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昼に居眠りをしていて上司に怒られたということはありませんか? でもその睡眠方法、あながち間違いではないかもしれません。マイクロスリープ(マイクロ睡眠)というものをご存知でしょうか? 今回は、居眠りの効果を検証すべく、マイクロ睡眠の活用法に迫ります。どのような効果があるのでしょうか?マイクロ睡眠とは?マイクロ睡眠は、微小睡眠とも呼ばれるもので、ほんのちょっと眠るといった状態を指すのだとか。一度にまとめて長い時間眠るのではなく、小刻みにマイクロ睡眠をとることで、じつはかなりの疲労回復効果があると言われています。そもそも、睡眠時間は長くとればとるほどよい、というものではないのだそうです。さらに、深い睡眠で、脳の疲労回復効果のあるノンレム睡眠が長すぎても、レム睡眠が多くて目覚めやすい睡眠もよくないと考えられています。すぐに実践できるマイクロ睡眠とは?「そんなに疲労回復効果が抜群のマイクロ睡眠は、どうやったら上手にとることができるの?」という声が聞こえてきそうですが、難しいことは何もありません。「居眠り」をすればいいのです。ランチ後に少しだけ自分のデスクで、電車の中で、車の中で、などどこでもちょっとの居眠りならすることができますよね。居眠りのポイントは、「日中に眠くなった時間に眠る」こと。ただし、寝すぎには要注意。この一番眠いときに10~15分眠ることで、夜の睡眠の約1時間にも相当すると考えられているそうです。体が欲しているときに少しだけ眠りの時間を与えてあげることがポイントなのです。1日の時間をじゅうぶんに活用するにはこのマイクロスリープを効果的に活用し、1日をフル稼働している方もいるそうです。たとえば、ランチ後に居眠りし、仕事を終えた夕方にも仮眠をとることで夜もスッキリした頭で活動できるので、昼と夜をじゅうぶんに楽しめるのだとか。最近、仕事の効率が上がらないとお悩みの方は、マイクロ睡眠を試してみてはいかがでしょうか。photo by Math Puente
2014年11月29日中国の女性は、美容に関してどう考え、どのようなことに取り組んでいるのでしょうか?睡眠や美容に関する考え方が日本とどのように違うのか、見ていきましょう。中国人は睡眠と美容に対する意識が高い!?中国の経済が豊かになっていくのと比例して、中国人の美容に対する意識が非常に高くなってきています。中国では東洋医学や漢方など、伝統的な療法による健康に関する考え方を強く持っているため、健康と美容は一緒に考えられることが多いようです。また、物に頼らずに自分の力で美を手にするという考え方が強い傾向にあります。日本人ですと、高い化粧品やエステなどのように対価を払って自分に投資することで美容を実現させようとする人も多いですが、中国人はあまりそういう考え方をしません。美容と一緒に考えられるのが健康、特に睡眠です。睡眠をしっかりとることで綺麗な自分を手に入れるのです。具体的な中国人の健康方法とは?中国人が具体的に実践しているお金をかけずに綺麗になる方法とはどんなものがあるでしょうか?例えば、秋になって寒くなってくる頃に、ナツメのお茶を飲むそうです。体を温めて、血行を促進させることで美容効果もあります。また、中国では“キュウリパック”が有名です。通常は薄く輪切りにしたキュウリを顔に並べていくパックですが、そのままではなく、蜂蜜を混ぜることで美容効果が増すそうです。運動に対する意識も高く、女性にはヨガが人気です。体を柔らかくすることで代謝の良い体をつくっていきます。このように、様々な健康方法を実践して、お金をかけずに綺麗になることを目指しているのです。睡眠時間が最も長い国は中国2011年にOECDが発表した睡眠時間に関する調査結果によると、中国は睡眠時間が長い国で、1日平均9時間以上睡眠をとるそうです。美容意識の裏側には、睡眠への高い意識があることがわかります。一方、日本は1日の平均睡眠時間が8時間以下。特に女性は男性よりも睡眠時間が短く、中国の女性と比べると1時間強も睡眠時間に差があります。7時間睡眠を取っていれば、一般的に十分だと考えられますが、世界的に見ると短いのです。睡眠時間が徐々に減ってきているという方は、美容のためにもどこかで睡眠時間への意識を変えていく必要がありそうです。参考資料OECD, Society at a Glance: Asia/Pacific 2011Photo by Ricky Tang
2014年11月29日ナルコレプシーという睡眠障害があります。これは「居眠り病」などと揶揄されることもあり、日中に突然、抗えないほどの強烈な睡魔に襲われるというもの。今回ご紹介する実験は、この原因不明の病気の解明に一筋の光を差したのかもしれません。睡眠誘導の実験「光スイッチでマウスのノンレム睡眠誘導に成功」――自然科学研究機構 生理学研究所と科学技術振興機構(JST)が数年前に共同発表したプレスリリースの見出しです。このマウスの実験が、人間の睡眠障害であるナルコレプシー(日中に突然、強烈な睡魔に襲われる病気)を引き起こす神経回路の解明につながるのではないかと期待されているのだそうです。一体、どういうことなのか? 少し複雑な内容ですが、できるだけ噛み砕いて解説してみたいと思います。まず、ナルコレプシーは覚醒に関わる「オレキシン神経」と呼ばれる部分が関連して突然の睡眠または脱力発作が起きると考えられています。オレキシン神経とはなにか?ナルコレプシーは、10~30代で1,000人に1人という割合で発症すると言われています。この実験は、簡単に言えばナルコレプシーに深く関わるオレキシン神経の詳細に迫る、というものです。オレキシン神経は、脳の覚醒に関わっているということは判明していましたが、具体的にどのような働きをする神経なのか、その詳細はわかっていなかったのだそうです。そこで行われた実験が「光スイッチ」と呼ばれる、光を使って神経の活動をコントロールする技術を用いてマウスのオレキシン神経を操作するというもの。それによって、オレキシン神経の実態を浮き彫りにしようとしたということです。ナルコレプシーの解明に期待具体的に行われたのは、光スイッチでマウスのオレキシン神経の活動を1分間だけ抑制するというもの。そうしたところ、少しずつマウスの脳波が入眠状態を示し、筋肉の活動が弱まり、ノンレム睡眠(深い睡眠)の状態になったそうです。これは言ってみれば、ナルコレプシーと同様に、突然深い睡眠に入る状態と同じです。しかし実験では、ナルコレプシーではみられる突然の脱力発作やレム睡眠などは出現しなかったそうです。ただ、この違いなどを1つの手がかりにオレキシン神経とナルコレプシーの関係の解明が進むものと期待されているようです。睡眠に関する研究はまさに日進月歩。ナルコレプシーに悩む人のためにも1日も早く解明してほしいものです。Photo by Julie Krawczyk (German)
2014年11月28日上質な眠りを提供するために、さまざまな技術を使ったベッドが開発されています。今回は、最新のリクライニング付き電動ベッドをご紹介します。睡眠環境をがらっと変えたいと思っている方は、この機会に自分のベッドを見直してみてはいかがでしょうか?睡眠環境を変える最新ベッド皆さんはどんなベッドをお使いですか?また、何年くらいそのベッドを使っていますか?引っ越しや故障などがないと、なかなか自分のベッドを買い替えようという気にはならないと思います。しかし、最新のベッドは非常に優れた機能を持っているのです。まず、最近ではリクライニング可能のベッドが増えています。これは、高齢化社会への対応策の1つでもあり、医療や介護分野の意見を活かして作られている商品もあります。なかにはデザイン性に富み、インテリアとして素敵なベッドも数多くあるようです。高齢者向けのハイデザインベッド高齢者向けではありますが、インテリア要素もある電動式ベッドを生活に取り入れることで、睡眠環境だけでなく、生活環境も変わります。最近では、年齢に関係なく仕事や趣味に意欲的なアクティブシニアといわれている高齢者が増えています。そういった方は、いかにも高齢者向けというのではなく、デザイン性やベッド自体の心地よさを前面に出すことで、前向きに購入を考える可能性があります。手すりやベッド横の柵を使わないときは見えないようにするなどデザイン面で工夫をされているものもあり、ニーズに合わせて臨機応変に対応できるように設計されたベッドもあります。快適さをプラスする機能性とオプションただ起き上がれるだけでなく、骨盤の立った安定した姿勢をキープできる機能を備えたベッドは、横になっている時間が長い高齢者の身体のずれを最小限に抑えてくれるメリットがあります。さらに個々でのベストなポジションを記憶できる機能があるベッドであれば、簡単操作でその動きを再現できて、その都度面倒な操作をする手間も省けて便利です。液晶画面が付いたものもあるので、販売店やショールームなどで試してみると良いでしょう。ベッドだけでなく、オプションで機能性を向上することもできます。たとえば、寝返りをスムーズにして床ずれを防止するマットレスや、開放感を持たせつつベッドからの落下を防止するサイドサポートなど快適な睡眠のために、さまざまなオプションも用意されています。他人事だと思わずに、万一のときのことを考えて、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?Photo by Tracy Byrnes
