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2024年11月11日、パシフィコ横浜で新たな冒険が始まった。リーダー・山下幸輝率いる5人組ダンスボーカルグループ『WILD BLUE』が、DEBUT SHOWCASE[The First Light]と称してデビュー後初の単独公演を開催。未発表曲を含めた歌やダンスのパフォーマンスはもちろん、あらためてグループの自己紹介を兼ねたトーク企画や、待望のファンネーム発表、2025年のツアー開催解禁、山下幸輝と鈴陽向の誕生日サプライズなど、いまのWILD BLUEが隅まで詰まった約2時間となった。華麗なオープニングから、ギャップだらけのトーク企画までPRE DEBUT DANCEからスタートしたWILD BLUEのSHOWCASE。図らずも目を惹かれるムービーから公演は幕を開け、待ちに待った5人のメンバーが壇上に現れる。一人ひとりの尊い存在を強調するような、白いレーザービームやスモークが交差するなか、限りなく漆黒に近い青を基調とした衣装に身を包んだWILD BLUE。グループ名の由来である「無限に広がる青空」を象徴するようなオープニングムービーと、ステージ真上にたゆたう純白の幕が、そのままグループコンセプト「心の赴くままに生きる勇気を与える」を表現しているかのようだ。最初に披露されるのは、やはり彼らのセルフタイトル『WILD BLUE』。山下の声が響き渡り、鈴、宮武颯、池田優斗、鈴川直弥の声がアンサンブルしていく。それに合わせ、客席で揺れる青のペンライトの群。彼らの姿を生で見る、今日という日を待ち侘びていたファンも多かったことだろう。期待値の高さがそのまま熱狂へと繋がるような、青い炎に似た純度の高い歓声がそこかしこで上がる。なんとも華々しい幕開けに、メンバーと観客の温度が少しずつチューニングされていくようだ。山下の「今日一日、最高な日になりそうだと思いました。みなさん、楽しんでいきましょう!」の挨拶を経て、彼らの自己紹介も兼ねたトーク企画「WILD BLUE 巨大パネルトーク」へと移る。グループそのものはもちろん、メンバーそれぞれの関係性についても深く知ってもらうために設けられた機会だ。向かって左にグループ関連、右にメンバー個人を紐解くパネルが用意された。あらためて、WILD BLUEの由来である「無限に広がる青空」や、グループコンセプト「心の赴くままに生きる勇気を与えるグループ」についておさらいされる。池田は「生きる希望になる、勇気になるという意味が込められています!」と初々しく紹介。「声が可愛い」と褒められ、照れながら笑う一幕も。WILD BLUEの目指す姿である「メンバーとともに冒険したい!と思わせる存在」について、鈴川は「僕らの挑戦し続ける姿を見てもらって、親近感を持ってもらいたい。エモーショナルに、まるで昔から知ってもらっていたみたいに。そして、一緒に冒険したいです!」と等身大の言葉で解説。「どんな冒険をしたい?」と聞かれると、「やっぱり全国に行きたい!(ファンの)皆さんにもついてきてほしいです」と、少し緊張している様子で語った。続けて1st Digital SIngle『WILD BLUE』、2nd Digital SIngle『First Light』について、鈴から説明されたのは「それぞれの曲から紐解ける、3つのキーワード」。本当の物語があり、メンバー同士の出会いと、たくさんのファンの方たちとの出会いがある。そして、みんなで一緒に冒険に出るという、グループにとって大事な門出を象徴したかけがえのない曲について言葉にした。紐解かれる、WILD BLUEの歌やダンスとの出会いトーク企画の話題は、WILD BLUEの5人それぞれのパーソナルな面に及ぶ。6歳のころ、近所に新しくできたダンススクールに、幼馴染に誘われ通い始めたのがダンスとの出会いだった、と語る山下。「幼馴染が(ダンスを)始めてなかったら、僕もきっかけはなかったですね。友達は即やめちゃったけど、ダンスに触れるきっかけをくれました。いまもすごく楽しんでるし。そんな幼馴染も、今日来てくれてるんですよ〜!」と、客席のどこかにいるであろう友人に、あらためて感謝の気持ちを向けた。鈴川のダンスとの出会いは9歳。自宅でCMを見ていたのがきっかけで、母からダンスを習うことを勧められ、ブレイクダンスからキャリアをスタート。山下と同じように「ありがとう、お母さん!」と感謝の意を示す。池田から「今日、謙虚だねえ〜」と言われると「いつもだよ!」とすかさず突っ込むところを見ると、5人中4人が関西出身であるグループの特色が垣間見える。せっかくの機会に、当時習っていたブレイクダンスの一部を披露する鈴川に、拍手が飛んだ。鈴は9歳のころ、大阪城ホールに立ち、とあるグループのバックダンサーを務めた。その経験をきっかけに「バックではなく、いつかメインでステージに立ってみたい」と夢を抱いたそう。「もうすでに、大阪城でデビューしてるってことだ!」と言われると、なぜか小声で「そうですね」と囁き、メンバーの笑いを誘った。ダンスの魅力について聞かれたくだりで「アドレナリンが出るとか?」と言われると「今日はすごいですね、アドレナリンが」と返す。どんどんはだけていく衣装の胸元を「見ないでください〜!」と抑える姿に、会場が「かわいい〜!」と沸き立つ場面も。宮武は、ダンスにまつわる圧倒的な思い出として、高校最後の文化祭を挙げた。「それまで歌とダンスは好きだったけど本格的にはやっていなくて。自宅で歌っても『騒音やめて〜!』って言われたり。でも3年生のときにどうしてもやりたいと思って、僕を含めて素人たちを集めてグループをつくったんです。それでK-POPの番組に出ることになって。そのときは自信満々でしたね、そこから壁に当たることになるんですけど」と当時を述懐した宮武は、18歳なんて最近のことだね、と言われるたびに独特の間をつくり、メンバーから突っ込みを受けた。池田も幼少期から歌とダンスが好きで、アーティストに漠然とした憧れがあった。年齢を重ねるごとに、憧れが夢へと形を変えていくことを実感し、近所のダンススクールに通い始めたのが2年前のこと。「レッスン以外の時間は、ひたすら家でアイソレーションってやつをやってました。みなさん、わかりますか?」と客席に問いかけながら、首だけを真横にテンポよく動かすダンスをして見せる。それを見た宮武が「家で『食器運んで〜』って頼まれたら、こうやって」と言いながら、なめらかにアイソレーションを被せた。5人は「前からすでに出会ってた」?メンバー同士の関係性についても深掘りされた。山下と鈴川は、中高と同じダンス部出身で、元は先輩・後輩の間柄。山下は「ある日、普通に過ごしてたら直弥から『ダンスバトルに出ませんか?』って誘われて。最初はお断りしたんですよ。でもそれが1ヶ月ごとに開催されるバトルだったので、1ヶ月後ならいいよ、と伝えたら大喜びしてました」と当時の鈴川とのやりとりを明かす。「直弥は、僕のダンスの良い点を引き出してくれる。それがドツボにハマって、先輩・後輩の垣根を越えて、ダンス仲間から親友になり、いまではこうやって一緒のグループでパフォーマンスができています」と、まさにエモーショナルな二人の歴史を言葉にしてくれた。お互いに無言で指を差し合う山下と鈴川の表情からは、つらい練習も乗り越えてきた絆の強固さを感じさせる。その後も次々とメンバー間の繋がりが明かされる。山下は宮武とも繋がりがあり、二人は2020年に韓国の事務所に在籍する練習生として出会っていた。「韓国の事務所にスカウトされて、トコトコと歩いて韓国に行って。筋肉痛で足パンパンになりながら着いたら颯がいて、右も左も分からない状態だったのを、いろいろ教えてくれました」と山下。宮武は当時の山下を「ダンスを楽しそうに踊る、魅力的な子だな〜と思ってました。でも一瞬で別れることになっちゃって……。こうやってまた出会えたのが嬉しいです」と称する。同じく韓国で、鈴と鈴川の“鈴鈴コンビ”が出会っていた。2021年、事務所の練習生として顔を合わせた二人。鈴は「お互いにダンスをやってたので、通じるところは多かったと思います。直弥は『僕なにしたらいいですかね〜』って言いながら、ずっとロック踊ってたんですよ」。それを聞いた鈴川は「めちゃくちゃ盛ってます、これは!でも、一緒にグループで活動するなんて思ってなかったから、運命だよね」と当時を思い返す。そのほか、山下と池田は俳優として、同じドラマのオーディションを受けていた過去を明かした。山下は当時から「俳優をやってる池田優斗を推していた」とのことで、稀有な運命に感じ入ったという。池田も「こき(山下の愛称)のSNSが流れてきて、たまたま見ていたので知ってたんですよ。そして、その後ろで踊ってたのが直弥!」と鈴川に話題をふり、何かとメンバーからいじられがちな彼は「今日どれだけいじるねん!」と嘆いた。トーク企画の締めくくりとして、2024年3月20日、WILD BLUEの5人が集結した当時の写真や、レッスンに明け暮れる最中「スタッフさんから月毎に『1ページ』と呼ばれる課題が出ていた」時期をおさめた写真、デビュー曲『WILD BLUE』を初めて耳にした瞬間の写真など、今後もWILD BLUEの歴史の突端を担う、思い出深い写真の数々が披露される。鈴は、WILD BLUEに合流したころに山下から「好きなご飯なに?」と聞かれたのだとか。「ラーメンって答えたら、俺もラーメン好きやねん〜!って言われました」と微笑ましいやりとりに客席の空気も緩む。『WILD BLUE』を聴いた当時を思い返した山下は「俺はすごい実感なかったですね、まだ。この曲をパフォーマンスして、ファンの人に届けるんだっていう(実感がまだ)……」と、どこか夢見ごこちに言葉にした。撮影OKの『Bubbles』で熱が最高潮にトーク企画が一段落、続けて『Bubbles』と『First Light』のパフォーマンスへ。鈴の「みんな立っちゃおうか!」の掛け声に導かれ、くわえて『Bubbles』のみスマホで撮影OKの大盤振る舞いに客席が沸く。飛んで跳ねて軽やかに、まさに泡のように身軽に歌って踊る5人の姿は、この時間や空間そのものが泡沫のように弾けて消える、ほんの短い時間であることを予感させているようにも思えた。ファン一人ひとりが、いま生で目の前にいる彼らを繋ぎ止めるのに必死だ。「大切にしよう」と互いの視線を重ね合わせながら歌う5人は、繰り返し再生してきたMVからそのまま飛び出してきたかのよう。どこまでもリアルなのに、現実感がない。夢の狭間にいたかのような『Bubbles』から『First Light』へ、暗転したステージでライトが明滅し、雰囲気ごと様変わりするのを見せつけられる。すでに出会っていた、運命で繋がった5人が、青と緑のライトが彩る幻想的なステージを掌握しながら、心の随まで融合させるダンスで会場を魅了。確実に、ここから始まる冒険への一歩が踏み出されるのを感じる。2曲通しての披露にメンバーたちの熱も上がったのか、山下は「Bubbles楽しいね、一体感があるというか」と語る横で、宮武が息を弾ませながら上着を脱ぐ。「SNSで、俺たちの最初のTGCの衣装、デニムジャケットを作って踊ってくれてるの、めっちゃ見てる」と山下が続けると、鈴川も「見た!俺の写真を参考にしてくれてるやつやんな?」と追従し、池田が客席に向け「ちゃんと見えてるよ〜!」と手を振りながら語りかけた。WILD BLUEに100の質問!二つ目のトーク企画は『WILD BLUE100の質問』。事前にWILD BLUEに答えてもらった100の質問の答えから、4つを抜粋。最初の質問は「メンバーの中で一番涙もろいのは?」で、メンバー全員が「直弥」と一致。鈴川自身も「自分」と回答するほど、自他ともに認める泣き上戸のよう。鈴川は「なんか泣かなきゃいけないみたいな、俳優さんみたいな緊張が……。感動系の映画とか観たらすぐに泣いちゃいます。今日も、裏でこきが泣いてるの見て、やばかったです。耐えました」と、さらりと山下が開演前に泣いていたことを暴露した。次の質問は「心と体が入れ替わるとしたらメンバーの誰と?」。回答は宮武と鈴に集中した。鈴は「颯と。お兄ちゃんやし、颯は決断力がすごいんですよ」と19歳らしい憧れを開示。同じく宮武と回答した池田は「颯、髪型を結構頻繁に変えるっっちゃ変えるじゃん。入れ替わって、めちゃくちゃ変な髪型にして、そのまま戻したい」とお茶目なイタズラ心を見せた。ちなみに宮武はこの日のために、ストレートにしてカットもしてきたのだとか。山下は鈴と回答。「ギャップが好きなんですよ、陽向の。見た目はシュッとしてるのにふわふわしてて」と言うと、それを受けた鈴が「こきもふわふわしてるよ〜」と応酬。客席からも「してる〜!」と聞こえ、山下は「(僕の回答を)幸輝に変えてください」と笑顔で観念した。3つ目の質問「自分の弱点は?」に対し、鈴は「顔が赤くなること」。池田は「虫」と回答し、「お家が汚いとかじゃなくて、夏場にGが出たんですよ。本当にマジで無理で。2時間くらい格闘してたの。地元が埼玉なんですけど、メンバーは関西だからすぐに帰れないじゃん。地元に帰りました。マジでやばかったんですよ」と繰り返したのに対し、山下が「Gが地元に帰ったってこと?」とボケ。池田は「だったら助かるんだけど〜!」と項垂れた。宮武の弱点は「高所と海」。「WILD BLUEのMVをよく見たらわかるんですけど、僕はずっと後ろにいます。海がちょっと怖くて……」と意外な一面が見える。山下は「押しに弱い」、続けて鈴川が「せっかち」とそれぞれの弱点を分析した。鈴川は「曲作りをしているときの、データを書き出す時間がいや! (早く書き出してくれるように)PCにお願いしちゃう」のだとか。客席も交えて『Bubbles』の一節を踊り、TikTokにおさめるためメンバーによる振り付けのレクチャータイムも。宮武は「最後に手を伸ばしたらできたことになるんで!」と言うが、池田は「サボっちゃダメだよ!みんなのこと、見てるからね!」と激励し、メンバーからは「ゆとハラだ、ゆとハラ!」と揶揄される一幕も。歌やダンスはもちろん、WILD BLUEというグループのことを知りつつ、ファンとの距離が近い双方向的な企画も盛りだくさんのDEBUT SHOWCASE。グループの門出を祝福するに相応しい、最後の質問は「WILD BLUEとしての将来の夢は?」。山下を含め、ほとんどのメンバーが「ドームツアー」と回答。「ドームに来てくれる〜?」とファンに向かって問いかけると、当然だろうと言わんばかりの強さで「行く〜〜〜!」とレスポンスが。堂々たる出航を遂げた彼らが、ドームを満員にする日も近いと思わせてくれる圧をともなっていた。ファンネーム『STARRY』に決定!本公演では、待ちに待ったWILD BLUEのファンネームが解禁に。「800件以上の応募があり、しっかり見させていただきました」と宮武が応募数に触れ、「ファンネームと、その意味と、応援メッセージと」がたくさん届いたことを山下が、追うように池田が「愛がすごくて。見ていて嬉しかったです」と口にする。山下から発表されたWILD BLUEのファンネームは『STARRY』。意味は「果てしなく輝く星」だ。どこまでも広がる空、その中でずっと果てしなく輝きを放つ星のように、どんな時でもお互いを支え合い、輝きあう存在であるという意味が込められている。「終わりのない絆を紡いでいけますように」と言う山下は、やっと発表できた安心からか、胸に手を当て感慨深そうに頷いていた。続けて、2025年4月から5月にかけ、全国5都市をまわるツアーの開催も決定。『WILD BLUE LIVE TOUR 2025[The First Light]』と題されたツアーのファンクラブ先行受付は11月11日からスタートしており、畳み掛けるようにスタイルブックの発売やコラボVポイントカードの発行開始についてもアナウンスされる。船出は、いつか終わる。駆け抜けるように過ぎ去っていく時間を名残惜しむようにステージが暗転し、聞こえてきたのは誰にとっても馴染み深いハッピーバースデーソング。ともに11月が誕生日の山下と鈴を祝って、サプライズのケーキが運び込まれた。一緒に肩を組み、観客の掛け声に合わせてローソクの炎を吹き消す二人。嬉しさのあまり踊り出す鈴に、メンバー全員がつられて踊り出す。鈴は「衝撃です、こんなに可愛いケーキが二つも! これ毎年もらう感じかな?」とニコニコしながら、早くも来年への期待を覗かせた。いつまでも、噛み締めるように観客からの「おめでとう!」に耳を傾け続ける山下。グループカラーであり、ペンライトの色でもある青に「内側から燃え上がる炎という感じで、うちららしいなって(思います)。帰りたくないですけども、最後にメンバーからご挨拶をしましょうか」とリーダーらしく音頭をとる。アンコールで未発表曲、最後まで心はWILD BLUE鈴は「今日は地方からも来てくださったり、近くに住んでる方もいらっしゃると思うんですけど、来ていただきありがとうございます。今日のために全員が頑張ってきたので、この日を迎えることができて心から嬉しいです。誕生日のサプライズもあって、たくさんの愛を届けてもらって。なんか泣きそう……。僕らはこれからスタートするので、たくさん僕たちについてきてください!STARRYのみなさん!」と挨拶。観客に「STARRY」と呼びかけられることを、人一倍喜んでいるように見える。客席を見回しながら、手を振りながら、「今日という日に僕らのSHOWCASEを選んでくださって、ありがとうございます」と切り出したのは池田。「毎日のように練習して、その間もリアクションとかが見れずに、想像だけでやってきました。『喜んでくれるかな?』とか。各々不安があって、そして今日がきて。STARRYのみなさんの楽しんでる様子とか見て、安心しました。これからもアーティストとして日々精進して、ドームツアーとか世界とか、皆さんが見たこともない景色を僕たち絶対に見させるので。たくさん応援してくださると嬉しいです。本日は本当にありがとうございました!」と締めた。泣き上戸であると明かした鈴川の挨拶には、やはり最初から水分が多かった。しかし「メンバーとも色々ありまして。やっとこの舞台に立てて、STARRYのみんなに会えて本当に嬉しいし、パフォーマンスもできて幸せです。見に来てくれた家族も友達もありがとう! 全員見えました。愛をいっぱいいただいてるなって思います。アーティストとして、音楽家として成長するので、絶対についてきてほしいです。いや、ついていきたいって思えるようなアーティストに、絶対なります。ありがとうございました!」と力強く、最後まで涙をこぼすことなく言い終えた。「なんで僕たちがステージに立ててるかって、皆さんが来てくれて、僕たちを見てくれるからであって」と切り出したのは宮武。「ファンネームの通り、お互いが向き合ってるから、こんな良い時間を一緒に過ごせるので。まず、ありがとうですね。メンバーも、ありがとね。そんなに言っても恥ずかしいから……。STARRY、愛してるぜ!」と、普段は安売りしない愛情を、ここぞと放出した。最後はリーダー・山下の挨拶。「本当に僕らにとって、ふさわしい旅の始まりだったなって思います。それはSTARRYのおかげです」と、WILD BLUEとしての自己紹介であり、門出にもなった今日を振り返ることから始めた。「みんながいてくれて、俺はめっちゃ嬉しいです。これは自分事になってしまうんですけど、俳優活動も並行してやってて。アーティストをやりたいって、スタッフさん、マネージャーさん、事務所の方に強い思いをぶつけて。それからいま隣にいる、同じ夢を持ったメンバー4人が集まってくれて。一緒に一日ずつ過ごしていくうえで、これがアーティストなんだ、これがグループなんだって噛み締める毎日で。