更新日:2023/04/09
骨折で医療保険の保険金はおりる?骨折中に入れる保険はある?
- 医療保険は入院や手術を保障する保険だから
- そのため入院も手術も必要としない骨折は医療保険の保障対象外になってしまうから
- 骨折をしても医療保険から保険金の支払いをもらう方法は?
- 骨折に向いている保障はどんなもの?
- 骨折中でも保険に加入できるか?
内容をまとめると
- 医療保険は入院と手術が保障対象なので通院だけで治療が完了してしまう骨折は対象外
- 医療保険で特約を付け加えると骨折でも一時金が手に入る
- 傷害保険と共済は骨折が保障対象になる
- 傷害保険はケガ全般の保障があり特約が豊富
- 共済は掛金が安く抑えられてケガと病気の保障ができる
- 骨折中でも場所によっては保険に加入することも可能である
- もし不明な点があれば、無料相談で気軽に相談してみるといい
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、これで保険の悩みを解決
目次を使って気になるところから読みましょう!
骨折やひびで「入院」「手術」したら医療保険・生命保険で保障される!ただし通院は保障外
骨折やひびで入院や手術をした場合、医療保険や生命保険で保障されます。
しかし、医療保険・生命保険では骨折での通院は保障対象外になっています。
骨折は、思わぬ事故やスポーツ、段差でのつまづきといったふとした日常生活でも起きてしまうことがあるなど、ケガの中でも身近で誰もが経験する可能性のあるものです。
医療保険に入っていればどんなケガや病気でも一安心と思われがちですが、基本的に医療保険は入院と手術が保障対象になっているので、入院や手術を必要としなくて通院だけで治療が完了する骨折は対象外になってしまいます。
ただ、骨折の通院でも公的医療保険は適用されますのでご安心ください。
骨折で医療保険の一時金を適用・請求できる場合もある!
通院だけで治療が完了する骨折は医療保険の対象から外れてしまうことについて触れましたが、条件によっては保険金を請求できる場合もあります。
それは、加入する医療保険に骨折でも一時金が請求できるような特約をオプションとして付け加えることです。
骨折を保険でカバーしたいと考えているのであれば、医療保険に加入する時に入院や手術に備えられるためのメインとなる契約をおこないますが、そのタイミングで骨折でも
入院や手術をした場合に保険金がもらえる特約を付け加えておきましょう。
こうすることで、入院や手術の請求できる分だけでなく骨折した分も含めて一時金を請求することが可能となります。
骨折は完全に治るまでに時間のかかるので、通院にかかる費用だけでなく日常生活でもちょっとしたことに、なにかとお金がかかってしまいます。
そういったことを考えると、契約している保険会社から受け取れる保険金が増えることに越したことはありません。
いざという時に備えて医療保険に加入する時は、骨折に対応した特約も付け加えるようにしましょう。
もし自分の保険に骨折に対応した特約が付けられるのか、不明な点があれば無料相談で気軽に相談してみるといいでしょう。今ならスマホからかんたんに無料オンライン相談できるので、これで保険の疑問を解消できます。
実際に骨折で医療保険の保険金がおりた方の体験談
骨折で入院したのですが、医療保険加入時に骨折でも一時金請求ができる特約をつけていたので入院給付金だけでなく一時金も受け取ることができました。足を骨折してしまっていたので仕事もしばらく休む必要があり、収入が減ってしまっていたので一時金がおりたのはとても助かりました。骨折は思ったより治療に時間がかかるので保障を付けておいて本当に良かったなと感じました。
(クラウドワークスで調査)
参考:骨折中に保険に加入することはできる?
骨折が保険の保障対象になるか解説しましたが、骨折中に保険の加入はできるのでしょうか?
