更新日:2021/08/14
100万円を1000万円にする方法! お金を増やす賢い資産運用とは?
- 100万円を1000万円にする6つの方法
- 100万円を1000万円にする方法のメリット・デメリット
- それぞれの方法がおすすめな人とおすすめできない人
- 100万円を増やすためにおすすめのポートフォリオを紹介!
- 100万円からの投資で覚えておきたいことや注意点
内容をまとめると
- 100万円を1000万円にする方法として、NISAやiDeCo、株式投資など6つの方法を紹介
- 100万円を1000万円にする6つの方法はそれぞれにメリット・デメリットがある
- すべての人におすすめの方法はないので、6つの方法から自分に合った方法を選ぶことが重要
- 100万円を増やすためのポートフォリオを、求めるリスク・リターン別に3パターン紹介
- 投資をするなら早めに始めた方が良いことや、損が出る可能性があることなどを知っておく
- お金の増やし方で悩んだら、お金のプロに無料相談してみましょう
- いまならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会にお金の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
100万円から1000万円にする方法6選!
100万円を1000万円にする方法にはいろいろなものがありますが、この記事では賢い資産運用の方法として、以下の6つの方法を紹介します。
- NISA(ニーサ)
- iDeCo(確定拠出年金)
- 外国為替取引(FX)
- 投資信託(ファンド)
- 不動産投資
- 株式投資
方法①:NISA(ニーサ)
NISAとは老後資金を用意することを目的につくられた制度で、投資による運用益が非課税になる制度で、日本国内に住む20歳以上の人ならだれでも始めることができます。
NISAを始めるには証券会社や銀行などで専用のNISA口座をつくり、株式や投資信託を購入するだけなので簡単です。NISA口座で投資した株式や投資信託に利益が出た場合、その所得税と住民税が非課税になります。
効率的に資産形成ができるNISAですが、
- NISA口座は1人1つまで
- 期間は最長で5年
- 投資の上限額は年間で120万円
という制限があります。
特に期間や投資額に上限があるのがNISAの特徴であり、注意が必要な点です。この点についてはのちほど詳しく説明します。
方法②:iDeCo(確定拠出年金)
iDeCo(イデコ)も、NISAと同様に老後資金の準備を目的につくられた制度です。NISAとの違いは、iDeCoは「年金」という位置づけのため、
- 拠出した資金は原則として60歳になるまで引き出すことができない
点です。
iDeCoは20歳以上60歳未満であれば会社員はもちろん、自営業や専業主婦などだれでも始めることができ、掛け金は月5,000円以上から1,000円単位で自由に決めることができます。ただし業種によって毎月の掛け金の上限が決められており、会社員なら最大月額2.3万円、自営業なら6.8万円です。
iDeCoは
- 掛金
- 運用益
- 給付を受け取るとき
に、税制上の優遇措置があり、またiDeCoを始める年齢にもよりますが原則として投資期間は60歳までと長いため、NISAよりも大きな節税効果が期待できるのが特徴です。
方法③:外国為替取引(FX)
外国為替取引(FX)は日本円と米ドルなど、2つの異なる通貨を取引することでその差益を得る投資です。
FXはFX専門の証券会社や銀行などで専用口座を開設するだけで始めることができます。最近はスマートフォンのアプリなどから手軽に取引ができる証券会社も多く存在します。
FXの特徴は
- レバレッジ(最大25倍)をかけることで、小さな金額で大きな取引ができる
- 平日はほぼ24時間、取引ができる
- 日本円よりも高金利の通貨を買えば金利収入が狙える
です。
特に小さな金額から始められる点と、24時間取引ができる点が会社勤めなどで忙しい人にも支持されています。
方法④:投資信託(ファンド)
投資信託とはプロのファンドマネージャーにお金を託して株式や債券などで運用してもらい、投資家はその運用益を受け取るという投資方法です。
投資信託は証券会社や銀行などで購入できるので比較的始めやすい投資方法です。
