チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (161/342)
女性ならではの視点からのストーリー展開、台詞のリアルさ、エンターテインメントとしての構成の妙で人気沸騰、公演ごとに動員を増やしている若手注目株の劇作家・演出家にして、個性派女優でもある根本宗子。彼女の最新作『皆、シンデレラがやりたい。』が、2017年2月16日(木)から26日(日)まで、東京・下北沢の本多劇場にて上演される。その初日まで約1週間となった某日、ラストスパートで準備が進む稽古場を覗かせてもらった。舞台『皆、シンデレラがやりたい。』舞台となるのは、開店したてのとあるスナック。物語は、アイドルの“追っかけ”をしている40代女性3人を中心に展開していく。この3人を劇団☆新感線の高田聖子、大人計画の猫背椿、ナイロン100℃の新谷真弓という各劇団の看板女優たちが演じるという絶妙のキャスティングに、期待は高まる一方だ。この日、稽古していたのは物語の中盤。このあたりから仲良く見えていた3人組の関係の表と裏が徐々に明かされていく。“りっくん”こと一ノ瀬陸というアイドルを追いかけている3人はある日、彼のSNSが炎上していることを知る。どうやら“彼女”がいるらしいとわかり、逆上する3人。だが彼を守れるのは私たちだ!とばかりに、彼女のほうをツイッターで攻撃し始める……。徹底して節約をしながら“追っかけ”を続ける<榎本>を、高田が自身のイメージとはひと味違う暗さと湿っぽさで熱演すれば、スナックのママでバブル時代はイケイケだった様子の<神保>を猫背は毒も見せつつ軽妙に。裕福なセレブ妻でサンリオキャラクター好きの<角川>を新谷は独特の可憐さに闇の部分も出しながら演じている。テンポのいいやりとりは痛快そのもの。同じアイドルを追いかけていても、生活レベルも趣味嗜好も実はバラバラ。話は合うようで本当は合っていないことが会話の端々からどんどん漏れてくる。そんな“女子トークあるある”は可笑しくもあり、なんだか哀しくもあり。キリのいいところで芝居を止めては、各自の台詞のニュアンスについて丁寧に演出をつけていく根本。「ここの台詞はもう少し低い声で」「この“カワイイ~!”はもっとテンション高く」などなど、指示は細かくとても具体的だ。そうやって演出しつつ、猫背演じる神保の義理の娘<赤瀬>役で出演もする根本に、さらに“りっくん”の彼女で地下アイドルの<三村>役で元モーニング娘。の新垣里沙、そのマネージャー<筒井>役で唯一の男性キャストの小沢道成が加わり、やがて意外な展開が待つクライマックスへと突入していく。女性ならおそらく誰もが、そして男性も女性の本音に触れたことがある人なら誰もが共感できるはずの根本ワールド。思わず笑ってしまいながらも時には怖ろしく、それでいて切実な想いがそこには秘められていたりもする。こじらせまくりの女たちが吐く毒や哀しみ、そして強さと可愛げを笑いに、ぜひ劇場へ。取材・文/田中里津子
2017年02月14日アラサー女性5人の本音を描いた舞台「野良女」が4月に上演される。その公開制作発表が開かれ、主演の佐津川愛美をはじめ、芹那、沢井美優、深谷美歩、菊地美香、演出を手掛ける稲葉賀恵(文学座)、原作者の宮木あや子が登壇した。舞台『野良女』チケット情報原作は宮木あや子による同名人気小説。宮木自ら“しょぼくれSex And The City @中央線の荻窪駅より西側”とキャッチフレーズをつけたアラサー女性たちの、恋や仕事、病気、性などにまつわる悩みが下ネタ満載のガールズトークで描かれ、出版から8年が経つ今でも根強い人気を誇る。出演女優5人は役柄同様アラサーで、演出の稲葉も「こんなに女が多い芝居、アラサーが集まった芝居も珍しい。はっちゃける女優たちが見られると思いますのでご期待ください」と挨拶した。宮木は、最初はドラマ化の提案だったと明かし「台詞が“ピー”だらけになるので無理でしたって話を聞かされて(笑)。諦めかけてたところに舞台にできます!と。しかし出てくれる女優はいるのだろうかと思ったら意外にも皆さま出てくださって。ありがとうございます!」と笑顔を見せた。女優陣は役衣装で登場し、手にはアルコール。原作の居酒屋トークを彷彿させるスタイルで和やかに進行。恋人が2年間おらず毎晩のように友人と酒を飲む鑓水役の佐津川は「絶対面白いものにしようと思っています!」と熱く語り、下ネタについても「全然平気です。私は事務所NGとかもないので何でも大丈夫!」と気合い十分。彼氏からのDVで痣を作りつつも向けられる憐れみを保険の営業で活かす女・桶川を演じる芹那は「アラサー5人で包み隠さずガールズトークする舞台と聞いて『楽しそう!』と台本を読んだらめっちゃ下ネタ多くて、どうしようって思いました(笑)」実家は大金持ちで学生時代はミスコン三連覇、現在は役員秘書という華やかな生活を送るが、彼は50代でバツイチの朝日役の沢井は「私もアラサー真っ只中なので、この作品で内面がえぐられるのかなと思っています。闘いまくっていい作品になれば」仕事に情熱を持ち正社員採用されたばかりだが早くも転職活動中、カナダに住む元カレに未練がある壺井役の深谷は「年相応のアラサー、なおかつ下ネタを言う役は初めて。自分の新境地になるんじゃないかなと思います」独身だと言い張る既婚者と不倫中、情緒不安定で手首に傷がある横山役の菊地は「これだけハードな作品でも思う存分やれるのが舞台。その分エネルギーを使うと思いますが、力を合わせて新しい何かを打ち出していけたら」生々しくパワフルな作品になりそうな本作は4月5日(水)から9日(日)まで、東京・新宿シアターサンモールにて。取材・文:中川實穗
2017年02月14日内村光良が、2011年「東京オリンピック生まれの男」以来、6年ぶりに自ら書き下ろした作品「東京2/3」を上演。最近では、人気コント番組、NHK「LIFE!~人生に捧げるコント~」で“キャラクターもの”だけでなく、“深みのある日常スケッチ”を演じることの多い内村。ベテランにしてなおチャレンジし続ける表現者、内村光良がフルパワーで芝居をする姿を目の当たりに出来る。また、上演に向けて内村光良のコメントが到着。【内村光良コメント】3人の冴えない中年の役者とそれを取り巻く人々の物語。ドラマ撮影や舞台稽古等で必死にもがき戦うドタバタ模様をお楽しみ下さい。そして少しの中年の切なさも。内村が出演する他、長谷川朝晴、浦まゆ、森レイ子、八重樫琴美、真凛、原慎一、池田鉄洋ら豪華俳優陣が出演。本公演は5月10日(水)から5月14日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて。チケットの一般発売は4月1日(土)より。
2017年02月14日増田こうすけ原作の同名人気ギャグ漫画を舞台化した『舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 ~奥の細道、地獄のランウェイ編~』が2月15日(水)に開幕する。その稽古場に潜入した。「舞台増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和~奥の細道、地獄のランウェイ編~」チケット情報原作は、コミック累計発行部数600万部を誇り2005年にはアニメ化もされた人気ギャグ漫画『ギャグマンガ日和』(集英社『ジャンプ SQ.』にて連載中)。名作のパロディや歴史的な偉人、動物、ケダモノなどさまざまなキャラクターが登場し、シュールなギャグを展開する世界観は幅広い世代に人気を博している。そのぶっとんだ世界観が再現された舞台版は2015年に初演され話題に。昨年の再演に続く今作は、完全新作のオリジナルで描かれる。脚本・演出は、初演・再演に続き、なるせゆうせいが務める。今作の主役となるのは、再演にもゲスト出演していた阿部丈二演じる松尾芭蕉と、小笠原健演じる河合曽良。ヒロインであるマッチを売る少女・マチ子は大場美奈(SKE48)が演じる。さらに前作に引き続き、浅野内匠頭役で宮下雄也、閻魔大王役で岡田地平が登場するほか、米原幸佑(堀部安兵衛役)、石渡真修(鬼男役)、森本亮治(伊能忠敬役)、寺山武志(大石内蔵助役)、和合真一(三蔵法師役)らさまざまなジャンルで活躍する出演者が集った。稽古は既に通し稽古の段階に入っていた。早いテンポ、唐突な展開で進んでいく本作。ほとんどのキャストが複数役を演じ、シーンによって目まぐるしく登場人物が入れ変わりながらシュールな世界を表現していく。ギャグに次ぐギャグ、下ネタに次ぐ下ネタで、それを演じるキャスト達の芝居も濃厚。中でもヒロイン役の大場は、好きが高じて前作ではアフタートークイベントに呼ばれた原作ファンだが、アイドルがなかなか言わないワードをバンバン連呼する様に原作愛も感じられた。また、「そいつどいつ」の市川刺身や「3時のヒロイン」のかなで、「レインボー」の池田直人、いーまら普段はお笑いで活動するキャスト達の芝居も個性的。稽古場で何度も大爆笑となっていた。ギャグ漫画独特の空気を丸ごと立体化したような舞台。漫画やアニメ原作の舞台は女性に人気が高いが、本作は男性も存分に楽しめるはず。ぜひ劇場で体感してほしい。公演は2月15日(水)から21日(火)まで、東京・ラフォーレミュージアム原宿にて。取材・文:中川實穗
