更新日:2020/12/21
65歳からの医療保険・がん保険・女性保険は必要か?65歳以上におすすめの保険も紹介
内容をまとめると
- 65歳以上の方は、最低限の保障内容で医療保険を探すのがよい
- 医療費以外の出費を自分で支払える蓄えがある場合などは、無理に加入する必要はない
- 65歳以上なら、「定期型」より「終身型」の保険がおすすめ
- 保障内容と保険料のバランスを見極めて、加入する保険を選択しよう
- 65歳以上の女性は、女性特有の病気に対する保険より通常の医療保険への加入がおすすめ
- 65歳以上で自分に合った保険を具体的に考えたいならば、無料保険相談で詳しく話をきいてみるのがおすすめ
- 今ならスマホで簡単に無料オンライン相談できるので、そこで悩みは解消
目次を使って気になるところから読みましょう!
65歳からの医療保険・がん保険・女性保険は必要か?
65歳からの医療保険・がん保険・女性保険は、必要なのでしょうか。年齢が若い頃はケガや病気が少なかった方も、65歳を超えてくると少し心配です。
65歳になると公的医療保険制度が利用できるため、高額な治療費を支払うことは少なくなります。
しかし、こういった公的医療保険制度を利用しながらでも、長期治療・入院になってしまった場合は自己負担額も大きくなってしまうことでしょう。
民間の医療保険では、公的医療保険制度を利用しても出てしまう自己負担額を軽減できるので、そういった場合は加入を検討しておくのがおすすめです。
特に、65歳以上になってくると病気やケガも今までのようにすぐ治るわけではありません。病状次第では骨折でも長期入院が必要なケースもあります。
長期入院に備えて、民間の医療保険へ加入しておくのは経済的にも精神的にもゆとりができるのではないでしょうか。
もちろん、援助があったり貯金があるという方は無理に保険へ加入しなくてもいい場合もあります。
65歳以上で自分に合った保険を具体的に考えたいならば、無料保険相談で詳しく話をきいてみることをおすすめします。今ならスマホで簡単に無料オンライン相談できるので、そこで詳しい話をきいてみると納得できます。
65歳以上で医療保険に加入するメリットは?
65歳以上で医療保険に加入することにメリットはどれくらいあるのでしょうか。考えられるメリットとしては、以下の通りです。
- 病気やケガへのリスクに備えることができる
- 貯金や年金で賄えない自己負担額をカバーできる
- 相続税対策になる
病気やケガの確率が上がるリスクに備えることができる
年齢を重ねていくにつれて、病気やケガのリスクが高まります。
全国の受療率を示した数値を厚生労働省が公開していますが、確認すると入院だけで20代158人に対し、65歳以上になると1305人とかなり増加傾向にあります。
(参考:厚生労働省)
これは、年齢による筋力の衰えなどが原因といえるでしょう。年齢が上がるにつれて、病気やケガによる受療率も増えてしまいます。
若いうちは医療保険の必要性を感じていなかった場合でも、年齢を重ねていくにつれてその必要性を実感しているのではないでしょうか。
ケガや病気の確率が上がっていくリスクに備えるという意味でも、医療保険加入はとても大きなメリットです。
年金や貯蓄で賄えない分の差額ベッド代などの自己負担分をカバーできる
公的医療保険制度を利用すれば、自己負担額は1~3割となるので医療費自体はそこまで高額にはなりません。
実際、自己負担額もそこまで高額ではないので保険料を毎月支払ってまで備えるのはちょっと大げさかなと感じてしまいます。
しかし、差額ベッド代や食事代は残念ながら公的医療保険制度を利用できません。全額自己負担となってしまいます。
こういった自己負担額を医療保険でカバーできるのは、とても大きなメリットです。個室で過ごしたい、と考えている方にとってはとても魅力的ですね。
相続税対策になる
医療保険に加入しておくことで、相続税対策にも役立てることができます。契約者と被保険者、受取人をそれぞれ工夫しておくことで非課税となり、節税につなげることができます。
給付金が非課税の対象となる受取人は以下の通りです。
- 被保険本人とその配偶者
- 被保険者の直系血族
- 被保険者と生計を共にしている方
65歳以上で医療保険に加入するデメリットは?
