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映画『35年目のラブレター』の主題歌が、秦 基博の新曲「ずっと作りかけのラブソング」に決定。併せて本予告映像とメインビジュアルが公開された。『35年目のラブレター』は、2003年に朝日新聞で紹介されるやテレビ・雑誌で取り上げられ、さらには創作落語にもなるなど、さまざまな形式で広まり多くの感動を呼んだ実話を基にした作品。戦時中に生まれた西畑保は十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人に。保は自分を支え続けてくれた最愛の妻・皎子(きょうこ)への感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始める―――。主人公の保役を笑福亭鶴瓶、その妻・皎子役を原田知世、また西畑夫妻の若かりし頃を重岡大毅(WEST.)と上白石萌音が演じる。「ずっと作りかけのラブソング」は、秦が本作の脚本を読んだ上で書き下ろした楽曲。今回主題歌を務めるにあたり秦は、「最初に脚本を読ませていただいて、すごく身近にありそうで、それでいて特別なお話だなと思いました。主人公の西畑保さんは何度も何度も手紙を書き直します。その度に変化していく気持ちもありながら、深まり強くなっていく奥さんへの想いをどんどん更新しながらお手紙を書かれていました。その姿は、自分が歌を作ることにも置き換えられると思い、歌うことにリンクする部分を感じながら曲を作りました」と楽曲へ込めた想いを明かした。公開された映像の冒頭では、読み書きができない保と、皎子が寄り添って代わりに読み書きをする様子が映し出される。自分を長年支え続けてくれた妻へラブレターを贈るために、定年退職後に夜間中学へ通い読み書きを学ぶ決意をする保。その周りには、真摯に読み書きを教える担任の谷山恵(安田顕)、そばで見守る娘夫婦(徳永えり、ぎぃ子、辻本祐樹、本多力)に加え、人生の恩人となる寿司屋の大将・逸美(笹野高史)ら、優しさ溢れる個性豊かな人物たちが登場する。映像の後半では主題歌「ずっと作りかけのラブソング」とともに、長年支えてくれた妻へラブレターを贈るために、葛藤しながらも精一杯努力する保の姿が。そしてふたりが出会った当時、読み書きができないことを涙しながら初めて明かす若かりし頃の保と、その涙を拭うように「今日から私があなたの手になる」と、保をまっすぐ見つめる皎子の夫婦愛に満ちたシーンも確認できる。■秦 基博 コメント最初に脚本を読ませていただいて、すごく身近にありそうで、それでいて特別なお話だなと思いました。それに対して自分が主題歌を歌わせていただけるというのは、とても嬉しかったです。主人公の西畑保さんは何度も何度も手紙を書き直します。その度に変化していく気持ちもありながら、深まり強くなっていく奥さんへの想いをどんどん更新しながらお手紙を書かれていました。その姿は、自分が歌を作ることにも置き換えられると思い、歌うことにリンクする部分を感じながら曲を作りました。完成した映画を観させてもらい、何カ所も泣いてしまいましたが、特に印象に残っているのが、若かりし保が皎子に初めてお寿司を振る舞うシーンです。字が書ける・書けないということや、言葉にする・しないということを超えて、気持ちや想いそのものがお寿司を通じて伝わっていると思え、心に響きました。あらゆる世代の方が共感でき、心が温まる、そんな映画だと思います。僕の楽曲もその映画の一部として皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。ぜひ映画館でご覧ください。映画『35年目のラブレター』本予告映像<作品情報>映画『35年目のラブレター』2025年3月7日(金) 全国公開公式サイト:「35年目のラブレター」製作委員会
2024年12月11日実写 『沈黙の艦隊』シリーズの続編映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』が、2025年9月26日(金) に公開されることが決定した。シリーズの始まりは、2023年。『モーニング』(講談社)で1988年から96年にかけて連載された、累計発行部数3200万部(紙・電子)を突破する大ヒットコミック『沈黙の艦隊』(かわぐちかいじ作)を、大沢たかおを主演&プロデューサーに迎えてAmazon MGMスタジオが実写映画化。2024年にはドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』が配信され、日本のAmazonオリジナル作品で歴代1位の国内視聴数を記録した(※)。※2024年12月時点。Prime Videoで配信されているAmazonオリジナル作品の配信後の国内視聴数対象。その壮大なテーマ性とスケール感から実写化不可能と謳われていた原作を、『キングダム』や『ゴールデンカムイ』などヒットシリーズを数多く手がけるクレデウスが制作。『ハケンアニメ!』で日本アカデミー賞・優秀監督賞をはじめ数々の映画賞受賞を果たした吉野耕平が監督を務め、見事に映像化した。また、日本映画初となる海上自衛隊・潜水艦部隊の協力を得て撮影した実物の潜水艦と、日本屈指のVFX技術の融合も相まって、唯一無二のアクション・ポリティカル・エンターテインメント作品となっている。日米政府が極秘に建造した高性能原子力潜水艦を奪って反乱逃亡した海江田四郎(大沢たかお)は、独立国〈やまと〉を世界に宣言。アメリカは〈やまと〉を核テロリストと判断し撃沈を図るが、海江田は天才的な操舵でいくつもの海戦を潜り抜け、海上自衛隊をも巻き込んだ東京湾での大海戦で米第7艦隊を圧倒し、国連総会へ出席すべくニューヨークへ針路をとる。そして物語はさらにスケールアップして第2章に突入。本作で描かれるのは、原作漫画随一のバトルシーン〈北極海大海戦〉と、連載当時にテレビ特番が組まれるほどの社会現象となった〈やまと選挙〉。冷たい北の海で繰り広げられる緊迫の魚雷戦。砕ける流氷を回避しながら、最新鋭潜水艦同士が激しくぶつかり合う見所が詰まった作品となっている。併せて、新ビジュアルとメイキングPVも公開。オーロラが空に浮かぶ氷山の狭間から、深海へと飛び込んでいく〈やまと〉の姿が描かれたビジュアルは、これから起こる壮絶な闘いを予感させる。メイキングでは、流氷が浮かぶ北の海で泳ぐクジラの姿や、吉野監督と大沢が意見を交わし合い撮影に臨む場面が映し出され、本作に懸ける現場の熱い想いが感じられる貴重な映像となっている。■大沢たかお(主演:海江田四郎 役/プロデューサー)2023年劇場版『沈黙の艦隊』、2024年ドラマ『沈黙の艦隊 シーズン 1~東京湾大海戦~』、そして2025年秋、ついにその続編となる『沈黙の艦隊 北極海大海戦』が劇場公開されることが決定しました。前作にて東京湾を脱出した「やまと」は、この物語最大にして最も厳しい米軍との戦いへと突入します。政治ブロックでは、今の日本と重なるような竹上総理による解散総選挙、さらに「やまと」の運命を大きく左右する新たなキャラクターの登場。前作を超える迫力とスリル、そしてドキドキワクワクがこれでもかと詰め込まれた作品になっております。やまと、米軍、政治家、報道陣──それぞれの人物の感情の交錯や葛藤もぜひ注目していただきたいと思います。みなさんの想像をはるかに超える世界をお届けできると確信しております。映画館でこの作品を体感していただける日を、心より楽しみにしております。■吉野耕平(監督)かわぐちかいじ先生の『沈黙の艦隊』の世界の実写化に、再び参加することができ光栄です。北極海の大氷原下で最強の敵に挑む海江田と『やまと』のクルーたち。そして未曽有の選択に揺れる日本。シリーズ屈指のドラマチックな物語と、登場人物たちそれぞれの想いを余すことなく劇場の大スクリーンにお届けできるよう、作り手のひとりとして全力で戦い抜きたいと思います。■松橋真三(プロデューサー)今夏『キングダム』で劇場を大いに湧かせ、感動の嵐を巻き起こした大将軍・大沢たかおさんが、『沈黙の艦隊』最新作で海江田四郎として帰還します。『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』は、おかげさまで絶賛の声を多くいただき、配信直後に続編のグリーンライトを獲得して、すぐに脚本にとりかかりました。皆さまからの大反響に応えるべく、次作はさらなるスケールアップを狙いたい。かわぐち先生にもそうご相談して、映画『北極海大海戦』として制作いたしました。北極海を舞台にした日米の潜水艦バトル、そしてその先にある感動のストーリーを、是非劇場の大スクリーンでご堪能ください。観たことのない迫力の映像体験ができることをお約束します。『沈黙の艦隊 北極海大海戦』メイキングPV<作品情報>『沈黙の艦隊 北極海大海戦』2025年9月26日(金) 公開公式サイト: Amazon Content Services LLC OR ITS AFFILIATES. All Rights Reserved.(C)かわぐちかいじ/講談社
2024年12月11日12月9日(月) アメリカ・ロサンゼルスにて、映画『ライオン・キング:ムファサ』のワールドプレミアが開催された。本作は、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王の若き日の物語。孤児であった彼の運命を変えたのは、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーとの幼き日の出会いだった。孤児から偉大な王へ変わっていったシンバの父・ムファサと、王子から“ヴィラン”へと変貌することとなるタカ(後のスカー)。ふたりの“兄弟の絆”に隠された驚くべき秘密が明かされる。会場には、主人公ムファサ役を務めたアーロン・ピエール、タカ役のケルヴィン・ハリソン・Jr.、ナラ役を務める世界の歌姫ビヨンセ・ノウルズ=カーター、シンバとナラの娘キアラ役で親子共演を果たすビヨンセの愛娘ブルー・アイビー・カーターが集結。そして、本作を手掛けたバリー・ジェンキンス監督や、音楽を担当したリン=マニュエル・ミランダらクリエイター陣のほか、超実写プレミアム吹替版にてタカ役を務めるTravis Japanの松田元太も登壇し、映画完成を祝福した。左より)ビヨンセ・ノウルズ=カーター、ブルー・アイビー・カーター(c) 2024 Getty Images /Getty Images for Disney会場となったのは、映画の舞台となるサバンナをイメージした豪華装飾が施されたアメリカ・ハリウッドのドルビー・シアター。今年で30周年を迎える『ライオン・キング』の新たな物語誕生を待ちわびた観客たちの歓声があがる中、レッドカーペットには豪華キャスト・クリエイター陣が華々しく登場し、ファンたちとの交流を楽しむ姿がみられた。(c) 2024 Getty Images /Getty Images for Disney本作を手掛けたジェンキンス監督は「この作品をつくるのに4年くらいかかりました。レッドカーペットを歩きながら、これまで本作でかかわった多くの皆さんの顔を見ることができて最高です!」と笑顔をみせ、「『ライオン・キング:ムファサ』は、(『ライオン・キング』に登場した馴染みのある)キャラクターたちをとても深く掘り下げ、氷山の下の部分にあるものを見つけてくれています」とコメント。また、本作のために7つの楽曲を書きおろした音楽を手掛けたリン=マニュエル・ミランダは、本作の制作を振り返り、「僕にとって楽しいのは、(『ライオン・キング:ムファサ』には既に知られた)こんなに印象的で楽しいキャラクターたちがいること。ムファサやタカなど自分が知っていると思っていたキャラクターたちに、実は不完全だったり、すごく頑張っていたりと、知らなかった姿があるのは、とてもスリリングな体験なのです」と語った。さらに今回、“日本代表”として、超実写プレミアム吹替版にてタカ役を務める松田元太もサプライズで会場に駆けつけ、ライオンカラーを取り入れたスタイリッシュな装いで颯爽と登場。本作の海外プロモーションは先月シンガポールで行われた「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2024」に続き2度目ということで、落ち着いた様子。「ものすごく大興奮しています!日本の皆さんに『ライオン・キング:ムファサ』の素晴らしさをちゃんとレポートして、楽しんでレッドカーペットを歩いていきます!」と意気込んだ。左より)松田元太、ケルヴィン・ハリソン・Jr(c) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.そして先日、本作の取材で会ったばかりのバリー・ジェンキンス監督やリン=マニュエル・ミランダ、字幕版でタカ役を務めるケルヴィン・ハリソン・Jrらとカーペット上で再会。自ら英語で話しかけ、仲良く写真を撮るなど交流を楽しんだ。松田は「監督やリンにまたお会いできて嬉しかったですし、字幕版タカ役のケルヴィンとも“会えて嬉しいぜ!”というテンションでまた会えたので、結構ウルっときました。作品でまた一緒になれるように頑張ろうって思うようになりました」と笑顔をみせた。左より)松田元太、バリー・ジェンキンス監督(c) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.その後、松田は、完成したばかりの本編を現地で鑑賞。「とにかくやばかったです!ディズニー史上、最もあったかいし切ない。ムファサとタカの“兄弟の絆”も音楽もCGも本当に最高でした!」とコメントし、世界中のファンに向けて「『ライオン・キング:ムファサ』が日本の皆さん、そして世界中のたくさんの方々に愛される作品になったら嬉しいです!」とメッセージをおくった。<作品情報>映画『ライオン・キング:ムファサ』12月20日(金) 公開公式サイト: Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月10日12月31日(火)東京・Zepp DiverCityで開催される、アルカラと9mm Parabellum Bullet主催イベント『アブノーマルに火をつけて』のスペシャルゲストとして、石毛 輝(the telephones)、尾形回帰(HERE)、佐々木亮介(a flood of circle)、高木誠司、辻 友貴(cinema staff)、山下英将(folca)が出演することが決定した。アルカラ、9mm Parabellum Bulletと深い関わりを持つアーティストがスペシャルゲストとして駆けつけるとあって、年末ならではのスペシャルなステージとなりそうだ。チケットは一般販売中。アルカラ&9mm Parabellum Bullet presents『アブノーマルに火をつけて』12月31日(火) 東京・Zepp DiverCity (TOKYO)開場 16:30 / 開演 17:30出演:アルカラ、9mm Parabellum Bulletスペシャルゲスト:石毛 輝(the telephones)、尾形回帰(HERE)、佐々木亮介(a flood of circle)、高木誠司、辻 友貴(cinema staff)、山下英将(folca)【チケット料金】5,500円(税込/ドリンク代別途)【関連リンク】9mm Parabellum BulletオフィシャルHP: アルカラ オフィシャルHP:
2024年12月10日『28日後...』シリーズ最新作『28 Years Later(原題)』が、『28年後...』の邦題で2025年に公開されることが決定し、併せて予告編と海外版ポスターが公開された。人間の脳を破壊し、凶暴化させるウイルスが蔓延したロンドンを舞台に、生き残ったわずかな人間たちが感染者と死闘を繰り広げるサバイバルホラー『28日後...』。後に『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞監督となるダニー・ボイルと、脚本家のアレックス・ガーランドの名コンビにより、低予算で制作されたにもかかわらず今までにない新感覚のアクションホラー映画として世界中で大ヒット。5年後には続編となる『28週後...』も公開された。最新作ではふたりが再びタッグを組み、恐怖の感染拡大から28年後の新たな物語を描く。キャストは、アーロン・テイラー=ジョンソンを主役に迎え、レイフ・ファインズ、ジョディ・カマーが顔を揃えた。また、『28日後...』で主役を演じたキリアン・マーフィーがエグゼクティブ・プロデューサーとして本作に参加している。予告編は、テレビ番組『テレタビーズ』を見ている子どもたちの所に、ひとりの女性が緊急事態を告げた後、悲鳴とともにテレビ画面に血が飛び散るショッキングなオープニングシーンから始まる。10,228日前(28年前)のテロップの後、セリフは一切なく、呪文のような謎めいた言葉と単調な音楽だけが流れ、孤島で暮らす人々、壁に貼られたコミュニティのルールが書かれた絵、墓場のような十字架など、不気味で異様なシーンが連続する。さらに奇妙な映像は続き、暗闇の中で銃を構える兵士や、森の中でうごめく人間ではない物体の姿も現れ、緊迫した時間が続く映像となっている。同時に公開された海外版ポスターでは、本シリーズのアイコンが赤い頭蓋骨で埋め尽くされている戦慄のビジュアルに「TIME DIDN’T HEAL ANYTHING(時間は何も解決しない)」という意味深なコピーが添えられている。『28年後…』予告<作品情報>『28年後...』2025年公開オフィシャルサイト:
