ぴあがお届けする新着記事一覧 (861/896)
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』に登場し、重大な役割を果たした、スカーレット・ヨハンソン演じる人気キャラクター、“ブラック・ウィドウ”。その単独映画となる『ブラック・ウィドウ』が、2020年5月1日(金)に、日米同時公開されることが決定した。描かれるのは、万能な戦闘スキルとタフな精神を身につけた、世界最高のエージェントにして超一流の暗殺者ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの謎に包まれた過去と秘密。強さと美しさを兼ね備えた彼女に秘められた謎……。そして『アベンジャーズ/エンドゲーム』の選択の裏に隠された背景が、ついに明かされることになるという。まだ本作についての情報は、多く出されているわけではないが、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギらによると、『シビル・ウォー/キャブテン・アメリカ』の直後の時代を背景に、ナターシャの因縁の地であるブタベストが舞台のひとつとなること、また、新キャラクターでありナターシャの妹分とされているエレーナの登場などが明かされている。さらに、2019年8月にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたディズニー・ファンの祭典D23で配布された、本作の限定ポスターが、11月22日(金)〜11月24日(日)に開催される、“東京コミックコンベンション 2019”のマーベルブースにて、限定6,000枚の日本初配布が決定された。限定ポスター (c)2019 MARVEL赤を基調としたビジュアルの中央にたたずむのは、新たなグレーのコスチュームに身を包んだブラック・ウィドウ。両手には棒状の武器を携え、赤いリッブと正面を見据えた視線が印象的だ。さらに、今作のメインの敵となると言われる謎のヴィラン、タスクマスターの姿も、背後に不気味に登場している。タスクマスターは原作コミックで、見たもの全てを瞬時にコビーできるという能力を持ったキャラクター。ブラック・ウィドウのおそろしい脅威になりそうだ。また、ボスター左右にはさらなる新キャラクターたちの横顔が。右側に描かれる、マスクをかぶったキャラクターは、『ストレンジャー・シングス』のデヴィッド・ハーバーが演じるレッド・ガーディアンだ。そしてさらに、アカデミー賞女優レイチェル・ワイズも顔を並べている。彼女は以前、本作出演に関して、自身の役柄を「ブラック・ウィドウである」と語っており、その発言の真意は、いまだ謎に包まれている。『ブラック・ウィドウ』2020年5月1日(金)日米同時公開
2019年11月12日イギリスの演出家、ジョン・バートンと翻訳家のケネス・カヴァンダーが10本のギリシャ悲劇をひとつの長大な物語に再構成した『グリークス』。三部構成、上演時間は約10時間にも及ぶ演劇史屈指の大作に、杉原邦生率いるKUNIOが挑む。「大学生の時にNHKの放送で、2000年に蜷川幸雄さんが演出した『グリークス』を観たんです。それが本当に衝撃的だったんですね、“こんな長くて面白い演劇があるんだ!”と。その時からいつかやろう、と思ってました。ただ今回、“やるんだ”という話をしたら、周りからは最初“バカじゃないの?”と言われましたけど(笑)」これまでKUNIOでは『エンジェルス・イン・アメリカ』の連続上演、木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談―通し上演―』『三人吉三』など長時間に及ぶ作品を数多く手がけてきた。「長尺物ではベテランの粋ですね」と杉原も笑うが、そういう大作をあえて手がけるのは“長時間の作品でしか描けないもの”があるから。本人の言葉を借りれば、「大きな演劇」……つまり「時間や空間、物量など物理的な〈大きさ〉の上に、物語としての〈大きさ〉をあわせ持った演劇」。「この作品で、10時間かけて描かれていることは“神”だと思うんです。“神”って、もともと人間が作り出したものなんですよね。でも、願い事があれば神様に祈って、不幸なことがあると神様のせいにする。その存在に対して人間はときに怖がり、ときに寄り添う……そういう態度の変化によって、神という存在が人間にとってどういうものであるか見えてくる。それにはやはり、10時間かけないとダメなんです」日本に生きる私たちにとって、ギリシャ神話やギリシャ悲劇というものは少しピンときづらいかもしれない。しかし杉原は「逆に、日本人の方がすんなり受け入れられるんじゃないかと思うんですよ。“八百万の神々”という概念に似ている気もするし、いい意味で“いい加減”(笑)なところが日本人に合う気がする。共感できる部分が多いんじゃないかな」と語る。また、今作の上演はすべて新たな訳で行われるという点にも注目したい。翻訳を担当した小澤英実と、一言一句に至るまで言葉のニュアンスを精査していったという。かといって、いかにも現代風にくだけた、わかりやすい言葉になっているというわけではない。「間口を広げるとか、分かりやすくすることって、すべてを現代の僕たちの日常的感覚に下ろしてくるということではないと思うんです。だから、今回の作品も“古典”でありたいんです。入り口でいかに物語世界に入りやすくするか、そこは僕が演出でやりますから。あくまでもギリシャ悲劇である、という前提は崩したくないんですよ」現在、新橋演舞場では市川猿之助と共に演出を担当したスーパー歌舞伎II『新版 オグリ』も上演中。歌舞伎という他ジャンルの創作現場での経験も、おそらくこの作品には濃密にフィードバックされることだろう。ちなみに取材当日は、東京でのプレビュー公演を終えたあと。「まだまだブラッシュアップしていきたいです」と言いつつも、手応えはしっかりと感じているようだ。「これだけの時間、劇場にいるということがひとつの“体験”。だからお客さんにはぜひ通しで観てもらいたいと思ってます。ただ、そのためにはお客さんに飽きさせないために、演出的な“波”を何層も作らないといけない。そこは本番までにまだまだ調整していきます」杉原いわく、ギリシャ悲劇は“一大エンタテインメント”。「テレビも映画も何もない時代に、みんなで集まって演劇を観たわけです。だから娯楽として最高のものすべて詰まっている。そのことを感じてもらいたい。あと、これは僕の持論なんですけど、例えば災害とか起きても今は科学や情報が解決しくれますよね。でも昔はすべてが謎で、そのために“神”という存在を人間が作り出した。その存在を確固たるものにするために物語が必要で、神話が生まれて、演劇が生まれた。だから僕たちが生きて行く上では、ドラマが、物語が必要なんだと。そういうことをこの作品から感じて帰ってもらえたら」それはイコール、私たちには「演劇」が必要だということでもあり。遥か紀元前の物語から、今も変わらぬそのことを実感してみようではないか。11月10日の京都芸術劇場 春秋座での公演に続き、11月21日(木)から30日(土)までKAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオで上演される。取材・文:川口有紀
2019年11月12日日本に古来より伝わる神話を題材に、観客の想像力を大いに刺激する劇団カムカムミニキーナの最新作『両面睨み節~相四つで水入り』 が11月14日(木)に東京・座・高円寺1で開幕する。松村武率いる同劇団の舞台は油断ならない。ただ席に座ってぼんやりと眺めるだけでは、その醍醐味のすべてを味わったとは言い難い。近年の松村作品で、主に題材となるのは日本の神話と歴史。長い時間かけて語り継がれた、つまり時間に裏打ちされた物語と、今現在を生きる私たちとを結ぶ線を、松村はくっきりと舞台上に描いてみせる。今回描かれるのは、日本書紀に少しだけ出てくる怪物「両面宿儺(りょうめんすくな)」。岐阜県の飛騨地方に伝わる伝説で、公演のチラシによれば「頭一つに顔二つ、四本腕に刀を掲げ、足に膝裏、踵なし」なのだとか。右から左から、前から後ろから、がっぷり4つで取っ組み合ってきた人間たちの歴史が、現在の両国国技館とまっすぐに結ばれる。物語の起点は、ある日の国技館だ。心臓発作で倒れた行司を救護するため、土俵に上がった女性医師に世間の目は殺到。医師はそのとき、タイムトンネルとなっていた土俵の底で、自らが2000年以上前、飛騨の湖に巣食っていた龍女であったことを悟る……。客演に迎えるは、ラサール石井。軽妙な喜劇を知り尽くした彼が、神話的世界でどんな存在感を見せるか注目だ。また、八嶋智人や藤田記子ら、凄腕劇団員勢もその腕力を発揮する。遠い昔、人々がのたうち回ってきた歴史が、今を生きる私たち自身に重なって響く演劇体験をぜひ。11月24日まで座・高円寺1、11月30日(土)から12月1日(日)まで大阪・近鉄アート館で上演。文:小川志津子
