更新日:2021/08/14
100万円で投資信託!おすすめの種類や利益などをわかりやすく解説!
- 100万円で投資信託はできるのか
- 100万円で1年後の、10年後の利益は
- 積立投信もおすすめ
- 100万円で投資信託はどれがいいか
- タイプ別おすすめの資産運用方法
内容をまとめると
- 100万円で投資をするなら投資信託がおすすめ
- 投資信託のメリットはプロが運用、分散投資ができる、積立もあるなど
- デメリットは手数料がかかる、元本保証でないなど
- リスクはあるが平均年5%前後の利回り
- まとまった資金があり、投資の初心者には投資信託がおすすめ
- 株式やFXなどを自分で運用しハイリターンをねらう人にはおすすめでない
- 投資信託が自分にベストか確かめるには、無料相談を利用するのがおすすめ
- 無料相談を利用すれば、プロと一緒に複数の投信を比較して決められる
- いまならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に投資の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
100万円で投資信託はできるの?
100万円で投資信託ができるのかと疑問を持っている人は、投資には数千万円とか数億円のような資金が必要というイメージを持っているからでしょう。
ネット証券が誕生してからそのような状況は変わり、現在は1万円以下の少額からでも投資ができるようになりました。
少額からでも実に多様な分野に投資ができ、もちろん投資信託にもできます。
投資信託のメリット
投資信託とは投資家から資金を集めて、プロが運用して利益を投資家に配当として分配するものです。
その投資信託のメリットは
- 運用はプロに任せることができる
- 少額からできる
- 多種多様な投資信託から選べる
- 海外にも投資できる
- 分散して投資ができる
- 出資は積み立て方式でもできる
などがあります。
投資信託は先にも触れたようにプロが運用するため初心者でも、少額からでも投資が可能です。
投資信託はおおよそ6,000本が販売されており、関心のある分野や応援したい分野の投信を選ぶことができます。
もちろん、成長著しい海外への投資も可能であり、国内外への投資は分散投資になります。
毎月少額を貯金をするように投資信託を購入する積立投信もあります。
投資信託のデメリット
投資信託はメリットばかりのようにも考えられますが、投資ですからデメリットもあります。
投資信託のデメリットを挙げると
- 手数料がかかる
- 元本保証でない
などがあります。
投資信託に投資をするときの費用には、
- 購入時手数料
- 信託報酬(運用費用)
- 解約手数料
などがあります。
投資信託はプロが運用し比較的安全で初心者に向いているとはいえ、投資ですからリスクがないわけではありません。
ローリスク・ローリターンを目指す投資信託もありますが、ミドルリスク・ミドルリターンをねらった投資信託もあります。
高いリターンをねらう投資信託ほど元本割れする確率は高くなります。
100万円で投資信託をする場合は放置でいいの?
投資の基本は長期保有ですが、100万円で投資信託を買った場合、プロに運用を任せて放置しておいてよいのでしょうか。
頻繁に売買すると手数料がかかりますのでおすすめできませんが、下記の理由により定期的に見直しすることも必要です。
- ポートフォリオのリバランスが必要なとき
- 純資産残高が減ったとき
- 類似の投信に比較して劣るとき
などです。
投資をするときはリスク低減のための資産の分散割合であるポートフォリオを決めますが、運用の結果ポートフォリオがずれてきたときはリバランスをした方がよいです。
投資信託の純資産残高が少ないと、プロであっても運用がしにくくなり成果をあげにくくなります。
