更新日:2021/08/14
サラリーマンが5,000万円を資産運用するのにおすすめの方法とは
内容をまとめると
- サラリーマンが5,000万円を持っていたら積極的に資産運用することで、運用利益のみの生活も夢ではない
- 5,000万円を持っているサラリーマンにおすすめの資産運用方法は「投資信託」「不動産投資」「ヘッジファンド」
- 資産運用は、ポートフォリオを組んで分散投資を行いリスク回避もすることが重要
- これから5,000万円を目指す人も、コツコツ貯金するだけではなく資産運用も活用して効率よくお金を増やしていくことが大切
- お金について個別に相談したいという人はFPなどお金のプロに個別相談することもおすすめ
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会にお金の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
貯金が5,000万円あったら資産運用するべき
もし、貯金が5,000万円あり、そのお金をそのまま銀行口座に預けていたとしても、お金はほとんど増えません。
しかも、それは定期預金であっても普通預金とそう変わらないのが実情です。昔であれば、退職金などの大きなお金は銀行に預けておけば、その利子で十分運用することが可能でした。
その時代は、定期預金の金利が5%から6%だったからです。この数字を聞いてぴんと来ないという人もいると思います。
この数字がどれくらい凄いかというと、定期預金の金利が5%もあれば10年預けるとお金が2倍になるくらいの数字なのです。
しかし、それに対して現在の定期預金は歴史的にも低金利となっており、その数字は0.01%というところも少なくありません。
キャンペーンなどで少し高くでも0.3%くらいです。さらに普通預金ともなると0.001%なので5,000万円預けたとしても全くと言っていいほど増えません。
そのため、もし貯金が5,000万円あるならば、積極的に資産運用するのがおすすめです。
資産運用は、お金がお金を生んでくれるものです。ただただ寝かせているのは勿体ないのでぜひ資産運用を活用していきましょう。
5,000万円あれば資産運用だけでも生活が可能?
もし、サラリーマンで5,000万円持っていたとして、「早期退職などをして働かず、資産運用のみで生活できるのか」という点が気になった方もいるでしょう。
答えは場合によっては可能と言えるでしょう。
5,000万円を元手として運用した場合
- 年3%で運用→年間150万円の収入
- 年5%で運用→年間250万円の収入
となります。
住宅ローンなどをすでに完済している人であれば、暮らしていくことも可能な金額ですので運用の仕方と生活の仕方次第では資産運用のみでの生活も無理ではありません。
もちろん、貯金のすべてを資産運用に回すということは現実的ではありません。
そのため、どれくらいを資産運用に回すことができるのかはきちんと考える必要があります。
資産5,000万円で運用するとどれくらい増えるのか
資産運用の方法にはいくつか種類があります。そこでここでは、サラリーマンにおすすめの運用方法として
- 投資信託
- 不動産投資
- ヘッジファンド
の3つの運用方法で資産5,000万円を運用した場合にどれくらい増えるのかシミュレーションをしていきたいと思います。
どの方法が自分には合っているのか、参考にしてみてくださいね。
サラリーマンにおすすめの運用方法①:投資信託
まず1つ目のサラリーマンにおすすめの運用方法は投資信託です。
投資信託のメリットとしては
- ファンドマネージャーが運用してくれる
- 分散投資でリスクも軽減できる
投資信託では、運用はファンドごとにファンドマネージャーが運用の指示を行ってくれるため手間がなく、それほど知識や経験がなくても運用しやすいのが特徴です。
また、ファンドをいくつかに分けることで分散投資できるのでリスクを軽減することができるというところがメリットになります。
反対にデメリットとしては購入、運用、売却の際にそれぞれ手数料がかかるため資産の目減りになってしまうということです。
では、実際に投資信託で運用した場合どれくらい増やすことができるのかシミュレーションしていきます。
投資信託のシミュレーションをするうえで利回りという言葉を使いますが、利回りの計算方法は以下の通りです。
利回り(%)=(売買損益+分配金-販売手数料-信託報酬-信託財産留保額-税金)÷投資元本÷運用年数×100
先ほども説明したように投資信託をする場合、様々な手数料や税金がかかります。そのため、5,000万円を投資する場合にも実際には最初は手数料が引かれるため目減りします。
よく各サイトなどで表示されているトータルリターン率(利回り)というはこの様々なものが引かれたうえで実質的に増えたのはどれくらいなのかということを表す数字になっています。
- 5,000万円
- 利回り5%
- 期間10年
