60歳からの医療保険は必要か?いらない?メリット・デメリットをふまえて解説

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。
60歳になると老後を見据えて保険の見直しを検討する人も多いようです。

ただ、いざ見直しをしようと思っても近年保険の種類も増えてきて自分にぴったりの保険を選ぶのは難しいですよね。

できれば 病気やケガをした際の備えをしつつ、保険料は節約したいと思いませんか? 

 そこでここでは60歳以上の医療保険について 
  •  医療保険の必要性 
  •  60歳以上の医療保険のメリットデメリット 
  •  必要がないケース

    医療保険の選び方 
  •  男女別おすすめ医療保険ランキング 
  •  県民共済の特徴や口コミ 
  • 保険見直しの注意点やポイント 
 以上の点について解説します。保険見直しの参考にしてくださいね。

内容をまとめると

  1. 60歳からの医療保険のメリットは、病気のリスクへの備え・入院時の自己負担への備え・相続税対策など
  2. デメリットは保険料が高い・病歴により保障が制限されるなど
  3. 十分な貯蓄があれば医療保険は必要ない
  4. おすすめの保険は終身型で最低限の保障が得られるもの
  5. 県民共済も掛け金が安いのでおすすめ
  6. 60代以上で見直しをする際は終身型や払い済みを検討する
  7. 60歳から医療保険を見直したいときに、無料保険相談で具体的に話を聞いてもらえる
  8. スマホで簡単に無料オンライン相談ができるので、利用してみるるといい

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60歳からの医療保険の必要性は?いる?いらない?


60歳以上になると退職をして年金で暮らす人も多くなるでしょう。できれば支出を抑えて生活したいものですが、保険も節約してしまって良いのかどうか迷いますよね。


必要でないなら思い切って解約や減額したいところですが、60代の医療保険の必要性が気になりますよね。


医療保険が必要かそうでないかは入院中に必要な医療費、特に自己負担額などを考慮することが大切です。


そこで、次の項目では入院時の自己負担額について詳しく解説します。

入院時にかかる医療費の自己負担額の平均は?

直近の入院にかかる自己負担額の平均は60代で217,000円というデータがあります。自己負担額には入院すると純粋な治療費の他に差額ベッド代や食事代・ランドリー・レンタル病衣・付き添いの人の交通費なども含まれます。(参考:生命保険文化センター・平成28年度「生活保障に関する調査」


入院するとかなりの金額がかかることが分かりますが、ここでは入院時にかかる医療費の自己負担額をケース別に紹介します。


がんの場合

日本人の2人に1人がかかると言われているがんの治療費がどれくらいかかるのか知っておくことは医療保険を検討する際に大切です。


日本の医療制度では70歳未満の人の窓口負担は3割なのでそれをもとに自己負担額を算出しました。

がんの種類平均医療費自己負担額
胃がん約60万円約20万円
結腸がん約60万円約20万円
直腸S状結腸移行部・直腸がん約70万円約21万円
乳がん約55万円約15万円


先進医療の場合

日々の医療の進歩のおかげでこれまでになかった先進的な医療を受けることもできるようになりました。現在、80種類以上あり利用者も増加傾向が続いています。ただし、先進医療に係る費用は全額自己負担なので治療費が高額になることがあります。


【主な先進医療の自己負担額】

医療例平均治療費
高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術約30万円
陽子線治療約250万円
重粒子線治療約300万円


60歳以降の医療保険加入のメリットは?