また、純資産残高が減るのは投資家の評価が下がっている証拠ですから、手放すことも考えられます。
市場にはおおよそ6,000本もの投資信託がありますので、類似の投信も少なくありません。
類似の投資信託と比較して運用の成果が見劣りするようであれば、売ることも考えた方がよいでしょう。
100万円で1年後、10年後の利益はどれくらいになるのか
100万円で投資信託をしたとき、1年後、3年後、5年後、10年後に利益がどのくらいになるのか、ひじょうに気になります。
投資信託の利回りがどのくらいになるのかは多様なため一概に言えませんが、投資信託協会によれば3年で騰落率15%くらいが平均です。
単純に考えると年5%の利回りと見ることができます。
そこで、投資信託を100万円で始めたときに、1年後、10年後の利益を下記の利回り
- 2%
- 5%
- 7%
- 10%
について試算を行います。
100万円で投資信託をして1年後の利益
100万円で投資信託をしたときの1年後の利益は
年利回り | 元本 | 利益 |
---|---|---|
2% | 1,020,000円 | 20,000円 |
5% | 1,050,000円 | 50,000円 |
7% | 1,070,000円 | 70,000円 |
10% | 1,100,000円 | 100,000円 |
のようになります。
定期預金の金利が年0.002%の場合、100万円を1年間預金しても利息は20円です。
投資信託は上手く運用すれば1年間で数万円の利益がでるのでたいへん魅力的です。
ここではプラスの利回りのみを例示していますが、短期でみればマイナスの利回りつまりつまり元本割れの可能性もありますので冷静な判断が必要です。
儲かったからと1年で売った場合には解約手数料を払わなければならず、その分利益は減ります。
また、配当金を受けたり売って譲渡益を得た場合には、所得税と住民税の支払も必要になります。
100万円で投資信託をして10年後の利益
100万円で投資信託をしたときの10年後の利益を試算すると表のようになります。
年平均利回り | 元本 | 利益 |
---|---|---|
2% | 1,218,994円 | 218,994円 |
5% | 1,628,895円 | 628,895円 |
7% | 1,967,151円 | 967,151円 |
10% | 2,593,742円 | 1,593,742円 |
表は、年1回の配当があり、配当は再投資した場合で、年平均利回りで複利計算した場合を示しています。
投資信託は長期に保有していると、値上がりするときもあれば値下がりするときもあります。
単調に年平均利回りで運用成果がでるとも限りらず、大きく上回るときもあれば下回るときもあります。
したがって、100万円を平均年5%の利回りで10年投資をすると目標を決めたとき、元本が1,628,895円になったら、10年になっていなくても売ってしまう方法もあります。
投資信託は積立投資もおすすめ!一括投資との違いは?
投資信託を購入する場合、一括投資と積立投資があります。
一括投資はわかりますが、積立投資とは毎月一定額づつ投資信託を自動的に購入していく投資方法です。
一括投資は
- まとまった必要が必要になる
- 利益は購入するときの基準価額の影響を受ける
などの特徴があります。
一方、積立投資は
- 少額からできる
- リスクの時間分散ができる
- 知らず知らずに貯まる
という特徴があります。
積立投資信託であれば月100円からできるものが多くあり、月100円や月1000円ですと小遣いで投資をする感覚で、ひじょうに手軽に始められるのではないでしょうか。
毎月一定の金額で投資信託を購入しますので、安いときはたくさん買えるし、高いときは少ししか買えません。
つまり、安値で買うという投資の基本にそった投資方法であり、高いときに買うというリスクを分散しているわけです。
100万円で投資信託をするならどれがいい?
