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隅田川花火大会や東京湾大華火祭と並んで、東京三大花火大会のひとつに数えられる「神宮外苑花火大会」が今週末に行われる。神宮球場、秩父宮ラグビー場、軟式球場の有料会場でゆったり座って1万発の花火が楽しめるのが本花火大会の魅力だ。また、都内で唯一山手線内で開催される、コンサート付きの都市型花火大会として長年親しまれてきた本花火大会は、多くの有名アーティストたちのライブが行われることもあり、毎年およそ100万人を動員し、その目と耳を楽しませてくれる。今年の出演者は、松平健、ゴールデンボンバー、倖田來未、MAX、Lead、オープニングアクトとしてI Don’t Like Mondays.、WIN=W1N、ラストアイドルが出演の予定。今年の会場を一部変更し、神宮球場、秩父宮ラグビー場のほか、これまでの軟式球場に代わって、神宮第二球場に有料観覧席が設けられるので注意が必要。メインの神宮球場ではライブが行なわれ、秩父宮ラグビー場ではそのライブ映像が上映される。【イベント情報】『東日本大震災・熊本地震復興チャリティー 2019 神宮外苑花火大会(第40回大会)』開催日:2019年8月10日(土)予備日:翌11日(日)会場:明治神宮外苑(神宮球場、秩父宮ラグビー場、神宮第二球場)開場・開演:神宮球場 16:00開場 17:30 開演予定秩父宮ラグビー場 16:00開場神宮第二球場 16:00開場※周辺の状況により開場時刻を早める場合あり花火開始:19:30花火終了:20:30 ※花火打上中の休憩時間は無し終演:未定荒天中止決定:開催当日正午入場料:◆神宮球場(全席指定)アリーナSS席9,000円・アリーナS席・スタンドS席7,500円・アリーナA席・スタンドA席6,500円販売好調につき、花火観覧指定席を販売することが決定。・席種名称:花火観覧指定席・料金:5,000円※花火観覧指定席は、花火の鑑賞は可能ですが、ステージをご覧いただくことができません。予めご了承の上、ご購入ください。※花火はお席のやや後方に打ち上がります。◆秩父宮ラグビー場(全席指定)・スタンド席4,000円◆神宮第二球場・グランド自由席3,000円・スタンド1階指定席3,500円・スタンド2階ブロック内自由3,500円※4歳
2019年08月10日おとな向け週末映画ガイド今週のオススメは『カーライル ニューヨークが恋したホテル』『カーマイン・ストリート・ギター』『シークレット・スーパースター』。特集上映では「にっぽんのアツい男たち2」に注目!ぴあ編集部 坂口英明19/8/2(金)イラストレーション:高松啓二今週末に公開の作品は11本。全国300スクリーン規模で拡大上映される『ライオン・キング』『ONE PIECE STAMPEDE』と、ミニシアターなどで上映される9本です。その中から、おとなの映画ファンにオススメしたい作品をご紹介します。『カーライル ニューヨークが恋したホテル』ケネディ大統領一家や、イギリスのロイヤルファミリー、ハリウッドセレブが愛してやまない、ニューヨークを代表するホテル。それが「ザ・カーライル」です。インテリア、エクステリア、レストラン、ロビーに飾られた絵画、そしてエンタテインメント、どれをとっても超一流ですが、絢爛豪華ではなく、すべてが洗練されていて、ひとことでいうとエレガント。でも、なによりもこのホテルが愛される理由は、働いている人の魅力、ホスピタリティなんです。これは、そんなホテルマンや常連たちの話を交えたドキュメンタリーです。インタビュアーの興味本位な質問に「それは話せない」「答えられない」と、矜持にあふれたホテルマンたち。しかし許容範囲内で話すエピソードですら魅力的です。ケネディとマリリン・モンローのデートの謎?、ダイアナ妃とスティーブ・ジョブズとマイケル・ジャクソンがエレベーターに乗り合わせたときに何が起こったか?いま彼らの間でいちばんの人気者はジョージ・クルーニーです。それはなぜ?このホテルと最も相性の悪そうな現大統領が来たときの話題もかなり笑えます。ウディ・アレンは、『ハンナとその姉妹』でこのホテルのピアノラウンジを使っています。このラウンジは70年代、ボビー・ショートという芸達者なピアノ弾きの牙城でした。いまもさまざまな心揺さぶるエンターテイナーが出演しています。アレンがここでクラリネットを演奏することも。噂には聞いていましたが、なるほどこれはニューヨークならではのホテル。観ているだけでお洒落な気分になります。『カーマイン・ストリート・ギター』こちらもニューヨークが舞台のドキュメンタリー。グリニッジ・ヴィレッジ、カーマイン・ストリートに実在する、ハンドメイドのエレキギター専門店。その1週間を描いています。店の主人は白髪の物静かな職人リック・ケリー。ニューヨークの古い建造物の廃材をボディに使ってギターを作り続けているのです。街の古い建物で工事があるのを聞きつけると、ケリーが出かけていって、古材を貰い受けます。映画では、1854年創業、NYで一番古いというバー、マクソリーズから出た古材を入手し、ギターにする過程が描かれます。完成品をスマホで撮り、「ハッシュタグ=エールが染み込んでいます」と書いてインスタに上げるのは、若い見習いシンディの仕事です。ちょっと色っぽいチャーミングな女性です。ルー・リードやボブ・ディランなどのミュージシャンも愛用しています。この店のギターのファンで主人を慕う愛好家が毎日立ち寄り、店のギターを手にして演奏したり、雑談をしたり、まるで小さなライブハウスのよう。パティ・スミス・バンドのレニー・ケイ、ウィルコのネルス・クライン、ビル・フリゼール、チャーリー・セクストン、映画監督のジム・ジャームッシュも顔を出します。みんな店のギターを手にして、試しに一曲弾いてみます。終わって、主人とかわす満足そうな笑顔が素敵なんです。『シークレット・スーパースター』インド映画『きっと、うまくいく』をご覧になった皆さんへ。あの主演、アーミル・カーンの映画です。この前の『ダンガル きっと、つよくなる』では、女子レスリングのスパルタ親父を演じていましたが、今回は製作と脇役にまわっています。主役はミュージシャンでの成功を夢見る14歳の少女インシア。父親が暴君で、母へのDVなど日常茶飯事ですから、そんなことを言い出したらどんなことになるかわかりません。で、考え出したのはYouTubeデビュー。イスラムのヴェール、ブルカで顔を覆い、自作自演でアップするとなんとこれが大人気に。メディアは「シークレット・スーパースター」と書きたてます。アーミル・カーンはやや人気に陰りがみえている大物歌手でプロデューサーの役。何度も離婚を繰り返す色男です。でもそれが、彼女を発掘するきっかけとなり、見事売出しに成功、終盤に向けてインド映画らしい、ドラマチックな悲喜劇が展開されます。ムキムキでド派手なプロデューサーと清純な少女歌手のアンバランスさが、また面白いんです。インドの離婚や家庭事情などシリアスな面もみせつつ、全体としては、肩の凝らない痛快エンタテインメントになっています。インドの映画興行史上で『ダンガル…』『バーフバリ 王の凱旋』に続いて第3位の大ヒット作です。特集上映では。「にっぽんのアツい男たち〜無鉄砲野郎の美学」(神保町シアター)8/10〜9/6「にっぽんのアツい男たち〜無鉄砲野郎の美学」(神保町シアター)8/10〜9/6チラシには「アナーキーで無鉄砲、かっこよくて優しい、アツすぎる男たちのドラマチックな映画をお送りします。」とあります。確かに。男騒ぎのする16本、なかなかのチョイスです。先ごろあいついで他界したおふたり、萩原健一と内田裕也の作品も入っています。ショーケン主演では、神代辰巳監督の『アフリカの光』『青春の蹉跌』、市川崑監督『股旅』、五社英雄監督『226』。内田主演作は崔洋一監督の『十階のモスキート』が。アウトローたちがはじける菅原文太『仁義なき戦い』、北野武『ソナチネ』、松田優作『蘇える金狼』、渡瀬恒彦『狂った野獣』、渡哲也『青春の裁き』などなど。60〜70年代の閉塞感をぶっこわすエネルギーにあふれた映画ばかりです。
2019年08月09日ケビン・コスナー主演で大ヒットした『フィールド・オブ・ドリームス』の試合会場で、メジャーリーグのレギュラーシーズン試合が開催されることになった。日程は2020年8月13日で、場所はアイダホ州ダイヤーズヴィルだ。対決するのはシカゴ・ホワイトソックスとニューヨーク・ヤンキースで、ホワイトソックスのホームゲームという扱い。この試合に向け、来月にも、8,000席を作る工事が始まるという。『フィールド・オブ・ドリームス』は1989年にアメリカで、1990年に日本で公開された。農夫がトウモロコシ畑に球場を作るファンタジー映画で、世界中の人々に感動を与えている。オスカーにも3部門でノミネートされた。文=猿渡由紀
