更新日:2023/08/30
アクサ生命「スマートケア」の評判・口コミは?
- 短期の入院に備えた保障を検討している人
- 入院だけでなく通院の保障も欲しい人
- 短期入院への保障がしっかりとしている
- 日帰り手術の後の通院も保障してくれる
- ICUに入った場合に日額の50倍の一時金が給付される
目次を使って気になるところから読みましょう!
アクサ生命「スマートケア」の評判・口コミ
アクサ生命「スマートケア」のデメリット
アクサ生命「スマートケア」は、万が一の病気や怪我に一生を備える掛け捨てタイプの終身医療保険です。
特約の種類も豊富で、認知症や女性疾病に関するものも多数用意されています。
ほかにも、日帰り入院や手術に対応していたり、大抵の手術で給付が受け取れたりとメリットが多い保険ですが以下3つのデメリットもあります。
- 先進医療の一回の給付が15万までと少ない
- 長期入院の場合給付金が少ない
- がんの保障が十分ではない
それぞれ解説していきます。
先進医療の一回の給付が15万までと少ない
アクサ生命「スマートケア」での先進医療の一回の給付は15万円までとなっています。
これは、ほかの医療保険と比べると少なくなっています。
先進医療特約は、全額自己負担となる厚生労働省が承認している治療法を保障するものです。
多くのほかの医療保険では、特約として用意されている場合が多く、その額は通算2,000万円まで保障されている保険もあります。
通算で2,000万円までであれば、その保障範囲内で支払いが可能ですが、アクサ生命の「スマートケア」でカバーするのは難しいでしょう。
先進医療の技術料は高く、高額になると数百万になることもあり、この保険でカバーできないのは目に見えています。
長期入院の場合給付金が少ない
アクサ生命「スマートケア」は、長期入院の場合、給付金が少なくなってしまいます。
この保険は、入院一時金などの保障がついているため、短期入院に適した保険であると言えるでしょう。
現代では入院が短期化しており、短期入院に対応した保険の必要性が高くなっています。
とはいえ、全ての入院が短期間で済むとは限りません。
入院が短期間で済まない場合、この保険の保障で全てをカバーすることは難しいでしょう。
アクサ生命「スマートケア」にある基本保障の入院治療一時金は、日帰り入院でも長期入院でも支払われる金額が同じです。
このため、入院が長期化してしまうと入院費用が一時金だけではカバーできない可能性が高くなります。
がんの保障が十分ではない
アクサ生命「スマートケア」は、がんの保障が十分ではありません。まず、主契約の入院保障が一時金であるため、がんとなって長期入院となってしまった場合は不安が残るでしょう。
ただ、入院給付特則というオプションを追加することでガンに対する入院が無制限保障となりますが、保険料がかなり高くなってしまいます。また、抗がん剤治療特約がありません。
他社であれば、オプションで付加できる場合が多いですが、アクサ生命の「スマートケア」にはオプション不可もありません。このため、通院で抗がん剤治療を受けながら働く状況となる場合に不安が残るでしょう。
3大疾病一時金の保障範囲にがんがありますが、給付回数に上限があるため他社と比較すると保障内容が乏しい内容です。
アクサ生命「スマートケア」のメリット
アクサ生命「スマートケア」は、先進医療の一回の給付が少なかったり、長期入院の場合の給付金が少なかったりとデメリットのある保険です。
しかしながら、以下の3つのメリットもあります。
- 短期入院の保障がしっかりしている
- 日帰り手術の後の通院も保障してくれ
- 集中治療室(ICU)に入った場合、日額の50倍の一時金が給付される
それぞれ解説していきます。
短期入院の保障がしっかりしている
アクサ生命「スマートケア」は、短期入院の保障がしっかりとしている保険です。
まず、日帰り入院からが保障対象となっているのはメリットであるといえます。現代では、平均入院日数が短くなっており、約2週間以内には退院していると言われています。
また、入院自体も日帰り入院で済むなど、入院期間がどんどん短くなっています。ただ、保険商品によっては、この日帰り入院が保障の対象から外れてしまう保険もあります。
アクサ生命「スマートケア」の基本入院保証は、一時金タイプであるため日帰りでも長期入院でも給付される金額は同じです。このように、一時金タイプの保険は短期入院に向いていると言われており、この保険のメリットの一つです。
日帰り手術の後の通院も保障してくれる
アクサ生命「スマートケア」は、日帰り手術後の通院も保障している点がメリットです。
