つみたてNISAはやめたほうがいい?後悔しないためにデメリットや成功するコツを紹介

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。
▼この記事を読んでほしい人
  • 投資初心者でつみたてNISAについて詳しく知りたい人
  • つみたてNISAを始めようと思っている人
  • つみたてNISAで失敗したくない人
  • つみたてNISAのデメリットや注意点を知りたい人

内容をまとめると

  • つみたてNISAをやらないほうがいい理由は成果が出るまで時間がかかる
  • つみたてNISAに向いている人は、老後資金など将来の支出に備えたい人
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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、WEBメディアや保険代理店を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

つみたてNISAとは


新NISAに関して気になる方は「新NISAとは何か?丸わかりガイド」を配布中

つみたてNISAとは、2018年1月から始まった少額非課税投資制度のことです。


現状非課税投資枠が40万円で非課税期間が20年という長期・積立・分散投資をしながら資産形成ができる人気の制度です。


つみたてNISAの制度内容は以下の通りです。

つみたてNISA制度内容
利用できる方日本在住で20歳以上の方
非課税対象投資から得る分配金や運用益
口座開設可能数1人1口座
非課税投資枠毎年40万円
非課税期間20年間
投資可能期間2018年~2042年 
投資対象商品 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託

参照:つみたてNISA-金融庁


本来だと運用して得た利益に対して約20%の税金がかかってしまいますが、つみたてNISAは非課税制度なので利益部分について税金が引かれることなくそのまま受け取ることができます。


昔と比べて貯金の金利が低くて貯金できない」「年金が減るから老後の生活が不安」のような声を良く聞きます。


つみたてNISAは老後資金を準備する方法として有効活用でき、運用次第ではつみたてNISAだけで老後資金を準備することが可能です。


あくまで投資なので元本割れする可能性がある点に注意は必要ですが、将来の生活に不安を感じている方は無理しない範囲でつみたてNISAを始めることをおすすめします。

つみたてNISAをやめたほうがいいと言われる理由4つ


つみたてNISA
は、投資で得た分配金や譲渡益にかかる運用益が非課税となる、大きなメリットがあります。

しかしメリットだけを見て始めると「結局損した」「やめておけばよかった」と失敗し、後悔することがあります。

そこで、つみたてNISAをやめたほうがいいと言われる理由をまとめてみました。

下記の4項目が一般的に「つみたてNISAはやめたほうがいい」と言われる理由です。

  1. 成果が出るまで時間がかかる
  2. 元本保証ではないのでマイナスになる場合がある
  3. つみたてNISAの対象商品が少ない
  4. 非課税枠が少ない
それでは、つみたてNISAをやめたほうがいいと言われる理由について解説していきましょう。


※本記事は2023年までの現行制度の内容を中心に記載しています

①成果が出るまで時間がかかる

つみたてNISAをやめたほうがいいと言われる理由の1つが、成果が出るまで時間がかかることです。


つみたてNISAのように少額で積み立てていく投資は、初めの数年は投資した金額の合計も少ない状態が続きます。 


そのため、投資の最大のメリットである複利効果の恩恵を十分に得られることが無く、増えているような実感は持てないでしょう。 


▼複利効果とは

  • 運用で得た利益を再度投資をすることで利益が利益を生んで、雪だるま式に資産が増えていくこと


つみたてNISAは長期で資産を成長させていく投資手段ですので、成果が出るまで時間がかかることを念頭においておく必要があります。


ただ時間はかかりますが毎月5000円、利回り5%で10年運用した際のシミュレーションが約17万円分の利益が出ているので、焦らずコツコツ投資をすることが大切です。

②元本保証ではないのでマイナスになる場合がある

つみたてNISAをやめたほうがいいと言われる理由として、元本割れをしてマイナスになる場合があることです。


投資信託の基準価額は、株や為替、債券価格などの動きに応じて常に値動きの上下を繰り返しているため、元本割れする確率が高い相場環境が来る可能性もあります。


「つみたてNISAはお金が増える」という口コミだけを鵜吞みにして、つみたてNISAを始めることは危険なので、しっかり商品の特性や仕組みを理解したうえで始めることが大事です。 


