明治安田生命じぶんの積立のデメリットは?口コミ・評判や元本割れの心配は?

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▼この記事を読んで欲しい人
  • 明治安田生命「じぶんの積立」のメリット・デメリット、口コミを知りたい方
  • 保険になじみがなくて抵抗のある方
  • 元本割れのしない保険を探している方
  • 銀行の定期預金を使っている方
  • 生命保険料控除の限度額があまっている方
▼この記事を読んでわかること
  • 明治安田生命「じぶんの積立」の基本情報と口コミ・評判
  • 明治安田生命「じぶんの積立」のメリット・デメリットとおすすめな人
  • 生命保険料控除の仕組み
  • 銀行の定期預金との差

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明治安田生命「じぶんの積立」のデメリット


明治安田生命「じぶんの積立」のデメリットはおもに以下の3つが考えられます。

  • インフレに対応できない
  • 資産運用としてなら積立投資した方が儲かるかも
  • 解約してから現金にするのに日数がかかる 

元本割れのリスクが少ないと口コミでも評判の保険ですが、資産運用としては保守的な効果しか得られないというデメリットが目立ちます。


また保険会社をはさんでの積立になるため、銀行預金よりも現金利用の身軽さが犠牲になることにも注意すべきでしょう。


詳しく解説していきます。

インフレに対応できない

明治安田生命「じぶんの積立」のデメリットとして、インフレに対応できないことがあげられます。


「じぶんの積立」でやっていることは積立貯金とそう変わりません。


現金はインフレに弱い性質があるので、「じぶんの積立」で積み立てた保険料も同じくインフレに弱いのです。


インフレとは、売り物全体の値段が上がることにより、相対的にお金の価値が下がることをいいます。


利率変動や配当のない円建保険は、価値の変化する資産に変換できず現金のままなので、インフレ対策ができません。


「じぶんの積立」は保険期間が10年です。その間に物価が変わることは十分考えられるでしょう。


よって、インフレに対応できないことが明治安田生命「じぶんの積立」のデメリットのひとつです。

外貨建て保険や変額保険と比較すると返戻率が低め

高い貯蓄性を持つ保険として、外貨建て終身保険変額保険が存在します。



一方、「じぶんの積立」という選択肢は、これらの保険に比べて返戻率が若干低いため、そのデメリットを認識することが大切です。




外貨建ての保険は、円建てに比べて積立利率が有利であり、為替の動きを利用して資金を増やすチャンスも持っています。



しかし、その反面、為替差益による損失のリスクもあります。



このように、収益のチャンスとリスクが両立していると言えます。




変額保険は、投資信託を組み込んだ選択するプランによっては、高いリスクと大きなリターンの可能性を追求でき、市場の動きにより返戻率が向上することも考えられます。




とはいえ、「じぶんの積立」の特長は、ほぼリスクを感じることなく10年後に103%の利益を安定して得られることです。



この安全性は大きなメリットとして評価できますが、それと引き換えに利益率は控えめとなる点を理解しておくことが必要です。

資産運用としてなら積立投資した方が儲かるかも

明治安田生命「じぶんの積立」でもらえる満期保険金の返戻率は103%固定です。


保険期間は10年(うち積立期間は5年)なので、年利率にすると0.3%


もし毎月1万円ずつ積み立てるとして、5年で積立金が60万円、満期保険金は61.8万円となります。


60万円を10年預けて利益が18,000円だけと考えると、ないよりはマシですが物足りないですよね。


だとしたら、投資で10年間積み立てたほうが効率よく増やすことができます。


長期の株式投資では4~7%、投資信託では3~10%が年間の平均利益率といわれているので、年利0.3%と比べると雲泥の差です。


資産運用として保険に入るのなら、長期の積立投資を考えたほうがいいかもしれません。


ただし、「じぶんの積立」には保険料控除制度があることにも注目しておきましょう。


一般生命保険料控除で税金の免除を受けた場合、節税分も利益に換算すると年利はさらに上がります。


詳しくは下記にある「明治安田生命『じぶんの積立』のメリット」をご覧ください。

解約をしなければ返金は受けられない

じぶんの積立では、保険期間が終了したり保険を解約しない限り、積み立てた金額は戻ってきません。

デメリットとしては、解約時に手続きが必要となることが挙げられます。

もし投資信託などの場合は、証券会社の営業時間であれば気軽に解約することができるということを考えれば、これはデメリットと言わざるを得ません。


しかし、経済的に困窮がある際には早期に解約手続きを行えば、お金は比較的早く戻されます。



したがって、気軽に解約するのではなく、経済的に困った状況のときに限り解約を検討するのが良いでしょう。