2019年08月09日ひとりの孤独な男が巨大な悪のカリスマへと変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストが描く衝撃のサスペンスエンタテインメント『ジョーカー』が、10月4日(金)より日米同日公開。この度、映画史上、頂点とも言える悪のカリスマ“ジョーカー”誕生の謎に迫る本作で、ジョーカーへと変貌を遂げる男・アーサーのメイクと涙の表情を捉えた場面写真が公開された。公開に先駆け、第76回ヴェネチア映画祭コンペティション部門への正式出品、第44回トロント映画祭のガラ・プレミア部門に選出され、早くもアカデミー賞有力候補との呼び声が高まっている本作。「今年もっとも驚くべき映画。アカデミー賞は確実だ」(ヴェネチア映画祭:アルバート・バルベーラ)、「ホアキン・フェニックスによるキャリア史上最高の演技。世界の映画賞が注目している」(トロント映画祭:キャメロン・ベイリー)と、映画祭ディレクターをはじめ、世界の映画関係者が“本年度アカデミー賞最有力”と絶賛と注目を浴びせている。公開された場面写真は、コメディアンを夢見る純粋で心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)が、ピエロのメイクを施しているもの。しかし、その瞳からはとめどなく溢れる涙が……。狂気で人々を震撼させる映画史上最も有名なヴィランであるジョーカーのイメージとは違い、人間味を感じさせながらも複雑な感情が入り混じった表情が印象的で、彼の身に一体何が起きたのか、想像を掻き立てられるものとなっている。監督・脚本を務めたトッド・フィリップスの「ジョーカーを描いたのではなく、“孤独な男がジョーカーになるまでのリアルなドラマ”を描いたんだ」という言葉を裏付ける印象的な姿だ。3度のアカデミー賞ノミネート実績を持つフェニックスが演じるアーサーは、「どんな時も笑顔で、そして人々を楽しませなさい」という母の大切な言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きている。コメディアンになり世界を笑わせようとしたひとりの“人間=アーサー”が、なぜ、狂気溢れる“悪のカリスマ=ジョーカー”に変貌してしまうのか?原作の映像化ではなく、完全オリジナル・ストーリーで初めて語られるジョーカー誕生の理由。切ない衝撃の真実とは?早くもアカデミー賞受賞の呼び声も高い全世界待望の衝撃のサスペンスエンタテインメントに、大いに期待が高まる。『ジョーカー』10月4日(金)より全国公開
2019年08月09日毎夏の恒例、東京フィルハーモニー交響楽団の「ハートフルコンサート」が、30周年を迎える。ユニセフ親善大使・黒柳徹子のユニークなトークと、素敵な音楽に彩られたこのコンサートは、クラシック界における夏の風物詩。毎年楽しみにされているファンもたくさんいるに違いない。普段クラシックにあまり親しみのない方でも楽しめる“耳馴染みのある名曲”をセレクトしたプログラムも人気の秘密。今年は、尾高忠明の指揮で、スッペの喜歌劇『詩人と農夫』序曲、オッフェンバックの喜歌劇『天国と地獄』序曲、そしてグレン・ミラーの『ムーンライト・セレナーデ』にラヴェルの『ヴォレロ』などなど、ウキウキするような名曲のオンパレードだ。暑い夏のひとときを、涼しいコンサートホールで過ごす非日常の時間は格別です。(C)上野隆文■公演概要8月15日(木)東京芸術劇場コンサートホール「ハートフルコンサート2019」■出演尾高忠明(C)Martin Richardson指揮:尾高忠明管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団お話:黒柳徹子
2019年08月09日『妖怪ウォッチ』シリーズで知られるレベルファイブの人気ゲームを映画化した『二ノ国』の舞台挨拶が8月23日(金)と翌24日(土)に行われることが決定した。本作は、ある事件がきっかけで現実の世界と隣り合わせにある“二ノ国”に迷い込んでしまった少年たちの冒険を描いた作品で、スタジオジブリで活躍してきた百瀬義行が監督を、レベルファイブ代表の日野晃博が脚本を務め、山崎賢人、新田真剣佑、永野芽郁、、宮野真守、坂本真綾、梶裕貴、津田健次郎ら超豪華声優陣が集まっている。舞台挨拶は、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー、横浜ブルク13など各所で行われ、会場によって登壇者が異なる。舞台挨拶の先行受付は8月10日(土)11:00より「ぴあ」(アプリ)にて実施される。『二ノ国』舞台挨拶詳細日時:8月23日(金)会場:イオンシネマみなとみらい料金:全席指定/2,000円18:00の回上映後に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、日野晃博(製作総指揮)会場:横浜ブルク13料金:全席指定/2,000円18:50の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、日野晃博(製作総指揮)日時:8月24日(土)会場:ユナイテッド・シネマ豊洲料金:全席指定/2,000円、プレミアペアシート6,400円(2名様)10:50の回上映後に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、梶裕貴、津田健次郎、日野晃博(製作総指揮)会場:丸の内ピカデリー料金:全席指定/2,100円12:10の回上映後と14:50の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、梶裕貴、津田健次郎、日野晃博(製作総指揮)会場:新宿ピカデリー料金:全席指定/2,100円14:10の回上映後に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、梶裕貴、津田健次郎、日野晃博(製作総指揮)会場:新宿ピカデリー料金:全席指定/2,100円17:10の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、坂本真綾、梶裕貴、津田健次郎、日野晃博(製作総指揮)先行受付の詳細は、ぴあ(アプリ)に掲載中
2019年08月09日カンヌ国際映画祭パルムドールに輝く『秘密と嘘』やヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した『ヴェラ・ドレイク』などで知られるイギリスの巨匠マイク・リー監督。寡作ながら発表する作品が常に世界的な評価を受ける監督が、新作『ピータールーマンチェスターの悲劇』では1819年にイギリスで起きた虐殺事件を扱った。なぜ、いま200年前の史実に目を向けたのか? リー監督が電話インタビューに応じてくれた。今回、彼が主題にした“ピータールーの虐殺”は、1819年8月16日にイギリス・マンチェスター、セント・ピーターズ・フィールドで起きた。この日、同地の聖ピーターズ広場では、経済の悪化で苦境にあえぐ労働者たちを対象にした集会が開かれた。当日の主は、カリスマ的な活動家として名をはせていたヘンリー・ハントの演説。それもあって6万人をこえる労働者たちが広場に集まったという。ただ、あくまで参加したのは市井の人々で武器なども持ってはいない。労働者にも選挙権などを求める、平和的なデモでしかなかった。ところがそこにサーベルを振り上げた義勇軍とライフル武装した軍隊が乱入。市民に多大な犠牲者が出た。リー監督自身、マンチェスター出身ながら、この事件のことをあまり知らなかったという。「マンチェスターで育ってきたけど、ほんとうにあまり知らなかったんだ。もちろん、こういう事件があったことは聞いていたんだけど、詳細については曖昧な形でしかしらなかったんだよ」事の重大さからすると教科書に載ってても不思議ではないのだが? 「教えている学校もある。でも、教えていない学校もある。おっしゃる通り、イギリス中の学校で教えられるべき、または教科書で説明されていないといけない事件だと思う。でも、実際はそうなっていないんだ」ここにこそ、実は自身が描く理由があったという。「イギリスの学校では、たとえばヘンリー8世には奥さんは何人いたかとか、何年にはこんなことがあったとか習うわけです。