2014年11月28日最近流行っているシェアハウス。シェアハウスの特性である共同生活という点を利用して、同じ目的を持つ人たちが一緒に住み、情報や悩みを共有するという場にもなりつつあります。そこで今回は、睡眠不足や暴飲暴食による肥満を解消しようという試みについて、スポットを当てて紹介します。今人気のシェアハウスで健康になる今、若者を中心に人気があるのがシェアハウスです。1つの家を複数人で借りて、家賃を安く抑えることができるシェアハウスは、友達の輪が広がり日常生活が楽しく過ごせるというメリットもあります。専門分野に特化したものも多く、IT系シェアハウスや起業家が集まるシェアハウスなどがあります。今回ご紹介するのは、美容に関心の高い人が集まって女性の美容を追求していくことを目的としているシェアハウスです。資生堂による1週間の滞在型ワークショップの一環ですが、シェアハウスで行われる点が注目されているポイントなのです。睡眠不足と肥満についてみんなで考える美容に関心の高い女性が集まって、スキンケア・ファッション・健康な身体づくりについて学びます。仕事もプライベートも充実させたい、という意識の高い女性向けのワークショップとなっていて、働く女性が持つ悩みである睡眠不足や肥満についても話し合うことができます。実際にシェアハウスで学んだことを実践するのが、このワークショップの特徴です。同じ目的をもった人々が一緒に生活することで睡眠不足が解消され、肥満になりにくい身体をつくるきっかけになります。年齢とともに増えていく女性が持つ悩み年齢を重ねるにつれ、女性が抱える体に関する悩みも増えていく傾向があります。また、ストレスや不規則な生活習慣から女性ホルモンの乱れが生じます。その結果、肌が荒れて肥満傾向になり、それによってストレスが生まれるというさらなる悪循環が生じてしまいます。まずは、自分の女性ホルモンがどのような状態か知ることが大切です。ぜひ基礎体温表を毎日付けてみてください。また、今回ご紹介したワークショップのように、不安や悩みを友人に話すなどして意見交換をしてみてはいかがでしょうか?同じような悩みを持っている女性は多くいるはずです。話すことで不安な気持ちも改善されていくでしょう。Photo by Kacper Gunia
2014年11月27日日中、異常な眠気を感じるというあなた。それは何時頃に多いですか?中でも、朝の通勤中に眠気がくるという人は、なんとなくぼーっとしながら気分が晴れないという方も多いのではないでしょうか。それはもしかしたら体内時計のリズムが乱れているのかもしれません。朝から爽快な気分で過ごせるようなコツを身につけましょう。異常な眠気のくる時間帯はいつ?ビー・オー・スタジオが2013年に行った20代~50代の男女に対して行われた眠りに関する調査では、「眠気を強く感じる時間帯はいつですか?」の問いに対して、昼食後が40.9%、起床後が17.1%、夕方が11.6%、夕飯後が10.5%、通勤中が8.3%、寝る前が5.0%、帰宅直後が5.0%、運転中が1.7%という回答が得られたそうです。人は自身の体内リズムによって14時頃に眠くなると言われています。そのため、もっとも多く眠気を感じるのが昼食後というのは頷けます。一方、気になるのが「起床後」「通勤中」という回答。これからしっかり仕事をしなければならない時に眠くなったのでは、やる気もそがれてしまいますよね。そうならないためにはどうしたら良いでしょうか?起床後、通勤中の異常な眠気の原因は?起床後から出勤中にかけて眠くて仕方がないというあなた。ひょっとしたら寝過ぎ、または寝不足なのかもしれません。夜中、途中で目覚めてしまうこともあるかもしれません。思い当たる節のある方は、一度就寝時間と起床時間の見直しをしてみてください。特に電車やバスでは、一定のリズムで揺れを感じるので眠気に襲われがち。もし睡眠不足が続いているのであれば、なおさら心地良さにウトウトしてしまうことでしょう。けれど、読書や資格の勉強など、移動時間を有効に使いたいという人は、いつのまにか眠ってしまっていたということがないようにしたいものです。朝の通勤中は太陽を思いっきり浴びて、夜のメラトニンを増やそう!通勤中の眠気をひきずった状態のまま出社すると、なんだか調子がくるってしまいませんか?一日の始まりはぜひ元気に明るく過ごしたいものです。そこで朝の通勤時間を有効活用するポイントを紹介します。それは、太陽の光を存分に浴びること。なぜなら、太陽の光を浴びることで、私たちの身体に備わっている体内時計が、メラトニンという物質の分泌を止めるよう指令を出すからです。朝、思いっきり太陽のもと通勤すれば、身体のモードが切り替わって眠気が覚め、職場についてからは勢いよく仕事をスタートできるでしょう。メラトニンは目覚めてから14時間から16時間後に体内時計からの指令で再び分泌されるのですが、その分泌量に応じて眠気が変わってきます。メラトニンは、朝の光を浴びることで、夜に活性化するのです。つまり、朝、通勤中に思いっきり太陽の光を浴びておけば、夜スムーズに眠りにつくことができ、ぐっすり眠りやすいというわけです。通勤中の時間を無駄にしないように、夜はぐっすり、朝はシャッキリという良い習慣を楽につけたいものですね。Photo by regenmond
2014年11月27日人は寝ている間もコップ1杯分の汗をかいているといいます。それが毎日の睡眠にどのような影響を与えているのでしょうか? 今回は睡眠と汗の関係に迫ります。しっかり知識を得て、快眠ライフを手にいれましょう!睡眠中にかく汗の量は?私たちは一晩の睡眠中にどのくらいの量の汗をかいているか、ご存知ですか? その量、なんと約300ml。とくに夏場などは、汗の量がさらに増え、疲労蓄積の原因になることもあるのだそうです。寝ている間に300mlも体から水分が出ていっている――すると、朝はどうなっているでしょうか? そうです、私たちは毎朝、脱水状態で目を覚ましている、ということです。具体的には、細胞や血液の水分が不足した状態になっているため、血液がドロドロになり、尿も濃くなります。睡眠中はただ寝ているだけと思いきや、夜から朝にかけて、体はこんなにも変化しているんです。起床時にはコップ1杯の水をそこで大切になるのが「朝起きたら、コップ1杯の水を飲む」こと。目覚めたときに水分を補給し、体の機能を正常に戻す必要があります。朝、水分を摂取しないと、血液が固まりやすくなったり、老廃物の排泄がうまくいかなかったりするので注意しましょう。また、ジョギングや散歩が趣味という方も多いかと思いますが、食事前に行う場合は、やはり水分を摂取することを心掛けたほうがよいのだそうです。とくに高脂血症や心臓病などの持病がある方は出かける前には必ず水を飲んだほうがよいと言われています。私たちにとって本当に欠かせない存在、水分。こまめな摂取を意識するようにしましょう!不眠と汗にも密接な関係がある不眠にも、じつは汗が密接に関わっています。読者の方のなかに、汗をかきにくい体質で、なおかつ睡眠に悩みを抱えているという方はいませんか? それにはちゃんとした理由があります。私たちは夜に体温が下がることで眠気を感じ、ぐっすり眠れるそうです。体温を下げるためには自ら発熱し、汗をかく必要があります。しかし、汗をかきにくい体質の方は寝汗をかかず、体温が高い状態のままのため熟睡しづらいと言われています。効果的と言われているのが、汗腺を鍛えること。有酸素運動や汗腺トレーニングをすることで、汗腺の働きを活発にすると眠りの質も高くなるそうです。不眠に悩む方はぜひトライしてみてくださいね!photo by Gabriele Diwald