2019年11月12日FANTASTICS from EXILE TRIBEが11月12日、オリンパスホール八王子で「FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE」を行う。今年に入ってからシングル『Flying Fish』『Dear Destiny』とテンポよくリリースし、12月には最新作『Time Camera』もスタンバイしているFANTASTICS。その彼らが10月から11月にかけて行っている、12都市17公演の全国ツアーが「FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE」だ。タイトルの通り、通常のライブとは違う、音楽と演劇による新たなエンタテインメント公演。さまざまな仕掛けが施されているライブということもあり、終演後の「ネタバレ厳禁」がここまで徹底されているが、はっきりと言えるのは、メンバーと観客が一体となることができる公演ということ。全国ホールツアーも本日を含めて残り3会場。本ツアーを通してさらなる成長を遂げているFANTASTICSに今後も要注目だ。■公演情報「FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE」日時:11月12日開場17:00/開演18:00場所:東京 オリンパスホール八王子11月14日(木)新潟 新潟県民会館11月20日(水)神奈川 パシフィコ横浜 国立大ホール11月21日(木)神奈川 パシフィコ横浜 国立大ホール
2019年11月12日2009年に処女作『If There Is I Haven’t Found It Yet』でジョージ・ディヴァイン賞を受賞し、その後『Constellations』がウエストエンドやブロードウェイで高い評価を得たほか、日本でも『星ノ数ホド』の邦題で上演された劇作家ニック・ペイン。今夏には最新作『A Life』がジェイク・ギレンホール主演によりブロードウェイで上演された、このイギリスの若手注目株が2014年に発表した『インコグニート』が、本日11月12日より劇団俳優座によって日本初演される。3つの異なる時空を目まぐるしく行き来しながら展開される、“脳と記憶とアイデンティティにまつわる物語”だ。1955年のアメリカで、アインシュタインを検死解剖し、その脳を持ち出した病理学者トーマス・ハーヴェイ。1953年のイギリスで、脳手術を受けて記憶障害を起こし、神経科学の歴史を永遠に変えることになった脳疾患者ヘンリー・メゾン。そして現在のイギリスで、離婚を機にまったく違う人生を選択しようとしている、臨床神経心理学者のマーサ。人間を人間たらしめているものは何なのか、記憶が人格を形成しているならば、記憶を喪失しアイデンティティが崩壊したとき我々は何者になるのか……それぞれの世界で悩み苦しむ彼らの姿を通し、根源的な問いを投げかける。21人の登場人物を、たった4人の俳優(安藤みどり、志村史人、保亜美、野々山貴之)が演じ分ける趣向にも注目だ。東京・六本木の俳優座5F稽古場にて11月24日(日)まで上演。文:町田麻子
2019年11月12日スペインのカタルーニャ自治州の州都であるバルセロナの魅力を伝える展覧会『奇蹟の芸術都市バルセロナ展』が、静岡市美術館で11月15日(金)から2020年1月19日(日)まで開催される。新大陸との貿易や産業革命により、18世紀後半以降、経済的に発展した都市バルセロナ。19世紀後半、中世の様式や同時代であるフランスのアール・ヌーヴォーなどの芸術運動と結び付き、「ムダルニズマ」と呼ばれる芸術様式が生まれた。こうした中で、ガウディ、ピカソ、ミロ、ダリといった芸術家たちは、バルセロナで活躍した。今回の展覧会は、日本初公開を含めた約130点の作品で、バルセロナの歴史と文化の発展をたどる。6章から成る展覧会場は、実に多様なジャンルな作品が並んでいる。バルセロナは、19世紀から20世紀初頭にかけて近代化し、さらに国際都市となっていった。その発展を第1章、第2章の会場で展示される絵画、書籍、ブルジョワたちが芸術家に注文した家具や宝飾品から読み取ることできる。続く第3章では、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョルに焦点を当てる。パリを行き来した彼らの活動、その後生まれた「ムダルニズマ」と呼ばれる芸術様式を紹介する。さらに第4章で、当時開店したカフェ兼レストラン「四匹の猫」に注目。ここで初個展をしたピカソや、同時代の芸術家の作品が展示される。第5章、第6章では、ミロやダリといった、20世紀にバルセロナで活躍した芸術家や、前衛的な芸術活動を展覧する。こうした近代カタルーニャ美術を紹介する展覧会は、日本では約30年ぶりとなる。この展覧会を通じて、バルセロナの文化だけでなく、街の魅力も感じ取ることができるだろう。フランセスク・マスリエラ《1882年の冬》1882年カタルーニャ美術館 (c)Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)アントニ・ガウディ(デザイン) カザス・イ・バルデス工房《カザ・バッリョーの組椅子》1904-06年頃カタルーニャ美術館(サグラダ・ファミリア建築委員会から寄託) (c)Fundació Junta Constructora del Temple Expiatori de la Sagrada Famíliaサンティアゴ・ルシニョル《青い中庭》1892年頃ムンサラット美術館 (c)Museu de Montserratラモン・カザス《影絵芝居のポスター》1897年マルク・マルティ・コレクション (c)Marc Martí Col·leccióシャビエ・ヌゲース、フランセスク・ケー《レストラン「カン・クリャレタス」のタイル壁画(サルダーナ)》1923年バルセロナ・デザイン美術館 (c)Barcelona Design Museum
2019年11月12日東京・京橋の国立映画アーカイブで本日から特集「サイレントシネマ・デイズ 2019」が開催される。映画史の初期に製作された貴重なサイレント映画を上映する。映画が誕生して間もない頃は、多くの映画が製作され人々の人気を集めていたにも関わらず、フィルムを丁寧に保存して後世に残す必要や重要性はそれほど認識されておらず、戦争や自然災害も重なって重要な作品の多くが散逸している。近年は多くの国で映画保存が積極的に行われており、発掘されたフィルムをもとにした復元作業も活発だ。そこで本特集では6か国から集まった貴重なサイレント映画を弁士の説明や生演奏付きで上映。映画史初期の映画の魅力を堪能し、フィルムを次の世代に渡すことの大切さを感じられるはずだ。注目はフィルムアルヒーフ・オーストリアによって復元された『ユダヤ人のいない街』の日本初上映。本作は長らく幻の作品として失われたままだったが、近年フィルムが発見され復元版がつくられた。今回はオリジナルに最も近いバージョンをDCPで上映。2回の上映が予定されているが両日とも上映前にはフィルムアルヒーフ・オーストリア技術部長の常石史子さんの解説がつく。その他の作品は国立映画アーカイブが所蔵し、丁寧に保管してきた作品で、いずれも1920年代の作品だ(全上映作品は下記参照)。なお、各日2回目の上映には弁士や生演奏がついており、弁士は坂本頼光が、生演奏は小林弘人、柳下美恵、新垣隆、神崎えり、坂本真理、長谷川慶岳が担当。『ユダヤ人のいない街』の17日の上映のみ、ゲルハルト・グルーバー氏のトリオによる即興演奏を収録したDCPで上映される。サイレントシネマ・デイズ 2019『エル・ドラドオ』(1921年/フランス)『ユダヤ人のいない街』(1924年/オーストリア)『曲馬團のサリー』(1925年/アメリカ)『トルブナヤ通りの家』(1928年/ソ連)『テンビ』(1929年/イギリス)『紅い剣士』(1929年/中国)11月12日(火)から11月17日(日)まで国立映画アーカイブ・長瀬記念ホールOZUで開催
2019年11月12日宅間孝行が作・演出・出演を務める「タクフェス」の第7弾、『流れ星』東京公演が11月13日(水)に開幕する。俳優や業界人にファンの多い宅間作品、今回は田中美佐子、飯豊まりえが初出演を果たす。同作は、2006年に初演、2009年に再演された劇団「東京セレソンデラックス」の代表作。今回はキャストを一新して、10年ぶりのお目見えとなる。物語の舞台は、高度経済成長期真っ只中の昭和45年、東京。人と人とが、まだかろうじて、人情でつながっていた時代だ。宅間のコメントによると「愚直な、不器用な古き良き日本人の姿に、グッとくることと思います」とのこと。東京の片隅にある古びた下宿屋「徳秀館」を営む星野謙作(宅間)と夏子(田中)夫婦の仲は冷え切っていた。ある日、謙作が出先で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。その初七日を終えた夜、魔法使いを名乗るマリー(飯豊)に導かれ、夏子は謙作と結婚をする前の時代にタイムスリップをすることに……。かけがえのない人の、かけがえのなさに気づく時、その人はもういない。身を切るような切なさは、きっと誰の胸をも打つことだろう。大切な誰かがいるのに、伝えたい言葉が見つからない。そんなあなたはハンカチを握りしめて劇場へ行こう。11月24日(日)までサンシャイン劇場、11月28日(木)から12月1日(日)まで愛知県産業労働センター ウインクあいち、12月4日(水)から8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。文:小川志津子
