チューリッヒ生命のがん保険『終身ガン治療保険プレミアムZ』の口コミやデメリットを解説

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。
がん保険には色々な種類があるけれど、どれが一番良いのかな。このような悩みをもっている方はいませんか。

ひと口にがん保険といっても保険会社ごとに保険料や内容も違っていて迷ってしまいますよね。

実はがん保険の保障の中心は入院から在宅前提としたものへとシフトしてきています。がんの治療における入院の割合が低くなってきていることがその理由です。その際に考えられるのが放射線や抗がん剤による治療。

チューリッヒ生命の「終身ガン保険プレミアムZ」はその点に特化したがん保険であり、なかには検討中という方もいるかもしれません。しかしながら気になるのが口コミです。

自分のニーズに合った保険なのかを知るうえで口コミは大事な情報源。

そこでこの記事ではチューリッヒ生命の「終身ガン保険プレミアムZ」について
  1. 評判と口コミ
  2. 保障の特徴や保険料
  3. 契約者のニーズ別のおすすめプラン
  4. メリット、デメリット
  5. 他社のがん保険との違い
  6. 加入手続きとその際の注意点
をお伝えします。

この記事を読んで頂ければ、がん保険を選ぶ参考としてお役に立てると思います。そのために、ぜひ最後までご覧ください。

こちらのページの情報は当サイトが独自に調査したものになります。
加入を検討されている方は必ず約款などで保障内容をご確認ください。

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チューリッヒ生命のがん保険『終身ガン治療保険プレミアムZ』は改悪?評判・口コミを紹介


2018年4月にチューリッヒ生命のがん保険「終身ガン保険プレミアム」が改定されて「終身ガン保険プレミアムZ」となりました。


名称だけではなく内容も変わっており、それまでなかった特約を付けることができるようにもなっています。市場での評価も高く、保険市場や価格.comといったランキングサイトでは上位に位置づけられています。


ここでは「終身ガン保険プレミアムZ」の評判・口コミについてご紹介いたします。


※口コミはインターネットアンケートで募集
募集期間:2022年7月~2022年8月

保険料は安いのに保障がしっかりしている

もしものために加入したがん保険ですが、保険料が安いのに保障もしっかりしているのでこちらに決めました。わからないことがあってカスタマーセンターに電話した時の対応も好印象でより安心することができました。

給付金の支払いがスムーズで安心できました

自分には無縁だと思っていましたが一応加入していたがん保険。早期発見でしたがまさか自分が癌になると思っていなかったので不安な気持ちでした。給付金もすぐに支払ってくれたので金銭面も安心することができ、本当に保険に入っていてよかったと思っています。

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チューリッヒ生命のがん保険『終身ガン治療保険プレミアムZ』の基本情報


チューリッヒ生命の「終身ガン保険プレミアムZ」はがん3大治療法のうち、放射線療法と化学療法に対する保障をメインにしたがん保険です。

  1. 手術    : 保障対象外(特約で付保可能)
  2. 放射線療法 : 保障対象
  3. 化学療法  : 保障対象
通常のがん保険では特約扱の2と3の保障が主契約となっているのが特徴です。既に加入済みのがん保険がある場合でも保障の上乗せとして考えることができるでしょう。

ここでは次の3点について解説していきます。
  1. 保障内容
  2. 保険料シミュレーション
  3. 先進医療・緩和医療などの保障の追加が可能

※2022年9月16日時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

保障内容

「終身ガン保険プレミアムZ」は主契約特約とから成り立っています。


主契約は放射線治療と抗がん剤・ホルモン剤治療を受けたとき、1ヵ月ごとに所定の給付金を受け取ることができるというものです。1日の入院につきいくら、という内容ではありません。給付金は月額10万円から30万円の間で5万円ごとに決めることができます。


特筆すべきは公的保険の対象外となる自由診療を受けた時でも保障対象となる点です。しかも、自由診療の場合には支払われる給付金が公的保険を利用した時の2倍になります。


たとえば、公的保険による診療で月10万円が保障されるプランの場合、自由診療では月20万円の給付金が支払われるのです。ただし、通算して12ヵ月が限度となっています。