ただ、イギリスの体制にとっての汚点はあまり深く触れられない。たとえば、イギリスはインドを植民地にしていたことは触れられる。でも、インドに対して自分たちがどれほどひどいことをしたかは教えられない。ただ、これはイギリスに限ったことではないんじゃないかな。自国に都合の悪いことというのはとかく目をつぶってしまうものだ。だからこそ、この史実を描こうと思ったんだ」これだけの史実をまとめるのはそうとうな困難だったことは想像に難くない。「このプロジェクトは2014年にスタートした。まず最初の段階はリサーチ。この事件を様々な角度から調査した。これに2年半の時間が費やされた。それからキャスティングにとりかかって、ここにも多くの時間がかかった。そのあと、ご存知かもしれないけど、私はいわゆるスタンダードな脚本というものを作らない。俳優たちに実際に演じさせて、リハーサルをしながら脚本を作っていく。この作業を経ての脚本を作っていく過程に半年かかった。そして16週間の撮影を経て、ポストプロダクションに3、4カ月ぐらい。毎回のことだけど映画作りというのは時間がかかるんだよ。ただ、今回はリサーチには相当な綿密さと詳細さが求めたから、時間はかかったね」作品を見てどうしても感じてしまうのは無力感。権力者が弱者を圧し潰す社会構造は今も昔も変わらない。その事実に愕然とするが、リー監督はどう向き合っていたのだろう? 「さっき、このプロジェクトは2014年に始まったといったけど、そのときは、ピータールーの虐殺を描いて、ここまで既視感を覚えるような社会状況になっているとは想像していなかった。ほんとうに今、世界は極右やナショナリズムの台頭で、どんどん悪い方向へ進んでいる。寛容な社会とは程遠い。私自身、無力感にさいなまれているよ。ただ、それでも前を向かないといけない。自分たちに何ができるのか?それを問い続けなければならない」また、許しがたい“怒り”が作品に充満している。「私自身、虐殺そのものにも、治安判事たちをはじめとした権力側にいる人間たちの怒りを感じている。彼らの行為は許しがたい。それが映っているんじゃないかな。それにしても、この事件の顛末を見ていると、権力を持つ者には正気はないのかと思うよね」先ほど触れたように、リー監督は、いわゆる脚本を最初は用意しない。俳優とのリハーサルを重ねる中で脚本を作り上げていく。このスタイルを変えようとは思わないのだろうか? 「その質問は彫刻家に油絵をなんで描かないのか?といっているようなものだよ(苦笑)。このスタイルは私がデビューから続けてきたアートであり、技であり、手法だ。私は脚本家であり、映画作家。両方の役割をしながら、いつも思うのは俳優たちの可能性なんだ。彼らには無限の可能性がある。私が自宅でひとり考えて書いたことよりも、俳優に演じてもらって出てくるアイデアのほうが信じられないぐらいすばらしいものが生まれてくる。それがわかっているからね。新しいやり方を模索するのははっきり言って時間の無駄。これからもたぶんこのスタイルでいくと思うよ」気づけば彼も70代の半ばを超えた。歳が近いイギリスの巨匠といえば、ケン・ローチ、スティーヴン・フリアーズがいる。3人は同じBBCテレビ出身でもある。「ふたりはいい友人で盟友だ。ケン・ローチは紛れもなく世界的な巨匠であり、社会の現状に常にアプローチして、鋭いメッセージを発する作品を発表している。ある意味、彼はいま世界の何をみるべきか、何を知るべきか、何について考えればいいか、その方向を明確に示してくれる映画人といっていいだろう。一方、僕は彼よりももっとワイドでオープンというかな。ある問題を提示することで、いろいろなことを考えるきっかけを与えたいと思っている。そういうタイプの作家だと思う。対してフリアーズは僕とローチの折衷というかな。ある問題があったら、こういう解釈があると、新たな視点や発見を提示するタイプだと思う。僕らがBBCテレビにいた1970~80年代初頭というのは、すばらしい時代で。すごく自由で政治や社会的なことに批判をするような作品も作れた。映画でもできないことがBBCのテレビではできたんだ。すごくこれは私たちにとってラッキーだった。たぶん3人とも自身の基礎になっているんじゃないかな」『ピータールー マンチェスターの悲劇』公開中取材・文:水上賢治
2019年08月09日クスっと笑えて癒やされる、ほのぼの漫画をお届け。毎週更新しています。(dpia-app://contentAll?contentId=4326e933-d738-4a8d-a7dc-4470e26b96cb&contentTypeId=2)(dpia-app://contentAll?contentId=ecab65fe-7de4-4a4c-b610-492f6bb47dd1&contentTypeId=2)
2019年08月09日ノルウェーの作家ヘンリック・イプセンが“女性の自立”をテーマに描き、そのラストシーンが世界中に衝撃を与えた19世紀の名作戯曲『人形の家』。アメリカの新進気鋭の劇作家ルーカス・ナスが大胆にもその15年後を描き、トニー賞で8部門にノミネートされた2017年の話題作『人形の家 Part2』が、早くも日本で上演される。舞台は、『人形の家』の主人公ノラが家族を捨てて飛び出した家。15年ぶりに帰って来たノラは、乳母のアンネ・マリーと再会する。死んだと思っていたノラの帰還を喜び、夫トルヴァルとの和解を勧めるアンネ・マリー。だがノラが帰って来た理由は、和解とは別のところにあった。やがてトルヴァルが帰宅し、ふたりは予期せぬ再会を果たす――。舞台は5場構成で、第1場はノラとアンネ・マリー、第2場はノラとトルヴァルといった具合に、ふたり芝居の連続によって進行する斬新でスリリングな構成も高い評価を得た作品だ。日本版の演出を手がけるのは、戯曲の第一印象を「一日でも早く稽古に入りたいほど面白く、一度読んで大変魅せられた芝居です」と振り返る栗山民也。そしてノラ役は、その栗山の指名により、舞台出演は栗山演出の『頭痛肩こり樋口一葉』以来3年ぶりとなる永作博美が演じる。永作もまた「とことん会話劇で一気に読んでしまうほど面白い内容でした」と戯曲に惚れ込んでおり、『人形の家』を知っていても知らなくても引き込まれる舞台となりそうだ。本日8月9日より紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演。文:町田麻子
2019年08月09日人気アニメ『ONE PIECE』の劇場版最新作『ONE PIECE STAMPEDE』が本日より公開。“海賊万博”での“海賊王の遺した宝探し“を巡って、熱い戦いが繰り広げられる様を描いた作品だ。週刊少年ジャンプでの連載開始から21年を迎える超人気コミック『ONE PIECE』。本作は“もっとも多く発行された単一作家によるコミックシリーズ”として、ギネス世界記録をも保持している。その発行部数は全世界で4億4000万部(2018年7月時点)を超え、名実ともに“世界的なコンテンツ”として絶大な人気を博している。1999年から放送開始したアニメは、2019年で20周年という大きな節目を迎え、さらなる大きな展開が期待されている。劇場版シリーズも公開の度に、アニメの枠を超えてきた。その最新作である『ONE PIECE STAMPEDE』について原作者・尾田栄一郎は、「20周年という名目がなければぼくはこんな映画やらせません。だって面白いに決まってんじゃん!!」とまで述べている。本作の舞台は、“海賊の、海賊による、海賊のための世界一の祭典である海賊万博”。華やかなパビリオンが立ち並ぶ島に、主人公・ルフィ率いる麦わらの一味や、世界中の海賊たちが集結する。彼らの目的は、海賊万博での目玉イベント“海賊王の遺した宝探し”だ。時代の覇権を左右するお宝争奪戦の火蓋が、いよいよ切られることになる。本作の見どころは、ロー、スモーカー、たしぎ、バギーズデリバリーの参戦や、映画オリジナルキャラクターとして、白熱するお宝争奪戦に突如乱入してくる、元ロジャー海賊団で“鬼”の跡目と呼ばれた男、ダグラス・バレットの存在だ。そしてルフィたちを海賊万博へと誘う、海賊万博の主催者であるブエナ・フェスタという存在も大きい。不敵な笑みを浮かべるフェスタ、海賊たちの前に立ちはだかるバレット……激しい戦いが繰り広げられることを予感させる。この記念すべき熱き戦いを、ぜひとも劇場で体験していただきたい。『ONE PIECE STAMPEDE』公開中