個人でも株式や債券に投資することは可能ですが、ある程度大きな金額を用意する必要がありますし、自分で投資する銘柄を調べるのは時間がかかります。また新興国の株式などのように、そもそも日本から個人で投資をするのが難しいものもあります。
投資信託であれば、証券会社によっては100円から購入可能な場合もあるので、資金が少ない人や投資にあまり時間をかけられない人にも人気があります。
方法⑤:不動産投資
不動産投資とはいわゆる「大家さん」になり、自分が買った不動産を人に貸すことで収益(家賃収入)を得る投資方法です。また時には保有している不動産を売却することで、不動産の購入価格との差益を得ることもできます。
投資対象となる不動産はマンションや戸建て住宅、オフィスビルなどさまざまですが、いずれにせよある程度まとまった資金が必要になる投資です。また不動産売買に関する知識や、確定申告も必要になります。
テナント(入居者)が見つかれば毎月決まった家賃収入が見込めるのが不動産投資の魅力で、不動産投資を専業にする人だけでなく、サラリーマンなどでも挑戦できる投資です。
方法⑥:株式投資
株式投資はその名の通り、日本や海外の会社の株式を売買することで利益を得る投資方法です。
株式は原則として証券会社を通じて購入できます。株式には単元株数が定められており、株価によるもののある程度まとまった資金が必要です。
日本だけでも上場株式は約3,800銘柄あり、さらに世界各国に上場している株式がありますので、利益を上げる機会は無数にあります。
また他の投資にはない株式投資の特徴として、配当金や株主優待があります。
配当金は企業の利益の一部を株主に還元するもので、株主優待はその名の通り、会社に投資してくれているお礼として株主にプレゼントや自社サービスを優待料金で利用できるといった特典を与えるものです。
株主優待は内容によってはとてもお得になるので、なかには株主優待を目的に株式投資をする人もいるほどです。
100万円を1000万円にする方法のメリット・デメリット
以上、100万円を1000万円にする方法を6つご紹介しました。言うまでもなく100万円を1000万円にするのは簡単なことではなく、いずれの方法もメリット・デメリットがあります。
ここではそれぞれの方法ごとにメリット・デメリットを解説しますので、参考にしていただければ幸いです。
NISAのメリット:少額から始められる
NISAのデメリット:選べる金融商品が限定されている
実はNISA口座には選べる金融商品が限定されているというデメリットがあります。NISAの対象となるのは上場株式等の金融商品と決められており、具体的には以下のような商品がNISA口座で取り扱い可能です。
- 上場株式
- 株式投資信託
- 上場投資信託(ETF)
- 不動産投資信託(J-REIT)など
一方、多くの人にとってなじみ深いであろう
- 定期預金などの銀行預金
- 国債・地方債・社債などの債券
- 外貨預金
- FXなど
もNISAの対象商品ではありません。
100万円を1000万円にする方法としてNISAを使いたい場合は、投資したい金融商品がNISAで利用できるかどうかを事前にチェックしましょう。
iDeCoのメリット:積み立てた掛金が全額所得控除になる
老後資金形成を目的とするiDeCoも100万円を1000万円にする方法として向いています。
資産形成を後押しするため、iDeCoにはいくつかの税制優遇措置が用意されていますが、なかでも積み立てた掛け金が全額所得控除になるメリットは大きいです。
所得控除によってiDeCoで拠出した金額がその年の所得から差し引かれると、その分の所得税や住民税を払う必要がなくなります。
所得税は所得金額が大きくなるほど税率が高くなる累進課税制度を取っており、所得金額が195万円以下の人では所得税率は5%ですが、4,000万円超の人では45%です。したがって、所得が高い人ほどiDeCoの全額所得控除のメリットは大きくなります。
しかも全額所得控除による節税効果は毎年得られるので、運用期間が長くなれば長くなるほど大きなメリットが得られます。
iDeCoのデメリット:運用状況によって、資産が増減する
iDeCoは原則として60歳になるまで引き出すことができないので、運用期間が長くなりがちです。
たとえば30歳のときにiDeCoを始めると、60歳になるまで30年間iDeCoで運用をすることになりますが、30年のうちには景気が良いときも悪いときもあるでしょう。