解約してから現金にするのに日数がかかる

保険は解約してから現金を手にするのに時間がかかるのもデメリットです。


解約手続きも含めると、1週間~2週間以上はかかると考えておいたほうがよいでしょう。


解約の手順は以下のようになります。

  1. 保険会社に直接行くか電話で、もしくは担当営業者に解約することを伝える
  2. 解約請求書を受け取る
  3. 必要事項を書き、必要な書類とともに送付する
  4. 保険会社が手続きを完了させる
この4つの工程で大体1週間ほどかかります。

さらに解約返戻金が銀行に入金されるのに1日~1週間待たなくてはなりません。

このように、現金化に時間がかかってしまうのです。

明治安田生命「じぶんの積立」は解約による手数料のデメリットはありませんが、現金が急に必要になってもすぐに使えないのはデメリットといえます。

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途中での積立金の変更は不可

「じぶんの積立」は、一旦設定すると途中で修正することが不可能となるデメリットがあります。

積立金額を上げたいと思った場合でも、新たに「じぶんの積立」へ加盟する手続きが必要となります。


ただし、1人の保険加入者は最大2万円までとなる一方、保険加入者を変えることでさらに加入できます。 


 保険加入者を変えても、元の契約金額を修正することは出来ないので、最初に加入する際には、必要な積立金額を精査してから契約するようにしましょう。

インターネットでの申し込みは不可

じぶんの積立に申し込む場合、対面での契約が必須となります。


これは保険の営業マン代理店を通じて行われることを意味します。


その際、デメリットとも言える点は、他の保険商品を勧められる可能性があるということです。


もし他の保険が必要なものであれば、それは良いことですが、そうでない場合は、断る決断も必要となります。


解約をしたら次の3年間は再契約ができない

前述の通り、じぶんの積立を受け取るためには、解約が必要となります。




その際、途中解約にあたり割り引かれるお金などは存在せず、すべての保険料が戻るのは、じぶんの積立の素晴らしい点です。


しかし、一度解約を行ってしまうと3年間契約を結ぶことができなくなります。




直接的な解約のデメリットはありませんが、安易な気持ちで解約をしてしまうと、即座に再契約することは難しいということを肝に銘じておくべきです。

保険料の控除がすでに使い切られている場合、節税の恩恵は受けられない

じぶんの積立では、、万が一運用益が少ない場合でも、保険料控除を活用すれば一定の恩恵を受けることが可能です。



ただし、この恩恵はまだ保険料控除を使い切っていない方に限り適用可能となります。




保険料控除には一定の上限が存在し、その上限を超えてしまうと保険料控除の利用はできなくなります。




この「デメリット」は、保険料控除の上限を既に使い切ってしまっている方は、節税効果を得ることができないので注意が必要です。

保障は比較的少ない

じぶんの積立は、どちらかというと保障よりも資産運用に焦点を当てた保険です。




万が一死亡した場合に支払われる保険金は、病気や災害による死亡の場合、すでに支払われている保険料相当額、あるいはその1.1倍となっています。


そのため、大きなデメリットとして、万が一の事態が発生し契約直後に死亡した場合、死亡保険金がほぼ全額支払われないという事実が挙げられます。




通常の生命保険と異なり、経済的支援として遺族に期待できる種類の保障が得られない可能性があるという点については、注意しておきましょう。

明治安田生命「じぶんの積立」の評判・口コミは?

※口コミはインターネットアンケートで募集

募集期間:2022年12月~2023年1月

保険料控除の枠が使えるのはかなりありがたい。しかも毎年定額分増えていくので資産運用にはもってこいだと思います。
死亡保障もつけつつ、資産運用もしたいなと思っていました。そこでじぶんの積立を提案され、元本割れをすることは考えにくいともいわれましたので、加入することにしました。
最初はちょっと信じがたかったけど、本当にいつ解約しても返戻金が100%ってすごい。他の保険はすぐ解約すると支払った保険料全部は返ってこないから、安心して積立できる。
一般生命保険料控除のメリットもあるから、確定申告の時に節税ができて助かってる。少しでも税金が戻ってくるのはありがたい!
積立金額も色々選べるから、自分の生活スタイルや収入に合わせて選べるのが良い。そして、死亡保障もあるし、万が一の時にも安心。
災害死亡保障がついてるのも良い。もちろんそういうことが起きない方がいいけど、何があるかわからないから安心感がある。
5年間で満期というのが短期間で安心。しかも、解約が手間なのでついつい無駄遣いせずに貯金してしまう。無意識にお金が増えていくのが嬉しい。

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明治安田生命「じぶんの積立」のメリット!元本割れのリスクなし!