2019年08月09日SCOOBIE DOが本日8月9日、モーション・ブルー・ヨコハマで「ニューアルバム発売記念『ハバナイステーション』」を開催する。ROCKとFUNKの最高沸点“Funk-a-lismo!”を貫く彼らは1995年に活動をスタート。2003年に1stアルバム『BREAK ROCK』を発表し、完全自主運営ながら現在まで第一線での活動を続けてきた。この夏もツアー「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」への参加など、充実した活動が予定されている。本日の公演は彼らにとって14枚目となるアルバム『Have A Nice Day!』のリリースに伴う特別なライブ。公式サイトの情報によれば、架空の音楽番組『ハバナイステーション』の公開収録のようなステージになるとのこと。「メンバー4人による最新型のファンクの形」と打ち出した新作がライブでどのように表現されるのかに注目したい。舞台のモーション・ブルー・ヨコハマは2017年と2018年の年末に好評を博した「あなたが決める!年忘れリクエスト・ベストテン!」の開催地であり、SCOOBIE DOにとって親交があるクラブだ。彼らのパフォーマンスを楽しめる、という意味においても貴重な機会となるだろう。10月からの全国ツアー「Funk-a-lismo! vol.12」を前に、気合い十分なSCOOBIE DOを上品な料理やドリンクとともに楽しもう。■公演情報SCOOBIE DO「ニューアルバム発売記念『ハバナイステーション』」日時:8月9日開場18:30/開演20:00場所:モーション・ブルー・ヨコハマ
2019年08月09日EXILE TETSUYAは、リーダーのHIROが、10年前に発したある言葉が忘れられないという。ちょうど2009年3月1日、EXILEがそれまでの7名から14名体制へと移行し、新メンバー発表の記者会見が行われたときのことだ。「EXILEが最も世間を騒がせた瞬間かもしれないです(笑)。会見の数分前にみんなで円陣を組んだんです。そこでHIROさんが“自分は今後、パフォーマーを引退する瞬間をイメージしながらこの14人でのEXILEを作っていく。みんなも自分の人生を考えて、幸せになれる場所にしていこう”って言ったんです。そのときは正直、“これから新生EXILEが始まるってときに引退する話から始まるの?”って思ったんですけど、その言葉がすごく深く刺さったんですよね」肉体を駆使するダンサーは加齢と共に肉体の衰えに直面することになる。その点で俳優や歌手よりも、プロのアスリートに近い。実際、HIROはその後、44歳でパフォーマーを引退し、現在はプロデュース業や事務所の経営に専念している。TETSUYAは、HIROの言葉に刺激される形で、一方で〈EXILE パフォーマンス研究所〉を設立し、プロのアスリートや大学の研究者から学びながら、己のダンサーとしての肉体の限界を極めようとし、その一方で、ダンスとは全く異なる新たな道としてコーヒー事業を立ち上げた。2013年にコーヒーマイスターの資格を取得し、2015年には自身がプロデュースする〈AMAZING COFFEE〉を設立。翌年には1号店を中目黒にオープンさせ、横浜、関西での出店やさまざまなコラボを展開。この夏にはローソンのMACHI cafeとのコラボ第2弾としてTETSUYA監修の〈アメージングアイスキャラメルラテ〉が全国で発売される。コーヒー事業を始めたきっかけは、友人が淹れてくれたコーヒーの味に感動したこと。そんな小さなきっかけがなぜここまで大規模な事業に?そんな問いにTETSUYAは「なるようになったとしか言えない」と笑う。「僕の中で“好き”という気持ち、情熱が止まらなかったんです。そこから自分で毎日コーヒーを入れるようになり、差し入れ用に水筒でコーヒーを淹れてリハでメンバーに配ったりしていました。そんなことを続けているうちに所属事務所の方やスタッフさんから“お店やってみれば?”という提案をいただきました。とはいえ、最初は事務所で働いているスタッフさんのためにフリーコーヒースペースを作ってみんなに飲んでもらっていて、それがやがて差し入れカーになり、居酒屋えぐざいるのイベント出店につながり、中目黒にお店を出店することになったので、自分の中では決して突発的なものではなく、徐々に成長させていったという感覚が強いです」いずれ来る、ダンサー引退後のための“セカンドキャリア”。そんな言い方をしてしまうと、華々しいメインストリームを退いた後の、食っていくための副業のように聞こえるかもしれないが、TETSUYAにはそんな意識は毛頭ない。「僕の中では、“セカンド”というより“デュアル”キャリアです」と語り、最大限の力を注いで取り組む。「僕の中ではEXILEもコーヒーも同じ。5万人で埋まった東京ドームでのライブでファンの方からかけられる“ありがとう”という言葉も、1杯のコーヒーでひとりの人に言ってもらえる“ありがとう”も同じだなと。本気を出す理由は“規模が大きいから”ではないし、日常の数ある中でのたったの1杯だから本気じゃなくていいなんてことでもない。僕の中で、“本気で人をもてなしたい”という想いはひとつのライン上にあるものなんです」事業として自ら中心となってやるからには、経営者としての観点も求められる。「味のクオリティコントロールを保つことや、スタッフとの意思疎通もそうですが、実際にお客さんに一番近いところにいるバリスタや店舗スタッフにしっかりと自分の思いを乗せて伝えなければならない。そういう難しい部分を日々、試行錯誤しています(苦笑)」誠意を込めてサービスを提供する者がいて、そのサービスをお金を払って享受する者がいる。そんな商売の当たり前の流れを心から楽しんでいる。「やはりライブであれコーヒーであれ、想いを込めて作り上げたことでお客さんが笑顔になってくれる——その想いはどんな形でも変わらないんですよね。お互いが笑顔にならないと世の中、良くならない。そのことを1杯のコーヒーで実感できました」今年に入って、中米のコスタリカに赴き、“コーヒー修行”に勤しんだ。今回のMACHI cafeとのコラボでも、そこでの経験が活かされ、実際に現地の豆が使用されている。「コスタリカの豆って南国のフルーツのような味でジューシーさもありつつ、酸味が美しいんです」コーヒーについて熱く語るその表情は、ダンサーでも経営者でもプロデューサーのそれでもなく、大好きなものの魅力を伝えようとするひとりの少年のようだった。取材・文:黒豆直樹撮影:源賀津己ヘアメイク:下川 真矢スタイリング:佐藤修一アメージングアイスキャラメルラテ8月20日(火)よりローソン全国MACHI cafe販売店舗にて発売一部取り扱いのない店舗あり
2019年08月08日ネイト・パーカーが監督と主演を兼任する『American Skin』が、ヴェネチア映画祭で世界プレミアを行うことになった。コンペではなく“スコンフィーニ”セクションでの上映で、賞の対象にはならない。パーカーは、“#MeToo”が起こる1年前の2016年、過去のレイプ事件が浮上し、オスカー狙いの位置付けだった監督デビュー作『The Birth of a Nation』が大失敗に終わるという経験をしている。彼は被害者女性とのセックスは双方合意だったと主張しているが、その女性は後に自殺した。ヴェネチア映画祭は、“#MeToo”、“#TimesUp”の流れを真剣に受け止めていないと批判されている。例えば今年のコンペに、未成年の少女をレイプし、有罪判決を受けているロマン・ポランスキーの新作が含まれていること、また女性監督の作品が相変わらず非常に少ないことなどが挙げられる。文=猿渡由紀
