて楽しい撮影でした」とコメントした。また『ジオウ』チームとの共演について高橋が、一緒に映画を作ったからこそ『ジオウ』チームの貫禄を現場で感じることができたと話し、「1年後に僕たちが、『ジオウ』チームのような雰囲気や貫禄を出せるようになる可能性があるんだな、そのスタートラインに立たせてもらっているんだなと実感できました」と振り返ると、「印象的な出来事はありましたか?」とMCからさらにエピソードを掘り下げる質問が。すると、「あれ言ったほうがいいんじゃない?」と奥野。小声で「ご飯連れてってもらったことですか?」と尋ねる高橋に笑いが起こった。「僕が衣装を着替えたり、メイクを落とすのを待ってご飯に誘ってくれて、お芝居の話からプライベートの話からご飯を食べながら話しました」と高橋が話すと、「しっかり先輩風吹かせてきました」とドヤ顔を見せる奥野だった。劇中での『ジオウ』チームについては、ゲイツ、ウォズ、ジオウの同時変身の話題にふれ、「こんなに一発で揃うものなんだなと思いました」と1年で培ってきたチームワークを絶賛。一方の奥野は苦笑しながら「僕以外のふたりが僕に合わせてくれてるのでなんとも言えないです」と話しながらも、「安心していつも変身してます!」と笑顔を見せ、ふたりへの信頼を感じさせた。劇場版ゲストキャストには、もともと仮面ライダーのファンだということから、オファーがきたときの気持ちが質問された。『仮面ライダーブラック』世代だと語った元社長秘書・ウィル役の和田は、「自分は見る側だと思っていたので、まさか出ることができるなんて、正直嘘じゃないかと思いました」と驚きを語り、「僕ひとりだけ40代なんです。仮面ライダーって若い人がやるもんだと思ってたので。今回変身もさせていただくんですけど、変身ポーズも楽しみにしていてください」と、淡々と語る中に仮面ライダー愛がにじむコメントを。また、撮影現場での思い出として、高橋について「とても気が使える子」だと楽屋で座敷のスペースを空けてくれたというエピソードを語り、「18歳でこんなに気が使えたら、芸能界どうやって生きていくんだろう、と心配になったくらい。でも、このままピュアな気持ちのままでずっといてほしいなと思いましたし、役にもそのピュアな気持ちが反映されているのでゼロワン=或人=高橋くんってすごいなって思いました」と、絶賛した。中学生くらいまで変身ポーズをして遊んでいた、というほど仮面ライダーファンだと明かしたタイムジャッカー・フィーニス役の生駒は、純粋にうれしかったと話し、「地元の先輩が仮面ライダーオーズ役の渡部秀さんで、芸能界に入っていつかそんな先輩みたいになりたいなと思っていたので、叶ったんだなと思ってちょっと鼻血が出そうになりました」とその興奮を語った。また、フィーニスは念願の中性的な役どころということで、「台本を読んでセリフを見て、言いたかった言葉がたくさんあったので、それを素直にお芝居しました」と話し、劇中での豪華な衣装を舞台挨拶では着られなかったことから、ぜひスクリーンでチェックしてほしい、とアピールした。それぞれに尋ねられた自身の見どころについては、高橋はテレビシリーズからは想像できない感情をあらわにする或人の姿、岡田は開いた口が塞がらないほどの大迫力アクションを挙げ、ヒロインで或人の秘書・イズを演じる鶴嶋は「AIの役なのでテンションが一定なんですが、映画ではイズちゃんが感情をあらわにするシーンがあるので、まだまだテレビシリーズでは見られない姿だと思うので注目していただけたら。監督とも試行錯誤しながら熱を込めて撮ったのでぜひ観ていただけたらと思います」と語った。仮面ライダーバルキリー/刃唯阿役の井桁はアクションに加え、「A.I.M.S.のふたりは映画だと髪型も違うし、スーツじゃなくかっこいい服を着ているので、ドラマとの見た目の違いも楽しんでいただけるといいな」と期待を高めた。『ジオウ』チームの奥野は「演者から観ても、どうやって撮ってるんだろうと思うくらいの変態カメラワークって、さっきプロデューサーの方たちとも話してたんですけど(笑)」と鳥肌が立つくらいのかっこいいカメラワークが観られると話した。さらに「或人と父との掛け合いのシーンは本当にいいものができてると思う。監督と何度も相談してお芝居を頑張ってきた姿も見てきたのでそこもぜひ注目して観てくれたら」と先輩らしいメッセージも加えた。「令和の仮面ライダーが新しい一歩を踏み出したことを感じられる」と自身が観た感想を交えてアピールした押田は、改まって「僕は壮を見て欲しいんですよ、すごく」とコメント。「なんで?」と尋ねる奥野に、「1年前に一緒に『ビルド』の方たちと出させていただいた作品を観て、ふたりでご飯に行って『1年後、こんな先輩になれてるのかな?』って話したんですけど、壮がすごくしっかり先輩になれてたんですよ。それが僕は1年間一緒にやってたからうれしくて。だからちょっと泣けそうになってきちゃって。本当にかっこいい男になったと思うんでぜひ観てください!」と目を潤ませながら語った。大幡はアクションについて「撮ってても、観ても今までと全然違うなって思った」とそのクオリティの高さを感じたことを明かし、『ジオウ』チームの掛け合いも見どころだとコメント。和田は「ある意味悲しきヒューマギアの物語だったりもして。なんのために生きてるのか、なんのために生かされているのかなと、メッセージ性が強い作品になっていますので、これから生きていく上でも色々考えることが出てくるような作品になってると思います」とヒューマギアの目線から語った。そして生駒が「ファン目線で思ったことは、超面白かった!いろんな時代が繋がってるんだなって思いましたし、自分が出たことが一生の思い出だなと思ったので、みなさん期待して公開をお待ちください」と、締めくくった。フォトセッションには、仮面ライダー1型が登場。高橋が1号に「或人じゃないと!」のポーズをレクチャーする姿も見られたフォトセッションが終わると、イベントも終盤に。奥野は「平成最後の仮面ライダーとして、この映画で一区切り着くのかなと思うのと同時に、1年間戦ってきて、いくつもの試練を乗り越えてきた強いソウゴが1年間応援してきてくださったみなさんに見てもらえると思うので、ぜひ劇場に足を運んでください」、高橋は「『ジオウ』チームと共演させていただいて、改めて歴代ライダーに関わってきた方々の思いをすべて受け取りました。そして令和最初の『仮面ライダーゼロワン』として自信を持ってお届けできる作品をスタッフの皆さん、そしてキャスト一同、心を込めて作りました。ぜひ劇場でお待ちしています」とそれぞれメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。取材・文/大谷和美