2024年12月10日2024年はソロ名義でのアルバム『OVER HEAD POP』を10月にリリース、その直後から全公演ソールドアウトとなったツアーを成功に収めた浅井健一が、2025年5月24日(土)金沢を皮切りに全国15カ所を回る全国ツアーを開催し、全キャリアからベストセレクトしたツアーとなることを発表した。BLANKEY JET CITY結成から35年となる2025年。どんなセットリストになるか想像しながらツアーを楽しみに待とう。<ツアー情報>浅井健一 TOUR 20255月24日(土)石川・金沢RED SUN開場17:30/開演18:005月25日(日)岐阜CLUB ROOTS開場17:15/開演18:005月27日(火)兵庫・神戸VARIT.開場18:30/開演19:005月31日(土)北海道・札幌cube garden開場16:30/開演17:006月1日(日)北海道・函館CLUB COCOA開場17:30/開演18:006月7日(土)福岡・宗像ユリックス ハーモニーホール開場17:15/開演18:006月8日(日)広島Live Space Reed開場17:30/開演18:006月14日(土)熊本B.9 V1開場17:15/開演18:006月15日(日)大分・別府Copper Ravens開場17:30/開演18:006月21日(土)大阪BIGCAT開場17:15/開演18:006月22日(日)愛知・名古屋THE BOTTOM LINE開場17:15/開演18:006月28日(土)岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVE開場17:30/開演18:006月29日(日)宮城・仙台darwin開場17:15/開演18:007月4日(金)東京・Zepp Shinjuku開場18:00/開演19:007月19日(土)沖縄・桜坂セントラル開場17:30/開演18:00【チケット情報】スタンディング:6,800円(税込)※福岡公演のみ全席指定()浅井健一 オフィシャルサイト
2024年12月10日新国立劇場演劇研修所 第18期生修了公演『美しい日々』が、2025年2月11日(火・祝) から16日(日) まで東京・新国立劇場 小劇場で上演される。1997年に執筆された、劇作家・演出家の松田正隆の初期作品『美しい日々』は、不安感が色濃く漂う世紀末の東京と九州を舞台に展開する、自分自身の内面の葛藤と巨大な社会の両方に息苦しさを抱えて生きる若者の姿が描かれた戯曲。登場するのは私立高校の国語教師、その教え子、婚約者、同僚、アパートの隣に住む兄妹で、それぞれの本音と建前、理想と現実が絡み合い、うねるように主人公の置かれた境遇が変化していく。演劇研修所では、第4期生(2011年)、第11期生(2018年)に続き今回が3度目の上演となり、演出の宮田慶子演劇研修所長をはじめ、前回と同じスタッフ陣が続投する。2022年入所の第18期生は、R.ブリッグズ作の絵本をもとにした新作朗読劇『風が吹くとき』(演出:田中麻衣子)を2024年8月に上演。現在は、演出に岡本健一を迎えた『ロミオとジュリエット』を12月12日(木) まで上演中だ。基礎の習得から、第一線の演出家との作品作りまで、徹底してプロの舞台俳優に必要な力を養った3年間の研修生活を経て、いよいよ修了公演に臨む。チケットは現在一般発売中。<公演情報>新国立劇場演劇研修所 第18期生修了公演『美しい日々』作:松田正隆演出:宮田慶子出演:新国立劇場演劇研修所 第18期生飯田梨夏子石井瞭一石川愛友齋藤大雅髙岡志帆篁勇哉中村音心山本毬愛横田昂己萬家江美椎名一浩(第11期修了)日程:2025年2月11日(火・祝) ~16日(日)会場:東京・新国立劇場 小劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年12月10日パンクバンドWiennersのアサミサエ(vo / key)が、ソロプロジェクトiro(ヨミ:イロ)を始動することを発表した。併せて、12月18日(水) に明るく煌びやかな多幸ソング「charm」と、感情に深く訴えかけるエモーショナルなスピリッツナンバー「幻より」を配信リリースすることも発表。異なるテーマと雰囲気を持ちながらも、どちらの楽曲にも「自分を信じる力」の重要性を伝えるメッセージが込められた楽曲だ。「charm」について、iroは「自分と音楽の関係性を示す曲です。幼少の頃からどこか浮いていた私は、学校や部活、グループの中でもなんだかいまいち馴染めず、その疎外感を感じるたび、歌を口ずさむようになっていました。歌を口ずさめば強くなれた気がして。ひとりじゃない気がして。音楽が自分を守り、歌が自分を肯定してくれました。音楽は自分の“魅力”を引き出すための“お守り”。これは自分だけでなく音楽と共に過ごす全ての人たちに言えることで、“charm”はその“魅力”と、“お守り”というふたつの意味を掛け合わせた1曲です。音楽にもっと頼ってね。という、女神からのメッセージを込めました」とコメント。「幻より」については「魂のグラムは21g。そんな確証もない情報を小耳に挟みました。その話を聞いた時、私はなんだか嬉しくて、ワクワクしたのです。魂という得体の知れない信じようもないものが、確かにここにあるのだと、証明できるような気がしたから。日々この地球上で過ごしていくうちに、いつのまにか枠の中に収まっていた自分の常識や固定概念、肩書きや肉体という足枷を外し、物質的なものを全て置き去りにして、21gの魂の浮遊を楽しむ、魂が最高に輝ける時間のサポートをするスピリッツナンバーとなっています」と語っている。M1の作編曲、M2の編曲、そして両楽曲のミックスはアーティスト・プロデューサーのmashoe’が手掛けた。iroの想いを音楽で鮮やかに表現し、2曲それぞれの世界観を完璧に引き立てている。<配信情報>『charm』2024年12月18日(水) 配信リリース【収録曲】M1. charmM2. 幻よりiro Instagram:
2024年12月10日韓国で人気の同名WEBマンガを原作としたアクションコメディ映画『勇敢な市民』が、2025年1月17日(金) に公開される。本作は、正規雇用を勝ち取るために学園内にはびこる悪事を全て見逃してきた元ボクシング王者の女性教師が、猫のマスクで正体を隠して学園内の巨悪に立ち向かう姿を描く。主演は『サムダルリへようこそ』『生まれ変わってもよろしく』で知られるシン・ヘソンが務め、パク・ジョンウ、パク・ヒョックォン、チャ・チョンファらが脇を固める。そして特に注目を集めるのが、本作で学園を支配する“巨悪”である生徒ハン・スガンを演じるイ・ジュニョン。『D.P.-脱走兵追跡官-』や『マスクガール』でも悪役を演じ、アイドル出身ながら悪役が板に付いていると言われるほどの強烈な印象を残したが、今作でも前例のない最強のヴィラン、スガン役を引き受けた。『勇敢な市民』では悪役を演じるにあたり、冷酷な眼差しを作るため寝る前30分ほど、鏡を見ながら悪い目つきを練習したという。しかし弱者に暴力をふるうシーンの撮影後、裏で泣きはらしてしまうほど、もともと優しい性格のジュニョン自身を追い詰めた役柄だったため、かつてなく精神的な準備が必要だったと語っている。これまでも性質の違う悪役を演じるため、キャラクターに合った殺気に満ちた目つきや言葉遣い、表情などを研究し、常に新しい姿を見せてきたイ・ジュニョン。“悪役俳優”としても高い演技力を見せる彼からこれからも目が離せない。<作品情報>『勇敢な市民』2025年1月17日(金) 公開公式サイト: Content Wavve Corp. ALL RIGHTS RESERVED.
2024年12月10日柴咲コウが全国ライブツアー『KO SHIBASAKI LIVE TOUR 2024 ACTOR’S THE BEST〜響宴〜』の初日公演を12月7日(土)埼玉・羽生市産業文化ホールで開催した。昨年7月に芸能活動25周年を迎えた柴咲コウは、それまでは意識して分けてきた“お芝居”と“音楽”というふたつの表現方法の融合に挑み始め、11月には映画やドラマで自身が歌ってきた代表曲に加えて、彼女が出演した作品の主題歌や挿入歌のカバーを織り交ぜた集大成的なアルバム『ACTOR’S THE BEST ~Melodies of Screens~』をリリース。12月からは4年半ぶりとなる全国ツアー『KO SHIBASAKI CONCERT TOUR 2023 ACTOR’S THE BEST』を開催し、セミファイナルとファイナルはU-NEXTにて独占ライブ配信も行われた。そして、今年8月に行われたバースデーライブでは、「昨年のツアーを引き継ぎつつ、お芝居と音楽の融合を継承して磨き上げる」ことを宣言。2年連続となる「ACTOR’S THE BEST」を掲げたツアーの開催を発表し、11月には、ツアーのサブタイトルを冠にしたニューEP『響宴』をリリースした。2年ぶりの新曲を含む全6曲を収録した新作のインタビューでは、“循環”や“還元”、“輪”や“円”といったEPのコンセプトとコンサートの演出が連動していることが明かされた。「これまでにないオリジナルの演出も用意しています」と語られていたこともあり、昨年からさらに規模を拡大し、全国12都市にて行われる本ツアーの初日公演には大きな期待と注目が集まっていた。来年2月まで続くツアーなので詳細な内容については触れずにおくが、セットリストは先日の『2024 FNS歌謡祭 第1夜』での歌唱が話題となったKing Gnu「硝子窓」のカバーを含む最新EP『響宴』とアニバーサリーアルバム『ACTOR’S THE BEST ~Melodies of Screens~』の収録曲が中心で、巡りめぐる季節の中で出会いと別れを経験する男女の物語が綴られる、音楽劇のような構成となっていた。観客を心地よい風の流れる森の中へと誘うオープニングから始まり、曲間にも雨音や落雷、虫の声や鈴の音が聞こえるなど、随所にシアトリカルな演出を挟んでおり、本編でMCは一切なし。柴咲のちょっとした目線の動きやふとした仕草にもストーリーを感じ、俳優としての姿にも焦点をあてた新たな演出が施され、終始見どころの多い内容だった。初日公演では、ニューEP『響宴』の収録曲を初披露。LITTLE(KICK THE KAN CREW)が手がけたタイトル曲「響宴」では、会場全体に森の香りのようなフレグランスが広がる中で、祈るように語るラップを繰り広げたかと思えば、「紫陽花」ではドラマチックに歌い上げながらも、和傘を手に、パフォーマーと見つめ合い、目を逸らし、やがて別れ離れになっていく歌詞の世界観を演劇的にも表現。聴覚と視覚だけではなく、嗅覚も刺激して、イメージを膨らませる演出が施されており、代表作となった名バラード「月のしずく」をはじめとした彼女の楽曲に対する思い出に加えて、彼女が出演してきた映画やドラマを見ていた時代にもそれぞれが思いを巡らせることのできるコンサートとなっており、“演じること”と“歌うこと”の共存共栄を果たしたステージに客席からは盛大な拍手と歓声が送られていた。また、ステージ上には、楽曲や照明によって月にも太陽にも、時には茅の輪や花輪、鏡にも見える、大きな円のオブジェが置かれていた。それぞれによって見え方は違うと思うが、本ツアーのコンセプトである“循環”を象徴するサークルの両端には、ススキと紫陽花が咲いており、それだけでも秋から梅雨へという季節の巡りを感じるのだが、紫陽花単体だけをみても、物語が進むにつれて、花の色が移り変わっていく様や萎れた後で元気を取り戻して再生する姿が描かれ、最後には枯れてもなお、美しい成熟さを表しているようだった。アンコールでは、2025年2月8日(土) に本ツアーのファイナルとして、東京・昭和女子大学人見記念講堂での追加公演が発表されたことに触れ、「初日に出会うのもご縁ですので、最終日も観て、比べて頂くのはいかがでしょうか」とお茶目な笑顔でアピールした。歌手デビュー23年目にして、初めて舞台のような演出を導入した彼女。循環する季節と巡り巡る人の思いをコンセプトにした音楽の世界観をパフォーマンスで届けるというライブは、俳優とアーティストの両面で20年以上も活動してきた柴咲コウにしかできないオリジナルの表現だと確信した。新しい試みに挑む柴咲コウが紡ぐ物語に興味がある方はぜひ足を運んで体験してみて欲しい。“芝居と音楽の融合”のさらなる進化につながる、極めて意義深いツアーになるはずだ。Text:永堀アツオPhoto:高村祐介<公演情報>柴咲コウ『KO SHIBASAKI LIVE TOUR 2024 ACTOR’S THE BEST 〜響宴〜』12月7日(土) 埼玉・羽生市産業文化ホール<ツアー情報>KO SHIBASAKI LIVE TOUR 2024 ACTOR’S THE BEST 〜響宴〜※終了公演は割愛12月14日(土) 福岡・Zepp Fukuoka12月18日(水) 大阪・フェスティバルホール12月22日(日) 神奈川・パシフィコ横浜国立大ホール12月27日(金) 静岡・アクトシティ浜松大ホール1月4日(土) 広島・JMSアステールプラザ 大ホール1月13日(月•祝) 香川・サンポートホール高松大ホール1月17日(金) 鹿児島・宝山ホール1月26日(日) 宮城・仙台GIGS2月1日(土) 金沢・本多の森 北電ホール2月8日(土) 東京・昭和女子大学 人見記念講堂※追加公演【チケット情報】指定席:9,500円(税込)⼀般発売中()公演特設サイト<リリース情報>EP『響宴』発売中◾️通常盤【CD】:2,750円◾️響宴パンフレット盤 【CD+A4パンフレット】:6,050円◾️ VICTOR ONLINE STOREグッズ付き限定盤 【CD+木製スピーカー】:7,700円通常盤ジャケット響宴パンフレット盤 ジャケットVICTOR ONLINE STOREグッズ付き限定盤 SAMPLEデザイン画像M1. 響宴作詞:LITTLE 作曲:LITTLE・大藪良多・Yuria Sannodo 編曲:Yuria SannodoM2. woh woh作詞・作曲:小田和正 編曲:十川ともじM3. 紫陽花作詞:柴咲コウ・⌘ハイノミ・吉田雄生 作曲:⌘ハイノミ 編曲:⌘ハイノミM4. 想待灯作詞:柴咲コウ 作曲:⌘ハイノミ 編曲:⌘ハイノミM5. 硝子窓作詞・作曲:常田大希 編曲:宮川純M6. A wonderful little light作詞:柴咲コウ 作曲:大藪良多、Yuria Sannodo 編曲:Yuria SannodoCDはこちら: ()配信はこちら: 柴咲コウ オフィシャルサイト
