更新日:2021/08/14
外国債券はおすすめ?メリット・デメリットや注意点などを紹介
- 外国債券とはどのようなものか
- 外国債券のメリットやデメリット
- 外国債券に投資する際のリスクや注意点
- おすすめ商品
内容をまとめると
- 外国債券のメリットは利回りが高く、分散投資ができることだが、デメリットはカントリーリスクや為替リスクがあること
- 外国債券の利回りは米国債でも年1.6%程度で国内債券より高い
- 外国債券は国内債券よりもハイリスクなので、投資信託を活用した分散投資でリスクを抑えるのがおすすめ
- 資産運用をするなら株式などと合わせて外国債券も資産に組み入れたい
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目次を使って気になるところから読みましょう!
外国債券はおすすめなのか
債券とは、国や企業など(発行体)が投資家からお金を借りるために発行する有価証券の一種です。簡単に言うと、債券は投資家が発行体にお金を貸した証明書だと言うこともできます。
債券には償還日(満期)が決められており、その日が来ると貸したお金は全額返ってきます。また債券を保有している期間中は決められた利率の利子を受け取れることが多いです。
そのため、債券は株式よりも安定したリターンが見込めるとされています。
債券のなかでも、発行体・通貨・発行市場のどれかが日本以外のものを外国債券と呼びます。
外国債券は日本国内で発行される日本円建ての債券にはない魅力があります。このあと外国債券の特徴や、メリット・デメリット、おすすめの投資方法などを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
外国債券の特徴は?メリット・デメリットも解説
外国債券には、債券の特徴である
- 株式よりも安定したリターンが見込める
ことに加えて、
- 日本円建ての商品に比べて高金利のものが多い
- 外貨建て資産に投資することで分散投資ができる
という2つの特徴があります。
この2点は外国債券ならではの特徴であり、メリットでもありますが、その代わり外国債券には日本国内で発行される日本円建ての債券にはないデメリットもあることには注意が必要です。
外国債券のデメリットとして挙げられるのは
- 信用リスク
- カントリーリスク
- 為替リスク
です。
ここからは上記の外国債券のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。外国債券に投資をする前に、ぜひ目を通してくださいね。
外国債券のメリット
外国債券のメリットは2つあります。
- 利回りが高い
- 分散投資ができる
日本は世界のなかでも特に政策金利が低い国の一つです。しかし海外には日本よりも金利が高い国がたくさんあります。
債券の利率は基本的に各国の政策金利の影響を受けるため、政策金利が高い国で発行された債券の利回りは高くなる傾向があります。
また外貨建ての資産を持つことは分散投資になり、国内の株や債券だけに投資する場合と比べて他の保有資産を含めたポートフォリオ全体のリスクを下げることにつながります。
債券であれば株式よりもリスクは低いので、なるべくリスクを抑えながら分散投資をしたいときに外国債券はおすすめです。
外国債券のデメリット
- 信用リスク
- カントリーリスク
- 為替リスク
リスクの種類 | 内容 |
---|---|
信用リスク | 発行体が、決められた条件で利子や元本を支払うことができるかどうかというリスク |
カントリーリスク | 発行体が所属する国の政治や経済情勢の変化によるリスク |
為替リスク | 為替レートが変動すると、債券の価格や利子を日本円に直したときの価格が変化することがある |
外国債券のおすすめは?
日本では長い間、低金利の状況が続いているので、債券投資はあまり魅力がないと考える人もいるかもしれません。
国名 | 10年債利回り |
---|---|
日本 | 0.80% |
アメリカ | 1.64% |
メキシコ | 7.015% |
南アフリカ | 9.125% |
外国債券でおすすめのETF、投資信託は?
- 少ない費用で簡単に分散投資ができる
- コストが安い
- 上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型
- eMAXIS Slim先進国債券インデックス
外国債券でおすすめなのは米国債券
- 国内債券に比べて利回りも良い
- 米国債券は新興国などに比べて安定している
- 取り扱っている証券会社が多く、日本に住んでいても投資しやすい
外国債券は外貨建てがおすすめ!
- 円建ての債券よりも高い金利が得られる
投資信託での外国債券の必要性は?
外国債券に投資する方法としては
- ETF
- 投資信託
- 直接投資
外国債券の資産運用に充てる割合は?組み合わせも考えよう
資産運用をするなら、外国債券の割合はどのくらいにするのが良いのでしょうか。またどういった資産と組み合わせて運用するのが良いのでしょうか。
まとめ:外国債券は投資信託で保有するのがおすすめ!
ここまで外国債券の特徴やメリット、デメリットなどについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは
- 外国債券のメリットは利回りが高く、分散投資ができることだが、デメリットは国内債券などと比べるとリスクが高いこと
- 外国債券の利回りは米国債でも年1.6%程度で国内債券より高い
- 投資信託なら分散投資でリスクを抑えながら外国債券に投資できる
- 資産運用をするなら株式などと合わせて外国債券も資産に組み入れたい
でした。
外国債券は日本国内だけでなく、海外への投資に挑戦したい人にもおすすめです。
ただし国内債券よりはリスクが高い金融商品ですので、この記事では外国債券を資産に取り入れるなら、少額から投資ができる投資信託を活用することをおすすめしています。
この記事が外国債券への投資に興味がある人に役立てば幸いです。