主な特約として、がんで入院した時の前後の通院保障があります。すなわち、入院前60日以内、入院後365日以内までの通院が保障されるのです。保障金額は1日につき、5,000円から3万円のなかから1,000円単位で決めることができます。


この他に、ガン診断給付金、ガン先進医療給付金、手術給付金、入院給付金などの特約があります。

保険料シミュレーション

ここでは年齢、性別ごとに「終身ガン保険プレミアムZ」の保険料をシミュレーションしたものを解説します。


保険料シミュレーションの保障条件は次の通りです。

保証条件保障内容
放射線治療給付金月額10万円
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金月額10万円
放射線治療・抗がん剤・ホルモン剤治療(自由診療)月額20万円
ガン先進医療特約2,000万円限度
ガン診断特約50万円(1回につき)
ガン入院特約日額1万円
ガン手術特約10万円(1回につき)
ガン通院特約日額1万円
悪性新生物保険料払込免除特約初めてガンと診断された時に
以後の保険料支払いが免除


年齢・性別による保険料シミュレーション表(払込期間 : 終身)

年齢男性女性
20歳2,686円2,403円
30歳3,504円3,006円
40歳4,880円3,735円
50歳7,432円4,597円

チューリッヒ生命保険料お見積りシミュレータによる

先進医療・緩和ケアなどの保障を必要に応じて追加できる

「終身ガン保険プレミアムZ」は主契約以外に先進医療や緩和ケアなどの保障を特約で付保することができます。特約にはいくつもの種類があり、必要な保障を選択して追加できるのです。


特約種類

  1. ガン先進医療特約 : 所定の先進医療を利用したときの費用と同額を支給。限度額は2,000万円。
  2. ガン先進医療給付金: 1の支給時、1の他に1回15万円を支給
  3. ガン通院特約   : 既述の通り。
  4. ガン診断特約   : 初めてがん診断を受けたときに50万円から100万円の間で給付金を支給。保障額は10万円単位。
  5. ガン入院特約   : がんの治療による入院時1日5,000円から3万円までの給付金を1,000円単位で支給。
  6. ガン手術特約   : 所定の手術を受けたときに1回10万円から60万円までの給付金を5万円単位で支給。
  7. 緩和療養特約   : 所定のガン性疼痛緩和治療を受けたときに1ヵ月10万円から60万円までの給付金を5万円単位で支給。
  8. ストレス性疾病  : がんとの診断が確定した後5年以内に統合失調症など所定のストレス性疾病と診断されたときに5・10・15万円のいずれかの給付金を1回のみ支給。
  9. 長期入院特約   : 8日以上の入院における差額ベッド代を1日1万円支給。
  10. 悪性新生物保険料払込免除特約 : 既述の通り。

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2位:ライフネット生命「がん保険 ダブルエール」

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3位:チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」

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ニーズ別に合ったおすすめプランを紹介!


「終身ガン保険プレミアムZ」には保険料や保障内容に応じたおすすめプランが次のとおり設定されています。

  1. ライフプラン
  2. リリーフプラン
  3. フルサポートプラン
この保険には特約が多く、どれを選ぶのが良いのか判断に迷うことがあるかもしれません。 また、特約を付ければ保障は広がりますがその分保険料は高くなります。

そのような時に判断する基準として参考にしてみましょう。

1.ライフプラン

上記3つのうち、もっとも保険料負担の少ないプラン。具体的な内容は次の通り。


条件:30歳男性 終身払

保障内容保障金額月払保険料
放射線治療給付金(公的保険適用)10万円(月額)
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(公的保険適用)10万円(月額)
放射線・抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(自由診療)20万円(月額)
通院給付金1万円(日額)
ガン診断給付金50万円(1回)
悪性新生物保険料払込免除特約
2,165円

チューリッヒ生命保険料お見積りシミュレータによる


特定の治療を受けたとき以外の保障に対応していない主契約に一時金として使えるガン診断給付金特約と通院をカバーする通院特約とをセット。


これによって、保険料負担を少なくしながらも実際の治療費負担軽減させることができるプランとなっています。

2.リリーフプラン

主契約の他に入通院手術緩和ケアにも対応した特約をセットすることで多様なガン治療に応じることができるプラン。具体的な内容は次の通り。


条件:30歳男性 終身払

保障内容保障金額月払保険料
放射線治療給付金(公的保険適用)10万円(月額)
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(公的保険適用)10万円(月額)
放射線・抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(自由診療)20万円(月額)
手術給付金10万円(1回)
通院給付金1万円(日額)
入院給付金1万円(日額)
ガン緩和療養給付金10万円(月額)
悪性新生物保険料払込免除特約
2,470円