2024年12月10日「ポップスターで、ロックスター」。この日ゲストで登場した崎山蒼志は、友人のMega Shinnosukeをこんな風に評してXにポストした。自然体で音楽を楽しみながら、チャーミングな姿勢でリスナーと言葉を交わし、それでいてステージ上では苛烈なエネルギーでオーディエンスを魅了する。確かにMega Shinnosukeに相応しい形容だと思う(しかも彼はとびきりのメロディメイカーなのだ)。Mega Shinnosuke ONEMAN TOUR 2024『君にモテたいっ!!』。そのツアーファイナルが12月8日、Zepp Shinjuku(東京)にて行われた。Mega Shinnosukeの多面的なキャラクターを堪能する一夜である。ハウス風のトラックが流れる中、バンドメンバーが順々にステージに上り、最後にMega Shinnosukeが現れライブがスタート。珍しくスーツを羽織った彼の出立ちが、いつもと違う夜になることを予感させる。SEのムードを引き継いで1曲目は「ao」である。青く揺らめく照明の下、無機質なデジタルサウンドと共にオートチューンのかかった声で抒情的な歌を披露。どことなく幻想的な雰囲気が会場を包み込んでいく……が、そんな空気を切り裂くように、Mega Shinnosukeによるハイパーポップの最新版「iPhone feat.Skaai」が投下された。フロアの空気はいきなり爆発。古市健太が叩く脅迫的な四つ打ちと、Kohei Shimizuの激しいギタープレイが鼓膜を突き刺し脳みそを揺さぶる。気づけば誰もが身体を揺らしていた。その勢いのまま、オルタナティブロックからの影響を消化した「Thinking Boyz!!!」へ。「ブチ上がる準備はできていますか?」、とMega Shinnosukeが問う頃には既に全員ブチ上がっており、痛快なビートで揺れるフロアからは今日も変わらず合唱が起こる。そしてポップパンク風の「Sports」だ。Mega Shinnosukeがサッカーボールをフロアに蹴り込む度に歓声が上がり(彼は元・帰宅部)、タイトなドラムとノイジーなギターが気分を高揚させていく。Takayasu Nagaiのベースは全曲通して素晴らしく、腰を揺さぶる太い低音が楽曲に快調なムードをもたらしていた。「愛とU」がTikTokでバズったこともあり、新しい客層にリーチしたという本ツアー。どうやらこの日は大学生が多いようだが、Mega Shinnosukeが呼びかけると高校生から社会人、そして無職と様々な客層から声が上がる。そしてそうした1500人がチアフルに踊るのが次の2曲である。東京への愛憎入り混じる感情を解き放つロックナンバー「東京キライ☆」。スクリーンには無人の駐車場で人形が燃えながら滑走するMVが映し出され、炎上する火がちょうどドラムの背後から出ているように見える。まるでこのライブの熱量をそのまま表現しているようだ、なんてことを考えていると、「明日もこの世は回るから」で一層高いテンションへと突入。Kohei Shimizuの傍若無人なギターはMega Shinnosukeとの相性抜群で、燃えているところにさらにガソリンを投下するようなギターソロが炸裂。何かが決壊したような空気感があり、<今、走り出そうぜって言ってんの>という歌と共にロックンロールへの愛が吹き出てくる。間違いなく、この日一番のカタルシスが生まれた瞬間だろう。銀杏BOYZへのリスペクトを感じる「一生このまま」で少しだけクールダウン。賑やかなバイブスは保ちつつ、歌を丁寧に聴かせる演奏が魅力的だ。そして一際歓声を集めたのがサプライズで登場した崎山蒼志とのコラボである。普段から飲んでいる気心の知れたふたりは、まるで「今日の待ち合わせがたまたまここだった」みたいなのんびりとしたテンションで会話を始め、バンドメンバーがはけたステージで「海をみにいこう(with 崎山蒼志)」を披露(MCのノリとは裏腹に、歌っている時はふたり共めちゃくちゃ緊張したらしい)。Mega Shinnosukeのライブでは珍しく、寂寞感さえ漂うふたりの歌は、心の奥にしみじみと溶けていくような魅力がある。1曲だけのゲストだが、崎山蒼志とのコラボはとりわけ記憶に残る演奏だったと思う。そしてここからはバンドメンバーも交えてのフォークセクションである。Mega Shinnosukeは前曲に引き続きアコギを持ち(恐らく〈Gibson〉に無期限で貸してもらったというアコギだろう)、Kohei Shimizuもカジノをプレイ。いつになく軽やかなアンサンブルで呑気な歌を歌う「ぼくの部屋においでヨ」から、フォークロック調の「18才の夏休み」へ。総じてスッキリとした演奏であり、Mega Shinnosukeのメロディの良さが引き立っていた。「18才の時に作ったラブソング」だという「甘ったるい呼吸」も素晴らしく、しっとりとした演奏を聴かせつつ、どことなく情熱的な気分を感じるドラムが曲の情感を引き立てている。さて、「甘い歌声でしんみりさせちゃってごめんね。こっからは踊れるやつ」という宣言通り、暴走列車のように突き抜けていくラストスパートである。クセになるギターのループと軽やかなリズムで踊らせる「愛とU」は、ラップパートが原曲よりも熱量高めで熱くなる。代表曲「桃源郷とタクシー」はオルタナティブロック仕様に変わっており、力強いベースが聴く者のボルテージを上げていく。気づけば会場中が歌っており、そのままフロア中が飛び跳ねる「Sweet Dream feat.Jinmenusagi」へ。もう何が何だかわからないテンションへと突入しており、沸点に達したのが「アイシテル人生 feat.初音ミク」である。レッツゴー!レッツゴー!と煽り続けるMega Shinnosukeと、それに応える熱狂のオーディエンス。豪快なドラムがダイナミックに打ち鳴らされる中、ベースがうねりを上げてギターは何度もスパークしていく。が、そうした熱気とは一線を画す存在感で、初音ミクの無機質かつキュートな声が降り注ぐ。なんだこれは……爆発的なテンションと不思議な開放感、Mega Shinnosukeのライブで味わえる恍惚とした瞬間である。あっと言う間に過ぎ去ったライブは、最後に「あの子とダンス(feat.chelmico)」と「ふたりの映画」を歌って本編終了。前者はKohei Shimizuの陽気なカッティングが気持ちよく、没入感が生まれる後半のアンサンブルも上々だ(chelmicoとの共演は、是非今後のライブで実現してほしい)。後者は音の粒まではっきりと聴こえるようなスマートな演奏に好感を持った。駆け抜けるようなドラムとドライヴしていくベースは、この日のライブを最後まで心地よく盛り上げてくれていたように思う。アンコールで登場した彼らは、撮影を許可して再び「愛とU」を演奏。これで最後と言わんばかりに、さっき以上のテンションで応えるオーディエンスが頼もしい。「また必ず会いましょう」と告げて「永遠の少年」を歌ってステージを後にしたMega Shinnosuke。終演後にはQRコードの映像がスクリーンに映し出され、ライブ中に撮影した記念写真をその場でダウンロードしてもらうという粋なプレゼントもあった。Mega Shinnosukeはこの日のMCで、『君にモテたいっ!!』では歌を聴かせたいと思っていたと話していた。昨年行った『ロックはか゛わ゛い゛い゛』のツアーと比べて、ステージ上のメンバーが4人に減ったことも、歌にフォーカスしようとしたことと無関係ではないだろう。実際終わってみれば、爆発的なテンションはそのままに、表現の幅を広げたツアーになったように思う。年明けから始まる弾き語りツアーも、彼の魅力を再確認するライブになるはずだ。来年以降さらなる飛躍を見せるのは間違いない。Text:Ryutaro KurodaPhoto:野口悟空<公演情報>Mega Shinnosuke ONEMAN TOUR 2024『君にモテたいっ!!』12月8日 東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)セットリスト0. miss u situation(Remix)1. ao2. iPhone feat.Skaai3. Thinking Boyz!!!4. Sports5. 東京キライ☆6. 明日もこの世は回るから7. 一生このまま8. 海をみにいこう(with 崎山蒼志)9. ぼくの部屋においでヨ10. 18才の夏休み11. 甘ったるい呼吸12. 愛とU13. 桃源郷とタクシー14. Sweet Dream feat.Jinmenusagi15. アイシテル人生feat.初音ミク16. あの子とダンス(feat.chelmico)17. ふたりの映画En.1 愛とUEn.2 永遠の少年<ツアー情報>Mega Shinnosuke 弾き語りTOUR『MEGA弾き語り旅2025』1月12日(日) 福岡・ROOMS1月17日(金) 愛知・Live&Lounge Vio1月25日(土) 東京・新宿ロフトプラスワン1月26日(日) 大阪・ロフトプラスワンWEST【チケット情報】前売:3,000円※ドリンク代別途必要()<リリース情報>ニュー・アルバム『君にモテたいっ!!』発売中※ライブ会場・通販限定で『君にモテたいっ!!』Megaジャケを発売中【収録曲】■Disc101. 愛とU02. 18才の夏休み03. あの子とダンス(feat. chelmico)04. ぼくの部屋においでヨ05. 海をみにいこう(with 崎山蒼志)06. miss u situation07. ao08. ふたりの映画■Disc2(『君にモテたいっ!!』Megaジャケのみ)01. 一生このまま(2023.12.5@Spotify O-EAST)02. 東京キライ☆(2024.4.6@WWW X)03. 明日もこの世は回るから(2024.4.6@WWW X)04. 甲州街道をとばして(2023.12.5@Spotify O-EAST)05. 愛とU(Acoustic Ver.)06. 甘ったるい呼吸(Acoustic Ver.)配信リンク:『君にモテたいっ!!』Megaジャケ 購入リンク:公式サイト:
2024年12月10日『The Mandalorian & The Grogu』にジェレミー・アレン・ホワイトが出演することになった。ジャバ・ザ・ハットの息子ロッタ・ザ・ハットの声を務めるとのこと。主演は、Disney+の『マンダロリアン』に続き、ペドロ・パスカル。ほかにシガニー・ウィーバーが出演する。公開は2026年5月。撮影はすでに始まっている。ホワイトは『一流シェフのファミリーレストラン』でエミーを含む数々の賞を制覇し、今最も注目される俳優のひとり。最近の出演映画に『アイアンクロー』などがある。現在はブルース・スプリングスティーンの伝記映画『Deliver Me From Nowhere』を撮影中。監督はスコット・クーパー。文=猿渡由紀
2024年12月10日赤坂アカ×横槍メンゴによる人気漫画初の舞台化作品『演劇【推しの子】2.5次元舞台編』が、「au Live Streaming(旧:uP!!!)」「TELASA」にてライブ配信がされることが決定した。12月29日(日) 12時公演は全景映像、17時の大千秋楽公演はスイッチング映像で配信される。また、ライブ配信を見逃した人が後日視聴できる見逃し配信(※)に加え、1月中旬頃からはアーカイブ配信も実施される。※見逃し配信は2025年1月5日(日) まで何度でも視聴可能。原作は、2020年4月より『週刊ヤングジャンプ』にて連載され、『ヤンジャン!』『ジャンプ+』でもWEB連載された漫画作品『【推しの子】』。TVアニメ第1期が2023年4月クール、第2期が2024年7月クールで放送され、第3期の制作も決定。さらに、2024年11月28日よりドラマシリーズが配信され、12月20日(金) にはドラマシリーズの続きを描く映画が劇場公開される。物語の舞台は、艶やかで峻烈な芸能界。主人公が“推し”の子に転生するという斬新な切り口、そして数奇な運命で紡がれるストーリーはミステリー要素も兼ね備え、先の読めない怒涛の展開と熱量により、多くのファンを魅了している。本舞台で焦点を当てるのは原作コミックスの第5章に当たる『2.5次元舞台編』。原作の「“漫画作品の舞台”(所謂“2.5次元舞台”)の制作ドラマ」を描きながら、劇中劇である舞台『東京ブレイド』をはじめとする舞台ならではのオリジナル要素を交えて上演する。<配信情報>『演劇【推しの子】2.5次元舞台編』2024年12月29日(日) 12:00公演【全景映像】2024年12月29日(日) 17:00大千秋楽公演【スイッチング映像】■au Live Streaming■TELASA【配信期間】ライブ配信:各公演ライブ配信開始~公演終了まで見逃し配信:ライブ配信終了後準備整い次第~2025年1月5日(日) 23:59※公演開始30分前からライブ配信ページに入場可能。■販売期間2024年12月10日(火) 12:00~2025年1月5日(日) 21:00【アーカイブ配信】■販売期間日程1:2025年1月18日(土) 12:00~1月24日(金) 21:00日程2:2025年1月25日(土) 12:00~1月31日(金) 21:00■視聴期間日程1:2025年1月18日(土) 12:00~1月24日(金) 23:59日程2:2025年1月25日(土) 12:00~1月31日(金) 23:59<公演情報>演劇【推しの子】2.5次元舞台編原作:『【推しの子】』赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)脚本・演出・作詞:中屋敷法仁音楽:和田俊輔・はるきねる【出演】アクア役:小宮璃央/姫川大輝役:安西慎太郎/有馬かな役:佐竹桃華/黒川あかね役:内田未来鳴嶋メルト役:土屋直武/鴨志田朔夜役:北村諒/鮫島アビ子役:田上真里奈/吉祥寺頼子役:平体まひろ/雷田澄彰役:鯨井康介/GOA役:馬場良馬■劇団ララライみたのりお役:石田隼/里見勇気役:杉山圭一(★☆北区AKT STAGE)/船戸竜馬役:多田直人(演劇集団キャラメルボックス)/林原キイロ役:三浦修平(劇団扉座)/吉富こゆき役:永田紗茅(柿喰う客)/化野めい役:古賀ありさ(演劇集団 円)/海路ソウタ役:白崎誠也(ジャパンアクションエンタープライズ)/山中タンジ役:寒川祥吾(ジャパンアクションエンタープライズ)【東京公演】日程:2024年12月13日(金)~12月22日(日)会場:シアターH【大阪公演】日程:2024年12月26日(木)~12月29日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ劇中劇 舞台『東京ブレイド』企画ページ:舞台公式HP:赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・演劇【推しの子】製作委員会
2024年12月10日中森明菜がラジオパーソナリティを務めるニッポン放送の特別番組『中森明菜のオールタイムリクエスト』が12月15日(日)17:30から放送される。『中森明菜のオールタイムリクエスト』は、昨年に続き今回で2回目。前回は音声コメントのみでの出演だったが、今回はスタジオに登場し、パーソナリティとして出演。中森明菜とともにミッツ・マングローブと垣花正がパートナーを務める。番組では、中森明菜が1982年のデビューからこれまで発表してきた楽曲をリスナーのリクエスト・メッセージとともに紹介。リクエストは当日電話でも受け付ける。<番組概要>ニッポン放送『中森明菜のオールタイムリクエスト』12月15日(日) 17:30~21:40■パーソナリティ 中森明菜■パートナー ミッツ・マングローブ、垣花正■メールアドレス akina@1242.com■番組ハッシュタグ #中森明菜のオールタイムリクエストニッポン放送公式サイト:
2024年12月10日スガ シカオが2027年のデビュー30周年に向けて、ファンクラブ「30周年応援倶楽部」を発足。併せて、スペシャルライブ映像作品『0226』を2025年7月にリリースすることも発表した。ファンクラブ「30周年応援倶楽部」は、無料で会員登録ができるプレサイトがスタートしており、ファンと一緒にスガ シカオの30周年を盛り上げるための特別なコミュニティの場となっている。本オープンとなる2025年2月26日までの間は、登録者限定のコンテンツや特別配信などを楽しむことができ、無料会員登録するとファンクラブの内容や入会案内などが公開されていくとのこと。ライブ映像作品『0226』は、今年2月26日TOKYO DOME CITY HALLで行われた『スガ+森で作った数々の名曲を、ストリングスで味わう会』と、2025年2月26日(水)東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催される『Shikao & The Family Sugar TOUR~Acoustic Soul~』のデビュー記念日の2公演を収録。ビクターオンラインストア初回生産限定盤に限り、スガシカオとバンドメンバーによる座談会映像や写真とインタビューで構成されたスペシャルブックが特典が付属される。また、『スガ+森で作った数々の名曲を、ストリングスで味わう会』のライブ映像を使用した「あなたへの手紙」Precious MUSIC VIDEO (Live movie from 2024.2.26 at TOKYO DOME CITY HALL)が公開中となっているのでこちらもチェックしていただきたい。「あなたへの手紙」Precious MUSIC VIDEO (Live movie from 2024.2.26 at TOKYO DOME CITY HALL)<リリース情報>30周年記念プロジェクト スペシャルライブ映像作品『0226』2025年7月2日(水)発売◾️ビクターオンラインストア 初回生産限定盤Blu-ray(2BD / 特典映像入り)+4CD(LIVE CD)+スペシャルブック:15,000円(税込)DVD (2DVD / 特典映像入り)+4CD(LIVE CD)+スペシャルブック:15,000円(税込)・特典映像(予定):スガ シカオ×バンドメンバー座談会・スペシャルブック(予定):スガ シカオ ロングインタビュー、バンドメンバー対談、ライブ写真などで構成Blu-ray予約はこちら: 予約はこちら: ◾️通常盤Blu-ray(2BD):10,000円(税込)DVD(2DVD):10,000円(税込)Blu-ray予約はこちら: 予約はこちら: ファンクラブ 「30周年応援倶楽部」『スガ シカオ30周年応援倶楽部』プレサイト無料会員登録<ツアー情報>Shikao&The Family Sugar TOUR~Acoustic Soul~※終了公演は割愛1月11日(土) 神奈川・厚木市文化会館大ホール1月13日(月•祝) 石川・金沢市文化ホール1月24日(金) 北海道・Zeep Sapporo ※Sold out1月31日(金) 山口・下関市民会館 大ホール2月1日(土) 大阪・オリックス劇場※Sold out2月14日(金) 広島・呉信用金庫ホール(呉市文化ホール)2月26日(水) 東京・LINE CUBE SHIBUYA※Sold out3月7日(金) 愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール※Sold out3月23日(日) 福岡・福岡国際会議場 メインホール※Sold out3月29日(土) 千葉・松戸・森のホール21大ホール※Sold out【チケット情報】A席 8,600円()FMとやま開局40周年記念Shikao & The Family Sugar TOUR ~Acoustic Soul~4月1日(火) 富山・FMとやま開局40周年記念富山県民会館【チケット情報】A席 8,600円プレリクエスト先行:12月23日(月)23:59までスガ シカオ・オフィシャルサイト()
2024年12月10日Stray Kidsが自身最大規模となるワールドツアーの日本公演『Stray Kids World Tour <dominATE JAPAN>』の千秋楽を12月8日、京セラドーム大阪で迎えた。当日はWアンコールを含め、自分たちで楽曲の制作を手がけた全35曲を披露。『ATE』や先日発売されたばかりのJAPAN 2ndアルバム『GIANT』のリード曲はもちろん、それぞれの個性を活かしたソロや『2022 MAMA AWARDS』を彷彿とさせるステージなど、3時間以上に渡ってStray Kidsの音楽を休む暇なく味わえる幸せな時間となった。Photo:田中聖太郎ライブ開始時刻になるとスクリーンに次々とメンバーの姿が映され会場は大揺れ。そして巨大化したリノとスンミンがスクリーンから飛び出すように客席を覗き込むと歓声が上がり、『ATE』のCDのジャケット写真を模したセットからメンバーが登場。フィリックスが「ほな、行こかー!」と大声で叫び、「MOUNTAINS」でド派手にライブの幕が開けた。Photo:田中聖太郎事務所「Thunderous」「JJAM」と中毒性の高い曲を披露した後、リーダーのバンチャンが「STAY(※Stray Kidsのファンネーム)の皆さんお元気でしたか?京セラドーム大阪にまたスキズが戻ってきたで。その声がほんまに聞きたかった」と大阪弁でコメント。リノが「今日帰りたくないSTAYは叫べ!」と煽るとドームに割れんばかりの悲鳴が響いた。Photo:田中聖太郎「District 9」の後、ステージに無数のドアが登場し「Back Door」がスタート。ドアの開閉を利用した華麗なパフォーマンスでファンの心を奪うと前半のソロステージに突入。トップバッターのハンはロック曲の「Hold my hand」でハイトーンボイスを響かせ、会場を圧巻。エレキギターも掻き鳴らし、スキルの高さを見せつけた。Photo:田中聖太郎事務所続くリノは爽やかなダンスナンバーの「Youth」でファンを魅了。スンミンは断崖絶壁のセットでアコーステックギターを弾き語りしながら「As we are」を歌唱する。透明感のある歌声に合わせたファンの掛け声もピッタリで心地良い一体感を生み出していた。前半のソロステージのトリのヒョンジンはカメラに抜かれると投げキスを披露し、ファンは悶絶。彫刻のように美しい肉体で「So Good」を力強く、妖艶にパフォーマンスし、圧倒的な華やかさを放っていた。Photo:田中聖太郎衣装を着替え、ド派手なセットと共に登場したStray Kids。『ATE』のリード曲の「Chk Chk Boom」を披露すると会場の熱気は急上昇。そのままラテン調の「TOPLINE (Feat. Tiger JK)」「Super Bowl -Japanese ver.-」とボルテージを高める曲が続き、センターステージで「COMFLEX」を披露。「LALALALA」では足音が揺れる程盛り上がり、サビでは客席もメンバーと一緒に合唱。日本オリジナル楽曲の「GIANT」ではダイナミックなパフォーマンスで会場を圧倒していた。Photo:田中聖太郎事務所激しい曲がしばらく続いた後は、バラード曲の「twilight」を歌唱。優しく温かな空気が会場を包み込んだ。「Lonely St.」は客席にマイクを向けながらエモーショナルに歌い上げ、「Social Path (feat. LiSA)」はファンとの大合唱でスタート。途中LiSAのパートをバンチャンとハンが代わりに歌い、高い歌唱力で会場を席巻した。Photo:田中聖太郎後半のソロステージはバンチャンの「Railway」で幕開け。最後は上半身裸になり、肉体美を披露する一幕も。アイエンはウエストが露出したセクシーな衣装で「HALLUCINATION」を披露。いつもグループの末っ子キャラのアイエンだが、妖艶な魅力を放ち、そのギャップに客席は歓声を上げていた。Photo:田中聖太郎事務所フィリックスは名前のイニシャルであるFをモチーフにした装置に乗って天井から舞い降りるように登場。キラキラの花吹雪を浴びながら、「Unfair」を歌い上げる。フィリックスの美貌と儚げな演出が見事にマッチし、客席は思わず息を飲んだ。チャンビンはパワフルなラップとインパクトのあるサウンドがずっしりと響く「ULTRA」で後半のソロステージのトリを飾った。Photo:田中聖太郎事務所「GET LIT」のイントロが流れるとリノ、ヒョンジン、ハン、スンミンが登場し、4人でステージを盛り上げる。そして途中からバンチャン、チャンビン、フィリックス、アイエンも合流し、8人で一糸乱れぬパフォーマンスを展開した。そのまま「ITEM」「DOMINO」「God’s Menu」とアップテンポなナンバーを立て続けに披露。「S-Class」では客席との一体感も凄まじく、会場の温度も急上昇。ステージからは火花も上がり、ファンはStray Kidsに熱狂し続けた。Photo:田中聖太郎MCではヒョンジンが「STAYの人生は僕のものです」とファンへの揺るぎない愛をアピール。またバンチャンの鍛え上げた腹筋が見たいと会場から“見せて”コールが起きた。そして本編最後のパートがスタート。「VENOM」から「MANIAC」の流れは『2022 MAMA AWARDS』のパフォーマンスを彷彿とさせる大迫力のステージで、客席も歓声。最後は花道をメンバーとダンサーで全力疾走し、燃え尽きるようなパフォーマンスを届けた。Photo:田中聖太郎事務所ラフな衣装に着替え、再びステージに戻ってきたStray Kids。「I Like It」でアンコールをキックオフし、メドレーで「CASE 143 -Japanese ver.- + My Pace -Japanese ver.-」を歌い上げた。フィリックスは最後の挨拶で「大阪公演最終日が終わりました。STAYの熱気に圧倒された3時間でした。僕の元気の源はSTAYやで。大好きなSTAYに1つ伝えたいです」言い、マイクなしで「ほんまにありがとう!」とファンに感謝の思いを絶叫。Photo:田中聖太郎事務所サプライズで「人混みの中でもSKZだけ見てるよ(ハートマークの絵文字)じーーっ焼き付け完了!」と書かれたスローガンを会場のファンがStray Kidsに見せると、メンバーはびっくり顔。「Stray Kids」を歌って一体感を高めた後、Stray Kidsのライブではお馴染みの「MIROH」を披露。最後はみんなで手を繋いで「またねー!」とStray Kidsはステージから去った。Photo:田中聖太郎事務所しかし、ファンの声に応え「じゃあ皆さん最後にいきましょう」とステージに戻り、「Chk Chk Boom (Festival Ver.)」をお届け。Stray Kidsは再びステージから去ったが、アンコールが起こると「メリークリスマス!」とファンの前に登場!日本オリジナル楽曲のクリスマス曲「Christmas Love」ではメンバーがサンタ帽などを被って愛嬌を振り撒き、会場はクリスマスムード一色に。『Stray Kids World Tour <dominATE JAPAN>』千秋楽公演は、幸せな空気に包まれながら幕を閉じた。Photo:田中聖太郎Text:近藤加奈子Photo:田中聖太郎/田中聖太郎事務所<公演情報>Stray Kids World Tour <dominATE JAPAN>2024年12月8日(日) 大阪・京セラドーム大阪セットリスト1. MOUNTAINS2. Thunderous3. JJAM4. District 95. Back Door6. Hold my hand(ハン / ソロ楽曲)7. Youth(リノ / ソロ楽曲)8. As we are(スンミン / ソロ楽曲)9. So Good(ヒョンジン / ソロ楽曲)10. Chk Chk Boom11. TOPLINE(feat. Tiger JK)12. Super Bowl -Japanese ver.-13. COMFLEX14. LALALALA15. GIANT16. twilight17. Lonely St.18. Social Path(feat. LiSA)19. Railway(バンチャン / ソロ楽曲)20. HALLUCINATION(アイエン / ソロ楽曲)21. Unfair(フィリックス / ソロ楽曲)22. ULTRA(チャンビン / ソロ楽曲)23. GET LIT24. ITEM25. DOMINO26. God’s Menu27. S-Class28. VENOM29. MANIAC30. I Like It31. CASE 143 -Japanese ver.- + My Pace -Japanese ver.-32. Stray Kids33. MIROH34. Chk Chk Boom(Festival Ver.)35. Christmas Love特設サイト:<リリース情報>JAPAN 2nd Album『GIANT』発売中【収録曲】1. GIANT2. Chk Chk Boom -Japanese ver.-3. NIGHT(TVアニメ『神之塔 -Tower of God- 工房戦』オープニングテーマ)4. Falling Up(TVアニメ『神之塔 -Tower of God- 工房戦』 エンディングテーマ)5. WHY? (フジテレビ系木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』主題歌)6. Saiyan7. 愛をくれたのに、なぜ8. Christmas Love9. NIGHT -English ver.-10. Falling Up -English ver.-11. Christmas Love(Instrumental)※FC限定盤のみ収録配信リンク:購入リンク:公式サイト:
2024年12月10日2025年のゴールデンウィークに公開される映画『マインクラフト/ザ・ムービー』の特別映像が公開された。『マインクラフト』は、3Dブロックで構成されたバーチャル空間の中で3Dブロックを集めながら自分の好きなように動き、自分の好きなようにものづくりや冒険が楽しめるゲーム。様々なプラットフォームで展開され、2014年には「世界で最も売れたインディーズゲーム」としてギネス世界記録に認定。2023年には、世界売上本数が3億本を突破している。少年時代からずっと“子ども立ち入り禁止”のとある採掘場で採掘することを夢見ていた主人公のスティーブ。大人になり、憧れの採掘場で掘って掘って掘りまくった先で発見したのは、青く光る謎のキューブだった。そのキューブに触れたことで、異世界へテレポートされてしまったスティーブ。彼の目の前に広がっていたのは、イメージしたものを何でも創り出せる不思議な世界、“オーバーワールド”だった。公開された映像では、こだわり抜かれた美術が光る撮影現場の様子や、作り込まれた世界観に感動と興奮しつつ確かな手応えを明かすキャスト・スタッフたちのコメントが映し出されるほか、本作で未知の冒険へ繰り出すキャラクターたちについても紹介。また、現実の世界と“オーバーワールド”を行き来することも明かされ、どんな冒険が展開されるのか期待が高まる映像となっている。どこまでも四角くユニークな“オーバーワールド”の美術を担当したのは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作への参加で知られ、『王の帰還』でアカデミー賞美術賞を受賞しているグラント・メイジャー。その確かなセンスを発揮しながら、人気の動画投稿者にも協力を仰ぎ、ゲームファンも映画ファンも夢中にさせる唯一無二の美術を完成させた。本作で製作を務めたトルフィ・F・オラフソンは「ゲームの世界を正確に再現することにとても興奮した」、主演のジャック・ブラックは「この映画はマインクラフトとそのプレイヤーの創造力をリスペクトしている。創れば生きのびられる、それがマインクラフトのすごいところさ」とそれぞれ語り、ゲームの共同開発者イェンス・バーゲンステンは「完成が待ちきれない」と太鼓判を押している。併せて、本作のムビチケが12月13日(金) より発売されることが決定。ムビチケカードは、クリーパーの顔面アップが採用されたインパクト抜群のビジュアルとなっている。『マインクラフト/ザ・ムービー』特別映像<作品情報>『マインクラフト/ザ・ムービー』2025年 ゴールデンウィーク公開【ムビチケ】一般:1,600円小人:900円公式サイト: Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2024年12月10日スパイダーマンの宿敵として描かれ、ヴェノムにも匹敵する強さを誇るスーパーヴィラン“クレイヴン”。そんな彼が誕生する物語を描いた『クレイヴン・ザ・ハンター』が12月13日、日米同時公開される。怒りのままに“狩り”を繰り返すクレイヴンのことを、吹き替え版でクレイヴンを演じる津田健次郎は「共感はしないけれど、わからなくはない」と話す。その理由とは?吹き替えは「針の穴に糸を通すような、職人的な面白さ」がある──映画『クレイヴン・ザ・ハンター』を観た印象は?暴力描写も激しめで結構血も出ますし……なかなか迫力のある、ワイルドな映画だなと思いました。ヒーローものですが、生身のアクションであるところもこの作品ならではの個性だと感じましたね。──裏社会を支配する冷酷な父親、幼い頃に亡くなった母親、そして、クレイヴンが最も大切にしている病弱な弟といった家族との関係についてはどのように感じましたか?父親と弟と複雑な関係を育んでいて、そこから生きる道が決まっていくような……クレイヴンの抗えない運命が描かれている、重厚感のあるお話だなとも思いました。それらをふまえて、クレイヴンを演じる際には「なるべく丁寧にニュアンスを拾っていこう」と特に意識していたと思います。アクションシーンも多いなか、勢いだけで演じるのはちょっともったいないですから。──普段は冷静で落ち着いているクレイヴンですが、怒りを爆発させたり、ときに若さを含んだりと、いくつもの表情を見せる幅の広い役どころの印象でもありました。そんなクレイヴンの幅広さをどのように表現したのでしょうか?どちらかというと、原音やアーロンさん(クレイヴン役のアーロン・テイラー=ジョンソン)の表情のニュアンスを頼りにしていたかなと思います。ただ、収録時にディレクションいただいたのが……最初に自分なりに演じてみたときには、もう少し気だるい感じも入っていたんですが、「気だるさはなるべく抜いて、もうちょっと若くやっていきましょう」とリクエストいただいたので、そこは特に意識はしていました。