更新日:2023/08/12
なないろメディカル礎の評判・口コミは?デメリットは?
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目次を使って気になるところから読みましょう!
なないろメディカル礎の評判・口コミ
※口コミはインターネットアンケートで募集
募集期間:2022年1月~2023年2月
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なないろメディカル礎のデメリット
- 信用度を計る指標が悪くないが良くもないため信用力に欠ける
- 復活制度がない
- 取り扱い商品数が少ない
信用度を計る指標が悪くないが良くもないため信用力に欠ける
なないろメディカル礎を取り扱っている「なないろ生命」は朝日生命グループ傘下の保険会社です。「なないろ生命」という会社名にあまりなじみがないという方は多いかもしれませんが、大手の国内資本である朝日生命のグループ会社ということで、一定の安心感を持って検討できると思われます。
ただし、親会社である朝日生命の客観的な評価を見てみると、その信用度は良くも悪くもないというのが実情です。例えば2020年度末時点での各格付け会社からの評価は軒並み「B」となっています。
これに対して、いわゆる「四大生命保険会社」といわれる日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命は軒並み「A」評価を付けています。そのため、これらの会社と比較すると若干信用力に欠けるという印象はぬぐえません。
復活制度がない
なないろメディカル礎には「復活制度」がない点もデメリットとして挙げられます。復活制度とは、何らかの理由で一度失効してしまった保険契約を再び有効にする制度のことを指します。
保険契約が失効する理由としては、単に保険料を支払えないというだけでなく、クレジットカードの更新による切り替え手続き漏れといった、事務上のミスもありえます。
払込を忘れたとしても、一定の期間内に支払えば契約が継続できる「猶予期間」は設定されています。しかし、手続き漏れなどを見落としてしまい、そのまま猶予期間が過ぎてしまうということはありうるでしょう。
契約が失効してしまうと、その時点で保険を契約しなおすしかありません。この場合、前回加入時より年齢が上がっているため、保険料も上がってしまうでしょう。
取り扱い商品数が少ない
なないろ生命は、他社と比較すると取り扱い商品数が少ないというデメリットも挙げられます。
2022年時点だと、医療保険とがん保険のみの取り扱いとなっています。がん保険は3種類の取り扱いがありますが、医療保険は終身医療保険と引受基準緩和型医療保険の2種類しかありません。
これは競合他社の商品ラインナップと比べるとかなり少ないといえます。そのため、なないろ生命の商品のなかで自分に合った保険を探そうとした際に、少々物足りないという印象を持つ方もいるかもしれません。
ただ、なないろ生命は比較的新しく作られた保険会社であるため、その他の大手保険会社と比較すると商品数で劣るのは致し方ないともいえます。取り扱う保険商品の種類は今後の展開に期待というところかもしれません。
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なないろメディカル礎のメリット
- 保険料払込免除の適用範囲が広い
- 脳血管疾患の入院無制限が基本保障になっている
- 三大疾病特約はどれかの疾病だけではなく3つの疾病をそれぞれ保障する
保険料払込免除の適用範囲が広い
なないろメディカル礎は、一般的な医療保険と比較して、保険料払込免除の適用範囲が広いという特徴があります。保険料払込免除とは、所定の事由に該当した場合に、以降の保険料が免除になる制度です。
払込免除の特約を用意している医療保険は多くありますが、三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)になった際に適用としているのがよくあるケースです。
これに対してなないろメディカル礎では、特定の疾病に加えて、どの病気であっても規定の条件に当てはまれば払込免除となります。また、その条件も就労不能や要介護認定などを必要としておらず、所定日数の入院と、所定の条件に該当する手術が行なわれた場合となっています。