60歳以降の医療費の自己負担額について解説してきましたが、公的な保険があるとはいえ意外とお金がかかることがお分かりいただけたでしょう。


医療費の負担が軽減できる医療保険ですが、ここではそのメリットについてさらに詳しく解説をしていきます。


以下の3点を参考に医療保険を上手に利用してくださいね。

  • 病気やケガのリスク上昇に備える
  • 自己負担分をカバーできる
  • 相続税対策になる

病気やケガの確率が上がるリスクに備えることができる

医療保険は病気やけがにより入院した際に役立ちますが、そもそも入院する確率はどれくらいなのでしょうか


【年代別の入院加療率】

年代10万人当たりの人数
10~19歳207人
20~29歳393人
30~39歳587人
40~49歳709人
50~59歳1310人
60~69歳2302人
70~79歳4160人
80~89歳8959人
90歳以上7815人

(参考:厚生労働省・平成29年(2017)患者調査の概況


年代別に見ていくと50代以降人数が増えています。特に60代以降の増加率が非常に高いので年齢が上がるにつれケガや病気による入院のリスクが高まっていることがよく分かります。


若い時に入院などしたことがないからといって、老後も医療保険はいらないと結論付けるのは早計です。

年金や貯蓄で賄えない分の差額ベッド代などの自己負担分をカバーできる

60代になると貯蓄があったり、年金をもらったりしている人も多いですが、それらを自由に使うためにも医療保険に入っておくことをおすすめします。


医療保険に入っていれば万が一入院した際の金銭的負担をカバーできますよ


公的な保険があるので医療費の負担割合は年代により次のようになっています。

年代割合
0~6歳未満(義務教育就学前)2割
6~70歳3割
71歳~74歳※2割
75歳~※1割

(※現役並みの所得がある人は3割負担)


71歳以降は2割、75歳以降は1割負担ととても負担割合は低くなっていますが、保険が適用されない

  • 差額ベッド代
  • 食費
  • 交通費

などは全額自己負担となります。


ケガや病気のリスクが高まる60代以降は医療保険に入っていることで大きな安心を得ることができますね。

相続税対策になる

意外と知られていない保険のメリットが相続税対策になるということです


被相続人(親・祖父母)が契約者となり相続人の子供が被保険者となる方法があります。子供の保険料を親や祖父母が支払うことで現金の代わりに医療保障をプレゼントすることができます。


被相続人が亡くなった場合は解約返戻金額が相続税の対象になりますが、一般的に支払った保険料に比べてかなり少額になります。


相続税が軽減されるうえに子供に医療保障を残せるので、とてもメリットの大きな方法です。


ただし、相続税には基礎控除があるので実際に税を支払うのは全体の約8%だと言われています。この方法が有効かどうか各家庭でよく検討しましょう。


もし60歳から医療保険を見直す場合は、無料保険相談で具体的に話を聞いてもらうことをおすすめします。スマホで簡単に無料オンライン相談ができるので、利用してみるるといいでしょう。

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60代以降の医療保険加入のデメリットは?


ここまで60代の医療保険加入の利点を紹介してきましたが、デメリットがあることも忘れてはいけません。


ここでは

  • 保険料が高くなる
  • 病歴があると保障が限定される

といったデメリットを解説します。


利点と欠点をよく知ったうえで自分のケースではどうすることがより良いか判断してくださいね。

保険料が高くなる

まず、第一のデメリットとして保険料が高くなることがあげられます。


医療保険の保険料は加入時・更新時の年齢によって異なります。一般的に年齢があれば上がるほど高くなるので、高齢になってから新規加入・更新すると保険料が高くなってしまいます。


体調に異変があった時の備えはもちろん必要ですが、高額な保険料を支払うことによって日々の生活が立ち行かなくなっては元も子もありません。


保険料と得られる保障のバランスを取ることはもちろんですが、健康保険の自己負担率や高額療養費など公的な保障もよく考えたうえで加入を検討しましょう。

病歴があると保障が限定される

病歴により保障が限定されることも大きなデメリットの一つです


60代にもなると持病がある、大きな病気を経験しているといった人も多いことでしょう。医療保険に入る際に健康告知があり、その結果加入を断られることもあります。


保険に入ることができても

  • 保障が限定される(部位不担保・不担保期間が設定される)
  • 保険料が高くなる

といった制限がかかることがあります。


また、通常の保険に加入が難しいケースでは

  • 引受基準緩和型
  • 限定告知型
  • 無選択型

などの持病や病歴がある人向けの商品も検討しましょう。これらの保険は加入のハードルが低い一方で、保障範囲が限られていたり保険料が割高だったりするので、保険料に見合ったメリットがあるのかしっかり確認しておきましょう。

60歳以上で医療保険が必要ない人とは?


