定期預金はいくらずつから始めれば良いのか? 選び方や注意点を紹介

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老後資金の準備や子どもの教育資金など、将来お金が必要となるときのために資産運用を始めなければと考えている方は多いかと思います。

資産運用の方法のなかには、株やFXなど大きく増える可能性はあるけれどリスクの大きいものもあります。しかし、資産運用をこれから始めようと考える方は抵抗があるのではないでしょうか。また、リスクは負いたくないと考える方も多いでしょう。

そこで、おすすめするのが定期預金です。株などに比べると増え方は少ないかもしれませんが、元本が割れるなどリスクがありません。しかも、金利によって確実に利息がつきます。さらに、一度手続きを行い預けてしまえば、あとは放っておいて良いところも魅力です。

しかし、定期預金はいくらずつから始めたら良いのか迷いますよね、また、預入金額のほかに気をつけるべきポイントはあるのでしょうか。

そこで、
  • 定期預金の金額や預入頻度はどうやって決める?
  • 定期預金の種類(一般の定期預金・積立定期預金・超短期定期預金)について
  • 定期預金の注意点と選び方のポイントとは
  • 定期預金以外のおすすめ資産運用方法とは
について詳しく解説いたします。

定期預金におけるポイントなどを理解したうえで始めると、より効果的に資産運用ができるかと思います。ぜひ最後までお読みください。

内容をまとめると

  1. 定期預金の金額は、預ける金融機関の最低預入金額預入単位で決める。預入は一般の定期預金は始めの1回のみ、積立定期預金は毎月行う
  2. 定期預金の種類には、一般的な定期預金・積立定期預金・超短期定期預金の3つがある
  3. 預けるためのまとまったお金があるひとは定期預金、毎月コツコツと貯めていきたいひとには積立預金がおすすめ
  4. 定期預金は、預入期間に注意し中途解約はできるだけ避けたほうが良い
  5. 定期預金を選ぶときは、金利と条件(預入金額・預入単位・預入期間)がポイント
  6. 定期預金選びに迷ったら、資産運用のプロに無料相談するのがおすすめ
  7. いまならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう! 
この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、WEBメディアや保険代理店を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

定期預金は金額、頻度はどうやって決めればいいの?


定期預金とは、6ヶ月や1年など一定期間お金を引き出せない預金のことです。いつでも自由に引き出せる普通預金に比べて金利が高く設定されています。


投資信託や株式投資に比べると大きく増えるとはいえませんが、元本が割れるリスクがなく、安全に資産運用することができます。そのため、リスクを避けたい方や資産運用が初めての人にも好まれ、多くの人が利用しています。


ただ、資産運用としていざ定期預金を始めようとしても、どのくらいの金額で、どのくらいの頻度で預入を行えばよいのか、迷いますよね。


そもそも、どこの金融機関で定期預金を扱っているのでしょうか。


そこで、

  • 定期預金を扱っている金融機関とは
  • 定期預金の最低額とは、また預入の頻度は毎月?

について解説いたします。


金融機関によって、預入単位も最低預入額も異なります。そのため、利用する金融機関の預入単位や最低預入額を調べる必要があります。調べたうえで、定期預金に預ける金額を決めましょう。

定期預金を扱っている金融機関

定期預金を扱っている金融機関を、下の表にまとめました。

金融機関預入単位
auじぶん銀行1円
三菱UFJ銀行1円
みずほ銀行1円
三井住友銀行1円
住信SBIネット銀行1円
楽天銀行1円
GMOあおぞらネット銀行1円
ゆうちょ銀行1,000円
PayPay銀行1円
ソニー銀行1円
セブン銀行1円
静岡銀行1円
イオン銀行1円
大和ネクスト銀行1円
あおぞら銀行1円
オリックス銀行1円

主な銀行を挙げましたが、地方銀行など多くの金融機関で定期預金を扱っています


また、銀行によっては定期預金の種類には、満期までの期間が異なるものや仕組みの異なるものなどいくつかあり、それらの定期預金の種類によって金利が異なります


預入単位を1円としている金融機関も多いので、定期預金における設定金額の自由度は高いと言えます。

定期預金の最低額 毎月預入するの?

定期預金の最低額

定期預金はいくらから預入できるのでしょうか? それぞれの金融機関の最低預入金額を表にまとめました。

金融機関最低預入金額
auじぶん銀行1円
三菱UFJ銀行1円
みずほ銀行1円
三井住友銀行1円
住信SBIネット銀行1,000円
楽天銀行1,000円
GMOあおぞらネット銀行1,000円
ゆうちょ銀行1,000円
PayPay銀行1万円
ソニー銀行1万円
セブン銀行1万円
静岡銀行1万円
イオン銀行1万円
大和ネクスト銀行10万円
あおぞら銀行50万円
オリックス銀行100万円

表のように定期預金の最低額は、金融機関によって異なります


定期預金の預入は毎月?