投資商品や銘柄によって資産の変動幅は異なるものの、どの金融商品もある程度、景気の影響を受けます。したがってiDeCoを利用する場合、運用状況によって資産が増減することは避けられません。
ただしiDeCoでは運用商品として定期預金や保険を選ぶことも可能です。運用状況によって資産が増減するのを避けたいなら定期預金や保険のような元本確保型の商品を選ぶこともできますが、100万円を1000万円にする方法としては残念ながらおすすめできません。
FXのメリット:平日ほぼ24時間取引できる
FXのメリットは平日はほぼ24時間取引できることですが、24時間いつも同じくらいの取引量があるわけではありません。
FXは大きく分けて日本の東京市場、イギリスのロンドン市場、アメリカのニューヨーク市場の3つに分けることができ、なかでも日本時間の17時〜24時頃がロンドン市場とニューヨーク市場が重なり、FXの取引が最も活発になる時間帯です。
そのため、日中は仕事があるサラリーマンの人でも仕事のあとにFXの取引に参加しやすいのです。
FXにはレバレッジという少ない資金で大きな利益を狙える仕組みもあるので、100万円を1000万円にする方法としてFXに挑戦してみたいと考えている人もいるでしょう。
FXのデメリット:寝ている間に損することもある
FXが平日24時間取引可能であることはメリットである反面、デメリットにもなります。それは日本が夜の間も市場が動き続けるため、寝ている間に損をすることもあるということです。
為替相場は戦争や政治家の発言など、さまざまなことをきっかけに突然大きく動くことがしばしば起こります。年に数回ではありますが、円相場が一日に数円程度動くこともないわけではありません。
特にFXでレバレッジを利用していた場合、少しの為替相場の変動が大きな利益をもたらす可能性がある一方で、思惑と逆の方向へ為替相場が動けば大きな損を被ることもありえます。
寝ている間に大きな損をする可能性もあり、心が休まる暇がないのがFXのデメリットです。
投資信託のメリット:プロが代わりに運用してくれる
投資信託の最大のメリットが、自分に代わってプロのファンドマネージャーが資金を運用してくれることです。
株式であれ債券であれ、個人で投資をするにはある程度まとまった金額が必要なのはもちろん、どの銘柄に投資をするのが良いのか、またいつ購入していつ売却するのが良いのかなど、考えることがたくさんあります。
しかし投資信託であれば100円などの少額から、投資をプロにおまかせすることができます。
運用成績の良い投資信託を買うことができれば、一年間で資金が2倍以上になることもありえます。なるべく手間や時間をかけずに100万円を1000万円にする方法として投資信託はおすすめです。
投資信託のデメリット:コストがかかる
お金の運用をプロに頼むことができる投資信託ですが、デメリットはその分コストがかかることです。
投資信託を運用してくれるプロに払う運用管理費用(信託報酬)以外にも、購入時に必要な購入時手数料や売却の際に信託財産留保額がかかるファンドもあります。
せっかく投資信託が良い成績を上げて資金が増えても、手数料で利益が減ってしまっては元も子もありませんね。
最近では投資信託の選択肢が増えたことで、購入時手数料が無料のノーロード投信と呼ばれるファンドが登場しています。
また株式や債券のインデックスファンドでは運用管理手数料をかなり抑えた商品もありますので、投資信託のコストが気になる人はこういった商品を検討してみるのも良いでしょう。
不動産投資のメリット:所得税・住民税の節税効果を得られる
不動産投資のデメリット:空室リスクがある
賃貸収入を目的に不動産投資をする場合、一番大きなデメリットは空室リスクがあることです。
住宅用であれオフィス用であれ、家賃収入は入居者がいて初めて得られるものです。いまは満室でも、入居者がいつ出ていってしまうかはわかりません。
入居者が退去してしまえば新しい入居者を募集するコストがかかりますし、なにより空室の間はまったく収入が得られなくなってしまいます。
新しい入居者を見つけるのに時間がかかり、空室の時間が長引くとそれだけ、不動産投資による収益計画にも影響がでます。最悪の場合、不動産を購入するために借りたローンが支払えなくなってしまう可能性もあります
不動産投資は入居者がいれば毎月安定した収入を得られるものですが、常に満室であることはほぼありえないので、空室リスクを意識しておく必要があります。