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近年のがん治療はがんによる痛みを緩和する緩和治療を取り入れることが多くなっています。そのような治療に応じた内容のプランとなっています。

3.フルサポートプラン

リリーフプランにガン診断給付金をセットして、手術や入通院にかかる費用以外の経済的負担に対応したプラン。いわば、総合的ながん保険のプランになります。


具体的な内容は次の通り。


条件:30歳男性 終身払

保障内容保障金額月払保険料
放射線治療給付金(健康保険適用)10万円(月額)
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(健康保険適用)10万円(月額)
放射線・抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(自由診療)20万円(月額)
手術給付金10万円(1回)
通院給付金1万円(日額)
入院給付金1万円(日額)
ガン緩和療養給付金10万円(月額)
ガン診断給付金50万円(1回)
悪性新生物保険料払込免除特約
3,485円

チューリッヒ生命保険料お見積りシミュレータによる)    


多少掛け金は高くても充実した保障の欲しい方には適したプランになります。

チューリッヒ生命のがん保険『終身ガン治療保険プレミアムZ』のメリット・デメリット


ここからは「終身ガン保険プレミアムZ」のメリットとデメリットについて解説していきます。


「終身ガン保険プレミアムZ」のメリット、デメリットは次のようにまとめることができます。

  1. メリット  : 月単位で決まった額の給付金がもらえるだけではなく、自由診療にも対応しているので、治療の際の経済的負担の軽減に役立つ
  2. デメリット : 主契約だけでは、保障される範囲が狭いので特約も一緒に検討する必要があり、結果として保険料が高くなる

『終身ガン治療保険プレミアムZ』のメリット

「終身ガン保険プレミアムZ」の主なメリットは次の通りです。

  1. がん治療が長引いた際の経済的負担が軽減できる
  2. 自由診療による治療を受けたときには保障が倍になる
  3. 上皮内新生物も通常のガンと同額の保障となっている

治療が長引いた時、経済的負担が軽減できる

がんの治療には手術、放射線、抗がん剤投与といったいくつかの方法があります。手術をしておしまい、というのであれば入院も短くてすみます。しかし手術後にも放射線や抗がん剤投与といった治療が続く場合には、治療期間は長くなります。

そのような時に心配なのが収入減少です。「終身ガン保険プレミアムZ」では放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン剤治療を受けたときには毎月決まった金額の保障を受けることができ、経済的負担軽減できます。

自由診療の場合には保障が倍

日本で承認されていない抗がん剤、ホルモン剤を使用する治療は公的保険が適用されず、自由診療となり、治療費が高くなります。また、自由診療による治療を保障するがん保険はまだ数が少ないのが現状です。

その点、「終身ガン保険プレミアムZ」は自由診療であっても保障の対象となり、しかも保障額が倍になります。

上皮内新生物も同額保障

上皮内新生物とは転移する可能性の低いがんのことです。人間の体内は大きく上皮細胞とその下の深部細胞とに分けられ、このうち上皮細胞にできるがんを上皮内新生物と呼びます。

上皮細胞にはリンパ管や血管がないので、がんが上皮内にとどまっている限りは他へ転移する可能性は低いとされているのです。通常のがんと違って重篤化するリスクが低いのでがん保険でもこの部分の保障が薄くなっているものが多くなっています。

「終身ガン保険プレミアムZ」は上皮内新生物についても通常のがんと同額の保障となっているのです。

『終身ガン治療保険プレミアムZ』のデメリット

「終身ガン保険プレミアムZ」の主なデメリットは次の通り。

  1. 主契約の範囲が狭い
  2. 主契約の給付金支払いに制限がある
  3. 主契約の給付金が全額支払われない可能性がある
  4. 保険料に最低額が設定されている
  5. ガン診断給付金の使い勝手が悪い
  6. 長期入院時差額ベッド保障特約の免責期間が長い

