更新日:2022/12/19
30代の医療保険の選び方とは|男性・女性ごとのライフステージ別に徹底解説
- 30代の医療保険の選び方を知りたい人
- 30代は医療保険が必要かを知りたい人
- 医療保険の選び方のポイントを知りたい人
- 30代におすすめの保険相談窓口を知りたい人
- 医療保険の選び方についての疑問を解消したい人
内容をまとめると
- 30代に最適な医療保険の選び方
- 知っておきたい医療保険の選び方のポイント
- ライフステージに合った医療保険の選び方
- 医療保険のメリット・デメリット
目次を使って気になるところから読みましょう!
30代で医療保険が必要な人・不要な人を解説!
30代で医療保険が必要な人はどんな人でしょうか。30代なら医療保険に入るのが当たり前と思いがちですが、医療保険は必要な人と不要な人がいます。
医療保険が必要か不要かを見極めたうえで、医療保険に入った方がよいとなれば、医療保険の選び方を知りましょう。自分に合った医療保険に入ることができます。
一方、医療保険が不要であれば、特に入る必要はありません。不要な人にはさまざまな特徴があります。そこをしっかりと確認しておきましょう。
自分が医療保険が必要か不要かを判断することで、より効率の良いお金の使い方ができます。早速、どのような30代が医療保険が必要か、不要かを見ていきましょう。
30代で医療保険の必要性が高い人
30代で医療保険が必要な人にはいくつか特徴があります。その特徴は以下のとおりです。
- 結婚している
- 子どもなど家族がいる
- 親の面倒を見ている
- 収入や貯金が少ない
どのような形にしろ、医療保険が必要な人は、ケガや病気になった時の治療費に心配がある人です。医療保険で治療費をカバーできると思えば安心です。
30代の医療保険が不要な人
30代で医療保険が不要な人はどんな人でしょうか。以下の特徴がある人は、医療保険が不要と言われます。
- 収入・貯金が充分にある
- 突発的な高額の医療費も負担することができる
- 独身である
30代の医療保険の選び方【男性・女性別に解説】
30代の医療保険の選び方はどのようなものでしょうか。まずは30代だからこその医療保険の選び方があります。
またライフステージによって、必要な医療保険の選び方が変わってくるでしょう。結婚しているか、子どもがいるかで大きく変わります。
さらに男性と女性で必要な保険が変わってきます。収入状況や病気の種類も違うことが考えられるでしょう。
さまざまな角度から30代を見ていくことで、必要な医療保険の選び方がわかります。
ライフステージ別!30代の医療保険の選び方
30代はどのようなライフステージを迎えるでしょうか。人によって大きく違いがあるはずです。自分がどのようなライフステージにいるか考えてみましょう。
ライフステージとは人生の節目ごとの段階です。30代で迎える人生の節目は、結婚、子供が産まれる、転職などさまざまなものがあります。
他の年代よりも多様なライフステージを迎える30代は、必要な医療保険がまちまちです。
以下でライフステージごとに必要な医療保険の選び方を見ていきます。
ライフステージ | 保険の選び方 |
---|---|
結婚した | 独身の時は医療保険に入っていなかったなら 基本的な医療費をまかなえる医療保険を選ぶ |
子どもが生まれた | 医療保険を手厚くする 必要な生活費などが増えてくるため 治療費の負担だけでなく生活資金のカバーもできる 医療保険を選ぶ |
転職した | 収入額が変わってくる可能性があるため その収入に見合った医療保険を選ぶ |
他にも考えられるライフステージがあるかもしれません。その時に最適な保険を選んでいきましょう。医療保険は定期的に見直す必要があります。
30代男性
30代の男性に注目して必要な保険を見ていくと、いくつかの特徴があります。30代の男性は結婚して子どもが生まれる人が多い世代です。
そうなると一家の大黒柱となる人が多いでしょう。妻が産休や育休、あるいは専業主婦となることもあります。
そうなった場合、ケガや病気になって働けなくなると、家庭の生活が一気に不安定になります。そこで生活全般を医療保険で支えられると安心です。