2019年12月19日日本の不条理演劇を確立した第一人者で、童話作家でもある別役実が、童話『シンデレラ』を題材に描いたユーモアあふれる戯曲『歌うシンデレラ』。兵庫県立ピッコロ劇団による、大人も子供も一緒に楽しめるこの舞台が、12月21日(土)・22日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演される。物語の舞台は、ある森の中。大きな木に“よろず相談・長ぐつをはいた猫事務所”と書かれた看板が下がっている。所長の長ぐつを履いた猫と助手のウサギは、お客を待ちわびている。いつもは誰も来ない相談所だが、ある日、シンデレラ、そしてお母さんとお姉さん、そして王子様と、『シンデレラ』の登場人物たちが次々とやって来る。彼女たちは皆、どこかおかしな具合で、誰かを探しているようで……。誰もがよく知っている童話に出てくる登場人物たちにより、まったく想像していなかった物語が展開される舞台。2002年の入団以来、ファミリー劇場に17年連続で出演してきたピッコロ劇団員の吉村祐樹の演出で、歌あり、ダンスありのエネルギッシュなステージが展開される。子供たちの初めての観劇体験としてもお薦めできる公演だ。なお、聴覚に障害のある方や聴こえづらい方も舞台を楽しめるよう、セリフや音の情報を、舞台横に字幕で表示して上演する。文:伊藤由紀子
2019年12月19日浅利演出事務所主催の『思い出を売る男』が、12月21日(土)から28日(土)まで東京・浜松町の自由劇場で上演される。昨年7月に逝去した、劇団四季創立者で演出家の浅利慶太を偲び、同劇場で4月から上演されてきた“浅利慶太追悼公演”全5作の掉尾を飾るものだ。これまでの『ユタと不思議な仲間たち』『ジーザス・クライスト=スーパースター』『エビータ』『李香蘭』と同様、浅利が劇団四季を率いて歩んできた軌跡をたどる上で、外すことはできない作品だが、前の4作と比べると趣が異なり、詩劇と呼んでもいい、言葉と音楽で綴られた美しく繊細な舞台になっている。この戯曲は、浅利や日下武史ら劇団創立メンバーが師と仰ぎ、心の支えとしてきた劇作家・加藤道夫が1951年に発表したもので、劇団四季による初演は1992年。演出の浅利ほか、照明も同じく創立メンバーの吉井澄雄が手がけ、音楽は、浅利、日下とは慶應高校時代の同窓で、共に加藤に心酔していた林光が、旗揚げ公演以来、40年ぶりに担当。劇団創立40周年記念公演の一環として、新宿のシアターサンモールで上演された。その際には、日下をはじめ、やはり創立メンバーの水島弘、井関一もキャストに名を連ねている。第2次世界大戦の爪痕が残る東京の薄暗い路地裏で、ひとりの男がサクソフォンの音色を響かせ、手回しオルゴールを鳴らしながら、“思い出”を売っていた。そこに、親を亡くした幼い花売り娘、奇抜な格好の広告屋、愛する人を戦争にとられて身を落とした街の女、故郷に恋人を残してきたG.I.の青年、明るく陽気な乞食、そして裏社会の顔役などが次々と登場しては、また去って行く。男が求めに応じて奏でる音楽で、客が束の間、幸せな思い出をよみがえらせるシーンが、悲しく美しい。辛い過去を背負いながらも、たくましく生きる人々に希望を託した作者と演出家の、優しくあたたかな視線が感じられる秀作だ。文:原田順子
2019年12月19日子供だけでなく連れてくる大人も一緒に楽しめる児童劇を作ろうと、故・岸田今日子が企画してスタートさせた、演劇集団 円による「円・こどもステージ」。これまでに谷川俊太郎、別役実、佐野洋子らの書き下ろし作品を上演、数多くの賞も受賞してきた同シリーズの38作目となる『青い鳥』が、12月21日(土)から27日(金)まで東京・シアターXにて上演される。演出を務めるのは、幅広い世代の男女が集まって演劇のゲームを交えながら気持ちをシェアする、「産み育てを考えるワークショップ」を全国で開催してきた阿部初美。誰もが知るチルチルとミチル兄妹の冒険物語を再構成し、原作の中にある生と死、喜びと悲しみなどの普遍的なテーマをイメージ豊かに描き出す。「子供の虐待などの痛ましいニュースが多い中、生まれてくることの尊さや幸せについて、大人と子どもが一緒に感じたり考えたりするキッカケに」と意気込む阿部。『青い鳥』は元々、メーテルリンクがクリスマスのための童話を頼まれて書いた戯曲でもあり、この時期にぴったりの舞台となりそうだ。文:町田麻子