これは一般的な条件と比較して、かなり適用範囲が広いといえるでしょう。
脳血管疾患の入院無制限が基本保障になっている
なないろメディカル礎では、がん、心・血管疾患、脳血管疾患の場合の入院給付金について支払限度額が設定されておらず、無制限で保障されます。
このなかでも特に、脳血管疾患の入院は長い傾向にあります。実際、厚生労働省の資料によると脳血管疾患の平均入院期間は78.2日となっており、多くの方が3ヶ月近くもの期間入院していることがわかります。これは、患者全体の入院日数平均である29.3日と比較しても、かなり長いといえます。
参考:– 11 – 3 退院患者の平均在院日数等|厚生労働省
こういった、入院期間が長くなりがちな疾病について、入院無制限が基本保障となっている点は大きなメリットです。医療保険のなかでも三大疾病の治療・入院が特に心配という場合は、大きな安心になるでしょう。
三大疾病特約はどれかの疾病だけではなく3つの疾病をそれぞれ保障する
なないろメディカル礎には、三大疾病一時金特約が存在します。三大疾病を発病した場合に一時金が支払われますが、3つのうちどれか1つで支払うのではなく、3つの疾病それぞれについて支払が行なわれます。
さらに、各疾病について1年に1回という制約はありますが、回数は無制限となっています。すなわち、最初の発病で支払われて以降も、1年以上のスパンが空いていれば同じ病気で入院や手術を受けた際に一時金が支払われるということになります。
三大疾病に関しては、再発に関する不安も少なくありません。回数無制限で保障してくれるなないろメディカルの三大疾病特約は、この不安に寄り添ったものといえ、加入する大きなメリットになるでしょう。
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なないろメディカル礎の基本情報
商品名称:なないろメディカル礎(正式名称:医療保険(無解約返戻金型)(2022))
基本保障:
入院給付金
支払事由 | 病気やケガで入院したとき (がん(上皮内がんを含む)、心・血管疾患、脳血管疾患による入院は支払日数無制限で保障) |
---|---|
支払限度 | 1回の入院:60日、通算:1,000日(がん(上皮内がんを含む)、心・血管疾患、脳血管疾患:無制限) |
入院給付金日額 | 入院1日につき3,000円~10,000円(1,000円単位) |
入院一時金
支払事由 | 病気やケガで入院したとき (日帰り入院含む) |
---|---|
支払限度 | 1回の入院:1回、通算:50回 |
入院一時金 | 1回の入院につき1万円~20万円(1万円単位) |
手術給付金・放射線治療給付金(手術1型)
支払事由 | 所定の手術・放射線治療を受けたとき |
---|---|
支払限度 | 無制限 |
手術給付金・ 放射線治療給付金 | 手術の種類に応じて入院給付金日額 × 5倍~60倍 |
先進医療・患者申出療養給付金/先進医療・患者申出療養見舞金
支払事由 | 所定の先進医療または患者申出療養制度による療養を受けたとき |
---|---|
支払限度 | 先進医療・患者申出療養給付金:通算2,000万円、先進医療・患者申出療養見舞金:通算200万円 |
先進医療・ 患者申出療養給付金 | 先進医療または 患者申出療養にかかる技術料と同額 |
先進医療・ 患者申出療養見舞金 | 先進医療・患者申出療養給付金の10%相当額 |
通院一時金
支払事由 | 入院給付金の支払われる入院の退院後180日以内に通院したとき |
---|---|
支払限度 | 1回の入院:1回、通算:50回 |
通院一時金 | 1回の入院の通院につき1万円~5万円(1万円単位) |
選べるオプション:特定疾病保険料払込免除、3大疾病一時金、がん診断一時金、がん治療給付金
契約年齢:0歳~85歳
保険料払込期間:60・65・70・75・80・85歳払込満了(最低払込期間5年)、終身払、10年払込満了(保険契約者は法人に限る)
なないろメディカル礎がおすすめな人
ここまで、なないろメディカル礎の評判や特徴、メリット・デメリットについてまとめてきました。ただ、実際に加入を検討する際、自分に合っているのかよくわからないという方は多いのではないでしょうか。
- 三大疾病を手厚くしたい人
- 終身の医療保険に加入したい人
三大疾病を手厚くしたい人