主契約の範囲が狭い

「終身ガン保険プレミアムZ」のデメリットには主契約で保障される範囲の狭さがあげられます。

「終身ガン保険プレミアムZ」の主契約では契約時に決めた額の給付金を毎月受け取れます。しかし給付金を受け取れるのは放射線や抗がん剤、ホルモン剤による治療を受けた場合のみ。

それ以外の治療法は保障の対象とはならず給付金は支払われません。たとえばがん治療のために手術を受けて退院した場合でも放射線治療を受けなければ保障されないのです。

一般的にがんの治療は手術、放射線治療、抗がん剤治療、ホルモン剤治療の4つに分けられます。どの治療法によるのかは状況によって異なり、手術のみ、または手術と放射線治療との組み合わせなどいくつかのバリエーションがあります。

注意するべきはがんの治療には放射線、抗がん剤、ホルモン剤の使用が必ずしもないという点。そのため「終身ガン保険プレミアムZ」の主契約のみに加入している場合保障されないケースもあり得ます。

主契約の給付金支払いに制限がある

主契約の保障金額には上限があります。

すなわち、公的保険、自由診療ともに保障される金額の上限は2,000万円。自由診療の場合給付金の支払いは通算12ヵ月までとなっています。

がんは再発、別のがんの発症などがあり得る病気。そのため給付金に期限や金額の制限があるのはデメリットになります。

主契約の給付金が全額支払われない可能性がある

主契約の給付金がケースによっては全額支払われないことがあります。

たとえば抗がん剤やホルモン剤投与による治療で処方される飲み薬を2、3ヵ月分まとめてもらうことがあります。

その場合主契約の給付金の支給は最初の1ヵ月分のみ。飲み薬を3ヵ月分一度に処方されたときには残り2ヵ月分の給付金は支給されません。

最低保険料が決まっている
「終身ガン保険プレミアムZ」は保険料の最低額が決められています。月払は1,500円以上、年払は15,000円以上です。

そのため、契約選択の自由度が制限されてしまいます。

具体的には次のようになります。

条件:30歳男性 終身払
保障内容(主契約のみ)保障金額月払保険料
放射線治療給付金(公的保険適用)10万円(月額)
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(公的保険適用)10万円(月額)
放射線・抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(自由診療)20万円(月額)
(チューリッヒ生命保険料お見積りシミュレータによる)

月払保険料は790円ですが最低額1,500円以下なので加入できません。

そのため主契約の他に特約を付け保険料を上げる必要があります。主契約を同じ条件にして他の特約を付けると次のようになります。

条件:30歳男性 終身払
保障内容保障金額月払保険料
放射線治療給付金(公的保険適用)10万円(月額)
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(公的保険適用)10万円(月額)
放射線・抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(自由診療)20万円(月額)
ガン診断特約50万円(1回)
(チューリッヒ生命保険料お見積りシミュレータによる)

この場合の月払保険料は1,725円なので最低保険料1,500円を上回っており加入できることとなります。換言すれば契約者の状況によっては主契約のみの契約はできません。

これが契約選択の自由度の制限される意味になります。

ガン診断給付金の実用性に難がある

がん診断給付金の2回目以降の支給条件は他の保険会社と比べて厳しくなっています。 

がん診断給付金はがんの診断が確定したときに保険会社が支払う保険金です。使い道は自由とされており、がんの治療が始まる際にかかる様々な費用の支払いにあてることができます。

がん保険を検討するにあたってはぜひ付保したい保障です。

反面がん診断給付金は2回目以降支給条件注意が必要でもあります。 

がんには再発や別のがんの発症といったリスクが考えられます。そのリスクが顕在化したときの保障の有無は保険選びの大きなポイントの一つ。すなわちなるべく2回目以降の発症時期が短い保険が実用的ということができるのです。 

「終身ガン保険プレミアムZ」は初めてがんと診断された日から2年を過ぎた翌日以降に再びがんの診断が確定することが保険金支払いの条件となっています。同時にがんの治療による入院も必要です。 