2014年11月26日睡眠中は唾液量が少ないため、どうしても口の中が臭くなってしまいがちです。睡眠中の口臭予防として、睡眠前にしっかりとケアをしておけば、朝もすっきりと起きられます。今回は、口臭ケアについてご紹介します。口が臭い?朝すっきり起きられない朝起きると、自分でもわかるくらい口が臭いことはありませんか?特に、ニンニクの入った料理を食べた翌日は、口臭が気になりますよね。また、自分では気づかないうちに口臭を発していることもあるので、ケアは欠かせません。最近では、様々なタイプのブレスケア商品が発売されています。ブレスケア商品に頼る前に、まずしっかり歯磨きをしましょう。夜にきちんと歯磨きするかしないかで、翌朝のお口の中は変わってきます。また、歯磨き粉が重要です。実際に、朝目覚めたときの口臭を予防することを考えて作られた歯磨き粉が人気です。睡眠中の口の中には、ウイルスがたくさんどうして、朝になると口臭がひどくなっているのでしょう?睡眠中、人間は唾液の量が少なくなるため、口の中にすみついているバクテリアが繁殖してしまいます。バクテリアが臭いの原因である硫黄化合物を作り出し、口臭が生まれるのです。硫黄化合物と反応させ、臭いを消すために必要なのが、シクロデキストリンです。 ですので、シクロデキストリンが含まれている歯磨き粉は口臭予防ができると考えられます。いままで歯磨き粉までこだわっていなかった方も、睡眠中の口臭ケアを意識し、少しお値段が高くてもしっかりと口臭予防ができて汚れも取れる歯磨き粉を選んでみてはいかがでしょうか?睡眠不足が原因で口が臭くなる睡眠中、口の中で起こっているバクテリアの繁殖だけが口臭の原因とは限りません。睡眠不足や体調不良の際に、口臭が気になったことはありませんか?口臭は、健康のバロメーターにもなるのです。ストレスを多く感じているときにも口臭に変化が出る傾向があります。自分で口臭の変化に気づくためにも、日頃から口臭ケアを行って口の中を綺麗に保っておく必要があります。このように、睡眠と口臭には深い関係があり、すっきり目覚めるためにも口臭ケアは欠かせません。これを機会に、口臭ケアに力を入れてみてはいかがでしょうか?Photo by gabriela talarico
2014年11月26日寝言がひどいと言われたり、毎晩夢にうなされたり……そんな状態が続いていたら要注意です。レム睡眠時の病気とも考えられ、最近そのような症状を感じる人が増えているそうです。今回はレム睡眠時の行動に焦点を当ててご紹介します。レム睡眠時の異常行動とは?睡眠中に大声を上げて足をバタバタさせたり、突然起き上がって飛び出して行ったり、夢と現実を混合させてしまったり……睡眠中におかしな行動を取るようでしたら、レム睡眠行動障害の可能性があります。自分では気づかないこともありますので、一人暮らしの方は特に注意しなければなりません。ただ夢にうなされているだけの可能性もありますが、症状が続くようでしたら、この病気を疑ってみましょう。レム睡眠行動障害とはレム睡眠行動障害は、レム睡眠時に見ている夢と現実を混合して、現実でも同じ行動をとってしまうというものです。脳幹に何らかの異常があるため、夢のコントロールが効かずにこういった症状がでてしまうのです。60歳以上の高齢者に起こりやすいと言われ、認知症の一種とも考えられています。飲酒量が多い方、ストレスが多い方も注意が必要です。また、睡眠薬の副作用でも起こる可能性があります。思い当たるふしがある場合は、病院など専門機関に相談することをおすすめします。いびきにも要注意睡眠時の落とし穴レム睡眠行動障害をはじめ、自分自身ではなかなか気づけない睡眠時の病気があります。その1つが睡眠時無呼吸症候群です。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に気道が閉鎖されることで生じる病気です。睡眠時に呼吸ができなくなり、そのまま死に至る可能性もあります。いびきは睡眠時無呼吸症候群の前兆と言われています。常にいびきがあり、他の人に指摘されるほどの騒音である場合は要注意です。肥満や多量飲酒が原因で、いびきがひどくなる傾向もあるようですが、いびきを軽視してはいけません。睡眠時は自分では気づけないことが多いため、家族の協力が必要になります。自分の睡眠状態だけでなく、家族の睡眠状態も問題ないかどうか、この機会に確認してみてはいかがでしょうか?
2014年11月25日残業で遅い時間まで仕事をして帰ってきた後はメイクを落としたり、お風呂に入ったりするなど、いろいろとやることが多いものです。本当は玄関からベッドに直行したいところでしょう。睡眠時間を長く取るためには、仕事着のままの「バタンキュー」が意外といいという話もあります。それは本当なのでしょうか?日中の眠気対策は睡眠時間を確保して寝不足を防ぐこと睡眠時間が短いために日中仕事をしていても眠くて仕方がないという人はたくさんいるようで、それは医学的には睡眠不足症候群と呼ばれています。人それぞれ適切な睡眠時間がありますが、その睡眠時間に対して十分に満たない場合に起きます。少なくとも、3カ月以上昼間の眠気が続いているのなら、この症候群が疑われるようです。日中、眠気を感じたら、ガムを噛んだり、身体を動かしたりと、その場しのぎの対策はたくさんありますが、やはり一番の対策は睡眠時間を確保すること。とはいえ、残業続きで毎晩帰宅時間が遅くなってしまう人には無理難題かもしれません。仕事着のままバタンキューが一番長時間眠れている!?ある調査データでは、就寝時にその日に着ていた服のまま寝る人がもっとも長い睡眠時間を取っていることが判明しています。普通、パジャマに着替えて寝るものですが、そのままの格好で睡眠の質に影響はないのでしょうか。睡眠の質を上げるには、やはりできるだけ体を締め付けのない状態で眠るのがいいと言われています。帰宅して着替えずにそのまま寝れば、その分睡眠時間は確保できるかもしれませんが、睡眠の質を考えるとおすすめできません。特に下着による締め付けは睡眠中の血行を阻害する可能性があります。寝るときに着るもので睡眠の質が変わる人は寝るときに汗をかいて体温調節をするので、締め付けが一切ないからといって裸で寝るのがいいというわけでもありません。帰宅してすぐ眠りにつきたい場合は着脱が楽なもの、さらに睡眠中の汗を吸い取ってくれる素材のものを着用すれば心地よい睡眠が得られるでしょう。それにはやはり眠る時専用のパジャマが最適といえそうです。バタンキューをするのにもっとも体に優しく、眠りの質を高めてくれる状態で寝て、睡眠不足を防ぎましょう。Photo by lauren rushing
2014年11月25日人によって適度な睡眠時間は異なります。でも、忙しい人ほど、できるだけ短時間で効率よく質の高い睡眠を手に入れたいもの。そのための方法はあるのでしょうか?今回は1冊の本からそのヒントを探ってみたいと思います。圧縮睡眠とはなにか?多忙を極める現代のビジネスマンの悩みの1つ――それは睡眠時間ではないでしょうか。たとえば2時間の睡眠で8時間分の睡眠をとることができたらもっと効率的に働けて、家族との時間も過ごせるのに……。そんな心の声が聞こえてきそうな世の中です。今回は、悩み多きビジネスマンの方たちに少しでも助けになればと思い「圧縮睡眠」という方法をご紹介したいと思います。圧縮睡眠? なにそれ? と眉唾もののように思われるかもしれませんが、これはちゃんと『できる人の活性脳の作り方』という書籍の中に記載されている方法です。どのようなものか、詳しく解説していきます。睡眠の深さを決めるものこの本では、圧縮睡眠=すぐに寝付き、眠りも深く、起床時にパッと目が覚められるものと定義しています。また、睡眠量=睡眠時間×睡眠の深さととらえ、「睡眠の深さ」(つまり睡眠を濃密に圧縮する)を追求することで、睡眠時間が短くても最小限の時間で質の高い睡眠を手に入れることができるというわけです。それはどうやったら手に入れられるのでしょうか? この本では、2つのことが大切だと訴えています。1.疲労を回復するために正しい呼吸ができる、正しい姿勢で睡眠をとること2.体と脳、両方にとって最高の休息となる環境を整えること睡眠密度を高める2つの条件また、睡眠密度を高めるためにも2つの条件があるそうです。1.日中は、脳と体を十分に活動させ、就寝時になったら休息モードに切り替えること(メリハリをつけること)2.内臓を酷使してはならない。理想は栄養価の高いものを少し食べること。就寝前の食事は禁物日中に外で運動をしたり、読書をするなど、頭と体を使うことで夜には入眠がスムーズになるという自然の流れを利用するそうです。運動は、エレベーターではなく階段を使う、一駅分歩くなど、気軽にできることでよいのだとか。みなさんも早速今日からトライしてみてはいかがでしょうか?参考文献『できる人の活性脳の作り方』藤本憲幸著 主婦の友社Photo by Jinx!