65歳以上で医療保険に加入するメリットを解説してきましたが、もちろんデメリットも存在します。
考えられるデメリットは以下の通りです。
- 保険料が高くなりがち
- 告知義務により加入できない可能性も
保険料が高くなる
基本的に医療保険の保険料は、年齢が若ければ若いほど安くなります。20代で加入するのと65歳で加入するのとでは保険料に大きな差ができてしまうでしょう。
理由としては、やはり65歳になると保険を利用する可能性が高くなるからです。病気などのリスクに備えるのはとても重要なことですが、家計を苦しくしてまで加入するのはおすすめできません。
公的医療保険制度を利用し、自己負担額を軽減できることを考えるとあまり余裕のない方は加入しなくてもいいように思います。
告知義務にひっかかって加入できない可能性がある
医療保険への加入時は、自分の健康状態などを申告する「告知義務」があります。高齢者の場合、加入時には発覚していなかった病気が加入後、実は病気になっていましたというケースも少なくありません。
こういったケースはもちろん告知義務違反となり、保障をうけうけることができなくなる可能性もあります。
しっかり自分の状態を把握し、必要であれば健康診断などを受けておく必要があるでしょう。
65歳以上の公的医療保険や介護保険の制度はどうなっているの?
公的医療保険制度は年齢によって制度名や内容が異なります。65歳以上の公的医療保険や介護保険の制度はどのようなものなのでしょうか。
ここでは、
- 前期高齢者医療制度とは
- 後期高齢者医療制度とは
- 介護保険制度とは
- 訪問看護とは
前期高齢者医療制度
医療保険では、65歳から74歳までの方は前期高齢者医療制度を利用できるようになっています。
前期高齢者医療制度とは、65歳から69歳まで医療費の自己負担が3割、70歳以上になると2割になる制度です。ただし、所得が現役である場合は70歳以上でも3割になります。
これらの自己負担額以外の医療費は、加入している保険者が支払うことになっています。国民健康保険や協会かんぽなどがそうです。
前期高齢者医療制度は、制度の不均衡を調整するためのものです。現在加入している医療保険者から支払われるため後期高齢者医療制度とはちょっと違う目的のものとなります。
後期高齢者医療制度
後期高齢者医療制度とは、医療費の自己負担額が1割になるものです。しかし、前期高齢者医療制度とは違い、独立した制度となっています。
まず、世帯主が後期高齢者医療制度を利用できる75歳以上になると扶養家族として保険料をもらっていた方も個別に支払うことになります。
もちろんですが、本人も個別で保険料を支払う必要があります。健康保険組合、国民健康保険を脱退し、後期高齢者医療制度に加入します。
年齢を重ねると出費はできるだけ抑えたいですよね。もちろん保険料についても気になります。こちらの保険料には軽減措置があるため、よほど収入が多い方でなければ心配する必要はありません。
介護保険制度
介護保険制度とは、65歳以上または40歳から64歳の特定疾病患者の中で介護が必要となった方を社会全体で支えていく制度です。
介護保険制度で受けられるサービスは以下の通りです。
- 住居介護支援
- 住居・施設サービス
- 住居改善
- 福祉用具のレンタルなどのサービス
訪問看護
訪問看護とは、病気やケガをした方が退院後も継続して療養を受けなくてはいけない方が利用できる制度です。
病院や診療所、リハビリテーションなどから看護師、理学療法士、作業療法士などが自宅へ訪れて様々な指導をしてくれます。
訪問看護は公的介護保険と公的医療保険が利用できます。同時に利用することはできませんが、基本的に要介護認定や要支援認定されている方は公的介護保険が優先されます。
公的医療保険を利用した場合、訪問看護は週3日までなどと利用に制限があります。それを超えてしまうと自己負担となるので注意しておきましょう。
ちなみに、民間の医療保険の給付金は訪問看護が対象外であることが多いです。療養を目的とした往診であれば対象となるケースもあるので、一度確認しておくと良いでしょう。
65歳以上で必要な保障内容を知りたいなら、無料保険相談で相談することをおすすめします。今ならスマホで簡単に無料オンライン相談できるので、そこで話をきいてみるとよいでしょう。
65歳以上の医療保険の選び方は?
いざ保険内容などを確認しているとどんな保険がいいのか、どこを基準に選べばいいのかわかりずらいです。
少しでも納得して加入するために、医療保険の選び方を紹介します。
- 必要な保障内容は入ってる?
- 保険料は高すぎず安すぎない?