株式投資のメリット・配当金:株主優待がもらえる
株式投資のメリットの一つに、配当金や株主優待がもらえることが挙げられます。株式は原則として売却しなければ利益を得ることができませんが、配当金や株主優待は株式を保有しているだけでもらえるものです。
配当金はその名の通り、企業が利益の一部を株主へ配当として支払うことです。投資している企業の業績が良ければ株価が上がり、さらに配当金額が増えることも期待できます。
株主優待は投資のお礼として株主へ自社商品などのプレゼントや自社サービスが利用できるクーポンなどを配布するものです。すべての上場企業が実施しているわけではありませんが、企業によっては株主優待に力を入れているところもあります。
例として自社製品の詰め合わせや、外食企業ではお食事券などを配布しているところがあり、株式投資の楽しみの一つとなっています。
株式投資のデメリット:初期投資額が比較的高い
株式投資のデメリットとしては、他の100万円を1000万円にする方法と比べて初期投資額が高いことがあります。
株式では単元株数が定められているため、ご自身が投資可能な資金に合わせて、たとえば1株だけ買うということは原則としてできません。
例として日本を代表する自動車メーカーのトヨタ自動車株式会社の株式を買うと考えてみましょう。トヨタ自動車株式会社の株価は2021年5月現在、約8,400円です。
単元株数は100株のため、最低限必要な投資金額は、
8,400円×100株=840,000円
と計算できます。
つまり、100万円があっても、トヨタ自動車株式会社に投資したい場合はこの1つの銘柄を100株しか買うことができません。
投資資金を潤沢に用意できる人以外にとっては、初期投資額が高いのが株式投資のデメリットです。
それぞれの方法がおすすめな人とおすすめできない人
ここまでの記事では、以下の6つの100万円を1000万円にする方法について、それぞれのメリット・デメリットを解説しました。
- NISA(ニーサ)
- iDeCo(確定拠出年金)
- 外国為替取引(FX)
- 投資信託(ファンド)
- 不動産投資
- 株式投資
どの方法にもメリット・デメリットがあり、すべての人におすすめできる方法は残念ながらありません。ここでは6つの100万円を1000万円にする方法について、メリット・デメリットをもとに、それぞれの方法がおすすめな人とおすすめできない人について紹介します。
ご自身に合った方法を選ぶことが資産を増やす近道ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
NISAがおすすめな人:毎月の投資金額が少ない人
NISAがおすすめな人は毎月の投資金額が少ない人です。なぜなら、NISAは年間120万円という投資額の上限があるためです。
NISAの上限は1月から12月までの12ヶ月間で120万円です。単純に計算すると1ヶ月あたりの投資金額は最高で10万円になりますので、余裕資金で投資を始める分には十分な金額です。特に若い世代では、毎月10万円以上投資ができる人は多くないでしょう。
投資資金が豊富な人はNISAの年間の金額上限にすぐに達してしまい、NISAのメリットを十分に享受することができないと思われるかもしれませんが、毎月の投資金額が少ない人なら特に問題を感じることはないでしょう。
NISAがおすすめできない人:短期売買がしたい人
NISAでは年間の投資額の上限が120万円と決められており、毎年1月から12月まで、一度使ってしまった非課税投資枠は復活することはありません。
つまり、もし1月に80万円分の投資信託を購入したとしたら、仮にそれを3月に売却したとしても、その年の12月まで残りの非課税投資枠は40万円のままです。
NISAの非課税枠の使い方は自由です。したがってたとえば毎月10万円分ずつ投資信託を買うのも、10万円分の投資信託の売り買いを12回繰り返すのもどちらも可能ですが、後者の場合はすぐに非課税枠を使い切ってしまい、13回目の売買からは節税メリットは得られなくなります。
そのため、短期売買ではNISAのメリットを十分に活かすことができません。
iDeCoがおすすめな人:毎月1万円以上投資ができる人
資金に余裕があるなら積極的に利用したい制度です。
iDeCoがおすすめできない人:収入が低い人
FXがおすすめな人:感情的にならずに取引できる人