2019年12月19日UVERworldが12月19日から2日間、東京ドーム公演を開催する。2年4カ月ぶりの新作アルバム『UNSER』の売り上げが好調、主要チャートでも1位を獲得しているUVERworld。収録曲『ROB THE FRONTIER』のミュージックビデオは公開1カ月ほどで100万回再生に迫る勢いだ。本日からの東京ドーム公演は2デイズ開催。1日目は新作リリースツアーにともなう「UVERworld UNSER TOUR at TOKYO DOME」としてのステージ、そして2日目は男性限定ライブ「UVERworld KING’S PARADE 2019 男祭り FINAL」となる。UVERworldが東京ドームでライブを行うのは、2010年以来約9年ぶり。しかも2日間連続での開催は初のことで、両日で過去最大規模の9万人が動員される予定だという。すでに両公演ともチケットはソールドアウトを記録した。メンバーのTAKUYA∞は「UVERworld結成19年間の積み重ねてきたものを全てぶつけたいと思います。デビュー当時の曲や、これから出るニューアルバムの曲でセットリストを組んだ、現段階での最高のUVERworldを是非観に来て下さい」とこのライブについてコメントしている。彼らがきっと今日、明日と年末の東京ドームを熱くしてくれるに違いない。■公演情報「UVERworld UNSER TOUR at TOKYO DOME」日時:12月19日(木)開場16:00/開演18:30会場:東京ドーム「UVERworld KING’S PARADE 2019 男祭り FINAL」12月20日(金)開場16:00/開演18:30会場:東京ドーム※男性限定公演
2019年12月19日2008年のスタートから数えて12回目となる「大名古屋らくご祭2019」が、12月19日(木)から開催される。3会場5日間9公演と過去最大規模となる今回は、江戸・上方の大御所から若手まで総勢27名の噺家が登場。日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、中電ホール、御園座と雰囲気の異なる3つの空間で、至極の話芸を心ゆくまで味わいたい。プログラムは以下のとおり。12月19日(木)19:00「食うねるところ住むところ」出演:春風亭昇太、柳家喬太郎、三遊亭白鳥、林家彦いち会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール※チケットは完売12月20日(金)14:30/18:30「師走らくご1」出演:林家木久扇、桂文枝、林家正蔵、柳家花緑、桃月庵白酒会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール12月21日(土)13:00/17:00「土曜は爆笑競演会」13:00出演:桂雀々、立川生志、柳亭小痴楽、春風亭昇也、玉川太福(浪曲)17:00出演:桂雀々、立川生志、立川吉笑、桂宮治、玉川太福(浪曲)会場:中電ホール12月22日(日)13:30/17:30「師走らくご2」13:30出演:三遊亭好楽、桂文珍、柳亭市馬、林家たい平、三遊亭兼好※チケットは完売17:30出演:三遊亭好楽、桂文珍、柳亭市馬、林家たい平、三遊亭萬橘会場:御園座12月23日(月)13:30/17:30「令和元年年忘れ落語」出演:三遊亭小遊三、三遊亭円楽、桂米團治、立川志の輔、立川談春会場:御園座※チケットは完売
2019年12月19日ついにアメリカで行われたプレミアで初披露され、日本でも20日(金)から『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開になる。9つのエピソードで描かれた壮大なサーガはどんな物語で完結を迎えるのだろうか? 公開を楽しみに待っている人のために具体的な内容には可能な限り触れずに紹介する。本作は2017年冬に公開された『最後のジェダイ』に続く物語で、スカイウォーカー家の最後のエピソードだ。銀河の自由と平和を守るジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーの下で修行を積んだ女性レイと、ルークの父アナキン・スカイウォーカー=ダース・ベイダーを祖父にもつカイロ・レンはお互いに通じ合うものがありながら、悪の道を共に歩もうと手を差し伸べるカイロの誘いをレイは拒絶した。しかし、カイロが所属する悪の組織ファースト・オーダーの力は強大で、レイたちレジスタンスは窮地に陥っている。幼い頃に両親とはなればなれになり、両親に会いたい一心で数奇な冒険をすることになってしまったレイはこの先、どこへ向かうのか?これから映画が公開になるため、その内容は一切、明かせないが、本作は三部作の完結編であり、壮大なシリーズの最終章だけに過去で描かれた様々な設定やキャラクター、テーマが全編に渡って展開され、観客がアッと驚くサプライズが随所に仕掛けられている。レイを主人公にした三部作は彼女だけでなく、カイロ、ポー、フィンら主要なキャラクターがまだ成長途中で、それぞれに問題を抱えているが、最新作では主要なキャラクターの間で起こる”化学反応”が前2作以上に重要な要素として描かれる。レイ、フィン、ポーはいつしか仲間を超えた家族のような存在になり、共に助け合い、戦う中で確かな絆を築き上げていく。レイとカイロは対立し、一騎打ちを繰り広げる相手でありながら、カイロはレイを自分の世界に引き込むことを諦めていない。そしてレイは自分が何者なのかわからず、カイロを、そして何よりも自分自身に恐怖を感じている。彼らの関係は物語が進むにつれてこれまで以上にダイナミックに変化し、それぞれのキャラクターが相手との関係性の中で成長を遂げていく。そして、映画ではこれまで明かされてこなかったいくつかの謎がついに明らかになる。レイはどこからやってきたのか? カイロはどこへ向かうのか? レジスタンスはこのまま敗北するしかないのか?ポイントになっているのは、本シリーズが血でつながったスカイウォーカー家の物語を描きながら、同時に自身の血やファミリーツリーに抗うキャラクターを描いてきたことだ。思い返せば、一番最初に公開された『スター・ウォーズ』の主人公ルークは辺境の惑星で暮らす何も持たない青年だった。彼は育ての親を失い、数々の危機を乗り越えて帝国軍の要塞デス・スターを破壊することに成功する。しかし、物語が進むにつれて、彼にはフォースの強い家の血が流れていることが明らかになる。そして自分の父が銀河を恐怖で制圧するダース・ベイダーであることも。ルークの中にはベイダーの血が流れている。銀河を支配する皇帝はルークに父と共に悪の道に進めと誘う。