考えられるのは入院や手術の給付金がしっかりと出る保険です。またさまざまな形で給付金が出る特約を付けるのもいいでしょう。
働き盛りの人が多いので、大病を患うととても大変です。特に心配ながんに備えてがん保険に入るのも一つの手かもしれません。
また比較的若い世代なので、持病がある人も少ないでしょう。そこで保険の掛け金が少ないうちに終身保険に入っておくのもいいかもしれません。
30代女性
30代の女性はさまざまな変化に富んだ世代です。ライフステージの変化が大きく、体に負担がかかることも多いでしょう。
結婚・出産を経て、子育てがスタートすると、思うように働けない人も多くなるかもしれません。そのような時はどうしても金銭的な不安があります。
母親になった人がケガ、病気で入院した場合、治療費の心配だけでなく生活面での影響が大きいものです。自分がいない間の家事や子育てにもお金が必要になります。
さらに仕事もしている人なら、家庭全体の収入が大きく減ります。このように30代女性がケガや病気で入院するとさまざまな出費が考えられます。
そこでそれらの収入減少や出費に備えられる医療保険を選ぶのがよいでしょう。最近はさまざまな医療保険があり、自分の状況に合ったものを選ぶことができます。
また女性にとって、さらに必要な医療保険があります。それは女性特有の病気に対応した医療保険です。場合によっては帝王切開での出産も、医療保険でカバーできるでしょう。
女性のための保険は数多くあります。また女性の疾患に合わせた特約も充実しているので、医療保険に特約を付けてもいいでしょう。
自分の生活環境や体調なども考慮して、ぜひ女性ならではの医療保険に加入しましょう。それが大きく家族を支えるかもしれません。
最低限おさえたい医療保険の選び方のポイント
医療保険の選び方のポイントをおさえておけば、必要な医療保険を選びやすいでしょう。医療保険の選び方のポイントは以下のとおりです。
- 入院保障
- 手術保障
- 医療保障の期間設定
- 保険料の払込期間
- 特約が必要かどうか
入院保障
医療保険の入院保障はバリエーションがあります。入院の日数や給付金の金額などで選ぶことができるでしょう。
基本は1日入院するごとに受け取れる入院日額です。補助的なカバーになる3000円くらいから、差額ベッド代やさまざまな経費もカバーできる10000円以上など選択肢があります。
自分がどのような入院生活を送りたいかによって、入院日額を決めるのがおすすめです。どうしても個室に入りたいなど、希望がある人は多めにするのがよいでしょう。
また1回の入院での保障も決まっています。保障日数を短くするか長くするかで保険の掛け金が変わってきます。
長期で治療が必要な病気が心配であれば、保障日数が長いものがおすすめです。また1つの病気で何回の入院まで保障されるかも考える必要があります。
手術保障
- 入院日額×手術の種類によって決まった倍率をかけるタイプ
- 手術内容にかかわらず、決まった金額を受け取るタイプ
医療保障の期間設定
- 一定期間のみ保障される定期保険
- 一生涯保障される終身保険
どちらを選ぶかで保険の掛け金が変わってきます。
定期保険は若い時に加入すれば、保険料を安く抑えることができます。10年や15年ごとに契約の更新があり、保険料が高くなっていきます。
ただ、将来の家族構成が変わったり、必要な保証金額が変わる時に柔軟に対応することができるでしょう。子どもが大きくなって独立すれば、保証金額は少なくてもいいかもしれません。
一方、終身保険は一度加入してしまえば、亡くなるまで保険の心配をしなくてよくなります。若いうちに入っておけば保険の掛け金も少なくて済みます。
また将来、もし大きな病気になって病院にずっとかからなくてはいけないとなると、新たな医療保険に入ることが難しくなります。そのような時に終身保険は助かります。
保険料の払込期間
医療保険に入ると、払込期間を短期払いか終身払いに決めることができます。この払込期間によって、1カ月当たりの保険料の金額が大きく変わってくるでしょう。
短期払いは払込期間を区切って掛け金を払う方法です。例えば60歳までとか、10年間など、一定期間に払い込んでしまいます。