骨折中の保険の加入は、骨折した場所によっては部位不担保という条件付きでの保険加入が可能になります。
骨折した場所が頭蓋骨やせき髄といった複雑な部位だと骨折中の加入は難しくなりますが、腕など完治した後に影響がないと判断される場合は条件付きでの加入が可能だといえるでしょう。
ただし条件付きでの医療保険に加入した場合、骨折した部分に関する入院や手術に関して
は一定期間、請求対象外となります。
部位不担保の期間は保険会社で設定が異なりますが、1~5年くらいが該当するといわれています。
頭蓋骨など複雑な部位を骨折しても完治した後であれば、医療保険への加入ができますが、受け取れる保険金が少なくなってしまうなどというケースあるので確認するようにしましょう。
もし不明な点があれば保険のプロに無料相談で気軽に相談してみるといいでしょう。今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、疑問をすぐに解消しましょう。
骨折をカバーしてくれるのは傷害保険と共済の2つ!
骨折は、医療保険に骨折に対応している特約を付け加えることで一時金が請求できます。
しかし医療保険から支払われる一時金だけでは骨折にかかる治療費や通院費など治すまでにかかる費用をカバーしきれません。
骨折でかかる費用を保険で可能な限りカバーすることを考えているのであれば、傷害保険と共済を保障対象として考えておくとよいでしょう。
傷害保険と共済について簡単に説明しますと、
- 傷害保険はケガ全面的に保障する保険
- 共済は安い掛金でケガや病気への保障が得られる
といったものです。それぞれ傷害保険はケガに対してカバーできる保険なので病気は対象外になっていて、共済は安い掛金でケガや病気など幅広く扱っているという特徴があります。
傷害保険とは?具体的な保険商品も解説
傷害保険は、保障対象から病気が外れているので範囲の狭さを感じるかもしれませんが、この保険は自分のケガに関しては、通院・入院・手術・死亡・後遺症といった広範囲に渡って保障がされます。
ですので、通院だけで治療が完了する骨折は傷害保険の対象になります。
さらに、この傷害保険は偶然相手を怪我させてしまった時などの支払いの対応ができる個人賠償責任特約や、自分の持ち物であるカメラなどの携行品を壊してしまった時に保障される携行品特約などがあります。
一部にはなりますが、特徴的な傷害保険を紹介します。
商品名 | 特徴 | 掛金 |
---|---|---|
損保ジャパン幼稚園・小学生プラン | 子供向けの傷害保険に特化 | 年9,420円 |
au損保 | スポーツや日常生活を保障 | 月410円 |
AIG損保 | 地震や津波など特殊な特約がある | 月4,760円 |
このように、傷害保険といっても会社によって子供向けや大人も対応できる商品、そして特殊な特約をオプションとして付けられるなど、さまざまあるので自分にあった保険商品を選ぶようにしましょう。
共済とは?ケガを保障する共済についても解説
共済は所属している組合員のために運用されている非営利型の組織なので、掛金が安いという特徴があります。
共済は傷害保険と違いケガだけでなく病気もカバーできます。
さらにいろいろあるプランの中から自分に合った保障を選ぶことができます。
しかし、共済は医療保険よりも特約のような自分用にカスタマイズができないといういデメリットがあります。
ほかにも、共済はプランが年齢縛りがあるので、加入しているプランから年齢が対象外になった場合には、ほかのプランへの入り直しが必要です。
また、共済は掛け捨てになるので貯蓄型は望めませんが、共済は決算時に利益が出ると割戻金が発生し、組合員に還元されるというお得な特徴があります。
共済名 | 特徴 | 掛金 |
---|---|---|
都道府県民共済 | 転居しても保障が引き継げる | 月2,000円 |
こくみん共済coop | 0歳~79歳まで幅広い保障対象 | 月1,000円 |
coop共済 | 子どものケガの保障が手厚い | 月1,000円 |
JA共済 | 農業に関する損害商品がある | 月3,200円 |
具体的な共済名と、それぞれの特徴や月々の掛金について表にまとめました。このように共済によって特色があるので自分に合った共済を選びましょう。
医療保険と傷害保険・共済の違いとは?