幸せな日々を過ごしてました、いまも楽しいです」と一言ずつ、慎重に言葉を選びながら語る山下を見ながら、その真剣さに引き寄せられるように少しずつ、客席の集中が高まっていく。「最初はいろんな声がありました。グループか、とか、俳優のほうが、とか」と続ける山下の声に涙が滲む。その堪えきれなさには、言葉にした以上の悔しさや無念な思いが含まれているのだろう。「めちゃくちゃ悔しくて。そのときに、目の前にいたのがメンバーで。夢中になって歌って踊ってるメンバーを見て『俺はこれがやりたいんだ』ってあらためて思いました。みんなの顔を見て、この5人で皆さんに、そして世界に、俺らの音楽を届けたいと思いました。それが、今日また再確認できた。僕らのDEBUT SHOWCASEに来てくれたSTARRYの顔を見て、再確認できました。本当にありがとうございます」……ここまで語った山下の手は、自然と胸元にあてがわれていた。「いま、めっちゃ幸せだってことを伝えたいです。これから5人で、WILD BLUEで、僕らの音楽を絶対に届けるんで、ついてきてくれたら嬉しいです」と締め括られた挨拶に続き、この日最後にパフォーマンスされたのは未発表曲である『Our Magic』。その後のアンコールでも『君がいたから』と題された未発表曲が披露された。赤、淡い黄色、暖色系のライトが連綿と移り変わっていくなかで、時計の針の動きを模したような振り付けが映える。山下が「ちょっと大人でムーディーな、WILD BLUEにしては珍しい曲」と前置きしたように、この冬、クリスマスの雰囲気にマッチした、煌びやかでクラシカルな一曲に仕上がっている。贅沢に光がまぶされたような歌声とダンスに、最後の最後までSTARRYは酔いしれた。今日が、この時間が、泡沫の夢で終わってしまうのが惜しい。そんな名残を惜しむように自然発生する、アンコールを求める声。導かれるように再登場したメンバーたちは、本公演のライブグッズを身につけている。ワンコーラスだけ、5本のスタンドマイクとともに歌われた『君がいたから』は、5人の天空を突き抜けるような高く透明な声が混じり合い、「あの日よりも、今日の傷を愛せるようになった」ことを、手を取り合って喜べるような慈愛に満ちたバラードだった。「もう怖くない」と繰り返し歌うWILD BLUEは、最後にはスタンドからマイクを外して手に持ち、ステージ全面まで進んでSTARRYとの別れを惜しむ。これからの未来、毎年11月11日は、WILD BLUEの冒険が始まった記念日として、濃い歴史を積み重ねていくことになるだろう。今日にしか味わえない時間、そして感情を胸に、長く続く冒険の旅が始まった。何があるかわからない。正解も答えもない世の中だ。それでも、広がる空と輝く星は時代を超えて不変である。「ありがとうございました!」と伝えきれない感謝を何度も届けてくれる彼らがいれば、空は広がり続け、星は輝き続ける。そう信じられる夜だった。©︎YK MUSIC ENTERTAINMENT「WILD BLUE DEBUT SHOWCASE [The First Light]」セットリスト♩PRE DEBUT DANCE♩WILD BLUE (1st Digital Single)〜トーク1〜♩Bubbles (3rd Digital Single)♩First Light (2nd Digital Single)〜トーク2〜♩Our Magic-ENCORE-♩君がいたから(文:北村有)
2024年11月12日12月歌舞伎座「十二月大歌舞伎」(12月3日初日~26日千穐楽)の第三部にて、文豪・泉鏡花の傑作戯曲『天守物語』を上演。白鷺城(現在の姫路城)の天守閣にまつわる伝説をもとに、天守閣の最上階に棲む美しく気高い天守夫人・富姫と、若き鷹匠・姫川図書之助の夢幻的な恋が描かれる。演出の玉三郎が本興行で10年ぶりに富姫を勤め、市川團子が初役で姫川図書之助を勤めることになり、大きな話題を集めている。今年はスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』に主演し、ロングラン公演を完遂。存在感を発揮し、飛躍を遂げた團子が取材に応じ、『天守物語』に向けた意気込みを語った。図書之助は、昭和40(1965)年1月日生劇場にて、團子の祖父にあたる二世市川猿翁(三代目猿之助)も勤めた所縁ある役だ。「図書之助を勤めさせていただくことがわかったときは、『まさか僕が』という思いがあり、祖父と同じ役ができることへのうれしさもありました」と喜びを語る。9月に京都・京都芸術劇場の春秋座に出演した際、担当者が京都芸術大学に残された資料から、猿翁の『天守物語』の出演時の写真を発掘してくれたと笑顔で振り返った。「残念ながら、映像は残っていないそうですが、祖父がどのように図書之助を勤めたんだろうと考えながら、台本と向き合って頑張りたい」と決意を新たにする。また、「祖父は熱量を絶やしたことのない人。カリスマで、どんどん前に進んでいく感じが格好いいですし、パワフルなところが好きです。役の解釈とか、生前に聞いておきたかったこともたくさんありますし、指導を受けたいなと思うこともあります」と昨年9月に亡くなった祖父に思いを馳せた。玉三郎とは、『女暫』(2013年)、『助六由縁江戸桜』(2022年)に続いて、同じ舞台に立つが、相手役としての共演は初めて。「自分の中の勝手な印象かもしれませんが」と前置きし、「心で何を思うかという、すごく感情を大事にされていらっしゃる方だと思います。作家に対するリスペクトがあり、セリフを非常に大事にされている」と敬意を示す。最近では、玉三郎が出演した『吉野川』『源氏物語』を観劇したといい、「台詞や動きの一つひとつから、感情のイメージを強く受けました。その日その日で、溢れてくる感情を大切になさっているのかなと思います」と、自身の視点で解釈。「ガッツリお芝居をさせていただくのは初めて。これまで澤瀉屋のお芝居に出させていただくのが中心でしたが、初めて違う家の方とお芝居をさせていただくことで、食らいついていきつつ、たくさん学ばせていただきたい」と闘志を燃やしていた。図書之助との共通点は「ありません(笑)」『天守物語』の印象を問われると、「象徴的なセリフが多く、空気感が緻密に構成されている作品」と回答。「そういった作品に出演する機会が少なかったので、不安や緊張はありますが、楽しみでもあります」と語った。稽古が始まるのを前に、玉三郎からは『天守物語』を収蔵した泉鏡花全集が手渡されたそうで、「(玉三郎から)『ちゃんと自分なりの感情で挑んでほしい』という言葉をいただきました」とアドバイスがあったことも明かした。自身が演じる図書之助については、「とにかく心がきれいな、美しい青年というイメージがありますし、自分の身分や礼儀をわきまえているところも素敵だなと思います。これまで、あまり演じさせていただいたことのない役柄。恐怖感と楽しみが同居しています」とコメント。具体的な役作りは「やはり、役をしっかり解釈することが、一番の近道だと思う」とし、「台本を読み込むことで図書之助の思いを理解し、舞台に立てたら、少しでも近づけるのではかと思います。『ヤマトタケル』を経験し、台本との向き合い方も変わった」と真摯に語った。図書之助との共通点を質問されると「ありません(笑)」と素顔をのぞかせる瞬間も。「だからこそ、図書之助のような人を目指したい。強いて言うなら、夢中になると、ひとつのことしか見えなくなってしまうところがあって、そういう部分が似ていたらうれしいですね」と話していた。「役をどのように解釈するのか、非常に難しい作品だと思うので、心して挑みたい。新しいジャンルに挑ませていただくことになると思いますが、とにかく精一杯頑張って、感情を大切にしながら、それからちゃんと台本と向き合っていければ。お役を咀嚼できるように、そしてお客様に楽しんでいただけるよう頑張ってまいります」(團子)なお、公演に向けて撮りおろした團子演じる図書之助のスチール写真が公開された。團子は祖父・猿翁の写真を傍らに置き、時折じっと写真を見つめてスチール撮影に臨んだといい、團子勤める図書之助の真っすぐな眼差しと凛々しい姿からも、公演への期待が高まる。『天守物語』姫川図書之助=市川團子スチール写真(撮影:岡本隆史)『天守物語』姫川図書之助=市川團子スチール写真(撮影:岡本隆史)『天守物語』姫川図書之助=市川團子スチール写真(撮影:岡本隆史)『天守物語』姫川図書之助=市川團子スチール写真(撮影:岡本隆史)<公演情報>「十二月大歌舞伎」【第一部】11:00~『あらしのよるに』二代目澤村精四郎襲名披露【第二部】15:00~一、『加賀鳶本郷木戸前勢揃いより赤門捕物まで』二、『鷺娘』【第三部】18:20~一、『舞鶴雪月花上の巻さくら/中の巻松虫/下の巻雪達磨』二、『天守物語』2024年12月3日(火)~12月26日(木)※11日(火)、19日(木)休演※21日(土)第一部は貸切(幕見席は営業)※下記日程は学校団体来観第一部:4日(水)・5日(木)・6日(金)・12日(木)・18日(水)・20日(金)・23日(月)・24日(火)第三部:4日(水)・10日(火)会場:東京・歌舞伎座チケット情報(11月14日より発売):()公式サイト:
2024年11月12日今年5月から8月にかけて、全国8都市32公演で延べ37万人を動員した初のデビューツアーのLIVE DVD『Aぇ! group Debut Tour 〜世界で1番AぇLIVE〜』を12月4日(水)に発売するAぇ! groupが、ファン投票で選ばれた10曲で構成されたダイジェスト映像を公開した。これは先日のYouTube生配信で発表となった、本編に収録されるAぇ! groupのオリジナル曲(全18曲)を対象に、ファンが選んだ「#あなたが1番見たいAぇLIVE」のTOP10をダイジェストにまとめたもので、ダンス曲からバンド曲までAぇ! groupならではの多才な振り幅のある楽曲たちが揃い、彼らの魅力を感じられる内容となっている。また、ファン投票で1位になった「WANT!!」のLIVE映像のフルサイズが発売に先駆けて公開されているのでこちらも併せてチェックしてほしい。LIVE DVDには、初回盤・通常盤共通で7月31日に行われた大阪城ホール公演(アンコールを含む全34曲)を収録。特典映像として、初回盤にはデビューツアー初日となる5月25日の北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ公演のダイジェスト映像やメンバーが公演を振り返るビジュアルコメンタリー、全国8都市のMCダイジェスト、フォトブック60Pを収録。通常盤にはデビューツアーのドキュメンタリー映像に加え「《A》BEGINNING」と「WANT!!」の2曲が好きなタイミングでアングルを選択して切り替えられるマルチアングル映像が収録される。Aぇ! group「#あなたが1番見たいAぇLIVE」TOP10 Digest映像Aぇ! group 「WANT!!」 2024.7.31 大阪城ホール公演<リリース情報>Blu-ray / DVD『Aぇ! group Debut Tour 〜世界で1番AぇLIVE〜』12月4日(水)発売◾️初回盤:Blu-ray / DVDBlu-ray:7,513円(税込)/ DVD:6,963円(税込)・大阪公演ライブ本編・Aぇ! group Debut Tour ~世界で1番AぇLIVE~ @真駒内セキスイハイムアイスアリーナ 2024.5.25 ダイジェスト・Aぇ! group Debut Tour ~世界で1番AぇLIVE~ ビジュアルコメンタリー・MCダイジェスト・PHOTO BOOK 60P◾️通常盤:Blu-ray / DVDBlu-ray:6,413円(税込) / DVD:5,863円(税込)・大阪公演ライブ本編・Documentary of Aぇ! group Debut Tour ~世界で1番AぇLIVE~・《A》BEGINNING (マルチアングル)・WANT!! (マルチアングル)【本編収録曲】(全34曲)※初回盤・通常盤共にBlu-ray / DVD本編収録内容は同一01.Firebird02.アエテオドル03.Aッ!!!!!!04.WANT!!05.+You06.純情パスファインダー07.Party-Aholic08.Aぇ! LAND09,パンぱんだ10.ブリュレ11.だってアイドルだもん!!12.三十路少年13.愛してるって言わNight14.Aぇ! LAND15.ストーリぃ!16.僕らAぇ! groupって言いますねん17.10年後の今日の日も18.ホルモン〜関西に伝わりしダイアモンド〜19.Tokyoholic20.考えるな、燃えろ!!21.キング オブ 男!22.NOROSHI23.The Answer24.TAKOYAKI in my heart25.しあわせもん。26.《A》BEGINNING27.Stray dogs.28.神様のバカヤロー29.Break Through30.PRIDE31.ボクブルース-ENCORE-32.Aッ!!!!!!33.+You34.《A》BEGINNING予約はこちら:lnk.to/Ae_aelive ()Aぇ! group オフィシャルサイト:
2024年11月12日道端で見かけるような草花や雑草と見紛うほど精巧に彫られた木彫作品で知られる現代美術作家・須田悦弘。東京都内の美術館では25年ぶりとなる個展が、11月30日(土)から2025年2月2日(日)まで、渋谷区立松濤美術館で開催される。1969年に山梨県で生まれ、多摩美術大学のグラフィックデザイン科で学んだ須田は、独学で木彫の技術を磨き、朴(ほお)の木を用いて様々な植物の彫刻を制作してきた。花弁や葉が繊細に再現された彫刻の見事さに加え、それらを思いがけない場所にそっと配し空間と作品を一体化させる手法では、観る者に深い印象をもたらしている。今回の展覧会の見どころのひとつは、貴重な初期作が多数出品されること。学生時代に授業で彫ったスルメが木彫の世界に入るきっかけとなったが、同展では、この《スルメ》とともに初めて彫った植物の《チューリップ》が出品されるほか、大学の卒業制作が卒業後初めて再現展示される。さらに、当時、銀座の駐車場を借りて開催された2回目の個展で発表された《東京インスタレイシヨン》も登場する。須田悦弘《スルメ》1988年作家蔵©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi普段の制作ではドローイングや下絵は描かず、実物や写真を見て直に彫り出していく須田だが、同展では現代美術のコレクターの希望を受けて制作したドローイングも出品される。また、古美術の欠損部を補う「補作」にも取り組む須田は、2023年に現代美術作家・杉本博司が展覧会名を名づけた個展『補作と模作の模索』を開催。今回の展覧会では、その杉本の依頼で初めて手がけた鎌倉時代の神鹿像をはじめとする補作作品も展示される。実際に古美術品を手にとって観察し、研究した上で補われた作品は、須田の鋭い観察力と超絶的な技を堪能させてくれる。須田悦弘《チューリップ》1989年頃作家蔵©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi松濤美術館は「哲学の建築家」と評される白井晟一(1905-1983)の設計によるもので、吹き抜けや螺旋階段など、独特の空間が特徴的だ。ここに須田が植物の作品を配することで、インスタレーション作品として展開することも見どころのひとつだ。須田は何度も館に足を運んで展示場所を決め、同展のために新作も制作した。空間内のどこにどのような作品が配されているのかと、作品を探し、空間を味わうことも、須田作品鑑賞の醍醐味である。会期中には、公開制作やアーティストトークも予定されている。ここでしか味わえない体験を求めて、ぜひ会場に足を運びたい。<開催概要>『須田悦弘』展会期:2024年11月30日(土)~2025年2月2日(日)会場:渋谷区立松濤美術館時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(1月13日は開館)、12月29日(日)~1月3日(金)、1月14日(火)料金:一般1,000円、大学800円、高校・60歳以上500円、中小100円※土日祝は中小無料、金曜は渋谷区民無料公式サイト:
2024年11月12日NHK総合ほかで現在放送中の連続テレビ小説『おむすび』に出演している佐野勇斗のオフィシャルコメントが到着した。本作は、平成元年生まれのヒロインが、栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、主人公・米田結(橋本環奈)が、激動の平成・令和を思いきり楽しく、時に悩みながらもパワフルに突き進む。本作で佐野が演じるのは、福岡西高校に野球留学中の高校球児・四ツ木翔也。四ツ木という姓と眼鏡姿から「福西のヨン様」と呼ばれている。オフィシャルコメントでは、出演が決まった際の気持ちや結と翔也の関係性、今後の見どころなどが語られた。Q1. 出演が決まったときの気持ちは?インタビューを受ける際に「将来の夢は何ですか」とよく聞かれるので、グループとしての夢はドームツアー、僕個人としての夢は朝ドラに出たいとずっと答えていました。祖父母がずっと朝ドラを見ていて、僕も遊びに行った時に一緒に見たりしていました。その時に「これに出て欲しいな」と言われていたのをずっと覚えていたので、祖父母孝行できたらと。仕事を通して家族や身近な人を喜ばせたいという気持ちが大きいですね。なので今回出演が決まって、家族もとても喜んでくれました。Q2. 演じる役・四ツ木翔也について翔也は本当に純真でド直球の愛すべきキャラクターで、応援したくなります。翔也と僕は共通点が多いんです。翔也はノートに目標を書いて、その実現に向かって努力していますが、僕も日記に夢や目標を書くことを何年も続けています。「朝ドラに出たい」という目標も日記に書いていました。ほかにも、ウソをつけなくて周りに「アホやん」なんて言われたり、涙もろかったりするところも自分と似ているなと思います。純粋すぎてちょっと抜けているのが翔也の可愛いところなので、力まずに自然体で演じることを意識しています。栃木ことばについては、最初は難しいだろうと思っていたんです。ところがやってみたら、すごく得意で!先生にも「栃木出身だと思うくらい話せている」と言ってもらいました。さすがに、とっさに栃木ことばでアドリブを言うのは難しいですが(笑)。野球の練習もたくさんしました。小学校の時にソフトボール部に入っていて、父親も野球が好きで、ドームにもよく観戦に行っていました。なので、お話しをいただいた時は、正直できると思っていたんです。ところがソフトボールは下手投げなので、いざ上から投球する練習をはじめたら、結構難しくて。翔也は140キロを投げるピッチャーなので、できるだけ速い球を投げるために、たくさん練習をしました。先生に教えてもらうだけでなく、他の仕事の合間にキャッチボールをしたりして、最終的に120キロ近くまで投げられるようになっています。Q3. 結と翔也の関係性について翔也にとって結は、ずっと「なんだか気になるし、気付けば考えてしまう存在」でした。結と翔也は何度も出くわしますし、その度に翔也は結のことをとても気にしているんですが、翔也はかなり初心(うぶ)なのでそれが恋だとは気づいていないんです。最終的に翔也がしっかり恋に落ちたのは、結が手をけがしながらも毎日弁当を作ってくれた時だと思います。結は“与える人間”なんです。はじめてふたりが出会ったシーンも、結は泣いている子どものために帽子を拾おうと海に飛び込んでいます。人のために行動することができる。僕自身も、エンターテイナーとして誰かに感動やエネルギーを与える人間になりたいと思っているので、結のそういうところが素敵だと思います。結はそれを呪いだと言いますが、翔也は“米田家の呪い”にほれたんだと思います。結を演じる橋本さんとの共演は2回目です。本人も気付いていないかもしれませんが、“環奈”から“結”に切り替わる瞬間があって、その時にこちらもスイッチを入れてもらえるというか、引っ張ってもらえる感覚があります。ヒロインだから連日撮影する量も多いのですが、セリフもしっかり準備しているし、周りに気遣いもして現場の空気を作ってくれます。本人からしたら当たり前のことなのかもしれませんが、裏でしっかり努力をしているところを尊敬しています。Q4. 視聴者へのメッセージと見どころ僕自身が人間関係などを大事にしたいと思っているので、“結”の名前のとおり“つながり”を大切にする物語なのが素敵だと思っています。物語が分かりやすく、元気で明るい登場人物が多いので、朝から楽しんでいただけると思います。今週放送される、翔也が夢について話すあるセリフがとても良いんです。演じている僕自身も翔也に励まされました。翔也の夢に向かってまっすぐな姿を見て、「自分も頑張ろう」と思っていただけたらうれしいです。<番組情報>連続テレビ小説『おむすび』NHK総合ほかで放送中公式サイト:
2024年11月12日11月2日に初日を迎えた明治座11月公演「明治座 十一月花形歌舞伎」が連日大勢の客でにぎわっている。昼の部は『菅原伝授手習鑑車引』、『一本刀土俵入』、『藤娘』、夜の部は『鎌倉三代記』「絹川村閑居の場」『お染の七役』と人気の狂言が並び、中村勘九郎、中村七之助をはじめ一座の顔ぶれも華やかだ。昼の部の二幕目は『一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)』。長谷川伸の人気作だ。主人公の駒形茂兵衛を勤めるのは中村勘九郎。祖父の十七世中村勘三郎や父の十八世中村勘三郎から受け継がれた、中村屋にとって大事な狂言だ。「明治座 十一月花形歌舞伎」『一本刀土俵入』より、中村勘九郎(C)松竹「明治座 十一月花形歌舞伎」『一本刀土俵入』より、中村勘九郎(C)松竹相撲の親方に追い出された一文無しの駒形茂兵衛(勘九郎)。空腹のままふらふら歩いてたどり着いた取手の宿の安孫子屋で、ひょんなことから酌婦のお蔦(中村七之助)に出会う。ゆきずりの茂兵衛の身の上に同情したお蔦は、挿していた櫛簪や持ち金すべてを茂兵衛にめぐんでやる。恩義を感じ茂兵衛は「必ず横綱になる」と誓い、何度も礼をいいながら立ち去っていく。十年後、相撲取りの道を捨て渡世人となっていた茂兵衛。一方お蔦とその子お君、そしてお蔦の夫の辰三郎(坂東彦三郎)は、渡世人の親分・浪一里儀十(喜多村緑郎)一味に追われていて……。「明治座 十一月花形歌舞伎」『一本刀土俵入』より、左から中村勘九郎、中村七之助(C)松竹幕が開くと舞台は利根川にほど近い宿場町の取手の裏通り、戸袋に鏝絵の描かれた旅籠茶屋の安孫子屋。通りを行きかう一人ひとりがリアルに息づいており、勘九郎が取材会で「群像劇としてお見せしたい」とコメントしていたように、どの人物にスポットを当ててもそれぞれの人生が垣間見えるようだ。江戸ではなく、あくまでも利根川沿いの宿場町のその風情に、一気に物語の世界へいざなわれる。「明治座 十一月花形歌舞伎」『一本刀土俵入』より、左から中村勘九郎、中村七之助(C)松竹からりと安孫子屋の二階の一間の障子が空いたかと思うと、姿を現したのは手酌で飲んでいる酌婦のお蔦。場末の旅籠茶屋の酌婦らしく、どこかしら生き飽いたような雰囲気が漂っている。たまたまそこへ取り的(見習いの相撲取り)の駒形茂兵衛が通りかかる。安孫子屋の前で起きたトラブルに巻き込まれた縁で、お蔦にこれまでの身の上を語る。茂兵衛は生まれ故郷の上州訛り。お蔦の使う言葉も取手か八尾のそれなのか、江戸弁ではないようだ。お蔦からすれば最初は気まぐれな同情だったかもしれない。だが次第にふたりの間に、故郷からはじき出された者にしかわからない生きることの苦みが通い合ったように見えた。茂兵衛が行ってしまってからも、お蔦はひとり窓辺に腰かけ冷酒をあおっている。三味線を爪弾きおわら節を口ずさむ後ろ姿に、やるせない寂しさが滲んだ。「明治座 十一月花形歌舞伎」『一本刀土俵入』より、中村七之助(C)松竹この時の茂兵衛はひたすらに純朴な、世間を知らない取り的だった。しかし十年後の茂兵衛は別人のよう。我孫子にほど近い七里の渡し場に、すっきりと様子の変わった茂兵衛が現れる。花道を出てきただけでただ者ではない空気を放つ。スッと姿勢も良く目線鋭く、上州訛りもすっかり消えた渡世人だった。大工や船頭にはあくまでも礼儀正しくふるまうが、浪一里儀十の子分・掘下根吉たちを相手のやりとりは、明らかに堅気のそれではない一つひとつの言葉がその場の空気を一気に塗り替えてしまう。「次第によっちゃ勘弁する。次第によっちゃあ勘弁ならねえ。というのは改めて言うまでもねえことだが、ブ職同士のことだからな。ええ、そうでござんしょう」と、諭すように言ったかと思うと、「そうだろうが!」と鋭く言い放つ。その剣幕、凄みに子分たちは震え上がり、客席にもビクッと緊張が走る。この間年若の堀下根吉だけが、茂兵衛の人としての大きさ、渡世人としての凄みに感じ入っているのが伝わってくる。きっとこの男もそのうちのこの世界で、のし上がっていくのだろう。お蔦の家で再会する茂兵衛とお蔦。だがお蔦は茂兵衛のことをどうしても思い出せない。一体誰だったか、十年前に何があったのか。お蔦のもどかしさと、「早く思い出して!」という客席のテンションがひとつになった瞬間、あることがきっかけでお蔦は安孫子屋で出会った青年だと覚る。客席にもワッ!と安堵が広がる。「十年前に櫛簪、巾着ぐるみ、意見をもらった姐さんに、せめて見てもらう駒形の、しがねえ姿の、横綱の土俵入りでござんす」との全身全霊を込めた言葉に、お蔦へ感謝の気持ちと、渡世人になっても抱き続けている矜持がにじむ。桜が舞い散る中、親子三人が逃げていく道のりを、ずっと見守る茂兵衛の姿が目に焼き付いて離れない。「明治座 十一月花形歌舞伎」は今月26日まで。取材・文:五十川晶子<公演情報>『明治座 十一月花形歌舞伎』2024年11月2日(土)~11月26日(火)※11月11日(月)・20日(水)休演開演時間:昼の部 11:00 / 夜の部 16:00会場:東京・明治座チケット情報:()公式サイト:
2024年11月12日映画『【推しの子】』のサブタイトルが『-The Final Act-』に決定。併せてポスタービジュアルと本予告映像が公開された。2020年より週刊ヤングジャンプで連載中の原作マンガ『【推しの子】』は、伝説的アイドル・アイの“推しの子”として転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、そして“芸能界”という複雑な世界に躊躇なく切り込む他に類を見ない斬新なストーリーが話題となり、2024年1月には実写映像化プロジェクトが発表に。ドラマシリーズが11月28日(木) 21時よりPrime Videoで配信、その続きとなる本映画が12月20日(金) に公開される。このたび公開となった本予告映像は、病気で入院している天童寺さりな(稲垣来泉)の最期に寄り添う産婦人科医・ゴロー(成田凌)の姿から幕を開ける。生前のさりなの意思を継ぐかのように、人気アイドルの星野アイ(齋藤飛鳥)を“最推し”としてオタ活をエンジョイしていたゴローだったが、ある日突然妊娠したアイが患者として自身の目の前に現れ驚き崩れる。その後ゴローはある事件に巻き込まれ、理由も原理もわからないままアイの子どもに転生することになる。ゴローはアクア(櫻井海音)という名で“推しの子”として幸せな日々を過ごしていたが、ある日アイが何者かに殺されてしまう。その後、アイの死の真相を暴くため芸能界に潜り込み、犯人への復讐に身を捧げるアクアと、アクアの復讐劇に翻弄される登場人物たちが、それぞれの感情をむき出しながら渦巻く姿が映し出されている。さらに、アクアの双子の妹・ルビー(齊藤なぎさ)、かつて「10秒で泣ける天才子役」と呼ばれていた女優・有馬かな(原菜乃華)、人気YouTuber・MEMちょ(あの)の3人からなるアイドルグループ・B小町が歌うオリジナル楽曲「SHINING SONG」が本作のエンディングソングに決定。疾走感があふれながらもどこか切ないメロディが印象的な楽曲だ。また本ポスターには、壊れていくアクアとアクアの記憶の欠片が描かれており、クレジットの最後には謎の人物“カミキヒカル”の文字が確認できる。映画『【推しの子】-The Final Act-』本予告映像<作品情報>映画『【推しの子】-The Final Act-』12月20日(金) 公開Amazon Originalドラマ『【推しの子】』11月28日(木) 21:00よりPrime Videoで独占配信(全8話)公式サイト:赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会
2024年11月12日トム・クルーズが主演を務める『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作が、2025年5月23日(金) に日米同時公開されることが発表された。タイトルは『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』。前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』に続き、いくつもの意味を持つ語“レコニング”を引き継ぎ、さらには“ファイナル”としていることから、シリーズの最後、イーサンの最期など、様々な展開を推測させる意味深なものとなっている。キャストは、スパイ組織IMFに所属する主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズ、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、ルーサー・スティッケル役のヴィング・レイムスなど、お馴染みのメンバーに続き、前作より参加し絶大なインパクトを残したグレース役のヘイリー・アトウェル、パリス役のポム・クレメンティエフ、ガブリエル役のイーサイ・モラレスも続投する。併せて、第1弾予告編も公開。前作から続く、世界中の人々の運命を掛けた“ミッション”に挑む壮大なストーリー、意味深なセリフで展開されイーサンの内面にも迫るサスペンス、世界の大都市を背景にお馴染みの“トム走り”で駆け抜ける姿、そしてプロペラ機での重力を無視するかのごとく超人的なアクションが映し出される。さらに「彼の人生、行動、その帰結」が今回のストーリーに続くというセリフから、第1作『ミッション:インポッシブル』の宙刷りワイヤーアクションのシーンが続く。同作でイーサンが使用するナイフが最新作に繋がっていることを匂わせる演出も見受けられ、約25年にも及ぶシリーズの軌跡を感じさせる。そして映像は、あたかも観客に向かって語り掛ける「俺を信じてくれ 最後のお願いだ」というセリフで締めくくられ、その後の展開が気になる予告編となっている。『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』第1弾予告編<作品情報>『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』2025年5月23日(金) 日米同時公開公式サイト: PARAMOUNT PICTURES.
2024年11月11日8thミニ・アルバム『ニューゲート』を12月18日(水)にリリースするSaucy Dogが、現在放送中のドラマ「マイダイアリー」の主題歌「くせげ」のミュージック・ビデオを11月12日(火)22時にプレミア公開することを発表した。Saucy DogのSNSにて、ショートコンテンツとして連日投稿されファンの間では話題となった「くせげ」のミュージック・ビデオは、楽曲の歌詞に寄り添った内容になっており、女優でモデルの河北麻友子が映像の世界観に彩りを加えている。なお、「くせげ」も収録されているSaucy Dogの8thミニ・アルバム『ニューゲート』は12月18日(水)にリリースとなり、全7曲を収録。CDには恒例となっているボーナストラック1曲が収録される。「くせげ」MUSIC VIDEO ※11月12日(火)22時よりプレミア公開<リリース情報>シングル「くせげ」10月25日(金)リリース(Digital Only)ダウンロード&ストリーミング:ミニ・アルバム「ニューゲート」12月18日(水)リリース2,200円(税込)【収録楽曲】01. おやすみ02. 馬鹿みたい。(ABEMA「キミとオオカミくんには騙されない」主題歌)03. くせげ(ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ「マイダイアリー」主題歌)04. poi(NHKアニメ「烏は主を選ばない」オープニングテーマ)05. よくできました(TBS系「王様のブランチ」テーマソング)06. この長い旅の中で(映画「52ヘルツのクジラたち」主題歌)07. コーンポタージュBonus Track(※CD ONLY)08. エピローグ商品予約はこちら:はこちら:「ニューゲート」特設サイト: Dog オフィシャルサイト:
2024年11月11日2021年7月7日にソロデビューして以降、「リーチや露出が減るのは覚悟のうえで、コツコツと音楽活動を積み重ねてきた」と語る手越祐也。4年間の活動を経て期を熟した今だからこそ表現できる作品を、誕生日である11月11日に贈りたい──新曲「Flash back」の歌詞にもある「圧倒的努力と前傾マインド」で突き進んできた、アーティスト・手越祐也のインタビューをお届けする。──11月11日配信リリースの新曲「Flash back」は日韓共同制作とのことですが、きっかけについて教えてください。実は、ワインを通して出会った韓国の方が繋いでくださったご縁なんです。いち友人として「一緒になにかやりたいよね」と最初は話していたんですが、僕の曲をたくさん聴いて「デモを作ってみたんだけど、どうかな?」と曲をいくつか送ってくれて。なかでも「Flash back」の元となる楽曲が抜群にかっこよくて、「これ歌いたいなあ」と思ったんです。正式な仕事にするとなると音楽担当とも話し合いをしなければならないし、新曲のプロジェクトとして公平なコンペもして、みなさんに作っていただいたデモをたくさん聴きましたが……やっぱり「Flash back」が一番印象に残ったので、「じゃあこれをブラッシュアップしていこう」ということになりました。そこから韓国の音楽チームも加わり、何度もキャッチボールしながら作ったのが「Flash back」です。──きっかけはワインだったというのが、幅広く挑戦されている手越さんらしいエピソードですね。ソムリエの勉強をしていたときに、ワインの先生が主催する会に参加したところから始まったご縁なんですけど……本当に、どこに出会いが転がっているかわからないというのが面白いですよね。今回のことで僕も改めて出会いの面白さを感じました。──歌詞は眉村ちあきさんが担当されています。手越さんのことをよく理解されているからこそ表現できるものがあると思いますが、眉村さんに依頼した意図を教えてください。まず、男性が書く歌詞と女性が書く歌詞って、聞き手の捉え方や聞き手に伝わるものが違うと僕は思うんです。そういう意味で、今回の歌詞もこれまで歌い続けてきたことと近い内容ですが、ちあきちゃんが書くことでまったく違った表現になるだろうと思ってオファーしています。かつ、ソロデビューしてからこれまでコツコツと積み重ねてやってきた結果、手が届かなかったお仕事ができるようになったり、新しい仲間が生まれたりと、明るい未来が見えている今だからこそ、僕の生きざまや仕事への向き合い方を知ってくれている人に「あなたには今、手越祐也がどう見えている?」ということを歌詞にしてほしかった。特にちあきちゃんは、とても大変だったステージを一緒にやり遂げてくれた仲ですし、舞台裏で戦う手越祐也の姿をずっと見てくれていたので……。──歌詞に込められた思いの強さもひとしおですね。そうなんです。裏方の僕を見ていないとわからない部分ってやっぱりあると思っていて……そこを知っているちあきちゃんが生み出すリリックは説得力や重みが違いますよね。僕と仕事をしたことがない作詞家の方が書くものも新たな気づきがあって面白いんですが、一緒に歌ったり、以前に楽曲を提供してくれたり、現場での僕を知っているちあきちゃんが見た景色を、彼女の感性で書いてくれた歌詞というのは熱量や重みがあって、ガツンと伝わってきますよね。──作曲はSiwoo、宇田川翔、Msk Off、The Hillsが、MIX&マスタリングはMasterKeyが担当するという豪華布陣になりました。彼らにオーダーしたことは?1曲を通しての疾走感と勢いを大切にしてほしいとお願いしました。ロックにもクラブミュージックにも聴こえるし、EDMのようなサウンドも入っている“全部乗せ”で攻めまくっている曲になりました。テンポが速く、間奏もなく、息継ぎすら難しい曲だからこそ、そのドライブ感をさらに加速させるようなサウンドにしてほしいともお願いしましたし……最後のサビはそれまで歌ってきた内容を経た決意といいますか、自分をすべて開放して語り掛ける「夢を見るなら僕とどう?」という言葉なので、サウンドをさらに重ねて豪華にしてほしいとオーダーさせていただきました。──ユニセックスのハイトーンボイスが映える、手越さんにしか表現できない楽曲であるとも感じました。声の出し方はどのように決めたのでしょうか?現場で僕が判断して決めました。特にBメロは考えましたね。キーがすごく高いので、そこまで出すためにも本来ならガツンと張るような発声になると思うんです。ロックな曲で声を張って「俺どう?」と歌うかっこよさですよね。でも、今回はあえて一歩引いて、声のトーンや音量を落とすことによって“クールな強さ”を表現してみたいと思ったんです。これまでの戦って戦って、戦いまくってきた俺だったらガーンと声を張るのが適していると思いますが、今はいろんなことが叶ってきている状況で、少し気持ちにも余裕ができているので……声を張りまくるのではなく、俯瞰するイメージでエッジをきかせるのがいいんじゃないかと思いました。もちろん現場ではいろんな種類の発声で録りましたが、今の自分が「Flash back」を歌うならば、この表現だなというものを選んでいます。──完成した作品の感想は?自分の曲ですが「かっけえ!」と思いました(笑)。早いテンポでドライブ感を出さないといけないし、ラップっぽいけど力強く、言葉もはっきり立てないといけない。Bメロの高いキーは一歩引いた声の出し方をして、最後はスパークさせながら高い声をバシッと出す、みたいな……3分弱の曲のなかにヴォーカリストとして必要なたくさんの能力が散りばめられているので、「よし、やってやるぞ!」という気持ちで歌いました。やっぱりね、韓国チームの方たちに作っていただいた曲を「俺は日の丸を背負ってるんだ」という意識で歌いますから。半端なパフォーマンスをお見せするわけにはいきませんし、見た目はチャラいにーちゃんでも(笑)「ボーカリストとして信頼できるんだな」と思っていただきたいので……大きなチャレンジではありましたが、すごく燃えました。──ライブで歌うのはかなり大変そうですが、盛り上がるのは間違いない楽曲になりましたね。「まあ俺、踊るよね?」