更新日:2021/10/20
金投資で投資信託を選ぶデメリットはあるのか? メリットや注意点を徹底解説!
- 手元に保有できない
- 管理費用が高い
- レバレッジが利かない
- 金投資で投資信託を選ぶデメリット・メリット
- 金の投資信託を始めるなら注意すべきこと
- 投資信託以外の金投資の方法
内容をまとめると
- 金投資の投資信託のデメリットは、手元に保有できない、管理費用が高い、レバレッジが利かないの3つ
- 一方で金投資の投資信託のメリットは、盗難のリスクがない、保管コストがない、一元管理ができるの3つ
- 投資信託は、将来の金の売買を取引するものなので、現物資産としての金は裏付けされていない
- どうしても金現物に投資したいのなら、金地金や金貨がおすすめ
- しかし金地金や金貨は、耐火金庫や貸金庫などの保管するためのコストがかかる
- 金投資の投資信託なら、金融機関が万が一破綻しても投資したものはしっかりと守られる
- 金投資についてわからないことがあれば、ひとりで決めずにプロに相談するのがおすすめ
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に投資の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
金投資で投資信託を選ぶデメリット
実物自体に価値をもつ金は、「有事の金」とも言われており、債券や株式とは異なる値動きをするものとして昔から重宝されています。
金投資にはさまざまな種類がありますが、そのなかでも投資信託を選ぶことでどんなデメリットが考えられるのでしょうか。
この見出しでは、金投資で投資信託を選ぶデメリットである、
- 手元に保有できない
- 管理費用が高い
- レバレッジが利かない
デメリット①:手元に保有できない
金投資で投資信託を購入しても、投資信託の値段は金の価格に連動しますが、後々に投資信託した金を現物に交換してもらうことはできません。
投資信託は少額から始めることができるので、初心者の方が始めやすい投資として人気があります。
しかし、金投資となると一般的な投資とは異なり、少し複雑なところもあるので、検討している方はよく内容を確認することが大切です。
とくに、金を手元に保有しておきたいという方は、金投資で投資信託をすると手元に保有できないため注意が必要ですよ。
金投資で現物を手元に保管しておきたいという方は、投資信託はデメリットになるため、金地金や金貨の投資がおすすめです。
デメリット②:管理費用が高め
投資信託の主な手数料は、以下で挙げるものがあります。
- 販売時の手数料(0~2%)
- 保有残高に従って管理費用
デメリット③:レバレッジが利かない
レバレッジとは、担保として預けたお金の、何十倍にも相当するお金を使って取引できるもの。少ない資金で大きな金額が取引できる仕組みのことを言います。
主に、株式投資やFXなどで聞くものですが、金投資の投資信託の場合、レバレッジは効きません。
レバレッジを効かせた投資をしたいという方は、金投資の先物取引がおすすめです。先物取引なら、証拠金を用意することで、元手の数倍の金額を取引することが可能です。
しかし、レバレッジは大きなリターンが得られる反面、同じだけ大きな損失となる可能性もあるため注意が必要です。特に初心者の方は、いきなりレバレッジを効かせた取引はあまりおすすめできません。
大きなリターンを求めて、少しでも大きな取引を考えている方は、投資信託はデメリットだと言えるでしょう。
金投資で投資信託を選ぶメリット
先に金投資で投資信託を選ぶデメリットについて紹介しましたが、次はメリットについて紹介します。
投資信託のメリットは、大きくわけて以下の3つです。
- 盗難のリスクがない
- 保管コストがない
- 一元管理ができる
メリット①:盗難のリスクがない
金投資の投資信託は、保有残高が証券口座に記録されるため、盗難されるリスクがありません。
金硬貨や金地金など、現物を手元で保有できる投資を選ぶと、どうしても盗難リスクを考えなくてはいけません。金を保管するための耐火金庫を購入したとしても、100%リスクがなくなるわけではないですよね。
ある程度のリスクがあっても、金を手元に置いておきたいという方であれば別ですが、第一に盗難リスクを考える方であれば、投資信託は最適の金投資だと言えるでしょう。
ただし、投資信託も金融機関にかかる手数料があります。金投資のなかでも、投資信託でかかる手数料は高めなので、よく考えて決めることが大切です。
メリット②:保管コストがない
金投資の投資信託は、証券口座にすべて記録されるため、現物が手元にあるわけではありません。
そのため、金を保管するための、保管コストが無いことがメリットとして挙げられます。先ほどの見出しで紹介した通り、金硬貨や金地金を使った金投資は、盗難リスクを防ぐために金の保管方法を考えなくてはいけません。
耐火金庫を用意する場合、小型のものでも3~10万円ほどかかります。それ以外にも、銀行の貸金庫を利用する場合も、年間手数料が高くて5万円ほどかかります。
金を手元に置いておくのは、金が好きだという方にとってはうれしいことかもしれません。ですが、少しでも盗難リスクを考えるのであれば、保管コストがかからない投資信託がおすすめです。
メリット③:証券口座で一元管理ができる
金投資の投資信託の3つ目のメリットは、証券口座で一元管理ができるという点です。
証券会社や銀行で少額から金投資ができるのもメリットですが、投資信託で運用される資産は、顧客の財産として管理されます。
そのため、万が一金融機関が破綻したとしても、資産は保全されるので安心です。
投資信託をした金投資は、現物化できない・手数料が高いといったデメリットはありますが、購入した金は最後までしっかりと守ってくれるので安心です。
盗難リスクもなく、万が一金融機関が破綻しても、購入した金を最後まで守って欲しい方は投資信託がおすすめです。
金の投資信託を始めるなら注意すべきこと
金の投資信託を始めるのなら、投資信託は現物投資ではないため、金の現物が手に入るわけではないことに気を付けてください。
投資信託は、将来の金の売買を取引するものなので、現物資産としての金は裏付けされていません。
そのため、もし金現物が欲しいという方は、投資信託ではない方法で金投資しましょう。
また、金の投資信託は、少額投資が可能なので資産が少ない方でも安心して始められるメリットがあります。しかし、金を保有するための手数料が高いので注意が必要です。
投資信託を始める前に、必ず金融機関の手数料をチェックすることを忘れないでくださいね。
参考:金を購入したい!投資信託以外の方法まとめ
金投資は、投資信託以外にもさまざまな方法があります。投資信託のメリット・デメリットを見て、もしかしたら投資信託は合わないかもしれないと感じたら、ぜひ別の方法もチェックしてみてくださいね。
- 金地金や金貨の購入
- 純金積み立て
- アンティークコイン
- 上場投資信託
- 金鉱企業の投資
- 金先物の投資
まとめ:金投資で投資信託を選ぶ方法
金投資の投資信託のデメリット・メリット、注意点などを詳しく解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 金投資の投資信託のデメリットは、手元に保有できない、管理費用が高い、レバレッジが利かないの3つ
- メリットは、盗難のリスクがない、保管コストがない、一元管理ができるの3つがある
- 金投資の投資信託は、金を手元に保有できないため、実物投資がしたいという方は金地金や金貨などがおすすめ
- 金投資の投資信託以外にも、上場投資信託、金鉱企業の投資、金先物の投資などさまざまな投資がある