必要な保障内容かどうかを確認する
医療保険を選択する際は、まず保険内容を確認します。充実した保障内容を選べばいいというものでもありません。
もちろんですが保障内容を充実させると保険料も高くなってしまいます。できるだけ出費は押さえたいところ。
まずは入院、通院への保障内容を確認しましょう。支払い限度日数や給付金額などから、自分の必要だと思うものを選択していきます。
とはいえ、65歳以上になると医療費の自己負担額も減ったり、70歳以上になれば高額療養費の上限も引き下げられるので、そこまで充実した保障内容にしなくてもいいでしょう。
ガンや三大疾患に関する特約もあるので付けておくと安心だと思います。
保険料が適当かを確認する
保障内容を確認したら、今度は加入できる保険の保険料はいったいどれくらいなのか様々な会社を比較していきます。
少しめんどくさい作業となりますが、しっかり確認していけば毎月の負担を軽減できるでしょう。
複数の医療保険を比較したほうがいいですが、3社以上は必ず行うことをおすすめします。自分の支払い能力に応じた保険料の保険を選択できるよう、ここではしっかり確認していった方がいいでしょう。
身近にいる方や自分の子供、配偶者などにも相談するといいアドバイスをもらえるかもしれませんよ。
65歳以上で加入のにおすすめの医療保険!人気ランキング上位の保険も?
65歳以上の方で医療保険へ加入するのであれば、おすすめの医療保険があります。
今回紹介したい保険は、以下の通りです。
- オリックス生命『新キュア』
- チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』
- アクサダイレクト生命『アクサダイレクトの終身医療』
65歳以上におすすめの医療保険①:オリックス生命「新キュア」
65歳以上の方におすすめの医療保険、1つ目はオリックス生命が販売している保険商品です。
オリックス生命が販売している『新キュア』は、一生涯保証を手ごろな保険料で提供しています。
特に、七大生活習慣病を手厚く保障しており、約1000種類の手術も補償対象内となります。がんや心疾患などの三大疾患の保障も充実しているので安心です。
保障内容は以下の通りです。
保障内容 | 給付金額 | 補足 |
---|---|---|
疾病入院給付金 | 日額5,000円 | 支払い限度日数:1回の入院で60日分(約款所定の七大生活習慣病の場合120日、三大疾患の場合無制限) |
災害入院給付金 | 日額5,000円 | 支払い限度日数:1回の入院で60日分 |
手術給付金 | 1回10万円 | 入院中の手術時の保障 |
手術給付金 | 1回25,000円 | 外来時の手術時の保障 |
先進医療給付金 | 治療に必要な技術料と同額 | |
先進医療一時金 | 先進医療給付金の10% | 1回の療養につき50万円が限度額 |
保障内容も充実していますね。特に、病気での入院時の保障が十分にそろっているように思います。
では次に保険料を解説します。『新キュア』は、0歳~80歳までの方が加入できます。今回の保険料シミュレーション条件は、払込期間終身で入院給付金を5,000円と仮定しました。
加入年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
65歳 | 5,609円 | 4,695円 |
70歳 | 6,779円 | 5,828円 |
75歳 | 7,888円 | 7,032円 |
80歳 | 9,090円 | 8,529円 |
年齢が上がるにつれて高くなってしまうので、加入するのであれば65歳代がおすすめです。解約払戻金がないため、保険料は他の会社と比較するとその分安くなっていますよ。
65歳以上におすすめの医療保険②:チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムDX」
65歳以上の方におすすめしたい2つ目の医療保険は、チューリッヒ生命が販売している終身保険です。
チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアDX』は、短期入院にも長期入院にも対応できる医療保険です。
短期入院への保障はもちろんですが、7大疾患による入院の場合は無制限で保障を受けられます。また、最近は医療が発達しており入院をしなくても治療できる場合があります。
通院による治療に備えた保障も充実しているので、退院後の通院治療なども安心して受けられるでしょう。
では、詳しい保障内容を見ていきましょう。
保障内容 | 給付額 | 補足 |
---|---|---|
入院給付金(病気) | 日額5,000円 | 1回の入院支払い限度日数60日(通算入院限度日数1095日) |
入院給付金(ケガ) | 日額5,000円 | 1回の入院支払い限度日数60日(通算入院限度日数1095日) |