2017年02月14日日本でも発行部数300万部を超える大人気小説『アルジャーノンに花束を』。2006年、2014年と浦井健治主演でミュージカル版が上演され大反響となった。今回新たに若手俳優矢田悠祐をキャスティング、矢田は本作で初主演を務める。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』チケット情報そんな注目の舞台の稽古場が2月、報道陣に公開された。発声練習から始まり、前日までに振りがついた冒頭のシーンを公開。32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリィ・ゴードンが白ねずみのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受け、手術により天才に変貌していく様を熱く演じ、透き通る美声を披露。取材している報道陣をその世界観へ導いた。主演の矢田は「今回初主演をさせて頂いて、本当に出番も多くて、歌もたくさんあって。作品を今まで応援してくださっているファンの方にも喜んでくださる作品になると思っています。この『アルジャーノンに花束を』という作品自体すごく面白い作品で、それを荻田(浩一)さんが素晴らしい演出をして下さり、斉藤さんが素晴らしい音をつけて下さっているので、その魅力を100パーセント伝えられるように頑張っています。ぜひ劇場に足を運んでください!』と笑顔で語った。東京公演では、出演者と一緒にレインボーブリッジをくぐり抜け、360度に広がる東京湾パノラマを楽しむことができる東京湾クルーズ企画が決定している。乗船中は出演者によるトークショーが開催予定だ。また、舞台上演後のアフタートークショー開催も決定している。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』東京公演は3月2日(木)から12日(日)まで天王洲 銀河劇場にて。兵庫公演は3月16日(木) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて。取材・文:平林孝棋
2017年02月14日2017年2月9日、新宿ロフトプラスワンでは、舞台“~崩壊シリーズ~『リメンバーミー』”の4月上演を記念し、山崎樹範、松下洸平、上地春奈、大水洋介、伊藤裕一、彩吹真央が出演するイベントを開催。コンパクトな会場で出演者と共にお酒を飲みながら盛り上がれるということもあり、チケットも速完した終始大盛り上がりのイベントの模様に迫る。舞台「リメンバーミー」チケット情報あいにくの天候の中、オープン前からイベントを楽しみに待つ客の数は100人以上。会場の外に列を作り、オープンと同時に会場は所狭しと人で溢れた。それぞれがお酒や軽食等を楽しむ中、いよいよイベントがスタート。軽快な音楽と共に、笑顔で現れた山崎樹範、松下洸平、上地春奈、大水洋介、彩吹真央。会場にびっしりいらしたお客さんとの近さとその状態に、彩吹も「わ~すごい!」と興奮仕切りの模様。出演者もすぐにドリンクを注文し、お客さんとの「乾杯!」でイベントスタート。また、松下の「そして、やましげ(山崎樹範)さんも……ご結婚おめでとうございます!」というひと言で、会場全体がさらに沸き立った。上地は、役柄も兼ねて「私という女がありながら!」とすかさずツッコミを入れると、「言っておくけど、俺の奥さんはかわいいからね(笑)」というおのろけモード。その後、来場客より集められた質問にそれぞれ演者が答えるQ&Aコーナーがスタート。「前作が終わった後も、みなさんで会いましたか?」という質問に、山崎は、「洸平(松下)の舞台を観に行った後、上地と洸平と3人で行ったよね」と続けると、彩吹は、「そうそう。私だけ時間が合わなくて」と残念そうにひと言。上地からは、「ひとりで過ごすつもりだった誕生日に、作品のプロデューサーと飲むことになって。ふたりだと思っていたら、続々とみんながプレゼントを持ってサプライズでお祝いに駆けつけてくれたんですよ!」と興奮気味に語り、演者の仲の良さが際立った。この日、別作品の出演がありイベントの参加が遅れた伊藤裕一について「いないからこそのエピソードは?」という質問には、山崎が「福岡公演の時にみんなで入ったお店のおばちゃんがたくさん話す勢いのある人で。正直、若干僕は困惑していたものの、いとぅー(伊藤さん)は『ああいう人好きですけどー』って言うんですよ。その優しさに正直イラッとしましたね(笑)そういう優しさでできたあまり3次元にいない人です」とエピソードを語った。その後、約30分後には、イベントの様子をニコニコでの生放送も開始。前作の~崩壊シリーズ~「九条丸の殺人事件」を観覧し、会場全体が大きな笑いで包まれた。イベント終盤には、伊藤裕一も駆けつけ、改めて乾杯をした後、会場全体の撮影もし、イベントを締めくくった。~崩壊シリーズ~『リメンバーミー』は4月13日(木)から30日(日)まで、東京・俳優座劇場にて。その後、大阪、愛知、福岡を巡演。
2017年02月14日韓国ミュージカル『「INTERVIEW」-お願い僕を助けて-』の制作発表会が2月7日、都内で行われ、ソンジェ(超新星)、イ・ジフン、イ・ゴンミョンが登壇した。ミュージカル『INTERVIEW~お願い、僕を助けて~』チケット情報同作は、2016年に超新星のユナク、ソンジェのWキャストで初演を飾り、その後の韓国公演で高い評価を得て、韓国ミュージカルアワーズの最優秀新人演出賞にも輝いた話題作。今年はイ・ジフンが新たに合流し、トリプルキャストで3月1日(水)から5日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演される。この日の会見にはファンクラブ会員も招待され、熱い声援に包まれながら、シンクレア役のソンジェ、イ・ジフンと、ユージン役のイ・ゴンミョンが登場。クロストークを繰り広げた。ストーリーは、生き延びるために、愛という名のもと殺人に手を染めなければならなかった事件の真相を、5つの人格を持った多重人格障害の青年・シンクレアと心理学博士のユージンがインタビューで追求していくというもの。昨年に続き、多重人格障害者を演じるソンジェは、作品について「子供のころ虐待を受けた少年が、なんとか生き残っていくために厳しく悲しい状況の中で生き抜いていく姿を描いていて、いろいろなメッセージを持っている作品です」と説明。5つある人格のなかで最も演じるのが難しかったのは「ジミー」というキャラクターだと明かし「乱暴な人格で、大きな声で怒鳴るのが大変でした。役を掴むまでに時間がかかりました」と前回の公演を振り返った。また、司会者から好きな場面について聞かれると「囚人服を着て座り、歌を歌うシーンが個人的に気に入っています」とソンジェ。「風邪気味で、コンディションがよくないですが…」と照れつつファンのために一節をアカペラで生披露し、会場を沸かせた。本格的な稽古はこれから始まるそうで「上演まで約3週間残りましたが、(昨年の)京都公演を上回る公演になるように、ゴンミョンさん、ジフンさんと一生懸命準備していきたいと思います」と気合十分。再演に向け「個人的にも愛情の深い作品になっています。内容的に見れば、楽しんで観るには少し重いストーリーですが、色んなことを感じさせ、考えさせてくれる作品です。“見てよかった”と思っていただけると確信しています」と強くアピールした。また、別スケジュールで会見に出席できなかったユナクは、ビデオメッセージで「スケールの大きい俳優たちがいっぱい出演する素晴らしいミュージカルです。ぜひ見に来てください」とコメントを寄せた。取材・文:轟友貴