なないろメディカル礎は、特に三大疾病の保障が手厚いため、ここを重視する方にとっては加入のメリットが大きいといえます。
三大疾病とは、がん・急性心筋梗塞・脳血管疾患の3つで、日本人の死因の上位を占めていいる病気です。三大疾病にかかってしまうと、入院期間が長くなったり大きな手術が必要になったりしがちです。また、退院したあとも、罹患前と同じように働ける保障もありません。
したがって、三大疾病になると、一時的または長期的な経済的負担がかかる可能性があるといえます。このような病気に対して、手厚く備えたいという方にとっては、なないろメディカル礎は良い選択肢となるでしょう。
終身の医療保険に加入したい人
なないろメディカル礎は終身医療保険です。そのため、一生涯の医療保障を用意したいという方にはおすすめできます。
保障が一生涯続かないタイプの場合、一定の年齢以降に高額な医療費が発生すると、自分の貯蓄から捻出しなければなりません。ですので、老後の収入や生活に不安がある方にとっては、終身医療保険は心強い存在です。また、一度加入すれば保険料が一生涯変わらないという点も安心材料です。
高齢化が進む日本において、将来受け取る年金額も不安視されるなか、備えるべき老後資金額の話題もたびたび上がっています。必要とされる老後資金はかなり多額ともいわれているため、万が一の際の医療費を終身医療保険でカバーしておくのは有効な手といえるでしょう。
なないろメディカル礎をおすすめできない人
- 絶対的な社会的信用がある保険会社で加入したい人
- 貯蓄があり医療保険が不要な人
絶対的な社会的信用がある保険会社で加入したい人
先述しましたが、なないろ生命の親会社である朝日生命の格付け会社等による評価は「良くもなく悪くもない」という状況です。朝日生命は老舗の保険会社であり、決して信用のない会社というわけではないですが、軒並みA評価の4大生命保険会社と比較すると心もとないと思ってしまう方もいるかもしれません。
特に、保険の契約は一生を通しても大きな出費となり、自分が本当に困ったときに助けとなってもらうための重要な選択です。こういった選択について、絶対的な社会的信用を持つ会社のなかから決定したいという方もいると思います。保険の内容のほかに、社会的信用も重視したいという場合は、なないろメディカル礎は向かないといえるでしょう。
貯蓄があり医療保険が不要な人
医療保険はいざというときに医療費が払えないという事態や、経済的に困窮するのを回避するための備えです。もし、現時点および将来にわたって十分な貯蓄がある場合は、医療保険自体が不要ということになります。
もちろん将来どうなるかは不明ですし、現在貯蓄がある方でも医療保険で備えたいという意見もあるかもしれません。その場合は保険に加入するのもよいでしょう。
しかし、十分な貯蓄がある場合、将来給付されるかわからない医療保険に支出するのは非効率ともいえます。もし今ある貯蓄から万が一の場合の医療費分を差し引いても生活に支障がないのであれば、医療保険に加入しないというのも一つの選択肢です。
なないろメディカル礎を他社商品と比較
両者を比較してなないろメディカル礎が優れている点としては、「三大疾病入院の無制限保障」に関する扱いが挙げられます。ひまわり生命の健康のお守りは、三大疾病入院無制限保障は特約を付けることで可能となっています。それに対して、なないろメディカル礎は同内容が基本保障に入っています。
続いて、両者を比較したときになないろメディカルが劣っているとしては、以下の2点が考えられます。
- インターネットで加入できるかどうか
- 特約のバリエーション
まとめ:なないろメディカル礎の評判・口コミは?
なないろメディカル礎は、老舗生命保険会社の朝日生命を親会社に持つなないろ生命が提供する終身医療保険です。比較的新しい会社のため、保険商品の種類や会社としての信用度はわかりにくいところはありますが、保障内容を見ると他社にはないメリットもあり、うまく活用すれば将来の大きな安心を手に入れられます。
特に三大疾病に対する保障については、保障回数が無制限であったり、長くなりがちな入院日数を無制限で保障してくれたりと手厚いのが特徴です。このメリットに魅力を感じるのであれば、一度具体的に内容を検討してみてはいかがでしょうか。
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