他の保険会社の商品には2回目以降の支給条件ががんと診断されて1年以降であれば保障されるものがあります。またがんの治療による入院の有無を問わないものもあるのです。
 

これらの点を考えると「終身ガン保険プレミアムZ」のガン診断給付金には実用性という点でがあるといえるでしょう。 

チューリッヒ生命のがん保険『終身ガン治療保険プレミアムZ』おすすめな人・おすすめではない人


チューリッヒ生命の「終身ガン保険プレミアムZ」はおすすめできる人とおすすめではない人とに分かれる商品です。


がん保険の内容は保険会社ごとに異なります。ただ、基本となる保障は同じ組立になっています。すなわちガン診断給付金に入院もしくは通院の保障が付くというもの。この部分が主契約となるのが一般的です。


しかし、チューリッヒ生命の「終身ガン保険プレミアムZ」では通常主契約とされている部分が特約扱いとなっています。この点をどのように扱うのかによって保障内容だけではなく、保険料も他のがん保険と違った検討が必要となってきます。


そのため、人によっておすすめの場合もあればそうでない場合もでてくるのです。


ここでは次の2つに分けて解説していきます。

  1. 保険料を安く抑えて手厚い保障が欲しい人にはおすすめ
  2. 充実したがん保障が欲しい人にはおすすめできない

保険料を安く抑えて手厚い保障を受けたい人にはおすすめ

「終身ガン保険プレミアムZ」は保険料を抑えたうえで保障を厚くしたいと考えている人にはおすすめのがん保険です。


特筆すべきは主契約の保険料が安いことです。先述のように30歳男性で基本保障を1ヵ月10万円とした場合の保険料は月々790円


チューリッヒ生命では保険設計上この金額で契約することはできないので特約を付ける必要はあります。しかし基本的な保険料部分が安いので特約内容選択によっては保険料を抑えることができます。


また、放射線、抗がん剤、ホルモン剤を使った治療は期間が長くなる可能性がありその部分の経済的負担を抑えるための保障が保険料の安い主契約で得られるのは大きなメリットといえるでしょう。


さらに、既に他のがん保険に加入していても、その保険の上乗せ保障とすることもできます。自由診療基本保障2倍保障されるというのは他社のがん保険にはありません。


今あるがん保険を活かしながら保険料を抑えて保障を厚くできるのも「終身ガン保険プレミアムZ」をおすすめする理由の一つです。

充実したがん保障を受けたい人にはおすすめできない

充実したがんの保障を望む人には「終身ガン保険プレミアムZ」はおすすめできません。


チューリッヒ生命の「終身ガン保険プレミアムZ」は他社が特約扱いされている部分を主契約とした保険です。そのため、実際に利用される頻度は少ないということができます。


手術を行い、その後放射線や抗がん剤による治療が長引いたときにはメリットは大きいのですがそうではない場合、手術給付金や通院給付金のほうが利用する頻度は高くなります。


また、がん治療にともなう経済的負担軽減するためにはガン診断給付金必須ですが「終身ガン保険プレミアムZ」ではその部分特約となっています。さらにガン診断給付金が支払われるのは2年に1回。


しかも2回目の請求にはがんの診断の他に入院も必要となるのは先述の通りです。がんの再発にも備えたいという意味では保障が十分ではないかもしれません。


それゆえ、がん治療への充実した保障を望む人には「終身ガン保険プレミアムZ」をおすすめすることができないのです。

他のがん保険との違いを比較


「終身ガン保険プレミアムZ」以外のがん保険にはどのような商品があり、どういった違いがあるのでしょうか。


ここでは次の2つのがん保険を紹介して、商品の特徴、保障内容、保険料について解説していきます。

  1. 朝日生命    : 「スマイルセブンSuper(スーパー)」
  2. オリックス生命 : 「がん保険Believe(ビリーブ)」

朝日生命のがん保険『スマイルセブンSuper(スーパー)』

朝日生命のがん保険「スマイルセブンSuper」はがん診断一時金の支払いを主な保障とする保険商品です。


特徴

「スマイルセブンSuper」はがんのみならず、6大疾病と診断されたときに疾病一時金が支払われるのが特徴の保険です。支払回数は無制限。つまり支払われる条件に合致すれば何度でも受け取ることができます。