っていうのは容易に想像できます(笑)。ただ、「踊りながら歌えるようなピッチと速さじゃないけど、どうする?」みたいな(笑)。でも僕はハードルが高ければ高いほど燃えるタイプなので、「いやいや、俺歌いながら踊れるんで」って言っちゃいますし、自分の限界を超えさせてくれる楽曲がまたひとつ生まれたことがうれしいです。──ステージでのパフォーマンスが楽しみです。マジでしんどいですけどね!(笑)──タイトルを「Flash back」にした意図は?韓国チームが作ってくれたタイトルですが、音の響きがしっくりきたのと……思い出が走馬灯のように駆け巡るというのが「なんか俺にぴったりじゃない?」と思いました。ソロになったばかりの辛かった時期にいろんな人からかけられた言葉や、初めてオフラインでできたライブの景色、バンドマスターのSinさんに初めて会ったときの会議室……多くのことが叶い始めた今だからこそ、この4年間のそういった情景が走馬灯のように頭のなかによぎるんですよね。今届けたい想いにぴったりのタイトルになりました。──ある意味、4年間の到達点ともいえる楽曲「Flash back」をご自身の誕生日である11月11日にリリースするわけですね。もっとたくさん曲を作って、ツアー前にミニアルバムとしてリリースするという考え方もあったと思いますが、4年間でストックされてきた愛すべき曲たちがたくさんあるので、それらも大事に育てたい。僕はライブ毎に曲の魅せ方を変えられる自信があるので、今開催しているツアー「手越祐也LIVE TOUR 2024 OVER YOU」ではこれまでの曲たちとじっくり向き合いたいという想いがありました。とはいえ、ずっと応援してくださっているファンの方たちに何かプレゼントしたいなと思っていたときに、「Flash back」というかっこいい曲に出会えたので「じゃあこれを誕生日にリリースしよう」と決めて。オリコンとかを意識していたらリリースタイミングを調整しないといけませんが、僕はそういうことは関係ないし……ソロデビューしてからずっと、自分の判断でリリース日を決めてきましたから。僕にとっては手越祐也とその仲間たち、そしてHONEYYYのみんながプラスになるようなタイミングが大事なんです。──改めて、「Flash back」のリリースにあたってメッセージをいただけますか。ソロになって手越祐也としての活動が充実してきた今、日頃から考えていることややりたいことを歌詞に落とし込み、最強にかっこいいサウンドに乗せてお届けすることができました。まさに期を熟したタイミングで、俺のことを支え続けてくれているHONEYYYのみんなに自信をもってプレゼントできる曲です。みんながいつも祝ってくれる俺の誕生日、家族やHONEYYY、そして周りの人たちに感謝を送る日に僕からのメッセージとして受け取ってもらえたらうれしいです。今やっているツアーも「自分をまたひとつ超えていくチャレンジ」として「OVER YOU」という名前をつけていますが、そのツアーのなかで日韓共同かつ、こんなに難しい曲を踊りながら披露するというチャレンジを自分に課したので……以降のツアー「OVER YOU」も楽しみにしていてください!──「手越祐也LIVE TOUR 2024 OVER YOU」の現在の感触は?過去最高のライブをやれていると思います。最近のツアーは歌に注力していましたが、今回は2022年の初めにやったツアー「NEW FRONTIER」以来の生バンド&ダンサーの構成にしています。「NEW FRONTIER」以降多くの曲が生まれましたし、ライブでの経験値も比べ物にならないほど増えました。それに、今回もまた最近の定番となってしまった「同会場での初日、2日目の内容全とっかえ」をやっているので(苦笑)まあ大変ですよね。百戦錬磨のバンドメンバーもダンサーもパンクしそうなくらいヒイヒイ言いながらも俺についてきてくれていて、全員で一丸となって取り組んでいます。ツアー中もパフォーマンス時に気になったことをすぐにフィードバックして、細かいところまで調整しながら常にブラッシュアップしていて……どんどん研ぎ澄まされたライブになってきています。僕自身のメディア露出が増えたタイミングでもあるので、初めて観に来てくださる方や、「ソロになって行ってなかったけど、久しぶりにライブで手越くんを観たくなりました」と来てくださる方もたくさんいて、そういった方たちにも進化した手越祐也を見せなきゃいけないなと、ハードルを自分でどんどん上げています(笑)。そのステージに「Flash back」が加わるわけですから……期待していてください!──まだ少し早いですが、2024年の音楽活動の振り返ると?「絆 -KIZUNA-」と「OVER YOU」とふたつツアーをやって、「手越祐也 Symphonic Concert 2024 Vol.3」と「スペプラ手越LIVE~Music Concept~」もありました。「スペプラ手越~Music Connect~ season2」で毎月1度、いろんなバンドやアーティストと対談・対バンして……とにかく音楽漬けの1年でした。そうやっていろんな景色を見せてもらいながら、ヴォーカリスト・手越祐也としてまた一段と成長できたと思います。アーティストとしても環境の変化や心境の変化がありましたし、この4年間で一番右肩上がりに伸びた1年になったのかなと思います。──2025年の意気込みも聞かせてください。アーティスト・手越祐也として、これまで唯一足りなかったピースが「リーチと露出」だと思うんです。もちろんそれは「ひとりでやっていく」と決めたときから予想も覚悟もしていましたし、それでも地道にやっていくことでいつかは手が届くと信じていました。それが今年、久しぶりに地上波に出させていただいたり、いろんなところからお声がけいただいたことで、2025年がより明るくなる兆しが見えてきたと感じています。これまで俺とHONEYYYと周りにいてくれるスタッフのみんなで少しずつ作り上げてきたものが一気に世に放たれて、今まで目に留まらなかった層にもリーチできるような2025年になるんじゃないかなと感じています。そうして、僕のパフォーマンスでより多くの方を幸せにしていけるといいなと思っています。そして本日「Flash back」のMVも自身のYouTubeチャンネルで公開となった。ダンサーも入ったダンスシーンと勢いのある映像の数々お楽しみ頂きたい。Text:とみたまい手越祐也「Flash back」[Music Video]<リリース情報>シングル「Flash back」11月11日(月)デジタル・リリース配信リンク: <ライブ情報>手越祐也 LIVE TOUR 2024『OVER YOU』※終了分は割愛11月23日(土・祝)宮城・仙台GIGS11月24日(日)宮城・仙台GIGS12月1日(日)大阪・Zepp Osaka Bayside12月2日(月)大阪・Zepp Osaka Bayside12月14日(土)北海道・Zepp Sapporo12月19日(木)東京・Zepp Haneda12月20日(金)東京・Zepp Haneda【チケット情報】指定席:8,800円(税込)立見券:6,600円(税込)※ドリンク代別途必要()手越祐也オフィシャルサイト:
2024年11月11日バンド結成20周年を迎えるSUPER BEAVERが、2020年にメジャー再契約をした後にリリースしたフル・アルバム3枚をアナログ盤として、3か月連続リリースする事が決定。メジャー再契約第1弾リリースとなるフル・アルバム『アイラヴユー』のアナログ盤を1月15日に180g重量盤で生産限定発売することを発表した。SUPER BEAVERにとって、初のレコードでのリリースとなる。他2枚の詳細は随時HPにて解禁される。<リリース情報>1st LP『アイラヴユー』2025年1月15日(水)リリース完全生産限定盤12inchレコード2枚組・180g 重量盤5,500円(税込)【収録内容】◾️DISC 1SIDE A1. 今夜だけ2. ハイライト3. 突破口SIDE B1. mob2. 自慢になりたい3. パラドックス◾️DISC 2SIDE C1. アイラヴユー2. 予感 -Album mix-SIDE D1. 時代2. ひとりで生きていたならば3. さよなら絶望購入はコチラ: BEAVER オフィシャルサイト:
2024年11月11日現在、7月にリリースしたシングル「helm’N bass」を引っ提げた全国ツアーを敢行中の10-FEETが、5月19日横浜アリーナで開催したワンマン・ライブ『10-FEET ONE-MAN LIVE 2024 〜急なワンマンごめんな祭〜』をBlu-ray/DVD『OF THE KIDS, BY THE KIDS, FOR THE KIDS! Ⅷ』として、12月25日(水)映像作品化し、リリースすることを発表。バンド史上屋内最大規模で行われたワンマン・ライブの本編全31曲・約2時間半のライブを完全収録。さらに特典映像として、韓国・ソウル、中国・上海での映画『THE FIRST SLAM DUNK』関連イベントの模様やワンマンライブに加え、京都市勧業館 みやこめっせと横浜アリーナのバックステージの模様など、この2年間の10-FEETを追いかけたドキュメンタリー映像を約180分に及ぶボリュームで収録。シングル「第ゼロ感」以降の激動を集約することとなったアリーナ・ライブは必見だ。10-FEET – Blu-ray/DVD『OF THE KIDS, BY THE KIDS, FOR THE KIDS! Ⅷ』Teaser<リリース情報>ライブBlu-ray/DVD『OF THE KIDS, BY THE KIDS, FOR THE KIDS! Ⅷ』12月25日(水)リリースBlu-ray:6,050円(税込)2DVD:5,060円(税込)【収録内容】(Blu-ray/DVD共通)[1]『10-FEET ONE-MAN LIVE 2024 〜急なワンマンごめんな祭〜』ライブ映像01. goes on02. hammer ska03. 火とリズム04. Mr.bullshit05. JUNGLES06. 2%07. PLANLESS08. SHOES09. JUST A FALSE! JUST A HOLE!10. BE NOTHING11. ハローフィクサー12. SLAM13. アオ14. 求め合う日々15. 4REST16. Re方程式17. シエラのように18. BUZZING19. 深海魚20. アンテナラスト21. RIVER22. 第ゼロ感23. 1sec.24. STONE COLD BREAK25. 蜃気楼26. VIBES BY VIBES27. その向こうへ28. ヒトリセカイ29. gg燦然30. CHERRY BLOSSOM31. back to the sunset[2]ドキュメンタリー映像購入はこちら:※店舗特典あり10-FEET オフィシャルサイト:
2024年11月11日11月9日、京都文化博物館フィルムシアターにて、『ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024』が開幕した。今回の京都開催では3つの高校生企画が展開されており、オープニングの「高校生8ミリフィルムに出会う」プログラムでは、手塚眞監督が高校時代に8ミリで制作したPFF入選作『HIGH-SCHOOL-TERROR』『UNK』、そして今年のPFFアワード最終審査員の小田香監督が近年制作した8ミリ作品『カラオケ喫茶ボサ』『Lighthouse』の4作品が上映され、手塚監督、小田監督がアフタートークに登壇した。手塚監督は「僕らが8ミリをやっている頃は、プロの映画監督になるための方法として8ミリを使っていて、ドラマをつくろうという人が大半だった。そのための登竜門として、PFFがあった」と80年代当時を振り返った。また、無邪気さや純粋さが溢れていた当時の作品群と比べ、特にオリジナリティを求められる近年の風潮に対し、「当時はきちんと映画を勉強できる場所が少なかったので、独学しかなかった。過去の作品を真似るということが最大の勉強。その中で自分の視点や演出を見つけていった。本当のオリジナリティとは、その監督の視点と、過去の映画の歴史が、どう混ざったのかという部分だと思います。」と語り、「80年代の学生監督たちが、プロの映画監督になって活躍できたのは、彼らが過去の作品を真似できたから。そこにオマージュを捧げて、自分なりに昇華していくということが、すごく大事なこと」と続けた。小田監督は「独学でやってきた人の方が、基本的には長生きで、いまも映画をつくり続けている気がします。映画館で観る映画しかなかった時代の情報と熱に対して、さまざまなメディアで映像やイメージが溢れている今、映画だけをやろうと志している人の方が珍しいのではないか」と話す一方、今年のPFFに入選した監督にも、あまり映画を観ずに映画をつくる、新たな世代の監督が出現しており、「自分もマラソン的な鑑賞教育も受けてますが、でもそれだけが糸口じゃないとも感じます」と新たな可能性にも言及した。『ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024』は、11月17日(日) まで開催中。最終日までに、全24名のゲストが来場予定。また、今回の映画祭では、18歳以下は全プログラム無料で鑑賞することができる。公式noteの 応募フォーム() より、各上映日の前日まで申込可能になっている。<開催情報>『ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024』日程:2024年11月9日~17日(日)会場:京都文化博物館公式サイト:
2024年11月11日n.SSign(読み:エンサイン)が、日本ホールツアー『EVERBLUE』の初日公演を11月10日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催。そのオフィシャルレポートが到着した。n.SSignは、2022年5月から8月まで韓国のChannel A と日本のABEMAで同時に放送された世界規模の日韓男女グローバルオーディションプロジェクト番組『青春スター』を通じて結成され、韓国、日本、台湾、オーストラリア、アメリカ国籍のメンバーで構成される多国籍グローバルボーイズグループ。沖縄出身のカズタは韓国ボーイズアイドルグループ史上初めて日本人でリーダーを務めている。今回のホールツアーは1部と2部に構成が分かれており、1部のファンコンサートは日本2ndシングル「EVERBLUE」からスタート。続いてのブロックはメンバーの個人及びユニットステージで構成され、ソンユンとハンジュンは歌、ヒウォンとロレンスはダンス、ロビンはラップとダンス、カズタは歌とダンスを披露し、メンバーそれぞれの多彩な魅力を放ったステージで観客を魅了した。続くユニットカバーでは、カズタとハンジュンが清水翔太の「冬が終わる前に」を披露。そのほか「ジェスチャーゲーム」や「お絵描きリレー」など、メンバーのチームワークや瞬発力を競うゲームも用意され、ファンを大いに盛り上げた。2部では雰囲気が変わり、彼らならではの特別なステージが繰り広げられた。「Wormhole: New Track」「Salty」「Happy &」「SPICE」「FUNK JAM」「Love, Love, Love, Love Love!」「Tiger -New Flavour-」「NEW STAR」「EVERBLUE」などのヒット曲を連続して披露。新曲の初披露とともに、ファンに笑いと感動をプレゼントした特別な映像まで、この1年間で成長してきたn.SSignのすべてを盛り込んだステージをファンに届けた。本ツアーは、12月22日(日) に大阪・大阪箕面市立文化芸能劇場、2025年1月18日(土) に愛知・Niterra 日本特殊陶業市民会館 フォレストホールで開催され、ファイナルは2025年2月11日(火・祝) に宮城・仙台銀行ホール イズミティ21大ホールで行われる。写真提供:nCH Entertainment<ライブ情報>『n.SSign Japan FAN-CON [EVERBLUE]』『n.SSign Japan Tour [EVERBLUE]』※終了分は割愛■2024年12月22日(日) 大阪・箕面市立文化芸能劇場『n.SSign Japan FAN-CON [EVERBLUE]』開場14:15 / 開演15:00『n.SSign Japan Tour [EVERBLUE]』開場17:30 / 開演18:15■2025年1月18日(土) 愛知・Niterra 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール『n.SSign Japan FAN-CON [EVERBLUE]』開場14:15 / 開演15:00『n.SSign Japan Tour [EVERBLUE]』開場17:30 / 開演18:15■2025年2月11日(火・祝) 宮城・仙台銀行ホール イズミティ21大ホール『n.SSign Japan FAN-CON [EVERBLUE]』開場14:30 / 開演15:00『n.SSign Japan Tour [EVERBLUE]』開場17:30 / 開演18:00【チケット情報】■『n.SSign Japan FAN-CON [EVERBLUE]』全席指定:10,000円(税込)■『n.SSign Japan Tour [EVERBLUE]』全席指定:13,000円(税込)アップグレードチケット:18,000円(税込)チケット一般発売中()<リリース情報>Japan 2nd Single「EVERBLUE」発売中●初回限定盤A(CD+DVD):2,750円(税込)●初回限定盤B(CD+PHOTOBOOK):2,750円(税込)●通常盤(CD):1,650円(税込)●Member Solo盤(CD+ミニジャケキーホルダー)(VICTOR ONLINE STORE限定):2,750円(税込)※「Member Solo盤」はメンバー絵柄の選択不可、ランダムでの出荷となります【収録曲】※全形態共通01. EVERBLUE02. Love, Love, Love Love Love! - Japanese ver. –03. EVERBLUE(instrumental)04. Love, Love, Love Love Love! - Japanese ver. –(instrumental)配信リンク:日本公式サイト:
2024年11月11日杉山清貴のコンサートツアー『古いシネマを観るように、、、』の初日公演が、11月9日に神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催。そのオフィシャルレポートが到着した。今年前半に行われた、杉山清貴&オメガトライブのデビュー40周年を記念したツアーとは対照的に、今回は、西脇辰弥(ピアノ・シンセ・ハーモニカ)、堀川真理夫(ベース・ドラム・パーカッション)、住友紀人(サックス・シンセ・コーラス)という3人だけのミニマムでシンプルな編成。この編成はコロナ前に東京・椿山荘の他、3カ所ほどで開催されたプレミアムなステージの再来だ。ツアータイトルをあまりつけることのない杉山が、珍しくつけたタイトルに『古いシネマ』とあるだけに、映画音楽が多く構成されているのか?と思いきやそうではない。杉山は、「昔のヒットチャートには映画音楽が入っていて、それをも楽しんで聴いていた」という思いを込めて、映画音楽を楽しむように自身の楽曲の中から、いろいろな景色、シーンが見えてくるように選曲をしたという。オープニング曲直後に届けられたナンバーは、映画『ノッティングヒルの恋人』(1999年公開)の主題歌でエルビス・コステロが歌った「She」(オリジナルはシャルル・アズナブール:1974年)。いつまでも変わらない杉山清貴の歌声を聴きながら、今回のライブ・テーマへと誘われていくのを感じた。その後も、軽快な杉山のトークによる楽曲紹介と共に、ハワイやニューヨーク、横浜、そして夜や夏の風景といったテーマ、光景が盛り込まれた歌の世界が展開される。演奏は、名手たちによるハーモニカやサックスの旋律がフィーチャーされ、聴くものの中にそれぞれの風景が描かれたであろうステージが展開された。ツアーは始まったばかりなので、届けられた楽曲は会場でお楽しみ頂きたい。ミニマムでシックな今回のステージは、全国を回っていく中でサウンドもより一層熟成され、ツアー最終日にはいったいどんなステージへとなっていくのか、期待が膨らんだ初日だった。ツアーは12月21日(土) の東京・昭和女子大学人見記念講堂の最終公演まで全13公演が開催される。左から)西脇辰弥(ピアノ・シンセ・ハーモニカ)、堀川真理夫(ベース・ドラム・パーカッション)、杉山清貴、住友紀人(サックス・シンセ・コーラス)<ツアー情報>Sugiyama Kiyotaka Concert Tour 2024『古いシネマを観るように、、、』※終了分は割愛11月16日(土) 広島・広島クラブクアトロ開場16:00 / 開演16:3011月17日(日) 福岡・電気ビルみらいホール開場16:00 / 開演16:3011月23日(土・祝) 埼玉・響の森 桶川市民ホール開場16:00 / 開演16:3011月24日(日) 栃木・宇都宮市文化会館 小ホール開場16:00 / 開演16:3011月30日(土) 新潟・NIIGATA LOTS開場16:00 / 開演16:3012月1日(日) 宮城・仙台PIT開場16:00 / 開演16:3012月7日(土) 東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール開場16:00 / 開演16:3012月8日(日) 東京・福生市民会館 大ホール開場16:00 / 開演16:3012月13日(金) 大阪・なんばHatch開場18:30 / 開演19:0012月14日(土) 大阪・なんばHatch開場15:30 / 開演16:0012月21日(土) 東京・昭和女子大学 人見記念講堂開場15:45 / 開演16:30【チケット情報】全席指定:9,500円(税込)()公式サイト:
2024年11月11日2025年2月7日(金) に公開される映画『ショウタイムセブン』のキャスト4名が発表され、各キャラクタービジュアルも公開された。本作は、韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー『テロ, ライブ』を原作に、オリジナル展開を盛り込んだリアルタイム型サスペンス・エンタテインメント。『岸辺露伴は動かない』シリーズで知られる渡辺一貴が監督・脚本を手掛け、阿部寛がキャリア初のキャスター役を演じる。阿部が演じる折本眞之輔は、夜7時から放送されている国民的報道番組『ショウタイム7』を降板させられたキャスター。抜け殻のような日々を送っていたが、爆破テロ事件の犯人から交渉役に指名され、キャリア復帰をかけた「独占生中継」を始めるのだった。しかし、スタジオ内にも爆弾が仕掛けられていると明かされ、全ての発言が生死を決める極限状態に追い込まれていく。今回発表されたのは、折本を取り巻く重要人物。折本から『ショウタイム7』を引き継ぎ、一躍有名キャスターとなった安積征哉を演じるのは竜星涼。爆破事件をきっかけに再び番組の“顔”へ復帰を狙う折本に対し複雑な感情を寄せる。安積征哉 役:竜星涼安積とともに、『ショウタイム7』に出演する新人アナウンサー・結城千晴役には、生見愛瑠。結城は、爆弾が仕掛けられ、一歩でも出たら即爆破という逃げ場のない生放送中のスタジオで、極限状態に追い詰められる新人アナウンサー。交渉人となった折本と犯人の過熱する心理戦に翻弄され、追いつめられるなか、世代の違いから意外な一面を見せる。結城千晴 役:生見愛瑠折本とともに、常に事件の真実を追い求めて奔走してきた記者・伊東さくらを演じるのは、井川遥。伊東は、爆破事件が起きるとすぐさま現場へ駆けつけ、現場の状況を発信し続ける報道記者。折本の過去を知る人物でもある伊東は、交渉人に指名され番組への復帰を狙う折本とはかつて名バディを組んでおり、折本も信頼を置く数少ない人物だ。伊東さくら 役:井川遥視聴率第一主義のTV局プロデューサー・東海林剛史を演じるのは、吉田鋼太郎。東海林は、かつて折本と共に『ショウタイム7』を人気番組へと押し上げたTV局プロデューサー。すべては視聴率のため、犯人との生中継をつなぎたいとする折本の提案に独占スクープと意気揚々に応じるも、エスカレートする犯人の要求に翻弄されていく。東海林剛史 役:吉田鋼太郎併せて、今回発表されたキャストも登場する本予告映像が公開。映像では前原瑞樹、平原テツ、内山昂輝、安藤玉恵、平田満ら実力派俳優陣の姿も。さらに、11月11日(月) 19時に豪華キャストが集結する完成報告イベントの開催も決定した。『ショウタイムセブン』本予告<作品情報>『ショウタイムセブン』2025年2月7日(金) 全国公開(C)2025『ショウタイムセブン』製作委員会原作:The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
2024年11月11日Text:石角友香Photo:石原敦志高石あかりと伊澤彩織がダブル主演を務める映画『ベイビーわるきゅーれ』。2021年のシリーズ一作目の劇中で、まひろ(伊澤)が忘れらんねえよのTシャツを着ていたことから、今回のシリーズ3作目『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』と忘れのタッグが実現。挿入歌として高石と伊澤がコーラスで参加した「そっか、自由か。」を9月にリリースし、それを記念してこの自主ライブ『ベイビー忘れきゅーれ』が恵比寿LIQUIDROOMにて開催された。布袋寅泰の「スリル」を出囃子に登場した柴田隆浩(vo&g)とサポートメンバー。曲のチョイスはどうやら“Baby,Baby”を連呼したかったからのようだが、「行けるか? リキッド!」と煽りまくる柴田のテンションは異様に高い。そして今回のメンバーはロマンチック☆安田(g)、小堀ファイアー(b)、タイチサンダー(ds)と、全員爆弾ジョニーの面々だ。演奏を始める前に早速「サンキューSEX」のコール&レスポンスでフロアと一体感を作り出し、スターターに相応しい「僕らチェンジザワールド」を投下。ワンセンテンスごとにジャンプする柴田に負けじとフロアも応戦する。「俺にやさしくしてくれ〜」という懇願から曲になだれ込み、まさにこれから共にライブを作っていくバイブスが高まる。早くも「最高だ! ありがとう!」とクライマックス感を醸す柴田。が、その口ですかさず「よりにもよって三連休の最終日に恵比寿なんて来づらかっただろ?」と、下げてるのか上げてるのか分からないフォローを入れた。シンプルな8ビートが「だっせー恋ばっかしやがって」の柴田流の応援を確かなものにして、さらに「北極星」では確かなカントリータッチのリズムをキープするタイチサンダー(この日は“タイちいかわ”と呼ばれていた)をさらに発奮させるようにフロアが応援すると、タイチが絶叫しドラムも爆裂。初期からの名曲はもはや歌詞の意味を飛び越えている。「だんだんどんどん」もサビは速いカントリータッチだが、Aメロのソウル×ガレージロックのノリは特にこのメンバーの真骨頂といった感じだ。MCで柴田は「プライベートでは最低なことばっか。恋人はいない、友達もいない。でもここは最高だ。ここにはお前らがいる!」と、身も蓋もない本音を吐露したが、まさに忘れのライブの50%はファンが作っていると言っても過言じゃない。ジャンプし、歌い、腕を振る、それらのすべてがステージ上に負けない自己表現になっている。「アイラブ言う」のサビでは歌詞の一部を「お前らが好きだと言うのさ」に変え、「お前ら全員だ!」と叫ぶ。狂った世界で自分にできるのはあなたに好きだと言うことだけ。そのエネルギーがステージとフロア両方で歓喜の火花を散らす。一転、「あの娘に俺が分かってたまるか」でやさぐれる。ギターを置き、ハンドマイクにスイッチした柴田はなぜか菅田将暉に人格が豹変。以前、100曲ライブの際には菅田の新曲リリースに触れていたし、菅田に楽曲提供もしており、ことあるごとに菅田を話題にするようだが、この日は憑依している。その人格のまま「踊れ引きこもり」を歌い、「すだ!」「まさき!」のコール&レスポンスまでも……。その後に変わらない自分をアピールする「俺よ届け」をセットする妙味ったらない。フロアから、「まさき!」「柴田!」とコールされると「全部俺だ!」と強弁。が、男性の声が目立つことに「なんで男ばっかりなんだよ?」と返すと、女性からも「愛してるー!」と声が上がると俄然緊張する柴田だった。「弱いやつとか、一生懸命やってるのにうまいこといかないヤツの歌を歌います」と「知ってら」を歌い始める。安田がピアノにスイッチして、メロディの良さが際立つこのミディアムチューンはどこかレディオヘッドの名曲「クリープ」を想起させた。さらに「いやがらせのうた」と続け、ミディアム〜スローにおける柴田のソングライティングの強みを見せた。歌を作る執念と孤独感は分かち難く彼の中で隣り合わせだ。長めのMCで『ベイビーわるきゅーれ』での、まひろとちさとが交わすやりとりや演技を褒め、監督も褒め「全員天才なんですよ」と絶賛。今回、「そっか、自由か。」でコラボできたこと、今日のライブが見事にソールドアウトしたことも合わせて「今日はもう祭りってことでいいんじゃないでしょうか?」と、再びテンションを上げていく。速いスカとブラストビートの「ばかばっか」で鬱憤と悲しみをぶちまけながらも、盛り上がりは確かに祭りのテンションだ。曲中、千円札を握りしめてオーディエンスの上をクラウドサーフして後方のカウンターでビールを受け取り、戻る最中に立ち上がって「僕らの100年、ロックンロールが続くようにイッキしていいですか?」と、イッキコールを促すと、3イッキぐらいで飲み干し、ステージに帰還。それまでその場で暴れていたオーディエンスだったが、続く「ばかもののすべて」でひとり、ふたり、クラウドサーフに挑む人が出てきたのも面白い。「明日は平日だけど、明日なんかどうでもいい!」と、曲振りを超えたリアリティで「明日とかどうでもいい」に突入。ライブの終盤、もはや先のことを考えるのは無駄だというヤケクソ気味の明るさでフロアがいっぱいになる。「バンドがあって助かった!」という叫びとともに、忘れの原点であるチャットモンチーをリスペクトする「ハナノユメ」のカバーが鳴らされると、改めてチャットの天才性も浮かび上がる。「力尽きるまでバンドやろうぜ!」と「バンドやろうぜ」に繋いだことで、「ハナノユメ」の生々しくて瑞々しくて手に負えない衝動、そしてバンドをやめられない一番の理由がこの上なく切実に届いたのだった。最後のセクションは「この街には君がいない」、バンドの始まりを歌う「CからはじまるABC」でオーディエンスの絶叫シンガロングも渾然一体になってエネルギーが放出された。柴田は限界ギリギリの声で「マジで声出してくれるか?」と、懇願に近いテンションで「あー! あー!」を連呼。普通、というかゲストを迎えるための説明ぐらいするだろうに、本編の最後、しかも沸点を迎えたステージに伊澤をいきなり登場させ、新曲「そっか、自由か。」を披露して見せたのだ。あまりに自由な人を目の前にして、その人のままでいてほしいと“I Love You”を贈る、これまでの忘れらんねえよとは一味違うベクトルだが、それだけ『ベイビーわるきゅーれ』の純度が高いということなのだろう。フロア全員が「アイラビュー!」を繰り返す様は新鮮で美しかった。早々にアンコールに応えて再登場したメンバーたち。柴田は今日のライブを生き甲斐にしてくれたひとりのファンのツイートに救われたと告白。音楽の根源的な喜びに触れる曲2曲、「この高鳴りをなんと呼ぶ」と「忘れらんねえよ」で締め括ったことが必然に思えた。なお、アンコール中に2025年6月28日に100回目となる『ツレ伝』を豊洲PITで開催することを発表した。2010年代から今に続くバンドシーンの一角を確かに映し出してきた『ツレ伝』が100回目に見せるものが何なのか、楽しみでならない。<公演情報>忘れらんねえよ ワンマンライブ『ベイビー忘れきゅーれ』2024年11月4日(月・祝) 東京・LIQUIDROOM出演:忘れらんねえよ、伊澤彩織(ゲスト)セットリスト01. 僕らチェンジザワールド02. 俺にやさしく03. だっせー恋ばっかしやがって04. 北極星05. だんだんどんどん06. アイラブ言う07. あの娘に俺が分かってたまるか08. 踊れ引きこもり09. 俺よ届け10. 知ってら11. いやがらせのうた12. ばかばっか13. ばかもののすべて14. 明日とかどうでもいい15. ハナノユメ16. バンドやろうぜ17. この街には君がいない18. CからはじまるABC19. そっか、自由か。EN1. この高鳴りをなんと呼ぶEN2. 忘れらんねえよ<イベント情報>『ツレ伝100th Anniversaryツレ伝フェス2025』2025年6月28日(土) 東京・豊洲PIT開場12:00 / 開演13:00【チケット情報】オールスタンディング:7,700円(税込)※別途ドリンク代必要■最速先行受付期間:12月22日(日) 23:59まで()ツレ伝フェス2025特設サイト:忘れらんねえよ 公式サイト:
2024年11月11日『リトル・ジョー』で知られる気鋭監督ジェシカ・ハウスナーが、ミア・ワシコウスカを主演に迎えた映画『クラブゼロ』の本編映像が公開された。名門校に赴任してきた栄養学の教師・ノヴァク(ワシコウスカ)は“意識的な食事/conscious eating”という、「少食は健康的であり、社会の束縛から自分を解放することができる」という食事法を生徒たちに教える。無垢な生徒たちは彼女の教えにのめり込んでいき、事態は次第にエスカレート。両親たちが異変に気づき始めた頃には時すでに遅く、ついに生徒たちはノヴァクとともに【クラブゼロ】と呼ばれる謎のクラブに参加することになる――。このたび公開されたのは、新しく赴任したノヴァクと校長(シセ・バベット・クヌッセン)の初対面を収めた本編シーン。ノヴァクは独身のため週末も働けると言い、その意欲的な姿勢に終始歓迎ムードで接する校長の姿が映し出されている。さらに校長はご機嫌な様子で、「私も“意識的な食事”を実践してみようかしら」と何気ない一言を呟く。そんな校長にノヴァクが手渡したのは、自身がプロデュースする「断食茶」。パッケージには満面の笑みを浮かべるノヴァクの顔があしらわれており、不気味な雰囲気が漂うが、のちに起こる悲劇を知る由もない校長は“何かがおかしい”という違和感に気づかないまま、映像は締めくくられる。ハウスナー監督は、ワシコウスカとともにノヴァクの動機や事情、意図について徹底的に話し合うだけでなく、カルト教団の元信者たちにも取材したという。直接対話することで指導者像を明確にすることができたそうで、「ノヴァクは悪意を持って洗脳するわけではなく、心から教義を信じ、真実を理解してもらいたいだけ」と語る。ワシコウスカも「誠実かつ信念を疑っていない点が興味深く、同時にノヴァクの恐ろしさを増しています」と付け加えている。映画『クラブゼロ』本編映像<作品情報>映画『クラブゼロ』12月6日(金) 公開公式サイト: CLUB ZERO LTD., ESSENTIAL FILMS, PARISIENNE DE PRODUCTION, PALOMA PRODUCTIONS, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, ARTE FRANCE CINÉMA 2023
2024年11月11日映画『ウィキッド ふたりの魔女』のLAプレミアイベントが、日本時間11月10日にアメリカ・ロサンゼルスのドロシー・チャンドラー・パビリオンで開催。主演のシンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデをはじめ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、マリッサ・ボーディ、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラムらが登壇した。本作は、20年以上愛され続けているミュージカル『ウィキッド』の映画版。周囲から誤解され、まだ自分の本当の力を見いだしていないエルファバと、野心的で、まだ自分の本当の心を見いだしていない人気者のグリンダは、魔法と幻想の国・オズにあるシズ大学の学生として出会い、寄宿舎で偶然ルームメイトになる。見た目も性格もまったく逆のふたりは、最初こそ衝突し合うが、次第に友情を深めていき、やがてオズの国の運命を大きく変えることになる――。今回のLAプレミアのテーマは、エルファバとグリンダが出会うシズ大学。このイベントのために劇中の世界観を反映した煌びやかで美しい装飾が施され、一部にはエルファバの衣装に合わせたかのような黒いカーペットが敷かれるなど、世界中から集まった報道陣の目を引いた。さらにミュージカル版でエルファバ役を演じたイディナ・メンゼルとグリンダ役のクリスティン・チェノウェスや、歌手のノーマニや俳優としても活躍するジェニファー・ロペスなどもカーペットに登場した。後の「悪い魔女」エルファバを演じたエリヴォが役に合わせたシックで洗練されたグリーンのドレスに、そして後の「善い魔女」グリンダ役を務めるグランデがピンクカラーをベースにした鮮やかでキュートなギンガムチェックのドレスに身を包んで登場すると、会場からは大きな歓声が沸き上がった。ふたりはそれぞれ「とても素晴らしい気分です。皆さんにこんなにも歓迎されるとは思っていなかったので本当に感動しています」(エリヴォ)、「とても光栄です。ファンの皆さんがエルファバとグリンダにたくさんの愛をくれて、とても感謝しています」(グランデ)と語りながら、「本当に誇らしいことは、この作品をみんなで作り上げることができたこと」だと、口を揃えた。またシズ大学に転校してきた王子様のフィエロを演じたベイリーは、「この作品は正にイベントのような作品です。僕らが一緒に育ち、世代を超えて見てきたものを、また観ることができると思うとワクワクします。誰もが楽しめる特別な作品。今僕たちに必要なのはそれだと思います」と作品の出来栄えに太鼓判を押した。シズ大学の魔法学の権威マダム・モリブルを演じたヨーは、「俳優として素晴らしい経験が出来たと思います。声の発声をコントロールすることを学べ、今夜試写で自分の声が聴けるのはとてもワクワクします」と本作への出演が自身のキャリアの中でも特別なものになったことを明かした。そしてオズの魔法使いを演じたゴールドブラムは、「シンシアとアリアナの紡ぐ音楽とパフォーマンスは世代を超えて最高だ」と語りながら、「幸運にもこれまでにたくさんの良い作品に出演してきましたが、その中でもジョン・M・チュウは並外れて素晴らしかったです」と監督を絶賛した。<作品情報>映画『ウィキッド ふたりの魔女』2025年春公開公式サイト: Studios. All Rights Reserved.