明治安田生命「じぶんの積立」のメリットは以下の3つです。

  • いつ解約しても解約返戻金が100%
  • 一般生命保険料控除の対象となるため多少節税となる
  • 5年間で満期。銀行貯金より解約が手間なので貯金しやすい

解約返戻金が100%以上なのが評判の保険ですが、それ以外にも税金対策や心理的な貯蓄性の高さなどもメリットとしてあげられます。


具体例とともに解説していますので、ぜひご覧ください。

じぶんの積立は元本割れのリスクがない

明治安田生命「じぶんの積立」の1番の目玉は、いつでも解約返戻金が100%なことです。


どのタイミングで解約しても積み立てた保険料がそのまま戻ってきます。


解約返戻金がある保険のほとんどは、加入後すぐに解約すると手数料が取られ、受け取れる額が大幅に減って元本割れが起きてしまいます。


しかし「じぶんの積立」なら、どんなに早い段階での解約でも元本割れになる心配がありません。


つまり、銀行に積み立てているのとそう変わらないのです。


満期時の年利は0.3%と一般的な銀行の利息より高いため、10年間預けられる資金を用意できるのであればデメリットが非常に少ない保険といえます。


申し訳程度ですが災害死亡保障もついているので、資金を眠らせておくくらいなら「じぶんの積立」を始めたほうがお得です。

一般生命保険料控除の対象となるため多少節税となる

明治安田生命「じぶんの積立」に加入すると、一般生命保険料控除を受けられるメリットがあります。


生命保険料控除とは、払い込んだ保険料によって税金が免除されるシステムです。


確定申告で申請すると、払い込んだ保険料の一部が所得から引かれた状態で所得税と住民税が割り出されます。


生命保険料控除には、

  • 一般生命保険料控除
  • 医療介護保険料控除
  • 個人年金保険料控除

の3種類に分かれており、所得税と住民税の計算時にそれぞれ最大4万円と2.8万円分ずつ給与から減らしてくれるのです。


「じぶんの積立」は一般生命保険料控除の対象となるので、ほかの保険で一般生命保険料控除の年限度額(所得税:8万円、住民税:5.6万円)が埋まっていない限り税金が安くなります。


税金は個人によって変わりますが、ひとり暮らしで年収300万円の場合を例にとって年間の節税効果を見てみましょう。

月積立額5千円1万円
所得税1,7502,800
住民税2,0002,800

(単位:円)


この節税分も保険の利益と考えると、以下のようになります。

月積立額5千円1万円
合計積立額300,000600,000
満期保険金の利益9,00018,000
節税分の利益24,00022,750
年利1.05%0.7%

(単位:円)


