更新日:2021/04/27
妊婦検診の頻度は?初回はいつから?間隔や早めに行っても大丈夫か解説
内容をまとめると
- 初回の妊婦検診は、妊娠5週目から6週目に受けると良い
- 妊婦検診の頻度は、妊娠初期は4週間に1回、中期は2週間に1回、後期は1週間に1回
- 仕事をしている方の妊婦検診は、通院休暇を利用すると業務中の受診が認められる
- 公的な助成制度を利用すると、健診にかかる費用の負担を減らせる
- 妊婦検診にかかる費用や助成制度に不明なことがあれば、無料保険相談で相談してみるといい
- 今ならスマホ1台で相談できる無料オンライン相談があるので便利
目次を使って気になるところから読みましょう!
妊婦検診、初回はいつ行けばいい?どんなことをするの?
夫婦の間に子どもができたときは、とても嬉しく感じられると思います。
ましてや子どもを希望していれば、その喜びは今までの人生のなかで一番嬉しいことなのではないでしょうか。
女性は妊娠をすると、お腹のなかの赤ちゃんが順調に育っているかを確認するため、定期的に妊婦健診を受ける必要があります。
しかし初めて出産をする方は、初回の妊婦健診に行く時期や、健診で診察される事項、健診を受ける頻度などがわからずに不安に思われるでしょう。
そこで下記では、
- 初回の妊婦健診の時期
- 初回の妊婦健診の内容
妊婦検診の初回の目安
初めて妊婦健診に行く目安は、妊娠5週または6週始め頃が目安です。
5週目となると、その月の生理予定日から約1週間後となるので、生理が遅れていてかつ妊娠が疑わしい場合に受診をすると、正しい結果を得られます。
よくある事例として、妊娠検査薬で陽性が出て(妊娠4週目頃)すぐに病院を訪れる方が多く見られます。
しかしあまりにも早く受診をしてしまうと、胎嚢が確認できず妊娠していると正しく判断をすることができない場合もあります。
なお、妊娠検査薬の陽性は正しい妊娠をしているとは限りません。
なかには、卵管などに着床する「異所性妊娠」をしている可能性もあり、発見が遅れると卵管の破裂などによって命に危険を及ぼします。
異所性妊娠などを早めに見つけるためにも、妊娠検査薬の結果にこだわらず、初回の妊婦健診は妊娠5週または6週始め頃に行くことをおすすめします。
初回の妊婦検診の内容
- 問診
- 尿検査
- 内診・触診
- 超音波検査
妊娠初期・中期・後期の妊婦検診の頻度・間隔は?検査内容と費用も解説
ここまでは、初めて妊婦健診に行くタイミングと、初診の内容を解説してきました。
正常な妊娠がわかると、次は定期的に妊婦健診を受けていくこととなりますが、どのぐらいの頻度で病院に通うのでしょうか。
お仕事をされている方にとっては、業務との兼ね合いもありますが、頻度は妊娠が進むにつれて異なっていきます。
なお初診以降の検査内容と、受診にかかる費用を知りたいですよね。
下記では、
- 妊娠初期の受診頻度
- 妊娠中期の受診頻度
- 妊娠後期の受診頻度
妊娠初期の頻度(~23週):4週間に1回
まず23週目までの妊娠初期段階は、4週間に1回の頻度で妊婦健診を受けます。
2回目の健診の頃には血液検査を行いますが、下記のように必須項目と任意のものがあります。
【必須】
- 血液一般(CBC)
- 血液型
- Rh式
- 梅毒血清反応
- HBs抗原
- HIV抗体
- HCV抗体
- HTLV抗体
- 風疹
- トキソプラズマ
- 血糖値
- 生化学検査
- 凝固系検査
- 不規則性抗体
- 間接クームス
この他、子宮頸がん検査と超音波検査、クラミジア検査等を行い、母体が健康であるかを診断していきます。
なお妊娠初期の妊婦健診にかかる費用は、医院によっても差はあるものの、初診は10,000円から20,000円程度、2回目以降は5,000円から8,000円程度であることが一般的です。初診は検査が多く、最も費用が掛かることを覚えておきましょう。
検査内容について、詳しくは「妊婦健診Q&A」を参照してみてください。