2017年02月14日DJダイノジの全国ツアー最終公演が、6月2日(土)に神奈川・CLUB CITTA’で開催。同公演に7人組女性アイドルグループ、アップアップガールズ(仮)の出演が決定した。【チケット情報はこちら】「“ホシノヒカリ”FINAL 円形デスマッチ」と題された同公演。DJブースをフロアの中心に配置した円形のステージでライブが行われる。チケットの一般発売は3月5日(日)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、先行先着プリセールを実施。受付は2月19日(日)午後11時59分まで。■ジャイアンナイトTOUR 2017”ホシノヒカリ”FINAL円形デスマッチDJダイノジ VS アップアップガールズ(仮)日時:6月2日(金)開場18:00 / 開演 19:00会場:CLUB CITTA’(神奈川県)出演:DJダイノジ / アップアップガールズ(仮)
2017年02月13日THE NOVEMBERSが4月22日(土)愛知・池下CLUB UPSETよりツアーを開催することが決定した。【チケット情報はこちら】同ツアーは5月27日(土)東京・渋谷WWW Xまで、13会場で14公演開催。会場では、クラウドファンディングで目標を大幅に上回る支援金額を集め映像作品化に至った2枚組DVDが販売される。本DVDには、結成11周年記念日にあたる昨年11月11日に開催され、バンド史上過去最大の動員を記録した東京・STUDIO COAST公演の模様とドキュメンタリーを収録。THE NOVEMBERSは2005年に結成され、昨年結成11周年を迎えた日本のオルタナティブロックバンド。9月にMAGNIPH/Hostessの日本人第一弾アーティストとして、6枚目となるアルバム『Hallelujah』をリリースした。チケットの一般発売は3月11日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、オフィシャル先行を実施中。受付は2月26日(日)午後11時59分まで。■THE NOVEMBERS TOUR「美しい日」4月22日(土)池下CLUB UPSET(愛知県)4月23日(日)松本ALECX(長野県)4月27日(木)広島Cave-Be(広島県)4月28日(金)松山サロンキティ (愛媛県)4月30日(日)graf(福岡県)5月1日(月)IMAGE(岡山県)5月5日(金)COLONY(北海道)5月10日(水)LIVE HOUSE enn 2nd(宮城県)5月13日(土)酒田hope(山形県)5月14日(日)GOLDEN PIGS BLACK STAGE(新潟県)5月20日(土)Shangri-La(大阪府)5月21日(日)浜松FORCE(静岡県)5月26日(金)WWW X(東京都)5月27日(土)WWW X(東京都)
2017年02月13日イギリスのロックバンド、THE STONE ROSESが4月22日(金)に東京・日本武道館で追加公演を行うことが決定した。【チケット情報はこちら】今回の公演は、すでに発表されていた21日(木)の公演がソールドアウトしたことから決まったもの。THE STONE ROSESは1983年にイギリス・マンチェスターで結成。1996年に一度解散を発表するまで、リリースしたオリジナルアルバムは2作のみ。だが、1990年代以降のUKロックシーンに残した功績は大きく、Oasisのギャラガー兄弟や、カサビアンも影響を公言している。2011年に再結成を果たし、その後は定期的に活動を行っている。チケットの一般発売に先がけて、オフィシャル先行を実施中。受付は2月19日(日)午後11時59分まで。■THE STONE ROSES追加公演4月22日(土) 開場 16:00/ 開演 17:00会場:日本武道館(東京都)料金:アリーナ指定席12,000円(税込) / スタンド指定席9,000円(税込)※4歳以上チケット必要
2017年02月13日毎年5月に名古屋・栄のド真ん中で行う、大盛況のレゲエフェス「DIRECT」。今年は5月20日(土)・21日(日)の二日間で開催される。開催が発表された際には、BANTY FOOT、NEO HEROの出演もあわせてアナウンスされたが、今回は第2弾出演者としてRISKY DICE、RAYの2組が発表された。RISKY DICEはレゲエシーンを中心に楽曲プロデュースをしており、昨年1stフルアルバムをリリースした。もうひと組のRAYは、背中を押してくれるような歌詞でリスナーを惹きつけるレゲエシンガーだ。チケットの一般発売は2月25日(土)より開始。先行先着受付は2月11日(土・祝) 10:00~2月18日(土) 23:59まで実施されるので、確保はお早めに。この後も多数レゲエアーティストの出演を発表予定。詳しくは公式サイトをチェックしておこう。■DIRECT 2017 ~SAKAE REGGAE FES~日時:5月20日(土)・21日(日) 開場12:00 / 開演13:00 / 閉演予定20:00会場:久屋大通公園内久屋広場特設会場(愛知県)出演:RISKY DICE / RAY / BANTY FOOT / NEO HERO / 他料金:5/20(土)券-6,500円、5/21(日)券-6,500円、2日券-10,800円、2日券タオル付-12,000円※料金は全て税込価格。2ドリンク付き。※規定枚数に達した場合、早期販売終了することがあります。
2017年02月10日フランスの女性シンガー、ZAZ(ザーズ)の2年ぶりとなる来日公演が5月に東京、大阪で開催されることが決定した。【チケット情報はこちら】ZAZは2010年にアルバム『モンマルトルからのラブレター』でデビュー。1stアルバムと2ndアルバムは、世界50か国でリリースされ、300万枚の売り上げを記録している。その歌声から、フランスで最も愛されている歌手のひとりである、エディット・ピアフの再来と称される彼女。日本でも楽曲『もし私が忘れるようなことがあったら』が東海テレビ/フジテレビ系ドラマ『朝が来る』に主題歌として使用され、NHK Eテレ『旅するフランス語』内のスペシャルコーナー『ZAZと一緒に単語を学ぼう』に出演するなど、着実に知名度を上げている。チケットの一般発売は3月25日(土)午前10時より。なお一般発売に先がけて、チケットぴあでは最速先行となるプレリザーブ(抽選)を実施。受付は2月20日(月)昼12時から26日(日)23時59分まで。■ZAZ Japan Tour 20175月8日(月)オーチャードホール(東京都) 開場18:00 / 開演19:005月9日(火)オーチャードホール(東京都) 開場18:00 / 開演19:005月10日(水)オーチャードホール(東京都) 開場18:00 / 開演19:00料金:S指定席 9,000円(税込)/ A指定席 8,500円(税込)5月12日(金)NHK大阪ホール(大阪府) 開場18:00 / 開演19:00料金:S指定席 9,000円(税込)5月14日(日)松下IMPホール(大阪府) 開場17:00 / 開演18:00料金:スタンディング 9,000円(税込)
2017年02月10日トップ娘役・実咲凜音(みさき・りおん)の退団公演となる宝塚歌劇宙組公演『王妃の館 -Chateau de la Reine-』『VIVA!FEST!』が2月3日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。宝塚歌劇宙組公演『王妃の館 -Chateau de la Reine-』/『VIVA!FESTA!』のチケット情報第一幕の『王妃の館』は、浅田次郎の同名小説を原作にしたミュージカル・コメディ。舞台は、現在は一見客お断りの高級ホテルとして使われている、ルイ14世が残した「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)」。そこへ旅行会社のツアーで訪れた人たちの人間模様が、ルイ14世の恋物語と絡めてコミカルに描かれる。それぞれに悩みや欠点を抱えたひと癖ある者たちが、この旅行を通して大切なものを見つけていくという、ドタバタの中に温かさを感じられるステージになっている。トップスター朝夏(あさか)まなとが演じるのは、ルイ14世を主人公にした小説を執筆中の作家・北白川右京。物語のヒントを得るためにツアーに参加するが、セレブ気取りで自己中心的な行動をとり、実咲演じる旅行代理店の女社長・桜井玲子を困らせてばかりいる。コメディ作品だけに、本作ではライトな演技でコミカルに魅せており、特に、執筆のアイデアが降りてきたときの身体を震わせる表現では会場中の笑いを誘う。