60歳以上の医療保険加入にメリットデメリットがあることを説明してきました。自分は加入すべきかどうか気になった方も多いことでしょう。そこで、ここでは具体的に医療保険が必要のない人を紹介します


もし60歳から医療保険を見直す場合は、無料保険相談で保険のプロの話を聞いてみましょう。スマホで簡単に無料オンライン相談ができるので、具体的な相談ができます。


【公的医療保険制度でカバーする人】

なるべく公的な制度内で医療費を賄おうとする人は必要ないでしょう。保険が適用される医療費は60代であれば3割負担、70代以降はさらに負担額が減ります。入院時、個室を希望しなければ差額ベッド代も発生しません。


さらに、高額療養費制度があるため決められた金額以上の医療費はかかりません。治療費に100万円以上かかったとしても月の上限以上の金額は請求されないので保険に頼る必要はないと考えることもできます。


【貯蓄が十分にある人】

公的制度があっても貯金が全くないのに入院することになったら不安ですよね。逆に貯金が十分にあり治療費が払えるのなら医療保険は必要ありません。医療保険は病気やけがをした時にしか使えませんが、貯蓄にはさまざまなことに使えると言ったメリットもあります。


【安心よりも合理性を重視する人】

そもそも民間の保険会社は必ず利益が上がるように商品を設計しています。なので多くの人は支払った保険料以上の保険金を受け取れません。


それでも万が一の時に多額の保険金を受け取り保険に助けられる人がいることも事実です。もしもの時のために安心を得たいなら保険が必要ですが、絶対にをしたくないと考える人には保険はおすすめできません。

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60歳以上の医療保険の選び方のポイントは?


60歳以上で医療保険を選ぶ際にはその年齢ならではのポイントがあります。十分な保障はもちろん必要ですが、老後へ向けてあまりに高い保険料を支払うのは考え物です。


そこで次の2点について詳しく解説します。

  • 終身型の医療保険を選ぶ
  • 保障内容は最低限でよい

経済的な負担が少なく安心できる保障を得るために参考にしてくださいね。

終身型の医療保険がおすすめ

日本人の平均寿命は高いことで知られていて、女性で87.45歳、男性81.41歳(2019年)となっています。あくまで平均なのでそれ以上長生きするお年寄りも数多くいます。


終身型がおすすめ

このような状況で気になるのが保険期間です。定期型にしようか終身型にしようか迷いますよね。


定期型に比べると保険料は高くなりますが、安心して長生きできるように終身型の医療保険がおすすめです


定期型の医療保険の多くは70歳~80歳で満期を迎えその後の保障が無くなってしまいます。新たに入ろうと思っても健康状態によっては加入が難しいことも。その点終身型では一生涯保障されるので長寿社会にぴったりの保険ですよ。


支払い期間

終身型保険の支払いについては次の2つの型があります。

  • 一定の期間まで払い込むタイプ
  • 終身支払いのタイプ

期間が決まっているタイプでは、払込終了後は保険料の負担がなくなるので安心です。終身支払いタイプは一生涯支払いが続きますが、月々の保険料は安くなります。収入や貯蓄の状況に合わせて選ぶと良いでしょう。

最低限の保障内容がおすすめ

高齢になって医療保険を検討する際、保障内容どうすればよいでしょうか?