2019年11月12日「ぴあ」調査による2019年11月8日、9日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、人気キャラクターが絵本の世界で不思議な冒険をする『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』が第1位になった。“すみっコぐらし”は2012年にリラックマなどで知られるサンエックス株式会社から発売された人気キャラクター。グッズ以外にも書籍化やゲーム化もされており、劇場版アニメは初になる。映画は、すみっこが好きな“しろくま”“ぺんぎん?”“とんかつ”“ねこ”“とかげ”などの個性的なキャラクターたちと、新キャラクターの“ひよこ?”が、吸い込まれた絵本の中で冒険を繰り広げる。劇場には大好きなすみっコたちに会いたい子どもたちが多く来場。出口調査では「ひよこすみっコが一番かわいかった」(6歳)、「しろくますみっコのブルブル震えているところが可愛くて好き」(8歳)など楽しそうな声も。中には「すみっコが泣いてるシーンがあってかわいそうだった。ずっと一緒にいてあげたかった」(9歳)、「だんだん感動するようなストーリーになってきて、泣いてしまった。せっかくの可愛いすみっコの前では泣かないようにしてたけど、ダメだった。すみっコの優しいところをたくさん見れてよかった」(10歳)、「すみっコがみんな優しくて感動しちゃった」(8歳)、「ひよこすみっコがさみしがるとみんなで助けてあげるところに感動した」(6歳)など感想をじっくり話してくれる子どもの姿もあり、すみっコたちの世界に夢中になった子どもたちから高い満足度を集めた。1位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』92.1点2位『夕陽のあと』91.8点3位『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』89.0点4位『ターミネーター:ニュー・フェイト』87.3点5位『ラフィキ:ふたりの夢』85.6点6位『ひとよ』84.4点7位『国家が破産する日』83.8点8位『永遠の門 ゴッホの見た未来』82.7点9位『残された者-北の極地-』81.4点10位『グレタ GRETA』81.2点11位『スペインは呼んでいる』77.1点12位『マイ・フーリッシュ・ハート』67.1点(本ランキングは、11/8(金)、9(金)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年11月11日11月8日に公開された『ひとよ』は、劇作家・桑原裕子の同名舞台を、『孤狼の血』などで知られる白石和彌監督の手によって映画化した作品だ。降りしきる雨の夜。小さなタクシー会社を営む一家で事件は来た。家族に凄惨な暴力を振い続ける父に苦しめられる母と3人の子どもたち。子どもたちを守るため、母・こはる(田中裕子)は夫を殺害してしまう。事件はマスコミによって、センセーショナルに報道され、「一夜(ひとよ)」にして家族をとりまく環境は一変してしまう。そして15年後、3人の子どもたちは、それぞれの道を歩んでいた。事件の傷を抱えたまま。兄の大樹(鈴木亮平)は地元の電気店、弟の雄二(佐藤健)は東京でフリーライター、そして妹の園子は地元のスナックで働いている。鈴木亮平演じる長男の大樹は、吃音を抱えている寡黙な青年だ。兄妹の中で唯一、妻と子どもという「家族」を持っているが、それも崩壊寸前だ。そんなある日、刑期が終わってからも、姿を見せなかった母が、15年ぶりに家族のもとに帰ってきたーー。白石監督作品に初出演する鈴木。監督の手がける映画は“強さ”があると語る。「映画の“強さ”を持っている人だと思います。観客を飽きさせないような意志、エンタテインメント性を持っていますし、空気感や雰囲気で曖昧に押し通すのではなくて、芝居の付け方も“強い”というか。現場は監督やスタッフはリラックスした環境を演出するのが上手で、緊張感を求めるのではなく、役者が自然に実力を発揮できるような空間でした。ただ、そうなると役者の個人にかかってくるという責任はありますね」鈴木亮平といえば、『西郷どん』や『俺物語!!』などの、「気は優しくて力持ち」的な役どころのイメージがある。しかし本作の大樹は、内向的で自分の気持ちを上手く他人に、家族にすらも伝えることが出来ない。そして、いなくなったはずの父の影に怯え続けている、不器用な男なのだ。「役を作る上で、監督とはかなり話し合いを重ねました。実際に吃音症の方、先生ともお会いして勉強させていただいて、その上で監督と話し合いました。僕なりに役への解釈を伝えたりして、一部台本を変えてもらったりしたこともありました」大樹は、“溜め込んでしまう”役柄だと語る鈴木。 「これまでにも、内向的というか“静かな人”を演じることはあったのですが、今回は“溜め込んでいる”役なんですよね。言いたいことを口にせずに溜め込んでいく役は初めてで、新鮮な経験でした。吃音はもちろんのこと、事件の加害者の遺族でもあり、被害者の遺族でもある。虐待の記憶もあいまって、彼(大樹)は自分の感情を他人とシェアしない、できない人間になってしまった」家族という関係は、“絆”でもあり、それが“鎖”になってしまうこともある。鈴木は、大樹の不器用な生き方は“長男”という立場にも原因があると語る。「彼は長男で、親からの暴力を最初に受けた子どもです。上がいないから、自分ひとりの中で気持ちを処理するしかなかったんです。自分が殴られる原因もわからないし、反発すらできない。原作の舞台には、大樹の人差し指が曲がっているという設定があるんです。セリフなどで言及しているわけではありませんが、映画でもそこは残しているんです。よく見ると分かります。当初、その設定は映画ではなくそうという話もあったのですが、原作者の桑原さんとお話する機会があって、人差し指について尋ねたんです。“子どもの頃に親の暴力で指を脱臼してしまった。でもそれを言うと、また暴力を振るわれるから黙っていた”とおっしゃっていて。そこに大樹の生き方が集約されていると思って、クランクイン二日目くらいに監督に“あの設定、復活させてください”と、メールしたんです」大樹という役に対して、誠実に取り組んでいることが伺えるエピソードだ。兄妹のなかで、いち早く“家族”を作った大樹だが、それは“復讐”だという鈴木。「僕の中で、あれは、親父への復讐なんですよね。“自分は父親とは違う”という証明をしたくて。だからこそ、早く結婚して幸せな家庭を作りたかった。だけど、何が“幸せな家庭”なんて知らないから、上手く行かないんです。今でも父親を強烈に意識して生きている。おそらくは3人の子どもの中で1番。悲しいですよね」観る者の家族観に訴えかけてくるような本作。様々な立場によって、印象が変わってくる作品だ。「僕の友人で、離婚を経験した人は大樹の目線でしか、この映画を観ることが出来ないと言っていました。僕の周りでは、こはる、お母さんの目線の人も多かった。そういう方は“痛いほど気持ちがわかる。子どもたちはどうしてわかってあげないんだ”とおっしゃっていて。無論、雄二や園子の視点で観る人もいます。そういう映画ですよね。完全に分かり合うことは出来ないけれど、どこかつながっているのが家族なのかもしれないですね」『ひとよ』全国公開中撮影/奥田耕平、取材・文/藤谷千明
2019年11月11日11月8日(金)から公開中の映画『ひとよ』で父親を殺害した母親の長男を演じた鈴木亮平さんのサイン入りチェキを1名様に!応募はぴあ(アプリ)にて11月18日(月)まで受付中。ぜひご応募下さい!お申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=39e7f65c-1792-4cf3-836d-b081b4f18d3d)
2019年11月11日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/11/11(月)イラストレーション:高松啓二この週末に公開の作品は26本(ライブビューイングを除く)。全国のシネコンで拡大上映されるのは『ブライトバーン/恐怖の拡散者』『エンド・オブ・ステイツ』『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』『影踏み』の4本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が22本です。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作品をご紹介します。『ベル・カント とらわれのアリア』渡辺謙が主演のハリウッド映画です。海外で絶賛される俳優という意味で、かなりさかのぼり『グラン・プリ』の三船敏郎を思い出しました。その三船以来のかっこよさ。この作品ではジュリアン・ムーアを相手に、しっとりとラブシーンも演じています。1996年にペルーで起きた「日本大使公邸占拠事件」。それに発想を得たベストセラー小説を映画化しています。南米某国。大型工場建設を計画中のホソカワという日本企業のトップが渡辺謙です。政府は誘致への接待として、彼が敬愛する世界的なソプラノ歌手ロクサーヌ・コスのサロンコンサートを副大統領邸で開きます。ここをテロリストが襲撃、占拠。事件は長期化します。映画は、実際の事件で「リマ症候群」と名付けられた心の動きを描いています。長い監禁状態で人質と犯人とのあいだに、気持ちが通い始めるのです。