しかし、ルークは先天的に与えられた素質よりも、自分が今なにをするべきかを自分で選択して、ジェダイの騎士で居続けることを選ぶ。かつてベイダーはアナキンと呼ばれ、強いフォースを発揮できそうな血が流れた有望な少年だった。しかし、彼は執着や恐怖を克服することができずに暗黒面に堕ちてしまった。スカイウォーカーの一族には同じ血が流れている。しかし父と息子は正反対の選択をした。そこにどんな血が流れていようとも、先天的にどんな素質が備わっていようとも、人は自分のした選択によって進むべき道を見出していく。先にも述べた通り、最終作ではレイの過去が明かにされる。多くのファンもそのことが気になっているはずだ。しかし、それよりも大事なのは、レイが何を選択するか? ではないだろうか。本作の脚本家チームはそのことを重視しており、様々な謎が解き明かされる中で、その真実に対してキャラクターがどのように振る舞うか? に物語のピークポイントを置いている。誰もが親から生まれた。人は生まれた時から何かを引き継いでいる。でも、それよりも大事なのは、自分が何を選ぶかで、もし自分がどこから来たのかわからなければ、自分の行動と選択によって作り出せばいいのではないか?三代に渡るスカイウォーカー家の物語は、血のつながりを描きながら、同時に先天的に備わった素質や、生まれた時から背負ってしまった宿命を乗り越えて、自分で自分の道を選びとっていこうとする想いの強さを描き出す。レイはすべてを知り、自分がどこからやってきたか知った後で、どのように振る舞うのだろうか? 前2作で積み上げられたあまりにも多い宿題を片付け、2時間22分で完結させようとする最終章は、展開的にかなりアクロバティックな部分や、散らかった状況の“片付け”に苦心していることが伺える部分もあるが、かつて辺境の地でふたつの太陽を見つめていたルークの中に宿っていた強い意思=自分で自分の道を切り拓きたい、という想いはしっかりと引き継がれている。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より公開
2019年12月18日オスカーの国際映画部門(旧・外国語映画部門)の選考、第一段階の結果が発表された。91カ国から提出された中、この段階で残ったのは10本。日本からの提出作品『天気の子』は、入らなかった。選出された10本は、『パラサイト 半地下の家族』(韓国)、『レ・ミゼラブル』(フランス)、『Atlantics』(セネガル)、『Pain and Glory』(スペイン)、『Beanpole』(ロシア)、『Corpus Christi』(ポーランド)、『Honeyland』(北マケドニア)、『Those Who Remained』(ハンガリー)、『Truth and Justice』(エストニア)、『The Painted Bird』(チェコ共和国)。文=猿渡由紀『パラサイト 半地下の家族』2020年1月10日(金)全国公開
2019年12月18日“世界最大級のクラシック音楽祭”「ラ・フォル・ジュルネ」。2020年1月末に予定される本国フランス・ナントでの音楽祭の概要が発表された。テーマは5月の東京開催同様「ベートーヴェン」ということで、「ラ・フォル・ジュルネ」ならではの切り口で、ベートーヴェン尽くしの音楽祭が楽しめそうだ。今回のポイントは以下の2点。・偉大なる楽聖ベートーヴェン本人の作品・同時代から現代にいたるまで、他の作曲家たちに与えた影響上記をベースに発表された概要は以下参照。東京公演に重なる企画も多数あるだけに興味津々!●「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2020」の詳細は以下参照.【ベートーヴェン自身の作品】・交響曲全曲・協奏曲全曲(ピアノ協奏曲第0番や、ヴァイオリン協奏曲のピアノ版op.61aも含む)*ピアノ・ソナタ全曲(著名ピアニストがそれぞれに演奏するほか、ツィクルス企画としてはフランス在住の若手ピアニストたち11人が32曲を分けて演奏)・弦楽四重奏曲全曲*その他様々なピアノ独奏曲、室内楽曲、合唱曲、歌曲などを多数とりあげる。2.【ベートーヴェン作品の編曲】・本人による編曲作品*ピアノ協奏曲第4番のピアノ&弦楽五重奏版、ピアノ・ソナタ第9番の弦楽四重奏版七重奏曲のピアノ三重奏版など・友人や後世の作曲家たちによる編曲作品*3人の作曲家(リスト、ワーグナー、カルクブレンナー)による第九の4楽章ピアノ編曲版を1公演で一挙に演奏・リースによる交響曲第3番「英雄」のピアノ四重奏版・フンメルによる交響第7番のフルート・ヴァイオリン・ピアノ・チェロ版など・「ハバナのベートーヴェン」*ヨアキム・ホースリー(ジャズ・ピアノ)と仲間たちによるステージ。ベートーヴェンの交響曲第7番のルンバ風アレンジを始めとする、クラシック音楽とラテン音楽の出会い。●その他ナント公演での注目ポイント・ラジオ・フランス・フィル、「18世紀オーケストラ」の登場・チャイコフスキーコンクール2位に輝く藤田真央LFJ初登場*別公演で優勝者アレクサンドル・カントロフも出演・指揮者・クラシカルDJの水野蒼生が1月30日から2月2日の間、毎晩キオスクに登場