もちろん投資信託の場合、ずっと利回り年5%で進んでいくということはありません。現在の人気ファンドをみると50%を超えているものもありますし、逆にマイナスになっているものもあります。
しかし、平均して5%から9%くらいを狙っていくことができれば5,000万円を元手として資産を増やすことは可能という結果になりました。
サラリーマンにおすすめの運用方法②:不動産投資
2つ目にサラリーマンにおすすめの方法は不動産投資です。
不動産投資とは、アパートやビルなど不動産を購入し、それを人に貸し出すことで賃貸料を得たり、売却し利益を得るという投資方法になります。
不動産投資のメリットは
- 長、中期的に安定した収入を得ることができる
- レバレッジ効果を期待できる
不動産投資において家賃収入などの場合、人が入ってさえくれれば安定した収入を期待することができます。
また、例えば元手資金が少なくても、それを頭金とし融資と組み合わせ不動産を購入すればより高い収入を得ることも可能です。これをレバレッジ効果と言います。
反対にデメリットとしては
- 空室のリスク
- 修繕費などがかかる
- 不動産価値の変動
では、実際の不動産投資でどれくらいお金を増やすことができるのかシミュレーションしていきます。
- 5,000万円で中古アパート購入
- 全10室、家賃6万円
- 10年間
- 諸経費率15%(固定資産税、賃貸管理費、修繕積立費、建物管理費など)
ただし、建物の価値自体は年数を追うごとに下がっていきますので10年後に売却しても5,000万円ということはありませんし、この金額はずっと満室だった場合なので空室が出るとその分収入は下がりますので注意です。
サラリーマンにおすすめの運用方法③:ヘッジファンド
3つ目にサラリーマンにおすすめの方法はヘッジファンドです。
ヘッジファンドとは、限られた富裕層からお金を集めてプロが様々な投資手法を駆使して利益を得ていくという方法です。
投資信託の場合は、どんな人でも始められますが利益は相場が一方方向へ傾いたときにしか得ることができません。
しかし、ヘッジファンドの場合は相場が急落した場合にもリスクをヘッジすることにより10%程度の利益を狙うことも可能です。
ヘッジファンドのメリットとしては、いま説明したように
- プロに運用を任せることができる
- リスクをヘッジし利益を狙うことができる
反対にデメリットは
- 手数料が高い
- 情報が開示されない
ヘッジファンドは購入手数料と運用にかかわる手数料は投資信託とあまり変わりありません。しかし、成功報酬というものがありそれが大体20%程度となっており高いため、その分利益は目減りするというデメリットがあります。
また、ヘッジファンドの場合は投資信託とは異なり中身が非公開です。そのため自分での投資判断が難しいという点もデメリットになります。
では、もしヘッジファンドで運用した場合どれくらいお金を増やすことができるのかシミュレーションしていきたいと思います。
- 5,000万円
- 利回り10%
- 10年間
結果は129,687,123円となり収益は79,687,123円となりました。
この数字を見ると、働かなくても十分豊かに暮らしていけるという印象ですよね。
ただし、ヘッジファンドの場合は大きな利益を狙うことのできるぶん、運用方法の規制も緩いのでリスクも大きくなる点には注意が必要です。
資産運用する際の注意点
さきほど、3つの投資方法でどれくらいお金を増やすことができるのかについて紹介しましたが運用方法ごとにリスクがあることが分かったと思います。
資産運用をするうえでリスクをゼロにすることはできませんが、最小限にする方法があります。それは分散投資をするという方法です。
そして、そのうえで重要なのがポートフォリオを組むことです。ポートフォリオとは、性質の違う銘柄や運用期間の異なる運用方法を組みあわせることです。
例えば、5,000万円のうち
- 現金
- 国内債券
- 海外債券
- 国内株式
- 海外株式
このように、大きなお金は1つの銘柄、運用方法にまとめるのではなく分散しリスクを回避していくことが重要です。
サラリーマンにおすすめの5,000万円のポートフォリオ
先ほど、リスク回避のためにはポートフォリオを組んで分散投資することが重要であることを説明しました。
ここでは具体的にサラリーマンにおすすめの5,000万円のポートフォリオの組み方を紹介します。
<サラリーマンにおすすめのポートフォリオ>
- 現金…1,500万円
- 国内リスク型資産…2,000万円(不動産・株式・ヘッジファンド)
- 海外資産…1,500万円(ドル資産・新興国資産)
これはあくまで一例にすぎませんので、各個人のリスク許容度などに応じて変わります。
ポートフォリオによくおすすめされるのが
- 現金30%
- 海外資産30%
- 国内リスク資産40%
この形を基本に、積極的に運用したいという人は、ハイリスクハイリターンを期待できるような商品などを選択していくことがおすすめです。
5,000万円あれば配当金生活も夢じゃない!