それは様々な国籍、立場の違う人質たち同士も同じです。そのきっかけになったのがコスが歌ったアリアでした。歌を勉強したいという兵士や、ホソカワの通訳ゲンに外国語を教えてほしいという女性兵士も出てきます。ふたりはやがて親密な関係になっていきます。ゲンを演じているのは、加瀬亮。彼も外国映画の出演が多い国際派です。公邸の外を軍隊が取り囲み、緊張した日々が続くなか、人質とテロリストはくつろいでサッカーまで始めるのですが……。コス役ジュリアン・ムーアの歌声の部分は、「当代随一のソプラノ」といわれるルネ・フレミングが担当。こちらも大きな「聴きどころ」です。『影踏み』山崎まさよしが扮する主人公真壁は「ノビ師」。業界用語で、深夜に人の家に忍び込み金品を盗む泥棒のことです。彼は、ステータスのある家を専門に仕事をしているのですが、地元警察からは「ノビカベ」の異名で呼ばれています。ある時、忍び込んだ県会議員宅で殺人放火未遂事件に遭遇します。そこになぜか彼を尾行していた刑事が居合わせ、逮捕されてしまうのです。不可解な事件です。2年後、出所した真壁は、納得できない事件の真相を調べ始め……。つまりこれは泥棒が探偵役というミステリーなのです。警察小説の名手・横山秀夫による同名小説の映画化です。横山原作ですからいつものように舞台は群馬。地方都市らしい警察、検察、裁判所などのダークな人間関係がからむ事件の謎と、真壁の、幼馴染の恋人久子との屈折したラブストーリーが並行して進みます。久子役は尾野真千子。他にも、真壁の母親役に大竹しのぶ、幼馴染でありながら真壁を追う刑事役に竹原ピストル、滝藤賢一や田中要次、鶴見辰吾など個性的な役者が出演。それぞれの人間群像や、幾層ものドラマが重なり合った、観ごたえのある作品になっています。北村匠海演じる真壁を慕う「弟分」の、影のような存在も気になります。そのあたり、リアルな犯罪ものというだけではありません。ファンタジーの味わいもあります。篠原哲雄は、森田芳光や金子修介作品の助監督をしながら、自主制作もてがけ、PFFで特別賞を受賞したこともある監督です。1996年の初長編『月とキャベツ』の主役が山崎まさよし。それ以来のコンビ復活です。『完璧な他人』イタリア映画『おとなの事情』はよくできたブラック・コメディで、どこかでリメイクされると思っていましたが、ついに韓国で作られました。これがいい感じ!です。新居祝いということで、月食の夜に、幼馴染の男友達4人がカップルで集まります。美容外科医と精神科医、弁護士と専業主婦、失敗を繰り返す事業家と若手の獣医、今はニートの元教師は同伴者なしといった顔ぶれ。同じ郷里の料理を楽しみ、ワインやマッコリ、チャミスルで宴が進みます。月食が始まるころ、ふとしたことがきっかけでゲームが始まります。スマホを皆テーブルの上に置き、これから着信する電話やメール全てを公開するというゲーム。自分は秘密なんてありません、と、半ばその場の空気に押され、このゲームを始めたのですが……。それぞれの家庭のお恥ずかしい事情とか、個人の密やかなお楽しみ事情などが次々と露見し、ウソがウソをよんで、月が見えなくなる頃にはパーティは修羅場となってしまったのです。『毒戦 BELIEVER』のチョ・ジヌンや『タクシー運転手〜約束は海を越えて』のユ・ヘジンなど、実力派の役者たちが繰り広げるドタバタ会話劇。感情表現の豊かさは、イタリアも韓国もピカイチです。東京は11/15(金)からシネマート新宿ほかで公開。名古屋は11/16(土)からシネマスコーレで公開。関西は11/15(金)からシネマート心斎橋で公開。『盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲』こんなインド映画は初めて。盲目を装ったピアニストが殺人事件を目撃した、というサスペンスコメディです。理由はともかく「装った」というのがミソ。結婚記念日のサプライズとして往年の映画スターに出張演奏を頼まれた主人公アーカッシュが、邸宅で「見た」のは妻とその浮気相手の警察署長、そして銃弾に倒れたそのスターでした。署長は、彼の目の前で、死体をこっそり他の場所に運び、別の殺人事件をでっちあげるのですが……。どんどん深みにはまっていくアーカッシュ。予測がつかない展開の連発です。偽装殺人、拉致監禁、臓器密売までからんでくるのですから。つっこみどころもいっぱいなのがまた魅力。踊りはありませんが、インドで大ヒット。インド人もビックリ、です。
2019年11月11日miletが本日11月11日、恵比寿LIQUIDROOMでワンマンライブ「milet first live“eye”」を開催する。miletは今年3月に1st EP『inside you EP』でメジャーデビューした、新進シンガーソングライター。カナダでの留学経験を活かした、英語と日本語を横断する楽曲と力強い声で急速に支持を得ている。また最新作『Drown/You & I』に収録された2曲はアニメ『ヴィンランド・サガ』エンディングテーマと花王「フレア フレグランス &SPORTS」CMソングにそれぞれ抜擢された。「milet first live“eye”」は彼女にとってデビュー後初の単独公演。すでに11月7日に大阪・梅田CLUB QUATTROでの初日を終えており、東京でのステージは更にブラッシュアップされたものになると予想される。miletの貴重な初の東京ワンマンにぜひ足を運んでほしい。■公演情報「milet first live “eye”」日時:11月11日(月)開場18:00/開演19:00場所:東京・LIQUIDROOM
2019年11月11日11月11日(月)〜15日(金)の5日間、大井競馬場では料理上手芸人として名高いキム兄こと木村祐一がプロデューサーを務めるグルメイベントとして、東京23区の絶品グルメが集まる「キム兄の東京23区グルメフェス〜23(にーさん)のオススメ!〜」が開催される。このイベントでは、キム兄がセレクトした東京23区の名店が特別出店するほか、各区の名産品が購入できる限定「メトロポリタンマルシェ」も同時開催される。中でも13日(水)にはプロデューサーである木村祐一が来場し、これまでに食べた数多くのグルメの中でも、特に「思い出深いグルメ」などをテーマにトークショーを実施する予定なので、当日参加できるグルメファンは必聴だ。また、当日行われる第11レースの「ハイセイコー記念」表彰式のプレゼンターも務めるという。さらに13日(水)と15日(金)の2日は先着1,000名限定で、キム兄のオススメメニューやマルシェで購入できる各区の名産品などが当たるスペシャル抽選会が行われる。ただし、こちらの抽選会では300円分以上の当日の大井競馬の未確定勝馬投票券(いわゆる馬券)を提示する必要があるが、大井競馬場には初心者の方にもスタッフが丁寧に教えてくれる案内施設、「ビギナーズカウンター」もあるので、競馬未経験の方もチャレンジしてみると楽しいかも。外出にぴったりのこの季節、秋空の下で友人や家族とキム兄オススメのグルメを味わって、東京23区の魅力を発見しよう!「キム兄の東京23区グルメフェス〜23(にーさん)のオススメ!〜」実施日:11月11日(月)〜11月15日(金)時間:開門〜最終レース発走まで(ラストオーダー20時30分)場所:ウマイルスクエア入場料:100円(競馬場入場料)出店店舗:・1.ヴィルゴビール(墨田区)オススメメニュー:4種ビール・2.お好み焼き いまり 五反田店(品川区)オススメメニュー:おかんねぎ焼き・3.スーパーホットドッグ(港区)オススメメニュー:スーパーホットドッグ・4.汁なし担担麺ピリリ(中央区)オススメメニュー:四川燃麺(しせんらんめん)・5.焼肉丼たどん(千代田区)オススメメニュー:カルビ丼・6.軍鶏の近江屋(江東区)オススメメニュー:軍鶏鍋・7.辛麺屋 ICHIRIN 渋谷店(渋谷区)オススメメニュー:辛麺・8.ido Bistro(新宿区)オススメメニュー:パイタンもつ煮込み【お好み焼き いまり 五反田店】おかんねぎ焼き【軍鶏の近江屋】軍鶏鍋【スーパーホットドッグ】スーパーホットドッグ【辛麺屋 ICHIRIN 渋谷店】辛麺
2019年11月11日神戸の人々から愛されている豚饅の魅力をさらにアピールするイベント「KOBE豚饅サミット(R)2019」が今年も開催され、11日(月)にオープニングセレモニーと先行販売が行われる。11月11日は“豚饅の日”で、今年も南京町広場横の曹家包子館でイベントのはじまりを告げるセレモニーを開催。先行販売も行われる。同日からはスタンプラリーやオリジナルメニューの販売も開始。16日(土)と17日(日)には南京町広場などでサミット限定オリジナル豚饅の販売が行われる。「KOBE豚饅サミット(R)2019」11月11日(月)オープニングセレモニー曹家包子館先行販売販売時間11時から17時まで(売切れ次第終了)老祥記×近藤亭きっしゅや、四興楼、三宮一貫楼、ケルン、イスズベーカリー11月11日(月)から17日(日)までKOBE豚饅サミット(R)ウィーク11月16日(土)から17日(日)までオリジナル豚饅の販売販売時間11時から17時まで(売切れ次第終了)大丸神戸店1階北側外廊、南京町広場、曹家包子館