2019年08月08日ウォルト・ディズニー・スタジオが最新VR技術を駆使し、実写もアニメーションも超える“超実写版”に挑んだ『ライオン・キング』のプレミアム吹き替え版上映会が8月8日、都内で行われた。本編の上映を前に、声優を務める賀来賢人(シンバ役)、江口洋介(スカー役)、佐藤二朗(プンバァ役)、お笑いコンビ「ミキ」の亜生(ティモン役)、門山葉子(ナラ役)、大和田伸也(ムファサ役)、日本版オフィシャルソング「サークル・オブ・ライフ」を歌うRIRIが舞台挨拶に登壇。賀来と門山はエルトン・ジョンが作曲、ティム・ライスが作詞を務めた名曲『愛を感じて』を生披露し、息の合った歌声で会場を魅了していた。いよいよ全国公開を翌日(9日)に控え、賀来は「緊張しますよね。皆さんの反応が気になりますが、今はいち早く見ていただきたい気持ちです」と期待感。「今の時代だからこそ、“サークル・オブ・ライフ”の普遍的なテーマを感じ取ってもらえれば。すばらしい楽曲はもちろん、スケール感も迫力があって、見たことないエンターテインメントになっている」とアピールした。門山は「ナラは優しく勇敢で、芯が強い。わたしもそんな尊敬できる女性になりたい」と話していた。江口も「やっぱりスケール感がすごいですよ」と本作ならではの迫力に興奮しきり。佐藤と亜生は劇中で“名コンビ”を演じており「亜生くんの胸を借りて、頑張りました。うそです、おれが胸を貸したの」(佐藤)、「普段から、イボイノシシみたいな相棒(兄の昴生)がいるんで。いまだに、プンバァ役を狙っています」(亜生)と舞台挨拶でもコンビネーションは抜群だ。1994年製作のアニメーション版と同じムファサ役を続投する大和田は「もう25年前ですか。そのときにも増して、より心と魂を込めて、子供と世界を思うムファサを演じさせていただいた」と感慨深げ。「本当に1つ1つの命を大切にしないと、サークル・オブ・ライフ…、命の輪が崩れてしまう。命が軽んじられる事件や事故がありますが、ぜひ(命を)大事にしていただきたい。ムファサからのお願いです!」と力強く語っていた。雄大なサバンナを舞台に、ライオンの王子シンバの成長と冒険を描いた同名アニメーションを新たに映画化。動物たちの王であるムファサの息子として生まれたシンバは、自分も父と同じように偉大な王になることを夢見ながら成長するが、王位を狙う叔父・スカーの恐ろしい策略で王国を追放されてしまう……。取材・文・写真:内田 涼『ライオン・キング』8月9日(金)全国公開
2019年08月08日2019年秋に劇場公開予定の、EXILE HIRO、SSFF ASIA 代表の別所哲也、作詞家・小竹正人の3人による、音楽、映像、詩を融合するプロジェクト第三弾『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』より、小林直己(EXILE / 三代目J SOUL BROTHERS)主演、行定勲監督作品『海風』の特報映像と、主題歌を担当したLeolaが歌うミュージックトレーラーが公開された。2017年の第一弾、2018年の第二弾に続き、今回が第三弾となる『CINEMA FIGHTERS project』。三池崇史、井上博貴、松永大司、洞内広樹、行定勲が監督として参加し、“運命”と“奇跡”が生み出した出会いや、初恋を描く青春ラブストーリーなどで構成されている。小林 、秋山菜津子が出演する『海風』は、都会の片隅で傷つきながら生きてきたふたりが触れ合い、哀しみを共有し一夜をともにする姿が描かれる。生まれてすぐに親に捨てられヤクザとなった蓮。蘭は若い頃から横浜で、体を売って一人で生きてきた。蓮は蘭に母を感じ、蘭も蓮にはなればなれになった息子を感じていたのだ。これがふたりの始まりと思えていたが、それは一瞬の夢だった……。公開された特報では、行定監督と小林によるコメント映像のほか、小林演じる、愛を知らないで育ったヤクザの蓮と、秋山が演じる、愛を乞うことで生き延びてきた娼婦の蘭が、都会の路地で交流する姿や、部屋でふたりきり食事をするシーンなどが切り取られている。また、ミュージックトレーラーでは、Leolaの歌声とともに、本編の場面を確認することができる。『海風』のほか、三池監督の『Beautiful』にはEXILE AKIRA、井上監督の『魔女に焦がれて』には佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)、松永監督の『On The Way』には今市隆二(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、洞内監督の『GHOSTING』には佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が出演。そして主題歌には、今市隆二、Crystal Kay、LISA、Leola、琉衣による5つの楽曲が使用されている。『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』『海風』2019年秋公開
2019年08月08日.md-mainTitleArea .md-tieup__sns {background-color: #fff;}.dcinemaWrap__link { margin-top: 16px; padding: 0 20px;}.dcinemaWrap__link__btn { width: 48%; display: inline-block; margin: 0px calc(1% - 1px); border: 1px solid rgb(0, 112, 192); border-radius: 5px; background-color: rgb(0, 112, 192); box-sizing: border-box;}.dcinemaWrap__link__btn.btn__grayOut { background-color: #777; border: 1px solid #777;}.dcinemaWrap__link__btn p { font-size: 1.4rem; background-color: rgb(0, 112, 192); padding: 6px 0; text-align: center; margin-top: 0;}.dcinemaWrap__link__btn.btn__grayOut p { background-color: #777;}.dcinemaWrap__link__btn p a { color: white !important; display: block; width:100%; height: 100%;}.md-gallery__thumbnail:first-child:nth-last-child(2):before, .md-gallery__thumbnail:first-child:nth-last-child(2) ~ .md-gallery__thumbnail:before {padding-top: 66%;} 公式サイト()公式Facebook()公式Twitter()映画史にその名を刻む名作『ライオン・キング』を2019年の観客に向けて再び描く際、誰が監督にふさわしいのか? 動物を描くのに長けた人物? オリジナルの大ファン? 製作陣が選んだのは、『ジャングル・ブック』の実写化を成功させたジョン・ファヴローだった。彼はオリジナルに最大限の敬意を払い、その上で現代の観客に向けて作品を“進化”させることに挑んだ。オリジナル版『ライオン・キング』への敬意導入 ()第1回 ()第3回 ()第4回 ()
2019年08月08日ディズニーの傑作アニメーション映画を“超実写化”した大作『ライオン・キング』が明日から公開になる。本作は誰もが知る名作を最新の映像技術を駆使して描いた作品だが、その根底には故ウォルト・ディズニーの作品に対する姿勢や想いがしっかりと息づいている。動物たちを単に“本物っぽく”するのではなく、ディズニーの伝統を受け継いでキャラクターを描き出したジョン・ファヴロー監督に話を聞いた。ファヴロー監督は1966年生まれで、オリジナル版の『ライオン・キング』が公開された時には28歳。すでに俳優としてのキャリアをスタートさせていた。「そうだね。僕はもう大人になっていた。でも、アメリカで暮らしていると、子供の頃に『ライオン・キング』を観て育ったという人が本当にたくさんいるんだ」だからこそファヴロー監督は“超実写映画”にする際も、過剰な改変は行わずに、オリジナル版に最大限の敬意を払った。「この物語は多くの人にとって“クラシック=永遠の名作”だから、変な改変はせずに映画化したかった。そこで新しい映像技術を導入して『ライオン・キング』を“超実写版”で語る、というアイデアを思いついたんだ」本作はキャラクターや背景、光などの効果はすべてデジタル技術で描かれたが、VR技術を駆使することで監督たちは実写映画と同じようにカメラを据え、ライティングを設計しながら1カットずつ撮影を進めた。パッと聞くだけでは想像もつかないほど斬新な取り組みだが、ファヴロー監督はウォルト・ディズニーの考えにならった結果、最新の手法を導入することにしたという。「ウォルトがいつも考えていたのは、新しいテクノロジーを観客に楽しんでもらうには、観客の多くが親しんでいる物語と組み合わせるのがベストだということ。僕も彼の考えにならったんだ。