更新日:2021/05/24
痔の手術やジオン注射は医療保険の適用対象になるの?保険金の請求方法は?
内容をまとめると
- 痔の手術そのものは短時間で終わるものがほとんどで、30分程度
- 痔の手術費用の相場は6から7万円、健康保険が使えるので自己負担はそのうちの2割
- 手術の術式名を正しく確認して、保険の適用対象になるか確認する
- 公的な医療保険は、社会保険と国民健康保険があり、自己負担は3割となることが多くある
- 民間の医療保険では、加入の仕方によって日帰り入院や手術でも給付金が支払われるので、保険の内容を確認しておくとよい
- 日帰り手術でも給付金が受け取れる保険を探したい…という方は、無料保険相談を利用するのもおすすめ
- 無料保険相談を利用すれば保険のプロがあなたに1番あった保険を提案してくれます
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目次を使って気になるところから読みましょう!
痔は日帰り手術ができるって本当?治療費用はいくらかかる?
痔の種類には、切れ痔・いぼ痔・痔ろうの3つがあります。
いずれの痔の症状によって治療方法が変わってきますが、手術が必要となるケースは肛門の内部に痔核があり、排泄などに問題があるときなどのようです。
また、いぼ痔のケースでもいぼの大きさや生活に支障をきたしている場合に手術して切除する方法がとられる場合があります。
痔の手術や入院に関しては、デリケートな部分だけに誰にも相談できない人もいるでしょう。
- 痔の手術時間はどのくらいかかるの?
- 治療費の相場はいくら?
痔や肛門周囲膿瘍の手術は短時間で終わる
痔や肛門周囲膿瘍の手術は、患部の状態や症状によって異なりますが、ほとんど15分から30分程度で終わってしまうケースが多いようです。
また、手術を必要とせず坐薬や塗り薬で経過観察する場合もあります。
手術が必要とされるのは、痔核が肛門から出てしまい元に戻らないケースや日常生活に支障をきたしている場合、出血が多く貧血などを伴っている場合などです。
痔の手術は日帰りで行われることも珍しくなく、麻酔から覚醒すれば帰宅できます。
帰宅後は、短時間の手術であったとしてもやはり自宅で安静に過ごし、普通に食事がとれます。
翌日は、手術後の傷口のチェックや経過観察のために病院に行き、入浴・家事も自由にできるようになります。
痔で手術を受けた場合の治療費用の相場は?alta療法・ジオン注射の場合は?
痔で手術を受けたときの治療費用の相場は、6万円から7万円とされています。
手術をせず、注射で治療をおこなうalta療法(ジオン注射)の場合も5万円から6万円ほどです。
保険診療となる場合が多く、保険が適用されるので高額な治療費がかかることはありません。
手術に伴う費用と治療に必要や薬剤の費用を合わせても、このぐらいの金額で治療が行えます。
社会保険や国民健康保険に加入していれば、6万円から7万円のうちの自己負担額は3割となるので、1万円から2万円の範囲が自己負担となるでしょう。
痔の手術は日帰りで行う場合も多く、日帰り手術となったときでもこのぐらいの治療費になります。
痔は治療方法によって医療保険の適用になるかならないか変わる
痔の治療方法によっては、加入している医療保険の適用にならない場合があります。
オリックス生命保険の「新キュア」を例に適用になる手術方法を見てみましょう。
支払の適用が受けられる術式 | 支払割合 |
---|---|
痔核根本手術 | 入院給付日額の10倍 |
血栓摘出術 | 同10倍 |
結紮切除術 | 同10倍 |
痔瘻根治(根本)術 | 同10倍 |
脱肛(だっこう) 根本術 | 同10倍 |
根本術 | 同10倍 |
硬化療法(四段階注射法) | 同10倍 |
裂肛根治術 | 同10倍 |
上記以外でも特約を付加していると、範囲が広がります。
支払割合とは、入院給付金日額にかける倍率のことで、入院給付金が5,000円だったときは10倍をかけて5万円となります。
医療保険が適用されるのは、手術の術式の名前がきちんと確定していること。
手術の術式名が異なることで医療保険の適用対象外になる場合もあるので、正しい術式名を確認しておく必要があります。
術式や治療方法によっては、医療保険の適用対象外になる場合があるので注意しましょう。
痔の治療手術を受けた場合、医療保険ではどんな保障がある?