2019年11月11日PR(#)『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』特設サイト特設サイト()大ヒットクライムサスペンス『殺人分析班』シリーズ待望の第3弾、『蝶の力学』がベールを脱ぐ!2015年の『石の繭』、2016年の『水晶の鼓動』に続き、大ヒットクライムサスペンス『殺人分析班』シリーズに待望の第3弾が誕生!木村文乃が主人公の女性刑事・如月塔子を演じ、好評を博してきた本シリーズの第3弾『蝶の力学』では、シリーズ史上最も難解な猟奇殺人事件が発生。塔子をはじめとする“殺人分析班”の面々が、事件の裏に潜む人間ドラマに迫っていく。第3弾から観ても十分楽しめる構成となっているが、シリーズの全貌を知っておけばスリルと感動が増すのは間違いなし!記念すべき第3弾をより深く理解し、登場人物たちの活躍を堪能するため、シリーズの魅力を改めてチェックしていこう。『殺人分析班』シリーズの軌跡&シリーズ第3弾『蝶の力学』の見どころ! ()トークイベントの詳細はこちら()お申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=2f78be15-5eb1-47d9-a97a-b118b0aa0c08)応募資格:ぴあ(アプリ)で「ぴあニスト」登録されている方応募期間:11月25日(月)23:59までWOWOW『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』11月17日(日)スタート(全6話、第1話無料放送)毎週日曜夜10時よりWOWOWプライムにて放送原作:麻見和史 『蝶の力学 警視庁殺人分析班』(講談社文庫刊)脚本 :穴吹一朗音楽 :諸橋邦行監督 :内片輝(『連続ドラマW 石の繭 殺人分析班』『連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班』)出演 :木村文乃青木崇高渡辺いっけい北見敏之藤本隆宏小柳 友/神野三鈴勝村政信段田安則仲村トオル/菊地凛子:渡邉ひかる
2019年11月11日ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』を原作とする舞台といえば、イギリスのアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲による同名のミュージカルが広く知られるが、実はほかにもいくつものバージョンが存在する。11月9日に開幕したミュージカル『ファントム』は、怪人ファントムの人間像に焦点をあてた秀作として、そのなかでも特に大きな成功を収めているバージョン。アーサー・コピット(『ナイン』)の脚本と、モーリー・イェストン(『ナイン』『タイタニック』)の音楽によりアメリカで1991年に初演されて以来、世界各地で上演されている。日本への上陸は2004年で、宝塚歌劇団による初演を経て、2008年に鈴木勝秀演出による男女混合キャスト版が誕生。以来、鈴木版の再演(2010)、ダニエル・カトナー演出版(2014)と上演が重ねられてきた人気作が、カトナー版でファントムを演じた城田優の演出により5年ぶりに蘇るのが今回だ。城田は演出だけでなく、Wキャストのひとりとして再びファントム役にも挑むという意欲的な試み。これにはイェストンも、「親愛なる優が演出すると聞いて、それは良いアイデアだととても嬉しく思いました。演出家は登場人物の感情を事細かに把握しなければいけませんが、その点、既に演じているから心強い」と期待を寄せる。もうひとりのファントムは加藤和樹、クリスティーヌは愛希れいかと木下晴香、シャンドン伯爵は廣瀬友祐と木村達成、キャリエールは岡田浩暉と、城田以外のキャストは一新される形。城田が「これまで20年間エンタテインメントの世界で培ってきた想像力の限りを尽くし、全く新たな『ファントム』を、最高のキャスト、スタッフ、チーム一丸となって、創りあげていきたい」と意気込む新生『ファントム』、一体とんな舞台になったのだろうか。文:町田麻子
2019年11月10日“菅田将暉主演”。この文言だけで気持ちが高ぶる人も多いだろう。デビューから10年、作品ごとに振り幅の大きな才能を開花させ、その魅力を刺激的に見せてきた菅田将暉。彼の次なる主演作は、フランスの作家アルベール・カミュによる戯曲『カリギュラ』。「あの『カリギュラ』に手を出すということで震えています。もちろん良い意味で」と、菅田自身が気持ちを高ぶらせる舞台だ。描かれるのは、ローマ帝国の若き皇帝カリギュラと彼を取り巻く人々。非の打ちどころがない理想的な皇帝だったカリギュラは、愛し合った妹が急死した日に宮殿から姿を消し、3日後に戻ってきたのを境に豹変。貴族平民問わず、何らかの財産を持つものを区別なく殺害し、その財産を奪うという残虐非道な行為を繰り返していく……。菅田は「どこまで何が出来るかはわかりませんが、身も心もさらけ出し、少しコントロールして、絶対的なカリギュラを作り上げたいなと思います。自分なりの、ひとつ生き様を」と強い思いを吐露。冷酷な皇帝をどのように体現するのかが注目される。また、共演にも魅力的な顔ぶれが揃う。カリギュラに目の前で父を殺され、彼を憎みながらもその苦悩や狂気を理解する若き詩人シピオンに高杉真宙。カリギュラを支える忠臣・エリコンに谷田歩。冷静な判断力を持ち、クーデターの中心人物としてカリギュラと対峙するケレアに橋本淳。カリギュラの残虐な行為を受け入れるほど彼を深く愛するセゾニアに秋山菜津子。そして、この面々をまとめるのは、日本を代表する演出家・栗山民也。『異邦人』『シーシュポスの神話』とともにカミュが「不条理三部作のひとつ」と位置付けた本作を、栗山がどんな色付けで仕上げ、演者はどう織りなすのか。衝撃が待っていることは間違いない。『カリギュラ』は、11月9日から24日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場、11月29日(金)から12月1日(日)まで福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、12月5日(木)から8日(日)まで兵庫・神戸国際会館こくさいホール、12月13日(金)から15日(日)まで宮城・仙台銀行ホール イズミティ21 大ホールにて上演。文:伊藤由紀子
2019年11月10日神奈川県横須賀市の沖合に浮かぶ無人島「猿島」を舞台に、アートの展示やイベントを行う『Sense of Island —感覚の島— 暗闇の美術島』が12月1日(日)まで開催されている。横須賀・三笠桟橋からフェリーで約10分。猿島は東京湾唯一の無人島で、弥生時代の貝塚や明治時代初期から築かれた砲台跡などが自然と融和し、独特の景観を生み出している。Sense of Island—感覚の島— 暗闇の美術島( )ジェニー・秦・ブルーメンフィールド《色と景観の相互作用》齋藤精一《JIKU #004 SARUSHIMA》
2019年11月10日「PIA MUSIC COMPLEX 2019」が超長尺版として、11月24日にテレ朝チャンネル1で放映される。「PIA MUSIC COMPLEX」(通称・ぴあフェス)は、ぴあが創業45周年を記念して2017年から主催している音楽フェス。タイトルには「シネマコンプレックスのように、ジャンルを超えた音楽との出会いによって、自分だけのエンタテインメントを確立してほしい」という想いが込められている。3年目となる今年は新木場・若洲公演で9月28日から2日間に渡って開催された。今回の放送では、豪華アーティストによる熱演からCAMP STAGEとWIND STAGEの模様が各アーティストのコメントとともに一挙オンエアされる。ヘッドライナーを務めるのは10-FEET(2日目)。さらにORANGE RANGE、ゲスの極み乙女。、9mm Parabellum Bullet、BiSH、Saucy Dog、BLUE ENCOUNT、フラワーカンパニーズ、ヤバイTシャツ屋さん、キュウソネコカミ、打首獄門同好会、THE BAWDIES、ROTTENGRAFFTYらのステージも放送される予定だ。さらに日向秀和(ストレイテナー、Nothing’s Carved In Stoneなど)を中心にしたスペシャルバンド・HINA-MATSURI BANDに、このフェス限りのゲストボーカルが参加しているのも見どころのひとつ。豪華出演者陣たちのパフォーマンスは必見だ。■番組情報テレ朝チャンネル1「PIA MUSIC COMPLEX 2019 超長尺版」放映日:11月24日