妊娠中期の頻度(24週~35週):2週間に1回
24週から35週までの妊娠中期は、2週間に1回の頻度で妊婦健診を受診します。
赤ちゃんが育ってきているので、初期に比べると頻度が短く設定されていますね。
妊娠中期の検査内容は、基本的な身体検査と健康状態の把握、保健指導は毎回行うものの、この他に必要に応じて下記の検査を受けます。
- 血液検査(血算、血糖)
- B群溶連性レンサ球菌
- 超音波検査
妊娠後期の頻度(36週~出産):1週間に1回
36週から出産までの妊娠後期は、1週間に1回の頻度で受診をします。
この時期になると頻度は増えるものの、お仕事をされている方は産休に入れるので余裕をもって受診ができるのではないでしょうか。
妊娠後期の妊婦健診では、健康状態の把握や外診、保健指導は欠かさず行っていき、さらに必要に応じて
- 血液検査(血算)
- 超音波検査
を行います。
この他、内診が検査項目に加わり、胎児の頭の位置や子宮の入り口の固さや位置を確認して、出産の時期を予測していきます。
なお費用については、2回目以降と同様に5,000円から8,000円であることが一般的です。
妊娠後期になると、いつ陣痛が起きてもおかしくないので、受診の頻度を増やして健康を見守ることが大切です。
妊婦検診日の都合が悪い場合、早めに行っても大丈夫?
検診予定日の1週間前などに行ってしまうと早すぎると言われてしまうかもしれませんが、1~3日早めにいくだけなら特に問題はありません。
念のため電話でも早めにいって問題ないか確認しておくとより安心でしょう。
妊婦検診について不明なことがあれば、無料保険相談で相談してみるといいでしょう。スマホ1台で相談できる無料オンライン相談で簡単に相談できます。
妊婦検診、2週間に1回は多い!行かないとどのようなリスクがある?
出産が近づくにつれて、妊婦健診の頻度が2週間に1回、さらに1週間に1回とだんだん増えていきます。
- 妊婦健診に行かないリスク
- 通院休暇を取得しよう
妊婦検診に行かないと病気などの早期発見が遅れる
仕事がある場合は通院休暇を使うのがおすすめ
妊婦検診にかかる費用は公的制度による助成がある!
妊婦健診を受けるには、2回目以降の受診で5,000円から8,000円の費用が掛かることを上述させていただきました。
- 妊婦健康診査費用補助券
- 償還払い制度
- 医療費控除
妊婦健康診査費用補助券
償還払い制度
お金が後から還付されるのでとても便利な制度ですが、利用する前には必ず自治体に相談をしましょう。
医療費控除
・
- 妊婦健診費用
- 検査費用
- 交通費
妊婦検診の頻度や費用まとめ
この記事では、妊婦健診の頻度や費用について解説してきましたがいかがでしたか。
- 妊婦健診は、お母さんと赤ちゃんの健康を守るために行われる。目安としては、妊娠5週目から6週目に初回の受診を受けると良い。
- 妊婦健診は、妊娠周期が進むにつれて頻度が増える。仕事をしている方は通院休暇を利用すると、業務中の受診が認められる。
- 公的な助成制度を利用すると、健診にかかる費用の負担を減らせる。
出産が分かると定期的に妊婦健診を受けて、お母さんと赤ちゃんの健康を見守っていくと思います。
妊婦健診は月に1回程度から始まり、出産に向けて回数が多くなるため、特に仕事をしている方であれば半日程度のお休みをもらわなければならず、業務に支障をきたすことを懸念されるのではないでしょうか。
それでは、なぜ妊婦健診の頻度は多いのでしょうか。
また健診を定期的に受けないと、どのような影響が出てくるのか気になりますよね。
そこでこの記事では、「妊婦健診の頻度と受診の内容」について
の4点を解説していきます。
この記事を読んでいただければ、初めて出産をする女性の方に妊婦健診の必要性を実感していただけると思います。
また健診にかかる費用の助成制度も解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。