疾病一時金が支払われるのはがんを含む7大疾病それぞれに対して1年に1回です。たとえばがんであれば、初めてがんと診断されたときから1年経って再びがんの診断を受けると支払いの対象となります。1年経たない間にがんと診断された場合には支払われません。

また1年目にがんと診断されて一時金を受け取った人が、その日から1年経った後に今度は脳卒中の診断を受けたときにはそれに対して一時金が支払われることとなります。

がんだけではなく、幅広い種類の疾病保障が得られるのが「スマイルセブンSuper」の特徴といえるでしょう。

保障内容

「スマイルセブンSuper」の保障内容は次の通りです。

主契約

疾病名称・条件保障額支払回数
がん(上皮内新生物を含む)
診断確定
30万円~500万円
(10万円単位で設定)
無制限(1年に1回)
急性心筋梗塞・拡張型心筋症
所定の状態に該当したとき
同上
(保障額割合を100%、50%、25%から選択)
同上
脳卒中・脳動脈瘤
同上
同上同上
糖尿病
同上
同上同上
慢性腎不全
同上
同上同上
肝硬変
同上
同上同上
高血圧性疾患
同上
同上同上

特約

名称保障額支払限度額
7大疾病初回一時金20万円~470万円
(主契約と合算して30万円~500万円で
選択可能)
保険期間中1回
がん治療給付金2.5万円~5万円(治療を受けた月ごと)所定の給付倍率による
保険料払込免除
7大疾病で所定の状態に該当
以後の保険料の払込が免除される
先進医療給付金1回450万円(通算2,000万円)先進医療の技術料と同額
先進医療見舞金1回45万円(通算200万円)先進医療給付金の10%

保険料シミュレーション

年代ごとの保険料は次の通りです。

条件:男性・ガン診断給付金:100万円・保険期間及び保険料払込期間:終身
年齢月払保険料
30歳2,400円
40歳3,630円
50歳5,520円

(価格.comによる試算)

オリックス生命のがん保険『がん保険Believe(ビリーブ)

オリックス生命の「がん保険Believe」はがんの治療費トータル保障するがん保険です。


特徴

「がん保険Believe」の特徴は初めてがんと診断されて入院したときにがん診断一時金の他にがん治療給付金が合わせて支払われる点。がん診断給付は1回のみの支払いですが、がん治療給付金は支払い回数に制限がありません。(2年間に1回の支払いが条件)

また先進医療の給付金および手術や入院及び通院、さらには退院したときの一時金の支払いなど、がんの治療に必要な保障が網羅されているのも特徴となります。

ちなみに上皮内新生物も保障され保険金は同額です。

保障内容

「がん保険Believe」の保障内容は次の通りです。

主契約(契約可能年齢0歳~75歳)
保障名称保障額限度額
がん初回診断一時金100万円1回のみ
がん治療給付金50万円支払回数無制限(2年に1回を限度)
入院給付金日額1万円無制限
手術給付金20万円(1回)無制限
退院一時金10万円(1回)無制限

特約
保障名称保障額限度額
通院給付金日額1万円60日の通院治療期間を限度
先進医療給付金先進医療にかかる技術料と同額通算して2,000万円
先進医療一時金上記の10%
1回につき50万円を限度

なお「がん保険Believe」は入院給付金日額を保障の基本としており、上表の他に1日5,000円のプランを用意しています。保障額は上表の半分とし加入可能年齢を50歳から75歳に限定した商品です。

保険料シミュレーション

年代ごとの保険料は次の通り。

条件:男性・がん診断給付金:100万円・入院給付金:1万円・通院給付金:なし
   保険期間及び保険料払込期間:終身
年齢月払保険料
30歳3,092円
40歳4,335円
50歳6,261円
(価格.comによる試算)

チューリッヒ生命のがん保険『終身ガン治療保険プレミアムZ』に加入する流れや告知内容


「終身ガン保険プレミアムZ」に限らず生命保険は契約者側の意思だけでは契約することができません。契約者の健康状態に左右されるからです。また契約に際して定められている生命保険商品に特有な条件もあります。