預入頻度は、定期預金によって異なります。定期的に積立を行うタイプと、まとめて入れるタイプがあり、定期的に積立を行うタイプの定期預金ではほとんどの金融機関で毎月預入を行います。


定期預金に毎月いくら預入を行うかは、家計に影響のない金額を考えて決めましょう。

定期預金の種類、それぞれの特徴は?


定期預金には、さまざまな種類があります。主な種類として、定期的に預入を行う積立定期預金と、預入は始めのみ行いあとは満期まで待つだけの一般的な定期預金があります。


そこで、

  • 一般的な定期預金の特徴とは
  • 積立定期預金の特徴とは
  • 超短期定期預金の特徴とは
  • 定期預金と積立預金はどちらが良いのか?

について解説いたします。


それぞれの特徴を知ると、自分に合っている定期預金はどれなのか、またどれを選んだら良いのか決められると思います。


また、一般的な定期預金と積立定期預金を組み合わせて利用することもできます。ボーナスなどまとまった収入があったとき、またはある程度お金が貯まったときには一般的な定期預金を利用し、普段の貯蓄には積立定期預金を利用する方法です。

一般的な定期預金

一般的な定期預金の特徴について解説いたします。


主な特徴は、

  • 普通預金よりも高い金利
  • 預入期間が選べる
  • 満期日まで引き出しできない

です。


普通預金よりも高い金利

以下の表に普通預金の金利と定期預金の金利をまとめました。

普通預金定期預金
auじぶん銀行0.001%0.03~0.05%
GMOあおぞらネット銀行0.001%0.02~0.03%
セブン銀行0.001%0.015~0.02%
イオン銀行0.001~0.1%0.02%
オリックス銀行0.01%0.1~0.3%

普通預金に比べると定期預金の方が金利が高いことがわかりますね。


預入期間が選べる

多くの金融機関で定期預金に預けておく期間を選ぶことができます。期間は金融機関によって異なりますが、6ヶ月・1年・2年・3年など選択肢があります。


満期日まで引き出しできない

定期預金は、指定された満期日まで引き出すことができません。そのため、つい引き出してしまうことを防ぐことができ、確実に貯めることができます。

積立定期預金

積立定期預金の特徴について解説いたします。


主な特徴は、

  • 定期的に預入を行う
  • まとまった資金が不要

です。


定期的に預入を行う

積立定期預金では、毎月指定した同じ日に預入を行います。自動で指定した口座から積立を行うことができるので、手間をかけずにお金を貯めることができます。


預け入れる金額は、自由に設定できるので毎月確実に貯められる金額にすることがポイントです。


まとまった資金が不要

一般的な定期預金では、預入は始めの1回だけなのでまとまったお金を準備しなければなりません。しかし、積立定期預金は毎月少しずつ積み立てていくので大きなお金を準備する必要がありません


就職したばかりの方やこれからお金を貯めていきたいと考えている方に、向いているといえるでしょう。

超短期定期預金

超短期定期預金の特徴について解説いたします。


主な特徴は、

  • 預入期間が1~2週間と短い
  • 高めの金利設定
  • ネット銀行が多く取り扱っている

です。


預入期間が1~2週間

一般的な定期預金の預入期間は、6ヶ月・1年・2年などですが、超短期定期預金は1~2週間ととても短い預入期間となっています。


高めの金利設定

各金融機関の超短期定期預金の金利を以下の表にまとめました。


商品名金利(年率)
オリックス銀行eダイレクト2週間定期預金0.07%
新生銀行2週間満期預金0.03%
楽天銀行定期預金(2週間)0.02%
東京スター銀行スターワン1週間円預金0.05%

金利は年率なので2週間で増える金額(利息)は

預けた金額×金利(年率)÷365日×14日=利息

で計算することができます。


ネット銀行で多く扱っている

超短期定期預金はネット銀行で扱っていることが多いので、超短期定期預金を始めたいと思ったら、楽天銀行やオリックス銀行などネット銀行を中心に探すと良いでしょう。

定期預金と積立預金はどちらが良いのか?

定期預金と積立預金はどちらが良いのでしょうか。それぞれの特徴を比較して考えていきましょう。

定期預金積立預金
預入金額一度にまとめて
預け入れる
少額
預入頻度1回毎月決まった日
引き出し満期まで保有満期に満たなくても
引き出せる
ものもある

定期預金の方が、積立預金に比べて金利が高めに設定されていることが多い反面、引き出しに制約があります。満期よりも前に引き出すと、元本割れすることはありませんが、利息は減ってしまいます。さらに、始めにまとまった金額を用意する必要があります。


また、積立預金はまとまった金額を用意する必要はありませんが、毎月いくらずつ積立を行うのか考えなくてはいけません。そして、金利は定期預金よりも低い設定です。しかし、満期を迎えなくても引き出しは比較的自由に行えます。


これらのことを考えると、まとまったお金を準備できる方は定期預金まとまったお金は準備できないが毎月貯蓄を行っていきたい方は積立預金が良いでしょう。

定期預金の注意点、選び方は?