2019年11月10日詩と音楽、映像をひとつに融合するシネマファイターズプロジェクトの第3弾『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』が、TOHOシネマズ日本橋ほかで全国公開中。美しい映像と楽曲が織り成す5つの物語を堪能することができる作品だ。EXILE HIRO、SSFF & ASIA代表の別所哲也、作詞家・小竹正人の3人によって打ち出された今プロジェクトは、2017年の第1弾、2018年の第2弾に続き、早くも今回が第3弾。“運命”と“奇跡”が生み出した出会いや、初恋を描く青春ラブストーリー、愛を知らないで育ったアウトローな男と愛を乞うことで生き延びてきた娼婦の物語など、多くの観る者の心に響くドラマを展開させ魅了する。そして今作の主題歌には、Crystal Kay、Leola、RYUJI IMAICHI、LISA、琉衣らによる5つの楽曲を起用している。5つの作品の監督を務めるのは、三池崇史、行定勲、松永大司、洞内広樹、井上博貴ら。三池監督の『Beautiful』にはEXILE AKIRA、蓮佛美沙子が、行定監督の『海風』には小林直己(EXILE / 三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、秋山菜津子が出演。松永監督の『On The Way』には今市隆二(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、パコ・ニコラスが、洞内監督の『GHOSTING』には佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、畑芽育、井上監督の『魔女に焦がれて』には佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)、久保田紗友が出演している。AKIRA、佐野、佐藤らはこれまでに映画主演を務めた経験があり、小林は舞台で経験を積み、Netflix配信映画『アースクエイクバード』でハリウッドデビューを果たすことも決まっている。今作で彼らはどんな表情を見せてくれるのだろうか。そんな俳優としてのキャリアがある面々の中、唯一、今市だけ今作が俳優デビュー作となる。いくら短編作品とはいえ、映画初出演にして主演とは、やはり相当なプレッシャーがあったに違いない。実際に今市は完成披露舞台挨拶で「心折れそうでした」と語っている。『Beautiful』は大地震をきっかけにそれぞれ自殺未遂をした男女の奇妙な出会いを描き、『海風』は愛に飢えた男女のひと時の温もりを綴る。そして『On The Way』はメキシコの移民を目の当たりにした目標の持てない日本人青年の姿を、『GHOSTING』は悲しい過去と運命を変えようとする霊魂(ゴースト)となった青年の姿を、『魔女に焦がれて』は不思議な力を持つ同級生に惹かれる男子高校生の姿をそれぞれ描き出す。今作での詩と音楽、映像の融合は、どんな化学反応を起こすのか。ぜひとも劇場で目撃していただきたい。『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』公開中
2019年11月10日南米、エジプト、ヨーロッパなど世界各地のミイラが一堂に会する『特別展ミイラ〜「永遠の命」を求めて』が、国立科学博物館にて開催中だ。最新の調査や研究結果をもとに、謎に包まれたミイラの実像に迫る。人間や動物など、生前の姿を保ち続けているミイラ。古代エジプトのミイラが有名だが、人工的に作り出されたものや、自然によってできたミイラは世界各地で発見されている。同展では、そんな世界各地のミイラを、「南北アメリカ」「古代エジプト」「ヨーロッパ」「オセアニアと東アジア」という地域ごとに紹介。インカ帝国時代の「チャチャポヤのミイラ包み」6体をはじめ、古代エジプトのネコのミイラ、ヨーロッパの湿地帯で発見されたミイラ、生前の顔つきを再現するパプアニューギニアの肖像頭骨や日本の即身仏など、さまざまミイラの展示を通して、その背景にある多様な文化や死生観を浮かび上がらせる。国立科学博物館の人類研究部人類研究グループ研究主幹の坂上和弘氏は、「ミイラは大変壊れやすくもろいもの。そんなミイラが、それぞれの地域でどのように作られ、長い年月にわたりどのように保存され、どんな人たちが守ってきたのか、ということも含めて、ミイラとは何かを知ってもらいたい」と同展に込めた思いを語った。また、報道内覧会にていち早く展示を見学したスペシャルサポーターのビートたけしは、「相変わらずミイラというのは面白いね。人間は永遠の命が得られないとわかると、どうにか入れ物だけでも残そうとか考えちゃう」とコメント。印象に残った展示として日本の《本学草者のミイラ》を挙げ、「江戸時代に自ら実験台としてミイラになった学者の姿には震え上がったね。すごい精神世界を感じた」と、その迫力に圧倒されたようだった。会場ではミイラの展示とともに、CTスキャンやDNA分析、放射性炭素年代測定などを用いた最新の研究方法を駆使した研究結果も紹介。これまでにない、ミイラを科学する内容にも注目してほしい。【開催情報】『特別展ミイラ〜「永遠の命」を求めて』2020年2月24日(月・休)まで国立科学博物館にて開催【関連リンク】 特別展ミイラ〜「永遠の命」を求めて()
2019年11月09日岩井秀人、松井周ら、優れた劇作家・演出家を輩出している青年団の若手自主企画。演出家・蜂巣ももが青年団内で発足した「ハチス企画」の新作『まさに世界の終わり』が本日11月9日に東京・アトリエ春風舎で開幕した。伊藤キムや寺田みさこに師事しながら、演劇とダンスの境界線や、非現実な身体と言語について考え抜いてきた蜂巣。彼女が今回取り上げるのは、1995年に38歳の若さで亡くなったフランスの劇作家、ジャン=リュック・ラガルスの1990年発表作である。同作を基にした、グザヴィエ・ドラン監督による映画『たかが世界の終わり』(2016年)は、第69回カンヌ国際映画祭で、グランプリとエキュメニカル審査員賞を受賞している。長年、家族のもとを離れていた長男ルイ。彼が帰郷したのは、自らの死を家族に告げるためだった。しかし家族はそれぞれの吐露を繰り返し、ルイの言うことに耳を傾けない。いつまで経っても自分の死を告げることができないまま、時間だけが過ぎていく……。同公演の紹介文の一行目にはこうある。「家族の政治、身体を問い直す」。思えば、家族の会話をふと一歩引いて聞いてみると、めいめいが、自分の都合や事情を通すことに必死であったりする。ある時は弱っている自分を演出し、ある時は泣いてキレて暴れたりする。果たしてそこに、どんな革命がもたらされるのか。そして、彼らが掲げるフレーズはもうひとつ。「家族という他人は、友情を育むことができるのか」。そこに描かれるのは希望か、それとも……。青年団若手自主企画vol.79 ハチス企画『まさに世界の終わり』は11月24日(日)まで。文:小川志津子
2019年11月09日GLAYが本日11月9日、サンドーム福井で「GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25th HOTEL GLAY」をスタートさせる。今年5月25日にデビュー25周年を迎えた国民的バンドのGLAY。記念すべきアニバーサリーイヤーは「GLAY DEMOCRACY」テーマのもと、国内だけでなく海外でのライブなど充実した活動を展開している。10月2日に発売した15枚目のアルバム『NO DEMOCRACY』はオリコン2位を獲得し、グループによる「アルバムTOP10入り作品数」でTUBE、B’zに次ぐ歴代単独3位(29作品)となった。「HOTEL GLAY」は2009年、2012年に「感謝の意を込めてファンをおもてなしする」という思いで行われたライブ。そして今回は「GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25th HOTEL GLAY」として全国9カ所17公演、18万人動員を動員する大型のアリーナツアーとなる。毎回趣向をこらしたステージングに定評がある彼らが、この節目にどんなステージを見せてくれるのだろうか。期待が高まるばかりだ。■公演情報「GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25th HOTEL GLAY」11月9日(土)福井・サンドーム福井開場16:00/開演17:0011月16日(土)大阪・大阪城ホール11月17日(日)大阪・大阪城ホール11月23日(土・祝)埼玉・さいたまスーパーアリーナ11月24日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ11月30日(土)北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる12月1日(日)北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる12月7日(土)宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ12月8日(日)宮城・ セキスイハイムスーパーアリーナ12月14日(土)福岡・ マリンメッセ福岡12月15日(日)福岡・ マリンメッセ福岡12月21日(土)兵庫・ ワールド記念ホール12月22日(日)兵庫・ ワールド記念ホール2020年1月18日(土)三重・三重県営サンアリーナ2020年1月19日(日)三重・三重県営サンアリーナ2020年1月25日(土)神奈川・横浜アリーナ2020年1月26日(日)神奈川・横浜アリーナ