観客も『ライオン・キング』だから、新しいテクノロジーに対してオープンな気持ちでいてくれると思うよ」さらにファヴロー監督は、キャラクターを描く上でも“ディズニー・アニメーションの伝統”をしっかりと引き継いだ。「デジタルでキャラクターを描く際には本当にいろんなツールや手法があるけど、この映画ではあえて使用するツールや手法を限定したんだ。それは“現実の世界で動物がとる動き”だけでキャラクターを描くこと。これもウォルトの考えにならったよ。彼は『白雪姫』を完成させて、次に『バンビ』をつくる際にスタジオに本物の動物を連れてきて、観察を重ねて、キャラクターがあまりにもアニメっぽかったり人間的な表情にならないように研究したんだ」どんな映像技術もフィルムメイカーが観客を楽しませ、より良く物語を語るために使われる。技術を見せるためにVRやCGがあるわけではない。「最新のテクノロジーを使う際に最も大事なことは“正しい目的・良い目的”を心に抱いた状態で創作にあたることだと思う。いつだってテクノロジーと人間のつながりをよく理解して、大切にしないとダメなんだ。この作品では映像やキャラクターがリアリティを持てば持つほど、観客はこの物語はすごく大事なことを描いているんだと、大きなテーマを扱っているんだと思ってもらえるはずだからね」本作は単なるCGアニメーションでも実写でもない“超実写版”で、私たちがまだ誰も体験したことのない世界が広がっている。しかし、その奥底にはディズニー・アニメーションが長い時間をかけて引き継いできた“精神”が宿っているのだ。『ライオン・キング』8月9日(金)全国公開
2019年08月08日史上初の快挙となる〈直木賞〉(第156回)と〈本屋大賞〉(2017年)のW受賞を果たした恩田陸の代表作『蜜蜂と遠雷』が、豪華キャスト、スタッフ陣により映画化され10月4日(金)に公開される。そして、本作に即したインスパイアード・アルバムが9月4日(水)に発売されることが決定した!日本を代表するピアニストたちが、原作に登場するそれぞれのキャラクターに沿った演奏によって作り上げられた映像とアルバムに注目したい。主人公のひとり、松岡茉優演じる【栄伝亜夜】の演奏を担当するのは、感性豊かな音楽性と独創性で世界の数々の桧舞台で聴衆を魅了している実力派ソリスト河村尚子。松坂桃李演じる【高島明石】には国内外のコンクールで活躍し、2015年に行われたアイスショー『Fantasy on Ice』で羽生結弦と共演した実績を持つ福間洸太朗だ。森崎ウィン演じる【マサル・カルロス・レヴィ・アナトール】には、自身もマサル同様海外で育ち、その才能を幼いころから発揮してきた金子三勇士。そして鈴鹿央士演じる【風間塵】には、弱冠18歳にして第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝したほか、2019年6月に行われた第16回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で第2位に輝いた藤田真央が参加。まさに映画史上最も贅沢な奏者陣が揃ったと言えそうだ。今回発売となるインスパイアード・アルバムは、亜夜、明石、マサル、塵が劇中のコンクールで演奏する楽曲を収録した全4種類!それぞれのキャラクターに寄り添って奏でられる演奏の美しさに酔いしれること間違いなしだ!さらには、劇中で演奏されるコンクールの課題曲でオリジナルの楽曲である『春と修羅』もキャラクター別に収録されている。*作曲を務めるのは国際的に評価の高いロンドン在住の作曲家・藤倉大。●アプリ版ぴあ“クローズアップ”のコーナーでは、水先案内人のひとりで音楽ライターの高坂はる香が、『あなたの知らない国際ピアノコンクールの世界』を連載中(7月30日から全10回予定)。これさえ読めば、映画もコンサートも、そしてアルバムも楽しめること間違いなしだ!
2019年08月08日世界中に感動を贈り届けてきたディズニー/ピクサー最新作であり、“かつて”神秘的な魔法が満ち溢れていた世界を描く『2分の1の魔法』(原題:『Onward』)の公開が、2020年3月13日(金)に決定。この度、特報映像とポスタービジュアルが公開された。『トイ・ストーリー』のおもちゃの世界、『モンスターズ・インク』のモンスターの世界、『ファインディング・ニモ』の海の中の世界など、イマジネーション溢れる“もしも”の世界を描いてきたディズニー/ピクサー。ピクサー・スタジオによる『トイ・ストーリー4』に続く最新作が、本作『2分の1の魔法』だ。本作の舞台は、小人や妖精たちが暮らす不思議な世界。特報の冒頭から、美しい大自然を背景に、ユニコーンのような角を持つ美しい白馬のペガサスが空を飛び、色とりどりの尾びれを持つマーメイドたちは自由を謳歌し、神秘的な魔法が満ち溢れるシーンが映し出される。しかしそれは、はるか昔の話。科学や技術が進歩するにつれ、小人や妖精たちも便利な生活に慣れ、この世界から魔法は消えてしまった。次のシーンで空を飛んでいるのはペガサスではなくジャンボジェット機だ。現在では、美しい白馬のペガサスは “野良ペガサス”となり、街でゴミを漁る迷惑な存在になってしまっている。本作の主人公は、魔法が消えかけた世界に暮らす、魔法を使えない内気な少年イアン。イアンは自分が生まれる前に亡くなった父に一目会うために、好奇心旺盛な兄のバーリーと共に、魔法を取り戻す冒険に出る。内気な弟イアン役に、『スパイダーマン』シリーズでスパイダーマンを演じているトム・ホランド。イアンの兄、バーリー役には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』シリーズのクリス・プラットが配されている。マーベル・スタジオ作品でもお馴染みで、笑いも感動も得意とする人気実力派俳優ふたりが絶妙なかけ合いで演じる兄弟役に期待が高まる。監督は『モンスターズ・ユニバーシティ』のダン・スキャンロンだ。若い頃に父親を失った監督自身の体験を元に、“Story is King(すべては物語を伝えるため)”のピクサーが、技術や設定を超えて丁寧に描く物語は世界に感動をもたらすこと間違いなしだ。あわせて公開されたポスタービジュアルには、“少しの魔法があれば、世界は変えられる”との文字が。かつては魔法が溢れていたが、技術が進歩し神秘的な魔法が消えかけてしまったら?という、ピクサーらしい、誰も見たことのないようなイマジネーション溢れる世界観を表現した仕上がりだ。『2分の1の魔法』2020年3月13日(金)公開
2019年08月08日THE YELLOW MONKEYが本日8月8日から2日間、日本武道館で「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2019 -GRATEFUL SPOONFUL-」の東京公演を行う。THE YELLOW MONKEYは2001年の活動休止後、2016年に活動を再開。以降は精力的な活動を続け、今年4月に約19年ぶりのオリジナルアルバム『9999』を発売した。待望作リリースに伴う本ツアーの日程は、4月の静岡から9月の熊本まで全27公演。19公演目となる本日は各地で磨かれたパフォーマンスが見られるはずだ。なおタイトル名は「スプーン一杯」という意味。アルバム名に1を足すと桁が増えることから「みなさんの心の一杯をいただけたら」というバンドからの思いが込められている。また、初ライブからちょうど30年目にあたる12月28日のナゴヤドーム公演を皮切りに、キャリア最大規模となるドームツアーを行うことも決定している。先日8月6日にはプライベートギグと題して当日券30円のライブを都内で開催したことでも話題になったが、本日の日本武道館公演も大いに盛り上げてくれそうだ。■公演情報「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2019 -GRATEFUL SPOONFUL-」日時:8月8日、9日開演17:30/開場18:30(両日)会場:日本武道館