保険自体の年利は0.3%なので、多少の利率増加が見込めます。

5年間で満期。銀行貯金より解約が手間なので貯金しやすい

明治安田生命「じぶんの積立」の保険料払込期間は5年間です。


これ以降は保険料を必要とせず、さらに日を追うごとに解約返戻金が上乗せされていきます。


5年という短いスパンなので始めやすく、元本割れのリスクもないので安心して貯金ができるのは大きなメリットでしょう。


さらに、デメリットとして解説した「現金化の手間」を逆にメリットとして活用することもできます。


銀行の貯金ではすぐに使ってしまう方は、保険を利用することで現金化の手間を増やし使わないようにするという貯金術があるのです。


保険の解約には書類をまとめなければならず、日にちも1週間~2週間以上かかる場合があるため、気軽に返戻金を受け取ることができません。


「無駄遣いを減らしたい方にピッタリ」と口コミでも話題の保険です。

他の貯蓄型保険よりも貯蓄性が高い

「じぶんの積立」は、明治安田生命が提供する、毎月の保険料を積み重ねて資産形成に役立てられる保険です。




解約時には100%以上の返戻率が保証されているので、通常の貯蓄と同じように預けた金額以上を受け取ることができます。


そのため、自分で毎月積み立てるのが難しいと感じる方にも、保険料として自動的に積み立てが行われるので、確実に資産を増やすことができるのが大きなメリットです。




この積み立てたお金は、子供の学費や結婚に関する出費、家族や友人との休暇など、様々な用途で使うことができます。




手間なく、確実に資産を増やせるのは、この保険の魅力的な点です。


しかし、このメリットは非常に評価できますが、デメリットもしっかりと理解して選択することが重要です。

毎月5,000円から2万円までの範囲で積み立て可能

じぶんの積立」は、毎月5,000円から20,000円の範囲内で、積み立てることができる積立保険です。



毎月の積立額が5,000円という手頃な価格なので、気軽に始めることができるのが大きな魅力となっています。




自分の家計に応じて積立額を調整することが可能ですが、一度設定した後での増額は認められていません。


増額を希望する場合、新たな契約を結ぶ必要が生じます


この点は「じぶんの積立」のデメリットとも言えるでしょう。


さらに、解約した後、3年間は同じ契約者名での再契約が許されませんが契約者を変えればこの制限の対象にはなりません。

10年間で103%の返戻率で銀行の普通預金よりも利率がいい

じぶんの積立」の保険期限が満了すると、支払った保険料の103%が返戻されます。




103%と聞くと、特に高い数字のようには思えませんが、主要な大手銀行の金利と対比すると、その差は顕著です。




例として、「じぶんの積立」に毎月5,000円を5年間積み立てた場合、合計で300,000円の投入となり、10年後には309,000円となります。




一方で、同じ300,000円を銀行に預ける場合、現在の大手メガバンク(例:みずほ銀行三菱UFJ銀行)の金利が0.001%程度だと仮定すると、10年後の利息はたったの30円


これに税金を適用すると、実際に受け取れるのは25円に過ぎません。




積立と銀行預金の比較

じぶんの積立 

積立金額合計: 300,000円 

10年後の金額: 309,000円 

税後の金額: 309,000円 

増減: +9,000円


銀行預金

積立金額合計: 300,000円 

10年後の金額: 300,030円 

税後の金額: 300,025円 

増減: +25円 


「じぶんの積立」の場合、金額の増加が期待できるだけでなく、税制上の優遇も受けられる点がメリットと言えます。


通常、株や配当収益には20.315%の税金が適用されますが、保険の返戻金については、返戻金と保険料の差額が50万円以下ならば非課税となります。


ただし、「じぶんの積立」での利益が50万円を超える契約は設定されていないため、税金を気にする必要はありません。




将来的な支出、例えば旅行や結婚資金など、計画的に準備したい方には「じぶんの積立」が適していますが、デメリットもきちんと考慮することが大切です。

告知なしで加入可能

多くの生命保険では、契約する際に健康状態の告知が要求されます。


これには、保険会社が定めた告知書の記入や、健康診断の結果、さらには医師からの診断書などの提出が含まれる場合もあります。


通常は、これらの情報に基づいて、保険会社が審査を行い、この審査で、加入を断られたり保険料が上がることもあります。


それだけでなく、貯蓄型の保険を検討していても、病歴や既往症があるとか、告知書に細かなミスがあるとか、契約が難しくなることもあります。




しかし、「じぶんの積立」の場合、健康に関する告知は一切必要ありません。


そのため、自分の健康面に不安がある方でも安心して加入できます。


この告知不要という点が、多くの人にとって非常に魅力的です。

じぶんの積立の全体的な評価

「じぶんの積立」を考える際、生命保険に未加入で通常の死亡保険の必要性を感じない方は、「生命保険料控除」を有効活用する金融商品として検討する価値があります。




最大4口までの利用が可能ですが、現行の生命保険料控除の枠を鑑みると、年間8万円以上の控除利用はデメリットとなり、結果的に2口までの加入が最も効果的だと言えます。




また、加入後5年経過すると保険料の支払いは不要となります。


そのため、初めに2口を加入し、保険料の支払いが終了する6年目にさらに2口を加入するという方法も検討することができます。




ただし、この保険の申し込みはオンラインからは行えません。


明治安田生命の担当者との直接のミーティングが必要で、この商品はセールスのための「ドアノック商品」として位置づけられています。


そのため、申し込み時に他の商品を積極的に勧められる可能性が高まります。

明治安田生命「じぶんの積立」の基本情報


※2023年2月16日時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。


じぶんの積立の基本情報
契約年齢

被保険者:6~65歳
加入者:18歳~

保険期間10年間(うち払込期間は5年)
積立金額5,000、10,000、15,000、20,000円
支払方法月払
保障範囲災害死亡保障
死亡保障
保障金額災害死亡時:既払込保険料の1.1倍
死亡時:既払込保険料と同額、
払込期間後は積立金相当額
返戻率最大103%