2014年11月24日ランゲルハンス細胞は肌の基礎体力を呼び起こすと言われています。睡眠は、肌の基礎体力を呼び起こすための土台となります。しっかりとケアをして肌本来の美しさを目覚めさせ、素肌のキレイな女性を目指しましょう。肌の基礎力、ランゲルハンス細胞とはあなたは自分のすっぴんに自信がありますか? どんな女性でも素肌美人に憧れていると思います。しかし、紫外線や乾燥など日常生活のなかで肌の敵は多いものです。そんな中で継続してケアをし続けることは簡単なことではありません。しかし、ケア次第で美肌を取り戻し、素肌美人になることができるので諦めてはいけません。その鍵となるのが、ランゲルハンス細胞です。ランゲルハンス細胞とは、肌の司令塔とも言われていて、外部からの刺激に対してどうコントロールするか決めるという重要な役割を担っています。ランゲルハンス細胞と睡眠で美肌を取り戻すランゲルハンス細胞を強くすることで、どんな外部の刺激にも対応できるようになります。最近では、このランゲルハンス細胞に直接働きかけて肌本来の力を取り戻す効果が期待できる化粧品も発売されています。また、同時に欠かせないのが睡眠です。睡眠不足が続くと、肌の基礎力も弱まってしまいます。ランゲルハンス細胞を強め睡眠をしっかりととることで、眠っている間に肌に働きかけることができ、美肌の基礎の基礎ができあがるのです。今まで素肌ケアをさぼりがちだった方も、今からまた始めてみませんか?特に肌は年齢がでますので、年齢を重ねるにつれて意識を高めていきたいところです。大切な日を美しい肌で迎えたいという思い結婚式やデートなど大切な日ほど良い肌状態で迎えたいものですが、そんな日に限って肌が荒れてしまった経験はありませんか?2人に1人は大事な日の直前に肌荒れを経験しているそうです。肌が荒れても、通常通りのスキンケアをし続ける方が多いようですが、肌が荒れたときは、その状態にあったスキンケアを取り入れることをおすすめします。肌が弱っている状態ですので、刺激を与えないように優しいケアが求められます。肌の基礎力がしっかりしていれば、不調なときでも適切なケアで肌荒れの治りは早くなるものです。また、大切な日の前日にはしっかりと睡眠をとり、心をリラックスさせましょう。Photo by Ignacio Bernal
2014年11月24日仕事中の眠気に困っている人は多いでしょう。このような状態が毎日続けば、当然仕事の生産性が落ちてきてしまいます。一時的なものだと軽視していると、年間通算で莫大な数の損失に繋がることもあります。会社の利益のためにも、仕事中の眠気や体調管理はきちんと行っておきたいところです。会社が伸びるかどうかは社員の睡眠にかかっている?!社員の体調が優れなければ、当然その会社の生産性は下がります。しかし日本では、社員の体調管理をそこまで徹底しているところは少ないのが現状です。例えば、「体調が優れない」程度では、休憩はもちろん、会社を休むなどはもってのほかという風潮があります。しかし、体調が優れないことで頭や身体がいつもより働かなくなり、生産性が確実に低下してしまうのは事実のようです。アメリカでは、社員の体調が優れないことによる生産性低下で、なんと年間約1500億ドルもの損失があると言われています。日本では今、どれくらいの損失があるかわかりませんが、会社が伸びるかどうかは社員の体調にかかっていることは事実です。中でも、睡眠不足による生産性低下は見逃すことができません。睡眠によって人材の質を上げる取り組みが行われている実際、睡眠にまつわる指導プログラムを実施するなどして、社員の睡眠状況の改善に取り組んでいる企業はあります。ある企業では、研修プログラムに参加した8割の社員が睡眠の改善を自覚できたという成果を出しています。例えば、「休日の活動量が増えた」「起床がスムーズになった」、「午後の眠気がなくなった」という変化です。また、研修後は生産性が12%上昇するという結果に。いかに睡眠が生産性に直結するものかが分かりますね。社員がパフォーマンスを高めるために必要な能力とは?企業側にとって、社員のパフォーマンスを高めるための睡眠や体調管理へのサポートは欠かせないものといえそうです。睡眠のスペシャリストが発信する「Active Sleep」の情報によれば、特に睡眠中は、次の3つの能力が培われるといわれています。この3つの能力は、仕事のパフォーマンスをより高める重要な要素です。・身体能力(コンディション)・認知能力(記憶)・精神能力(ストレス耐性)睡眠を削ると身体能力が低下することは、きっと多くの方が身をもって知っていることでしょう。記憶力については年齢のせいにされることも多いですが、実際は睡眠がカギを握っているようです。また、睡眠不足を続けていると精神的にストレスを感じやすくなり、ちょっとしたことでも落ち込んだりイライラしたりしやすくなるといわれています。生産性向上のためにも、ぜひ社員の睡眠や体調管理について考えてみてください。Photo by inertia NC
2014年11月23日あなたの脳、疲れていませんか?脳の疲れをとるには、質の高い睡眠が必要です。質の高い睡眠の条件は、眠っている間に睡眠ホルモンといわれる「メラトニン」がしっかりと分泌されることです。今回は、この眠っている間のメラトニン分泌を増やすための方法を紹介します。疲れているのは体ではなく脳!現代で問題になっているのは、肉体的な疲れよりも、ストレスによる脳の疲れだといわれています。現在のワークスタイルで多いのはデスクワークなので、肉体的な疲れはさほど気にならないはず。もしかすると神経が疲れるという方もいるかもしれません。それも脳の疲れを示しているのです。脳が疲れると、まず寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりと、不眠を引き起こすといわれています。脳の疲れをしっかりとる睡眠とは?では、脳の疲れをとるためにはどうすればいいのでしょうか?ただ単に睡眠時間を長くとればいいというわけではありません。大事なのは睡眠の中身。つまり、「質の高い睡眠」をとればいいわけです。質の高い睡眠をとるためには、睡眠の質を高める「メラトニン」というホルモンを十分に分泌させる必要があります。このメラトニン分泌に欠かせないのが、昼間、セロトニン神経を活性化することです。セロトニン神経とは、脳を目覚めさせる作用や、心を安定させる作用などがある神経のことで、一言でいえば活性化されると元気になるもの。このセロトニンをしっかりと活性化させることが、脳の疲れをとってくれるメラトニンを活発に分泌させることにつながるといわれているのです。メラトニンを増やすために昼間行っておくべきこと脳の疲れをとる眠りのためには、昼間にセロトニン神経を活性化させることが大事。具体的には、まず朝一番で太陽の光を浴びること、そして「リズム運動」がいいといわれています。リズム運動とは、規則的に体を動かす運動のことで、ダンスや体操、ウォーキングがあります。軽快な音楽を聴きながらウォーキングをすると、歩行だけでなく呼吸までリズミカルになってきて、セロトニン神経の活性化にいいといわれています。セロトニン神経を活性化させてメラトニンをたっぷり分泌させて、ぐっすりと心地いい眠りを手に入れれば、脳の疲れはすっかりとれることでしょう。Photo by Avenue G
2014年11月23日仕事中の異常な眠気。今寝てはいけないと分かっていても、どうしてもタイミング悪く眠気が襲ってくることはあるものです。大事な会議中などに寝てしまわないように、日頃からどのような対策をすればいいのでしょうか。それにはまず、その異常な眠気の程度を知ることが必要です。仕事中の異常な眠気病気の可能性は?昼間の異常な眠気には、病気が潜んでいることがあります。しかし、「ただの寝不足だろう」と特に重大なことと捉えていない方も多いのではないでしょうか。そこで、もっと自分の眠気を客観的に知ることのできる方法を紹介します。それは、眠りに関する尺度を利用することです。簡単にいえば、眠りや生活習慣についての簡単な問いに答えていき、その合計点数によって自分の眠気の程度を把握するというものです。過眠症をはかる尺度エップワース眠気尺度眠気をはかる尺度としては、エップワース眠気尺度と、スタンフォード眠気尺度が挙げられます。エップワース眠気尺度とは眠気について調査するもので、8つの設問に対して、「ない」は0点、「時々ある」は1点、「よくある」は2点、「いつもそうだ」は3点と、点数をつけていき、合計します。問いは、読書やテレビ、映画館、会議中、車の中、人と話しているとき、昼食後などに眠ってしまうかどうかを問う内容になっています。合計点数が11点以上の場合、何かの病気が疑われます。しかし、自分ではなかなか判断ができないので、家族に協力して評価してもらうのがいいようです。スタンフォード眠気尺度とは?一方、スタンフォード大学で作成されたという眠気の自己評価尺度であるスタンフォード眠気尺度は、次の7つの状態のうち、どれがもっとも自分の眠気に近いかを選ぶことで、自分の状態が分かるというものです。・やる気があり、活発で、頭がさえていて、眠くない感じ【点数1】・最高とはいえないまでも、頭の働きが活発、集中していられる【点数2】・くつろいで起きているが、どちらかというと少し頭がぼんやりし反応が悪い【点数3】・すこしぼんやりしていて、何かしたいと思わない【点数4】・ぼんやりしている、集中していられない、起きているのが困難【点数5】・眠いので横になりたい、ぼうっとしている【点数6】・まどろんでいる、起きていられない、すぐに眠ってしまいそうだ【点数7】点数が日中、慢性的に3点以上のときがある場合、過眠症の可能性も考えられます。1~2点であれば覚醒状態は良好、2点以上は睡眠不足を抱えている指標になるようです。これらの眠気尺度を試してみて、ちょっと異常な数値だと思ったら、早めにお医者さんに相談しましょう。Photo by 19melissa68