保険の保証期間に関わらず、保険料の払込期間は決められるので、終身保険で払い込みは定年の60歳まで、などの払い方をできるのが特徴です。
短期間で払い込むため、1カ月の保険料の金額は大きくなります。ただ将来の収入が少なくなる頃には支払いを終わらせている等、老後の不安が減らせるでしょう。
一方、終身払いは生涯保険料を払い続ける方法です。1カ月当たりの保険料の金額は小さくなりますが、長期で払い続けるため、老後には負担を感じるようになるかもしれません。
特約が必要かどうか
通常の医療保険に特定の保障を付加できるのが特約です。特約にはいろいろな種類がありますので、自分に合った特約があれば付けると良いでしょう。
通院保障が付く通院特約は退院後の通院も保障してくれます。ケガや病気の種類によっては、入院は短期間で通院は長期間にわたる場合があるかもしれません。
また体調によっては公共の交通機関で通院するのが難しい場合もあります。そのような時はタクシーを使うこともあるでしょう。
通院も保障する特約を付けていれば、さまざまな面で助かります。そこまで見越して通院特約を付けるのも一つの方法です。
特定の病気にかかった場合の特約もあります。がんや生活習慣病、女性特有の病気など、それぞれの病気に対応した特約は、治療に則した保障があるでしょう。
治療費が大きくなることもありますので、特定の病気に合った保障が付いていれば安心です。ただ保険会社によって保障範囲や保障内容がさまざまなので注意しましょう。
30代の医療保険はライフステージ別に選ぶことがおすすめ!
30代は人生におけるさまざまなイベントが集中する世代でもあります。そのため医療保険はライフステージ別に選ぶのが良いでしょう。
30代のライフステージの節目はいろいろあります。
- 結婚
- 子どもの出産
- 転職
医療保険の相談におすすめの窓口
30代の医療保険の選び方はさまざまですが、プロに相談するのもおすすめです。プロは多くの人の保険を選んできているので、自分に合った保険を選んでくれるでしょう。
医療保険の相談ができる窓口は多くが無料です。保険の加入によって利益を得ているので、相談にお金がかからず、何度でも無料で相談できるのは助かります。
おすすめの相談窓口は以下のとおりです。
- マネーキャリア
- ほけんのぜんぶ
- 保険見直しラボ
マネーキャリア
マネーキャリアに相談するメリットは以下のとおりです。
- お金のプロのファイナンシャルプランナーに相談できる
- オンライン相談ができる
- LINEで簡単に予約ができる
ほけんのぜんぶ
- 316名のFPが在籍
- 取扱保険会社数35社以上
保険見直しラボ
- お客様満足度97.3%の相談実績
- 業界経験年数平均12.1年のベテラン相談員
- 訪問保険相談をしたい方におすすめ
30代におすすめしたい医療保険の特徴を現役FPが解説
30代と言えば、生活環境やライフステージが大きく変わる年代です。それによっておすすめの医療保険は変わってきます。
結婚、出産など家族が増えたり、職場での立場が変わるなど、人生における変化に気を取られがちですが、実は病気にかかる可能性も増えてくるのが30代。
病気にかかった時にはやはり医療保険があると安心です。ではどのような医療保険に入っていればいいのでしょうか。
まず基本的な入院保障と手術保障が充実した保険が必須です。何かとお金がかかるこの時期は、しっかりとした保障があるだけで治療に対して前向きになれるでしょう。
そして大きな病気に備えて、特定の疾病に合った特約を付けるのがおすすめです。がんや女性特有の疾患など、特約でしっかりとカバーしておくことで安心度が増します。
加入する医療保険はぜひ終身保険にしましょう。若いうちに加入すれば、保険料も比較的安くすみ、生涯の安心が手に入ります。
30代が医療保険を選ぶときの注意点
30代が医療保険を選ぶ時の注意点は、しっかりと安心してケガや病気の治療が受けられるだけの保障がある医療保険を選ぶことです。
収入減ることや生活の心配だけでなく、治療費が足りるのか、辛いときは個室で療養したいなど、さまざまなことが気になる入院生活に安心は不可欠でしょう。