筆者もつみたてNISAをやっており今でこそ運用益は出ていますが、相場が大きく下落した際には元本割れしていた時もありました。


ただ積立投資をするにあたって相場の下落した局面が大切で、下がったときに積立して安く購入できるということなので後に相場が上昇した際にはその上がった分利益を得ることができます。


下がったときは誰しもが不安になりますがその際にも慌てずに相場を見るようにしましょう。

③つみたてNISAの対象商品が少ない

つみたてNISAをやめたほうがいいと言われる理由として、つみたてNISAの対象商品が少ない点にあります。


つみたてNISAの対象商品は、

  • 公募株式投資信託
  • 上場株式投資信託(ETF)

上記2つの商品に限定されています。 


つみたてNISAの口座を利用して投資できるものとしては、日本市場ではTOPIX日経平均株価、アメリカ市場ではS&P500などに連動する有名なインデックスファンドがメインです。


これらの投資信託は手数料が安く、つみたてNISAのような長期・積立・分散投資に適した商品だといえます。 


しかし、つみたてNISAの対象銘柄は216本しかありません。(2022年12月1日現在)


「216本あれば十分でしょ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、つみたてNISAだと個別株式には投資ができないので、投資可能商品はかなり限られてきます。


もし個別株式に投資をしたい場合は、つみたてNISAではなく一般NISAを選ぶ必要があります。

④非課税枠が少ない

つみたてNISAをやめたほうがいいと言われる理由の1つが、非課税枠が少ない点にあります。


つみたてNISAは、現行制度では年間の非課税投資枠が40万円までと決められています。 


そのため、ひと月あたりの上限額は3万3,333円となります。 


家計に余裕があり、より多くの金額を投資したい人にとっては、このつみたてNISAの限度額では非課税枠の恩恵を感じられない方が多いです。


この点も、余裕資金の豊富な人には「つみたてNISAはやめたほうがいい」と言われる理由に該当すると言えます。


ただし1点補足情報をお伝えすると2024年からつみたてNISAの非課税枠が拡充されることが決まっており、現行制度の年間非課税枠40万円から120万円に変更されます。


この点も考慮して現在のつみたてNISAにするのかもしくは一般NISAにするのかを選べると良いでしょう。

つみたてNISAをやめたほうがいい・後悔する人の特徴

つみたてNISAをやめたほうがいい人にはどのような特徴があるのでしょうか。


つみたてNISAをやめたほうがいい人は以下の通りです。

  • 短期で運用を考えている人
  • 相場変動を気にしすぎる人
  • 元本割れするのが嫌な人


つみたてNISAは長期で運用することにより、リスク分散しながら資産の成長を期待することができます。


そのため短期で運用を検討している方相場変動を気にしてすぐ解約をしてしまう方などには向いていないことが多いです。


ここでは、つみたてNISAをやめたほうがいい・後悔する人の特徴をそれぞれ詳しく解説していくので、確認していきましょう。

①短期で運用を考えている人

つみたてNISAをやめたほうがいい人として、短期で運用を考えていることがあげられます。


つみたてNISAの特徴は、毎月最大3万3,333円までを積立で投資をして、数十年といった長期にわたり運用していく投資手段です。 


ですので「短期間で大きな利益を出したい」と考えている人には、向いていない投資手段です。 


短期で運用を検討している人はやめたほうがいいことをお伝えしましたが、では短期とは具体的にどれくらいの期間なのか気になった方がいらっしゃると思います。


これについて人によって意見は分かれますが、運用経験者である筆者からすると少なくとも10年間は運用をするべきであると考えています。


リーマンショックやコロナショックなどの大きな変動はだいたい4〜5年以内で来ているので、数年で運用する方は解約をしようとするときにちょうど株価が暴落して損をしたということになりかねません。