2019年08月08日経済発展が著しい、大都市ムンバイを舞台に、格差のある男女の恋愛を描いたインド映画が、本作『あなたの名前を呼べたなら』だ。主人公はファッションデザイナーの夢を持つ、農村出身のラトナ。夫を亡くした彼女は、建設会社の御曹司アシュヴィンの高級マンションで住み込みメイドとして働くことになる。そんなある日、彼女がアシュヴィンにある“お願い”をしたことから、ふたりの距離が縮まっていく……。経済発展や近代化を遂げ、文化的にも洗練化し続けているインド社会だが、グローバルな視点から見ると、貧富の格差や差別が根強く残っていることも確かだ。『モンスーン・ウェディング』のティロタマ・ショーム、『裁き』のヴィヴェーク・ゴーンバルがここで演じている、メイドと富豪の恋愛関係というのは、インド社会の昔ながらの常識では“あり得ない”ものなのだという。さらに、近年はインドでも所得格差がさらに広がり、貧困層がいっそう貧しくなっている状況をも本作は示唆している。本作で長編デビューを果たしたのは、ムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラ。アメリカで大学教育を受けた彼女は、インドとアメリカ、ふたつの文化にまたがり、双方の価値観でものを見ることができる監督である。そんな彼女は、果たしてこの格差恋愛の行方に、どんな結末を与えるのだろうか。それは、インドの未来を暗示するものになるかもしれない。『あなたの名前を呼べたなら』公開中
2019年08月08日本谷有希子が作・演出を務める公演、「夏の日の本谷有希子『本当の旅』」が本日8月8日から18日(日)まで、東京・原宿のVACANTにて上演される。2018年に刊行された自身の小説『静かに、ねぇ、静かに』に収録されている短編を舞台化したものだ。SNSでの表現を大事にする若者たちがマレーシアを旅し、「本当の旅」を知る姿を描く。2009年に『幸せ最高ありがとうマジで!』で岸田國士戯曲賞を受賞、2016年には『異類婚姻譚』で芥川賞を受賞した本谷。演劇活動としては、2016年に飴屋法水らとともにVACANTで公演を行ったが、この時は複数人の共同創作であり、自身が役者として登場するなどもある異例の作品だった。彼女が作・演出を務める公演としては、2012年の『遭難、』以来実に7年ぶりとなる。出演するのは、石倉来輝、今井隆文、うらじぬの、大石将弘、後藤剛範、島田桃依、杉山ひこひこ、富岡晃一郎、福井夏、町田水城、矢野昌幸。さまざまな作品で活躍する、小劇場界の実力者ばかりが集まっている。2000年に「劇団、本谷有希子」を立ち上げて以来、一作ごとに着実に人気を獲得し、大きな劇場での上演を重ねてきた本谷。本多劇場や紀伊國屋ホール、PARCO劇場での上演も経験している。そんな彼女が今回選んだのは、VACANTというスペース。客席とステージの段差がない空間で、いったいどんな作品を作り出そうとしているのか。本谷が手がける久しぶりの舞台作品に期待が募る。文:釣木文恵
2019年08月08日赤坂アカの同名人気ラブコメ漫画を実写映画化した『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』の完成披露試写会が8月7日、都内で行われ、平野紫耀(King & Prince)と橋本環奈、共演する佐野勇斗、池間夏海、浅川梨奈、堀田真由、ゆうたろう、河合勇人監督(『俺物語!!』『ニセコイ』)が出席した。エリート高校を舞台に、生徒会会長の白銀御行(平野)と副会長・四宮かぐや(橋本)が、互いに惹かれあいながら、プライドの高さが邪魔し、相手側に告白させようと“恋愛頭脳戦”を仕掛ける。King & Princeが本作のための書き下ろされた主題歌『koi-wazurai』を担当する。平野は、原作者の赤坂氏が撮影現場を訪問したエピソードに触れて「役にぴったりだと言ってくださった。恐れ多いながらも、うれしかった」と“太鼓判”にホッとした表情。共演する橋本も「これでいいのかなと迷いながらでしたので、安心感をいただきました。ありがたかったですね」と感謝していた。平野は初共演した橋本について「女優さんというイメージが強かったが、壁を感じさせず、とても接しやすかった」。さらに「上品な方だと思っていたら、ギャップがあって……。あっ、いや、そういう意味じゃなくて」と言葉に詰まり、ファンの笑いを誘った。一方の橋本は「このまんまです。テレビで拝見していた印象と一緒」だと“告白”。「ところどころ天才的なんです(笑)。現場で自分のセリフを言い間違えているのに、全然気づかなくて(笑)。カットがかかって『なんで、みんな笑ってるの?』って」と平野の天然ぶりを明かしていた。取材・文・写真:内田 涼『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』9月6日(金)全国公開
2019年08月07日スーパーヒーロー映画『ヴェノム』続編の監督に、アンディ・サーキスが決まった。『バンブルビー』のトラヴィス・ナイトを含む、数名の候補の中から選ばれたものだ。ベテラン俳優のサーキスは、これまでに『ブレス しあわせの呼吸』、Netflixの『モーグリ:ジャングルの伝説』を監督している。1作目の『ヴェノム』は昨年秋公開され、全世界で8億5,600万ドルを売り上げる大ヒットとなった。主演兼エグゼクティブプロデューサーのトム・ハーディは、続編でも同じ役割を務める。北米公開予定は来年10月だ。文=猿渡由紀
2019年08月07日“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”のヒーローたちが集結するアベンジャーズシリーズの最終章『アベンジャーズ/エンドゲーム』が、本日(8月7日)より先行デジタル配信が開始。それにあわせ、本編冒頭から約8分のプレビュー映像が公開された。世界中で爆発的なヒットを記録し続けるMCUシリーズのなかでも本作『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、『アバター』を超え、全世界歴代興行収入ランキング1位を獲得。日本でも、国内興行収入がディズニー史上最速となる7日間で30億円を突破し、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の興行収入をわずか10日間で抜き去った、記録破りの超大作だ。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、サノスによって全宇宙の生命が消滅し、アベンジャーズが敗北するという衝撃の結末を迎えたが、この度、公開された本編冒頭映像は、その消滅の瞬間を描く悲劇的なシーンから始まる。まず登場するのは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』以来の出演となる、娘にアーチェリーを教えるホークアイことクリント・バートン(ジェレミー・レナー)。サノスの影響で消えていく家族たちを目の当たりにしてしまうバートンだが、このシーンについて、アンソニー&ジョー・ルッソ監督は、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に収録されるはずだったことを別のインタビューで明かしている。このシーンを本作の冒頭にすることで、監督は「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末を再度説明することができた」と、視聴者が前作を思い出し、より感情移入しやすいように工夫したのだと話す。また、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でサノスに敗北を喫し宇宙に取り残されたトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)と、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバー、ネビュラ(カレン・ギラン)も登場。監督によると、このシーンのトニー・スタークは、視覚効果チームの手によって死が迫っているように見せる加工技術が施されたのだという。さらに、トニー・スタークというキャラクターについては、「マーベル作品の初期のころ、傲慢で自分の考えに固執した人物だった。だが本作の最後ではみんなのために行動する。本作は彼の成長を描いた話でもあるんだ。ヒーローとして自分は何者なのかという葛藤が柱となる」と解説している。デジタル配信(購入)には、限定のボーナス映像「スティーブとペギーのラストダンス」が収録され、MovieNEXとは異なるコンテンツを楽しむことができる。『アベンジャーズ/エンドゲーム』8月7日(水) 先行デジタル配信開始9月4日(水)発売『アベンジャーズ/エンドゲームMovieNEX』/4,200円+税『アベンジャーズ/エンドゲーム 4K UHD MovieNEX』/8,000円+税『アベンジャーズ/エンドゲーム 4K UHD MovieNEXプレミアムBOX(数量限定)』/10,000円+税