資産運用の方法として株式の運用もあります。
株式を保有している場合に期待できる利益は
- 株価自体の上昇
- 配当
- 株主優待
株式の配当金だけで生活するには、相当な株式の保有数が必要になります。しかし、もし5,000万円あればそれも夢ではありません。
もし、利回りが4.5%の株式であれば年間で受け取ることのできる配当金は225万円となります。これは12で割るとおよそ20万円くらいになるので、これくらいの利回りを期待できれば配当金のみでの生活もできそうです。
しかし、実際には配当利回り4.5%は高い数字なので5,000万円あるからといってすぐに配当金のみで生活するというには難しいかもしれませんね。
サラリーマンが資産5,000万円を目指す方法
ここまで、5,000万円あった場合の資産運用についての説明をしてきましたが、なかなか貯金のみで既に5,000万円持っているという人は少ないと思われます。
まだ貯金が5,000万円に届いていないという場合に5,000万円を目指すにはどのような方法があるでしょうか。
<資産を増やす方法>
- 貯金
- 投資信託
- 株式
- 債券
- 貯蓄型保険
支出を減らしコツコツと貯金していくことも重要ですがどうしてもそれだけでは時間がかかってしまいます。
そのため、少しでも早く貯めたいという人は、繰り返しになりますが「資産運用」が重要なポイントになってきます。
ただ通帳に入れていてもお金は増えません。そのお金を動かしていくことで更にお金を生んでいくということが必要になってきます。
具体的にどの方法で運用するかについては、それぞれの意向に合わせて先ほど紹介したようにポートフォリオを組むことが大切です。
5,000万円が見えてくる条件
さきほども説明したように、毎月コツコツ貯金をしていくことは大切なことではありますがこの方法だけでは5,000万円を貯金するためには長い時間がかかります。
500万円持っている人がいきなり5,000万円を目指すとなると10倍に増やさなくてはけないのでハードルが高く見えますよね。
でも、10%前後の利回り商品で
- 500万円→1,000万円
- 1,000万円→2,000万円
- 2,000万円→4,000万円
ただし、利回り10%というと基本的にはハイリスク商品になります。早く増やしたいという場合にはそれなりにリスクをっとっていかないと積極的運用は難しいです。
あまりリスクをとりたくないという人は利回りの小さい商品を選択して時間をかけて確実に増やしていくほうがいいでしょう。
まとめ:サラリーマンの5,000万円の資産運用におすすめの方法
サラリーマンにおすすめの5,000万円の資産運用について説明してきましたがいかがだったでしょうか。
この記事のポイントをまとめると
- 5,000万円の資産があった積極的に資産運用のみで生活することも不可能ではないので積極的に資産運用すべき
- 5,000万円持っているサラリーマンにおすすめの資産運用方法は「投資信託」「不動産投資」「ヘッジファンド」
- 資産運用するうえで重要なのはポートフォリオを組んで分散投資すること
- まだ5,000万円持っていない人も、毎月貯金するだけではなかなか5,000万円を目指すことは時間もかかり難しいので資産運用していくべき
繰り返しになりますが、資産運用はお金がお金を生むという仕組みです。
もし、サラリーマンで既に5,000万円を持っている人であればポートフォリオを組んでリスクをある程度回避しながら積極的に運用していくことで運用利益で生活していくことも夢ではありません。
これから貯めていこうという人もぜひこの記事を参考に、資産運用を活用しながらお金を育てて5,000万円を目指していきましょう。
- サラリーマンで5,000万円あったら、おすすめの資産運用方法
- 資産5,000万円を運用した場合のシミュレーション
- 5,000万円を貯めるための方法
について解説しています。