持病があっても入れるこくみん共済を紹介! デメリットや告知項目を解説!

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。
持病や既往歴がある方のなかで、保険の加入は難しいとあきらめておられる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、最近では持病や既往歴のある方でも加入しやすい保険も数多く販売されているのをご存知ですか?

また、持病があっても加入しやすい保険は民間の保険会社だけでなく、こくみん共済でも販売されているのです。

こくみん共済は非営利事業のため、割安の掛金でバランスのよい保障が人気です。そんなお得感のあるこくみん共済で持病の方でも入れる共済があるのは、入院や手術などの経験がある方にとっては朗報ですよね。

そこでこの記事では、
  • 引受基準緩和型保険のメリットとデメリット
  • こくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」の内容
  • 総合医療共済「終身引受基準緩和型プラン」の内容
  • 告知義務違反に関する注意点
について、それぞれわかりやすく解説していきます。

いままで、持病のために保険の加入をあきらめていた方、また、こくみん共済に持病があっても入れる共済があることをご存じなかった方にとって、役立つ情報をご紹介できると思います。

ぜひ最後までお読みください。 

内容をまとめると

  1. 引受基準緩和型保険のメリットは、告知項目の数が少なく、加入しやすい
  2. デメリットは、保険料が高く、保障の制限がある
  3. こくみん共済の引受基準緩和型の共済には、こくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」と総合医療共済「終身引受基準緩和型プラン」の2種類がある
  4. 告知した内容が事実と異なる場合は告知義務違反となり、契約が解除される
  5. うっかり告知し忘れた場合でも告知義務違反となる場合がある
  6. 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒に複数の保険を比較して入る保険を決められる
  7. いまならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
おすすめ保険相談窓口はこちら
マネーキャリア相談
相談員の数は業界トップクラス&ベテラン揃い
保険見直しラボ
最大31社の保険商品を比較可能

こくみん共済には持病持ちでも入れる保険がある


こくみん共済には、持病や既往歴のある方でも加入できる共済として、以下の2つの共済があります。

  • こくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」
  • 総合医療共済「終身 引受基準緩和型プラン」


どちらにも「引受基準緩和型」という名称がありますが、「引受基準緩和型」とは、通常よりも告知内容を簡単にしたもの、つまり文字通り、引き受ける基準を緩和したタイプの保険のことです。


具体的には、3つ程度の簡単な告知内容に該当しなければ申し込むことができます。医師の審査なども必要ありません。


従って、持病があったり、過去に病気をしたことのある方でも、これらの告知内容に該当しなければ加入できるというわけです。


ただ、こくみん共済で引受基準緩和型の共済があるのは医療共済のみで、せいめい共済には引受基準緩和型はありませんので、注意してください。

そもそも引受基準緩和型の保険とは?メリット・デメリットを紹介


こくみん共済にも持病のある方にも入れる引受基準緩和型の医療保険があることをご紹介しました。持病のある方にとっては、ひとまず安心できますね。


引受基準緩和型の保険の最大のメリットは、持病のある人でも入りやすいことですが、その他にも、持病や既往症も保障されるのも大きなメリットです。


一方で、通常の保険に比べて保険料が高い保障が制限されるなどのデメリットもあります。


そこで以下では、

  • メリット:告知内容が少ないので加入しやすい 
  • デメリット:保険料が高く保障の制限がある

について、個別にご説明していきます。

メリット:告知事項が少なく加入条件がゆるい

メリットはなんといっても、「病気でも入れる保険」ということでしょう。


前述したように、通常の保険と比較して告知内容が簡単で3つ程度の告知内容に該当しなければ、持病があったり、入院や手術の経験がある方でも申し込むことが可能です。


告知内容は個々の保険によって多少異なりますが、概ね、以下のような内容が多いです。

  1. 3ヶ月以内に、入院・手術・検査をすすめられた
  2. 2年以内に、入院・手術をした
  3. 5年以内に、がん・肝硬変などで診察・検査・治療・投薬を受けた

持病や既往歴があったとしても、これらに該当しなければ申し込むことができます。


また、こくみん共済の引受基準緩和型の2つの共済のメリットとしては、

  • 保障が一生涯続く
  • 事故で所定の障害の状態になった場合、以降の掛金の払い込みは不要

などがあります。


入るときは入りやすく、入った後は保障が一生涯続くと思うと、持病のある方にとって非常に心強いといえますね。

デメリット:保険料が高く制約が多い

一方のデメリットについては、通常の保険よりも保険料が高いということです。先にご説明したように、持病のある方は健康な方よりも病気のリスクが高いため、どうしても保険料は割高になってしまいます。


例えば、こくみん共済の通常の医療共済の「終身医療保障タイプ」と「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」の30歳男女の掛金を比較すると以下のように、引受基準緩和タイプの方が高くなっています。

 30歳男性 女性
終身医療保障タイプ 2,080円 2,050円
終身医療保障 引受基準緩和タイプ  3,280円 3,410円


その他には、契約から1年以内などの一定期間は、給付金が半額になるなどの制限があります。


こくみん共済の引受基準緩和型の共済の場合も、契約から1年以内に支払事由が発生した場合、共済金は半額になってしまいます。


掛金が高いことだけでなく、1年以内の共済金は半額になってしまうことに関しても、加入時にしっかり理解しておくことが大切です。

持病があっても入れるこくみん共済の引受基準緩和型医療保険を紹介


次に、こくみん共済のなかのこくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」と総合医療共済「終身引受基準緩和型プラン」について、以下の内容をご紹介していきます。