2019年12月18日大人気テレビドラマの劇場版第2弾、『コンフィデンスマンJP プリンセス編』。この度、本作の特報映像が公開された。『ミックス。』『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『リーガルハイ』シリーズなど、映画からテレビドラマまで、数々のヒット作を手がけてきた脚本家・古沢良太による『コンフィデンスマンJP』。美しきコンフィデンスウーマン・主役のダー子役に長澤まさみ、真面目で小心者の若きコンフィデンスマン・ボクちゃん役に東出昌大、百戦錬磨のコンフィデンスマン・リチャード役に小日向文世が扮し、劇場版第1弾として公開された『コンフィデンスマンJPロマンス編』は、興行収入29.4億円もの大ヒットを記録した。待望の劇場版第2弾『プリンセス編』の舞台は、マレーシアにある“伝説の島”・ランカウイ島だ。 今作でも豪華な海外ロケを敢行。ダー子らお馴染みの面々がコンゲームをしかける“オサカナ”は、世界有数の大富豪一族・フウ家。当主のレイモンド・フウが亡くなったのだが、その残された遺産はなんと10兆円……。莫大なる遺産を狙い、史上最大のコンゲームが行われることとなる。公開された特報映像は、おとぎ話のはじまりに使われる言葉「Once upon a time……」のナレーションとともに始まる。映し出されるのは、美しい南国の島、豪華な屋敷、光輝くティアラ、目を奪われる真っ赤なドレス……。それはまさに現代のおとぎ話!煌びやかな世界の中に、不敵な笑みを浮かべてダー子が現れる。そして、先日キャスト発表された白濱亜嵐、関水渚、古川雄大、柴田恭兵、北大路欣也らも映像に登場している。「フウ家に近づくな!」「相続を辞退しろ……」「プリンセスは偽物」といった不穏な言葉が飛び交う中、「私たちは何にでもなれる」と言い放つダー子。そして何者かに扮装するボクちゃんとリチャード!映画の公開が待ち遠しくなる、豪華かつ『コンフィデンスマンJP』らしい映像となっている。『コンフィデンスマンJP プリンセス編』2020年5月1日(金)より全国公開
2019年12月18日NCT 127が本日18日、大阪城ホールから「NCT 127 Arena Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’」をスタートさせる。NCT127は「解放と拡張」を大きなテーマに、多国籍のメンバーで構成されるグローバル集団NCTの1グループ。今年は全10カ国26都市37公演となった「NCT 127 NEO CITY – The Origin」を大成功させ、彼らの人気はアジアだけでなく北米にまで広がりつつある。11月には世界ツアーのライブ盤を発表。その勢いそのままで始まるのが「NCT 127 Arena Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’」だ4都市8公演、すべての日程がアリーナクラスということでメンバーにとっては大きなチャレンジとなるだろう。日本での全国ツアーはグループ史上2度目となる。前回のチケットも入手困難になっただけに、今回も争奪戦となると予想される。世界をめぐってレベルアップした彼らのステージに注目だ。ツアーは本日からの大阪城ホール2デイズを皮切りに、来年2月24日の武蔵の森総合スポーツプラザメインアリーナの千秋楽まで続く。■公演情報「NCT 127 Arena Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’」2019年12月18日(水)大阪城ホール2019年12月19日(木)大阪城ホール開場17:30/開演18:30(両日)2020年1月4日(土)マリンメッセ福岡2020年1月5日(日)マリンメッセ福岡2020年1月18日(土)朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター2020年2月22日(土)武蔵の森総合スポーツプラザメインアリーナ2020年2月23日(日)武蔵の森総合スポーツプラザメインアリーナ2020年2月24日(祝・月)武蔵の森総合スポーツプラザメインアリーナ
2019年12月18日カーリングシトーンズが本日12月18日、映像作品とCDとして『カーリングシトーンズ デビューライブ! ~カーリング・シトーンズと近所の石~』をリリースする。カーリングシトーンズは寺岡シトーン(寺岡呼人)、奥田シトーン(奥田民生)、斉藤シトーン(斉藤和義)、浜崎シトーン(浜崎貴司)、キングシトーン(YO-KING)、トータスシトーン(トータス松本)の6人からなるバンド。寺岡呼人のソロデビュー25周年を記念して結成され、驚異の新人バンドとして話題を集めた。11月には1stアルバム『氷上のならず者』をリリース。各メンバーが2曲ずつ作曲をし、楽器を曲ごとに持ち回りで演奏しているというユニークな内容になっている。本日リリースされる『カーリングシトーンズ デビューライブ! ~カーリング・シトーンズと近所の石~』には、即日完売となったZepp Tokyoでのデビューライブの模様が収められている。貴重な初ライブとなったこの日のステージを追体験することができるアイテムだ。さらにBlu-ray+2CDの形態には、音声特典として「メンバー副音声による爆笑ライブ解説~副音声という主音声~」が収録される、特にお得な内容となる。ぜひ手に取ってチェックしてほしい。■リリース情報カーリングシトーンズ『カーリングシトーンズ デビューライブ! ~カーリング・シトーンズと近所の石~』<BD+CD (3枚組)>〝ツアーパンフレット風”写真集ブックレット(18P)*音声特典:副音声による主音声なメンバー爆笑ライブ解説<DVD><CD (2枚組)>・収録曲01.スベり知らずシラズ02.何しとん?03.カリフォルニア04.俺たちのトラベリン05.わかってさえいれば06.マホーのペン07.銃爪 with 世良公則08.宿無し with 世良公則09.キャラバン10.タイムテーブル11.AB/CD12.Oh! Shirry13.ガッツだぜ!!14.スベり知らずシラズ(リプライズ)En.1.夢見心地あとの祭りEn.2.涙はふかない