高齢になると医療費の負担割合は70歳以上で2割、75歳以上は1割と現役時代よりも少なくなります。また、高額療養費で月の医療費も70歳以上は57,600円が上限と決まっています。(どちらも例外があります。)


よって公的な補助を利用すれば高齢になると医療費の負担は少なくなると言えます。そこで、高齢者の医療保障はそれほど手厚い内容でなくても困ることはないでしょう。


ただし、入院をすると医療費以外にも交通費や食費・差額ベッド代などがかかるので最低限の保障を医療保険で備えておくと良いでしょう。



60歳から医療保険はどの商品がいいのか悩んだら、無料保険相談で具体的に話を聞いてもらうことをおすすめします。スマホで簡単に無料オンライン相談ができるので、利用してみるるといいでしょう。

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60歳以上の男性におすすめの人気医療保険を比較


近年、各社からさまざまな商品が販売されているのでどれがいいか迷ってしまいますよね。そこでここからはおすすめの商品を具体的に紹介します。まずは60歳以上の男性におすすめの保険BEST3です。

  • メディケア生命「新メディフィットA」 
  • チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムDX」 
  • 「ネオファースト生命」ネオdeいりょう

それぞれの商品の特徴・保障内容・保険料を詳しく解説しますので保険選びの参考にしてくださいね。

メディケア生命「新メディフィットA」

メディケア生命は大手保険会社住友生命グループのネットや保険ショップ専用の保険会社です。大手の安心感とコストパフォーマンスの良さで近年人気が上がっています。


特徴

新メディフィットA」では高齢者向けに保障を自由に設計できます。カスタマイズが可能な主な項目は次のようなものです。

  • 1回の入院給付限度
  • 手術の給付の有無
  • 1日の入院給付金を1000円単位で選択可能
  • 終身を含めた保険支払い期間が選べる

月額110円でつけられる先進医療特約など12種類の特約もあるので必要な保障だけを選ぶことができます。


保障内容

主な内容は次の通りです。

項目内容
入院日額3000円~10000円
(千円単位で選択可能)
入院限度日数30日・60日・120日
手術給付金Ⅰ型:入院中は基本給付金額の10倍、外来の場合は5倍
Ⅱ型:入院中は基本給付金額の10・20・50倍、外来の場合は5倍
なし:手術給付金の支払いはありません
保険料払込期間終身
55歳~80歳まで(年齢により5歳刻みで選択可能)


月額保険料

入院給付金5000円・60日、手術給付金Ⅰ型、保険払込終身の場合

年齢男性女性
60歳3,025円2,305円
65歳3,605円2,735円
70歳4,320円3,290円
75歳5,220円3,960円




チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムDX」

チューリッヒ生命はスイスに本社を置く外資系保険会社で、日本では20年以上の実績があります。


特徴

チューリッヒ生命の主力商品の「終身医療保険プレミアムDX」は主に次のような特徴があります。

  • 7大疾病の入院は支払い日数無制限
  • 退院後の通院も保障
  • 放射線治療に給付金が出る
  • 必要な保障を選択できる
  • 先進医療の一時金15万円給付
  • 保険料はそのままで保障は一生涯

高齢者でも比較的負担が少ない放射線治療が保障されるのは嬉しいですね。


保障内容

項目内容
入院日額5000円・10000円
入院限度日数30日・60日
手術給付金入院中:5万円・10万円・20万円
通院:5万円
保険料払込期間終身
10年払い
55歳~75歳まで(年齢により5歳刻みで選択可能)

基本プラン・ 安心プラン・カスタマイズプランから選ぶことができます。カスタマイズプランなら必要は保障を手厚くし、不要なものは省くことで手ごろな保険料で必要な保障を確保できます。