実咲は、傾きかけた自分の会社を守ろうと、ふたつのツアーで同じ部屋に宿泊させるという“ダブルブッキングツアー”を企画する役どころ。集大成に、宝塚ではあまり見られない、現代の日本人女性を柔軟な演技力で見せている。北白川に振り回されながらも、心を通わせていくところが宝塚ならではの展開だ。また、ルイ14世の亡霊を演じるのは真風涼帆(まかぜ・すずほ)。現代人たちの中で、ひとり中世の衣裳で登場する浮世離れ感があり、見た目にも楽しませてくれる。ほか、毛髪に悩みを抱える不動産王を演じる愛月(あいづき)ひかる、恋人に振られたオネエ役の蒼羽(そらはね)りくなど、それぞれの個性あふれる演技が光るステージになっている。第二幕は、お祭りをテーマにしたレビュー。プロローグは蝶に扮した朝夏が観客をカーニバルへと誘い込み、歌い継ぎながら華やかに展開していく。ストーリー性のあるシーンや、スペインの牛追い祭りをイメージしたロックなシーン、迫力のあるソーラン節、黒燕尾の群舞など、宙組のパワーに圧倒される。客席降りもたっぷりと盛り込まれ、前のめりで楽しめるエネルギッシュなステージ。第一幕では多彩な個性が感じられ、第二幕では圧倒的な集団の力を見せつけられた。兵庫・宝塚大劇場公演は3月6日(月)まで。また、3月31日(金)から4月30日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演される。東京公演は2月26日(日)一般発売。取材・文:黒石悦子
2017年02月10日2月9日(木)に放送されるFRESH!&ニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」のゲストに桑原由気、高井舞香、水間友美が出演する。番組レギュラーの高野麻里佳、秦佐和子と同じ事務所の3人。今回、高野が残念ながら体調不良で欠席のため、ピンチヒッターも兼ねての出演となる。番組の登場は今回で2度目。お笑いが大好きで、一発芸を多数持っているという桑原は、前回放送でも一発芸を披露。不発に終わった後、番組司会の放送作家・美濃部達宏から、「ブリッジ」と呼ばれる締めの言葉やポーズを作った方が良いとアドバイスを受け、その場で「はぁ~い!!」というブリッジが生まれた。その後、そのブリッジを使っているのか、それとも新たなブリッジを生み出したのかなど、近況についてトークする。ゲーム対決では、番組側から視聴者へ究極の2択クイズを出題し、その回答を出演者が予想するクイズや、出演者がイラスト伝言ゲームをして、誰が一番ゴールから遠ざけたかを視聴者に聞くなど、視聴者参加型のものを用意。会員放送の「セリフ読み」コーナーでは、「視聴者をキュン死させる!」というテーマで、お題に対し、出演者が精一杯のキュンキュン台詞を考え、演じる。各出演者の演技に対し、視聴者が「キュン」「キュンキュン」とコメントし、一番多かった人が勝つという、こちらも視聴者参加型のコーナーとなっている。「アニメぴあちゃんねる」は2月9日(木)午後8時より放送。なお、視聴者を対象に桑原由気、高井舞香、水間友美、3人のサイン入り色紙をプレゼント。詳細は下記リンクよりご確認を。■アニメぴあちゃんねる日時:2月9日(木)午後8時~午後10時出演:タカオユキ / 秦佐和子 / 美濃部達宏ゲスト: 桑原由気 / 高井舞香 / 水間友美
2017年02月09日「六本木歌舞伎」の第2弾となる「座頭市」(脚本:リリー・フランキー/演出:三池崇史)が、2月4日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて開幕。3日のゲネプロ後におこなわれた囲み取材に主演の市川海老蔵と寺島しのぶが登場し、本作について語った。六本木歌舞伎 チケット情報ふたりが舞台共演するのは22年ぶり。ゲネプロを終えた海老蔵は「しのぶさんは音羽屋(尾上菊五郎)さんのお嬢さまですから、いろんな意味で感慨深い。歌舞伎という名目の舞台の上で、お姉さんが白塗りをして歌舞伎役者のように演じているのを見ていると、もし男だったらとか、この後どうなっていくんだろうなとか、考えます」と感無量の様子。寺島も、「歌舞伎の要素をこんなにやらせていただいて、もう感謝ですよ。(歌舞伎のことを)好きだったんだなぁって思いますね」としみじみと語った。舞台は六本木温泉宿場町。一見、江戸時代のように見えるセットには六本木ヒルズ、劇中にはダンスにラップ、台詞には時事ネタも散りばめられ、現代を取り入れたちょっとおかしな江戸の世。大衆演劇と歌舞伎をミックスさせたような、老若男女が楽しめ、気軽に観劇できる作品だ。もちろん見どころはふんだん。代名詞ともいえる眼力を封じられて座頭市を演じる海老蔵は、圧倒的な太刀さばきで鮮やかな立ち回りを魅せる。江戸随一の花魁・薄霧と、盲目の少女・おすずの2役を演じる寺島は、花道を使った豪華絢爛な花魁道中や、2役の早替りなどを披露。そして、クライマックスは圧巻。三味線や鳴り物、拍子木が盛大に鳴り響く中、目をみはるような大仕掛けも待っている。また、劇中にはふたりの濡れ場もあり、台詞はすべてアドリブ。「リリーさんが、お願いだから自分が書いたっていうふうにならないようにしてくれって言うんです」(しのぶ)、「でも、台本を読むと、ああいうようにしてほしいって書いてあるんですよ」(海老蔵)というふたり。回を追うごとに、やりとりがエスカレートしていきそうだ。六本木歌舞伎「座頭市」は2月20日(月)まで上演。チケット発売中。取材・文:門 宏
2017年02月09日2月25日(土)に徳島・祖谷渓温泉ホテル 秘境の湯にてライブイベント「GOODNESS team presents GOODNESS onsen #2」が開催される。【チケット情報はこちら】同イベントは2015年2月に第1回が開催され、今回が2回目。徳島県祖谷の温泉宿「秘境の湯」を貸し切って行われる。クラムボン、LITE、LOSTAGE、MOROHAなど20組以上の出演者が、施設内の大小様々な宴会場をステージにし、ライブを披露する。チケットは発売中。■GOODNESS team presents GOODNESS onsen #2日時:2月25日(土)開場10:30 / 開演11:30会場:祖谷渓温泉ホテル秘境の湯 (徳島県)出演:Crypt City / LITE / LOSTAGE / MOROHA / ROTH BART BARON / tricot / 王舟 / 溺れたエビ! / clammbon / クリトリック・リス / 佐伯誠之助 / 中山女子短期大学 / 渡辺俊美+ミドリのマル / mudy on the 昨晩 / 高橋久美子+nao kakimoto / ライアン・ドライヴァー / forget me not / ヤングパーソンクラブ / フランキー・ファビアン / ダブルアート・真べぇ / ほか[DJ]珍盤亭娯楽師匠 / やまのぼる
2017年02月09日UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)が手がける、貸し借りにまつわる生活をさまざまな角度から紹介するウェブサイト「OURS.KARIGURASHI MAGAZINE」が1冊の本に。「借りて暮らす」ことの多様性やその面白さ、魅力をまとめた書籍『#カリグラシ賃貸と団地、貸し借りのニュー哲学』が3月1日(水)に発売となる。『#カリグラシ賃貸と団地、貸し借りのニュー哲学』発売情報「住み開き」を提唱するアーティスト/文化活動家のアサダワタルさん、木造アパートを舞台にそこに代々住む人々を描いた小説『三の隣は五号室』を上梓した作家の長嶋有さん、神戸の自宅をスタジオとして活動するミュージシャンのtofubeatsさんほか、さまざまなジャンルの著名人が語る「私の借り暮らし考」のほか、濱田英明さん、糸川燿史さん、AOKI takamasaさん、マメイケダさんら気鋭の写真家・イラストレーター・アーティストたちが切り取る、魅力的な団地の姿。さらに作家の藤野可織さんや、ミュージシャンのSHINGO★西成さんによる街の観察などなど、「借り暮らし」にまつわる内容が盛りだくさん。賃貸生活や団地暮らしにかかわらず、「貸すこと」「借りること」の面白さや、その可能性を紹介する1冊。今とこれからの暮らしを改めて考えるためのヒントが詰まった内容となっている。『#カリグラシ賃貸と団地、貸し借りのニュー哲学』2017年3月1日(水)発売予定1600円+税ISBN:978-4-8356-3813-3A5版並製本144ページ
