更新日:2021/08/29
プライベートバンクで10億円運用出来るか?利回りや注意点を徹底解説
- プライベートバンクについて
- プライベートバンクの利回りについて
- プライベートバンクで10億円運用する場合について
内容をまとめると
- プライベートバンクは、1億円以上の資産がある富裕層向けの資産運用
- スイス系企業のプライベートバンクは開設のハードルが高い
- スイス系企業のプライベートバンクはローリスクローリターン
- 日系証券のプライベートバンクは比較的利回りも良く投資対象が豊富
- 日系銀行のプライベートバンクは10億円以上必要になる場合もあり条件が厳格
- 10億円運用の場合はローリスクローリターンのスイス系企業のプライベートバンクばおすすめ
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目次を使って気になるところから読みましょう!
プライベートバンクは10億円で運用できるのか?
プライベートバンクは、富裕層向けに一定金額以上の資産を持っている人が利用できる特別なサービスです。
預けた場合専属で運用パートナーがつき、一般的な銀行に預けるよりも高い利回りが望めます。
1億円以上の金融資産があることが目安になっているため、10億円を運用することも可能です。
ただし、スイス系はハードルが高く、10億円以上から運用可能という制限を設けている企業もありますので、こうした企業の場合は条件ギリギリになります。
日系でも、みずほ銀行は10億円以上必要になります。
ここから下記にて
- スイス系企業
- 日系証券
- 日系銀行
のプライベートバンクについてそれぞれ詳しくご紹介します。
お金に余裕があり、どこに運用を任せようか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
スイス系企業のプライベートバンク
スイス系企業のプライベートバンクは先ほども説明したように比較的ハードルが高く、そのためスイス系企業の口座を持っていること自体に価値があると考える人も多いです。
スイスのNo.1、No.2の銀行のクレディ・スイスやUBSが日本でも有名です。
他にもロンバー・オディエやジュリアス・ベアなどのスイス系銀行があります。
UBSが2億、ロンバー・オディエが金融資産3億円以上だと鑑みると、クレディ・スイスの最低5億円以上の金融資産が必要というのは、他のスイス系企業のなかでもかなりハードルが高いことが伺えます。
とは言え、10億円の金融資産があれば基本的には口座開設に問題ないでしょう。
ただし、資産があったとしても他の信用情報に問題があれば口座の開設を拒否されることもあることには注意が必要です。
日系証券のプライベートバンク
日系証券のプライベートバンクは、相続対策や事業承継対策、税金対策をしたい方におすすめです。
資産運用についても投資対象が豊富で、さまざまな手段での資産運用手法を取ることができます。
また、スイス系の場合は日本語での対応が難しい場合も少なくないですが、その点日系証券は日本の会社が運営しているので安心です。
日本を代表する証券会社の野村証券や大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券などがプライベートバンクを受けつけています。
しかも、最低金融資産は約1億円以上とスイス系のプライベートバンクに比べると比較的ハードルが低いです。
10億円の金融資産あれば基本的には口座開設を拒否されることはありません。
日系銀行のプライベートバンク
日系銀行のプライベートバンクの場合、相続対策や税金対策は日系証券と同様強みを持っていますが、それにプラスで資産運用にも強みがあります。
その分、事業継承対策は日系証券のプライベートバンクが勝ります。
日系銀行は口座開設のハードルは非常に高く、みずほ銀行の場合最低でも10億円以上必要だとされています。
なので10億円では基準ギリギリなので、みずほ銀行の場合は富裕層でも口座開設の審査に通らない可能性もあります。
三井住友銀行もプライベートバンクのサービスを提供していますが、こちらは金融資産の最低額は5億円です。
プライベートバンクで10億円を運用した場合の運用実績は?
プライベートバンクで10億円運用をしてみた場合、運用実績はどのようになるのでしょうか。
基本的にプライベートバンクの利回りは一般的な銀行よりも高いと言われています。
もちろん顧客の意向によって運用も変わるので、変化はありますが年利大体2%~10%に収まります。
日本の普通預金金利は0.001%、定期預金が0.01%という状況を鑑みると非常に高い利回りです。
つまり、10億円運用すれば年間で2,000万円~1億円の利益が出る計算です。
日本の平均年収が年間503万円、手取りにすると393万円ほどなので、利益だけでも周りより比較的裕福な生活が送れます。
主なプライベートバンクの具体的な利回りは?