入院中の手術(手術特約) | 1回5万円 | 回数無制限だが60日間に1回のペース(病気・ケガで所定の手術、また所定の骨髄移植術で受け取れる) |
外来での手術(手術特約) | 1回5万円 | 回数無制限(だが60日間に1回のペース病気・ケガで所定の手術、また所定の骨髄移植術で受け取れる) |
放射線治療給付金(手術特約) | 1回5万円 | 回数無制限(60日間に1回のペース) |
先進医療給付金(先進医療特約) | 所定の先進医療にかかる技術料と同額 | 通算2,000万円が限度 |
先進医療支援給付金(先進医療特約) | 1回15万円 | 同一の先進医療の場合は、1回が限度 |
特約が必要となりますが、手術や先進医療にも十分な保障を受けられるのはうれしいポイントです。
では、保険料を見てみましょう。こちらの保険は満41歳~満75歳まで加入可能です。今回は、65歳以上で入院給付金日額5,000円を条件として保険料をシミュレーションしてみました。
加入年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
65歳 | 3,717円 | 3,962円 |
70歳 | 4,437円 | 4,832円 |
75歳 | 5,097円 | 5,697円 |
保険料は65歳で加入すると、かなり安いことがわかりますね。さらに特約をつけたり、入院給付金額を10,000円にすると、もう少し上がります。
『終身医療保険プレミアムDX』は、無解約払戻金型終身医療保険なので月々の負担も軽減できているんですね。
65歳以上におすすめの医療保険③:アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身医療」
65歳以上におすすめの医療保険、3つ目に紹介したいのはアクサダイレクト生命が販売している保険です。
アクサダイレクト生命の『アクサダイレクトの終身医療』は、保障を最低限減らすことで月々の保険料を減らしています。
これだけあれば十分、と思える保障内容となっているのが大きな特徴です。
では、保障内容を詳しく見ていきましょう。
保障内容 | 給付金額 | 補足 |
---|---|---|
疾病・災害入院給付金(病気やケガでの入院) | 日額5,000円 | 1回入院の支払い限度日数60日(通算1095日が限度) |
手術給付金(入院中) | 5万円 | 入院給付金額の10倍 |
手術給付金(外来時) | 25,000円 | 入院給付金額の5倍 |
先進医療給付金 | 先進医療にかかる技術料の実費 | 通算2,000万円まで |
先進医療一時金 | 治療1回10万円 | |
死亡給付金 | 5万円 | 保険料払込期間満了後に死亡した場合受け取れる |
他の医療保険とは違い、少額でも死亡時に給付金を受け取れるのはうれしいですね。そのほかの保障内容についても、そこまで充実していないわけでもないと感じます。
では、保険料を見てみましょう。20歳~69歳まで加入できるので、60歳と69歳で加入した場合で、条件は入院給付金額5,000円と10,000円、手術給付金ありの保険料払込期間終身でシミュレーションしてみました。
入院給付金額5,000円の場合の保険料から見ていきます。
加入年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
65歳 | 5,355円 | 4,330円 |
69歳 | 6,395円 | 5,145円 |
入院給付金額10,000円の場合はこちらです。
加入年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
65歳 | 10,590円 | 8,540円 |
69歳 | 12,670円 | 10,170円 |
入院給付金額10,000円にすると、それなりに手厚くはなりますが保険料は2倍ほど高くなります。
ですが、保証を手厚くしたい場合でも保険料を手ごろにしたい場合でも加入しやすいのではないでしょうか。こちらも無解約返戻金型となります。
65歳からの安い保険なら、共済もおすすめ
民間の医療保険ももちろんおすすめですが、掛け金がさらに安くなっている共済もおすすめです。
- できるだけ保険料を安く抑えたい
- 家計に負担をかけたくない
- 何かあった時のために保険には加入しておきたい
- 共済グループ『シニア保険』
- 県民共済の生命共済『熟年型』
共済グループのシニア保険
共済グループとは、東京都をはじめとする市町村役場や自治体病院、公務公共関連職場の職員で構成されたグループです。
福利厚生や労働組合の組合員たちが助け合うことを目的として設立されています。加入できるのは、共済グループに属している方のみとなりますが、保険料が手頃なのでおすすめです。
65歳以上の方が加入できる『シニア保険』は、80歳までのシニアライフをしっかりサポートしてくれます。
今回は、シニアセット1型と4型について解説していきます。まずは保障内容を見てみましょう。