参考:明治安田生命「じぶんの積立 ご案内ブックレット」


明治安田生命「じぶんの積立」の特徴は、いつ解約しても払い込んだ保険料がそのまま戻ってくる初期解約返戻金の高さです。


元本割れのデメリットがないため、積立貯金と同じ感覚で保険に入ることができます。


ただし、生命保険としての機能は薄く、保障は災害死亡時のみ払い込んだ保険料が1.1倍になって返ってくるだけ。それ以外の死亡時は解約返戻金と同額しか戻ってきません。


節税しながら確実に貯金したい方に適した、口コミでの評価も高い保険です。

明治安田生命「じぶんの積立」がおすすめな人


明治安田生命「じぶんの積立」がおすすめな人は以下の通りです。

  • 生命保険料控除を使いたい人
  • 銀行預金だとすぐにおろしてしまうため、強制的に貯金したい人

ちょっとした税金対策のほか、貯金としても優秀な保険となっています。


払込額よりも受取額のほうが減ってしまう元本割れの心配がないので、タンス預金や銀行預金で手をつけずに放置するくらいなら「じぶんの積立」に積み立てたほうがお得です。


保険内容も単純なので、多くの人が使いやすい保険といえるでしょう。

生命保険料控除を使いたい人

生命保険料控除を利用すると、所得税と住民税を算出するさい、支払った保険料の一部が所得から差し引かれます。


税金免除制度があるなら使わないともったいないですよね。


明治安田生命「じぶんの積立」は一般生命保険料控除の対象となるので、加入すると積立利率以上の利益が見込めます。


控除される所得税額は以下の通りです。

年間の支払保険料控除額
~20,000円支払保険料全額
20,001~40,000円(払込保険料×1/2)+10,000円
40,001~80,000円(払込保険料×1/4)+20,000円
80,001円~40,000円

※保険控除3種合算時の上限は12万円


また、住民税の控除は以下で計算されます。

年間の支払保険料控除額
~12,000円支払保険料全額
12,001円~32,000円(払込保険料×1/2)+6,000円
32,001円~56,000円(払込保険料×1/4)+14,000円
56,001円~28,000円

