更新日:2021/08/14
株は貯金の代わりになる? おすすめの配分や株を貯金の代わりにするメリット・デメリットを解説!
- 株式投資のリスクと考え方
- 貯金代わりに株式投資をした人の成功例・失敗談
- 株を貯金代わりにするメリット・デメリット
内容をまとめると
- 株が貯金の代わりになる可能性は高い
- ただし、考え方を間違えると資産を大きく減らすことになる
- 株を活用した貯金に成功している人は、株と貯金を別物として考えている
- 失敗している人の多くは、短期的な運用で高い利益を狙いがち
- 大きく失敗しないためには株と貯金の割合が重要
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目次を使って気になるところから読みましょう!
株式投資は貯金の代わりになるのか?
株式投資は運用次第では高いリターンも狙えるため、貯金の代わり、またはそれ以上の効果を発揮する可能性は大いにあります。
しかし、やり方を間違えれば失敗することもあるため、株と貯金のどっちがよいのかと悩んでいる人もいるでしょう。
ここでは、貯金をするなら株と投資のどっちにすべきかの考え方を紹介します。
考え方がわかれば失敗の原因が見えてくるでしょう。
株で貯金している感覚はリスクが大きい
貯金目的で資産のほとんどを株式投資に使うのはリスクが大きいので避けたほうがよいでしょう。
株は普通預金や定期預金に比べて貯蓄を早く増やせる可能性がありますが、確実に増やせるとは限らないためです。
大きく暴落して投資額の半分以上を損失する可能性もあります。
その場合、現在の生活を維持できない可能性も出てきます。
株価が上昇したときも、運用中は利益が確定していないこと忘れないようにしましょう。
一方、普通預金や定期預金でコツコツ預金額を増やしていけば、物価の上昇で目減りすることはあっても、金額自体が減ることはありません。
大きな暴落に直面したとしても現在の生活を維持できるよう、貯金と投資はバランスよく運用することが大切です。
株式投資と貯金は別物として考えるべき
投資額よりも減るかもしれない株式投資と、使わなければ減らない貯金は別物として考えるべきです。
株式投資を貯金の一部として考えると、株価が下がったときに貯金も減ったことになるためです。
貯金の目的は、教育資金、住宅購入、老後資金など色々あるかと思いますが、別物としておくことで予定が大きく狂うことがありません。
「リタイア直前になって株で大きな損失が出てしまった」なんてことがあってもダメージは少ないです。
資金に余裕があれば、焦って大きな損となる売却をしてしまうことも避けられるでしょう。
特に、ハイリスクハイリターンの株式に投資をする場合は大損をする可能性も高いので、貯金とは別だという認識で行う必要があります。
貯金代わりに株式投資をした人の体験談
貯金代わりに株式投資をしている人の体験談から、具体的な成功の秘訣、失敗の原因を見てみましょう。
成功している人を見ると「自分もうまくできるかもしれない」と思われがちですが、失敗しないためには失敗談も重要な情報となります。
- 成功した人はどういった運用の仕方をしたのか
- 失敗した人は何が原因だったのか
を確認してみてください。
株式投資のリスクを忘れず慎重に株式投資をできるようにしましょう。
貯金代わりに株式投資をした人の成功例
貯金代わりの株式投資で成功する人の多くは、
- 目標を決めて資産形成と資産運用を行っている
- 株式投資、貯蓄、生活費の削減を平行して行っている
- 株価が下がったときでも挫折することなく投資と貯金を続けている
に該当しています。
投資で大きく貯金を増やそうということではなく、最低限の生活費は手元に残しつつも、堅実な投資で増やすというやり方です。
堅実な投資というのは下記のようにリスクを分散させる投資法です。
- リスクの低い投資信託や債券で長期運用する
- 一気に投資するのではなく定期的な積立投資をする
また、貯金の増加に合わせて支出を増やすとお金が減っていってしまうため、資金を守ることにも力を入れています。
初めは貯まるスピードが遅くても、投資に回せるお金が増えれば速くなります。
貯金代わりに株式投資をした人の失敗談
- 人の意見に左右されない
- 短期的な株の値動きで判断を流されない
- ハイリスクな株式ばかりに投資しない
株を貯金代わりにする場合のメリット
株を貯金代わりにした場合、高いリターンを狙えるというメリットがあります。
リターンが高くなれば、コツコツ貯金だけをしていくよりも早い時期に多くのお金を貯めることが可能になります。
投資信託では年利5%での運用も難しいことではありません。株式投資であれば年利10%以上を狙うことも可能です。
一方、メガバンクの普通預金金利は0.001%と低い金利になっています。300万円を1年間預けていたとしても、もらえる利息は30円なのです。
手数料のかかる時間外の預け入れや、コンビニATMからの引き出しなどを1度でも利用すればマイナスとなってしまいます。
銀行に預けるほうが安心だという人は手数料に注意が必要です。
シミュレーションをするとより効率のよさがわかります。
株を貯金代わりにする場合のデメリット
株を貯金代わりにした場合のデメリットは、投資した金額よりも減る可能性があるということです。
貯金よりも増えるかもしれないという期待はありますが、減る可能性はゼロではないのです。
安定した実績の株式でも、長期的に見れば下がっている時期があり、投資した10万円が「いま売却したら8万円にしかならない」という場面もあり得ます。
そのため株式投資を貯金の代わりにするためには、リスクを受け入れられるかどうかも重要です。
「元本割れには耐えられない」という人は、株式投資での貯金は避けたほうがよいでしょう。
教育費や住宅購入、老後資金など、必ず必要になる資金を株だけで準備するのはリスクが大きすぎます。
株を貯金代わりにするのであれば、貯金で安定した資産形成をしながらにするとよいでしょう。
貯金と株の割合はどのくらいがいい?
これから株式投資を始める人は、貯金と株の割合を決めておくと後悔が少ないでしょう。
主な目安となるのは、
- 年齢
- 収入
- 目的
の3つです。
一般的に若い時期は投資の割合を多めにし、年齢を重ねるごとに貯金の割合を多くしていくのが安心だといわれています。
収入を目安にすべき人は収入から投資資金を出す人です。確実に生活費を残しておく必要があるからです。
一時的な収入の減少があっても耐えられるよう、最低でも3ヶ月分の生活費を残しておきましょう。
目的については、どのぐらいの金額を投資に使うべきかがわかってくるためです。
ただ、割合に対して正解はありません。
割合はそれぞれの生活状況や貯金の目的などに合わせる必要があります。
まとめ:株を貯金の代わりとして考えるのは危険! 別物として考えよう!
株を貯金の代わりにすることについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のポイントは、
- 株を貯金の代わりにするのはリスクが大きい
- 株と貯金は別の認識を持って行うべき
- 資産状況に応じた範囲内であれば株を貯金の代わりにするのはあり
です。
株はうまく行けば簡単に貯金を増やせる可能性がありますが、元本保証がないことを気軽に考えてはいけません。
貯金と株は別物として考え、管理する通帳も分けておくと計算しやすいでしょう。
株を貯金の代わりにするとしても、資産構成の一部として適した配分で管理することが大事です。
適した配分は人それぞれ違うので、しっかりとシミュレーションを行い、必要なときに貯金を増やしておけるように計画しましょう。