2024年11月11日ヒプノシスマイク初となる映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』が、2025年2月21日(金) に全国公開されることが発表された。ヒプノシスマイクは、2017年9月に始動した音楽原作キャラクターラッププロジェクトで、総勢18人の個性豊かなメインキャラクターが6チームに分かれ、男の威信をかけた熱いラップバトルを繰り広げる。HIP HOP界の有名アーティストが作詞・作曲を手掛けたCDは、度々音楽ランキングTOP10にランクインし、2020年にはアニメ化が決定。その後、コミックやゲームアプリ、舞台など、様々なメディアミックスが展開された。本作は単純な映画ではなく、劇場映画としては日本“初”となる観客参加型〈インタラクティブ映画〉で、スクリーン上で繰り広げられるラップバトルの勝敗が、劇場内で行われる観客の投票によって決定。投票は観客ひとりひとりのスマホアプリを通じて上映中にリアルタイムで行われ、投票数が多かった選択肢に沿ってストーリーが進行。観客たちの選択によって上映回ごとに展開や結末が変わるという、本作でしか味わうことのできない新感覚の参加型映画体験となっている。併せて、公開されたポスタービジュアルには、6チーム総勢18名のメインキャラクターが描かれ、その奥には言葉の力が武力に取って代わった「ヒプノシスマイク」の世界において、政権を握る“言の葉党”が拠点を構えるチュウオウ・ディビジョンが控える。 キャッチコピーには「勝負の行方は、きみの手にー」と据えられ、ストーリー分岐を取り入れた〈インタラクティブ映画〉としての新たな可能性への期待させるビジュアルとなっている。11月10日よりヒプノシスマイク公式ファンクラブ「HYPSTER」にて、第1弾ファンクラブ先行ムビチケ前売券の発売もスタート。メインビジュアルを使用したカード型のムビチケ前売券には、第1弾特典としてA4クリアファイルが付属する。(※今後、一般発売実施予定。詳細は後日発表)<作品情報>『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』2025年2月21日(金) 公開【ムビチケ前売券】第1弾 ファンクラブ先行ムビチケ前売券(カード型)『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(HYPSTER ver.)価格:2,000円(税込)※一般券種のみ特典:A4クリアファイル■販売場所ヒプノシスマイク OFFICIAL FANCLUB「HYPSTER」※ムビチケの販売は、劇場公開前日まで。※ムビチケカード1枚につき、クリアファイル1枚が付属。※特典は非売品です。転売目的のご購入はご遠慮ください。※画像はイメージです。実際の商品と異なる場合がございます。※舞台挨拶等、特別興行にはご利用いただけない場合がございます。詳細はこちら:■ヒプノシスマイク公式ファンクラブ「HYPSTER」の入会はこちら:映画特設サイト:ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Movie
2024年11月11日フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の作品が、今日までどのようにして伝えられてきたのか。ゴッホの家族が受け継いできたコレクションに焦点を当てた展覧会『ゴッホ展家族がつないだ画家の夢』が、2025年から2026年にかけて大阪市立美術館、東京都美術館、愛知県美術館で順次開催される。フィンセント・ファン・ゴッホ 《グラジオラスとエゾギクを生けた花瓶》 1886年8-9月油彩、カンヴァス46.5×38.4cmファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)同展は、ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てた日本初の展覧会となる。フィンセントの画業を支え大部分の作品を保管していた弟のテオは、兄の死の半年後に生涯を閉じ、膨大なコレクションは、テオの妻、ヨーが管理することとなった。ヨーは、義兄の名声を高めることに人生を捧げ、作品を展覧会に貸し出し、販売し、膨大な手紙を整理して出版。さらに、その息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないため、フィンセント・ファン・ゴッホ財団をつくり、美術館の設立に尽力した。フィンセント・ファン・ゴッホ 《種まく人》 1888年11月油彩、カンヴァス32.5×40.3cmファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)アムステルダムのファン・ゴッホ美術館には、フィンセント・ファン・ゴッホの約200点の油彩や500点にのぼる素描をはじめ、手紙や関連作品、浮世絵版画などが所蔵されているが、そのほとんどは1973年の開館時に、フィンセント・ファン・ゴッホ財団が永久貸与したものだ。「傘を持つ老人が描かれた、フィンセント・ファン・ゴッホからアントン・ファン・ラッパルトに宛てた手紙」 1882年9月23日頃ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)Van Gogh Museum, Amsterdam (purchased with support from the Vincent van Gogh Foundation, the Mondriaan Fund, the Ministry of Education, Culture and Science, the VSBfonds and the Cultuurfonds)同展では、ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、ファン・ゴッホの作品30点以上にくわえ、日本初公開となるファン・ゴッホの手紙4通などで初期から晩年までの画業をたどるほか、ファン・ゴッホが集めた作品なども紹介。家族が守り受け継いできたコレクションを紹介する。<公演情報>『ゴッホ展家族がつないだ画家の夢』【大阪展】会場:大阪市立美術館会期:2025年7月5日(土)~8月31日(日)【東京展】会場:東京都美術館会期:2025年9月12日(金)~12月21日(日)【愛知展】会場:愛知県美術館会期:2026年1月3日(土)~3月23日(月)※予定
2024年11月11日2025年1月2日(木) から26日(日) にかけて浅草公会堂で上演される「新春浅草歌舞伎」に出演する中村橋之助、中村鷹之資、中村莟玉、中村玉太郎、市川染五郎、尾上左近、中村鶴松が11月11日、都内で行われた製作発表会見に出席し、意気込みを語った。次代の歌舞伎界を担う花形が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」は、“若手歌舞伎俳優の登竜門”として40年以上にわたり広く愛され、初春行事として定着し、浅草の正月の風物詩として広く愛され親しまれている。若手が大役に取り組み、互いに切磋琢磨する成長、飛躍の場としてはもちろんのこと、歌舞伎の伝承という意味合いでも、重要な役割を担っている。2025年「新春浅草歌舞伎」チラシビジュアル2015年より出演していた尾上松也を中心とするメンバーが、2024年1月の公演をもって区切りを迎え、2025年の「新春浅草歌舞伎」には装いも新たに、若さ溢れる俳優陣が熱い舞台を披露する。会見で、橋之助は、松也ら先輩たちから受け取ったという“バトン”を披露し「このバトンに誓って、僕たちの代も一生懸命に(自分たちの色に)染めてまいりたいと思います。もっと大きく、重いバトンにできるように、体当たりで勤める覚悟でございます」と決意表明した。先輩たちから受け取ったという“バトン”を披露し決意表明する橋之助初座頭を担うことについては、「7人が全員座頭で同じ思い。熱く熱く同じ方向を向いて走り抜けられる、一致団結できる思いをもって勤める公演で、お客様の明日の活力になるパワー溢れる公演にしたい」と誓いの言葉。昼夜で上演される演目『絵本太功記(えほんたいこうき)尼ヶ崎閑居の場』夜の部で、武智光秀を演じることになり、「プレッシャーもありつつ、アドレナリンが湧いて、一旗あげてやるぞという思い、前に進む力を強く感じた」と意気込んだ。『絵本太功記』で武智光秀役を勤める染五郎は祖父・松本白鸚に教わるそう昼の部で、武智光秀を勤める染五郎は「お役も祖父に教わることになりましたので、楽しみですし、祖父も張り切っているようでうれしいなと思います」と、松本白鸚から受ける教えに期待感。一方、父の幸四郎は光秀を1日しか演じたことがないといい、「父は『先を越されちゃった』と悔しそうでしたが、父も張り切って教えてくれるようでしたので、そこは楽しみです」と笑顔を見せた。出演の喜びを語る鷹之資鷹之資は「ずっと出たい出たいと思っていた」と声を弾ませ、「この世代のメンバーでがっつり組んでお芝居するのは、初めての機会なので、期待でいっぱい。演目も古典の大作なので、勉強させていただく」と抱負をコメント。「先輩たちが作ってくれたチームワークを引き継げれば」(莟玉)莟玉は、会見場の前列に座る状況に「今までは松也兄さんたちと一緒が当たり前でしたが、今日は目の前がガランと空いていて、『うわあ、自分の番が来たんだ』と不安もある」と本音を明かし、「バトンを渡していく責任もあるが、先輩たちが作ってくれたチームワークを引き継げれば」と語った。「新しい環境でワクワクもしています」(玉太郎)「菊五郎劇団の名に恥じないように」(左近)「恥をかけるだけかいて、今後につながるようなお芝居をしたい」(鶴松)さらに「同世代の役者はパワーがあるので、つぶされないかなと不安もありますが、新しい環境でワクワクもしている」(玉太郎)、「菊五郎劇団の名に恥じないよう、成長することで、いつか恩を返せるように、浅草の舞台に立たないといけない」(左近)、「勘九郎、七之助の兄さんが僕よりも喜んでくれて、叱咤激励をいただいた。大きなお役を勉強させていただき、恥をかけるだけかいて、今後につながるようなお芝居をしたい」(鶴松)と、新春を彩る若手俳優陣は闘志を燃やしていた。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>「新春浅草歌舞伎」【第1部】11:00~一、『絵本太功記尼ヶ崎閑居の場』二、『道行旅路の花聟落人』【第2部】15:00~一、『春調娘七種』二、『絵本太功記尼ヶ崎閑居の場』三、『棒しばり』出演:中村橋之助、中村鷹之資、中村莟玉、中村玉太郎、市川染五郎、尾上左近、中村鶴松ほか2025年1月2日(木)~1月26日(日)※19日(日) 第2部は、「着物で歌舞伎」開催会場:東京・浅草公会堂チケット情報()公式サイト
2024年11月11日MY FIRST STORYが、映画『BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』の主題歌として書き下ろした「BREAK IT DOWN」を配信リリースした。2025年1月31日(金)より全国公開の映画『BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』は、ブレイキングダウンの顔ともいえる格闘家・朝倉未来と起業家・溝口勇児が映画界に挑戦。監督に『クローズZERO』で不良バトルジャンルを開拓した三池崇史を迎え、オーディションにて選出したW主演と豪華キャスト陣で描く新世代の不良バトル映画。その主題歌として配信された「BREAK IT DOWN」は、重厚で壮大なロックサウンドのなかで、主人公の挑戦と決意を描かれた楽曲。カップリング曲には、同映画の挿入歌となる「鴉」を収録。シンプルなバンド・サウンドだからこそ、Hiroの力強い歌声と真っ直ぐな思いが感じられる楽曲となっており、MY FIRST STORYの幅広い音楽性を感じられる2曲入りシングルだ。映画『BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』予告<作品情報>映画『BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』2025年1月31日(金) 全国ロードショー<リリース情報>シングル『BREAK IT DOWN』配信中【収録曲】M-1. BREAK IT DOWN(作詞:Hiro,nana hatori/作曲:MY FIRST STORY,CHIMERAZ)M-2. 鴉(作詞作曲:MY FIRST STORY,CHIMERAZ)配信サイト: FIRST STORY オフィシャルサイト:
2024年11月11日チャンネル登録者が1000万人を突破し、日本発の音楽ジャンルYouTubeチャンネルとして存在感を放ってきた「THE FIRST TAKE」が、チャンネル開設から5周年を迎えるにあたり、初となる一発撮りのパフォーマンスを生配信する企画「REAL TIME THE FIRST TAKE」を開催することを発表。 併せて、"ラヴソングの王様"として名を馳せる鈴木雅之、マルチクリエイターこっちのけんとの2組が出演することが決定した。「THE FIRST TAKE」はこれまでにも、コロナ禍ではアーティストの自宅から音楽を届ける「THE HOME TAKE」、無観客のオンラインフェス「THE FIRST TAKE FES」、アーティストの内面に迫ることのできる没入型ライブ体験「INSIDE THE FIRST TAKE」、さらに今年8月から始動した「FLASH THE FIRST TAKE」など、さまざまな企画を発表。今回5年目の新たな試みとして、初となる一発撮りのパフォーマンスを生配信する企画「REAL TIME THE FIRST TAKE」を開催することとなった。また、「THE FIRST TAKE」のオフィシャルSNSでは11月12日(火)15時より「#リアタイファーストテイク_質問募集中」にて2組のアーティストへの質問を募集。採用された質問は、当日一発撮りパフォーマンス生配信直後のインタビューにて使用される予定。さらに、「THE FIRST TAKE」で公開された名曲の数々に寄せられた視聴者の声をもとに、「かわいい」「かっこいい」「懐かしい」「ヤバイ」という声の多かったコンテンツを一挙プレミア公開する特別企画『THEFIRST TAKE / ONLINE FES “YOUR VOICE”』を2週にわたり、計4日間開催。「THE FIRST TAKE」で公開中の500以上のコンテンツの中から、【DAY1】11月16日(土)は、「かわいい」、【DAY2】11月17日(日)は、「かっこいい」、【DAY3】11月23日(土)は、「懐かしい」、【DAY4】11月24日(日)は、「ヤバイ」という声が多く寄せられた楽曲をプレミア公開。視聴者のリアルな声をもとに構成された1日30曲、合計120曲を堪能できるスペシャルな4日間となる。「REAL TIME THE FIRST TAKE」SPECIAL TEASER<番組詳細>一発撮り生配信「REAL TIME THE FIRST TAKE」11月15日(金) 19:00スタート出演アーティスト19:00 こっちのけんと20:30 鈴木雅之5周年特別企画 「THE FIRST TAKE / ONLINE FES “YOUR VOICE”」DAY1「KAWAII VIBES」11/16 (土) 20:30〜DAY2「COOL ZONE」11/17 (日) 20:30〜DAY3「NOSTALGIC HOUR」11/23 (土) 20:30〜DAY4「AWESOME NIGHT」11/24 (日) 20:30〜YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」 FIRST TAKE Instagram:
2024年11月11日2025年2月14日(金) に日米同時公開される映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の最新予告とポスタービジュアルが公開された。本作は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に次ぐ『キャプテン・アメリカ』シリーズの最新作。主人公は、ヒーロー引退を決めた“初代”キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから盾を託されたファルコンことサム・ウィルソン(演:アンソニー・マッキー)。サムは、“キャプテン・アメリカ”という重圧に葛藤しながらも、スティーブの意思を継ぐことを決意する。日本版特報が公開された際は、正式にキャプテン・アメリカを受け継いだサムが誰が味方で誰が敵かさえもわからない陰謀に巻き込まれていく姿、そして空中戦など激しいアクションシーンを予感させた本作。最新予告映像では、さらに勢いを増したアクションシーンに加え、よりキャプテン・アメリカらしい重厚なストーリー展開とサスペンス要素がふんだんに詰まった内容となっている。映像は、ハリソン・フォード演じるアメリカ大統領サディアス・ロスを銃撃した容疑者として逮捕されたサムの友人イザイア・ブラッドリー(演:カール・ランブリー)に、サムが「何があった?」と問いただすシーンから始まる。「気をつけろ、キャップ、何かがおかしい」とイザイアが忠告するなか、サムの協力者であり、スーツを託され“ファルコン”を襲名したアメリカ陸軍中尉ホアキン・トレス(演:ダニー・ラミレス)と共に真実を突き止めようと奔走するサムだったが、次第に様々な過去の因縁と巨大な陰謀に巻き込まれていく。また、ファルコンのような翼で空を駈け、受け継いだ盾を駆使するサムにしかできないキャプテン・アメリカの戦い方で魅せるなか、「君はスティーブ・ロジャースにはなれない」とサムの前に立ちはだかり、暗躍するロス大統領が突如レッドハルクに変身し、キャプテン・アメリカへ襲い掛かる姿も。シールド×翼で空を駆けめぐる空中戦のほか、投げつけられた車を翼で一刀両断する激しい地上戦など迫力あるアクションシーンの数々。そしてなぜ、アメリカ大統領はレッドハルクへ姿を変えキャプテン・アメリカと戦うことになったのか。期待がさらに高まる映像となっている。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』最新予告<作品情報>『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』2025年2月14日(金) 日米同時公開(C)2024 MARVEL.