主なプライベートバンクの具体的な利回りはどのくらいなのでしょうか。
今回は、もし10億円運用したらどうなるかに焦点を当てて、
- スイス系企業
- 日系証券
- 日系銀行
のプライベートバンクの利回りについて、それぞれ紹介します。
プライベートバンクを上手く利用すれば、利息だけで生活することも夢ではありません。
いま現在金融資産が10億円以上ある方以外にも、これから大金持ちを目指している人は必見です。
スイス系企業のプライベートバンクの利回り
スイス系企業のプライベートバンクは安定的な運用を好み、あまりリスクを取りません。
利回りは、商業銀行か老舗銀行かで少々異なります。
スイス系商業銀行は概ね年利3~8%程度で運用されます。
10億円運用すれば、年間で3,000万円~8,000万円になる計算です。
UBSやクレディ・スイスなどがスイス系商業銀行に当たります。
スイス系老舗銀行は商業銀行と違い投資銀行部門を持たず、プライベートバンキングに特化しています。
そのため、広告なども大々的に打っていないので知名度はあまりない企業が多いです。
運用ノウハウに強みがあり、運用メニューが豊富です。
スイス系老舗銀行は場合は期待利回りが年利2〜5%程度と言われています。
利回りが低いのは、運用方針が同じスイス系の商業銀行よりも更に保守的で、非常にリスクを嫌う方針であるためです。
10億円運用すれば、年間で2,000万円~5,000万円になる計算です。
日系証券のプライベートバンクの利回り
日系証券でプライベートバンキングサービスを行っている会社には、野村證券や大和証券、SMBC日興証券などの大手証券会社が並びます。
期待利回りはスイスの銀行よりも比較的高い年利約5~10%で運用されます。
10億円運用した場合であれば、年間で5,000万円~1億円の利益が出る計算です。
日系証券は、選択できる運用商品が多くある点に強みがあり、一般のお客さまには販売されないような金融商品も多々あります。
これらを組み合わせれば、顧客に合わせてスペシャルな運用を行うことが可能です。
お客さまは会社、特に上場企業のオーナーが多いです。
利益を積極的に出していきたい人は、スイス系のプライベートバンクより日系証券のプライベートバンクを選びましょう。
日系銀行のプライベートバンクの利回り
日系銀行でプライベートバンキングサービスを行っている会社には、日本の3大メガバンクのみずほ銀行や三井住友銀行、三井UFJ銀行はもちろん、りそな銀行などもサービスを提供しています。
期待利回りは日系証券と同じくスイスの銀行よりも比較的高く、年利約5~10%で運用されます。
10億円運用した場合であれば、年間で5,000万円~1億円の利益が出る計算です。
日系証券は、運用商品以外に相続・事業承継・融資などのソリューションが充実している点が強みです。
なので資産運用のみでのおつき合いというよりは、日系銀行にお願いをするとトータルでの資産形成の課題解決が望めます。
10億円をプライベートバンクで運用する際の注意点、口座開設方法は?
10億円あれば、プライベートバンクで10億円運用を開始することは十分可能です。
プライベートバンクでは、最低預入金額を1億円、高くても5億円に設定している金融機関がほとんどなので10億円は全く問題ないと言えるでしょう。
ですがプライベートバンクの口座開設は、基本的には信用のできる人からの紹介がない限り口座を開けることはありません。
そういった方から紹介があったとしても、審査で引っかかって落ちる可能性はあります。
プライベートバンクの審査は非常に厳格なので、その際に虚偽の情報を記入するようなことはご法度です。
また、現役の政治家や外交官など国家機密に関わっている人はプライベートバンクを利用できません。
参考:10億円でのおすすめ資産運用方法は?
10億円運用を行う場合は、あまり大きな利回りを得られる運用はおすすめできません。
元手が少ない方であれば、リターンが少ない場合は大した金額にもなりませんが、10億円運用すれば年利が1%であったとしても年間1,000万円もの儲けが出ます。
なので、10億円運用をするのであればスイス系老舗銀行を利用するのが良いでしょう。
また、利回りが低かったとしても、複利で資産を増やしていけば自ずと資産は増えるでしょう。
大金を持っているからこそ、精神的にも安定的に過ごすために守りの運用がおすすめです。
まとめ:プライベートバンクの10億円運用
今回の記事をまとめると、
- プライベートバンクで10億円運用は可能
- 10億円運用するならスイス系老舗銀行がおすすめ
- 10億円運用には複利を活かして資産を増やすべき
です。
プライベートバンクで10億円運用を行うのであれば、基本的にローリスクローリターンを狙っていくべきでしょう。
ローリターンであったとしても、プライベートバンクでは少なくとも年利2%が見込めます。
なので、資産が減少する方が10億円運用の場合は大きなリスクになります。
もちろん運用次第では石橋をたたいて渡ってもマイナスになることはありますので、信頼できるパートナーかどうか見極めて、そうならないように努めましょう。