また投資と言えば、短期間で大儲けできるイメージもありますが、そのような投資はハイリスクであるため、投資初心者には損失を出す可能性の方が高くなるでしょう。

②相場変動を気にしすぎる人

つみたてNISAは長期投資を前提とした制度のため、短期の結果を気にしすぎてほったらかしにできない人はやめたほうがいいでしょう。


相場変動を気にしてしまう方は大きく下がったタイミングで怖くなって解約をしてしまい、結局長期ではなく短期運用になってしまうからです。


例えば、新型コロナウイルスの感染拡⼤を受け⾦融市場はコロナショックと呼ばれる下落をしています。日経平均株価はこの時、約30%下落しています。


この頃につみたてNISAを開始した人の中には、投資額の約30%の含み損を抱えて損切りをした人もいたようです。


しかし、この時点でつみたてNISAを解約するのは得策ではありません。 


暴落後は安く購入できる状態であるため、そのまま投資をストップせず、毎月同じ金額を継続して購入することで、通常より多い口数を購入できます。 


実際、コロナショックにより暴落した日経平均株価はその約8ヶ月後、元の水準に戻っています。  


このような短期的な含み損が出て耐えられず損切りをしてしまう人は、つみたてNISAをやめたほうがいいかもしれません。

③元本割れするのが嫌な人

つみたてNISAをやめたほうがいい人として、元本割れするのが嫌な人があげられます。


つみたてNISAは価格変動リスクがある投資信託などを運用していく制度なので、元本保証は当然ありません


 特に購入し始めてまもない頃は断続的に元本割れが起こることもあるでしょう。


「つみたてNISAをしておけば、ほっとけばお金が増える」という口コミを鵜吞みにして、つみたてNISAを始める人も多いようです。 


しかし、絶対にお金が増えるという投資なんて存在しないのです。


このように元本割れするのが嫌な人は、もう一つの税制優遇制度「iDeCo」の元本確保型商品で資産形成に取り組むのがおすすめです。

つみたてNISAのデメリット3つ


つみたてNISA
は積立投資での資産形成に適した制度で、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。
  
非課税でお得に資産形成ができるつみたてNISAには、デメリットや注意しておきたいポイントがあります。

ここではつみたてNISAを利用するデメリットについて見ていきましょう。 

 つみたてNISAのメリットとしては以下の4つが挙げられます。

▼つみたてNISAのデメリット

  1. 1人1口座までの開設
  2. ロールオーバーが少ない
  3. 損した時の税制メリットがない
それでは、ひとつづつ詳しく解説していきましょう。

①1人1口座までの開設

NISA口座、1人につき1つの金融機関でしか申込・開設できません。


例えば、証券会社でNISA口座を開設してつみたてNISA勘定を設定した場合には、他の金融機関ではNISA口座を開設し、つみたてNISA勘定を設定することはできません。


つみたてNISAは、投資での利益にかかる税金を非課税となる為、口座開設は税務署による確認を受け、承認後に本開設となります。


NISA口座が1つ開設されると、他の金融機関からの申請が届いても新たにNISA口座は開設できません。


NISA口座が開設できなかった他の金融機関には、税務署から「非課税適用確認書の交付を行わない旨の通知書」が届くようになっているので、税務署による承認がないと非課税投資枠を利用した投資信託の積立てができない訳です。


日本証券業協会は、間違えて複数の口座を申し込んでしまった場合は「早急に取消を申し出るように」と下記のようにアナウンスしています。


『複数の金融機関で申し込んでしまった場合、最も希望する金融機関でNISA口座の開設ができなくなることがあるため、いずれか1つの金融機関をお選びいただき、直ちに、NISA口座の開設・お取引を希望されない金融機関に対して、NISA口座の開設申込の取消しをお申し出ください。』引用元:つみたてNISAに関するよくある質問|日本証券業協会