──吹き替える際に、アーロンさんのお芝居のなかでも最も重視したのは?どういう音でどういったニュアンスでやっていらっしゃるのかというのも大切ですが、一番は表情ですかね……アーロンさんの表情に自分の芝居が寄り添える感じだといいなと思っていたので、音よりも表情を重視していたと思います。──「この表情ならこういう音だな」という感じでしょうか?ん~、音というよりも……なんて言えばいいのかな?──アーロンさんと一緒にお芝居をしている感覚?あ、うん、そっちのほうが近いかもしれません。もちろん、音響監督さんの意向が最優先にはなりますし、どのくらいのバランスで演じるのかっていうのも音響監督さんがイメージしているものを目指すんですが……自分の意識としては、クレイヴンに寄り添う感じが強いかな。言葉にするのが難しくて、ふわっとした話ですみません(苦笑)。──アニメと吹き替え、声を入れるのは同じですが、やっていることは大きく異なりますよね?改めて、違いについて教えていただけますか。そうですね、アニメと吹き替えで比較すると、吹き替えのほうが制限が大きい気がします。役を演じているご本人が映って喋っている。そこに表情もついていて、間やブレスが明確に決まっていますから。それらの多くの要素があるなかで、どんなふうに表現を合わせていくかというのが吹き替えで行う作業ですね。一方、アニメはもう少し自由度が高いといいますか……アフレコ時にはまだ画ができていないことも多いので、表情もどちらかというと僕らがつけていくみたいな部分もあります。それぞれに面白さがありますが、吹き替えのほうでいえば「針の穴に糸を通すような、職人的な面白さ」みたいなものが強いのかなあ……なんて思っています。表現者として、ネガティブな感情も大事にしている──金儲けのために罪のない動物たちを狩る人間たちを、クレイヴンは自分の“狩り”の対象としています。そんな彼に共感できるところはありましたか?僕は正義感が強いわけでもないですし、クレイヴンも正義感で戦っているというよりも「悪党どもが気に入らない」とか「悪の在り方が気に入らない」みたいな感覚で狩りをしている印象があるので……共感できるほど彼に近しいものを自分のなかに感じることはありませんが、「わからなくはない」という気もしました。──クレイヴン自身にも抑えることができない“怒り”が彼の原動力になっていることに関してはいかがでしょうか?それはすごくわかります。彼ほどではないですが、僕も怒りの感情をつねに抱えて生きている自覚がありますから……というのも、僕らのような表現していく人間にとって、ポジティブな感情だけでなく“怒り”のようなネガティブな感情もすごく大事なものなんですよね。特に、社会に向いている目みたいなものからくる怒りについては、自分と共通するものがある気はしています。──弟のディミトリもネガティブな感情を抱えたキャラクターですね。自分は弱いから父親に認めてもらえないと、幼い頃からずっとコンプレックスを植え付けられてきて、それが思わぬ方向へ向かってしまうディミトリは見ていて感情移入しやすいキャラクターだと思います。ただ白くて美しいだけじゃない彼の人間臭さに共感する部分はあるけれど、共感しきれない、応援しきれない、みたいなところが面白くて、登場人物のなかでも特に興味深いキャラクターだと感じました。──色々とこじらせているクレイヴン一家ですが、津田さんご自身は“逃れられない血の絆”みたいなものを感じたことはありますか?そんなに大層なものではありませんが、「あれ?親に顔が似てきたな」とか(笑)そういったことはあります。完全に別の人間なのに、顔が似ているという……遺伝子レベルで刻まれている何かがあるんでしょうね。若干のめんどくささは感じます(笑)。「芝居は面白いな」と今年もまた実感しました──作中で印象的だったシーンは?冒頭の一連のシーンですね。ネタバレになるので多くは語れませんが……「なるほど、クレイヴンはこういった身体能力を武器としているんだ」とすぐに理解できると思います。アクションシーンとしてもスピード感に溢れていて面白かったです。──おっしゃる通り、“クレイヴン・ザ・ハンター”とはどんなものか、冒頭で一目瞭然でした。クレイヴンというキャラクターが持つ個性が非常に色濃く出ていて、冒頭のつかみで全部説明できてしまっているんですよね。セリフや掛け合いで長々と説明するのではなく、「こういうタイプの人です」というのがアクションのなかに組み込まれていて、一発でわかってしまう構成が面白いなと思いました。この作品自体にアメコミものとしての面白さがあって……、ほぼ生身で戦うところにも新しさを感じましたし、人間ドラマとしても非常に重厚感溢れる作品です。アクションと人間ドラマの両方が楽しめる総合力の高い映画になっていると思いますので、ご興味がおありの方はぜひご覧ください。──2024年もあとわずか。1年を振り返って、役者として新たに感じたことはありましたか?どうでしょうねえ……舞台作品や実写作品、吹き替え、アニメと色んな仕事をさせていただき、また1年、たくさんの経験を積ませていただけたことに感謝しています。お芝居の面では数年前から「もう一度初心に返ってやってみる」みたいな感覚がありますが、ますます芝居がわからなくなってきましたし、そういったところも含めて「芝居は面白いな」と今年もまた実感しながら、一つひとつのお仕事に向き合っていた感じでしたね。──「芝居がわからない」というのはどういう感覚なのでしょうか?芝居というのは難しい、ということですかねえ……いままでやってきたことも踏まえて、より深く掘っていくと「やっぱり芝居って、いまだにようわからんな」と思うんです(笑)。ずっとその繰り返しなんですが、作品一つひとつについてまずは丁寧に本を読み込んだり、イメージを作っていく。当然のことですが、そういったことが本当に大事だと思いますし、2025年もいままで以上に丁寧に芝居をやっていけたらいいなと思います。取材・文:とみたまい撮影:友野雄★「BOYSぴあ編集部」Xアカウントをフォロー&リポストで、津田さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】①BOYSぴあ編集部( @boys__pia() )のXアカウントをフォロー。②該当ポストを応募締め切りまでにリポストしてください。#津田健次郎() さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】①本アカウント( @boys__pia() )をフォロー②本投稿をリポスト※応募締め切り:2024/12/24(火) までインタビューはこちら! @tsuda_ken() #津田健次郎() #クレイヴン・ザ・ハンター() #クレイヴン() pic.twitter.com/MZDkgnpcAx()— BOYSぴあ編集部 (@boys__pia) December 10, 2024()【応募締め切り】2024年12月24日(火) 23:59まで【注意事項】※当選者の方には12月25日(水) 以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。<作品情報>『クレイヴン・ザ・ハンター』12月13日(金) より日米同時公開公式サイト: and all related character names: (C) & TM 2024 MARVEL
2024年12月10日Text:森朋之Photo:渡邉一生ハンブレッダーズの対バンツアー『ハンブレッダーズ秋のグーパンまつりZ 2024』の最終公演が、東京・Zepp Hanedaで開催された。対バン相手は、ハンブレッダーズの4人が高校時代から憧れていた、凛として時雨。フロアを埋め尽くしたオーディエンスの前で両バンドは、世代とスタイルを超え、ロックミュージックの醍醐味をダイレクトに見せつけた。ステージ奥に掲げられたバックドロップには、ハンブレッダーズと今回のツアーの対バン相手の名前がデザインされている。04 Limited Sazabys、UNISON SQUARE GARDEN、サンボマスター、マカロニえんぴつ、凛として時雨。現在の日本のロックシーンを代表する5組との共演は言うまでもなく、バンドにとって大きな刺激となったはず。最終公演で彼らは、そのことを自らの音と身体ではっきりと証明してみせた。最初に登場したのは、凛として時雨。鋭利で煌びやかなギター、〈誰にも見せられないもの頭の中溢れて〉というフレーズから始まり、凄まじい突破力を備えたバンドサウンド、起伏に富んだメロディラインが共鳴。ピエール中野(ds)が煽ると、オーディエンスは拳を突き上げて興奮を表現する。ピエール中野(ds)さらにブルーの照明とまさにレーザービームのようなギター、美しき憂いを帯びたボーカルがぶつかり合う「laser beamer」、フィードバックを交えたギターサウンド、重厚な16ビートを軸にしたリズムアレンジ、TK(vo/g)、345(vo/b)のツインボーカルが炸裂した「DIE meets HARD」を放ち、フロアのテンションを力づくで引き上げていく。345(vo/b)前半のハイライトは、「a symmetry」だった。この曲が収録されたアルバム『still a Sigure virgin?』(2010年)は、ハンブレッダーズのメンバー(特にムツムロとuki)に大きな影響を与えた作品。この楽曲におけるダークかつエッジーな音像は、ハンブレッダーズのファンにも巨大なインパクトを与えたはずだ。「凛として時雨です、はじめまして」(TK)からはじまったMCでは、ピエール中野が「グーパン祭り、楽しみにしてきました。一緒に“グーパン!”やりましょう!」とアピール。さらにTKが「僕らのうるさい音楽にドン引きしている感じもあるかもしれませんが、ハンブレッダーズのみなさん、呼んでいただてありがとうございます。こういう音楽を聴いた若い人たちから、ああいう真っ当な音楽が生まれることを間近で見てもらえると思います」と語り掛け、ライブは後半へ。TK(vo/g)まずはアルバム『still a Sigure virgin?』から「I was music」。爆発的なダイナミズムのなかで独創的なフレーズが絡み合うシーンは、3ピースバンドの可能性を拡張し続けてきた凛として時雨の真骨頂だ。研ぎ澄まされたバンドグルーヴによってフロアが揺れた「DISCO FLIGHT」から今年リリースされた新曲「Trrrrrrrrrrrrrrrrrrrue Lies」と跳躍。そして初期の代表曲にして、最大級のアンセム「Telecastic fake show」へとつながる。2008年リリースの楽曲だが、その先鋭性と革新性は言うまでもなく、今もまったく色褪せていない。最後は「アレキシサイミアスペア」。凄まじい轟音、緻密に構築されたアンサンブル、ストーリー性と映像喚起力を備えたボーカルが互いを高め合うパフォーマンスは、まさに圧巻だった。凛として時雨ハンブレッダーズのステージは、冒頭からフルスロットルだった。ムツムロ アキラ(vo/g)、でらし(b)、木島(ds)、ukicaster(g)がステージ中央で目線を合わせた後、オーディエンスに向けて〈何処までも行けると思った夜だった/血と涙と汗が混じり合っていた〉と声を合わせて歌い上げる。1曲目は「銀河高速」。早くもフロアかシンガロングが発生し、ステージとの距離がグッと縮まる。「スクールカーストの最底辺から青春を歌いに来ました、ハンブレッダーズです」(ムツムロ)といういつもの挨拶から、「ヤバすぎるスピード」。気持ちよすぎるスピード感と切なすぎる青春の匂いで胸がいっぱいになる。ukicaster(g)さらに〈はじめから自由だった僕ら!〉という大合唱が発生した「はじめから自由だった」、冴えない思春期に出会った音楽の輝きをそのまま歌にした「DAY DREAM BEAT」を続け、最初のMC。話題はもちろん、凛として時雨。「すごかったな。マジでよかったな。良すぎた……最高だった」と声が上ずるムツムロ。「高校1年のときに『Telecastic fake show』のビデオを見て。最初はわかんなかったんですけど、翌日も翌々日も聴いて、知らぬうちになくてはならない状態になってた」(ムツムロ)「ムツムロさんと初めて会ったとき、この人、TKさんモデルのギター弾いてたんですよ」(でらし)からはじまり、メンバーそれぞれが時雨との出会い、どれだけ好きかを話し合う。その姿はほとんど高校生だ。「あ、でも、いまは俺らのライブなんで。最後まで楽しんでください」(ムツムロ)と気を取り直して(?)演奏されたのは、しなやかで軽快なグルーヴが印象的な「常識の範疇」。「各々のダンスでお願いします」(ムツムロ)という言葉に導かれた「DANCING IN THE ROOM」では、ソウル的なテイストを織り交ぜたアンサンブルを披露。8ビート主体のギターロックがハンブレッダーズの主軸ではあるが、その音楽性はじつに多彩。それを支えているのはもちろん、技術と個性を併せ持ったメンバーのプレイだ(この日は特にでらしのベースが冴えわたってました!)。でらし(b)ここでムツムロが新曲「アクション!」について言及。絵を描こうとか音楽やろうと思っても、SNSとかでめっちゃ上手い人を見ると「だったらやらなくていいか」と思いがち。でも、没頭する時間は何物にも代えがたいよな、ということを曲にしました……という話をしたあと、「今日はマジで15歳の気持ちに戻ったんで。その気持ちでアクション!を起こそうと思います」と「Telecastic fake show」(凛として時雨)をカバー。必死に食らいつくような演奏にグッと来ていると、そのテンションを保ったまま新曲「アクション!」へ。さらに“なんのために生きてんだ?”という根源的なテーマに射抜かれた「⚡」(ビリビリ)。ここ最近のハンブレッダーズは、バンドをやること、音楽を続けることの本質をそのまま歌ってるんだなと改めて実感させられた。木島(ds)「凛として時雨から影響を受けたことがわかりそうな曲」(ムツムロ)と紹介された「フィードバックを鳴らして」からライブはクライマックスに向かって進み始める。スリリングなバンドサウンドと〈生み出し続けようあの頃の自分がグッと来る名盤〉というパンチラインが響き合う「才能」も強く心に残った。「今年、大阪城ホール、武道館と大きい会場でライブをやらせてもらって。ハンブレッダーズが日本のロックバンドとしてちゃんと存在している意味を示そうと思って回らせてもらったツアーでした。(ツアーに参加したバンドと)肩を並べてやっていこうと思うんで、これからもよろしく」というムツムロに対して、フロアからは大きな拍手が送られた。ムツムロ アキラ(vo/g)欲しいもの、欲しい場所は自分たちで作ろうという切実な思いを刻んだ「グー」によって、観客との一体感はさらに強まっていく。続く「フェイバリットソング」では、曲の途中でムツムロが「木島さん、日和ってるんじゃないですか?もっと速くていいですよ」と煽り、いきなりスピードアップ。オーディエンスも笑顔で体を揺らし、拳を上げて、大きな声で歌う。本編最後は「ギター」。〈錆び付いたギターでぶっ壊す/もう全部全部全部〉というシンガロング、ムツムロ渾身のギターソロが響き渡り、ライブの興奮はピークに達した。アンコールで「末永くよろしくお願いします、ということで」(ムツムロ)と「プロポーズ」を届け、「秋のグーパンまつりZ 2024」は終了。この後もハンブレッダーズは、全国各地でイベントや対バンライブに出演。さらに新曲「夜明けの歌」をTVアニメ『マジック・メイカー~異世界魔法の作り方~』エンディング主題歌として書き下ろしたことも発表された。観るたびにライブがすごくなり、新曲も精力的にリリースし続けている4人は2025年、こちらの想像を超えるような飛躍を遂げることになるだろう。ハンブレッダーズ<公演情報>12月5日東京・Zepp Haneda(TOKYO)ゲスト:凛として時雨ハンブレッダーズセットリスト1銀河高速2ヤバすぎるスピード3はじめから自由だった4DAY DREAM BEAT5常識の範疇6DANCING IN THE ROOM7Telecastic fake show(凛として時雨カバー)8アクション!9⚡10フィードバックを鳴らして11才能12グー13フェイバリットソング14ギター―ENCORE―15プロポーズ<ツアー情報>『秋のグーパンまつりZ 2024』11月13日(水) 福岡・Zepp Fukuoka開場18:00 / 開演19:00ゲスト:04 Limited Sazabys※SOLD OUT/終了11月20日(水) 北海道・Zepp Sapporo開場18:00 / 開演19:00ゲスト:UNISON SQUARE GARDEN※SOLD OUT/終了11月26日(火) 愛知・Zepp Nagoya開場18:00 / 開演19:00ゲスト:サンボマスター※SOLD OUT/終了11月27日(水) 大阪・Zepp Osaka Bayside開場18:00 / 開演19:00ゲスト:マカロニえんぴつ※SOLD OUT/終了12月5日(木) 東京・Zepp Haneda(TOKYO)開場18:00 / 開演19:00ゲスト:凛として時雨※SOLD OUT/終了<リリース情報>デジタル・リリース「アクション!」配信中ハンブレッダーズ「アクション!」ジャケット配信リンク:デジタル・リリース「フィードバックを鳴らして」配信中ハンブレッダーズ「フィードバックを鳴らして」ジャケット配信リンク:ハンブレッダーズ公式サイト:
2024年12月10日スティーヴン・スピルバーグ監督が手掛けた『ジョーズ』『E.T.』『ジュラシック・パーク 3D』の3作品が、日本初となるIMAXで上映されることが決定した。弱冠21歳でユニバーサル・ピクチャーズとの契約を結び、その後半世紀以上にわたり映画界の最前線を走り続けているスティーヴン・スピルバーグ。『シンドラーのリスト』で米アカデミー賞最優秀監督賞と最優秀作品賞をダブル受賞。『プライベート・ライアン』で2度目の同最優秀監督賞を受賞し、その地位を不動のものにすると、2018年には世界初となるひとりの監督作品での全世界累計興行収入100億ドル越えを達成した。今回の上映は『スティーヴン・スピルバーグIMAX映画祭』と称し、『ジョーズ』は2025年1月10日(金) 、『E.T.』は1月24日(金)、『ジュラシック・パーク 3D』は1月31日(金) より公開される。『ジョーズ』は1975年の日米初公開から50周年の節目となる記念上映、また日本国内の映画館において『ジュラシック・パーク』が3D版で上映されるのは今回が初となる。併せて、ポスタービジュアルと予告編(60秒)が公開された。『ジュラシック・パーク 3D』『ジョーズ』『スティーヴン・スピルバーグIMAX映画祭』予告編<上映情報>『スティーヴン・スピルバーグIMAX映画祭』2025年1月10日(金)『ジョーズ』2025年1月24日(金)『E.T.』2025年1月31日(金)『ジュラシック・パーク 3D』全国のIMAXシアターにて公開公式HP:
2024年12月10日BABYMETALの映像作品『BABYMETAL LEGEND - 43 THE MOVIE』より「KARATE」のライブ映像が公開された。12月11日(水) に発売される本作は、2024年3月23日・24日に沖縄・沖縄コンベンションセンター展示棟で開催され、ワールドツアーの締め括りとなった初の沖縄公演『BABYMETAL WORLD TOUR 2023 - 2024 TOUR FINAL IN JAPAN LEGEND - 43』の模様を収めたライブフィルム。今回公開された「KARATE」は、まさにBABYMETALが道なき道を歩み、いかなる壁にも挑み続けたグループとしての存在を象徴するかのような楽曲で、進化を続けるBABYMETALが投影されたパフォーマンスを見ることができる。BABYMETAL「KARATE」ライブ映像<リリース情報>『BABYMETAL LEGEND - 43 THE MOVIE』2024年12月11日(水) リリース※後日iTunesにてコンサートフィルム販売も予定『BABYMETAL LEGEND - 43 THE MOVIE』Blu-ray(通常盤)ジャケット●Blu-ray(通常盤):7,700円(税込)※Dolby Atmos、Stereo●DVD(通常盤):6,600円(税込)※5.1ch、Stereo●THE ONE限定盤(完全生産限定盤 / Blu-ray+2CD+ポストカードセット+アクリルフォトフレーム+カセットテープ):22,000円(税込)セット内容:Blu-ray(1枚 / 全14曲)、LIVE ALBUM(2枚 / 全14曲)※ポストカードセット(43枚)、アクリルフォトフレーム、カセットテープ付きスペシャルパッケージ仕様『BABYMETAL LEGEND - 43 THE MOVIE』THE ONE限定盤商品イメージ画像【Blu-ray / DVD / LIVE ALBUM(THE ONE盤のみ)収録内容】■2024.3.23 & 24 at Okinawa Convention Center01. BABYMETAL DEATH02. Distortion (feat. Alissa White-Gluz)03. PA PA YA!! (feat. F.HERO)04. Shanti Shanti Shanti05. MAYA06. BxMxC07. Brand New Day (feat. Tim Henson and Scott LePage)08. Monochrome09. メギツネ10. ギミチョコ!!11. KARATE12. ヘドバンギャー!!13. メタリ!! (feat. Tom Morello)14. Road of Resistance【カセットテープ(THE ONE盤のみ)収録内容】■2024.3.23 & 24 at Okinawa Convention Center01. メタリ!! (feat. Tom Morello) - 43 ver. -THE ONE限定盤 予約リンク:※数量限定のため、商品がなくなり次第受付終了。主要販売サイト:公式サイト:
2024年12月10日『桂二葉チャレンジ!! SECOND SERIES 2』が、11月28日に東京・有楽町朝日ホールで開催された。『桂二葉チャレンジ』は演芸写真家・橘蓮二のプロデュースのもと、桂二葉が落語界を代表する師匠に挑戦する企画。加えて『SECOND SERIES 2』では、毎回ネタ下ろしにも挑む。今回の公演では『蜆(しじみ)売り』を披露した。一席目に登場したのは二葉さん。毎回満員御礼であることを感謝しつつ、「ぽつぽつ(席が)空いてますが」でひと笑い。そして、この日のゲスト・柳家三三師匠について人前で話すのが苦手ということで、「私もトークが苦手なんで、最後のトークコーナーは盛り下がると思います」と客席を牽制し、笑いを誘った。そのほか、TVでの露出が増えたことにも触れ、某番組は「『笑点』と違ってヤラセが無い」と毒を吐くことも忘れない。今回も先にネタ下ろしをということで、さっそく『蜆売り』を高座にかける。蜆売りの少年の話を聞いた元義賊の旦那が、自分が過去にかけた恩が原因で少年が蜆売りをせざるを得ないことを知り、自分の罪を悔い改める人情噺。鳴り物も入りながらのしっとりとした物語が展開されるなか、二葉さんお得意のあっけらかんとした蜆売りの少年の様子がどこかミスマッチで微笑ましく、なおかつ語る場面の情景が浮かび上がる素晴らしい口演だった。続いて二席目は、ゲストの三三師匠。二葉さんがマクラで次回のゲストがえげつないと語っていたことを受けて、「最終回前の手頃なゲストの柳家三三で~す」と自己紹介すると、会場から割れんばかりの拍手が。そして高座にかけたのは、夫婦喧嘩をその家に泥棒に入っていた盗人が仲裁する滑稽噺『締め込み』。疑われた女房を演じている時の三三師匠が特に面白く、“犬も食わない”と形容される夫婦喧嘩とはこんなものだろうなと、納得させられる語り口だった。仲入りを挟んで、ふたたび二葉さんが高座に上がる。マクラも早々に口演したのは『池田の猪買い』。上方落語の旅噺のひとつで、冷えに悩む男が猪肉を食べた方がいいと助言を受け、新鮮な肉を得るため猪狩りに出かける噺。ネタ下ろしを終えてリラックスしたのか、フルスロットルでアホな男を茶目っ気たっぷりに演じていた。本編を終えて二葉さん、三三師匠揃ってのトークコーナーでは早々トークが苦手なことに触れ、「何回かやったけど弾まないね」「前は(春風亭)一花さんが間にいたからよかったけど、今日は黙ってる時間のほうが長いかも」などとふたりとも自虐的に語り、笑いを誘う。最初は二葉さんがネタ下ろしについて質問。三三師匠は毎月イイノホールでやってると言いつつ、毎月やってなかったので最近ちゃんとやり始めたけど、言ったことを後悔していると語った。また三三師匠は、今回の公演について「『蜆売り』やられるとそのあと落語するの大変なんだよ、だから今日は頑張りました」とチクリ。会場から大きな拍手が送られた。トークは転じてネタ覚えについての話に。三三師匠は直前までほっておいて、もうやらなきゃというときにやるタイプとのこと。そして、覚えるときに脇から話されるのが嫌いだから、今日の『池田の猪買い』にでてくるアホは大嫌いと話し、会場を沸かせた。最後は、二葉さんから次回の宣伝。またまたえげつないゲストが出ると話し、ゲストに立川志の輔師匠を迎えファイナルにふさわしい『百年目』をネタ下ろしすることを発表した。三三師匠からは、「二葉さんは野性味がある」との謎のエールも贈られ公演はお開きに。締めの言葉もトークが苦手なふたりらしく「じゃあ、終わりま~す」と突然の終了宣言となった。撮影:橘蓮二<公演情報>『桂二葉チャレンジ!! FINAL』2025年4月3日(木) 東京・有楽町朝日ホール開場 18:30 / 開演 19:00出演:桂二葉『百年目』ほか一席ゲスト:立川志の輔チケットはこちら:()桂二葉 関連リンクオフィシャルサイト:(旧Twitter)::
2024年12月10日4シーズン目の幕開けを2週間後に控えた12月9日、『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』開幕前メディアカンファレンスが実施された。DIVISION 1を戦う全12チームの代表選手が一堂に会し、意気込みを語った。(写真左より) クワッガ・スミス(静岡ブルーレヴズ)、日和佐篤(コベルコ神戸スティーラーズ)(c)JRLO【カンファレンスA】12月21日(土)・静岡ブルーレヴズ×コベルコ神戸スティーラーズ・ヤマハスタジアム(磐田)クワッガ・スミス(静岡BR)「自分たちとしてはいいスタートを切りたい。選手たちはプレシーズンにとてもハードワークしてきた。リーグワンは競争力が激しいが、いいスタートを切って、自分たちのラグビーをできればと思っている。(個人の目標について)去年はケガして残念なシーズンになってしまった。今季はケガがないようにしっかり準備をしてきたので、全試合出場したい」日和佐篤(神戸S)「2025年1月17日に阪神・淡路大震災から30年を迎える年になる。神戸としても、スティーラーズとしても、特別なシーズンとなる。残り2週間、いい準備をして、いい仕上がりで開幕を迎えたい。(個人の目標について)黒子に徹しようと思っているので、自分の速いプレーで神戸の選手が生き生きプレーしているところを見てほしい」(写真左より)鶴谷昌隆(三菱重工相模原ダイナボアーズ)、竹内柊平(浦安D-Rocks)(c)JRLO【カンファレンスA】12月22日(日)・三菱重工相模原ダイナボアーズ×浦安D-Rocks・相模原ギオンスタジアム鶴谷昌隆(相模原DB)「チームとしてはトーナメントのつもりで戦うこと、『DYNA IMPACT』というスローガンがあるので一戦一戦大切にして、結果でインパクトを残せるようハードワークしてがんばりたい。(新加入のカート=リー・アレンゼについて)人間性もすごくいいし、プレーもすごくいい。練習にしっかり準備して臨む姿勢が本当にプロアスリートだと感じるので、チームにいい影響を与えてくれている」竹内柊平(浦安DR)「チームとして初めてのD1ということで、今年はコーチング体制も大きく変わり、グレイグ・レイドローがHCとしてチームを引っ張ってくれている。一人ひとりが率先して動けるようになったので、D1の試合が始まるのが楽しみ。(レイドローHCについて)伸ばすところは伸ばす、緩んでいるとしっかり怒る。一回一回の練習時間は短いがクオリティは高く、気が抜けない、締まったいい練習ができている」(写真左より)梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)、リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)(c)JRLO【カンファレンスA】12月22日(日)・横浜キヤノンイーグルス×東芝ブレイブルーパス東京・日産スタジアム梶村祐介(横浜E)「チームとしては優勝をターゲットに今まで取り組んできた。アタックのボールの動かし方が変わり、ボールを動かす回数が増えているので、そこに注目してほしい。(注目選手について)セブンズから帰って来た石田吉平選手。外側でボールを持つとすごくワクワクする選手で、プレシーズンでもすごくいいパフォーマンスを見せているので、楽しみにしてほしい。(12月7日のBL東京とのプレシーズンマッチついて)お互いオプションを隠しながらの難しい戦いになったが、ブレイブルーパスさんのフィジカリティを味わったので、しっかり学んで開幕戦に向かっていきたい」リーチ マイケル(BL東京)「プレッシャーはもちろんある。連覇するという言葉を一切使わず、もう一度チャンピオントロフィーにチャレンジする気持ちでやっている。(注目選手について)ワーナー・ディアンズ選手。代表戦でも大活躍しているので、東芝のディアンズに期待している。(12月7日の横浜Eとのプレシーズンマッチついて)お互い見せるところと隠すところがあり、開幕戦でとてもいいゲームになると思う」(写真左より)北條拓郎(三重ホンダヒート)、アイザック・ルーカス(ブラックラムズ東京)(c)JRLO【カンファレンスB】12月21日(土)・三重ホンダヒート×ブラックラムズ東京・三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 サッカー・ラグビー場北條拓郎(三重H)「今季選手の半分以上が入れ替わり、チームとして目標はベスト6を掲げているので、本当に大切なシーズンになるが、ホンダのエキサイティングラグビーをぜひ見ていただけたらと思う。(注目選手について)『僕を見てくれ』と言いたいが、アルゼンチン代表のパブロ・マテーラ選手の力強いキャリーをぜひ見てほしい」アイザック・ルーカス(BR東京)「まずシーズンに向けて、とても楽しみしにしている。タフで長いシーズンが待っているが、今季はとてもバランスが取れて選手が揃った。経験豊富なTJ・ペレナラ、リアム・ギルも来てくれたし、若手も進化し続けているので、楽しみにしている。(TJについて)チームに帯同して2~3日しか経っていないが、すでにチームに馴染んでいて、彼もシーズン開幕をとても楽しみにしている」(写真左より)堀越康介(東京サンゴリアス)、福井翔大(埼玉ワイルドナイツ)(c)JRLO【カンファレンスB】12月21日(土)・東京サンゴリアス×埼玉ワイルドナイツ・味の素スタジアム堀越康介(東京SG)「もちろんも目標は優勝を目指している。スローガンは『WIN THE ONE』を掲げて、大きなことではなく目の前の一つひとつに勝っていこうとプレシーズンもとてもいい準備ができたので、まず開幕戦に勝てるようにしたい。(注目選手について)長いリハビリから戻って来たショーン・マクマーン選手に注目してほしい。タフで人間的にもいい人、チームにも貢献してくれるので、楽しみにしている」福井翔大(埼玉WK)「コンディションはめちゃくちゃいい感じ。(メンバーが変わった点について)最初は『寂しいな』という感じがあったが、僕らでカバーして恩返ししたい。数シーズンとも悔しい結果で終わっているので、絶対優勝したいし、そのために一戦一戦勝っていきたい」(写真左より)江良颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)(c)JRLO【カンファレンスB】12月22日(日)・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ×トヨタヴェルブリッツ・秩父宮ラグビー場江良颯(S東京ベイ) 「チームが目指しているのは王座奪還。今年のチームスローガンは『TAKE YOUR SHOT』、一人ひとりが引き金を引いて、オレンジアーミーと一緒に王座奪還していきたい。僕らの強みのフィジカル、セットプレーを前面に出して、勢いを付けて、まずは開幕戦に勝ちたい。(コンディションについて)すごくいい感じ、もう120%」姫野和樹(トヨタV)「 例年よりもかなりタレントがいると実感している。かつスティーブ・ハンセン、イアン・フォスターという素晴らしいコーチが揃っている。自分たちのラグビーがオーガナイズされているし、去年の数倍成長しているし、エキサイティングなラグビーを見せられると思っている。(個人の目標について)フィジカル、ブレイクダウン、運動量という自分のやるべきことをやりたい」リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)(c)JRLOメディアカンファレンス後には各選手の囲み取材が行われた。リーチは次のように記者たちの質問に答えた。――先ほど連覇という言葉を使わないと言っていたが。「個人的に思っていて、来週からみんなに言おうと思う。追いかける方が力が出る。チャレンジャーの気持ちの方が力が出る」――昨季からの上積みはどこにありますか。「若手、若手が試合に出る機会が増えて、戦力になる選手が5~6名増えてきた。カウンターアタックもできるので、去年とは違うラグビーも見せられると思う。東芝の伝統あるフィジカリティはブレずにやり続ける」――期待の若手を挙げるとすると。「(高城)勝一。彼は今年ブレイクすると思う。3~4年身体鍛えてきて、やっと試合に出ると思う。ワーナーが(出場停止で)開幕戦に出られないけど、勝一がいるから大丈夫」――リーグワンのレベルをどのように見ていますか。「毎年上がっている。トップ4争いがよりタイトになる。どこのチームも選手、コーチを補強し、よりハードになる。チャンピオンになると違った気持ちで全チームが向かってくるので、こっちも違った気持ちで返さないといけない。楽しみ」――長いシーズンをどのように戦いますか。「一戦一戦。プレーオフになった時、規律が高いチームが有利。セットプレーも大事になるし、1位を目指すのはもちろん。最初の連戦がタイトになるので、一戦一戦パフォーマンスよりも結果にこだわる。東芝なのでディフェンスを見てほしい。身体をぶつけるところと勝つところを見てほしい。一戦一戦何としても勝つ。結果がすべて。いいパフォーマンスして負けるより、勝つ」NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 開幕前メディアカンファレンスに出席した選手一同(c)JRLO『NTTリーグワン2024-25』D1は12月21日(土)~2025年5月11日(日) にレギュラーシーズンを戦い、上位6チームが5月17日(土)~6月1日(日) にプレーオフトーナメントで覇権を争い、下位2チームは5月23日(金)~31日(土) にD1/D2入替戦に回る。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25の特設ページ()