2017年02月08日2月の二期会公演『トスカ』(プッチーニ)は、1900年ローマ歌劇場での世界初演時のデザイン画に基づいて忠実に再現された舞台装置と衣装が大きな話題を集めている。その注目公演で、トスカの恋人カヴァラドッシ役を歌う城宏憲。1年前の『イル・トロヴァトーレ』で、急遽の代役でマンリーコを歌って鮮やかな二期会デビューを飾り、一躍期待の若手テノールのトップ集団に躍り出た。二期会公演『トスカ』チケット情報「カヴァラドッシは初役ですが、アリアはコンクールなどでも何度も歌っているので自分としては身体になじんでいる、すごく距離の近い役。でも同時に、現代のテノールにとって、とても危険な役でもあります。現代は、より細かい演技が求められる時代。たとえば拷問の苦しみを想像するだけでも筋肉が硬くなりますよね。苦悩の表情の演技に引っ張られて、声も過度にドラマティックになる可能性がある。そうなると喉への負担を軽視できません。昔のように、オーバーなリアクションで気持ちよく歌うという解釈では、現代の『トスカ』は乗り切れないと思います」繊細さと力強さを併せ持つ、リリコ・スピントの役柄を得意とする。「イタリアのリリコ・スピントというテノールは、スピント寄りのリリコというよりは、両者を兼ね備えていたのではないかと思います。カヴァラドッシはまさに、役柄としても声楽的にも、ドルチェの甘い部分とエネルギッシュでヒロイックな部分が両立しています。そのふたつを、歌い分けるというよりは、行き来できるように演奏したいと思っています。エネルギッシュなだけで歌ってしまうと、優しい部分で声が落ちる。逆に、軽く歌ってしまうと、プッチーニの求めた壮大なオーケストラの波に飲まれてしまいます」テノールの醍醐味とも言えるハイC(高いドの音)には強いこだわりを持っている。「師匠のアルベルト・クピード先生からはよく、財布にいつもハイCを入れておけと言われていました。財布にシやドが入っているかどうかで、受けられる仕事が増えますから。フィギュア・スケートで言えば4回転ジャンプのようなもの。イタリアで師匠と1年以上発声だけを勉強して、それを手に入れることができたと思います」言葉を話すニュアンスで歌いたいというその声は実に自然で、無理な作り込みを感じさせない。1984年生まれの32歳。「イタリア人のように歌う、いや、イタリア人を超えなければいけない」。その視線は、洋々たる新たな地平を見据えている。公演は2月15日(水)から19日(日)まで東京文化会館 大ホールにて。取材・文:宮本明
2017年02月08日ティム・バートン監督の傑作映画をミュージカル化した舞台『ビッグ・フィッシュ』が2月7日、東京・日生劇場で開幕した。2013年にブロードウェイで大ヒットした作品で、日本では今回が初上演。前日の6日には、川平慈英、浦井健治ら出演者が意気込みを語るとともに、最終舞台稽古が報道陣に公開された。ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』チケット情報自らの体験談を現実にはありえないほど大げさに盛って語る父親エドワードと、その奇想天外な話を聞いて育った息子ウィル。ウィルは大人になるにつれ父の話が作り話にしか思えなくなり、父子の間には隙間が生まれてしまうのだが……。少しすれ違ってしまっているけれど解りあいたい父と息子のもどかしい現実と、エドワードが語る奇想天外な物語――子どもの頃、魔女に死の様子を予言された話、巨人との友情、サーカスで最愛の女性と出会った話などなど――、イマジネーションの世界とリアルな家族の物語が交互に語られ、めくるめく世界に観客を誘う。その行き来を違和感なく描き出す力があるミュージカルという手法、そして実力派揃いのキャスト陣がしっかりと家族の絆を表現することで、ティム・バートン監督映画に負けない、ファンタジックで心あたたまる素敵な作品が誕生した。中でもやはり主演の川平慈英が、エドワードそのものといった魅力を振りまいている。大ボラのような物語をくしゃくしゃの笑顔で得意げに話す姿はチャーミングで、その憎めなさに、いつの間にか観客も彼を好きになってしまうに違いない。現実的な息子・ウィルを演じる浦井健治も、生来の純真さと優しさがそこかしこから溢れていて魅力的。またエドワードの妻・サンドラ役の霧矢大夢はアメリカ娘らしいキュートな少女時代から、病を得た夫を優しく見守る晩年までを見事に演じ、ウィルに寄り添う妻・ジョセフィーンの赤根那奈の聡明さも、家族をしっかり支えている。さらに少年時代のウィルを演じる鈴木福(りょうたとWキャスト)がその愛らしさと純粋さで、家族愛の基盤を強く築いた。ほかにもエドワードの語る物語の登場人物に扮する藤井隆、ROLLY、J Kim、深水元基、鈴木蘭々らが個性的かつ魅力的な不思議なキャラクターになり、夢のような世界を紡ぐ。視覚的にも美しく、見ごたえのある舞台作品だ。会見で川平が「思っていた以上にゴージャスな舞台になりました。申し訳ないのですがお客さんよりも僕が一番楽しんじゃおうかなという気分。楽しんでいる僕たちを見て、お客さんの心が温まってくれれば、こんな嬉しいことはない」と語ったが、その言葉どおり、舞台上から幸せな空気が客席に流れこみ、劇場空間全体を、ポジティブで温かい空気が包む。「劇場に来て、座席に座ってくだされば、この『ビッグ・フィッシュ』チームが幸せに誘います」と川平。寒い2月、ぜひ『ビック・フィッシュ』で優しく温かい気持ちになってみては。公演は2017年2月28日(火)まで同劇場にて。チケットは発売中。
2017年02月08日Live Musical「SHOW BY ROCK!!」が、5月に初のライブイベント「THE FES Ⅱ-Thausand XVⅡ」、10月に新作公演を行うことがSANRIO EXPO 2017で発表され、その囲み会見にクロウ役の米原幸佑、アイオーン役の輝馬、ヤイバ役の鳥越裕貴、ロム役の滝川英治が登壇した。本作は、音楽・バンドをテーマとしたサンリオキャラクターで、スマホ向けソーシャル音ゲーアプリとして240万ダウンロードを突破している「SHOW BY ROCK!!」の舞台化第2弾。5月に初のライブイベント「THE FES Ⅱ-Thausand XVⅡ」、10月にミュージカル公演が上演される。会見では、舞台版の主役バンド「シンガンクリムゾンズ」メンバーを演じる4人が、“痛い中二病全開の、V系ロックバンド”のキャラクタービジュアルで登場。第1弾と変わらぬキャストとなったことを「この4人で出演が決まったことの喜びといったらもう!5月が楽しみで楽しみでしょうがないです」(輝馬)と喜んだ。新作への意気込みを「舞台ならではのシンガンクリムゾンズで暴れ倒したい」(米原)、「来てくださる皆さんとひとつになって盛り上がれるようにがんばります!」(輝馬)、「はちゃめちゃな奴らが戻ってきました。時間を一瞬で取り戻すような空気感もあって、今からすごく楽しみ」(鳥越)、「個性がバラバラだからこそ奏でられる、僕らにしかできない演奏、四重奏を」(滝川)とコメント。メンバーの印象について米原が「輝馬はマイワールドがすごい。マイペースで、(役と)ぴったりなんですよね。ロム役の英治くんはビシッと決める2割・天然8割みたいな…」と言いかけると、滝川は「ほぼ決めれてへんやん!」とツッコミ。米原は笑いながらも「そんな人が(バンドのリーダーである)ロムをやってるのがすごく愛おしい。それを一生懸命ツッコんで引き出す鳥越ヤイバとか、あとは僕がそれを拾って…。自然とバランスのいいチームになったと思います」。米原「初演はお客さんの歓声でシンガンクリムゾンズとして、クロとしてそこに立たせてもらっていると実感できた。先にライブイベントがあって、その後にお芝居があるというのはすごく楽しみ。5月は本当のライブのつもりで叫んではしゃいでほしいです」輝馬「この4人でバカやりながら演奏して、かっこよく皆さんにお届けして、会場がひとつになれるように頑張りたいです」鳥越「果たしてライブはシンガンクリムゾンズだけなのか…!?ほかにバンドが出るのか!?というところも楽しみにしていただけたら」滝川「熱い熱いステージになりますので、タオルを2、3枚用意してもらった方がいいと思います!」ライブイベントは5月に東京・ステラボールにて、ミュージカル公演は10月に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。取材・文:中川實穗