月額保険料

入院給付金5000円・60日、手術特約(Z02)、保険払込終身の場合

年齢男性女性
60歳3,162円3,257円
65歳3,717円3,962円
70歳4,437円4,832円
75歳5,097円5,647円


「ネオファースト生命」ネオdeいりょう

ネオファースト生命は第一生命グループの保険会社です。主に来店型の代理店で商品を販売しています。


特徴

「ネオdeいりょう」の主な特長を紹介します。

  • 健康な人は保険料が安くなる
  • 入院手術に一生備えられる
  • 三大疾病をカバー


他の保険との一番の違いは健康だと金銭的負担が軽減される点ですね。所定の入院歴がない人は次のいずれかの条件を満たせば保険料が割安になります。

  • 1年以内にたばこを吸っていない
  • BMIが18以上27未満の範囲


保障内容

項目内容
入院日額3000円・5000円・10000円
入院限度日数60日
手術給付金入院:40万円:20万円・10万円・5万円
通院:5万円・2.5万円
保険料払込期間終身
60歳・65歳まで



保険料

入院給付金五千円・60日、手術特約(2018)Ⅰ型(入院2倍)、保険払込終身の場合。「標準体」と「健康体」で保険料が変わります。


【男性】

健康標準
60歳3,259円
4,946円
65歳3,870円5,887円
70歳4,587円6,990円
75歳5,435円8,223円


【女性】

健康標準
60歳3,002円4,472円
65歳3,595円5,365円
70歳4,336円6,496円
75歳5,266円7,861円


60歳以上の女性におすすめの人気医療保険を比較


年齢や性別により必要な保障は異なります。そこで、ここでは60歳以上の女性に以下のようなおすすめの保険を紹介します

  • アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身医療」 
  • 東京海上日動あんしん生命「メディカルKit NEO」 
  • オリックス生命「新キュアレディ」

それぞれの特徴・保障内容・保険料などを変わりやすく解説しますのでぜひ参考にしてくださいね。

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身医療」

インターネット専業の保険会社、アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの終身医療」を紹介します。


特徴

自分のニーズに合わせて保障を選べるのでコストを抑えることができます。最小限の保障に押さえることもできるので60代以上の女性にぴったりです。

  • 入院費と手術費が一生涯基本保障
  • 必要な分だけ保障を追加できる
  • 最小限の保障で保険料はお手頃


保障内容

項目内容
入院日額5,000円~15,000円 (1,000円単位)
入院限度日数60日
手術給付金入院:5万円~15万円
通院:2.5万円~7.5万円
保険料払込期間終身
60歳・65歳まで


保険料

入院給付金5000円・60日、手術給付金あり、保険払込終身の場合

男性女性
60歳4,275円3,490円
65歳5,355円4,330円

※加入年齢は20歳~69歳

東京海上日動あんしん生命「メディカルKit NEO」

次におすすめしたいのが東京海上ホールディングスグループの一員で安心感抜群の東京海上日動あんしん生命の主力商品「メディカルKit NEO」です。


特徴

60代女性におすすめしたい特徴は女性特有の病気を手厚くカバーできる特約が充実していることです。それ以外にも

  • 手術・入院の保障が充実
  • 死亡保障が一生涯
  • 働けなくなった時も保障

といった特長があります。1~9日の短期入院でも10日分の給付金がもらえるのは嬉しいですね。



保障内容

項目内容
入院日額5000円・10000円
入院限度日数鵜60日
手術給付金40・20・10・5・2.5万円
保険料払込期間終身


保険料

入院給付金5000円・60日、保険払込終身の場合

男性女性
60歳4,024円3,239円
65歳4,789円3,969円
70歳5,774円4,914円
75歳7,219円6,259円

オリックス生命「新キュアレディ」

オリックス生命の主力商品「キュア」のメリットをそのままにさらに女性に嬉しい保障を充実させた「新キュアレディ」も60代の女性に自信を持っておすすめできる商品です。介護・認知症サポートサービスなど高齢者向けのサービスも充実しています。


特徴

女性専用の医療保険なので女性向けの保障が充実しています。

  • 女性特有の病気やがんを特に手厚くカバー
  • 約1000種類の手術を保障
  • 先進医療の一時金も受け取れる
  • お手頃な保険料で入院・手術を一生涯保障