為替相場は常に動いているため、FXでポジションを取る以上は、ほんの1分1秒でも利益が出たり、逆に損失が出たりする可能性があります。
問題なのは損が出た場合です。人間はだれでも損失を見ると慌ててしまう性質があるため、そこで冷静になれずに焦って決済をしてしまったり、もしくは損を取り返そうとして無理な取引をしてしまう人がいます。
レバレッジが使えるFXはリターンが大きい分リスクも大きい、ハイリスク・ハイリターン投資の代表格です。そのため感情的な取引をすると資金を失ってしまう可能性が高くなりますが、うまく投資ができるなら資産を早く増加させることができる投資方法です。
感情的にならずに取引ができる人であれば、100万円を1000万円にする方法としてFXにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
FXがおすすめできない人:失敗してすぐにやめてしまう人
FXで継続して利益を出せるようになるためには知識や経験が必要不可欠です。また100%成功することはありえないので、FXに慣れている人でもときには失敗することもあります。
実際、FXで大きく成功した人のなかには、始めて最初の数年はまったく利益を出すことができなかったという人や、失敗して資金を大きく減らしてしまった経験を持つ人が多いようです。
失敗して損失を出すのはつらいものですが、投資に失敗はつきものです。失敗してすぐにやめてしまう人にはFXはおすすめできません。
ただしあまりにも大きな損失を出して資産を減らしてしまうと、その後も投資を続けることが難しくなりますので、慣れるまでは少額から取引を始めることをおすすめします。
投資信託がおすすめな人:投資に自信がない人
投資信託がおすすめできない人:ギャンブルが好きな人
投資信託は自分で投資をせず資産の運用をプロにまかせるので、ギャンブルが好きな人には物足りないかもしれません。
ファンドの成績が好調なら1年で資産が2倍になることもありえますが、投資信託の資産が一晩で2倍になったり、1年で10倍になることはまずありません。なぜならそのような投資方法はリターンが大きい分、リスクが大きいためプロはそういった投資方法を取らないからです。
ファンドの基準価額は毎日変動しますが、せいぜい数%程度です。FXや株式投資ほど変動することはないので、ドキドキ・ハラハラするようなことはありません。
投資をギャンブルととらえ、スリルを求めている人には投資信託はおすすめではありません。
不動産投資がおすすめな人:安定した収益を生み出したい人
不動産投資は入居者がいる限り、毎月決まった家賃収入が得られるので収益が安定しているという特徴があります。そのため、安定した収益を生み出したい人には不動産投資がおすすめです。
不動産投資は大きく稼ぐというよりは、コツコツと着実に収益を積み上げていく方法です。一気に100万円を1000万円にすることはできませんが、サラリーマンや自営業の人にとって本業の収入の他に毎月決まった収入があるのは心強いものですね。
また、定期収入を得ることができるため、将来の収入の見通しが立てやすいのも不動産投資の特徴です。
不動産投資がおすすめできない人:自ら考えて行動できない人
不動産投資が他の100万円を1000万円にする方法と違うのは、不動産を買う前も買ったあとも、やらなければいけないことが多岐にわたるということです。
以下に不動産投資で必要なことをいくつか並べてみました。
- どの物件を買うか
- 資金繰りをどうするか
- 入居者を探すための業者とのやり取り
- 物件で水漏れなどのトラブルが発生したときにどうするか
- 入居者とのトラブルが発生したときにどうするか
- 確定申告はどうするか
- 物件を売却するのか、保有し続けるのか
上記を見ると、不動産投資は非常に手間がかかることがわかります。
また不動産は同じものが2つとないので、何か問題が起きても解決方法はケースバイケースのことが多く、他の人の意見を参考にすることはできても、最終的に自分で考えて行動しなければいけないのも特徴です。
そのため、自ら考えて行動するのが苦手な人には不動産投資をおすすめできません。
株式投資がおすすめな人:長期的な視野を持っている人
株式投資がおすすめできない人:研究熱心ではない人
- 会社の将来の業績
- 景気動向
- 金利や為替
- 国内の政治動向
- 国際情勢
- 自然災害など
100万円を増やすためにおすすめのポートフォリオを紹介!