保障内容 | シニアセット1型 | シニアセット4型 |
---|---|---|
入院(病気やケガ) | 日額3,000円 | 日額5,000円 |
入院(交通事故) | 日額1,500円 | 日額1,500円 |
通院(病気やケガ) | 日額1,500円 | 日額2,500円 |
通院(交通事故) | 日額750円 | 日額750円 |
死亡・重度障害(病気) | 100万円 | 100万円 |
死亡・重度障害(不慮の事故) | 200万円 | 200万円 |
死亡・重度障害(交通事故) | 300万円 | 300万円 |
後遺障害(不慮の事故) | 8万円~180万円 | 8万円~180万円 |
後遺障害(交通事故) | 12万円~270万円 | 12万円~270万円 |
手術見舞金 | 30,000円 | 30,000円 |
入院や通院、さらに死亡までかなり手厚い保障が受けられます。加入できるならこちらのほうがいいような気亜しますね。
では気になる保険料を見ていきましょう。
加入年齢 | シニアセット1型 | シニアセット2型 |
---|---|---|
69歳まで | 年額43,080円(月額3,590円) | 年額57,960円(月額4,830円) |
70歳から | 年額63,960円(月額5,330円) | 年額84,120円(月額7,010円) |
民間の医療保険と比較すると、保険料がかなり抑えられています。保障内容が充実しているのにこの保険料は驚きです。
他にも、4つのタイプから選べるので、自分が必要だと思う給付金額からプランを選択するのもいいですね。
県民共済の生命共済「熟年型」
県民共済の生命共済は、子どもから大人まで幅広い年齢の方が加入できます。こちらも共済グループのように、助け合いの気持ちから生まれた保険となります。
プランは全部で3つあり、65歳以上だと、生命共済『熟年型』に加入できます。加入年齢は65歳から69歳までの健康な方で、保障期間は65歳から85歳までです。
では、保障内容と掛け金を見ていきましょう。
保障内容 | 熟年2型(月2,000円) | 熟年4型(月4,000円) |
---|---|---|
入院(病気) | 日額1,000円~2,500円 | 日額2,000円~5,000円 |
後遺障害 | 0,8万円~100万円 | 1,6万円~200万円 |
死亡・重度障害 | 50万円~200万円 | 100万円~400万円 |
保険料がかなり安いのに、充実した保障内容になっていますね。年齢が上がるとその給付金が下がってしまうのがデメリットのように感じます。
ですが、手ごろな保険料で加入したい方にとってはそれ以上にメリットが大きいでしょう。
65歳以上で医療保険に加入する際に気をつけるポイントは?
65歳以上の方が医療保険に加入する際、気を付けてもらいたいポイントがあります。
ここでは、加入時に気をつけたい3つのポイント
- 保障内容と保険料のバランス
- 自己資金で対応できない医療費の保障
- 加入や保障内容の制限
保障に対して保険料は適切か?
死亡保険などとは違い、医療保険は保障内容に対してその保険料が適切かどうかの判断が難しいです。
知識をある程度持っていないと、もしかすると保険料がかなり高い保険へ加入してしまう可能性もあります。
医療保険の場合、それぞれ販売している保険商品ごとに対象となる範囲が異なります。すべてを同じ条件で比較するのは難しいといえるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、自分が気になっている病気に対する保障です。長期入院が心配な方は、長期入院に対する給付金額を比較し、保険料が適切かどうか判断していきましょう。
長期入院時には差額ベッド代や食事代も必要です。それらもすべて医療保険で賄えるかどうか踏まえたうえで、できるだけ安い保険料の会社を探してみてくださいね。
自己資金で対応できない医療費を保障できるか
高齢者の場合、医療費自体はそこまで心配しなくても自己負担額が低いので問題ないでしょう。ただ、心配するとすれば公的医療保険適用外の病気です。
がん治療を例にあげると、温熱療法・免疫療法などは保険適応外となります。つまり、この場合はがん保険に加入しておかなくては、治療費をカバーできないということになります。
がん保険に加入する必要があるということは、もちろんですが医療保険でもカバーできません。医療保険でカバーできないがんの保障や先進医療保障などは別で特約に加入したり、他の保険へ加入する必要があるでしょう。
自己資金で対応できないと考える病気に対する医療費をどのようにまかなっていくのかをよく考えておきましょう。
例えば、保険にがんや先進医療に関する特約はあるのかや割り切って医療保険は格安なものに加入し、他にがんや先進医療に特化した保険に加入するなどの方法がありますね。
加入や保障内容に制限はないか?