日帰り手術の後は、その経過を見るために通院が必要となる場合もほとんどです。ただ、日帰り手術の保障はあってもその後の通院についても保障がある保険はなかなか存在せず、あっても特約で追加が必要な場合が多いです。
しかしながら、アクサ生命「スマートケア」は通院保障がつくため安心です。 特に抗がん剤治療での通院に保障がつけられるのは大きなメリットでしょう。
さらに、最近の医療保険は、健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤治療ほ保障対象とすることがあります。
集中治療室(ICU)に入った場合、日額の50倍の一時金が給付される
アクサ生命「スマートケア」は、集中治療室(ICU)に入った場合、日額の50倍の一時金が給付されます。たとえば、基本給付金額が5,000円である場合、1回つき25万円の一時金が支払われます。
ICUは馴染みが薄いものと感じる人が多いかもしれません。しかしながら、突然の発症や体への負担が大きな手術の後、さらにはハイリスク妊娠の場合もICUに入ることがあります。
このような時にアクサ生命「スマートケア」から一時金が給付されるのは大きな助けとなるでしょう。
アクサ生命「スマートケア」の基本情報
項目 | 説明 |
---|---|
保険の種類 | 【医療保険】 ・病気やケガに備える保険です。 ・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
基本保障 | 【入院治療一時金】 入院1回につき一時金給付されます。 【集中治療給付金】 集中治療室管理を受けた際に一時金給付されます。 【手術給付金】 手術、不妊治療を受けた際に一時金給付されます。 【放射線治療給付金】 放射線治療を受けた際に一時金給付されます。 【通院給付金】 入院前後、手術後の通院1日に対して定額給付されます。 |
特約(オプション) | 【入院給付特則】 入院1日に対して定額給付されます。 【先進医療給付特約】 先進医療の技術料実費と一時金給付されます。 【通院支援特約】 退院後、もしくは手術後に通院した際に一時金給付されます。 【3大疾病一時金特約】 がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合に一時金給付されます。 【3大疾病保険料払込免除特約】 がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合に以降の保険料支払い免除されます。 【女性疾病入院・特定手術給付特約】 女性特有の疾病で入院・手術した場合に定額給付されます。 【重症化予防一時金・見舞金特約】 がん・上皮内がん・糖尿病・急性心筋梗塞・脳血管疾患・肝硬変・慢性腎臓病・骨粗しょう症・関節リウマチで所定の状態となった場合に一時金給付されます。 【介護終身保険特約】 死亡・高度障害・要介護状態となった場合に定額給付されます。 【認知症特約】 認知症と診断確定され、かつ要介護1以上に認定されたときに一時金給付されます。 |
保険料を支払う期間 | 年満了:10年間・15年間・20年間 歳満了:55歳まで・60歳まで・65歳まで・70歳まで・75歳まで満了 終身(一生涯) から選択が可能です。 |
保険料を支払う回数 | 月払・年払 |
保険料を支払う方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払 |
30歳の月額保険料 (Ⅲ型・基本給付額5,000円・先進医療給付特約) | 男性:1,328円 女性:1,343円 |
40歳の月額保険料 (Ⅲ型・基本給付額5,000円・先進医療給付特約) | 男性:1,668円 女性:1,453円 |
アクサ生命「スマートケア」がおすすめな人
アクサ生命「スマートケア」は、万が一の病気や怪我に備える掛け捨てタイプの終身医療保険です。
さらに、一時金が短期入院や日帰り入院でも支払われるため、短期間の入院に向いている保険となっています。
このため、以下のような人たちに向いています。
- 短期の入院に備えた医療保険を検討している人
- 通院の保障も欲しい人
それぞれ解説していきます。
短期の入院に備えた医療保険を検討している人
アクサ生命「スマートケア」は、短期の入院に備えた医療保険を検討している人におすすめです。
この保険は、短期入院の保障がしっかりとしています。
短期の入院はもちろん、日帰り入院も保障があるため、現代の短期入院の傾向化にあった保険です。
この保険があれば、とっさのことで入院が必要となった場合でも、十分な保障が受けられるでしょう。このような、短期の入院に備えた医療保険を検討している人に、この保険はおすすめです。