2017年02月07日8月19日(土)・20日(日)に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ、大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)で行われるSUMMER SONIC 2017の第1弾出演者が発表された。ヘッドライナーとして、全世界No.1DJの呼び声が高いカルヴィン・ハリス。そのほか、リアム・ギャラガー(大阪会場)、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー、フェニックス、ジャスティス、ロイヤル・ブラッド、サム41、グッド・シャーロットなどの出演が決定。また、8月18日(金)に千葉・幕張メッセで開催されるSONICMANIAの開催も決定。こちらはカサビアンがヘッドライナーを務め、リアム・ギャラガー、ジャスティスが出演する。詳細は公式サイトでご確認を。■SUMMER SONIC 2017日程: 8月19日(土)・20日(日)【幕張】開場午前9時 / 開演 11時【大阪】開場午前10時 / 開演 11時会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(千葉県)・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)出演: カルヴィン・ハリス / ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー / チャーリーXCX / ジャスティス / ケシャ / リアム・ギャラガー(大阪公演のみ) / フェニックス / ロイヤル・ブラッド / サム41 / サーカ・ウェイヴス / デクラン・マケナ / デュア・リパ / ジー・イージー / グッド・シャーロット / ハイ・タイド / クングス / ニュー・ファウンド・グローリー / ペニーワイズ / ピコ太郎 / ザラ・ラーソン / and more■SONICMANIA 2017日時:8月18日(金)開場20:00 / 開演22:00会場:幕張メッセ(千葉県)出演:カサビアン / リアム・ギャラガー / ジャスティス / and more★以下のリンクより「SUMMER SONIC」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2017年02月07日人気コミック『進撃の巨人』を初めて舞台化する『ライブ・インパクト「進撃の巨人」』の概要、スタッフ・キャストが発表された。キャスト総勢150人で再現する壮大な舞台。7月28日(金)から9月3日(日)まで(7月28日~30日はプレビュー公演)、全55公演で12万人の動員を見込む大規模公演だ。ライブ・インパクト「進撃の巨人」チケット情報主人公エレン・イェーガー役を演じるのは三浦宏規。バレエダンサー出身で、17歳にしてミュージカル『テニスの王子様』の人気キャラクター跡部景吾を演じた注目の若手俳優だ。ヒロインのミカサ・アッカーマン役にはアクロバットやダンスパフォーマンスなど抜群の身体能力を持つ佃井皆美。アルミン・アルレルト役にはシンガーソングライターとして活動中、舞台は7年ぶりとなる阪本奨悟をキャスティング。演出を手がけるのは宝塚歌劇団で演出家デビュー、2013年の退団以降は海外で活動してきた児玉明子。ムーブメント・ディレクターとして、スタジオジブリ作品の舞台化『Princess Mononoke~もののけ姫~』で注目を集めたアレクサンドラ・ルターが起用された。また、本公演のプロデューサーとして、漫画「進撃の巨人」の原作担当編集 川窪慎太郎の参加も決定。川窪は「今まで、たくさんの方から『「進撃の巨人」の面白さの核は?』と聞かれてきました。その都度、自分なりに答えてきたのですが、どこかしっくりこない気持ちが残っていました。ですが連載から7年半が経ち、ようやく僕の中で『諫山創が生み出す物語の、面白さの核』を掴めた気がします。その答えを『ライブパフォーマンス』という形で皆様にお伝えすべく、舞台化に挑戦したいと思っています。楽しみにしていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。公演は千葉・舞浜アンフィシアターにて。チケットの一般発売は4月9日(日)午前10時より。
2017年02月06日5月14日(日)に東京・お台場野外特設会場で行われるRHYMESTER主催の野外音楽フェスティバル「人間交差点 2017」。同フェスの第1弾出演アーティストが発表された。【チケット情報はこちら】出演が決定したのは、ANARCHY、Base Ball Bear、CRAZY KEN BAND、KIRINJI、RHYMESTERの5組。同フェスの開催は今年で3度目。毎回出演者同士のステージでの共演や、サプライズ出演などで話題を集めている。チケットの一般発売に先がけて、現在チケットぴあでは先行を実施中。受付は2月24日(金)午後11時59分まで。■RHYMESTER presents 野外音楽フェスティバル 人間交差点 2017日時:5月14日(日)開場 9:30 / 開演11:30(予定)会場:お台場野外特設会場(東京都)出演:RHYMESTER / ANARCHY / Base Ball Bear / CRAZY KEN BAND / KIRINJI / ほか料金:7,500円(税込)※リストバンドとの交換で、会場への入退場自由※小学生以下は保護者同伴のもと、入場無料※雨天決行/荒天中止
2017年02月06日雨瀬シオリによる人気高校ラグビー漫画が原作の舞台『ALL OUT!! THE STAGE』が5月25日(木)より東京・Zeppブルーシアター六本木で上演。同作の制作発表が1月26日に行われ、座長を務める原嶋元久をはじめ、伊万里有らが出席した。【チケット情報はこちら】原作は月刊『モーニング・ツー』に連載中。昨年10月よりTVアニメも放送されている人気作。背が小さいことを気にしている祇園健次と、長身の石清水澄明、ふたりの凸凹コンビの成長を描く作品。今回が初の舞台化で、脚本・演出を西田シャトナーが務める。祇園健次役を務める原嶋は「今回この役をいただいたのも、今ここに立っているのも信じられないくらいなんですが、本番までには勉強だけではなく、体験も含めてこの作品に取り組めるように頑張ります」とコメント。石清水澄明役を務める伊万里は「キャストの皆さんと今日初めてお会いして、始まるんだなと思って、気が引き締まってます。僕が演じる石清水は可愛い役なので、その可愛さを舞台で表現できたらと思います」と話した。西田は「ラグビーの作品を舞台化するというのは簡単だと思っていません。相当頑張らないと表現できないだろうなと感じています。原作の中でもある言葉で、”1日1日すべて出し切る、ALL OUTする覚悟があればいつか花園に行けるだろう“という箇所があるんですが、まさに我々の舞台もそういう覚悟で、みんなでALL OUTして挑んでいこうと思っています」と意気込みを語った。原嶋は自身の役について「身長はコントロール出来ないので、こうして生まれてなければ出会えなかった役。ありがたみを感じて一生懸命がんばりたい」とコメント。自身と役との共通点に関しては「一生懸命であるとか真面目な所は似ているなと思います。僕自身不器用なのですが、真面目な所だけは取り柄だと思っているので、上手く役とシンクロできたらと思っています」と話した。また伊万里も石清水との共通点に関して、「図体がデカくて周りから怖い怖いと言われるんですが、石清水と同じく結構ビビリです。そういう気が小さい所は似ているなと感じています」と語った。西田は同作の見所について「舞台で表現したいのは肉体のぶつかり合い。ただ、実際にぶつかりあうと怪我をしてしまう上に、客席には意外と伝わらないので、いかに舞台上の我々のテンション、怖さとかを役者から観客の皆様へ伝えるか。音響、照明、パントマイム技術なども含めて研究しています。きっと驚くようなことになると思います」と話した。舞台『ALL OUT!! THE STAGE』は5月25日(木)から6月4日(日)まで、東京・Zeppブルーシアター六本木で上演。チケットは2月25日(土)午前10時より一般発売開始。