またがんなどの大きな病気に備えられるか、働けない期間もカバーできるくらいの保険金があるか、なども選ぶ時に重視します。
ライフステージに合わせた出費なども含めて、一度ライフプランを確認するのもおすすめです。必要なお金はしっかり確保できる医療保険を選びましょう。
医療保険のメリット・デメリット
医療保険に加入しようと考えた時に気になるのが、メリットとデメリットです。それぞれをしっかり把握しておくことで後悔のない医療保険に入ることができるでしょう。
医療保険のメリットは、まず高額な治療費にも備えられることでしょう。そして安心して治療に向き合うことができます。
一方、医療保険のデメリットは、掛け金を払い続けることがあげられます。また病気にかからない場合は、保険料が掛け捨てになることです。
メリット・デメリットにとらわれすぎると、なかなか良い医療保険を選べなくなります。自分が何を望むかをしっかりと認識していれば、迷うことが減るでしょう。
医療保険のメリット
医療保険にはさまざまなメリットがあります。なんとなく医療保険に入りがちですが、しっかりメリットを確認しておくと、そのメリットを生かすことができます。
医療保険のメリットは以下のとおりです。
- 高額な治療費に備えられる
- ケガや病気への不安が軽減する
- 特定の疾病や先進医療への備えもできる
- 税金の控除が受けられる
医療保険のデメリット
医療保険にはデメリットもあるので、確認しておきましょう。デメリットを知ったうえで医療保険に入れば、自分の可能な範囲で対応しようと考えられるでしょう。
医療保険のデメリットは以下のとおりです。
- 保険の掛け金を保険払込期間は払い続ける必要がある
- 病気にならず、ずっと健康であれば保険料が掛け捨てとなる
- 保険の内容によっては、保障が受けられない場合もある
- 身体の状態によっては加入できないことがある
よくある質問
医療保険についての疑問がある人は多いでしょう。疑問があるとなかなか医療保険を決められないかもしれません。
また医療保険は公的医療保険制度を知っている方が、より良い医療保険に入れます。そこで公的医療保険制度も合わせて、よくある質問を見ていきましょう。
質問 | 回答 |
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公的医療保険制度とはどのようなものですか? | 公的医療保険制度は、国民がお互いに支え合うことによって、 誰もが安心して医療を受けられる制度です。 「国民皆保険制度」によりすべての国民が公的医療保険に加入することになっています。 治療を受けた際に窓口で支払う医療費は、 公的医療保険制度で定められた割合が請求されます。 |
公的医療保険制度があれば、 民間の医療保険は入らなくていいですか? | 公的な保険でまかなえない高額な治療費や 入院に関わるさまざまなお金に充てることができるので、 医療保険は入ることをおすすめします。 |
過去に病歴があっても、 医療保険には入れますか? | 最近は既往症がある方だけでなく、 治療中の方でも加入しやすい保険が増えています。 保険相談窓口などで病歴を詳しく説明し 条件を確認してみましょう。 |
まとめ
30代の医療保険の選び方は、自分のライフステージなどを基準にします。いろいろな観点から考えて選ぶのが良いでしょう。
医療保険が必要な人もいれば、必要ない人もいます。また医療保険のメリットやデメリットも知っておくことが大切です。
自分が何を求めて医療保険に入るのか、これからの人生においてどのようにケガや病気に対応していくのかなど、さまざまなことを考えておくと医療保険も選びやすいかもしれません。
またどのようにして選べばいいかを自分で決められない場合は、保険相談窓口に相談するのも一つの方法です。専門家が一緒に考えてくれるので、最適な保険を見つけられるでしょう。
医療保険には、入院保障や手術保障だけではなく、特定の病気や女性特有の病気などに対応できるものがあります。単独の保険ではなく、特約で付けることも可能です。
保障を受けられる期間を考えたり、保険料の払込期間を選んだりすることで、自分にぴったりの医療保険を見つけていきましょう。