②ロールオーバーが少ない

ロールオーバーとは、非課税期間が終了した際に翌年の非課税投資枠に移すことをいいます。


一般NISAではロールオーバーが認められていますが、つみたてNISAには認められていません。


また、つみたてNISAの年間投資枠は上限40万円迄ですが、仮に非課税投資枠が余った場合、翌年に持ち越すことはできません。


例えば、1年間で30万円積み立てた場合、10万円分非課税枠を活用できていないことになります。


しかし、翌年の40万円の非課税枠に10万円を足して50万円分とすることはできず、前年に活用しなかった非課税枠は消失してしまいます。


ですので、毎月の上限額33,333円を目安に投資することが非課税枠を使い切るポイントとなります。


また、金融機関によってはボーナス設定月を設定できますので、活用すると良いでしょう。

③損した時の税制メリットがない

つみたてNISAは投資で得た利益に課税されない制度であるため、反対に損失が出た場合でも税務上損失として扱われません。


そのため損益通算繰越控除の対象になりません。


ですので、一般口座や特定口座でも取引している場合は税制上のメリットを得られないのです。

  • 損益通算・・・他の口座で生じた運用益と損失を相殺すること
  • 繰越控除・・・損益通算をしても残った損失を翌年以降最長3年間にわたり、繰り越して控除にあてること

つみたてNISAが向いている人の特徴


一方でNISAに向いてる人とはどんな人なのでしょうか。 

 つみたてNISAに向いてる人としては下記のような人になります。  

  1. 老後資金などの将来の支出に備えたい人
  2. 少額で無理のない範囲で投資をしたい人
  3. 投資経験が少ない人

では、それぞれ具体的に解説していきましょう。

①老後資金などの将来の支出に備えたい人

つみたてNISAは20年間積み立てられるので、老後資金など将来に向けた資産を準備したい20代、30代の若年層には向いています。 


昔に比べて現在は、会社員の退職金も減っていて、年金制度の先行きも不透明です。


将来のために自身で老後資金を確保するのは、もはや避けられない時代いえます。


働き世代で、退職までにまだ時間がある人であれば老後までたっぷり時間があるでしょう。


ですので、少額の積み立てでも長期に運用して時間分散でリスクを低減できたり、複利効果で将来に見込める資産額も思ったより大きなものが見込まれます。

②少額で無理のない範囲で投資をしたい人

つみたてNISA年間投資額は、現行では40万円が上限です。 


この金額の範囲内で毎月の積立金額の上限は33,333円までとなります。この枠のなかで、自由に設定することができる仕組みです。 


金融機関によっては、月々100円からでも投資が可能です。 


ですので、無理なく投資を始めたい人も利用することができるのはメリットといえるでしょう。 


そして、つみたてNISAを通じて購入できる投資信託は、金融庁が定めた一定の要件をクリアしたものに限られます。 


販売手数料がゼロで信託報酬が一定以下のものが選別されているので、運用コストを抑えることができます。

③投資経験が少ない人

つみたてNISAでは、金融庁から言わばお墨付きをもらっている、長期積立・分散投資に適した一定の投資信託のみを購入できます。


これらの商品は、株価指数などの指標に連動した運用を目指すインデックスファンドの商品が多いため、比較的安定した運用ができる可能性が高いといえます。


また、これらインデックスファンドは、信託報酬や手数料などのコストが安いというメリットもあります。


その点でも、投資経験が少ない人にとっては非常に安心です。

つみたてNISAを成功させるためのコツ3つ


どうすればつみたてNISAで高いリターンを得られるのでしょうか?

ここでは、そんな疑問を解消させる、つみたてNISAを成功させるためのコツを解説していきます。


つみたてNISAを成功させるためのコツとして下記の3項目があげられます。

  1. つみたてNISAを長期でやる
  2. 手数料が安い投資信託を選ぶ
  3. リスクを抑えすぎないこと
それでは、ひとつづつ詳しく解説していきましょう。

①つみたてNISAを長期でやる

過去から現在までの株式相場の推移を見ると株価は上昇と下降を繰り返しながら確実に上昇してきています。


ですので、短期ではなく長期で運用している人の方が結果を残している傾向にあります。


世界最大の金融市場であるアメリカの株式相場を見てみると人口増加、IT企業の躍進などを背景に高水準で推移しています。


近年では幾度も最高値を更新しているので、短期的に見れば大損している人でも損切りをせず、長期に運用している人ほどその後の相場上昇で利益を得ています。


このように、短期的な利益を求めない長期の運用は、時間分散でリスクを低減できるため、つみたてNISAを成功させるコツだと言えます。

②手数料が安い投資信託を選ぶ

つみたてNISAの手数料は投資信託によって異なります。


ですので、実際にどのような手数料がかかるのかも理解しておく必要があります。


こちらが投資信託にかかる手数料一覧です。

手数料手数料が発生するタイミング目安
販売手数料投資信託を購入する時0%
信託報酬(運用管理費用)投資信託を保有期間中の毎日年0.5~2.5%
信託財産留保額投資信託を換金(解約)する時0~0.3%