保障内容

項目内容
入院日額3,000円から10,000円(千円単位)
入院限度日数60日
手術給付金入院:10万円・20万円
通院:2.5万円・5万円
保険料払込期間終身
60歳・65歳まで


保険料

入院給付金5000円・60日、保険払込終身の場合

年齢保険料
60歳3,531円
65歳4,225円
70歳5,053円
75歳5,832円

60歳からの医療保険なら県民共済もおすすめ

ここまで60歳以上の方におすすめの民間の保険商品をご案内してきました。

60歳以上は何かとお金がかかる年代なので保険料を節約したいという方には県民共済もおすすめです。


そこで

  • 県民共済の特徴や保障内容
  • 県民共済の口コミ

について解説します。保険を選ぶ際に選択肢の一つとしてぜひ参考にしてくださいね。

県民共済の特徴や保障内容は?

県民共済は都道府県ごとに運営される組合員の助け合いの心からうまれた共済事業です。一部で組合のない県もあります。


特徴

一番おすすめしたい点は掛け金が安いことです。

営利を目的としていないので掛け金が安い上に余剰金があれば割戻金が返ってきます。他にも以下のような特長があります。

  • 入院1日目から保障
  • 医師の診査は不要
  • 特約もつけられる


ただ、終身の保障はなく、年齢が上がると保険料は変わらないまま保障内容が手薄になるというデメリットあるので注意が必要です。


保障内容

項目内容
入院日額1000円~5000円
入院限度日数124日
(70歳~85歳は44日)
手術給付金なし・1万円・2万円・4万円
保障期間最長85歳まで

プランや年齢により保障内容が異なります。


保険料

プラン掛け金
熟年型
(入院・死亡ともに備えたい人に)
2000円・4000円
熟年入院型
(手厚い入院保障を求める人に)
2000円
熟年+入院型4000円

65歳以上であれば年齢により金額は変わりません。64歳以下の場合は総合保障コースとなり保障内容も掛け金も異なります。

60歳以上の医療保険の注意点は?

60歳以上の医療保険を考える際は他の年代とは異なる注意点があります。主な2つの注意点について解説します。

  • 持病がある場合
  • 保険料が割高になる

60代の医療保険は若い時に加入するよりも不利になってしまう点が多いです。しかし、高齢になると病気になるリスクも高いのでしっかりポイントを押さえたうえで加入を検討しましょう。

持病がある60歳の場合

60代以上になると持病がある人も増えてきますね。病気とうまく折り合っているとしても保険に入る際は注意が必要です。


次のような商品がありますが、支払額に見合う保障が得られるかどうか見極めが必要です。


通常の保険

告知や医師の診査により加入が難しいことがあります。入ることができても部位不担保や保険料割増の条件が付くことが多いです。


引受緩和型

告知内容が少なく、基準も緩やかな商品です。持病があっても加入できる可能性がありますが、保険料が高かったり保障内容が制限されたりします


無選択型

基本的に断られることの無い保険です。その分さらに保険料が高く、保障内容が手薄になります。内容によっては保険でなく貯金をして備えるという選択肢も検討する必要があるでしょう。

若い年代より保険料が割高になる

一般的な医療保険では年齢があがると健康のリスクが高まるため、高齢者の保険料は高く設定されています


どれくらい割高になるのか具体的な例を見てみましょう。

オリックス生命

医療保険 「新CURE」

【基本プラン 60日型 日額5,000円コース 終身払 男性】

年齢月額保険料
20歳1,152円
40歳2,166円
60歳4,588円
70歳6,779円

40歳の保険料と比べると60歳では約2倍に、70歳では約3倍になっていることが分かります。


保険料は加入した時の金額をずっと払い続けることになります。病気をすると条件が悪くなることもあるので、医療保険に入ることを決めたら健康なうちになるべく早く加入しましょう。