この記事で紹介した6つの100万円を1000万円にする方法を組み合わせて、100万円を増やすためにおすすめのポートフォリオを見てみましょう。
ここではリターンとリスクのバランスに合わせて、以下の3つのポートフォリオを解説します。
- 利益が少なく、リスクも少ないタイプ
- 大きな利益ではなく、それなりの利益が出るタイプ
- 高利益が期待できるが、損失の危険も高いタイプ
利益が少なく、リスクも少ないタイプ
利益が少なく、リスクも少ないタイプの投資におすすめのポートフォリオは
- 保険
- 円建て債券(国債など)
- 定期預金
を組み合わせることです。
これらの金融商品で期待できるリターンは年利0〜2%程度です。したがって、10年や20年で資産が2倍、3倍になるといった大きな利益は望めませんが、その代わり長期で保有していれば元本割れになる、つまり損をすることもほぼありません。
ただし、いずれも中途解約をすると元本割れになることもありえますので、投資をする際は当面使う予定のない余裕資金を用意するようにしましょう。
なおこの記事で紹介した方法のうち、iDeCoが唯一、定期預金が選べる投資方法です。
大きな利益ではなく、それなりの利益が出るタイプ
大きな利益ではなく、それなりの利益が出るタイプの投資におすすめのポートフォリオは
- 株式投資
- 投資信託
- 不動産投資
高利益が期待できるが、損失の危険も高いタイプ
高利益が期待できるが、損失の危険も高いタイプの投資のポートフォリオは
- FX
100万円からの投資で覚えておきたいことや注意点
100万円を1000万円にする方法を探している人へ、投資で覚えておくべきことや注意点を3点紹介します。
- 思い立ったなら早めに投資を始める
- 損をする可能性があることも知っておく
- 利益を出すためにお金の勉強をしておく
思い立ったなら早めに投資を始める
投資で成功する方法の一つが、長期投資をすることです。
たとえば1年で100万円を1000万円にするのは無理だと思う人も多いでしょうが、10年かけて100万円を1000万円にするのならできそうですね。さらに30年かけて100万円を1000万円にするなら実現可能性はかなり高くなりそうです。
短期間で大きく儲けようとすると無理な投資方法を取ってしまうこともありますが、長期投資であれば余分なリスクを取る必要はありません。
貯金が十分貯まってから投資を始めたいという人も多いのですが、投資をしたいと思っているのならできるだけ早く始めることが資産形成にとって重要だということを覚えていただけると幸いです。
損をする可能性があることも知っておく
この記事では100万円を1000万円にする方法として投資をおすすめしていますが、投資をする以上は損をする可能性があることも知っておきましょう。
投資にはリスクとリターンの関係があり、ある程度のリターンを目指すならそれと同じだけ損失が出る可能性があることを意識する必要があります。なぜなら、そうでないと
- 想像以上の損失を出して資産を大きく減らしてしまう
- わずかな損でも気が動転してしまい、適切でない行動を取ってしまう
ことがありえるからです。
損が出たときの適切でない行動とは
- すぐに決済して損を確定する
- 損を見て見ないふりをする
です。前者では損失を減らす機会を逃してしまい、後者では損失がさらに拡大する可能性があります。
こういったことを防ぐためにはあらかじめ投資で損をする可能性があることを意識し、損が出た場合にどういった行動を取るかを事前にシミュレーションしておくことで対策することができます。
利益を出すためにお金の勉強をしておく
どのような投資方法であっても、利益を出すためにはお金の勉強が欠かせません。
株式投資やFXでお金の勉強が必要なことは想像しやすいですが、不動産投資でも今後の景気動向が不動産を売買するタイミングに影響を及ぼしますし、NISAやiDeCoを効果的に使うには節税に関する知識が欠かせません。
また、運用をプロに任せる投資信託を利用する場合も、お金の知識があった方がより自分の目的に合った選択ができるでしょう。
100万円を1000万円にする方法を探しているなら、投資を始めるのにあわせてお金の勉強をすることをおすすめします。
まとめ:現金を増やすために、賢い資産運用を
この記事では100万円を1000万円にする方法として以下の6つの方法を紹介しました。
- NISA(ニーサ)
- iDeCo(確定拠出年金)
- 外国為替取引(FX)
- 投資信託(ファンド)
- 不動産投資
- 株式投資
この記事のポイントは
- 100万円を1000万円にする6つの方法はそれぞれにメリット・デメリットがある
- すべての人におすすめの方法はないので、6つの方法から自分に合った方法を選ぶ
- 求めるリスク・リターン別に、100万円を増やすためのポートフォリオは3パターンに分けられる
- 投資をするなら早めに始めることや損が出る可能性があることなどを知っておく
でした。
この記事を参考に、ご自身に合った100万円を1000万円にする方法を見つけてくださいね。