医療保険は、過去の病気や健康状態、持病などによって加入できない可能性があります。特に、過去5年以内にがんなどの再発の恐れがある病気にかかったことがある方は加入しにくいでしょう。
告知書に嘘を書いてしまうと告知義務違反となり、保険金を受け取れないこともあります。
持病があったり、病気によって加入できなかった場合は引受基準緩和型や無選択型と呼ばれる、告知内容が比較的緩い保険への加入を検討しなくてはいけません。
引受基準緩和型や無選択型は、持病を持っていても加入しやすくなっています。一方で、保険料が割高になってしまうというデメリットもあります。
65歳以上で自分に合った保険商品を知りたいなら、無料保険相談で詳しく話をきいてみてください。今ならスマホで簡単に無料オンライン相談できるので、そこで保険のプロの話が聞けます。
65歳以上は医療保険の見直しがおすすめ
65歳以上になると、これまで加入していた医療保険では保障が足りなかったり、保険料が支払えなくなってしまうかもしれません。
65歳になったら、医療保険の見直しを検討してみましょう。もちろん、保障内容も若い頃のままだとちょっと不安が残ります。
ここでは、65歳以上の医療保険の見直しについて
- 医療保険は終身がいい?
- どれくらい保障内容があればいい?
医療保険は終身型がよい
医療保険には、「定期型」と「終身型」があります。65歳以上の方だと、終身型がおすすめです。
定期型はあらかじめ保障内容が1年や10年などと定められているのに対し、終身型は一生涯保障が続きます。
定期型のように都度見直しを行うのではなく、加入時にしっかり確認・比較を行って加入しなくてはいけません。ですが、65歳以上で加入するのであればそこまで大きなライフスタイルの変化もないと思うので問題ないでしょう。
一生涯保障も保険料も変わらないというのは、とても大きなメリットです。生涯加入し続けることが条件となりますが、新たに保険へ加入するとなると労力も必要ですし、健康状態によっては加入できない可能性もあります。
そういった点で見ても、65歳以上になったら終身型の保険へかにゅうすることをおすすめします。
医療保険の保障内容はつけすぎない
医療保険の保障内容は、充実していればしているほどいいと考えている方も多いです。しかしそれは、月々の保険料を高くしているだけになりかねないので、考え直してください。
というのも、65歳以上になると医療費の自己負担額も減ってきます。つまり、病気なった時の自己負担額が若い頃と比較してもそこまで高額にならないのです。
平たく言えば、そこまで保障内容を充実させなくても十分医療費が賄えることになります。
そうなってくると、保障内容を最低限に設定して月々の負担を減らしたほうがいいですよね。
食費や差額ベッド代、衣服費用などを保険で賄えるようにある程度の保障は必要ですが、そこまで充実した保障内容でなくてもいいでしょう。
65歳以上の女性の場合は?
一般的に女性は、女性特有の病気に対応した保険へ加入したほうがいいといわれています。では、65歳以上の女性に対しても同じなのでしょうか。
女性特有のがんなどの病気は、40歳を境に少しずつ病気になる方の割合が減っていきます。一方、胃や大腸などの消化器官系のがんになる確率が高くなっていました。
50代、60代になると女性特有の疾患リスクが減っていきますが、そのほかのがんなどのリスクが高まります。
なので、65歳以上の女性でも通常の医療保険へ加入したほうがいいといえるでしょう。あらゆる病気へのリスクに対応しているだけでな、保険料も手軽なものが多いのでぜひ検討してみてくださいね。
まとめ 65歳からの医療保険は、保障と保険料のバランスが大切
65歳からの医療保険について解説してきましたが、いかがでしたか?
この記事のポイントは、
- 65歳以上の方は、最低限の保障内容で医療保険を探そう!
- 医療費以外の出費を自分で支払えるたくわえがある場合などは、無理に加入する必要はない
- 65歳以上なら、「定期型」より「終身型」の保険がおすすめ!
- 保障内容と保険料のバランスを見極めて、加入する保険を選択しよう
- 65歳以上の女性は、女性特有の病気に対する保険より通常の医療保険への加入がおすすめ
65歳になると、医療保険は加入したほうがいいのか悩みますよね。
病気やケガが増えていく年齢でもあり、医療費がかさんでいくことも考えられます。
医療保険には様々な種類があり、65歳からでも加入することは可能です。ですが、必ず加入しておいた方が安心というわけではないことをご存知でしょうか?
この記事では、65歳からの医療保険について
以上を中心に解説してきます。
これから必要となってくるであろう医療費のために、65歳だけど医療保険に加入したいと考えている方の参考となることでしょう。
ぜひ最後まで読んで、自分に医療保険が必要かどうか判断してみてください。