60歳以上には保険の見直しをおすすめ

60歳以上ではこどもの独立や定年退職など人生の転機が訪れます。ライフスタイルに大きく関わる保険も見直しをすると良いでしょう。


もし60歳から医療保険を見直す場合は、無料保険相談で具体的に話を聞いてもらうことをおすすめします。スマホで簡単に無料オンライン相談ができるので、利用してみるるといいでしょう。


ここでは60歳以上の保険の見直しのポイントを2点紹介します。

  • 定期型の更新よりも終身型へ
  • 保険金の減額や払い済み保険への変更を検討

高齢者は保障はもちろん必要ですが、経済的負担が大きすぎるのも問題です。ぜひ上記の2つのポイントを押さえて見直しをしてくださいね。

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掛け捨ての定期型を更新するのではなく、終身型に見直す

先に述べたように60歳以降で新たに医療保険に加入すると、保険料が高額になってしまいます。すでに医療保険に加入しているならそのまま続けるといいでしょう。


ただし、掛け捨ての定期型の場合は更新するたびに保険料が上がってしまいます。今回は支払える額であったとしても次の更新時にさらに高額になり続けられなくなる可能性もあります。そうなると大事な保障を手放すことになってしまううえに満期金も出ません。


そこで、終身型に見直すのも一つの方法です。終身保険であれば一生涯の保障が得られ、その後の保険料も変わらないので安心ですね。

保険金の減額、払い済み保険への変更を検討

今持っている保険を続けたいが、高い保険料を支払うのが厳しくなってきたという場合におすすめの方法を2つ紹介します。


保険金の減額

高齢になると後期高齢者医療制度により医療費の自己負担が現役時代に比べると少額に抑えられます。そこで保険金も減額するとその分支払う保険料を少なくすることが可能です。さらに負担を減らすために不要な特約を外すことも検討しましょう。


払い済みへの変更

給付金額を減額することでその後の保険料支払いが免除される方法です。掛け捨て型では払い済みへの変更はできません。また、付帯された特約は消滅します。

参考:60代の保険料の平均金額は?

60代になると平均でどれくらいの保険料を払っているのでしょうか?気になりますね。ここでは比較のため50代と60代の保険料の平均金額を紹介します。


【年間平均】

男性女性
50代298,000円206,000円
60代205,000円165,000円


【月間平均】

男性女性
50代約24,830円約17,170円
60代約17,080円約13,750円

(参考:生命保険文化センター「平成28年 生活保障に関する調査」)


男女とも50代に比べて支払額が低くなっています。理由として定年退職などで退職金を手にしたり、子供が独立したことにより大きな保障が必要なくなったりしたことや、払込期間を60歳や65歳までに設定している人が多いことが考えられます。

まとめ 60歳以上の医療保険の必要性!保険の見直しから始めるのがおすすめ

ここまで60歳以上の医療保険の必要性や見直しについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?


この記事のポイントは

  • 先進医療を受けると数百万円かかることもある
  • メリットは病気のリスクへの備え・入院時の自己負担への備え・相続税対策など
  • デメリットは保険料が高い・病歴により保障が制限されるなど
  • 十分な貯蓄があれば医療保険は必要ない
  • おすすめの保険は終身型で最低限の保障が得られるもの
  • 60歳以上の男性におすすめの医療保険はメディケア生命「新メディフィットA」
    チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムDX」
    「ネオファースト生命」ネオdeいりょう
  • 60歳以上の女性におすすめの医療保険はアクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身医療」
    東京海上日動あんしん生命「メディカルKit NEO」
    オリックス生命「新キュアレディ」
  • 県民共済も掛け金が安いのでおすすめ
  • 60代以上で見直しをする際は終身型や払い済みを検討する

でした。


60代は人生の大きなターニングポイントで生活も大きく変わる人も多いですよね。今後のライフスタイルに合わせてぜひこの記事を参考に保険の見直しをしてください。

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