2019年12月18日1970年代のアメリカで30人以上の女性を殺害した男とその恋人のドラマを実話を基に描く映画『テッド・バンディ』が20日(金)から公開になる。監督を務めたジョー・バリンジャーはドキュメンタリー界で数々の作品を発表してきたベテランで、この映画では歴史にその名を残す殺人鬼を“恋人が凶悪犯だとは知らなかった女性”の視点から描いている。映画の完成後、娘たちとプレミア上映会に出席したバリンジャー監督は、帰り道に質問されたという。「パパ、この映画は“誰のことも信頼するな”って言ってるの?」。映画監督、そして父親ジョー・バリンジャーは何と答えたのか?頭脳と話術を駆使して相手を翻弄し、信頼させ、凶行におよぶ冷酷で残忍な殺人者。“シリアル(連続の)キラー(殺人者)”の語源にもなった男。それがテッド・バンディだ。彼は1970年代のアメリカで多数の若い女性を殺害し、死体を凌辱。7つの州に渡って犯罪が行われ、逮捕されるも2度も脱獄。1989年に死刑が執行されたが、現在にいたるまで殺された人の正確な数はわかっていない。「計画していたわけではなく偶然にそうなってしまったのですが、この映画とドキュメンタリーのプロジェクトを同時に進行することになりました」とバリンジャー監督は振り返る。ドキュメンタリー企画はNetflixで配信中のミニ・シリーズ『殺人者との対話:テッド・バンディの場合』に結実し、映画『テッド・バンディ』も完成したが、監督は「両方を同時に進めたことで、それぞれの作品の目的を明確に見定めることができた」という。「ドキュメンタリーは“何が起こったのか?”を真実に沿って包括的に描き、バンディ自身の言葉を通じて殺人者のマインドに深く潜り込んでいくような作品にしたいと考えました。しかし、同じことを映画でやるのは無理です。物語の枠にドラマを圧縮するにはあまりにも情報が多すぎますし、仮に俳優がバンディら実在の人物を“マネ”をしたとしても、本人の記録映像より興味深いものにはならないでしょうから」そこで、監督は“コインの反対側”に視点を移すことにした。つまり、事件の被害者のドラマだ。「ドキュメンタリーが“真実”を描くとしたら、映画では“エモーショナルな真実”を描き、事件の被害者の主観的な体験を掘り下げようと思いました。ですから、私たちはあえて映画の前半部でバンディのことを“信頼できる人物”として描いています。そうしなければ、被害者の感じたことを観客の方に体験してもらえないからです。こんな風に観客の感情を操るような手法はフィクションだから可能なわけで、ドキュメンタリーではしてはいけないことです」リリー・コリンズ演じるシングルマザーの女性リズはある日、バーで素敵な男性テッド(ザック・エフロン)と知り合う。笑顔が素敵で、優しくて、家庭的で、ひとり娘のモリーのことも受け止めてくれるテッドとリズは恋に落ち、幸福な日々が始まるが、ユタ州をドライブしていたテッドはスピード違反で逮捕されたのをきっかけに誘拐未遂事件の犯人だと言われてしまう。自分は無実だと訴えるテッドと、優しくしてくれるテッドが凶悪犯だとは信じたくないリズ。やがてテッドには次々と容疑がかけられていき、事件の行方は法廷にゆだねられる。この記事の冒頭に書いた通り、私たちがテッド・バンディが何者なのかを知っている。しかし、リズにとってテッドは愛すべき、信頼すべき恋人だった。「この映画は先入観と誤解にまつわる作品だと言えるかもしれません。私たちは、連続殺人犯は“モンスター”のような存在で、自分とは遠い場所にいると考えがちです。しかし、実際の悪人はモンスターではなく、簡単に見極められるようなものではありません。25年に渡って犯罪ドキュメンタリーに携わってきた経験から言えることですが、犯罪者は“絶対に悪いことはしなさそう”と思える人や、私たちが信頼を寄せている人間だったりします。この事実を描くことは私たちにとってツラいレッスンかもしれません。でも、これらのすべては先入観と誤解から生じているのです」リズは信じている。テッドは優しい人物で、そんな悪いことをする人じゃない。テッドの正体を知っているあなたはリズを愚かな人間だと思うかもしれない。でも、それはあなたが客席で、安全圏から物語を観ているからで、リズと同じ立場に立った時、あなたは信頼する人間が“極めて邪悪で衝撃的に凶悪で卑劣”な人間だと見抜けるだろうか?「この映画のプレミア上映のあと、娘たちと車で帰宅しながらいろいろと話したのですが、娘から『パパ、この映画は“誰のことも信頼するな”って言ってるの?』と質問されました。私は“そうじゃないよ。でも誰かを信頼することで危険な状況に置かれてしまうことがあるんだよ”という話と、“だからこそ相手にとって信頼してもらえるような人間になるのが大事なんだよ”という話をしました。正直に言いますと、親としては難しい問題です。私だって若いころに海外に長い旅行に出て、そこで出会った人に優しくしてもらったり、一生続くような友人に出会ったりもしてきました。でも、娘には“簡単に人のことを信頼しちゃダメだよ”と言ってしまっている。その矛盾に対する明確な説明をいまだに私は持っていません。邪悪さは私たち人間の一部にあるものですから……“誰のことも絶対に信頼するな”とは言わないけど“盲目的に信じてはいけないよ”とは言いたい。でもその境界がどこにあるかと問われると……答えはないんですよね」バリンジャー監督は何かを断罪したり、まるで自分が神でもなったかのような視点で事件を語ったりはしない。この映画の物語はあなたを導き、誤解させ、勘違いさせ、先入観を与える。そして少しずつヴェールは剥がれていき、邪悪な面が顔を出す。その時、あなたは何を感じるだろうか?「ですから、この映画ではテッド・バンディを描くのと同時に、リズを支える友人を描くことが必要でした。人間は誰しもが優しさや温かさを表現できる一方で、自己中心的で邪悪なものを表現できる。そのふたつはどちらも人間の中にあるものです。人間には悪もあれば、善もあるのですから」『テッド・バンディ』12月20日(金)よりTOHO シネマズシャンテほか全国ロードショー
