更新日:2023/05/30
扁桃腺手術は保険適用になる?民間の医療保険や県民共済を調べてみた
- お金と時間はどれくらいかかる?扁桃腺手術をする前に知っておくべきこと
- 民間保険は給付の対象とならない?公的医療保険制度と民間保険について
- 手術給付金がでるおすすめの民間保険とは?
- シミュレーションで解説。民間保険の手術給付金
内容をまとめると
- 扁桃腺手術には入院が必要でそれなりのお金もかかる
- 扁桃腺手術を受ける際には高額療養費制度の申請が有効
- 扁桃腺の手術は民間の保険では基本的に給付対象外
- 扁桃腺手術を受ける際の保障の悩みは難しい分野だからこそプロに相談することが大切
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会にお金の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
扁桃腺手術(摘出手術)にかかる費用や入院期間はどれくらい?
- 手術を受けるべきケース
- 手術にかかる費用と日数
扁桃腺を切除する必要があるときとは?子供の場合は年齢による
扁桃腺手術は、必ずしも行ったほうが良いというわけではありません。年齢や症状によっても変わってきます。
まず
- 扁桃腺が大きすぎて、呼吸や発声に影響を及ぼしている
- 扁桃腺炎がリウマチ熱や心内膜炎など合併症を引き起こす危険性がある
- 慢性化している(年に数回以上の炎症を起こしている)
扁桃腺手術にかかる費用と入院期間は?日帰り手術は可能?
摘出手術を考えていたとしても、当然お金の問題もありますし、日常生活から離れるわけですから、入院日数なども気になるところです。
実際、扁桃腺手術の費用は、おおむね10万円から17万円かかると言われています(医療費の自己負担割合が3割の場合)。
また、入院日数は個人差(回復度合い)もありますが、5日以上はかかると見ておくべきでしょう。基本的に日帰りでの手術はあり得ないということになります。
つまり、扁桃腺手術には、それなりの金額と日数を要するということになりますね。
扁桃腺手術は保険適用になる?公的医療保険と民間の医療保険で比較
扁桃腺手術は、それなりの費用がかかります。当然、保険の対象か否かで自己の負担額も大きく変わってきます。
ここからは
- 高額療養費制度は利用可能
- 民間の医療保険では対象外となることが多い
公的制度の高額療養費制度は利用可能
医療費の自己負担割合は、所得や年齢によっても異なりますが、最大で3割です。残りの7割は、公的医療保険から支払われるためです。もちろん、扁桃腺手術にも適応され、医療費の全額を負担することはありません。
ですが、前述のとおり、扁桃腺手術は、3割負担でも10万円以上、場合によっては15万円以上かかるケースが多いです。
そのため、高額療養費の払い戻し制度を利用することがおすすめです。
高額療養費制度とは、同じ月の医療費の自己負担限度額を超えた金額について、還付が受けられるという制度です。
自己負担限度額は、標準報酬月額(簡単に言うと月収の平均)によって決まりますが、70歳未満の方で、24,600円~140,100円となっています。
民間の医療保険では手術給付金の対象外になる場合が多い
一方で、民間保険に関しては、扁桃腺手術が手術給付金の対象外となるものが多いです。
生命保険協会では、1,000種類の手術を手術給付金の対象としていますが、扁桃腺手術はその対象外になります。扁桃腺自体は人体に悪影響を及ぼすものではないという認識のためです。
保険会社によって違いはありますが、手術を目的とした入院については、入院給付金の対象となることが多いです。入院保険金は、あくまで治療を目的とした入院に関して支給されるものだからです。
まとめ
ここまで解説しましたが、いかがだったでしょうか。
残念ながら、扁桃腺手術は基本的には民間の医療保険の対象外になっています。
ただ他の病気と同様、高額療養費制度は利用できますので、自己負担額は24,600円~140,100円程度になります。忘れずに申請するようにしましょう。