2014年11月22日日本は高齢社会を迎えており、4人に1人が65歳以上の高齢者となっています。そんな高齢者の方々のために、生活習慣や睡眠環境を整えるための研修プログラムがあります。今回は、滞在型研修プログラムについてご紹介します。日本の高齢者事情日本は高齢社会と言われていますが、生活の中でなかなか実感できるものではありません。しかし、実際数字を見てみると、4人に1人が65歳以上の高齢者となっており、45年後には、2.5人に1人が高齢者となる見通しです。また、同時に医療が発達しているため、長生きする高齢者が増えています。元気な高齢者が、どう幸せに生きるか、ということをテーマに事業を進めている企業も多いようです。元気な高齢者のための睡眠環境プログラム大和ハウス工業株式会社は、このような元気な高齢者を対象として、研修プログラムを開始しました。アクティブシニアが充実した生活を歩めるように、サポートする泊まりがけの研修です。研修の内容の中には、睡眠環境を整えるためのプランも含まれています。快適な睡眠をとるためには、どうしたらいいのか、しっかりと授業を通して学び、自分にとっての睡眠環境を整えていくというものです。その他にも、座禅体験や色彩学講座、健康講座、収穫体験など、普段体験できないような体験や授業を受けることができるのです。アクティブシニアのもつ危険性アクティブシニア、つまり元気な高齢者は、ある種の危険性も孕んでいます。というのも、自分自身が実年齢よりも若いという意識が強く、年相応の行動ができない方がいるのです。睡眠環境に関してもそうです。若い頃、夜更かしばかりして夜型の生活を続けていた方は、健康のためにも自分の歳を考えて睡眠環境を整え直すべきだと考えられます。また、近年インターネットを使う高齢者が増えています。電通総研が2014年に行った調査では、70歳代では23%が、60歳代になると57%がネットを利用しているそうです。ネットを使う時間も自分でコントロールしなければなりません。元気な高齢者にもたくさんの危険がひそんでいるのです。Photo by Helene Iracane
2014年11月22日仕事中に来る眠気による事故は大きな社会問題になっています。中でも、旅客列車や貨物列車の運転士の眠気や注意力の欠如は、大きな事故につながるリスクがあるため、眠気予防対策が実践されています。眠られると困る職業~運転士多くのお客さんを乗せて日々運行している列車の運転士には、絶対に眠ってほしくないものです。今の電車は、自動列車停止装置や自動列車制御装置などハード面の対策によって、運転士の眠気や失念が事故に直結する可能性は大幅に低減しているといわれています。とはいえ、中には運転士の判断による操作や注意力に頼っているものもあります。それは、徐行や大雨、強風による運転速度規制などです。ヒューマンエラーは往々にして起き得ることですし、眠気があればなおさらリスクが高まります。乗客である私たちにとっても、運転士の眠気対策は重要なことといえるでしょう。運転士の眠気事情深夜帯に運転する貨物列車の運転士に対して行われたアンケート調査結果では、列車を運転中に眠気が起きる原因が明らかになっています。もっとも大きな眠気の原因は、労働時間や休憩時間などの勤務条件。次いで、体調や出勤前の睡眠状況、そして運転を始めてからの経過時間や時刻によるものという結果に。また、眠気が発生しやすい区間というものもあるようです。具体的には、速度制御などを行うノッチなどの操作が少ない区間、トンネル内、景色が単調、駅間が長い区間などが挙がっています。運転士による仕事中の眠気対策貨物列車運転士は、運転中に来る眠気に対して、実際に次のような対策を取っているそうです。・ガムをかむ・アメをなめる・窓を開ける・飲み物を飲む・休養をとる・軽い体操をするもちろん、前提として仕事に臨む前に睡眠を十分にとる、生活習慣を整えるなどの事前対処が先決です。この調査の内容を元に、眠気による事故の予防啓発のための冊子も作られており、それを元に運転士たちが日々業務に当たっているようです。運転士を見習って、どのような職業であっても眠気対策には真剣に取り組みたいものですね。Photo by Shibuya246
2014年11月21日最適な睡眠時間は、人によって差があり、それは遺伝と環境によって決まると言われます。では、遺伝と環境と、どちらの影響が強いのでしょうか?環境を変えることで、体質を変えていくことは可能なのでしょうか?最適な睡眠時間は何時間?皆さんの最適な睡眠時間とは何時間ですか?4時間の方もいれば、9時間寝ないときついという方もいるでしょう。人によって最適な睡眠時間はバラバラです。この睡眠時間の差が生まれる原因としては、体質や生活習慣、気力などが考えられますが、大きく2つに分類できます。遺伝的に決まってしまっている部分と、外部環境によって変えることができる部分です。外部環境に含まれますが、生活習慣は睡眠時間に大きく影響していると考えられます。運動したり、たくさん食べたりした後は眠くなるように、生活習慣によって睡眠時間が変動することを感じた経験は誰しもあると思います。生活環境も遺伝も無視できない一部の研究者は、睡眠時間は生活環境によって変わると主張しています。つまり、生活習慣を変えるだけで、睡眠時間をコントロールできるということです。睡眠時間が長い人も、運動を減らしたり、食事を制限することで、睡眠時間を短縮できるという考えです。しかし、実際のところそうは上手くいきません。実際に最近の研究によると、遺伝による個人の必要睡眠量というのが、適切な睡眠時間を決める上で重要だと考えられています。しかし、どっちが重要かを白黒つけるのは非常に難しく、言えるのは生活習慣も遺伝も無視できない重要な要素であるということです。慢性睡眠不足な日本人が増えている残業が多かったり、帰りが遅かったり、深夜もメールやネットに熱中してしまったりと、慢性的に睡眠不足な人が増えているようです。これは環境の変化の影響もあるでしょう。インターネットを使えば、いつでも誰かと繋がることができますし、ショッピングだってできてしまいます。また、24時間営業のショップや漫画喫茶なども増え、時間に縛られることなく生活できるようになりました。便利ながらもそういった背景があり、睡眠不足の人が増えていると考えられます。もはや、睡眠不足は現代病であるとも言えます。一人一人が最適な睡眠時間をしっかりと確保して生活すべきではないでしょうか。Photo by elizabeth pfaff
2014年11月21日「体内時計って何?」と自分とは無関係のことのように感じている方は、とてももったいないことをしています。なぜなら、体内時計の周期を知って自分の身体をコントロールすれば、仕事にもいい影響が出るからです。いつもとは違うパフォーマンスが出せる可能性も!そこで今回は眠りを活用してライバルに差をつける仕事術を3つご紹介します。体内時計を知ろう人間の体には、睡眠をコントロールする時計が備わっています。それが体内時計です。気分や記憶力、体温、筋力、肺活量などがもっとも活発になる時間帯というものが、だいたい決まっているのです。例えば、人の気分が高揚するのは11~16時までだといわれています。頼みづらいお願いごとなどをするときには、この時間帯を選ぶのが良さそうです。また、体温は15~18時の間にもっとも上昇するといわれています。こんな風に、人の身体というのは、体内時計のリズムで変化しているものなのです。体内時計を活用する仕事術3選体内時計を有効活用すれば、仕事のパフォーマンスが向上します。そこで、仕事に活かすためのコツを3つご紹介します。・提案や説得は、相手の脳の活動が低下してきた12時頃か15時頃に!・資格や語学の勉強などは、記憶力がもっとも高まる11~12時に!・朝は正確さと慎重さを求められる仕事を、夕方はメール処理などのスピード勝負の作業を!それぞれの仕事術午前中の眠気なんて吹き飛ばせ!朝はもっともひらめきにあふれる時間帯。しかし、それはライバルも同じこと。そこで、6~7時に起床する人の脳の活動が低下してくる12時頃と15時頃に、隙をついてバシッと提案してみましょう。記憶力がもっとも高まるのは正午前後といわれています。一気に記憶したい資格や語学の勉強は、ぜひこの時間に集中して行うのが良さそうです。また、人は起床してから4時間までの間がもっとも慎重な作業に向いているといわれています。「午前中は眠い」なんて言っていられません!一方、スピードが求められる作業への対応力は夕方にピークを迎えるそう。夕方は筋力もピークに達するので、体力を使う仕事が向いているようです。体内時計を意識して、ぜひ仕事のパフォーマンス向上に活かしてみてください。photo by kev-shine