2019年08月07日6歳でアメリカの名門ジュリアード音楽院に入学し、8歳でズービン・メータ指揮ニューヨーク・フィルとのデビューを果たす。そして、10歳でハイフェッツの持つCDリリース最年少記録を更新した天才少女サラ・チャン。13歳の時には、大ヴァイオリニスト、メニューインに「最も完成され、最も理想的なヴァイオリニスト」と評された彼女は、世界の檜舞台にデビューしてからすでに30年が経過した。“かつての神童も時が経てばただの人”というケースがままある中で、サラ・チャンは違う。2018年4月には、イギリスの人気ラジオ番組「Classic FM」において「世界最高のヴァイオリニスト25名」に選ばれるなど、深い精神性が加わった演奏ぶりは、今まさに充実の時を迎えようとしている。9年ぶりの来日となった2017年以来、3年連続となる今回の来日公演では、フランクの『ヴァイオリン・ソナタ』にバルトークの『ルーマニア民族舞曲』&ラヴェルの『ツィガーヌ』などなど、ヴァイオリンの王道を行く名曲がずらりと並ぶ。「すべてのレパートリーを完璧に磨き上げられるまでに決して公では演奏しない」と語るサラ・チャンだけに、これは楽しみ!1717年生の名器グァルネリ・デル・ジェスの音色にも興味津々!●公演詳細10月7日(月)紀尾井ホール「サラ・チャンヴァイオリンリサイタル」●サラ・チャン(ヴァイオリン)/Sarah Chang, Violin1980年フィラデルフィア生まれ。4歳でヴァイオリンを始め驚くべき上達を見せて6歳で名門ジュリアード音楽院に合格、ドロシー・ディレイに師事する。8歳でメータ指揮ニューヨーク・フィルでデビュー、同年ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団と共演した。10歳でEMIクラシックスでCDデビューしたが、これは11歳でファーストアルバムがリリースされたハイフェッツを上回る史上最年少記録である。これらの実績によりメニューインに「私が知る限り最も素晴らしく、最も完成され、最も理想的なヴァイオリニスト」と評された。世界各国の主要オーケストラとその後も共演を重ね、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルをはじめ近年ではロンドン交響楽団、ロサンゼルスフィル、ワシントン・ナショナル交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ロイヤル・フィル、チェコフィル、ロッテルダム・フィル、サンクトペテルブルク・フィル等と共演。この他ノルウェー、ルーマニア、オーストリア、カナダ、ポーランド、デンマーク等でリサイタルを開催。室内楽でもこれまでにズッカーマン、サヴァリッシュ、ブロンフマン、アンスネス、ヨーヨー・マ、スターンやベルリンフィルのメンバーと共演している。受賞歴も多岐にわたっており、1993年ドイツェ・グラモフォン「ヤングアーティストオブザイヤー」、99年エイヴリー・フィッシャー賞、ドイツのエコー賞レコード大賞をはじめ、2006年にはニューズウィークの「20人のトップ女性」に、また08年WEFのヤング・グローバル・リーダーに選出。11年アメリカ大使館の芸術大使任命、12年ハーバード大学による芸術賞等を受賞している。使用楽器は1717年グァルネリ・デル・ジェス。
2019年08月07日三浦春馬が本日8月7日、シングル『Fight for your heart』をリリースする。三浦は幼少時より俳優として数々の作品に出演し、2007年には映画『恋空』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。その後も俳優として多くの実績を残し『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』や『コンフィデンスマンJP』など多くの映画や話題作に出演してきた。さらにミュージカル作品での活躍も記憶に新しい。特に2016年に上演されたブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』での演技は舞台関係者からも絶賛され、それもあってか演目は再演が決まるほどの人気となった。そのためにニューヨークでシンディ・ローパーの専属トレーナーに指導を受けたのだという。歌手デビュー作となる『Fight for your heart』は自身が主演する現在放送中のドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系)の主題歌。作曲はEXO、SHINeeなどをプロデュースするJeff Miyahara、作詞は三浦大知や安室奈美恵などに詞を提供している岡嶋かな多によるもの。高音域のサビを伸びやかに歌いあげたる三浦の声を聴くことができる。番組公式サイトには「ミュージカルなどでは挑戦したことがなかった歌い方、音域、フェイクを求められ、それに精一杯応えていくプロセスがとても刺激的で興奮しました。この曲を聴いていただくことがキッカケとなり、ドラマに関心を持ち、観てくださる方がいれば嬉しいです」と本人のコメントが掲載されている。■リリース情報三浦春馬『Fight for your heart』8月7日発売1. Fight for your heart2. YOU
2019年08月07日クスっと笑えて癒やされる、ほのぼの漫画をお届け。毎週更新しています。(dpia-app://contentAll?contentId=4326e933-d738-4a8d-a7dc-4470e26b96cb&contentTypeId=2)(dpia-app://contentAll?contentId=10b3b771-86d8-4bf1-aa0d-bd07fab16aeb&contentTypeId=2)
2019年08月07日ブロードウェイ史上、『オペラ座の怪人』に次ぐ2番目のロングラン記録を更新中のミュージカル『シカゴ』リバイバル版。今年は生みの親である鬼才ボブ・フォッシーと、その3番目の妻で本作の初演版オリジナルキャストでもあるグウェン・ヴァードンを主人公とするドラマ『Fosse/Verdon』が放映されたこともあり、米国内での注目がさらに高まっている。そんなタイミングで、米倉涼子が7月1日から2週間、自身3度目となるブロードウェイ公演登板を果たした。演じたロキシーは、彼女自身が舞台を観て惚れ込んでつかみ取り、10年以上にわたって日米で(日本語と英語で)演じ続けている当たり役だ。本日8月7日に東急シアターオーブで開幕するのは、そんな米倉の“凱旋公演”であり、また女優生活20周年記念公演でもある。もうひとりの主人公であるヴェルマ役を務めるのは、米倉が登板したブロードウェイ公演のすべてでコンビを組んできた盟友で、同役を日本語で演じたこともあるアムラ=フェイ・ライト。ほかの役はブロードウェイではなくツアーキャストとなるが、悪徳弁護士ビリー役のピーター・ロッキアーは、『レ・ミゼラブル』ロンドン公演で主人公バルジャン役を務めたこともある実力派だ。押しも押されもぬ人気女優である米倉涼子が主演するミュージカル、という圧倒的なトピックスの影に隠れてしまいがちだが、当然のことながら作品の面白さは折り紙付き。ふたりの殺人犯がその罪を利用してスターにのし上がろうとするという、奇想天外に見えて実は実話に基づいているシニカルなストーリー。ビッグバンドが奏でる心地良い音楽、舞台中央に陣取るそのバンド以外にはセットというセットがないシンプルな演出、そしてフォッシー振付によるセクシーでスタイリッシュなダンス。ミュージカルの本場ブロードウェイで20年以上にわたって人気を博し続けている理由を、その目で確かめてほしい。文:町田麻子
2019年08月07日ロンドン映画祭のクロージング作品に、マーティン・スコセッシの『アイリッシュマン』が決まった。同作品は一足先に行われるニューヨーク映画祭の開幕作品に決まっており、世界プレミアはこちらだ。ロンドンは、インターナショナルプレミアとなる。出演はロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、アル・パチーノら。スコセッシが2008年から抱えてきたプロジェクトで、当初はパラマウントが世界配給する予定だったが、予算高騰を受けて2017年にNetflixが引き継いだ。北米でのNetflix配信は秋の予定。それに先立って、劇場限定公開が行われるものと見られている。ロンドン映画祭は10月2日(水)から13日(日)まで。文=猿渡由紀
2019年08月06日