2019年12月17日2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で、多くの謎を持つ主人公レイに抜擢されたデイジー・リドリー。その後『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、そして最新作にして新3部作のラストを飾る『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でもヒロインを務めたが、いよいよその人物像が明かされるときがきた。本シリーズへの出演は本作が最後というデイジーに、公開直前の心境を聞いた。ほぼ無名の状態から、大抜擢される形で『スター・ウォーズ』シリーズに参加したデイジー。最新作は12月20日に日米同時公開を迎えるが、作品に携わった約6年という歳月について「作品に出演したことがきっかけで、ほかの仕事につながることが多く、いろいろな場所に赴くこともできました。その旅が終わってしまうことは少し寂しい気持ちです」と心情を吐露した。『スター・ウォーズ』シリーズと言えば、映画史上に残る大ヒットSF映画。デイジー自身も「私の人生と『スター・ウォーズ』という映画は切っても切り離せない」と特別な作品であったことを強調すると「映画に起用されたことはもちろんですが、現場での信じられないような貴重な経験は大きな財産になりました。こんな幸運なことはない」と作品との出合に感謝を述べる。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、スカイウォーカー一族の壮大な物語の完結編と位置づけられている。ある意味でこれまで以上に注目を集める作品で主演を務めるというのは、想像を絶するプレッシャーなのではないだろうか――。しかしデイジーは「普通に考えれば、大きなプレッシャーを感じるはずなのに、現場ではものすごくリラックスして臨めたんです」と意外な回答を口にする。その大きな要因となったのが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』以来の再タッグとなったJ・J・エイブラムス監督の存在だ。「『フォースの覚醒』のとき、監督が『キャスティングが大変だった』と話していたのですが、現場ではすごくオープンに接してくれて、私たちが感じたことを話せば、しっかりと答えてくれる。スムーズに撮影ができたし、遊び心も満載。とても居心地がいい最高の監督です」と称賛は止まらない。また、作品を通してキャリー・フィッシャーさんと出会えたことも、女優という仕事を続けていくうえで、大きな影響を受けたという。「私は現場で『聞きたいことがあるんです!』というようなタイプの振る舞いをしたくなかったので、割とクールに接してしまっていたんです。いま考えると、キャリーにも、ハリソン(・フォード)にも、マーク(・ハミル)にももっと積極的に話をすればよかったなと思うのですが、彼女たちの行動や雰囲気を間近で共有できただけでも、多くのことが学べたんです」としみじみ語る。さらに、デイジー自身がキャリーさんにある企画で、直接インタビューする機会があったというと、そのときのエピソードを披露してくれた。それは『スター・ウォーズエピソードVI/ジェダイの帰還』でのビキニシーンについてだった。「キャリーが映画のなかでビキニを着たことに触れると、彼女は『ほかのみんなが着なくていいように私がビキニを着たのよ』と話してくれたんです。そういう意味でもキャリーは先駆者でした。彼女は遊び心を持ち、聡明かつ謙虚な女性。彼女がいたから私たちもこの作品に続くことができたんです」。映画公開まで作品についての全貌は明らかにされていない。しかし予告編では“仲間”というキーワードが読み取れる。実際、デイジー演じるレイは、仲間たちと共に過酷な戦いに挑むが「まさに“仲間”というのが大きな意味をなす作品です。レイもフィンもポーも、それぞれ仲間がいるからこそ、その力を最大限まで発揮できる。そういう関係性がこの映画のひとつのテーマでもあるのです」と作品を読み解くヒントを与えてくれた。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より公開取材・文:磯部正和撮影:堤博之
2019年12月17日世界中そして日本でも空前の大ヒットを記録した1986年の映画『トップガン』。その待望の最新作である『トップガン マーヴェリック』の公開日が2020年7月10日(金)に決定。あわせて新予告と新ポスタービジュアルが公開された。アメリカ海軍のエリート・パイロット養成学校“トップガン”に所属するエースパイロット候補生の挫折と栄光の日々を、戦闘機によるスカイ・アクションと、青春と恋の群像を合わせて描き、世界中で大ヒットを記録した『トップガン』。その続編となる本作では、主人公マーヴェリック役に、トム・クルーズが14年ぶりにカムバックを果たす。『セッション』のマイルズ・テラーや、『ノア 約束の舟』などで知られるアカデミー賞女優ジェニファー・コネリー、『ザ・ロック』の名優エド・ハリスが集結。さらに、前作でマーヴェリックのライバル“アイスマン”を演じたヴァル・キルマーの出演も決定している。『オブリビオン』でもクルーズとタッグを組んだジョセフ・コシンスキーが監督に抜擢され、プロデューサーは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのジェリー・ブラッカイマーが担当。『ミッション:インポッシブル』シリーズの監督で知られるクリストファー・マッカリーが脚本に加わる。このたび公開された予告編映像では、表舞台から遠ざかっていたマーヴェリックが、輝かしい功績を打ち立ててきたその腕を見込まれ、エリート・パイロット養成機関”トップガン”の教官として重要なミッションを任命され還ってきたことが判明する。戦闘機に手を当て浮かべる万感の表情や、コックピットに乗り込み生徒を指導する頼もしいマーヴェリックに加え、新パイロットたちのさまざまな感情が入り混じった瑞々しい日常が描き出されていく。後半には、マーヴェリックの超人的な操縦スキルや、攻撃を受けていると思われる戦闘機が追撃ミサイルを必死に回避しようとするシーンなどが映し出されている。あわせて解禁された新ポスタービジュアルでは、2機の戦闘機が飛行する大空を見上げるマーヴェリックが旧式のプロペラ機と思しき機体に背を預けた姿が切り取られている。『トップガン マーヴェリック』2020年7月10日(金)より全国公開