次に、定期預金の注意点、また選び方を詳しく解説していきます。


定期預金は、普段利用している金融機関でも始めることのできる身近な運用方法です。


定期預金は元本割れの心配がないので安全といえる運用方法です。しかし、この安全な定期預金にも気をつけるべき点がいくつかあります。


そこで、

  • 定期預金で気をつけるべき注意点とは
  • 定期預金はどう選んだら良い?

について説明いたします。


せっかく手間をかけて定期預金を始めるのですから、しっかりと増えてほしいと思うのではないでしょうか。


実は満期で受け取れる金額は、いくつかのポイントに気をつけるだけで変わります。


これから解説する注意点に気をつけることで、定期預金を始めてよかったと思えるようにしたいものですね。

定期預金の注意点

定期預金は特に

  • 預入期間
  • 中途解約

に気をつけることが重要です。


預入期間

預入期間とは、お金を預けておく期間のことです。例えば、5年満期の定期預金では、預入期間は5年となります。もし、満期を待たずに解約をしてしまうと、中途解約となってしまいます。



中途解約

定期預金を預入期間中に解約をすると、中途解約となります。中途解約となると、金利が予定していたものよりも低くなったり、解約手数料を取られる場合もあります。また、中途解約できないものもなかにはあるので、お金が急に必要になっても引き出せずに困ってしまうことにもなりかねません。


定期預金は今あるお金を全部預けたり、預入期間を適当に選ぶのではなく、しっかりと計画を立てて始めることが大切です。

定期預金はどう選べば良いのか?

定期預金は
  • 金利
  • 条件(預入金額・預入単位・預入期間)
をポイントに選ぶと良いでしょう。

金利

金融機関や商品によって金利は異なります。せっかく定期預金を始めるのですから、より高い金利のところに預けたいものですよね。利用している金融機関や興味のある金融機関の定期預金の金利を調べてみましょう。また、インターネットで調べるといろいろな金融機関の金利をまとめたサイトもあり、簡単に調べることができます。

条件

金融機関や商品によって、預入可能な最低金額や単位が異なります。最低金額が100万円以上のものや10万円以上のものなどあり、自分がいくら預け入れることができるのか、という点も考えて選ぶ必要があります。

また、1,000円単位で預入可能なものや1円単位のものなど、預け入れられる単位も定期預金によってさまざまです。

預入期間も定期預金を選ぶときの大事なポイントです。預け入れたお金が必要となるのはいつ頃か、お金を使うことが考えられるシチュエーションなど考えて、どのくらいの期間預け入れることができるのか、考えるとよいでしょう。

一般的に預入期間が長い方が金利は高い傾向があるので、可能であればできるだけ長く預けることを考えた方が良いでしょう。

参考:定期預金以外のおすすめの運用方法


定期預金以外の運用方法として

  • 投資信託
  • 外貨預金

もおすすめです。


投資信託とは、投資のプロによって運用される金融商品です。元本割れというリスクはありますが、プロによって運用されるので自分で個別株に投資するよりも安全で利益も期待できるといえます。


また、少しずつ購入することで購入コストを平均化しリスクを軽減させることができます。投資を初めて見たいと考える方にもおすすめの運用方法です。


外貨預金とは、ドルやユーロなど外国のお金で預金を行うことです。現在、日本の円よりも外国の通貨の方が金利が高い傾向があります。そのため、円ではなく外国の通貨で預金を行うことで、より高い利息を受け取ることができるのです。


外貨預金は為替レート次第で、利息以上に増えて受け取ることもできますが、反対に減ってしまうことがあります。そのため、為替レートに気を配る必要があります。


金融機関によっては積立もできます。積立を行うことで、より為替レートによるリスクを減らせるので、初めての方にもおすすめです。

まとめ:定期預金はいくらずつ預ければいいか


定期預金について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事のポイントは
  • 定期預金の金額は、預ける金融機関の最低預入金額と預入単位で決める。また、預入は一般の定期預金は1回のみ、積立定期預金は毎月行う
  • 定期預金の種類には、一般的な定期預金・積立定期預金・超短期定期預金がある
  • 預けるためのまとまったお金があるひとは定期預金、毎月コツコツと貯めていきたいひとには積立預金がおすすめ
  • 定期預金は、預入期間に注意し中途解約はできるだけ避けたほうが良い
  • 定期預金を選ぶときは、金利と預入金額や単位など条件がポイント
でした。

定期預金の預入金額は、定期預金を行う金融機関の条件と、使う予定のないお金がどのくらいあり、運用に使える期間がどのくらいかを考えると、決めることができるでしょう。

定期預金は元本割れなどのリスクがなく、資産運用としてだれでも始めやすい方法です。

しかしただ安全、というだけでは物足りないものです。せっかくならより多く増えてほしいと思いますよね。そこで、この記事を参考にして定期預金を始めることで、資産運用に役立てて頂けると幸いです。
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