2024年12月10日無尽の想像力と圧倒的な画力によって、斬新な作品を数多く世に生み出した江戸末期の浮世絵師・歌川国芳(1797-1861)。国内外で高い人気を誇る国芳の全貌を多彩な作品群で紹介する展覧会が、12月21日(土)から2025年2月24日(月・祝) まで、大阪中之島美術館で開催される。大阪では13年ぶりとなる大規模な個展だ。30歳代始めに『水滸伝』の英雄たちを描き、遅咲きの成功を手にした国芳は、美人画と役者絵を頂点とする当時の浮世絵界において、武者絵を新たな人気ジャンルへと押し上げた立役者。3枚続きの大画面を活かしたダイナミックな構図や、物語の決定的瞬間をつかむ優れた国芳の描写力によって、武者絵は大きく進化したと言われる。同展の魅力のひとつは、出世作から最晩年の作品まで、国芳の代名詞である武者絵の数々が一堂に並ぶこと。イケメンから、ダークヒーロー、巨漢や怪童まで、魅力あふれる多様なヒーローたちが勢揃いする。《坂田怪童丸》天保7年(1836)頃個人蔵国芳が力を発揮したのは武者絵だけではない。美人画や役者絵、西洋画法を取り入れた風景画など多彩なジャンルを手がけたが、なかでも巧みに諷刺を潜ませた戯画は国芳が特に得意としたジャンルのひとつ。猫や金魚、鳥、さらには道具や玩具をも擬人化したり、絵に二重の意味をもたせたり、あるいは言葉遊びを織り込んだりなど、ユーモラスな戯画で人気を博した彼は、江戸幕府によって役者や遊女を描くことが禁止された際にも、そうした戯画による笑いと諷刺で苦境を乗り切っている。同展でも、機知に富んだ戯画の数々が、江戸の街を大いに沸かせた笑いの力を実感させてくれることだろう。今回、もうひとつ注目したいのは、「猫」。大の猫好きで知られる国芳は、絵を描くときにも懐の中で仔猫をかわいがっていたと伝えられるほど。戯画や役者絵、美人画と、ジャンルの枠を超えて描き込まれた猫たちは、人気役者や遊郭の客など、様々に姿を変えて登場する。猫を描いた新発見作品《流行猫の変化》(通期)も初公開となる。《流行猫の変化》天保12 – 13年(1841 – 42)頃個人蔵前期・後期と会期が分けられた同展では、幅広い画題の浮世絵版画と貴重な肉筆画の計約400点が並ぶ。奇想天外なアイデアと、現代にも通ずるデザイン力やユーモアのセンスを駆使し、様々な趣向を凝らして浮世絵に新風を吹き込んだ国芳の魅力を存分に味わえる、国芳展の決定版だ。<開催概要>『歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力』会期:2024年12月21日(土)~2025年2月24日(月・祝 ) ※会期中展示替えあり会場:大阪中之島美術館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜(1月13日、2月24日は開館)、12月31日(火)、1月1日(水 ・祝)、1月14日(火)料金:一般1,800円、大高1,500円、中小500円公式サイト:
2024年12月10日愛知県芸術劇場が2025年度の自主事業ラインアップを発表した。年間を通じて、音楽、オペラ、ダンス、演劇など多岐にわたるジャンルの多彩なプログラムを展開するとともに、若手アーティストの発掘と育成を目指した公募プログラム「AICHI NEXT: Performing Arts Project」の始動をはじめ、さまざまな取り組みを進めていくという。2024年4月より愛知県芸術劇場芸術監督(アーティスティックディレクター)として数々の公演を手がける唐津絵理は、このラインアップ発表に際し、「愛知県芸術劇場は気軽に足を運べる“県民の広場”でありたい。そしてまた“世界への窓”として、多様な世界への入口でありたいと思っています」とメッセージを寄せた。さらに、「演じる者と観る者が、同じ場所、時間を共有することで、リアルに交流することのできる舞台芸術は、生への実感をリアルに感じることのできる、今だからこそ大切な空間であると考えています」と、劇場、また舞台芸術の存在意義をアピールする。2025年前半で注目されるのは、ロンドン・オリンピックのオープニングで振付を手がけたアクラム・カーンの演出・振付によるアニメーション×ダンスの公演『ジャングル・ブック』。人間と動物、気候変動、生き物の多様性など、子どもから大人まで世代を超えて感じ取ってもらいたいメッセージの詰まった作品であり、愛知県芸術劇場のこれからを象徴する作品のひとつであるとも。また新たにスタートする「AICHI NEXT: Performing Arts Project」は、若手アーティストの発掘と育成を目指した公募プログラムで、既存の領域を横断した斬新な作品や新たな発想で取り組むパフォーマンスなどを募集し、上演の機会を創出。さらには、18歳以下無料の公演を増やすとともに、気軽に参加できる無料企画、アクセシビリティを高めるための字幕の導入など、多様な人が劇場に親しむための工夫を行っていくという。■唐津絵理愛知県芸術劇場芸術監督「ラインアップ2025に寄せて」全文唐津絵理愛知県芸術劇場芸術監督(アーティスティックディレクター)(C)Tatsuo Nambu4月より愛知県芸術劇場の芸術監督に就任しました唐津絵理です。愛知県芸術劇場は気軽に足を運べる「県民の広場」でありたい。そしてまた「世界への窓」として、多様な世界への入口でありたいと思っています。現代社会のなかで、インターネットやテクノロジーが発達し、いとも簡単に世界各地とつながることができるように感じられますが、実感をもって自分の身体を感じること、肯定感をもって生を実感できる機会は少なくなっているように感じています。演じる者と観る者が、同じ場所、時間を共有することで、リアルに交流することのできる舞台芸術は、生への実感をリアルに感じることのできる、今だからこそ大切な空間であると考えています。2025年度前半のプログラムとしてまずご紹介するのは、ダンスとアニメーションが融合した『ジャングル・ブック』です。ウォルト・ディズニーが最後に手がけたとされるこの著名なアニメーションが、子どもから大人まですべての人が楽しむことができる舞台作品になりました。演出・振付を手がけたのは、ロンドン・オリンピックのオープニングで振付を手がけたアクラム・カーンです。エンターテインメントとアートが融合したこの作品は、ひとりでも多くの皆さまに来ていただきたいと考えている愛知県芸術劇場のこれからを象徴する作品のひとつです。また、新規プログラムとして、若手アーティストの発掘と育成を目指した公募プログラム「AICHI NEXT: Performing Arts Project」をスタートします。既存の領域を横断した斬新な作品や、新たな発想で取り組んでいるパフォーマンスなどを募集、当劇場のサポートにより上演の機会を創出します。ほかにもたくさんの自主企画を予定していますが、従来からの18歳以下無料の公演を増やすだけでなく、気軽に参加いただける無料企画、アクセシビリティを高めるための字幕の導入など、多様な方にお越しいただける工夫を行ってまいります。来年度も県民の皆さまの広場となるよう努めてまいります。愛知県芸術劇場へのご来場をお待ちしております。2025年度 愛知県芸術劇場 自主事業ラインアップ■鑑賞公演・イベント・愛知県芸術劇場オープンハウス2025年4月29日(火・祝)大ホール小ホール愛知県芸術劇場オープンハウス・THE オルガンNIGHT&DAY 20252025年5月2日(金)・3日(土・祝)コンサートホール・赤ちゃんと踊ろう2025年5月25日(日)・26日(月)大リハーサル室赤ちゃんと踊ろう・アクラム・カーン『ジャングル・ブック』2025年6月28日(土)大ホールアクラム・カーン『ジャングル・ブック』(C)Ambra Vernuccio・ヒューストン・バレエ「オープニング・ガラ」『ジゼル』2025年7月10日(木)・12日(土)大ホール・CLUB ORIGAMI(クラブ オリガミ)2025年7月23日(水)・24日(木)小ホール ※県内ツアーありCLUB ORIGAMI(クラブ オリガミ)(C)Summer Dean・東京二期会オペラ劇場『イオランタ/くるみ割り人形』字幕付言語(ロシア語)上演〈新制作〉2025年7月26日(土)大ホール東京二期会オペラ劇場『イオランタ/くるみ割り人形』字幕付言語(ロシア語)上演<新制作>(C)AshleyTaylor・オルガン・レクチャーコンサート2025年8月27日(水)コンサートホール・愛知4大オーケストラ・フェスティヴァル 2025「ブラームス 交響曲全曲演奏会」2025年8月31日(日)コンサートホール・ダンス兼演劇作品『ダンスの審査員のダンス』2025年9月19日(金)〜21日(日)小ホール・第46回中部バレエフェスティバル『眠れる森の美女』(全3幕プロローグ付き)2025年10月5日(日)大ホール第46回中部バレエフェスティバル『眠れる森の美女』(全3幕プロローグ付き)振付の山本康介・オルガン・アワー2025年10月30日(木)コンサートホール・愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohamaパフォーミングアーツ・セレクション20252025年11月小ホール・愛知県立芸術大学管弦楽団 第36回定期演奏会2025年11月22日(土)コンサートホール・第22回AAF戯曲賞受賞記念公演『とりで』2025年12月19日(金)・21日(日)小ホール第22回AAF戯曲賞受賞記念公演『とりで』(C)Satoshi Nishizawa・クリスマスはオルガンだ!20252025年12月24日(水)・25日(木)コンサートホール・藤原歌劇団公演プッチーニ作曲『妖精ヴィッリ』(オペラ全2幕)マスカーニ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』(オペラ全1幕)〈字幕付き原語上演〉ニュープロダクション2026年2月7日(土)大ホール・ピアノ・ツィルクス~5台ピアノの世界 in 愛知県芸術劇場2026年3月7日(土)コンサートホール・META XENAKIS - PSAPPHA 加藤訓子(パーカッション)× 中村恩恵(ダンス)2026年3月25日(水)小ホール■2025年度からスタートする公募型のプロジェクト・公募プログラム AICHI NEXT: Performing Arts Project 「Challenge stage」& 「Advance stage」2025年8月15日(金)・16日(土)愛知芸術文化センター オープンスペース、小ホール愛知芸術文化センターオープンスペース提供:愛知芸術文化センター・公募プログラム AICHI NEXT: Performing Arts Project 「Advance stage」2025年10月25日(土)・26日(日)大リハーサル室公募プログラム AICHI NEXTロゴ■舞台芸術の裾野をより広げる 劇場と子ども7万人プロジェクト〈小・中・高校生無料招待公演〉・愛知県芸術劇場 舞台芸術鑑賞教室 2025 絵本×朗読×パイプオルガン『終わらない夜』2025年11月12日(水)コンサートホール・愛知県芸術劇場舞台芸術鑑賞教室 2025 ニッセイ名作シリーズ 2025舞台版『せかいいちのねこ』2026年1月28日(水)大ホールニッセイ名作シリーズ 2025 舞台版『せかいいちのねこ』(C)三枝近志■愛知発のプロデュース作品を広く届けるための公演・高槻城公園芸術文化劇場×愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohamaパフォーミングアーツ・セレクション2025 in Takatsuki2025年4月26日(土)・27日(日)高槻城公園芸術文化劇場※ラインアップは2024年11月28日現在。都合により変更する場合があります。※そのほかの自主事業については劇場ウェブサイトにて紹介。公式サイト:
2024年12月10日琉球風水志シウマによる開運クルージングイベント『琉球風水志シウマ presents スペシャルディナークルーズ on マリーンルージュ』が、12月7日に横浜のクルーズ船・マリーンルージュで開催された。琉球風水志シウマは、テレビ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)などで活躍中の人気占い師。携帯下4桁の合計数字で占うのが特徴で、その的中率の高さが話題となっている。本クルージングイベントは、ファンクラブ「琉球風水志シウマメンバーズサイト『Natural』」の開設後初イベントとして行われた。大きな拍手に迎えられて登場したシウマは、「琉球風水では、運気を上げるために行動したこと自体が開運行動なんです。なのでここに皆さんが来たことですでに運気は上がってるんですね」と、さっそく運気アップのうれしい言葉が。続けて「ということで、もう帰っていいですよ(笑)」というまさかの言葉に来場者たちは爆笑。ファンクラブイベントということもあり、自身のYouTubeなどで見せているシウマらしい軽快なトークがオープニングから飛び出した。クルージングイベントの内容はシウマ本人が監修。開催場所のマリーンルージュやテーブルクロスの色は、2024年のラッキースポット・カラーである「海・青」にちなんでチョイス。開催日程、チケット料金の数字はラッキーナンバーから。料理は、今月の開運フード「魚」の中でも縁起のいい滝登りをイメージしたサーモンを前菜に。今月は人との衝突を避けた方がいいということでデザートはフワフワなスフレチーズケーキとロールケーキを用意。そのほか運気アップの要素が随所に散りばめられた。まずは、2024年の振り返りからスタート。「何が開運行動だったか覚えてますか?」など、観客とのやりとりも楽しみながら、2024年は“スピード勝負の年”ということで、琉球風水におけるその理由をわかりやすく解説。そして「皆さん気になるのは2025年ですよね」と言うと、「2024年とは真逆になります」とズバリ。「2025年は九星気学でいうと“二黒土星”の年なので、準備・確認はしっかりと」という土台の考え方を説明したうえで、大切なポイントや具体的な対処法、オススメの行動や場所に至るまで、さまざまなアドバイスをおくった。そして、2025年のラッキーカラー「グリーン」と、ラッキーナンバー「35」をデザインしたハンカチを参加者にプレゼント。MCから「ラッキーナンバーを日常にどう取り入れたらいいか」と質問されると、シウマは「俺そんなに意識してないよ」と、まさかのコメント。しかしそうは言いつつも、「ネットで販売してもらっている『開運シウマ御守り』を待ち受けにしてるんです。それを1年変えない」と明かし、「真似していいですよ」と語りかけた。デッキでの撮影会を前にMCから「ここでお色直しです」と言われると、シウマは「要る(笑)!?」と照れながら先に退出。横浜の美しい夜景をバックに、プレゼントのハンカチを持っての撮影や、ハートマークのポーズなど、さまざまなリクエストに応えながら、終始和気あいあいとした雰囲気での撮影会となった。船内に戻ったあとは、事前に参加者から募ったお悩みに答えるコーナーへ。「息子に買う携帯番号の下4桁は何したらいいか」や「母親と反りが合わず、どのように気持ちを切り替えたらいいか」などのお悩みに対する回答に参加者たちは興味津々だった。「浪費癖を治すには?」というお悩みでは、それまでと打って変わって「意識!」とシウマが言い切り会場中が爆笑に。その後、浪費癖に対処するための数字を教えつつも、お金との相性を元に「一発で浪費を止められる」という現実的な方法も力説した。シウマへの質問コーナーでは、「答えるかどうかは気分次第」と宣言。最初の「シウマさん自身の人生を教えてください」という質問には、「気になる人いる!? 気になる人は手を挙げて」と問いかけ、大半の参加者が手を挙げるも「少ないですね」とはぐらかそうとするシウマに参加者たちは大笑い。MCの説得により渋々答えるシウマだが、「極論言うと占いには興味がないんですよ」とキッパリ。「野球脳なんですよね。占いも信じてなかったし」と、甲子園にも出場するほど野球にのめり込んでいたシウマが、琉球風水師である母親の影響で琉球風水を学ぶことになった経緯を語った。その後、「野球をやっていればなんとかなる」「あまり泣くことはないけど、WBCの準決勝は泣きかけた」など、なんでも野球に例えるシウマは、途中、WBCの話が止まらなくなってしまい、後方のスタッフから「話が脱線している合図」である黄色い旗が振られ、強制ストップさせられてしまう場面も。そのほか、「旅行で気を付けていることは?」という質問では「一切ない」と言いつつも、旅行に行かない方がよいときのサインなどを伝授するなど、丁寧に回答していく。プレゼントコーナーでは、MCから「サイン入り」と紹介されると、またも「サイン?誰の?俺!? 要る!?」と即座にツッコミ。「芯身美茶開運茶」「開運宝くじ入れ」など、その場でサインをしてもらった当選者たちはしっかりと喜んでいた。最後は「今日はありがとうございました。2025年もいろんなところで発信していくので、やれることだけやっていただけたら。違うと思ったらやらなくていい。いいリズムを作って上手に活用してください。これからも応援よろしくお願いします」と挨拶。退出時には、参加者一人ひとりの顔を見てその人のラッキーナンバーとラッキーカラーを即座に言うというラッキーなお土産がプレゼントされた。■琉球風水志シウマメンバーズサイト「Natural」:
2024年12月10日結城真一郎によるミステリー小説『#真相をお話しします』の実写映画化が決定。2025年4月25日(金) に公開される。本作の主演を務めるのは、映画初出演にして初主演を務めるMrs. GREEN APPLEの大森元貴と、本作で映画初主演を飾るtimeleszの菊池風磨。ある事件をきっかけに心を閉ざしてしまった警備員・桐山を菊池が、その横にいる謎の男・鈴木を大森が演じる。監督は、『怪奇大家族』『妖怪シェアハウス』シリーズで知られる豊島圭介が務める。このたび公開されたスーパーティザービジュアルでは、ふたりが真剣な面持ちで正面を向いている。またスーパーティザー映像で映し出されるのは、暗く怪しげな警備室。意味ありげに口角を上げる鈴木となにかを祈っている様子の桐山のカットが差し込まれている。■大森元貴 コメント出演のお声がけをいただいた時は、「どうして僕?」という驚きが率直な感想でした。最初は畑が違うなと思いためらっていましたが、脚本を拝読して力になれることがあるかもしれないと思いました。脚本はジェットコースターのように話が進むので、グッと心を奪われて読み進めていきました。映画の撮影は初めてだったので最初はドキドキしていましたが、風磨くんが温かく迎えてくださり、とても心強かったです。優しいお兄ちゃんのようでした。まだ言えないことが沢山ありますが、ぜひ映画館で観てほしいと思います。『#真相』はね、映画館でね、観ておかないと(笑)。■菊池風磨 コメント主演としてこの作品のお話しをいただいたことに、まず驚きました。そして大森くんとの共演はなにより楽しみが大きかったです。大森くんは演技経験が少なかったそうですが、それがうそと思うくらい。胸を貸してもらえるくらいどっしりと構えてくれていた感じが素敵でした。脚本は展開の予想ができず、読めば読むほど謎が深まって最後に伏線回収されていく。すっきりする部分と、ある種もやっとする部分のバランスが面白い作品だと思いました。大森くんと僕の組み合わせも、異色だと思いますし、ストーリーにも謎は多いので、この謎を解くために映画館に観に行っていただいて、「ケセラセラ」な気持ちで帰っていただきたいと思います(笑)。■豊島圭介監督 コメント謎とどんでん返しが緻密に組み上げられた結城真一郎先生の原作に、映画ならではのスペシャルな仕掛けを施して完成させたこの作品。本当の「真相」にたどり着くまでに、いくつもの「違和感」を仕掛けました。最後まで、誰を、何を信じたらいいのか、ドキドキするような〝考察的映画体験〟ができる、誰も見たことのない映画になったと自負しています!今回、はじめて映画出演をする大森元貴くんには舌を巻きました。演技について熱く議論ができるし、様々なアイディアをいくつも提案してくれる。しかも芝居はナチュラルさと狂気が共存している。「あんたはベテラン個性派俳優か!」となんどか突っ込みかけました。そして、これまでいくつもの作品を共にしてきた、戦友ともいえる菊池風磨くん。今回は、今までにないやさぐれた役柄で、いままでにない極限状態での演技を要求したのですが、「風磨、あんな顔するんだ!」と僕すら驚くほどの新境地を見せてくれました。こんなふたりのジリジリ、ヒリヒリする芝居が最後に到達するとんでもない境地。どんな「真相」が待っているのか、ぜひご期待ください!■原作:結城真一郎 コメント映画のエンドロールに「原作者」として載るのが昔から夢でした。その夢がこんなにも早く、こんなにも豪華なダブル主演で実現することを心から嬉しく思います。小説の惹句で「映像化不可能」と謳われることがよくありますが、この『#真相をお話しします』に関してはずっと「映画化不可解」な作品であると思っていました。個々に繋がりのない独立した物語で構成された短編集が、いかにして一本の映画として成立するのか。また、大森さんと菊池さんのおふたりは、どんな人物を演じるのか。真相はぜひ劇場で、その目でお確かめください。■企画・プロデュース:平野隆 コメント映画の為に書いて頂いた「青と夏」「点描の唄」「Soranji」でご一緒し、7年にわたり大森君と接して、彼はチャーミングなトリックスターだと感じる様になりました。脚本作りでこの映画の主人公鈴木が魅惑的なキャラクターになるにつれ、たびたび大森君の顔が浮かび、同時に映画への大きな化学反応に胸が踊りました。もうひとりの主人公桐山はとても人間味のある、ある意味情けない男です。この役を、常に新しいことにチャレンジするトップアイドル菊池君が演じてくれたら、映画がとても愛おしいものになると感じました。このふたりの“ナイーブな爆発“をご期待下さい!映画『#真相をお話しします』スーパーティザー映像<作品情報>『#真相をお話しします』2025年4月25日(金) 公開公式サイト: 映画「#真相をお話しします」製作委員会
2024年12月10日映画『雪風 YUKIKAZE』が、竹野内豊主演で2025年8月に劇場公開されることが決定した。本作は、太平洋戦争の渦中から戦後、さらに現代へと繋がる激動の時代を背景に、懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を史実に基づいたフィクションとして壮大なスケールで描いた作品。タイトルとなっている「雪風」とは、太平洋戦争中に実在した1隻の駆逐艦の名前だ。「雪風」は、主力だった甲型駆逐艦38隻のうち、ほぼ無傷で終戦を迎えた唯一の船で、その機動力から戦闘以外にも兵員や物資の輸送、上陸支援、沈没艦船の乗員救助などにも参加し、敵味方関係なく多くの兵士を救い続けたという。また、終戦後も「復員船」として航海を繰り返し、外地に取り残された人々、約13,000名を日本に送り返すなど戦争の後始末を背負った伝説の“不沈艦”として知られている。その「雪風」の艦長・寺澤一利を演じるのは、竹野内豊。絶えず冷静に指示を下し、時には型破りな判断で激戦をくぐり抜けてみせるリーダーシップ、そして武士道を信念に携えた、いわゆる一般的な軍人像とは一線を画すキャラクターだ。併せて、竹野内演じる「雪風」艦長・寺澤一利を捉えたファーストカットと、製作中の本編映像を使用した超特報が公開された。■竹野内豊(「雪風」艦長・寺澤一利 役)コメント戦争を経験していない自分が史実に基づく人物を演じることは、様々な不安もありましたが、気を引き締めて役に挑みました。2025年に日本は終戦80年を迎えます。昨今、残念ながら戦争を身近に感じる時代になり、変わりゆく日本の景色の中で本作が世に送り出されることにも必ず意味があるのだろうと、信じたいです。平和な未来を築き、美しい日本を守ってゆくには、私たちは何を想い、何を大切にしていかなければならないのか。この映画が一人ひとり、少しでも多くの皆様方の心に届き、考えるきっかけになれば幸いです。『雪風 YUKIKAZE』超特報<作品情報>『雪風 YUKIKAZE』2025年8月 公開公式サイト: Yukikaze Partners.
2024年12月10日12月6日、ミュージカル『next to normal』が開幕した。トム・キット音楽、ブライアン・ヨーキー脚本・歌詞。2009年にトニー賞3部門を受賞、2010年にはピューリッツァー賞(戯曲部門)を受賞。当時、双極性障害というシリアスなテーマがミュージカルになり認められる、その驚きと衝撃は忘れられない。日本では2013年にマイケル・グライフの演出にて初演。2022年から上田一豪が演出を手掛け、4演目の今回も日本オリジナルの演出とデザインとなっている。12月5日に開催されたゲネプロのレポートをお伝えしよう。家はシンプルなフレームで構成された2階建て。盆が回転し、学校など他の場所にも見立てられる。出だしは、よくある家族の朝の光景だ。母ダイアナ、父ダン、兄ゲイブ、妹ナタリー。しかし歌からは、それぞれの不安と不満が見え隠れする。ダイアナ曰く、夫は退屈、息子は変人、娘は天才。ゲイブとは親しげに言葉を交わすが、ナタリーが反抗的なこともあって会話は大して噛み合わない。そのうちダイアナは床に食パンを並べだす。エキセントリックになっていくダイアナを気遣うダン。ダイアナはドクター・ファイン(機械的で見るからにヤブ医者っぽい?!)の診察を受けて、たくさんの精神薬を処方される。ひとまず容態は落ち着くが、ナタリーと大学の級友ヘンリーがイチャイチャしているのを目撃し、薬物療法によって感情や痛みが失われていることに気づく。感情と共にイキイキと自由に走り回る、そんな自分を取り戻すためにダイアナは薬を捨ててしまう。ここで歌われるダイアナのソロ「I Miss the Mountains」は希望に満ちた名バラードだ。このメロディーの美しさ、爽やかさにうっとりしてしまうが、ダイアナの選択を考えるとこれはいびつなハイでしかないのかもしれない。こうして、この作品は時折、観る者を混乱させ、これでいいのかと疑わせながら展開する。その戸惑いは、まるでダイアナが彷徨う世界のようだ。ヘンリーと一家は食事を共にすることになり、5人は賑やかに食卓を囲む。ダイアナは料理に腕を振るう。温かく平和な理想の家族のはずだった。ダイアナが火を灯したバースデーケーキを運んでくるまでは。ダイアナの病状は深刻化し、新たにドクター・マッデンの治療を受けることになる。このドクター・マッデン、登場からメタルロックのアーティストさながらにシャウト!ああ、そうか。もしかしてこれはダイアナの視点なのか?と、再び疑似体験している気分に。そして電気けいれん療法を受けたダイアナは大まかな記憶を失ってしまう……。望海風斗はダイナミックで繊細、傷つき葛藤するダイアナとして説得力抜群。見事に舞台の上で生きている。その風貌と歌の巧みさ、表現力も素晴らしい。甲斐翔真のゲイブはアメリカにいる筋肉隆々の若者そのもので、クリアな歌声が魅力だ。特にラストのほうは白眉なので要チェック。渡辺大輔のダンは真摯な夫としての紆余曲折を見事に描き出す。こんなに妻に対して一生懸命な人、貴重だよなぁとしみじみ。小向なるのナタリーはスカッと抜ける歌声が素敵。母に対する想いには泣かされる。吉高志音のヘンリーはイカれた奴かと思いきや、ナタリーを支えるキュートなよき彼氏で、このカップルのやり取りも耳福だ。中河内雅貴は全く異なるドクター二役を完璧に演じ分け、存在感を見せた。大団円で終わり!となりがちな、一般的なミュージカルとはかなり異なるエンディング。なぜダイアナは双極性障害を患ったのか、また一家の母、妻がこうしたメンタルの病気を患うことで、家族が何を抱え何が壊れてしまうのか。妻と夫、母と子、父と子、それぞれの関係性。しかしどんな苦境でも、未来への希望は何らかの形で灯る。それを見つけて手放さない勇気。ノーマルじゃなくてもいいじゃないか。メンタルの病気に関わる人も関わったことのない人にも、生きるヒントをたくさんもらえる作品だ。取材・文:三浦真紀<公演情報>ミュージカル『next to normal』音楽:トム・キット脚本・歌詞:ブライアン・ヨーキー訳詞:小林香演出:上田一豪【配役:キャスト】ダイアナ:望海風斗ゲイブ:甲斐翔真ダン:渡辺大輔ナタリー:小向なるヘンリー:吉高志音ドクター・マッデン:中河内雅貴【東京公演】2024年12月6日(金) ~12月30日(月)会場:シアタークリエ【福岡公演】2025年1月5日(日) ~7日(火)会場:博多座【兵庫公演】2025年1月11日(土) ~13日(月・祝)会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールチケット情報:()公式サイト:
2024年12月10日2025年2月7日(金) に公開される映画『大きな玉ねぎの下で』の本予告映像と本ポスターが公開された。本作は、爆風スランプが1985年にリリースした同名楽曲にインスパイアされた作品で、タイトルにもある“大きな玉ねぎ”とは日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠のこと。出会うはずのないふたりが、連絡用のバイトノートをきっかけに次第に“顔の知らない相手”に淡い想いを寄せていく姿を、神尾楓珠、桜田ひよりを主演に迎えて描く。公開された本予告映像の冒頭では、まだ会ったことのない相手に想いを馳せながらノートを綴る丈流(神尾楓珠)と美優(桜田ひより)の姿が映し出される。しかし、相手が性格が合わず距離を置いていた丈流だったことを知り、動揺する美優。会って話すと素直になれないふたりは、徐々にすれ違ってしまう。さらに、映像の後半では本作で描かれる平成初期の手紙でのやり取りを通したもうひとつの恋の様子捉えたシーンもあり、物語に期待が高まる予告映像となっている。ポスターは、丈流と美優を温かく見守る俳優陣がドラマチックに切り取られ、タイトルの大きな玉ねぎが指す武道館をセンターにした印象的なビジュアルに。右上に入れられた「書く、待つ、届く。すべての時間が恋だった。」というコピーからはどこか切なくも温もりを感じるエモーショナルな恋の物語を予感させる。なお、12月13日(金) 10時からはムビチケ前売券の販売もスタート。武道館を背景に神尾と桜田が自然な表情で微笑み合うデザインとなっている(※劇場窓口での販売は無し)。さらに、12月11日(水) 0時よりasmiが歌う本作の主題歌「大きな玉ねぎの下で」が配信される。『大きな玉ねぎの下で』本予告映像<作品情報>『大きな玉ねぎの下で』2025年2月7日(金) 公開公式ホームページ: 映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会
2024年12月10日