そこでここでは「終身ガン保険プレミアムZ」に加入するに際して注意すべきことや手続きの流れ、さらに告知内容について次の順番で解説していきます。

  1. 加入の前の注意点
  2. 手続きの流れ
  3. 告知の内容

加入する前に注意したいこと

「終身ガン保険プレミアムZ」に加入する前に注意したい点の一つは保険契約手続きを終了した後、一定期間は保障されないという決まりがあることです。不てん補期間と呼ばれており、期間は90日です。


すなわち保険期間が始まって最初90日間はたとえがんになっても保障されません。既に加入しているがん保険があり、そこから乗り換える場合は従前からの保険の解約時期に注意することが必要です。


また後述する告知事項正確に記載しましょう。もしも告知事項の記載が実際と違っていたときには告知義務違反とされ、保険金が支払われなかったり、契約自体が解除されたりする可能性があるからです。


さらに既往症があったり、危険な仕事に就いている人はリスク管理の点から契約の引き受けがされない可能性があります。

加入手続きの流れ

「終身ガン保険プレミアムZ」への契約手続きは次の2つから選べます。

  1. インターネットからの申込
  2. 郵送による申込
インターネットからの申込の流れは次の通りです。
  1. インターネット上で申込手続き
  2. チューリッヒ生命で引き受けの可否について審査
  3. 問題なければ加入手続きが完了し、保険証券が契約者に送付

手続きが完了すると申込時にさかのぼって保障が開始されます。なお申込に際しては運転免許証などの本人確認書類必要です。

またインターネットを利用して申込ができるのは次の人に限られています。
  1. 満年齢20歳以上
  2. 契約者、被保険者が同一人
  3. 保険料の支払い方法がクレジットカード
上記以外の人は郵送による申込を行う必要があります。

郵送による申込の場合の流れは次の通りです。
  1. チューリッヒ生命に対して申込書類の送付を依頼
  2. チューリッヒ生命から申込書類が届く
  3. 申込書類の所定の事項を記載してチューリッヒ生命に送付
  4. チューリッヒ生命で引き受けの可否について審査
  5. 問題なければ手続きが完了し、保険証券が契約者に送付
郵送による契約では本人確認の書類はインターネット上での申込とは異なり、必要ありません。

告知内容

「終身ガン保険プレミアムZ」では契約に際して所定の告知書への記載が必須とされています。内容は次の通りです。

  1. これまでにがんもしくは上皮内新生物に罹ったことがあるか否か
  2. 最近3ヵ月以内にポリープ、肝硬変、肺気腫などの病気で医師の診察、治療などを受けたことがあるか否か
  3. 過去2年以内に健康診断で胸部レントゲン検査、便潜血検査などの検査結果が異常となったことがあるか否か

上記3つの告知のうち、1つでも該当するものがあれば、契約の引き受けはできないとされています。

チューリッヒ生命のがん保険「終身ガン治療保険プレミアムZ」は保険組み立ての自由度が高いので保険のプロへの相談がおすすめ


「終身ガン保険プレミアムZ」は既述のように通常、特約とされている保障が主契約となっており、特約多い保険です。その分、保険を組み立てる自由度が高く保障内容のバリエーションも多くなります。


しかし保障内容の選択肢が多い分、どのように保障をカスタマイズしたらよいのか悩む方がいるかもしれません。


そのようなときは保険のプロへの相談がおすすめです。


保障内容の選択に迷ったら利用を検討してみるのもよいのではないでしょうか。

まとめ:チューリッヒ生命のがん保険は特約の種類が多く保険組み立ての自由度が高いが、がん保障については手薄い印象


チューリッヒ生命のがん保険「終身ガン保険プレミアムZ」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  1. 放射線、抗がん剤、ホルモン剤の保障に特化した保険
  2. 手術や入院、通院等の保障は特約で対応
  3. 特約の種類が多く、保障内容の選択範囲が広い
  4. 充実したがんの保障という点では手薄い印象
  5. 加入のメリットデメリットが人によって異なる
  6. 加入手続きはネット上と郵送のいずれかによる
です。

「終身ガン保険プレミアムZ」は保障の選択肢が多い保険です。また状況のよっては他の保険を検討するほうが良いことがあるかもしれません。必要に応じて無料の保険相談を利用し、自分にとって最適な保険を選ぶことが大切でしょう。

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