2014年11月20日よく、「昔から寝るときは全裸です」という人がいます。こういう人は、その健康効果を十分に実感しているようです。体が強くなるので一年中風邪に悩まされることがほとんどなくなるだけでなく、肌がひんやりと気持ちいいので、快適に眠れるという効果もあるようです。この全裸睡眠の健康効果にはどのような背景があるのでしょうか?全裸睡眠は健康にいい!?普通、寝るときはパジャマなどの寝間着を着て寝るものです。寝間着の下には下着を付けるのが一般的でしょう。しかし、パジャマや下着を着ないで寝ると、なぜか健康になるという説があります。裸で寝ると寒くて風邪を引かないかと心配になって、そんな無茶なことはやらないという方もいるのではないでしょうか。それも一理ありますが、実際は確かに全裸睡眠には健康に良いようなのです。裸で綿毛布にくるまって寝るようになった人が、風邪をひかなくなり、腰痛や肩こり、首の痛みが改善したという事例もあるくらいです。全裸睡眠がもたらす効果裸で寝ると、直接肌が空気に触れることになるので、まず皮膚に対して影響が出てきます。皮膚では、皮膚呼吸や発汗が行われており、肌に直接空気が触れることで活発になります。睡眠中に皮膚の代謝がアップすると、質の高い睡眠が得られるといわれているのです。眠っている間、皮膚の古い細胞が新しい細胞へと生まれ変わりますが、皮膚呼吸が活発になればなるほど、この皮膚の生まれ変わりが促進されます。つまり、裸で寝ることで皮膚が生まれ変わりやすくなるといえます。また、裸で寝ると食べたものをエネルギー化して自分で熱を生み出す力が強まることから、皮膚だけでなく体全体の代謝もよくなり、免疫力向上まで見込めるといわれています。裸で寝るときは寝具にも気を配って全裸睡眠を実践する場合、必ず布団か毛布をかけて実践してください。いくら健康になるとはいえ、やっているそばから風邪をひいてしまったら本末転倒です。また、寝具が直接肌に触れることになるので、安眠のためにも素材には気を付けましょう。肌触りが悪い、チクチクする、触れた肌が冷たいような素材は、睡眠を妨げてしまい、途中で起きてしまうことにもなりかねません。アレルギーを引き起こす原因物質が入っていないかどうかもチェックしておきましょう。寝具は通常より汗や老廃物などで汚れやすくなるので、こまめに洗濯するのをおすすめします。健康にいいだけでなく、ぐっすり眠ることもできる全裸睡眠。睡眠に関する悩みのある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。ただ、睡眠法は人によって合う、合わないがあるので、自分の体調や体質を考えて実践しましょう。Photo by Mislav Marohnić
2014年11月20日突然ですが、急な眠気が襲ってくる瞬間のことを思い出してみてください。「お昼休みにごはんを食べた後!」と思った方は多いのではないでしょうか。また、緊張がふっと解けた後の時間に眠気が襲ってきたという経験もあるでしょう。実は急な眠気というのは「あるもの」が活発になる瞬間にくるといわれているのです。その「あるもの」とは……?仕事中の急な眠気に困っているあなたへどうすれば眠くならないのか、と日頃から悩んでいるあなた。きっと仕事中にウトウトしてしまう自分に罪悪感が生まれることもあるでしょう。集中したいというのに眠くなってしまうことほど、悔しいものはありません。少しでも眠くなるメカニズムやきっかけを知っていれば、事前に避けられるはず。もちろん、異常な眠気には脳の障害や呼吸器、耳や鼻の病気などが潜んでいることがあるので、よほど気になる場合にはお医者さんに相談しましょう。自律神経がカギをにぎっている?!夜、私たちが自然と眠たくなるのは、自律神経のうち、副交感神経が働き始めるからです。昼間、仕事をして活動している間は交感神経が働いていますが、夜になるにつれて、少しずつ副交感神経が活発になり、心身共にリラックスモードに入れ替わっていくのです。この副交感神経の働きは、ものを食べたときにも起こります。実は、つい眠くなってしまうのは、副交感神経が胃腸などの内臓を動かし始めるからなのです。交感神経と副交感神経はまるでシーソーのように、どちらか一方が上がればどちらか一方が下がるというふうに自然と調整しているのです。交感神経を使い過ぎても眠くなる仕事に集中したいけど眠気がひどいという場合、交感神経を使い過ぎている可能性もあります。体は常に自律神経のバランスを整えようとするので、交感神経を使い過ぎれば、副交感神経を優位にさせるために、交感神経を遮断しようとするのです。そんなときは、無理せず副交感神経に従い、身体を休ませるようにしましょう。特にパソコンなどの光をじっと見続け、細かい数字や文字をずっと追っていると、目が酷使されるので交感神経が刺激されます。休憩するときにはいったん画面から目を離すと交感神経が休まるので、ぜひ実践してみましょう。自律神経のシーソーを意識して、事前に眠気への対処をしておきたいものですね。photo by Martin Terber
2014年11月20日「笑うことは健康にいい」そんな言葉はよく聞きます。しかし、いつでも「笑うこと」が素晴らしいとは限りません。もし、眠っている間に高らかに笑う人が身近にいるのなら、十分注意してあげてください。もしかしたら大きな病気にかかっている可能性があるからです。家族が寝ている間に笑ってる!大丈夫?家族と一緒に暮らしている方は、ちょっと思い出してみてください。隣で寝ている旦那さんや奥さん、子どもが、夜中寝言を言ったり、叫んだり、笑ったりする、突然説教をし始める、部屋の中を這いまわる、ベッドからジャンプして落ちるなどの異常行動は見られませんか?もしこのようなことが頻繁に起きているのであれば、十分注意が必要です。特に寝ている間に笑うというのは不気味ですよね。寝ながら笑う人を見ると、「何か楽しい夢でも見ているのだろう」と思って放っておいてしまいがちですが、これも一種の異常行動なのです。レム睡眠行動障害の症状にもある「睡眠中に笑う」睡眠中なのにもかかわらず笑ったり、寝言が激しかったり、いきなり布団に座り込んで説教を始めたりする場合、「レム睡眠行動障害」という睡眠障害が疑われます。これは、いわゆる子どもに多い「夢遊病」などと同じカテゴリーの睡眠障害です。通常、レム睡眠時は手足の筋肉の緊張がゆるんでいるので、体は動かないはずですが、この障害の場合には、何らかの原因で異常行動を起こすといわれています。笑うだけでなく、夢の内容に応じて、殴る蹴るなどの暴力的な行動を起こしたり、ベッドから転落して打撲したりなど、実際のケガにもつながることから問題視されています。レム睡眠行動障害の原因とは?このレム睡眠行動障害には、はっきり原因の分からない突発性のものと、病気によって起きるものがあるといわれています。原因となる病気には、神経変性疾患、頭部外傷、脳炎、髄膜炎などの頭部の炎症性疾患があるそうです。ときには、アルコールや睡眠不足、薬剤が引き金になることもあります。異常行動を起こす際には、夢を見ていることが多いようですが、レム睡眠と夢を見ていることは、別のメカニズムだということが現在の研究では分かっているようです。自分ではなかなか気づかないこの睡眠障害。家族にきざしが見られたり、自分が人から指摘されたりしたら、一度お医者さんに相談することをおすすめします。Photo by lauren rushing
2014年11月19日日中での仕事中、なぜかうとうとしてしまう。会議などの大事なときに限って眠気が最高潮になる。きっと多くの方が経験していることでしょう。一方で、仕事や会議が終わった瞬間、これまでの眠気が嘘のように、すっかり目が覚めて絶好調になった経験のある方もいるでしょう。一体、これにはどんな理由があるのでしょうか。会社の眠気が帰宅後はすっかり取れるのはなぜ?!あれだけ眠かった会社でのひと時がまるで嘘のように、帰宅時に元気になる人はいませんか?もしかしたら、その眠気はストレスが原因かもしれません。ストレスといってもいろいろありますが、よほど強いストレスの場合、もしかしたら現実逃避願望がある可能性も。さらに帰宅後、元気になったのはいいものの、神経が高ぶりすぎて、今度は夜にぐっすり眠れないという方もいるのではないでしょうか。これでは睡眠不足になってしまい、結局は翌日の眠気も促進してしまいます。仕事中眠くて、仕事が終わった後は嘘のように目覚めるというこのパターン。不思議ですよね。会社で眠いのは自己防御反応?会社での眠気が一概にすべてそうとは言い切れませんが、強いストレスを受けると、人は自己防御反応を起こすといわれています。例えば、仕事に対して強いストレスを覚えた場合、防御機能が働いて、体力を出さなくするということもあるようです。つまり、その強いストレスを感じた仕事に対しては、仕事が終わるまで、つまり会社を退社する時刻まで体力がもたず、元気も出ない状態になるというのです。ストレスが改善のきっかけになることも!もし何らかのストレスが原因で仕事中に眠くなるのであれば、それは改善のきっかけともいえます。なぜなら、人はストレスを感じるたびに、自然と改善するように動くものだからです。例えば、猛烈に暑い真夏日には、人は暑さというストレスを感じます。もしストレスを感じなければ誰も対処しようとはしないでしょう。しかし、実際は脱水症状になったり、日射病になったりするのを防ぐために、日陰や建物の中に入ったり、帽子や日傘を差したりして対処します。ストレスを感じるからこそ、人は防御するものなのです。これと同じように、もし心理的なストレスを感じたら、人間関係や自分の生き方を改善するチャンスが来たと考えてもよいかもしれません。日頃のストレス、ちょっと見直してみたいものですね。Photo by Marcus
