更新日:2021/05/17
ピクテゴールドの評価は? デメリットやおすすめな人も紹介!
内容をまとめると
- ピクテ(PICTET)は、日本で最大級の投資信託会社で、世界的に評価されている
- ピクテゴールドは、現物の金に投資する投資信託で、安定した収益があると投資家から評価が高い
- リスク分散が可能で、実際に金を保有するコストが必要ない
- 信託報酬は、ほかの投資信託と比較すると若干高い
- 投資パフォーマンスという観点での評価は、あまりよくない
- 現在、先進国株式などに投資している人にとっては、リスクヘッジできるのでおすすめ
- ピクテゴールドについて知りたい方は、お金の専門家に無料相談するのがおすすめ!
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目次を使って気になるところから読みましょう!
ピクテゴールドの基本情報まとめ!為替ヘッジなしも選べる
ピクテ(PICTET)とは、1805年にスイスのジュネーブで設立した会社です。
元々は、欧州貴族たちの財産を守るところからスタートしていますが、現在は、資産運用に特化しており、その専門性の高さから注目を浴び、評価が高くなっています。
日本で最大級の投資信託会社として運営されており、短期的な目先の利益だけでなく、長期的な視点に立って、投資家の利益を最優先に考えることを主眼に置いている点です。
そこが投資家からの評価の高さにつながっています。
扱っている投資信託のなかでも、特に注目すべきなのが「ピクテゴールド」です。
モーニングスターアワードファンドオブザイヤー2019で優秀ファンド賞を受賞するなど、高い評価を受けています。
その特徴は、以下のとおりです。
- 実際に投資するのは、現物の金
- 為替ヘッジがあるので、為替レートの影響を受けにくい
なによりも大きな特徴は、投資対象が金だということです。
希少性の高い金に投資することで、安定的な収益を上げることができます。
また、為替相場の影響を受けにくい「為替ヘッジあり」の投資信託なので、レートの変動を心配することもありません。
もちろん「為替ヘッジなし」を選択することも可能です。
このような専門性の高さと安定した利益の追求が、ピクテの評価につながっているといえます。
それではそれぞれの特徴について、またデメリットについても詳細に見ていきましょう。
ピクテゴールドのデメリット
ピクテの「ピクテゴールド」は投資家からの評価の高い投資信託です。
アメリカドル建てで、金に投資していますが、基本的には為替レートの影響を受けにくい「為替ヘッジあり」になっています。
高い収益性と、金という現物に投資するという安心感もあり、評価もいいのですが、一方でデメリットを感じる投資家もいます。
そこで、ピクテゴールドについて、
- 信託報酬が高い
- 投資パフォーマンスが高いわけではない
以上について、解説します。
いくら金に投資するから安全とはいえ、そのしくみやリスクを知っておかなければ、しっかりとした収益は上げられません。
評価だけでなく、内容を正しく理解し、その上で検討してみてください。
信託報酬が高い
ピクテゴールドのデメリットの1つ目は、信託報酬が高いことです。
信託報酬とは運営管理費用とも呼ばれ、預けた資産を運用してもらうためにかかる費用をいいます。
ピクテゴールドでは、これが最大で年率0.879%です。
比較的低いものであれば、0.5%ほどの投資信託もありますから、それらと比較すると若干割高でしょう。
また、これ以外にも監査報酬、売買委託手数料、組入資産の保管等にかかるさまざまな費用が信託財産から差し引かれます。
さらに、運用状況によって変動するものなので、想定しているよりも引かれている金額が高い、と感じるかもしれません。
もちろん、ピクテゴールドはそれらを差し引いてもしっかりとした収益を上げられるという評価を得ています。
しかし、引かれる費用が多いということもしっかり理解しておいてください。
投資パフォーマンスが高いわけではない
ピクテゴールドのデメリットの2つ目は、必ずしも投資パフォーマンスが高いわけではないということです。
これはピクテゴールドに限ったことではなく、金投資全般についていえることですが、必ずしも投資効率はよくありません。
もちろん、リーマンショックやコロナショックといった時期は株価が大きく下落するなかで、金の下落は一時的で回復も早かったなどの効果は評価できます。
しかし、それ以外の期間でのパフォーマンスは意外と低いのです。
実際、リスクに対して効率よく収益が挙げられたかどうかを評価するシャープレシオという指数がありますが、先進国の株式における収益やリターンと比較すると、4倍近く低くなっています。
金投資は、株式投資との分散などには効果があり、評価できる点ですが、思い切った収益を上げるのにはあまり向いていません。
ピクテゴールドのメリット
ピクテゴールドが投資家からの評価が高いのには、さまざまなメリットがあるからです。
しかし、どのような点で優れているのか、あまり知られていません。
そこで次は、ピクテゴールドのメリットとして、
- リスク分散の手段になる
- 実際の金を保有しなくてもいい
リスク分散の手段になりうる
ピクテゴールドのメリットの1つ目は、リスク分散の手段になりうるというところです。
金は「有事の金」といわれるように、リスクの低い安全資産であり、いざというときのためのそなえとして保有するのが効率のいい運用方法といえます。
株式や為替レートなどは、世界情勢や災害、戦争などによって大きく左右されます。
そのため、昨日までは順調だった収益が、一気に目減りするかもしれません。
しかし、金投資における運用は変動の少なさが特徴です。
金という現物に対する安心感、安全性が評価されているからでしょう。
また、インフレなどに強いのも大きな魅力です。
もちろん、金だけを保有していてもそれほど収益は上がりませんが、ほかの資産運用と絡めながら利用することで、万一のときのリスク分散ができます。
特に長期的な資産運用という点については、金は高く評価できるでしょう。
現物の金を保有することなく金に投資できる
ピクテゴールドのメリットの2つ目は、現物の金を保有することなく金に投資できるところです。
実際に金を保有するとなれば、保管場所に預けることになりますが、当然そこにはコストがかかりますし、保有する金の量が増えるだけ費用がかさみます。
また、保管費用を節約するために、たとえば自宅で保管することもできますが、盗難のリスクを負わなくてはなりません。
しかし、ピクテゴールドなら実際に金を保有しなくても、金に投資できますから、このようなリスクを回避できます。
ピクテゴールドなどの金への投資の評価が高いのも、このようなリスクやコストがかからずに、収益を上げられるからです。
ピクテゴールドについてのプロの評価! ピクテゴールドがおすすめな人は?
ピクテゴールドは、現物の金への投資ということで、安全性の高さが評価されています。
またアワードで賞を受賞するなど、専門性の高さも魅力です。
そんなピクテゴールドへの投資がぴったりなのは、以下のような人です。
- 投資信託などの投資経験が長い
- 株式や債券などの投資をすでにおこなっている
- ハイリスク・ハイリターンの投資が多いので、リスク分散したい
ピクテゴールドは、安全で収益は上がりますが、株式や債券などと比較すると、それほど効率はよくありません。
そのため、いま投資している株式とのリスク分散を検討している人におすすめです。
特に先進国株式など、運用利回りもリスクも高いものばかりに投資をしていると、いざというとき一気にマイナスになるかもしれません。
しかし、金投資でリスクヘッジをしておくことで、リスクを回避できます。
ピクテゴールドなどの金への投資は、このように使うのが効果的です。
そのため、初心者が投資信託として始めるときには、あまりおすすめしません。
それよりも、日経平均株価やTOPIXと連動したインデックス投資などがわかりやすく、コストもかからないので、始めやすいでしょう。