保障対象 | 告知義務 | 保険料 | |
---|---|---|---|
医療保険 | 入院と手術 | いる | 年齢によって変わる |
傷害保険 | ケガ全般 | いらない | 職業によって変わる |
共済 | ケガ・病気 | いる | プランの入り直しによって変わる |
上記の表を見ると分かりますが、医療保険は入院や手術が必要とするケガや病気が保障対象になので、今までかかった病気や健康状態を保険会社に伝える告知義務が必要です。
医療保険の保険料は、加入時の年齢が関係します。そして契約中にも年齢が上がるにつれて保険料が上がる仕組みになっています。
傷害保険は医療保険とは対照的で、病気は保障対象外なので告知義務が必要ではありません。
また、保険料は年齢ではなく職業によって変動します。事務員などあまりケガをしなさそうな職業の人よりも建築関係のようなケガをしやすそうな職業の人の方が保険料が上がってしまいます。
共済は病気やケガをカバーできる保障なので、医療保険と同様に告知義務が必要です。掛け捨てなので貯蓄はできませんが月々の支払いが安くなります。
共済は加入した時点の掛金の変動はありませんが、加入しているプランが年齢によって外れる場合は、ほかのプランに入り直さなくてはいけないので、結果として掛金が上がってしまいます。
ケガを保障してくれる傷害保険・共済は必要?おすすめな人と口コミ
傷害保険と共済は、それぞれどんなタイプの人が加入に向いているのでしょうか?
傷害保険におすすめな人は、
- 通勤や通学などで自転車での移動が多い人
- スポーツをアクティブに楽しむ人
- 小さい子どもやお年寄りなどケガの心配がある人
- ケガをしやすい仕事をしている人
- 過去に大きな病気をしたり、現在も病気を抱えている人
以上のような人です。傷害保険はケガの心配がある人やアクティブに行動する人、建築関係など体を使うような仕事を行っている人に向いています。
また、大きな病気を経験した人や持病を抱えている人は医療保険の加入が難しいのでおすすめです。
お年寄りはケガがきっかけで寝たきりになるリスクが高くなるのでおすすめですし、小さい子供は子ども自身がケガをするという心配もありますが、人にケガをさせてしまうというリスクがあるので加入を検討するには良い保険といえるでしょう。
共済におすすめな人は、
- 保障にかける金額を安くしたい人
- 掛金をあまり変動させたくない人
- シンプルな保障内容を好む人
以上のような人です。
共済の良さは掛金の安さです。ですので共済に向いている人は掛金を安くしたい人やシンプルな保障内容を好む人が向いています。
傷害保険に加入している人の口コミ
共済に加入している人の口コミ
まとめ:骨折は医療保険の保険金を請求できる?
骨折で医療保険の保険金請求ができるかについて解説しましたが、いかがだったでしょうか?
今回の内容をまとめますと
- 医療保険は入院と手術が保障対象なので通院だけで治療が完了してしまう骨折は対象外
- 医療保険で特約を付け加えると骨折でも一時金が手に入る
- 傷害保険と共済は骨折が保障対象になる
- 傷害保険はケガ全般の保障があり特約が豊富
- 共済は掛金が安く抑えられてケガと病気の保障ができる
- 骨折中でも場所によっては保険に加入することも可能である
以上になります。
骨折をした時に保険金の請求が可能なのか気になるかと思いますが、基本的に医療保険は入院と手術が保障対象です。
ですので、入院や手術をおこなわなず通院だけで治療が完了してしまう骨折は保険の請求は行えません。
ですが、特約を付けておくと骨折での一時金を受け取ることができます。したがって、骨折の補償をしっかりとカバーしたいのであればケガが補償対象になっている傷害保険と共済がおすすめです。
このように、骨折でも保障を充実させる方法や医療保険に加入することも可能なので、いざという時に備えて自分に合った保険や共済を検討してみましょう。