  • 加入年齢と告知内容
  • 保障内容と掛金

かなり盛りだくさんですが、どれも大切な内容ですので、しっかりチェックしてみてくださいね。

こくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」

最初に、こくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」についてご紹介します。


加入年齢

  • 15歳~80歳

40代や50代などは生活習慣病、また60代以降はがんの罹患率などが高くなる傾向にあります。高齢になるにつれ病気になるリスクは高くなるので、80歳まで申し込めるのは安心といえるでしょう。


告知内容

以下の3つの内容に該当しなければ申し込むことができます。

  1. 現在入院中である。または、入院、手術をすすめられている
  2. 2年以内に続けて7日以上の入院をした
  3. 5年以内に、がんまたは肝硬変で診断、治療、投薬、入院、手術をした


特徴

  • 保障は一生涯続く
  • 事故で所定の障害の状態となった場合、以降の掛金の払い込みは不要
  • 持病の悪化も保障

持病の保障まであるのは、非常に心強いですね。


保障内容

  • 入院:日額5,000円(日帰りから60日、通算1,000日)
  • 手術:1回につき5万円
  • 放射線治療:1回につき5万円(60日に1回を限度)
  • 先進医療(特約):技術料を実費(通算1,000万円)

ただし、契約後1年以内はこれらの共済金は半額になります。


掛金

30歳から80歳までの男女別の月額掛金(先進医療特約含む)をご紹介します。

男性 女性
30歳 3,280円3,410円
40歳 3,780円3,700円 
50歳 4,550円4,180円
60歳 5,640円5,020円
70歳 7,310円6,460円
80歳 10,000円 8,870円

先進医療特約を付加しない場合は、これらの金額から200円少なくなります。ただ、月額200円で先進医療の保障があると思えば、付加しておく方が安心かもしれませんね。


先進医療特約の保障期間は10年ですが、自動更新することで一生涯の保障となります。 

総合医療共済「終身引受基準緩和型プラン」

次に、総合医療共済「終身引受基準緩和型プラン」についても同様に見ていきましょう。

 

加入年齢

15歳~80歳


告知内容

以下の3つの内容に該当しなければ申し込むことができます。

  1. 現在入院中である。または、入院、手術をすすめられている
  2. 2年以内に続けて7日以上の入院をした
  3. 5年以内に、がんまたは肝硬変で診断、治療、投薬、入院、手術をした


特徴

  • 保障は一生涯続く
  • 事故で所定の障害の状態となった場合、以降の掛金の払い込みは不要
  • 持病や既往症の悪化も保障


加入条件や告知内容、特徴については、先にご紹介したこくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」と同じですね。


保障内容

  • 入院:日額3,000円~10,000円(日帰りから60日、通算1,000日)
  • 手術:1回につき入院日額の10倍
  • 放射線治療:1回につき入院日額の10倍(60日に1回を限度)
  • 先進医療(特約):技術料を実費(通算1,000万円)

こくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」と異なるのは、入院日額が3,000円~10,000円まで1,000円単位で選べることです。


その他の共済金の割合は、こくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」と同じです。また、契約後1年以内は、これらの共済金が半額になることも同じです。


掛金

男女別、年齢別に、入院共済金3,000円と5,000円の月額掛金(先進医療特約含む)をご紹介します。

男性 3,000円  5,000円
30歳 2,048円  3,280円
40歳 2,348円 3,780円
50歳 2,810円 4,550円
60歳 3,464円 5,640円
70歳 4,466円 7,310円
80歳 6,080円 10,000円


女性 3,000円 5,000円 
30歳  2,126円 3,410円
40歳  2,300円 3,700円
50歳  2,588円  4,180円
60歳 3,092円 5,020円
70歳  3,956円  6,460円
 80歳  5,402円  8,870円

入院共済金5,000円の場合の月額掛金は、こくみん共済「終身医療保障 引受基準緩和タイプ」と同じになっています。


持病や既往症がある方は、こくみん共済に加入する際の告知義務違反に要注意!


引受基準緩和型の保険は、3つの簡単な告知内容に回答するだけで加入できることをお伝えしましたが、簡単な内容だからといっていい加減に答えてはいけません。


例えば、契約者が保険金を請求した際に、保険会社はその詳細について調査しますが、その際に告知した内容が事実と異なっている場合、告知義務違反とみなされてしまいます。


また、その虚偽の内容が重大な場合は、詐欺罪とみなされる可能性もあるのです。


告知義務違反と判断された場合、どうなってしまうのでしょうか。


告知義務違反が契約日から2年以内に発生した場合は、こくみん共済の場合、以下のような措置がとられます。


  • 契約が解除される
  • 請求した共済金は支払われない
  • 支払った掛金も返還されない


これらを鑑みると、告知内容にはきちんと正確に答えなければならないことがおわかりいただけると思います。


ただ、わざとではなく、うっかり忘れていたり、勘違いによって異なる内容を告知してしまうこともあるかもしれません。しかしながら、このような場合でも、告知義務違反と判断されてしまう可能性があります。


この場合、間違ったことに気づいた時点ですぐに保険会社にその旨を連絡するようにしてください。


ちなみに、こくみん共済では告知した内容が不十分とみなされた場合、再度、告知を依頼されるようです。

おすすめ保険相談窓口はこちら
マネーキャリア相談
相談員の数は業界トップクラス&ベテラン揃い
保険見直しラボ
最大31社の保険商品を比較可能

おすすめの記事