※保険控除3種合算時の上限は7万円


参考:生命保険文化センター


生命保険料控除を使ってみたいけど元本割れが怖いという方には、デメリットが少なく損しづらい「じぶんの積立」をおすすめします。

銀行預金だとすぐにおろしてしまうため、強制的に貯金したい人

我慢してるのについついお金を使ってしまう人にも、明治安田生命「じぶんの積立」の加入がおすすめです。


この保険は解約返戻金がいつでも払込保険料と同額なので、やっていることは積立貯金とほとんど同じです。


しかし保険は解約に時間がかかり、ネットで簡単に済ませることもできないため、銀行のように気軽に現金をおろして使うことができません。


ですがむしろこの面倒さを利用すれば、強制的に貯金ができます。


たとえ途中でお金が必要になったとしても、解約に手数料を引かれるデメリットがないため、元本割れの心配もありません。


散財で悩んでいる方や貯金に挑戦しようとしている方は、「じぶんの積立」を利用してみましょう。

リスクを限りなく低くして資産運用したい人

積立保険は、いつでも解約できて元本保証があるので、安心してお金を増やせます。

リスクを避けたい方には最適な商品です。



10年間で103%になるという金利は、預金と比べても高いでしょうか。



実は、この返戻率を超える定期預金を探すのはかなり困難です。

現在の定期預金の金利は0.4%を超えるものはほとんどありません。



ただし、この保険のデメリットは、10年という期間が短いことです。

保険としては長期的な視点で考える必要があります。



この保険は、リスクを最小限に抑えて、短期間でお金を増やしたいという方に向いています。

明治安田生命「じぶんの積立」をおすすめできない人


明治安田生命「じぶんの積立」をおすすめできない人は以下の2タイプです。

  • 資産を効率的に増やしたい人
  • 月払いしかできないので、年払いでの保険料割引が期待できない

デメリットは少ないものの、資産運用という意味では利率が低く物足りない印象を受けます。


余剰資金を少しでも運用に回したい方は、別の方法を考えたほうがよさそうです。

資産を効率的に増やしたい人

資産を効率的に増やしたい方には明治安田生命「じぶんの積立」はおすすめできません。


「じぶんの積立」の返戻率10年積み立てて103%固定です。


毎月の積立額を最大の2万円にしても、最終的に240万円預けて7.2万円しか利益を生みません。


それなら240万円を元手に投資を10年やったほうが、さらに高い利益を狙えます。


保険と積立を両立させたい方でも、外貨建て保険変額保険のほうが資産を増やせる幅が広がり、さらにインフレにも強いです。


これら保険や投資にはリスクがつきものとはいえ、資産運用を目的としているのなら「じぶんの積立」よりももっといい方法があるでしょう。

月払いしかできないので、年払いでの保険料割引が期待できない

明治安田生命「じぶんの積立」は月払いしか対応していません。


なので、年払いなどでまとめて払って保険料を節約したい方には向いていないでしょう。


保険の支払方法は月・半月・年払いや前納払い、一時払いなど複数あり、保険によって選べる支払方法は変わります。


基本的に保険料はまとめて支払うと割引されるため、資金に余裕がある方は一度に支払ったほうがお得です。


極力お得に保険を使いたい方、余剰資金が多くある方は「じぶんの積立」はおすすめしません。


※一時払いの場合、生命保険料控除を申請できるのは加入した年だけになるので注意が必要です。

すでに保険料控除を使い切っている人や資産運用が自分でできる人

すでに保険料控除の利点を十分に活用している方や、自分で投資先を選定する能力がある方にとっては、保険を経由した貯蓄のメリットはそこまで大きくないかもしれません。


そんな方々には、「じぶんの積立」よりも他の方法を検討することを推奨します。




「保障」「資産運用」は、基本的には別の側面として考えるべきです。


保険による貯蓄は、他の一般的な金融商品と比べ、高いコストがかかる可能性があるためです。




家族を持ち、死亡時の保険金が積立額では足りないと感じる方は、この保険が最適とは限りません。


まずは定期保険収入保障保険のような適切な保障を確保し、その上で貯蓄型の商品の参加を考慮するのが良いでしょう。

明治安田生命「じぶんの積立」を他社商品と比較


保険選びは他社の商品と比べてじっくり見極めることが重要です。


今回はあおぞら銀行の定期預金「BANK THE 定期」との比較を例に、明治安田生命「じぶんの積立」の優れている点と劣っている点を書き出してみましょう。


●明治安田生命「じぶんの積立」が優れている点


金利に関していえば、あおぞら銀行「BANK THE 定期」は半年で0.2%、5年で0.25%なので、「じぶんの積立」の年利0.3%に対して見劣りしません。


ただし「BANK THE 定期」は銀行預金なので、生命保険料控除が受けられないのがデメリットとなります。


「じぶんの積立」は節税効果を含めると年利0.7%以上と、さらに利益が望めます。


また、「BANK THE 定期」は一度に50万円以上預ける必要があるので、小さな額から始められる点も「じぶんの積立」のメリットです。


●明治安田生命「じぶんの積立」が劣っている点


明治安田生命「じぶんの積立」が劣っている点は、インフレに弱いところです。


保険の手続き上現金を引き出すのに手間がかかり、物価の上昇に対応しにくいのが難点といえます。


あおぞら銀行「BANK THE 定期」は預け入れ期間が半年~5年と短く、長い間現金を寝かせることがありません。


また、ネット上で簡単に解約できるのでフレキシブルに対応できます。

明治安田生命「じぶんの積立」に加入すべきか悩む人は保険のプロに相談しよう!

保険の選び方に悩んでいる方や、自分のライフプランに合わせた保障を知りたい方は、保険相談サービスを活用しましょう。


保険相談サービスでは、FPと呼ばれる保険のプロがあなたに最適な保険を提案してくれます。




FPは、ファイナンシャルプランナーという資格を持ち、保険の知識や経験が豊富な人です。


保険だけでなく、家計やマネープランに関する相談もできるので、お金に関する不安や疑問を解消することができます。

まとめ:明治安田生命「じぶんの積立」のデメリットを解説!口コミ・元本割れの評判は?


明治安田生命「じぶんの積立」のデメリット・メリットから評判や口コミ、似たサービスとの比較までを解説しました。


元本割れの心配がなく、とにかく損を避けたい方からの評判がいい保険です。


利率は低いものの、生命保険料控除を考えるとお得な保険ということがわかっていただけたでしょうか。


保険加入の入り口としても最適な商品でしょう。


ただし、運用のしにくさやインフレへの弱さなどのデメリットも気になるところです。


ひとりで保険を選ぶのが不安な方、物足りないのでさらに保険を探したい方は、ファイナンシャルプランナーに無料相談してみてはいかがですか。

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