2024年11月11日11月10日、東京・Zepp DiverCityにてツアーファイナルとなる『TATUYA ISHII ROCK TOUR 2024「STONE ROCK’S GIG」』が開催された。石井竜也ならではのROCKを全編に披露したライブ。最後には、サプライズでガチャピンとムックが、ROCKツアーファイナルと石井のデビュー40周年突入のお祝いに駆けつけ、ポンキッキーズテーマ曲の「花まつり」を一緒に披露。会場のファンを盛り上げ、最高のエンターテインメントに満ち溢れるライブとなった。石井は、「今回のツアー、ライブに関して、自分でもこういうROCKを中心とした演出や内容の事をやりたかったんですよ。とにかく歌を中心としたROCKのライブ、自分としては、夢のライブでしたね。歌魂というか、それを出すことを大切に考えました。久しぶりに声が枯れるまで歌ったなあって、満足感があります。ライブをサポートしてくれたミュージシャンも回を重ねる度に、バンド感が増していってライブに対する安心感も感じました。このライブツアーをやってあらためて歌って、一生懸命に歌う事が、一番かっこいいじゃないかと実感しました」とコメントしている。また、12月25日(水) にリリースされるニュー・アルバム『STONE ROCK’S』の収録曲が発表された。代表曲「RIVER」やJESSE(RIZE / The BONEZ)をゲストに迎えた「What Are You Up To Next」を含む26曲に加え、石井ならではのROCKサウンドが印象的な新曲2曲も収録。9月23日の札幌公演を皮切りに、全7公演開催されたROCKツアー『TATUYA ISHII ROCK TOUR 2024「STONE ROCK’S GIG」』のライブBlu-rayと、2CDの完全生産限定盤で、BOXには昨年好評を博したアクリルスタンドをはじめ、今作のジャケット写真のイメージを踏襲するオリジナルTシャツも封入された豪華仕様となっている。<リリース情報>『STONE ROCK’S』2024年12月25日(水) リリース価格:15,000円(税込)【完全生産限定盤】2CD+Blu-ray(ライブ)仕様:オリジナルTシャツ(サイズXLのみ)、アクリルスタンド、豪華BOX、デジパック※Tシャツ(XL):サイズ :着丈77.5cm/身幅58.5cm/肩幅53.5cm/素材 綿100%Tシャツアクリルスタンド【収録内容】■DISC101. TRAUMA02. LINE03. BODY RHYTHM04. What Are You Up To Next feat.JESSE05. Where is Heaven06. BROKEN TOYS(新曲)07. 夢の迷い道で08. 歩いて行こう09. RAIN SONG10. NAMELESS11. GARDEN ROSE12. GREY ZONE13. 天使の標的14. 旅の途中で■DISC201. FOGGY EARTH(新曲)02. AFFECTION03. RIVER04. 闇に光が05. TAKEN06. THIS WAY ~反逆の愛情~07. DREAM BOY08. VIBRATION feat.MICRO from HOME MADE 家族09. 砂漠へ行こう10. WIND BLOWS11. 勇気の言葉12. DARKNESS FIELD feat.MICRO from HOME MADE 家族13. POKER FACE feat.MICRO from HOME MADE 家族14. 幻想の理想購入リンク:<コンサート情報>『石井竜也オーケストラコンサート2025「EARTH MIND」』2025年2月22日(土) 東京・日本青年館ホール開場 16:45 / 開演 17:30出演:石井竜也音楽監督:光田健一演奏:EARTH MIND ORCHESTRA、光田健一(pf)、長谷川友二(g)、土井孝幸(b)、新村泰文(ds)、ゆうき(cho)【チケット】(全席指定・税込)S席:12,000円A席:9,000円※未就学児の入場不可一般発売:2025年1月18日(土) 10:00~石井竜也 公式サイト:
2024年11月11日THE RAMPAGEのメンバー16人がそれぞれの個性を引き出した書籍を2024年7月から12ヵ月連続で刊行する大型企画「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS」。11月7日(木)にはTHE RAMPAGEの派生ユニットMA55IVE THE RAMPAGEの初となるスペシャルブック「MA55IVE THE RAMPAGE スペシャルブック『MA55IVE』」が発売された。MA55IVE THE RAMPAGE はLIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、鈴木昂秀による5人組ヒップホップグループだ。スペシャルブックはビジュアルページのほか、インタビュー、ライブやアルバムレコーディングの裏側など、MA55IVE THE RAMPAGEの魅力が詰まった一冊となっている。この本の魅力、グループとしての今後の目標について聞いた。この本を見て興味を持ってもらって、曲を聴いていただければ――この企画を聞いたときの印象はいかがでしたか?鈴木昂秀(以下、鈴木)MA55IVEとしてこうやってスペシャルブックが出せるのは素直に嬉しいですね。プロモーションにもなりますし、自分たちの今までの実績も描いていただいています。自分たちも改めて見たらおもしろい作品になりました。――本を拝見させていただいたんですけど、写真もかっこいいですし、インタビューも盛りだくさんで読み応えもたっぷりですね。浦川翔平(以下、浦川)濃厚ですね。神谷健太(以下、神谷)うん、たっぷり濃厚な内容になっています。――本を見ての感想ですとか、気に入ってるポイントなどありましたら、教えていただきたいです。神谷山彰の紹介のされ方がね。山本彰吾(以下、山本)テキーラおじさん……。浦川なんなら神谷さんが言ってますよ。「最近散りがちなテキーラ大好きおじさん。ブログが朝」神谷ブログをいつも朝に更新してるから。山本これが、どこでも止まらずに僕のところまで来たってことは、多分みんないいなって思ってるってことなんですよね。僕が直したら逆に嘘ついてるみたいになるから、修正なしでいきました。浦川リアルを届けている、っていう。山本フィルターなしのそのままでお届けしてるんだよな、これ。LIKIYA――ちなみに散りがちってどういう……。山本寝がちなんですね。浦川パソコンがシャットダウンするときみたいに、ちゃんと落ちるんですよ(笑)山本平和です(笑)。僕はリハーサルとかレコーディング中の写真ですね。自分が撮られていると全く意識していないんです。浦川確かにわりと素が出てますね。「カメラ入らせていただきます」と言われるぐらいで、僕らも気にしてない。鈴木(写真を観ながら)うん。なんか懐かしいね。山本こういう写真は素が出ていいかもしれないね。神谷ライブの写真もいいな、と思いますね。全部ではないですけど、この1冊である程度MA55IVEの活動が分かるので、そこはいいところかな。――初心者の方にも伝わりそうな。神谷本当は曲を届ける人たちなので、そこは分からないですけど、活動は分かりやすいですね。この本を見て興味を持ってもらって、曲を聴いていただければ嬉しいな、と思います。――LIKIYAさんはいかがですか?LIKIYAメッセージをもらえているのは嬉しいですね。これまで携わってきた方々が僕らを俯瞰で見て、これからどうなってほしい、というHIROさんのメッセージとか。ファンのみなさんにも、これを見て僕らがどういう道を歩んでいくのか気になってくるのかな、と思います。僕らの生い立ちについて語っていたりもするので、そういうところも見てほしいですね。--それぞれへのクエスチョンページもすごいですね。浦川個人の写真のあとに載っているものですよね。おもしろいですよね。山彰さんの最近の夢も載ってたし、あと昂秀とケンカしたとか(笑)。鈴木それが載ってるのおもしろいな。浦川お互いに読んでもおもしろいんですよね。LIKIYAさんが最近始めたもの、「たまごっち」!LIKIYAでも、もうやめたから(笑)。浦川翔平――浦川さんはお気に入りのところ、ありますか?浦川初心者の人も、っていう話が出ましたけど、僕らの足跡も載っていたりして。はたから見たら完成されたビジュアルなんですけど、読めば読むほどラフな部分が見られるんですよ。この1冊で二面性が見られるので、より近くに感じてもらえるのかな、と思います。特に、後半部分はおちゃめだったりおもしろかったり、素の部分もたくさん出しているので。各セクションに味わいがあるので、最初から最後まで熟読していただきたいですね。MA55IVEだからこその「フッ軽」さ山本彰吾――2024年はライブ、アルバムリリース、映画やアニメの主題歌担当など盛りだくさんだったかと思います。今年の活動で思い出深いものはありますか?神谷僕はツアーですね。今年、初めてツアーを回らせていただいて、公演数が少なかったのが心残りですけど、次に向けて大事な経験になったな、と思います。もっとおもしろいことができると思うので、来年またツアーができるならチャレンジしていきたいですね。鈴木僕はアルバムのリリースですね。今まではMA55IVEの色や形というのは、自分たち自身でもできていたつもりだったんですけど、やっとこのアルバムで、音楽性というところで世の中と一緒のベクトルに並んだかな、と。あとはこれを機にツアーもやりたい、だとかMA55IVEとしての軸ができたという意味ではすごく思い出深いですね。本当にグループとしていろいろ動けた年ではないかと思います。――クリエイティブ面においても、みなさんご自身でやってらっしゃるかと思うんですが、MA55IVEの活動の中で大切にされているのはどういったことですか?浦川フットワーク軽くあること。音楽をずっと追い続けること。例えば、ジャージードリルが流行っているときにそれをキャッチするっていう音楽に対するアンテナはTHE RAMPAGEとはもう比にならないぐらいスピード感を大事にしていますね。神谷健太――MA55IVEだからこそ、そういうフッ軽も実現する?浦川物理的にそうですね。鈴木普段は16人で活動しているので(笑)。5人となると簡単なことを言うとLINEの確認も、制作する時間もそうですし、全体的に効率がいいっていうのはありますね。浦川16人だと、普通にライブハウスでライブはできないもんね。鈴木ファンの人と一緒により近くでコミュニケーションをとれる場所も作れますし、そのフッ軽精神、確かにありますね。LIKIYA一番大事にしているのは音楽で楽しんでるというか。気を張らずに、遊びの延長って言ったらあれですけど、そういう感覚の方が楽しいものが生まれるのかな、とは思います。THE RAMPAGEでは目標を立てて、こういう道のりで、みんなでここに向かっていこう、ということは決めたりもしているんですけど、MA55IVEはいろんなところに行けるな、というか。そういうフリーマインドで活動しているグループなのかな、ということは話はせずとも雰囲気でやっている感覚はあります。MA55IVEがこれから目指す先は鈴木昂秀――LIKIYAさんは思い出深い出来事、ありますか?LIKIYAリリースパーティーでそれぞれの地元に行ったことですかね。なかなかTHE RAMPAGEで行く機会もなかったので。メンバーが想いを募らせて泣いていることもありました(笑)一同ははは!LIKIYA親が来たり、それはなかなか新鮮なことだったのかな、と思いますね。浦川僕も地元でライブしたことですね。鈴木一番泣いてたんで。浦川びっくりするぐらい泣けましたね。でも、ただ地元でライブやったから泣いたというよりは前々日に鈴木と一緒に長崎に入っていたんですけど、そのストーリーが全て涙にも繋がっているんですよ。出会う人、出会う人が全員チケットを買ってきてくれていたんです。――すてきですね。浦川兄貴も来たし、元ダンスの同期のお母さん、同級生が来たり、20人ぐらい来て、そんなに来る?ってぐらいでした。さすがにおじいちゃん、おばあちゃんの顔が見えたら、涙出ちゃいました。それぞれの地元が温かったですね。鈴木さんは横浜で。溝の口からは外れてましたけど。鈴木僕は川崎生まれなんですけど、横浜の方でライブをさせていただきました。浦川まあ、いつか!いつかやろう、また。鈴木いつかまた溝の口で。――溝の口……うん、そうですね。浦川うん(笑)。鈴木川崎市でね(笑)。――川崎はライブハウスもありますし!浦川そうですね!(笑)やれる機会があれば。――最後、山本さんはいかがですか?山本アルバムを新しいプロデューサーの人たちと作品を作れたことですね。Chaki ZuluさんとDJ DARUMAさんに入ってもらって、新しいMA55IVEが見られたかな、というのはありますね。それが一番嬉しかったですし、経験できたことで、次はどうしようかな、って考えています。――来年に向けてもわくわくがあるような。山本そうですね、もちろん!――今年の活動を経て、今の時点で次の目標は?山本海外に向けてのアプローチですね。鈴木ちょうど話していたところなんです。LIKIYAやっぱり、海外では1回やりたいということはずっと言ってたしね。あと僕らの音楽性としても、海外でどういう反応をもらえるのかは気になっていた部分ではあります。鈴木タイのイベントを観に行ったときも、こういうところに出たいね、とか、出てもいけるんじゃないとか、話していました。お客さんの層も日本よりはヒップホップ文化が進んでいる国でもあると思うので、エッセンス的に僕らと合うんじゃないかなとか、今ちょうど話している段階ではあります。目指すは海外ですね。それぞれのリフレッシュ法は?――本の中にもみなさんで呑みにいかれている様子が掲載されていますが、普段のプライベートでのリフレッシュ方法を教えていただきたいです。神谷僕はお酒なんですけど……ちょっとおもしろくないな。あ、でも最近、自分が作ったことない料理を作るようにしていますね。――作ってみておいしかったな、というものはありますか?神谷チーズが苦手というか、あまりご飯として受け入れていないんですけど、豚バラでチーズとシソを巻いて焼きました。――おいしそう!神谷でも、自分で食べて夜ごはんじゃないな、って思っちゃったんですよね(笑)。あと和食にハマってます。作る量を調節できない人なので、いつも作りすぎちゃうんですけど、ナスの煮浸しとか煮物とかは作りますね。浦川ひとりでカラオケに行ったりするんですけど、個室じゃないところで歌って、カウンターに座っているおじさんたちに「この人うまいな」って振り向かせるのがリフレッシュです。スナックとか探して行っちゃうんですよね。山本この間、ジョイポリスに行って、楽しかったなあ。浦川甥っ子系だ。神谷いいなー。山本普通におもしろいなって。甥っ子を抱きかかえて、これでもかと楽しんできました。アトラクションも多くてほかにも乗りたいものがありましたし、楽しかったです。久しぶりにゲームセンターとかも行きたいですね。鈴木僕は朝起きて、海鮮市場に行く。浦川あー、言ってたな。鈴木今月だけで3回ぐらい行ってます。--すごい!浦川行き過ぎでしょ。鈴木1人とか友達とか、ゲーム友達とかとも一緒に行っています。海鮮市場に行ってそこで海鮮丼を食べるのもいいんですけど、自分で魚が買えるのでそこで牡蠣とかいろんな海の幸たちをおうちに買って帰って鍋に入れてガンガン焼きとかして、その後また遊びに行ったりしてますね。浦川タフだね、本当に。LIKIYA僕は最近、緑に触れたり。鈴木最近LIKIYAさん、ネイチャー系男子なんです。LIKIYAそうですね、川に行ったり。鈴木この前も朝にジム終わった後、「よし川行ってこよ」って。LIKIYA等々力渓谷とか。いまは閉鎖されちゃってるんですけど。浦川リモート会議のときにLIKIYAさんが音声オンにしたらセミの声が聞こえて。一同ははは!浦川「了解です」って言ったあとに、「みーん!」って。森感がすごかったです。LIKIYAさん、いま行ってるんだ!?って(笑)LIKIYA言われて、「バレた」って思いました(笑)。でも、リモート会議だから。神谷そう、全然、悪いことじゃないから。鈴木リフレッシュだから。LIKIYA行かせてもらっています!★「BOYSぴあ編集部」Xアカウントをフォロー&リポストで、5人のサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】①BOYSぴあ編集部( @boys__pia() )のXアカウントをフォロー。②該当ポストを応募締め切りまでにリポストしてください。【応募締め切り】2024年11月25日(月) 23:59までMA55IVE THE RAMPAGEのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】①本アカウント( @boys__pia() )をフォロー②本投稿をリポスト※応募締め切り:2024年11月25(月) までインタビューはこちら! @therampagefext() @GL16_TRB() #MA55IVE() #THERAMPAGE() pic.twitter.com/a8YYwkpJzz()— BOYSぴあ編集部 (@boys__pia) November 11, 2024()【注意事項】※当選者の方には11月26日(火) 以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。MA55IVE THE RAMPAGE スペシャルブック『MA55IVE』発売中! THE RAMPAGE 著幻冬舎 刊¥2,970(税込)撮影/友野雄、取材・文/ふくだりょうこスタイリスト/立松秀顕(TEN10)ヘアメイク/ウエノアヤコ(KIND)谷川一志(KIND)衣装協力/《浦川》スウェット¥36,300/ボディソング(ティーニー ランチ)パンツ¥68,200/ヤーン(ヌビアン)シューズ¥26,400/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)ネックレス¥39,600/スパーキング(フェノメナル)その他/スタイリスト私物《LIKIYA》ニット¥38,500/メイヨーフォーゲットミーノット、ネックレス¥33,000/スパーキング(ともにフェノメナル)パンツ¥11,000/コッパー リベット(グロウアラウンド)その他/スタイリスト私物《神⾕》ニット¥36,300/ニューオーダー、パンツ¥31,900/アナーキスト テーラー(ともにシアンピーアール)その他/スタイリスト私物《⼭本》カーディガン¥226,600/セントマイケル(ヌビアン)トップス¥13,200/カイキ(エスティーム プレス)シューズ¥5,500/トゥルーパー、ネックレス¥14,080/イーブイエーイー(ともにグロウアラウンド)その他/スタイリスト私物《鈴⽊》ニット¥170,500/ピーディーエフ(ヌビアン)パンツ¥74,800/リコール(エスティーム プレス)その他/スタイリスト私物《ショップリスト》TEENY RANCH(ティーニー ランチ)03-6812-9341ESTEEM PRESS (エスティーム プレス)03-5428-0928CONVERSE INFORMATION CENTER (コンバースインフォメーションセンター)0120-819-217Sian PR(シアン ピーアール)03-6662-5525NUBIAN (ヌビアン)03-6447-0207phenomenal (フェノメナル) instagram @phenomenal_japanGROW AROUND (グロウアラウンド)03-5489-4333