2017年02月03日水城せとなによる人気漫画が原作の舞台『黒薔薇アリス』が5月12日(金)より上演。同作の制作発表が2月2日に行われ、主演の石黒英雄をはじめ、ヒロインの入来茉里、原作の水城せとならが出席した。【チケット情報はこちら】『黒薔薇アリス』は『月刊プリンセス』で2008年から2011年まで連載。「吸血樹(ヴァンパイア)」の繁殖を題材に、愛や死生観を描くファンタジー。今回が初の舞台化となり、脚本を赤澤ムック、演出をキムラ真が務める。物語のはじまりは1908年のウィーン。馬車での事故をきっかけに吸血樹となった人気テノール歌手のディミトリ・レヴァンドフスキ。彼はその力を使って、友人の婚約者、アニエスカを手に入れようとするが、純血を守ろうとする彼女は自身の胸をナイフで突き刺してしまう。吸血樹の力により、アリエスカの肉体を残すことはできたが、それは魂のない抜け殻同然。その抜け殻を守りながら、ディミトリの永い旅が始まる。時はうつって100年後の2008年。事故にあった高校教師菊川梓の前に、100年前と姿が変わらないままのディミトリが現れる。同じく事故にあった教え子を助けるために、梓はディミトリの言うとおりに自身の魂を預ける。ディミトリが受け取った魂をアリエスカの体に放ち、そこで覚醒した梓は新たにアリスとして生きることとなる…。ディミトリ役を演じる石黒は「今回、初座長ということで不安はあるのですが、観に来ていただいた方に強烈な印象を与えて、後悔させない最高の舞台にしていきたい。ひとりでも多くの方に足を運んでいただけるように、チーム一丸となってやっていきます」と語った。アニエスカ役とアリス役の2役を務める入来は「ヒロインという立場なので、主演や周りの男性陣の方々をいかにカッコよく見せられるか、そこを考えて演じたいです。原作を拝見させていただいたのですが、キャラクターもはっきりしていて凄く好きな世界観なので原作のアリスのイメージを壊さないようしたい。今からとても楽しみです」とコメント。自身の作品が舞台化されるのは初めてという水城は「今日お会いして、おひとりおひとりが真剣にキャラクターの気持ち、人間性を感じ取ってくださってるなと思いました。私が漫画の中で描いていないところまで表現してくださると思うので、観客のひとりとして楽しみにしたいと思います」と語った。また、制作発表ではディミトリとアリスによるメインビジュアルが初披露。メインビジュアルを見た原作者の水城は「石黒さんも入来さんも、鼻筋がスッと通った端正なお顔立ちなので、外国人の役を演じても何の違和感もないですね」と話した。舞台『黒薔薇アリス』は、5月12日(金)から5月21日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。
2017年02月03日歌舞伎俳優の坂東玉三郎と太鼓芸能集団・鼓童の共演作『坂東玉三郎×鼓童 特別公演幽玄』が5月に上演される。その制作発表会見が行われ、坂東玉三郎、鼓童の石塚充、中込健太、北前船代表取締役社長の青木孝夫が登壇した。『坂東玉三郎×鼓童 特別公演 幽玄』チケット情報2000年に初めて鼓童の演出を手掛け、12年からは鼓童の芸術監督も務める玉三郎。その玉三郎と鼓童の共演作は『アマテラス』(06年・13年)に次ぐ2作目。本作では世阿弥が見た世界を「羽衣」「道成寺」「石橋」などの能の代表演目を題材に表現し、不世出と評される玉三郎の優雅な舞と世界の絶賛を浴びる鼓童の太鼓に、花柳壽輔をはじめとする花柳流舞踏家の舞踏が華を添える。玉三郎が「“鼓童とも歌舞伎とも違った世界に”という意味で、『幽玄』を題材にさせていただきました」と話す本作は、鼓童創立35周年記念ツアーの締めくくりの公演でもある。「『みんなどんなものが創りたいの?』という話になったときに『“日本のもの”をやりたい』と。それからいろいろ考えて、一昨年から“日本のもの”に向かって創りはじめました。もちろん和太鼓は日本のものなのですが、日本の様式のものをやるというのは大変難しい。和太鼓の世界であればそれなりのものができますが、“日本の様式を持った美しさ”のある舞台を創るのは大変なことだと思っています」と、一つの挑戦であることを明かす。今回は鼓童のメンバーが謡(うたい)をうたうなど、今までにない演出も。玉三郎は「能楽の楽器を使うわけではなく、ひとつの様式というものを学んで、鼓童の楽器あるいは演奏法に翻訳していくわけですから、そこが大変ですね」。石塚も「演奏や音楽の形式として日本のものを扱うのは初めてです。普段、鼓童は人間が生活の中で自然に歌うように出てきた音楽を土台にすることが多かったのですが、今回はなにか人間じゃないところにいく、ということをすごく要求されている。お能のお囃子の間の取り方、声の出し方、先生方の呼吸の仕方も、人間であるというところを超えているような印象がありまして、そこを目指しているのがすごく大変なことです」、中込は「例えば音と音の間が尋常じゃないくらい長く感じたりとか、自分たちにないテンポ感とか音楽の形を耳で聴いて解読するところから始まりました。能は物語があるということで、音の出し方も違うと感じています。能の謡を合わせたとき、自分たちの太鼓の音が全然違う風に聞こえてきたところは驚きでした」と話すなど、玉三郎と鼓童の新たな姿を楽しめる公演になりそうだ。公演は5月16日(火)から20日(土)まで、東京・Bunkamuraオーチャードホールにて上演後、新潟、愛知、福岡、京都を巡演。取材・文:中川實穗
2017年02月03日4月にTBS赤坂ACTシアターで上演される「赤坂大歌舞伎」。2008年に始まり5回目となる今回、初めての新作歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生(ゆめまぼろしかこいぞうしあかめのてんせい)』を上演する。その作・演出をつとめるのは、中村勘九郎・中村七之助と同世代の劇作家である蓬莱竜太。赤坂大歌舞伎 チケット情報今作を「演劇界をひっくるめての事件になれば」と熱く語る勘九郎に話を聞いた。「前々から蓬莱さんに書いて欲しいと話していたのですが、4月に赤坂大歌舞伎をやることになって『じゃあここでできるじゃん!』って」と、待ちに待ったタッグであることが笑顔から滲み出る勘九郎。蓬莱といえば小劇場のイメージもあり、先日行われた製作発表会見でも「僕が普段やってる芝居は歌舞伎とは縁遠いというイメージを持っていまして。逆にそれがどう融合するか楽しみ」(蓬莱)と話していたが、勘九郎自身は「蓬莱さんは家族や日常を…日常の変な人たちを描くのがすごくうまい。(蓬莱が脚本を手掛けた)『まほろば』を観たときに絶対に(歌舞伎でも)書いて欲しいと思ったんです」。同世代の蓬莱とのタッグは、父である十八代目中村勘三郎の言葉も背景にある。「父が言っていたんですよ、『俺はしあわせだ。同世代で野田秀樹、渡辺えり、それに串田和美さんとか、いろんな人と巡り会って新しいものを生み出してきた。お前達も巡り会えたらいいね』って。だからこれは喜んでくれると思います。ただやっただけじゃ怒られますけども」。気が弱くイマイチな男・太郎(中村勘九郎)が、愛した歌(中村七之助)を幸せにするために転生を繰り返す物語。勘九郎は「あらすじを読んですぐ電話しましたね、『天才だ!』って(笑)。ミステリーであって、喜劇のようで、笑いながら深い闇に落とされるような話です」。会見では蓬莱が「パラレルワールドみたいなもので、人格がこんなに人生に影響していくんだっていうことが描かれています」と解説。恋模様については勘九郎が「さすが蓬莱さんというような台詞が散りばめられています。(愛する女性に)これを言ったらいけないよとか、これ絶対『帰る』って言い始めるよ…って言葉がね、あるんですよ(笑)。男性も女性も覚えのあるものが表現されると思います」と話し、どこか馴染みやすさを感じさせる。会見では七之助も「リアルな描写。これを歌舞伎にしてどうなるのかなというのが楽しみです」と感想を述べつつも、演者として「役者が一生懸命やらないとダメにしてしまう作品。がんばらないと」と気合いをみせた。公演は4月に東京・TBS赤坂ACTシアターにて。チケットぴあでは2月8日(水)午前11時まで抽選先行プレリザーブのエントリーを受付中。取材・文:中川實穗
