更新日:2024/01/31
盲腸(虫垂炎)になったら医療保険はおりる?入院費用はいくら?
内容をまとめると
- 盲腸は男女、年代問わず誰にでも発症するリスクはある
- 盲腸の手術や入院には高額医療制度が使え、自己負担は80,000円程度
- 医療保険に入っておけば手術や入院にかかる費用をかなり抑えられる
- 盲腸になってから加入できる医療保険や医療共済も多数ある
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目次を使って気になるところから読みましょう!
盲腸(虫垂炎)とは?手術をしない場合もある?
急性虫垂炎(盲腸)は、大腸の入り口にある盲腸にある突起物(虫垂)が、異物やふん石などが原因で閉塞してしまい炎症を起こす病気です。
2~3歳くらいの乳幼児から、20代くらいまでの発症率が特に高いですが、男女問わずどの世代でも発症するリスクがあります。
盲腸になった場合、まずは問診で痛みの程度や場所をチェックします。実際に圧迫して痛みがあるかどうか、血液検査やエコーなどを行い治療の方向性を医師が判断します。
軽度であれば抗菌剤の投与と経過観察のみで手術は行いませんが、炎症が酷い場合は手術を行うこともあります。
症状を見ながら医師が適宜治療法を変更するため、必ず手術はしないとは言い切れません。
盲腸(虫垂炎)で手術・入院したときにかかる治療・入院費用はいくら?手術なしの場合は?
盲腸になって手術や入院した場合、実際にどれくらいの治療費がかかるのか不安に思う方も多いと思います。
盲腸の治療方法は開腹手術と腹腔鏡手術の2種類があります。
開腹手術の場合、入院期間は7~10日程度、腹腔鏡手術は5日程度が一般的です。なお、入院費やベッド費などは、病院によって変わってきます。
手術費用ですが、盲腸の場合は腹膜炎を発症しているかどうかで料金が変わってきます。
3割負担(医療保険適用)の手術料金は、
- 腹膜炎なしの場合…108,000円
- 腹膜炎ありの場合…186,000円
- 実際の治療費・入院費のトータル…450,000円程度
- 上記の金額に健康保険が適用された場合(3割負担)…150,000円程度になる
- 入院・治療費…80,000円程度(高額療養費制度を利用した場合)
盲腸(虫垂炎)で医療保険は下りる?どんな保障があるの?
盲腸の治療費用は医療保険が適用されるのか、またどんな保障があるのか具体的によくわからないという方もいると思います。
公的医療保険も民間医療保険でも、条件を満たせば盲腸の治療費用も保障してくれますので安心してください。
この見出しでは、
- 公的医療保険の保障
- 民間医療保険の保障
- 共済(県民共済)の保障
公的医療保険の保障には高額療養費制度がある
私たちは、国民皆保険制度のもと、何かしらの公的医療保険に加入していることを知っていますか。それにより入院・手術などの高額医療費もしっかりとカバーしてくれるため、かかった医療費をすべて負担する必要はありません。
公的医療保険の保障のひとつである、高額医療費制度とは、
- 医療機関や薬局の窓口で支払った額が、一定金額を超えたときに超えた分の金額を支給してもらうことができる制度
民間医療保険の保障には入院給付金と手術給付金がある
民間医療保険の保障は、主に入院給付金と手術給付金の2種類があります。
入院給付金は、
- 病気やケガをして、入院したときに受け取る保険金。支払限度日数や給付金額は商品ごとに決められている
- 病気やケガの治療で、手術を受けた際に受け取る保険金。手術の内容によりいくらかが決まる
共済(県民共済)の保障には入院給付金と手術給付金がある
共済(県民共済)は、入院給付金と手術給付金の2種類の保障があります。
ここでは、入院保障2型(月掛金2,000円)の保障内容について紹介します。
18~60歳 | 60~65歳 | |
---|---|---|
入院(病気) 1日あたり | 10,000円 | 7,500円 |
手術 | 2.5万円 5万円 10万円 | 1万円 2万円 4万円 |
医療特約(月々プラス1,000円)を付けた場合は、下記5つの保障がプラスされます。
- ケガ・病気の入院に入院一時金
- 入院の有無に関わらず、手術保障が付く
- 先進医療に対応
- 退院後の在宅療養に共済金を受け取れる
- 疾病障害(病気が原因の障害)に共済金を受け取れる
子供が盲腸になった場合にかかる費用と保険金のシミュレーション
盲腸は大きく分けて、手術を受けるか薬で散らすかの2種類の治療方法があります。
ここでは、
- 手術を受けた場合
- 薬で散らした場合
上記で挙げた2つのケースについて、詳しく解説したいと思います。
子どもが盲腸になった場合、いくらくらいの費用が掛かるのでしょうか。子どもがいるご家族の方は、ぜひチェックしておきましょう。
手術を受けた場合
子どもが盲腸になると、症状によっては入院・手術が必要になる場合があります。
仮に5日間の入院をした場合、かかる治療費と入院費は、
- 症状を診るための診察費用(小児科):およそ5,000円ほど
- 入院・手術費用:およそ50,000円ほど
- 入院保障:日額5,000円×5日間=25,000円
- 手術保障:1回につき50,000円
薬で散らした場合
子どもが盲腸になって、入院や手術は必要ないものの薬で散らさなくてはいけない場合は、抗菌薬の投与や経過観察を行うため、定期的な通院が必要になるかもしれません。
また、薬で散らす治療は、再発するケースも高く症状によっては入院に切り替える恐れがあります。
盲腸にかかる治療費
症状が軽症であればすぐに治る見込みがありますが、症状が進んでいる場合は気を付けなくてはいけません。
仮に薬で散らしたあとに、症状が悪化してしまい入院した場合の治療費・入院費は、およそ30,000円ほどになります。
医療保険に入っていた場合の保障内容
もし、掛金1,000円で入院保障が日額5,000円のプランに加入していれば
入院保障:日額5,000円×7日間=35,000円
盲腸で入院・手術した場合の費用や、保障される公的医療保険・民間医療保険についてなどを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 盲腸は、腹膜炎の状態によっては30万円近い手術代がかかる
- 公的医療保険の保障は高額療養費制度がある
- 民間医療保険の保障は入院・手術給付金がある
以上となります。
盲腸は病気の進行度合いによって薬で散らすだけか、入院して手術が必要になるか大きく変わってきます。入院・手術が必要になると多くて30万円ほどの治療費がかかるため、大きな出費になることがわかります。
しかし、盲腸で入院しても高額療養費制度や入院・手術給付金を活かせば多くの金額をカバーすることができるでしょう。
一度盲腸になって入院・手術経験があっても加入できる保険はあります。大きな病気にかかったからこそ、次は備えておきたいという方は、ぜひ今回紹介した保険商品をチェックしてみてください。
また、まだ大きな病気はしたことが無いという方も、将来のためにぜひ保険加入を検討してみてくださいね。
盲腸は身近な病気なので、もしかしたら自分や家族もかかるかもしれないと考えたことがある方も多いと思います。
ですが、
「盲腸になると入院・手術が必要なの?」
「盲腸の治療に医療保険は適用されるの?どれくらいの費用がかかるの?」
など、考えれば考えるほどいろいろな悩みが出てきますよね。
そこで今回この記事では、盲腸について、
などを紹介します。
盲腸で手術をしたあとでも加入できる医療保険や共済や、盲腸に備える医療保険なども詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!