2019年12月17日ディズニー・アニメーションのヒロインのイメージを変えた唯一無二の存在といえる“ムーラン”。その実写版が、2020年4月17日(金)全国公開される。この度、新しい日本版予告が公開された。主人公ムーランを演じるのは、大抜擢となったリウ・イーフェイ。透明感と強さを兼ね備えた容姿が印象的。脇を固めるのは、コン・リー、ジェット・リー、ドニー・イェンと世界で活躍し、アクションにも定評がある実力派俳優陣だ。そして、本作の監督を務めるのはニュージーランド出身の女性監督ニキ・カーロ。女性主人公のストーリーを女性監督がどのように完成させたのかに注目が集まる。公開された日本版予告編では、ムーランが住む村へ皇帝の遣いが出向き、“敵の侵略により全ての家から男子をひとりずつ兵士として徴収する“という重要なシーンから幕を開ける。ムーランの一家、ファ家には男子が一人もいないことから、病気の父親が自ら志願。歩くことすらままならない父親を前に、ムーランは「息子ファ・ジュン」と偽り、身代わりとなって戦地に赴くことを決意する。敵の側近である魔女シャンニャンは、実写版に登場するキャラクター。「本当の姿をみられたら、どんな罰が待っていることか」という意味深な警告をムーランに告げる。そして仲間へも知られてはならない大きな秘密を抱え、決意が現れた力強い眼差しを見せる一方で、本当の自分を隠し続けなければならないという辛さから、ひとり涙を滲ませるムーランの姿も映しだされている。『ムーラン』2020年4月17日(金)全国公開
2019年12月17日年末もにぎわう浅草寺の界隈で「浅草伝統文化まつり」が開催される。落語や芸妓による舞、羽つき大会など伝統文化の一端に気軽にふれることのできるイベントが多数予定されている。毎年、この時期の浅草は“羽子板市”の名でも親しまれている「歳の市」が浅草寺境内で開催される。今年は12月17日(火)から19日(木)の日程で、色鮮やかで美しい羽子板が並び、訪れた人は今年を振り返り、来年も良い年になるように願う。そして、この「歳の市」にあわせて開催されるのが「浅草伝統文化まつり」だ。北海道鹿追町より伝説の白蛇が舞い来たる「白蛇姫舞」をはじめ、金原亭馬生師匠による落語、浅草芸妓連によるおもてなし舞、太神楽、羽根つき大会が開催されるほか、縁起根付けの配布(※無くなり次第終了)も予定されている。浅草伝統文化まつり12月17日(火)、18日(水)開催日時は催しにより異なる浅草寺界隈イベント事務局03-5811-1929
2019年12月17日岸谷香が本日12月17日、ビルボードライブ大阪で「KAORI PARADISE 2019 年末スペシャル」を開催する。岸谷はプリンセスプリンセスのボーカルとして活躍し、現在は母とアーティスト、二足の草鞋で精力的に活動を続けている。そしてソロツアー「KAORI PARADISE」は岸谷が“ひとり旅”と銘打って2016年にスタートした。そのため9月から11月までにかけては、岸谷がピアノとアコースティックギターを演奏し、ひとりで巡る12公演だった。しかし本日からの「年末スペシャル」は演奏は岸谷の人生3つ目となるガールズバンド「Unlock the girls」でのパフォーマンスとなる。編成は自身に加えてYUKO (Guitar)、HALNA (Bass)、YUUMI (Percussions)の4人組。今年グループとして発表した初のフルアルバム『Unlock the girls 2』はパワフルなロックを鳴らしており、このサウンドがクラブ空間でどう表現されるのかに注目したい。なお本日のステージは2部制となっており、大阪の後もブルーノート名古屋、ビルボードライブ東京と公演が続く。■公演情報「KAORI PARADISE 2019 年末スペシャル」12月17日ビルボードライブ大阪<1st>開場17:30/開演18:30<2nd>開場20:30/開演21:3012月19日ブルーノート名古屋12月28日ビルボードライブ東京
2019年12月17日三谷幸喜と戸田恵子。一人芝居『なにわバタフライ』(2004年初演)でミヤコ蝶々をモデルとした喜劇女王の生涯を描ききり、喝采を浴びた黄金コンビだ。そんなふたりが手を組む舞台『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』が、全国ツアーを経て、東京・スパイラルホールにて12月19日(木)から25日(水)まで上演される。この作品で描かれるのは、ジュディ・シルバーマンという名の女性の生涯。映画『オズの魔法使』をはじめとする作品群で子役時代から世界中に知られたジュディ・ガーランドの影となって生き抜いた人物だ。ある時は、付き人として。またある時は、専属の代役として。ジュディ・ガーランドの女優人生とは切っても切れないパートナーである。ガーランドが輝けば輝くほど、誇らしい。そして、それと同じくらい、憎らしい。そんな筆舌に尽くしがたい“もうひとりのジュディ”の心理を、もはや円熟の域に達した三谷の構成・演出、戸田の出演で描いていく。本作は昨年5月、「Keiko Toda 60years Anniversary」として初演されたもの。ピアノやコントラバスの生演奏にのせて、少女のときめきから大人の屈折まで、自在に行き来する戸田の熱演に拍手がはじけた。1年半ぶりとなる今回の再演では、さらに磨きをかけたステージになること必至。私たちがうっとりと見惚れる名作の影には、たくさんの人たちの知られざる心理がうごめいている。それを踏まえて、年末年始、改めてジュディ・ガーランドの出演作を観なおすのも一興かもしれない。文:小川志津子
2019年12月17日