つみたてNISAでは対象となる投資信託の「買付」にかかる販売手数料はノーロード(無料)とすることが定められています。 


ですので、つみたてNISAの場合はどの投資信託を購入しても販売手数料は無料です。


次に、信託報酬です。信託報酬を安く済ませたいのであれば、インデックス型の投資信託を選ぶといいでしょう。


インデックス型の投資信託は、リスクとリターンが小さく安定している分、信託報酬は低くなる傾向にあります。


手数料を安く抑えたいのであれば、基本的にリターンも小さくなる傾向があることを理解しておく必要があるでしょう。


信託報酬は、保有している投資信託の純資産総額に応じて差し引かれるため、積立てを続け、資産総額が多くなるにつれて手数料額も大きくなる点に注意が必要です。


最後に信託財産留保額です。信託財産留保額とは、投資信託の解約時(換金時)に支払う手数料のことで、途中解約に対するペナルティーのようなものです。 


「基準価額の何%」と決まっており、投資信託の種類によって異なります。


投資信託の中には、信託財産留保額が一切かからないものが多くあります。信託財産留保額の目安は、およそ0〜0.3%です。 


 例えば、解約時の基準価格が500,000円、料率が0.1%とすると、500,000円✕0.001=500円が、信託財産留保額として差し引かれ、499,500円が手元に発生します。


信託財産留保額は、手数料ではないため、消費税はかかりません。


商品によっては、信託財産留保額が設定されていないものがありますので、手数料がかからない投資信託を選ぶといいでしょう。


投資信託で大きな利益を出そうと思うのであれば、発生する手数料を削っていくことが近道となるでしょう。

③リスクを抑えすぎないこと

つみたてNISAを成功させるコツの3つ目は、リスクを抑えすぎないことです。 


運用においてリスク分散をすることは大切ですが、リスクを抑えすぎてしまうと将来的に相場が上昇した際に恩恵が減る可能性があります。


また、最悪の場合目標である老後資金に届かなくなってしまうこともあるでしょう。 


つみたてNISAを始める前に、目標達成までにどれだけの資金が必要なのか、そのためにどれだけの利回りを取る必要があるのかをシミュレーションすることが必要です。


こちらの金融庁のHPでもシミュレーションが可能です。一度試してみてはいかがでしょうか?

資産運用シミュレーション


その結果、株式のみの投資信託にするか、株式や債券の入ったバランス型の投資信託にするのかがわかります。 


目標がいくらでどれだけの資金が必要なのかを確認して、投資信託を決めるようにしましょう。 

つみたてNISAでおすすめの証券会社3選


ここでは、つみたてNISAでおすすめの証券会社として、下記の3つの証券会社を紹介します。

▼つみたてNISAでおすすめの証券会社

  1. 楽天証券
  2. SBI証券
  3. マネックス証券
これら3社の証券会社はすべてネット証券です。

そして、共通する特徴は、
  • 手数料が安くコストを安く抑えられる
  • 投資信託の銘柄数が多い
  • 最低積立金額
  • ポイントが貯まりやすい
ことがあげられます。

それでは、それぞれのおすすめポイントを解説していきましょう。

①楽天証券

楽天証券とは、楽天市場で有名な「楽天グループ」による株取引ができる証券会社で、2022年6月には口座数800万口座を達成した人気のネット証券です。


▼楽天証券のおすすめポイント

  • 楽天ポイントが株式投資に使える
  • クレカ積立でポイントが貯まる
  • 楽天ポイントが貯まるお得な銀行連携サービス
  • 豊富な取扱商品ラインナップ
  • 口座開設だけで使える高機能取引ツール
また、楽天証券で取り扱う約2,600本以上のすべての投信(ブルベア型ファンドを含む)の買付がスポット購入、積立注文に関わらず無料となっています。