痔の治療は坐薬な塗り薬などで対処して治療を進めるケースもあります。
患部の状態によっては手術が必要になる場合もあり、手術をしたとしても日帰りで帰れることもありますが、症状によっては10日程度入院する場合もあるようです。
治療や手術にかかった費用を医療保険が保障してくれることが多くあります。
日本は保険制度が整っているので社会保険、国民健康保険などが使えます。
さらに、個人で民間の保険に加入していれば給付金がもらえるでしょう。
ここでは以下の内容を解説します。
- 公的な医療保険の保障
- 民間の医療保険の保障
公的医療保険の保障
公的な医療保険の保障は、病気やけがなどで病院を受診したときに利用できます。
日本では、国民皆保険となっているので加入者がサラリーマンの場合は社会保険、自営業者などの場合は国民健康保険に加入しています。
痔で治療や手術が必要になった場合でも、公的な医療保険の保障で受診できます。
医療費の自己負担は
年齢 | 自己負担割合 |
---|---|
6歳から69歳以下 | 3割負担 |
70歳から74歳以下 | 2割負担 |
75歳以上(低所得者など) | 1割負担 |
公的な医療保険でも高額療養費制度などがあり、実際にかかった治療や手術によって活用できる制度もあります。
高額療養制度とは、自己負担額が高額になったとき、一定の金額を超えた分があとで払い戻される制度です。
痔の手術の内容で自費診療(自由診療)になると、公的な医療保険は適用されません。
民間の保険を検討しておきたい…という方は、無料保険相談を利用するのもおすすめです。
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民間医療保険の保障
痔の治療手術後でも医療保険に入れる?おすすめの保険を紹介
以前の医療保険では、既往歴があったり持病があったりすると加入できないものが多くありました。
しかし、現在では既往歴や持病があっても加入できる医療保険が多く販売されており、加入できる年齢も80歳までのように高齢になってからでも入れる保険があります。
ここでは以下の医療保険を紹介します。
- アフラック「新やさしいEVER」
- オリックス生命「キュア・サポート・プラス
- メットライフ生命「フレキシィゴールドS」
アフラック『新やさしいEVER』
アヒルが出てくるCMでなじみがある方も多いと思いますが、アフラックはがん保険だけでなく、ほかの病気の入院や手術にも対応している保険です。
健康に不安がある方でも加入できるのが「新やさしいEVER」。
引受緩和型の保険なので、持病があったり既往歴があったりする場合でも加入ができ、加入時点で持病の治療をしているという人でも入れる保険です。
手術の保障範囲が広く先進医療のサポートを受けられ、痔の手術を受けたときでも適用されて手術給付金が受け取れます。
保障期間は一生涯となっているので、生涯にわたって保障を備えられます。
入院日額が5,000円のプランに加入した場合の保障は以下のようになります。
加入プラン | |
---|---|
入院日額(1日) | 5,000円 |
手術給付金(入院あり) | 1回5万円 |
手術給付金(入院なし) | 1回25,000円 |
放射線治療・先進医療 | 1回5万円 |
注意しなければならないのは、加入してから1年以内に給付金の支払い事由があった場合は、基本プランの半分の金額しか給付されません。
痔の手術をした人でも加入しやすい保険となっており、持病があったり手術歴がある人におすすめです。
※実際に加入できるかは保険会社にお問い合わせください。
オリックス生命『キュア・サポート・プラス』
オリックス生命の『キュア・サポート・プラス』は、引受緩和型医療保険。
引受緩和型の医療保険なので、手術歴や持病があっても入りやすい保険になっています。
保険に入る前から治療している病気が悪化しても給付金の対象になるので安心です。
病気やけがによる手術や入院の保障は一生涯続くので、高齢になってから入院や手術が必要になっても十分に備えられます。
1回の入院で60日まで保障が受けられて、通信して1,000日まで給付対象。
また、手術給付金では日帰り手術にの対応しているので、痔の手術を受けたときのも保障が受けられます。
先進医療を受けたときは最大2,000万円まで給付が受けられるので、先進医療にも備えられます。
入院日額5,000円のコースを選択した場合は、以下の保障が受けられます。
加入プラン | 入院日額5,000円 |
---|---|
病気・ケガの入院日額(1日) | 5,000円 |
手術給付金(入院あり) | 1回5万円 |
手術給付金(入院なし) | 1回25,000円 |
先進医療を受けたとき | 先進医療にかかる技術料と同額 |
- 30歳男性が5,000円コースに加入
- 保険料は、2,919円で加入
メットライフ生命『フレキシィ ゴールドS』
メットライフ生命の『フレキシィゴールドS』は、持病や既往症があっても加入できる医療保険。
持病があっても引受緩和型で告知の3つだけなので、治療中の持病や手術歴があっても入りやすいです。
保険に入る前から治療していた病気が悪化して、入院や手術をすることになっても適用されるので安心。
他社の保険会社に見られる契約してから1年以内は給付金が半額になるというものがありますが、『フレキシィゴールドS』、その縛りがなく1年目から給付金が全額受け取れます。
基本保障となる入院・手術、先進医療にプラスして健康祝い金、短期入院定額保障、通院保障、三大疾病の入院保障延長の特約をつけると、より充実した内容にできるでしょう。
加入プラン | 入院日額5,000円 |
---|---|
病気・ケガの入院日額(1日) | 5,000円 |
手術給付金(入院あり) | 1回5万円 |
手術給付金(入院なし) | 1回12,500円 |
放射線治療 | 1回5万円 |
骨髄ドナー治療 | 1回25,000円 |
- 30歳男性が入院給付金5,000円のプランに加入
- 保険料は3,150円
まとめ:痔の手術は医療保険の適用対象になる?
痔の手術は、医療保険の適用対象になる場合が多いことをこの記事では紹介してきました。
痔はデリケートな部分でもあるので、誰にも相談できずに症状に悩んでいる方も多いようです。
また、病院に行くにしても「肛門科」に行くというのは、敷居が高いようで症状がひどくなってから病院に行くという場合もあるでしょう。
今回の記事では以下の内容を解説しています。
- 痔の手術は日帰りでできるケースが多い
- 痔にかかかる治療費の相場は6万円から7万円
- 治療法のよっては医療保険の適用が受けられない場合もある
- 医療保険は、公的医療保険と民間の医療保険の2つがある
- 痔の手術後でも入れるおすすめの医療保険
痔の症状があっても、あまり症状が重くないと「大丈夫か」と自己判断で自然に治るのを待つ人も多いようです。
しかし、排便のたびに症状が気になる人や症状が重くなってから病院を受診しよう、という気持ちになる人もいるでしょう。
病院で治療を受けたときに「手術が必要です」と言われたときに
と不安や疑問に思うことも多いでしょう。
痔の手術となったときには、健康保険の適用が受けられるものか気になりますし、加入している保険があれば、給付金がもらえるのか心配になりますよね。
そこで今回は、痔の手術について
などについて解説していきます。
すでに加入している生命保険や医療保険から受け取れる入院・手術給付金が受け取れるのか、健康保険の適用が受けられるのか、気になる内容を解説しています。
ぜひ、最後までお読みください。