2024年11月11日コピーバンドから自我をもったバンドへと変貌Like~an~Angel(読み:ライク アン エンジェル)とは、誰もが知るL’Arc~en~Ciel(読み:ラルク アン シエル)のコピーバンドである。そのライクがいま、コピーバンドという肩書きを超える飛躍を遂げているのをご存じだろうか。ライクの生みの親は、あのtetsuya(B)だ。ラルクの生みの親であり、バンドリーダーをつとめる彼は、現在もラルクとして活動中である。そんな彼が、本家のコピーバンドを作る。こんなことは、世界にも例のないことで、それを思いついたらやってしまうのがこの人の凄いところなのだ。もちろんその発想の裏には、現在ヴォーカルに専念しているTETSUYA名義のソロに加えて、ラルクのベーシストとして腕がなまらないようにベースを弾く機会を増やしたいというプレーヤーとしてのシンプルな欲求。さらには、どうせ弾くならライヴの本数が少ないラルクのコピーバンドをやることで、ファンが望んでいたとしてもなかなか披露できない過去のレア曲をどんどん演奏して、定番曲以外のラルクの素晴らしい曲をプレイしたら、ファンも喜んでくれるんじゃないか。コピーバンドなら小回りがきくので、いろんな時期、いろんな場所に行って、ラルク以上にたくさんライヴの本数ができるんじゃないかというバンドリーダーならではの考えもあったに違いない。そんな思いを語ることなく、tetsuyaはtetsuyaらしく、ライクの登場の仕方から、遊び心たっぷりのトリックを仕掛けて世の中を驚かせていったのはさすがだった。まず、自身のX、Instagramのアカウントを通して、謎のバンド“Like~an~Angel”が1st ライヴを行なうことを突然告知。告知した日が2023年4月1日だったため、これはエイプリルフールにちなんだジョークなのか本当なのかと、当然世間は大騒ぎ。そこから、tetsuya以外のメンバーの名前は伏せた状態でライクがL’Arc~en~Cielのコピーバンドあることやヴォーカルの歌声を徐々に解禁していったなかで、ライクは同年5月30日に1stライヴを開催した。本家であるラルクが初めてライヴを行なった記念すべき日に、1stライヴを重ねるところまでtetsuyaの「みんなを楽しませたい」という遊び心が満ちあふれていた。そうして、ライヴが幕を開け、なによりもオーディエンスを震え上がらせたのは、hydeそっくりな歌声を持つヴォーカルの存在だった。「みんなの想像の上いってた?」とその様子を見て、ご満悦の様子だったtetsuya。このライヴで、tetsuya以外のメンバーが、hibiki(Dr)とreno(G)、外国人のjekyll(Vo)であることがステージ上で初めて明かされた。この初ライヴから4カ月後、ライクは10月7日、日比谷公園大音楽堂でワンマンライヴ<PARALLEL WORLD2023>を開催。このときは、出演できなかったrenoの代わりにsaki(G)とhiro(G)の2人がギタリストとして参加し、ここで初めて5人編成のライクが登場。こうして、次々と世間を騒がせていったライクは、2024年に入るとさらにギアをあげ、これまで単発ばかりだったライヴを、初めてツアーという形に切り替えて<CLUB CIRCUIT2024L’Aclassic>と題して、全国展開でライクをお披露目していった。そうして、ライク初のツアーは大成功を納めてフィニッシュ。このときのライクは、tetsuyaにjekyll、reno、saki、hibikiを加えた5人編成で、tetsuyaは今後もこの編成、このメンバーでライクを継続してくという。このツアーから、ライクはラルクのコピーバンドという肩書きからはみ出すように自由に羽を広げて、Like~an~Angelという自我を持った単体の“バンド”へと変貌していったのだ。個々のメンバーが魅力的な、全員が光るバンドへ毎回、メンバー個々のキャラクターを引き出すようなスタイリッシュなスタイリングも印象的なライク。これを担当しているのは、自らSTEALTH STELL’Aというファッションブランドのクリエイティヴディレクターを務めるtetsuya。ファッション同様、1stライヴではそんなtetsuyaが中心となっていたMCもどんどん彼の手を離れ、いまではrenoとhibikiが絶妙なトークを繰り広げる“REMEMBER ME”という漫才(笑)ユニットまで誕生。日本語がしゃべれないjekyllと英語が苦手なrenoのヘンテコなからみあい、紅一点であるsakiはバンド内ではヘドバン番長である反面、それ以外では親しみやすいファンサを繰り出すなど、メンバー各々が自身をどんどんアピールするようになっていった。プレイ面でも、そこは明らかに変わった。バンドが立ち上がった当初は、ラルクのレアな楽曲が聴けることに加え、tetsuyaの複雑なフレーズを屈指し、リズム隊というイメージを飛び越えて、華やかなパフォーマンスとともに歌うベースをこのシーンに確立していった超絶プレイ。それが間近で見られるというのが大きな動機となって、ライクを観にくるファンが圧倒的に多かった。だが、現在のライクはメンバー全員から目が離せない。日本語は話せないながらも日本語の歌詞をすべて暗記し、発音もパーフェクトな状態で、アップテンポから壮大なバラードまでその世界観を構築しながら歌うjekyllのヴォーカル力は、いつの間かこのバンドの基盤を支える大きな柱となり、その存在感はライヴを重ねるごとに圧倒的なものに。さらに、ViViDやソロ、サポートで腕を磨いてきたrenoと、Mary’s Blood やNEMOPHILIAを始め国内外のメタルシーンでキャリアを積んできたsaki。その2人が、役割をうまく振り分けて織りなすツインギターならではのサウンド感。現在所属しているヴィジュアル系メタルバンドの摩天楼オペラを始め、自慢の高速パワードラムで様々な現場で活躍中のhibikiが、派手なパフォーマンスとともに繰り出すパワフルなドラミングに合わせて、どんどんたくましさを増していくtetsuyaのベースの音色、フレーズ。それらすべてが絡み合って1つのグルーヴとなり、今回のツアーの「いばらの涙」や「GOOD LUCK MY WAY」などに見るダイナミックなパフォーマンスが生まれていったのだ。こうして、いままさにラルクの楽曲をコピーしながらも、4人編成のラルクでは味わえない“ライクサウンド”というものを手にしてしまったLike~an~Angel。彼らがコピーバンドという肩書をはみ出していった姿は、U-NEXTのライヴ配信で見られるので、ぜひそこで確認してみてほしい。そうして、今後このライクが、バンドとしてどう飛躍していくのか。その大切な一歩目を踏み出す姿を、2025年4月26日、東京・EX THEATER ROPPONGIで開催するワンマンライヴで確認してほしいと思う。Like〜an〜Angel CLUB CIRCUIT 2024 L’Arclassic【配信詳細】ライヴ配信:11月10日(日)19:30~ライヴ終了まで見逃し配信:配信準備完了次第~11月24日(日)23:59まで【出演】Like~an~AngelVo.jekyllG.renoG.sakiB.tetsuyaDr.hibiki【配信公演】10月3日東京都・Spotify O-EAST 公演(取材・文/東條祥恵)
2024年11月11日KinKi Kidsが、『KinKi Kids Concert 2024-2025 DOMOTO』を12月31日(火)、1月1日(祝・水)大阪・京セラドーム大阪、1月12日(日)、1月13日(祝・月)東京ドームにて開催することを発表した。また、11月15 日(金)オンエアの 文化放送(25:30-26:00)「KinKi Kids どんなもんヤ」は、KinKi Kids ふたりでの出演となる。<ライブ情報>『KinKi Kids Concert 2024-2025 DOMOTO』大阪・京セラドーム大阪2024年12月31日(火)18:00開演2025年1月1日(水・祝)17:00開演東京・東京ドーム2025年1月12日(日)18:00開演2025年1月13日(月・祝)17:00開演【チケット情報】チケット料金:11,000円(税込/全席指定)チケット受付期間(抽選)1次抽選受付:11月12日(火)12:00~11月18日(月)23:59まで2次抽選受付:11月27日(水)12:00~12月1日(日)23:59まで特設サイト: KIds オフィシャルサイト:
2024年11月11日ひなたぼっこ、みたいな人だ。彼がいるだけで、周りがぽかぽかと温かくなる。不要な威圧感や緊張感を人に与えない。坂口健太郎の周りには、野の上でまどろむようなのどかな時間が流れている。なぜ坂口健太郎はこんなにも健やかでいられるのか。その言葉から見えてくるのは、何かと息苦しい令和の時代に必要な“他者と自分との距離の置き方”だった。どんな名優でも勝てない唯一のもの坂口健太郎が演じる役は、どこか彼の持っている空気がそのまま溶け込んでいるような印象がある。役の性格が、彼本人に似ているとか、そういうことではない。坂口健太郎という肉体を通して演じることで、役の人間らしさが膨らむ。その演技スタイルは、若き日に受けたある演出家の薫陶があった。「『かもめ』という舞台をやるとき、演出の熊林(弘高)さんに聞いたんです。『かもめ』の時代背景を調べたり、僕が演じるトレープレフという役をこれまでやってきた役者さんのお芝居を見て勉強しておいたほうがいいですかって。そしたら熊林さんが、どちらでもいいですと。勉強してきたら勉強したあなたの芝居になるし、勉強しなかったらしなかったあなたの芝居になる。そのどちらがいいとは言えない、と」まだ俳優デビューから3年目の若手にそう告げて、名演出家は続けた。「ただ、少なくともこれまでトレープレフを演じてきた数々の名優に今のあなたが芝居で勝つことはできません。じゃあ、そんな名優が唯一あなたに勝てないところはどこか。それは、あなたが演じるということです。誰もあなたには勝てないんだから、あなたはあなたのままやりなさい、と言ってもらって、なるほどそうなんだなと。芝居を続けていく上で、あの言葉は今でも時々思い出すくらい大切なものになっています」自分がその役を演じる意味を見つける。坂口健太郎はいくつもの役とそんなふうに寄り添いながら演じてきた。11月14日(木)より世界配信されるNetflixシリーズ『さよならのつづき』で演じた成瀬和正も、坂口健太郎という器に注ぎ込むことで命を得た。脚本は、岡田惠和。共に主演を務めるのは、有村架純。坂口にとって縁の深い布陣だけに、撮影に入る前段階から作品づくりに深く関わる機会があったという。「まだ台本になる前――プロットの段階だったんですけど、こういうストーリーを想定していますというのを聞いて。僕と架純ちゃんから意見を伝えさせてもらいました。実は、初期段階では僕とミキさんが結婚していなかったり、逆に結婚して子どももいる世界線もあったんですよ。ただ、子どもがいるとちょっと難しくなるんじゃないかとか、結婚していないと好きになってはいけない人に心臓が動いてしまう切なさが薄まるんじゃないかとか、そういう話をいろいろとさせてもらいました」心臓に息づく知らない誰かを演じる難しさ妻・ミキ(中村ゆり)とささやかな生活を送る大学職員の成瀬和正。幼少の頃から体が弱い成瀬は、自分の人生の「終わり」をかすかに感じていた。そんな中、心臓移植手術が成功し、成瀬の人生に思いがけない「つづき」が訪れる。だがその心臓は、さえ子(有村架純)の亡くなった恋人・雄介(生田斗真)のものだった。性格も生い立ちも別人。だけど、その体には愛した人の心臓が息づいている。さえ子と成瀬の関係は、いつしか他の誰も踏み込むことのできない特別なものとなっていく。「成瀬の中でどんどん雄介のパーセンテージが大きくなっていく。でも、時々成瀬に戻ることもあって。今、雄介が何パーセントかなんてことは説明のしようがないから、もう感覚でやるしかないんですよね。撮り終わった今も、正直まだ何が正解だったのかわかっていないところがあって。架純ちゃんに聞いたり、監督に聞いたり。次はもうちょっと雄介を出してみようかって、何パターンか撮ったりもしました」その一つが、雄介の親友・健吾(奥野瑛太)と対面する場面だ。「そこで成瀬は心臓がさえ子を求めているのか、それとも自分自身が求めているのかわからないと吐露するんですけど、監督からオッケーが出たあとに、僕からもう1回やらせてほしいとお願いしました。普段、自分からこっちのパターンを撮ってもいいですかと言うことって僕はあんまりなくて。それくらい正解が何かわからなかった。でもきっとどれも間違いではないと思うんです。ただ、いろんなパターンを試せれば、その中から監督に選んでもらったものが正解だったんだと納得できる。きっと一つのパターンしかやってなかったら、同じ演技でも最終的な自分の受け止め方は違ったんじゃないかな」愛する夫の心が、少しずつ別の女性へと傾いているかもしれない。妻・ミキの胸中はそんな猜疑心にかき乱される。脚本について話し合う中で、坂口はミキのためにこんな提案をした。「詳しくは言えないんですけど、8話に雪の道のシーンがあって。もともとあのシーンは台本にはなかったんです。だけど、ここで成瀬とミキのシーンが見たいという話を僕のほうからしました。そうでないと、ミキが救われないなと。特に成瀬の台詞があるわけじゃないんですけど、あそこはすごく大事なシーンになったんじゃないかと思います」雄介の心臓を宿した成瀬は、突然今まで弾いたことのなかったピアノが弾けるようになる。かつてドラマ『ごめん、愛してる』でピアニスト役を演じた坂口だが、本作のために約1年前から練習に取り組んだ。「(『ごめん、愛してる』で演じた)サトルのときはめちゃくちゃ難しかったんですよ。指が全然追いつかなくて。でも、そのイライラしてくる感覚が、思うようにピアノが弾けないサトルの苛立ちと重なるところがあったから、うまくそれを使えたんですけど、今回はまた別。雄介の心臓によって成瀬は急にピアノが弾けるようになる。そのことに戸惑いこそすれ、弾けない苛立ちとはまったく無縁で。正直、弾きながら自分と共鳴する部分があるかと言ったらあんまりなかったです。なので、いつもピアノの練習に行くときは、途中から違う曲を練習していました(笑)」ちなみに、こっそり弾いていたのは坂本龍一の『戦場のメリークリスマス』だったそう。「まずスタジオに行ったら、この作品で使う『I WANT YOU BACK』を弾いて。20分くらいしたら、先生にお願いして『戦メリ』を教えてもらっていました。でも、得意なのはやっぱり『I WANT YOU BACK』かな。『戦メリ』はある程度弾けるようになったんですけど、まだ人に聴かせられるようなレベルじゃないです(笑)」対人関係も、自分の悩みも、重要なのは距離感心臓移植によって、自分の中にもう一人の記憶を持つようになった成瀬。自分の中に別の誰かがいる、という意味では役を演じる俳優も似たところがあるのかもしれない。「確かに。考えたこともなかったな。でも、そこで言うと僕は役が抜けるのがめちゃくちゃ早いんですよ。なんだったら、その日の役も寝たらすぐなくなるくらいで。何年か前に同じ期間に作品がいくつか重なったことがあって。午前中はこの役で、午後は別の作品の違う役、みたいな状況が続いたんですね。そこに対応しようと思ったら、役を残す余裕がなかった。それに慣れたせいなのか、あるいはもともと切り替えが得意だったからかわからないですけど、役が残ることがあまりない。新陳代謝のスピードが早いんです。もちろんカメラが回ったら役になりますけど、なんならその直前まではわりと自分でいることが多いかもしれないです」「代謝」という言葉を坂口はよく使う。たとえば、劇中ではコーヒーがキーアイテムとなっている。コーヒーのように自分をリラックスさせているものは何かと聞くと、「僕は普段からあんまりストレスが溜まることがない」と前置きを入れた上で、こんな話をしてくれた。「たぶんストレスの代謝がいいんです。その代謝を上げてくれているのが、人との会話。誰かとご飯を食べながら、なんでもない話をしているうちに、気づいたら胸に生えていたチクチクが溶けている。だから僕は人と会ってる時間が好きなんだろうなと思います」自らのストレスで自家中毒を起こさない。坂口健太郎がいつも朗らかな空気をまとっているのは、ガス抜きの方法をちゃんと身につけているから。必然的に、坂口の周りは時の流れがちょっと穏やかだ。でもそれも、ちょっとした空気の澱みに敏感な坂口の気質によるところが大きい。「やっぱり現場ってしんどいことも多いから、僕は現場で働く人たちにできるだけ楽しみを見つけながら働いてほしいなと思っているんですね。だからちょっと摩擦が起きてるなと感じるところを見つけたら、あえてちょっとバカなふりをするじゃないですけど、みんなが近寄りがたいよねと線を引いてるところに、まるで知らない顔をしてポンッて入っちゃう。それで、ちょっとでも空気が良くなればいいなって。特に僕もキャリアを積んで、現場での自分の声というものが強くなっているのを感じているからこそ、そういう影響力をプラスの方で活用していきたいなって心がけていますね」坂口の美徳は、こうした明るさがまるで押しつけがましくないところだ。自己愛の強さは自他共に認めるところだが、決してナルシズムは感じないし、人を疲れさせるような過剰なポジティブ信仰もない。他者への尊重が、坂口のマインドにある。「それは僕があきらめが早いからかもしれない。たとえばすごく悩んでいる人がいたとして、共感はできても、その人の悩みを完全に理解することは無理。だから、僕から『こうしたほうがいいんじゃない?』とも言わないし、言うことをあきらめているところはありますね」つまり、距離感のとり方が絶妙なのだ。程よい車間距離をとり、近視眼的にならない。執着とも、依存とも、勝手な期待とも遠い場所から、坂口は優しい眼差しで他者を見つめている。「悩んでいる人って、どうしても視界が狭くなって、頭を抱えている問題に近づきすぎてしまう。そういうときに僕みたいな人間が外から『なんでもいいんじゃない?』というスタンスで声をかけることができたら、その人もふっと我に返るというか、悩みと距離を置ける気がするんです。そういう声かけができる人間であれたらいいなと思うし、そんなふうに人と関わっていけるのが僕の理想でもあります」決して他者の悩みを軽視しているわけではない。むしろその逆。みんなそれぞれ苦しいことがあるとわかっているから、息をつける場所をつくりたいと願っている。彼が健やかなのは、行き場のないモヤモヤとの上手な付き合い方を、ちゃんと心得ているからだ。「僕もしんどいなと思うことはあるし、ミスすることもあります。そういうのって、そのときはすごく大変な悩みでも、時間が空くと大したことなかったりするんですよね。実際、5年前に悩んでいたことを、今も悩み続けていることってあんまりない。だから、悩んだときはその物事とちょっと距離を置いてみる。距離が離れると、つっかえ棒がパタンと落ちるように、胸につかえていたものが軽くなることってあると思います」坂口健太郎を動かすモチベーション俳優デビューから10年。ヒット作を積み上げ、俳優としての基盤を築き上げてなお、精力的に活動し続けている。特にこの1年は海外のファンと接する機会も増え、活躍の場は国内にとどまらない。けれど、不思議なくらい坂口健太郎からは野心や欲を感じない。人気とか、名誉とか、そうしたわかりやすいモチベーションとは別の何かをエンジンにして動いているようにさえ見える。「昔、あるオーディションで『坂口くんは普通だね』と言ってもらったことがあって。その普通さが新鮮だったそうなんです。それを言われてから、この普通な感じは自分の強みなのかなって。もちろんどの作品にも真剣に取り組みますけど、肩の力を入れすぎないようと思っているところはあるかもしれないです」だから、モチベーションのベクトルも自分には向けない。坂口健太郎を動かすのは、他者だ。「自分の欲みたいなものは、原動力にはならないですね。それよりも、今話したみたいに、みんなの働く環境が良くなるなら、ちょっと頑張ってみようとか、そっちの方が自分には合ってるというか。この作品に出演を決めたのも、エグゼクティブプロデューサーの岡野(真紀子)さんから作品に対する想いを聞いて、そのエネルギーにほだされたとことが大きかったです。台本を読んだときの最初の感覚とかも大事なんですけど、今の僕にとってはそれよりも誰とやるか。旗を振る人の熱量に、じゃあ僕も頑張ってみようかと触発されるんです」.自分のためよりも、誰かのために。揺るぎない自己愛を持ちながら、決して利己的にはならず、どこまでも献身的。坂口健太郎にひなたぼっこのような温かさを感じるのは、彼の笑顔が誰かを楽しい気持ちにさせるためのものだからかもしれない。Netflixシリーズ『さよならのつづき』11月14日(木)より全国配信★「BOYSぴあ編集部」Xアカウントをフォロー&リポストで、坂口さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】①BOYSぴあ編集部( 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2024年11月11日