2014年11月19日あなたは、夜寝ているときに目が覚めることはありませんか?深夜、胸が苦しくなってハッと目が覚めて、起きた後も心臓がバクバクして脈拍数も増えている状態であれば、かなり注意が必要です。この睡眠時の動悸には何が関係しているのでしょうか。睡眠時の動悸……睡眠時無呼吸症候群かも?!夜中に急に目が覚めることは多くの方が体験していることですが、息苦しくなって起きるのであれば注意が必要です。睡眠時無呼吸症候群の可能性があるからです。睡眠時無呼吸症候群は、不眠や夜中に何度も目覚める、頭痛、昼間に眠くなる、集中力が低下するなどが主な症状だといわれている睡眠障害です。もし肥満体だったり、息苦しくて目覚めるのが飲酒したときに多かったりする場合には、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いといわれています。心当たりのある方は、注意してください。睡眠時の動悸がなくなった事例夜中に息苦しくなって目が覚めたら脈が1分間に100回を超えており、心臓もバクバクしている状態になったという人が、改善した例があります。この人は、特にお酒を大量に飲んだ後に脈がおかしくなったといいます。最近、何キロか太ったということもあり、ますます睡眠時無呼吸症候群が疑われたそうです。そこで、寝室をきれいにし、アレルギー性鼻炎も治療して、体重も元に戻すように努力をしたそうです。すると、いびきも特に気にならなくなり、夜の動悸もなくなったのだそうです。ちょっとした工夫や心がけでよくなる可能性のある睡眠中の動悸。病気が進行しないうちに、手を打っておくのが良さそうです。心当たりのある人は、不整脈の検査を夜中の動悸は、睡眠中に目覚めてしまい、睡眠が妨げられることによる睡眠不足だけが弊害ではありません。突然不整脈が起きることによって、死に至ることもあります。現在の医療では、自宅で心電図の記録装置を身につけて、寝ている間の不整脈を調べることのできる、ホルタ―心電図検査も受けることができます。意識がなくなるほどの発作を経験したことのある人や、突然の動悸で脈が1分間に120回を超えている状態が数時間以上続く場合、顔色が悪い、冷や汗が出るなどの場合には、早急にお医者さんに相談しましょう。Photo by Avenue G
2014年11月19日会社勤めをしている人で、日中の眠気に悩まされている場合、ちょうどお昼休みの後に会議が入っていたりすると、かなり厳しいものがあるのではないでしょうか。眠気を我慢しようにもできない瞬間も訪れてしまい、思わずウトウト……。自身の睡眠不足や疲労感を改善しようとしている人も多いと思われますが、実際は違うところにも原因がありそうです。会議中は、なぜ眠気がきやすい?仕事をしている最中に眠くなった経験をされたことのある方は多いかもしれませんが、仕事といっても色々なシーンがあります。中でも、会議中に襲ってくる眠気は特に困りものですよね。実は、会議中というのは狭い閉め切った室内に複数の人が集まっていることから、二酸化炭素濃度が上昇している可能性が高いといわれています。そもそも、仕事のパフォーマンスは、二酸化炭素濃度が2500ppmにまで達すると、著しく低下することがアメリカの研究チームによる実験の結果から分かっています。つまり、会議室での会議中は仕事のパフォーマンスが落ちやすく、眠くなりやすい環境というわけです。そのオフィス内の二酸化炭素の量、大丈夫?普通、屋外における二酸化炭素の量は、380ppm程度だといわれています。一方、オフィス内の二酸化炭素濃度は、1000ppm程度だそうです。この時点でも大きな開きがあることが分かりますが、会議中にはなんと3000ppmにまで上昇するといわれています。これを知れば、すぐにでも換気したくなってきますよね。あなたのオフィスの換気状況、ちょっと思い出してみてください。会議室に十分な換気設備は整っていますか?原因は二酸化炭素かも?会議室換気のコツ会議中の眠気は、ひょっとしたら二酸化炭素の濃度上昇によるものかもしれません。体調というより環境が原因かもしれないのです。そこで対策として考えられるのが会議室の換気。実験によれば、15名が1時間会議室で過ごしたとき、二酸化炭素の濃度は1000ppm程度上昇したそうです。これにより、1人あたり平均66.7ppm程度増加させたということになります。これだけ上昇すれば、さすがに眠気も襲ってきそうですね。換気扇を使用すればある程度、二酸化炭素濃度に変化は見られるようです。ただし、ドアを開放しても、50分ほど経たないと濃度は通常の1,000ppm以下までは下がらないといわれています。会議中にドアを開けっ放しにするのがむずかしい場合、せめて換気扇だけでもつけておきたいところです。会議室の換気、ぜひ注意してみてください。photo by MDGovpics
2014年11月18日総務省の統計データによると、働く日本女性の睡眠時間は、働く日本男性より少ないことがわかってきています。フルタイムで働いた後に、家事や育児をこなし、さらに家でも仕事をする……そんな状況も少なくないのが実情。日本女性の睡眠時間が減少するとどんな弊害が起こり得るのか、またその対策について解説していきます。働く日本女性は今後さらに増加する見込み現在日本において、女性の雇用が促進されています。政府は2020年までに、女性の管理職を30%にまでアップさせることを狙いとした雇用促進の指針を発表しています。社会的にも少子化が進み、若年層の労働力が減少。女性の力が必要になってきています。しかし、これまで通り家庭を守りながら、企業でも働くのは大変困難なこと。家事、育児に加えて介護の問題までも抱えている女性が多いなかで、どうやって仕事との両立を図っていくかは大きな問題です。このままでは、いくら社会や企業が「枠」ばかり設けても、絵に描いた餅になってしまうでしょう。日本女性にとって睡眠時間が減少する弊害とはそんな雇用促進のなかで見えてきた問題の一つが、日本女性の睡眠時間の短さです。睡眠時間が減少すると、作業効率が低下したり記憶力が衰えたりします。また、糖尿病やがんなどの疾病にもつながりやすいことがわかっています。現代の日本女性は、家事育児だけでなく社会の担い手でもあります。そのため、女性の体調が崩れるということは社会の綻びにもなるのです。女性が積極的に日本社会で活躍するには、睡眠時間の確保が欠かせないのです。睡眠不足を解消!働く女性をバックアップする制度や社会の充実が急務日本の女性の睡眠時間はこのままどんどん減ってしまうのでしょうか。眠ることすらままならないならば……と、企業で働くことに二の足を踏む方や結婚・出産に躊躇する人も出てくる可能性があります。そこで考えるべきことは、女性の社会進出を支える社会制度設計です。具体的には、保育園の充実と低費用化、働き方の柔軟化、男性の家事、育児への参加を促進させることなどが挙げられます。これらを実現するためには、国や地方自治体のバックアップが欠かせません。また、男性の家事、育児の参加は旧来の日本よりは進んできましたが、北欧などと比べるとまだまだ充実しているとは言えません。男性も育休を取得し、子どもが風邪を引いたら仕事を休めるということが一般的になると、女性の働きやすさが格段にアップするでしょう。日本女性の睡眠時間の減少は、女性だけの問題ではありません。弊害が出てくる前に、社会の体制を整えていく必要があるといえそうです。Photo by Kompania Piwowarska
2014年11月18日毎日忙しく働く現代人。きっと夜遅くに帰宅する人も多いでしょう。ひょっとしたら、お風呂に入る時間も惜しいという方もいるかもしれませんね。お風呂に入らないと一日の汚れを残したまま寝ることになってしまう問題もありますが、もう一つ、デメリットがあります。それは、睡眠の質が低くなってしまうこと。そこにはどんな理由があるのでしょうか?お風呂に入らないで寝るとどうなる?多くの人は一日の終わりにお風呂に入り、体をきれいに洗って、湯船に浸かってから寝るという生活をしていることでしょう。普段、何気なく実行していますが、寝る前にお風呂に入ることは、睡眠にいい影響をもたらしているようです。お風呂に入ると、単純に体が温まるのでリラックス効果で眠りやすくなりますが、これには自律神経が深く関わっています。特に38~40度くらいのぬるめのお湯に入ると、副交感神経が刺激されるので、脳と体がリラックスする休息モードに切り替わりやすくなります。このことから、お風呂に入らないと眠りにくくなることが分かるでしょう。睡眠の質を上げるお風呂の入り方快眠を手に入れるためには、ただ単にお風呂に入ってから寝ればいいというわけではありません。先にも紹介した通り、お湯の温度はぬるめがポイントになります。湯温が42度を超えてしまうと、反対に交感神経が優位になってしまい、心身が活性化され、休息モードになかなか入っていくことができません。よって快適な眠りは妨げられてしまうのです。また、お風呂に入る時間も大事です。寝る直前に入ってしまうと、体温が上昇したままの状態で寝床につくことになります。人間の体は深部の体温が下がることで眠くなるようになっているので、当然ほてったままだと眠れません。そこで、就寝時刻の1~2時間ほど前にお風呂に入るのが理想的です。体温がちょうど下がる頃に寝床につけば、心地良くスムーズに眠りにつくことができ、さらに快眠が得られるでしょう。お風呂に入れないときの対処法時間がなくてお風呂に浸かっていられないという人は、せめてホットタオルなどを首に当ててみてください。首を温めることは、全身を温めることにつながります。こうして体を温めれば、お風呂に入ったときと同じように、寝つきが良くなることでしょう。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。Photo by Captain Peroxide