投資信託はおおよそ6,000本もありますので、多種多様です。
主な投資先で分類すると
- 債券、株式、不動産
- 国内、先進国、新興国
などです。
債券だけに投資する投資信託を公社債投資信託といい、株式に投資できる投資信託を株式投資信託といいます。
投資先の組み合わせはいろいろあり、複数の分野に投資するものをバランス型投資信託ともいいます。
公社債投信はローリスクですが、ローリターンであり、株式だけの投資信託は比較的ハイリスクであり、ハイリターンになります。
債券と株式などを組み合わせたバランス型投資信託は、分散投資の典型でミドルリスク・ミドルリターンと考えることができます。
タイプ別おすすめ資産運用方法
投資をリスクとリターンの面からみると3つのパターンに分けることが一般的です。
- ローリスク・ローリターン
- ミドルリスク・ミドルリターン
- ハイリスク・ハイリターン
どのパターンがよくて、どのパターンが悪いということはなく、どれを選択するかは投資をする人の好みや許容できるリスクによります。
たとえば、手元に100万円あるとして、1,000万円のうちの100万円か100万円のうちの100万円かで大きな違いがあります。
1,000万円のうちの100万円ならば、大きなリスクを取ることができますが、100万円のうちの100万円ならば、大きなリスクを取ることはできません。
以下それぞれのパターンにおすすめの資産運用方法を解説します。
①できる限り損をしたくない人
できる限り損をしたくない人の投資方針は、ローリスクへの投資となり、ローリスクへの投資は必然的にローリターンにならざるを得ません。
ローリスクの代表的なものは定期預金であり、たとえ銀行が倒産しても1銀行当たり1人1,000万円とその利息は預金保護機構により保障されます。
ローリスクであるがゆえにリターンも少なく、100万円を1年間貯金したとしても数十円の利息がつく程度です。
また、ローリスクのもう1つの代表的なものが個人向け国債であり、日本という国が破たんしない限り元本と利息が保障されますから、これ以上の安全はないでしょう。
これもローリスクであるがゆえに利回りは低く、
- 変動金利で0.08%
- 固定金利で0.05%
と大手銀行の定期預金の金利よりわずかによい程度です。
②リスクを取って資産を増やしたい人
投資資金がたとえゼロになっても構わないというほど資金に余裕のある人は、思いきったリスクを負って高いリターンをねらうことも可能です。
ハイリスクの代表的なものに、株式だけの投資信託があります。
主に大型株に投資をする投資信託は値動きが穏やかですが、小型株中心の投資信託は値動きが激しくなる傾向があり大きなリスクを伴いますが、高い利益を狙うこともできます。
小型株は値動きが激しいだけでなく、大型株に比べて倒産リスクも高くなることに注意しなければなりません。
海外株式のみの投資信託、特に新興国株式のみの投資信託は高いリスクを伴いますが、うまくすればひじょうに高いリターンが期待できます。
③リスクとリターンのバランス良く資産運用したい人
投資をしている多くの人はリスクとリターンのバランがよい資産運用を望んでいるのではないでしょうか。
リスクはあるものの定期預金や個人向け国債よりも利回りがよく、年数%の投資信託はたくさんあります。
この投資におすすめなのは、
- バランス型投資信託
- ETF(上場投資信託)
- REIT(不動産投資信託)
があります。
投資の基本は長期・分散・積立といわれますが、バランス型投資信託、ETF、REITはいずれもこの基本にそったものがあります。
ETFは東京証券取引所などに上場している投資信託のことであり、当初日本の株価指数連動の投資信託でしたが、いまではさまざまな種類のETFがあります。
EITは投資信託の不動産版であり、多くの人から集めたお金でいろいろな不動産を売買・賃貸して、その譲渡益や賃貸料などを投資した人に還元するものです。
100万円でできる投資信託以外のおすすめ資産運用まとめ
100万円でできる投資のうち、投資信託以外でおすすめのものとして代表的なものは
- REIT
- 株式
- 外貨預金
- FX
- 元本割れの可能性や価格変動がある
- リスクとリターンは表裏一体である
- 実績は将来を保障するものではない
- 必ず儲かる投資はない
まとめ:100万円で投資信託は可能!
投資信託は100万円からでもできます。しかも、定期預金や個人向け国債とはけた違いの利益を上げることもできます。
100万円で投資信託をするメリットは
- 多様な投資先を選べる
- 複数の投資信託も買える
- 積立方式でもできる
などです。
一方、デメリットは
- 手数料がかかる
- 元本割れもある
です。
投資信託には、ローリスク・ローリターンからハイリスク・ハイリターンまであるので、自分の投資方針によって広い範囲から投資先を選ぶことができます。
100万円あれば投資信託以外の投資として、
- REIT
- 株式
- 外貨預金
- FX
なども可能です。
100万円の余裕資金があれば遊ばせておかないで、ぜひローリスクやミドルリスクの投資から始めてみてはどうでしょう。