通院の保障も欲しい人
アクサ生命「スマートケア」は、日帰り入院だけでなく通院の保障も欲しい人におすすめです。
手術後は、日帰りであったとしても通院が必要な場合が多く、さらにこのような通院には保障がない場合が多いです。
しかしながら、アクサ生命「スマートケア」は日帰り手術後の通院にまで保障がつきます。いつまで続くかわからない通院に対して保障が欲しいと思う人は多く、このような人たちにこの保険はおすすめです。
アクサ生命「スマートケア」をおすすめできない人
アクサ生命「スマートケア」は、短期間な入院や日帰り入院など、短期的な入院に特化した終身保険です。またがんに対しても保障が十分ではないため、以下のような人にはおすすめできません。
- 長期入院までしっかりと備えたい人
- 1つの保険でがんの保障までケアしたい人
それぞれ解説していきます。
長期入院までしっかりと備えたい人
アクサ生命「スマートケア」は、長期入院までしっかりと備えたい人にはおすすめできません。
この保険は、短期入院や日帰り入院に向けた保険であり、長期入院向けではありません。それは、短期入院でも長期入院でも支払われる一時金が同じだからです。
支払われる一時金が同じであるため、短期間であれば十分に保障できるかもしれませんが、長期間では不安が残ります。このため、長期入院までしっかりと備えたい人は、この保険ではなく長期入院に強みを持った保険を検討すると良いでしょう。
1つの保険でがんの保障までケアしたい人
アクサ生命「スマートケア」はがんの保障が十分ではないため、1つの保険でがんの保障までケアしたい人には向いていません。
この保険は、主契約が一時金払いであるため、がんとなって長期入院となってしまった場合には不安が残ってしまいます。さらに、抗がん剤治療特約がついてきません。
入院給付特則というオプションをつければ、がんに対する保障を無制限とすることができますが、その分保険料が高くなってしまいます。高くなった保険料を支払うのであれば、ほかにもがんの保障がある保険があります。
このため、この保険1つでがんの保障までケアしたい人は、ほかの保険を検討した方が良いでしょう。
アクサ生命「スマートケア」を他社商品と比較
ここでは、アクサ生命「スマートケア」を他社商品と比較をします。
比較商品は、ネオファースト生命の「ネオde一時金」です。 この保険は、無解約返戻金型入院一時給付保険で病気や怪我による入院に一時金で備える保険となっており、一時金で支払われる部分はアクサ生命「スマートケア」と同じです。
似たような部分がある2つの保険ですが、以下の2点を比較していきます。
<優れている点>
アクサ生命「スマートケア」が、ネオファースト生命「ネオde一時金」よりも優れている点は、通院保障があることです。この通院保障は、日帰り手術の後に通院する必要がある場合、その通院を保障するものです。
日帰り入院や日帰り手術を保障する保険はありますが、その後の通院を保障する保険はなかなかありません。短期入院だけでなく、その後の通院についても保障を考えたい人は、アクサ生命「スマートケア」を選ぶと良いでしょう。
<劣っている点>
アクサ生命「スマートケア」が、ネオファースト生命「ネオde一時金」よりも劣っている点のまず1つ目は、先進医療についてです。
ネオファースト生命「ネオde一時金」では、先進医療でかかった技術料を同額分だけ負担してくれます。アクサ生命「スマートケア」も先進医療の給付はありますが、一回が15万円と、先進医療の高額な治療費を考えると不安が残る金額です。
次は、ネオファースト生命「ネオde一時金」であれば、入院が長引きがちな精神疾患の保障を手厚くできます。精神疾患はすぐに治療が終わるものではなく、通院などを長く続けて治療が必要となる疾病です。
ただ、アクサ生命「スマートケア」では、短期的な入院に対しての一時金しか支払われないため、長期となる入院には不向きです。この点で、ネオファースト生命「ネオde一時金」の保障内容よりも劣っていると言えるでしょう。
このように、通院保障がつくのは強みではありますが、先進医療に対する保障の不安と長期的な入院に向いていない点で劣る点が多いです。長期的な保障に備えたい場合は、ネオファースト生命「ネオde一時金」かほかの保険商品を検討すると良いでしょう。
まとめ:アクサ生命「スマートケア」の評判・口コミは?
今回は、アクサ生命「スマートケア」のメリット・デメリットをみてきました。
- 短期入院への保障がしっかりとしている
- 日帰り手術の後の通院も保障してくれる
- ICUに入った場合に日額の50倍の一時金が給付される