2017年02月03日金沢21世紀美術館で開催中の『トーマス・ルフ展』を俳優の大東駿介が訪れた。トーマス・ルフ展トーマス・ルフは1958年生まれのドイツ人写真家。アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートと共にベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ“ベッヒャー派” のひとりで、現代アートシーンをリードする存在として世界から注目を集めている。日本初の回顧展となる本展では、初期から最新作までの主要な18シリーズを展示している。金沢を訪れたのが初めてだという大東は「いつか来ようと思っていたこの場所で観られるのはすごくラッキー」と語り、最初のシリーズが展示されたスペースに足を踏み入れると、「この人すごいな!」と感嘆の声をあげた。大東がもっとも注目したのは、ルフの柔軟性。「人は生きているなかでいろんな思想の影響を少なからず受けるのに、この人はフラットで冷静。核でものを見ている」と洞察。友人たちに指示を出し画一的な表情を捉えた<Portraits(ポートレート)>シリーズでは、普段撮影される側として、自らの役者観を重ねる一幕も。鑑賞中、何度も口にしたのは“ゼロ地点”という言葉。さまざまなモチーフの画像を圧縮してブロックノイズを発生させ、長辺3m近くもの巨大プリントでそれらを突出させた<jpeg>シリーズでは、「世界ってこんな見方があんのや!」と驚きの声を出していた。「こうやって見ると、美しい写真も悲惨な写真もフラットだし、ネットの情報だって全部2次元で虚像みたいなもの。トーマス・ルフの作品は、ゼロ地点に立ち返らせるというか、立ち返ること自体を作品を通して言っている気がする。でも、自分が立ち返った地点が合っているか間違っているかを決めるのは自分しかないし、(ルフから受け取ったメッセージで)俳優の仕事に活かせることとしては、自分ができる範囲のことに自信を持つしかないってこと。『今の自分にはできない』『自分と比べてあの人はこんなにすごい』とか関係ない。重要なのは自分のゼロ地点に戻ることだけなんだなって」。自らの体、そして思考にフィードバックしながら、「平等、冷静、中立ってことを教えられた」と語り、“今を生きる”意識を改めて認識したようだった。『トーマス・ルフ展』は金沢21世紀美術館で3月12日(日)まで開催。フラットな視点で表現された18シリーズの作品群で、現代を生きるヒントを探してみては?取材:武田吏都文:高本亜紀■『トーマス・ルフ展』日程:開催中~3月12日(日)会場:金沢21世紀美術館(石川県)料金:一般=1000円/大学生=800円/小中高生=400円/65歳以上の方=800円会館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)休場日:月曜日お問い合わせ:金沢21世紀美術館 tel076-220-2800
2017年02月03日市井の人々の心情を丁寧にすくいとる会話劇から出発し、近年では大型プロデュース公演の脚本や、シェイクスピア作品の演出でも高い評価を得ている劇作家・演出家の青木豪。そんな彼が、7年ぶりに自らの書き下ろし作を演出するのが、東京の下町を舞台に展開する『エジソン最後の発明』だ。主役の瀬奈じゅんは元宝塚トップスターにして、現在はミュージカルをメインに活躍中。一見意外な組み合わせにも思えるが、宝塚時代から繊細な表現力に定評があった瀬奈だけに、青木との化学反応には注目だ。2人に本作への想いを聞いた。【チケット情報はこちら】下町にある工場の社長(小野武彦)は、近所から“エジソンさん”と呼ばれるほどの発明好き。ところが2年前に妻を亡くしてから、仕事はどこか上の空だ。人気パーソナリティとしてラジオ局で働く娘(瀬奈)や、娘の恋人(東山義久)は心配するが、ある日、その新たな発明が判明する。それはなんと、発明王エジソンが最後に取り組んでいたという“死者と話す通信機器”!下町の“エジソンさん”の珍発明は、口やかましい近所の人々をも巻き込んで……!?おかしくて少し切なく、最後に心がじんわりと温かくなるのが青木作品の魅力。本領発揮になりそうな本作の着想について、「僕は当て書きしか出来ないので、瀬奈さんと東山さんと3人で食事会をした時の印象をもとに書きました」と言う青木。一方の瀬奈は、「青木さんは心の底を見透かすような瞳をお持ちなので、最初は緊張しました」と笑いながらも、次第に「格好つけてもバレるだろうから、素のままでいいや」と覚悟を決めたとか。結果、青木が「これまで瀬奈さんが出演されたいくつかのストレートプレイより、さらに“普通の”というか、市井の人々の物語がいいな」(青木)と感じたことから役どころが決定。実際にラジオ好きという瀬奈は、「本当の私も庶民派。等身大の役に挑戦できるのが嬉しいです」と笑顔で語ってくれた。さて、東京公演の会場となるシアタートラムは、客席数約220の小劇場。舞台構造の良さと客席との距離感の近さで、これまで数多の名優がその舞台に立ってきた。瀬奈にとっては久々の小劇場となるだけに「役者の内面がそのまま出てしまいそうで怖い」と話すが、「大きい役(大きな劇場での華やかな役どころ)が出来る人は、小さい役(小劇場での市井の人の役)も出来るから大丈夫」と青木が声をかけると、思わずホッとした表情に。その後も瀬奈と青木との間で芝居に関する様々なやりとりが行われるなど、早くも本番への熱意が垣間見られた2人。「ミュージカルとかストレートプレイとか関係なく、今はすごく“お芝居”がしたいんです」という瀬奈の言葉に、本番への期待がいっそう高まる取材となった。公演は4月2日(日)より23日(日)まで東京・シアタートラムにて。その後、愛知、大阪でも上演。チケットの一般発売は2月11日(土・祝)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2017年02月02日故美空ひばりの生誕80周年を記念したメモリアルコンサート『だいじょうぶよ、日本!ふたたび』が4月5日(水)に東京ドームで開催される。同イベントの発表記者会見が東京目黒の美空ひばり記念館でおこなわれ、イベントで司会を務める徳光和夫、出演者を代表して氷川きよし、そして長男でひばりプロダクション代表取締役社長の加藤和也が出席した。【チケット情報はこちら】美空ひばりが『不死鳥コンサート』をおこなった思い出の地である東京ドームでメモリアルコンサートが行われるのは、2011年に東日本大震災のチャリティコンサートとして『だいじょうぶ、日本!』を開催して以来2度目。加藤は「生前、数々のチャリティに携わってきた母の思い出を継承して6年前にコンサートをおこないました。今回もジャンルを越えたたくさんのアーティストの皆さんにご参加いただきます。親子三代で観に来ていただける、そういうイベントにできたらと思っております」と語った。前回も司会を務めた徳光は「これほどアナウンサー冥利につきるものはない。ひばりさんは日頃から、気配り、心配り、目配りができる方でした。それをしっかりと受け継ぎまして、今の世代にも伝わるような司会進行を務めさせていただこうかなと思っております」と意気込みを語った。徳光と同じく前回も出演した氷川は「前回は緊張しながら『人生一路』を歌わせていただきました。ひばりさんはご自身の身体が大変なときに、この景色をご覧になられながら歌ってらっしゃったんだなと思うと、胸にぐっとくるものがありました」と振り返った。また「ひばりさんは歌で人生を伝えるために生まれて来られた方なんだなと、歌手になってすごく感じました。(ひばりさんの歌のように)自分も生きていきたいですし、また、ひばりさんの作品を後世に伝えていくことが僕の使命でもあるなと感じました」と力強く語った。コンサートには、五木ひろし、AKBグループメンバー32名、きゃりーぱみゅぱみゅ、さだまさしらも出演。会見にはムービーコメントが寄せられ、ひばりさんとの思い出やイベントへの意気込みが公開された。『美空ひばり生誕80周年記念 だいじょうぶよ、日本!ふたたび 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート』のチケット一般発売に先がけて、先行を実施中。受付は2月6日(月)午前11時まで。取材・文:門 宏■『美空ひばり生誕80周年記念 だいじょうぶよ、日本!ふたたび 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート』日時:4月5日(水)開場15:30 / 開演17:30会場:東京ドーム(東京都)出演:※敬称略、50音順五木ひろし / AKBグループメンバー32名 / 華原朋美 / きゃりーぱみゅぱみゅ / Crystal Kay / ゴスペラーズ / 坂本冬美 / 佐々木秀実 / さだまさし / 清水翔太 / 天童よしみ / 夏川りみ / 氷川きよし / 堀内孝雄 / 三山ひろし / May J. / UNIONE / Little Glee Monster / 他
2017年02月02日