2019年11月09日今日からラピュタ阿佐ヶ谷で特集上映「東宝ニューアクションの時代 ~和製ハードボイルド、男と女と車と銃と」がスタートする。1960年代後半から70年代なかばに製作された“東宝ニューアクション”と呼ばれる作品を上映。洗練された作品ばかりで“今こそ観たい”ラインナップが揃った。日本映画は1960年代の前半をピークに動員が降下。テレビの普及によって映画人たちは“娯楽の王道”ではなく“映画館でしか観られないもの”を追求するようになった。新世代が台頭した新しい波“ヌーヴェルバーグ”、テレビでは放送できない過激な描写、そしてスタジオの外部に活動の場を求めた独立プロの映画たち。映画界は定番や安定を捨てて、新しい道を模索していた。家族揃って楽しめる喜劇シリーズや怪獣映画を得意としていた東宝も例外ではなく、1960年代後半には社風に似合わぬクールでニヒルなアクション映画が次々に登場。それらは“東宝ニューアクション”と呼ばれ、今回の特集ではその中から8作品を上映する。『狙撃』は加山雄三が孤独なスナイパーに扮してベテランの殺し屋と対決する様を描くハードボイルド活劇。『豹は走った』は亡命した大統領を狙う殺し屋と阻止しようとする刑事の攻防が描かれる。当時も現在も熱く燃える藤岡弘が主演の『野獣狩り』は名匠・木村大作の撮影が冴えわたるアクション映画の傑作だ。また、命がけのスピードレースを描き、映画ファンだけでなく全国の走り屋とヤンチャな若者に多大な影響を与えた名作『ヘアピン・サーカス』も上映される。いずれの作品も定番映画の殻をブチ破ろうとする勢いがあり、再評価の声は高まっている。いずれも21時からの上映。年末年始の夜にじっくりと浸りたい映画ファン必見の特集だ。「東宝ニューアクションの時代 ~和製ハードボイルド、男と女と車と銃と」『狙撃』『弾痕』『白昼の襲撃』『豹は走った』『野獣都市』『ヘアピン・サーカス』『薔薇の標的』『野獣狩り』11月9日(土)から2020年1月19日(日)まで連日21時より上映※12月27日(金)から1月5日(日)は休映ラピュタ阿佐ヶ谷
2019年11月09日ベリーグッドマンが本日11月9日、ビルボードライブ大阪で「ベリーグッドマンへの道 ツアー2019 ~ダンディ編~」の千秋楽を行う。今年7月に7枚目のアルバム『SING SING SING 7』のリリース、音楽フェスへの参加など精力的な活動を続けているベリーグッドマン。11月からは「ベリーグッドマンへの道 ツアー2019 ~武者修行編~」と題して、ファンキー加藤ら豪華アーティストたちとの対バンツアーも予定されている。「ベリーグッドマンへの道 ツアー2019 ~ダンディ編~」は東名阪ツアーのツアーファイナルだ。初の全曲バンド編成となっており、サポートメンバーは田中匠郎(ドラムス)、PAKshin(キーボード)、宮本敦(ギター)、HIDEYAN(ベース)と豪華な面々が揃っている。さらに本日は2013年の結成から丸6年という節目のタイミング。すでにチケットのソールドアウトが発表されているが、プレミアムな内容になることは間違いない。■公演情報「ベリーグッドマンへの道 ツアー2019 ~ダンディ編~」日時:11月9日(土)1st Stage 開場15:30/開演16:302nd Stage 開場18:30/開演19:30場所:ビルボードライブ大阪
2019年11月09日千葉県初上映の若手映画監督の作品上映をメインに、今年の3月に第10回映画祭を終了したちば映画祭。2020年1月18日(土)、初めて千葉県を飛び越え、新たに東京都千代田区のアテネフランセ・文化センターで、上映イベント「新年一発!ちば映画祭 2020 in アテネ・フランセ文化センター 〜監督特集・特集〜」を開催することが分かった。ちば映画祭は第4回映画祭から、映画祭ごとに監督特集を行っているが、千葉県外初となるこの上映会では、現在まで映画祭で特集をしてきた監督から、4名の監督をビックアッブし、アテネフランセ・文化センターで作品を上映をする。上映されるのは、村松正浩監督『シンク』、杉田協士監督『ひとつの歌』、大河原恵監督『襟売ってよ』、田崎恵美監督『海にしずめる』。この度の上映にあわせ、それぞれの監督からコメントが寄せられている。■村松正浩「ちば映画祭の企画が東京都千代田区で行われるとのことで、少し混乱したのですが、お声がけ頂いた映画が 僕の初めての長編『シンク』で、二重に混乱し、緊張しています。おそらく僕の監督作のなかで、最も多くの人に観られた映画ではないかと思うものの、いささか月日が経っています。願わくば、現在でも響くなにかがビデオテーブに残されていますように」■大河原恵「ちば映画祭、まさかの東京上陸!さらにまさかまさか上映の機会をいただき、大変大変嬉しいです。『襟売ってよ』は、ちば映画祭に出会う前に作った映画です。どうしようもなく閉ざしているのにどうしようもなくとっておきの出口を探していた年頃に。 ちば映画祭との出会いは明らかに私に影響を及ぼしました。出会ってしまってよかったとずっとずっと思っています。あなたにもぜひ出会ってほしいです。お待ちしております!」■田崎恵美コメント「過去を抱えて日常を送ることに少し疲れたら、この映画を見てください。願った未来とは違う現在を懸命に生きるすべての人に、愛と初期衝動を込めて」■杉田協士コメント「ちば映画祭で作品を取り上げられた人たちは、どうして?と思ったことがあるかもしれません。どうしてこの作品を選んだんだろう。こんなに熱心なんだろう。愛情深いんだろう。うれしいし、たまに戸惑う。今回は情が溢れすぎて、開催場所が東京の御茶ノ水になってるけど、たぶん“総武線で1本だから千葉です”と言うんだと思います。『ひかりの歌』の公開後、見たいと伝えてくれる人の多かったデビュー作『ひとつの歌』が上映されます。私にとっても貴重で、やっばりうれしいです」また、ちば映画祭は2019年12月15日(日)、「映画とお話とブレイクタイム vol.2 道本咲希監督『19 歳』『昔の恋人』上映会」を、千葉県内のカフェ、cafeSTANDで開催する予定。第40回びあフィル ムフェスティバル PFF アワードにて『19 歳』が審査員特別賞を受賞した道本監督の2作品を上映する。「新年一発!ちば映画祭 2020 in アテネ・フランセ文化センター 〜監督特集・特集〜」2020年1月18日(土)開催
2019年11月08日一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー(東京・代表理事:丸々もとお)内「イルミネーションアワード実行委員会」とぴあ株式会社は、年々多様化するイルミネーション&エンタテインメント業界への新たな価値基準を創造すべく、2013 年より「イルミネーションアワード」を開催している。本年も第7回目となる「イルミネーションアワード」授賞式が銀座・THE GRAND GINZAで11月6日に開催された。イルミネーションアワードは、同団体が主管する全国5542名の夜景鑑賞士(夜景鑑賞士検定の有資格者)、イルミネーション鑑賞士(イルミネーション検定の有資格者)を対象に、「実際に行ってみて良かった前シーズンの冬期イルミネーション」という項目で、国内の施設を対象にアンケートを実施。得票ポイントによってランクインした「総合エンタテインメント部門」「イルミネーション部門」「プロフェッショナルパフォーマンス部門」と、「YCVB 特別賞(主催者特別賞)」を発表、表彰が行われた。式では発表に先駆け、世界を魅了した異次元のハイトーンボイスを持つ実力派シンガーとして注目されているBeverly(ビバリー)の、2019-2020 全国イルミネーションアンバサダー任命式を実施。「イルミネーションが本当に大好きで、イルミネーションの中で歌うことも大好き」というBeverly。「アンバサダーになれて光栄です。これからもイルミネーションのよさを伝えて行きたいと思います」と意気込みを語った。開会の挨拶で主催の丸々もとお氏は、「台風により関係施設も甚大な被害に見舞われ、本日ご参加できない方もいらっしゃいます。イルミネーションが希望の明かりとしてたくさんの方々を楽しませるんだという思いで、主宰としても引き続き応援させていただきたいと思っております」と意気込みを語った。注目となる各賞の発表は、YCVB 特別賞(主催者特別賞)は「東南植物楽園 ひかりの散歩道」(沖縄県沖縄市)が受賞。東南植物楽園 宮里高明副園長は、「いま沖縄は、首里城の火災という暗いニュースに包まれていますが、観光資源の1つであるこのイルミネーションが賞をいただいたことは、県民にとってもうれしいニュースだと思います」とコメント。装飾のみならず、映像やライティング技術、アトラクション施設、関連イベント等との組合せ傾向が強い冬期イルミネーションイベントが対象の「総合エンタテインメント部門」では、「ハウステンボス 光の王国」(長崎県佐世保市)がなんと7年連続の1位を獲得し安定した強さを見せつけた。専門性、技術性の高い光の演出(プログラムを含む)が特に評価の対象となる「プロフェッショナルパフォーマンス部門」では、こちらも「なばなの里 イルミネーション」(三重県桑名市)が3年連続の1位を受賞。「イルミネーション部門」はLED ストリングス(紐形状)・ネットライト(網形状)・テープライト・モチーフライト等をメインに使用して演出展開する冬期イルミネーションイベントが対象。4年連続となる1位を会得した「あしかがフラワーパーク光の花の庭 Flower Fantasy」(栃木県足利市)。しかしながら、イルミネーション開始の2週間前に台風19号による甚大な被害を受けたというあしかがフラワーパーク。登壇した株式会社足利フラワーリゾート早川公一郎代表取締役社長が、スタッフの尽力により再びイルミネーションを完璧に整え、先週11月2日に無事オープンしたことを報告するとともに、「希望の光、復興の光となっていけるシーズンになればと心から願っております」と語ると、会場から大きな拍手が沸き起こった。本ランキングは現在発売中の『絶景イルミネーション&ナイトアミューズメントぴあ』に掲載。