②SBI証券

SBI証券は、豊富な取扱銘柄数と業界No.1の口座開設数を誇る大手ネット証券で、投資の初心者から中上級者まで多くの個人投資家に愛用されています。


▼SBI証券のおすすめポイント

  • 投資信託が100円以上1円単位で買える
  • 株の売買手数料が1日100万円の取引まで0円
  • 投資信託や米国株の銘柄数が業界トップクラス
  • サポートツール「らくらく投資」など初心者向けサービスが充実
  • Tポイントを始め、Pontaポイント、dポイントさらにクレカ決済で「Vポイント」が貯まる

また、積立方式が毎月だけでなく、毎週や毎日など選択の幅が広い点も特徴です。

③マネックス証券

マネックス証券は、年会費無料のマネックスカードで投資信託を積み立てると、マネックスポイントが毎月の積立金額の1.1%貯まります。


投信積立のポイント還元率は、年会費無料のカードとしてはSBI証券や楽天証券より高く、ポイント還元率を重視する人におすすめです。


▼マネックス証券のおすすめポイント

  • 銘柄数が充実している
  • マネックスカードで投資信託を積み立てるとポイント還元率が1.1%
  • マネックスポイントは他社のさまざまなポイントと交換可能
  • 資産設計アドバイス用ツール「MONEX VISION β」が便利

クレジット決済には対応していませんが、銀行口座から自動引き落としに対応しているため、手軽に続けられる点がメリットです。

つみたてNISAに関するよくある質問


ここでは、つみたてNISAでよくある質問をまとめてみました。参考にしてみてください。


Q:つみたてNISA勘定で購入した株式投資信託の分配金は非課税となりますか?


A:分配金により異なります。株式投資信託の分配金には、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)があります。普通分配金は、投資信託の元本の運用により生じた収益から支払われる利益であり、つみたてNISA勘定では非課税となります。一方、元本払戻金(特別分配金)は、「投資した元本の一部払い戻し」に当たるため、そもそも課税の対象ではなく、つみたてNISA勘定での非課税のメリットはありません。


Q:A銀行からB証券会社に金融機関を変更する場合、変更前のA銀行のNISA口座で保有している株式投資信託をB証券会社のNISA口座に移すことはできますか?


A:金融機関を変更する場合、変更前の金融機関のNISA口座にお預けになっているETFや株式投資信託を、変更後の金融機関のNISA口座に移すことはできません。

日本証券業協会


Q:つみたてNISA勘定で株式投資信託を40万円分買付け、その年のうちに売却した場合、売却して空いた40万円の非課税枠を利用して、再度、株式投資信託の買い付けはできますか?

A:つみたてNISA勘定の利用限度額(非課税枠)は一人年間40万円とされており、再度、ETFや株式投資信託の買付けはできません。
ただし、翌年の1月以降であれば、新たな非課税枠で積立投資を行うことにより、40万円までETFや株式投資信託の買付けができます。

日本証券業協会

まとめ:つみたてNISAは長期の資産運用に向いている

つみたてNISAの特徴は長期の資産運用に向いているということです。なぜなら少額を分散して長期間積み立てることで投資のリスクを抑えることができるからです。


上述したように、つみたてNISAにしかないメリットもあれば、つみたてNISAにしかないデメリットもあります。


つみたてNISAを活用して運用する人にとって、メリットになるかデメリットになるかは、個人の資産状況、運用の目的、運用経験などによって変わってきます。


一般的に資産を増やしている人は、つみたてNISAを資産運用の一部と考え、他の金融商品も組み合わせて資産を作っています。 

  • 老後資金はつみたてNISAだけでいいのかな?
  • 失敗したくないので自分に合った金融商品をしっかり選びたい

という人にはファイナンシャルプランナー(FP)の無料相談サービスをおすすめします。


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