2014年11月18日わかってはいるけれど、なかなか制御することが難しいのが睡魔。でも車の運転中などの場合には、自分や他の人の命にも関わることになってしまいます。身近な危険、居眠り運転から解放される日も遠くない……?そんな研究が進んでいるようです。身近で大きな危険がひそむ居眠り運転居眠り運転はどうして起こるのでしょうか?その主な原因のひとつは、いわずもがな睡眠不足があげられます。トラック運転手や長距離バスの運転手が、無理な長時間勤務によって居眠り運転を引き起こして惨事になる、といった事故のニュースを見たこともあると思います。そしてもう一つが、私たち人間の体内リズムによって眠気が強くなる時間帯があるということ。特に早朝と午後に眠気が強くなる傾向にあり、居眠り運転による事故もこの時間帯に多く発生しています。また、曇りの日にも居眠り事故が起こりやすくなると言われています。運転中に突然眠気が襲ってきたら?一般的な防止法とは居眠り防止にはどんな方法があるのでしょうか?真っ先に試すべきは、車内の換気。窓を開けて新鮮な空気を取り入れるのです。運転席側だけでなく、助手席側や後部座席の窓もあけて空気の通りを良くすると気分がリフレッシュされます。そのほか、飲み物でカフェインをとる、一度車を止めて仮眠をとるという方法も。カフェインは覚醒作用がおこるまで15分から20分ほど時間がかかるため、確実に眠気を感じる前にとること、睡眠は、30分以上寝てしまうと、脳が眠る体勢になって逆効果になる場合があるため15~20分程度にとどめるのがポイントです。寝不足の自覚がある場合には、早めにカフェインを飲んで、効き始めるまでの時間に仮眠をとるというダブルの効果を試してみるといいかもしれません。ただ、睡魔は突然やってくる場合もありますよね。慢性的な寝不足、そして時間に追われている状況だと完全に睡魔を撃退するのって、なかなか難しいもの。なんとかならないでしょうか。もうすぐ実現!?運転中の眠気を機敏に察知するシステムそんな中、居眠り運転を警告するシステムの開発がすすめられているようです。それは心拍データをリアルタイムで分析するというもの。この手法でてんかんの発作を事前に検知する装置がすでに開発された実績があります。今回はこの応用で、事故につながりかねない眠気を検出するプログラムが新たに構築されたのです。人は睡眠をとる時に心拍にも変化が起こります。そのことから、ドライバーにセンサーを装着して心拍を計測することで、居眠りの兆候となる心拍の変動を検知するという仕組みで、眠りに落ちる30秒前には兆候を検知できるといいます。実験によって事故につながる居眠りを80%以上の確率で事前に検知しているほか、ネックレスタイプや耳に挟む形のものが検討されているセンサーは数千円で購入できる見込みだといいます。これに手持ちのタブレット端末をつかってアラームで警告できるとのこと。このような製品があれば、仕事で長時間運転をしなければならない人はもちろん、旅行などでたまに長時間運転をする人にとっても安心ですね。Photo by kristina
2014年11月17日毎日、朝から晩までストレスだらけだと感じているあなた、夜はぐっすり眠れていますか?ほとんどの人は「NO!」でしょう。そこで、ストレスを上手にコントロールして、睡眠の質をアップできるコツをご紹介します。ストレスはいつでもNG?ストレスというのは、いろいろなことで感じるものです。それは、必ずしも悪いことに直面したときばかりではありません。例えば、結婚や出産といった、それ自体は「ハッピー!」と思える喜ばしいことであってもストレスは感じるものです。でも、残念ながら、現実はそんなことばかりではありませんよね。学校や職場で嫌なことがあったりしたら、それが何日も頭の中に残って、ストレスが高じることもあるかもしれません。そうなると、ずっとそのことを考え続けて、頭も心もガチガチになってしまい「同じことばかりを考えて、夜もぐっすり眠れない!」ということになってしまうかもしれません。ガチガチになっていませんか?あなたの頭と心もしかしたら、考えてもどうにもならないことをグルグル考え続ける。それが、あなたの思考パターンになっていませんか?そんなとき、どうしたらガチガチになった頭と心をほぐせるのでしょうか?厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」というサイトによると、ストレスを感じるときは、物事を固定的に考えてしまっている場合があるそうです。つまり、「必ず、○○をしなければならない・○○でなければならない」→「うまくいかない」→「強いストレスを感じる」→「今日も眠れない」という悪循環に陥ってしまうのです。その結果、問題点やダメだと思う点ばかりに注意が向き、自分を苦しめて眠れない夜が続くことになるんですね。ガチガチな頭と心をほぐして、睡眠力をアップ!ガチガチになって自分を苦しめる前に、できるだけ思考パターンを変えるようにしましょう。例えば、何か失敗したり、うまくいかなかったことがあっても、視点を変えて考えてみれば、気持ちが楽になることがあります。また、「自分は、ダメな人間だ!」とか「決して状況は変わらない」といった、極端な考え方を避けるのも有効です。困ったこと、辛いことがあったら、信頼できる誰かに相談してみましょう!また、自暴自棄になって、暴飲暴食しても、結果的に自分を傷つけるだけです。辛いときでも、健康的な食習慣を続けることは大切です。心地よい睡眠は、ストレスを上手にコントロールすることから。あなたも、さっそく始めてみませんか?Photo by Andrada Radu
2014年11月17日秋が深まり、そろそろ眠りやすい季節に突入かと思いきや、朝夕の寒暖の差が激しくなかなか寝付けない夜を過ごしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そんな悩みの原因は、実は自分自身の体温の温度管理によると言われています。そこで、今回は体温と眠りの関係を探り、体温調節がしやすい体質づくりに貢献する大人のレシピをご紹介します。しばらくぐっすりできなかったあなたも、やさしい睡眠でゆっくりと体を休めてみましょう。あなたの好きなあんなメニュー、こんなメニューで今夜の夕食は決まり!眠れない人はまず体温管理からそもそも眠たくなる、眠気がやってくるとはどういうことなのでしょうか。日本大学医学部の内山真医学博士の研究から、人間のからだは、眠るときは自然に手や足が温まりますが、手足から熱を逃すことで体の内部温度が下がり、からだと脳を休息状態にすることがわかっています。このとき「自然に眠くなる」のだそうです。快眠のポイントは、まず皮膚温を上げ、次に体内の温度を下げることのようですが、ではどのようにすれば、このような状態になれるのでしょうか?「上げて下げる」工夫を体温は一度上げてから下げると眠気がやってくると言われていますが、例えば、夏の日を思い出してみてください。昼食に出かけて、暑い炎天下から快適なオフィスに戻って「さあ仕事」のはずが……どうしようもなく眠い!ってことはありませんでしたか?ランチのメニューで何をどんな風に食べたかということも考慮すべきではありますが、実はこれは、体温の「上がって下がる」現象によると考えられます。このメカニズムをうまく応用すれば、心地よい眠りにつけるのではないでしょうか?今夜はおうちでビビンバ!体感温度を上手に「上げ下げ」するための工夫として、食事特に夕食のメニューに、唐辛子などの調味料を使った一品を加えると効果が期待できます。唐辛子は、カプサイシンという成分を含んでいます。たとえば、韓国料理のキムチやコチュジャン(唐辛子味噌)などを使った焼肉やチゲ、ビビンバや、中華料理のマーボー豆腐やエビチリなどなじみのあるメニューが私たちの体温管理に威力を発揮してくれます。そこで、今夜のメニューはどうしようかなとお悩みの方、冷蔵庫に眠っているコチュジャンを使っておうちビビンバはいかがでしょう。もやしやにんじん、ほうれん草など余った野菜を茹でて活用。これまた残った薄切り肉をごま油で炒め焼肉のたれでからめて、あとはご飯のうえに彩りよく盛り付けるだけ。これに温卵、きざみのりがあれば最高ですね。手軽で簡単な夕食メニューで、今夜はあなたにやさしい睡眠が訪れてくれるかもしれませんよ。Photo by knakajp
2014年11月17日