本誌では、年々規模を拡大し、全国的な知名度を誇る大型イルミネーションスポットを中心に、夜も魅力的な水族館、テーマパーク、展望台など、全国の人気イルミネーション&夜アミューズメントスポットのロマンチック&お得な遊び方を徹底ガイド。冬のおでかけ目的1 位の「イルミネーション」をメインに、首都圏の人気スポットをはじめ全国各地の様々な施設を厳選して紹介している★総合エンタテインメント部門イルミネーション第1位ハウステンボス「光の王国」/長崎県佐世保市(7年連続単独1位)第2位東京ドイツ村 ウィンターイルミネーション/千葉県袖ヶ浦市(前年第5位)第3位伊豆ぐらんぱる公園「グランイルミ」/静岡県伊東市(前年イルミネーション部門第3位)第4位アパリゾート上越妙高イルミネーション/新潟県妙高市(前年6位)第5位大阪・光の饗宴/大阪府大阪市(前年12位)第6位御殿場高原 時之栖「ひかりのすみか」/静岡県御殿場市(前年14位)第7位さっぽろ雪まつり/北海道札幌市(前年18位)第8位イルミネーション in 東武ワールドスクウェア/栃木県日光市(前年圏外)第9位白い恋人パークイルミネーション/北海道札幌市(前年9位)第10位西武園ゆうえんちホワイトランタジア/埼玉県所沢市(前年イルミネーション部門5位)第11位クリスマスマーケット in 横浜赤レンガ倉庫/神奈川県横浜市第12位神戸イルミナージュ/兵庫県神戸市第13位京都花灯路/京都府京都市第14位新宿ミナミルミ/東京都新宿区第15位東京ドームシティ ウィンターイルミネーション/東京都文京区第16位ディズニー・クリスマス/千葉県浦安市第17位フェスタ・ルーチェ/和歌山県和歌山市第18位しあわせ回廊 なら瑠璃絵/奈良県奈良市第19位としまえん ウィンターファンタジア/東京都練馬区第20位サッポロファクトリー SAPPORO FACTORY CHRISTMAS/北海道札幌市★ イルミネーション部門第1位あしかがフラワーパーク光の花の庭 Flower Fantasy/栃木県足利市(4年連続1位)第2位湘南の宝石~江の島を彩る光と色の祭典/神奈川県藤沢市(前年総合エンタテインメント部門3位)第3位神戸ルミナリエ/兵庫県神戸市(前年14位)第4位丸の内イルミネーション/東京都千代田区(前年15位)第5位さっぽろホワイトイルミネーション/北海道札幌市(前年4位)第6位スキージャム勝山 GEO ILLUMINATION/福井県勝山市(前年圏外)第7位Roppongi Hills Christmas/東京都港区(前年圏外)第8位SENDAI光のページェント/宮城県仙台市(前年6位)第9位青の洞窟 SHIBUYA/東京都渋谷区(前年12位)第10位恵比寿ガーデンプレイス Baccarat ETERNAL LIGHTS -歓びのかたち-/東京都渋谷区(前年圏外)第11位大阪城イルミナージュ/大阪府大阪市第12位カレッタ汐留 Caretta Illumination/東京都港区第13位はこだてクリスマスファンタジー/北海道函館市第14位大阪・光の饗宴御堂筋イルミネーション/大阪府大阪市第15位ひろしまドリミネーション/広島県広島市第16位つま恋リゾート彩の郷サウンドイルミネーション/静岡県掛川市第17位東京タワー ウィンターファンタジー/東京都港区第18位国営昭和記念公園 Winter Vista Illumination/東京都立川市第19位多摩センターイルミネーション/東京都多摩市第20位JR博多シティ 光の街・博多/福岡県福岡市★プロフェッショナルパフォーマンス部門第1位なばなの里 イルミネーション/三重県桑名市(3年連続1位)第2位さがみ湖イルミリオン/ 神奈川県相模原市(前年総合エンタテインメント部門2位)第3位よみうりランド ジュエルミネーション/東京都稲城市(前年総合エンタテインメント部門7位)第4位MIDTOWN CHRISTMAS スターライトガーデン(前年イルミネーション部門16位)第5位TOKYO MEGA ILLUMINATION/東京都品川区(前年圏外)第6位レオマリゾート・レオマ光ワールド/香川県丸亀市(前年総合エンタテイメント部門4位)第7位東京スカイツリータウン® ドリームクリスマス2018/東京都墨田区(前回8位)第8位日本庭園 由志園 黄金の島ジパング 七色に光り輝く庭園 -カラフルGARDEN- /島根県松江市(前年圏外)第9位茨城県フラワーパーク イルミネーション/茨城県石岡市(前年圏外)第10位マザー牧場イルミネーション 光の花畑/千葉県富津市(前年イルミネーション部門11位)第11位ユニバーサル・ワンダー・クリスマス「天使のくれた奇跡」/大阪府大阪市第12位東京ミチテラス/東京都千代田区第13位お台場イルミネーション“YAKEI” 冬 Ver./東京都港区第14位ラグーナテンボス「冬ラグーナ」/愛知県蒲郡市(前年10位)第15位東武動物公園ウィンターイルミネーション/埼玉県南埼玉郡(前年8位)第16位カネコ種苗 ぐんまフラワーパーク ウィンターイルミネーション「妖精たちの楽園」/群馬県前橋市(前年10位)第17位JPタワー KITTE WHITE KITTE/東京都千代田区第18位神戸須磨アクアイルミナージュ/兵庫県神戸市第19位横浜ランドマークタワー The Landmark Christmas/神奈川県横浜市第20位横浜・八景島シーパラダイス Mystical Island/神奈川県横浜市
2019年11月08日現在投票受付中のWOWOW「勝手に演劇大賞」。第10回目を記念して開催されるスペシャルトークイベントのゲストに、いのうえひでのり(劇団☆新感線 主宰・演出家)が出演することが決定した。「勝手に演劇大賞」は、を演劇ファンからのWEB投票によって選出された作品・演出家・俳優を表彰する賞。11月1日から投票が開始され、12月31日まで行われている。「作品賞(ストレートプレイ部門/ミュージカル部門/2.5次元部門)」 「演出家賞」「女優賞」「男優賞」「新人賞」に分けられ、結果は2020年2月下旬、勝手に演劇大賞特設サイトにて発表される。10回目の開催を記念して開催されるトークイベントには、フリーアナウンサーの中井美穂と演劇ジャーナリストの徳永京子の登壇が決定していたが、このたび新たにいのうえの出演が明らかとなった。いのうえは1980年に劇団☆新感線を旗揚げ。以降、ドラマ性に富んだ外連味たっぷりの時代活劇“いのうえ歌舞伎”、生バンドが舞台上で演奏する音楽を前面に出した“Rシリーズ”、作・演出を手がける笑いをふんだんに盛り込んだ“ネタもの”など、エンタテインメント性にあふれた多彩な作品群で“新感線”という新たなジャンルを確立させてきた。来年は、2月に東京、4月に福岡で『偽義経冥界歌』の公演が控えている。いのうえは、「勝手に演劇大賞」で2012年と2018年の2回、演出家賞を受賞。今回のトークイベントでは、舞台演出の裏話やいのうえならではの観劇ポイントなど、ここでしか聞くことができない演劇コアトークを楽しむことができそうだ。本イベントの参加は「勝手に演劇大賞」の特設サイトで11月29日まで受け付けられる。対象はWOWOW加入者で、定員は25組50名。●いのうえひでのり(2018年受賞時のコメント※一部抜粋)今後やりたいコトはたくさんあります。どれもハードルが 高いですけど、オリジナルの音楽を使った本格ミュージカルや、楽しいネタモノもの、僕らの年齢に合った渋い“いのうえ歌舞伎”も創ってみたいですね。ゲキ×シネやWOWOWの放送をきっかけに、芝居に興 味を持って頂けたら、劇場へ挑戦してみて頂きたい。劇場という空間には、生でしか味わえないものがあります。・勝手に演劇大賞2019投票期間:11月1日(金)〜12月31日(火)対象作品:2019年に国内で上演された全ての作品投票方法:勝手に演劇大賞特設サイトにて ※WOWOWのWEB会員登録が必要となります(登録無料)投票各賞:「作品賞(ストレートプレイ部門/ミュージカル部門/2.5次元部門)」「演出家賞」「女優賞」「男優賞」「新人賞」結果発表:2020年2月下旬 勝手に演劇大賞特設サイトにてプレゼント:カブキグラス 1名様 ※投票いただいた方の中から抽選でお送りいたします。勝手に演劇大賞特設サイト: ・勝手に演劇大賞2019 第10回記念スペシャルトークイベント日付:12月8日(日)開場:13:30 開始:14:00 終了16:00(予定)会場:都内某所(当選された方にのみお知らせします)人数:25組50名様(お一人でのご応募も可能です)登壇者:中井美穂、徳永京子ほか(予定)応募期間:11月1日(金)〜11月29日(金)
2019年11月08日ダスティン・ホフマンとキャンディス・バーゲンが、『As Sick as They Made Us』に出演することになった。『ビッグバン★セオリー/ギークな僕らの恋愛法則』にレギュラー出演したメイム・ビアリクが書き下ろしたコメディで、監督もビアリクが担当する。ほかに、やはり『ビッグバン〜』で知られるサイモン・ヘルバーグも出演。インディーズ映画で、公開予定日などは分かっていない。2年前に起こった“#MeToo”運動で過去のセクハラが暴露されて以来、姿を隠していたホフマンにとっては、久々のスクリーン復帰。バーゲンは昨年、ダイアン・キートンらと出演した熟女たちのラブコメ『Book Club』が成功している。文=猿渡由紀
2019年11月08日